JPH08106U - 放電加工機ワイヤガイド - Google Patents
放電加工機ワイヤガイドInfo
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- JPH08106U JPH08106U JP004492U JP449295U JPH08106U JP H08106 U JPH08106 U JP H08106U JP 004492 U JP004492 U JP 004492U JP 449295 U JP449295 U JP 449295U JP H08106 U JPH08106 U JP H08106U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ガイド部材の侵食を防止する。
【構成】 ガイド手段を支持するニブであって、2つの
通路を有し、通路の各々は、それぞれのガイド手段ワイ
ヤ穴開口を通してガイド手段ワイヤ穴と連通しているニ
ブと、ニブが取り付けられているワイヤガイド本体と、
ワイヤとガイド本体間に電流が流れるのを防止するため
のニブの通路の少なくとも1つにおける非伝導性材料の
コーテイングとを備えている。
通路を有し、通路の各々は、それぞれのガイド手段ワイ
ヤ穴開口を通してガイド手段ワイヤ穴と連通しているニ
ブと、ニブが取り付けられているワイヤガイド本体と、
ワイヤとガイド本体間に電流が流れるのを防止するため
のニブの通路の少なくとも1つにおける非伝導性材料の
コーテイングとを備えている。
Description
【0001】
本考案は、移動性ワイヤ電極を有する放電加工(EDM)装置の技術分野に関 する。更に詳しくは、本考案は、移動性ワイヤ電極を被加工物(workpie ce)に対して正確に位置付けるため及び被加工物において所望形状を切断する ために使用するEDMワイヤガイドに関する。
【0002】
ワイヤ電極を使用するEDM装置は、金属の如き種々の導電性材料上に正確な 切り目を作るのに及び金属又は被加工物を所定の所望の形状に切断するのに、現 在では良く使用されている。一般に、ワイヤ電極は、2つの回転スプール間で移 動させられ、そしてワイヤが通って移動する一対のワイヤガイドが、切断される べき被加工物に対して正しい位置において、ワイヤを正確に位置付けるか又は案 内するのに使用される。ワイヤ及び被加工物は、異なる電位におかれ、ワイヤと 被加工物間で移動する制御された電気火花は、被加工物の侵食を引き起こしそし て被加工物を所望の形状に切断させる。
【0003】 ワイヤガイドの位置は、それぞれの上腕及び下腕にワイヤガイドを取り付け、 該腕を、従ってワイヤガイドを所定の所望の方向において選択的に動かすことに より制御される。ワイヤガイドは、ガイド組立体を冷却しそして被加工物をフラ ッシングするための、以後集約的にEDM液と呼ぶ、脱イオン水、石油ベースの 液体、添加剤及び他の液体を有する水の如きEDM電解質又は誘電体でワイヤガ イドをフラッシングするようになっている全体のガイド組立体の一部であること も極めて多い。
【0004】 例えば、ハウグ(Haug)等、米国特許第4,250,371号に開示され ているような古いワイヤガイドは、被加工物に対してワイヤ電極を位置付けるた めの溝付きガイドを使用している。更に、この溝付きガイドは、サファイフの如 き非伝導性材料から構成された。この溝付きガイドの欠点は、それらが本質的に 一方向性であるということである。
【0005】 他のワイヤ電極ガイドは、ワイヤを案内するための、ワイヤ電極より僅かに大 きい穴又は孔を使用し、従って多方向性である。1つのこのようなワイヤガイド の例は、イチカワの米国特許第4,613,740号に開示されている。この多 方向性ワイヤガイドの耐摩耗性は、円筒形穴を有しそして焼結した金属に取り付 けられたダイアモンドガイド部材を使用することにより増加する。更に、イチカ ワ、米国特許第4,613,740号に開示された如き非伝導性キャップは、ガ イドのチップで、被加工物に面して使用されて、その点でのワイヤガイドに対す る電気的腐食を防止するようになっている。
【0006】 しかしながら、従来の多方向性ワイヤガイドは、相当な短所と欠点を有する。 最も重要なことは、一般に短い期間にわたって、ダイアモンドガイド部材のまわ りのマウントが劣化し及び/又はガイド部材がそのマウントが緩くなるか又は外 れ、それによりガイドがワイヤ電極の正確な位置付け又は案内することができな くなり、従って役にたたないということが見いだされた。マウントの劣化は、棚 状の突起又は粗い区域も造りだし、かくして自動又は手動で通すのを困難とする か又は時間のかかるものとする。その理由は、ワイヤがこの形成された棚状突起 又は粗い区域に捕捉されるからである。ダイアモンドガイド部材は、ダイアモン ドガイド穴内でのワイヤ電極の摩擦に関して耐摩耗性であるけれども、ガイドの 寿命は、ダイアモンドガイド部材がそのマウントから緩くなるか又は外れるとい うことから実質的に減少する。更に、非伝導性キャップを使用するワイヤガイド も又この問題を受け、そして製造するのにより困難で、時間がかかりそしてコス ト高となる。
【0007】 従って、安価に製造され、実質的に耐摩耗性であり、長持ちし、更にマウント が劣化せず、ガイド部材が使用中にそのマウントから外れないような多方向性電 極ワイヤガイドに対する要求がある。
【0008】 本考案の主たる目的は、先行技術の多方向性ワイヤ電極ガイドに伴う上記の欠 点を克服することである。
【0009】 本考案は、部分的には、マウント劣化及びガイド部材外れの原因を認識しそし て確かめることにより思い付いたものである。一般に、マウント劣化及びガイド 部材外れを引き起こす種々の機構のいくつかは、実際の火花侵食又は熱的機械加 工、電気メッキとしても知られている電着及び電解腐食及びガルバニック腐食と しても知られている電気化学的腐食であることが決定された。EDM装置の操作 、ガイド組立体のタイプ等に依存して、1種又は1種より多くのこれらの機構が 同時に作用するか又は1つの機構の作用の後に他の機構が作用して、ダイアモン ドガイド部材の付近の金属マウント及び/又はガイド部材自身を侵食し、かくし て外れを引き起こす可能性がある。
