JPH08104698A - トリコポリン誘導体 - Google Patents
トリコポリン誘導体Info
- Publication number
- JPH08104698A JPH08104698A JP6242489A JP24248994A JPH08104698A JP H08104698 A JPH08104698 A JP H08104698A JP 6242489 A JP6242489 A JP 6242489A JP 24248994 A JP24248994 A JP 24248994A JP H08104698 A JPH08104698 A JP H08104698A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aib
- ala
- methanol
- residue
- added
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
Abstract
N−アルカノイル−L−イソロイシル、L−バリル、N
−アルカノイル−L−バリルなどを、AlaはL−アラ
ニン残基を、Aibはα−アミノイソ酪酸残基を示
す。)で表される化合物またはその塩。 【効果】 本発明化合物は免疫抑制作用を有し、臓器や
骨髄移植の際の拒絶反応の抑制、自己免疫疾患等におけ
る予防または治療剤として、あるいは医学、薬学におけ
る試薬として有用である。
Description
トリコポリン誘導体に関する。
の拒絶反応などの過剰な免疫応答を制御するために、免
疫抑制剤が開発されている。特にシクロスポリンAは各
種臓器移植時の生着反応を促す効果を有し、臨床分野に
おいて繁用されている。また近年、免疫抑制剤は関節リ
ウマチの治療薬としても期待されている。
巻、237頁(1978年)には、不完全菌の一種であ
るトリコデルマ・ポリスポラム・ストレインTMI60
146(Trichoderma polysporum strain TMI601
46)の培養液からポリペプチド系抗生物質であるトリ
コポリンAおよびBが単離精製されることが記載されて
いる。また、特公昭59−23283号公報には、この
トリコポリンBを有効成分とする農園芸用殺菌剤が開示
されている。第22回天然有機化合物討論会講演要旨集
424〜431頁および化学と生物第19巻、第8号、
500〜502頁には、トリコポリンAおよびBが、し
いたけに対する成長阻害作用を有することが示唆されて
いる。これらトリコポリン類に関するその後の研究によ
り、トリコポリンAまたはBは下記に示すトリコポリン
IとIIとの混合物(約9:1)であることが判明した
(ジャーナル・オブ・ケミカル・ソサイエティ・ケミカ
ル・コミュニケーション(Journal of Chemical Societ
y, Chemical Communication 、1981年、585
頁)。
laはL−アラニン残基を、Aibはα−アミノイソ酪
酸残基を、IleはL−イソロイシン残基を示す。な
お、トリコポリンIIはトリコポリンIのIleの代わ
りにVal(L−バリン)が置換した化合物である。)
しかしながら、トリコポリンIまたはトリコポリンII
が臓器等の移植時に発生する拒絶反応の抑制作用や、自
己免疫疾患の予防もしくは治療効果等、免疫抑制作用を
有することは知られていない。
リンがシクロスポリン受容体親和性部分に類似している
ことに鑑み、すぐれた免疫抑制作用を有し、かつ安全性
の高い薬剤を開発すべく鋭意検討した。
ソロイシル、N−アルカノイル−L−イソロイシル、L
−バリル、N−アルカノイル−L−バリルを、Alaは
L−アラニン残基を、Aibはα−アミノイソ酪酸残基
を示す。)により表されるトリコポリン誘導体またはそ
の製薬上許容しうる酸付加塩、(2)一般式(I)の化
合物を含有してなる医薬組成物、および(3)トリコポ
リンI、トリコポリンIIまたは一般式(I)の化合物
を含有してなる免疫抑制剤に関する。
炭素数2〜20個の直鎖または分枝鎖状のアルカノイル
を示し、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチ
リル、ピバロイル、バレリル、イソバレリル、ヘキサノ
イル、ヘプタノイル、オクタノイル、ノナノイル、デカ
ノイル、ウンデカノイル、ドデカノイル、トリデカノイ
ル、テトラデカノイル、ペンタデカノイル、ヘキサデカ
ノイル、ヘプタデカノイル、オクタデカノイル、ノナデ
カノイル、イコサノイルどがあげられ、特にデカノイル
が好ましい。
けるアルカノイルとは、前記の炭素数2〜20個の直鎖
または分枝鎖状のアルカノイルに加え、α−アミノイソ
ブチリル(H−Aib)、N−(α−アミノイソブチリ
ル)−α−アミノイソブチリル(H−Aib−Ai
b)、N−(N−(L−アラニル)−α−アミノイソブ
チリル)−α−アミノイソブチリル(H−Ala−Ai
b−Aib)、N−(N−(L−イソロイシル−L−ア
ラニル)−α−アミノイソブチリル)−α−アミノイソ
ブチリル(H−Ile−Ala−Aib−Aib)また
はN−(N−(L−プロリル−L−イソロイシル−L−
アラニル)−α−アミノイソブチリル)−α−アミノイ
ソブチリル(H−Pro−Ile−Ala−Aib−A
ib)などがあげられ、これらはアミノ末端がアルカノ
イル(前記と同様)により置換していてもよい。これら
のうち、好ましくは、
おけるアルカノイルとは、N−アルカノイル−L−イソ
ロイシルにおけるアルカノイルと同様であり、特にN−
(N−(L−アラニル)−α−アミノイソブチリル)−
α−アミノイソブチリル(H−Ala−Aib−Ai
b)が好ましい。
素を有するため、それに基づくラセミ体、ジアステレオ
マーおよび個々の光学異性体が存在するが、一般にアミ
ノ酸部分も含め光学性体が好ましい。本発明化合物の製
薬上許容しうる塩としては、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫
酸塩等の無機酸との塩、または酢酸塩、フマル酸塩、マ
レイン酸塩、安息香酸塩、クエン酸塩、リンゴ酸塩、メ
タンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩等の有機酸と
の塩があげられる。また、本発明化合物は水和物、溶媒
和物等も包含される。
方法により製造される。 方法1:Qが水素およびアルカノイルである化合物は以
下の方法により製造される。
を、RCOは炭素数2〜20個の直鎖または分枝鎖状の
アルカノイル(前記と同義)を示し、他の記号は前記と
同義であ。)方法2:QがL−イソロイシルおよびN−
アルカノイル−L−イソロイシルである化合物は、以下
の方法により製造される。
法3:QがN−(α−アミノイソブチリル)−L−イソ
ロイシルおよびそのN−アルカノイル体である化合物
は、以下の方法により製造される。
またはアルカノイルを示し、Q2 は水素またはアルカノ
イルを示す。)方法4:QがN−(N−(α−アミノイ
ソブチリル)−α−アミノイソブチリル)−L−イソロ
イシルおよびそのN−アルカノイル体である化合物は、
以下の方法により製造される。
法5:QがL−アラニル−N−(N−(α−アミノイソ
ブチリル)−α−アミノイソブチリル)−L−イソロイ
シルおよびそのN−アルカノイル体である化合物は、以
下の方法により製造される。
法6:QがL−イソロイシル−L−アラニル−N−(N
−(α−アミノイソブチリル)−α−アミノイソブチリ
ル)−L−イソロイシルおびそのN−アルカノイル体
は、以下の方法により製造される。
方法は、カルボキシ末端が遊離基である化合物はA法で
行うのが好ましく、同末端がアルカノイル化されている
化合物はB法で行うのが好ましい。 方法7:QがL−プロリル−L−イソロイシル−L−ア
ラニル−N−(N−(α−アミノイソブチリル)−α−
アミノイソブチリル)−L−イソロイシルおよびそのN
−アルカノイル体は、以下の方法により製造される。
方法はカルボキシ末端が遊離基である化合物はA法で行
うのが好ましく、同末端がアルカノイル化されている化
合物はB法で行うのが好ましい。 方法8:QがL−バリルである化合物は、以下の方法に
より製造される。
法9:QがL−アラニル−N−(N−(α−アミノイソ
ブチリル)−α−アミノイソブチリル)−L−バリルで
ある化合物は、以下の方法により製造される。
法10:化合物(10)は、以下の方法により製造する
こともできる。
法11:化合物(13)は、以下の方法により製造され
る。
らに、必要に応じて化合物(13)を化合物(7)と縮
合させることができる。 方法12:化合物(22)は、以下の方法により製造さ
れる。
号は前記と同義である。)上記、方法1〜12の各工程
において、縮合反応およびアシル化反応は、適当な溶媒
(塩化メチレン、クロロホルム、テトラヒドロフラン、
ジオキサン、ジメチルホルムアミド、トルエンあるいは
それらの混合溶媒など、好ましくはテトラヒドロフラ
ン、クロロホルム、ジメチルホルムアミド、トルエン−
テトラヒドロフラン混合溶媒)中、アミン(トリエチル
アミン、ジイソプロピルエチルアミンなど、好ましくは
トリエチルアミン)および必要により添加剤(N−ヒド
ロキシスクシンイミド(HONSu)、1−ヒドロキシ
ベンゾトリアゾール(HOBt)、3−ヒドロキシ−4
−オキソ−3,4−ジヒドロ−1,2,3−ベンゾトリ
アジン(HOObt)など、好ましくはHOBt)の存
在下、縮合剤(ジシクロヘキシルカルボジイミド(DC
C)、ジイソプロピルカルボジイミド(DIPC)、N
−エチル−N’−3−ジメチルアミノプロピルカルボジ
イミド塩酸塩(WSCI・HCl)、ベンゾトリアゾー
ル−1−イル−トリス(ジメチルアミノ)ホスホニウム
ヘキサフルオロリン化物塩(BOP)、ジフェニルホス
ホリルアジド(DPPA)、2−エトキシ−1−エトキ
シカルボニル−1,2−ジヒドロキノリン(EEDQ)
など、好ましくはDCC、EEDQ)を用いて反応させ
ることにより進行する。特にEEDQを単独で用いる
か、またはHOBtの存在下でDCCを用いて行うこと
が好ましい。反応温度は通常−20〜70℃であり、反
応時間は通常30分〜5日間である。
(i)カルボキシ末端の脱保護は、適当な溶媒(メタノ
ール、エタノール、アセトン、ジオキサン、ジメチルホ
ルムアミドあるいはこれらの混合溶媒など、好ましくは
メタノール、メタノール−ジオキサン混合溶媒)中、ア
ルカリ(水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなど、好ま
しくは水酸化ナトリウム)水溶液を用いてけん化するこ
とにより進行する。反応温度は通常−20℃〜70℃で
あり、反応時間は通常3〜12時間である。(ii)ア
ミノ末端の脱保護は、適当な溶媒(メタノール、エタノ
ール、ジメチルホルムアミドなど、好ましくはメタノー
ル)中、必要により塩酸の存在下、水素雰囲気下でパラ
