JPH0798820B2 - 2−ナフチル−カルバペネム類 - Google Patents
2−ナフチル−カルバペネム類Info
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- JPH0798820B2 JPH0798820B2 JP3171353A JP17135391A JPH0798820B2 JP H0798820 B2 JPH0798820 B2 JP H0798820B2 JP 3171353 A JP3171353 A JP 3171353A JP 17135391 A JP17135391 A JP 17135391A JP H0798820 B2 JPH0798820 B2 JP H0798820B2
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D477/00—Heterocyclic compounds containing 1-azabicyclo [3.2.0] heptane ring systems, i.e. compounds containing a ring system of the formula:, e.g. carbapenicillins, thienamycins; Such ring systems being further condensed, e.g. 2,3-condensed with an oxygen-, nitrogen- or sulphur-containing hetero ring
- C07D477/10—Heterocyclic compounds containing 1-azabicyclo [3.2.0] heptane ring systems, i.e. compounds containing a ring system of the formula:, e.g. carbapenicillins, thienamycins; Such ring systems being further condensed, e.g. 2,3-condensed with an oxygen-, nitrogen- or sulphur-containing hetero ring with hydrogen atoms, hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals, directly attached in position 4, and with a carbon atom having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. an ester or nitrile radical, directly attached in position 2
- C07D477/12—Heterocyclic compounds containing 1-azabicyclo [3.2.0] heptane ring systems, i.e. compounds containing a ring system of the formula:, e.g. carbapenicillins, thienamycins; Such ring systems being further condensed, e.g. 2,3-condensed with an oxygen-, nitrogen- or sulphur-containing hetero ring with hydrogen atoms, hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals, directly attached in position 4, and with a carbon atom having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. an ester or nitrile radical, directly attached in position 2 with hydrogen atoms, hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals, attached in position 6
- C07D477/14—Heterocyclic compounds containing 1-azabicyclo [3.2.0] heptane ring systems, i.e. compounds containing a ring system of the formula:, e.g. carbapenicillins, thienamycins; Such ring systems being further condensed, e.g. 2,3-condensed with an oxygen-, nitrogen- or sulphur-containing hetero ring with hydrogen atoms, hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals, directly attached in position 4, and with a carbon atom having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. an ester or nitrile radical, directly attached in position 2 with hydrogen atoms, hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals, attached in position 6 with hydrogen atoms, hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals, attached in position 3
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
- Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
Description
【0001】本発明はカルバペネム類の抗菌剤に関す
る。これは以下により詳細に説明するように、側鎖2位
がナフタレン部分で特徴づけられており、多様な中性置
換基で置換される。
る。これは以下により詳細に説明するように、側鎖2位
がナフタレン部分で特徴づけられており、多様な中性置
換基で置換される。
【0002】チエナマイシンは、早くから広い範囲に用
いられてきたカルバペネムの抗菌剤であり、以下の構造
式を有する:
いられてきたカルバペネムの抗菌剤であり、以下の構造
式を有する:
【化43】 その後、構造式:
【化44】 のN−ホルムイミドイルチエナマイシンが発見された。
【0003】本発明の2−ナフチル−カルバペネムは、
チエナマイシンあるいはN−ホルムイミドイルチエナマ
イシンのような広い適用範囲を持つという特徴はない。
むしろ本発明の物質の作用範囲は、もっぱら、グラム陽
性微生物、とくにメチシリン耐性ブドウ球菌MRSA
(Staphylococcus aureus)、メチシリン耐性ブドウ球菌
MRSE(Staphylococcus epidermidis) 及びメチシリ
ン耐性コアグラーゼネガティブブドウ球菌MRCNS
(Staphylococci)に限定される。したがって、本発明の
抗菌化合物は、これらの抑制の困難な病原体の治療に重
要な貢献をなす。さらに、このような病原体(MRSA
/MRCNS)に対して有効であって、同時に安全な、
つまり、望ましくない毒性副作用のない薬剤に対する需
要が高まっている。これらの要求を満たすβ−ラクタム
抗菌剤はまだ発見されていない。そして、、現在よく用
いられるグリコペプチド抗菌剤であるバンコマイシンに
対しては、MRSA/MRCNS病原体の耐性がどんど
ん高くなってきている。
チエナマイシンあるいはN−ホルムイミドイルチエナマ
イシンのような広い適用範囲を持つという特徴はない。
むしろ本発明の物質の作用範囲は、もっぱら、グラム陽
性微生物、とくにメチシリン耐性ブドウ球菌MRSA
(Staphylococcus aureus)、メチシリン耐性ブドウ球菌
MRSE(Staphylococcus epidermidis) 及びメチシリ
ン耐性コアグラーゼネガティブブドウ球菌MRCNS
(Staphylococci)に限定される。したがって、本発明の
抗菌化合物は、これらの抑制の困難な病原体の治療に重
要な貢献をなす。さらに、このような病原体(MRSA
/MRCNS)に対して有効であって、同時に安全な、
つまり、望ましくない毒性副作用のない薬剤に対する需
要が高まっている。これらの要求を満たすβ−ラクタム
抗菌剤はまだ発見されていない。そして、、現在よく用
いられるグリコペプチド抗菌剤であるバンコマイシンに
対しては、MRSA/MRCNS病原体の耐性がどんど
ん高くなってきている。
【0004】ごく最近、アミノメチル及び置換したアミ
ノメチル等で任意に置換したアリール部分を2位の置換
基として持つカルバペネム抗菌剤が開示された。これら
の薬剤は、米国特許第4,543,257号及び第4,
260,627号に記述されており、構造式
ノメチル等で任意に置換したアリール部分を2位の置換
基として持つカルバペネム抗菌剤が開示された。これら
の薬剤は、米国特許第4,543,257号及び第4,
260,627号に記述されており、構造式
【化45】 を有する。
【0005】しかしながら、本発明の化合物を特徴づけ
る置換したナフチルである2位の置換基についての記述
や示唆はなく、又、本発明の化合物の非常に優秀な抗M
RSA/MRCNS作用に関する示唆もない。
る置換したナフチルである2位の置換基についての記述
や示唆はなく、又、本発明の化合物の非常に優秀な抗M
RSA/MRCNS作用に関する示唆もない。
【0006】EP−A−0277 743は、構造式:
【化46】 を有する特徴的な一群の化合物について説明している。
しかしこの限定された開示は、本発明の全く異なってい
る化合物にも、それらの非常に優秀な抗MRSA/MR
CNS作用にも全く触れていない。
しかしこの限定された開示は、本発明の全く異なってい
る化合物にも、それらの非常に優秀な抗MRSA/MR
CNS作用にも全く触れていない。
【0007】本発明を要約すると、構造式:
【化15】 を有する新規なカルバパネム化合物に関する。式中: RはH又はCH3 であり; R1 とR2 はそれぞれH、CH3−、CH3H2−、(CH
3)2CH−、HOCH2−、CH3CH(OH)−、(CH3)
2C(OH)−、FCH2CH(OH)− 、F2CHCH(O
H)−、F3CCH(OH)−、CH3CH(F)− 、CH3
CF2− 、又は(CH3)2C(F)−であり; Ra は水素及び下記に示すタイプI及びタイプIIの置換
基からなる群より独立に選択されるものであり、ただし
1個のRa はタイプIの置換基であり、別の1個のRa
は水素であり、残りの3個のRa は水素又はタイプIIの
置換基より選択する。ここにタイプIの置換基とは:
3)2CH−、HOCH2−、CH3CH(OH)−、(CH3)
2C(OH)−、FCH2CH(OH)− 、F2CHCH(O
H)−、F3CCH(OH)−、CH3CH(F)− 、CH3
CF2− 、又は(CH3)2C(F)−であり; Ra は水素及び下記に示すタイプI及びタイプIIの置換
基からなる群より独立に選択されるものであり、ただし
1個のRa はタイプIの置換基であり、別の1個のRa
は水素であり、残りの3個のRa は水素又はタイプIIの
置換基より選択する。ここにタイプIの置換基とは:
【0008】I.a)
【化48】 式中Aは (CH2)m -Q-(CH2)n であるが、ここにmは0〜
6であり、nは1〜6、そしてQは共有結合、O、S、
SO、SO2 、NH、-SO2NH- 、-NHSO2- 、-CONH-、-NHCO-、
-SO2N(C1-C4 アルキル)-、-N(C1-C4アルキル)SO2- 、-C
ON(C1-C4アルキル)-、-N(C1-C4アルキル)CO-、-CH=CH-
、-CO-、-OC(O)- 、-C(O)O- 又は N(C1-C4アルキル)
である。そして(CH2) m はナフチル部分に結合してい
る。
6であり、nは1〜6、そしてQは共有結合、O、S、
SO、SO2 、NH、-SO2NH- 、-NHSO2- 、-CONH-、-NHCO-、
-SO2N(C1-C4 アルキル)-、-N(C1-C4アルキル)SO2- 、-C
ON(C1-C4アルキル)-、-N(C1-C4アルキル)CO-、-CH=CH-
、-CO-、-OC(O)- 、-C(O)O- 又は N(C1-C4アルキル)
である。そして(CH2) m はナフチル部分に結合してい
る。
【0009】
【化49】 は5又は6員単環ヘテロ環又は8、9又は10員二環ヘ
テロ環であり、このヘテロ環は芳香族の第1の5又は6
員環に第1の窒素を有する。ヘテロ環は前記第一の窒素
によってAと結合し、この窒素は環結合に加えてこの結
合によって第4級である。第1の環は0又は1個のO又
はSいずれかを有し、さらに上記に加え0ないし3個の
窒素原子を有するが、任意に3又は4員部分と結合して
任意の第2の環を形成してよい。この部分は少なくとも
1個の炭素原子、0又は1個のOかSのいずれかを有
し、0ないし2個の窒素を有する。この部分は飽和でも
不飽和でもよく、第2の環は芳香族であってもなくても
よい。Rc は下記IIとして定義するように水素又は−N
Ry Rz である(Ry と R z は下記IIに定義する)
が、Rc が2個以上存在する場合にはRa から1つ、H
又は−NRy Rz から1つそれぞれ選択する。Rc は環
結合によって原子価を満足しない環の炭素原子又は窒素
ヘテロ原子と結合する。
テロ環であり、このヘテロ環は芳香族の第1の5又は6
員環に第1の窒素を有する。ヘテロ環は前記第一の窒素
によってAと結合し、この窒素は環結合に加えてこの結
合によって第4級である。第1の環は0又は1個のO又
はSいずれかを有し、さらに上記に加え0ないし3個の
窒素原子を有するが、任意に3又は4員部分と結合して
任意の第2の環を形成してよい。この部分は少なくとも
1個の炭素原子、0又は1個のOかSのいずれかを有
し、0ないし2個の窒素を有する。この部分は飽和でも
不飽和でもよく、第2の環は芳香族であってもなくても
よい。Rc は下記IIとして定義するように水素又は−N
Ry Rz である(Ry と R z は下記IIに定義する)
が、Rc が2個以上存在する場合にはRa から1つ、H
又は−NRy Rz から1つそれぞれ選択する。Rc は環
結合によって原子価を満足しない環の炭素原子又は窒素
ヘテロ原子と結合する。
【0010】I.b)
【化50】 式中
【化51】 は5又は6員単環ヘテロ環あるいは8、9又は10員二
環ヘテロ環であり、ヘテロ環は芳香族の第1の5又は6
員環に第1の窒素を有する。前記第1窒素は環結合に加
えて置換基Rd によって第4級であり、置換基Rd がな
いときには電気的に中性である。ヘテロ環の炭素原子に
よってA′に結合する。第1の環は0又は1個のOかS
いずれかを有し、さらに0ないし2個の窒素原子を有す
る。第1の環は任意に3又は4員部分と結合して任意の
第2の環を形成してもよい。この部分は少なくとも1個
の炭素原子を有し、0又は1個のOかSいずれか、0な
いし2個の窒素原子を有する。この部分は飽和でも不飽
和でもよく、第2の環は芳香族であってもなくてもよ
い。Rc は前記に定義した通りである。Rd は水素、N
H2 、O- 又はC1 −C4 アルキルである(アルキル基
は下記IIcに定義するRq で任意に1価置換してよ
い)。
環ヘテロ環であり、ヘテロ環は芳香族の第1の5又は6
員環に第1の窒素を有する。前記第1窒素は環結合に加
えて置換基Rd によって第4級であり、置換基Rd がな
いときには電気的に中性である。ヘテロ環の炭素原子に
よってA′に結合する。第1の環は0又は1個のOかS
いずれかを有し、さらに0ないし2個の窒素原子を有す
る。第1の環は任意に3又は4員部分と結合して任意の
第2の環を形成してもよい。この部分は少なくとも1個
の炭素原子を有し、0又は1個のOかSいずれか、0な
いし2個の窒素原子を有する。この部分は飽和でも不飽
和でもよく、第2の環は芳香族であってもなくてもよ
い。Rc は前記に定義した通りである。Rd は水素、N
H2 、O- 又はC1 −C4 アルキルである(アルキル基
は下記IIcに定義するRq で任意に1価置換してよ
い)。
【0011】A′は (CH2)m -Q-(CH2)n であり、mは0
〜6であり、nは0〜6である。Qは、mとnがどちら
も0の場合には共有結合ではないことをのぞけば前記の
とおりであり、 (CH2)m はナフチル部分に結合する。 I.c) -Ap -N+ R y (Rw )0-1(Rz ) 、式中Ry とR
z は下記IIに定義する。さらにRy とRz は、C1−C
4 アルキレンラジカルとして(下記に定義するRq によ
り任意に1価置換してもよい)環を形成できるが、この
環は N(O)Re 又は N+ (Re )2により断続される(式中R
e は水素、C1 −C4 アルキル又は下記に定義するRq
により1価置換したC1 −C4 アルキルである)。
〜6であり、nは0〜6である。Qは、mとnがどちら
も0の場合には共有結合ではないことをのぞけば前記の
とおりであり、 (CH2)m はナフチル部分に結合する。 I.c) -Ap -N+ R y (Rw )0-1(Rz ) 、式中Ry とR
z は下記IIに定義する。さらにRy とRz は、C1−C
4 アルキレンラジカルとして(下記に定義するRq によ
り任意に1価置換してもよい)環を形成できるが、この
環は N(O)Re 又は N+ (Re )2により断続される(式中R
e は水素、C1 −C4 アルキル又は下記に定義するRq
により1価置換したC1 −C4 アルキルである)。
【0012】Rw は水素、C1 −C4 アルキル、O- 、
NH2 であるか、又は存在しないが、この場合には窒素
は電気的に中性である。さらにRw 、Ry 及びRz は一
緒になって、N+ とともに二環を形成するC5 −C10分
岐アルカントリイルラジカルを形成できるが、この分岐
アルカントリイルラジカルは、下記に定義するRq で任
意に1価置換できる。分岐アルカントリイルラジカルの
第3級炭素は、窒素、N+ Re (Re は前記に定義した
通り)又はN+ −O- に任意に置き換えできる。pは0
又は1である。Aは前記に定義した通りである。
NH2 であるか、又は存在しないが、この場合には窒素
は電気的に中性である。さらにRw 、Ry 及びRz は一
緒になって、N+ とともに二環を形成するC5 −C10分
岐アルカントリイルラジカルを形成できるが、この分岐
アルカントリイルラジカルは、下記に定義するRq で任
意に1価置換できる。分岐アルカントリイルラジカルの
第3級炭素は、窒素、N+ Re (Re は前記に定義した
通り)又はN+ −O- に任意に置き換えできる。pは0
又は1である。Aは前記に定義した通りである。
【0013】I.d)
【化52】 式中
【化53】 は5又は6員単環ヘテロ環あるいは8、9又は10員二
環ヘテロ環であり、このヘテロ環は第1の環に第1の窒
素を有し、飽和でも不飽和でもよく芳香族でない。第1
窒素は環結合に加えて1又は2個の置換基Rd によって
第4級であるか、そうでない場合には環結合に加えて0
又は1個の置換基Rd によって中性である。ヘテロ環の
炭素原子又は第4級でない窒素原子によってA′に結合
している。第1の環は、炭素と第1の窒素に加えて、前
記結合を作る第4級でない窒素、O、S、S(O)、S(O)2
及びNRe (Re は前記に定義した通り)から成る基の
うちから選択した0ないし1個の基を有する。第1の環
は2、3又は4員部分と結合して任意の第2の環を形成
してよい。この部分は炭素の他に結合を作る第4級でな
い窒素を有し、飽和でも不飽和でもよい。第2の環は芳
香族ではない。Rd は前記に定義した通りであり、Rd
が2個以上窒素上に存在する場合には、少なくとも1個
のRd は水素又はC1 −C4 アルキルである。 A′は前記に定義した通りである。 Pは前記に定義した通りである。 Rq は下記に定義した通りである。 タイプIIの置換基は以下のようである: II. a)トリフルオロメチル基:−CF3 ; b)ハロゲン原子:−Br 、−Cl 、−F、又は−I; c)C1 −C4 アルコキシラジカル:−OC1-4 アルキ
ル、ここでアルキルはRq により任意に1価置換してよ
いが、Rq は -OH、-OCH3 、-CN 、-C(O)NH2、-OC(O)NH
2 、CHO 、-OC(O)N(CH3)2 、-SO2NH2 、-SO2N(CH3)2 、
-SOCH3、-SO2CH3 、-F、-CF3、 -COOMa (Ma は水素、
アルカリ金属、メチル又はフェニル)、テトラゾリル
(ただし結合部位はテトラゾール環の炭素原子であり、
窒素原子の1個は前記に定義したMa で1価置換され
る)及び -SO3Mb (Mb は水素又はアルカリ金属)から
成る一群から選択した基である; d)水酸基:−OH; e)カルボニルオキシラジカル:−O(C=O)Rs 、
式中、Rs はC1-4 アルキル又はフェニルであり、いず
れも前記に定義のRq で任意に1価置換できる; f)カルバモイルオキシ基:−O(C=O)N(R y )Rz 、式
中、Ry とRz はそれぞれH、C1-4 アルキル(前記に
定義のRq で任意に1価置換してよい)であるか、一緒
になって3ないし5員アルキレンラジカルとして環(前
記に定義のRq で任意に置換される)を形成するかある
いは一緒になって−O−、−S−、−S(O)−又は−S(O)
2 −により断続されて、2ないし4員アルキレンラジカ
ルとして環(これは前記に定義のRq で任意に1価置換
してよい)を形成する; g)硫黄ラジカル; −S(O)n -Rs 、式中n=0〜2でありRs は前記に定義
の通りである; h)スルファモイル基: −SO2N(Ry )R z、式中Ry とRz は前記に定義してもの
である。 i)アジド:N3 ; j)ホルムアミド基:−N(R t )(C=O)H 式中、Rt はH又はC1-4 アルキルでり、このアルキル
は前記に定義のRq で任意に1価置換される; k)(C1 −C4 アルキル)カルボニルアミノ・ラジカ
ル: −N(R t )(C=O)C1-4アルキル、式中Rt は前記に定義し
たものであり、やはりアルキル基は前記に定義のRq で
任意に1価置換される; l)(C1 −C4 アルコキシ)カルボニルアミノ・ラジ
カル: −N(R t )(C=O)OC1-4 アルキル、式中Rt は前記に定義
したものであり、又アルキル基は前記に定義のRq で任
意に1価置換される;
環ヘテロ環であり、このヘテロ環は第1の環に第1の窒
素を有し、飽和でも不飽和でもよく芳香族でない。第1
窒素は環結合に加えて1又は2個の置換基Rd によって
第4級であるか、そうでない場合には環結合に加えて0
又は1個の置換基Rd によって中性である。ヘテロ環の
炭素原子又は第4級でない窒素原子によってA′に結合
している。第1の環は、炭素と第1の窒素に加えて、前
記結合を作る第4級でない窒素、O、S、S(O)、S(O)2
及びNRe (Re は前記に定義した通り)から成る基の
うちから選択した0ないし1個の基を有する。第1の環
は2、3又は4員部分と結合して任意の第2の環を形成
してよい。この部分は炭素の他に結合を作る第4級でな
い窒素を有し、飽和でも不飽和でもよい。第2の環は芳
香族ではない。Rd は前記に定義した通りであり、Rd
が2個以上窒素上に存在する場合には、少なくとも1個
のRd は水素又はC1 −C4 アルキルである。 A′は前記に定義した通りである。 Pは前記に定義した通りである。 Rq は下記に定義した通りである。 タイプIIの置換基は以下のようである: II. a)トリフルオロメチル基:−CF3 ; b)ハロゲン原子:−Br 、−Cl 、−F、又は−I; c)C1 −C4 アルコキシラジカル:−OC1-4 アルキ
ル、ここでアルキルはRq により任意に1価置換してよ
いが、Rq は -OH、-OCH3 、-CN 、-C(O)NH2、-OC(O)NH
2 、CHO 、-OC(O)N(CH3)2 、-SO2NH2 、-SO2N(CH3)2 、
-SOCH3、-SO2CH3 、-F、-CF3、 -COOMa (Ma は水素、
アルカリ金属、メチル又はフェニル)、テトラゾリル
(ただし結合部位はテトラゾール環の炭素原子であり、
窒素原子の1個は前記に定義したMa で1価置換され
る)及び -SO3Mb (Mb は水素又はアルカリ金属)から
成る一群から選択した基である; d)水酸基:−OH; e)カルボニルオキシラジカル:−O(C=O)Rs 、
式中、Rs はC1-4 アルキル又はフェニルであり、いず
れも前記に定義のRq で任意に1価置換できる; f)カルバモイルオキシ基:−O(C=O)N(R y )Rz 、式
中、Ry とRz はそれぞれH、C1-4 アルキル(前記に
定義のRq で任意に1価置換してよい)であるか、一緒
になって3ないし5員アルキレンラジカルとして環(前
記に定義のRq で任意に置換される)を形成するかある
いは一緒になって−O−、−S−、−S(O)−又は−S(O)
2 −により断続されて、2ないし4員アルキレンラジカ
ルとして環(これは前記に定義のRq で任意に1価置換
してよい)を形成する; g)硫黄ラジカル; −S(O)n -Rs 、式中n=0〜2でありRs は前記に定義
の通りである; h)スルファモイル基: −SO2N(Ry )R z、式中Ry とRz は前記に定義してもの
である。 i)アジド:N3 ; j)ホルムアミド基:−N(R t )(C=O)H 式中、Rt はH又はC1-4 アルキルでり、このアルキル
は前記に定義のRq で任意に1価置換される; k)(C1 −C4 アルキル)カルボニルアミノ・ラジカ
ル: −N(R t )(C=O)C1-4アルキル、式中Rt は前記に定義し
たものであり、やはりアルキル基は前記に定義のRq で
任意に1価置換される; l)(C1 −C4 アルコキシ)カルボニルアミノ・ラジ
カル: −N(R t )(C=O)OC1-4 アルキル、式中Rt は前記に定義
したものであり、又アルキル基は前記に定義のRq で任
意に1価置換される;
【0014】m)ウレイド基: −N(R t )(C=O)N(R y )Rz 、式中Rt 、Ry 及びRz は
前記に定義したものである; r)スルホンアミド基:−N(R t )SO2R s 、式中Rs と
Rt は前記に定義したものである; o)シアノ基:−CN; p)ホルミル又はアセタール化したホルミル・ラジカ
ル:−(C=O)H又は−CH(OCH3)2 ; q)カルボニルをアセタール化した(C1 −C4 アルキ
ル)カルボニル・ラジカル:−C(OCH3)2C1-4アルキル、
式中アルキルは前記に定義のRq で任意に1価置換して
よい; r)カルボニル・ラジカル:−(C=O)Rs 、式中Rs は前
記に定義。 s)酸素又は炭素原子をC1 −C4 アルキル基で任意に
置換してもよいヒドロキシイミノメチル・ラジカル:−
(C=NORz )Ry 、式中Ry とRz はともに結合して環を形
成しないことをのぞけば前記に定義の通りである; t)(C1 −C4 アルコキシ)カルボニル・ラジカル: −(C=O)OC1-4アルキル、式中アルキルは前記に定義のR
q で任意に1価置換される; u)カルバモイル・ラジカル:−(C=O)N(Ry )Rz 、式中
Ry とRz は前記に定義したものである; v)窒素原子をさらにC1 −C4 アルキル基で置換して
もよいN−ヒドロキシカルバモイル又はN(C1 −C4
アルコキシ)カルバモイル・ラジカル:−(C=O)-N(O
Ry )Rz 、式中Ry とRz は、ともに結合して環を形成
しないことをのぞけば前記に定義の通りである; w)チオカルバモイル基:−(C=S)N(Ry )Rz 、式中Ry
とRz は前記に定義したものである; x)カルボキシル:−COOMb 、式中Mb は前記に定義し
たものである; y)チオシアン酸基:−SCN; z)トリフルオロメチルチオ:−SCF3 ;
前記に定義したものである; r)スルホンアミド基:−N(R t )SO2R s 、式中Rs と
Rt は前記に定義したものである; o)シアノ基:−CN; p)ホルミル又はアセタール化したホルミル・ラジカ
ル:−(C=O)H又は−CH(OCH3)2 ; q)カルボニルをアセタール化した(C1 −C4 アルキ
ル)カルボニル・ラジカル:−C(OCH3)2C1-4アルキル、
式中アルキルは前記に定義のRq で任意に1価置換して
よい; r)カルボニル・ラジカル:−(C=O)Rs 、式中Rs は前
記に定義。 s)酸素又は炭素原子をC1 −C4 アルキル基で任意に
置換してもよいヒドロキシイミノメチル・ラジカル:−
(C=NORz )Ry 、式中Ry とRz はともに結合して環を形
成しないことをのぞけば前記に定義の通りである; t)(C1 −C4 アルコキシ)カルボニル・ラジカル: −(C=O)OC1-4アルキル、式中アルキルは前記に定義のR
q で任意に1価置換される; u)カルバモイル・ラジカル:−(C=O)N(Ry )Rz 、式中
Ry とRz は前記に定義したものである; v)窒素原子をさらにC1 −C4 アルキル基で置換して
もよいN−ヒドロキシカルバモイル又はN(C1 −C4
アルコキシ)カルバモイル・ラジカル:−(C=O)-N(O
Ry )Rz 、式中Ry とRz は、ともに結合して環を形成
しないことをのぞけば前記に定義の通りである; w)チオカルバモイル基:−(C=S)N(Ry )Rz 、式中Ry
とRz は前記に定義したものである; x)カルボキシル:−COOMb 、式中Mb は前記に定義し
たものである; y)チオシアン酸基:−SCN; z)トリフルオロメチルチオ:−SCF3 ;
【0015】aa)結合部位がテトラゾール環の炭素原
子であり、窒素原子1個が水素、アルカリ金属又は、前
記に定義のRq で任意に1価置換したC1 −C4 アルキ
ルのいずれかによって1価置換されたテトラゾリル; ab)以下の一群から選択した陰イオン基、すなわちホ
スホノ〔P=O(OMb )2〕;アルキルホスホノ{P=O(OMb )-
〔O(C1−C4アルキル) 〕};アルキルホスフィニル〔P=
O(OMb )-(C1 −C4アルキル)〕;ホスホルアミド〔P=O(O
Mb )N(Ry )Rz 及びP=O(OMb )NHRx 〕;スルフィノ(SO2M
b ) ;スルホ(SO3M b ) ;式 CONM b SO2Ry 、CONM b
SO2N(R y )Rz 、SO2NM b CON(R y )Rz より選択した
アシルスルホンアミド;及びSO2NM b CN、ただし式中
子であり、窒素原子1個が水素、アルカリ金属又は、前
記に定義のRq で任意に1価置換したC1 −C4 アルキ
ルのいずれかによって1価置換されたテトラゾリル; ab)以下の一群から選択した陰イオン基、すなわちホ
スホノ〔P=O(OMb )2〕;アルキルホスホノ{P=O(OMb )-
〔O(C1−C4アルキル) 〕};アルキルホスフィニル〔P=
O(OMb )-(C1 −C4アルキル)〕;ホスホルアミド〔P=O(O
Mb )N(Ry )Rz 及びP=O(OMb )NHRx 〕;スルフィノ(SO2M
b ) ;スルホ(SO3M b ) ;式 CONM b SO2Ry 、CONM b
SO2N(R y )Rz 、SO2NM b CON(R y )Rz より選択した
アシルスルホンアミド;及びSO2NM b CN、ただし式中
【0016】Rx はフェニル又はヘテロアリールであ
り、ヘテロアリールは5又は6個の環原子を有する単環
芳香族炭化水素基である。炭素原子が結合部位であり、
炭素原子1個は窒素に置き換えられている。さらにもう
1個の炭素原子は、O又はSから選択したヘテロ原子に
任意に置き換えてよい。さらに1ないし2個の炭素原子
を窒素ヘテロ原子に任意に置き換えてもよく、フェニル
及びヘテロアリールを前記に定義のRq で任意に1価置
換できる。Mb は前記に定義したものであり、Ry とR
zも前記に定義したものである、
り、ヘテロアリールは5又は6個の環原子を有する単環
芳香族炭化水素基である。炭素原子が結合部位であり、
炭素原子1個は窒素に置き換えられている。さらにもう
1個の炭素原子は、O又はSから選択したヘテロ原子に
任意に置き換えてよい。さらに1ないし2個の炭素原子
を窒素ヘテロ原子に任意に置き換えてもよく、フェニル
及びヘテロアリールを前記に定義のRq で任意に1価置
換できる。Mb は前記に定義したものであり、Ry とR
zも前記に定義したものである、
【0017】ac)以下のようなC5 −C7 シクロアル
キル基。すなわち、環の炭素1個はO、S、NH又はN
(C1 −C4 アルキル)より選択したヘテロ原子に置き
換えられている。さらに炭素原子1個をNH又はN(C
1 −C4 アルキル)に置き換えてもよい。各ヘテロ原子
に隣接する炭素原子の少なくとも1個は、結合している
水素のいずれもが1個の酸素で置換されていて、それに
よってカルボニル部分を形成している。環には1又は2
個のカルボニル部分が存在する; ad)前記の置換基a)ないしac)及び、前記に定義
のRq で任意に置換されてもよいフェニルのうちの1つ
により任意に1価置換できるC2 −C4 アルケニル・ラ
ジカル; ae)前記の置換基a)ないしac)で任意に1価置換
できるC2 −C4 アルキニル・ラジカル; af)C1 −C4 アルキル・ラジカル; ag)前記置換基a)ないしac)の1つで1価置換し
たC1 −C4 アルキル; ah)以下のような2−オキサゾリジノニル部分。すな
わち結合部位はオキサゾリジノン環の窒素原子であり、
環炭素原子は、S及びNRt (Rt は前記に定義したも
の)、から選択したヘテロ原子に任意に置き換えられ
る。そしてオキサゾリジノン環の飽和炭素原子の1個
は、前記置換基a)ないしag)のうちの1つにより任
意に1価置換してもよい;
キル基。すなわち、環の炭素1個はO、S、NH又はN
(C1 −C4 アルキル)より選択したヘテロ原子に置き
換えられている。さらに炭素原子1個をNH又はN(C
1 −C4 アルキル)に置き換えてもよい。各ヘテロ原子
に隣接する炭素原子の少なくとも1個は、結合している
水素のいずれもが1個の酸素で置換されていて、それに
よってカルボニル部分を形成している。環には1又は2
個のカルボニル部分が存在する; ad)前記の置換基a)ないしac)及び、前記に定義
のRq で任意に置換されてもよいフェニルのうちの1つ
により任意に1価置換できるC2 −C4 アルケニル・ラ
ジカル; ae)前記の置換基a)ないしac)で任意に1価置換
できるC2 −C4 アルキニル・ラジカル; af)C1 −C4 アルキル・ラジカル; ag)前記置換基a)ないしac)の1つで1価置換し
たC1 −C4 アルキル; ah)以下のような2−オキサゾリジノニル部分。すな
わち結合部位はオキサゾリジノン環の窒素原子であり、
環炭素原子は、S及びNRt (Rt は前記に定義したも
の)、から選択したヘテロ原子に任意に置き換えられ
る。そしてオキサゾリジノン環の飽和炭素原子の1個
は、前記置換基a)ないしag)のうちの1つにより任
意に1価置換してもよい;
【0018】Mはi) 水素; ii) 薬剤用のエステル化基又は除去できるカルボキシ
ル保護基; iii) アルカリ金属又は他の薬剤用カチオン;又は iv) 正に帯電した基によって中性となる負の電荷 から選択する。
ル保護基; iii) アルカリ金属又は他の薬剤用カチオン;又は iv) 正に帯電した基によって中性となる負の電荷 から選択する。
【0019】又構造式:
【化54】 を有するカルバペネム化合物の中間体を提供する。式
中、RはH又はCH3;Ra は前記に定義したものであ
るが、ただしRq はさらにOP′を含み(このP′は以
下に定義する)、Rq のMa 及びMb はともにMを含
み、Ra はさらに保護した水酸基OP′を含めてもよ
い;P′は除去できる水酸基の保護基;Mは除去できる
カルボキシルの保護基;そしてタイプIでは、Ra は陰
イオンの形態のZによって中性になる。Zはメタンスル
ホニルオキシ、トリフルオロメタンスルホニルオキシ、
フルオロスルホニルオキシ、p−トルエンスルホニルオ
キシ、2,4,6−トリイソプロピルベンゼンスルホニ
ルオキシ、p−ブロモベンゼンスルホニルオキシ、p−
ニトロベンゼンスルホニルオキシ、ブロモ及びヨードで
ある。
中、RはH又はCH3;Ra は前記に定義したものであ
るが、ただしRq はさらにOP′を含み(このP′は以
下に定義する)、Rq のMa 及びMb はともにMを含
み、Ra はさらに保護した水酸基OP′を含めてもよ
い;P′は除去できる水酸基の保護基;Mは除去できる
カルボキシルの保護基;そしてタイプIでは、Ra は陰
イオンの形態のZによって中性になる。Zはメタンスル
ホニルオキシ、トリフルオロメタンスルホニルオキシ、
フルオロスルホニルオキシ、p−トルエンスルホニルオ
キシ、2,4,6−トリイソプロピルベンゼンスルホニ
ルオキシ、p−ブロモベンゼンスルホニルオキシ、p−
ニトロベンゼンスルホニルオキシ、ブロモ及びヨードで
ある。
【0020】さらなる好適な中間体は構造式
【化55】 を有する。式中Ra は、H、Cl、Br、I、SCH3、CN、CH
O 、SOCH3 、SO2CH3、CO2M、CONH2 、OP′及び CH2OP′
から成る一群より選択する;P′は除去できる水酸基の
保護基;Mは除去できるカルボキシルの保護基;そして
Zはアルキルスルホニルオキシ、置換したアルキルスル
ホニルオキシ、アリールスルホニルオキシ、置換したア
リールスルホニルオキシ、フルオロスルホニルオキシ及
びハロゲンから成る一群より選択する。
O 、SOCH3 、SO2CH3、CO2M、CONH2 、OP′及び CH2OP′
から成る一群より選択する;P′は除去できる水酸基の
保護基;Mは除去できるカルボキシルの保護基;そして
Zはアルキルスルホニルオキシ、置換したアルキルスル
ホニルオキシ、アリールスルホニルオキシ、置換したア
リールスルホニルオキシ、フルオロスルホニルオキシ及
びハロゲンから成る一群より選択する。
【0021】以下本発明を詳細に説明する。構造式Iの
化合物の製造は、3段階の合成計画とそれに続く保護基
の除去によって行なうことができる。第1合成段階の目
的は、構造式Iのカルバペネムの2位の置換基となる基
体のブロモナフタレン化合物の生成である。第2合成段
階の目的は、このベースのナフタレンをカルバペネムに
結合することである。最後に、第3合成段階の目的は、
ナフタレンを望ましいRa で置換することである。この
第3合成段階は、多様なRa の性質に応じて、第1合成
段階の後、あるいは第2合成段階の途中又は後に行なう
ことができる。
化合物の製造は、3段階の合成計画とそれに続く保護基
の除去によって行なうことができる。第1合成段階の目
的は、構造式Iのカルバペネムの2位の置換基となる基
体のブロモナフタレン化合物の生成である。第2合成段
階の目的は、このベースのナフタレンをカルバペネムに
結合することである。最後に、第3合成段階の目的は、
ナフタレンを望ましいRa で置換することである。この
第3合成段階は、多様なRa の性質に応じて、第1合成
段階の後、あるいは第2合成段階の途中又は後に行なう
ことができる。
【0022】フロー・シートAは、ここに提案した第1
段階の合成を示す。フロー・シートB及びCは、2通り
の第2段階の合成を示す。第3合成は、選択したRa に
応じて変わる。第1合成段階、すなわち置換したブロモ
ナフタレン化合物の合成は、この分野で周知の多くの方
法で行なえる。ブロモナフタレンを含めたナフタレンの
合成、置換及び仕上げは、化学の文献にくわしく報告さ
れている(E. H. Roddと J. van Alphen "Rodd′s Che
mistry of Carbon Compounds" (「ロッド炭素化合物の
化学」)収録、第3巻、B編、芳香族化合物p.1253
(1956);N. Campbell "Rodd ′s Chemistry of
Carbon Compounds" 第2版収録、第3巻、G編、芳香族
化合物、p99(1978);M. J. S. Dewarと P. J.