【0010】 更に特定的には、或る場合には、ガイド部材マウント及び場合によりガイド部 材それ自体が電食されてガイド部材の外れを引き起こすことが見いだされた。こ の電食は、被加工物が角で切断されているとき及びワイヤ電極がガイド部材の円 筒形穴の軸線に対して角度をなしてワイヤガイドを出入りするときに、より頻繁 に起こるか又は開始されることがある。この場合には、ダイアモンドガイド部材 は一般に極めて小さく、即ち、直径が0.060インチ乃至0.080インチで あるので、ワイヤがダイアモンドガイド部材に出入りするにつれて、ワイヤは、 切断の角度に依存して、焼結された金属又はダイアモンドガイド部材を取り囲ん でいる伝導性材料に極めて近接して位置付けられ、かくして、ワイヤとマウント 及び/又はダイアモンドガイド部材それ自体との間に火花を発生させる。ダイア モンドガイド部材を取り囲みそして支持している金属は、特に、普通の接点組立 体が完全に有効ではないか又はガイド部材から相当な距離のところに位置付けら れているならば、ワイヤ電極に対して充分に異なる電位にあり、そのためワイヤ 電極と金属マウントとの間で火花侵食及び熱的機械加工が起こることがある。こ の電食の確立は、EDM液中の不純物によっても幇助される。かくして、マウン ト侵食は、マウント材料に打ち当たる火花により開始される。しかしながら、下 記する如く、電食、電着及び電気化学的腐食、ワイヤ電極がワイヤガイド部材穴 と同心である場合にすら起こることもある。 電食機構に関して、ダイアモンドは、優れた非伝導体であり、そしてダイアモ ンドガイド部材は、ダイアモンドガイド部材円筒形穴内から取り付け材料への電 流を防止したけれども、取り付け材料に近接して位置したダイアモンドガイド部 材の端部又はチップ部分が、火花により打たれるか、さもなければ例えばダイア モンドガイド部分の近くに移動する火花により影響を受けるとき、ダイアモンド はグラファイトに転換されることが更に見いだされた。グラファイトは伝導性で あるので、それは更にダイアモンドガイド部材自体の電食及びその後ろの取り付 け材料の電食も高めた。ダイアモンドガイド部材及び取り付け材料の小さな部分 が侵食されるにつれて、外れのプロセスは、ワイヤ電極、取り付け材料及び形成 されたグラファイト間の増加する伝導度により促進される。
【0011】 電食機構による外れのプロセスは、ダイアモンドガイド部材付近の被加工物か らの残留物のような砕片の蓄積により助長又は開始されることも確かめられた。 電食切断プロセスの間、ワイヤ電極からの火花が切断されるべき被加工物を打つ につれて、伝導性残留粒子は、被加工物から離れる。これらの伝導性粒子は、理 論的にはEDM液によりフラッシングで除去される。しかしながら、極めてしば しば、これらの粒子は、ダイアモンドワイヤガイド部材の出口又は入り口近くに EDM液により進められるか又は押され、かくして、ダイアモンドガイド部材近 くのワイヤと取り付け材料間の必要な伝導度又はギャップを与えて、上記の外れ 侵食プロセスを開始する。
【0012】 電食機構による外れプロセスが高められ又は開始される更に他の方式は、ダイ アモンドガイド部材近くに蓄積しているワイヤ電極からのワイヤ削りくず又は砕 片によるものである。EDM液又は流体中のワイヤ電極からの削り屑又は他の伝 導性粒子は、ワイヤ電極と取り付け材料間の必要な伝導度又はギャップを与える 位置に進められるか又は押しやられる。それにより再び上記の電食外れプロセス を開始することが見いだされた。ワイヤガイドと共に使用されるEDM液又は他 の非伝導性流体は、この外れ電食プロセスの開始を防止するのに不十分であるこ とが見いだされた。
【0013】 しかしながら、或るガイド組立体及びEDM装置においては、ダイアモンドガ イド部材マウントは、実質的にワイヤ電極と同じ電位にあり、かくして火花電食 又は熱的機械加工は、ダイアモンドガイド部材の外れを引き起こす機構ではない かも知れない。この性格のガイド組立体及びEDM装置においては、侵食機構は 、電気メッキとしても知られている電着及び段階腐食及びガルバニック腐食とし ても知られている電気化学的腐食である。これらのガイド組立体においては、被 加工物に対するワイヤに必要な電位を与えるための電流ピックアップが、一般に このガイド組立体に使用される。電流ピックアップの後、ワイヤ電極は、ダイア モンドガイド部材までガイド組立体とは接触しない。電流ピックアップとダイア モンドガイド部材間でのワイヤ電極の電気抵抗は、電気ピックアップとダイアモ ンドガイド部材のマウント間の及びワイヤ電極に対するガイド組立体における電 気抵抗とは異なることが確かめられた。又、EDM電源は数メガヘルツで操作す ることがありそしてワイヤ電極に供給される電流は実際に所望されるような完全 なパルス直流ではないので、いくらかの電流逆転がこのシステムでは経験される 。ガイド組立体の材料及びダイアモンドガイド部材と電流ピックアップ間の材料 に依存して、電流ピックアップとダイアモンドガイド部材マウント間で容量効果 が起こる。かくして、少ないとはいえ、ワイヤ電極とダイアモンドガイド部材マ ウント間に電流が存在することが確かめられた。
【0014】 ワイヤ電極とマウント間の少量の電流は、電着及び電気化学的腐食機構を生じ させる。更に特定的には、この少量の電流により、メッキ作用が起こり、ダイア モンドの付近のマウントからの金属が運び出されそしてワイヤ電極にメッキされ る。この代わりに、ダイアモンドの付近の金属マウントからのイオンが、上記の ワイヤ削り屑及び被加工物粒子の如き他の金属粒子と化合し、次いでフラッシン グに使用されるEDM液により運び去られる。
【0015】 少量の電流が電気化学的腐食を引き起こすこともあり、それにより外れプロセ スを強め又は開始する。この場合に、金属砕片は、異種金属間の必要な界面を生 じ、それによりマウントの電気化学的腐食が起こることがある。又、EDM液中 の他のイオンは、電流の影響下に、電気化学的腐食を引き起こすことがある。マ ウントが粉末状金属から作られている他の態様では、粉末状金属は実際には合金 にならないことがあり、かくして、これらの粉末粒子は、それらを取り囲んでい るマトリックス金属との界面を形成することがある。この異種金属の界面は、や はり、少量の電流と共に、ガルバニック腐食を引き起こし、最終的にマトリック スの劣化及び/又はダイアモンドガイド部材の外れを引き起こす。
【0016】