ジウム炭素などの触媒を用いて接触還元することにより
進行する。
またはその酸付加塩はすぐれた免疫抑制作用を示し、ヒ
ト、ウシ、ウマ、イヌ、マウス、ラット等の哺乳動物に
対して、たとえば臓器や骨髄移植の際の拒絶反応の抑制
剤や、関節リウマチ、アトピー性湿疹(アトピー性皮膚
炎)、ベーチェット病、ブドウ膜炎、全身性エリテマト
ーデス、シューブレン病、多発性硬化症、重症筋無力
症、I型糖尿病、内分泌性眼障害、原発性胆汁性肝硬
変、クローン病、糸球体腎炎、サルコイドーシス、乾
癬、天疱瘡、再生不良性貧血、特発性血小板減少性紫斑
病、アレルギー、結節性多発動脈炎、進行性全身性硬化
症、混合性結合組織病、大動脈炎症候群、多発性筋炎、
皮膚筋炎、ウェゲナー肉芽腫、潰瘍性大腸炎、活動性慢
性肝炎、自己免疫性溶血性貧血、エヴァンス症候群、気
管支喘息、花粉症等の自己免疫疾患等における予防また
は治療剤として、あるいは医学、薬学における試薬とし
て用いることができる。また、保護基により保護された
化合物は、これらすぐれた薬理作用等を有する化合物の
合成中間体として有用である。
合、通常その有効成分量を担体、賦形剤、希釈剤等と混
合して散剤、カプセル剤、錠剤、注射剤等に製剤化して
患者に投与することができる。また、それ自体既知手段
にて凍結乾燥製剤としてもよい。これらの化合物類の投
与量は疾患、症状、体重、性別、年齢等によって変わり
うるが、たとえば腎移植における拒絶反応の抑制には、
通常成人1日当り0.1〜10mg(力価)を1日1〜
数回に分けて投与される。
ン、アザチオプリン、ステロイド剤、FK−506(E
P−A184162公報)等の免疫抑制剤と併用するこ
とができる。以下に実験例を挙げて、本発明の作用・効
果をさらに詳細に説明する。免疫抑制活性測定法として
は、マウス、ラットあるいはヒトのリンパ球を用いた種
々の免疫反応を用いることができるが、たとえば免疫抑
制活性は、マウス、ラット、ヒトの同種リンパ球混合反
応(同種MLR)を用いることにより感度よく測定でき
る。
合性抗原が異なる2個体由来のリンパ球、たとえば脾細
胞、リンパ節細胞、末梢血リンパ球等を混合培養するこ
とによって誘導されるリンパ球の幼若化反応である。ま
た、同種MLRは、リンパ球の供与者間の主要組織適合
性抗原の違いを反映し誘導される現象であり、たとえば
一卵性双生児のリンパ球の混合培養によるリンパ球の幼
若化現象は認められない。そこで同種MLRは、たとえ
ば臓器移植における供与者−受容者の選択に広く用いら
れている方法である。
リンパ球をX線照射あるいはマイトマイシンC処理等を
行うことによって、分裂増殖を阻止した状態で刺激細胞
として用い、他方のリンパ球(反応細胞)の幼若化反応
を測定する方法(one way-MLR)を用いることができ
る。さらに免疫抑制活性は、同種MLRの際に誘導され
る主要組織適合性抗原拘束性を有する細胞障害性T細胞
の誘導を抑制する活性としても測定することができる。
に、種々のマイトージェン(コンカナバリンA、フィト
ヘムアグルチニン、ポークウィードマイトージェン等)
の刺激により誘導されるリンパ球の幼若化反応を抑制す
る活性、またはT細胞、B細胞等のリンパ球の分裂増殖
を増強もしくは分化を促進する活性を有するようなサイ
トカイン(インターロイキン1、2、3、4、5、6
等)により誘導されるリンパ球の分裂増殖反応、または
機能の発現を抑制する活性としても評価することができ
る。さらに、これらサイトカインのT細胞、マクロファ
ージ等からの産生を抑制する活性としても評価すること
が可能である。
口、静脈内、皮内、皮下または筋肉内投与をすることに
よって、たとえば同種細胞等で予め免疫されたマウスの
脾細胞中に誘導される同種細胞特異的細胞障害性T細胞
の誘導を抑制する活性、ならびに同種細胞等で免疫した
マウスの血清中に産生される同種細胞特異抗体の産生を
抑制する活性、または同種マウスのラット、イヌなどの
臓器移植の際の拒絶反応、あるいは移植片対宿主反応、
あるいは遅延型アレルギー、アジュバント関節炎等を抑
制する活性としても評価することができる。
RL/lprマウス、NZB/WF 1 マウス、BXSB
マウス、NODマウス等に化合物を投与することによ
る、たとえば抗DNA抗体の産生、リウマチ因子の産
生、腎炎、リンパ球の増殖異常、尿タンパク等の抑制活
性あるいは延命効果としても評価することができる。 実験例1(マウス同種リンパ球混合反応に対する抑制作
用) マウス同種リンパ球混合反応(以下、マウス同種MLR
と称する)は、反応細胞としてBALB/cマウスの脾
細胞を、刺激細胞としてC57BL/6マウスの脾細胞
をマイトマイシンC処理したものを用い、両者を等比で
混合培養することによって行った。
行う。5〜6週齢の雄性BALB/cマウスより脾臓を
摘出し、牛胎児血清(以下、FBSと称する)を5%添
加したRPMI1640培地(硫酸カナマイシン60μ
g/ml、ペニシリンGカリウム100単位/ml、N
−2−ヒドロキシエチルピペラジン−N’−2−エタン
スルホネート10mM、0.1%炭酸水素ナトリウム、
L−グルタミン2mM含有)を用いて、脾細胞の単細胞
浮遊液を得た。遠心後、赤血球除去用トリス緩衝液
(0.83%塩化アンモニウム9容とトリス塩酸緩衝液
(0.17M、pH7.65)1容を混合したもの)に
て溶血処理を行い3回洗浄後、10-4M 2−メルカプ
トエタノールおよび20%FBSを含むRPMI164
0培地を用いて、107 個/mlに調製し、反応細胞浮
遊液として用いた。
週齢の雄性C57BL/6マウスより脾臓を摘出し、R
PMI1640培地を用いて脾細胞の単細胞浮遊液を得
た。遠心後、赤血球除去用トリス緩衝液にて溶血処理を
行い2回洗浄後、40μg/mlマイトマイシンCで3
7℃、30分間の処理を行った。3回洗浄後、10-4M
2−メルカプトエタノールおよび20%FBSを含む
RPMI1640培地を用いて、107 個/mlに調製
し、刺激細胞浮遊液として用いた。
液50μlと刺激細胞浮遊液50μlおよび10%FB
Sを含むRPMI1640培地を用いて調製した検体1
00μlとを、96穴平底マイクロテストプレートに加
え、37℃で5%炭酸ガスの条件下で3〜4日間培養し
た後、5mg/mlの3−(4,5−ジメチルチアゾー
ル−2−イル)−2,5−ジフェニルテトラゾリウムブ
ロマイド(MTT)溶液20μlを加えて4時間インキ
ュベートした。その後、上清100μlを除き、10%
ドデシル硫酸ナトリウムを含む0.01N塩酸溶液10
0μlを加えて12時間以上インキュベートした後、マ
イクロプレート吸光光度計を用いて550〜660nm
における吸光度を測定し、同種MLRの指標とした。
率で算出した。
まとめた。
MI培地で希釈して用いた。メタノールの最終濃度は
0.5%以下で、実験に用いた細胞への影響は認められ
なかった。
的に説明する。なお、実施例に用いられる記号は以下の
通りである。 Tdol:1−メチル−2−(N−メチル−N−(2−
ヒドロキシエチル)アミノ)エチルアミノ EEDQ:2−エトキシ−1−エトキシカルボニル−
1,2−ジヒドロキノリン DCC:ジシクロヘキシルカルボジイミド HOBt:1−ヒドロキシベンゾトリアゾール Z:ベンジルオキシカルボニル Bzl:ベンジル 実施例1 Z−Ala−Aib−OCH3 の合成 Z−Ala 29gとAib−OCH3 ・塩酸塩20g
をクロロホルム300mlに溶解し、氷冷下、攪拌しな
がらEEDQ 32.2gを加え、さらに10分後、ト
リエチルアミン18.2mlを滴下した。2時間後、室
温にもどし3日間攪拌した。反応液を減圧濃縮し得られ
た残渣を酢酸エチルに溶解した後、濾過した。濾液を1
0%クエン酸、水、2%炭酸水素ナトリウム、水で順次
洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮する
ことにより標記化合物34.9gを油状物質として得
た。 〔α〕D 28=−29.1°(c=1.17、クロロホル
ム)1 H−NMR(CDCl3 ,100MHz)δppm:
7.33(5H,s),6.84(1H,br),5.
56(1H,brd,J=8Hz),5.08(2H,
s),4.44(1H,quint,J=7Hz),
3.68(3H,s),1.51(6H,s),1.3
6(3H,d,J=8Hz) 実施例2 Z−Ala−Aib−OHの合成 Z−Ala−Aib−OCH3 18.5gをメタノー
ル−ジオキサン(2:1)150mlに溶解し、氷冷
下、攪拌しながら1N水酸化ナトリウム63mlを滴下
した後、さらに室温で6時間攪拌した。反応液を1N塩
酸で中和し減圧下に溶媒を留去し、残渣に1N水酸化ナ
トリウム6ml、水60mlを加え酢酸エチル100m
lで抽出した。水層を10%クエン酸で酸性とし、酢酸
エチル(100ml×3)で抽出し、飽和食塩水で洗浄
したのち、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下に
濃縮して得られた結晶をエーテル−酢酸エチルで再結晶
することにより標記化合物10.5gを得た。融点17
0〜172℃ 〔α〕D 25=−26.7°(c=1.05、メタノー
ル)1 H−NMR(CDCl3 ,100MHz)δppm:
7.33(5H),5.08(2H,s),4.13
(1H,q,J=7.2Hz),1.46(6H),
1.31(3H,d,J=7.0Hz) 実施例3 Z−Ala−Aib−Aib−OCH3 の合
成 Z−Ala−Aib−Aib−OH 24.7g、Ai
b−OCH3 ・塩酸塩13.5g、HOBt 10.8
gに無水トルエン−無水テトラヒドロフラン(29:
6)350mlを加えて懸濁し、氷冷下、攪拌しながら
トリエチルアミン8.9g、次いでDCC 18.2g
を加え、そのまま攪拌を続け徐々に室温にもどし、さら
に3.5日間攪拌した。反応液より析出したジシクロヘ
キシルウレアを濾過し、濾液を濃縮した。得られた残渣
を酢酸エチル300mlに溶解し、10%クエン酸(1
00ml×2)、5%炭酸水素ナトリウム(100ml
×2)、飽和食塩水(100ml)で順次洗浄した後、
無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下に濃縮して得
られた残渣25.5gを酢酸エチルで再結晶することに
より標記化合物を9.1gを結晶として得た。また、母
液はシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホル
ム:メタノール=40:1)に付し、これを酢酸エチル
−ジエチルエーテル(50ml)で再結晶することによ
り標記化合物8.3gを結晶として得た。融点125〜
126℃ 〔α〕D 26=−7.0°(c=2.27、メタノール)1 H−NMR(CDCl3 ,200MHz)δppm:
7.35(5H,s),7.03(1H,br),6.
