JPH0797209A - 耐熱性ゼオライト - Google Patents
耐熱性ゼオライトInfo
- Publication number
- JPH0797209A JPH0797209A JP5243352A JP24335293A JPH0797209A JP H0797209 A JPH0797209 A JP H0797209A JP 5243352 A JP5243352 A JP 5243352A JP 24335293 A JP24335293 A JP 24335293A JP H0797209 A JPH0797209 A JP H0797209A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- zeolite
- heat
- heat resistant
- temperature
- resistant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Catalysts (AREA)
- Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
- Silicates, Zeolites, And Molecular Sieves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 950℃以上の耐熱温度を有する耐熱性ゼオ
ライトを提供する。 【構成】 耐熱性ゼオライトは、ゼオライト結晶構造に
おけるAlをPまたはVの少なくとも一種の元素により
置換した構造を有し、その元素の含有量CはC≧0.0
1重量%に設定される。
ライトを提供する。 【構成】 耐熱性ゼオライトは、ゼオライト結晶構造に
おけるAlをPまたはVの少なくとも一種の元素により
置換した構造を有し、その元素の含有量CはC≧0.0
1重量%に設定される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は耐熱性ゼオライトに関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ゼオライトとしては、水熱処理に
より表面を脱Al化した改質ゼオライトが知られている
(例えば、特開平2−126941号公報参照)。
より表面を脱Al化した改質ゼオライトが知られている
(例えば、特開平2−126941号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種ゼオライトは、
例えばエンジンの排気ガス浄化用触媒の担体として用い
られているが、従来のゼオライトは耐熱温度が700℃
程度であるため、担体に要求される900〜1000℃
の耐熱温度条件を満足することができず、したがって高
温耐久性が極めて低い、という問題がある。
例えばエンジンの排気ガス浄化用触媒の担体として用い
られているが、従来のゼオライトは耐熱温度が700℃
程度であるため、担体に要求される900〜1000℃
の耐熱温度条件を満足することができず、したがって高
温耐久性が極めて低い、という問題がある。
【0004】本発明は前記に鑑み、ゼオライト結晶構造
におけるAlを特定の元素により置換することによっ
て、耐熱温度を大幅に向上させた前記耐熱性ゼオライト
を提供することを目的とする。
におけるAlを特定の元素により置換することによっ
て、耐熱温度を大幅に向上させた前記耐熱性ゼオライト
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る耐熱性ゼオ
ライトは、ゼオライト結晶構造におけるAlをPまたは
Vの少なくとも一種の元素により置換した構造を有し、
その元素の含有量CはC≧0.01重量%であることを
特徴とする。
ライトは、ゼオライト結晶構造におけるAlをPまたは
Vの少なくとも一種の元素により置換した構造を有し、
その元素の含有量CはC≧0.01重量%であることを
特徴とする。
【0006】
【作用】ゼオライト結晶構造の構成要素であるAlは3
価の元素であって、同様の構成要素である4価のSiに
比べて貧電子状態になっている。そのため、ゼオライト
が高温に曝されると、Alが劣化開始点となってゼオラ
イト結晶構造が破壊される。
価の元素であって、同様の構成要素である4価のSiに
比べて貧電子状態になっている。そのため、ゼオライト
が高温に曝されると、Alが劣化開始点となってゼオラ
イト結晶構造が破壊される。
【0007】前記のように、ゼオライト結晶構造のAl
を、Siと同様に4価の元素であるPおよび/またはV
により置換すると、ゼオライト結晶構造の電子状態が、
その全体に亘り均一化されてAlによる劣化開始点が減
