JPH0798594B2 - 熱可塑性樹脂フイルムの巻取方法 - Google Patents
熱可塑性樹脂フイルムの巻取方法Info
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- JPH0798594B2 JPH0798594B2 JP61064843A JP6484386A JPH0798594B2 JP H0798594 B2 JPH0798594 B2 JP H0798594B2 JP 61064843 A JP61064843 A JP 61064843A JP 6484386 A JP6484386 A JP 6484386A JP H0798594 B2 JPH0798594 B2 JP H0798594B2
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- JP
- Japan
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- winding
- product
- film
- thermoplastic resin
- resin film
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2301/00—Handling processes for sheets or webs
- B65H2301/50—Auxiliary process performed during handling process
- B65H2301/51—Modifying a characteristic of handled material
- B65H2301/513—Modifying electric properties
- B65H2301/5133—Removing electrostatic charge
Landscapes
- Winding Of Webs (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、25μ以下の比較的薄い熱可塑性樹脂フィルム
をスリッタでロール状に巻取る巻取方法に関し、とくに
経時的に変化しない良好な巻姿を得るための巻取方法に
関する。
をスリッタでロール状に巻取る巻取方法に関し、とくに
経時的に変化しない良好な巻姿を得るための巻取方法に
関する。
[従来の技術] 熱可塑性樹脂フィルムの製造工程においては、ある程度
広巾で製膜されたフィルムがスリッタで所定巾の帯状フ
ィルムに切断され、それがロール状に巻取られて巻取製
品とされる。このスリッタでの巻取製品は、2次加工メ
ーカーに出荷される最終製品であるから、内層部は勿論
のこと表層部にもしわ等の欠点があってはならない。
広巾で製膜されたフィルムがスリッタで所定巾の帯状フ
ィルムに切断され、それがロール状に巻取られて巻取製
品とされる。このスリッタでの巻取製品は、2次加工メ
ーカーに出荷される最終製品であるから、内層部は勿論
のこと表層部にもしわ等の欠点があってはならない。
ところが、25μ以下の比較的薄い熱可塑性樹脂フィルム
では、厚ものに比べてしわが発生しやすいという問題が
ある。一般に熱可塑性樹脂フィルムの巻取製品における
しわの発生は、温度や湿度にある程度支配されることが
知られている。つまり、温度や湿度に望ましくない変化
があるとその影響を受けてフィルムが微妙に寸法変化
し、寸法変化自体や応力バランスのくずれによってしわ
が発生する。とくに大気に晒される表層部は温度や湿度
を影響を受けやすく、しわが発生しやすい傾向にあり、
第1図に示すような巻取製品1の巻取方法に延びるしわ
2(以下縦じわという。)が発生することがある。
では、厚ものに比べてしわが発生しやすいという問題が
ある。一般に熱可塑性樹脂フィルムの巻取製品における
しわの発生は、温度や湿度にある程度支配されることが
知られている。つまり、温度や湿度に望ましくない変化
があるとその影響を受けてフィルムが微妙に寸法変化
し、寸法変化自体や応力バランスのくずれによってしわ
が発生する。とくに大気に晒される表層部は温度や湿度
を影響を受けやすく、しわが発生しやすい傾向にあり、
第1図に示すような巻取製品1の巻取方法に延びるしわ
2(以下縦じわという。)が発生することがある。