Grisdale, J. Am. Chem. Soc., 84、3541(19
62);W. Adcock とP. R. Wells, Aust.J. Chem.,1
8、1351(1965);W. Adcock と M. J.S. Dew
ar, J. Am. Chem. Soc., 89、386(1967);
W. Adcock ら、J. Am. Chem.Soc.,97、2198(1
975);E. A. Dixon ら、Can. J. Chem.,59、26
29(1981))。下記のフロー・シートAは、代表
的なブロモナフタレンの出発化合物A1を示す。
段階の合成を示す。フロー・シートB及びCは、2通り
の第2段階の合成を示す。第3合成は、選択したRa に
応じて変わる。第1合成段階、すなわち置換したブロモ
ナフタレン化合物の合成は、この分野で周知の多くの方
法で行なえる。ブロモナフタレンを含めたナフタレンの
合成、置換及び仕上げは、化学の文献にくわしく報告さ
れている(E. H. Roddと J. van Alphen "Rodd′s Che
mistry of Carbon Compounds" (「ロッド炭素化合物の
化学」)収録、第3巻、B編、芳香族化合物p.1253
(1956);N. Campbell "Rodd ′s Chemistry of
Carbon Compounds" 第2版収録、第3巻、G編、芳香族
化合物、p99(1978);M. J. S. Dewarと P. J.
Grisdale, J. Am. Chem. Soc., 84、3541(19
62);W. Adcock とP. R. Wells, Aust.J. Chem.,1
8、1351(1965);W. Adcock と M. J.S. Dew
ar, J. Am. Chem. Soc., 89、386(1967);
W. Adcock ら、J. Am. Chem.Soc.,97、2198(1
975);E. A. Dixon ら、Can. J. Chem.,59、26
29(1981))。下記のフロー・シートAは、代表
的なブロモナフタレンの出発化合物A1を示す。
【0023】ナフタレンA1を用いて、提案した第2段
階合成の出発物質B1を生成できる。フロー・シートA
を参照してA1から出発すると、まず、1位のカルボキ
シルを、所望のRa 置換基にかえるか、あるいはナフタ
レンを所望のカルバペネムの置換アゼチジン−2−オン
先駆体に付加する反応条件に対して安定なRa の先駆体
にかえることが必要である。t−ブチルジメチルシリオ
キシメチル前駆体置換基を二段階でA1の1位上に得る
ことができる。まず、水素化リチウム−アルミニウム
(LAH)、ボラン等の還元剤をTHF、ジエチルエー
テル等の適当な極性非プロトン性溶媒中で、0℃ないし
室温(RT)で、A1と反応させることにより、カルボ
キシルをヒドロキシメチルに還元する。次に反応生成物
を単離し、トリエチルアミンと4−ジメチルアミノピリ
ジンとともにジクロロメタン中で塩化t−ブチルジメチ
ルシリルと反応させて、保護したナフタレンB1を生成
する。
階合成の出発物質B1を生成できる。フロー・シートA
を参照してA1から出発すると、まず、1位のカルボキ
シルを、所望のRa 置換基にかえるか、あるいはナフタ
レンを所望のカルバペネムの置換アゼチジン−2−オン
先駆体に付加する反応条件に対して安定なRa の先駆体
にかえることが必要である。t−ブチルジメチルシリオ
キシメチル前駆体置換基を二段階でA1の1位上に得る
ことができる。まず、水素化リチウム−アルミニウム
(LAH)、ボラン等の還元剤をTHF、ジエチルエー
テル等の適当な極性非プロトン性溶媒中で、0℃ないし
室温(RT)で、A1と反応させることにより、カルボ
キシルをヒドロキシメチルに還元する。次に反応生成物
を単離し、トリエチルアミンと4−ジメチルアミノピリ
ジンとともにジクロロメタン中で塩化t−ブチルジメチ
ルシリルと反応させて、保護したナフタレンB1を生成
する。
【0024】化合物A1上のRa 置換基については、化
合物B1の生成条件及びそれにつづくB1をカルバペネ
ムに加えるという条件に対して安定な保護基を持つRa
でも、持たないRa でもよい。あるいはRa は、B1の
製造条件に安定な適当な先駆体置換基であってもよい
が、B1をカルバペネムに加える条件に対しては安定で
あってもなくてもよく、所望のRa 又は別の先駆体置換
基に変わり得るものである。先駆体置換基に何を用いる
かは、それがB1の合成をさまたげず、またあとでより
望ましい置換基に変わり得るならば、重要ではない。好
ましい先駆体置換基は、メチル、ヒドロキシメチル及び
保護したヒドロキシメチルである。
合物B1の生成条件及びそれにつづくB1をカルバペネ
ムに加えるという条件に対して安定な保護基を持つRa
でも、持たないRa でもよい。あるいはRa は、B1の
製造条件に安定な適当な先駆体置換基であってもよい
が、B1をカルバペネムに加える条件に対しては安定で
あってもなくてもよく、所望のRa 又は別の先駆体置換
基に変わり得るものである。先駆体置換基に何を用いる
かは、それがB1の合成をさまたげず、またあとでより
望ましい置換基に変わり得るならば、重要ではない。好
ましい先駆体置換基は、メチル、ヒドロキシメチル及び
保護したヒドロキシメチルである。
【0025】フロー・シートBに示すグリニャール反応
により、安定なRa 又は適当なその先駆体置換基を持つ
ナフタレンB1をアゼチジン−2−オンB2に加える。
このグリニャール反応では、THF、ジエチルエーテル
等の適当な極性非プロトン性溶媒中で20℃ないし60
℃で、B1がマグネシウムと1,2−ジブロモエタンと
反応することによりグリニャール試薬に変わること、そ
して、それにつづいてTHF、ジエチルエーテル等の適
当な極性非プロトン性溶媒中で、−70℃ないし20℃
で、グリニャール試薬のB1をB2と反応させてアゼチ
ジン−2−オンB3を生成すること、が必要である。あ
るいは、THF、ジエチルエーテル等の適当な極性非プ
ロトン性溶媒中で、−78℃から−50℃で、B1をt
−ブチルリチウム又はn−ブチルリチウム等と反応させ
た後に、臭化マグネシウムを加えて同じグリニャール試
薬を作ってもよい。実際にはB3のRi はピリジ−2−
イルを用いたが、明らかに、芳香族とヘテロ芳香族の置
換基を含めた多様な置換基であってもよい。さらにRi
は、たとえばフェニル、ピリミジニル又はチアゾリルで
もよい。
により、安定なRa 又は適当なその先駆体置換基を持つ
ナフタレンB1をアゼチジン−2−オンB2に加える。
このグリニャール反応では、THF、ジエチルエーテル
等の適当な極性非プロトン性溶媒中で20℃ないし60
℃で、B1がマグネシウムと1,2−ジブロモエタンと
反応することによりグリニャール試薬に変わること、そ
して、それにつづいてTHF、ジエチルエーテル等の適
当な極性非プロトン性溶媒中で、−70℃ないし20℃
で、グリニャール試薬のB1をB2と反応させてアゼチ
ジン−2−オンB3を生成すること、が必要である。あ
るいは、THF、ジエチルエーテル等の適当な極性非プ
ロトン性溶媒中で、−78℃から−50℃で、B1をt
−ブチルリチウム又はn−ブチルリチウム等と反応させ
た後に、臭化マグネシウムを加えて同じグリニャール試
薬を作ってもよい。実際にはB3のRi はピリジ−2−
イルを用いたが、明らかに、芳香族とヘテロ芳香族の置
換基を含めた多様な置換基であってもよい。さらにRi
は、たとえばフェニル、ピリミジニル又はチアゾリルで
もよい。
【0026】アゼチジン−2−オンB3は、環を閉じて
カルバペネムになる中間体である。修飾がカルバペネム
核と適合しない場合に、Ra 、又はt−ブチルジメチル
シリルオキシメチル等の先駆体置換基を修飾するのは、
この中間体上である。たとえば、t−ブチルジメチルシ
リル基を化合物B3上のナフタレンの1位のヒドロキシ
メチル置換基からとりのぞく簡単な反応は、0℃でメタ
ノール中の硫酸希釈溶液に化合物B3をひたすことであ
る。フロー・シートBは、その結果得られる化合物B3
Aを示す。もしも、B3が環をつくりカルバペネムにな
った後に同じ条件下でt−ブチルジメチルシリル基をと
りのぞいたら、カルバペネムの大部分が分解して失なわ
れてしまう。したがってこの場合には、先駆体置換基の
修飾及び、他の先駆体又はさらにRa との置換は、カル
バペネムの閉じる前に行なうのが最善である。もちろ
ん、B3が環化してカルバペネムを作った後に、THF
中でフッ化テトラ−n−ブチルアンモニウム及び酢酸と
反応させて低い収率でt−ブチルジメチルシリル基をと
りのぞくことは可能である。
カルバペネムになる中間体である。修飾がカルバペネム
核と適合しない場合に、Ra 、又はt−ブチルジメチル
シリルオキシメチル等の先駆体置換基を修飾するのは、
この中間体上である。たとえば、t−ブチルジメチルシ
リル基を化合物B3上のナフタレンの1位のヒドロキシ
メチル置換基からとりのぞく簡単な反応は、0℃でメタ
ノール中の硫酸希釈溶液に化合物B3をひたすことであ
る。フロー・シートBは、その結果得られる化合物B3
Aを示す。もしも、B3が環をつくりカルバペネムにな
った後に同じ条件下でt−ブチルジメチルシリル基をと
りのぞいたら、カルバペネムの大部分が分解して失なわ
れてしまう。したがってこの場合には、先駆体置換基の
修飾及び、他の先駆体又はさらにRa との置換は、カル
バペネムの閉じる前に行なうのが最善である。もちろ
ん、B3が環化してカルバペネムを作った後に、THF
中でフッ化テトラ−n−ブチルアンモニウム及び酢酸と
反応させて低い収率でt−ブチルジメチルシリル基をと
りのぞくことは可能である。
【0027】化合物B3Aを微量のp−ヒドロキノンと
共に約1ないし2時間キシレン中で還流することによっ
て環化させて、化合物B4を作ることができる。ヒドロ
キシメチル等の先駆体置換基をRa にする最終的な仕上
げが完了するのはこの中間体上てある。その後、保護基
をとりのぞくと、構造式Iの最終化合物が得られる。こ
の最終的な仕上げと保護基の除去はさらにくわしく以下
で説明すく。
共に約1ないし2時間キシレン中で還流することによっ
て環化させて、化合物B4を作ることができる。ヒドロ
キシメチル等の先駆体置換基をRa にする最終的な仕上
げが完了するのはこの中間体上てある。その後、保護基
をとりのぞくと、構造式Iの最終化合物が得られる。こ
の最終的な仕上げと保護基の除去はさらにくわしく以下
で説明すく。
【化56】
【化57】
【化58】
【0028】フロー・シートCは、別の第2段階構成、
すなわちB1のような基本のナフタレンを、カルバペネ
ムの2位に結合させる合成を示す。この合成は、カルバ
ペネムトリフラートと適当に置換したアリールスタンナ
ンの、パラジウムを触媒としたクロスカップリング反応
を含むが、この工程は本出願書に引用されその一部をな
す1990年2月16日提出の米国特許出願第485,
096号に説明されている。この合成を適用するために
は、まずブロモナフタレンB1をトルメチルスタンニル
ナフタレンC3に修飾する必要がある。これは、THF
中で−78℃から−50℃で、B1をt−ブチルリチウ
ムと反応させた後、塩化トリメチルスズを加えることに
より行なう。これによって、1位のヒドロキシメチル置
換基上のt−ブチルジメチルシリル保護基をTHF中の
フッ化テトラ−n−ブチルアンモニウムにひたすことに
よって除去するとC3を生成する、中間体が得られる。
あるいは、ブロモナフタレンB1を、テトラキス(トリ
フェニルホスフィン)パラジウムのようなパラジウム
(O)触媒の存在下に、トルエンのような不活性溶媒中
で25℃から110℃で0.25ないし24時間ヘキサメ
チル2すずと反応させて、前記のようにt−ブチルジメ
チルシリル保護基を除去して、同じスタンナンC3を得
ることができる。もしナフタレンの側鎖がカルバペネム
と結合した後に同じ条件下でt−ブチルジメチルシリル
基をとりのぞくと、除去中のカルバペネムの分解のため
に得られる全収率はかなり低い。したがってこの場合、
先駆体置換基の修飾及び、他の先駆体置換基又はさらに
Ra との置換は、カルバペネムとの結合以前に行なうの
が最もよい。
すなわちB1のような基本のナフタレンを、カルバペネ
ムの2位に結合させる合成を示す。この合成は、カルバ
ペネムトリフラートと適当に置換したアリールスタンナ
ンの、パラジウムを触媒としたクロスカップリング反応
を含むが、この工程は本出願書に引用されその一部をな
す1990年2月16日提出の米国特許出願第485,
096号に説明されている。この合成を適用するために
は、まずブロモナフタレンB1をトルメチルスタンニル
ナフタレンC3に修飾する必要がある。これは、THF
中で−78℃から−50℃で、B1をt−ブチルリチウ
ムと反応させた後、塩化トリメチルスズを加えることに
より行なう。これによって、1位のヒドロキシメチル置
換基上のt−ブチルジメチルシリル保護基をTHF中の
フッ化テトラ−n−ブチルアンモニウムにひたすことに
よって除去するとC3を生成する、中間体が得られる。
あるいは、ブロモナフタレンB1を、テトラキス(トリ
フェニルホスフィン)パラジウムのようなパラジウム
(O)触媒の存在下に、トルエンのような不活性溶媒中
で25℃から110℃で0.25ないし24時間ヘキサメ
チル2すずと反応させて、前記のようにt−ブチルジメ
チルシリル保護基を除去して、同じスタンナンC3を得
ることができる。もしナフタレンの側鎖がカルバペネム
と結合した後に同じ条件下でt−ブチルジメチルシリル
基をとりのぞくと、除去中のカルバペネムの分解のため
に得られる全収率はかなり低い。したがってこの場合、
先駆体置換基の修飾及び、他の先駆体置換基又はさらに
Ra との置換は、カルバペネムとの結合以前に行なうの
が最もよい。
【0029】フロー・シートCを参照しつつ、2−オキ
ソカルバペネムC1を、トリフルオロメタンスルホン酸
無水物、塩化トリフルオロメタンスルホン酸等の適当な
トリフルオロメタンスルホニル供給源と、トリエチルア
ミン、ジイソプロピルアミン等の有機窒素塩基の存在下
に、テトラヒドロフランのような極性非プロトン性溶媒
中で反応させる。その後、トリエチルアミン等の有機窒
素塩基を反応溶液に加えて、その後ただちにトリメチル
シリルトリフルオロメタンスルホン酸塩などのシリル化
剤を加えて、中間体C2を作る。DMF、1−メチル−
2−ピロリジノン等の非プロトン性極性配位溶媒を加え
る。ひきつづきトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパ
ラジウムクロロホルム、酢酸パラジウム、塩化スズ(ア
セトニトリル)パラジウム(II)等のパラジウム化合物
及びスタンナンC3を加える。また、トリス(4−メト
キシフェニル)ホスフィン、トリス(2,4,6−トリ
メトキシフェニル)ホスフィン、トリフリルホスフィン
等の適当に置換したアリールホスフィンを加えるのも有
益である。塩化リチウム、塩化亜鉛等のハロゲン化金属
を加えて、反応溶液を0℃ないし50℃の適当な温度に
あたためて、数分間ないし48時間適当な時間かくはん
する。カルバペネムC4は、この分野で既知の従来の単
離/精製方法で得られる。
ソカルバペネムC1を、トリフルオロメタンスルホン酸
無水物、塩化トリフルオロメタンスルホン酸等の適当な
トリフルオロメタンスルホニル供給源と、トリエチルア
ミン、ジイソプロピルアミン等の有機窒素塩基の存在下
に、テトラヒドロフランのような極性非プロトン性溶媒
中で反応させる。その後、トリエチルアミン等の有機窒
素塩基を反応溶液に加えて、その後ただちにトリメチル
シリルトリフルオロメタンスルホン酸塩などのシリル化
剤を加えて、中間体C2を作る。DMF、1−メチル−
2−ピロリジノン等の非プロトン性極性配位溶媒を加え
る。ひきつづきトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパ
ラジウムクロロホルム、酢酸パラジウム、塩化スズ(ア
セトニトリル)パラジウム(II)等のパラジウム化合物
及びスタンナンC3を加える。また、トリス(4−メト
キシフェニル)ホスフィン、トリス(2,4,6−トリ
メトキシフェニル)ホスフィン、トリフリルホスフィン
等の適当に置換したアリールホスフィンを加えるのも有
益である。塩化リチウム、塩化亜鉛等のハロゲン化金属
を加えて、反応溶液を0℃ないし50℃の適当な温度に
あたためて、数分間ないし48時間適当な時間かくはん
する。カルバペネムC4は、この分野で既知の従来の単
離/精製方法で得られる。
【0030】一般的に言って、フロー・チャートCに示
したより穏やかな合成条件の方が、フロー・チャートB
に説明した合成よりも、ナフタレンを結合した時に、も
っと広範囲の官能基の存在を許容する。しかし、場合に
よっては、スタンナンC3のRa 置換基が保護された形
又は先駆体の形で導入されるのが有利である。たとえば
ヒドロキシメチルなどの前駆体置換基をRa に最終的に
仕上げるのは、カルバペネム中間体C4上で行なう。そ
の後、保護基をとりのぞくと、構造式Iの最終化合物が
得られる。このような最終的な仕上げと保護基の除去に
ついては、後にさらに詳しく説明する。
したより穏やかな合成条件の方が、フロー・チャートB
に説明した合成よりも、ナフタレンを結合した時に、も
っと広範囲の官能基の存在を許容する。しかし、場合に
よっては、スタンナンC3のRa 置換基が保護された形
又は先駆体の形で導入されるのが有利である。たとえば
ヒドロキシメチルなどの前駆体置換基をRa に最終的に
仕上げるのは、カルバペネム中間体C4上で行なう。そ
の後、保護基をとりのぞくと、構造式Iの最終化合物が
得られる。このような最終的な仕上げと保護基の除去に
ついては、後にさらに詳しく説明する。
【化59】
【0031】ピリジル−チオエステルであるアゼチジン
−2−オンB2は、カルバペネムの製造においてよく知
られた化合物である。熟練技術者ならば、B2を作るの
に役立つ様々な合成計画を思いつくだろう。特に本発明
に役立つのは以下のフロー・シートDの合成計画である
が、ここにRとは前に定義したものである。中間体B2
の製造段階は、たとえば米国特許第4,260,627
号、第4,543,257号;L. D. CamaらTetrahedro
n,39、2531(1983);R. N. Guthikoda ら、
J. Med. Chem. 30、871(1987)に記述の方法
と類似のものである。
−2−オンB2は、カルバペネムの製造においてよく知
られた化合物である。熟練技術者ならば、B2を作るの
に役立つ様々な合成計画を思いつくだろう。特に本発明
に役立つのは以下のフロー・シートDの合成計画である
が、ここにRとは前に定義したものである。中間体B2
の製造段階は、たとえば米国特許第4,260,627
号、第4,543,257号;L. D. CamaらTetrahedro
n,39、2531(1983);R. N. Guthikoda ら、
J. Med. Chem. 30、871(1987)に記述の方法
と類似のものである。
【化60】
【化61】
【0032】2−オキソカルバペナム中間体C1の製造
段階は、この分野でよく知られており、その詳細は、D.
G. Melillo ら、Tetrahedron Letters,21、2783
(1980)、T. Salzmann ら、J. Am. Chem. Soc. 1
02、6161(1980)、及びL. M. Fueutes, I.
Shinkai とT. N. Salzmann, J. Am. Chem. Soc. 10
8、4675(1986)に豊富に説明されている。ま
た、この合成は、すべてMerck and Company, Inc. の有
する米国特許第4,269,772号、第4,350,
631号、第4,383,946号及び第4,414,
155号にも説明されている。
段階は、この分野でよく知られており、その詳細は、D.
G. Melillo ら、Tetrahedron Letters,21、2783
(1980)、T. Salzmann ら、J. Am. Chem. Soc. 1
02、6161(1980)、及びL. M. Fueutes, I.
Shinkai とT. N. Salzmann, J. Am. Chem. Soc. 10
8、4675(1986)に豊富に説明されている。ま
た、この合成は、すべてMerck and Company, Inc. の有
する米国特許第4,269,772号、第4,350,
631号、第4,383,946号及び第4,414,
155号にも説明されている。
【0033】前出フロー・チャートで示された一般的な
合成の説明は、カルバペネムの6位上の保護された1−
ヒドロキシエチルの置換を示している。最後の保護基の
除去の後に、1−ヒドロキシエチル置換基が得られる
が、これはほとんどの場合において好ましい。しかしな
がら、ある種の二位の側鎖を選択した場合には、分子全
体の好ましい性質の究極的なバランスが、6−(1−フ
ルオロエチル)部分をかわりに選択することで高められ
る、ということが知られている。本発明の範囲にある6
−フルオロアルキル化合物の製造は、カルバペネム抗菌
化合物の製造の分野で周知の技術を用いてそのまま行な
う。たとえば J. G. deVriesら、Heterocycles, 23
(8)、1915(1985);BE900 718A
(Sandoz) 及び日本特許公告第6−0163−882−
A号(サンラク・オーシャン)を参照。
合成の説明は、カルバペネムの6位上の保護された1−
ヒドロキシエチルの置換を示している。最後の保護基の
除去の後に、1−ヒドロキシエチル置換基が得られる
が、これはほとんどの場合において好ましい。しかしな
がら、ある種の二位の側鎖を選択した場合には、分子全
体の好ましい性質の究極的なバランスが、6−(1−フ
ルオロエチル)部分をかわりに選択することで高められ
る、ということが知られている。本発明の範囲にある6
−フルオロアルキル化合物の製造は、カルバペネム抗菌
化合物の製造の分野で周知の技術を用いてそのまま行な
う。たとえば J. G. deVriesら、Heterocycles, 23
(8)、1915(1985);BE900 718A
(Sandoz) 及び日本特許公告第6−0163−882−
A号(サンラク・オーシャン)を参照。
【0034】本発明の化合物において、Ra 置換基の1
つはタイプIでなければならない。一般的に、抗MSR
A/MRCNS作用は、ナフタレン核によって与えられ
る独特な分子全体の立体的形状の結果だと推測される。
タイプIの置換基は、分子にさらに大きな抗MSRA/
MRCNS作用を与える。
つはタイプIでなければならない。一般的に、抗MSR
A/MRCNS作用は、ナフタレン核によって与えられ
る独特な分子全体の立体的形状の結果だと推測される。
タイプIの置換基は、分子にさらに大きな抗MSRA/
MRCNS作用を与える。
【0035】タイプIIの置換基は、化学的に、及びそれ
らが与える生物学的特性の点で、タイプIの置換基と区
別できる。関連化合物ではタイプIIで置換した化合物の
ほうがより水に溶けやすく、CNSの副作用の程度をお
さえることが知られている。分子全体の水へのより大き
な溶解度をもたらすであろう置換基が有用であることが
知られているが、これは、当該化合物の輸送を向上させ
ると期待できるからである。本出願書にはかなりの数の
様々なタイプIIの置換基が述べられているが、これらは
すべて、医化学的観点から見た置換基の生物学的特性に
もとづく本発明の一部と考えるべきである。
らが与える生物学的特性の点で、タイプIの置換基と区
別できる。関連化合物ではタイプIIで置換した化合物の
ほうがより水に溶けやすく、CNSの副作用の程度をお
さえることが知られている。分子全体の水へのより大き
な溶解度をもたらすであろう置換基が有用であることが
知られているが、これは、当該化合物の輸送を向上させ
ると期待できるからである。本出願書にはかなりの数の
様々なタイプIIの置換基が述べられているが、これらは
すべて、医化学的観点から見た置換基の生物学的特性に
もとづく本発明の一部と考えるべきである。
【0036】本発明の化合物では、必要なタイプIの置
換基と任意のタイプIIの置換基を組み合わせることがで
きるので、一方の置換基によっては得ることのできない
最終分子全体の望ましい特質の組み合わせ、すなわちよ
りよい抗MSRA/MRCNS作用と高められた水への
溶解性を得ることができる。
換基と任意のタイプIIの置換基を組み合わせることがで
きるので、一方の置換基によっては得ることのできない
最終分子全体の望ましい特質の組み合わせ、すなわちよ
りよい抗MSRA/MRCNS作用と高められた水への
溶解性を得ることができる。
【0037】本発明の化合物に用いるすべてのタイプI
の置換基は、第4級窒素基を有することができ、前出の
タイプIの下に記述したように、環状タイプと非環状タ
イプのどちらも含む。すでに指摘したように、ただ1個
の置換基Ra が、タイプIに定義した一群から選択され
たものでなければならない。1個又は最大3個の残りの
置換基は、任意に、タイプIIに定義した一群から選択で
きる。たとえば、7位のRa をタイプIの置換基とし、
1位のRa をタイプIIとし、残りの置換基を水素とする
ことができる。
の置換基は、第4級窒素基を有することができ、前出の
タイプIの下に記述したように、環状タイプと非環状タ
イプのどちらも含む。すでに指摘したように、ただ1個
の置換基Ra が、タイプIに定義した一群から選択され
たものでなければならない。1個又は最大3個の残りの
置換基は、任意に、タイプIIに定義した一群から選択で
きる。たとえば、7位のRa をタイプIの置換基とし、
1位のRa をタイプIIとし、残りの置換基を水素とする
ことができる。
【0038】好ましい構造式Iの化合物において、R1
は水素である。より好ましくは、R1 が水素でR2 が
(R)−CH3CH(OH) −又は(R)−CH3CH(F)−である。
もっとも好ましいものは、R1 が水素でR2 が(R)−
CH3CH(OH) −である。たいていはRがHであることが好
ましいが、RがCH3 であるとよりよい化学的安定性、
水への溶解性又は薬動力学的ふるまいを与える場合があ
る。CH3 である置換基Rは、αとβのどちらの立体異
性体であってもよい。さらに、好ましい化合物では、ナ
フタレンの1位か7位の少なくとも1個のRa は水素以
外のものである。
は水素である。より好ましくは、R1 が水素でR2 が
(R)−CH3CH(OH) −又は(R)−CH3CH(F)−である。
もっとも好ましいものは、R1 が水素でR2 が(R)−
CH3CH(OH) −である。たいていはRがHであることが好
ましいが、RがCH3 であるとよりよい化学的安定性、
水への溶解性又は薬動力学的ふるまいを与える場合があ
る。CH3 である置換基Rは、αとβのどちらの立体異
性体であってもよい。さらに、好ましい化合物では、ナ
フタレンの1位か7位の少なくとも1個のRa は水素以
外のものである。
【0039】好ましいタイプI.a)置換基は以下のも
のを含む。すなわち:
のを含む。すなわち:
【化62】
【化63】
【化64】
【化65】 式中、XはO、S又はNRc 、タイプI.a)の構造に
関しては、Rc は不確定な位置を占めるように示してあ
る時、環のどの炭素と結合してもよい。
関しては、Rc は不確定な位置を占めるように示してあ
る時、環のどの炭素と結合してもよい。
【0040】好ましいタイプI.b)の置換基は以下の
ものを含む。すなわち:
ものを含む。すなわち:
【化66】
【化67】
【化68】
【化69】 式中XはO、S又はNRc であり、X′はO又はSであ
る。、タイプI.b)の構造に関しては、Rc 及び/又
はA′は不確定な位置を占めるように示してある時、こ
れらはそれぞれ環のいずれかの炭素と結合している。
る。、タイプI.b)の構造に関しては、Rc 及び/又
はA′は不確定な位置を占めるように示してある時、こ
れらはそれぞれ環のいずれかの炭素と結合している。
【0041】好ましいタイプI.c)の置換基は以下の
ものを含む。すなわち:-AP - + N(CH3)3 、 -AP - +
N(CH2CH3)3、 -AP - + N(CH3)2CH2R q 、−AP −
+ N(CH2CH3)2CH2CH2R q
ものを含む。すなわち:-AP - + N(CH3)3 、 -AP - +
N(CH2CH3)3、 -AP - + N(CH3)2CH2R q 、−AP −
+ N(CH2CH3)2CH2CH2R q
【化70】 式中、WはO、S、NRe 、N(O)R e 、SO、SO2 又
は N+ (Re )2であり、W′はN+ Re 又はNOであ
る。タイプI.c)の構造に関して、Ra が不確定の位
置を占めるように示してある時、環のどの炭素原子と結
合してもよい。
は N+ (Re )2であり、W′はN+ Re 又はNOであ
る。タイプI.c)の構造に関して、Ra が不確定の位
置を占めるように示してある時、環のどの炭素原子と結
合してもよい。
【0042】好ましいタイプI.d)の置換基は以下の
ものを含む。すなわち:
ものを含む。すなわち:
【化71】 タイプI.d)の構造について、Ra 及び/又はA′p
が不確定な位置を占めるように示してある時、環のどの
炭素原子と結合してもよい。
が不確定な位置を占めるように示してある時、環のどの
炭素原子と結合してもよい。
【0043】ここにRc 置換基は、ナフチル環のタイプ
I.a)又はI.b)の置換基のさらなる置換基を表わ
している。前に見たように、これらのタイプI.a)又
はI.b)の置換基はヘテロ原子を有する単環又は二環
の芳香族基である。この一群の第1の置換基が決まれ
ば、さらなる適当な置換基は、カルバペネムの分野の技
術で簡単に見つけられる。たとえば、タイプI.a)又
はb)に対する適当な置換基については、Merck and C
o. の有する米国特許第4,729,993号又はBrist
ol-Myers Co. の有する米国特許第4,746,736
号に教示されている。これらの特許は本出願書に引用さ
れとりこまれている。
I.a)又はI.b)の置換基のさらなる置換基を表わ
している。前に見たように、これらのタイプI.a)又
はI.b)の置換基はヘテロ原子を有する単環又は二環
の芳香族基である。この一群の第1の置換基が決まれ
ば、さらなる適当な置換基は、カルバペネムの分野の技
術で簡単に見つけられる。たとえば、タイプI.a)又
はb)に対する適当な置換基については、Merck and C
o. の有する米国特許第4,729,993号又はBrist
ol-Myers Co. の有する米国特許第4,746,736
号に教示されている。これらの特許は本出願書に引用さ
れとりこまれている。
【0044】大まかには、Rc は同じでも異なってもよ
く、前記で定義した基とは独立に選択できる。そのよう
な置換基が1個だけあるのが好ましいが、たとえば複数
の置換基を用いてある特定の置換基の効果を高めること
が望ましい場合には、Ra に2個までのそのような置換
基を用いることがある。具体的なRc の選択は、状況に
よって変わる。たとえば、特定のRc は窒素カチオンに
特に安定性を与えるであろう。別の場合には、たとえば
一方で水への溶解度又は分子全体の作用の持続等の他の
性質を向上させることがわかっている置換基を用いるこ
とが望ましいこともあるし、特定の微生物に対する分子
全体の抗菌作用を高めることがわかっている置換基もま
た用いるのが望ましいこともあるだろう。
く、前記で定義した基とは独立に選択できる。そのよう
な置換基が1個だけあるのが好ましいが、たとえば複数
の置換基を用いてある特定の置換基の効果を高めること
が望ましい場合には、Ra に2個までのそのような置換
基を用いることがある。具体的なRc の選択は、状況に
よって変わる。たとえば、特定のRc は窒素カチオンに
特に安定性を与えるであろう。別の場合には、たとえば
一方で水への溶解度又は分子全体の作用の持続等の他の
性質を向上させることがわかっている置換基を用いるこ
とが望ましいこともあるし、特定の微生物に対する分子
全体の抗菌作用を高めることがわかっている置換基もま
た用いるのが望ましいこともあるだろう。
【0045】ここでのRc の範囲には、タイプI.a)
又はb)の置換基と結合する2つの特定のタイプのさら
なる置換基が含まれる。第1のタイプのRc は環の炭素
に結合するものであり、第2のタイプのRc は中性の環
窒素に結合するものである。この分野に精通する者なら
ば、広い範囲の有機置換基をRc として適切に用いるこ
とができるのが容易にわかるだろう。又、この分野に精
通する者は、−NRy Rz を含めたいくつかの置換基
が、Rc の一方の目的、すなわち炭素の置換に有用であ
っても、他方の目的、すなわち窒素の置換には同じよう
な有用でないのがわかるだろう。
又はb)の置換基と結合する2つの特定のタイプのさら
なる置換基が含まれる。第1のタイプのRc は環の炭素
に結合するものであり、第2のタイプのRc は中性の環
窒素に結合するものである。この分野に精通する者なら
ば、広い範囲の有機置換基をRc として適切に用いるこ
とができるのが容易にわかるだろう。又、この分野に精
通する者は、−NRy Rz を含めたいくつかの置換基
が、Rc の一方の目的、すなわち炭素の置換に有用であ
っても、他方の目的、すなわち窒素の置換には同じよう
な有用でないのがわかるだろう。
【0046】環の炭素原子と結合する好ましいRc は、
-NH2、-SCH3 、-SOCH3、-CH2OH、-(CH2)2OH 、-OCH3 、
-COOMb 、-CH2COOMb 、-CH2CH2COOM b 、-CH2SOCH3 、
-CH 2SCH3、-SO3Mb 、-CH2SO3Mb 、-CH2CH2SO3M b 、-B
