JPH0794786B2 - ケース類の錠 - Google Patents

ケース類の錠

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JPH0794786B2
JPH0794786B2 JP1222618A JP22261889A JPH0794786B2 JP H0794786 B2 JPH0794786 B2 JP H0794786B2 JP 1222618 A JP1222618 A JP 1222618A JP 22261889 A JP22261889 A JP 22261889A JP H0794786 B2 JPH0794786 B2 JP H0794786B2
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清靖 和気
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美和ロック株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明はケース類の錠に関し、特に旅行の際に使用され
るスーツケースあるいはトランクなどケース類に用いら
れる錠に関する。
「従来の技術」 従来、この種の錠の一実施例としては実公昭58−17092
号公報に開示されたものがある。
しかして、上記実施例の構成を要約すると、ケース本体
に固定的に取付けられた錠主体と、この錠主体に一端部
が枢支ピンを介し枢支された操作金具と、前記錠本体内
にバネで一方向に常時付勢された状態で一方側が設けら
れ、かつ、他方側が2個のピンおよび中介片を介し前記
操作金具の中央部寄りの位置に連結された摺動係止板と
から成り、前記操作金具には蓋体と係合する係止鉤を有
する錠匣が設けられていた。
しかしながら、上記構成のケース錠にあっては、次に列
挙するような欠点があった。
操作金具が中心の枢支ピンを支点に回動するように設
けられ、かつバネで付勢された摺動係止板により回動す
る中介片を介し、押し上げられるように成っているた
め、万一錠匣の掛止鉤が解錠状態になっている時ケース
に振動が加わると、操作金具が「パチン」と上方に回動
し、その結果、蓋体が「パタン」と開き、整頓して収納
した収納物がバラバラになることがしばしばあった。
錠匣の掛止鉤は、ケース本体の上方から挿入するキー
を回動操作することにより解錠される。
しかし、前記錠匣のキーの挿入孔からゴミ、水などが入
り易くし、したがって、ケース錠自体の耐久性に悪影響
を与えると言う問題点があった。
「本発明の目的」 本発明は以上のような従来のケース錠の欠点に鑑み、ケ
ースを「ドン」と置いた時その振動により、操作金具と
しての錠本体が不意に上方に回動して蓋体が開かないよ
うにし、またキーの挿入孔からゴミ、水などが入るのを
防止することができるケース類の錠を得るにある。
「本発明の目的を達成するための手段」 本発明のケース類の錠は、ケース本体に固定的に取付け
られる取付金具と、この取付金具に内装されたバネ部材
により常時一方向に付勢されたスライド片及び複数個の
枢支ピンにより枢支された中介片とを介し、前記取付金
具に対し前記バネ部材のバネ力を利用して回動起立する
錠本体とから成るケース類の錠に於いて、前記錠本体の
他方側あるいは自由側端部にバネにより常時一方向に付
勢され、かつ蓋体と垂直状態で係合する係止部を有する
係合片を枢支し、また係合片を所要角度まで回動させて
蓋体との係合状態を解除すると共に、錠本体の側壁と係
合して錠本体を回動起立させる係合突起を有する操作片
を係合片に装着したことを特徴とする。
「本発明の実施例」 以下、図面に示す実施例により本発明を詳細に説明す
る。
第1図ないし第11図に示す一実施例において、1は主と
して旅行の際に使用されるスーツケースで、このスーツ
ケースは把手を有するケース体2と蓋体3とがある。4
は前記ケース本体2の上壁部左右に対向して取付けられ
た1対のケース類の錠である。この左右の錠4は同一構
成なので、便宜上一方のみについて説明する。
まず、5はケース本体2の上壁部2aに固定的に取付けら
れた枠状の取付金具で、この取付金具5の底壁はアーム
状に延設し、その先端部には枢支部5aが形成されてい
る。6は前記取付金具5内に摺動可能に設けられたスラ
イド片で、このスライド片6は取付金具に内装されたバ
ネ部材7により常時一方向に付勢されている。8は一方
側端部が前記取付金具5の枠部から突出するスライド片
6の突出端部に第1枢支ピン9を介して枢着された錠本
体で、この錠本体8は、第2図で示すように一端部が前
記取付金具の枢支部5aに第2枢支ピン10を、一方、他端
部が錠本体8の一方側端部寄りの部位に横設軸架された
第3枢支ピン11によりそれぞれ枢支された中介片12を介
し、前記第1枢支ピン9を支点に回動可能に設けられて
いる。しかして、錠本体8は少なくとも他方側端部ある
いは自由側端部に板状のキー13(第9図参照)を水平方