54(1H,br),5.36(1H,brd,J=
7.0Hz),5.11(2H,s),4.10(1
H,quint,J=7Hz),3.71(3H,
s),1.51(3H,s),1.50(3H,s),
1.37(3H,d,J=7Hz) 実施例4 Z−Ala−Aib−Aib−OHの合成 Z−Ala−Aib−Aib−OCH3 12.2gを
メタノール90mlに溶解し、氷冷下、攪拌しながら1
N水酸化ナトリウム45mlを滴下した。次いで、室温
で6時間攪拌した。反応溶液を2N塩酸で中和し減圧下
に濃縮した後、残渣に水60ml、1N水酸化ナトリウ
ム7mlを加えて酢酸エチル(50ml×3)で未反応
物を抽出除去した。水層を氷冷し、2N塩酸でコンゴー
レッド酸性とし、酢酸エチル(80ml×3)で抽出し
た。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥後、減圧濃縮して残渣9.38gを得た。これ
を酢酸エチルで再結晶することにより標記化合物8.1
gを得た。融点166〜168℃ 〔α〕D 27=−11.7°(c=2.30、メタノー
ル)1 H−NMR(DMSO−d6 ,200MHz)δpp
m:8.06(1H,s),7.59(1H,d,J=
6Hz),7.35(5H,s),7.27(1H,
s),5.04(2H,s),3.98(1H,qui
nt,J=7Hz),1.36−1.30(12H),
1.19(3H,d,J=7Hz) 実施例5 Z−Ala−Aib−Aib−Tdolの合
成 Z−Ala−Aib−Aib−OH 4.58g、Td
ol・塩酸塩1.96g、HOBt 3.15gを無水
ジメチルホルムアミド590mlに溶解し、氷冷下、攪
拌しながらトリエチルアミン1.18g、次いでDCC
2.64gを加え、そのまま5時間氷冷下で攪拌した
後、室温で67時間攪拌した。反応液を減圧下に濃縮
し、残渣をクロロホルム150mlに溶解し、析出した
ジシクロヘキシルウレアを濾過した。濾液を1N塩酸
(50ml×3)で抽出し、水層を氷冷下、炭酸カリウ
ム(粉末)でアルカリ性とし、クロロホルム(100m
l×3)で抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無
水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下に濃縮しシロッ
プ状の残渣6.4gを得た。この残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール:2
8%アンモニア水=9:1:0.1)に付し、標記化合
物5.69gを淡黄色粉末として得た。 〔α〕D 25=−32.0°(c=1.15、メタノー
ル)1 H−NMR(CDCl3 ,200MHz)δppm:
7.67(1H,br),7.28(5H),7.18
(1H,d,J=8.8Hz),7.05(1H,b
r),6.85(1H,d,J=6Hz),5.10
(2H,ABq,J=12.6Hz),3.64(2
H),2.5−2.8(4H),1.42(3H,d,
J=7.4Hz),1.39(12H),1.13(3
H,d,J=6.6Hz) 実施例6 H−Ala−Aib−Aib−Tdol・2
塩酸塩の合成 Z−Ala−Aib−Aib−Tdol 4.67gを
メタノール250mlに溶解し、5%パラジウム炭素9
00mg、1N塩酸18.4mlを加え、3時間接触水
素添加した。触媒を濾去し、濾液を減圧下に濃縮し、さ
らにメタノールを加え、濃縮を繰り返し淡黄色シロップ
状物質4.76gを得た。これをメタノール−水(1:
2)25mlに溶解し、不溶物を濾過した。濾液をイオ
ン交換樹脂(Amberlite IRA−45(Cl
- )250ml)に付すことにより標記化合物の白色粉
末3.99gを得た。 〔α〕D 25=+27.8°(c=1.08、メタノー
ル)1 H−NMR(C5 D5 N,200MHz)δppm:
10.24(1H,s),8.69(1H,s),8.
00(1H,d,J=9.4Hz),5.01(1H,
q,J=6.8Hz),4.85(1H,m),4.2
9(2H),3.5−4.0(4H),3.25(3
H,s),2.33(3H,d,J=6.8Hz),
1.95,1.90,1.78,1.74(each,
3H,s),1.45(3H,d,J=6.8Hz) 実施例7 Z−Ile−Ala−Aib−Aib−Td
olの合成 Z−Ile 2.25g、H−Ala−Aib−Aib
−Tdol・2塩酸塩3.78g、HOBt 2.29
gを無水ジメチルホルムアミド480mlに溶解し、氷
冷攪拌しながらトリエチルアミン1.71g、次いでD
CC 1.92gを添加した。氷冷下に3時間攪拌した
後、徐々に室温にもどし、さらに18.5時間攪拌し
た。反応終了後、溶媒を減圧下に留去し、残渣に酢酸エ
チル150mlを加え、不溶物を濾過した。濾液を1N
硫酸(50ml×3)で抽出した。抽出液を氷冷下、炭
酸カリウム(粉末)でpH9〜10のアルカリ性とした
後、クロロホルム(100ml×3)で抽出した。クロ
ロホルム層を飽和食塩水200mlで洗浄後、無水硫酸
マグネシウムで乾燥した。減圧下に濃縮して得られた淡
黄色シロップ5.6gをシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(クロロホルム:メタノール:28%アンモニア
水=9:1:0.1)で精製することにより標記化合物
の白色粉末3.99gを得た。 〔α〕D 26=−36.6°(c=1.31、メタノー
ル)1 H−NMR(CDCl3 ,200MHz)δppm:
7.85(1H,br),7.27(5H),7.23
(1H,d,J=8.4Hz),7.08(1H,b
r),6.15(1H,br),5.13(2H,AB
q,J=12.8Hz),4.12(2H),3.95
(1H),3.67(2H),2.6−2.9(4
H),2.49(3H,s),1.92(1H,m),
1.47(6H,s),1.39(6H,s),1.4
0(3H,d,J=6.6Hz),1.16(3H,
d,J=6.6Hz),0.96(3H,d,J=6.
8Hz),0.91(3H,t,J=7.8Hz) 実施例8 H−Ala−Aib−Aib−OCH3 ・塩
酸塩の合成 Z−Ala−Aib−Aib−OCH3 20.4gを
メタノール400mlに溶解し、5%パラジウム炭素4
g、1N塩酸50mlを加え、2時間接触水素添加反応
に付した。反応液を濾過して触媒を除き、減圧下に濃縮
し、粗結晶18.9gを得た。このものを酢酸エチル−
メタノールにて再結晶することにより、標記化合物の結
晶14.4gを得た。融点165〜167℃ 〔α〕D 21=+18.3°(c=2.5、メタノール)1 H−NMR(CD3 OD)δppm:3.67(3
H,s),1.45,1.46(12H,s),1.2
8(3H,d,J=6.8Hz) 実施例9 Z−Ile−Ala−Aib−Aib−OC
H3 の合成 Z−Ile−OH 5.31g、Ala−Aib−Ai
b−OCH3 ・塩酸塩6.2g、HOBt 2.70g
を無水テトラヒドロフラン200mlに溶解し、氷冷攪
拌しながらトリエチルアミン2.03g、次いでDCC
4.54gを添加した。氷冷下に4時間攪拌した後、
室温にもどし、さらに13時間攪拌した。析出したジシ
クロヘキシルウレアを濾去し、濾液を減圧下に濃縮し
た。得られた残渣に酢酸エチル200mlを加え、不溶
物を濾去した。濾液を10%クエン酸(100ml×
2)、5%炭酸水素ナトリウム(100ml×2)、飽
和食塩水(100ml×2)で順次洗浄後、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥し、減圧濃縮して残渣11.480g
を得た。このものをシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(クロロホルム:メタノール=50:1)で精製する
ことにより標記化合物の結晶7.95gを得た。融点1
59〜161℃ 〔α〕D 20=−32.0°(c=1.50、メタノー
ル)1 H−NMR(CDCl3 )δppm:7.34(5
H,s),7.09(1H,s),6.88(2H),
5.57(1H,d,J=7.6Hz),5.10(2
H,s),4.32(1H,q,J=6.8Hz),
4.04(1H,t,J=7.1Hz),3.70(3
H,s),1.50(12H,s),1.83(1H,
m),1.34(3H,d,J=7.1Hz),0.9
5−0.85(6H) 実施例10 Z−Ile−Ala−Aib−Aib−O
Hの合成 Z−Ile−Ala−Aib−Aib−OCH3 9.
5gをメタノール50mlに溶解し、氷冷攪拌しながら
1N水酸化ナトリウム20mlを滴下した。室温にもど
し、さらに6.5時間攪拌した。反応溶液を2N塩酸で
中和し、減圧下に濃縮した。残渣に水40ml、1N水
酸化ナトリウム2mlを加え、酢酸エチル100mlで
洗浄後、氷冷し10%クエン酸酸性とし、酢酸エチル
(50ml×3)で抽出した。有機層を飽和食塩水で洗
浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下に濃縮し
て残渣6.6gを得た。これをシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(クロロホルム:メタノール=20:1)
で精製することにより標記化合物の白色粉末5.5gを
得た。 〔α〕D 20=−35.6°(c=1.52、メタノー
ル)1 H−NMR(CD3 OD)δppm:7.34(5
H),5.09(2H,s),4.14(1H,q,J
=7.3Hz),3.94(1H,d,J=7.6H
z),1.82(1H,m),1.48,1.45,
1.44,1.41(各3H,s),1.33(3H,
d,J=7.1Hz),0.95(3H,d,J=7.