r 、-Cl 、-F、-I、-CH3、CH2CH3 、CH2CONH2及びCH2C
ON(C1-C4アルキル) である。ただしここにMb は前記に
定義したものである。中性の環の窒素と結合する好まし
いRCは -CH2OH 、-(CH2)2OH 、-CH2COOMb 、-CH2CH2CO
OM b 、-CH2SOCH3 、-CH2SCH3 、-CH2SO3M b 、-CH2CH2
SO3M b 、-CH3、CH2CH3、CH2CONH2及び CH2CON(C1-C4
アルキル) である。ただしここにMb は前記に定義した
ものである。
-NH2、-SCH3 、-SOCH3、-CH2OH、-(CH2)2OH 、-OCH3 、
-COOMb 、-CH2COOMb 、-CH2CH2COOM b 、-CH2SOCH3 、
-CH 2SCH3、-SO3Mb 、-CH2SO3Mb 、-CH2CH2SO3M b 、-B
r 、-Cl 、-F、-I、-CH3、CH2CH3 、CH2CONH2及びCH2C
ON(C1-C4アルキル) である。ただしここにMb は前記に
定義したものである。中性の環の窒素と結合する好まし
いRCは -CH2OH 、-(CH2)2OH 、-CH2COOMb 、-CH2CH2CO
OM b 、-CH2SOCH3 、-CH2SCH3 、-CH2SO3M b 、-CH2CH2
SO3M b 、-CH3、CH2CH3、CH2CONH2及び CH2CON(C1-C4
アルキル) である。ただしここにMb は前記に定義した
ものである。
【0047】タイプI.a)又はb)の置換基それぞれ
が、水素以外のRc 置換基を2個しか持たないことが好
ましい。したがって、前者のタイプI.a)の置換基に
関する構造式は、2個までRC 置換基を持ち、もちろん
残りは水素である。さらに、タイプI.b)の置換基の
構造式もまた、2個までのRc を許容する。これらの構
造式に対応して、すでに掲げたより具体的な構造は各単
環又は二環基に対して2個しかRc を持たないと考える
べきである。タイプI.c)又はd)の置換基に関して
も同様に、各単環又は二環基は1個のRa 置換基しか持
たないのが好ましい。
が、水素以外のRc 置換基を2個しか持たないことが好
ましい。したがって、前者のタイプI.a)の置換基に
関する構造式は、2個までRC 置換基を持ち、もちろん
残りは水素である。さらに、タイプI.b)の置換基の
構造式もまた、2個までのRc を許容する。これらの構
造式に対応して、すでに掲げたより具体的な構造は各単
環又は二環基に対して2個しかRc を持たないと考える
べきである。タイプI.c)又はd)の置換基に関して
も同様に、各単環又は二環基は1個のRa 置換基しか持
たないのが好ましい。
【0048】Rd の範囲には、タイプI.b)又はd)
の置換基に結合する一種類のタイプのさらなる置換基が
含まれる。Rd 置換基はカチオン性窒素原子に結合する
が、芳香族であってもなくてもよい。カチオン性の窒素
原子と結合する好ましいRd は水素、-CH3、-CH2CH3 、
-CH2CH2CH3、-CH2COOMb 、-CH2SO3Mb 、-NH2及びO(-)
であるが、ここに Mb は前記で定義したものである。
の置換基に結合する一種類のタイプのさらなる置換基が
含まれる。Rd 置換基はカチオン性窒素原子に結合する
が、芳香族であってもなくてもよい。カチオン性の窒素
原子と結合する好ましいRd は水素、-CH3、-CH2CH3 、
-CH2CH2CH3、-CH2COOMb 、-CH2SO3Mb 、-NH2及びO(-)
であるが、ここに Mb は前記で定義したものである。
【0049】タイプIb、Ic及びIdの置換基を示す
構造式は、これら置換の正に帯電した状態を示す。これ
らの置換基のうちのあるものについては、窒素に結合す
るプロトン付与性水素原子を持つためにカチオン性にな
っているが、一定の条件下、たとえば、そのような水素
原子が存在しない時には(すなわち、タイプIbではR
d がない場合、タイプIcではRw がない場合、そして
タイプIdでは0ないし1個のRd がある場合、といよ
うにヘテロ環のタイプに依存する)、中性の置換基とし
ても存在する、あるいは生成できると考えられる。この
ようなタイプIb、Ic又はIdの置換基が与えられた
物理的状態で主にカチオン性となるか又は中性となるか
は、酸塩基化学の原理により決定するが、これはこの分
野に精通する者にはよく知られている。たとえばカチオ
ンの形態に対する中性の形態の特定の比率は、アミンの
塩基性度と溶液の酸性度に左右される。そのような置換
基がプロトン化された第4級の状態の時、化合物は、電
気的に分子内部で中性である双性イオンか、あるいは分
子外部で電気的に中和されたアンモニウム塩として存在
する。説明のため、もしタイプIbの置換基上にRd が
存在しなければ、その置換基は中性と考えられる(窒素
に正の荷電がない)。このような置換基を有する化合物
は、通常は塩のかたちで生成するが、ここにMはアルカ
リ金属であり、その中性の形態で溶液として存在するこ
ともできる。しかし、条件によっては、中性のタイプI
bの置換基を有する化合物は、第4級化したプロトン化
された置換基を有する、対応する化合物と平衡状態にあ
り、又、その化合物を示す構造式で表わすことができる
が、この式中にはRd が存在し、それは水素原子であ
る。さらに、同じ化合物は、完全にプロトン化されて第
4級化した形態、たとえば、当量の強い鉱酸の存在下の
水溶液の形態でタイプIbの置換基を有して存在でき
る。本出願書では、今述べた種類のタイプIb、Ic及
びIdの置換基のプロトン化された(カチオン性の)形
態と、プロトン化されない(中性の)形態のいずれも、
本発明の範囲内にあると考える。
構造式は、これら置換の正に帯電した状態を示す。これ
らの置換基のうちのあるものについては、窒素に結合す
るプロトン付与性水素原子を持つためにカチオン性にな
っているが、一定の条件下、たとえば、そのような水素
原子が存在しない時には(すなわち、タイプIbではR
d がない場合、タイプIcではRw がない場合、そして
タイプIdでは0ないし1個のRd がある場合、といよ
うにヘテロ環のタイプに依存する)、中性の置換基とし
ても存在する、あるいは生成できると考えられる。この
ようなタイプIb、Ic又はIdの置換基が与えられた
物理的状態で主にカチオン性となるか又は中性となるか
は、酸塩基化学の原理により決定するが、これはこの分
野に精通する者にはよく知られている。たとえばカチオ
ンの形態に対する中性の形態の特定の比率は、アミンの
塩基性度と溶液の酸性度に左右される。そのような置換
基がプロトン化された第4級の状態の時、化合物は、電
気的に分子内部で中性である双性イオンか、あるいは分
子外部で電気的に中和されたアンモニウム塩として存在
する。説明のため、もしタイプIbの置換基上にRd が
存在しなければ、その置換基は中性と考えられる(窒素
に正の荷電がない)。このような置換基を有する化合物
は、通常は塩のかたちで生成するが、ここにMはアルカ
リ金属であり、その中性の形態で溶液として存在するこ
ともできる。しかし、条件によっては、中性のタイプI
bの置換基を有する化合物は、第4級化したプロトン化
された置換基を有する、対応する化合物と平衡状態にあ
り、又、その化合物を示す構造式で表わすことができる
が、この式中にはRd が存在し、それは水素原子であ
る。さらに、同じ化合物は、完全にプロトン化されて第
4級化した形態、たとえば、当量の強い鉱酸の存在下の
水溶液の形態でタイプIbの置換基を有して存在でき
る。本出願書では、今述べた種類のタイプIb、Ic及
びIdの置換基のプロトン化された(カチオン性の)形
態と、プロトン化されない(中性の)形態のいずれも、
本発明の範囲内にあると考える。
【0050】適当なAスペーサー部分には、-CH2- 、-C
H2CH2-、-CH2CH2CH2- 、-CH2CH2CH 2CH2-、-OCH2CH2-
、-SOCH2- 、-SO2CH2-、-SCH2CH2- 、-SOCH2CH2-、-SO
2CH2CH2- 、-NHCH2CH2-、-N(CH3)CH2CH2-、-CH2N(CH3)C
H2CH2- 、-CONHCH2CH2-、-SO2NHCH2CH2- 、-COCH2- 、-
CH=CHCH2-及び -CH2OCH2CH2- が含まれる。好ましく
は、QがO、S、NH又はN(C1-4 アルキル)であれ
ば、その時n=2〜6である。
H2CH2-、-CH2CH2CH2- 、-CH2CH2CH 2CH2-、-OCH2CH2-
、-SOCH2- 、-SO2CH2-、-SCH2CH2- 、-SOCH2CH2-、-SO
2CH2CH2- 、-NHCH2CH2-、-N(CH3)CH2CH2-、-CH2N(CH3)C
H2CH2- 、-CONHCH2CH2-、-SO2NHCH2CH2- 、-COCH2- 、-
CH=CHCH2-及び -CH2OCH2CH2- が含まれる。好ましく
は、QがO、S、NH又はN(C1-4 アルキル)であれ
ば、その時n=2〜6である。
【0051】適当なA′は上にAとして掲げたものであ
り、さらに、A´は -O-、-S- 、-NH-、-SO2- 、-SO2NH
- 、-CONH-、-CH=CH- 、-CH2S-、-CH2NH- 、-CONHCH2-
又は-SO2NHCH2-であってよい。
り、さらに、A´は -O-、-S- 、-NH-、-SO2- 、-SO2NH
- 、-CONH-、-CH=CH- 、-CH2S-、-CH2NH- 、-CONHCH2-
又は-SO2NHCH2-であってよい。
【0052】A及びA′スペーサーを定義する化学式
は、通常の左から右へと読み、他のどの方向にも読むべ
きでないことにする。したがって、 (CH2)m -Q-(CH2)n
は、 (CH2)n -Q-(CH2)m と同じものではないし、同じも
のとして読んではならない。
は、通常の左から右へと読み、他のどの方向にも読むべ
きでないことにする。したがって、 (CH2)m -Q-(CH2)n
は、 (CH2)n -Q-(CH2)m と同じものではないし、同じも
のとして読んではならない。
【0053】ナフタレンをカルバペネムに結合された
後、一般的には、タイプIのカチオン性置換基をナフタ
レンに付加する。簡単には望ましいカチオン性置換基へ
と仕上げのできる先駆体置換基を有するナフタレンの側
鎖を合成する。先駆体置換基の種類は、望ましい個々の
Ra によって異なる。たとえば、このような先駆体置換
基の1つは、ヒドロキシメチルのような−A−OHであ
る。
後、一般的には、タイプIのカチオン性置換基をナフタ
レンに付加する。簡単には望ましいカチオン性置換基へ
と仕上げのできる先駆体置換基を有するナフタレンの側
鎖を合成する。先駆体置換基の種類は、望ましい個々の
Ra によって異なる。たとえば、このような先駆体置換
基の1つは、ヒドロキシメチルのような−A−OHであ
る。
【0054】ヒドロキシメチル先駆体置換基は、水酸基
をヨウ化物などの(−A−Iを与える)活性脱離基にか
えた後に、望みの窒素を有する芳香族化合物と反応させ
ることによって、タイプI.a)のカチオン性置換基へ
と仕上げることができる。さらに具体的には、−A−部
分上に脱離基を作って、ひきつづきこの脱離基を今述べ
たタイプのカチオン性置換基で置換するのに、2つの別
の工程が利用できる。
をヨウ化物などの(−A−Iを与える)活性脱離基にか
えた後に、望みの窒素を有する芳香族化合物と反応させ
ることによって、タイプI.a)のカチオン性置換基へ
と仕上げることができる。さらに具体的には、−A−部
分上に脱離基を作って、ひきつづきこの脱離基を今述べ
たタイプのカチオン性置換基で置換するのに、2つの別
の工程が利用できる。
【0055】最初の工程では、−A−OHの水酸基を、
トリエチルアミンの存在下に塩化メタンスルホニルで処
理して、スルホン化メタンに変える。たとえばジクロロ
メタンなどの適当な溶媒を用いて、反応は低い温度で行
なう。次にそれ自体が脱離基であるこのスルホン化メタ
ン中間体を、たとえばアセトン等の適当な溶媒中で、低
い温度又は室温で、ヨウ化ナトリウムと処理して、反応
性ヨウ化物誘導体に変える。別の方法としては、水酸基
を、この分野で周知の方法で直接にヨウ化物基に変えて
もよい。たとえば、水酸基を、ジメチルホルムアミド等
の適当な溶媒中で、低い温度又は室温で、ヨウ化メチル
トリフェノキシホスホニウムで処理すると、ただちに望
みのヨウ化物が得られる。いったんヨウ化物が形成され
ると、このヨウ化物を、例えばピリジン等のヘテロ芳香
族化合物である所望の窒素を有する化合物と処理するだ
けで、カチオン性置換基の導入が行なえる。又、この置
換反応は、反応混合物に過剰のトリフルオロメタンスル
ホン化銀を加えることで促進できるが、この場合には、
しばしば低い温度が望ましい。
トリエチルアミンの存在下に塩化メタンスルホニルで処
理して、スルホン化メタンに変える。たとえばジクロロ
メタンなどの適当な溶媒を用いて、反応は低い温度で行
なう。次にそれ自体が脱離基であるこのスルホン化メタ
ン中間体を、たとえばアセトン等の適当な溶媒中で、低
い温度又は室温で、ヨウ化ナトリウムと処理して、反応
性ヨウ化物誘導体に変える。別の方法としては、水酸基
を、この分野で周知の方法で直接にヨウ化物基に変えて
もよい。たとえば、水酸基を、ジメチルホルムアミド等
の適当な溶媒中で、低い温度又は室温で、ヨウ化メチル
トリフェノキシホスホニウムで処理すると、ただちに望
みのヨウ化物が得られる。いったんヨウ化物が形成され
ると、このヨウ化物を、例えばピリジン等のヘテロ芳香
族化合物である所望の窒素を有する化合物と処理するだ
けで、カチオン性置換基の導入が行なえる。又、この置
換反応は、反応混合物に過剰のトリフルオロメタンスル
ホン化銀を加えることで促進できるが、この場合には、
しばしば低い温度が望ましい。
【0056】第2の工程では、−A−OHの水酸基は、
反応性トリフルオロメタンスルホン化物(トリフラー
ト)基に変えられる。しかし、このような活性化基は、
従来の技術では単離できず、形成してそのままの状態で
用いる。したがって、水酸基を、2,6−ルチジン、
2,4,6−コリジン又は2,6−ジ−t−ブチル−4
−メチルピリジン等の束縛された非求核性塩基の存在下
に、ジクロロメタン等の適当な溶媒中で低い温度で、ト
リフルオロメタンスルホン酸(トリフィック)無水物で
処理して、トリフラート活性化基を作る。その後、その
まま前記トリフラートを、望ましい窒素を有する化合物
と低い温度で反応させることによって、カチオン性の基
の導入が行なわれる。ある場合には、反応する窒素を有
する化合物を、トリフラート活性基の形成のための塩基
として用いることが可能であり望ましい。この場合、水
酸基を、少なくとも倍当量の反応する窒素化合物の存在
下に、前記の条件の下に無水トリフラート酸で処理する
と、カチオン性置換基が得られる。
反応性トリフルオロメタンスルホン化物(トリフラー
ト)基に変えられる。しかし、このような活性化基は、
従来の技術では単離できず、形成してそのままの状態で
用いる。したがって、水酸基を、2,6−ルチジン、
2,4,6−コリジン又は2,6−ジ−t−ブチル−4
−メチルピリジン等の束縛された非求核性塩基の存在下
に、ジクロロメタン等の適当な溶媒中で低い温度で、ト
リフルオロメタンスルホン酸(トリフィック)無水物で
処理して、トリフラート活性化基を作る。その後、その
まま前記トリフラートを、望ましい窒素を有する化合物
と低い温度で反応させることによって、カチオン性の基
の導入が行なわれる。ある場合には、反応する窒素を有
する化合物を、トリフラート活性基の形成のための塩基
として用いることが可能であり望ましい。この場合、水
酸基を、少なくとも倍当量の反応する窒素化合物の存在
下に、前記の条件の下に無水トリフラート酸で処理する
と、カチオン性置換基が得られる。
【0057】以下は適当な脱離基の代表例である。すな
わちアルキルスルホニルオキシ、置換したアルキルスル
ホニルオキシ、アリールスルホニルオキシ、置換したア
リールスルホニルオキシ、フルオロスルホニルオキシ及
びハロゲンである。通常のスルホン酸塩脱離基は、メタ
ンスルホニルオキシ、トリフルオロメタンスルホニルオ
キシ、フルオロスルホニルオキシ、p−トルエンスルホ
ニルオキシ、2,4,6−トリ−イソプロピルベンゼン
スルホニルオキシ、p−ブロモ−ベンゼンスルホニルオ
キシ及びp−ニトロベンゼンスルホニルオキシである。
好ましいハロゲン脱離基は、臭素とヨウ素である。これ
らのアルキル及びスルホン酸アリールの脱離基は、塩化
スルホニル又は無水スルホン酸に用いた前記の経路と類
似の経路を用いて製造できる。
わちアルキルスルホニルオキシ、置換したアルキルスル
ホニルオキシ、アリールスルホニルオキシ、置換したア
リールスルホニルオキシ、フルオロスルホニルオキシ及
びハロゲンである。通常のスルホン酸塩脱離基は、メタ
ンスルホニルオキシ、トリフルオロメタンスルホニルオ
キシ、フルオロスルホニルオキシ、p−トルエンスルホ
ニルオキシ、2,4,6−トリ−イソプロピルベンゼン
スルホニルオキシ、p−ブロモ−ベンゼンスルホニルオ
キシ及びp−ニトロベンゼンスルホニルオキシである。
好ましいハロゲン脱離基は、臭素とヨウ素である。これ
らのアルキル及びスルホン酸アリールの脱離基は、塩化
スルホニル又は無水スルホン酸に用いた前記の経路と類
似の経路を用いて製造できる。
【0058】カチオン性置換基が置換基Rc を有する場
合に、この置換基を得る最も簡単な方法は、前記の製造
方法において、すでに所望の置換基を持っている窒素を
有する化合物を反応物として用いることである。このよ
うな置換された化合物は、容易に入手できる出発物質で
あり、もしくは既知の文献に記載の方法を用いた単純な
方法で製造できる。
合に、この置換基を得る最も簡単な方法は、前記の製造
方法において、すでに所望の置換基を持っている窒素を
有する化合物を反応物として用いることである。このよ
うな置換された化合物は、容易に入手できる出発物質で
あり、もしくは既知の文献に記載の方法を用いた単純な
方法で製造できる。
【0059】タイプI.b)のカチオン性置換基は、ナ
フタレン環上で、中性先駆体置換基の芳香族環の窒素を
第4級化することにより製造する。中性先駆体置換の例
は、-CONHCH2-(2−ピリジル)、-CONHCH2-(4−ピリジ
ル)又は -SO2CH2-(4−ピリジル)である。第4級化
は、不活性有機溶媒中で(例えば CH2Cl2)、約0゜ない
し室温で、窒素化合物をアルキル化剤Rd −Yと反応さ
せて行なうが、ここにRd は前記のものであり、Yはヨ
ウ化物、臭化物、メシラート(メタンスルホン酸塩)、
トシラート(p−トルエンスルホン酸塩又はトリフラー
トのような脱離基である。別の方法としては、適当な溶
媒中で(例えばジクロロメタン又は CH3CN) 、ほぼ室温
で、3−クロロ過安息香酸等の(N−オキシドを与え
る)酸化剤、又はo−(2,4,6−トリイソプロピル
ベンゼンスルホニル)ヒドロキシアミン等の(N−アミ
ノ誘導体を与える)アミジン化剤と反応させて、芳香族
環窒素を第4級化できる。さらに、中性先駆体置換基
は、塩基性芳香族環窒素のプロトン化によってカチオン
性になる。これは、中性先駆体を適当な無機又は有機
酸、たとえば塩酸、リン酸、臭化水素、酢酸又は安息香
酸で処理して行なえる。さらに、プロトン化は、カルバ
ペネム上のC−3位カルボキシルを含めた、分子中の他
の場所のカルボン酸官能基によって行なえる。中性先駆
体置換基は、カルバペネムへナフタレンを組合させる時
に、すでにナフタレン環に結合していてもよいし、カル
バペネムへナフタレンを結合した後に、より簡単な先駆
体から仕上げてもよい。仕上げのための先駆体置換基の
例は、ヒドロキシメチル等の−A′−OHである。提案
した合成のひとつでは、ヒドロキシを、前記のヨード等
の反応性脱離基に変えることができる。その後ヨーソ
は、CH2SH 又はCH2NH2等の求核性の側鎖置換基を持った
窒素を有する芳香族化合物と、求核置換反応させる。こ
の置換反応によって、反応性求核試薬は側鎖置換基であ
って、芳香族環の窒素ではない。この反応の適当な基質
には、2−(メルカプトメチル)ピリジン、2−アミノ
ピリジン、2−(アミノメチル)ピリジン又は4−(メ
ルカプトメチル)ピリジンが含まれる。反応は、たとえ
ば塩化メチレン等の不活性有機溶媒中で、約0℃から室
温において、トリエチルアミン又はジイソプロピルエチ
ルアミン等の非求核塩基の存在下に行なう。その後、前
記の第4級化合又はプロトン化を行なうと、タイプI.
b)のカチオン性置換基が得られる。先駆体−A′−O
H(たとえばヒドロキシメチル)を開始物質とする、提
案された第2のタイプI.b)のカチオン性置換基の合
成は、アルコール官能基を酸化してアルデヒドに変えた
後に、適当な窒素を有する芳香族置換基試薬を用いてウ
ィッティヒのオレフィン化を行ない、最後に第4級化す
ることから成る。酸化は、塩化オキザリル−ジメチルス
ルホキシド、つづいてトリエチルアミンを用いたスウェ
ーン(Swern)酸化により簡単に行なえる。反応は、溶媒
の塩化メチレン中で−70℃から0℃で行なう。ウィッ
ティヒ反応は、アセトニトリル又はジメチルスルホキシ
ド等の極性溶媒中で、およそ室温で、アルデヒドと望ま
しいウィッティヒ試薬を反応させて行なう。適当なウィ
ッティヒ試薬には、ピリジルメチレントリフェニルホス
ホラン、キノリルメチレントリフェニルホスホラン及び
チアゾリルメチレントリフェニルホスホランが含まれ
る。その後前記の第4級化又はプロトン化により、タイ
プI.b)のカチオン性置換基の合成が完了する。この
分野に精通する有機化学者には明らかなように、所望の
タイプI.b)のそれぞれRa によって、多くの他の合
成計画を用いる。
フタレン環上で、中性先駆体置換基の芳香族環の窒素を
第4級化することにより製造する。中性先駆体置換の例
は、-CONHCH2-(2−ピリジル)、-CONHCH2-(4−ピリジ
ル)又は -SO2CH2-(4−ピリジル)である。第4級化
は、不活性有機溶媒中で(例えば CH2Cl2)、約0゜ない
し室温で、窒素化合物をアルキル化剤Rd −Yと反応さ
せて行なうが、ここにRd は前記のものであり、Yはヨ
ウ化物、臭化物、メシラート(メタンスルホン酸塩)、
トシラート(p−トルエンスルホン酸塩又はトリフラー
トのような脱離基である。別の方法としては、適当な溶
媒中で(例えばジクロロメタン又は CH3CN) 、ほぼ室温
で、3−クロロ過安息香酸等の(N−オキシドを与え
る)酸化剤、又はo−(2,4,6−トリイソプロピル
ベンゼンスルホニル)ヒドロキシアミン等の(N−アミ
ノ誘導体を与える)アミジン化剤と反応させて、芳香族
環窒素を第4級化できる。さらに、中性先駆体置換基
は、塩基性芳香族環窒素のプロトン化によってカチオン
性になる。これは、中性先駆体を適当な無機又は有機
酸、たとえば塩酸、リン酸、臭化水素、酢酸又は安息香
酸で処理して行なえる。さらに、プロトン化は、カルバ
ペネム上のC−3位カルボキシルを含めた、分子中の他
の場所のカルボン酸官能基によって行なえる。中性先駆
体置換基は、カルバペネムへナフタレンを組合させる時
に、すでにナフタレン環に結合していてもよいし、カル
バペネムへナフタレンを結合した後に、より簡単な先駆
体から仕上げてもよい。仕上げのための先駆体置換基の
例は、ヒドロキシメチル等の−A′−OHである。提案
した合成のひとつでは、ヒドロキシを、前記のヨード等
の反応性脱離基に変えることができる。その後ヨーソ
は、CH2SH 又はCH2NH2等の求核性の側鎖置換基を持った
窒素を有する芳香族化合物と、求核置換反応させる。こ
の置換反応によって、反応性求核試薬は側鎖置換基であ
って、芳香族環の窒素ではない。この反応の適当な基質
には、2−(メルカプトメチル)ピリジン、2−アミノ
ピリジン、2−(アミノメチル)ピリジン又は4−(メ
ルカプトメチル)ピリジンが含まれる。反応は、たとえ
ば塩化メチレン等の不活性有機溶媒中で、約0℃から室
温において、トリエチルアミン又はジイソプロピルエチ
ルアミン等の非求核塩基の存在下に行なう。その後、前
記の第4級化合又はプロトン化を行なうと、タイプI.
b)のカチオン性置換基が得られる。先駆体−A′−O
H(たとえばヒドロキシメチル)を開始物質とする、提
案された第2のタイプI.b)のカチオン性置換基の合
成は、アルコール官能基を酸化してアルデヒドに変えた
後に、適当な窒素を有する芳香族置換基試薬を用いてウ
ィッティヒのオレフィン化を行ない、最後に第4級化す
ることから成る。酸化は、塩化オキザリル−ジメチルス
ルホキシド、つづいてトリエチルアミンを用いたスウェ
ーン(Swern)酸化により簡単に行なえる。反応は、溶媒
の塩化メチレン中で−70℃から0℃で行なう。ウィッ
ティヒ反応は、アセトニトリル又はジメチルスルホキシ
ド等の極性溶媒中で、およそ室温で、アルデヒドと望ま
しいウィッティヒ試薬を反応させて行なう。適当なウィ
ッティヒ試薬には、ピリジルメチレントリフェニルホス
ホラン、キノリルメチレントリフェニルホスホラン及び
チアゾリルメチレントリフェニルホスホランが含まれ
る。その後前記の第4級化又はプロトン化により、タイ
プI.b)のカチオン性置換基の合成が完了する。この
分野に精通する有機化学者には明らかなように、所望の
タイプI.b)のそれぞれRa によって、多くの他の合
成計画を用いる。
【0060】タイプI.c)のカチオン性置換基は、置
換反応に用いる窒素を有する化合物が脂肪族アミン(す
なわちNRy Rz Rw )であることをのぞけば、I.
a)置換基について述べたのと同様のやり方で製造でき
る。しかし、アミノ基が直接にナフタレン核に結合して
いる場合には(すなわち−Ap N+ Ry Rz Rw 、ここ
でp=0)、アミンは、カルバペネム系にとり込まれる
のに先立ってナフタレンと結合させのが最も都合がよ
い。このアミンが第1級又は第2級であれば、ナフタレ
ンをカルバペネムに結合させるステップのあいだ、適当
なアミン保護基で保護する必要がある。第3級アミンは
保護を必要とせず、タイプI.b)のカチオン性置換基
について述べたように第4級化するかプロトン化するこ
とができる。
換反応に用いる窒素を有する化合物が脂肪族アミン(す
なわちNRy Rz Rw )であることをのぞけば、I.
a)置換基について述べたのと同様のやり方で製造でき
る。しかし、アミノ基が直接にナフタレン核に結合して
いる場合には(すなわち−Ap N+ Ry Rz Rw 、ここ
でp=0)、アミンは、カルバペネム系にとり込まれる
のに先立ってナフタレンと結合させのが最も都合がよ
い。このアミンが第1級又は第2級であれば、ナフタレ
ンをカルバペネムに結合させるステップのあいだ、適当
なアミン保護基で保護する必要がある。第3級アミンは
保護を必要とせず、タイプI.b)のカチオン性置換基
について述べたように第4級化するかプロトン化するこ
とができる。
【0061】タイプI.d)のカチオン性置換基は、ナ
フタレン環上の適当な中性先駆体置換基の芳香族でない
環の窒素を第4級化するか、又はプロトン化することに
より製造する。第4級化又はプロトン化は、タイプI.
b)の置換基について前に述べたのと同様に行なう。タ
イプI.d)の置換基に関しては、中性先駆体は、ナフ
タレンをカルバペネムに結合する時点で、すでにナフタ
レン環に結合していてもよく、あるいはナフタレンのカ
ルバペネムへの結合後に、ナフタレン環上のより簡単な
先駆体置換基から中性先駆体に仕上げてもよい。中性先
駆体置換基の例は、−CONH(3−キヌクリジニル)、−
CONH〔4−(N−メチルピペリジニル)〕、−SO2CH2CH
2 〔2−(N−メチルピロリジニル)〕、−SO2 〔1−
(4−メチルピペリジニル)〕及び−CH2 〔1−(4−
メチルピペリジニル)〕である。ヒドロキシメチル等の
より簡単な置換基からこの中性先駆体置換基を仕上げる
には、タイプI.b)の置換基についてすでに述べたの
と同様なやり方で、後で第4級化又はプロトン化される
タイプI.d)の芳香族でない環の窒素部分を導入する
ための適当な試薬を用いて行なえる。
フタレン環上の適当な中性先駆体置換基の芳香族でない
環の窒素を第4級化するか、又はプロトン化することに
より製造する。第4級化又はプロトン化は、タイプI.
b)の置換基について前に述べたのと同様に行なう。タ
イプI.d)の置換基に関しては、中性先駆体は、ナフ
タレンをカルバペネムに結合する時点で、すでにナフタ
レン環に結合していてもよく、あるいはナフタレンのカ
ルバペネムへの結合後に、ナフタレン環上のより簡単な
先駆体置換基から中性先駆体に仕上げてもよい。中性先
駆体置換基の例は、−CONH(3−キヌクリジニル)、−
CONH〔4−(N−メチルピペリジニル)〕、−SO2CH2CH
2 〔2−(N−メチルピロリジニル)〕、−SO2 〔1−
(4−メチルピペリジニル)〕及び−CH2 〔1−(4−
メチルピペリジニル)〕である。ヒドロキシメチル等の
より簡単な置換基からこの中性先駆体置換基を仕上げる
には、タイプI.b)の置換基についてすでに述べたの
と同様なやり方で、後で第4級化又はプロトン化される
タイプI.d)の芳香族でない環の窒素部分を導入する
ための適当な試薬を用いて行なえる。
【0062】タイプIIの好ましいRa には、ヒドロキシ
メチル等のヒドロキシで1価置換したC1-4 アルキル、
ホルミル、−COOK等のカルボキシ、−CONH2 等のカルバ
モイル、−CH=NOH 等のヒドロキシイミノメチル又はシ
アノがある。
メチル等のヒドロキシで1価置換したC1-4 アルキル、
ホルミル、−COOK等のカルボキシ、−CONH2 等のカルバ
モイル、−CH=NOH 等のヒドロキシイミノメチル又はシ
アノがある。
【0063】この好ましい置換に関して、ヒドロキシメ
チルは、適当に置換した出発物質(すなわちフロー・シ
ートAのA1)を用いることで、ナフタレン環の1,
5,6,7又は8位のどの位置にも得ることができる。
したがって、フロー・シートA及びBが示すようにすす
めていって、A1の異性体から出発すると、対応したB
3Aの異性体及び対応するB4の異性体が生成する。
チルは、適当に置換した出発物質(すなわちフロー・シ
ートAのA1)を用いることで、ナフタレン環の1,
5,6,7又は8位のどの位置にも得ることができる。
したがって、フロー・シートA及びBが示すようにすす
めていって、A1の異性体から出発すると、対応したB
3Aの異性体及び対応するB4の異性体が生成する。
【0064】ナフタレン上の好ましいホルミルへの置換
は、スウェン酸化によるB4又は今述べたばかりのB4
異性体のヒドロキシメチルの置換で行なえる。たとえ
ば、B4異性体を、塩化メチレン中で、−70℃から室
温で、塩化オキザリル−ジメチルスルホキシド、さらに
トリエチルアミンを活性化剤に用いて酸化する。別の方
法としては、塩化メチレン中でN−メチルモルホリン−
N−オキシド及び触媒に用いる量の過ルテニウム酸テト
ラ−n−プロピルアンモニウムを用いて、この酸化を簡
単に行なうことができる。明らかに、得られたホルミル
置換基の位置は、B4異性体のヒドロキシメチル置換基
の位置によって決まる。
は、スウェン酸化によるB4又は今述べたばかりのB4
異性体のヒドロキシメチルの置換で行なえる。たとえ
ば、B4異性体を、塩化メチレン中で、−70℃から室
温で、塩化オキザリル−ジメチルスルホキシド、さらに
トリエチルアミンを活性化剤に用いて酸化する。別の方
法としては、塩化メチレン中でN−メチルモルホリン−
N−オキシド及び触媒に用いる量の過ルテニウム酸テト
ラ−n−プロピルアンモニウムを用いて、この酸化を簡
単に行なうことができる。明らかに、得られたホルミル
置換基の位置は、B4異性体のヒドロキシメチル置換基
の位置によって決まる。
【0065】ナフタレン上の好ましい−CH=NOH への置
換は、今述べたホルミルの置換により簡単に行なえる。
これはただ、ホルミルへ置換した化合物を、室温で適当
な溶媒中のヒドロキシアミンにひたして行なう。
換は、今述べたホルミルの置換により簡単に行なえる。
これはただ、ホルミルへ置換した化合物を、室温で適当
な溶媒中のヒドロキシアミンにひたして行なう。
【0066】ナフタレン上のシアノへの置換は、今述べ
た−CH=NOHの置換により行なえる。−CH=NOH に置換
した化合物を、−70℃の溶媒中で、無水トリフラート
酸及びトリエチルアミンで脱水する。
た−CH=NOHの置換により行なえる。−CH=NOH に置換
した化合物を、−70℃の溶媒中で、無水トリフラート
酸及びトリエチルアミンで脱水する。
【0067】ナフタレン上の好ましい−COOKへの置
換は、今述べたヒドロキシメチルへ置換したB3A又は
B3A異性体から得られる。たとえば、B3A異性体を
ジョーンズ試薬で酸化して、ヒドロキシメチル置換基を
カルボン酸基に変える。ジョーンズ試薬を用いる酸化
は、カルバペネムには適切でないかもしれず、そのた
め、最適には環を閉じる前に行なう。環を閉じる前に、
カルバペネムの環化を可能にするために、カルボキシを
そのアリルエステルとして保護する。保護は、臭化アリ
ルとトリエチルアミンを用いたアルキル化によって行な
う。
換は、今述べたヒドロキシメチルへ置換したB3A又は
B3A異性体から得られる。たとえば、B3A異性体を
ジョーンズ試薬で酸化して、ヒドロキシメチル置換基を
カルボン酸基に変える。ジョーンズ試薬を用いる酸化
は、カルバペネムには適切でないかもしれず、そのた
め、最適には環を閉じる前に行なう。環を閉じる前に、
カルバペネムの環化を可能にするために、カルボキシを
そのアリルエステルとして保護する。保護は、臭化アリ
ルとトリエチルアミンを用いたアルキル化によって行な
う。
【0068】環化後の脱保護は、McCombieとJeffrey(J.