また、巻取製品巻取り時には巻取張力やフィルムの表面
粗さに応じてエアが噛み込み、巻取り後には、巻層内部
から巻込みエアがある程度抜けるが、エアが多量に抜け
てしまうとその部分ではしわが発生しやすくなる。エア
は表層側の方が抜けやすく、腰の弱い薄ものフィルムの
巻取製品では、その表層部に経時的にエア抜けに起因す
るしわが発生することがある。
粗さに応じてエアが噛み込み、巻取り後には、巻層内部
から巻込みエアがある程度抜けるが、エアが多量に抜け
てしまうとその部分ではしわが発生しやすくなる。エア
は表層側の方が抜けやすく、腰の弱い薄ものフィルムの
巻取製品では、その表層部に経時的にエア抜けに起因す
るしわが発生することがある。
さらに、巻取製品の巻取りは、フィルムにある程度の張
力をかけながら行うため、巻き上げられた製品ロールの
内層には残留応力が存在する。ところが樹脂製のフィル
ムであるから時間の経過とともに応力緩和が生じ、残部
応力の値自体およびその分布が変化し、その変化によっ
て経時的にしわが発生することがある。とくに表層部に
おいては、巻取り時にかけられていた張力が巻取り後に
は全くなくなることもあって応力の変化が他の部位より
も大きく、残留応力の変化に起因するしわが発生しやす
い。
力をかけながら行うため、巻き上げられた製品ロールの
内層には残留応力が存在する。ところが樹脂製のフィル
ムであるから時間の経過とともに応力緩和が生じ、残部
応力の値自体およびその分布が変化し、その変化によっ
て経時的にしわが発生することがある。とくに表層部に
おいては、巻取り時にかけられていた張力が巻取り後に
は全くなくなることもあって応力の変化が他の部位より
も大きく、残留応力の変化に起因するしわが発生しやす
い。
上記のようなしわ発生の問題に対処するために、巻取製
品を軟かく巻き、巻取製品巻層の残留応力をもともと小
さく保っておく方法と、逆にフィルムの表面粗さや滑り
性に応じて徹底的に硬く巻き、巻取製品巻層間のエアの
噛み込み量をもともと少なくしておく方法が知られてい
る。
品を軟かく巻き、巻取製品巻層の残留応力をもともと小
さく保っておく方法と、逆にフィルムの表面粗さや滑り
性に応じて徹底的に硬く巻き、巻取製品巻層間のエアの
噛み込み量をもともと少なくしておく方法が知られてい
る。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、巻取製品を軟かく巻く方法においては、
残留応力は小さくなるものの巻取り中のエア噛み込み量
が増加するため、巻取り中にフィルムが迷いやすくなる
という別の問題が生じ、しかもエア噛み込み量が多くな
った分巻取り後に抜けるエア量も多くなり、大量にエア
が抜けると、第4図に示すような製品1の巾方向に延び
るしわ3(以下横じわという。)が発生するという問題
を招く。
残留応力は小さくなるものの巻取り中のエア噛み込み量
が増加するため、巻取り中にフィルムが迷いやすくなる
という別の問題が生じ、しかもエア噛み込み量が多くな
った分巻取り後に抜けるエア量も多くなり、大量にエア
が抜けると、第4図に示すような製品1の巾方向に延び
るしわ3(以下横じわという。)が発生するという問題
を招く。
また、フィルムの表面粗さ等に応じて徹底的に硬く巻く
方法においては、フィルムの寸法変化が高い巻き硬度に
抑え込まれ、経時的な表層縦じわの発生が防止される傾
向にあるが、フィルムに厚みむらがあると、厚い部分は
強く突っ張られ薄い部分はたるんでしまうので、全体と
してフィルムの平面性が悪化してしまい、コーティング
等の2次加工で問題を起こすおそれがある。
方法においては、フィルムの寸法変化が高い巻き硬度に
抑え込まれ、経時的な表層縦じわの発生が防止される傾
向にあるが、フィルムに厚みむらがあると、厚い部分は
強く突っ張られ薄い部分はたるんでしまうので、全体と
してフィルムの平面性が悪化してしまい、コーティング
等の2次加工で問題を起こすおそれがある。
本発明は、上記のような問題点に着目し、製品として若
干のロスは増えるものの、巻取中のトラブルやエア抜け
に起因するしわを発生させることのない、しかもフィル
ムの平面性に悪影響を及ぼさない巻取方法を提供し、し
わのない良好な巻姿の巻取製品を安定して得ることを目
的とする。
干のロスは増えるものの、巻取中のトラブルやエア抜け