1Hz),0.90(3H,t,J=7.3Hz) 実施例11 Z−Ile−Ala−Aib−Aib−T
dolの合成 Z−Ile−Ala−Aib−Aib−OH 4.23
g、Tdol・塩酸塩1.41g、HOBt 2.26
gを無水ジメチルホルムアミド430mlに溶解し、氷
冷攪拌しながらトリエチルアミン0.84g、次いでD
CC1.89gを添加した。氷冷下で4時間攪拌した
後、室温にもどし、さらに67時間攪拌した。反応液を
減圧下に濃縮し、得られた残渣に酢酸エチル150ml
を加え、不溶物を濾去した。濾液を1N硫酸(50ml
×3)で抽出した。抽出液を氷冷し、炭酸カリウム(粉
末)でpH9〜10のアルカリ性とし、クロロホルム
(100ml×3)で抽出した。クロロホルム層を飽和
食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧
濃縮して残渣9.2gを得た。これをシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール:28
%アンモニア水=900:100:10)で精製するこ
とにより、標記化合物の淡黄色吸湿性粉末3.53gを
得た。 実施例12 Z−Val−Ala−Aib−Aib−T
dolの合成 Z−Val 1.85g、H−Ala−Aib−Aib
−Tdol・2塩酸塩3.29g、HOBt 1.99
gを無水ジメチルホルムアミド350mlに溶解し、氷
冷攪拌しながらトリエチルアミン1.49g、次いでD
CC 1.68gを添加した。氷冷下に3時間攪拌した
後、徐々に室温にもどし、さらに15時間攪拌した。反
応終了後、減圧下に溶媒を留去し、残渣に酢酸エチル1
50mlを加え、不溶物を濾去した。濾液を1N硫酸
(50ml×3)で抽出した。抽出液を氷冷下、炭酸カ
リウム(粉末)でpH9〜10のアルカリ性とし、クロ
ロホルム(100ml×3)で抽出した。抽出液を飽和
食塩水200mlで洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾
燥し、減圧下に濃縮して淡黄色シロップ状物質8.3g
を得た。これをシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(クロロホルム:メタノール:28%アンモニア水=
9:1:0.1)にて精製することにより、標記化合物
の淡黄色粉末3.65gを得た。 〔α〕D 25=−41.0°(c=1.05、メタノー
ル)1 H−NMR(CDCl3 ,200MHz)δppm:
7.64(1H,br),7.35(5H),7.24
(1H,s),7.20(1H,d,J=8.4H
z),6.93(1H),5.97(1H,br),
5.12(2H,ABq,J=12.4Hz),4.1
6(2H),3.92(1H,t,J=6.3Hz),
3.61(2H),2.4−2.8(4H),2.38
(3H,s),2.16(1H,m),1.47,1.
40(各6H,s),1.38(3H,d,J=8.4
Hz),1.14(3H,d,J=6.6Hz),1.
00(3H,d,J=6.0Hz),0.97(3H,
d,J=6.4Hz) 実施例13 H−Ile−Ala−Aib−Aib−T
dol・2塩酸塩の合成 Z−Ile−Ala−Aib−Aib−Tdol 5.
71gをメタノール285mlに溶解し、1N塩酸1
8.4ml、5%パラジウム炭素1.14gを加えて、
1時間接触水素添加を行った。触媒を濾去し、濾液を減
圧下に濃縮して得られた残渣をメタノール−水(1:
1)30mlに溶解し、あらかじめ溶媒で洗浄しておい
たイオン交換樹脂(Amberlite IRA−45
(Cl- )250ml)に付すことにより、標記化合物
の白色粉末4.98gを得た。 〔α〕D 29=+5.2°(c=3.48、メタノール)1 H−NMR(C5 D5 N)δppm:9.28(1
H),9.17(1H),7.85(1H,d,J=
9.2Hz),4.7(2H),4.45(1H,d,
J=8Hz),4.32(2H),3.31(3H,
s),2.61(1H,m),1.92(3H,s),
1.87(3H,s),1.80(3H,s),1.7
8(3H,d,J=6.0Hz),1.68(3H,
s),1.34(3H,d,J=6.8Hz),1.2
9(3H,d,J=6.8Hz),0.91(3H,
d,J=7.4Hz) 実施例14 H−Val−Ala−Aib−Aib−T
dol・2塩酸塩の合成 Z−Val−Ala−Aib−Aib−Tdol 0.
48gをメタノール60mlに溶解し、1N塩酸1.6
m1、5%パラジウム炭素95mgを加えて、2時間接
触水素添加を行った。触媒を濾去し、濾液を減圧下に濃
縮して得られた残渣(0.47g)をメタノール−水
(1:2)10mlに溶解し、あらかじめ同溶媒で洗浄
しておいたイオン交換樹脂(Amberlite IR
A−45(Cl- )25ml)に付すことにより標記化
合物の白色粉末0.35gを得た。〔α〕D 29=+4.
2°(c=2.15、メタノール)1 H−NMR(C5 D5 N)δppm:9.31(1
H,s),9.14(1H,s),7.86(1H,
d,J=9.4Hz),3.31(3H,s),2.8
8(1H,m),1.91,1.85,1.79,1.
68(各3H,s),1.77(3H,d,J=8.0
Hz),1.35(6H,d,J=7.0Hz),1.
28(3H,d,J=6.8Hz) 実施例15 Z−Ala−Aib−Aib−Ile−A
la−Aib−Aib−Tdolの合成 Z−Ala−Aib−Aib−OH 1.61g、H−
Ile−Ala−Aib−Aib−Tdol・2塩酸塩
2.29g、HOBt 1.10gを無水ジメチルホ
ルムアミド270mlに溶解し、氷冷攪拌しながらトリ
エチルアミン0.83g、次いでDCC 0.93gを
添加した。氷冷下に4時間攪拌した後、室温にもどし4
8時間攪拌した。反応液を減圧下に濃縮し、得られたシ
ロップ状残渣に酢酸エチル150mlを加え、不溶物を
濾去した。濾液を1N硫酸(50ml×3)で抽出し、
抽出液を氷冷下に炭酸カリウム(粉末)でpH9〜10
のアルカリ性とし、クロロホルム(100ml×3)で
抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マク
ネシウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去して、淡黄色
シロップ状物質4.19gを得た。この残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノー
ル:28%アンモニア水=9:1:0.1)にて精製す
ることにより、標記化合物の淡黄色粉末2.65gを得
た。 〔α〕D 29=−2.4°(c=4.14、メタノール)1 H−NMR(CDCl3 )δppm:8.37(1
H),7.6(1H),7.3(11H),5.14
(2H,ABq,J=13Hz),4.3(1H,
m),4.0(2H),3.8(3H),2.74(3
H,s),2.0(1H,m),1.17(3H,d,
J=6.6Hz),0.95(3H,d,J=6.8H
z),0.88(3H,t,J=7.2Hz) 実施例16 H−Ala−Aib−Aib−Ile−A
la−Aib−Aib−Tdol・2塩酸塩の合成 Z−Ala−Aib−Aib−Ile−Ala−Aib
−Aib−Tdol2.29gをメタノール115ml
に溶解し、1N塩酸5.3ml、5%パラジウム炭素
0.46gを加えて、1時間接触水素添加を行った。反
応液より触媒を濾去し、濾液を減圧下に濃縮して得た残
渣をメタノール−水(1:1)30mlに溶解し、あら
かじめ同溶媒300mlで洗浄しておいたイオン交換樹
脂(Amberlite IRA−45(Cl- )60
ml)に付すことにより、標記化合物の白色粉末2.0
4gを得た。 〔α〕D 29=+16.2°(c=2.11、1メタノー
ル)1 H−NMR(C5 D5 N)δppm:10.66(1
H),9.21(1H),8.63(1H),8.83
(1H),8.28(1H,s),7.97(1H,
s),7.70(1H,d,J=9.4Hz),5.0
5(1H),4.8(2H),4.35(3H),4.
20(1H),3.40(3H,s),2.4(1
H),1.60(3H,s),1.32(3H,d,J
=6.8Hz),1.14(3H,d,J=6.6H
z),0.91(3H,t,J=7.2Hz) 実施例17 Z−Ala−Aib−Aib−Val−A
la−Aib−Aib−Tdolの合成 Z−Ala−Aib−Aib−OH 1.74g、Va
l−Ala−Aib−Aib−Tdol・2塩酸塩
2.41g、HOBt 1.19gを無水ジメチルホル
ムアミド290mlに溶解し、氷冷下攪拌しながらトリ
エチルアミン0.89g、次いでDCC 1.00gを
添加し、4時間氷冷下に攪拌した後、室温にもどし、さ
らに48時間攪拌した。反応溶液を減圧下に濃縮し、得
られた残渣に酢酸エチル150mlを加え、不溶物を濾
去した。濾液を1N硫酸(50ml×3)で抽出し、抽
出液を氷冷下、炭酸カリウム粉末にてpH9〜10と
し、クロロホルム(100ml×3)で抽出した。抽出
液を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、減圧下に濃縮して淡黄色シロップ状物質4.98g
を得た。これをシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(クロロホルム:メタノール:28%アンモニア水=
9:1:0.1)に付すことにより淡黄色粉末2.65
gを得た。 〔α〕D 29=−2.4°(c=4.22、メタノール)1 H−NMR(CDCl3 )δppm:8.13(1
H),7.68(1H,d,J=5.8Hz),7.4
(10H),7.06(1H),5.14(2H,AB
q,J=12.8Hz),4.2(1H),4.0(2
H),3.7(3H),2.9(2H),2.59(3
H,s),1.32(3H,s),1.14(3H,
d,J=6.6Hz),1.05(3H,d,J=7.