Org. Chem.,47、2505(1983))が記述する
ように、2−エチルヘキサン酸カリウムを含む溶液中で
のパラジウム触媒の脱アリル化によって行なう。このよ
うな溶液中の脱保護によって、所望のカリウム塩が得ら
れる。
Org. Chem.,47、2505(1983))が記述する
ように、2−エチルヘキサン酸カリウムを含む溶液中で
のパラジウム触媒の脱アリル化によって行なう。このよ
うな溶液中の脱保護によって、所望のカリウム塩が得ら
れる。
【0069】ナフタレン上の好ましいカルバモイルへの
置換は、前記のようなジョーンズ試薬を用いて、ヒドロ
キシメチルを対応するカルボン酸へと酸化することによ
り、B3A又はB3A異性体より得られる。このカルボ
キシをさらに順番に塩酸1−エチル−3−(3−ジメチ
ルアミノプロピル)カルボジイミド、1−ヒドロキシベ
ンゾトリアゾール及びアンモニアと、室温で有機溶媒中
で接触させることにより、−CONH2 に変える。別の方法
としては、カルボキシを、テトラヒドロフラン等の非プ
ロトン性極性溶媒中で1,1′−カルボニルジイミダゾ
ールと反応させた後に、アンモニア水で処理して、同じ
く−CONH2 を得てもよい。アンモニアのかわりに対応す
る置換したアミンによって、置換したアミドを得られる
のはもちろんである。カルボキシの置換とはちがって、
このカルバモイル基は、カルバペネムの環化条件に対し
て保護を必要としない。
置換は、前記のようなジョーンズ試薬を用いて、ヒドロ
キシメチルを対応するカルボン酸へと酸化することによ
り、B3A又はB3A異性体より得られる。このカルボ
キシをさらに順番に塩酸1−エチル−3−(3−ジメチ
ルアミノプロピル)カルボジイミド、1−ヒドロキシベ
ンゾトリアゾール及びアンモニアと、室温で有機溶媒中
で接触させることにより、−CONH2 に変える。別の方法
としては、カルボキシを、テトラヒドロフラン等の非プ
ロトン性極性溶媒中で1,1′−カルボニルジイミダゾ
ールと反応させた後に、アンモニア水で処理して、同じ
く−CONH2 を得てもよい。アンモニアのかわりに対応す
る置換したアミンによって、置換したアミドを得られる
のはもちろんである。カルボキシの置換とはちがって、
このカルバモイル基は、カルバペネムの環化条件に対し
て保護を必要としない。
【0070】又、今述べたタイプIIの好ましいRa で置
換した化合物を、フロー・シートCに示した合成を用い
て得ることができる。この場合、今述べた合成変換は、
ナフチル側鎖がカルバペネムに結合する以前に中間体C
3上で行なうか、あるいはその結合の後にC4上で行な
う。
換した化合物を、フロー・シートCに示した合成を用い
て得ることができる。この場合、今述べた合成変換は、
ナフチル側鎖がカルバペネムに結合する以前に中間体C
3上で行なうか、あるいはその結合の後にC4上で行な
う。
【0071】さらに前記のものに加えて、タイプIIの適
当なRa には以下のものが含まれる。すなわち: −OCH3 −OCH2CO2Na −OCH2CH2OH −CF3 −F −Cl −Br −I −OH −OCOCH3 −OCONH2 −SCH3 −SOCH3 −SO2CH3 −SCH2CH2OH −SOCH2CH2OH −SO2NH2 −SO2N(CH3)2 −NHCHO −NHCOCH3 −NHCO2CH3 −NHSO2CH3 −CN −CHO −COCH3 −COCH2OH −CH=NOH −CH=NOCH3 −CH=NOCH2CO2H −CH=NOCMer2CO2H −CH=NOCMer2CO2Me −CO2CH2CH2OH −CONH2 −CONHCH3 −CON(CH3)2 −CONHCH2CN −CONHCH2CONH2 −CONHCH2CO2H -CONHOH −CONHOCH3 −テトラゾリル −CO2Na −SCF3 −PO3NaH −CONHSO2Ph −CONHSO2NH2 −SO3Na −SO2NHCN −SO2NHCONH2 −CH=CHCN −CH=CHCONH2 −CH=CHCO2Na −C ≡C-CONH2 −C ≡C-CN −CH2OH −CH2N3 −CH2CO2Na −SO2CH2CH2OH 及び −CH2I 。 前記の製造方法において、カルバペネムの3位のカルボ
キシル基と8位の水酸基は、最終生成物が製造されるま
で、保護基でブロックされたままである。適当な水酸基
の保護基P′は以下のものである。すなわち、トリアル
キルシリル、アリール(アルキル)アルコキシシリル、
アルキルオキシジアリールシリル及びジアリールアルキ
ルシリル等のシリル基、そして、アルキルオキシカルボ
ニル、置換したアルキルオキシカルボニル、ベンジルオ
キシカルボニル、置換したベンジルオキシカルボニル、
アリルオキシカルボニル及び置換したアリルオキシカル
ボニル等の炭酸塩基である。合成計画で示したものに加
えて、又はそれらを含めた好ましい保護基は、t−ブチ
ルメトキシフェニルシリル、t−ブトシキジフェニルシ
リル、トリメチルシリル、トリエチルシリル、t−ブチ
ルジメチルシリル、o−ニトロベンジルオキシカルボニ
ル、p−ニトロベンジルオキシカルボニル、ベンジルオ
キシカルボニル、t−ブチル−オキシカルボニル、2,
2,2−トリクロロエチルオキシカルボニル及びアリル
オキシカルボニルである。合成計画で示したものに加え
て、又はそれらを含めた適当なカルボキシル保護基M
は、後述する。
当なRa には以下のものが含まれる。すなわち: −OCH3 −OCH2CO2Na −OCH2CH2OH −CF3 −F −Cl −Br −I −OH −OCOCH3 −OCONH2 −SCH3 −SOCH3 −SO2CH3 −SCH2CH2OH −SOCH2CH2OH −SO2NH2 −SO2N(CH3)2 −NHCHO −NHCOCH3 −NHCO2CH3 −NHSO2CH3 −CN −CHO −COCH3 −COCH2OH −CH=NOH −CH=NOCH3 −CH=NOCH2CO2H −CH=NOCMer2CO2H −CH=NOCMer2CO2Me −CO2CH2CH2OH −CONH2 −CONHCH3 −CON(CH3)2 −CONHCH2CN −CONHCH2CONH2 −CONHCH2CO2H -CONHOH −CONHOCH3 −テトラゾリル −CO2Na −SCF3 −PO3NaH −CONHSO2Ph −CONHSO2NH2 −SO3Na −SO2NHCN −SO2NHCONH2 −CH=CHCN −CH=CHCONH2 −CH=CHCO2Na −C ≡C-CONH2 −C ≡C-CN −CH2OH −CH2N3 −CH2CO2Na −SO2CH2CH2OH 及び −CH2I 。 前記の製造方法において、カルバペネムの3位のカルボ
キシル基と8位の水酸基は、最終生成物が製造されるま
で、保護基でブロックされたままである。適当な水酸基
の保護基P′は以下のものである。すなわち、トリアル
キルシリル、アリール(アルキル)アルコキシシリル、
アルキルオキシジアリールシリル及びジアリールアルキ
ルシリル等のシリル基、そして、アルキルオキシカルボ
ニル、置換したアルキルオキシカルボニル、ベンジルオ
キシカルボニル、置換したベンジルオキシカルボニル、
アリルオキシカルボニル及び置換したアリルオキシカル
ボニル等の炭酸塩基である。合成計画で示したものに加
えて、又はそれらを含めた好ましい保護基は、t−ブチ
ルメトキシフェニルシリル、t−ブトシキジフェニルシ
リル、トリメチルシリル、トリエチルシリル、t−ブチ
ルジメチルシリル、o−ニトロベンジルオキシカルボニ
ル、p−ニトロベンジルオキシカルボニル、ベンジルオ
キシカルボニル、t−ブチル−オキシカルボニル、2,
2,2−トリクロロエチルオキシカルボニル及びアリル
オキシカルボニルである。合成計画で示したものに加え
て、又はそれらを含めた適当なカルボキシル保護基M
は、後述する。
【0072】脱ブロックは従来のやり方で行なえる。フ
ロー・シートBに従がって製造した化合物に関しては、
脱保護は、2−エチルヘキサン酸カリウム及び2−エチ
ルヘキサン酸、あるいはまた、ピロリジン等の他の適当
な求核試薬を含んだ溶液中で、パラジウムを触媒とした
反応で行なう。別の方法としては、フロー・シートCに
よって製造した化合物に関しては、脱保護は、次の手順
で行なう。すなわち、化合物C4を、まずテトラヒドロ
フラン等の有機溶媒中で、0℃でないし室温で、数分か
ら数時間、酢酸又は希釈HCl 等の水性酸性条件にさら
す。この結果得られた脱シリル化したカルバペネムを、
従来の技術で単離することもできるが、より簡単には、
そのまま最終的な脱保護工程に入る。すなわち、NaHCO3
又はKHCO3 等の無機塩基と10%のPd/Cを加えた後
に、水素添加すると、p−ニトロベンジル保護基が除去
されて、構造式Iの最終的化合物が生成する。
ロー・シートBに従がって製造した化合物に関しては、
脱保護は、2−エチルヘキサン酸カリウム及び2−エチ
ルヘキサン酸、あるいはまた、ピロリジン等の他の適当
な求核試薬を含んだ溶液中で、パラジウムを触媒とした
反応で行なう。別の方法としては、フロー・シートCに
よって製造した化合物に関しては、脱保護は、次の手順
で行なう。すなわち、化合物C4を、まずテトラヒドロ
フラン等の有機溶媒中で、0℃でないし室温で、数分か
ら数時間、酢酸又は希釈HCl 等の水性酸性条件にさら
す。この結果得られた脱シリル化したカルバペネムを、
従来の技術で単離することもできるが、より簡単には、
そのまま最終的な脱保護工程に入る。すなわち、NaHCO3
又はKHCO3 等の無機塩基と10%のPd/Cを加えた後
に、水素添加すると、p−ニトロベンジル保護基が除去
されて、構造式Iの最終的化合物が生成する。
【0073】分子全体は電気的に中性でなければならな
い。第4級の窒素が本発明の化合物中に存在するので、
中和する陰イオンも又、この場合、存在する必要があ
る。これは通常、COOMをCOO- としてやることに
より行なわれる。しかし、Mが、たとえば薬剤用エステ
ルの時、対立イオン(陰イオン)Z- を提供する必要が
あり、もしくはアニオン性置換基を利用してもよい。
又、2個以上の第4級窒素があるときは、やはり対立イ
オンを提供する必要があり、もしくはさらなるアニオン
性置換基を利用する。さらに、第4級窒素がすでにCO
OM(すなわちCOO- )で中和されている場合に、ア
ニオン性の置換基を利用するのは、本発明の範囲内のこ
とである。その場合、アニオン性置換基に対する対立イ
オン(陰イオン)を提供することが必要だとわかるだろ
う。しかし、このような選択をするのは、多くの適当な
陰イオン及び陽イオンの対立イオンを用いることのでき
る医化学者の技術の範囲である。
い。第4級の窒素が本発明の化合物中に存在するので、
中和する陰イオンも又、この場合、存在する必要があ
る。これは通常、COOMをCOO- としてやることに
より行なわれる。しかし、Mが、たとえば薬剤用エステ
ルの時、対立イオン(陰イオン)Z- を提供する必要が
あり、もしくはアニオン性置換基を利用してもよい。
又、2個以上の第4級窒素があるときは、やはり対立イ
オンを提供する必要があり、もしくはさらなるアニオン
性置換基を利用する。さらに、第4級窒素がすでにCO
OM(すなわちCOO- )で中和されている場合に、ア
ニオン性の置換基を利用するのは、本発明の範囲内のこ
とである。その場合、アニオン性置換基に対する対立イ
オン(陰イオン)を提供することが必要だとわかるだろ
う。しかし、このような選択をするのは、多くの適当な
陰イオン及び陽イオンの対立イオンを用いることのでき
る医化学者の技術の範囲である。
【0074】前記の定義に関して、「アルキル」は、直
鎖又は分岐状脂肪族炭化水素ラジカルである。
鎖又は分岐状脂肪族炭化水素ラジカルである。
【0075】本出願書に用いた「第4級窒素」は、以下
を含む四価のカチオン性窒素原子である。すなわち、テ
トラ−アルキルアンモニウム基(たとえば、テトラメチ
ルアンモニウム、N−メチルピリジニウム)中のカチオ
ン性窒素原子、プロトン化したアンモニウム類(たとえ
ばトリメチルヒドロアンモニウム、N−ヒドロピリジニ
ウム)中のカチオン性窒素原子、N−酸化アミン(たと
えば、N−酸化−N−メチルモルホリン、N−酸化ピリ
ジン)中のカチオン性窒素原子、及びN−アミノアンモ
ニウム基(たとえばN−アミノピリジニウム)中のカチ
オン性窒素原子である。
を含む四価のカチオン性窒素原子である。すなわち、テ
トラ−アルキルアンモニウム基(たとえば、テトラメチ
ルアンモニウム、N−メチルピリジニウム)中のカチオ
ン性窒素原子、プロトン化したアンモニウム類(たとえ
ばトリメチルヒドロアンモニウム、N−ヒドロピリジニ
ウム)中のカチオン性窒素原子、N−酸化アミン(たと
えば、N−酸化−N−メチルモルホリン、N−酸化ピリ
ジン)中のカチオン性窒素原子、及びN−アミノアンモ
ニウム基(たとえばN−アミノピリジニウム)中のカチ
オン性窒素原子である。
【0076】「ヘテロ原子」は独立した基準で選択した
N、S、又はOを意味する。
N、S、又はOを意味する。
【0077】本出願書で定義した「ヘテロアリール」
は、Rx 基に関して、特定の限定された意味を持ち、単
環だけを意味する。タイプI.a)及びb)の置換基に
は、明らかに単環だけでなく二環のヘテロアリール基も
また含まれるが、「ヘテロアリール」の語は前記のそれ
らの置換基と関連して用いていない。単環ヘテロアリー
ルは、少なくとも1個の窒素原子を持つ必要があり、任
意に最大1個のさらなる酸素又は硫黄のヘテロ原子が存
在してもよい。このタイプのヘテロアリールは、ピロー
ル及びピリジン(N1個)、オキサゾール、チアゾール
又はオキサジン(N個と、OかS1個)である。第1の
窒素及び、酸素又は硫黄に加えてさらに窒素原子が存在
して、たとえばチアジアゾール(N2個とS1個)を成
してもよいが、好ましいヘテロアリールは、ヘテロ原子
が2個以上のとき1個だけ窒素ヘテロ原子が存在するも
のである。これらの代表的なものは、ピラゾール、イミ
ダゾール、ピリミジン及びピラジン(N2個)、及びト
リアジン(N3個)である。
は、Rx 基に関して、特定の限定された意味を持ち、単
環だけを意味する。タイプI.a)及びb)の置換基に
は、明らかに単環だけでなく二環のヘテロアリール基も
また含まれるが、「ヘテロアリール」の語は前記のそれ
らの置換基と関連して用いていない。単環ヘテロアリー
ルは、少なくとも1個の窒素原子を持つ必要があり、任
意に最大1個のさらなる酸素又は硫黄のヘテロ原子が存
在してもよい。このタイプのヘテロアリールは、ピロー
ル及びピリジン(N1個)、オキサゾール、チアゾール
又はオキサジン(N個と、OかS1個)である。第1の
窒素及び、酸素又は硫黄に加えてさらに窒素原子が存在
して、たとえばチアジアゾール(N2個とS1個)を成
してもよいが、好ましいヘテロアリールは、ヘテロ原子
が2個以上のとき1個だけ窒素ヘテロ原子が存在するも
のである。これらの代表的なものは、ピラゾール、イミ
ダゾール、ピリミジン及びピラジン(N2個)、及びト
リアジン(N3個)である。
【0078】Rx のヘテロアリール基は、つねに前記に
定義したRa によって任意に1価置換される。置換は炭
素原子のひとつに、又はヘテロ原子の1つにも行なうこ
とができるが、後者の場合、ある種の置換基を選択する
のが適当でないことがある。
定義したRa によって任意に1価置換される。置換は炭
素原子のひとつに、又はヘテロ原子の1つにも行なうこ
とができるが、後者の場合、ある種の置換基を選択する
のが適当でないことがある。
【0079】表1に掲げたのは、本発明の具体的な化合
物である。
物である。
【化72】
【化73】
【化74】
【化75】
【化76】
【化77】
【化78】
【化79】
【化80】
【化81】
【化82】
【化83】
【0080】本発明のカルバペネム化合物は、それ自体
で、そして薬剤用の塩やエステルの形態で、動物及びヒ
トの患者における微生物感染の治療に有用である。「薬
剤用のエステル又は塩」とは、医化学者には明らかであ
ろうが、無毒性で、前記化合物の薬物動態学的特性すな
わち、服用しやすく、吸収性、分布、代謝及び排泄に好
ましい効果のある、本発明の化合物の塩及びエステルの
形態を意味する。性格上より実際的で、また同様に選択
するのに重要な他の要素は、原料物質の費用、結晶化の
容易で、収率、安定性、吸湿性及び作った原薬剤の流動
性である。簡単には、薬剤混合物は、薬剤用担体と組み
合わせた活性成物から製造する。したがって、又、本発
明は、本発明の新規なカルバペネム化合物を活性成分と
して用いる薬剤用混合物及び微生物感染の治療方法にも
関れる。
で、そして薬剤用の塩やエステルの形態で、動物及びヒ
トの患者における微生物感染の治療に有用である。「薬
剤用のエステル又は塩」とは、医化学者には明らかであ
ろうが、無毒性で、前記化合物の薬物動態学的特性すな
わち、服用しやすく、吸収性、分布、代謝及び排泄に好
ましい効果のある、本発明の化合物の塩及びエステルの
形態を意味する。性格上より実際的で、また同様に選択
するのに重要な他の要素は、原料物質の費用、結晶化の
容易で、収率、安定性、吸湿性及び作った原薬剤の流動
性である。簡単には、薬剤混合物は、薬剤用担体と組み
合わせた活性成物から製造する。したがって、又、本発
明は、本発明の新規なカルバペネム化合物を活性成分と
して用いる薬剤用混合物及び微生物感染の治療方法にも
関れる。
【0081】前記の薬剤用の塩は−COOMの形態をと
ってもよい。このMは、ナトリウム又はカリウム等のア
ルカリ金属カチオンでよい。Mに用いる他の薬剤用カチ
オンは、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、アンモニウ
ム、あるいはテトラメチルアンモニウム、テトラブチル
アンモニウム、コリン、トリエチルヒドロアンモニウ
ム、メグルミン、トリエタノールヒドロアンモニウム等
のアルキルアンモニウムカチオンでもよい。
ってもよい。このMは、ナトリウム又はカリウム等のア
ルカリ金属カチオンでよい。Mに用いる他の薬剤用カチ
オンは、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、アンモニウ
ム、あるいはテトラメチルアンモニウム、テトラブチル
アンモニウム、コリン、トリエチルヒドロアンモニウ
ム、メグルミン、トリエタノールヒドロアンモニウム等
のアルキルアンモニウムカチオンでもよい。
【0082】前記薬剤用塩にはまた、無毒性の酸付加塩
が含まれる。したがって、構造式Iの化合物は、無機又
は有機酸から誘導した塩の形態で用いることができる。
このような塩のうちには以下のものが含まれる。すなわ
ち:酢酸塩、アジピン酸塩、アルギン酸塩、アスパラギ
ン酸塩、安息香酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、硫酸水素
塩、酪酸塩、クエン酸塩、ショウノウ酸塩、ショウノウ
スルホン酸塩、シクロペンタンプロピオン酸塩、ジグル
コン酸塩、ドデシル硫酸塩、エタンスルホン酸塩、フマ
ル酸塩、グルコヘプタン酸塩、グリセロリン酸塩、ヘミ
硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、塩酸塩、臭化水
素酸塩、ヨウ化水素酸塩、2−ヒドロキシエタンスルホ
ン酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、メタンスルホン酸塩、
2−ナフタレン−スルホン酸塩、ニコチン酸塩、シュウ
酸塩、パモ酸塩、ペクチン酸塩、ペルオキソ硫酸塩、3
−フェニルプロピオン酸塩、ピクリン酸塩、ピバル酸
塩、プロピオン酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、チオシア
ン酸塩、トシル酸塩及びウンデカン酸塩である。
が含まれる。したがって、構造式Iの化合物は、無機又
は有機酸から誘導した塩の形態で用いることができる。
このような塩のうちには以下のものが含まれる。すなわ
ち:酢酸塩、アジピン酸塩、アルギン酸塩、アスパラギ
ン酸塩、安息香酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、硫酸水素
塩、酪酸塩、クエン酸塩、ショウノウ酸塩、ショウノウ
スルホン酸塩、シクロペンタンプロピオン酸塩、ジグル
コン酸塩、ドデシル硫酸塩、エタンスルホン酸塩、フマ
ル酸塩、グルコヘプタン酸塩、グリセロリン酸塩、ヘミ
硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、塩酸塩、臭化水
素酸塩、ヨウ化水素酸塩、2−ヒドロキシエタンスルホ
ン酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、メタンスルホン酸塩、
2−ナフタレン−スルホン酸塩、ニコチン酸塩、シュウ
酸塩、パモ酸塩、ペクチン酸塩、ペルオキソ硫酸塩、3
−フェニルプロピオン酸塩、ピクリン酸塩、ピバル酸
塩、プロピオン酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、チオシア
ン酸塩、トシル酸塩及びウンデカン酸塩である。
【0083】本発明の新規なカルバペネム化合物の薬剤
用エステルは医化学者には容易に明らかであるが、たと
えば、本出願書に引用されとり込まれている米国特許第
4,309,438号、第9段落、61行目から第12
段落51行目にくわしく述べられているようなものを含
む。このような薬剤用エステルに含まれるのは、ピバロ
イルオキシメチル、アセトキシメチル、フタリジル、イ
ンダニル及びメトキシメチル等の生体条件下に加水分解
するもの、そして本出願書に引用されとり込まれている
米国特許第4,479,947号にくわしく述べられて
いるものである。
用エステルは医化学者には容易に明らかであるが、たと
えば、本出願書に引用されとり込まれている米国特許第
4,309,438号、第9段落、61行目から第12
段落51行目にくわしく述べられているようなものを含
む。このような薬剤用エステルに含まれるのは、ピバロ
イルオキシメチル、アセトキシメチル、フタリジル、イ
ンダニル及びメトキシメチル等の生体条件下に加水分解
するもの、そして本出願書に引用されとり込まれている
米国特許第4,479,947号にくわしく述べられて
いるものである。
【0084】本発明の新規なカルバペネム化合物は、C
OOMの形をとり得るが、ここにMは、容易にとり除く
ことのできるカルボキシル保護基である。このような従
来の保護基は、前記合成過程中にカルボキシル基を保護
してブロックするのに用いる既知のエステル基から成
る。これらの従来の保護基は容易にとりのぞける。つま
り、それらは、必要な場合には、分子の他の部分の切断
やその他の破壊を生じない工程によってとりのぞくこと
ができる。そのような工程に含まれるのは、化学的及び
酵素的加水分解、穏やかな条件下での化学的還元剤又は
酸化剤処理、遷移金属触媒及び求核剤との処理、そして
触媒的水素添加である。大まかにいって、そのようなエ
ステル保護基には、アルキル、置換したアルキル、ベン
ジル、置換したベンジル、アリール、置換したアリー
ル、アリル、置換したアリル及びトリオルガノシリルが
含まれる。それらのエステル保護基の具体例には、ベン
ズヒドリル、p−ニトロベンジル、2−ナフチルメチ
ル、アリル、2−クロロアリル、ベンジル、2,2,2
−トリクロロエチル、トリメチルシリル、t−ブチルジ
メチルシリル、t−ブチルジフェニルシリル、2−(ト
リメチルシリル)エチル、フェナシル、p−メトキシベ
ンジル、アセトニル、o−ニトロベンジル、p−メトキ
シフェニル、4−ピリジルメチル及びt−ブチルが含ま
れる。
OOMの形をとり得るが、ここにMは、容易にとり除く
ことのできるカルボキシル保護基である。このような従
来の保護基は、前記合成過程中にカルボキシル基を保護
してブロックするのに用いる既知のエステル基から成
る。これらの従来の保護基は容易にとりのぞける。つま
り、それらは、必要な場合には、分子の他の部分の切断
やその他の破壊を生じない工程によってとりのぞくこと
ができる。そのような工程に含まれるのは、化学的及び
酵素的加水分解、穏やかな条件下での化学的還元剤又は
酸化剤処理、遷移金属触媒及び求核剤との処理、そして
触媒的水素添加である。大まかにいって、そのようなエ
ステル保護基には、アルキル、置換したアルキル、ベン
ジル、置換したベンジル、アリール、置換したアリー
ル、アリル、置換したアリル及びトリオルガノシリルが
含まれる。それらのエステル保護基の具体例には、ベン
ズヒドリル、p−ニトロベンジル、2−ナフチルメチ
ル、アリル、2−クロロアリル、ベンジル、2,2,2
−トリクロロエチル、トリメチルシリル、t−ブチルジ
メチルシリル、t−ブチルジフェニルシリル、2−(ト
リメチルシリル)エチル、フェナシル、p−メトキシベ
ンジル、アセトニル、o−ニトロベンジル、p−メトキ
シフェニル、4−ピリジルメチル及びt−ブチルが含ま
れる。
【0085】本発明の化合物は多種のグラム陽性菌と、
それよりはせまい範囲のグラム陰性菌に対して作用する
有用な抗菌剤であり、したがって、ヒト及び家畜の薬剤
として有用性がある。本発明の抗菌剤は、医薬としての
有用性に限定されず、あらゆる産業に用いることができ
る。たとえば、飼料の添加物として、食料の保存に、殺
菌剤として、そして微生物の成長抑制が必要な他の産業
システムにおいて用いることができる。たとえば、これ
らを水性混合物中に0.1ないし100ppm の濃度で用
いて、医科及び歯科器具に有害な微生物が成長するのを
滅菌したり抑制することができ、そして殺菌剤として工
業的に適用して、たとえば、水性ペンキや製紙工場の白
水に用いて、有害な微生物の成長を抑制することができ
る。
それよりはせまい範囲のグラム陰性菌に対して作用する
有用な抗菌剤であり、したがって、ヒト及び家畜の薬剤
として有用性がある。本発明の抗菌剤は、医薬としての
有用性に限定されず、あらゆる産業に用いることができ
る。たとえば、飼料の添加物として、食料の保存に、殺
菌剤として、そして微生物の成長抑制が必要な他の産業
システムにおいて用いることができる。たとえば、これ
らを水性混合物中に0.1ないし100ppm の濃度で用
いて、医科及び歯科器具に有害な微生物が成長するのを
滅菌したり抑制することができ、そして殺菌剤として工
業的に適用して、たとえば、水性ペンキや製紙工場の白
水に用いて、有害な微生物の成長を抑制することができ
る。
【0086】本発明の化合物は、あらゆる種類の薬剤処
法で用いることができる。それらは、カプセル剤、末粉
の形態、溶液中、又は懸濁液中で用いることができる。
それらは種々の方法で投与できる。とりわけ重要な方法
には、(静脈内又は筋肉内)注射による局所又は非経口
投与が含まれる。
法で用いることができる。それらは、カプセル剤、末粉
の形態、溶液中、又は懸濁液中で用いることができる。
それらは種々の方法で投与できる。とりわけ重要な方法
には、(静脈内又は筋肉内)注射による局所又は非経口
投与が含まれる。
【0087】好ましい投薬経路である注射用の化合物
は、アンプル中の単位服用量の形態で、又はバイアルび
ん中に製造する。化合物は、懸濁剤、溶液、あるいは油
性又は水性賦形剤中のエマルジョン剤等の形態をとるこ
とができ、また処方用剤を含んでよい。別の方法として
は、活性成分を、投薬時に滅菌水等の適当な賦形剤で再
構成するための粉末の形態にしてもよい。局所への適用
は、軟膏、クリーム剤、外用水剤、塗布剤又は粉剤など
の疎水性又は親水性の基剤中に処法してよい。
は、アンプル中の単位服用量の形態で、又はバイアルび
ん中に製造する。化合物は、懸濁剤、溶液、あるいは油
性又は水性賦形剤中のエマルジョン剤等の形態をとるこ
とができ、また処方用剤を含んでよい。別の方法として
は、活性成分を、投薬時に滅菌水等の適当な賦形剤で再
構成するための粉末の形態にしてもよい。局所への適用
は、軟膏、クリーム剤、外用水剤、塗布剤又は粉剤など
の疎水性又は親水性の基剤中に処法してよい。
【0088】投与する服用量は、大部分は治療を受ける
対象の状態や大きさ、また同様に投与経路、投与頻度、
全身の感染に対して好ましい注射による非経口投与経路
に左右される。しかし、このような問題は、抗微生物の
分野で周知の治療原則にしたがって治療者のルーチンの
判断にまかせられる。感染の性質や治療を受ける個体の
特殊な性質の他に、的確な服用法に関わってくるのは、
選択した本発明の化合物のモル重量である。
対象の状態や大きさ、また同様に投与経路、投与頻度、
全身の感染に対して好ましい注射による非経口投与経路
に左右される。しかし、このような問題は、抗微生物の
分野で周知の治療原則にしたがって治療者のルーチンの
判断にまかせられる。感染の性質や治療を受ける個体の
特殊な性質の他に、的確な服用法に関わってくるのは、
選択した本発明の化合物のモル重量である。
【0089】ヒトへ単位服用量の投薬をするための化合
物は、液体の場合にも固体の場合にも、0.1%ないし
99%の活性物質を含むが、好ましくは、約10〜60
%の範囲である。通常、化合物は約15mgから約150
0mgの活性成分を含むが、一般に、約250mgないし1
000mgの範囲の服用量を用いるのが好ましい。非経口
投与の際には、単位服用形態は通常、純粋な化合物Iの
滅菌水溶液又は、溶液とするための溶解性の粉末の形態
である。
物は、液体の場合にも固体の場合にも、0.1%ないし
99%の活性物質を含むが、好ましくは、約10〜60
%の範囲である。通常、化合物は約15mgから約150
0mgの活性成分を含むが、一般に、約250mgないし1
000mgの範囲の服用量を用いるのが好ましい。非経口
投与の際には、単位服用形態は通常、純粋な化合物Iの
滅菌水溶液又は、溶液とするための溶解性の粉末の形態
である。
【0090】構造式Iの抗菌剤化合物の好ましい投与方
法は、静脈内点滴静脈内ボーラス投与、又は筋肉内注射
による非経口投与である。
法は、静脈内点滴静脈内ボーラス投与、又は筋肉内注射
による非経口投与である。
【0091】大人には、体重1kgあたり5〜50mgの構
造式Iの抗菌剤化合物を、一日に2、3又は4回与える
のが好ましい。好ましい服用は、250mgないし100
0mgの構造式Iの抗菌剤を、一日あたり2回で(b.i.
d.)、3回で(t.i.d.)又は4回で(q.i.d.)与えるこ
とである。さらに具体的には、軽度の感染に対してはt.
i.d.又はq.i.d.で250mgの服用量が好ましい。非常に
感受性のあるグラム陽性生物に対する中程度の感染に関
しては、t.i.d.又はq.i.d.で500mgの服用量が好まし
い。生物に対する重度で生命をおびやかす感染に関して
は、抗生物質に対する感受性の上限で、t.i.d.又はq.i.
d.で1000mgの服用量が好ましい。
造式Iの抗菌剤化合物を、一日に2、3又は4回与える
のが好ましい。好ましい服用は、250mgないし100
0mgの構造式Iの抗菌剤を、一日あたり2回で(b.i.
d.)、3回で(t.i.d.)又は4回で(q.i.d.)与えるこ
とである。さらに具体的には、軽度の感染に対してはt.
i.d.又はq.i.d.で250mgの服用量が好ましい。非常に
感受性のあるグラム陽性生物に対する中程度の感染に関
しては、t.i.d.又はq.i.d.で500mgの服用量が好まし
い。生物に対する重度で生命をおびやかす感染に関して
は、抗生物質に対する感受性の上限で、t.i.d.又はq.i.
d.で1000mgの服用量が好ましい。
【0092】子供には、体重1kgあたり5〜25mgの服
用量を一日あたり2、3又は4回与えるのが好ましい
が、通常、t.i.d.又はq.i.d.で10mg/kgの服用が望ま
しい。
用量を一日あたり2、3又は4回与えるのが好ましい
が、通常、t.i.d.又はq.i.d.で10mg/kgの服用が望ま
しい。
【0093】構造式Iの抗菌剤化合物は、カルバペネム
又は1−カルバデチアペネムとして知られる広範囲の類
に属する。天然のカルバペネムは、デヒドロペプチダー
ゼ(DHP)として知られる腎の酵素の攻撃に弱い。こ
の攻撃、又は分解が、カルバペネム抗菌剤の効果を減ず
ることもあるだろう。それに対して、本発明の化合物
は、このような攻撃に非常にさらされることが少なく、
したがって、DHP抑制物質の使用を必要としない。し
かし、抑制物質の使用は任意であるから、これは本発明
の一部と考えられる。DHP抑制物質及びそれらのカル
バペネム抗菌剤との使用については、従来より説明され
ている(ヨーロッパ特許出願第79102616.4、
1979年7月24日出願(特許第0.007614
号);及び第82107174.3、1982年8月9
日出願(公告第0072014号)を参照)。
又は1−カルバデチアペネムとして知られる広範囲の類
に属する。天然のカルバペネムは、デヒドロペプチダー
ゼ(DHP)として知られる腎の酵素の攻撃に弱い。こ
の攻撃、又は分解が、カルバペネム抗菌剤の効果を減ず
ることもあるだろう。それに対して、本発明の化合物
は、このような攻撃に非常にさらされることが少なく、
したがって、DHP抑制物質の使用を必要としない。し
かし、抑制物質の使用は任意であるから、これは本発明
の一部と考えられる。DHP抑制物質及びそれらのカル
バペネム抗菌剤との使用については、従来より説明され
ている(ヨーロッパ特許出願第79102616.4、
1979年7月24日出願(特許第0.007614
号);及び第82107174.3、1982年8月9
日出願(公告第0072014号)を参照)。
【0094】本発明の化合物は、DHP抑制物質が望ま
しいか必要な場合には、前記の特許及び公開出願書が説
明する適当なDHP抑制物質と組み合わせるか、又は併
用してよい。したがって、引用したヨーロッパ特許出願
が、1)本発明のカルバペネムのDHP感受性の決定方
法を定義して、そして2)適切な抑制物質、組み合わせ
た混合物及び治療方法を説明する、このかぎりにおい
て、それらは引用され、本出願書にとり込まれる。組み
合わせた混合物中の、構造式Iの化合物とDHP抑制物
質の質量比の好ましい一例は、約1:1である。好まし
いDHP抑制物質は、7−(L−2−アミノ−2−カル
ボキシエチルチオ)−2−(2,2,−ジメチルシクロ
プロパンカルボキサミド)−2−ヘプテン酸又はその有
用な塩である。
しいか必要な場合には、前記の特許及び公開出願書が説
明する適当なDHP抑制物質と組み合わせるか、又は併
用してよい。したがって、引用したヨーロッパ特許出願
が、1)本発明のカルバペネムのDHP感受性の決定方
法を定義して、そして2)適切な抑制物質、組み合わせ
た混合物及び治療方法を説明する、このかぎりにおい
て、それらは引用され、本出願書にとり込まれる。組み
合わせた混合物中の、構造式Iの化合物とDHP抑制物
質の質量比の好ましい一例は、約1:1である。好まし
いDHP抑制物質は、7−(L−2−アミノ−2−カル
ボキシエチルチオ)−2−(2,2,−ジメチルシクロ
プロパンカルボキサミド)−2−ヘプテン酸又はその有
用な塩である。
【0095】さらに本発明は以下の実施例を参照して定
義されるが、これらの例は、説明のためであり、制限を
加えるものではない。温度はすべて摂氏である。
義されるが、これらの例は、説明のためであり、制限を
加えるものではない。温度はすべて摂氏である。
【0096】実施例1
【化84】 3−ブロモ−1−(ヒドロキシメチル)ナフタレン
(1) 無水ジエチルエーテル38ml中3−ブロモ−1−ナフ
トエ酸1.0g(3.98ミリモル)の撹拌溶液へ、ジ
エチルエーテル(44ml)中リチウムアルミニウムヒ
ドリド0.86M溶液(3.78ミリモル)を滴下し
た。得られたスラリーを窒素(N2 )雰囲気のもと、3
時間還流下で撹拌した。スラリーを室温へ冷却し、含湿
Na2 SO4 を加えた。得られたスラリーをMgSO4
プラグを通してロ過し、ロ液を真空下濃縮して、白色残
渣782.7mgを得た。CH2 Cl2 で溶出するシリ
カゲルプレート上での精製により、白色結晶固体の3−
ブロモ−1−(ヒドロキシメチル)ナフタレン722.
3mgを得た。 1H−NMR(300 MHz,CDC
l3 ):δ 1.79(bs,CH2 OH)、5.15
(s,CH 2 OH)、7.54(m,ナフチル−H6及
びH7)、7.66(s,ナフチル−H2)、7.79
(m,ナフチル−H5)、7.97(s,ナフチル−H
4)、8.03 ppm(m,ナフチル−H8)。IR
(CH2 Cl2 ):3605cm-1。
(1) 無水ジエチルエーテル38ml中3−ブロモ−1−ナフ
トエ酸1.0g(3.98ミリモル)の撹拌溶液へ、ジ
エチルエーテル(44ml)中リチウムアルミニウムヒ
ドリド0.86M溶液(3.78ミリモル)を滴下し
た。得られたスラリーを窒素(N2 )雰囲気のもと、3
時間還流下で撹拌した。スラリーを室温へ冷却し、含湿
Na2 SO4 を加えた。得られたスラリーをMgSO4
プラグを通してロ過し、ロ液を真空下濃縮して、白色残
渣782.7mgを得た。CH2 Cl2 で溶出するシリ
カゲルプレート上での精製により、白色結晶固体の3−
ブロモ−1−(ヒドロキシメチル)ナフタレン722.