上記の機構は、組み合わさって起こるか又は1つの機構の後に他の機構が起こ ってガイド部材マトリックスの腐食を引き起こし、又それと同様な他の腐食機構 が存在しうると考えられる。本考案は、従来のワイヤガイドに関連する欠点を克 服し、そして最も重要なことであるが、ガイド部材の近くの区域でワイヤ電極と ガイド組立体間に電流が流れるのを防止することにより、マウント劣化及びガイ ド部材の外れを克服する。
【0017】 1つの形態においては、本考案は、移動するワイヤ電極を案内するためのガイ ド組立体に取り付け可能な放電加工機ワイヤガイドに関する。このワイヤガイド は、ワイヤを受け入れると共にワイヤを案内するためのワイヤ穴を有するガイド 要素を含む。ガイド要素の近くの区域で、ワイヤとガイド組立体間に電流が流れ るのを防止するための、ガイド要素と作用的に関連した非伝導性要素が設けられ ている。
【0018】 対応する参照記号は、図面の幾つかの図にわたり対応する部品を示す。 ここ に記載された例示は、本考案の1つの形態にある本考案の好ましい態様を説明す るものであり、かかる例示は、いずれにせよ、開示の範囲又は本考案の範囲を限 定するものとみなすべきではない。
【0019】
本考案の上記の及び他の特徴及び目的及びそれらを得る方法は、添付図面と関 連してなされた本考案の態様の下記説明を参照することにより、もっと明らかと なりそして本考案自体より良く理解されるであろう。
【0020】 図1に示されたように、一般に8として示された放電加工機は、スプール12 の回りに巻き付けられそしてそれらの間を移動する電極ワイヤ10を使用する。 一般に14として示されたワイヤガイド取り付け組立体が、腕16の端部に設け られ、ワイヤ10はワイヤガイド取り付け組立体14を通って受け入れられる。 組立体14は、その中にワイヤガイドを取り付けるように適合しており、ワイヤ ガイドを通して、ワイヤガイドの回りに且つ被加工物18上にEDM液をフラッ シングさせるようになっている。一般に伝導性材料から作られている被加工物1 8は、ワイヤ10により切断又は成形されるようにテーブル20上に保持されて いる。更に特定的には、腕16及び/又はテーブル20がお互いに対して移動し て、ワイヤ10が被加工物18を通って移動して被加工物を所定の所望の方法で 切断及び成形することができる。腕16は、お互いに対して変位することもでき 、それにより所定の所望の角度で角度で18を切断することができる。被加工物 18の切断及び成形は、ワイヤ10と被加工物18に異なる電位を与え、ワイヤ 10と間で18間に火花を生じさせ、それにより移動するワイヤ10の付近で被 加工物18を電食することにより、ワイヤ10がスプール12間で移動するにつ れて移動するワイヤ10により引き起こされる。
【0021】 ワイヤガイド取り付け組立体14を使用して、ワイヤガイド10を被加工物1 8に対してもっと正確に位置付け又は配置し、ワイヤガイド10に電位を与え、 被加工物18をEDM液又は同様なものでフラッシング及び冷却する。図2に示 されたように、典型的な組立体14は、截頭収束性円錐形下部24を有するカー トリッジバレル22を含む。下部截頭円錐形部分24の内表面は、滑らかで且つ 収束性であり、一方その外表面にはねじ山26が形成されている。バレル22の 上部円筒形部分28は、長手方向スロット30とその内表面のねじ山32を含む 。EDM液供給穴34がバレル22の側部に設けられている。
【0022】 以下に更に詳細に説明する、一般に36として示された高精度ワイヤ案内装置 36は、バレル22に内に受け入れられそしてバレル22の截頭収束性下部円錐 形部分24から外に延びている。更に詳しくは、装置36の外側円錐形表面38 は、バレル22の下部24の内側截頭円錐形表面に支えられている。装置36は 、バレル22に対して実質的に同心に配置されている。
【0023】 カーバイドホルダ40が、装置36の上でバレル22内に収容されておりそし て孔42を有する。孔42は、カーバイドホルダ40に対して非同心的に位置し ておりそしてカーバイドピックアップ44を図示されているようにその中に収容 している。カーバイドホルダ40は、減少した外径部を有していて、バレル22 の内表面とカーバイドホルダ40の減少した外径部表面との間に環状ギャップ4 6を形成している。バレル22の内表面とカーバイドホルダ40の上部との間に 配置されたOリング48は、そこにおいて環状ギャップ46のシールを形成する 。ロールバネ要素50がカーバイドホルダ40の上部に位置した孔52に収容さ れておりそしてカーバイドホルダ40から外方に延びている。要素50は、バレ ル22の長手方向スロット30内に滑動可能に受け入れられておりそしてバレル 22との整合した半径方向関係においてカーバイドホルダ40を保持する作用を する。カーバイドホルダ40の上部は、更に、偏心した孔を含み、この孔にはね じ山54が形成されている。カーバイドホルダ40の下部は、案内装置36の上 部に支えられている。
【0024】 カーバイドピックアップ44は、2つの截頭円錐形部分56を有しており、こ の截頭円錐形部分56は長手方向穴58に通じそして長手方向穴58と連通して いる。ワイヤ10はカーバイドピックアップ44の長手方向穴58の内表面に滑 動接触しているか又は該内表面をこすり、この接触によりカーバイドピックアッ プ44を介してワイヤ10に電位又は電流が与えられる。
【0025】 カーバイドピックアップ44は、カーバイドホルダ40のねじ山54と合うね じ山62を有しているプレガイド保持ナット60の使用により、孔42内に保持 されている。プレガイド保持ナット60は、ダイアモンドプレガイド部材64を 含み、このダイアモンドプレガイド部材64は、それを貫通するプレガイド穴を 有しておりそして焼結した金属プレガイドホルダ66内に取り付けられている。 プレガイドホルダ66は、プレガイド保持ナット60の孔68内に同心的に収容 されそして固定されている。ダイアモンドプレガイド部材64は、ワイヤ10を その最終位置に極めて近接させて位置付けそしてワイヤ10をカーバイドピック アップ44と接触させて位置付ける作用をする。更に、プレガイド保持ナット6 0は、カーバイドピックアップ44の截頭円錐形部分56及び穴58と一端で連 通しておりそして他端で保持ナット74の孔72と連通している長手方向孔70 を含む。