少するので、ゼオライトの耐熱性が向上する。ただし、
前記元素の含有量CがC<0.01重量%では耐熱性の
向上程度が低くなる。
を、Siと同様に4価の元素であるPおよび/またはV
により置換すると、ゼオライト結晶構造の電子状態が、
その全体に亘り均一化されてAlによる劣化開始点が減
少するので、ゼオライトの耐熱性が向上する。ただし、
前記元素の含有量CがC<0.01重量%では耐熱性の
向上程度が低くなる。
【0008】
【実施例】ゼオライトとしては、ZSM−5ゼオライ
ト、モルデナイト等に酸処理を施したものが用いられ
る。
ト、モルデナイト等に酸処理を施したものが用いられ
る。
【0009】その酸処理は次のような手順で行われる。
(a)ゼオライトを、水を入れた処理槽中に投入して1
2NのHClを徐々に加え、また溶液を加熱して90℃
で、且つ5Nの塩酸溶液にする。(b)この温度下にゼ
オライトを20時間保持し、同時に塩酸溶液を攪拌す
る。この場合、処理槽にコンデンサを付設して、塩酸溶
液の濃度を5Nに維持する。(c)5Nの塩酸溶液を室
温まで冷却する。(d)ゼオライトを濾別して、pH4
以上になるまで純水で洗浄し、次いで乾燥する。
(a)ゼオライトを、水を入れた処理槽中に投入して1
2NのHClを徐々に加え、また溶液を加熱して90℃
で、且つ5Nの塩酸溶液にする。(b)この温度下にゼ
オライトを20時間保持し、同時に塩酸溶液を攪拌す
る。この場合、処理槽にコンデンサを付設して、塩酸溶
液の濃度を5Nに維持する。(c)5Nの塩酸溶液を室
温まで冷却する。(d)ゼオライトを濾別して、pH4
以上になるまで純水で洗浄し、次いで乾燥する。
【0010】この酸処理により、図1に示すように脱A
lを生じ、そのAl離脱位置の2個のO- にそれぞれH
+ が結合してO−H結合が形成される。
lを生じ、そのAl離脱位置の2個のO- にそれぞれH
+ が結合してO−H結合が形成される。
【0011】酸処理後のゼオライト結晶構造における2
個のHとVとを置換して耐熱性ゼオライトを得る場合に
は次の方法が採用される。
個のHとVとを置換して耐熱性ゼオライトを得る場合に
は次の方法が採用される。
【0012】(a)所定濃度の硫酸バナジル(VOSO
4 )水溶液500mlと、ゼオライト50gとを500ml
のセパラブルフラスコに投入する。
4 )水溶液500mlと、ゼオライト50gとを500ml
のセパラブルフラスコに投入する。
【0013】(b)硫酸バナジル水溶液をマントルヒー
タによって昇温し、その温度を90℃に調節する。そし
てセパラブルフラスコにコンデンサを付設し、20時間
攪拌還流を行う。
タによって昇温し、その温度を90℃に調節する。そし
てセパラブルフラスコにコンデンサを付設し、20時間
攪拌還流を行う。
【0014】(c)反応液を吸引濾過し、固形分を濾液
が透明になるまで洗浄する。
が透明になるまで洗浄する。
【0015】(d)固形分を風乾し、次いで110℃で
2時間の乾燥処理を行い、その後400℃で2時間の焼
成処理を行う。
2時間の乾燥処理を行い、その後400℃で2時間の焼
成処理を行う。
【0016】前記方法において、図2に示す化学反応が
生じているものと思われる。
生じているものと思われる。
【0017】図2(a)に示すように、VOSO4 をH
2 Oに溶解すると、そのVOSO4水溶液においてはV
O2+とSO4 2-が生じる。
2 Oに溶解すると、そのVOSO4水溶液においてはV
O2+とSO4 2-が生じる。
【0018】図2(b)に示すように、攪拌還流過程に
おいて脱Hを生じ、そのH離脱位置の2個のO- にVO
2+が結合し、その後の焼成過程においてV−O結合が形
成される。
おいて脱Hを生じ、そのH離脱位置の2個のO- にVO
2+が結合し、その後の焼成過程においてV−O結合が形
成される。
【0019】前記(a)〜(d)工程は、これらを1処
理サイクルとして、必要に応じ複数サイクル繰返され
る。
理サイクルとして、必要に応じ複数サイクル繰返され
る。
【0020】また酸処理後のゼオライト結晶構造におけ
る2個のHとPとを置換して耐熱性ゼオライトを得る場
合には次の方法が採用される。
る2個のHとPとを置換して耐熱性ゼオライトを得る場
合には次の方法が採用される。
【0021】(a) 所定濃度の次亜リン酸(HPH2
O2 )水溶液500mlと、ゼオライト50gとを500
mlのセパラブルフラスコに投入する。
O2 )水溶液500mlと、ゼオライト50gとを500
mlのセパラブルフラスコに投入する。
【0022】(b) 次亜リン酸水溶液をマントルヒー
タによって昇温し、その温度を90℃に調節する。そし
てセパラブルフラスコにコンデンサを付設し、20時間