に起因するしわを発生させることのない、しかもフィル
ムの平面性に悪影響を及ぼさない巻取方法を提供し、し
わのない良好な巻姿の巻取製品を安定して得ることを目
的とする。
[問題点を解決するための手段] この目的に沿う本発明の熱可塑性樹脂フィルムの巻取方
法は、厚さ25μ以下の熱可塑性樹脂フィルムを、スリッ
タで帯状に切断しつつロール状の巻取製品に巻取る熱可
塑性樹脂フィルムの巻取方法において、前記ロール状に
巻取られた巻取製品の表層部を、巻取製品巻取り後に、
フィルム表面の中心線平均粗さ(Ra)に応じて少なくと
も30m以上除去する方法からなっている。
法は、厚さ25μ以下の熱可塑性樹脂フィルムを、スリッ
タで帯状に切断しつつロール状の巻取製品に巻取る熱可
塑性樹脂フィルムの巻取方法において、前記ロール状に
巻取られた巻取製品の表層部を、巻取製品巻取り後に、
フィルム表面の中心線平均粗さ(Ra)に応じて少なくと
も30m以上除去する方法からなっている。
ここで、中心線平均粗さ(Ra)とは、JIS−B0601の表面
粗さの項に規定されるものを指し、カットオフ値0.25mm
で測定されるものである。
粗さの項に規定されるものを指し、カットオフ値0.25mm
で測定されるものである。
また、本発明でいう熱可塑性樹脂とは、たとえば、ポリ
エステル、ポリアミド、ポリフェニレンサルファイド等
の樹脂をいい、中でもポリエステルを主体とする樹脂が
好ましい。フィルム厚みとしては、25μ以下のしわの発
生しやすい薄いものを対称とし、好ましくは12μ以下の
ものに本発明を適用してとくに効果がある。
エステル、ポリアミド、ポリフェニレンサルファイド等
の樹脂をいい、中でもポリエステルを主体とする樹脂が
好ましい。フィルム厚みとしては、25μ以下のしわの発
生しやすい薄いものを対称とし、好ましくは12μ以下の
ものに本発明を適用してとくに効果がある。
さらに、巻取製品表層部の除去長は、少なくとも30mで
あるが、上限は、なるべく短い方がロス量が少なくてす
み、特に限定されないが、その除去長さを800m以下とす
るのが好ましい。このフィルムの除去時期は特に限定さ
れないが、巻取直後から1時間経過後ないし巻取直後か
ら24時間以内が好ましい。
あるが、上限は、なるべく短い方がロス量が少なくてす
み、特に限定されないが、その除去長さを800m以下とす
るのが好ましい。このフィルムの除去時期は特に限定さ
れないが、巻取直後から1時間経過後ないし巻取直後か
ら24時間以内が好ましい。
そして、フィルムの除去長L〔m〕と、フィルム表面の
中心線平均粗さRa〔μ〕は、次の関係にある。この関係
は、後述の表−1に示す各実施例の結果に適合してい
る。
中心線平均粗さRa〔μ〕は、次の関係にある。この関係
は、後述の表−1に示す各実施例の結果に適合してい
る。
Ra≧0.022[μ]のとき、 L≧30[m] Ra<0.022[μ]のとき、 L>30{3.5(100Ra)2−18.5(100Ra) +24.76}[m] また、本発明においてロール状に巻取られた巻取製品の
表層部の巻硬度を86〜96度とするのが好ましく、88〜92
度とするのがより好ましい。硬度がこの範囲内にあると
横じわや、フィルムの平面性が向上し好ましい。なお、
フィルム表層の巻硬度はJISK6301−1975スプリング式硬
さ試験A形に準じて測定する。具体的には、島津ゴム硬
度計200形(株式会社島津製作所製)を用いフィルム巻
取終了直後から30分以内に押圧荷重を1Kgとして測定す
る。
表層部の巻硬度を86〜96度とするのが好ましく、88〜92
度とするのがより好ましい。硬度がこの範囲内にあると
横じわや、フィルムの平面性が向上し好ましい。なお、
フィルム表層の巻硬度はJISK6301−1975スプリング式硬
さ試験A形に準じて測定する。具体的には、島津ゴム硬
度計200形(株式会社島津製作所製)を用いフィルム巻
取終了直後から30分以内に押圧荷重を1Kgとして測定す
る。
また、本発明においてロール状に巻取られるフィルムの
幅は、とくに限定されないが300mm以上が好ましく、500
mm以上がより好ましく、700mm以上が最も好ましい。
幅は、とくに限定されないが300mm以上が好ましく、500
mm以上がより好ましく、700mm以上が最も好ましい。
