JPH0799609B2 - 電子スチルカメラの記録装置 - Google Patents

電子スチルカメラの記録装置

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JPH0799609B2
JPH0799609B2 JP8647386A JP8647386A JPH0799609B2 JP H0799609 B2 JPH0799609 B2 JP H0799609B2 JP 8647386 A JP8647386 A JP 8647386A JP 8647386 A JP8647386 A JP 8647386A JP H0799609 B2 JPH0799609 B2 JP H0799609B2
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、磁気シート上に映像信号等を記録する電子ス
チルカメラの記録装置に関する。
従来の技術 電子スチルカメラの記録装置としては、何よりもまずそ
のコンパクトさが要求される。このコンパクトさを達成
するために、構成要素の簡素化、部品の小型化などが図
られており、特にヘッドをシートの径方向へ移動させる
移動機構は占有体積も大きく、強くその小型,簡素化が
追求されている。例えば、通常のフロッピーディスクド
ライブのように、ステッピングモータの回転力を精密ネ
ジやスチールベルトでヘッドの直線運動に変える機構な
どでは、確かにヘッドの高速往復動などに都合がいい
が、モータやその駆動回路、変換機構などがどうしても
大きくなってしまい、カメラ組込用のメカニズムには向
かない。そこで、記録を主にした装置というカメラの位
置付けにおいて、ヘッドの移動を単一方向に限定し、シ
ートを変える度にヘッドを初期位置へ戻す方式が提案さ
れ、定着して来ている。すなわち、たとえば常にヘッド
を一方向に付勢しておき、ソレノイドによってこの付勢
力に抗してヘッドを移動させ、ラチェット機構でその位
置を保持する。そしてシートを変える時に装着部材など
によってこのラチェット機構の係合を解除して、付勢力
によって、ヘッドを初期位置へ戻すといった方法があ
る。(また、ヘッド自体の付勢方向は前述とは異なり、
移動方向と同じであるが、最終的に、ヘッドを初期位置
へ戻すのはチャージされた別のバネ力であるという方法
もある。) 発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記の方法では、ヘッドを初期位置へ戻
すのにバネ付勢で行うため、その付勢力がどうしても移
動機構に対する負荷となる。またヘッドが初期位置へ戻
った時にヘッドに衝撃がかかるため、高精度を要するヘ
ッドの位置決めに対して不利になる。このヘッドの位置
決めは、前述のカムによる、シートの径方向の位置決め
も精度を必要とするが、それよりもシートとのヘッドタ
ッチに大きな影響を及ぼす、ヘッドの高さや傾きといっ
た、非常に高精度を要求されるポイントが達成されなく
てはならない。そのため、この衝撃はぜひとも回避しな
くてはならない。そこでダンパーを設けることも考えら
れるが、最初に述べた可能な限りの小型軽量化,機構の
簡素化を追求するこの種の装置には望ましくなく、解決
策が切望されていた。
問題点を解決するための手段 本発明は磁気シートに信号を記録する磁気ヘッドと、こ
の磁気ヘッドを搭載する磁気ヘッド保持部材と、この磁
気ヘッド保持部材と、この磁気ヘッド保持部材と当接し
て前記磁気ヘッドの位置決めを行うカムと、前記磁気ヘ
ッド保持部材とを前記カムに当接する方向に付勢する弾
性部材と、前記カムと一体的に構成されたラチェット
と、このラチェットに係合する爪と、前記磁気シート保
持する装着部材と、エジェクトレバーとからなり、この
エジェクトレバーに連続する第1、第2のストロークを
設け、この第1のストローク内において前記エジェクト
レバーの動きを前記磁気ヘッド保持部材に伝え前記弾性
部材の付勢力に抗して前記磁気ヘッドを初期位置へ移動
させる連結部材を備えるとともに、前記第2のストロー
ク内において前記エジェクトレバーの動きを前記装着部
材に伝え、前記磁気シートを装置外へ排出させる解除部
材を備えた電子スチルカメラの記録装置である。
作用 本発明は上述した構成により、シートを本体外へ排出す
る時に必ず必要なエジェクト動作の力によって、直接ヘ
ッドを初期位置へもどすようにしたので、バネ付勢の必
