JPH0798625B2 - 油圧エレベータの制御装置 - Google Patents

油圧エレベータの制御装置

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JPH0798625B2
JPH0798625B2 JP1173096A JP17309689A JPH0798625B2 JP H0798625 B2 JPH0798625 B2 JP H0798625B2 JP 1173096 A JP1173096 A JP 1173096A JP 17309689 A JP17309689 A JP 17309689A JP H0798625 B2 JPH0798625 B2 JP H0798625B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、流量制御弁を介してシリンダへ供給、あるい
はシリンダから排出する圧油流量を制御して、シリンダ
のプランジャ速度を制御し、プランジャに結合されたか
ごの速度を制御する油圧エレベータの制御装置に関する
ものである。
[従来の技術] 一般に、油圧エレベータでは、油の温度が変わると粘度
が変化し、油温が低下すると、油の粘度は高くなる。こ
れは流量制御弁の性能に影響を及ぼし、流量制御弁に動
作指令を与えても、流量制御に要する時間が長くなる。
その結果、減速度は小になり、減速に必要な距離は長く
なる。一方、油温が上昇すると、油の粘度は低くなり、
流量制御に要する時間は短くなり、減速度は大になって
減速距離は短くなる。
また、かごの負荷圧力も流量制御弁の性能に影響を与
え、例えば上昇時においては負荷が大きい程、流量制御
弁の入出力間の差圧が大きくなり、減速距離は短くな
る。
したがって、減速指令を与える減速カムの位置を、減速
距離の短い方で設定すると、油温の低下時に正規着床点
を越えて停止する虞れがあるため、通常、減速カムの位
置は油温の平均値を想定して固定的に設定される。この
ため、油温が高く、減速度が大きくなると、流量制御弁
の動作位置からかごが停止位置に到達するまでに低速走
行する時間が長くなってしまい、油圧エレベーターの運
転効率が低下し、エネルギ損失が大きくなり、不経済な
ものとなる。また、油温が低く、減速度が小になると、
減速距離が長くなってしまい、行き過ぎ勝手で停止し、
その都度、再床合わせが必要となる。
そこで、例えば特開昭57−199770号公報に示されている
ように、油温やかごの負荷に合わせて減速の開始を制御
する(以下減速開始点制御という)ようにして適切な減
速特性を得られるようにしたものが提案されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、油温やかごの負荷に合わせて減速開始点
制御を行うようにしたものにあっては、異常等で減速遅
延時間が過大出力された場合、減速開始が遅れ、減速終
了前に停止指令となり、停止距離が伸びて行き過ぎ勝手
で停止したり、最悪の場合はドアゾーンを抜けて停止
し、乗客がかご内に閉じ込められることがあった。
このように、減速遅延時間が過大出力されるのは、例え
ば圧力センサの断線や半断線により検出した負荷圧が実
負荷圧より小さい場合や、かご速度検出装置の滑りなど
で検出値が実かご速度より低い値となった場合や、演算
回路等の電気回路の故障の場合や、ノイズ等の単発の誤
動作の場合に発生するが、これにより直ちに運転不能と
するのは問題である。
本発明は叙上の点に鑑み、減速開始点制御中は、異常等
で減速遅延時間が過大出力されても、かごがドアゾーン
を抜けて停止するのを防止し得るとともに、誤ってドア
ゾーンを抜けて停止することがあっても所定回数までは
再床合わせを可能として乗客がかご内に閉じ込められる
のを防止することのできる油圧エレベータの制御装置を
得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る油圧エレベータの制御装置は、下記の構成
からなるものである。すなわち、かご速度、負荷圧力、
油温等を検出する複数の検出器からの出力信号に基づい
て異常の有無を検出する異常検出回路と、上記複数の検
出器からの検出信号に基づいて、減速準備指令が入力し
た後、減速開始までの遅延時間を算出する減速遅延時間
演算回路と、定常時には上記減速遅延時間演算回路にて