【0026】 保持ナット74は、外側ねじ山76とOリング80を収容するための環状凹部 78を含む。保持ナット74のねじ山76は、バレル22のねじ山32と合い、 かくして保持ナット74は、バレル22内に収容され、そしてバレル22内に保 持ナット74を保持するカーバイドホルダ40の上部に支えられている。Oリン グ80は、保持ナット74とカーバイドホルダ40の上部との間のクッションを 与える。
【0027】 更に詳しくは、ワイヤ案内装置36は、一般に82として示されたガイド本体 を含む。ワイヤ穴又はダクト84は、本体82を通って延びておりそしてダクト 84及び本体82の一端に第1開口又はダクト開口86を、そしてダクト84及 び本体82の他端に第2開口又はダクト開口88を含む。EDM液通路90は、 ワイヤダクト84と本体82の外側間で連通しており、そして本体82の外側か らワイヤダクト84にEDM液が移動することができる通路を与える。第1開口 86の方に、ワイヤダクト84は、第1開口86に向けて寸法が増加する截頭円 錐形部分92を含む。
【0028】 ワイヤ案内装置36の外側は、EDM液通路スロット94を含む。環状ギャッ プ46内の圧力下のEDM液は、バレル22内から装置36の通路スロット94 を通って下向きに移動する。広がった孔部分96が、ワイヤ穴又はダクト84の 一端にその第2開口88に設けられている。耐摩耗性部材98がインサート又は ニブ102内に固定されており、ニブ(nib)102は、孔部分96内に固定 されている。耐摩耗性部材98は、ダイアモンドから構成されそしてワイヤダク ト84と実質的に同心のそれを通る穴100を有する。
【0029】 ノズル部材104が設けられていて、ワイヤ案内装置36をほぼ取り囲んでお り、ノズル部材104はバレル22の下部円錐形部分24にねじ込みにより接続 されている。ノズル部材104は、上部のほぼ円筒形部分106と下部の円錐形 部分108を有する。ねじ山110がノズル部材104の上部円筒形部分106 の内表面に形成されておりそしてバレル22のねじ山26と合うようになってい る。従って、ノズル部材104が、ねじ山26及び110を介してバレル22に ねじこみにより取り付けられており、Oリング112がその間に設けられていて 、ノズル部材104とバレル22間のシールを形成する。ノズル部材104の下 部円錐形部分108は、一般に排出穴116に向かってほぼ下向きに収束する截 頭円錐形内側表面114を含む。EDM液はノズル部材104内から被加工物1 8に向かって外向きに排出穴116を通って排出される。
【0030】 放電加工機の操作中及びワイヤ10が組立体14及びワイヤ案内装置36を通 って移動している間、圧力下のEDM液は、矢印Aにより示されたように、穴3 4を通って組立体14に供給される。EDM液は、矢印Aにより示されたように 、組立体14全体にわたり移動し、かくして組立体14を冷却する。更に詳しく は、穴34を通って環状ギャップ46に入るEDM液は、液体通路スロット94 を通ってノズル部材104内に移動し、その後排出穴116を通して排出されて 、被加工物18をフラッシングし、被加工物18を洗浄し、被加工物18の侵食 された粒子を加工切断区域から遠ざかるように移動させる。更に、EDM液は、 水通路90を通って案内装置36に入り、かくしてワイヤダクト84に入る。次 いでダクト84内のEDM液は、ワイヤダクト84内を上向きに、カーバイドピ ックアップ44の穴58を上向きに、そしてダイアモンドプレガイド部材64を 通って上向きに移動する。EDM液はプレガイド保持ナット60の孔70も通っ て移動し、プレガイド保持ナット60を冷却し、カーバイドピックアップ44内 で形成されたガスをそこから外へ移動させ、最終的に保持ナット74の孔72を 通って出ることにも留意されるべきである。ダクト84内のEDM液は、ガイド 部材ワイヤ穴100を通って下向きにも移動する。
【0031】 図2に示されたように、118として構成図で示されたEDM電源及び制御装 置は、アースに対して数メガヘルツでのパルス電流を与える。電源ワイヤ120 が、バレル22と電源118間に接続されている。バレル22、カーバイドホル ダ40及びガイド本体82は、金属材料、好ましくはステンレス鋼から構成され 、かくして、電流はカーバイド電流ピックアップ44に伝送される。電源ワイヤ 120がバレル22に接続されると、電流は、バレル22からカーバイドホルダ 40を通ってピックアップ44に、又は、バレル22、案内本体82、カーバイ ドホルダ40を通って、次にカーバイドピックアップ44へのいずれかにより、 カーバイド電流ピックアップ44に流れる。
【0032】 別法として、点線で示されたように、電源ワイヤライン122が設けられそし てアースされた被加工物18に対してワイヤ10に電位を与えるためにカーバイ ドピックアップ44に直接接続される。すべてのEDM装置において、上部及び 下部組立体14は図1に示されたように設けられることにも留意されるべきであ る。更に、上部組立体又は下部組立体14のいずれかにおいて又は上部及び下部 組立体14の両方においてワイヤ10に電流を与えることができる。
【0033】 電流が組立体又はバレルの外側に与えられようと、カーバイドピックアップ4 4に直接与えられようと、電源ワイヤ120又は122を介して送給された電流 のすべてがワイヤ10に伝送されるのではなく、しかる後、火花を介して被加工 物18及びグラウンドに伝送されることが確かめられそして決定された。事実、 耐摩耗性ダイアモンド部材98及び焼結金属から構成された図2に示されたニブ 102にワイヤ10が極めて近接しているため、ワイヤ10とワイヤ穴100に 近いニブ区域との間で電流の流れが起こりうる。ワイヤ10と焼結金属ニブ10 2間の抵抗は、ワイヤ10とニブ102との距離、ダイアモンド耐摩耗性部材9 8の寸法、EDM液中に存在しうる不純物、砕片の蓄積等に依存して、幾分大き くなることがあるけれども、その抵抗は、すべての電流を阻止する程充分に大き くはなく、従って、場合によりミリアンペアの範囲の、少量の電流がワイヤ10 とニブ102との間で生じる。