要がなくなり、負荷の増大やヘッドへの衝撃を回避する
ことが可能である。また人手(とは限らないが)による
エジェクト動作の力を利用するため機構も複雑にならず
に済む。これはエジェクト動作の力が本装置外の力によ
るものだからであり、装置自体は極限まで簡素化を追求
できることになる。
実施例 以下、図面を用いて本発明の一実施例について詳しく説
明する。
第1図A,Bは本発明による記録装置の構成図である。カ
セット1はシャッター2によってヘッド挿入口(後述)
を塞いでおり、このシャッター2は矢印3の方向へ移動
可能である。そのため、カセット1を矢印4の方向にス
ライドさせてコンパートメント5内へ挿入することによ
り、シャッター開閉機構6によってシャッター2を開
く。この、コンパートメント5とガレージ8が特許請求
の範囲に記載された磁気シートを保持する装着部材に相
当する。カセット1がコンパートメント5から排出され
る時、シャッター開閉機構6によって自動的にシャッタ
ー2は閉じられる。コンパートメント5はカセット1の
挿入される側に、複数のガイド片7a〜7fを備えており、
挿入し易くなっている。ガレージ8はコンパートメント
5の外側に配されており、ともにベースプレートの上の
サポートシャフト10a,10bに軸支される。この軸支方向
はカセット1の挿入方向、すなわち矢印4の方向を向い
ている。従ってカセット1を挿入する際はベースプレー
ト9に対して傾斜した状態でスライドさせることにな
る。ただしスライド方向はベースプレート9に対して平
行になり、スライドプレートA11と連動するのに支障が
ない。スライドプレートB12はスライドプレートA11の上
にあり、ともにカセット挿入方向にベースプレート9上
をスライドして、ヘッド13の移動やカセット1の排出な
どを行う。この2枚の板はバネ14により互いに引きあっ
ている。スライドプレートA11の折曲部11aはカセット1
と係合して、挿入時には矢印15方向へ移動して、スライ
ダ16のチャージを行って、ソレノイド17の吸引による2
段構造爪(後述)の作動によってヘッド13の移動を行
う。ガレージ8が開放(図のような状態であるが、図は
説明のために実際より大きく開いている)されると、開
放バネ18がフック板19を、その突部19aと係合して動か
し、スライドプレートA11のフック部11bの係合をはず
し、スライドプレートA11が、カセット1の挿入でチャ
ージされたバネ(後述)の力により矢印15と反対方向に
進む。この動きにより、折曲部11aはカセット1をコン
パートメント5外へ排出する。またスライドプレートA1
1は同時にスライドプレートB12を押してゆくことによっ
て、スライドプレートB12のラック部12a、ギアプレート
20に設けられたギア21,22を介して、ラチェット23に動
きが伝えられ、一体に設けられたカム(後述)を初期位
置へともどす。詳しくは後に第8図及び第12図を用いて
説明するのでここでは図示していないがベースプレート
9の裏側に配されたヘッドプレート98を外力により矢印
99方向へ移動させることにより、この動きをスライダ16
に伝え、カムフォロワー24をカムから離間してヘッド13
を初期位置にもっていく。このスライダ16が特許請求の
範囲に記載された磁気ヘッド保持部材に相当する。スラ
イダ16はスライドブロック25に押えバネ26a〜26c(26d
は後述)と調整ネジ(後述)に保持されたスライドシャ
フト27a,27bに沿って移動し、カム側にバネ付勢されて
いる。そのためヘッドプレート98に矢印99方向の力が加
わらない時はカムに当接する。
ガレージ8はバネ28がベースプレート9のバネ掛け部29
とガレージのバネ掛け部30とにかけられていることによ
り、常に開こうとし、またバネ31がコンパートメント5
をガレージ8から遠ざけるように付勢している。今、カ
セット1をコンパートメント5内に挿入し、ガレージ8
を閉じれば、まずコンパートメント5が高さ決めピン32
に当接するまで降下し、カセット1はその位置決め穴33
a,33bが、位置決めピン34a,34bに嵌合して位置決めさ
れ、その2つのピンと、高さ決めピン35によって高さも
決定される。この間、カセット1の誤消去防止爪36に係
合するスイッチ37はガレージ8の突部38によって、カセ
ット1と係合しない位置に押しやられている。この後、
ガレージ8が降下することにより、押えバネ39らがカセ
ット1を保持し、挿入バネ40がモータ41のスピンドル42