向に受け入れることができるキー挿入孔14を有し、また
スーツケースの蓋体3と掛合しかつ前記キー13の挿入行
為によって蓋体との掛合状態が解消される掛止鉤15を有
する。
なお、錠本体8の回動機構は、上述した構成以外に実公
昭58−17092号公報で示された構成でも良い。すなわ
ち、錠本体8の一方側端部を取付金具5に適宜に枢支
し、一方、錠本体8の一方側端部寄りの部位と適宜に延
設されたスライド片6の枢支部とを中介片12を介し連結
する構成である。要するに、この種の錠4は、ケース本
体に固定的に取付けられる取付金具と、この取付金具に
内装されたバネ部材により常時一方向に付勢されたスラ
イド片及び複数個の枢支ピンにより枢支された中介片と
を介し、前記取付金具に対し前記バネ部材のバネ力を利
用して回動起立する錠本体とから成るものであれば良
い。
次に本発明の要部あるいは主要部について説明する。す
なわち、16は錠本体8の他方側端部に水平軸17を介して
枢支された係合片で、この係合片16は前記水平軸17に巻
装されたバネ18により一方向に付勢され、上端部が常時
キー挿入孔14を閉じるように垂直状態に保持されてい
る。しかして、この係合片16は第8図で示すように全体
として垂直型に形成され、キー挿入孔14を閉じるように
臨む上端部19には前記水平軸用の軸孔20が設けられ、上
端部の外壁面はテーパ状に形成されている。また上端部
と連結する中央部21の外壁面には前述したバネ18の一端
部18aが嵌り合う細溝22が形成されていると共に、その
左右側壁面には小さな短軸23がそれぞれ突設されてい
る。さらに中央部21と連設する下部には細幅中央部24を
介し左右に係止部25が形成されている。これらの係止部
25はバネ18のバネ力により係合片16の内壁面が錠本体8
の底壁端縁と当接し、係合片16が垂直状態にある時第2
図、第10図で示すように蓋体3の係止板3aと係合する。
26は接合片16の外側に回動可能に装着され、かつ係合片
16を所要角度まで回動させて蓋体3との係合状態を解除
すると共に、錠本体8の側壁8a、8aと係合して錠本体を
回動起立させる係合突起27を有する操作片である。しか
して、この操作片26は第8図で示すように全体としてT
字型に形成され、係合片16の中央部21の両側壁を挾む左
右の対向する垂直壁28には前述した水平軸17が挿通する
軸孔29が設けられ、また垂直壁28のこれらの軸孔29より
も下方の部位には前述した係合片の短軸23と係合する比
較例長孔の係合孔30が形成され、また垂直壁28の軸孔29
付近の中央下部には前述した係合突起27が形成されてい
る。さらに、操作片26の上壁31の内端部は操作片26を係
合片16に短軸23および係合孔30を介して装着した際に係
合片16の上端部19の外壁面と当接するように切欠32され
ている反面、外端部は左右に突出8aしている。
なお、34は錠本体8の両側壁28に形成された水平軸17用
の軸孔、また35は前記両側壁8aの内面にそれぞれ形成さ
れた操作片の係合突起27と係合する係合切欠部、さらに
36は錠本体8の自由端部に適宜に形成されたバネ18の他
端部18bを受ける切欠受止め部である。
「作 用」 上記構成にあっては、錠本体8が取付金具に5に対して
水平状態である時、すなわち、錠本体8が第2図で示す
実線の位置にある時は、スライド片6はバネ部材7のバ
ネ力に抗して取付金具5の枠部内に後退している。一
方、錠本体8の係合片16はバネ18のバネ力により垂直状
態となっており、その係止部25は蓋体3の係止板3aと係
合状態にある。
したがって、錠本体8の掛止鉤15が蓋体3に対して解錠
状態になっている時にスーツケース1に振動が加わって
も、係合片16が回動しない限り蓋体3は開放しない。
しかして、錠本体8が解錠状態の時に蓋体3を開けよう
とする場合は、操作片26の外端部に指を掛け、操作片26
を引き上げる。そうすると、第11図で示すように操作片
26は水平軸17を支点に回動し始め、この時操作片26は操
作片26の係合孔30を介して係合片16を操作片の回動方向
へ引く。したがって、係合片16は操作片と同様に水平軸
17を支点として回動し、その係止部25は蓋体3の係止板
3aから外れる。ところで、操作片26は所要角度まで回動
すると、その係合突起27が錠本体8の係合切欠部35と係
合し、それ以上は回動しない。しかして、操作片26をさ
らに引き上げようとすると、操作片26は前記係合突起27
を介し錠本体8の自由側端部を引き上げる格好となる。
そうすると、錠本体8は第1枢支ピン9を支点にスライ
ド片6に押されながら回動し、第2図で示すように中介
片12が仮想線の位置へ「パチン」と立ち上り、錠本体8
は回動起立する。
この回動起立した錠本体8を元の状態に戻す時は、錠本
体8の上面を指で押すと、スライド片6がバネ部材7の
バネ力に抗して後退し、かつ中介片12が倒れ、錠本体8
が取付金具5と水平状態になる。
なお、錠本体8が施錠状態にある時は、第9図で示すよ