[作用] 上記のような巻取方法においては、巻取製品巻取り後の
適当な時間内に、その表層部から、巻取フィルムのフィ
ルム表面の中心線平均粗さ(Ra)に応じて決定される巻
長分が除去される。この部分は、そのまま放置しておく
としわが発生してしまうかあるいは巻取り後の短い時間
内にすでにしわが発生し始めた部分であり、巻取り後の
応力変化の最も大きいと考えられる部分であり、かつ温
度、湿度の影響を受けやすい部分である。しわの発生し
やすい表層部が除去されるのは巻取り後であるから、巻
取条件自体はとくに変更する必要はなく、フィルムの特
性等に応じて最適な巻取張力等を設定することができ、
とくに軟巻きゃ硬巻きにする必要はない。したがって、
巻取り中にはエア噛み込み率が適切にコントロールされ
て迷い巻きが防止され、巻取り後には巻層からの多量の
エア抜けが防止されて横じわの発生が防止される。ま
た、巻取製品の巻層内には適当量のエアが保持されるの
で、フィルムの平面性悪化の問題も生じない。
適当な時間内に、その表層部から、巻取フィルムのフィ
ルム表面の中心線平均粗さ(Ra)に応じて決定される巻
長分が除去される。この部分は、そのまま放置しておく
としわが発生してしまうかあるいは巻取り後の短い時間
内にすでにしわが発生し始めた部分であり、巻取り後の
応力変化の最も大きいと考えられる部分であり、かつ温
度、湿度の影響を受けやすい部分である。しわの発生し
やすい表層部が除去されるのは巻取り後であるから、巻
取条件自体はとくに変更する必要はなく、フィルムの特
性等に応じて最適な巻取張力等を設定することができ、
とくに軟巻きゃ硬巻きにする必要はない。したがって、
巻取り中にはエア噛み込み率が適切にコントロールされ
て迷い巻きが防止され、巻取り後には巻層からの多量の
エア抜けが防止されて横じわの発生が防止される。ま
た、巻取製品の巻層内には適当量のエアが保持されるの
で、フィルムの平面性悪化の問題も生じない。
このように、表層部からある量のフィルムを除去するの
で、その分若干ロス量は増えるものの、しわの発生を防
止でき、かつ2次加工での問題の発生も防止できるの
で、総合的にみれば製品の合格率は向上される。
で、その分若干ロス量は増えるものの、しわの発生を防
止でき、かつ2次加工での問題の発生も防止できるの
で、総合的にみれば製品の合格率は向上される。
[実施例] 以下に本発明の実施例について説明する。
本発明でいうフィルム表面の中心線平均粗さ(Ra)と、
巻取製品表層部の除去長との関係を明らかにするため
に、つぎのような試験を行った。試験は、厚さ9μのポ
リエステルフィルムを二軸延伸法により製造し、一旦広
巾の中間製品として巻取った後、スリッタにて巾1000mm
の帯状フィルムに切断しながら、長さ7000mロール状に
巻取った。4時間経過後巻取製品の表層部より、所定長
さの部分切断除去し最終製品とした。巻取直後の巻取製
品の表層部には欠点は皆無であったが、表層部を各種長
さ分除去した最終製品を、常温、常湿の場所に一週間放
置し、製品表層部における縦じわ欠点の発生を調べた。
以上の調査をフィルム表面粗さ、製品表層硬度を変更し
て行った。結果を表−1に示す。
巻取製品表層部の除去長との関係を明らかにするため
に、つぎのような試験を行った。試験は、厚さ9μのポ
リエステルフィルムを二軸延伸法により製造し、一旦広
巾の中間製品として巻取った後、スリッタにて巾1000mm
の帯状フィルムに切断しながら、長さ7000mロール状に
巻取った。4時間経過後巻取製品の表層部より、所定長
さの部分切断除去し最終製品とした。巻取直後の巻取製
品の表層部には欠点は皆無であったが、表層部を各種長
さ分除去した最終製品を、常温、常湿の場所に一週間放
置し、製品表層部における縦じわ欠点の発生を調べた。
以上の調査をフィルム表面粗さ、製品表層硬度を変更し
て行った。結果を表−1に示す。
なお、表−1におけるRa値は、本発明でいうフィルム表
面の中心線平均粗さであり、カットオフ値0.25mmにおけ
る結果である。また、巻取製品の表層硬度は、JIS規格
に基くゴム硬度計(島津製作所製)を用いて測定し、製
品巾方向に7点測定したものの平均値を用いた。
面の中心線平均粗さであり、カットオフ値0.25mmにおけ
る結果である。また、巻取製品の表層硬度は、JIS規格
に基くゴム硬度計(島津製作所製)を用いて測定し、製