にセンターコア(後述)を押し込む。また、パッドバネ
43によりガレージ8に保持されたパッドプレート44には
PG45やパッド46が具備されているが、これらも、パッド
高さ決めピン47a,47bがパッド46に当接し、また、高さ
調整ネジ48がスピンドル42の中央部(後述)に当接して
位置決めされる。これらの動作の終了後、ガレージ8の
ロック穴49がロック50に係合してガレージ8を固定す
る。開放するには押圧部50aをバネ51に抗して押すこと
により、ロック50の係合が解除されるようにする。
このようにしてカセット1をベースプレート9上に固定
し、ヘッド13による記録を行うものであるが、各部の動
作に関してより詳しく図面により説明する。
第2図は使用されるカセット1の説明図である。内蔵さ
れた磁気シート52はセンターコア53に貼着されている。
このセンターコア53には位置決め壁54a,54b、位置決め
バネ55、PGヨーク56が設けられ、スピンドル42に対して
位置決めされる。筐体57には、前述の如く33a,33bの位
置決め穴があり、位置決めピン34a,34b、高さ決めピン3
5により位置決めされる。58はシャッター2が矢印3方
向にスライドした後2′、磁気シート52を露呈させるた
めに筐体57の両側に同形状で設けられた窓であり、パッ
ド高さ決めピン47a,47bもこの窓58内を使用する。59は
ラベルであり、使用した月日などを書いて整理できるよ
うになっている。36の誤消去防止爪は裏側に設けられ、
記録した内容を誤って消去したり重ね書きを防止するの
に使用される。
第3図はベースプレート9上の構成を示している。第4
図〜第8図は各構成要素の説明図であり、以上の図面を
用いて説明を行う。第4図は第3図のX方向、第5図は
Y方向、第7図A,BはZ方向より見たところである。な
た第8図は裏側をみたところである。スライドプレート
A11はカセット1により、バネ60に抗して矢印15方向に
移動し、フック板19によってチャージした状態(第4図
11′)で保持される。フック板19はガレージ8が降下す
るときは開放バネ18がたわむために動かないが、上昇す
る時はその形状によりバネ61に抗して移動してフック部
11bとの係合がはずれて、スライドプレートA11は矢印15
と逆方向に動く。スライドプレートB12はバネ14によ
り、スライドプレートA11と互いに引き合っており、最
終的には、当接してそのバネ力はなくなり、バネ60の力
で一体的に移動する。この移動は前述のようにラック部
12a、ギア21,22を介してラチェット23と一体化して設け
られたギア62を回転させ、カム63をも回転させる。この
カム63により磁気ヘッド13の位置ぎめをおこなう。第6
図Aはこの時の様子を示しておりポインタ64はラチェッ
ト23と係合しているが、ラチェット23が軸65に対し矢印
66方向に回転するため、64′のように動き、ラチェット
23の回転は可能である。67はカウンタレバーであり、軸
68をポインタ64と共有し、その端部67aをバネ69により
引かれて時計方向に付勢され、他の端部67bがベースプ
レート9のストッパ部70に当接している。ポインタ64と
カウンタレバー67とが特許請求の範囲に記載されている
ラチェット23に係合する爪となる。このカウンタレバー
67はポインタ64を上下からはさみ込むように構成され、
バネ71を具備し、ポインタ64を付勢する。ポインタ64の
突部64aは爪部64bがラチェット23と当接して止まってい
るため端部67aとの間に、すき間dを生じている。これ
らのバネ力は小さくてすむため、スライドプレートA11
の移動にはあまり負荷とはならない。つまり、特に爪部
64aをラチェット23から離間させるための機構を必要と
せず、簡単にカム63を初期位置へと移動させることがで
きる。ヘッド13はスライダ16にネジ止めされている。バ
ネ60の力で移動するスライドプレートA11の動きは、ス
トッパ74により、所定の位置で止められその状態が保持
される。この時、ラチェット23は、ポインタ64の爪部64
bが、歯部23aとかみあう時にカム63がヘッド13に第1ト
ラック位置を与える位置まで回転する。しかし、ギア列
のかみ合い部分にはガタがあり、またラチェット23等の
慣性力により歯部23aがオーバーランをして、カム63に
正しい位置を与える状態よりも進んでしまう可能性があ
る。そこでラチェット23には、ストッパピン96が、また
