JPH0796186A - 排気ガス浄化用触媒およびその製造方法 - Google Patents
排気ガス浄化用触媒およびその製造方法Info
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- JPH0796186A JPH0796186A JP5243351A JP24335193A JPH0796186A JP H0796186 A JPH0796186 A JP H0796186A JP 5243351 A JP5243351 A JP 5243351A JP 24335193 A JP24335193 A JP 24335193A JP H0796186 A JPH0796186 A JP H0796186A
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- alumina
- phase
- catalyst
- activated alumina
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 優れたNO浄化能を有する排気ガス浄化用触
媒を提供する。 【構成】 触媒は、θ相およびα相を有し、且つα化率
Rが0.5%≦R≦95%である混相アルミナと、その
混相アルミナに担持されたPtとより構成される。
媒を提供する。 【構成】 触媒は、θ相およびα相を有し、且つα化率
Rが0.5%≦R≦95%である混相アルミナと、その
混相アルミナに担持されたPtとより構成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は排気ガス浄化用触媒、特
に、アルミナと、そのアルミナに担持された触媒用金属
とからなり、その触媒用金属は白金属から選択される少
なくとも一種である触媒およびその製造方法に関する。
に、アルミナと、そのアルミナに担持された触媒用金属
とからなり、その触媒用金属は白金属から選択される少
なくとも一種である触媒およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、前記触媒におけるアルミナとして
は、γ相および/またはη相を有する活性アルミナが用
いられ、また触媒用金属としてはPtが用いられている
(例えば、特公昭56−27295号公報参照)。
は、γ相および/またはη相を有する活性アルミナが用
いられ、また触媒用金属としてはPtが用いられている
(例えば、特公昭56−27295号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、活性ア
ルミナにPtを担持させると、その活性アルミナが多孔
質であって大きな比表面積を持つことから、Ptが高分
散されるため触媒能は向上するが、その反面、酸素過剰
雰囲気においては、触媒によってHC(炭化水素)の完
全酸化、つまりHC→CO2 +H2 Oの酸化反応が進行
し、またPt表面に吸着した酸素による還元阻害作用が
生じ易いため、NOx(窒素酸化物)の還元浄化を十分
に行うことができず、またNOxの浄化温度域が狭くな
る、という問題がある。
ルミナにPtを担持させると、その活性アルミナが多孔
質であって大きな比表面積を持つことから、Ptが高分
散されるため触媒能は向上するが、その反面、酸素過剰
雰囲気においては、触媒によってHC(炭化水素)の完
全酸化、つまりHC→CO2 +H2 Oの酸化反応が進行
し、またPt表面に吸着した酸素による還元阻害作用が
生じ易いため、NOx(窒素酸化物)の還元浄化を十分
に行うことができず、またNOxの浄化温度域が狭くな
る、という問題がある。
【0004】本発明は前記に鑑み、アルミナとして、活
性アルミナよりも比表面積を低下させたものを用いるこ
とによって、HCの部分酸化を広い排気ガス温度範囲で
現出させ、これにより酸素過剰雰囲気においてもNOx
浄化率を向上させることのできる前記触媒およびその触
媒の製造方法を提供することを目的とする。
性アルミナよりも比表面積を低下させたものを用いるこ
とによって、HCの部分酸化を広い排気ガス温度範囲で
現出させ、これにより酸素過剰雰囲気においてもNOx
浄化率を向上させることのできる前記触媒およびその触
媒の製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、アルミナと、
そのアルミナに担持された触媒用金属とからなり、その