算出された減速遅延時間後に減速指令を出力し、上記異
常検出回路からの異常検出信号が入力すると、直ちに減
速指令を出力する減速指令手段とを備えた油圧エレベー
タにおいて、かごの着床状態を検出する着床状態検出手
段を設け、上記減速遅延時間演算回路の異常を判定する
手段を判定する手段を備えたものである。
[作 用] 本発明においては、ドアゾーンを抜けて停止することを
所定回数検出する、着床状態検出手段が減速遅延時間演
算回路の異常と判定し、減速遅延時間演算回路の信号に
基づく減速開始点制御を無効にして減速指令が出力され
ると直ちに減速を開始させる。これによって、減速遅延
時間演算回路内では検出できない異常を検出することが
でき、減速遅延時間が過大出力されても、かごがドアゾ
ーンを抜けて停止することを未然に防止することができ
る。
[実施例] 以下、図示実施例により本発明を説明する。第1図は本
発明の一実施例に係る油圧エレベータのシステム構成図
で、図において、(1)は昇降路、(2)は昇降路
(1)の底部に立設され油(3)が充填されたシリン
ダ、(4)はシリンダ(2)に挿入されたプランジャ、
(5)はプランジャ(4)の頭部に結合されたかご、
(5a)はかご床、(6)はかご(5)側に設けられた減
速位置検出スイッチ、(7)は昇降路(1)側に設けら
れ減速位置検出スイッチ(6)の作動レバーと係合する
カム、(8)はかご速度検出装置であって、プーリ、ロ
ープ、及びパルス発生器から構成されている。
しかして、(9)はシリンダ(2)に接続された管路、
(10)は管路(9)に接続され動作すると管路(9)へ
圧油を送出する上昇用電磁弁、(11)は管路(9)から
の油圧を排出する下降用電磁弁、(12)は上昇用電磁弁
(10)に接続された油圧ポンプ、(13)は油圧ポンプ
(12)を駆動する油圧ポンプ用電動機、(14)は下降用
電磁弁(11)および油圧ポンプ(12)に接続された油タ
ンク、(15)はシリンダ(2)内の負荷圧力を検出する
圧力センサであって、かご内の負荷に応じて変化する。
なお、(16)は油タンク(14)内に設置されて油(3)
の温度を検出する油温センサである。
第2図は本実施例における制御回路のブロック構成図で
あり、図中、(8a)はかご速度検出装置(8)からのパ
ルス信号、(15a)は圧力センサ(15)からの圧力信
号、(16a)は油温センサ(16)からの油温信号、(1
8)はパルス信号(8a)に基づいて走行距離および停止
階までの残距離等を演算する移動距離演算回路、(19)
はパルス信号(8a)をかご速度に変換するかご速度検出
器、(20)は圧力信号(15a)を所定値に変換する負荷
検出器、(21)は油温信号(16a)を取り込んで所定値
に変換する油温検出器(例えばA/D変換器より成る)、
(22)は各検出器、回路の異常を検出する異常検出回
路、(23)はかご速度、負荷、油温等のデータに基づい
て遅延時間を算出する減速遅延時間演算回路であって、
例えばマイクロコンピュータ等から構成される。
また、(24)は通常の呼びに応答してかご(5)の運転
を制御する公知の運転制御回路で、例えばマイクロコン
ピュータ等から構成される。(25)は上昇用電磁弁(1
0)に指令を与えて高速運転をさせる上昇用高速電磁弁
制御回路、(26)は同じく上昇用電磁弁(10)に指令を
与えて低速運転をさせる上昇用低速電磁弁制御回路、
(27)は下降用電磁弁(11)に指令を与えて高速運転を
させる下降用高速電磁弁制御回路、(28)は同じく下降
用電磁弁(11)に指令を与えて低速運転をさせる下降用
低速電磁弁制御回路、(29)は電動機(13)の回転を制
御する電動機制御回路、(30)はかご(5)の着床状態
を検出してその制御の異常の有無を検出する着床状態検
出手段である。
第3図は本実施例における制御回路の動作を示すメイン
ルーチンの処理フローチャートであり、処理Aにて減速
遅延時間の演算処理を、処理Bにて減速開始点制御を、
処理Cにて異常の検出を行う。
次に、第1図,第2図,及び第3図中の各処理部である
サブルーチンを示す第4図乃至第6図の処理フローチャ
ートに基づき本実施例装置の動作について説明する。呼
び登録回路(図示せず)で上方階の呼びが登録される
と、電動機制御回路(29)が動作し、電動機(13)を回
転させて、油圧ポンプ(12)を駆動する。また、上昇用