うにキー13をキー挿入孔14から挿入すると、操作片26は
そのままの状態であっても、係合片16のテーパ状上端部
19がキー13に押され、その結果、係合片16が水平軸17を
支点に回動し、蓋体3との係合状態が解消される。
「異なる実施例」 次に本発明の要部あるいは主要部の異なる実施例につき
説明する。なお、前記本発明の実施例と同様に同一部分
には同一の符号を付すことにする。
第12図および第13図の実施例に於いて、前記本発明の実
施例と主に異なる点は操作片26Aである。すなわち、こ
の操作片26Aを前記実施例の操作片26と比較すると、上
壁31Aの内端部に切欠を形成せず、またその外端部も当
該両側壁から突出せず、したがって、第12図で示すよう
に平面から見ると上壁31Aが矩形状に形成され、その外
端部は錠本体8の両側壁8a、8aの端面まで突出していな
い。この実施例の場合は前記本発明の実施例よりも操作
片26Aに指を掛ける部位が少なくなるが、作用・効果は
前記本発明の実施例と同じである。
第14図の実施例に於いて、前記本発明の実施例と主に異
なる点は係合片16Aである。すなわち、この係合片16Aを
前記実施例の係合片16と比較すると、係合片16の係合部
25がストレート型であるのに対し、係合片16Aの係合部2
5Aは鉤状に形成されている点である。この場合蓋体の係
止板3bの端部を前記係合部25Aに対応してL型状に折曲
形成するのが望ましい。なお、第15図は、第13図で示し
た操作片26Aと第14図で示した係合片16Aとを組み合せた
実施例を示す。
上記のように鉤状の係合片16Aを使用した場合には、ス
ーツケースに非常に強い振動が加わっても、係合片16A
は容易に回動しないので、蓋体が不意に開放する恐れが
ほとんどない。
「本発明の効果」 以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に
列挙するような効果がある。
(1)錠本体の自由側端部にバネにより常時一方向に付
勢され、かつ、蓋体と垂直状態で係合する係止部を有す
る係合片を枢支したので、錠本体が解錠状態の時にスー
ツケースに振動が加わっても、錠本体が不意に回動起立
し、蓋体が開放するのを極力防止することができる。
(2)また係合片を所要角度まで回動させて蓋体との係
合状態を解除すると共に、錠本体の側壁と係合して錠本
体を回動起立させる係合突起を有する操作片を係合片に
装着したので、錠本体を回動起立させようとする時は単
に操作片に指を掛けて引き上げるだけで良い。
(3)その他係合片が蓋体と係合状態にある垂直時、係
合片の上端部がキー挿入孔を閉じるように臨んでいるの
で、錠本体にゴミ、水などが入らない。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第11図は本発明の一実施例を示す各説明図
である。詳しくは、第1図は使用状態の一例を示す平面
図、第2図は錠本体の回動起立の状態を示す説明図、第
3図は錠本体の平面図、第4図および第5図は錠本体の
正面と内部を示す各説明図、第6図および第7図は錠本
体の底面と右側面を示す各説明図、第8図は要部あるい
は主要部を示す斜視図、第9図は錠本体にキーを挿入し
た場合の説明図、第10図および第11図は要部あるいは主
要部の各説明図である。また第12図ないし第15図は本発
明の要部あるいは主要部の異なる実施例を示す各説明図
である。 2……ケース本体、3……蓋体、 5……取付金具、6……スライド片、 7……バネ部材、8……錠本体、 12……中介片、13……キー、 14……キー挿入孔、15……掛止鉤、 16、16A……係合片、17……水平軸、 18……バネ、23……短軸、 25、25A……係止部、26、26A……操作片、 27……係合突起、30……係合孔。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケース本体に固定的に取付けられる取付金
    具と、この取付金具に内装されたバネ部材により常時一
    方向に付勢されたスライド片及び複数個の枢支ピンによ
    り枢支された中介片とを介し、前記取付金具に対し前記
    バネ部材のバネ力を利用して回動起立する錠本体とから
    成るケース類の錠に於いて、前記錠本体の他方側あるい
    は自由側端部にバネにより常時一方向に付勢され、かつ
    蓋体と垂直状態で係合する係止部を有する係合片を枢支
    し、また係合片を所要角度まで回動せさて蓋体との係合
    状態を解除すると共に、錠本体の側壁と係合して錠本体
    を回動起立させる係合突起を有する操作片を係合片に装
    着したことを特徴とするケース類の錠。
JP1222618A 1989-08-29 1989-08-29 ケース類の錠 Expired - Fee Related JPH0794786B2 (ja)

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