ベースプレート9にも、ストッパピン97が設けられてい
る。この2つのストッパピン96,97は、スライドプレー
トA11がストッパ74に当接して止まった時に、すき間d
を生じるように配されている。このすき間dは、ラチェ
ット23はオーバーランしても、次の歯まで進まないだけ
の長さとなっている。すなわち、ギア列のガタによるオ
ーバーランを確実に防ぐものである。しかし全体のバネ
60による衝撃はすでにストッパ74で受けており、とく
に、これらのストッパピン96,97には衝撃力が伝わら
ず、ただオーバーランを防ぐだけである。すなわち、カ
ム63を確実に初期位置へ移動させるための力は他の部分
でうけて、余分な力だけをラチェット23で受けるように
構成して、正確な位置関係をくずすようなことのないよ
うに配慮しているものである。
このようにガレージ8を開放することによって、カセッ
ト1が排出され、カム63も初期位置にもどる。この時、
第8図に示すようにスライドプレートB12の動きに先だ
ってヘッドプレート98が矢印99方向に動く、この動きは
エジェクトレバーから直接得られるが、後述する。スラ
イダ16には、スライドブロック25,ベースプレート9を
貫通して、ベースプレート9の裏側で、ヘッドプレート
98の凸部98aと係合するヘッドピン100が設けられてい
る。ヘッドプレート98の凸部98aは通常、ヘッド13が最
内周を与える位置との間にすき間e1を有しており、ヘッ
ド13の移動に何ら支障を与えるものではない。ところ
が、エジェクトレバーにより与えられるストロークS
1は、すき間e1を有していたヘッドプレート98がヘッド
ピン100に係合してヘッド13を、その最外周位置(カム6
3が初期位置=第1トラック位置をとった時にカムフォ
ロワー24とカム63が当接してヘッド13の位置を決定する
位置100′)まで動かすストロークS2よりさらにe2だけ
余分に動いた位置100″まで動くように設定されている
(98′)。すなわち、この状態でカム63とカムフォロワ
ー24とが当接することはなく、前述のようにカム63の初
期位置への移動などの時に、カム63の負荷にならず、バ
ネ60を不必要に大きな力とすることがない。また、カム
63などの動きが伝わらないので、衝撃もないし、カム63
の外周やカムフォロワー24が傷ついたりすることもな
い。このため、精密な位置決め(高さ、傾き、トラック
位置)を要求されるヘッド13の移動機構としてきわめて
有効である。もちろんガレージ8の開放はこのヘッドプ
レート98の移動後に行なわれる如くエジェクトレバーが
構成してある。
さて、この状態で新たにカセット1を挿入すると、第4
図に示すように、その挿入方向はベースプレート9に平
行になり、スライドプレートA11が矢印方向に移動して1
1′に達してストップする。しかしスライドプレートB12
は第6図Aに示す如くポインタ64とラチェット23が係合
しており、移動できず、バネ14が引き伸ばされ、スライ
ドプレートB12にスライドプレートA11方向、すなわち矢
印15方向の付勢が与えられる。この力は前述の如く、ガ
レージ8が開放されて、スライドプレートA11と同B12と
が当接するまで存在し、第6図Bにおいては矢印75方向
の力となる。このため、ラチェット23は第6図Aの状態
にて安定する。ガレージ8を閉めると同時にヘッドプレ
ート98も元の位置にもどりヘッドピン100はフリーにな
るのでスライダ16もバネ95により、カム63に当接してい
るため安定し、ヘッド13の位置を決定する。このバネ95
が、特許請求の範囲に記載された弾性部材に相当する。
このチャージ力はバネ14,60に抗するものであるが、バ
ネ14はバネ76によるカム63とカムフォロワー24との接触
摩擦力に抗してラチェット23を回転し得るものであり、
バネ60は、ポインタ64とラチェットの摩擦力と、カセッ
ト1を排出しながらスライドプレートA11が移動できる
力を必要とする。そのため、多少大きな力となるが、カ
セット1の挿入動作、すなわち人間の手による動作、あ
るいはこの装置外の機構から得られる力によって行なわ
れるため、この装置にとって全く負担とならず、その簡
素化や小型化をさまたげることがない。しかも、バネ14
は2枚の板にひきあう力を与えるのみで、その大きさが
バネ60に影響を与えることがないし、カセット1排出の
際は、前述のようにヘッド13はヘッドプレート98によっ
て移動させられているので負荷にならない。すなわちチ
ャージ力を不必要に大きくすることもなく、カセット挿
入時の手に与える不快感や、他機構にかける負担も少な
い。また、ガレージ8やコンパートメント5の軸支方向
をカセット1のスライド方向と同じにしたことによっ
て、このカセット挿入力を容易に、ベースプレート9上
のスライド力に用いることが出来、変換機構も必要とし
ない。
こうした状況下において、ソレノイド17に通電する。第
6図Bの如くソレノイドシャフト76は吸引されて、矢印
77方向に動く。このため、カウンタレバー67をピン78を
介してバネ69に抗して、反時計方向に回転させる。端部
67aはポインタ64の突部64aに当接し、同じく、ポインタ
64を回転させる。この時、カウンタレバー67の爪部67b
はラチェット23と係合する位置へと移動し、その後ポイ
ンタ64の爪部64bは、ラチェットから離間する。ラチェ
ット23は前述の如く矢印75方向への付勢力があるため、
爪部67bに当接するまで回転する。この回転量は爪部64b
がラチェット23を一山越える如くに設定されている。し
かる後、ソレノイド17への通電を断ち、バネ69により、
再び第6図Aの状態にもどるようにする。この時、ラチ
ェット23は一山進んでおり、カム63により、スライダ16
が移動する。このようにしてヘッド13をソレノイド17へ
の通電1回につき1トラックずつ移動させる。ソレノイ
ド17の吸引力はバネ69と、矢印75方向の付勢力によるラ
チェット23とポインタ64との摩擦力に抗するだけで良
く、きわめて小さい力ですみ、したがってソレノイド17
の小型化や省電力化に大いに役立つ。また通電もON−OF
Fだけで良いため回路構成も簡単になる。このヘッド13
の移動は、第3図において矢印73と逆方向に行なわれ、
13′まで動く。また、ポインタ64とカウンタレバー67と
を2段構成にしたために、ヘッド13の位置決め、すなわ
ちラチェット23の位置決め時に、カウンタレバー67とポ
インタ64との間にすき間dを持たせて、カウンタレバー
67が影響を与えることがないようにしてその精度を保つ
ようにできる。また、カム63を初期位置にもどす時は、
ポインタ64を単独に動かし、カム63を動かしてヘッド13
を送る時は一体化して動かして、機構が複雑化するのを
防いでいる。
ヘッド13はスライダ16に固着されているが、このスライ
ダ16のガイド部材である2本のスライドシャフト27a,27
bは、第7図Bの如く構成されている。スライドシャフ
ト27aはスライダ16の係合穴16aに挿入されている。79は
ブシュである。またスライドシャフト27bは係合溝16bに
嵌合しており、スライドシャフト27aで上下左右を27bで
上下を決定する。このため、スライドシャフト27aは図
の如く、スライドブロック25に対し、2本の調整ネジ8
0,81と押えバネ26bにより保持され、その上下左右位置
を調整可能としている。(図示はないが他端も同様の構
成である。)またスライドシャフト27bは調整ネジ82と
押えバネ26cで保持され、その上下位置が調整可能とな
っている。(他端も同じ構成)。このようにヘッド13の
位置は、モータ41に対する微妙な上下左右、傾きなどを
そのストローク全域にわたって完全に調整可能となり、
磁気シート52との接触や、トラック精度を保つ上で非常
に有効である。又、カム63とスライダ16との位置関係は
調整板72により、調整可能であり、ヘッド13の位置はカ
ム63やラチェット23以外には高精度を必要とせずとも十
分に高い性能を得ることができる。
一方、ガレージ8等の構成を第9図A,B、第10図を用い
て説明する。これらは第3図のY方向から見た図であ
る。
第9図においてAは開放状態、Bがカセット1をモータ
41にセットした状態である。第5図にみられる如く、カ
セット1を位置決めする2本の位置決めピン34a,34bは
サポートシャフト10a,10bを結ぶ、ガレージ8及びコン
パートメント5の回動軸から遠いところにあり、カセッ
ト1の脱着に影響を及ぼすのはモータ41とパッド46など
であることになる。第8図Aの如く本実施例はこれらの
部材も、ガレージ8の軸方向、カセット1の窓58内に入
って来るパッド46に対する位置の選び方により、このカ
セット1を使用する上において、もっとも、その開放角
度を小さくした状態で逃げられるように構成されてい
る。すなわち、カセット1を脱着する状態で、その開放