3mgを得た。 1H−NMR(300 MHz,CDC
l3 ):δ 1.79(bs,CH2 OH)、5.15
(s,CH 2 OH)、7.54(m,ナフチル−H6及
びH7)、7.66(s,ナフチル−H2)、7.79
(m,ナフチル−H5)、7.97(s,ナフチル−H
4)、8.03 ppm(m,ナフチル−H8)。IR
(CH2 Cl2 ):3605cm-1。
【0097】実施例2
【化85】 3−ブロモ−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメ
チル)ナフタレン(2) 無水CH2 Cl2 25ml中3−ブロモ−1−(ヒドロ
キシメチル)−ナフタレン1.49g(6.3ミリモ
ル)の溶液へ、N,N−ジメチル−4−アミノピリジン
(76.8mg,0.63ミリモル)、t−ブチルジメ
チルクロロシラン(1.23g,8.2ミリモル)及び
トリエチルアミン(1.22ml,8.8ミリモル)を
順次加えた。得られた溶液をN2 雰囲気下室温で2時間
撹拌し、次いで、EtOAcと氷/H2 Oの間に分配し
た。有機相を分離し、ブラインで洗浄し、無水Na2 S
O4 で乾燥させ、ロ過し、真空下濃縮して、淡黄色の液
体を得た。粗製反応残渣を、カラムクロマトグラフィー
(44gシリカゲル、9:1ヘキサン:CH2 Cl2 で
充填し溶出する。)により精製し、透明液体の標題化合
物2.19gを得た。 1H−NMR(200 MHz、
CDCl3 ):δ0.15(s,CH 3 Si),0.9
7(s,(CH 3 )3 CSi)、5.17(s,CH 2
O)、7.22−7.95ppm(m,ArH)
チル)ナフタレン(2) 無水CH2 Cl2 25ml中3−ブロモ−1−(ヒドロ
キシメチル)−ナフタレン1.49g(6.3ミリモ
ル)の溶液へ、N,N−ジメチル−4−アミノピリジン
(76.8mg,0.63ミリモル)、t−ブチルジメ
チルクロロシラン(1.23g,8.2ミリモル)及び
トリエチルアミン(1.22ml,8.8ミリモル)を
順次加えた。得られた溶液をN2 雰囲気下室温で2時間
撹拌し、次いで、EtOAcと氷/H2 Oの間に分配し
た。有機相を分離し、ブラインで洗浄し、無水Na2 S
O4 で乾燥させ、ロ過し、真空下濃縮して、淡黄色の液
体を得た。粗製反応残渣を、カラムクロマトグラフィー
(44gシリカゲル、9:1ヘキサン:CH2 Cl2 で
充填し溶出する。)により精製し、透明液体の標題化合
物2.19gを得た。 1H−NMR(200 MHz、
CDCl3 ):δ0.15(s,CH 3 Si),0.9
7(s,(CH 3 )3 CSi)、5.17(s,CH 2
O)、7.22−7.95ppm(m,ArH)
【0098】実施例3
【化86】 (3S,4R)−1−(アリルオキシカルボニル−トリ
フェニルホスホラニリデン)メチル−3−〔1R−(ア
リルオキシカルボニルオキシ)−エチル〕−4−〔1−
(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−3−ナフ
チルカルボニル〕メチル−アゼチジン−2−オン(4) 無水THF15ml中マグネシウム切削片(turni
ngs)(160mg、6.6ミリモル)の混合物へ、
前記実施例において製造されたブロモ−ナフタレン2
(2.09g,6.0ミリモル)を加えた。撹拌をや
め、1,2−ジブロモエタン35μlをマグネシウム表
面に近接して加えた。加熱にて反応を開始し、次いで混
合物をN2 雰囲気下30°で2.5時間撹拌した。その
後、加熱をやめ、黄色グリニャル溶液を以下のごとく使
用した。N2 雰囲気下−9°で、無水テトラヒドロフラ
ン20ml中(3S,4R)−1−(アリルオキシカル
ボニルトリフェニルホスホリリデン)メチル−3−
〔(R)−1−(アリルオキシカルボニルオキシ)エチ
ル〕−4−〔(2−ピリジルチオ)カルボニル〕メチル
−アゼチジン−2−オン3 2.11g(3.0ミリモ
ル)の溶液へ、上記グリニャール溶液11.5ml(約
4.6ミリモル)を加えた。反応溶液をN2 雰囲気下−
9°で50分撹拌し、次いで飽和塩化アンモニウム水溶
液10mlを加えた。得られた混合物を、EtOAcと
氷/H2 Oの間に分配した。有機相を分離し、氷/5N
NaOH水溶液で2回洗浄した。次いで、有機相をブ
ラインで洗浄し、無水Na2 SO4 で乾燥させ、ロ過
し、真空下濃縮して、黄色あわ状物3.09gを得
た。。粗製反応残渣を、カラムクロマトグラフィー(1
50gシリカゲル、3:2、ヘキサン:EtOAcで充
填し溶出する。)により精製し、淡黄色泡状物の標題化
合物2.24gを得た。IR(CH2 Cl2 ):174
5、1680、1615cm-1、300 MHz 1H−
NMR(CDCl3 ):(なかでも)δ0.15(s,
CH 3 Si)、0.96(s,(CH 3 )3CSi)、
1.18(d,J=6.9 Hz,CH 3 CHCH)、
5.18 ppm(s,ナフチル−CH 2 )。
フェニルホスホラニリデン)メチル−3−〔1R−(ア
リルオキシカルボニルオキシ)−エチル〕−4−〔1−
(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−3−ナフ
チルカルボニル〕メチル−アゼチジン−2−オン(4) 無水THF15ml中マグネシウム切削片(turni
ngs)(160mg、6.6ミリモル)の混合物へ、
前記実施例において製造されたブロモ−ナフタレン2
(2.09g,6.0ミリモル)を加えた。撹拌をや
め、1,2−ジブロモエタン35μlをマグネシウム表
面に近接して加えた。加熱にて反応を開始し、次いで混
合物をN2 雰囲気下30°で2.5時間撹拌した。その
後、加熱をやめ、黄色グリニャル溶液を以下のごとく使
用した。N2 雰囲気下−9°で、無水テトラヒドロフラ
ン20ml中(3S,4R)−1−(アリルオキシカル
ボニルトリフェニルホスホリリデン)メチル−3−
〔(R)−1−(アリルオキシカルボニルオキシ)エチ
ル〕−4−〔(2−ピリジルチオ)カルボニル〕メチル
−アゼチジン−2−オン3 2.11g(3.0ミリモ
ル)の溶液へ、上記グリニャール溶液11.5ml(約
4.6ミリモル)を加えた。反応溶液をN2 雰囲気下−
9°で50分撹拌し、次いで飽和塩化アンモニウム水溶
液10mlを加えた。得られた混合物を、EtOAcと
氷/H2 Oの間に分配した。有機相を分離し、氷/5N
NaOH水溶液で2回洗浄した。次いで、有機相をブ
ラインで洗浄し、無水Na2 SO4 で乾燥させ、ロ過
し、真空下濃縮して、黄色あわ状物3.09gを得
た。。粗製反応残渣を、カラムクロマトグラフィー(1
50gシリカゲル、3:2、ヘキサン:EtOAcで充
填し溶出する。)により精製し、淡黄色泡状物の標題化
合物2.24gを得た。IR(CH2 Cl2 ):174
5、1680、1615cm-1、300 MHz 1H−
NMR(CDCl3 ):(なかでも)δ0.15(s,
CH 3 Si)、0.96(s,(CH 3 )3CSi)、
1.18(d,J=6.9 Hz,CH 3 CHCH)、
5.18 ppm(s,ナフチル−CH 2 )。
【0099】実施例4
【化87】 (3S,4R)−1−(アリルオキシカルボニルトリフ
ェニルホスホラニリデン)メチル−3−〔1R−(アリ
ルオキシカルボニルオキシ)エチル〕−4−〔1−(ヒ
ドロキシメチル)−3−ナフチルカルボニル〕メチル−
アゼチジン−2−オン(5) N2 雰囲気下0°で、無水MeOH35ml中アゼチジ
ノン4(2.9g,3.32ミリモル)の溶液へ、0.
75Mメタノール性硫酸(6.64ml、4.98ミリ
モル)を加えた。得られた溶液を0°で1.5時間撹拌
し、次いで、真空下15ml容量まで濃縮した。次い
で、溶液をEtOAcと氷/H2 O/飽和水性炭酸水素
塩の間に分配した。有機相を分離し、ブラインで洗浄
し、無水Na2 SO4 で乾燥させ、ロ過し、真空下濃縮
して、黄色泡状物の標題化合物2.50gを得た。 1H
−NMR(300 MHz,CDCl3 ):なかでもδ
1.17ppm(d,J=6.8 Hz,CH 3 CHC
H)。IR(CH2 Cl2 ):3600、1745、1
680、1620cm-1。
ェニルホスホラニリデン)メチル−3−〔1R−(アリ
ルオキシカルボニルオキシ)エチル〕−4−〔1−(ヒ
ドロキシメチル)−3−ナフチルカルボニル〕メチル−
アゼチジン−2−オン(5) N2 雰囲気下0°で、無水MeOH35ml中アゼチジ
ノン4(2.9g,3.32ミリモル)の溶液へ、0.
75Mメタノール性硫酸(6.64ml、4.98ミリ
モル)を加えた。得られた溶液を0°で1.5時間撹拌
し、次いで、真空下15ml容量まで濃縮した。次い
で、溶液をEtOAcと氷/H2 O/飽和水性炭酸水素
塩の間に分配した。有機相を分離し、ブラインで洗浄
し、無水Na2 SO4 で乾燥させ、ロ過し、真空下濃縮
して、黄色泡状物の標題化合物2.50gを得た。 1H
−NMR(300 MHz,CDCl3 ):なかでもδ
1.17ppm(d,J=6.8 Hz,CH 3 CHC
H)。IR(CH2 Cl2 ):3600、1745、1
680、1620cm-1。
【0100】実施例5
【化88】 アリル−(5R,6S)−2−(1−ヒドロキシメチル
−3−ナフチル)−6−〔1R−(アリルオキシカルボ
ニルオキシ)エチル〕−カルバペン−2−エム−3−カ
ルボキシレート(6) アルゴン雰囲気下室温で無水キシレン300ml中アゼ
チジノン 5(2.5g,3.3ミリモル)の溶液へ、
ヒドロキノンの結晶数粒を加えた。溶液をアルゴン雰囲
気下155°で2時間撹拌し、次いで室温に冷却した。
溶液を黄色ペースト状になるまで真空下濃縮し、粗製生
成物をカラムクロマトグラフィー(45gシリカゲル、
3:2ヘキサン:EtOAcで充填し溶出する。)によ
り精製し、標題化合物1.28gを得た。 1H−NMR
(300 MHz,CDCl3 ):δ1.49(d,J
=5.8Hz,CH 3 CH)、1.96(t,CH2 O
H)、3.3(dd,J=10.0,18.1 Hz,
CHCH 2 C)、3.42(m,CHCH 2 C及びCH
CHC=O)4.31(dt,J=4.4,7.8 H
z,CHCHCH2 )、4.67(m,CH3 CHCH
及びCH 2 CH=CH2 )、5.12(d,J=5.4
Hz,CH 2 OH)、5.29(m,CH2 CH=C
H 2 )、5.90(m,CH2 CH=CH2 )、7.5
4(m,ナフチル−H2,H6,H7)7.78(s,
ナフチル−H4)、7.84(dd,J=1.7、8.
4 Hz,ナフチル−H5)、8.05 ppm(d,
J=8.6 Hz,ナフチル−H8);IR(CH2 C
l2 ):1780、1745、1720cm-1;UV
(ジオキサン);λmax =288、325nm。
−3−ナフチル)−6−〔1R−(アリルオキシカルボ
ニルオキシ)エチル〕−カルバペン−2−エム−3−カ
ルボキシレート(6) アルゴン雰囲気下室温で無水キシレン300ml中アゼ
チジノン 5(2.5g,3.3ミリモル)の溶液へ、
ヒドロキノンの結晶数粒を加えた。溶液をアルゴン雰囲
気下155°で2時間撹拌し、次いで室温に冷却した。
溶液を黄色ペースト状になるまで真空下濃縮し、粗製生
成物をカラムクロマトグラフィー(45gシリカゲル、
3:2ヘキサン:EtOAcで充填し溶出する。)によ
り精製し、標題化合物1.28gを得た。 1H−NMR
(300 MHz,CDCl3 ):δ1.49(d,J
=5.8Hz,CH 3 CH)、1.96(t,CH2 O
H)、3.3(dd,J=10.0,18.1 Hz,
CHCH 2 C)、3.42(m,CHCH 2 C及びCH
CHC=O)4.31(dt,J=4.4,7.8 H
z,CHCHCH2 )、4.67(m,CH3 CHCH
及びCH 2 CH=CH2 )、5.12(d,J=5.4
Hz,CH 2 OH)、5.29(m,CH2 CH=C
H 2 )、5.90(m,CH2 CH=CH2 )、7.5
4(m,ナフチル−H2,H6,H7)7.78(s,
ナフチル−H4)、7.84(dd,J=1.7、8.
4 Hz,ナフチル−H5)、8.05 ppm(d,
J=8.6 Hz,ナフチル−H8);IR(CH2 C
l2 ):1780、1745、1720cm-1;UV
(ジオキサン);λmax =288、325nm。
【0101】実施例6
【化89】 アリル−(5R,6S)−2−(1−ヒドロキシメチル
−6−ナフチル)−6−〔1R−(アリルオキシカルボ
ニルオキシ)エチル〕−カルバペン−2−エム−3−カ
ルボキシレート(7) 6−ブロモ−1−ナフトエ酸〔M.J.S.Dewar
及びP.J.Grisdale、J.Amer.Che
m.Soc.84、3541(1962)〕を出発物質
とすること以外、実施例1〜5に記載のものと同様の方
法により、淡黄色泡状物の標題化合物を得た。 1H−N
MR(300 MHz,CDCl3 ):δ1.47
(d,J=6.35Hz,3H,CH3 )、3.25
(dd,J=9.8,18.1 Hz,1H,Hl
a)、3.37(dd,J=9.0,18.1 Hz,
1H,Hlb)、3.42(dd,J=8.2,2.8
Hz,1H,H5)、4.28(dt,J=2.8,
9.4 Hz,1H,H6)、4.55−4.75
(m,4H,−OCH2 C=C)、5.08(bs,2
H,ArCH2 O)、5.1−5.4(m,5H,H
8,−C=CH2 )、5.75−6.0(m,2H,−
CH=C)、7.4−7.55(m,3H,ArH)、
7.79(d,J=10.9 Hz,1H,ArH)、
7.83(s,1H,ArH)、8.04 ppm
(d,J=8.79,1H,ArH)、IR(CHCl
3 ): 3610(OH)、1780(B−ラクタ
ム)、1745(カーボネート)、1725cm-1(エ
ステル)。FAB−MS: m/e=478(M+
H)。
−6−ナフチル)−6−〔1R−(アリルオキシカルボ
ニルオキシ)エチル〕−カルバペン−2−エム−3−カ
ルボキシレート(7) 6−ブロモ−1−ナフトエ酸〔M.J.S.Dewar
及びP.J.Grisdale、J.Amer.Che
m.Soc.84、3541(1962)〕を出発物質
とすること以外、実施例1〜5に記載のものと同様の方
法により、淡黄色泡状物の標題化合物を得た。 1H−N
MR(300 MHz,CDCl3 ):δ1.47
(d,J=6.35Hz,3H,CH3 )、3.25
(dd,J=9.8,18.1 Hz,1H,Hl
a)、3.37(dd,J=9.0,18.1 Hz,
1H,Hlb)、3.42(dd,J=8.2,2.8
Hz,1H,H5)、4.28(dt,J=2.8,
9.4 Hz,1H,H6)、4.55−4.75
(m,4H,−OCH2 C=C)、5.08(bs,2
H,ArCH2 O)、5.1−5.4(m,5H,H
8,−C=CH2 )、5.75−6.0(m,2H,−
CH=C)、7.4−7.55(m,3H,ArH)、
7.79(d,J=10.9 Hz,1H,ArH)、
7.83(s,1H,ArH)、8.04 ppm
(d,J=8.79,1H,ArH)、IR(CHCl
3 ): 3610(OH)、1780(B−ラクタ
ム)、1745(カーボネート)、1725cm-1(エ
ステル)。FAB−MS: m/e=478(M+
H)。
【0102】実施例7
【化90】 アリル−(5R,6S)−2−(2−ヒドロキシメチル
−6−ナフチル)−6−〔1R−(アリルオキシカルボ
ニルオキシ)エチル〕−カルバペン−2−エム−3−カ
ルボキシレート(8) 6−ブロモ−2−ナフトエ酸(L.G.Anderso
n及びD.Johnston)、J.Amer.Che
m.Soc.65、239(1943)〕を用いて出発
すること以外実施例1〜5に記載のものと同様の方法に
より、白色泡状物の標題化合物を得た。 1H−NMR
(300 MHz,CDCl3 ):δ1.50(d,J
=6.77Hz,3H,CH3 )、3.25−3.55
(m,2H,H1)、3.45(dd,J=13.2,
2.7 Hz,1H,H6)、4.32(dt,J=
2.7,9.5 Hz,1H,H5)、4.55−4.
75(m,4H,−OCH 2 C=C)、4.86
(d,J=5.37,2H,ArCH2 O)、5.1−
5.4(m,5H,8H,−C=CH2 )、5.75−
6.0(m,2H,−CH=C)、7.4−7.5
(m,2H,ArH)、7.7−7.85 ppm
(m,4H,ArH)、IR(CHCl3 ): 360
0(OH)、1780(B−ラクタム)、1745(カ
ーボネート)、1725cm-1(エステル)。FAB−
MS: m/e=478(M+H)。
−6−ナフチル)−6−〔1R−(アリルオキシカルボ
ニルオキシ)エチル〕−カルバペン−2−エム−3−カ
ルボキシレート(8) 6−ブロモ−2−ナフトエ酸(L.G.Anderso
n及びD.Johnston)、J.Amer.Che
m.Soc.65、239(1943)〕を用いて出発
すること以外実施例1〜5に記載のものと同様の方法に
より、白色泡状物の標題化合物を得た。 1H−NMR
(300 MHz,CDCl3 ):δ1.50(d,J
=6.77Hz,3H,CH3 )、3.25−3.55
(m,2H,H1)、3.45(dd,J=13.2,
2.7 Hz,1H,H6)、4.32(dt,J=
2.7,9.5 Hz,1H,H5)、4.55−4.
75(m,4H,−OCH 2 C=C)、4.86
(d,J=5.37,2H,ArCH2 O)、5.1−
5.4(m,5H,8H,−C=CH2 )、5.75−
6.0(m,2H,−CH=C)、7.4−7.5
(m,2H,ArH)、7.7−7.85 ppm
(m,4H,ArH)、IR(CHCl3 ): 360
0(OH)、1780(B−ラクタム)、1745(カ
ーボネート)、1725cm-1(エステル)。FAB−
MS: m/e=478(M+H)。
【0103】実施例8
【化91】 アリル−(5R,6S)−2−(2−ヒドロキシメチル
−7−ナフチル)−6−〔1R−(アリルオキシカルボ
ニルオキシ)エチル〕−カルバペン−2−エム−3−カ
ルボキシレート(9) 7−ブロモ−2−ナフトエ酸〔W.Adcock an
d P.R.Wells,Aust.J.Chem.1
8、1351(1965)〕を用いて出発すること以外
実施例1〜5のものと同様の方法により、淡黄色泡状物
の標題化合物を得た。 1H−NMR(300 MHz,
CDCl3 ):δ1.49(d,J=6.35Hz,3
H,CH3 )、3.28(dd,J=9.9,18.1
Hz,1H,Hla)、3.39(dd,J=8.
9,18.1 Hz,1H,Hlb)、3.44(d
d,J=8.4,2.8Hz,1H,H6)、4.32
(dt,J=2.8,9.3 Hz,1H,H5)、
4.55−4.75(m,4H,−OCH2 C=C)、
4.85(d,J=5.62 Hz,2H,ArCH2
O)、5.1−5.4(m,5H,H8,−C=C
H2 )、5.75−6.0(m,2H,−CH=C)、
7.4−7.55(m,2H,ArH)、7.75−
7.85 ppm(m,4H,ArH)、IR(CHC
l3 ): 3600(OH)、1780(B−ラクタ
ム)、1745(カーボネート)、1725cm-1(エ
ステル)。
−7−ナフチル)−6−〔1R−(アリルオキシカルボ
ニルオキシ)エチル〕−カルバペン−2−エム−3−カ
ルボキシレート(9) 7−ブロモ−2−ナフトエ酸〔W.Adcock an
d P.R.Wells,Aust.J.Chem.1
8、1351(1965)〕を用いて出発すること以外
実施例1〜5のものと同様の方法により、淡黄色泡状物
の標題化合物を得た。 1H−NMR(300 MHz,
CDCl3 ):δ1.49(d,J=6.35Hz,3
H,CH3 )、3.28(dd,J=9.9,18.1
Hz,1H,Hla)、3.39(dd,J=8.
9,18.1 Hz,1H,Hlb)、3.44(d
d,J=8.4,2.8Hz,1H,H6)、4.32
(dt,J=2.8,9.3 Hz,1H,H5)、
4.55−4.75(m,4H,−OCH2 C=C)、
4.85(d,J=5.62 Hz,2H,ArCH2
O)、5.1−5.4(m,5H,H8,−C=C
H2 )、5.75−6.0(m,2H,−CH=C)、
7.4−7.55(m,2H,ArH)、7.75−
7.85 ppm(m,4H,ArH)、IR(CHC
l3 ): 3600(OH)、1780(B−ラクタ
ム)、1745(カーボネート)、1725cm-1(エ
ステル)。
【0104】実施例9
【化92】 アリル−(5R,6S)−2−(1−ヒドロキシメチル
−7−ナフチル)−6−〔1R−(アリルオキシカルボ
ニルオキシ)エチル〕−カルバペン−2−エム−3−カ
ルボキシレート(10) 7−ブロモ−1−ナフトエ酸〔H.Goldstein
及び H.A.Fischer、Helv.Che
m.Acta21、1519(1938)〕を用いて出
発する以外、実施例1〜5のものと同様の方法により、
白色泡状物の標題化合物を得た。 1H−NMR(300
MHz,CDCl3):δ1.51(d,J=6.3
5 Hz,3H,CH3 )、3.3−3.5(m,2
H,H1)、3.45(dd,J=9.1,2.8 H
z,1H,H6)、4.33(dt,J=2.8,9.
9 Hz,1H,H5)、4.55−4.75(m,4
H,−OCH2 C=C)、5.1(d,J=6.25
Hz,2H,ArCH2 O)、5.1−5.4(m,5
H,H8,−C=CH2 )、5.75−6.0(m,2
H,−CH=C)、7.4−7.55(m,3H,Ar
H)、7.75−7.85(m,2H,ArH)、8.
20 ppm(s,1H,ArH)。IR(CHC
l3): 3610(OH)、1780(β−ラクタ
ム)、1745(カーボネート)、1725cm-1(エ
ステル)。FAB−MS: m/e=478(M+
H)。
−7−ナフチル)−6−〔1R−(アリルオキシカルボ
ニルオキシ)エチル〕−カルバペン−2−エム−3−カ
ルボキシレート(10) 7−ブロモ−1−ナフトエ酸〔H.Goldstein
及び H.A.Fischer、Helv.Che
m.Acta21、1519(1938)〕を用いて出
発する以外、実施例1〜5のものと同様の方法により、
白色泡状物の標題化合物を得た。 1H−NMR(300
MHz,CDCl3):δ1.51(d,J=6.3
5 Hz,3H,CH3 )、3.3−3.5(m,2
H,H1)、3.45(dd,J=9.1,2.8 H
z,1H,H6)、4.33(dt,J=2.8,9.
9 Hz,1H,H5)、4.55−4.75(m,4
H,−OCH2 C=C)、5.1(d,J=6.25
Hz,2H,ArCH2 O)、5.1−5.4(m,5
H,H8,−C=CH2 )、5.75−6.0(m,2
H,−CH=C)、7.4−7.55(m,3H,Ar
H)、7.75−7.85(m,2H,ArH)、8.
20 ppm(s,1H,ArH)。IR(CHC
l3): 3610(OH)、1780(β−ラクタ
ム)、1745(カーボネート)、1725cm-1(エ
ステル)。FAB−MS: m/e=478(M+
H)。
【0105】実施例10
【化93】 2−トリメチルスタニル−6−ヒドロキシメチルナフタ
レン(12) 6−ブロモ−2−ナフトエ酸を出発物質とし、無水TH
F(30ml)に溶解し、窒素下−78℃へ冷却するこ
と以外、実施例1及び2に記載のものと同様の方法によ
りブロモナフタレン11(1.72g、4.9ミリモ
ル)を製造した。この撹拌溶液へ、ペンタン中t−Bu
Liの1.7M溶液(2.2当量、10.8ミリモル、
6.3ml)を加えた。−78℃で2.5時間後、固体
Me3 SnCl(1.2当量、5.88ミリモル、1.
17g)を加えた。冷却浴を除き、反応物を周囲温度と
した。4時間後、反応を水で停止させた。溶媒を真空下
除去し、残渣をEt2 Oに溶解した。水及びブラインで
洗浄し、次いでMgSO4 上で乾燥させ、ロ過し、溶媒
を除去した。残渣を無水THFに溶解し、周囲温度で5
分間、THF中nBu4 NFの1.0M溶液(1.1当
量、5.4ミリモル、5.4ml)で処理した。飽和N
H4 Clで反応を停止させ真空下溶媒を除去した。残渣
をEtOAcに溶解し、水及びブラインで洗浄し、硫酸
マグネシウムで乾燥させ、ロ過し、溶媒を真空下除去し
た。フラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン中30%
EtOAc)による精製及び0°でのEt2 O/ヘキサ
ンからの結晶化により、白色固体のスタニルアルコール
1.38g(87%)を得た。 1H−NMR(300
MHz,CDCl3 ):δ0.34(s,9H)、1.
69(t,J=5.5 Hz,1H)、4.85(d,
J=6.0 Hz,2H)、7.46(dd,J=8.
5,1.5 Hz,1H)、7.57(d,J=8.5
Hz,1H)、7.75−7.81(m,3H)、
7.94ppm(s,1H)。
レン(12) 6−ブロモ−2−ナフトエ酸を出発物質とし、無水TH
F(30ml)に溶解し、窒素下−78℃へ冷却するこ
と以外、実施例1及び2に記載のものと同様の方法によ
りブロモナフタレン11(1.72g、4.9ミリモ
ル)を製造した。この撹拌溶液へ、ペンタン中t−Bu
Liの1.7M溶液(2.2当量、10.8ミリモル、
6.3ml)を加えた。−78℃で2.5時間後、固体
Me3 SnCl(1.2当量、5.88ミリモル、1.
17g)を加えた。冷却浴を除き、反応物を周囲温度と
した。4時間後、反応を水で停止させた。溶媒を真空下
除去し、残渣をEt2 Oに溶解した。水及びブラインで
洗浄し、次いでMgSO4 上で乾燥させ、ロ過し、溶媒
を除去した。残渣を無水THFに溶解し、周囲温度で5
分間、THF中nBu4 NFの1.0M溶液(1.1当
量、5.4ミリモル、5.4ml)で処理した。飽和N
H4 Clで反応を停止させ真空下溶媒を除去した。残渣
をEtOAcに溶解し、水及びブラインで洗浄し、硫酸
マグネシウムで乾燥させ、ロ過し、溶媒を真空下除去し
た。フラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン中30%
EtOAc)による精製及び0°でのEt2 O/ヘキサ
ンからの結晶化により、白色固体のスタニルアルコール
1.38g(87%)を得た。 1H−NMR(300
MHz,CDCl3 ):δ0.34(s,9H)、1.
69(t,J=5.5 Hz,1H)、4.85(d,
J=6.0 Hz,2H)、7.46(dd,J=8.
5,1.5 Hz,1H)、7.57(d,J=8.5
Hz,1H)、7.75−7.81(m,3H)、
7.94ppm(s,1H)。
【0106】実施例11
【化94】 p−ニトロベンジル−(5R,6S)−2−(2−ヒド
ロキシメチル−6−ナフチル)−6−〔1R−(トリメ
チルシリルオキシ)エチル〕−カルバペン−2−エム−
3−カルボキシレート(14) 乾燥した15ml受容フラスコを二環式β−ケトエステ
ル13(143mg、0.41ミリモル)で満たし、磁
気撹拌棒を入れ、このシステムを窒素でパージした。テ
トラヒドロフラン(THF)2mlを加え、13が溶解
されている状態で、反応容器をN2 下−78℃に冷却し
た。次いで、ジイソプロピルアミン(0.063ml、
0.45ミリモル)を加え、撹拌を10分間つづけた。
トリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.075m
l、0.45ミリモル)を加え、さらに15分間撹拌し
た。次いで、トリエチルアミン(0.062ml、0.
45ミリモル)を加え、次いで、トリメチルシリルトリ
フルオロメタンスルホネート(0.087ml、0.4
5ミリモル)を加えた。
ロキシメチル−6−ナフチル)−6−〔1R−(トリメ
チルシリルオキシ)エチル〕−カルバペン−2−エム−
3−カルボキシレート(14) 乾燥した15ml受容フラスコを二環式β−ケトエステ
ル13(143mg、0.41ミリモル)で満たし、磁
気撹拌棒を入れ、このシステムを窒素でパージした。テ
トラヒドロフラン(THF)2mlを加え、13が溶解
されている状態で、反応容器をN2 下−78℃に冷却し
た。次いで、ジイソプロピルアミン(0.063ml、
0.45ミリモル)を加え、撹拌を10分間つづけた。
トリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.075m
l、0.45ミリモル)を加え、さらに15分間撹拌し
た。次いで、トリエチルアミン(0.062ml、0.
45ミリモル)を加え、次いで、トリメチルシリルトリ
フルオロメタンスルホネート(0.087ml、0.4
5ミリモル)を加えた。
【0107】上記反応物が20分撹拌される一方で、有
機スタンナン12(144mg、0.45ミリモル)、
トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム−クロ
ロホルム(8.5mg、0.0082ミリモル)及びト
リス(2,4,6−トリメトキシフェニル)−ホスフィ
ン(17.4mg、0.033ミリモル)を単一バイア
ルにて重量測定し、このバイアルを窒素でパージした。
上記反応時間経過時に、N−メチルピロリジノン(2m
l)を最初の反応混合物に加え、次いで、前もって重量
計測された固体を加えた。エーテル溶液(0.52m
l、0.45ミリモル)中0.87M塩化亜鉛を次ぎに
加えた。その後低温浴を除き、反応容器を微温水浴に置
き急速に周囲温度とした。周囲温度に達した後、混合物
を15分間撹拌した。ジエチルエーテル、酢酸エチル及
び水を含む125ml分液漏斗に、フラスコの内容物を
注ぎ反応で停止させた。有機相を分離し、水及びブライ
ンで洗浄した。有機相を硫酸マグネシウム上で乾燥させ
た。次いで混合物をロ過し、溶媒を真空下除去した。残
渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲ
ル、40% 酢酸エチル/ヘキサン)にかけ、所望のカ
ルバペネム123mg(54%)を得た。 1H−NMR
(300 MHz,CDCl3 ):δ0.14(s,9
H)、1.30(d,J=6.2Hz,3H)、1.8
9(dd,J1 =J2 =6.1Hz,1H)、3.22
−3.44(コンプレックス,m,3H)、4.23−
4.34(コンプレックス,m,2H)、4.85
(d,J=6.1 Hz,2H)、5.20(ABq,
JAB=13.7 Hz,ΔνAB=54.5 Hz,2
H)、7.21(d,J=8.7 Hz,2H)、7.
38(dd,J=8.6,1.7 Hz,1H)、7.
44(dd,J=8.4,1.6 Hz,1H)、7.
66−7.76(ユンプレックス,m,4H)、7.8
8 ppm(d,J=8.7 Hz,2H)。IR(C
HCl3 ):3600(w)、1770(s)、172
0(m)、1600(m)、1520(s)cm-1。U
V(CH3 CN):λmax =320、ε=5000;λ
max =270、ε=7200
機スタンナン12(144mg、0.45ミリモル)、
トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム−クロ
ロホルム(8.5mg、0.0082ミリモル)及びト
リス(2,4,6−トリメトキシフェニル)−ホスフィ
ン(17.4mg、0.033ミリモル)を単一バイア
ルにて重量測定し、このバイアルを窒素でパージした。
上記反応時間経過時に、N−メチルピロリジノン(2m
l)を最初の反応混合物に加え、次いで、前もって重量
計測された固体を加えた。エーテル溶液(0.52m
l、0.45ミリモル)中0.87M塩化亜鉛を次ぎに
加えた。その後低温浴を除き、反応容器を微温水浴に置
き急速に周囲温度とした。周囲温度に達した後、混合物
を15分間撹拌した。ジエチルエーテル、酢酸エチル及
び水を含む125ml分液漏斗に、フラスコの内容物を
注ぎ反応で停止させた。有機相を分離し、水及びブライ
ンで洗浄した。有機相を硫酸マグネシウム上で乾燥させ
た。次いで混合物をロ過し、溶媒を真空下除去した。残
渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲ
ル、40% 酢酸エチル/ヘキサン)にかけ、所望のカ
ルバペネム123mg(54%)を得た。 1H−NMR
(300 MHz,CDCl3 ):δ0.14(s,9
H)、1.30(d,J=6.2Hz,3H)、1.8
9(dd,J1 =J2 =6.1Hz,1H)、3.22
−3.44(コンプレックス,m,3H)、4.23−
4.34(コンプレックス,m,2H)、4.85
(d,J=6.1 Hz,2H)、5.20(ABq,
JAB=13.7 Hz,ΔνAB=54.5 Hz,2
H)、7.21(d,J=8.7 Hz,2H)、7.
38(dd,J=8.6,1.7 Hz,1H)、7.
44(dd,J=8.4,1.6 Hz,1H)、7.
66−7.76(ユンプレックス,m,4H)、7.8
8 ppm(d,J=8.7 Hz,2H)。IR(C
HCl3 ):3600(w)、1770(s)、172
0(m)、1600(m)、1520(s)cm-1。U
V(CH3 CN):λmax =320、ε=5000;λ
max =270、ε=7200
【0108】実施例12
【化95】 アリル−(5R,6S)−2−(1−ヨードメチル−3
−ナフチル)−6−〔1R−(アリルオキシカルボニル
オキシ)エチル〕−カルバペン−2−エム−3−カルボ
キシレート(15) N2 雰囲気下−20℃で、無水CH2 Cl2 4ml中カ
ルバペネム6(107.0mg、0.225ミリモル)
の溶液へ、トリエチルアミン(50.1μl、0.36
ミリモル)を加え、次いで、塩化メシル(22.7μ
l、0.29ミリモル)を加えた。得られた溶液をN2
雰囲気−20°で30分間撹拌し、次いで、CH2 Cl
2 と氷/2.0N HCl水溶液の間で分配した。有機
相を分離し、ブラインで洗浄し、無水Na2 SO4 で乾
燥させ、ロ過し、真空下濃縮して透明なフィルム15
4.5mgを得た。 1H−NMR(300 MHz、C
DCl3 )、δ 2.88(s,CH 3 SO2 )、5.
68(s,CH 2 OSO2 )
−ナフチル)−6−〔1R−(アリルオキシカルボニル
オキシ)エチル〕−カルバペン−2−エム−3−カルボ
キシレート(15) N2 雰囲気下−20℃で、無水CH2 Cl2 4ml中カ
ルバペネム6(107.0mg、0.225ミリモル)
の溶液へ、トリエチルアミン(50.1μl、0.36
ミリモル)を加え、次いで、塩化メシル(22.7μ
l、0.29ミリモル)を加えた。得られた溶液をN2
雰囲気−20°で30分間撹拌し、次いで、CH2 Cl
2 と氷/2.0N HCl水溶液の間で分配した。有機
相を分離し、ブラインで洗浄し、無水Na2 SO4 で乾
燥させ、ロ過し、真空下濃縮して透明なフィルム15
4.5mgを得た。 1H−NMR(300 MHz、C
DCl3 )、δ 2.88(s,CH 3 SO2 )、5.
68(s,CH 2 OSO2 )
【0109】クルードな反応残渣を、無水アセトン4m
lに溶解し、ヨウ化ナトリウム(67.5mg,0.4
5ミリモル)を得られた溶液に加えた。溶液を室温で
1.5時間撹拌し、次いで、CH2 Cl2 と氷/0.5
M Na2 S2 O3 水溶液の間に分配した。有機相を分
離し、ブラインで洗浄し、無水Na2 SO4 で乾燥さ
せ、ロ過し、真空下濃縮して、黄色フィルムを得た。こ
のクルードな反応残渣を薄層クロマトグラフィー(2×
1000μ 20×20cmシリカゲル、CH2 Cl2
中4%EtOAcで溶出する。)により精製し、黄色あ
わ状物の標題化合物128.4mgを得た。 1H−NM
R(300 MHz,CDCl3 ):δ 0.51
(d,J=6.8Hz,CH 3 CHCH)、3.31
(dd,J=9.9,18.2 Hz,CH 2 CHC
H)、3.41(dd,J=8.7,18.1 Hz,
CH 2 CHCH)、3.46(dd,J=2.7,8.