【0034】 構成図で図3に示されたように、一般にワイヤ10が電流ピックアップ44に 接触するところと、ワイヤ10がニブ102に極めて近接するところとの間に平 行回路が形成される。更に詳しくは、RWは、ワイヤ10の接触している電流ピ ックアップ44とニブ102に極めて近接している区域との間のワイヤ10の抵 抗を表す。平行回路の他方の足においては、RAは、電流ピックアップ又はED M電源118とニブ102に極めて近接しているワイヤ10との間の組み立てら れた構成部品における抵抗を表しそしてCAはキャパシタンスを表す。最後に、 RSは、ワイヤ10と被加工物18との間の火花侵食プロセスに関連した抵抗を 表す。ワイヤ10の太さ及び組成、電流ピックアップ44とニブ102間のワイ ヤ10の距離、ワイヤ10と電流ピックアップ44との接触の効率、不純物及び 他の因子に依存して、抵抗RWは変わるであろう。同様に、種々の関連した組立 体14構成部品の材料、ワイヤ10とピックアップ44との接触の効率、不純物 及び他の因子に依存して、抵抗RA及びキャパシタンスCAは変わるであろう。 EDM電源及び制御装置118に依存して、ワイヤ10とニブ102間で両方向 の電流もありうる。この電流は、耐摩耗性部材98に実質的に近くのニブ102 が侵食され、かくして部材98が外れることを引き起こす電着及び/又は電気化 学的腐食の原因となるものと考えられる。
【0035】 実際の電気的侵食又は熱的機械加工がニブ102で起こる場合には、もっと厳 しいニブ102の侵食がおこることがある。この場合、ニブ102がアースされ ている場合又はさもなければワイヤ10とニブ102間の電位が大きく、従って 火花侵食がニブ102に対して直接起こる場合、破損が起こる。例えば、ワイヤ 10と電流ピックアップ44との接触が完全に又は部分的に果されていない場合 に、抵抗RWは、抵抗RAと比較して大きく増加し、従って、ワイヤ10とニブ 102間の電流が大きくなり、場合によりそこにおいて火花侵食すら起こる。
【0036】 EDMガイドに存在する種々の破損機構を認識することにより、本考案者等は 、多くの侵食機構が実質的に排除されそしてそれによりEDMガイド部材を実質 的に長持ちさせそして耐摩耗性とすることができる手段を考えついた。図面に示 されたように、ガイド手段の近くの区域でワイヤとガイド組立体間に電流が流れ るのを防止するために、耐摩耗性部材又はガイド手段と共に非伝導性手段を設け る。移動する電極ワイヤを案内するために一般に所定位置にガイド手段を支持す るための支持手段も設ける。図5及び図6に示された態様においては、支持手段 は非伝導性であり、そして非伝導性手段の一部であり、これに対して図7乃至図 10においては、支持手段は、必ずしも非伝導性ではなくそして非伝導性手段は 一般にそれとは別である。
【0037】 本考案に従う種々の態様において以下に説明するように、ガイド手段は、単結 晶天然ダイアモンド、合成単結晶ダイアモンド、多結晶ダイアモンド、立方晶系 窒化ホウ素又は多の適当な耐摩耗性材料から成る群より選ばれた少なくとも1種 の高度に耐摩耗性材料から作られる。好ましくは、ガイド手段はダイアモンドか ら作られる。本考案に従う種々の態様において以下に説明するとおり、非伝導性 手段は、セラミック、プラスチック、サファイア、石英、ダイアモンド、ガラス 又は他の適当な非伝導性材料から成る群より選ばれた非伝導性材料から作ること ができる。 移動するワイヤ電極を案内するためのガイド組立体に取り付け可能 な放電加工機ワイヤガイドの、本考案に従う1つの特定の態様が、図5に示され ている。一般に36として示されたガイド又は案内装置は、金属材料、好ましく はステンレス鋼から作られたガイド本体82を含む。ガイド本体82は、ここで は上端部124と呼ばれる非作用端部と、下端部126と呼ばれる作用端部を有 する。通路スロット94は、上端部124と下端部126間でガイド本体82の 外表面上に実質的に長手方向に延びている。ガイド本体82は、上部ダクト開口 86と下部ダクト開口88間に延びている一般に84として示されたワイヤダク トを含む。ワイヤ電極10が、示されたように、ワイヤダクト84を通して受け 入れられており、そしてワイヤガイド36が下部ガイド又は上部ガイドとして使 用されるかどうかに依存して、ワイヤ10は、ワイヤダクト84を通って上向き に又は下向きに移動することができる。ワイヤダクト84は、更に、上部ダクト 開口86から円筒形キヤビテイ128に向かって収束する円錐形部分92を含む 。下部ダクト開口88では、ワイヤダクト84は、円筒形に広がった穴(cou nterbore)又は孔部分96へと開いている。孔96は、円筒形表面13 0を含み、円筒形表面130は、ガイド本体ワイヤダクト84と実質的に同心で あり、そして孔内の環状円形平坦表面132と隣接している。
【0038】 この態様では、図5に示されたように、単結晶天然ダイアモンド部材134の 形態にあるガイド手段が設けられており、そして該手段は、ワイヤ穴開口138 間で延びているワイヤ穴136を有する。2つの截頭円錐部分140がワイヤ穴 136内に設けられており、截頭円錐部分140の各々はそれぞれのワイヤ穴開 口138からワイヤ穴136に向けて収束している。ガイド部材134は、更に 、外壁又は表面142を含み、ワイヤ穴開口138は、外壁142内に位置付け られている。非伝導性支持手段が、この態様では、上記非伝導性材料の1種又は 1種より多くから作られたニブ144の形態で設けられている。ニブ144は、 実質的に部材134を取り囲んでおり、そして部材134の外壁142に取り付 けられることにより、ニブ144はそこで部材134を支持する作用をする。ニ ブ144は、更に、上部通路又はニブ通路146及び下部通路又はニブ通路14 8を含む。両通路146及び148は、截頭円錐形でありそしてワイヤ穴136 に向かって収束している。上部通路146は、ワイヤ10をそれに通すのを助長 するように截頭円錐形であり、通路148は、操作中に所望される角度でワイヤ 10がワイヤ穴136に出入りするのを可能とするように、そして又反対方向に ワイヤ10を通すのを助長するように、截頭円錐形である。上部通路146は、 ワイヤダクト84と連通している。ニブ144は、その各端部に、実質的にバレ ル形状の外側表面150と環状円形平坦表面152を有する。ニブ144は、孔 96内に収容され、そしてそこにおいて接着剤又は他の適当な手段によりガイド 本体82に取り付けられている。従って、ニブ144は、上記の非伝導性材料の 1種又は1種より多くから作られているので、操作中、それは、部材134近く の区域において本体82を通じてワイヤ電極10とガイド組立体14間に電流が 流れるのを防止する作用をする。
【0039】 支持手段が非伝導性である他の態様では、図6に示されたように、ニブ144 は使用されておらず、ガイド本体82は、上記非伝導性材料の1種又は1種より 多くと支持部材134から作られる。示されたように、ガイド本体82は、実質 的に部材134を取り囲んでおり、そして部材134の壁142に固定されるか 又は取り付けられている。この態様では、上部截頭円錐通路146及び下部截頭 円錐通路148は両方共ガイド本体82内に形成される。上部通路146は、ダ クト開口88を通してワイヤダクト84と連通している。ガイド本体82は、非 伝導性材料から作られており、従って、通路146及び148の如き部材134 近くの区域から又は区域における電極ワイヤ10と組立体14間の電流が防止さ れる。
【0040】 図7には、支持手段が必ずしも非伝導性ではない、本考案に従う態様が示され ている。好ましくは、ガイド本体82はステンレス鋼から作られており、ニブ1 02は、焼結金属から作られている。耐摩耗性部材98は、多結晶ダイアモンド として示されており、かくして、その壁142は一般に滑らかで円形で2つの環 状平坦表面を持っているように見える。ガイド本体取り付け手段が設けられ、一 般に154として示されており、そしてワイヤガイド組立体14と共に、ガイド 本体82を組立体14に取り付け且つ支持する作用をする。
【0041】 この態様では、非伝導性手段が設けられそしてガイド本体82と組立体14と の間に位置している。更に詳しくは、非伝導性ワッシヤ又はリング部材156が 、ガイド本体82の上部表面158とカーバイドホルダ40の下部表面160と の間に設けられている。非伝導性ワッシヤ156は、電極ワイヤ10が通過する ことができる開口162を含む。更に、非伝導性截頭円錐形スリーブ164が、 ガイド本体82の円錐形表面38とバレル22の内側円錐形表面166との間に 設けられている。示されたように、スリーブ164は、バレル22の下部24の 凹部に置かれ、そしてこのような構造では、スリーブ164は、組立を容易にす るために2つの部分に作ることができる。従って、非伝導性手段、即ちこの態様 では上記の非伝導性材料の1種又は1種より多くから作られたスリーブ164及 びワッシヤ156を、ガイド本体82と組立体14との間に配置することによっ て、ガイド部材98近くの区域でワイヤ電極10と組立体14間に電流が流れる のが防止され、それ故に、ニブが使用されない場合に、部材98がニブ102及 び/又はガイド本体82から外れる侵食機構が防止される。下記するコーテイン グの如き非伝導性材料のコーテイングを、ガイド本体82の外側表面に配置する こともでき、かくしてこの態様では非伝導性手段として作用することができるこ とは留意されるべきである。 非伝導性手段がガイド本体82の孔96内に収容 されている非伝導性ニブスリーブ168を含むところの、支持手段が必ずしも非 伝導性ではない更に別の態様が図8に示されている。スリーブ168は、実質的 に円筒形でありそして外表面170、内表面172及び環状端部表面174を含 む。スリーブ168は、接着剤又は他の適当な手段により取り付けられており、 そして外表面170が孔96の円筒形表面130に対して向き合っている状態で 、そして又上部環状端部表面174は孔96の環状円形平坦表面132に対して 向き合っている状態で、孔96内に支持されている。スリーブ168の内径は一 般にワイヤダクト84の内径と同じであり、示されたように、それらの間の滑ら かな移行が与えられる。ニブ102は、焼結した金属から作ることができ、そし て非伝導性スリーブ168内に収容されそして接着剤又は他の適当な手段により 取り付けられている。示されたように、上部通路146及び下部通路148はニ ブ102内に位置し、そして上部通路146は、スリーブ168を通ってワイヤ ダクト84と連通している。非伝導性スリーブ168は、上記の非伝導性材料の 1種又は1種より多くから作られ、かくして、部材134近くの区域での電極ワ イヤ10と組立体14間の電流を防止する。
【0042】 図9に示されたように、非伝導性ニブスリーブ168と共に、非伝導性手段は 、孔96内にあって環状円形平坦表面132に対向している非伝導性環状ワッシ ャ又はリング176を含む。非伝導性リング176は、上部平坦表面178、下 部平坦表面180及びワイヤ電極10を受け入れるための開口182を含む。ニ ブ102は、ニブ102の上部表面152がリング176の下部表面180に対 向している状態で且つニブ102の外表面150がスリーブ168の内表面17 2に対向している状態で、リング176及びスリーブ168により形成された区 域内に収容されている。リング176の外径表面184は、それが示されて如く 孔96内に滑りこむことができるようなものであるか、又は、別法においては、 それがスリーブ168内で滑動することができるように小さくすることができ、 その際スリーブ168は環状円形平坦表面132まで孔96内に受け入れられる 。リング176の使用により、ニブ102は、例えば、図8に示された態様の場 合よりも堅固に取り付けることができ、更に、実質的に部材134に近くの区域 と組立体14間の電流は防止される。
【0043】 図8及び図9に示された態様に関して、非伝導性材料から作られたスリーブ1 68及びリング176は、ストック非伝導性材料から別々の要素として作られ、 しかる後孔96内に挿入されそしてそこに接着剤又は他の適当な手段により取り 付けられるものとして以後説明される。しかる後、ニブ102は、スリーブ16 8及びリング176により形成されたキャビテイ内に直接形成することができる か、又は別法として、キャビテイとは別々に作り、キャビテイ内に挿入しそして 接着剤又は他の適当な手段によりキャビテイ内に取り付けることができる。スリ ーブ168及び/又はリング176は、キャスチング法によるなどして孔96内 に直接形成することもできることに留意されるべきである。しかる後、ニブ10 2は、スリーブ168及びリング176により形成されたキャビテイ内に直接形 成又はキャストするか又はキャビテイとは別々に作り、キャビテイ内に接着剤又 は他の適当な手段により取り付けることもできる。更に別の形態では、非伝導性 スリーブ168及び/又は非伝導性リング176は、下記するコーティングの如 き非伝導性材料のコーティングにより形成することができる。即ち、下記するよ うな非伝導性コーティングを、孔96内に直接載せ、かくして孔96内にスリー ブ168及び/又はリング176を形成することができる。別法では、非伝導性 コーティングをニブ102上に最初に直接配置し、かくして非伝導性コーティン グがスリーブ168及び/又はリング176を形成し、しかる後、コーティング されたニブ102を孔96内に挿入しそして接着剤又は他の適当な手段により孔 96内に取り付けることができる。
【0044】 支持手段が必ずしも非伝導性材料から作られていない、図10に示されたよう な、本考案に従う更に他の態様では、非伝導性手段は、非伝導性コーティング1 86の形態にある。この場合に、部材134がガイド本体82上に直接支持され ている場合には、ニブ102又はガイド本体82の通路は、無線周波数スパッタ リング(RFスパッタリング)、化学蒸着、物理蒸着、キャスティング、又は他 の適当なコーティング手段により、非伝導性コーティング186で被覆される。 RFスパッタリング又は他の好適な手段によって、ガラス、プラスチック、ダイ アモンド様炭素フィルム、ダイアモンドフィルム、石英、又は他の好適な非伝導 性コーティングを、非伝導性コーティング186を得、かくして上部通路146 及び下部通路148を形成するのに使用することができる。コーティング法によ って、非伝導性材料を実質的にいかなる表面にも被覆するか又は配置することが でき、そして示されたように、ニブ102又はガイド本体82のいずれかにおい て最初に截頭円錐形の通路を与えることにより、非伝導性コーティング186は 、截頭円錐形及びワイヤ穴136に向かって収束性とすることもできる。この方 法によって、必要ならば、通路146及び148に加えて、全体のワイヤダクト 84を、図11及び図12に示されたように被覆することもできることにも留意 されたい。それにもかかわらず、本考案に従う非伝導性コーティングは、ガイド 部材98近くの区域を通して電極10と組立体14間に電流が流れるのを防止す ることにより部材134の外れるのを実質的に防止する。
【0045】 前記した態様では、ガイド手段は、単結晶天然ダイアモンド、単結晶合成ダイ アモンド、多結晶ダイアモンド、サファイア等の如き高度に耐摩耗性材料である ことに留意されるべきである。これらの材料は、市場で容易に入手可能であるけ れども、寸法に正比例してコストを実質的に増加させる傾向がある。従って、ワ イヤガイドの全体のコストを減少させるために、幾分小さなガイド部材134を 使用するのが好ましい。極めて一般的に言えば、例えば、ガイド部材134は、 壁142上のいかなる2つの点間の最大距離も0.200インチ未満であり、そ れにより、一般にワイヤガイドのコストを手の出せないような高いものにしない ような寸法とすることが好ましい。理解できるとおり、特にガイド手段が極めて 小さい場合に、ガイド手段と作用的に関連しておりそしてガイド手段とは別個で ある非伝導性手段が、ガイド手段近くの区域でワイヤ10とガイド組立体14間 に電流が流れるのを有利に防止する。即ち、ガイド部材134の如きガイド手段 が極めて小さい場合には、そのマウントであるニブ102又はガイド本体82は 、ワイヤ電極10にはるかに近接する傾向があり、かくして上記の腐食機構を高 める。従ってガイド手段とは別個であり且つガイド手段と作用的に関連している ことにより、非伝導性手段は、ガイド手段のワイヤ穴に通じる通路の如きガイド 手段近くの区域でワイヤ10とガイド組立体14間に電流が流れるのを防止する 。
【0046】 本考案に従う図11に示された態様では、ガイド手段は、伝導性又は非伝導性 材料から作られたニブ102の形態にあり、そしてワイヤ穴136がそれを貫通 して形成されている。この態様でニブ102に形成された通路146及び148 は、ワイヤ穴136よりも直径が大きく、そして一般に截頭円錐形であり且つワ イヤ穴136に向かって収束している。非伝導性手段は、通路146及び148 及びワイヤ穴136の表面に受け入れられた非伝導性コーティング186の形態 にある。図10に示された態様の場合と同様に、非伝導性コーティング186は 、RFスパッタリング、化学的蒸着、物理的蒸着、キャスチング、又は他の適当 なコーティング手段により施すことができる。コーティング材料は、ガラス、プ ラスチック、ダイアモンド様炭素フィルム、ダイアモンドフィルム、石英、又は 通路146及び148及びワイヤ穴136に被覆又はキャストすることができる 他の適当な非伝導性材料であることができる。非伝導性コーティング186は、 この態様ではニブ102に形成されているガイド手段近くの区域のワイヤ電極1 0とガイド組立体14間の電流を防止する。従って、通路146及び148を含 むワイヤ穴136近くの区域は、劣化するのを防止され、棚状の突起及び粗いス ポットがそこに形成するのを防止される。かくして、ワイヤガイドは、元のまま の状態を保持しており、そして長期間にわたり自動で又は手動で容易に通すこと ができる。
【0047】 本考案に従う図11に示された態様及び本明細書に開示された他の態様の操作 を更に向上させるために、ガイド本体ワイヤダクト84の内表面をコーティング するために、非伝導性材料のワイヤダクトコーティング188を使用することも できる。
【0048】 図12に示されたような、図11に示された態様と同様な更に他の態様では、 ガイド手段は、ガイド本体82に形成されたワイヤ穴136の形態にあることが できる。通路146及び148は、ガイド本体82に形成されておりそして通路 146は、やはりガイド本体82に形成されているワイヤダクト84と連通して いる。図11に示された態様と同様に、非伝導性手段は、通路146及び148 及びワイヤ穴136上に、そして所望によりワイヤダクト84に配置された非伝 導性コーティングの形態にある。
【0049】 本考案を、特定の態様を有するものとして説明してきたが、それは更に修正す ることができることは理解されよう。故に、本願は、本考案の原理に従う、そし て又本考案の属する分野で公知の又は慣用の実施内にありそして請求の範囲に入 るような本明細書での開示からの逸脱を含めて、本考案のいかなる変更、使用又 は適応も包含することを意図する。
【図1】放電加工装置の略側面図である。
【図2】一般に所望されない電流を示す、典型的なガイ
ド組立体の 断面図である。
ド組立体の 断面図である。
【図3】典型的なガイド組立体における所望されない電
流の回路図 である。
流の回路図 である。
【図4】本考案に従う電極ワイヤを案内するための放電
加工機ワイ ヤガイドの斜視図である。
加工機ワイ ヤガイドの斜視図である。
【図5】線5ーー5に沿って描かれそして非伝導性支持
体を示している、図4に示されたワイヤガイドの断面図
である。
体を示している、図4に示されたワイヤガイドの断面図
である。
【図6】非伝導性支持体としてガイド本体を示してい
る、図5に示されたワイヤガイドと同様なワイヤガイド
の断面図である。
る、図5に示されたワイヤガイドと同様なワイヤガイド
の断面図である。
【図7】本考案に従うガイド本体と組立体間の非伝導性
部材を示している、ガイド組立体及びワイヤガイドの断
面図である。
部材を示している、ガイド組立体及びワイヤガイドの断
面図である。
【図8】本考案に従う非伝導性スリーブ内に取り付けら
れたガイド部材を示している、図5に示されたワイヤガ
イドと同様なワイヤガイドの部分断面図である。
れたガイド部材を示している、図5に示されたワイヤガ
イドと同様なワイヤガイドの部分断面図である。
【図9】非伝導性スリーブと共に非伝導性リングを示し
ている、図8に示されたワイヤガイドの部分断面図であ
る。
ている、図8に示されたワイヤガイドの部分断面図であ
る。
【図10】ガイド部材ワイヤ穴に通じている通路内の非
伝導性コーティングを示している、本考案に従う図5に
示されたワイヤガイドと同様なワイヤガイドの部分断面
図である。
伝導性コーティングを示している、本考案に従う図5に
示されたワイヤガイドと同様なワイヤガイドの部分断面
図である。
【図11】ニブ内に形成されたワイヤ電極穴を示しそし
て通路とワイヤ穴内の非伝導性コーティングを示してい
る、本考案に従う図5に示されたワイヤガイドと同様な
ワイヤガイドの部分断面図である。
て通路とワイヤ穴内の非伝導性コーティングを示してい
る、本考案に従う図5に示されたワイヤガイドと同様な
ワイヤガイドの部分断面図である。
【図12】ガイド本体内に形成されたワイヤガイド穴を
示している。図11に示されたワイヤガイドと同様なワ
イヤガイドの部分断面図である。
示している。図11に示されたワイヤガイドと同様なワ
イヤガイドの部分断面図である。
8 放電加工機 10 電極ワイヤ 12 スプール 14 ワイヤガイド取り付け組立体 18 被加工物 20 ステープル 22 バレル 36 案内装置 64 プレガイド部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年5月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 ジユール・リン・フレンチ アメリカ合衆国インデイアナ州46798ヨダ ー・ハミルトンロード6045 (72)考案者 ドワイト・ピー・ビーベリツチ アメリカ合衆国インデイアナ州46815フオ ートウエイン・ロツクウツドドライブ3324 (72)考案者 ドナルド・イー・ビーベリツチ アメリカ合衆国インデイアナ州46804フオ ートウエイン・ウエイジエラコート11824
Claims (1)
- 【請求項1】 移動するワイヤ電極を案内するためのガ
イド組立体に取り付け可能な放電加工機ワイヤガイドに
おいて、 該ワイヤを受け入れると共に該ワイヤを案内するための
2つの開口間に延びているワイヤ穴を有するガイド手段
と、 前記ガイド手段を支持するニブであって、2つの通路を
有し、該通路の各々は、それぞれの前記ガイド手段ワイ
ヤ穴開口を通して前記ガイド手段ワイヤ穴と連通してい
るニブと、 前記ニブが取り付けられているワイヤガイド本体と、 前記ワイヤと前記ガイド本体間に電流が流れるのを防止
するための前記ニブの通路の少なくとも1つにおける非
伝導性材料のコーテイングとを具備することを特徴とす
る放電加工機ワイヤガイド。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US07/314,652 US5073690A (en) | 1989-02-23 | 1989-02-23 | Long lasting electrical discharge machine wire guide |
| US314652 | 1989-02-23 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08106U true JPH08106U (ja) | 1996-01-23 |
| JP2566306Y2 JP2566306Y2 (ja) | 1998-03-25 |
Family
ID=23220861
Family Applications (2)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2503768A Pending JPH04504084A (ja) | 1989-02-23 | 1990-02-13 | 長期耐久性の放電加工機ワイヤガイド |
| JP1995004492U Expired - Lifetime JP2566306Y2 (ja) | 1989-02-23 | 1995-04-17 | 放電加工機ワイヤガイド |
Family Applications Before (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2503768A Pending JPH04504084A (ja) | 1989-02-23 | 1990-02-13 | 長期耐久性の放電加工機ワイヤガイド |
Country Status (8)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5073690A (ja) |
| EP (1) | EP0460028B1 (ja) |
| JP (2) | JPH04504084A (ja) |
| AU (1) | AU5154290A (ja) |
| CA (1) | CA2046629C (ja) |
| DE (1) | DE69008714T2 (ja) |
| ES (1) | ES2054343T3 (ja) |
| WO (1) | WO1990009855A1 (ja) |
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