角度を最小とし、ゴミなどの侵入や手指などによる内部
への接触などを防いでいる。ガレージ8の開放角度はサ
ポートシャフト10bを有する部材との当接で決まり、ガ
レージ8に対するコンパートメント5の開放角度はコン
パートメント5の突部83によって決定される。さて第9
図Aから第9図Bへの動きにおいて、挿入バネ40は、A
ではカセット1が脱着できるだけ、コンパートメント5
の上方に位置している。このままガレージ8を降下させ
ると、ガレージ8とコンパートメント5との相対角度は
バネ31により保持されたまま、カセット1がモータ41へ
とセットされていく。センターコア53はスピンドル42に
挿入されるが、その時、多少の抵抗力があり、挿入が不
完全になることが考えられる。コンパートメント5がス
トップした後はガレージ8のみが降下を続け、挿入バネ
40がセンターコア53を押圧して、スピンドル42に確実に
押し込む。さらに、ガレージ8を回動降下させると、コ
ンパートメント5の上側の凸片84と、挿入バネ40が当接
する。このため先端40aはセンターコア53から上方へと
離間し、第8図Bの如くになり、センターコア53を回転
させる上における負荷とはならない。このように、ガレ
ージ8に設けられた挿入バネ40は板バネ1枚という簡単
な構成ながら、センターコア53のスピンドル42への確実
な挿入と、その後の離間動作を行うことができ、価値あ
るものである。
同様にガレージ8に設けられたパッドバネ43によって、
ベースプレート9側に付勢保持されたパッドプレート44
に配されたPG45やパッド46も、図のとおり、パッド高さ
決めピン47aらによって精密にその高さが決定される。
第10図はパッドプレート44の位置が決まった状態を示し
ている。パッド46は2本のパッド高さ決めピン47a,47b
に当接して高さが決まる。パッドプレート44には、モー
タ41の中心部85に相当する位置に高さ調整ネジ48がバネ
86で付勢されてガタを吸収しつつ具備されている。この
高さ調整ネジ48を最後の1つとしてパッドプレート44、
すなわちパッド46やPG45の高さ決めが正確に行われる。
その平面的位置についてはパッドバネ43によりすでに決
定される。
この結果、ヘッド13と磁気シート52との接触や、PGピン
87とPGヨーク56との関係も確実に保証されることにな
り、その記録性能を十分なものとすることができる。な
お、PGヨーク56は磁気シート52を貼着し、モータ41の受
け台部88と当接する磁性板89と一体的に設けられ、この
磁性板89を吸着して位置決めや、回転駆動力の伝達を行
うマグネット90の磁力をPGピン87に伝える。これをコイ
ル91で検出し、PG出力とするのである。
次に第11図A,Bを用い、スイッチ37の動きを説明する。
前述の如くカセット1の脱着の際、それを妨げる部品は
すべてその経路外に退避している。ただし、誤記録防止
爪36はガレージ8の軸心付近にあり、そのスイッチ37も
その付近にあるので通常の検出可能位置から移動する必
要がある。これは第11図Aにみられる。そこでBの如
く、ガレージ8の突部38が、ガレージ8の開放時に、ス
イッチ37を設けたスイッチプレート92を付勢するバネ93
に抗して動かし、矢印15方向、あるいはその逆方向への
カセット1のスライドの支障にならないように構成す
る。スイッチプレート92はベースプレート9の側壁部
(図示せず)に軸94により軸支されており、ベースプレ
ート9に当接して、位置が決まっている。そして前述の
如く、この状態から移動してカセット1のスライドを邪
魔しないようにするのである。このためガレージ8の軸
支方向の決定にスイッチ37を考慮せずに済むため設計の
自由度が増し他の長所を生かすことができ有効である。
最後に第12図を用いてエジェクトレバーの構成を説明す
る。エジェクトレバー101を矢印102方向に動かすとバネ
103で引っ張られ係合レバー104も同じように動く。この
係合レバー104は前述のヘッドプレート98を矢印99方向
へと移動させヘッド13を動かす。係合レバー104の係合
部104aとヘッドプレート98との間にはすき間f1があるた
め、ヘッドプレート98のストロークS1とf1とをたした量
だけ進んだところにストッパ105が設けられている。こ
の後さらにバネ103に抗してf2だけ進むと、特許請求の
範囲に記載された解除部材に相当する解除レバー106の
先端106aに当接して矢印107方向に回転させる。その結