2 Hz,CH 2 CHCH)、4.33(dt,J=
2.8,9.2 Hz CHCHCH2 )、4.70
(m,CH2 CH=CH2 及びCH3 CHCH)、4.
87(s,ナフチル−CH 2 I)、5.3(m,CH2
CH=CH 2 )、5.91(m,CH2 CH=C
H2 )、7.43(t,J=7.1,7.7 Hz,ナ
フチル−H6)、7.59(d,J=1.7 Hz,ナ
フチル−H1)、7.67(t,J=7.0,7.1
Hz,ナフチル−H7)、7.80(s,ナフチル−H
4);7.76(d,J=8.2 Hz,ナフチル−H
5)、8.07 ppm(d,J=8.1 Hz,ナフ
チル−H8)。IR(CH2 Cl2 ):1780、17
45、1720cm-1。
lに溶解し、ヨウ化ナトリウム(67.5mg,0.4
5ミリモル)を得られた溶液に加えた。溶液を室温で
1.5時間撹拌し、次いで、CH2 Cl2 と氷/0.5
M Na2 S2 O3 水溶液の間に分配した。有機相を分
離し、ブラインで洗浄し、無水Na2 SO4 で乾燥さ
せ、ロ過し、真空下濃縮して、黄色フィルムを得た。こ
のクルードな反応残渣を薄層クロマトグラフィー(2×
1000μ 20×20cmシリカゲル、CH2 Cl2
中4%EtOAcで溶出する。)により精製し、黄色あ
わ状物の標題化合物128.4mgを得た。 1H−NM
R(300 MHz,CDCl3 ):δ 0.51
(d,J=6.8Hz,CH 3 CHCH)、3.31
(dd,J=9.9,18.2 Hz,CH 2 CHC
H)、3.41(dd,J=8.7,18.1 Hz,
CH 2 CHCH)、3.46(dd,J=2.7,8.
2 Hz,CH 2 CHCH)、4.33(dt,J=
2.8,9.2 Hz CHCHCH2 )、4.70
(m,CH2 CH=CH2 及びCH3 CHCH)、4.
87(s,ナフチル−CH 2 I)、5.3(m,CH2
CH=CH 2 )、5.91(m,CH2 CH=C
H2 )、7.43(t,J=7.1,7.7 Hz,ナ
フチル−H6)、7.59(d,J=1.7 Hz,ナ
フチル−H1)、7.67(t,J=7.0,7.1
Hz,ナフチル−H7)、7.80(s,ナフチル−H
4);7.76(d,J=8.2 Hz,ナフチル−H
5)、8.07 ppm(d,J=8.1 Hz,ナフ
チル−H8)。IR(CH2 Cl2 ):1780、17
45、1720cm-1。
【0110】実施例13
【化96】 アリル−(5R,6S)−2−(1−(4−アミノピリ
ジニウム)メチル−3−ナフチル)−6−〔1R−(ア
リルオキシカルボニル)エチル〕−1−カルバペン−2
−エム−3−カルボキシレートヨウ化物(16) N2 雰囲気下0℃で無水アセトニトリル2ml中ヨウ化
物15(58.1mg、0.099ミリモル)の撹拌溶
液へ、固体の4−アミノピリジン(11.2mg、0.
12ミリモル)を加えた。得られた反応溶液をN2 雰囲
気下室温で18時間撹拌し、次いでCH2 Cl2 と氷/
H2 O間に分配した。有機相を分離し、無水Na2 SO
4 で乾燥させ、ロ過し、真空下濃縮して、黄色フィルム
62.9mgを得た。残渣をCH2 Cl2 に溶解し、溶
液をジエチルエーテルで希釈した。分離したゴム状固体
を集め、CH2 Cl2 に再び溶解した。エーテルを再び
加え、得られた固体を集め、真空下乾燥させて、オレン
ジ色泡状物の標題化合物64.3mgを得た。 1H−N
MR(300 MHz、CDCl3 )、δ1.47
(d,J=6.77Hz,CH 3 CHCH)、3.37
(dd,J=9.9,16.0 Hz,CHCH
2 C)、3.57(m,CHCH 2 C及びCHCHC=
O)、4.39(dt,J=2.1,9.5 Hz,C
HCHCH2 )、4.32(m,CH3 CHCH,CH
2 CH=CH2 )、5.25(m,CH2 CH=C
H 2 )、5.80(s,ナフチル−CH 2 )、5.88
(m,CH2 CH=CH2 )、7.18(d,J=7.
1 Hz,ピリジン H3及びH5)、7.53(m,
ナフチル−H)、7.70(s,ナフチル−H)、7.
85(d,J=8.2 Hz,ナフチル−H)、7.8
7(d,J=7.7 Hz,ナフチル−H)、8.05
ppm(d,J=6.3 Hz,ピリジン H2及びH
6);IR(CH2 Cl2 ):1780、1745、1
720、1655cm-1;UV(ジオキサン):λmax
=285nm。
ジニウム)メチル−3−ナフチル)−6−〔1R−(ア
リルオキシカルボニル)エチル〕−1−カルバペン−2
−エム−3−カルボキシレートヨウ化物(16) N2 雰囲気下0℃で無水アセトニトリル2ml中ヨウ化
物15(58.1mg、0.099ミリモル)の撹拌溶
液へ、固体の4−アミノピリジン(11.2mg、0.
12ミリモル)を加えた。得られた反応溶液をN2 雰囲
気下室温で18時間撹拌し、次いでCH2 Cl2 と氷/
H2 O間に分配した。有機相を分離し、無水Na2 SO
4 で乾燥させ、ロ過し、真空下濃縮して、黄色フィルム
62.9mgを得た。残渣をCH2 Cl2 に溶解し、溶
液をジエチルエーテルで希釈した。分離したゴム状固体
を集め、CH2 Cl2 に再び溶解した。エーテルを再び
加え、得られた固体を集め、真空下乾燥させて、オレン
ジ色泡状物の標題化合物64.3mgを得た。 1H−N
MR(300 MHz、CDCl3 )、δ1.47
(d,J=6.77Hz,CH 3 CHCH)、3.37
(dd,J=9.9,16.0 Hz,CHCH
2 C)、3.57(m,CHCH 2 C及びCHCHC=
O)、4.39(dt,J=2.1,9.5 Hz,C
HCHCH2 )、4.32(m,CH3 CHCH,CH
2 CH=CH2 )、5.25(m,CH2 CH=C
H 2 )、5.80(s,ナフチル−CH 2 )、5.88
(m,CH2 CH=CH2 )、7.18(d,J=7.
1 Hz,ピリジン H3及びH5)、7.53(m,
ナフチル−H)、7.70(s,ナフチル−H)、7.
85(d,J=8.2 Hz,ナフチル−H)、7.8
7(d,J=7.7 Hz,ナフチル−H)、8.05
ppm(d,J=6.3 Hz,ピリジン H2及びH
6);IR(CH2 Cl2 ):1780、1745、1
720、1655cm-1;UV(ジオキサン):λmax
=285nm。
【0111】実施例14
【化97】 アリル−(5R,6S)−2−(1−(2−アミノピリ
ジニウム)メチル−3−ナフチル)−6−〔1R−(ア
リルオキシカルボニルオキシ)エチル〕−1−カルバペ
ン−2−エム−3−カルボキシレートヨウ化物(17) アセトニトリル2ml中ヨウ化物15(67.0mg、
0.115ミリモル)の溶液へ、2−アミノピリジン
(21.5mg、0.229ミリモル)を一度に加え
た。室温で18時間撹拌後、混合物を塩化メチレンで希
釈し、水及びブラインで連続して洗浄した。乾燥(Mg
SO4 )及び蒸発により得られた固体を、最小限度量の
塩化メチレンに溶解した。生成物をエチルエーテルを添
加して沈殿させ、遠心により分離した。真空下で乾燥さ
せて、褐色固体の標題化合物28.5mg(45%)を
生成した。 1H−NMR(300 MHz、CDC
l3 )、δ 1.48(d,J=5.86 Hz,3
H,CH3 )、3.30−3.55(m,2H,H
1)、3.54(dd,J=7.8,2.7 Hz,H
6)、4.35(dt,J=2.7,9.5 Hz,1
H,H5)、4.55−4.75(m,4H,−OCH
2 C=C)、5.1−5.4(m,5H,H8,−C=
CH2 )、5.75−6.0(m,2H,−CH=
C)、5.92(bs,2H,−CH2 N)、6.66
(t,J=6.3,1H,ArH)、7.35−7.9
5 ppm(m,9H,ArH)。IR(CHC
l3 ):1780(β−ラクタム)、1745(カーボ
ネート)、1720((エステル)、1665cm
-1(イミニウム)。FAB−MS: m/e=554
(M+H)。
ジニウム)メチル−3−ナフチル)−6−〔1R−(ア
リルオキシカルボニルオキシ)エチル〕−1−カルバペ
ン−2−エム−3−カルボキシレートヨウ化物(17) アセトニトリル2ml中ヨウ化物15(67.0mg、
0.115ミリモル)の溶液へ、2−アミノピリジン
(21.5mg、0.229ミリモル)を一度に加え
た。室温で18時間撹拌後、混合物を塩化メチレンで希
釈し、水及びブラインで連続して洗浄した。乾燥(Mg
SO4 )及び蒸発により得られた固体を、最小限度量の
塩化メチレンに溶解した。生成物をエチルエーテルを添
加して沈殿させ、遠心により分離した。真空下で乾燥さ
せて、褐色固体の標題化合物28.5mg(45%)を
生成した。 1H−NMR(300 MHz、CDC
l3 )、δ 1.48(d,J=5.86 Hz,3
H,CH3 )、3.30−3.55(m,2H,H
1)、3.54(dd,J=7.8,2.7 Hz,H
6)、4.35(dt,J=2.7,9.5 Hz,1
H,H5)、4.55−4.75(m,4H,−OCH
2 C=C)、5.1−5.4(m,5H,H8,−C=
CH2 )、5.75−6.0(m,2H,−CH=
C)、5.92(bs,2H,−CH2 N)、6.66
(t,J=6.3,1H,ArH)、7.35−7.9
5 ppm(m,9H,ArH)。IR(CHC
l3 ):1780(β−ラクタム)、1745(カーボ
ネート)、1720((エステル)、1665cm
-1(イミニウム)。FAB−MS: m/e=554
(M+H)。
【0112】実施例15
【化98】 アリル−(5R,6S)−2−{1−〔(2−ピリジ
ル)アミノ〕メチル−3−ナフチル}−6−〔1R−
(アリルオキシカルボニルオキシ)エチル〕−1−カル
バペン−2−エム−3−カルボキシレート(18) アセトニトリル2ml中ヨウ化物15(46.0mg、
0.0786ミリモル)の溶液へ、2−アミノピリジン
(9.6mg、0.10ミリモル)及びシルバートリフ
ルオロメタンスルホネート(32mg,0.13ミリモ
ル)を加え、混合物を室温で撹拌した。16時間後、反
応混合物を塩化メチレンで希釈し、ロ過した。ロ液を、
水、飽和NH4 Cl、飽和NaHCO3 及びブラインで
連続して洗浄した。乾燥(MgSO4 )及び蒸発により
油状物を得これをシリカゲル上での調製TLC(1:
4、EtOAc/CH2 Cl2 により精製し、油状標題
化合物13mg(24%)を生成した。 1H−NMR
(300 MHz、CDCl3 )、δ1.50(d,J
=6.95Hz,3H,CH3 )、3.20−3.45
(m,2H,H1)、3.44(dd,J=8.1,
2.8 Hz,1H,H6)、4.31(dt,J=
2.8,9.4 Hz,1H,H5)、4.55−4.
75(m,4H,−OCH2 C=C)、4.94(s,
2H,−CH2 N)、5.1−5.4(m,5H,H
8,−C=CH2 )、5.75−6.0(m,2H,−
CH=C)、6.43(d,J=7.9 Hz,1H,
PyH)、6.64(dd,J=7.1,5.0Hz,
1H,PyH)、7.44(dd,J=7.9,7.1
Hz,1H,PyH)、7.5−8.1(m,6H,
ArH)、8.15 ppm(brd,J=5 Hz,
1H,PyH)。IR(CHCl3 ):3440(N
H)、1780(β−ラクタム)、1745(カーボネ
ート)、1725cm-1(エステル)。
ル)アミノ〕メチル−3−ナフチル}−6−〔1R−
(アリルオキシカルボニルオキシ)エチル〕−1−カル
バペン−2−エム−3−カルボキシレート(18) アセトニトリル2ml中ヨウ化物15(46.0mg、
0.0786ミリモル)の溶液へ、2−アミノピリジン
(9.6mg、0.10ミリモル)及びシルバートリフ
ルオロメタンスルホネート(32mg,0.13ミリモ
ル)を加え、混合物を室温で撹拌した。16時間後、反
応混合物を塩化メチレンで希釈し、ロ過した。ロ液を、
水、飽和NH4 Cl、飽和NaHCO3 及びブラインで
連続して洗浄した。乾燥(MgSO4 )及び蒸発により
油状物を得これをシリカゲル上での調製TLC(1:
4、EtOAc/CH2 Cl2 により精製し、油状標題
化合物13mg(24%)を生成した。 1H−NMR
(300 MHz、CDCl3 )、δ1.50(d,J
=6.95Hz,3H,CH3 )、3.20−3.45
(m,2H,H1)、3.44(dd,J=8.1,
2.8 Hz,1H,H6)、4.31(dt,J=
2.8,9.4 Hz,1H,H5)、4.55−4.
75(m,4H,−OCH2 C=C)、4.94(s,
2H,−CH2 N)、5.1−5.4(m,5H,H
8,−C=CH2 )、5.75−6.0(m,2H,−
CH=C)、6.43(d,J=7.9 Hz,1H,
PyH)、6.64(dd,J=7.1,5.0Hz,
1H,PyH)、7.44(dd,J=7.9,7.1
Hz,1H,PyH)、7.5−8.1(m,6H,
ArH)、8.15 ppm(brd,J=5 Hz,
1H,PyH)。IR(CHCl3 ):3440(N
H)、1780(β−ラクタム)、1745(カーボネ
ート)、1725cm-1(エステル)。
【0113】実施例16
【化99】 (5R,6S)−2−(1−(4−アミノピリジニウ
ム)メチル−3−ナフチル)−6−〔1R−ヒドロキシ
エチル)−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレー
ト(19) N2 雰囲気下0℃で2ml無水CH2 Cl2 及び酢酸エ
チル中カルバペネム16(64.3mg、0.095ミ
リモル)の撹拌溶液へ、テトラキス(トリフェニルホス
フィン)パラジウム14.6mg(1.26×10-5モ
ル)及びトリフェニルホスフィン15.6mg(5.9
4×10-5モル)の混合物を加え、次いで、2−エチル
ヘキサン酸17.4μl(0.11ミリモル)及びEt
OAc溶液中0.5Mカリウム2−エチルヘキサノエー
ト0.218ml(0.11ミリモル)を加えた。得ら
れた混合物を、N2 雰囲気下0°で0.5時間、室温で
3.5時間撹拌した。わずかに着色した沈殿が室温で3
0分後に生じた。次いで、反応スラリーをEtOAcで
希釈し、固体を分離し、Et2 Oで2回洗浄した。次い
で固体を真空下乾燥させ、逆相−PLC(2×1000
μ、20×20cm逆相シリカゲルF、H2 O中30%
THFにより〜5°で溶出)により精製した。主なUV
活性生成物バンドを合体し、CH3 CN−H2 O(4:
1)で8回抽出した。合体した水性抽出物をヘキサンで
3回洗浄し、ゲルマンアクロディスク−CR(Gelm
an Acrodisc−(R)0.45μフィルター
アセンブリーを通してロ過し、真空下濃縮した。濃縮物
を凍結乾燥し、白色綿毛固体の標題化合物15.5mg
を得た。 1H−NMR(300 MHz、D2 O/TH
F−d8 /TSP)δ 1.35(d,J=6.8 H
z,CH 3 CHCH)、3.18(dd,J=9.5,
17.2 Hz,CH 2 CHCH)、3.46(dd,
J=2.7,6.1 Hz,CHCHC=O)、3.5
7(dd,J=8.8,17.2 Hz,CH 2 CHC
H)、4.26(m,CH3 CHOH)4.35(d
t,J=2.0,9.2 Hz,CHCHCH2 )、
6.88(d,J=7.9 Hz,ピリジン−H3及び
H5)、7.56(m,ナフチル−H)、7.87
(d,J=6.7 Hz,ナフチル−H)、7.95
(m,3ナフチル−H)、8.20 ppm(d,J=
6.9 Hz,ピリジン−H2及びH6);UV(H2
O):λmax =274、319nm。
ム)メチル−3−ナフチル)−6−〔1R−ヒドロキシ
エチル)−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレー
ト(19) N2 雰囲気下0℃で2ml無水CH2 Cl2 及び酢酸エ
チル中カルバペネム16(64.3mg、0.095ミ
リモル)の撹拌溶液へ、テトラキス(トリフェニルホス
フィン)パラジウム14.6mg(1.26×10-5モ
ル)及びトリフェニルホスフィン15.6mg(5.9
4×10-5モル)の混合物を加え、次いで、2−エチル
ヘキサン酸17.4μl(0.11ミリモル)及びEt
OAc溶液中0.5Mカリウム2−エチルヘキサノエー
ト0.218ml(0.11ミリモル)を加えた。得ら
れた混合物を、N2 雰囲気下0°で0.5時間、室温で
3.5時間撹拌した。わずかに着色した沈殿が室温で3
0分後に生じた。次いで、反応スラリーをEtOAcで
希釈し、固体を分離し、Et2 Oで2回洗浄した。次い
で固体を真空下乾燥させ、逆相−PLC(2×1000
μ、20×20cm逆相シリカゲルF、H2 O中30%
THFにより〜5°で溶出)により精製した。主なUV
活性生成物バンドを合体し、CH3 CN−H2 O(4:
1)で8回抽出した。合体した水性抽出物をヘキサンで
3回洗浄し、ゲルマンアクロディスク−CR(Gelm
an Acrodisc−(R)0.45μフィルター
アセンブリーを通してロ過し、真空下濃縮した。濃縮物
を凍結乾燥し、白色綿毛固体の標題化合物15.5mg
を得た。 1H−NMR(300 MHz、D2 O/TH
F−d8 /TSP)δ 1.35(d,J=6.8 H
z,CH 3 CHCH)、3.18(dd,J=9.5,
17.2 Hz,CH 2 CHCH)、3.46(dd,
J=2.7,6.1 Hz,CHCHC=O)、3.5
7(dd,J=8.8,17.2 Hz,CH 2 CHC
H)、4.26(m,CH3 CHOH)4.35(d
t,J=2.0,9.2 Hz,CHCHCH2 )、
6.88(d,J=7.9 Hz,ピリジン−H3及び
H5)、7.56(m,ナフチル−H)、7.87
(d,J=6.7 Hz,ナフチル−H)、7.95
(m,3ナフチル−H)、8.20 ppm(d,J=
6.9 Hz,ピリジン−H2及びH6);UV(H2
O):λmax =274、319nm。
【0114】実施例17〜33 前記実施例に記載された操作を行ない、以下の化合物を
同様に製造した。
同様に製造した。
【化100】
【0115】
【化101】
【0116】
【化102】
【0117】実施例34
【化103】 アリル−(5R,6S)−2−〔2−(3−メチル−1
−イミダゾリウム)メチル−6−ナフチル〕−6−〔1
R−(アリルオキシカルボニルオキシ)エチル〕カルバ
ペン−2−エム−3−カルボキシレートトリフルオロメ
タンスルホネート(20) 塩化メチレン中カルバペネム8(53.2mg、0.1
11ミリモル)の溶液を0℃に冷却し、1−メチルイミ
ダソール(0.020ml、0.24ミリモル)、次い
でトリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.022m
l、0.13ミリモル)を加えた。1時間後、反応混合
物を塩化メチレンで希釈し、水で洗浄した。有機溶液を
乾燥させ(Na2 SO4 )、蒸発させて、オレンジ色油
状物79.7を得た。 1H−NMR(300 MHz、
CDCl3 )、δ1.45(d,J=6.35Hz,3
H,CH3 )、3.22(dd,J=9.89,18.
1 Hz,1H,Hla)、3.40(dd,J=8.
7,18.1 Hz,1H,Hlb)、3.47(d
d,J=2.7,7.8 Hz,1H,H6)、3.7
9(s,3H,N−CH3 )、4.29(dt,J=
2.7,9.3 Hz,1H,H5)、4.50−4.
75(m,4H,−OCH2 C=C)、5.05−5.
45(m,5H,H8,−C=CH2 )、5.38
(s,2H,−CH2 N)、5.7−6.0(m,2
H,−CH=C)、7.19(s,1H)、7.23
(s,1H)、7.36(d,J=8.7 Hz,1
H)、7.42(d,J=10Hz,1H)、7.7−
7.8(m,2H)、7.75(s,1H)、7.82
(s,1H)、9.07ppm(s,1H)。
−イミダゾリウム)メチル−6−ナフチル〕−6−〔1
R−(アリルオキシカルボニルオキシ)エチル〕カルバ
ペン−2−エム−3−カルボキシレートトリフルオロメ
タンスルホネート(20) 塩化メチレン中カルバペネム8(53.2mg、0.1
11ミリモル)の溶液を0℃に冷却し、1−メチルイミ
ダソール(0.020ml、0.24ミリモル)、次い
でトリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.022m
l、0.13ミリモル)を加えた。1時間後、反応混合
物を塩化メチレンで希釈し、水で洗浄した。有機溶液を
乾燥させ(Na2 SO4 )、蒸発させて、オレンジ色油
状物79.7を得た。 1H−NMR(300 MHz、
CDCl3 )、δ1.45(d,J=6.35Hz,3
H,CH3 )、3.22(dd,J=9.89,18.
1 Hz,1H,Hla)、3.40(dd,J=8.
7,18.1 Hz,1H,Hlb)、3.47(d
d,J=2.7,7.8 Hz,1H,H6)、3.7
9(s,3H,N−CH3 )、4.29(dt,J=
2.7,9.3 Hz,1H,H5)、4.50−4.
75(m,4H,−OCH2 C=C)、5.05−5.
45(m,5H,H8,−C=CH2 )、5.38
(s,2H,−CH2 N)、5.7−6.0(m,2
H,−CH=C)、7.19(s,1H)、7.23
(s,1H)、7.36(d,J=8.7 Hz,1
H)、7.42(d,J=10Hz,1H)、7.7−
7.8(m,2H)、7.75(s,1H)、7.82
(s,1H)、9.07ppm(s,1H)。
【0118】実施例35
【化104】 (5R,6S)−2−〔2−(3−メチル−1−イミダ
ゾリウム)メチル−6−ナフチル〕−6−(1R−ヒド
ロキシエチル)−カルバペン−2−エム−3−カルボキ
シレート(21) 実施例12と同様の方法により、カルバペネム20(7
9.7mg)を脱アリル化して、黄色凍結乾燥固体の標
題化合物(11.7mg、25%)を生成した。 1H−
NMR(300 MHz、2:1 D2 O/CD3 C
N):δ1.65(d,J=6.2 Hz,3H,CH
3 )、3.50(dd,J=9.8,16.5 Hz,
1H,Hla)、3.75−3.95(m,2H,Hl
b,H6)、4.20(s,3H,−NCH3 )、4.
5−4.7(m,2H,H5,H8)、5.85(s,
2H,−CH2 N)、7.80(s,1H)、7.84
(s,1H)、7.75−7.85(d,1H,不明
瞭)、7.98(d,J=8.7Hz,1H)、8.2
0(s,1H)、8.24(s,1H)、8.20−
8.25(d,1H,不明瞭)、8.29ppm(d,
J=8.4 Hz、1H)。IR(KBr):1755
(β−ラクタム)、1595cm-1(カルボキシレー
ト)。UV(H2 O):λmax =319nm;ε=9,
700。
ゾリウム)メチル−6−ナフチル〕−6−(1R−ヒド
ロキシエチル)−カルバペン−2−エム−3−カルボキ
シレート(21) 実施例12と同様の方法により、カルバペネム20(7
9.7mg)を脱アリル化して、黄色凍結乾燥固体の標
題化合物(11.7mg、25%)を生成した。 1H−
NMR(300 MHz、2:1 D2 O/CD3 C
N):δ1.65(d,J=6.2 Hz,3H,CH
3 )、3.50(dd,J=9.8,16.5 Hz,
1H,Hla)、3.75−3.95(m,2H,Hl
b,H6)、4.20(s,3H,−NCH3 )、4.
5−4.7(m,2H,H5,H8)、5.85(s,
2H,−CH2 N)、7.80(s,1H)、7.84
(s,1H)、7.75−7.85(d,1H,不明
瞭)、7.98(d,J=8.7Hz,1H)、8.2
0(s,1H)、8.24(s,1H)、8.20−
8.25(d,1H,不明瞭)、8.29ppm(d,
J=8.4 Hz、1H)。IR(KBr):1755
(β−ラクタム)、1595cm-1(カルボキシレー
ト)。UV(H2 O):λmax =319nm;ε=9,
700。
【0119】実施例36
【化105】 アリル−(5R,6S)−2−〔2−(3−アミノピリ
ジニウム)メチル−6−ナフチル〕−6−〔1R−(ア
リルオキシカルボニルオキシ)エチル〕−カルバペン−
2−エム−3−カルボキシレートクロリド(22) CH2 Cl2 中カルバペネム8(66.2mg、0.1
39ミリモル)の溶液を−70℃に冷却し、コリジン
(0.022ml、0.17ミリモル)を加え、次い
で、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.026
ml、0.15ミリモル)を加えた。淡オレンジ色溶液
を、−70℃で30分撹拌し、次いで、CH2 Cl2 中
3−アミノピリジンの溶液(4.1M、0.074m
l、0.30ミリモル)を滴下した。反応混合物を35
分にわたってゆっくりと−20℃まで加温し、飽和NH
4 Cl−H2 O(1:1)で加水分解した。反応混合物
をEtOAcと飽和NH4 Cl−H2 O(1:1)の間
で分配し、有機相を水及びブラインで洗浄した。乾燥
(Na2 SO4 )及び蒸発により茶色油状物84mgを
得た。この材料をCH2 Cl2 (1ml)に溶解し、こ
れを遠心管中エチルエーテル(2ml)にピペットで移
した。得られた固体を遠心により単離し、真空下乾燥さ
せて、ピリジニウム塩72mg(88%)を生成した。
1H−NMR(300 MHz、CDCl3 ):δ1.
46(d,J=6.16Hz,3H,CH3 )、3.1
5−3.45(m,2H,H1)、3.46(dd,J
=2.5,8.0 Hz,1H,H6)、4.3(br
t,J=9Hz,1H,H5)、4.4−4.8
(m,4H,−OCH2 C=C)、5.0−5.5
(m,5H,H8,−C=CH2 )、5.7−6.0
(m,4H,−CH=C,−CH2 N)、7.2−7.
9(m,9H)、8.45ppm(広域s,1H)。
ジニウム)メチル−6−ナフチル〕−6−〔1R−(ア
リルオキシカルボニルオキシ)エチル〕−カルバペン−
2−エム−3−カルボキシレートクロリド(22) CH2 Cl2 中カルバペネム8(66.2mg、0.1
39ミリモル)の溶液を−70℃に冷却し、コリジン
(0.022ml、0.17ミリモル)を加え、次い
で、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.026
ml、0.15ミリモル)を加えた。淡オレンジ色溶液
を、−70℃で30分撹拌し、次いで、CH2 Cl2 中
3−アミノピリジンの溶液(4.1M、0.074m
l、0.30ミリモル)を滴下した。反応混合物を35
分にわたってゆっくりと−20℃まで加温し、飽和NH
4 Cl−H2 O(1:1)で加水分解した。反応混合物
をEtOAcと飽和NH4 Cl−H2 O(1:1)の間
で分配し、有機相を水及びブラインで洗浄した。乾燥
(Na2 SO4 )及び蒸発により茶色油状物84mgを
得た。この材料をCH2 Cl2 (1ml)に溶解し、こ
れを遠心管中エチルエーテル(2ml)にピペットで移
した。得られた固体を遠心により単離し、真空下乾燥さ
せて、ピリジニウム塩72mg(88%)を生成した。
1H−NMR(300 MHz、CDCl3 ):δ1.
46(d,J=6.16Hz,3H,CH3 )、3.1
5−3.45(m,2H,H1)、3.46(dd,J
=2.5,8.0 Hz,1H,H6)、4.3(br
t,J=9Hz,1H,H5)、4.4−4.8
(m,4H,−OCH2 C=C)、5.0−5.5
(m,5H,H8,−C=CH2 )、5.7−6.0
(m,4H,−CH=C,−CH2 N)、7.2−7.
9(m,9H)、8.45ppm(広域s,1H)。
【0120】実施例37
【化106】 (5R,6S)−2−〔2−(3−アミノピリジニウ
ム)メチル−6−ナフチル〕−6−(1R−ヒドロキシ
エチル)−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレー
ト(23) 実施例12と同様の方法により、カルバペネム22(7
2mg、0.12ミリモル)を脱アリル化し、淡黄色凍
結乾燥固体の標題化合物(12.5mg、24%)を生
成した。 1H−NMR(300 MHz、2:1 D2
O/CD3 CN):δ1.64(d,J=6.2 H
z,3H,CH3 )、3.49(dd,J=9.8,1
6.5 Hz,1H,Hla)、3.75−3.95
(m,2H,Hlb,H6)、4.5−4.7(m,2
H,H5,H8)、6.05(s,2H,−CH
2 N)、7.8(d,J=7.7 Hz,1H)、7.
9−8.05(m,3H)、8.15−8.35(m,
4H)、8.4−8.5 ppm(m,2H)。IR
(KBr):1750(β−ラクタム)、1585cm
-1(カルボキシレート)。UV(H2 O):λmax =3
13nm;ε=15,700。
ム)メチル−6−ナフチル〕−6−(1R−ヒドロキシ
エチル)−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレー
ト(23) 実施例12と同様の方法により、カルバペネム22(7
2mg、0.12ミリモル)を脱アリル化し、淡黄色凍
結乾燥固体の標題化合物(12.5mg、24%)を生
成した。 1H−NMR(300 MHz、2:1 D2
O/CD3 CN):δ1.64(d,J=6.2 H
z,3H,CH3 )、3.49(dd,J=9.8,1
6.5 Hz,1H,Hla)、3.75−3.95
(m,2H,Hlb,H6)、4.5−4.7(m,2
H,H5,H8)、6.05(s,2H,−CH
2 N)、7.8(d,J=7.7 Hz,1H)、7.
9−8.05(m,3H)、8.15−8.35(m,
4H)、8.4−8.5 ppm(m,2H)。IR
(KBr):1750(β−ラクタム)、1585cm
-1(カルボキシレート)。UV(H2 O):λmax =3
13nm;ε=15,700。
【0121】実施例38
【化107】 アリル−(5R,6S)−2−(2−ホルミル−6−ナ
フチル)−6−〔1R−(アリルオキシカルボニルオキ
シ)エチル〕−カルバペン−2−エム−3−カルボキシ
レート(24) −70℃で塩化メチレン1.5ml中塩化オキサリル
(0.023ml、0.24ミリモル)の撹拌溶液へ、
ニートジメチルスルホキシド(0.023ml、0.3
2ミリモル)を加えた。5分後、塩化メチレン0.5m
l中アルコール8(113mg、0.237ミリモル)
の溶液を滴下した。反応混合物を15分間−70℃で撹
拌し、次いで、トリエチルアミン(0.091ml、
0.65ミリモル)を加えた。温度を5分以上−70℃
で維持し、次いで2時間かけて、0℃までゆっくりと加
温した。反応混合物をpH7リン酸バッファーで停止さ
せ、次いで、酢酸エチルで希釈し、pH7リン酸バッフ
ァー、水(2×)及びブラインで連続して洗浄した。乾
燥(MgSO4 )及び蒸発により、精製を必要としない
油状物の標題アルデヒド105mg(93%)を得た。
1H−NMR(300 MHz、CDCl3 ):δ1.
51(d,J=5.61Hz,3H,CH3 )、3.2
5−3.50(m,3H,H6,H1)、4.36(d
t,J=2.75,9.4 Hz,1H,H5)、4.
55−4.8(m,4H,−OCH2 C=C)、5.1
−5.4(m,5H,H8,−C=CH2 )、5.75
−6.0(m,2H,−CH=C)、7.56(d,J
=8.61 Hz,1H,ArH)、7.8−8.0
(m,4H,ArH)、8.32(s,1H,Ar
H)、10.16 ppm(s,1H,CHO)。
フチル)−6−〔1R−(アリルオキシカルボニルオキ
シ)エチル〕−カルバペン−2−エム−3−カルボキシ
レート(24) −70℃で塩化メチレン1.5ml中塩化オキサリル
(0.023ml、0.24ミリモル)の撹拌溶液へ、
ニートジメチルスルホキシド(0.023ml、0.3
2ミリモル)を加えた。5分後、塩化メチレン0.5m
l中アルコール8(113mg、0.237ミリモル)
の溶液を滴下した。反応混合物を15分間−70℃で撹
拌し、次いで、トリエチルアミン(0.091ml、
0.65ミリモル)を加えた。温度を5分以上−70℃
で維持し、次いで2時間かけて、0℃までゆっくりと加
温した。反応混合物をpH7リン酸バッファーで停止さ
せ、次いで、酢酸エチルで希釈し、pH7リン酸バッフ
ァー、水(2×)及びブラインで連続して洗浄した。乾
燥(MgSO4 )及び蒸発により、精製を必要としない
油状物の標題アルデヒド105mg(93%)を得た。
1H−NMR(300 MHz、CDCl3 ):δ1.
51(d,J=5.61Hz,3H,CH3 )、3.2
5−3.50(m,3H,H6,H1)、4.36(d
t,J=2.75,9.4 Hz,1H,H5)、4.
55−4.8(m,4H,−OCH2 C=C)、5.1
−5.4(m,5H,H8,−C=CH2 )、5.75
−6.0(m,2H,−CH=C)、7.56(d,J
=8.61 Hz,1H,ArH)、7.8−8.0
(m,4H,ArH)、8.32(s,1H,Ar
H)、10.16 ppm(s,1H,CHO)。
【0122】実施例39
【化108】 アリル−(5R,6S)−2−{6−〔E−2−(2−
ピリジル)ビニル〕−2−ナフチル}−6−〔1R−
(アリルオキシカルボニルオキシ)エチル〕カルバペン
−2−エム−3−カルボキシレート(25) アセトニトリル2.5ml中アルデヒド24(105m
g、0.221ミリモル)の溶液へ、(2−ピコリル)
トリフェニルホスホニウムヨウ化物(129mg、0.
34ミリモル)次いで、ジイソプロピルエチルアミン
(0.050ml、0.29ミリモル)を加えた。反応
混合物を室温で5時間撹拌し、次いで、酢酸エチルで希
釈し、飽和NH4 Cl、飽和NaHCO3 及びブライン
で洗浄した。乾燥(MgSO4 )、蒸発及びシリカゲル
上での調製TLCによる精製により油状物の標題化合物
58mg(48%)を得た。 1H−NMR(300 M
Hz、CDCl3 )、δ1.51(d,J=6.29H
z,3H,CH3 )、3.25−3.5(m,2H,H
1)、3.45(dd,J=8.4,2.8 Hz,1
H,H6)、4.33(dt,J=2.8,9.3 H
z,1H,H5)、4.55−4.8(m,4H,−O
CH2 C=C)、5.1−5.5(m,5H,H8,−
C=CH2 )、5.75−6.0(m,2H,−CH=
C)、7.15−7.90(m,11H,ArH,CH
=CH)、8.63 ppm(d,J=4.82 H
z,1H,ArH)。IR(CHCl3 ):1780
(β−ラクタム)、1745(カーボネート)、172
5(エステル)、1590cm-1(オレフィン)。FA
B−MS:m/e=551(M+H)。
ピリジル)ビニル〕−2−ナフチル}−6−〔1R−
(アリルオキシカルボニルオキシ)エチル〕カルバペン
−2−エム−3−カルボキシレート(25) アセトニトリル2.5ml中アルデヒド24(105m
g、0.221ミリモル)の溶液へ、(2−ピコリル)
トリフェニルホスホニウムヨウ化物(129mg、0.