触媒用金属は白金属から選択される少なくとも一種であ
る排気ガス浄化用触媒において、前記アルミナは、θ相
およびα相を有し、且つα化率Rが0.5%≦R≦95
%である混相アルミナより構成されることを特徴とす
る。
そのアルミナに担持された触媒用金属とからなり、その
触媒用金属は白金属から選択される少なくとも一種であ
る排気ガス浄化用触媒において、前記アルミナは、θ相
およびα相を有し、且つα化率Rが0.5%≦R≦95
%である混相アルミナより構成されることを特徴とす
る。
【0006】本発明に係る排気ガス浄化用触媒の製造方
法は、活性アルミナに、加熱温度Tを800℃≦T≦1
100℃に設定した熱処理を施して、その活性アルミナ
を、θ相およびα相を有し、且つα化率Rが0.5%≦
R≦95%である混相アルミナに相変化させる工程と、
その混相アルミナに、白金属から選択される少なくとも
一種の触媒用金属を担持させる工程と、を順次行うこと
を特徴とする。
法は、活性アルミナに、加熱温度Tを800℃≦T≦1
100℃に設定した熱処理を施して、その活性アルミナ
を、θ相およびα相を有し、且つα化率Rが0.5%≦
R≦95%である混相アルミナに相変化させる工程と、
その混相アルミナに、白金属から選択される少なくとも
一種の触媒用金属を担持させる工程と、を順次行うこと
を特徴とする。
【0007】また本発明に係る排気ガス浄化用触媒の製
造方法は、活性アルミナに、白金属から選択される少な
くとも一種の触媒用金属を担持させる工程と、その触媒
用金属を担持した活性アルミナに、加熱温度Tを800
℃≦T≦1100℃に設定した熱処理を施して、その活
性アルミナを、θ相およびα相を有し、且つα化率Rが
0.5%≦R≦95%である混相アルミナに相変化させ
る工程と、を順次行うことを特徴とする。
造方法は、活性アルミナに、白金属から選択される少な
くとも一種の触媒用金属を担持させる工程と、その触媒
用金属を担持した活性アルミナに、加熱温度Tを800
℃≦T≦1100℃に設定した熱処理を施して、その活
性アルミナを、θ相およびα相を有し、且つα化率Rが
0.5%≦R≦95%である混相アルミナに相変化させ
る工程と、を順次行うことを特徴とする。
【0008】
【作用】例えば、構造式4[AlO(OH)]で表わさ
れるベーマイトを加熱すると、その温度上昇に伴いベー
マイト相→γ相→δ相→θ相→α相の相変化を生じ、ま
た比表面積はγ相>δ相>θ相>α相となる。
れるベーマイトを加熱すると、その温度上昇に伴いベー
マイト相→γ相→δ相→θ相→α相の相変化を生じ、ま
た比表面積はγ相>δ相>θ相>α相となる。
【0009】前記触媒において、その混相アルミナはθ
相およびα相を有することから、γ相等を持つ活性アル
ミナに比べて比表面積が小さい。したがって、この混相
アルミナに前記触媒用金属を担持させると、活性アルミ
ナに比べてその金属の分散性が抑制されるので、触媒は
HCに対して比較的弱い酸化能を発揮する。
相およびα相を有することから、γ相等を持つ活性アル
ミナに比べて比表面積が小さい。したがって、この混相
アルミナに前記触媒用金属を担持させると、活性アルミ
ナに比べてその金属の分散性が抑制されるので、触媒は
HCに対して比較的弱い酸化能を発揮する。
【0010】これにより、HCが部分酸化されて還元能
を有する活性CHOが生成され、この活性CHOの生成
は、広い排気ガス温度範囲で行われるので、その活性C
HOによりNOxが還元浄化され、またその浄化温度域
も拡張される。
を有する活性CHOが生成され、この活性CHOの生成
は、広い排気ガス温度範囲で行われるので、その活性C
HOによりNOxが還元浄化され、またその浄化温度域
も拡張される。
【0011】また前記触媒のNOx浄化能は排気ガスの
低温側で高いので、その高温側で高いNOx浄化能を発
揮する触媒、例えばゼオライトにCeO2 を担持させた
ものと組合わせると、NOxの浄化温度範囲を一層拡張
することができる。
低温側で高いので、その高温側で高いNOx浄化能を発
揮する触媒、例えばゼオライトにCeO2 を担持させた
ものと組合わせると、NOxの浄化温度範囲を一層拡張
することができる。
【0012】さらに、混相アルミナは、準安定相である
θ相と安定相であるα相とを有するので、活性アルミナ
における相変化に伴う細孔閉塞、それによる触媒用金属
の埋没等を生じにくく、したがって優れた耐熱性を有
し、触媒能の高温劣化度合が小さい。
θ相と安定相であるα相とを有するので、活性アルミナ
