JPH08101698A - 音響信号圧縮伸張装置及び音響信号圧縮伸張方法 - Google Patents

音響信号圧縮伸張装置及び音響信号圧縮伸張方法

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JPH08101698A
JPH08101698A JP6237885A JP23788594A JPH08101698A JP H08101698 A JPH08101698 A JP H08101698A JP 6237885 A JP6237885 A JP 6237885A JP 23788594 A JP23788594 A JP 23788594A JP H08101698 A JPH08101698 A JP H08101698A
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JP6237885A
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Shogo Nakamura
尚五 中村
Isao Tomoto
勇雄 兎本
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Fuji Soft Inc
Original Assignee
Fuji Software Inc
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  • Reduction Or Emphasis Of Bandwidth Of Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高い圧縮率を実現するとともに、音響情報の
再現性も良い音響信号圧縮伸張が可能な音響信号圧縮伸
張装置を提供する。 【構成】 デジタル音響信号を帯域分割部12で8チャ
ンネルの等帯域に分割し、判定部13で分割した各帯域
を所定時間毎に時分割し、時分割した各分割帯域の信号
エネルギーを検出して検出エネルギーが入力のトータル
エネルギーの5%以上か否かを判断し、折れ線量子化部
14は5%以上と判断された帯域の音響信号のみを量子
化誤差を最少とする折れ線テーブル15に予め登録され
ている折れ線で近似させる折れ線量子化を行う。そして
判定部3の判定結果、量子化の際の折れ線情報と、量子
化データを出力する。伸張時には、このデータより逆の
順序で伸張処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は音響信号情報に対して量
子化誤差を最小限とする折れ線を選択して、これを用い
て音響信号情報を量子化する音響信号圧縮伸張装置及び
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】音響信号情報である音声情報を、例えば
通信媒体を介して他の装置に送信する際には、送るべき
音声情報を一旦デジタル情報に変換し、変換したデジタ
ル情報に所定圧縮処理を施してから送信している。そし
て、受信側で再び圧縮情報を伸張する方法が用いられて
いる。 従来は、この音声情報の圧縮方法としては、音
声情報の差分を基に圧縮を行うADPCMによる圧縮方
法が用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
圧縮方法では、圧縮率がさほど高くなく、圧縮率を上げ
ては、音声情報の再現性が悪化し、聞き取り難いものと
なっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決することを目的としてなされたもので、話の内容が判
別できるとともに、話者が誰であるかということが判別
できる音声情報の圧縮伸張を可能とすることを目的とす
る。そして、係る目的を達成する一手段として以下の構
成を備える。
【0005】即ち、デジタル音響信号を複数の等帯域に
分割する信号分割手段と、前記信号分割手段で分割した
各帯域を所定時間毎に時分割し、時分割した各分割帯域
の信号エネルギーを検出して検出エネルギーが所定閾値
以上か否かを判断する判別手段と、前記判別手段の判別
の結果所定閾値以上と判断された帯域の信号のみを量子
化誤差を最少とする所定の折れ点を有する折れ線で近似
させる折れ線量子化を行う量子化手段とを備えることを
特徴とする。
【0006】そして例えば、前記量子化手段は、4回折
れる折れ線関数 min Σ|xin(i)-xout(i)|2 (但し、xin(i)は入力データ、xout(i)は出力データで
ある。)に従って行うことを特徴とする。更には、前記
量子化手段は、予め所定種類の正規化された4回折れる
折れ線関数セットを記憶しておき、記憶している折れ線