34ミリモル)次いで、ジイソプロピルエチルアミン
(0.050ml、0.29ミリモル)を加えた。反応
混合物を室温で5時間撹拌し、次いで、酢酸エチルで希
釈し、飽和NH4 Cl、飽和NaHCO3 及びブライン
で洗浄した。乾燥(MgSO4 )、蒸発及びシリカゲル
上での調製TLCによる精製により油状物の標題化合物
58mg(48%)を得た。 1H−NMR(300 M
Hz、CDCl3 )、δ1.51(d,J=6.29H
z,3H,CH3 )、3.25−3.5(m,2H,H
1)、3.45(dd,J=8.4,2.8 Hz,1
H,H6)、4.33(dt,J=2.8,9.3 H
z,1H,H5)、4.55−4.8(m,4H,−O
CH2 C=C)、5.1−5.5(m,5H,H8,−
C=CH2 )、5.75−6.0(m,2H,−CH=
C)、7.15−7.90(m,11H,ArH,CH
=CH)、8.63 ppm(d,J=4.82 H
z,1H,ArH)。IR(CHCl3 ):1780
(β−ラクタム)、1745(カーボネート)、172
5(エステル)、1590cm-1(オレフィン)。FA
B−MS:m/e=551(M+H)。
【0123】実施例40
【化109】 カリウム−(5R,6S)−2−{6−〔E−2−(2
−ピリジル)ビニル〕−2−ナフチル}−6−(1R−
ヒドロキシエチル)−カルバペン−2−エム−3−カル
ボキシレート(26) 酢酸エチル(1ml)−塩化メチレン(1ml)中カル
バペネム25(29mg、0.053ミリモル)の溶液
へ、トリフェニルホスフィン(4mg、0.016ミリ
モル)、2−エチルヘキサン酸(0.0080ml、
0.053ミリモル)、カリウム2−エチルヘキサノエ
ート(EtOAc中0.50M溶液、0.105ml、
0.053ミリモル)及びテトラキス(トリフェニルホ
スフィン)パラジウム(6mg、0.005ミリモル)
を順次加えた。反応混合物を室温で2時間撹拌し、次い
で酢酸エチルを含む遠心管へピペットで移した。得られ
た固体を遠心により単離し、酢酸エチルで2回洗浄し
た。逆相調製TLC(4:1,H2 O/THF)により
精製して、白色の凍結乾燥固体の標題化合物7.0mg
(28%)を生成した。 1H−NMR(300 MH
z,d8 −THF/D2 O):δ 1.4(d,J=6
Hz,3H,CH3 )、3.1−3.25(m,1
H,Hla)、3.5−3.65(m,2H,Hlb,
H6)、4.25−4.45(m,2H,H5,H
8)、7.3−8.1(m,11H,ArH,CH=C
H)、8.6 ppm(bs,1H,ArH)。IR
(KBr):1750(β−ラクタム)、1590cm
-1(カルボキシレート)。UV(H2 O):λmax =3
49nm;ε28,500。
−ピリジル)ビニル〕−2−ナフチル}−6−(1R−
ヒドロキシエチル)−カルバペン−2−エム−3−カル
ボキシレート(26) 酢酸エチル(1ml)−塩化メチレン(1ml)中カル
バペネム25(29mg、0.053ミリモル)の溶液
へ、トリフェニルホスフィン(4mg、0.016ミリ
モル)、2−エチルヘキサン酸(0.0080ml、
0.053ミリモル)、カリウム2−エチルヘキサノエ
ート(EtOAc中0.50M溶液、0.105ml、
0.053ミリモル)及びテトラキス(トリフェニルホ
スフィン)パラジウム(6mg、0.005ミリモル)
を順次加えた。反応混合物を室温で2時間撹拌し、次い
で酢酸エチルを含む遠心管へピペットで移した。得られ
た固体を遠心により単離し、酢酸エチルで2回洗浄し
た。逆相調製TLC(4:1,H2 O/THF)により
精製して、白色の凍結乾燥固体の標題化合物7.0mg
(28%)を生成した。 1H−NMR(300 MH
z,d8 −THF/D2 O):δ 1.4(d,J=6
Hz,3H,CH3 )、3.1−3.25(m,1
H,Hla)、3.5−3.65(m,2H,Hlb,
H6)、4.25−4.45(m,2H,H5,H
8)、7.3−8.1(m,11H,ArH,CH=C
H)、8.6 ppm(bs,1H,ArH)。IR
(KBr):1750(β−ラクタム)、1590cm
-1(カルボキシレート)。UV(H2 O):λmax =3
49nm;ε28,500。
【0124】実施例41
【化110】 アリル−(5R,6S)−2−{6−〔E−2−(N−
メチル−2−ピリジニウム)ビニル〕−2−ナフチル}
−6−〔1R−(アリルオキシカルボニルオキシ)エチ
ル〕カルバペン−2−エム−カルボキシレートトリフル
オロメタンスルホネート(27) 塩化メチレン1.5ml中カルバペネム25(28m
g、0.051ミリモル)の溶液へ、メチルトリフルオ
ロメタンスルホネート(6.0μl、0.053ミリモ
ル)を加えた。室温で6時間後、溶媒を真空下蒸発させ
て、オレンジ色固体の標題化合物を得た。 1H−NMR
(300 MHz,CDCl3 ):δ 1.49(d,
J=6.11 Hz,3H,CH3)、3.15−3.
55(m,3H,H1,H6)、4.15(s,3H,
N−CH3 )、4.33(br t,J=9.3 H
z,1H,H5)、4.5−4.85(m,4H,−O
CH2 C=C)、5.1−5.45(m,5H,H8,
−C=CH2 )、5.8−6.0(m,2H,−CH=
C)、7.2−8.2 ppm(m,12H,ArH,
CH=CH)。IR(CHCl3 ):1780(β−ラ
クタム)、1745(カーボネート)、1725(エス
テル)、1615cm-1(オレフィン)。
メチル−2−ピリジニウム)ビニル〕−2−ナフチル}
−6−〔1R−(アリルオキシカルボニルオキシ)エチ
ル〕カルバペン−2−エム−カルボキシレートトリフル
オロメタンスルホネート(27) 塩化メチレン1.5ml中カルバペネム25(28m
g、0.051ミリモル)の溶液へ、メチルトリフルオ
ロメタンスルホネート(6.0μl、0.053ミリモ
ル)を加えた。室温で6時間後、溶媒を真空下蒸発させ
て、オレンジ色固体の標題化合物を得た。 1H−NMR
(300 MHz,CDCl3 ):δ 1.49(d,
J=6.11 Hz,3H,CH3)、3.15−3.
55(m,3H,H1,H6)、4.15(s,3H,
N−CH3 )、4.33(br t,J=9.3 H
z,1H,H5)、4.5−4.85(m,4H,−O
CH2 C=C)、5.1−5.45(m,5H,H8,
−C=CH2 )、5.8−6.0(m,2H,−CH=
C)、7.2−8.2 ppm(m,12H,ArH,
CH=CH)。IR(CHCl3 ):1780(β−ラ
クタム)、1745(カーボネート)、1725(エス
テル)、1615cm-1(オレフィン)。
【0125】実施例42
【化111】 (5R,6S)−2−{6−〔E−2−(N−メチル−
2−ピリジニウム)ビニル〕−2−ナフチル}−6−
〔1R−ヒドロキシエチル)−カルバペン−2−エム−
3−カルボキシレート(28) カルバペネム27を、実施例12と同様な方法により脱
アリル化し、黄色凍結乾燥固体の標題化合物(7.0m
g、全体として31%)IR(KBr):1750(β
−ラクタム)、1610cm-1(カルボキシレート)U
V(H2 O):λmax =368nm(ε=24,00
0)
2−ピリジニウム)ビニル〕−2−ナフチル}−6−
〔1R−ヒドロキシエチル)−カルバペン−2−エム−
3−カルボキシレート(28) カルバペネム27を、実施例12と同様な方法により脱
アリル化し、黄色凍結乾燥固体の標題化合物(7.0m
g、全体として31%)IR(KBr):1750(β
−ラクタム)、1610cm-1(カルボキシレート)U
V(H2 O):λmax =368nm(ε=24,00
0)
【0126】実施例43〜46 前記実施例の操作により、以下の化合物で同様に製造し
た。
た。
【化112】
【0127】実施例47
【化113】 2−ブロモ−6−(N−スクシンイミド)−ナフタレン
(29) ベンゼン13ml中2−アミノ−6−ブロモナフタレン
(0.565g、2.54ミリモル)及びコハク酸無水
物(0.508g、5.08ミリモル)の溶液を、1.
5時間還流した。得られた沈殿をロ過により分離し、ベ
ンゼンで洗浄した。真空下での乾燥後、固体0.780
を得、これを、酢酸ナトリウム(0.595g、7.2
6ミリモル)とともに、無水酢酸12mlに溶解し、3
時間還流した。室温へ冷却後、反応混合物を、水3ml
で停止させ、高真空下蒸発乾固させた。シリカゲル15
0gを通すフラッシュクロマトグラフィー(1:4,E
tOAc/CH2 Cl2 )による精製により、白色固体
の標題化合物0.670g(86%)を生成した。 1H
−NMR(300MHz,CDCl3 ):δ 2.95
(bs,4H)、7.41(dd,J=8.8,1.9
Hz,1H)、7.59(dd,J=8.8,1.7
Hz,1H)、7.73(d,J=8.8 Hz,1
H)、7.79(s,1H)、7.84(d,J=8.
8 Hz,1H)、8.04 ppm(s,1H)。F
AB−MS: m/e=504、506(M+H)。
(29) ベンゼン13ml中2−アミノ−6−ブロモナフタレン
(0.565g、2.54ミリモル)及びコハク酸無水
物(0.508g、5.08ミリモル)の溶液を、1.
5時間還流した。得られた沈殿をロ過により分離し、ベ
ンゼンで洗浄した。真空下での乾燥後、固体0.780
を得、これを、酢酸ナトリウム(0.595g、7.2
6ミリモル)とともに、無水酢酸12mlに溶解し、3
時間還流した。室温へ冷却後、反応混合物を、水3ml
で停止させ、高真空下蒸発乾固させた。シリカゲル15
0gを通すフラッシュクロマトグラフィー(1:4,E
tOAc/CH2 Cl2 )による精製により、白色固体
の標題化合物0.670g(86%)を生成した。 1H
−NMR(300MHz,CDCl3 ):δ 2.95
(bs,4H)、7.41(dd,J=8.8,1.9
Hz,1H)、7.59(dd,J=8.8,1.7
Hz,1H)、7.73(d,J=8.8 Hz,1
H)、7.79(s,1H)、7.84(d,J=8.
8 Hz,1H)、8.04 ppm(s,1H)。F
AB−MS: m/e=504、506(M+H)。
【0128】実施例48
【化114】 2−ブロモ−6−(N−ピロリジノ)ナフタレン(3
0) 0℃で2−メトキシエチルエーテル7ml中2−ブロモ
−6−(N−スクシンイミド)ナフタレン29(0.6
70g、2.20ミリモル)の溶液へ、ボロントリフル
オリドエーテレート(0.567ml、4.61ミリモ
ル)を加え、次いで、2−メトキシエチルエーテル6m
l中(ソディウム)ボロヒドリド(0.166g、4.
39ミリモル)の溶液を滴加した。1時間後、反応混合
物を、水、次いで飽和NaHCO3 で注意深く加水分解
し、塩化メチレンと飽和NaHCO3 の間に分配した。
有機相を乾燥させ(MgSO4 )、蒸発させて、固体を
得、これをシリカゲル75gを通すフラッシュクロマト
グラフィー(1:4、EtOAc/CH2 Cl2 )によ
り精製し白色固体の標題化合物0.540g(88%)
を生成した。 1H−NMR(300 MHz,CDCl
3 ):δ 2.0−2.1(m,4H,−CH2 CH2
−)、3.35−3.45(m,4H,−CH2 NCH
2 −)、6.73(bs,1H)、7.01(dd,J
=9.0,2.3 Hz,1H)、7.39(dd,J
=8.8,2.0 Hz,1H)、7.50(d,J=
8.8 Hz,1H)、7.60(d,J=9.0 H
z,1H)、7.88ppm(d,J=1.8 Hz,
1H)。UV(CH3 CN):λmax =252nm;
ε=8,000,218nm;ε=20,800。FA
B−MS: m/e=276、278(M+H)。
0) 0℃で2−メトキシエチルエーテル7ml中2−ブロモ
−6−(N−スクシンイミド)ナフタレン29(0.6
70g、2.20ミリモル)の溶液へ、ボロントリフル
オリドエーテレート(0.567ml、4.61ミリモ
ル)を加え、次いで、2−メトキシエチルエーテル6m
l中(ソディウム)ボロヒドリド(0.166g、4.
39ミリモル)の溶液を滴加した。1時間後、反応混合
物を、水、次いで飽和NaHCO3 で注意深く加水分解
し、塩化メチレンと飽和NaHCO3 の間に分配した。
有機相を乾燥させ(MgSO4 )、蒸発させて、固体を
得、これをシリカゲル75gを通すフラッシュクロマト
グラフィー(1:4、EtOAc/CH2 Cl2 )によ
り精製し白色固体の標題化合物0.540g(88%)
を生成した。 1H−NMR(300 MHz,CDCl
3 ):δ 2.0−2.1(m,4H,−CH2 CH2
−)、3.35−3.45(m,4H,−CH2 NCH
2 −)、6.73(bs,1H)、7.01(dd,J
=9.0,2.3 Hz,1H)、7.39(dd,J
=8.8,2.0 Hz,1H)、7.50(d,J=
8.8 Hz,1H)、7.60(d,J=9.0 H
z,1H)、7.88ppm(d,J=1.8 Hz,
1H)。UV(CH3 CN):λmax =252nm;
ε=8,000,218nm;ε=20,800。FA
B−MS: m/e=276、278(M+H)。
【0129】実施例49
【化115】 (3S,4R)−1−(アリルオキシカルボニルトリフ
ェニルホスフォラニリデン)メチル−3−〔1R−(ア
リルオキシカルボニルオキシ)エチル〕−4−〔2−
(N−ピロリジノ)−6−ナフチルカルボニル〕メチル
−アゼチジン−2−オン(31) テトラヒドロフラン3ml中臭化物30(0.260
g、0.945ミリモル)及びマグネシウム切削片(3
2mg、1.3ミリモル)の混合物へ、1,2−ジブロ
モエタン(0.010ml)を加え、反応混合物を超音
波にて簡単に超音波処理し、グリニャール形成を開始し
た。混合物を50℃で10分間加熱し、次いで室温で3
時間撹拌した。得られたグリニャール溶液を、0℃でテ
トラヒドロフラン8ml中(3S,4R)−1−(アリ
ルオキシカルボニルトリフェニルホスホリリデン)メチ
ル−3−〔1R−(アリルオキシカルボニルオキシ)エ
チル〕−4−〔(2−ピリジルチオ)カルボニル〕メチ
ル−アゼチジン−2−オン3(0.539g、0.75
9ミリモル)の溶液へ滴下した。2時間後、反応混合物
を飽和NH4 Cl溶液で加水分解し、多量の酢酸エチル
で希釈し、飽和NH 4 Cl、1N NaOH、H2O
及びブラインで順次洗浄した。乾燥(MgSO4 )及び
蒸発により黄色油状物を得、これをシリカゲル75gを
通すフラッシュクロマトグラフィー(7:3EtOAc
/ヘキサン)により分離し、黄緑色油状物の標題化合物
0.411g(68%)を得た。 1H−NMR(300
MHz,CDCl3 ):δ 1.16(d,J=6.
11 Hz,3H,CH3 )、2.0−2.15(m,
4H,−CH2 CH2−)、3.35−3.50 pp
m(m,4H,−CH2 −N−CH2 −)。IR(CH
Cl3 ):1745(β−ラクタム,カーボネート)、
1665(ケトン)、1620cm-1(イリド)。FA
B−MS: m/e=795(M+H)。
ェニルホスフォラニリデン)メチル−3−〔1R−(ア
リルオキシカルボニルオキシ)エチル〕−4−〔2−
(N−ピロリジノ)−6−ナフチルカルボニル〕メチル
−アゼチジン−2−オン(31) テトラヒドロフラン3ml中臭化物30(0.260
g、0.945ミリモル)及びマグネシウム切削片(3
2mg、1.3ミリモル)の混合物へ、1,2−ジブロ
モエタン(0.010ml)を加え、反応混合物を超音
波にて簡単に超音波処理し、グリニャール形成を開始し
た。混合物を50℃で10分間加熱し、次いで室温で3
時間撹拌した。得られたグリニャール溶液を、0℃でテ
トラヒドロフラン8ml中(3S,4R)−1−(アリ
ルオキシカルボニルトリフェニルホスホリリデン)メチ
ル−3−〔1R−(アリルオキシカルボニルオキシ)エ
チル〕−4−〔(2−ピリジルチオ)カルボニル〕メチ
ル−アゼチジン−2−オン3(0.539g、0.75
9ミリモル)の溶液へ滴下した。2時間後、反応混合物
を飽和NH4 Cl溶液で加水分解し、多量の酢酸エチル
で希釈し、飽和NH 4 Cl、1N NaOH、H2O
及びブラインで順次洗浄した。乾燥(MgSO4 )及び
蒸発により黄色油状物を得、これをシリカゲル75gを
通すフラッシュクロマトグラフィー(7:3EtOAc
/ヘキサン)により分離し、黄緑色油状物の標題化合物
0.411g(68%)を得た。 1H−NMR(300
MHz,CDCl3 ):δ 1.16(d,J=6.
11 Hz,3H,CH3 )、2.0−2.15(m,
4H,−CH2 CH2−)、3.35−3.50 pp
m(m,4H,−CH2 −N−CH2 −)。IR(CH
Cl3 ):1745(β−ラクタム,カーボネート)、
1665(ケトン)、1620cm-1(イリド)。FA
B−MS: m/e=795(M+H)。
【0130】実施例50
【化116】 アリル−(5R,6S)−2−〔2−(N−ピロリジ
ノ)−6−ナフチル〕−6−〔1R−(アリルオキシカ
ルボニルオキシ)エチル〕−カルバペン−2−エム−3
−カルボキシレート(32) 前記実施例において製造されたホスホラン31(0.4
11g、0.518ミリモル)を、p−ヒドロキノンの
数結晶とともにp−キシレン18mlに溶解し、溶液を
還流下加熱した(138℃)。3時間後、溶液を室温ま
で冷却し、溶媒を真空下蒸発させ、残渣をシリカゲル3
0gを通すフラッシュクロマトグラフィー(3:2,E
tOAc/ヘキサン)により精製し、黄緑色泡状物の標
題化合物0.177g(66%)を生成した。 1H−N
MR(300 MHz,CDCl3 ):δ 1.50
(d,J=6.34 Hz,3H,CH3 )、2.0−
2.1(m,4H,−CH2 CH2 −)、3.25−
3.50(m,7H,H1,H6,−CH2 NCH
2 −)、4.27(dt,J=2.7,9.3 Hz,
1H,H5)、4.6−4.8(m,4H,−OCH2
C=C)、5.1−5.4(m,5H,H8,−C=C
H2 )、5.8−6.0(m,2H,−CH=C)、
6.7−7.7 ppm(m,6H,ArH)。IR
(CHCl3 ):1780(β−ラクタム)、1745
(カーボネート)、1720(エステル)、1625c
m-1(C=C)。UV(CH3 CN):λmax =38
7、246nm。FAB−MS:m/e=517(M+
H)
ノ)−6−ナフチル〕−6−〔1R−(アリルオキシカ
ルボニルオキシ)エチル〕−カルバペン−2−エム−3
−カルボキシレート(32) 前記実施例において製造されたホスホラン31(0.4
11g、0.518ミリモル)を、p−ヒドロキノンの
数結晶とともにp−キシレン18mlに溶解し、溶液を
還流下加熱した(138℃)。3時間後、溶液を室温ま
で冷却し、溶媒を真空下蒸発させ、残渣をシリカゲル3
0gを通すフラッシュクロマトグラフィー(3:2,E
tOAc/ヘキサン)により精製し、黄緑色泡状物の標
題化合物0.177g(66%)を生成した。 1H−N
MR(300 MHz,CDCl3 ):δ 1.50
(d,J=6.34 Hz,3H,CH3 )、2.0−
2.1(m,4H,−CH2 CH2 −)、3.25−
3.50(m,7H,H1,H6,−CH2 NCH
2 −)、4.27(dt,J=2.7,9.3 Hz,
1H,H5)、4.6−4.8(m,4H,−OCH2
C=C)、5.1−5.4(m,5H,H8,−C=C
H2 )、5.8−6.0(m,2H,−CH=C)、
6.7−7.7 ppm(m,6H,ArH)。IR
(CHCl3 ):1780(β−ラクタム)、1745
(カーボネート)、1720(エステル)、1625c
m-1(C=C)。UV(CH3 CN):λmax =38
7、246nm。FAB−MS:m/e=517(M+
H)
【0131】実施例51
【化117】 カリウム(5R,6S)−2−〔2−(N−ピロリジ
ノ)−6−ナフチル〕−6−〔1R−ヒドロキシエチ
ル)−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
(33) 酢酸エチル(1ml)−塩化メチレン(1ml)中カル
バペネム32(35mg、0.068ミリモル)の溶液
へ、トリフェニルホスフィン(5mg、0.02ミリモ
ル)、2−エチルヘキサン酸(0.012ml、0.0
80ミリモル)、カリウム2−エチルヘキサノエート
(EtOAc中0.5M溶液、0.17ml、0.08
5ミリモル)及びテトラキス(トリフェニルホスフィ
ン)パラジウム(8mg、0.007ミリモル)を連続
して加えた。反応混合物を室温で1.5時間撹拌し、次
いで酢酸(2ml)を含む遠心管へピペットで移した。
沈殿を遠心により分離し、エチルエーテルで一回洗浄し
た。逆相調製TLC(4:1,H2 O/THF)による
分離により、オフホワイト色凍結乾燥固体の標題化合物
8.0mg(30%)を生成した。 1H−NMR(30
0 MHz,D2 O):δ 1.63(d,J=6.4
1Hz,3H,CH3 )、2.30−2.45(m,4
H,−CH2 CH2 −)、3.46(dd,J=9.
9,16.5 Hz,1H,Hla)、3.65−3.
85(m,6H,Hlb,H6,−CH2 NCH
2 −)、4.50−4.65(m,2H,H6,H
8)、7.18(s,1H)、7.43(dd,J=
9.1,1.9 Hz,1H)、7.80(d,J=
8.7 Hz,1H)、7.93(d,J=8.7 H
z,1H)、8.01(s,1H)、8.07 ppm
(d,J=9.1 Hz,1H)。IR(KBr):1
750(β−ラクタム)、1625(C=C)、160
0cm-1(カルボキシレート)。UV(H2 O):λma
x =342nm(ε15,000)、246nm。
ノ)−6−ナフチル〕−6−〔1R−ヒドロキシエチ
ル)−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
(33) 酢酸エチル(1ml)−塩化メチレン(1ml)中カル
バペネム32(35mg、0.068ミリモル)の溶液
へ、トリフェニルホスフィン(5mg、0.02ミリモ
ル)、2−エチルヘキサン酸(0.012ml、0.0
80ミリモル)、カリウム2−エチルヘキサノエート
(EtOAc中0.5M溶液、0.17ml、0.08
5ミリモル)及びテトラキス(トリフェニルホスフィ
ン)パラジウム(8mg、0.007ミリモル)を連続
して加えた。反応混合物を室温で1.5時間撹拌し、次
いで酢酸(2ml)を含む遠心管へピペットで移した。
沈殿を遠心により分離し、エチルエーテルで一回洗浄し
た。逆相調製TLC(4:1,H2 O/THF)による
分離により、オフホワイト色凍結乾燥固体の標題化合物
8.0mg(30%)を生成した。 1H−NMR(30
0 MHz,D2 O):δ 1.63(d,J=6.4
1Hz,3H,CH3 )、2.30−2.45(m,4
H,−CH2 CH2 −)、3.46(dd,J=9.
9,16.5 Hz,1H,Hla)、3.65−3.
85(m,6H,Hlb,H6,−CH2 NCH
2 −)、4.50−4.65(m,2H,H6,H
8)、7.18(s,1H)、7.43(dd,J=
9.1,1.9 Hz,1H)、7.80(d,J=
8.7 Hz,1H)、7.93(d,J=8.7 H
z,1H)、8.01(s,1H)、8.07 ppm
(d,J=9.1 Hz,1H)。IR(KBr):1
750(β−ラクタム)、1625(C=C)、160
0cm-1(カルボキシレート)。UV(H2 O):λma
x =342nm(ε15,000)、246nm。
【0132】実施例52
【化118】 アリル−(5R,6S)−2−〔2−(N−メチル−ピ
ロリジニウム)−6−ナフチル〕−6−〔1R−(アリ
ルオキシカルボニルオキシ)エチル〕−カルバペン−2
−エム−3−カルボキシレートトリフルオロメタンスル
ホネート(34) 塩化メチレン6ml中カルバペネム32(0.177
g、0.343ミリモル)の溶液へ、メチルトリフルオ
ロメタンスルホネート(0.043ml、0.38ミリ
モル)を加えた。室温で6時間撹拌後、揮発物を真空下
蒸発させて、泡状の標題化合物を得た。 1H−NMR
(300 MHz,CDCl3 ):δ 1.47(d,
J=6.35 Hz,3H,CH3 )、2.15−2.
40(m,4H,−CH2 CH2 −)、3.2−3.5
5(m,2H,H1)、3.42(s,3H,N−CH
3 )、3.52(dd,J=7.8,2.7 Hz,1
H,H6)、3.90−4.05、4.30−4.45
(m,4H,−CH2 −N−CH2 −)、4.30−
4.45(H5,不明瞭)、4.5−4.8(m,4
H,−OCH2 C=C)、5.1−5.4(m,5H,
H8,−C=CH2 )、5.75−6.0(m,2H,
−CH=C)、7.53(d,J=8.7 Hz,1
H)、7.72(d,J=9.2 Hz,1H)、7.
84(s,1H)、7.92(d,J=8.9Hz,2
H)、8.17 ppm(s,1H)。IR(CHCl
3 ):1780(β−ラクタム)、1745(カーボネ
ート)、1725cm-1(エステル)。
ロリジニウム)−6−ナフチル〕−6−〔1R−(アリ
ルオキシカルボニルオキシ)エチル〕−カルバペン−2
−エム−3−カルボキシレートトリフルオロメタンスル
ホネート(34) 塩化メチレン6ml中カルバペネム32(0.177
g、0.343ミリモル)の溶液へ、メチルトリフルオ
ロメタンスルホネート(0.043ml、0.38ミリ
モル)を加えた。室温で6時間撹拌後、揮発物を真空下
蒸発させて、泡状の標題化合物を得た。 1H−NMR
(300 MHz,CDCl3 ):δ 1.47(d,
J=6.35 Hz,3H,CH3 )、2.15−2.
40(m,4H,−CH2 CH2 −)、3.2−3.5
5(m,2H,H1)、3.42(s,3H,N−CH
3 )、3.52(dd,J=7.8,2.7 Hz,1
H,H6)、3.90−4.05、4.30−4.45
(m,4H,−CH2 −N−CH2 −)、4.30−
4.45(H5,不明瞭)、4.5−4.8(m,4
H,−OCH2 C=C)、5.1−5.4(m,5H,
H8,−C=CH2 )、5.75−6.0(m,2H,
−CH=C)、7.53(d,J=8.7 Hz,1
H)、7.72(d,J=9.2 Hz,1H)、7.
84(s,1H)、7.92(d,J=8.9Hz,2
H)、8.17 ppm(s,1H)。IR(CHCl
3 ):1780(β−ラクタム)、1745(カーボネ
ート)、1725cm-1(エステル)。
【0133】実施例53
【化119】 (5R,6S)−2−〔2−(N−メチル−N−ピロリ
ジニウム)−6−ナフチル〕−6−(1R−ヒドロキシ
エチル)−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレー
ト(35) 前記実施例において製造されたカルバペネム34を、実
施例51と同様の方法により脱アリル化して、黄色凍結
乾燥固体の標題化合物39mg(2段階で28%)を得
た。 1H−NMR(300 MHz,D2 O):δ
1.35(d,J=6.41Hz,3H,CH3 )、
2.3−2.5(m,4H,−CH2 CH2 −)、3.
13(dd,J=9.8,16.7 Hz,1H,Hl
a)、3.45−3.60(m,2H,Hlb,H
6)、3.52(s,3H,NCH3 )、4.05−
4.20、4.25−4.40(m,4H,−CH2 −
N−CH2 )、4.25−4.40(m,2H,H5,
H8)、7.59(dd,J=8.9,2.7Hz,1
H)、7.7(d,1H,部分的に不明瞭)、7.83
(s,1H)、7.92(d,J=8.9 Hz,1
H)、8.07(d,J=9.3 Hz,1H)、8.
22 ppm(d,J=2.4 Hz,1H)。IR
(KBr):1755(β−ラクタム)、1600cm
-1(カルボキシレート)。UV(H2 O):λmax =3
18nm(ε13,500)、276nm。FAB−M
S: m/e=407(M+H)。
ジニウム)−6−ナフチル〕−6−(1R−ヒドロキシ
エチル)−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレー
ト(35) 前記実施例において製造されたカルバペネム34を、実
施例51と同様の方法により脱アリル化して、黄色凍結
乾燥固体の標題化合物39mg(2段階で28%)を得
た。 1H−NMR(300 MHz,D2 O):δ
1.35(d,J=6.41Hz,3H,CH3 )、
2.3−2.5(m,4H,−CH2 CH2 −)、3.
13(dd,J=9.8,16.7 Hz,1H,Hl
a)、3.45−3.60(m,2H,Hlb,H
6)、3.52(s,3H,NCH3 )、4.05−
4.20、4.25−4.40(m,4H,−CH2 −
N−CH2 )、4.25−4.40(m,2H,H5,
H8)、7.59(dd,J=8.9,2.7Hz,1
H)、7.7(d,1H,部分的に不明瞭)、7.83
(s,1H)、7.92(d,J=8.9 Hz,1
H)、8.07(d,J=9.3 Hz,1H)、8.
22 ppm(d,J=2.4 Hz,1H)。IR
(KBr):1755(β−ラクタム)、1600cm
-1(カルボキシレート)。UV(H2 O):λmax =3
18nm(ε13,500)、276nm。FAB−M
S: m/e=407(M+H)。
【0134】実施例54
【化120】 アリル−(5R,6S)−2−〔1−(N−ピロリジ
ノ)−7−ナフチル〕−6−〔1R−(アリルオキシカ
ルボニルオキシ)エチル〕−カルバペン−2−エム−3
−カルボキシレート(36) 1−アミノ−7−ブロモナフタレン〔エッチ.エッチ.
ホグソン及びアール.イー.ディーン.ジェー.ケム.
ソク.(H.H.Hodgson and R.E.D
ean,J.Chem.Soc.)818(195
0)〕を用いて出発する以外、実施例47〜50と同様
の方法により、オレンジ色油状物の標題化合物を得た。
1H−NMR(300 MHz,CDCl3 ):δ
1.51(d,J=6.3Hz,3H,CH3 )、1.
95−2.10(m,4H,−CH2 CH2 −)、3.
25−3.40(m,6H,H1,−CH2 NCH
2 −)、3.45(dd,J=8.5,2.8 Hz,
1H,H6)、4.31(dt,J=2.8,9.3
Hz,1H,H5)、4.6−4.8(m,4H,−O
CH2 C=C)、5.1−5.4(m,5H,H8,−
C=CH2 )、5.8−6.0(m,2H,−CH=
C)、6.9−7.0(m,1H)、7.3−7.5
(m,3H)、7.74(d,J=8.7 Hz,1
H)、8.20 ppm(s,1H)。IR(CHCl
3 ):1780(β−ラクタム)、1745(カーボネ
ート)、1725cm-1(エステル)。UV(CH3 C
N):λmax =307nm。FAB−MS:m/e=5
17(M+H)。
ノ)−7−ナフチル〕−6−〔1R−(アリルオキシカ
ルボニルオキシ)エチル〕−カルバペン−2−エム−3
−カルボキシレート(36) 1−アミノ−7−ブロモナフタレン〔エッチ.エッチ.
ホグソン及びアール.イー.ディーン.ジェー.ケム.
ソク.(H.H.Hodgson and R.E.D
ean,J.Chem.Soc.)818(195
0)〕を用いて出発する以外、実施例47〜50と同様
の方法により、オレンジ色油状物の標題化合物を得た。
1H−NMR(300 MHz,CDCl3 ):δ
1.51(d,J=6.3Hz,3H,CH3 )、1.
95−2.10(m,4H,−CH2 CH2 −)、3.
25−3.40(m,6H,H1,−CH2 NCH
2 −)、3.45(dd,J=8.5,2.8 Hz,
1H,H6)、4.31(dt,J=2.8,9.3
Hz,1H,H5)、4.6−4.8(m,4H,−O
CH2 C=C)、5.1−5.4(m,5H,H8,−
C=CH2 )、5.8−6.0(m,2H,−CH=
C)、6.9−7.0(m,1H)、7.3−7.5
(m,3H)、7.74(d,J=8.7 Hz,1
H)、8.20 ppm(s,1H)。IR(CHCl
3 ):1780(β−ラクタム)、1745(カーボネ
ート)、1725cm-1(エステル)。UV(CH3 C
N):λmax =307nm。FAB−MS:m/e=5
17(M+H)。
【0135】実施例55
【化121】 カリウム(5R,6S)−2−〔1−(N−ピロリジ
ノ)−7−ナフチル〕−6−〔1R−ヒドロキシエチ
ル)−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
(37) カルバペネム36(60mg、0.12ミリモル)を、
実施例51と同様の方法により脱アリル化し、凍結乾燥
固体の標題化合物14.8mg(30%)を生成した。
IR(KBr):1750(β−ラクタム)、1590
cm-1(カルボキシレート)。UV(H2 O):λmax
=295nm:ε=7,800。
ノ)−7−ナフチル〕−6−〔1R−ヒドロキシエチ
ル)−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
(37) カルバペネム36(60mg、0.12ミリモル)を、
実施例51と同様の方法により脱アリル化し、凍結乾燥
固体の標題化合物14.8mg(30%)を生成した。
IR(KBr):1750(β−ラクタム)、1590
cm-1(カルボキシレート)。UV(H2 O):λmax
=295nm:ε=7,800。
【0136】実施例56
【化122】 (5R,6S)−2−〔1−(N−メチル−N−ピロリ
ジニウム)−7−ナフチル〕−6−〔1R−ヒドロキシ
エチル)−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレー
ト(38) 実施例52〜53と同様な方法により、カルバペネム3
6(57mg、0.11ミリモル)から、灰白色凍結乾
燥固体の標題化合物(18mg、40%)を得た。 1H
−NMR(300 MHz,D2 O):δ 1.33
(d,J=6.47Hz,3H,CH3 )、2.20−
2.55(m,4H,−CH2 CH2 −)、3.18
(dd,J=9.7,16.2 Hz,1H,Hl
a)、3.25−3.6(m,2H,Hlb,H6)、
3.73(s,3H,NCH3 )、4.2−4.5
(m,6H,H5,H8,−CH2 NCH2 −)、7.
5−7.6(m,2H)7.95(d,J=8.5 H
z,1H)、8.0−8.1(m,2H)、8.19
ppm(s,1H)。IR(KBr):1755(β−
ラクタム)、1595cm-1(カルボキシレート)。U
V(H2 O):λmax =320nm ε=8,900、
280nm:e=11,000。
ジニウム)−7−ナフチル〕−6−〔1R−ヒドロキシ
エチル)−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレー
ト(38) 実施例52〜53と同様な方法により、カルバペネム3
6(57mg、0.11ミリモル)から、灰白色凍結乾
燥固体の標題化合物(18mg、40%)を得た。 1H
−NMR(300 MHz,D2 O):δ 1.33
(d,J=6.47Hz,3H,CH3 )、2.20−
2.55(m,4H,−CH2 CH2 −)、3.18
(dd,J=9.7,16.2 Hz,1H,Hl
a)、3.25−3.6(m,2H,Hlb,H6)、
3.73(s,3H,NCH3 )、4.2−4.5
(m,6H,H5,H8,−CH2 NCH2 −)、7.