における相変化に伴う細孔閉塞、それによる触媒用金属
の埋没等を生じにくく、したがって優れた耐熱性を有
し、触媒能の高温劣化度合が小さい。
【0013】ただし、混相アルミナにおいて、α化率R
がR<0.5%ではその比表面積の縮小程度が小さいた
め所期の目的を達成することができず、一方、R>95
%ではその比表面積が小さくなり過ぎて触媒用金属の機
能が低下する。
がR<0.5%ではその比表面積の縮小程度が小さいた
め所期の目的を達成することができず、一方、R>95
%ではその比表面積が小さくなり過ぎて触媒用金属の機
能が低下する。
【0014】前記製造方法によれば、前記のような特性
を有する触媒を容易に得ることができる。ただし、熱処
理における加熱温度TがT<800℃では前記相変化を
スムーズに進行させることができず、一方、T>110
0℃では、α化率Rの上限値(R=95%)の制御が困
難となる。
を有する触媒を容易に得ることができる。ただし、熱処
理における加熱温度TがT<800℃では前記相変化を
スムーズに進行させることができず、一方、T>110
0℃では、α化率Rの上限値(R=95%)の制御が困
難となる。
【0015】
【実施例】排気ガス浄化用触媒は、混相アルミナと、そ
の混相アルミナに担持された触媒用金属とから構成され
る。
の混相アルミナに担持された触媒用金属とから構成され
る。
【0016】混相アルミナは、θ相およびα相を有し、
且つα化率Rを0.5%≦R≦95%に設定されてい
る。触媒用金属としては、白金属から選択される少なく
とも一種、この実施例ではPtが用いられている。
且つα化率Rを0.5%≦R≦95%に設定されてい
る。触媒用金属としては、白金属から選択される少なく
とも一種、この実施例ではPtが用いられている。
【0017】α化率Rの測定は次のような方法で行われ
た。
た。
【0018】A.市販のα−アルミナとγ−アルミナ
(活性アルミナ)とを所定の重量比率で配合し、各配合
物を乳鉢にて30分間粉砕しつつ混合した。表1は、各
配合物(1)〜(5)の組成を示す。
(活性アルミナ)とを所定の重量比率で配合し、各配合
物を乳鉢にて30分間粉砕しつつ混合した。表1は、各
配合物(1)〜(5)の組成を示す。
【0019】
【表1】 B.各配合物(2)〜(5)について粉末X線回折を行
い、CuKα線における2θ=43.4±0.2に現出
するα−アルミナの{113}面のX線反射強度を測定
した。
い、CuKα線における2θ=43.4±0.2に現出
するα−アルミナの{113}面のX線反射強度を測定
した。
【0020】C.配合物(5)のX線反射強度を100
%として、配合物(2)〜(4)のX線反射強度比率を
求め、α−アルミナの重量比率とX線反射強度比率との
関係を求めたところ、図1の結果を得た。
%として、配合物(2)〜(4)のX線反射強度比率を
求め、α−アルミナの重量比率とX線反射強度比率との
関係を求めたところ、図1の結果を得た。
【0021】図1から明らかなように、α−アルミナの
重量比率とX線反射強度比率とは正比例関係にあり、し
たがってα−アルミナの重量比率をα化率Rとし、混相
アルミナのα化率Rの決定に当っては、その混相アルミ
ナにおけるα−アルミナの{113}面のX線反射強度
を測定して、配合物(5)のX線反射強度からX線反射
強度比率を求め、そのX線反射強度比率に基づき図1よ
りα化率Rを求める。
重量比率とX線反射強度比率とは正比例関係にあり、し
たがってα−アルミナの重量比率をα化率Rとし、混相
アルミナのα化率Rの決定に当っては、その混相アルミ
ナにおけるα−アルミナの{113}面のX線反射強度
を測定して、配合物(5)のX線反射強度からX線反射
強度比率を求め、そのX線反射強度比率に基づき図1よ
りα化率Rを求める。
【0022】触媒の製造に当っては、2つの方法が適用
される。第1法は、基本的にはγ、η、δ、θ−アルミ
ナ等の活性アルミナに、加熱温度Tを800℃≦T≦1
100℃、好ましくは900℃≦T≦1050℃に設定
した熱処理を施して、その活性アルミナを、θ相および
α相を有し、且つα化率Rが0.5%≦R≦95%であ
る混相アルミナに相変化させる工程と、その混相アルミ
ナに触媒用金属Ptを担持させる工程と、を順次行う。
される。第1法は、基本的にはγ、η、δ、θ−アルミ
ナ等の活性アルミナに、加熱温度Tを800℃≦T≦1
100℃、好ましくは900℃≦T≦1050℃に設定