高速電磁弁制御回路(25)及び上昇用低速電磁弁制御回
路(26)が動作し、上昇用電磁弁(10)を制御する。こ
れにより、油タンク(14)内の油は、上昇用電磁弁(1
0)から管路(9)を通じてシリンダ(2)に送出さ
れ、かご(5)が上昇する。この時、異常検出回路(2
2)により、かご(5)の走行についての安全が確認さ
れていることは言うまでもない。
かご(5)が停止すべき階に接近すると、減速位置検出
スイッチ(6)の作動レバーがカム(7)に係合して減
速位置検出スイッチ(6)が動作し、減速準備指令(6
a)が発せられる。
この時、減速遅延時間演算回路(23)では、第4図に示
す如く、走行方向、高速運転、低速運転等の運転状況を
読み(Step31)、速度検出装置(8)からのパルス信
号、すなわちかご速度検出器(19)からの速度信号(8
a)より速度を検出し(Step32)、負荷検出器(20)か
らの圧力信号(15a)より圧力を検出し(Step33)、油
温検出器(21)からの油温信号(16a)より油温を検出
し(Step34)、異常検出回路(22)にてこれら速度、圧
力、油温に異常が無いことが確認され(Step35)、更に
フラグ(IJYO)が「0」であることが確認されれば(St
ep36)、検出されたかご速度、負荷圧力、油温を基に、
減速遅延時間の演算を行う(Step37)。しかし、Step35
にて異常有と判断されれば、フラグ(IJYO)を「1」に
し(Step38)、更にStep36にてフラグ(IJYO)が「0」
でないことを確認した後、遅延時間を零に設定して(St
ep39)、減速開始点制御を無効とする。
減速開始点制御は運転制御回路(24)にて第5図に示す
ように行われる。まず、減速位置検出スイッチ(6)の
信号を取り込み(Step41)、減速準備指令(6a)が出た
か否かを判断し(Step42)、無ければフラグ(FLAG)を
ゼロクリアする(Step43)。出力されていればフラグ
(FLAG)が「1」にセットされているか否かを判断し
(Step44)、「1」にセットされていなければ、すなわ
ち最初に減速位置検出スイッチ(6)の信号を検出した
時は、前周期でフラグ(FLAG)はゼロクリアされている
ので、カウンタ(TIME)に、上述のStep37で算出された
減速遅延時間をセットするとともに、フラグ(FLAG)を
「1」にセットする(Step45)。ここでフラグ(FLAG)
を「1」にセットした後は、続けて減速位置検出スイッ
チ(6)の信号を検出しても、カウンタ(TIME)の値は
変化することはない。
次いで、フラグ(IJYO)が「1」にセットされているか
否か、つまり上述のStep36にて異常が検出されているか
否かを判断し(Step46)、異常が検出されていれば、直
ちに減速指令を出力し(Stpe47)、かご(5)を減速さ
せる。異常がなければ、カウンタ(TIME)の値を判断し
(Step48)、零でなければカウンタ(TIME)の値を減算
し(Step49)、その後の周期で零になった時点で、Step
48からStep47へ進み、減速指令を出力する。
遅延時間後、減速指令が運転制御回路(24)で発せられ
ると、上昇用高速電磁弁制御回路(25)に遮断指令が送
られ、上昇用電磁弁(10)の動作により、シリンダ
(2)への油(3)の送出量が減少し、かご(5)は減
速する。停止位置点に来ると、上昇用低速電磁弁制御回
路(26)も遮断され、かご(5)は停止する。
下降運転の場合は、上昇時と同様に下降用電磁弁(11)
が制御され、シリンダ(2)内の油(3)が管路(9)
及び下降用電磁弁(11)を通って油タンク(14)へ排出
される。これにより、かご(5)は減速、停止となる。
次に、何らかの異常で減速遅延時間が過大出力された場
合について第6図に基づき説明する。まず、減速開始点
制御(第5図)のStep47にて減速指令が出力されたか否
かを判断し(Step50)、出力されていればかご(5)が
停止したか否かを判断し(Step51)、停止すると着床状
態検出手段(30)にて停止位置がドアゾーン内か否かを
判断する(Step52)。ドアゾーン内であれば正規停止位
置か否かを判断し(Step53)、正規停止位置でなければ
周知の再床合わせ指令を発生させ(Step54)、ドアゾー
ン内でなければcontの数値を進める(Step55)。
次いで、contの数値が所定値以内か否かを判断し(Step
56)、所定値以内であればStep54に進み、再床合わせ指
令を発生させ、再床合わせを可能とし、所定値以上であ
れば減速開始点制御の異常と判断してフラグIJYOを
「1」にして(Step57)、以後、減速開始点制御を無効
とし、減速準備指令(6a)が発せられたら第5図中のSt
ep44−45−46−47の順で処理させ、直ちに減速させるよ
うにする。
その後、ドアゾーンを抜けるようなことがあれば、減速
開始点制御以外の異常と判断し、再起動不能とする。ま
た、ドアゾーン内へ進入したときのかご速度が高すぎて
明らかにドアゾーンを抜けると分かる場合は、ドアを開
かせないようにしてもよい。
このように、本実施例では、かごがドアゾーンを抜けて
停止することを所定回数検出すると、着床状態検出手段
(30)が減速遅延時間演算回路(23)の異常と判定し、
減速遅延時間演算回路(23)の信号に基づく減速開始点
制御を無効にして減速指令(6a)が出力されると直ちに
減速を開始する。これによって、減速遅延時間演算回路
(23)内では検出できない異常を検出することができ、
減速遅延時間が過大出力されても、かごがドアゾーンを
抜けて停止することを未然に防止することができ、乗客
がかご内に直ちに閉じ込められることが無いようにする
ことができる。
[発明の効果] 以上述べたように、本発明によれば、かごがドアゾーン
を抜けて停止することを所定回数検出すると、着床状態
検出手段が減速遅延時間演算回路の異常と判定し、減速
遅延時間演算回路の信号に基づく減速開始点制御を無効
にして減速指令が出力されると直ちに減速を開始するよ
うな構成にしたので、減速遅延時間演算回路内では検出
できない異常によって減速遅延時間が過大出力されて
も、かごがドアゾーンを抜けて停止するのを防止でき、
油圧エレベーターが運転停止状態に置かれるのを未然に
回避することが可能となって、油圧エレベーターの運行
に支障をきたすようなことがなく、乗客に不信をいだか
すようなこともないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る油圧エレベータの制御装置の一実
施例を示すシステム構成図、第2図はその制御回路のブ
ロック構成図、第3図はその動作を示すメインルーチン
の処理フローチャート、第4図乃至第6図はそれぞれ第
3図中の各処理部であるサブルーチンを示すもので、第
4図は減速遅延時間演算の処理フローチャート、第5図
は減速開始点制御の処理フローチャート、第6図は異常
検出の処理フローチャートである。 図において、(5)はかご、(6a)は減速準備指令、
(19)はかご速度検出器、(20)は負荷検出器、(21)
は油温検出器、(22)は異常検出回路、(23)は減速遅
延時間演算回路、(24)は運転制御回路(減速指令手
段)、(30)は着床状態検出手段である。 なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】かご速度、負荷圧力、油温等を検出する複
    数の検出器からの出力信号に基づいて異常の有無を検出
    する異常検出回路と、上記複数の検出器からの検出信号
    に基づいて、減速準備指令が入力した後、減速開始まで
    の遅延時間を算出する減速遅延時間演算回路と、定常時
    には上記減速遅延時間演算回路にて算出された減速遅延
    時間後に減速指令を出力し、上記異常検出回路からの異
    常検出信号が入力すると、直ちに減速指令を出力する減
    速指令手段とを備えた油圧エレベータにおいて、 かごの着床状態を検出して減速遅延時間演算回路の異常
    の有無を検出する着床状態検出手段を設け、上記減速遅
    延時間演算回路の異常を判定する手段を備えることを特
    徴とする油圧エレベータの制御装置。
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JPS60209476A (ja) * 1984-04-02 1985-10-22 三菱電機株式会社 油圧エレベ−タの制御装置
JPS63282070A (ja) * 1987-05-15 1988-11-18 株式会社日立製作所 油圧エレベ−タ−制御装置

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