果他端106bがロック50の押圧部50aを矢印108方向に押し
てガレージ8を解放する。このようにエジェクトレバー
101の動きを連続する2つのストローク(すなわちf1+s
1の期間とf2+αの期間)とで構成して、まずヘッド13
の移動、その後ガレージ8の解放を行うためカム63とカ
ムフォロワー24とが当接することがなく、負荷の軽減や
衝撃の回避を確実ならしめている。
発明の効果 以上の説明にて明らかな如く、本発明を採用した電子ス
チルカメラの記録装置は、ヘッドを初期位置へ戻すのに
必要なバネ付勢を避け、またヘッドやカムに無用な衝撃
を与えて、ヘッドの位置決めが微妙に狂うのを回避し、
高精度を保つのに非常に有利である。もちろんこの効果
を得るのに複雑な機構を必要としないため、可能な限り
の装置、ひいては電子スチルカメラ本体のコンパクト化
に大いに貢献するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図(A),(B)は本発明の一実施例による記録装
置の構成図、第2図は同装置に使用されるカセットの説
明図、第3図は同装置の要部説明図、第4図は第3図の
X方向から見た要部説明図、第5図は同じくY方向から
見た要部説明図、第6図(A),(B)は同装置の要部
説明図、第7図(A),(B)は同じく第3図のZ方向
から見た要部説明図、第8図は同装置の裏側の要部説明
図、第9図(A),(B)、第10図はともに同じく第3
図のY方向から見た要部説明図、第11図(A),(B)
は同装置の要部説明図、第12図は同装置のエジェクト部
の説明図である。 1……カセット、8……ガレージ、9……ベースプレー
ト、11……スライドプレートA、12……スライドプレー
トB、13……ヘッド、16……スライダ、17……ソレノイ
ド、21,22……ギア、23……ラチェット、24……カムフ
ォロワー、50……ロック、50a……押圧部、52……磁気
シート、62……ギア、63……カム、64……ポインタ、67
……カウンタレバー、98……ヘッドプレート、100……
ヘッドピン、101……エジェクトレバー、104……係合レ
バー、105……ストッパ、106……解除レバー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気シートに信号を記録する磁気ヘッド
    と、この磁気ヘッドを搭載する磁気ヘッド保持部材と、
    この磁気ヘッド保持部材と当接して前記磁気ヘッドの位
    置決めを行うカムと、前記磁気ヘッド保持部材とを前記
    カムに当接する方向に付勢する弾性部材と、前記カムと
    一体的に構成されたラチェットと、このラチェットに係
    合する爪と、前記磁気シート保持する装着部材と、エジ
    ェクトレバーとからなり、このエジェクトレバーに連続
    する第1、第2のストロークを設け、この第1のストロ
    ーク内において前記エジェクトレバーの動きを前記磁気
    ヘッド保持部材に伝え前記弾性部材の付勢力に抗して前
    記磁気ヘッドを初期位置へ移動させる連結部材を備える
    とともに、前記第2のストローク内において前記エジェ
    クトレバーの動きを前記装着部材に伝え、前記磁気シー
    トを装置外へ排出させる解除部材を備えたことを特徴と
    する電子スチルカメラの記録装置。
JP8647386A 1985-11-01 1986-04-15 電子スチルカメラの記録装置 Expired - Lifetime JPH0799609B2 (ja)

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KR1019860008912A KR910000537B1 (ko) 1985-11-01 1986-10-24 전자스틸카메라의 기록장치
US06/924,531 US4763214A (en) 1985-11-01 1986-10-29 Head drive mechanism for electronic still camera
DE19863637247 DE3637247A1 (de) 1985-11-01 1986-11-03 Kopfantriebsmechanismus fuer elektronische standbildkamera

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