5−7.6(m,2H)7.95(d,J=8.5 H
z,1H)、8.0−8.1(m,2H)、8.19
ppm(s,1H)。IR(KBr):1755(β−
ラクタム)、1595cm-1(カルボキシレート)。U
V(H2 O):λmax =320nm ε=8,900、
280nm:e=11,000。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/415 31/435 31/44 31/445 31/47 31/495 31/535 31/675 (72)発明者 マーク エル.グリーンリー アメリカ合衆国,07065 ニュージャーシ ィ,ローウェイ,キャンベル ストリート 1470,アパートメント ピービー−1 (56)参考文献 特開 昭53−87390(JP,A) 特開 昭55−69586(JP,A) 特開 平1−197483(JP,A)
Claims (20)
- 【請求項1】 構造式: 【化1】 の化合物であって、 式中、 RはH又はCH3 であり; R1 とR2 は独立にH、CH3−、CH3H2−、(CH3)
2CH−、HOCH2−、CH3CH(OH)− 、(CH3)2
C(OH)−、FCH2CH(OH)−、F2CHCH(OH)
− 、F3CCH(OH)− 、CH3CH(F)− 、CH3C
F2−、又は(CH3)2C(F)−であり; Ra は水素及び下記に示すタイプI及びタイプIIの置換
基からなる群より独立に選択されるものであり、ただし
1個のRa はタイプIの置換基であり、別の1個のRa
は水素であり、残りの3個のRa は水素又はタイプIIの
置換基より選択され、ここでタイプIの置換基とは: I.a) 【化2】 〔式中、 Aは(CH2)m−Q−(CH2)n であるが、ここにmは0
〜6であり、nは1〜6であり、そしてQは共有結合、
O、S、SO、SO2、NH、−SO2NH−、−NHS
O2−、−CONH−、−NHCO−、−SO2N(C1−
C4アルキル)−、−N(C1−C4アルキル)SO2−、−
CON(C1−C4アルキル)− 、−N(C1−C4アルキ
ル)CO−、−CH=CH−、−CO−、−OC(O)
−、−C(O)O−又はN(C1−C4アルキル)である。そ
して(CH2)m はナフチル部分に結合している。 【化3】 は5又は6員単環ヘテロ環又は8、9又は10員二環ヘ
テロ環であり、このヘテロ環は芳香族の第1の5又は6
員環に第1の窒素を有する。ヘテロ環は前記第一の窒素
によってAと結合し、この窒素はこの結合と環結合によ
って第4級である。第1の環は0ないし1個のO又はS
いずれかを有し、さらに上記に加え0ないし3個の窒素
原子を有するが、任意に3又は4員部分と結合して任意
の第2の環を形成してよい。この部分は少なくとも1個
の炭素原子と0又は1個のOかSのいずれかを有し、0
ないし2個の窒素を有する。この部分は飽和でも不飽和
でもよく、第2の環は芳香族であってもなくてもよい。 Rc は下記IIとして定義するように水素又は−NRyRz
である (Ry とRzは下記IIに定義する)が、Rc が
2個以上存在する場合にはRa から1つ、H又は −N
RyRz から1つそれぞれ選択する。Rc は環結合によ
って原子価を満足しない環の炭素原子又は窒素ヘテロ原
子と結合する。〕; I.b) 【化4】 〔式中 【化5】 は5又は6員単環ヘテロ環あるいは8、9又は10員二
環ヘテロ環であり、ヘテロ環は芳香族の第1の5又は6
員環に第1の窒素を有する。前記第1窒素は環結合に加
えて置換基Rd によって第4級であり、置換基Rd がな
いときには電気的に中性である。ヘテロ環は環の炭素原
子によってA′に結合する。第1の環は0又は1個のO
かSいずれかを有し、さらに0ないし2個の窒素原子を
有する。第1の環は任意に3又は4員部分と結合して任
意の第2の環を形成してもよい。この部分は少なくとも
1個の炭素原子を有し、0又は1個のOかSいずれか、
0ないし2個の窒素原子を有する。この部分は飽和でも
不飽和でもよく、第2の環は芳香族であってもなくても
よい。 Rc は前記に定義した通りである。 Rd は水素、NH2 、O−又はC1−C4アルキルである
(アルキル基は下記IIcに定義するRq で任意に1価置
換してよい)。 A′は(CH2)m−Q−(CH2)n であり、mは0〜6で
あり、nは0〜6である。Qは、mとnがどちらも0の
場合には共有結合ではないことをのぞけば前記のとおり
であり、(CH2)m はナフチル部分に結合する。〕; I.c) −Ap−N+ Ry(Rw)0-1(Rz) 〔式中、 Ry とRz は下記IIに定義するとおりである。 さらにRy とRz は、C2−C4アルキレン基として(下
記に定義するRq により任意に1価置換してもよい)環
を形成できるが、この環はN(O)Re 又はN+(Re)2 に
より断続される(式中Re は水素、C1−C4アルキル又
は下記に定義するRq により1価置換されたC1−C4ア
ルキルである)。 Rw は水素、C1−C4アルキル、O- 、NH2 である
か、又は存在しないが、この場合には窒素は電気的に中
性であり、 さらにRw 、Ry 及びRz は一緒になって、N+ ととも
に二環を形成するC5−C10分岐アルカントリイル基を
形成できるが、この分岐アルカントリイル基は、下記に
定義するRq で任意に1価置換できる。分岐アルカント
リイル基の第3級炭素は、窒素、N+Re(Re は前記に
定義した通り)又はN+−O- に任意に置き換えがで
き、 pは0又は1である。 Aは前記に定義した通りである。〕;又は I.d) 【化6】 〔式中、 【化7】 は5又は6員単環ヘテロ環あるいは8、9又は10員二
環ヘテロ環であり、このヘテロ環は第1の環に第1の窒
素を有し、飽和でも不飽和てもよく芳香族でない。第1
窒素は環結合に加えて1又は2個の置換基Rd によって
第4級であるか、そうでない場合には環結合に加えて0
又は1個の置換基Rd によって中性である。ヘテロ環の
炭素原子又は第4級でない窒素原子によってA′に結合
している。第1の環は、炭素と第1の窒素に加えて、前
記結合を作る第4級でない窒素、O、S、S(O)、S
(O)2 及びNRe (Re は前記に定義した通り)から成
る基のうちから選択した0ないし1個の基を有する。第
1の環は2、3又は4員部分と結合して任意の第2の環
を形成してよい。この部分は炭素の他に結合を作る第4
級でない窒素を有し、飽和でも不飽和でもよい。第2の
環は芳香族ではない。 Rd は前記に定義した通りであり、Rd が2個以上窒素
上に存在する場合には、少なくとも1個のRd は水素又
はC1−C4アルキルである。 A′は前記に定義した通りである。 Pは前記に定義した通りである。 Rq は下記に定義した通りである。〕であり、 タイプIIの置換基は: II. a)トリフルオロメチル基:−CF3 ; b)ハロゲン原子:−Br 、−Cl 、−F、又は−I; c)C1−C4アルコキシ基:−OC1−C4アルキル〔こ
こでアルキルはRq により任意に1価置換してよいが、 Rq は−OH、−OCH3 、−CN、−C(O)NH2、
−OC(O)NH2、CHO、−OC(O)N(CH3)2 、−
SO2NH2 、−SO2N(CH3)2 、−SOCH3 、−
SO2CH3 、−F、−CF3 、−COOMa(Ma は水
素、アルカリ金属、メチル又はフェニル)、テトラゾリ
ル(ただし結合部位はテトラゾール環の炭素原子であ
り、窒素原子の1個は前記に定義したMa で1価置換さ
れる)及び−SO3Mb(Mb は水素又はアルカリ金属)
から成る一群から選択した基である。〕; d)水酸基:−OH; e)カルボニルオキシ基:−O(C=O)Rs 〔式中、 Rs はC1-4アルキル 又はフェニルであり、いずれも前
記に定義のRq で任意に1価置換できる。〕; f)カルバモイルオキシ基:−O(C=O)N(Ry)R
z〔式中、 Ry とRz はそれぞれH、C1-4アルキル (前記に定義
のRq で任意に1価置換してよい)であるか、一緒にな
って3ないし5員アルキレン基として環(前記に定義の
Rq で任意に置換される)を形成するかあるいは一緒に
なって−O−、−S−、−S(O)−又は−S(O)2− に
より断続された2ないし4員アルキレン基として環(こ
れは前記に定義のRq で任意に1価置換してよい)を形
成する。〕; g)硫黄基; −S(O)n−Rs 〔式中、n=0〜2であり、Rs は前記に定義の通りで
ある。〕; h)スルファモイル基: −SO2N(Ry)Rz〔式中、Ry とRz は前記に定義し
てものである。〕; i)アジド:N3 ; j)ホルムアミド基:−N(Rt)(C=O)H 〔式中、 Rt はH又はC1-4アルキル であり、このアルキルは前
記に定義のRq で任意に1価置換される。〕; k)(C1−C4アルキル)カルボニルアミノ基: −N(Rt)(C=O)C1-4アルキル〔式中、Rt は前記に
定義したものであり、やはりアルキル基は前記に定義の
Rq で任意に1価置換される。〕; l)(C1−C4アルコキシ)カルボニルアミノ基: −N(Rt)(C=O)OC1-4アルキル〔式中、Rt は前記
に定義したものであり、又アルキル基は前記に定義のR
q で任意に1価置換される。〕; m)ウレイド基: −N(Rt)(C=O)N(Ry)Rz 〔式中、Rt 、Ry 及び
Rz は前記に定義したものである。〕; n)スルホンアミド基:−N(Rt)SO2Rs 〔式中、R
s とRt は前記に定義したものである。〕; o)シアノ基:−CN; p)ホルミル又はアセタール化したホルミル基:−(C
=O)H 又は−CH(OCH3)2 ; q)カルボニルをアセタール化した(C1−C4アルキ
ル)カルボニル基: −C(OCH3)2C1-4アルキル 〔式中、アルキルは前記
に定義のRq で任意に1価置換してよい。〕; r)カルボニル基:−(C=O)Rs 〔式中、Rs は前記
に定義したとおりである。〕; s)酸素又は炭素原子をC1−C4アルキル基で任意に置
換してもよいヒドロキシイミノメチル基:−(C=NO
Rz)Ry〔式中、Ry とRz はともに結合して環を形成
しないことをのぞけば前記に定義の通りである。〕; t)(C1−C4アルコキシ)カルボニル基: −(C=O)OC1-4アルキル 〔式中、アルキルは前記に
定義のRq で任意に1価置換される。〕; u)カルバモイル基:−(C=O)N(Ry)Rz〔式中、R
y とRz は前記に定義したものである。〕; v)窒素原子をさらにC1−C4アルキル基で置換しても
よいN−ヒドロキシカルバモイル又はN(C1−C4アル
コキシ)カルバモイル基: −(C=O)−N(ORy)Rz〔式中、Ry とRz は、とも
に結合して環を形成しないことをのぞけば前記に定義の
通りである。〕; w)チオカルバモイル基:−(C=S)N(Ry)Rz〔式
中、Ry とRz は前記に定義したものである。〕; x)カルボキシル:−COOMb 〔式中、Mb は前記に定義したものである。〕; y)チオシアン酸基:−SCN; z)トリフルオロメチルチオ:−SCF3 ; aa)結合部位がテトラゾール環の炭素原子であり、窒
素原子1個が水素、アルカリ金属又は、前記に定義のR
q で任意に1価置換したC1−C4アルキルのいずれかに
よって1価置換されたテトラゾリル; ab)以下の一群から選択したアニオン性基、すなわち ホスホノ〔P=O(OMb)2〕;アルキルホスホノ{P=
O(OMb)−[O(C1−C4アルキル)]};アルキルホス
フィニル〔P=O(OMb)−(C1-C4アルキル)〕;ホス
ホルアミド〔P=O(OMb)N(Ry)Rz 及びP=O(O
Mb)NHRx〕; スルフィノ(SO2Mb);スルホ(S
O3Mb) ;式CONMbSO2Ry、CONMbSO2N
(Ry)Rz、SO2NMbCON(Ry)Rz より選択したア
シルスルホンアミド;及びSO2NMbCN〔ただし式
中、 Rx はフェニル又はヘテロアリールであり、ヘテロアリ
ールは5又は6個の環原子を有する単環芳香族炭化水素
基である。炭素原子が結合部位であり、炭素原子1個は
窒素に置き換えられている。さらにもう1個の炭素原子
は、O又はSから選択したヘテロ原子に任意に置き換え
てよい。さらに1ないし2個の炭素原子を窒素ヘテロ原
子に任意に置き換えてもよく、フェニル及びヘテロアリ
ールを前記に定義のRqで任意に1価置換できる。Mb
は前記に定義したものであり、RyとRz も前記に定義
したものである。〕; ac)C5−C7シクロアルキル基であって、環の炭素1
個はO、S、NH又はN(C1−C4アルキル)より選択
したヘテロ原子に置き換えられ、さらに炭素原子1個を
NH又はN(C1−C4アルキル)に置き換えてもよく、
各ヘテロ原子に隣接する炭素原子の少なくとも1個は、
結合している水素のいずれもが1個の酸素で置換されて
いて、それによってカルボニル部分を形成している、環
には1又は2個のカルボニル部分が存在する基; ad)前記の置換基a)ないしac)及び、前記に定義
のRq で任意に置換されてもよいフェニルのうちの1つ
により任意に1価置換できるC2−C4アルケニル基; ae)前記の置換基a)ないしac)で任意に1価置換
できるC2−C4アルキニル基; af)C1−C4アルキル基; ag)前記置換基a)ないしac)の1つで1価置換し
たC1−C4アルキル;又は ah)2−オキサゾリジノニル部分であって、結合部位
はオキサゾリジノン環の窒素原子であり、環炭素原子
は、S及びNRt (Rt は前記に定義したもの)、から
選択したヘテロ原子に任意に置き換えられ、そしてオキ
サゾリジノン環の飽和炭素原子の1個は、前記置換基
a)ないしag)のうちの1つにより任意に1価置換し
てもよい部分;であり、 Mはi) 水素; ii) 医薬的に許容されるエステル化基又は除去できる
カルボキシル保護基; iii) アルカリ金属又は他の医薬的に許容されるカチオ
ン;又は iv) 正に帯電した基によって中性となる負の電荷、 から選択される ものである化合物。 - 【請求項2】 R1 が水素でありR2 が(R)-CH3CH(OH)-
又は(R)-CH3CH(F)-である請求項1記載の化合物。 - 【請求項3】 タイプIの置換基から選択した1個のR
a ラジカルが以下の構造式のタイプI.a)の置換基の
1つである請求項2の化合物であって、 【化8】 【化9】 【化10】 【化11】 式中XはO、S又はNRc である。 - 【請求項4】 タイプIの置換基から選択した1個のR
a ラジカルが以下の構造式のタイプI.b)の置換基の
1つである請求項2の化合物。すなわち: 【化12】 【化13】 【化14】 【化15】 式中XはO、S又はNRc であり、X′はO又はSであ
る。タイプI.b)の構造中で、Rc 及び/又はA′は
不確定の位置を占めるように図示してあるが、それぞれ
環のどの炭素かに結合している。 - 【請求項5】 タイプIの置換基より選択したRa ラジ
カルの1つが以下の式のタイプI.c)の置換基の1つ
である請求項2の化合物。すなわち:-Ap - + N(C
H3)3 、-Ap - + N(CH2CH3)3 、-Ap - + N(CH3)2CH2R
q 、−Ap − + N(CH2CH3)2CH2CH
2R q 【化16】 式中、WはO、S、NRe 、N(O)R e 、SO、SO2 又は
N+ (Re )2であり、W′はN+ Re 又はNOである。 - 【請求項6】 タイプIの置換基から選択したRa ラジ
カルの1個が以下の構造式のタイプI.d)の置換基の
1つである請求項2の化合物。すなわち 【化17】 - 【請求項7】 環炭素原子と結合する前記Rc が -N
H2 、-SCH3 、-SOCH3、-CH2OH、-(CH2)2OH 、-OCH3 、-
COOM b 、-CH2COOMb 、-CH2CH2COOM b 、-CH2SOCH3 、-
CH2SCH3、-SO3M b 、-CH2SO3Mb 、-CH2CH2SO3M b 、-Br
、-Cl 、-F、-I、-CH3、CH 2 CH 3 、 CH2CONH2 及びCH2CO
N(C1-C4アルキル) から成る一群より選択された請求項
2の化合物。 - 【請求項8】 電気的に中性の環窒素原子と結合する前
記Rc が-CH2OH 、-(CH2)2OH 、-CH2COOMb 、-CH2CH2CO
OM b 、-CH2SOCH3 、-CH2SCH3 、-CH2SO3M b 、-CH2CH2
SO3M b 、-CH3、CH2CH3、CH2CONH2及びCH2CON(C1-C4ア
ルキル) から成る一群より選択された請求項2の化合
物。 - 【請求項9】 化合物に任意に結合するRd の基のそれ
ぞれが水素、-CH3、CH2CH3、-CH2CH2CH3、-CH2COOMb 、
-CH2SO3Mb 、-NH2 又は O(-) から選択された請求項2
の化合物。 - 【請求項10】 スペーサーAが -CH2-、-CH2CH2-、-C
H2CH2CH2- 、-CH2CH2CH2CH2-、-OCH2CH2- 、-SOCH2- 、
-SO2CH2-、-SCH2CH2- 、-SOCH2CH2-、-SO2CH2CH2- 、-N
HCH2CH2-、-N(CH3)CH2CH2-、-CH2N(CH3)CH2CH2- 、-CON
HCH2CH2-、-SO2NHCH2CH2- 、-COCH2- 、-CH=CHCH2-又は
-CH2OCH2CH2- から選択された請求項2の化合物。 - 【請求項11】 スペーサーA′が -CH2-、-CH2CH2-、
-CH2CH2CH2- 、 -CH2CH2CH2CH2-、-OCH2CH2- 、-SOCH2-
、-SO2CH2-、-SCH2CH2- 、-SOCH2CH2-、-SO2CH2CH2-
、-NHCH2CH2-、-N(CH3)CH2CH2-、-CH2N(CH3)CH2CH2-
、-CONHCH2CH2-、-SO2NHCH2CH2- 、-COCH2- 、-CH=CHC
H2-、 -CH2OCH2CH2- 、-O- 、-S- 、-NH-、-SO2- 、-SO
2NH- 、-CONH-、-CH=CH- 、-CH2S-、-CH2NH- 、-CONHCH
2- 又は -SO2NHCH2-から選択された請求項2の化合物。 - 【請求項12】 1ないし3個のRa ラジカルが以下の
式のタイプIIの置換基よりそれぞれ選択された請求項2
の化合物。すなわち: -OCH3 -OCH2CH2Na -OCH2CH2OH -CF3 -F -Cl -Br -I -OH -OCOCH3 -OCONH2 -SCH3 -SOCH3 -SO2CH3 -SCH2CH2OH -SO2CH2CH2OH -SO2CH2 -SO2N(CH3)2 -NHCHO -NHCOCH3 -NHCO2CH3 -NHSO2CH3 -CN -CHO -COCH3 -COCH2OH -CH=NOH -CH=NOCH3 -CH=NOCH2CO2H -CH=NOCMe2CO2H -CH=NOCMe2CO2Me -CO2CH2CH2OH -CONH2 -CONHCH3 -CON(CH3)2 -CONHCH2CN -CONHCH2CONH2 -CONHCH2CO2H -CONHOH -CONHOCH3 - テトラゾリル -CO2Na -SCF3 -PO3NaH -CONHSO2Ph -CONHSO2NH2 -SO3Na -SO2NHCN -SO2NHCONH2 -CH=CHCN -CH=CHCONH2 -CH=CHCO2Na -C≡C-CONH2 -C≡C-CN -CH2OH -CH2N3 -CH2CO2Na -SO2CH2CH2OH 又は -CH2I. - 【請求項13】 以下の構造式の化合物。すなわち: 【化18】 【化19】 【化20】 【化21】 【化22】 【化23】 【化24】 【化25】 【化26】 【化27】 【化28】 【化29】 【化30】 【化31】 【化32】 【化33】 【化34】
- 【請求項14】 構造式: 【化8】 の化合物であって、 式中、 RはH又はCH3 であり、 P′は除去可能な水酸基の保護基であり、 Ra は水素及び下記に示すタイプI及びタイプIIの置換
基からなる群より独立に選択されるものであり、ただし
1個のRa はタイプIの置換基であり、別の1個のRa
は水素であり、残りの3個のRa は水素又はタイプIIの
置換基より選択され、ここでタイプIの置換基とは: I.a) 【化9】 〔式中、 Aは(CH2)m−Q−(CH2)n であるが、ここにmは0
〜6であり、nは1〜6であり、そしてQは共有結合、
O、S、SO、SO2、NH、−SO2NH−、−NHS
O2−、−CONH−、−NHCO−、−SO2N(C1−
C4アルキル)−、−N(C1−C4アルキル)SO2−、−
CON(C1−C4アルキル)− 、−N(C1−C4アルキ
ル)CO−、−CH=CH−、−CO−、−OC(O)
−、−C(O)O−又はN(C1−C4アルキル)である。そ
して(CH2)m はナフチル部分に結合している。 【化10】 は5又は6員単環ヘテロ環又は8、9又は10員二環ヘ
テロ環であり、このヘテロ環は芳香族の第1の5又は6
員環に第1の窒素を有する。ヘテロ環は前記第一の窒素
によってAと結合し、この窒素はこの結合と環結合によ
って第4級である。第1の環は0ないし1個のO又はS
いずれかを有し、さらに上記に加え0ないし3個の窒素
原子を有するが、任意に3又は4員部分と結合して任意
の第2の環を形成してよい。この部分は少なくとも1個
の炭素原子、0又は1個のOかSのいずれかを有し、0
ないし2個の窒素を有する。この部分は飽和でも不飽和
でもよく、第2の環は芳香族であってもなくてもよい。 Rc は下記IIとして定義するように水素又は−NRyRz
である (Ry とRzは下記IIに定義する)が、Rc が
2個以上存在する場合にはRa から1つ、H又は −N
RyRz から1つそれぞれ選択する。Rc は環結合によ
って原子価を満足しない環の炭素原子又は窒素ヘテロ原
子と結合する。〕; I.b) 【化11】 〔式中、 【化12】 は5又は6員単環ヘテロ環あるいは8、9又は10員二
環ヘテロ環であり、ヘテロ環は芳香族の第1の5又は6
員環に第1の窒素を有する。前記第1窒素は環結合に加
えて置換基Rd によって第4級であり、置換基Rd がな
いときには電気的に中性である。ヘテロ環の炭素原子に
よってA′に結合する。第1の環は0又は1個のOかS
いずれかを有し、さらに0ないし2個の窒素原子を有す
る。第1の環は任意に3又は4員部分と結合して任意の
第2の環を形成してもよい。この部分は少なくとも1個
の炭素原子を有し、0又は1個のOかSいずれか、0な
いし2個の窒素原子を有する。この部分は飽和でも不飽
和でもよく、第2の環は芳香族であってもなくてもよ
い。 Rc は前記に定義した通りである。 Rd は水素、NH2 、O−又はC1−C4アルキルである
(アルキル基は下記IIcに定義するRq で任意に1価置
換してよい)。 A′は(CH2)m−Q−(CH2)n であり、mは0〜6で
あり、nは0〜6である。Qは、mとnがどちらも0の
場合には共有結合ではないことをのぞけば前記のとおり
であり、(CH2)m はナフチル部分に結合する。〕; I.c) −Ap−N+ Ry(Rw)0-1(Rz) 〔式中、Ry とRz は下記IIに定義する。 さらにRy とRz は、一緒になってC2−C4アルキレン
基として(下記に定義するRq により任意に1価置換し
てもよい)環を形成できるが、この環はN(O)Re 又は
N+(Re)2 により断続される(式中Re は水素、C1−
C4アルキル又は下記に定義するRq により1価置換さ
れたC1−C4アルキルである)。 Rw は水素、C1−C4アルキル、O- 、NH2 である
か、又は存在しないが、この場合には窒素は電気的に中
性であり、 さらにRw 、Ry 及びRz は一緒になって、N+ ととも
に二環を形成するC5−C10分岐アルカントリイル基を
形成できるが、この分岐アルカントリイル基は、下記に
定義するRq で任意に1価置換できる。分岐アルカント
リイル基の第3級炭素は、窒素、N+Re(Re は前記に
定義した通り)又はN+−O- で任意に置き換えでよ
い。 pは0又は1である。 Aは前記に定義した通りである。〕;又は I.d) 【化13】 〔式中、 【化14】 は5又は6員単環ヘテロ環あるいは8、9又は10員二
環ヘテロ環であり、このヘテロ環は第1の環に第1の窒
素を有し、飽和でも不飽和てもよく芳香族でない。第1
窒素は環結合に加えて1又は2個の置換基Rd によって
第4級であるか、そうでない場合には環結合に加えて0
又は1個の置換基Rd によって中性である。ヘテロ環の
炭素原子又は第4級でない窒素原子によってA′に結合
している。第1の環は、炭素と第1の窒素に加えて、前
記結合を作る第4級でない窒素、O、S、S(O)、S
(O)2 及びNRe (Re は前記に定義した通り)から成
る基のうちから選択した0ないし1個の基を有する。第
1の環は2、3又は4員部分と結合して任意の第2の環
を形成してよい。この部分は炭素の他に結合を作る第4
級でない窒素を有し、飽和でも不飽和でもよい。第2の
環は芳香族ではない。 Rd は前記に定義した通りであり、Rd が2個以上窒素
上に存在する場合には、少なくとも1個のRd は水素又
はC1−C4アルキルである。 A′は前記に定義した通りである。 Pは前記に定義した通りである。 Rq は下記に定義した通りである。 タイプIに関して、Ra 置換基は、陰イオンの形態のZ
によって中性となる。 Zはメタンスルホニルオキシ、トリフルオロスルホニル
オキシ、フルオロスルホニルオキシ、p−トルエンスル
ホニルオキシ、2,4,6−トリイソプロピルベンゼン
スルホニルオキシ、p−ブロモベンゼンスルホニルオキ
シ、p−ニトロベンゼンスルホニルオキシ、ブロモ及び
ヨードである。〕であり、 タイプIIの置換基は: II. a)トリフルオロメチル基:−CF3 ; b)ハロゲン原子:−Br 、−Cl 、−F、又は−I; c)C1−C4アルコキシ基:−OC1-4 アルキル〔ここ
でアルキルはRq により任意に1価置換してよいが、 Rq は −OH、−OCH3 、−CN 、−C(O)NH
2 、−OC(O)NH2 、CHO、−OC(O)N(C
H3)2、−SO2NH2、−SO2N(CH3)2 、−SOC
H3、−SO2CH3 、−F、−CF3、 −COOMa
(Ma は水素、アルカリ金属、メチルフェニル又は以下
に定義するM)、テトラゾリル(ただし結合部位はテト
ラゾール環の炭素原子であり、窒素原子の1個は前記に
定義したMa で1価置換される)及び −SO3Mb (M
b は水素又はアルカリ金属又は以下に定義するM)から
成る一群から選択した基である。〕; d)水酸基又は保護した水酸基:−OH又は−OP′; e)カルボニルオキシ基:−O(C=O)Rs 〔式中、 Rs はC1-4アルキル 又はフェニルであり、いずれも前
記に定義のRq で任意に1価置換できる。〕; f)カルバモイルオキシ基:−O(C=O)N(Ry)Rz
〔式中、 Ry とRz はそれぞれH、C1-4 アルキル(前記に定義
のRq で任意に1価置換してよい)であるか、一緒にな
って3ないし5員アルキレン基として環(前記に定義の
Rq で任意に置換される)を形成するかあるいは一緒に
なって−O−、−S−、−S(O)−又は−S(O)2− に
より断続されて、2ないし4員アルキリデン基として環
(これは前記に定義のRq で任意に1価置換してよい)
を形成する。〕; g)硫黄基; −S(O)n−Rs〔式中n=0〜2でありRs は前記に定
義の通りである。〕; h)スルファモイル基: −SO2N(Ry)Rz 〔式中Ry とRz は前記に定義した
ものである。〕; i)アジド:N3 ; j)ホルムアミド基:−N(Rt)(C=O)H 〔式中、 Rt はH又はC1-4 アルキルであり、このアルキルは前
記に定義のRq で任意に1価置換される。〕; k)(C1−C4アルキル)カルボニルアミノ基: −N(Rt)(C=O)C1-4アルキル〔式中Rt は前記に定
義したものであり、やはりアルキル基は前記に定義のR
q で任意に1価置換される。〕; l)(C1−C4アルコキシ)カルボニルアミノ基: −N(Rt)(C=O)OC1-4アルキル〔式中Rt は前記に
定義したものであり、又アルキル基は前記に定義のRq
で任意に1価置換される。〕; m)ウレイド基: −N(Rt)(C=O)N(Ry)Rz 〔式中Rt 、Ry 及びR
z は前記に定義したものである。〕; n)スルホンアミド基:−N(Rt)SO2Rs 〔式中Rs
とRt は前記に定義したものである。〕; o)シアノ基:−CN; p)ホルミル又はアセタール化したホルミル基:−(C
=O)H又は −CH(OCH3)2 ; q)カルボニルをアセタール化した(C1 −C4 アルキ
ル)カルボニル基: −C(OCH3)2C1-4アルキル 〔式中アルキルは前記に
定義のRq で任意に1価置換してよい。〕; r)カルボニル基:−(C=O)Rs 〔式Rs は前記に定
義したとおりである。〕; s)酸素又は炭素原子をC1−C4アルキル基で任意に置
換してもよいヒドロキシイミノメチル基:−(C=NO
Rz)Ry〔式中Ry とRz はともに結合して環を形成し
ないことをのぞけば前記に定義の通りである。〕; t)(C1−C4アルコキシ)カルボニル基:−(C=O)
OC1-4アルキル 〔式中アルキルは前記に定義のRq で任意に1価置換さ
れる。〕; u)カルバモイル基:−(C=O)N(Ry)Rz〔式中Ry
とRz は前記に定義したものである。〕; v)窒素原子をさらにC1−C4アルキル基で置換しても
よいN−ヒドロキシカルバモイル又はN(C1−C4アル
コキシ)カルバモイル基: −(C=O)−N(ORy)Rz〔式中Ry とRz は、ともに
結合して環を形成しないことをのぞけば前記に定義の通
りである。〕; w)チオカルバモイル基:−(C=S)N(Ry)Rz〔式中
Ry とRz は前記に定義したものである。〕; x)カルボキシル:−COOMb〔式中Mbは前記に定義
したものである。〕; y)チオシアン酸基:−SCN; z)トリフルオロメチルチオ:−SCF3 ; aa)結合部位がテトラゾール環の炭素原子であり、窒
素原子1個が水素、アルカリ金属又は、前記に定義のR
q で任意に1価置換したC1 −C4 アルキルのいずれか
によって1価置換されたテトラゾリル; ab)以下の一群から選択した陰イオン基、すなわち ホスホノ〔P=O(OMb)2〕;アルキルホスホノ{P=
O(OMb)−[O(C1−C4アルキル)]}; アルキルホス
フィニル〔P=O(OMb)−(C1−C4アルキル)〕;ホ
スホルアミド〔P=O(OMb)N(Ry)Rz 及びP=O
(OMb)NHRx〕;スルフィノ(SO2Mb);スルホ
(SO3Mb);式CONMbSO2Ry 、CONMbSO2
N(Ry)Rz 、SO2NMbCON(Ry)Rz より選択した
アシルスルホンアミド;及びSO2NMbCN〔ただし式
中、 Rx はフェニル又はヘテロアリールであり、ヘテロアリ
ールは5又は6個の環原子を有する単環芳香族炭化水素
基である。炭素原子が結合部位であり、炭素原子1個は
窒素に置き換えられている。さらにもう1個の炭素原子
は、O又はSから選択したヘテロ原子に任意に置き換え
てもよい。さらに1ないし2個の炭素原子を窒素ヘテロ
原子に任意に置き換えてもよく、フェニル及びヘテロア
リールを前記に定義のRa で任意に1価置換できる。M
b は前記した定義したものであり、Ry とRz も前記に
定義したものである。〕; ac)以下のようなC5 −C7 シクロアルキル基であっ
て、環の炭素1個はO、S、NH又はN(C1−C4アル
キル)より選択したヘテロ原子に置き換えられていて、
さらに炭素原子1個をNH又はN(C1−C4アルキル)
に置き換えてもよく、各ヘテロ原子に隣接する炭素原子
の少なくとも1個は、結合している水素のいずれもが1
個の酸素で置換されていて、それによってカルボニル部
分を形成している、環には1又は2個のカルボニル部分
が存在する基; ad)前記の置換基a)ないしac)及び、前記に定義
のRq で任意に置換してよいフェニルのうちの1つによ
り任意に1価置換してもよいC2−C4アルケニル基; ae)前記の置換基a)ないしac)で任意に1価置換
したC2−C4アルキニル基; af)C1−C4アルキル基; ag)前記置換基a)ないしac)の1つで1価置換し
たC1−C4アルキル; ah)2−オキサゾリジノニル部分であって、結合部位
はオキサゾリジノン環の窒素原子であり、環炭素原子
は、S及びNRt (Rt は前記に定義したもの)、から
選択したヘテロ原子に任意に置き換えられ、そしてオキ
サゾリジノン環の飽和炭素原子の1個は、前記置換基
a)ないしag)のうちの1つにより任意に1価置換し
てもよい部分;であり、 Mは除去できるカルボキシル保護基である化合物。 - 【請求項15】 Mが以下から成る一群から選択される
請求項14記載の化合物。すなわち:アルキル、置換し
たアルキル、ベンジル、置換したベンジル、アリール、
置換したアリール、アリル、置換したアリル及びトリオ
ルガノシリル。 - 【請求項16】 P′が以下から成る一群から選択され
る請求項14の化合物。すなわち:トリアルキルシリ
ル、アリール(アルキル)アルコキシシリル、アルコキ
シ(ジアリール)シリル、ジアリールアルキルシリル、
アルキルオキシカルボニル、置換したアルキルオキシカ
ルボニル、ベンジルオキシカルボニル、置換したベンジ
ルオキシカルボニル、アリルオキシカルボニル及び置換
したアリルオキシカルボニル。 - 【請求項17】 構造式: 【化42】 〔式中、P′は除去できる水酸基の保護基;Mは除去で
きるカルボキシの保護基;Ra はH、Cl、Br、I、SC
H3、CN、CHO 、SOCH3 、SO2CH3、CO2M、CONH2 、OP′及
びCH2OP から成る一群から選択され、そしてZはアルキ
ルスルホニルオキシ、置換したアルキルスルホニルオキ
シ、アリールスルホニルオキシ、置換したアリールスル
ホニルオキシ、フルオロスルホニルオキシ及びハロゲン
から成る一群より選択される、〕 の化合物。 - 【請求項18】 Mが以下から成る一群より選択される
請求項17の化合物。すなわち:アルキル、置換したア
ルキル、ベンジル、置換したベンジル、アリール、置換
したアリール、アリル、置換したアリル及びトリオルガ
ノシリル。 - 【請求項19】 P′が以下から成る一群から選択され
る請求項17の化合物。すなわち:トリアルキルシリ
ル、アリール(アルキル)アルコキシシリル、アルコキ
シ(ジアリール)シリル、ジアリールアルキルシリル、
アルキルオキシカルボニル、置換したアルキルオキシカ
ルボニル、ベンジルオキシカルボニル、置換したベンジ
ルオキシカルボニル、アリルオキシカルボニル及び置換
したアリルオキシカルボニル。 - 【請求項20】 Zが以下から成る一群から選択された
請求項17の化合物。すなわち:メタンスルホニルオキ
シ、トリフルオロメタンスルホニルオキシ、フルオロス
ルホニルオキシ、p−トルエンスルホニルオキシ、2,
4,6−トリ−イソプロピルベンゼンスルホニルオキ
シ、p−ブロモベンゼンスルホニルオキシ、p−ニトロ
ベンゼンスルホニルオキシ、ブロモ及びヨード。
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1991
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