0Hz),1.00(3H,d,J=6.8Hz) 実施例18 Ala−Aib−Aib−Val−Ala
−Aib−Aib−Tdol・2塩酸塩の合成 Z−Ala−Aib−Aib−Val−Ala−Aib
−Aib−Tdol2.05gをメタノール100ml
に溶解し、1N塩酸4.8ml、5%パラジウム炭素
0.41gを加え、1時間接触水素添加を行った。触媒
を濾去し、濾液を減圧下に濃縮してシロップ状の残渣
1.9gを得た。この残渣をメタノール−水(1:1)
30mlに溶かし、あらかじめ同溶媒で十分洗浄してお
いたイオン交換樹脂(Amberlite IRA−4
5(Cl- )50ml)に付すことにより、標記化合物
の吸湿性白色粉末1.74gを得た。 〔α〕D 29=+12.9°(c=2.25、メタノー
ル)1 H−NMR δppm:10.71(1H,s),
9.22(1H,s),8.26(1H,s),7.9
7(1H,s),3.39(3H,s),2.09(3
H,s),2.05(3H,d,J=7.0Hz),
1.92,1.87,1.81,1.79,1.74,
1.72,1.61(各3H,s),1.32,1.2
4,1.15(各3H,d,J=6.6Hz) 実施例19 Ala−Aib−Aib−Ile−Ala
−Aib−Aib−Tdol・塩酸塩の合成 Ala−Aib−Aib−Ile−Ala−Aib−A
ib−Tdol・2塩酸塩200mgをシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=8
5:15)に付し、これをイオン交換体(Sephad
ex LH−20)を用いてゲル濾過を行い、標記化合
物の吸湿性白色粉末117mgを得た。IR ν
max (KBr)cm-1:3300,2980,165
0,1530,1460,1385,1360,122
5 元素分析(C34H65N9 O8 ・HCl・6/5H2 O) 計算値 C:51.95 H:8.77 N:16.04 分析値 C:52.00 H:9.04 N:15.93 実施例20 Ala−Aib−Aib−Val−Ala
−Aib−Aib−Tdol・塩酸塩の合成 Ala−Aib−Aib−Val−Ala−Aib−A
ib−Tdol・2塩酸塩200mgをシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=8
5:15)に付し、これをイオン交換体(Sephad
ex LH−20)を用いてゲル濾過を行い、標記化合
物の白色吸湿性粉末143mgを得た。IR ν
max (KBr)cm-1:3325,2980,166
0,1530,1460,1385,1360,122
5 元素分析(C33H63N9 O8 ・HCl・8/5H2 O) 計算値 C:50.87 H:8.69 N:1
6.18 分析値 C:50.85 H:8.87 N:1
6.24 実施例21 Z−Aib−Aib−Tdolの合成 Z−Aib−Aib−OH 0.58g、Tdol・塩
酸塩0.30g、HOBt 0.49gを無水ジメチル
ホルムアミド90mlに溶解した。氷冷攪拌しながらト
リエチルアミン0.18g、次いでDDC 0.41g
を添加し、そのまま攪拌しながら徐々に室温にもどし、
さらに42時間攪拌した。反応液を減圧下に濃縮し、得
られた残渣をクロロホルム50mlに溶かし、1N塩酸
(30ml×3)で抽出した。抽出液を氷冷し、炭酸カ
リウム粉末でpH9〜10とし、クロロホルム(50m
l×3)で抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗
浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下に濃縮し
て、淡黄色シロップ状物質0.83gを得た。これをシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メ
タノール=20:1〜10:1)に付すことにより、標
記化合物の吸湿性結晶0.55gを得た。融点75〜8
1℃ 〔α〕D 20=0°(c=1.5、メタノール)1 H−NMR(CDCl3 )δppm:7.35(5
H,s),7.06(1H,d,J=7.8Hz),
6.48(1H,s),5.50(1H,s),5.1
2(2H,ABq,J=12.2Hz),4.08(1
H,m),3.58(2H,t,J=5.1Hz),
2.31(3H,s),1.48(3H,s),1.4
6(6H,s),1.41(3H,s),1.11(3
H,d,J=6.6Hz) 実施例22 CH3 (CH2 )8 CO−Ala−Aib
−Aib−Tdolの合成 n−カプリン酸0.40g、Ala−Aib−Aib−
Tdol・2塩酸塩1.04g、HOBt 0.63g
を無水ジメチルホルムアミド130mlに溶解し、氷冷
攪拌しながらトリエチルアミン0.47g、次いでDC
C 0.53gを添加した。そのまま氷冷下で4時間攪
拌した後、徐々に室温にもどし、さらに3日間攪拌し
た。反応溶液を減圧下に濃縮し、酢酸エチル150ml
を加え、不溶物を濾去した。濾液を1N硫酸(50ml
×3)で抽出し、得られた抽出液を氷冷下、炭酸カリウ
ム(粉末)でpH9〜10とし、クロロホルム(100
ml×3)で抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で
洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下に濃縮
し、淡黄色シロップ状物質1.4gを得た。これをシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタ
ノール:28%アンモニア水=900:50:5)で精
製することにより、標記化合物0.66gを淡黄色シロ
ップとして得た。 〔α〕D 20=−38.5°(c=1.51、メタノー
ル)1 H−NMR(CDCl3 )δppm:7.4(1
H),7.21(1H,s),7.08(1H,d,J
=8.6Hz),6.69(1H,s),4.26(1
H,q,J=7.0Hz),4.2(1H),3.66
(2H),2.41(3H,s),2.25(2H),
1.61(2H),1.51,1.49,1.42,
1.40(各3H,s),1.37(3H,d,J=
7.2Hz),1.26(12H),1.17(3H,
d,J=6.6Hz),0.87(3H,t,J=6.
6Hz) 実施例23 CH3 (CH2 )8 CO−Ile−Ala
−Aib−Aib−Tdolの合成 CH3 (CH2 )8 CO−Ile−OH 0.72g、
Ala−Aib−Aib−Tdol・2塩酸塩 1.1
3g、HOBt 0.68gを無水ジメチルホルムアミ
ド150mlに溶解し、氷冷攪拌しながらトリエチルア
ミン0.51g、次いでDCC 0.57gを添加し
た。そのまま氷冷下に4時間攪拌した後、室温にもど
し、さらに17時間攪拌した。反応液を減圧下に濃縮
し、得られた残渣に酢酸エチル100mlを加え、不溶
物を濾去した。濾液を1N硫酸(40ml×3)で抽出
し、抽出液を氷冷しながら炭酸カリウム(粉末)でpH
9〜10とし、クロロホルム(80ml×3)で抽出し
た。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥し、減圧下に濃縮して淡黄色シロップ
状物質1.63を得た。この残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール:28%
アンモニア水=900:100:10〜900:50:
5)にて精製することにより、標記化合物の吸湿性の無
色粉末0 .76gを得た。 〔α〕D 29=−49.5°(c=1.01、メタノー
ル)1 H−NMR(CDCl3 )δppm:7.60(1
H,d,J=5.4Hz),7.26(1H,s),
7.02(1H,s),4.13(3H),3.61
(2H),2.37(3H,s),2.31(2H,
t,J=7.6Hz),1.50,1.49,1.4
7,1.46(各3H,s),1.40(3H,d,J
=7.3Hz),1.26(12H),1.15(3
H,d,J=6.6Hz) 実施例24 Z−Aib−Ile−Ala−Aib−A
ib−Tdolの合成 Z−Aib−OH 0.50g、Ile−Ala−Ai
b−Aib−Tdol・2塩酸塩 1.18g、HOB
t 0.57gを無水ジメチルホルムアミド130ml
に溶解し、氷冷攪拌しながらトエチルアミン0.43
g、次いでDCC0.48gを添加し、そのまま4時間
攪拌した後、室温にもどし、さらに68時間攪拌した。
反応液を減圧下に濃縮し、残渣に酢酸エチル100ml
を加え、不溶物を濾去した。濾液を1N硫酸(40ml
×3)で抽出し、抽出液を氷冷下、炭酸カリウム(粉
末)でpH9〜10とし、クロロホルム(80ml×
3)で抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下に濃縮し
て、淡黄色粗結晶1.56gを得た。これをシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノー
ル:28%アンモニア水=900:100:5)で精製
することにより、標記化合物の無色結晶1.06gを得
た。融点88〜95℃ 〔α〕D 20=+1.2°(c=2.52、メタノール) IR νmax (KBr)cm-1:3310,2975,
1660,1535,1455,1385,1365,
1270,1095,1075,740,695実施例
25 Aib−Ile−Ala−Aib−Aib−Td
ol・2塩酸塩の合成 Z−Aib−Ile−Ala−Aib−Aib−Tdo
l・2塩酸塩 0.57gをメタノール30mlに溶解
し、5%パラジウム炭素120mg、1N塩酸1.6m
lを加えて、4時間接触水素添加反応に付した。反応液
を濾去して触媒を除き、濾液を減圧下に濃縮して白色粉
末0.54gを得た。これをシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(クロロホルム:メタノール:28%アンモ
ニア水=950:50:2.5〜450:50:2.
5)に付し、淡黄色粉末0.34gを得た。これをメタ
ノール20mlに溶かし、1N塩酸1.2mlを加え、
減圧濃縮した。この操作を3回繰り返した後、イオン交
換体(Sephadex LH−20、460ml、展
開溶媒:メタノール)を用いたゲル濾過に付し、標記化
合物の白色粉末0.42g(吸湿性)を得た。 〔α〕D 20=−23.3°(c=1.51、メタノー
ル) IR νmax (KBr)cm-1:3340,2970,
1660,1530,1460,1385,1365,
1230,1080,755 実施例26 CH3 (CH2 )8 CO−Ala−OBz
lの合成 n−カプリン酸3.45g、HOBt 2.70gをク
ロロホルム200mlに懸濁し、氷冷攪拌しながらDC
C 4.54gを添加した。20分後にAib−OBz
l・パラトルエンスルホン酸塩 7.31gをクロロホ
ルム100mlに懸濁したものにトリエチルアミン3.