品巾方向に7点測定したものの平均値を用いた。
なお、表−1において、製品表層部の縦じわ欠点の判定
基準は、縦じわが皆無のものを○、第1図に示したよう
に巻き方向のほぼ全周にわたって延びるしわ2が発生し
たもの、および第2図に示すように、ほぼ全周にわたっ
て×字状に交差するしわ4が発生したもの等、強くかつ
長いしわが発生したものを×、第3図に示すようにしわ
5は発生したもののその程度と長さが軽度のものを△、
とした。
基準は、縦じわが皆無のものを○、第1図に示したよう
に巻き方向のほぼ全周にわたって延びるしわ2が発生し
たもの、および第2図に示すように、ほぼ全周にわたっ
て×字状に交差するしわ4が発生したもの等、強くかつ
長いしわが発生したものを×、第3図に示すようにしわ
5は発生したもののその程度と長さが軽度のものを△、
とした。
表−1から判るように、フィルムの表面粗さ、製品表層
硬度に応じて最適な除去長さがあり、この部分を除去す
ればしわの発生が防止される。
硬度に応じて最適な除去長さがあり、この部分を除去す
ればしわの発生が防止される。
表層硬度は低い程切断除去長さを短くできるが、逆に横
じわがスリット直後より発生する傾向にあり、表−1の
試験例では、表層硬度が88度以下は好ましくない。つま
り、88度においても横じわが若干発生しており、総合的
な製品合格率は、90度の場合が最もよかった。このよう
に、軟かすぎることもなく硬すぎることもない適当な硬
度で巻くとき、Raに応じて(Raが小さい程除去長は長く
なる。)表層部を除去することにより、表層部除去後の
巻取製品表層部にしわが発生するのが防止される。
じわがスリット直後より発生する傾向にあり、表−1の
試験例では、表層硬度が88度以下は好ましくない。つま
り、88度においても横じわが若干発生しており、総合的
な製品合格率は、90度の場合が最もよかった。このよう
に、軟かすぎることもなく硬すぎることもない適当な硬
度で巻くとき、Raに応じて(Raが小さい程除去長は長く
なる。)表層部を除去することにより、表層部除去後の
巻取製品表層部にしわが発生するのが防止される。
なお、スリット後表層部除去までの時間についてである
が、巻き締り等の現象を考慮すればスリット後極力早く
切断除去する方がよいが、表層部が内層部に対して温
度、湿度等に対してカバーになっていることを考慮すれ
ば、ある程度時間をおいて除去する方が好ましいことに
なる。しかし、スリット直後に除去したもの、スリット
後4時間おいて除去したもの、スリット後48時間経って
除去したものを比較した結果、大きな差はなかった。し
たがって、除去すべき時期は工程の都合等により適当に
設定可能である。
が、巻き締り等の現象を考慮すればスリット後極力早く
切断除去する方がよいが、表層部が内層部に対して温
度、湿度等に対してカバーになっていることを考慮すれ
ば、ある程度時間をおいて除去する方が好ましいことに
なる。しかし、スリット直後に除去したもの、スリット
後4時間おいて除去したもの、スリット後48時間経って
除去したものを比較した結果、大きな差はなかった。し
たがって、除去すべき時期は工程の都合等により適当に
設定可能である。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の熱可塑性樹脂フィルムの
巻取方法によるときは、スリット巻取り後にフィルム表
面の中心線平均粗さ(Ra)に応じてある長さ巻取製品表
層部からフィルムを除去するようにしたので、巻取製品
を多量のエア抜けや平面性悪化等を起こさない適切な硬
度で巻取りながら、製品表層部におけるしわの発生を確
実に防止することができ、欠点のない製品を安定して得
ることができるという効果が得られる。
巻取方法によるときは、スリット巻取り後にフィルム表
面の中心線平均粗さ(Ra)に応じてある長さ巻取製品表
層部からフィルムを除去するようにしたので、巻取製品
を多量のエア抜けや平面性悪化等を起こさない適切な硬
度で巻取りながら、製品表層部におけるしわの発生を確
実に防止することができ、欠点のない製品を安定して得
ることができるという効果が得られる。
第1図ないし第3図は縦じわが発生した巻取製品の斜視
図、 第4図は横じわが発生した巻取製品の斜視図、である。 1……巻取製品 2、4、5……縦じわ 3……横じわ