関数のうち、前記量子化誤差を最少とする所定の折れ点
を有する折れ線を選択し、選択した折れ線により量子化
を行うことを特徴とする。
【0007】また例えば、更に、前記判別手段の判別結
果及び前記量子化手段で量子化した折れ線情報を量子化
情報と共に出力する出力手段を備えることを特徴とす
る。そして、他の音響信号圧縮伸張装置の出力手段より
の前記他の音響信号圧縮伸張装置の判別手段の判別結果
及び量子化手段で量子化した折れ線情報を量子化情報と
共に受信する受信手段と、前記受信手段で受信した前記
判別手段の判別により所定閾値以上と判別された帯域の
み受信情報に含まれる折れ線情報に従って量子化情報を
伸張復元する伸張手段と、前記伸張手段で伸張した各帯
域の復元情報を混合して前記他の音響信号圧縮伸張装置
での分割デジタル音声情報を復元する混合手段を備える
ことを特徴とする。
【0008】更に例えば、判別手段は、各分割帯域のエ
ネルギーがすべての帯域の総エネルギーの5%以上か否
かを閾値として判別を行うことを特徴とする。
【0009】
【作用】以上の構成において、高い圧縮率を実現すると
ともに、音声情報の再現性も良い音響信号圧縮伸張が可
能となる。この結果、圧縮音響信号情報を他の装置に送
信する場合にも、少ない送信データ量で済み、送受信双
方の必要メモリ容量が削減できると共に、通信時間も短
縮することができる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る一実施例
を詳細に説明する。図1は本発明に係る一実施例の音響
信号圧縮伸張装置の構成を示すブロック図である。図
中、11はマイクロホン17より入力されるアナログ音
声情報を対応するデジタル音声情報に変換するアナログ
−デジタル変換部(A/D変換部)であり、本実施例に
おいては8Kバイト/秒のデータ量を持つ音声データに
変換する。12はデジタル化された音声データを離散的
ウエーブレット変換を用いてサブバンドコーディングを
行い、音声バンドを8チャンネルの等帯域分割(本実施
例では500Hz毎の等帯域)するウエーブレットフィ
ルタによる帯域分割を行う帯域分割部である。
【0011】又、13は音声データの量子化にあたっ
て、入力された音声データの無音区間/有音区間の判定
及び各分割帯域(チャネンル)毎のデータの有無を判定
する判定部である。即ち、本実施例では、同時刻の全チ
ャンネルのエネルギー占有率を調べて、占有率の高いチ
ャンネルのみを量子化して伝送するように制御してお
り、このための伝送チャンネルをここで判定している。
【0012】14は折れ線テーブル15に登録されてい
る後述する折れ線(4つの折れ点を持つ区分的折れ線一
次関数)より量子化すべきチャンネルの量子化誤差が最
小限となる折れ線を選択してこの選d択した折れ線に従
って当該帯域の音声データを量子化する折れ線量子化部
である。15は折れ線量子化部14での量子化折れ線を
所定数保持する折れ線テーブルである。16は判定部1
3での判定結果情報及び量子化部14での量子化データ
とを関連付けてパケット化し、送信データとして他の装
置宛出力可能な出力部である。又、17は音声を対応す
るアナログ信号に変換するマイクロホンである。
【0013】更に、21は他の装置よりの量子化情報及
び量子化に対する相手装置判定部の判定結果を包含する
相手装置よりの受信データを受け取る入力部である。2
2は受信データ中の上記相手装置判定部の判定結果を受
け取り、送られてきた量子化データがどの帯域のデータ
か等を判別し、伸張処理をすべきチャンネル(有音区
間)を判定する有音区間判定部、23は有音区間判定部
22で判定した有音区間チャンネルについて、相手装置
よりの量子化折れ線情報を基に折れ線テーブル15中よ
り相手装置が量子化時に用いた折れ線を選択し、選択し
た折れ線により該当チャンネルの伸張処理を行い量子化
以前の音声データに変換して時系列合成部24に出力す
る伸張部である。
【0014】24は伸張部23よりの各チャネル毎の一
定区間の音声データを時系列合成する時系列合成部、2
5は先の帯域分割部と同様のウエーブレットフィルタに
より時系列合成部で時系列に合成された各チャンネル毎
に分割された帯域毎の音声データを合成する帯域合成
部、26は帯域合成部25よりのデジタル音声データを
対応するアナログ信号に変換するデジタル−アナログ変
換部(D/A変換部)である。また、27はアナログ音
声信号を音響出力するスピーカである。
【0015】以上の構成を備える本実施例の各部の詳細
を以下に説明する。まず帯域分割部の詳細構成を図2に
示す。本実施例においては、入力をローパスフィルタH
0及びハイパスフィルタH1の2つの分解フィルタに入
力させ、この2つのフィルタを通過した後(1/2)に
デシメーションされて2つの帯域に夫々分割される。こ
のように、1段で(1/2)のデシメーションを行うの
で、各チャネル出力は入力に対し、1/8のデータ数に
なっている。
【0016】このフィルタ(ウエーブレットフィルタ)
は、図3に示すように入力データを一次保持するデータ
メモリ、該データメモリに記憶された入力データを分割
周波数で定まるウエーブレット係数で乗算する乗算器に
より構成されており、このウエーブレット係数を変更す
るのみで任意の周波数での分割が可能である。このた
め、本実施例では各フィルタは、すべて同様の構成とな
っており、わずかに乗算器に入力されるウエーブレット
係数が異なるのみである。以上の構成であるため、分割
フィルタの出力のデータ数(チャネル1からチャネル8
までの8個の帯域分割出力のデータ数の総和)はトータ
ルで入力のデータ数と同じとなっている。
【0017】本実施例では、図2に破線で分離したロー
パスフィルタH0及びハイパスフィルタH1とその後の
2つの(1/2)デシメーション部を1ブロックとした
分解フィルタ構成を採用しており、このブロックを分割
帯域数に従って所定数備える構成としている。8チャン
ネルに分割しようとする場合には7つのブロックを備え
ている。尚、後述する帯域合成部25における合成フィ
ルタもフィルタ部構成については全く同様の構成となっ
ている。
【0018】具体的には、各フィルタはすべて図3に示
す構成となっており、入力データを一次記憶するデータ
メモリ31、フィルタ特性を決定するウエーブレット係
数を保持して乗算器33に出力するウエーブレット係数
出力部32、及びデータメモリ31よりの入力データに
ウエーブレット係数を乗算する乗算器33で構成されて
いる。
【0019】図3に示すウエーブレットフィルタの周波
数特性を図4に、図3におけるウエーブレット係数の使
用例を図5に示す。以上に説明したウエーブレットフィ
ルタの原理を以下で詳細に説明する。本実施例で用いて
いる離散ウエーブレット変換は、信号の解析手段として
用いられているものであり、原理的には以下に示す式1
で表されるように、入力される信号をウエーブレット母
関数ψ0より作られる族ψn,m=ψ0(k-2nm)・・・に
よって作られる空間に展開したものである。
【0020】
【数1】
【0021】ここで、n=1,2,・・・はスケールパ
ラメータであり、m=1,2,・・・はシフトを表す。
しかし、実際の利用においては、有限のスケールで表す
必要があり、本実施例においては有限なウエーブレット
空間とその補空間とに分割されて表される以下に示す式
2を用いてウエーブレット変換を行う。
【0022】
【数2】
【0023】なお、本実施例においては、8Kバイト/
秒のデータ量を持つ音声データを、図6に示すように5
00Hz毎の8つのチャンネルに帯域分割している。次
に、帯域合成部25の詳細構成を説明する。帯域合成部
25は図7に示す構成を備えている。即ち、帯域分割部
12とは逆に8チャンネルの分割帯域データを合成する
ものであり、(1/8)にデシメーションされた信号
を、図7に破線で分離した2つの(×2)デシメーショ
ン部、ローパスフィルタG0及びハイパスフィルタG1
とを1ブロックとした合成フィルタ構成を採用してお
り、このブロックを分割帯域数に従って分割フィルタと
同様7ブロック備える構成としている。
【0024】具体的には、各フィルタはすべて分割フィ
ルタと同様に図3に示す構成となっており、入力データ
を一次記憶するデータメモリ31、フィルタ特性を決定
するウエーブレット係数を保持して乗算器33に出力す
るウエーブレット係数出力部32、及びデータメモリ3
1よりの入力データにウエーブレット係数を乗算する乗
算器33で構成されている。
【0025】図7に示す合成フィルタの周波数特性を図
8に、図8におけるウエーブレット係数の使用例を図9
に示す。次に図1に示す判定部13の詳細を説明する。
判定部12では、帯域分割部12で分割された8チャン
ネルの出力を所定区間、例えば20msec(データ数にす
ると20点)加算し、それを8チャンネル分すべて合計
する。そしてこの合計値をある時刻のトータルエネルギ
ーとする。
【0026】次にここで求めたトータルエネルギーより
入力された音声信号が有音部分かあるいは無音部分かを
判定する。これはトータルエネルギーが所定レベル以下
であれば無音区間と判定すればよい。この場合にはすべ
てのチャンネルについて無音区間とし、折れ線量子化部
14での量子化を行わずに出力部16からは全チャンネ
ル無音区間であることを示す信号を出力するのみで足り
る。
【0027】一方、この区間が有音区間であると判断し
た場合には、続いて各チャンネル毎の帯域分割部12出
力を上記トータルエネルギーと比較する。そして各チャ
ンネルの出力がトータルエネルギーと比較して所定レベ
ル以上であるか否かを調べる。そして所定レベルに達し
ていないチャンネルはカットし、信号成分としないよう
に制御する。
【0028】この所定レベルの取り方によって圧縮率及
び音声信号の原音と再生音の誤差が大きな影響を受ける
ことになる。このため、発明者はこのカットレベルを種
々変更して原音と再生音との誤差を比較し、圧縮率と忠
実な再声音とのバランスを考慮して最適なカットレベル
としてトータルエネルギーの5%を設定した。即ち、本
実施例では各チャンネルの出力がトータルエネルギーの
5%以下のチャンネルはカットするように制御する。
【0029】この判定部13の判定の様子を図10に示
す。図10の1マスが1チャンネルの20msの区間を
表し、斜線で示した区間のみ圧縮(量子化)対象となる
ことを示している。種々の音声信号に対して統計を取っ
た結果略この段階で少なくとも(3/8)程度の信号圧
縮が実現している。そして、本実施例では更に圧縮を薦
めるために折れ線量子化部14で以下に説明する折れ線
量子化を行う。
【0030】本実施例においては、図11に示すように
量子化誤差をできるだけ最少にするように変化する以下
に示す式3の4個の折れ線1次関数を定義する。
【0031】
【数3】 minΣ|xin(i)-xout(i)|2 (3) ここで、xin(i)は入力信号、xout(i)は量子化出力信号
である。入力信号と量子化出力の関係は、図11に示す
ようにa[1]、a[2]、a[3]、a[4]に折れ
点を持つ区分的折れ線1次関数である。そして、上記
(3)式を最少にするようにa[1]、a[2]、a
[3]、a[4]のセットを決定する。
【0032】但し、この計算を量子化毎に実行すること
により求めても良いが、a[1]、a[2]、a
[3]、a[4]のセットを決める計算は膨大な計算量
となり、リアルタイムで実行することには難がある。こ
のため、本実施例では多くの音声信号に対してより最適
化に近い係数のセットa[1]、a[2]、a[3]、
a[4]を予め所定数選択して求めておき、これを折れ
線テーブル15に登録している。
【0033】本実施例では、多くのシュミレーションの
結果64〜256程度の折れ線を用意し、この中で最適
の折れ線を採用することとしている。これにより、順次
入力される音声信号に対してリアルタイムで最適量子化
処理することが可能となっている。もっとも精度を要求
される用途では256個の折れ線を用意しているが、処
理速度を重視する場合には64個あるいは128個の折
れ線を登録しておくようにしても良い。
【0034】256個の折れ線を折れ線テーブル15に
登録しておく場合には、量子化された出力信号は、前記
どのチャンネルについて量子化したかという情報と、2
56種類の折れ線セットのどれが選択されたかを示す8
ビットの信号と、量子化されたxout(i)により構成され
ることになる。この一連の圧縮処理の流れを図12に示
す。各ステツプの詳細は上述した。
【0035】以上の量子化処理を施すことにより、先の
出力エネルギーの低いチャンネルよりの信号のカットと
あいまって平均的に圧縮率約10%強の信号圧縮が可能
となる。従って、この圧縮データを通信媒体等を介して
他の装置に送信することにより、少ないデータ量で確実
に音声情報を送ることができる。この本実施例の圧縮結
果例の一部を図13に示す。
【0036】以上説明したように本実施例によれば、量
子化誤差が最少の折れ線量子化を行うとともに、出力が
一定閾値以上のチャンネルのみ上記量子化を行うことに
より、誤差が最少で且つ高い圧縮率の音声情報圧縮が実
現する。続いてこのようにして圧縮された音声情報を伸
張する処理を図14を参照して説明する。
【0037】まずステップS11で、例えば上述した圧
縮処理が施された他装置などよりの圧縮音声情報を、図
1に示す入力部21で受け取る。入力部21ではこの受
信データより、256種類の折れ線セットのどれが選択
されたかを示す8ビットの信号と、量子化されたxout
(i)とを伸張部23に送るとともに、どのチャンネルに
ついて量子化したかという情報を有音区間判定部22に
送る。
【0038】続いてステップS12で伸張部23によ
る、伸張処理が実行される。伸張部23には、量子化の
際に用いた折れ線の情報を表すa[1]、a[2]、a
[3]、a[4]も送信されてきているため、入力部よ
りのこの情報を用いて折れ線テーブル15より対応する
折れ線を選択してこの折れ線を用いて圧縮前の信号を再
生する。この処理は送信されたサブバンドの信号全てに
行われる。
【0039】その後ステップS13で時系列合成部24
で各チャンネルにおける同一区間の信号があるチャンネ
ルは伸張した信号を無いチャンネルに対しては信号を出
力しないように制御(全てのチャンネルが無音区間であ
る場合には、全てのチャンネルに対して信号を出力しな
いように制御する。そして、ステップS14において上
述した帯域合成部25において、ウエーブレット合成フ
ィルタバンク用いて送信された音声情報(音声メイル
等)を再生する。具体的には、図7に示すように合成用
のフィルタG0、G1に伸張された信号を送る前に、デ
ータ間に0を挿入してデータ数を2倍の頻度になるよう
にインターポーレート、つまりサンプリングレートを2
倍にしている。そして、合成フィルタで合成している。
【0040】その後ステップS15で合成音声情報をD
/A変換部26で対応するアナログ信号に変換し、スピ
ーカ27より音響信号に変換して出力する。以上の様に
して圧縮した音声情報を再び伸張して出力したシュミレ
ーション結果を図15に示す。ここで入力された音声は
64kbit/secのデータを用いて行った。以上の
シュミレーションによる圧縮結果が上述した図13に示
すものである。
【0041】以上の本実施例の音声圧縮伸張処理を行っ
た結果、再合成された音声が、「誰がそのスピーチを行
っているか?」、「何を喋っているか?」といった条件
を満たす圧縮を行ないながら平均で(1/9.1)とい
う高い圧縮率が得られた。以上説明したように本実施例
によれば、音声情報を8チャンネルの等帯域に分割し、
各チャンネル毎に一定の区間で音声信号レベルが低い場
合に、信号をカットすることにより、優れた圧縮率が選
られ、且つその後の折れ線量子化によって更なる高い圧
縮率を実現しながら、優れた再現性の得られる音声圧縮
伸張が提供できる。この結果、圧縮音声情報を他の装置
に送信する場合にも、少ない送信データ量で済み、送受
信双方の必要メモリ容量が削減できると共に、通信時間
も短縮することができる。
【0042】尚、以上の説明は入出力をアナログ信号と
したが、コンピュータ等での処理データを送受信する場
合には、入出力データはデジタルデータとなり、変換部
11,26が不要となる。又、上述した説明は音声信号
を処理する場合を例に説明したが、本発明は以上の例に
限定されるものではなく、所定帯域のデジタル信号であ
れば任意の信号を圧縮及び伸張出来る。例えば、あらゆ
る音響信号情報の圧縮伸張処理に適用可能であり、圧縮
した音響信号情報を記憶装置に記憶しておき、これを後
で再生するような場合にも適用可能なことは勿論であ
る。
【0043】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、折れ
線量子化によって高い圧縮率を実現しながら、優れた再
現性の得られる音響信号圧縮伸張が提供できる。この結
果、圧縮音響情報を他の装置に送信する場合にも、少な
い送信データ量で済み、送受信双方の必要メモリ容量が
削減できると共に、通信時間も短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の構成を示すブロック図
である。
【図2】図1に示す本実施例の帯域分割部の詳細構成例
を示す図である。
【図3】図2に示す本実施例の帯域分割部のフィルタの
詳細構成例を示す図である。
【図4】本実施例の分割フィルタの振幅特性を示す図で
ある。
【図5】本実施例の分割フィルタのフィルタ係数を示す
図である。
【図6】本実施例の分割チャネルの周波数分布を示す図
である。
【図7】図2に示す本実施例の帯域合成部の詳細構成例
を示す図である。
【図8】本実施例の合成フィルタの振幅特性を示す図で
ある。
【図9】本実施例の合成フィルタのフィルタ係数を示す
図である。
【図10】本実施例の分割チャネルの各区間のエネルギ
ー分布の例を示す図である。
【図11】本実施例における量子化処理における折れ線
一次関数を説明するための図である。
【図12】本実施例における圧縮処理の流れを説明する
ための図である。
【図13】本実施例による圧縮処理での圧縮結果を示す
図である。
【図14】本実施例における伸張処理における流れを示
す図である。
【図15】本実施例における入力音声信号波形と圧縮伸
張処理後の出力波形の例を示す図である。
【符号の説明】
11 アナログ−デジタル変換部(A/D変換部) 12 帯域分割部 13 判定部 14 折れ線量子化部 15 折れ線テーブル 16 出力部 17 マイクロホン 21 入力部 22 有音区間判定部 23 伸張部 24 時系列合成部 25 帯域合成部 26 デジタル−アナログ変換部(D/A変換部) 27 スピーカ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル音響信号を複数の等帯域に分割
    する信号分割手段と、 前記信号分割手段で分割した各帯域を所定時間毎に時分
    割し、時分割した各分割帯域の信号エネルギーを検出し
    て検出エネルギーが所定閾値以上か否かを判断する判別
    手段と、 前記判別手段の判別の結果所定閾値以上と判断された帯
    域の信号のみを量子化誤差を最少とする所定の折れ点を
    有する折れ線で近似させる折れ線量子化を行う量子化手
    段とを備えることを特徴とする音響信号圧縮伸張装置。
  2. 【請求項2】 前記量子化手段は、4回折れる折れ線関
    数 min Σ|xin(i)-xout(i)|2 (但し、xin(i)は入力データ、xout(i)は出力データで
    ある。) に従って行うことを特徴とする請求項1記載の音響信号
    圧縮伸張装置。
  3. 【請求項3】 前記量子化手段は、予め所定種類の正規
    化された4回折れる折れ線関数セットを記憶しておき、
    記憶している折れ線関数のうち、前記量子化誤差を最少
    とする所定の折れ点を有する折れ線を選択し、選択した
    折れ線により量子化を行うことを特徴とする請求項2記
    載の音響信号圧縮伸張装置。
  4. 【請求項4】 更に、前記判別手段の判別結果及び前記
    量子化手段で量子化した折れ線情報を量子化情報と共に
    出力する出力手段を備えることを特徴とする請求項1乃
    至3のいずれかに記載の音響信号圧縮伸張装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    の判別手段の判別結果及び量子化手段で量子化した折れ
    線情報を量子化情報と共に受け取る受信手段と、 前記受信手段で受信した前記判別手段の判別により所定
    閾値以上と判別された帯域のみ受信情報に含まれる折れ
    線情報に従って量子化情報を伸張復元する伸張手段と、 前記伸張手段で伸張した各帯域の復元情報を混合して前
    記他の音響信号圧縮伸張装置での分割デジタル音声情報
    を復元する混合手段を備えることを特徴とする請求項1
    乃至4のいずれかに記載の音響信号圧縮伸張装置。
  6. 【請求項6】 判別手段は、各分割帯域のエネルギーが
    すべての帯域の総エネルギーの5%以上か否かを閾値と
    して判別を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項5
    のいずれかに記載の音響信号圧縮伸張装置。
  7. 【請求項7】 デジタル音響信号を複数の等帯域に分割
    し、分割した各帯域を所定時間毎に時分割し時分割した
    各分割帯域の信号エネルギーを検出して検出エネルギー
    が所定閾値以上か否かを判断して結果所定閾値以上と判
    断された帯域の信号のみを量子化誤差を最少とする所定
    の折れ点を有する折れ線で近似させる折れ線量子化を行
    うことを特徴とする音響信号圧縮伸張方法。
  8. 【請求項8】 前記折れ線量子化は、4回折れる折れ線
    関数 min Σ|xin(i)-xout(i)|2 (但し、xin(i)は入力データ、xout(i)は出力データで
    ある。)に従って行うことを特徴とする請求項7載の音
    響信号圧縮伸張方法。
  9. 【請求項9】 前記量子化は、予め所定種類の正規化さ
    れた4回折れる折れ線関数セットを記憶しておき、記憶
    している折れ線関数のうち、前記量子化誤差を最少とす
    る所定の折れ点を有する折れ線を選択し、選択した折れ
    線により量子化を行うことを特徴とする請求項8記載の
    音響信号圧縮伸張方法。
  10. 【請求項10】 更に、前記判別結果及び前記量子化し
    た折れ線情報を量子化情報と共に出力可能とすることを
    特徴とする請求項7乃至9のいずれかに記載の音響信号
    圧縮伸張方法。
  11. 【請求項11】 請求項7乃至請求項10のいずれかに
    記載の音響信号量子化圧縮方法での判別結果及び量子化
    した折れ線情報を量子化情報と共に受け取り、受け取っ
    た判別結果により所定閾値以上と判別された帯域のみ受
    信情報に含まれる折れ線情報に従って量子化情報を伸張
    し、伸張した各帯域の復元情報を混合して前記他の音響
    信号圧縮伸張装置での分割デジタル音響信号情報を復元
    することを特徴とする請求項7乃至10のいずれかに記
    載の音響信号圧縮伸張方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005197989A (ja) * 2004-01-07 2005-07-21 Mega Chips Corp べき乗演算回路、量子化回路および方法

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