37gを加えたものを添加した。氷冷下に4時間攪拌し
た後、室温にもどし、さらに48時間攪拌した。反応液
を減圧下に濃縮し、得られた残渣に酢酸エチル250m
lを加え、5%炭酸水素ナトリウム(100ml×
2)、10%クエン酸(100ml×2)、飽和食塩水
で順次洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減
圧下に濃縮して、淡黄色シロップを得た。これに酢酸エ
チルを加え、不溶物を濾去した後、濾液を減圧下に濃縮
し、淡黄色シロップ6.20gを得た。これをシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチ
ル=4:1)で精製することにより、標記化合物の無色
シロップ4.00gを得た。これを放置しておくと徐々
に結晶化した。融点42〜45℃1 H−NMR(CDCl3 ,100MHz)δppm:
7.33(5H,s),6.04(1H),5.14
(2H,s),2.14(2H,t,J=7Hz),
1.56(6H,s),1.24(12H),0.86
(3H,t,J=6Hz) 実施例27 CH3 (CH2 )8 CO−Aib−OHの
合成 CH3 (CH2 )8 CO−Aib−OBzl 3.19
gをメタノール65mlに溶解し、5%パラジウム炭素
640mgを加え、接触水素添加を1.5時間行った。
触媒を濾去し、濾液を減圧下に濃縮して、残渣2.43
gを得た。これをメタノールに溶かし、イオン交換体
(Sephadex LH−20、460ml、溶出
液:メタノール)に付すことにより、標記化合物の無色
針状結晶2.26gを得た。融点127〜131℃1 H−NMR(CDCl3 +CD3 OD,100MH
z)δppm:5.07(2H),2.16(2H,
t,J=7Hz),1.52(6H,s),1.26
(12H),0.86(3H,t,J=6Hz) 実施例28 CH3 (CH2 )8 CO−Aib−Ile
−Ala−Aib−Aib−Tdolの合成 CH3 (CH2 )8 CO−Aib−OH 0.30g、
Ile−Ala−Aib−Aib−Tdol・2塩酸塩
0.65g、HOBt 0.32gを無水ジメチルホ
ルムアミド70mlに溶かし、氷冷攪拌しながらトリエ
チルアミン0.24g、次いでDCC 0.27gを添
加した。そのまま4時間攪拌した後、室温にもどし、さ
らに69時間攪拌した。反応溶液を減圧下に濃縮し、得
られた残渣に酢酸エチル100mlを加え、析出物を濾
去した。濾液を1N硫酸(30ml×3)で抽出した。
水層を氷冷し、炭酸カリウム(粉末)でpH9〜10と
し、クロロホルム(50ml×3)で抽出した。有機層
を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た後、減圧濃縮して淡黄色シロップを得た。また、前出
の酢酸エチル層も同様に飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸
マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して淡黄色シロップを
得た。(両方合わせて0.99g)これをシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール:
28%アンモニア水=900:100:5)で精製する
ことにより標記化合物の白色粉末(吸湿性)0.60g
を得た。 〔α〕D 20=+11.9°(c=1.51、メタノー
ル) 元素分析(C37H71N7 O7 ・2H2 O) 計算値 C:58.32 H:9.92 N:12.87 分析値 C:58.27 H:9.97 N:12.54 実施例29 Z−Aib−Aib−OCH3 の合成 Z−Aib−OH 9.49g、Aib−OCH3 ・塩
酸塩6.14g、HOBt 5.41gを無水ジメチル
ホルムアミド180mlに溶解し、氷冷攪拌しながらト
リエチルアミン4.86g、次いでDCC 9.08g
を添加した。そのまま4時間攪拌した後、室温にもど
し、さらに45時間反応させた。反応液を減圧下に濃縮
し、得られた残渣に酢酸エチル150mlを加え、不溶
物を濾去した。濾液を0.2N塩酸(100ml×
2)、5%炭酸水素ナトリウム(100ml×2)、飽
和食塩水で順次洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾
燥した。減圧濃縮して淡黄色シロップ状の残渣12.2
gを得た。このものをシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(クロロホルム:メタノール=100:1)で精製
し、粗結晶11.8gを得た。これを酢酸エチル−ジエ
チルエーテルから再結晶することにより、標記化合物の
結晶7.15gを得た。1 H−NMR(CDCl3 ,100MHz)δppm:
7.32(5H,s),6.88(1H),5.44
(1H),5.06(2H,s),3.68(3H,
s),1.48(12H,s) 実施例30 Z−Aib−Aib−OHの合成 Z−Aib−Aib−OCH3 4.0gをメタノール
50mlに溶解し、氷冷攪拌しながら、1N水酸化ナト
リウム24mlを添加した。室温にもどし、さらに6時
間攪拌した。反応液を2N塩酸で中和した後、減圧濃縮
した。濃縮液に水40ml、1N水酸化ナトリウム10
mlを加え、酢酸エチル70mlで未反応物を抽出し
た。水層は氷冷下に2N塩酸で酸性とし、酢酸エチル
(50ml×2)で抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗
浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下に濃縮し
て、粗結晶4.0gを得た。これを酢酸エチルで再結晶
することにより、標記化合物の結晶2.98gを得た。
融点163〜164℃ IR νmax (KBr)cm-1:3430,3300,
2980,1720,1655,1535,1515,
1445,1380,1360,1300,1260,
1235,1185,1080,965,745,69
5 実施例31 Z−Aib−Aib−Ile−Ala−A
ib−Aib−Tdolの合成 Z−Aib−Aib−OH 0.60g、Ile−Al
a−Aib−Aib−Tdol・2塩酸塩1.04g、
HOBt 0.50gを無水ジメチルホルムアミド12
0mlに溶解し、氷冷攪拌しながらトリエチルアミン
0.38g、次いでDCC 0.42gを加え、そのま
ま氷冷下に4時間攪拌した。次いで室温にもどし、さら
に69時間攪拌した。反応液を減圧下に濃縮し、得られ
た残渣に酢酸エチル100mlを加え、不溶物を濾去し
た。濾液を1N硫酸(30ml×3)で抽出し、抽出液
を氷冷し、炭酸カリウム(粉末)でpH9〜10とし、
クロロホルム(80ml×3)で抽出した。有機層を飽
和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減
圧下に濃縮して淡黄色シロップ状の残渣1.58gを得
た。これをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロ
ロホルホム:メタノール:28%アンモニア水=90
0:100:5)で精製することにより、標記化合物の
結晶1.16gを得た。融点141〜144℃ 〔α〕D 20=+6.6°(c=1.51、メタノール) IR νmax (KBr)cm-1:3300,2925,
1660,1530,1455,1385,1360,
1265,1220,1100,1075,1045,
740 実施例32 Aib−Aib−Ile−Ala−Aib
−Aib−Tdol・2塩酸塩の合成 Z−Aib−Aib−Ile−Ala−Aib−Aib
−Tdol 0.75gをメタノール40mlに溶か
し、5%パラジウム炭素200mg、1N塩酸1.9m
lを加えて、3.5時間接触水素添加に付した。反応液
より触媒を濾去し、減圧下に濃縮し、白色粉末0.71
gを得た。これをイオン交換体(Sephadex L
H−20、460ml、メタノール)に付し、薄層クロ
マトグラフィー上でワンスポットとなったもの0.09
gと不純物のスポットを含むもの0.52gを得た。後
者はシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホル
ム:メタノール:28%アンモニア水=900:10
0:5〜925:75:3.2)で精製した。得られた
白色粉末0.43gをメタノールに溶解し、1N塩酸
1.31mlを加え、減圧濃縮して白色粉末0.45g
を得た。これをイオン交換体(Sephadex LH
−20、460ml、メタノール)で精製することによ
り、標記化合物の吸湿性の粉末0.48gを得た。 〔α〕D 20=+2.7°(c=1.51、メタノール) IR νmax (KBr)cm-1:3325,2975,
1660,1535,1460,1390,1365,
1225 実施例33 CH3 (CH2 )8 CO−Aib−Aib
−OCH3 の合成 CH3 (CH2 )8 CO−Aib−OH 1.30g、
Aib−OCH3 ・塩酸塩 0.78g、HOBt
1.37gを無水ジメチルホルムアミド100mlに溶
解し、氷冷攪拌しながらトリエチルアミン 0.61
g、次いでDCC1.15gを添加した。そのまま4時
間攪拌した後、室温にもどし、さらに64時間攪拌し
た。反応液を減圧下に濃縮し、残渣に酢酸エチル100
mlを加え、不溶物を濾去した。濾液を1N塩酸(50
ml×2)、5%炭酸水素ナトリウム(50ml×
2)、飽和食塩水100mlで順次洗浄した後、無水硫
酸マグネシウムで乾燥し、減圧下に濃縮して、淡黄色シ
ロップ状の残渣0.72gを得た。これをシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=
1:1)で精製することにより、標記化合物の結晶0.
34gを得た。融点72〜80℃1 H−NMR(CDCl3 )δppm:7.30(1
H),6.15(1H),3.70(3H,s),2.
17(2H,t,J=7Hz),1.53,1.51,
(各12H,s),1.26(12H),0.86(3
H,t,J=6Hz) 実施例34 CH3 (CH2 )8 CO−Aib−Aib
−OHの合成 CH3 (CH2 )8 CO−Aib−Aib−OCH3
0.90gをメタノール10mlに溶解し、氷冷しなが
ら1N水酸化ナトリウム5mlを少しずつ添加した。添
加後、室温にもどし、さらに8.5時間攪拌した。反応
液を1N塩酸で中和後、減圧下に濃縮した。残渣に酢酸
エチル100ml、0.5N塩酸50mlを加え抽出
し、酢酸エチル層を飽和食塩水(100ml×2)で洗
浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下に濃縮し
て結晶性の残渣を得た。これを少量のメタノールとクロ
ロホルムの混合溶媒に溶かし、イオン交換体(Seph
adex LH−20、460ml、メタノールに付
し、標記化合物の結晶0.79gを得た。融点146〜
148℃1 H−NMR(CDCl3 +CD3 OD,100MH
z)δppm:2.17(2H,t,J=7Hz),
1.53(6H,s),1.48(6H,s),1.2
7(12H),0.87(3H,t,J=7Hz) 実施例35 CH3 (CH2 )8 CO−Aib−Aib
−Ile−Ala−Aib−Aib−Tdolの合成 CH3 (CH2 )8 CO−Aib−Aib−OH 0.
38g、Ile−Ala−Aib−Aib−Tdol・
2塩酸塩 0.63g、HOBt 0.30gを無水ジ
メチルホルムアミド70mlに溶解し、氷冷攪拌しなが
らトリエチルアミン0.23g、次いでDCC 0.2
5gを添加した。そのまま4時間攪拌した後、室温にも
どし、さらに67時間攪拌した。反応液を減圧下に濃縮
し、得られた残渣に酢酸エチル100mlを加え、不溶
物を濾去した。濾液を1N硫酸(30ml×3)で抽出
した。有機層は1N水酸化ナトリウム(50ml×
2)、飽和食塩水(50ml×2)で洗浄後、無水硫酸
マグネシウムで乾燥し、減圧下に濃縮して残渣0.27
gを得た。一方、水層後、氷冷下、炭酸カリウム(粉
末)にてpH9〜10とし、クロロホルム(50ml×
3)で抽出した。クロロホルム層を飽和食塩水100m
lで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下に
濃縮し、淡黄色シロップ状の残渣1.06gを得た。両
方の残渣を別々にシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(クロロホルム:メタノール:28%アンモニア水=9
00:100:5)で精製することにより、標記化合物
を白色粉末(吸湿性)としてそれぞれ0.6g、0.6
1g(合計0.67g)を得た。 〔α〕D 20=+8.6°(c=1.51、メタノール) IR νmax (KBr)cm-1:3330,2925,
1655,1535,1460,1380,1360,
1225,755 実施例36 CH3 (CH2 )8 CO−Ala−Aib
−Aib−Ile−Ala−Aib−Aib−Tdol
の合成 n−カプリン酸0.11g、Ala−Aib−Aib−
Ile−Ala−Aib−Aib−Tdol・2塩酸塩
0.53g、HOBt 0.18gを無水ジメチルホル
ムアミド50mlに溶解し、氷冷攪拌しながらトリエチ
ルアミン0.13g、次いでDCC 0.15gを添加
した。氷冷下で4時間攪拌した。その後、室温にもど
し、さらに3.5日間攪拌した。反応液を減圧下に濃縮
し、得られた残渣に酢酸エチル100mlを加え、不溶
物を濾去した。濾液を1N塩酸(50ml×2)で洗浄
し、原料の未反応塩基を除去した後、1N水酸化ナトリ
ウム(50ml×3)、飽和食塩水100mlでさらに
洗浄した。次いで無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧
下に濃縮して、淡黄色シロップ状の残渣0.47gを得
た。これをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロ
ロホルム:メタノール:28%アンモニア水=900:
100:5)で精製することにより、標記化合物の白色
吸湿性粉末0.26gを得た。 〔α〕D 21=−15.9°(c=1.51、メタノー
ル)1 H−NMR(CDCl3 )δppm:8.01(1
H),7.78(1H,s),7.71(1H,d,J
=5.6Hz),7.48(1H,s),7.36(1
H,s),7.27(1H),4.02(2H),3.