攪拌還流を行う。
タによって昇温し、その温度を90℃に調節する。そし
てセパラブルフラスコにコンデンサを付設し、20時間
攪拌還流を行う。
【0023】(c)反応液を吸引濾過し、固形分を純水
200mlを用いて洗浄する。
200mlを用いて洗浄する。
【0024】(d)固形分を風乾し、次いで200℃で
2時間の加熱処理を行い、その後400℃で2時間の焼
成処理を行う。
2時間の加熱処理を行い、その後400℃で2時間の焼
成処理を行う。
【0025】前記方法において、図3に示す化学反応が
生じているものと思われる。
生じているものと思われる。
【0026】図3(a)に示すように、攪拌還流処理に
よりゼオライトに含浸されたHPH 2 O2 が、加熱処理
により200℃に加熱されると、PH3 (ホスフィン)
と、H2 と、H2 PHO3 (亜リン酸)に分解する。
よりゼオライトに含浸されたHPH 2 O2 が、加熱処理
により200℃に加熱されると、PH3 (ホスフィン)
と、H2 と、H2 PHO3 (亜リン酸)に分解する。
【0027】図3(b)に示すように、反応活性種であ
るPH3 が2個のOHを改撃し、焼成過程においてP−
O結合が形成される。
るPH3 が2個のOHを改撃し、焼成過程においてP−
O結合が形成される。
【0028】前記(a)〜(d)工程は、これらを1処
理サイクルとして、必要に応じ複数サイクル繰返され
る。
理サイクルとして、必要に応じ複数サイクル繰返され
る。
【0029】以下、具体例について説明する。
【0030】ゼオライトとして、前記酸処理を施された
ZSM−5ゼオライトを用い、前記方法に則って、各種
V含有耐熱性ZSM−5ゼオライトおよびP含有耐熱性
ZSM−5ゼオライトを製造した。
ZSM−5ゼオライトを用い、前記方法に則って、各種
V含有耐熱性ZSM−5ゼオライトおよびP含有耐熱性
ZSM−5ゼオライトを製造した。
【0031】表1は、V含有耐熱性ZSM−5ゼオライ
トの例1〜5に関する硫酸バナジル水溶液におけるVO
SO4 濃度、処理サイクル数、V含有量および耐熱温度
を示す。
トの例1〜5に関する硫酸バナジル水溶液におけるVO
SO4 濃度、処理サイクル数、V含有量および耐熱温度
を示す。
【0032】耐熱温度は次のような方法で決定された。
即ち、例1〜5を、大気下にて、700、750、80
0、850、900、950、1000℃で20時間宛
加熱し、各温度での加熱後において、例1〜5の比表面
積を測定して、加熱後の比表面積が、無加熱時の比表面
積(350m2/g)の2分の1、即ち半減点(175m2
/g)に達したときの温度を耐熱温度とした。
即ち、例1〜5を、大気下にて、700、750、80
0、850、900、950、1000℃で20時間宛
加熱し、各温度での加熱後において、例1〜5の比表面
積を測定して、加熱後の比表面積が、無加熱時の比表面
積(350m2/g)の2分の1、即ち半減点(175m2
/g)に達したときの温度を耐熱温度とした。
【0033】
【表1】 表2は、P含有耐熱性ZSM−5ゼオライトの例1a〜
5aに関する次亜リン酸水溶液におけるHPH2 O2 濃
度、処理サイクル数、P含有量および耐熱温度を示す。
耐熱温度の決定は前記と同様の方法で行われた。
5aに関する次亜リン酸水溶液におけるHPH2 O2 濃
度、処理サイクル数、P含有量および耐熱温度を示す。
耐熱温度の決定は前記と同様の方法で行われた。
【0034】
【表2】 図4は、表1,2に基づいて、VまたはP含有量と耐熱
温度との関係をプロットしたものである。図中、点1〜
5、1a〜5aはそれぞれ例1〜5、例1a〜5aに対
応する。
温度との関係をプロットしたものである。図中、点1〜
5、1a〜5aはそれぞれ例1〜5、例1a〜5aに対
応する。
【0035】表1,2および図4から、VまたはP含有
量CをC≧0.01重量%に設定した例2〜5および例
2a〜5aは、例1,1aに比べて優れた耐熱性を有す
ることが判る。
量CをC≧0.01重量%に設定した例2〜5および例
2a〜5aは、例1,1aに比べて優れた耐熱性を有す
ることが判る。
【0036】なお、前記酸処理後のZSM−5ゼオライ
トに、2価のCu、2価のCoおよび3価のFeを前記
と同様の方法でそれぞれ3重量%宛含有させたものゝ耐
熱温度は、Cu含有の場合920℃、Co含有の場合8
50℃、Feの場合860℃であって、前記例2〜5お
よび例2a〜5aに比べて耐熱性の低いことが判明し
た。
トに、2価のCu、2価のCoおよび3価のFeを前記
と同様の方法でそれぞれ3重量%宛含有させたものゝ耐
熱温度は、Cu含有の場合920℃、Co含有の場合8
50℃、Feの場合860℃であって、前記例2〜5お
よび例2a〜5aに比べて耐熱性の低いことが判明し
た。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、ゼオライト結晶構造に
おけるAlをPおよび/またはVにより置換すると共に
P等の含有量を前記のように特定することによって、極
めて高い耐熱温度を有する耐熱性ゼオライトを提供する
ことができる。
おけるAlをPおよび/またはVにより置換すると共に
P等の含有量を前記のように特定することによって、極
めて高い耐熱温度を有する耐熱性ゼオライトを提供する
ことができる。
【図1】酸処理の化学反応説明図である。
【図2】Vの置換反応説明図である。
【図3】Pの置換反応説明図である。
【図4】VまたはP含有量と耐熱温度との関係を示すグ
ラフである。
ラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C01B 39/10 ZAB 7202−4G
Claims (1)
- 【請求項1】 ゼオライト結晶構造におけるAlをPま
たはVの少なくとも一種の元素により置換した構造を有
し、その元素の含有量CはC≧0.01重量%であるこ
とを特徴とする耐熱性ゼオライト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5243352A JPH0797209A (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 耐熱性ゼオライト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5243352A JPH0797209A (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 耐熱性ゼオライト |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0797209A true JPH0797209A (ja) | 1995-04-11 |
Family
ID=17102561
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5243352A Pending JPH0797209A (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 耐熱性ゼオライト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0797209A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000344776A (ja) * | 1999-04-01 | 2000-12-12 | Tosoh Corp | トリエチレンジアミン類及びピペラジン類の製造方法 |
| EP1462414A4 (en) * | 2001-11-28 | 2006-11-15 | Univ Nagoya Nat Univ Corp | PROCESS FOR PREPARING HOLLOW NANOFIBER, HOLLOW NANOFIBER AND CATALYST COMPOSITION FOR PREPARING THE NANOFIBER |
| WO2011132585A1 (ja) * | 2010-04-20 | 2011-10-27 | 日本化学工業株式会社 | リン含有メソポーラスシリカ及びその製造方法 |
-
1993
- 1993-09-29 JP JP5243352A patent/JPH0797209A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000344776A (ja) * | 1999-04-01 | 2000-12-12 | Tosoh Corp | トリエチレンジアミン類及びピペラジン類の製造方法 |
| EP1462414A4 (en) * | 2001-11-28 | 2006-11-15 | Univ Nagoya Nat Univ Corp | PROCESS FOR PREPARING HOLLOW NANOFIBER, HOLLOW NANOFIBER AND CATALYST COMPOSITION FOR PREPARING THE NANOFIBER |
| WO2011132585A1 (ja) * | 2010-04-20 | 2011-10-27 | 日本化学工業株式会社 | リン含有メソポーラスシリカ及びその製造方法 |
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