図、 第4図は横じわが発生した巻取製品の斜視図、である。 1……巻取製品 2、4、5……縦じわ 3……横じわ
Claims (6)
- 【請求項1】厚さ25μ以下の熱可塑性樹脂フィルムを、
スリッタで帯状に切断しつつロール状の巻取製品に巻取
る熱可塑性樹脂フィルムの巻取方法において、前記ロー
ル状に巻取られた巻取製品の表層部を、巻取製品巻取り
後に、フィルム表面の中心線平均粗さ(Ra)に応じて少
なくとも30m以上除去するとともに、該表層部の30m以上
の除去が、フィルム表面の中心線平均粗さをRa[μ]、
フィルムの除去長さをL[m]としたとき、次の式 Ra≧0.022[μ]のとき、 L≧30[m] Ra<0.022[μ]のとき、 L>30{3.5(100Ra)2−18.5(100Ra) +24.76}[m] を満す長さのフィルムの除去であることを特徴とする熱
可塑性樹脂フィルムの巻取方法。 - 【請求項2】前記巻取製品巻取り後が、巻取製品巻取直
後から1時間経過後ないし巻取製品巻取直後から24時間
以内であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
の熱可塑性樹脂フィルムの巻取方法。 - 【請求項3】前記ロール状の巻取製品が、フィルム幅30
0mm以上のロール状の巻取製品であることを特徴とする
特許請求の範囲第1項記載の熱可塑性樹脂フィルムの巻
取方法。 - 【請求項4】巻取製品の表層部が、巻硬度86〜96度の巻
取製品の表層部であることを特徴とする特許請求の範囲
第1項記載の熱可塑性樹脂フィルムの巻取方法。 - 【請求項5】前記熱可塑性樹脂が、ポリエステルである
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の熱可塑性
樹脂フィルムの巻取方法。 - 【請求項6】前記熱可塑性樹脂フィルムが、厚さ12μ以
下の熱可塑性樹脂フィルムであることを特徴とする特許
請求の範囲第1項記載の熱可塑性樹脂フィルムの巻取方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61064843A JPH0798594B2 (ja) | 1986-03-25 | 1986-03-25 | 熱可塑性樹脂フイルムの巻取方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61064843A JPH0798594B2 (ja) | 1986-03-25 | 1986-03-25 | 熱可塑性樹脂フイルムの巻取方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62222953A JPS62222953A (ja) | 1987-09-30 |
| JPH0798594B2 true JPH0798594B2 (ja) | 1995-10-25 |
Family
ID=13269909
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61064843A Expired - Lifetime JPH0798594B2 (ja) | 1986-03-25 | 1986-03-25 | 熱可塑性樹脂フイルムの巻取方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0798594B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6080597A (ja) * | 1983-10-11 | 1985-05-08 | 東レ株式会社 | スリツタの接圧ロ−ル |
| JPS60197555A (ja) * | 1984-03-19 | 1985-10-07 | Fuji Photo Film Co Ltd | ウエブ巻取装置のユニツト構造 |
-
1986
- 1986-03-25 JP JP61064843A patent/JPH0798594B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62222953A (ja) | 1987-09-30 |
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