85(1H),3.67(2H),2.52(3H,
s),2.01(1H,m),1.43(3H,d,J
=6.1Hz),1.17(3H,d,J=6.6H
z),0.98(3H,d,J=6.6Hz),0.9
0(3H,t,J=6.7Hz),0.87(3H,
t,J=6.4Hz) 実施例37 CH3 (CH2 )8 CO−Ile−OBz
lの合成 n−カプリン酸2.58g、Ile−OBzl・パラト
ルエンスルホン酸塩5.90g、HOBt 4.05g
をクロロホルム450mlに溶解し、氷冷攪拌しながら
トリエチルアミン2.28g、次いでDCC 3.40
gを添加した。氷冷下に5時間攪拌した後、室温にもど
し、さらに44時間攪拌した。反応液を減圧下に濃縮
し、得られた残渣に酢酸エチル250mlを加え、不溶
物を濾去した。濾液を5%炭酸水素ナトリウム(100
ml×2)、10%クエン酸(100ml×2)、飽和
食塩水(100ml×3)で順次洗浄後、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥し、減圧濃縮しシロップ状の残渣6.4
gを得た。この残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=6:1)で精製する
ことにより、標記化合物の無色粘稠液体4.57gを得
た。 〔α〕D 20=−24.6°(c=3.29、メタノー
ル)1 H−NMR(CDCl3 ,100MHz)δppm:
7.32(5H,s),6.11(1H,d,J=9H
z),5.14(2H,ABq,J=12Hz),4.
66(1H,dd,J=9Hz,J=5Hz),2.2
2(2H,t,J=7Hz),1.27(12H),
0.9(9H) 実施例38 CH3 (CH2 )8 CO−Ile−OHの
合成 CH3 (CH2 )8 CO−Ile−OBzl 3.91
gをメタノール100mlに溶解し、5%パラジウム炭
素780mgを加えて、1時間接触水素添加反応を行っ
た。反応液より触媒を濾去し、濾液を減圧下に濃縮して
粗結晶2.91gを得た。この粗結晶をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=3
0:1)で精製することにより、標記化合物の結晶2.
34gを得た。融点109〜110℃ 〔α〕D 20=+4.0°(c=3.0、メタノール)1 H−NMR(CDCl3 )δppm:7.66(1
H),6.14(1H,d,J=8.6Hz),4.6
2(1H,dd,J=8.5Hz,4.6Hz),2.
26(2H,t,J=7.6Hz),1.94(1H,
m),1.63(2H),1.26(12H),0.9
(9H) 実施例39 CH3 (CH2 )8 CO−(Ile−Al
a−Aib−Aib)2−Tdol・塩酸塩の合成 CH3 (CH2 )8 CO−Ile−OH 0.35g、
Ala−Aib−Aib−Ile−Ala−Aib−A
ib−Tdol・2塩酸塩0.98g、HOBt 0.
33gを無水ジメチルホルムアミド100mlに溶解
し、氷冷攪拌しながらトリエチルアミン0.25g、次
いでDCC0.28gを添加した。そのまま氷冷下で4
時間攪拌した後、室温にもどし、さらに18時間攪拌し
た。反応液を減圧下に濃縮し、残渣に酢酸エチル150
mlを加え、不溶物を濾去した。濾液を5%炭酸水素ナ
トリウム(50ml×2)、1N塩酸(50ml×
2)、飽和食塩水(100ml×2)で順次洗浄した
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して、シ
ロップ状の残渣1.4gを得た。これをシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール:2
8%アンモニア水=900:50:5)で精製すること
により、標記化合物の白色吸湿性粉末0.81gを得
た。 〔α〕D 29=−16.8°(c=1.01、メタノー
ル)1 H−NMR(CDCl3 )δppm:8.96(1
H),8.16(1H,s),7.92(1H),7.
83(1H),7.76(1H,s),7.51(1
H,s),7.17(1H,s),4.58(1H,
m),3.18(3H,s),2.51(2H,t,J
=7.4Hz) 実施例40 Z−Ile−Ala−Aib−Aib−I
le−Ala−Aib−Aib−Tdolの合成 Z−Ile−Ala−Aib−Aib−OH 1.80
g、Ile−Ala−Aib−Aib−Tdol・2塩
酸塩 1.99g、HOBt 0.96gを無水ジメチ
ルホルムアミド250mlに溶解し、氷冷攪拌しながら
トリエチルアミン0.72g、次いでDCC 0.81
gを添加した。氷冷下に4時間攪拌した後、室温にもど
し、さらに67.5時間攪拌した。反応溶液を減圧下に
濃縮し、得られた残渣に酢酸エチル150mlを加え、
不溶物を濾去した。濾液を1N硫酸(50ml×3)で
抽出した。酢酸エチル層は1N水酸化ナトリウム(10
0ml×2)、飽和食塩水(100ml)で順次洗浄し
た後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して残
渣1.39gを得た。一方、水層は氷冷下に炭酸カリウ
ム(粉末)でpH9〜10としクロロホルム(100m
l×3)で抽出した。クロロホルム層は飽和食塩水で洗
浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下に濃縮し
て残渣1.08gを得た。両残渣を各々シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール:2
8%アンモニア水=900:100:5)で精製し、そ
れぞれ標記化合物の吸湿性白色粉末0.87g、吸湿性
淡黄色粉末0.20gを得た。 〔α〕D 20=−17.3°(c=1.50、メタノー
ル) IR νmax (KBr)cm-1:3320,2970,
1660,1535,1385,1225 実施例41 Z−Ile−Ala−Aib−Aib−I
le−Ala−Aib−Aib−Tdol・塩酸塩の合
成 Z−Ile−Ala−Aib−Aib−OH 0.55
g、Ile−Ala−Aib−Aib−Tdol・2塩
酸塩 0.61g、HOBt 0.30gを無水ジメチ
ルホルムアミド100mlに溶解し、氷冷攪拌しながら
0.22g、次いでDCC 0.25gを添加した。氷
冷下に4時間攪拌した後、室温にもどし、さらに2日間
攪拌した。反応液を減圧下に濃縮し、得られた残渣に酢
酸エチル80mlを加え、不溶物を濾去した。濾液を減
圧下に濃縮し、残渣2.06gを得た。これをシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノー
ル=30:1〜7:1)、次いでイオン交換体(Sep
hadexLH−20、430ml、メタノール)で精
製することにより、標記化合物の結晶0.44gを得
た。融点204〜209℃ 〔α〕D 20=−19.7°(c=1.02、メタノー
ル) IR νmax (KBr)cm-1:3330,2980,
1665,1535,1455,1390,1225 実施例42 Ile−Ala−Aib−Aib−Ile
−Ala−Aib−Aib−Tdol・2塩酸塩の合成 Z−Ile−Ala−Aib−Aib−Ile−Ala
−Aib−Aib−Tdol・塩酸塩 0.17gをメ
タノール30mlに溶解し、5%パラジウム炭素50m
g、1N塩酸0.33mlを加えて、1.5時間接触水
素添加を行った。反応液より触媒を濾去し、濾液を減圧
下に濃縮し、さらにメタノールを添加して、濃縮する操
作を4回繰り返した。得られた残渣をイオン交換体(S
ephadex LH−20、430ml、メタノー
ル)を用いて、ゲル濾過により精製することにより、標
記化合物の白色吸湿性粉末0.14gを得た。 〔α〕D 20=−14.9°(c=1.01、メタノー
ル) IR νmax (KBr)cm-1:3330,2970,
1660,1535,1455,1385,1225 実施例43 Z−Pro−Ile−Ala−Aib−A
ib−Ile−Ala−Aib−Aib−Tdolの合
成 Z−Pro−OH 0.18g、Ile−Ala−Ai
b−Aib−Ile−Ala−Aib−Aib−Tdo
l・2塩酸塩 0.65g、HOBt 0.19gを無
水ジメチルホルムアミド60mlに溶解し、氷冷攪拌し
ながらトリエチルアミン0.14g、次いでDCC
0.16gを添加した。氷冷下に4時間攪拌した後、室
温にもどし、さらに2日間攪拌した。反応溶液を減圧下
に濃縮し、得られた残渣に酢酸エチル100mlを加
え、不溶物を濾去した。濾液を1N硫酸(30ml×
3)で抽出した。酢酸エチル層は1N水酸化ナトリウム
(100ml×2)、飽和食塩水(100ml×2)で
洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下に濃縮
して残渣0.69gを得た。水層は氷冷し、炭酸カリウ
ムでpH9〜10とし、クロロホルム(50ml×2)
で抽出した。クロロホルム層、飽和食塩水で洗浄後、無
水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して残渣0.2
5gを得た。両残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(クロロホルム:メタノール:28%アンモニア水
=900:100:5)に付して精製することにより、
標記化合物の白色吸湿性粉末0.58gを得た。 〔α〕D 20=−40.4°(c=1.02、メタノー
ル) IR νmax (KBr)cm-1:3310,2925,
1660,1540,1455,1420,1390,
1360,1300,1225 実施例44 Pro−Ile−Ala−Aib−Aib
−Ile−Ala−Aib−Aib−Tdol・2塩酸
塩の合成 Z−Pro−Ile−Ala−Aib−Aib−Ile
−Ala−Aib−Aib−Tdol 0.21gをメ
タノール30mlに溶解し、5%パラジウム炭素 0.