した熱処理を施して、その活性アルミナを、θ相および
α相を有し、且つα化率Rが0.5%≦R≦95%であ
る混相アルミナに相変化させる工程と、その混相アルミ
ナに触媒用金属Ptを担持させる工程と、を順次行う。
【0023】第2法は、基本的には前記同様の活性アル
ミナに触媒用金属Ptを担持させる工程と、Ptを担持
した活性アルミナに、加熱温度Tを800℃≦T≦11
00℃、好ましくは900℃≦T≦1050℃に設定し
た熱処理を施して、その活性アルミナを、θ相およびα
相を有し、且つα化率Rが0.5%≦R≦95%である
混相アルミナに相変化させる工程と、を順次行う。
ミナに触媒用金属Ptを担持させる工程と、Ptを担持
した活性アルミナに、加熱温度Tを800℃≦T≦11
00℃、好ましくは900℃≦T≦1050℃に設定し
た熱処理を施して、その活性アルミナを、θ相およびα
相を有し、且つα化率Rが0.5%≦R≦95%である
混相アルミナに相変化させる工程と、を順次行う。
【0024】第1,第2法において、Ptの担持に当っ
ては、Pt担持量が0.5±0.2重量%となるよう
に、塩化白金酸溶液のPt濃度を調整する。
ては、Pt担持量が0.5±0.2重量%となるよう
に、塩化白金酸溶液のPt濃度を調整する。
【0025】以下、触媒およびその製造方法の具体例に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0026】〔実施例I〕 (a)活性アルミナ(γ−アルミナ)に、電気炉を用い
て加熱温度TをT=1000℃に、加熱時間tをt=2
時間にそれぞれ設定した熱処理を施して、活性アルミナ
の相変化による混相アルミナを得た。
て加熱温度TをT=1000℃に、加熱時間tをt=2
時間にそれぞれ設定した熱処理を施して、活性アルミナ
の相変化による混相アルミナを得た。
【0027】(b)混相アルミナにボールミルを用いた
湿式粉砕処理を施して混相アルミナスラリを得た。
湿式粉砕処理を施して混相アルミナスラリを得た。
【0028】(c)混相アルミナスラリを150℃にて
蒸発乾固し、次いで混相アルミナに電気炉を用い600
℃、1時間の焼成処理を施して塊状混相アルミナを得
た。 (d)塊状混相アルミナに粉砕処理を施し、次いで篩別
作業を行って粒子径が1.4〜3.4mmのペレット状混
相アルミナを得た。
蒸発乾固し、次いで混相アルミナに電気炉を用い600
℃、1時間の焼成処理を施して塊状混相アルミナを得
た。 (d)塊状混相アルミナに粉砕処理を施し、次いで篩別
作業を行って粒子径が1.4〜3.4mmのペレット状混
相アルミナを得た。
【0029】(e)ペレット状混相アルミナ25gを塩
化白金酸溶液37.3g(Pt濃度0.70%)に12
時間浸漬した。
化白金酸溶液37.3g(Pt濃度0.70%)に12
時間浸漬した。
【0030】(f) ペレット状混相アルミナを濾別
し、その混相アルミナに80℃、5時間の乾燥処理を施
し、次いで電気炉を用い600℃、1時間の焼成処理を
施して塩化白金酸を分解し、これにより混相アルミナに
Ptを担持させた触媒を得た。この触媒を例1とする。
し、その混相アルミナに80℃、5時間の乾燥処理を施
し、次いで電気炉を用い600℃、1時間の焼成処理を
施して塩化白金酸を分解し、これにより混相アルミナに
Ptを担持させた触媒を得た。この触媒を例1とする。
【0031】〔実施例II〕実施例Iと同様の活性アルミ
ナに、電気炉を用いて加熱温度TをT=1000℃に、
加熱時間tをt=5時間にそれぞれ設定した熱処理を施
して、活性アルミナの相変化による混相アルミナを得
た。以後、実施例Iで述べた(b)〜(f)工程を行っ
て、混相アルミナにPtを担持させた触媒を得た。この
触媒を例2とする。
ナに、電気炉を用いて加熱温度TをT=1000℃に、
加熱時間tをt=5時間にそれぞれ設定した熱処理を施
して、活性アルミナの相変化による混相アルミナを得
た。以後、実施例Iで述べた(b)〜(f)工程を行っ
て、混相アルミナにPtを担持させた触媒を得た。この
触媒を例2とする。
【0032】〔実施例III 〕 (a)実施例Iと同様の活性アルミナにボールミルを用
いた湿式粉砕処理を施して活性アルミナスラリを得た。
いた湿式粉砕処理を施して活性アルミナスラリを得た。
【0033】(b)活性アルミナスラリを150℃にて
蒸発乾固し、次いで活性アルミナに電気炉を用い600
℃、1時間の焼成処理を施して塊状活性アルミナを得
た。
蒸発乾固し、次いで活性アルミナに電気炉を用い600
℃、1時間の焼成処理を施して塊状活性アルミナを得
た。
【0034】(c)塊状活性アルミナに粉砕処理を施
し、次いで篩別作業を行って粒子径が1.4〜3.4mm
のペレット状活性アルミナを得た。
し、次いで篩別作業を行って粒子径が1.4〜3.4mm
のペレット状活性アルミナを得た。
【0035】(d)ペレット状活性アルミナ25gを塩
化白金酸溶液37.3g(Pt濃度0.70%)に12
時間浸漬した。
化白金酸溶液37.3g(Pt濃度0.70%)に12
時間浸漬した。
【0036】(e) ペレット状活性アルミナを濾別
し、その活性アルミナに80℃、5時間の乾燥処理を施
し、次いで電気炉を用い600℃、1時間の焼成処理を
施して塩化白金酸を分解し、これにより活性アルミナに
Ptを担持させた触媒素材を得た。
し、その活性アルミナに80℃、5時間の乾燥処理を施
し、次いで電気炉を用い600℃、1時間の焼成処理を
施して塩化白金酸を分解し、これにより活性アルミナに
Ptを担持させた触媒素材を得た。
【0037】(f)触媒素材に、電気炉を用いて加熱温
度TをT=1000℃に、加熱時間tをt=2時間にそ
れぞれ設定した熱処理を施して活性アルミナを混相アル
ミナに相変化させ、これにより混相アルミナにPtを担
持させた触媒を得た。この触媒を例3とする。
度TをT=1000℃に、加熱時間tをt=2時間にそ
れぞれ設定した熱処理を施して活性アルミナを混相アル
ミナに相変化させ、これにより混相アルミナにPtを担
持させた触媒を得た。この触媒を例3とする。
【0038】〔比較例I〕 (a)実施例III で述べた(a)〜(c)工程を行って
ペレット状活性アルミナを得た。
ペレット状活性アルミナを得た。
【0039】(b)ペレット状活性アルミナ25gを塩
化白金酸溶液39.0g(Pt濃度0.45%)に12
時間浸漬した。
化白金酸溶液39.0g(Pt濃度0.45%)に12
時間浸漬した。
【0040】(c)ペレット状活性アルミナを濾別し、
その活性アルミナに80℃、5時間の乾燥処理を施し、
次いで電気炉を用い600℃、1時間の焼成処理を施し
て塩化白金酸を分解し、これにより活性アルミナにPt
を担持させた触媒を得た。この触媒を例1aとする。
その活性アルミナに80℃、5時間の乾燥処理を施し、
次いで電気炉を用い600℃、1時間の焼成処理を施し
て塩化白金酸を分解し、これにより活性アルミナにPt
を担持させた触媒を得た。この触媒を例1aとする。
【0041】図2は、実施例I〜III および比較例Iで
用いられた活性アルミナの粉末X線回折結果を示し、図
2においてγ相のピークが観察される。
用いられた活性アルミナの粉末X線回折結果を示し、図
2においてγ相のピークが観察される。
【0042】また図3,図4は、それぞれ実施例I,II
における混相アルミナの粉末X線回折結果を示し、図
3,図4において、θ相およびα相のピークが観察され
る。図4におけるα相のX線反射強度が図3のそれより
も高くなっており、これは実施例IIの熱処理における加
熱時間が実施例Iのそれよりも長いためα化がより進行
したことに起因する。
における混相アルミナの粉末X線回折結果を示し、図
3,図4において、θ相およびα相のピークが観察され
る。図4におけるα相のX線反射強度が図3のそれより
も高くなっており、これは実施例IIの熱処理における加
熱時間が実施例Iのそれよりも長いためα化がより進行
したことに起因する。
【0043】表2は、触媒の例1〜3、1aにおける混
相アルミナまたは活性アルミナのα化率R,BET比表
面積およびPt担持量を示す。
相アルミナまたは活性アルミナのα化率R,BET比表
面積およびPt担持量を示す。
【0044】
【表2】 触媒の例1〜3、1aについてNO浄化テストを行うた
め、テスト用ガスとして、体積比率で、10%H2 O、
1200ppm C3 H6 、1000ppm CO、1200pp
m NO、500ppm H2 、10%CO2 、10%O2 お
よび残部N2 よりなるガスを調製した。
め、テスト用ガスとして、体積比率で、10%H2 O、
1200ppm C3 H6 、1000ppm CO、1200pp
m NO、500ppm H2 、10%CO2 、10%O2 お
よび残部N2 よりなるガスを調製した。
【0045】NO浄化テストは、テスト用ガスを、20
gの触媒を充填した常圧固定床反応管内に流量1000
0ml/min で流通させると共にテスト用ガスの温度を常
温〜400℃まで15℃/min で昇温させ、この間のN
O浄化率を測定することによって行われた。
gの触媒を充填した常圧固定床反応管内に流量1000
0ml/min で流通させると共にテスト用ガスの温度を常
温〜400℃まで15℃/min で昇温させ、この間のN
O浄化率を測定することによって行われた。
【0046】図5は、NO浄化テスト結果を示し、図5
より、触媒の例1〜3は例1aに比べてNO浄化率が高
く、また浄化温度域も拡張されていることが判る。特
に、触媒の例1,2はそのNO浄化能が例1aに比べて
ガス温度の低温側へ移行している。
より、触媒の例1〜3は例1aに比べてNO浄化率が高
く、また浄化温度域も拡張されていることが判る。特
に、触媒の例1,2はそのNO浄化能が例1aに比べて
ガス温度の低温側へ移行している。
【0047】また触媒の例1と例2とを比較すると、α
化率Rの高い混相アルミナを用いた例2の方が例1より
もNO浄化率が高く、その最大値もより低温側へ移行し
ている。
化率Rの高い混相アルミナを用いた例2の方が例1より
もNO浄化率が高く、その最大値もより低温側へ移行し
ている。
【0048】触媒の例3の場合は、Pt担持後において
活性アルミナの相変化を行っていることから、Ptが例
1に比べて高分散化されるためNO浄化率は例1に比べ
て低下する。
活性アルミナの相変化を行っていることから、Ptが例
1に比べて高分散化されるためNO浄化率は例1に比べ
て低下する。
【0049】〔実施例IV〕実施例Iと同様の活性アルミ
ナを用い、熱処理における加熱時間tを変化させ、その
外は実施例Iと同様の方法で各種触媒を得た。ただし、
加熱時間tの増加に伴い混相アルミナにおけるα化率R
が上昇するため、同一Pt濃度の塩化白金酸溶液を用い
た場合、Pt担持量が減少する。そこで、Pt担持量を
前記のように0.5±0.2重量%に維持するため、混
相アルミナのα化率Rの上昇に伴い塩化白金酸溶液にお
けるPt濃度を高めた。
ナを用い、熱処理における加熱時間tを変化させ、その
外は実施例Iと同様の方法で各種触媒を得た。ただし、
加熱時間tの増加に伴い混相アルミナにおけるα化率R
が上昇するため、同一Pt濃度の塩化白金酸溶液を用い
た場合、Pt担持量が減少する。そこで、Pt担持量を
前記のように0.5±0.2重量%に維持するため、混
相アルミナのα化率Rの上昇に伴い塩化白金酸溶液にお
けるPt濃度を高めた。
【0050】表3は、触媒の例4〜7における熱処理の
加熱温度Tおよび加熱時間t、混相アルミナのα化率
R,BET比表面積ならびにPt担持量を示す。なお、
α化率Rを求めるための粉末X線回折において、各混相
アルミナがθ相とα相を有することが確認されている。
加熱温度Tおよび加熱時間t、混相アルミナのα化率
R,BET比表面積ならびにPt担持量を示す。なお、
α化率Rを求めるための粉末X線回折において、各混相
アルミナがθ相とα相を有することが確認されている。
【0051】
【表3】 〔比較例II〕 (a)市販のα−アルミナと実施例Iと同様の活性アル
ミナとを所定の重量比率で配合して各種配合アルミナを
得た。
ミナとを所定の重量比率で配合して各種配合アルミナを
得た。
【0052】表4は、各配合アルミナ(1)〜(6)の
組成を示す。
組成を示す。
【0053】
【表4】 以後、実施例Iで述べた(b)〜(f)工程を行って、
各配合アルミナにPtを担持させた各種触媒を得た。た
だし、Ptの担持に当っては、実施例IVと同様に塩化白
金酸溶液のPt濃度を調整した。これら触媒を、配合ア
ルミナ(1)〜(6)に対応して例2a〜7aとする。
例2a〜7aにおけるα化率Rは、α−アルミナ量に対
応して、20,35,50,70,90,100%とみ
なされる。
各配合アルミナにPtを担持させた各種触媒を得た。た
だし、Ptの担持に当っては、実施例IVと同様に塩化白
金酸溶液のPt濃度を調整した。これら触媒を、配合ア
ルミナ(1)〜(6)に対応して例2a〜7aとする。
例2a〜7aにおけるα化率Rは、α−アルミナ量に対
応して、20,35,50,70,90,100%とみ
なされる。
【0054】触媒の例4〜7および例2a〜7aについ
て前記同様のNO浄化テストを行って、混相アルミナ等
のα化率Rと最大NO浄化率との関係を求めたところ、
表5の結果を得た。表5には触媒の例1〜3、1aにつ
いての最大NO浄化率も示されている。
て前記同様のNO浄化テストを行って、混相アルミナ等
のα化率Rと最大NO浄化率との関係を求めたところ、
表5の結果を得た。表5には触媒の例1〜3、1aにつ
いての最大NO浄化率も示されている。
【0055】
【表5】 図6は表5に基づいて、α化率Rと最大NO浄化率との
関係をプロットしたもので、図中の各点は各例に対応す
る。
関係をプロットしたもので、図中の各点は各例に対応す
る。
【0056】表5,図6から明らかなように、実施例に
係る触媒の例1〜7は比較例に係る触媒の例1a〜7a
に比べて最大NO浄化率が高い。これは、各例1〜7の
混相アルミナがθ相およびα相を有し、またα化率Rを
0.5%≦R≦95%に設定されていることに起因す
る。触媒の例1a〜6aにおいてはγ相を有する活性ア
ルミナが用いられ、また例7aはα−アルミナのみから
なることに起因して最大NO浄化率が低い。
係る触媒の例1〜7は比較例に係る触媒の例1a〜7a
に比べて最大NO浄化率が高い。これは、各例1〜7の
混相アルミナがθ相およびα相を有し、またα化率Rを
0.5%≦R≦95%に設定されていることに起因す
る。触媒の例1a〜6aにおいてはγ相を有する活性ア
ルミナが用いられ、また例7aはα−アルミナのみから
なることに起因して最大NO浄化率が低い。
【0057】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、前記のよ
うに特定された混相アルミナを用いることによって、広
い排気ガス温度範囲においてNOx浄化率を向上させ得
る排気ガス浄化用触媒を提供することができる。
うに特定された混相アルミナを用いることによって、広
い排気ガス温度範囲においてNOx浄化率を向上させ得
る排気ガス浄化用触媒を提供することができる。
【0058】請求項2および3記載の発明によれば、前
記のように優れた特性を有する排気ガス浄化用触媒を容
易に得ることができる。
記のように優れた特性を有する排気ガス浄化用触媒を容
易に得ることができる。
【図1】α−アルミナの重量比率とX線反射強度比率と
の関係を示すグラフである。
の関係を示すグラフである。
【図2】活性アルミナの粉末X線回折図である。
【図3】混相アルミナの一例における粉末X線回折図で
ある。
ある。
【図4】混相アルミナの他例における粉末X線回折図で
ある。
ある。
【図5】ガス温度とNO浄化率との関係を示すグラフで
ある。
ある。
【図6】α化率と最大NO浄化率との関係を示すグラフ
である。
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 53/36 102 B (72)発明者 藤澤 義和 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内
Claims (3)
- 【請求項1】 アルミナと、そのアルミナに担持された
触媒用金属とからなり、その触媒用金属は白金属から選
択される少なくとも一種である排気ガス浄化用触媒にお
いて、前記アルミナは、θ相およびα相を有し、且つα
化率Rが0.5%≦R≦95%である混相アルミナより
構成されることを特徴とする排気ガス浄化用触媒。 - 【請求項2】 活性アルミナに、加熱温度Tを800℃
≦T≦1100℃に設定した熱処理を施して、その活性
アルミナを、θ相およびα相を有し、且つα化率Rが
0.5%≦R≦95%である混相アルミナに相変化させ
る工程と、その混相アルミナに、白金属から選択される
少なくとも一種の触媒用金属を担持させる工程と、を順
次行うことを特徴とする排気ガス浄化用触媒の製造方
法。 - 【請求項3】 活性アルミナに、白金属から選択される
少なくとも一種の触媒用金属を担持させる工程と、その
触媒用金属を担持した活性アルミナに、加熱温度Tを8
00℃≦T≦1100℃に設定した熱処理を施して、そ
の活性アルミナを、θ相およびα相を有し、且つα化率
Rが0.5%≦R≦95%である混相アルミナに相変化
させる工程と、を順次行うことを特徴とする排気ガス浄
化用触媒の製造方法。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5243351A JPH0796186A (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 排気ガス浄化用触媒およびその製造方法 |
| PCT/JP1994/001614 WO1995009048A1 (en) | 1993-09-29 | 1994-09-29 | Catalyst for exhaust emission control and method for producing the same |
| DE69421796T DE69421796T2 (de) | 1993-09-29 | 1994-09-29 | Katalysator zur regelung der abgasemission und methode zur dessen herstellung |
| CA002150379A CA2150379C (en) | 1993-09-29 | 1994-09-29 | Exhaust emission control catalyst and process for producing the same |
| EP94927803A EP0671211B1 (en) | 1993-09-29 | 1994-09-29 | Catalyst for exhaust emission control and method for producing the same |
| US08/919,482 US6008155A (en) | 1993-09-29 | 1997-08-28 | Exhaust emission control catalyst and process for producing the same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5243351A JPH0796186A (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 排気ガス浄化用触媒およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0796186A true JPH0796186A (ja) | 1995-04-11 |
Family
ID=17102545
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5243351A Pending JPH0796186A (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 排気ガス浄化用触媒およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0796186A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005238173A (ja) * | 2004-02-27 | 2005-09-08 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 水素生成触媒 |
| JP2007152286A (ja) * | 2005-12-07 | 2007-06-21 | Toyota Motor Corp | 高耐熱性触媒担体及びその製造方法 |
| DE112014006276B4 (de) | 2014-01-28 | 2018-05-30 | Nippon Chemical Industrial Co., Ltd. | Verfahren zur Herstellung von α-Lithiumaluminat |
-
1993
- 1993-09-29 JP JP5243351A patent/JPH0796186A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005238173A (ja) * | 2004-02-27 | 2005-09-08 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 水素生成触媒 |
| JP2007152286A (ja) * | 2005-12-07 | 2007-06-21 | Toyota Motor Corp | 高耐熱性触媒担体及びその製造方法 |
| DE112014006276B4 (de) | 2014-01-28 | 2018-05-30 | Nippon Chemical Industrial Co., Ltd. | Verfahren zur Herstellung von α-Lithiumaluminat |
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