08g、1N塩酸0.40mlを加えて、1.5時間接
触水素添加反応に付した。反応液より触媒を濾去し、濾
液を減圧下に濃縮した。さらにメタノールを添加して、
濃縮する操作を3回繰り返し、残渣0.21gを得た。
この残渣をメタノールに溶かしイオン交換体(Seph
adex LH−20、460ml、メタノール)で精
製することにより標記化合物の白色吸湿性粉末0.19
gを得た。 〔α〕D 20=−41.6°(c=1.01、メタノー
ル) IR νmax (KBr)cm-1:3325,2980,
1660,1540,1460,1385,1360,
1300,1225,1060 実施例45 CH3 (CH2 )8 CO−Pro−OBz
lの合成 n−カプリン酸 2.74g、Pro−OBzl・パラ
トルエンスルホン酸塩6.0g、HOBt 4.30g
をクロロホルム200mlに懸濁し、氷冷攪拌しながら
トリエチルアミン2.41g、次いでDCC 3.61
gを添加した。反応液を氷冷下に2時間、さらに室温に
もどして15時間攪拌した。反応液より析出したジシク
ロヘキシルウレアを濾去した後、減圧濃縮した。得られ
た残渣に酢酸エチル200mlを加え、不溶物を濾去し
た後、10%クエン酸(100ml×2)、5%炭酸水
素ナトリウム(100ml×2)、飽和食塩水100m
lで順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧
濃縮し残渣5.88gを得た。これをシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=5:
1〜3:1)で精製することにより、標記化合物の無色
粘稠液体4.13gを得た。 〔α〕D 20=−56.2°(c=1.18、メタノー
ル)1 H−NMR(CDCl3 ,100MHz)δppm:
7.36(5H,s),5.16(2H,ABq,J=
12Hz),4.54(1H),3.54(2H,
m),2.28(2H,t,J=8Hz),2.0(4
H),1.63(2H),1.26(12H),0.8
6(3H,t,J=6Hz) 実施例46 CH3 (CH2 )8 CO−Pro−OHの
合成 CH3 (CH2 )8 CO−Pro−OBzl 3.99
gをメタノール200mlに溶解し、5%パラジウム炭
素800mgを加え、1時間40分接触水素添加反応に
付した。触媒を濾去し、濾液を減圧下に濃縮して、残渣
2.83gを得た。これをシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(クロロホルム:メタノール=95:5)で精
製することにより、標記化合物の無色粘稠液体2.39
gを得た。 〔α〕D 20=−53.0°(c=2.02、メタノー
ル)1 H−NMR(CDCl3 ,100MHz)δppm:
9.68(1H),4.56(1H,brd,J=6H
z),3.54(2H),2.30(2H,t,J=8
Hz),2.02(4H),1.64(2H),1.2
6(12H),0.86(3H,t,J=6Hz) 実施例47 CH3 (CH2 )8 CO−Pro−Ile
−OBzlの合成 CH3 (CH2 )8 CO−Pro−OH 1.40g、
Ile−OBzl ・パラトルエンスルホン酸塩 2.
04g、HOBt 1.40gをクロロホルム130m
lに懸濁し、氷冷攪拌しながらトリエチルアミン0.5
3g、次いでDCC 1.18gを加えた。氷冷下に3
時間、次いで室温で9時間攪拌した。反応液を減圧下に
濃縮し、得られた残渣に酢酸エチル200mlを加え、
不溶物を濾去した。濾液を10%クエン酸(100ml
×2)、5%炭酸水素ナトリウム(100ml×2)、
飽和食塩水100mlで順次洗浄後、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥し、減圧下に濃縮して、シロップ状の残渣
2.39gを得た。これをシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で精製
することにより、標記化合物の無色シロップ状物質
1.99gを得た。このシロップ状物質は放置しておく
と徐々に結晶化した。融点59〜62℃ 〔α〕D 20=−70.4°(c=1.51、メタノー
ル)1 H−NMR(CDCl3 )δppm:7.58(1
H),7.32(5H,s),5.12(2H,AB
q,J=12Hz),4.62(1H,brd,J=8
Hz),4.46(1H,dd,J=8Hz,4H
z),3.46(2H),2.29(2H,t,J=8
Hz),1.26(12H),0.86(9H) 実施例48 CH3 (CH2 )8 CO−Pro−Ile
−OHの合成 CH3 (CH2 )8 CO−Pro−Ile−OBzl
1.24gをメタノール100mlに溶解し、5%パラ
ジウム炭素250mgを加え、2時間接触水素添加反応
に付した。触媒を濾去し、濾液を減圧下に濃縮して、残
渣0.95gを得た。これをシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(クロロホルム:メタノール=90:5)で
精製することにより、標記化合物の結晶0.84gを得
た。融点144〜146℃ 〔α〕D 30=−51.9°(c=1.87、メタノー
ル)1 H−NMR(CDCl3 )δppm:7.73(1
H,d,J=8.6Hz),7.3(1H),4.66
(1H,brd,J=5.8Hz),4.51(1H,
dd,J=8.5Hz,4.7Hz),3.5(2
H),2.33(2H,t,J=7.6Hz),1.6
3(2H),1.26(12H),0.9(9H) 実施例49 CH3 (CH2 )8 CO−Pro−(Il
e−Ala−Aib−Aib)2 −Tdol・塩酸塩の
合成 CH3 (CH2 )8 CO−Pro−Ile−OH 0.
37g、Ala−Aib−Aib−Ile−Ala−A
ib−Aib−Tdol・2塩酸塩 0.77g、HO
Bt 0.26gを無水ジメチルホルムアミド75ml
に溶解し、氷冷攪拌しながらトリエチルアミン0.20
g、次いでDCC 0.22gを添加し、氷冷下に4時
間攪拌した。室温にもどし、さらに17時間攪拌した。
反応液を減圧下に濃縮し、得られた残渣に酢酸エチル1
50mlを加え、不溶物を濾去した。濾液を5%炭酸水
素ナトリウム(50ml×2)、1N塩酸(50ml×
2)、飽和食塩水(100ml×2)で順次洗浄した
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下に濃縮し
て、淡黄色シロップ状の残渣1.2gを得た。これをシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メ
タノール:28%アンモニア水=900:50:5)で
精製することにより、標記化合物の白色吸湿性粉末0.
90gを得た。 〔α〕D 29=−27.7°(c=1.27、メタノー
ル)1 H−NMR(CDCl3 )δppm:8.86(1
H),8.51(2H),8.29(1H),7.94
(1H),7.39(1H),4.59(1H,m),
3.16(3H,s),1.68(3H,s),1.5
7(6H,s),
Claims (3)
- 【請求項1】 一般式 【化1】 (式中、Qは水素、アルカノイル、L−イソロイシル、
N−アルカノイル−L−イソロイシル、L−バリル、N
−アルカノイル−L−バリルを、AlaはL−アラニン
残基を、Aibはα−アミノイソ酪酸残基を示す。)に
より表されるトリコポリン誘導体またはその製薬上許容
しうる酸付加塩。 - 【請求項2】 請求項1記載のトリコポリン誘導体また
はその製薬上許容しうる酸付加塩を含有してなる医薬組
成物。 - 【請求項3】 トリコポリンI、トリコポリンIIまた
は一般式 【化2】 (式中、Qは水素、アルカノイル、L−イソロイシル、
N−アルカノイル−L−イソロイシル、L−バリル、N
−アルカノイル−L−バリルを、AlaはL−アラニン
残基を、Aibはα−アミノイソ酪酸残基を示す。)に
より表されるトリコポリン誘導体あるいはその製薬上許
容し得る酸付加塩を含有してなる免疫抑制剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24248994A JP3613818B2 (ja) | 1994-10-06 | 1994-10-06 | トリコポリン誘導体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24248994A JP3613818B2 (ja) | 1994-10-06 | 1994-10-06 | トリコポリン誘導体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08104698A true JPH08104698A (ja) | 1996-04-23 |
| JP3613818B2 JP3613818B2 (ja) | 2005-01-26 |
Family
ID=17089851
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24248994A Expired - Fee Related JP3613818B2 (ja) | 1994-10-06 | 1994-10-06 | トリコポリン誘導体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3613818B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998001133A1 (en) * | 1996-07-08 | 1998-01-15 | Yamanouchi Pharmaceutical Co., Ltd. | Bone resorption inhibitors |
-
1994
- 1994-10-06 JP JP24248994A patent/JP3613818B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998001133A1 (en) * | 1996-07-08 | 1998-01-15 | Yamanouchi Pharmaceutical Co., Ltd. | Bone resorption inhibitors |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3613818B2 (ja) | 2005-01-26 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| DE69226152T2 (de) | Antithrombotische Verbindungen | |
| KR101369872B1 (ko) | Hcv 억제제 | |
| EP0722438B1 (en) | Hydroxamic acid derivatives as inhibitors of cytokine production | |
| EP0797447B1 (en) | Human cancer inhibitory pentapeptide heterocyclic and halophenyl amides | |
| US8461352B2 (en) | Process for preparing azabicyclic compounds | |
| US6420418B1 (en) | Heterocycle amides as cell adhesion inhibitors | |
| EP1412328B1 (en) | Dolastatin 10 derivatives | |
| US20080200497A1 (en) | Hepatitis C Inhibitor Peptide Analogs | |
| KR20160081898A (ko) | 면역조절제로서 1,3,4-옥사디아졸 및 1,3,4-티아디아졸 유도체 | |
| US5190922A (en) | Terminally modified tri-, tetra- and pentapeptide anaphylatoxin receptor ligands | |
| CN107427491A (zh) | 作为免疫调节剂的治疗性环状化合物 | |
| WO1999064002A1 (en) | Spiropiperidine derivatives as melanocortin receptor agonists | |
| JPH06234737A (ja) | 免疫抑制剤としての新規なアミノメチレン−ペプチド類 | |
| WO1989002431A1 (en) | Derivatives of d-glutamic acid and d-aspartic acid | |
| CA2977589A1 (en) | Desacetoxytubulysin h and analogs thereof | |
| SK65097A3 (en) | Metalloproteinase inhibitors, manufacturing process thereof and pharmaceutical composition containing the same | |
| JP4359859B2 (ja) | 成長ホルモン放出特性を有する化合物 | |
| JPH0662529B2 (ja) | アミノ酸誘導体 | |
| DE69610145T2 (de) | Benzo-kondensierte Azepinon-und Piperidinonverbindungen, nützlich als ACE-und NEP-Inhibitoren | |
| JP2000511882A (ja) | Ace阻害剤及び/またはnep阻害剤として有用なn―ホルミルヒドロキシルアミン化合物 | |
| JPS60136595A (ja) | 置換エチレンジアミン誘導体、その製造方法及び該誘導体を含む医薬製剤 | |
| CN113710687A (zh) | 环肽抗生素 | |
| WO1997009066A1 (en) | Fas LIGAND SOLUBILIZATION INHIBITOR | |
| JPH0649718B2 (ja) | 多環状窒素含有構造を有する新規なペプチド誘導体 | |
| EP2975046A1 (en) | Novel compounds |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040323 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040524 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040622 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040820 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20041012 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20041025 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071112 Year of fee payment: 3 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081112 Year of fee payment: 4 |
|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081112 Year of fee payment: 4 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |