JPH08108533A - インクジェットヘッド、その使用方法およびその製造方法 - Google Patents
インクジェットヘッド、その使用方法およびその製造方法Info
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- JPH08108533A JPH08108533A JP6242955A JP24295594A JPH08108533A JP H08108533 A JPH08108533 A JP H08108533A JP 6242955 A JP6242955 A JP 6242955A JP 24295594 A JP24295594 A JP 24295594A JP H08108533 A JPH08108533 A JP H08108533A
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- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/135—Nozzles
- B41J2/14—Structure thereof only for on-demand ink jet heads
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- B41J2002/14346—Ejection by pressure produced by thermal deformation of ink chamber, e.g. buckling
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- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 より大きな吐出力を実現できるインクジェッ
トヘッドを提供する。 【構成】 ノズルオリフィス11aを有するノズルプレ
ート11との間に中空空間9aを有するように筐体7が
ノズルプレート11に取付けられている。中空空間9a
内に3個の座屈構造体1a1 、1a2 、1bが配置され
ている。座屈構造体1a1 、1a2 、1bの各々は、中
央部が変位可能なように両端部が取付部材5を介して筐
体7に取付固定されている。座屈構造体1a1 、1
a2 、1bの内部に圧縮応力を与え、その圧縮応力によ
って座屈構造体を座屈させ、中央部を変位させることが
できる電源13a、13bが設けられている。
トヘッドを提供する。 【構成】 ノズルオリフィス11aを有するノズルプレ
ート11との間に中空空間9aを有するように筐体7が
ノズルプレート11に取付けられている。中空空間9a
内に3個の座屈構造体1a1 、1a2 、1bが配置され
ている。座屈構造体1a1 、1a2 、1bの各々は、中
央部が変位可能なように両端部が取付部材5を介して筐
体7に取付固定されている。座屈構造体1a1 、1
a2 、1bの内部に圧縮応力を与え、その圧縮応力によ
って座屈構造体を座屈させ、中央部を変位させることが
できる電源13a、13bが設けられている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェットヘッ
ド、その使用方法およびその製造方法に関するものであ
る。より特定的には、内部に満たされたインク液に圧力
を加え、内部から外部へインク液を吐出させるインクジ
ェットヘッド、その使用方法およびその製造方法に関す
るものである。
ド、その使用方法およびその製造方法に関するものであ
る。より特定的には、内部に満たされたインク液に圧力
を加え、内部から外部へインク液を吐出させるインクジ
ェットヘッド、その使用方法およびその製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、記録液を吐出、飛翔させて記
録を行なうインクジェット法が知られている。この方法
は、低騒音で比較的高速印字が可能であること、装置の
小型化やカラー記録が容易であることなど数々の利点を
有している。このようなインクジェットヘッド記録方法
では、種々の液滴吐出原理に基づくインクジェット記録
ヘッドを用いて記録が行なわれている。
録を行なうインクジェット法が知られている。この方法
は、低騒音で比較的高速印字が可能であること、装置の
小型化やカラー記録が容易であることなど数々の利点を
有している。このようなインクジェットヘッド記録方法
では、種々の液滴吐出原理に基づくインクジェット記録
ヘッドを用いて記録が行なわれている。
【0003】インクジェットヘッドの形式としては従来
よりいくつかの方式が用いられてきた。たとえば圧電素
子を用いたものやバブルジェット方式のものがある。
よりいくつかの方式が用いられてきた。たとえば圧電素
子を用いたものやバブルジェット方式のものがある。
【0004】図27は、圧電素子を用いた従来のインク
ジェットヘッドの構成を概略的に示す主要断面図であ
る。図27を参照して、このインクジェットヘッド32
0は、容器305と、積層型の圧電素子304とを有し
ている。
ジェットヘッドの構成を概略的に示す主要断面図であ
る。図27を参照して、このインクジェットヘッド32
0は、容器305と、積層型の圧電素子304とを有し
ている。
【0005】この容器305は、空間305aと、ノズ
ルオリフィス305bと、インク供給口305dとを有
している。空間305aは容器305の内部に設けら
れ、インク80を満たすことができる。またこの空間3
05aには、インク供給口305dよりインク80が供
給可能である。また容器305の壁部にはノズルオリフ
ィス305bが、空間305aを容器305の外部空間
と通じさせるように設けられている。
ルオリフィス305bと、インク供給口305dとを有
している。空間305aは容器305の内部に設けら
れ、インク80を満たすことができる。またこの空間3
05aには、インク供給口305dよりインク80が供
給可能である。また容器305の壁部にはノズルオリフ
ィス305bが、空間305aを容器305の外部空間
と通じさせるように設けられている。
【0006】積層型の圧電素子304は、空間305a
の内部に設けられており、複数個の圧電素子301と、
1対の電極303とを有している。複数個の圧電素子3
01は積層されており、この各圧電素子301間に挟ま
れるように1対の電極303が交互に配置されている。
これにより、各圧電素子301に効果的に電圧が印加さ
れるように構成されている。また1対の電極303に
は、電源307が接続されており、スイッチのON・O
FFの切換えにより電圧印加の切換えが行なわれる。
の内部に設けられており、複数個の圧電素子301と、
1対の電極303とを有している。複数個の圧電素子3
01は積層されており、この各圧電素子301間に挟ま
れるように1対の電極303が交互に配置されている。
これにより、各圧電素子301に効果的に電圧が印加さ
れるように構成されている。また1対の電極303に
は、電源307が接続されており、スイッチのON・O
FFの切換えにより電圧印加の切換えが行なわれる。
【0007】このインクジェットヘッド320の動作に
おいては、まずスイッチがONされることにより1対の
電極303に電圧が印加される。これにより、各圧電素
子301が長手方向(矢印A1 方向)に延び、インク8
0にたとえば矢印A2 、A3方向に圧力がかけられる。
特にこの矢印A2 方向への圧力によりインク80がノズ
ルオリフィス305bより外部へ吐出し、インク液80
aが形成される。この吐出もしくは噴出されたインク液
80aにより、プリント面への印字が行なわれる。
おいては、まずスイッチがONされることにより1対の
電極303に電圧が印加される。これにより、各圧電素
子301が長手方向(矢印A1 方向)に延び、インク8
0にたとえば矢印A2 、A3方向に圧力がかけられる。
特にこの矢印A2 方向への圧力によりインク80がノズ
ルオリフィス305bより外部へ吐出し、インク液80
aが形成される。この吐出もしくは噴出されたインク液
80aにより、プリント面への印字が行なわれる。
【0008】図28は、バブルジェット方式のインクジ
ェットヘッドの構成を概略的に示す分解斜視図である。
図28を参照して、このインクジェットヘッド420
は、ヒータ部404と、ノズル部405とを有してい
る。
ェットヘッドの構成を概略的に示す分解斜視図である。
図28を参照して、このインクジェットヘッド420
は、ヒータ部404と、ノズル部405とを有してい
る。
【0009】ヒータ部404は、ヒータ401と、電極
403と、基板411とを有している。すなわち、基板
411の表面上には電極403とこの電極403に接続
されたヒータ401とが形成されている。
403と、基板411とを有している。すなわち、基板
411の表面上には電極403とこの電極403に接続
されたヒータ401とが形成されている。
【0010】ノズル部405は、ノズル405aと、ノ
ズルオリフィス405bと、インク供給口405cとを
有している。ノズル405aは、ヒータ401に対応し
て複数個設けられており、各ノズル405aに対応して
ノズルオリフィス405bが設けられている。また各ノ
ズル405aにインクを供給するためにインク供給口4
05cが設けられている。
ズルオリフィス405bと、インク供給口405cとを
有している。ノズル405aは、ヒータ401に対応し
て複数個設けられており、各ノズル405aに対応して
ノズルオリフィス405bが設けられている。また各ノ
ズル405aにインクを供給するためにインク供給口4
05cが設けられている。
【0011】このバブルジェット方式のインクジェット
ヘッドの動作原理は以下のとおりである。
ヘッドの動作原理は以下のとおりである。
【0012】図29(a)〜(e)は、バブルジェット
方式のインクジェットヘッドの液滴形成過程を工程順に
示すノズルの概略断面図である。
方式のインクジェットヘッドの液滴形成過程を工程順に
示すノズルの概略断面図である。
【0013】まず図29(a)を参照して、電極(図示
せず)に通電させることによりヒータ401に電流が流
される。これによりヒータ401が急激に加熱され、ヒ
ータ401面上に核気泡31aが発生する。
せず)に通電させることによりヒータ401に電流が流
される。これによりヒータ401が急激に加熱され、ヒ
ータ401面上に核気泡31aが発生する。
【0014】図29(b)を参照して、ヒータ401が
急激に加熱されるため、予め存在する発泡核が活性化す
る前に、インク30が加熱限界に達する。これにより、
ヒータ401面上の核気泡31aが合体して膜気泡(バ
ブル)31bが得られる。
急激に加熱されるため、予め存在する発泡核が活性化す
る前に、インク30が加熱限界に達する。これにより、
ヒータ401面上の核気泡31aが合体して膜気泡(バ
ブル)31bが得られる。
【0015】図29(c)を参照して、さらにヒータ4
01を加熱することにより、膜気泡31bが断熱膨張
し、成長する。この膜気泡31bの成長した体積分だけ
インク30が圧力を受ける。この圧力により、インク3
0はオリフィス405b外へ押出される。膜気泡31b
が最大になる時点ではヒータ401の加熱は停止されて
いる。
01を加熱することにより、膜気泡31bが断熱膨張
し、成長する。この膜気泡31bの成長した体積分だけ
インク30が圧力を受ける。この圧力により、インク3
0はオリフィス405b外へ押出される。膜気泡31b
が最大になる時点ではヒータ401の加熱は停止されて
いる。
【0016】図29(d)を参照して、ヒータ401の
加熱が停止されることにより、膜気泡31bは周囲のイ
ンク30に熱を吸収される。これにより、膜気泡31b
の体積が収縮し、インク30はノズル405a内に吸引
される。このインク30の吸引によりオリフィス405
b外へ押出されたインク30aはインク滴を形成しよう
とする。
加熱が停止されることにより、膜気泡31bは周囲のイ
ンク30に熱を吸収される。これにより、膜気泡31b
の体積が収縮し、インク30はノズル405a内に吸引
される。このインク30の吸引によりオリフィス405
b外へ押出されたインク30aはインク滴を形成しよう
とする。
【0017】図29(e)を参照して、さらに膜気泡3
1bの体積が収縮もしくは膜気泡31bが消滅すること
により、インク滴30aが形成される。このインク滴3
0aの吐出もしくは噴出により、プリント面に印字が行
なわれる。
1bの体積が収縮もしくは膜気泡31bが消滅すること
により、インク滴30aが形成される。このインク滴3
0aの吐出もしくは噴出により、プリント面に印字が行
なわれる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術には以下の問題点があった。
従来技術には以下の問題点があった。
【0019】 まず図27に示すインクジェットヘッ
ド320では、圧電素子301の変形量を大きくするに
は、各圧電素子301を大きな膜厚で形成しなければな
らない。このため、圧電素子301を薄膜形成法で形成
できず、圧電素子を機械的に加工してヘッドが形成され
る。ゆえに、圧電素子304の寸法が大きくなり、それ
を収容するインク室305aの寸法も大きくなる。結果
として、ノズル305bを集積化したマルチノズルヘッ
ドにおいて、インクを吐出させるノズル305bの間隔
を小さくできないという問題点があった。
ド320では、圧電素子301の変形量を大きくするに
は、各圧電素子301を大きな膜厚で形成しなければな
らない。このため、圧電素子301を薄膜形成法で形成
できず、圧電素子を機械的に加工してヘッドが形成され
る。ゆえに、圧電素子304の寸法が大きくなり、それ
を収容するインク室305aの寸法も大きくなる。結果
として、ノズル305bを集積化したマルチノズルヘッ
ドにおいて、インクを吐出させるノズル305bの間隔
を小さくできないという問題点があった。
【0020】 図28に示すバブルジェット方式のイ
ンクジェットヘッド420では、図29(a)〜(c)
に示すプロセスで、きれいな気泡31bを得るため膜沸
騰現象を生じさせる必要がある。このためには、ヒータ
401を急激に加熱する必要がある。具体的にはインク
30を約300℃にまで加熱しなければならないため、
ヒータ401は1000℃前後にまで加熱される。ま
た、高速印字を実現させるため、ヒータ401には短時
間で加熱と冷却とが繰り返されなければならない。
ンクジェットヘッド420では、図29(a)〜(c)
に示すプロセスで、きれいな気泡31bを得るため膜沸
騰現象を生じさせる必要がある。このためには、ヒータ
401を急激に加熱する必要がある。具体的にはインク
30を約300℃にまで加熱しなければならないため、
ヒータ401は1000℃前後にまで加熱される。ま
た、高速印字を実現させるため、ヒータ401には短時
間で加熱と冷却とが繰り返されなければならない。
【0021】このように高温への加熱と冷却とが繰り返
された場合、たとえ耐熱性に優れた材料をヒータ401
に用いても、ヒータ401に熱疲労が生じてしまう。こ
のようにバブルジェット方式のインクジェットヘッド4
20では、ヒータ401が劣化しやすく、インクジェッ
トヘッドの寿命が短くなるという問題点があった。
された場合、たとえ耐熱性に優れた材料をヒータ401
に用いても、ヒータ401に熱疲労が生じてしまう。こ
のようにバブルジェット方式のインクジェットヘッド4
20では、ヒータ401が劣化しやすく、インクジェッ
トヘッドの寿命が短くなるという問題点があった。
【0022】以上の、より、本発明の一の目的は、
小さな寸法を維持したまま大きな吐出力を得ることがで
きる寿命の長いインクジェットヘッドおよびその製造方
法を提供することである。
小さな寸法を維持したまま大きな吐出力を得ることがで
きる寿命の長いインクジェットヘッドおよびその製造方
法を提供することである。
【0023】本発明の他の目的は、適切なインク液の吐
出を実現でき、正確な印字を行なうことである。
出を実現でき、正確な印字を行なうことである。
【0024】本発明のさらに他の目的は、より大きな吐
出力を実現できるようにインクジェットヘッドを使用す
る方法を提供することである。
出力を実現できるようにインクジェットヘッドを使用す
る方法を提供することである。
【0025】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のインク
ジェットヘッドは、内部に満たされたインク液に圧力を
加え、内部から外部へインク液を吐出させるインクジェ
ットヘッドであって、ノズルプレートと、基板と、座屈
構造体と、圧縮手段とを備えている。ノズルプレートは
ノズルオリフィスを有している。基板は、ノズルプレー
トとの間にノズルオリフィスに連通する空間を有するよ
うにノズルプレートに取付けられている。座屈構造体
は、複数個設けられており、ノズルプレートと基板との
間の空間内に配置されている。この座屈構造体の各々
は、両端部とのその両端部に挟まれる中央部とを有し、
その中央部が変位可能なように両端部が基板に支持され
ている。圧縮手段は、座屈構造体の内部に圧縮応力を与
え、その圧縮応力によって座屈構造体を座屈させ、その
中央部を変位させることができる。
ジェットヘッドは、内部に満たされたインク液に圧力を
加え、内部から外部へインク液を吐出させるインクジェ
ットヘッドであって、ノズルプレートと、基板と、座屈
構造体と、圧縮手段とを備えている。ノズルプレートは
ノズルオリフィスを有している。基板は、ノズルプレー
トとの間にノズルオリフィスに連通する空間を有するよ
うにノズルプレートに取付けられている。座屈構造体
は、複数個設けられており、ノズルプレートと基板との
間の空間内に配置されている。この座屈構造体の各々
は、両端部とのその両端部に挟まれる中央部とを有し、
その中央部が変位可能なように両端部が基板に支持され
ている。圧縮手段は、座屈構造体の内部に圧縮応力を与
え、その圧縮応力によって座屈構造体を座屈させ、その
中央部を変位させることができる。
【0026】請求項2に記載のインクジェットヘッドで
は、ノズルプレートは複数個のノズルオリフィスを有
し、ノズルプレートと基板との間の空間は、ノズルオリ
フィスの各1つに対応して複数個設けられている。複数
個の空間は互いに区切られている。この空間の各1つご
とに複数個の座屈構造体が配置されている。
は、ノズルプレートは複数個のノズルオリフィスを有
し、ノズルプレートと基板との間の空間は、ノズルオリ
フィスの各1つに対応して複数個設けられている。複数
個の空間は互いに区切られている。この空間の各1つご
とに複数個の座屈構造体が配置されている。
【0027】請求項3に記載のインクジェットヘッドで
は、複数個の座屈構造体には、互いに所定の距離を隔て
て分離された第1および第2の座屈構造体が含まれてい
る。第1および第2の座屈構造体にそれぞれ異なるタイ
ミングで圧縮応力を与えるように制御するタイミング回
路がさらに備えられている。
は、複数個の座屈構造体には、互いに所定の距離を隔て
て分離された第1および第2の座屈構造体が含まれてい
る。第1および第2の座屈構造体にそれぞれ異なるタイ
ミングで圧縮応力を与えるように制御するタイミング回
路がさらに備えられている。
【0028】請求項4に記載のインクジェットヘッドで
は、複数個の座屈構造体には、長手方向に延びる1つの
プレート部材に形成された第1および第2の座屈構造体
が含まれている。第1の座屈構造体の両端部は長手方向
に沿って配置されており、第2の座屈構造体の両端部も
長手方向に沿って配置されている。第1の座屈構造体の
中央部は、第2の座屈構造体の中央部よりもノズルオリ
フィスの近くに位置している。第1の座屈構造体の長手
方向の長さは第2の座屈構造体の長手方向の長さよりも
小さい。
は、複数個の座屈構造体には、長手方向に延びる1つの
プレート部材に形成された第1および第2の座屈構造体
が含まれている。第1の座屈構造体の両端部は長手方向
に沿って配置されており、第2の座屈構造体の両端部も
長手方向に沿って配置されている。第1の座屈構造体の
中央部は、第2の座屈構造体の中央部よりもノズルオリ
フィスの近くに位置している。第1の座屈構造体の長手
方向の長さは第2の座屈構造体の長手方向の長さよりも
小さい。
【0029】請求項5に記載のインクジェットヘッドで
は、複数個の座屈構造体は、座屈構造体の一方端部から
他方端部へ延びる長手方向に沿って配置されている。
は、複数個の座屈構造体は、座屈構造体の一方端部から
他方端部へ延びる長手方向に沿って配置されている。
【0030】請求項6に記載のインクジェットヘッドで
は、複数個の座屈構造体は、座屈構造体の一方端部から
他方端部へ延びる方向と交差する短手方向に沿って配置
されている。
は、複数個の座屈構造体は、座屈構造体の一方端部から
他方端部へ延びる方向と交差する短手方向に沿って配置
されている。
【0031】請求項7に記載のインクジェットヘッドの
使用方法は、内部に満たされたインク液に圧力を加え、
内部から外部へインク液を吐出させるインクジェットヘ
ッドの使用方法であって、そのインクジェットヘッドは
ノズルプレートと、基板と、座屈構造体と、圧縮手段と
を備えている。ノズルプレートはノズルオリフィスを有
している。基板は、ノズルプレートとの間にノズルオリ
フィスに連通する空間を有するようにノズルプレートに
取付けられている。座屈構造体は複数個設けられてお
り、ノズルプレートと基板との間の空間内に配置されて
いる。また座屈構造体の各々は両端部とその両端部に挟
まれる中央部とを有し、中央部が変位可能なように両端
部が基板に支持されている。圧縮手段は、座屈構造体の
内部に圧縮応力を与え、その圧縮応力によって座屈構造
体を座屈させ、中央部を変位させることができる。この
複数個の座屈構造体は、ノズルオリフィスの遠くに位置
する座屈構造体から近くに位置する座屈構造体へと順
次、座屈させられる。
使用方法は、内部に満たされたインク液に圧力を加え、
内部から外部へインク液を吐出させるインクジェットヘ
ッドの使用方法であって、そのインクジェットヘッドは
ノズルプレートと、基板と、座屈構造体と、圧縮手段と
を備えている。ノズルプレートはノズルオリフィスを有
している。基板は、ノズルプレートとの間にノズルオリ
フィスに連通する空間を有するようにノズルプレートに
取付けられている。座屈構造体は複数個設けられてお
り、ノズルプレートと基板との間の空間内に配置されて
いる。また座屈構造体の各々は両端部とその両端部に挟
まれる中央部とを有し、中央部が変位可能なように両端
部が基板に支持されている。圧縮手段は、座屈構造体の
内部に圧縮応力を与え、その圧縮応力によって座屈構造
体を座屈させ、中央部を変位させることができる。この
複数個の座屈構造体は、ノズルオリフィスの遠くに位置
する座屈構造体から近くに位置する座屈構造体へと順
次、座屈させられる。
【0032】請求項8に記載のインクジェットヘッドの
製造方法は、内部に満たされたインク液に圧力を加え、
内部から外部へインク液を吐出させるインクジェットヘ
ッドの製造方法であって、以下の工程を備えている。
製造方法は、内部に満たされたインク液に圧力を加え、
内部から外部へインク液を吐出させるインクジェットヘ
ッドの製造方法であって、以下の工程を備えている。
【0033】まず主表面を有する基板が準備される。そ
して中央部が変位可能なように中央部を挟む両端部が基
板の主表面に支持されるように座屈構造体が複数個形成
される。そしてノズルオリフィスを有するノズルプレー
トが準備される。そしてノズルプレートと基板の主表面
との間にノズルオリフィスに連通する空間を有するよう
に、かつ空間内に複数個の座屈構造体が配置されるよう
にノズルプレートが基板に接合される。
して中央部が変位可能なように中央部を挟む両端部が基
板の主表面に支持されるように座屈構造体が複数個形成
される。そしてノズルオリフィスを有するノズルプレー
トが準備される。そしてノズルプレートと基板の主表面
との間にノズルオリフィスに連通する空間を有するよう
に、かつ空間内に複数個の座屈構造体が配置されるよう
にノズルプレートが基板に接合される。
【0034】
【作用】請求項1および2に記載されたインクジェット
ヘッドでは、1つのノズルオリフィスに対して複数個の
座屈構造体が設けられている。このため、各座屈構造体
の座屈動作のタイミングを制御してやることにより、イ
ンク液に与える圧力を効率よくノズルオリフィスに集中
させることができる。したがって、大きな吐出力を実現
することができる。
ヘッドでは、1つのノズルオリフィスに対して複数個の
座屈構造体が設けられている。このため、各座屈構造体
の座屈動作のタイミングを制御してやることにより、イ
ンク液に与える圧力を効率よくノズルオリフィスに集中
させることができる。したがって、大きな吐出力を実現
することができる。
【0035】またこのインクジェットヘッドでは、座屈
構造体はその平面方向に圧縮力を与えられて座屈する。
この座屈により、座屈構造体の平面方向の変位量が厚み
方向の変位量に変換される。また座屈による変形では、
その平面方向の変位量が小さくとも、その小さな変位量
を厚み方向の大きな変位量に変換することができる。こ
のため、座屈構造体の寸法を大きくすることなく、大き
な変位量を得ることが可能となり、それにより大きな吐
出力が得られる。また座屈構造体を座屈させるために
は、座屈構造体をその平面方向の両端部で固定すればよ
く、その構造は非常に簡単である。したがって、大きな
吐出力を実現できるとともに、簡易な構成であるため寸
法の縮小化を図ることが容易である。
構造体はその平面方向に圧縮力を与えられて座屈する。
この座屈により、座屈構造体の平面方向の変位量が厚み
方向の変位量に変換される。また座屈による変形では、
その平面方向の変位量が小さくとも、その小さな変位量
を厚み方向の大きな変位量に変換することができる。こ
のため、座屈構造体の寸法を大きくすることなく、大き
な変位量を得ることが可能となり、それにより大きな吐
出力が得られる。また座屈構造体を座屈させるために
は、座屈構造体をその平面方向の両端部で固定すればよ
く、その構造は非常に簡単である。したがって、大きな
吐出力を実現できるとともに、簡易な構成であるため寸
法の縮小化を図ることが容易である。
【0036】また、たとえば加熱により座屈させる場
合、座屈構造体を加熱する必要がある。しかしこの場
合、インク自体を気化させる温度にまで座屈構造体を加
熱する必要はない。すなわち、材料の熱膨張係数に応じ
た温度にまで加熱すれば足りる。このため、座屈構造体
をバブルジェット方式のインクジェットヘッドのヒータ
のように高温にまで加熱する必要はない。ゆえに、その
ような高温度の加熱と冷却とを繰り返すことによる熱疲
労は生じ難くなり、座屈構造体の劣化は少なく、比較的
その寿命は長くなる。また、必要な熱量も小さくてよい
ため消費電力が少なくて済む。
合、座屈構造体を加熱する必要がある。しかしこの場
合、インク自体を気化させる温度にまで座屈構造体を加
熱する必要はない。すなわち、材料の熱膨張係数に応じ
た温度にまで加熱すれば足りる。このため、座屈構造体
をバブルジェット方式のインクジェットヘッドのヒータ
のように高温にまで加熱する必要はない。ゆえに、その
ような高温度の加熱と冷却とを繰り返すことによる熱疲
労は生じ難くなり、座屈構造体の劣化は少なく、比較的
その寿命は長くなる。また、必要な熱量も小さくてよい
ため消費電力が少なくて済む。
【0037】請求項3に記載のインクジェットヘッドで
は、第1および第2の座屈構造体は互いに分離して設け
られ、かつタイミング回路によって別個に制御される。
このため、各座屈構造体の位相差や変形量の設定に対し
て自由度が大きい。ゆえに、座屈構造体からインクに与
える圧力をより一層効率よくノズルオリフィスに集中さ
せることも可能である。
は、第1および第2の座屈構造体は互いに分離して設け
られ、かつタイミング回路によって別個に制御される。
このため、各座屈構造体の位相差や変形量の設定に対し
て自由度が大きい。ゆえに、座屈構造体からインクに与
える圧力をより一層効率よくノズルオリフィスに集中さ
せることも可能である。
【0038】請求項4に記載のインクジェットヘッドで
は、第1および第2の座屈構造体が1つのプレート部材
に形成されている。このため、第1および第2の座屈構
造体を1つの圧縮手段によって制御することができる。
よって、インクジェットヘッドの構造を単純にすること
ができ、マルチノズルヘッドにおいてノズルオリフィス
の高集積化が可能となる。
は、第1および第2の座屈構造体が1つのプレート部材
に形成されている。このため、第1および第2の座屈構
造体を1つの圧縮手段によって制御することができる。
よって、インクジェットヘッドの構造を単純にすること
ができ、マルチノズルヘッドにおいてノズルオリフィス
の高集積化が可能となる。
【0039】また、第1および第2の座屈構造体は互い
に長さが異なる。このため、1つの圧縮手段で第1およ
び第2の座屈構造体が制御されても、第1および第2の
座屈構造体の座屈変形に位相差を与えることができる。
よって、単純な構成で、しかも座屈構造体からインクに
与える圧力を効率よくノズルオリフィスに集中させるこ
とができる。
に長さが異なる。このため、1つの圧縮手段で第1およ
び第2の座屈構造体が制御されても、第1および第2の
座屈構造体の座屈変形に位相差を与えることができる。
よって、単純な構成で、しかも座屈構造体からインクに
与える圧力を効率よくノズルオリフィスに集中させるこ
とができる。
【0040】請求項5に記載のインクジェットヘッドで
は、複数個の座屈構造体が長手方向に沿って配置されて
いるため、座屈構造体を配置する空間の幅は、1つの座
屈構造体の幅より少し大きめに設定すれば足りる。この
ため、各空間をその幅方向に配置する場合、空間を密に
配置することが可能となり、各空間に連通するように設
けられるノズルオリフィス間の距離を小さくできる。し
たがって、ノズルオリフィスの高集積化が可能となる。
は、複数個の座屈構造体が長手方向に沿って配置されて
いるため、座屈構造体を配置する空間の幅は、1つの座
屈構造体の幅より少し大きめに設定すれば足りる。この
ため、各空間をその幅方向に配置する場合、空間を密に
配置することが可能となり、各空間に連通するように設
けられるノズルオリフィス間の距離を小さくできる。し
たがって、ノズルオリフィスの高集積化が可能となる。
【0041】請求項6に記載のインクジェットヘッドで
は、複数個の座屈構造体は短手方向に沿って配置されて
いるため、複数個の座屈構造体を長手方向に配置した場
合に比べて各座屈構造体の中央部を互いに接近させて配
置することが可能である。このため、長手方向に配置し
た場合に比べて各座屈構造体の中央部をノズルオリフィ
スの近くに配置でき、ノズルオリフィスに集中させる圧
力を大きくすることができる。
は、複数個の座屈構造体は短手方向に沿って配置されて
いるため、複数個の座屈構造体を長手方向に配置した場
合に比べて各座屈構造体の中央部を互いに接近させて配
置することが可能である。このため、長手方向に配置し
た場合に比べて各座屈構造体の中央部をノズルオリフィ
スの近くに配置でき、ノズルオリフィスに集中させる圧
力を大きくすることができる。
【0042】請求項7に記載のインクジェットヘッドの
使用方法では、複数個の座屈構造体が、ノズルオリフィ
スの遠くに位置する座屈構造体から近くに位置する座屈
構造体へと順次座屈させられるように制御される。この
ため、座屈構造体によってインクに与えられる圧力は順
次ノズルオリフィス側へと集中させられるためノズルオ
リフィスにおけるインク圧を非常に大きくすることが可
能である。
使用方法では、複数個の座屈構造体が、ノズルオリフィ
スの遠くに位置する座屈構造体から近くに位置する座屈
構造体へと順次座屈させられるように制御される。この
ため、座屈構造体によってインクに与えられる圧力は順
次ノズルオリフィス側へと集中させられるためノズルオ
リフィスにおけるインク圧を非常に大きくすることが可
能である。
【0043】請求項8に記載のインクジェットヘッドの
製造方法では、請求項1に記載のインクジェットヘッド
を製造することが可能である。
製造方法では、請求項1に記載のインクジェットヘッド
を製造することが可能である。
【0044】
【実施例】以下、本発明の実施例について図に基づいて
説明する。
説明する。
【0045】第1の実施例 図1は、本発明の第1の実施例におけるインクジェット
ヘッドの構成を概略的に示す主要断面図である。図1を
参照して、インクジェットヘッド20は、3個の座屈構
造体1a1 、1a2 、1bと、取付部材5と、筐体7
と、ノズルプレート11と、2つの電源13a、13b
と、タイミング回路15とを備えている。
ヘッドの構成を概略的に示す主要断面図である。図1を
参照して、インクジェットヘッド20は、3個の座屈構
造体1a1 、1a2 、1bと、取付部材5と、筐体7
と、ノズルプレート11と、2つの電源13a、13b
と、タイミング回路15とを備えている。
【0046】ノズルプレート11には、ノズルオリフィ
ス11aが形成されている。ノズルオリフィス11aの
断面形状はエクスポネンシャル関数の曲線に沿った形状
を有している。
ス11aが形成されている。ノズルオリフィス11aの
断面形状はエクスポネンシャル関数の曲線に沿った形状
を有している。
【0047】このノズルプレート11に、筐体7が接合
されており、ノズルプレート11と筐体7とにより中空
空間9aが構成されている。この中空空間9aにインク
を供給するインク供給口7aが筐体7に設けられてい
る。中空空間9a内に3つの座屈構造体1a1 、1
a2 、1bが配置されている。
されており、ノズルプレート11と筐体7とにより中空
空間9aが構成されている。この中空空間9aにインク
を供給するインク供給口7aが筐体7に設けられてい
る。中空空間9a内に3つの座屈構造体1a1 、1
a2 、1bが配置されている。
【0048】3つの座屈構造体1a1 、1a2 、1bの
各々は、長手方向に延び、その長手方向の両端部が筐体
7に取付け部材5を介在して取付けられている。この取
付状態において、各座屈構造体1a1 、1a2 、1bの
長手方向の中央部が変位可能である。各座屈構造体1a
1 、1a2 、1bは、導電性を有し、かつ弾性変形を生
じる、たとえば金属などの材料より形成されており、矩
形状を有している。各座屈構造体1a1 、1a2 、1b
は、互いに所定の距離を隔てて分離されており、かつノ
ズルプレート11に対面するように長手方向に沿って直
線上に配置されている。また座屈構造体1a1 、1a2
は、その長手方向の寸法が同じとなるように設定されて
いる。
各々は、長手方向に延び、その長手方向の両端部が筐体
7に取付け部材5を介在して取付けられている。この取
付状態において、各座屈構造体1a1 、1a2 、1bの
長手方向の中央部が変位可能である。各座屈構造体1a
1 、1a2 、1bは、導電性を有し、かつ弾性変形を生
じる、たとえば金属などの材料より形成されており、矩
形状を有している。各座屈構造体1a1 、1a2 、1b
は、互いに所定の距離を隔てて分離されており、かつノ
ズルプレート11に対面するように長手方向に沿って直
線上に配置されている。また座屈構造体1a1 、1a2
は、その長手方向の寸法が同じとなるように設定されて
いる。
【0049】座屈構造体1a1 、1a2 、1bの長手方
向の両端部は各々電極3a1 、3a 2 、3bになってい
る。座屈構造体1a1 の一方電極3a1 はスイッチSW
1を介在して電源13aに接続されており、他方電極3
a1 は座屈構造体1a2 の一方電極3a2 に接続されて
いる。座屈構造体1a2 の他方電極3a2 は接地されて
いる。座屈構造体1bの一方電極3bはスイッチSW2
を介在して電源13bに接続されており、他方電極3b
は接地されている。
向の両端部は各々電極3a1 、3a 2 、3bになってい
る。座屈構造体1a1 の一方電極3a1 はスイッチSW
1を介在して電源13aに接続されており、他方電極3
a1 は座屈構造体1a2 の一方電極3a2 に接続されて
いる。座屈構造体1a2 の他方電極3a2 は接地されて
いる。座屈構造体1bの一方電極3bはスイッチSW2
を介在して電源13bに接続されており、他方電極3b
は接地されている。
【0050】またスイッチSW1、SW2の各々は、タ
イミング回路15によりON・OFF動作が行なわれ
る。またタイミング回路15により、スイッチSW1、
SW2の位相をずらしてON・OFF動作を行なうこと
ができる。
イミング回路15によりON・OFF動作が行なわれ
る。またタイミング回路15により、スイッチSW1、
SW2の位相をずらしてON・OFF動作を行なうこと
ができる。
【0051】次に、本実施例のインクジェットヘッドの
動作について説明する。図2〜図4は、本発明の第1の
実施例におけるインクジェットヘッドの動作を工程順に
示す主要断面図である。また図5〜図8は、座屈構造体
に印加される電圧の各動作におけるタイムチャートであ
る。
動作について説明する。図2〜図4は、本発明の第1の
実施例におけるインクジェットヘッドの動作を工程順に
示す主要断面図である。また図5〜図8は、座屈構造体
に印加される電圧の各動作におけるタイムチャートであ
る。
【0052】まず図1と図5とを参照して、まずスイッ
チSW1、SW2がOFF状態にされている。この状態
で、インク供給口7aから中空空間9a内にインク30
が満たされる。これにより、各座屈構造体1a1 、1a
2 、1bはインク30中に浸された状態となる。
チSW1、SW2がOFF状態にされている。この状態
で、インク供給口7aから中空空間9a内にインク30
が満たされる。これにより、各座屈構造体1a1 、1a
2 、1bはインク30中に浸された状態となる。
【0053】なお、この状態においては、タイミング回
路15によってスイッチSW1、SW2がともにOFF
状態となっているため、各座屈構造体1a1 、1a2 、
1bの各電極3a1 、3a2 、3bには電圧は印加され
ていない。それゆえ、各座屈構造体1a1 、1a2 、1
bは座屈変形を起こしていない。この状態が、図5に示
すタイムチャートの時刻t1 まで維持される。
路15によってスイッチSW1、SW2がともにOFF
状態となっているため、各座屈構造体1a1 、1a2 、
1bの各電極3a1 、3a2 、3bには電圧は印加され
ていない。それゆえ、各座屈構造体1a1 、1a2 、1
bは座屈変形を起こしていない。この状態が、図5に示
すタイムチャートの時刻t1 まで維持される。
【0054】図2と図6とを参照して、時刻t1 に達し
た時点で、タイミング回路15によりスイッチSW1の
みがON状態とされる。これにより、座屈構造体1
a1 、1a2 の各電極3a1 、3a2 に電圧が印加さ
れ、座屈構造体1a1 、1a2 に電流が流れる。座屈構
造体1a1 、1a2 は抵抗発熱より加熱され、熱膨張を
起そうとする。
た時点で、タイミング回路15によりスイッチSW1の
みがON状態とされる。これにより、座屈構造体1
a1 、1a2 の各電極3a1 、3a2 に電圧が印加さ
れ、座屈構造体1a1 、1a2 に電流が流れる。座屈構
造体1a1 、1a2 は抵抗発熱より加熱され、熱膨張を
起そうとする。
【0055】しかしながら、座屈構造体1a1 、1a2
の長手方向の両端部は取付部材5によって固定されてい
るため、座屈構造体1a1 、1a2 は膨張変形すること
ができない。このため、座屈構造体1a1 、1a2 に
は、長手方向の両端部から中央部へ向かう方向に圧縮力
F(図1)が与えられ、蓄積される。この圧縮力Fが座
屈構造体1a1 、1a2 の座屈荷重を超えると、座屈構
造体1a1 、1a2 は座屈変形を起こす。つまり、座屈
構造体1a1 、1a2 の各中央部がノズルプレート11
側へ座屈により変位する。この座屈構造体1a1 、1a
2 の座屈変形により、インク30には、矢印P1 方向に
圧力が与えられる。
の長手方向の両端部は取付部材5によって固定されてい
るため、座屈構造体1a1 、1a2 は膨張変形すること
ができない。このため、座屈構造体1a1 、1a2 に
は、長手方向の両端部から中央部へ向かう方向に圧縮力
F(図1)が与えられ、蓄積される。この圧縮力Fが座
屈構造体1a1 、1a2 の座屈荷重を超えると、座屈構
造体1a1 、1a2 は座屈変形を起こす。つまり、座屈
構造体1a1 、1a2 の各中央部がノズルプレート11
側へ座屈により変位する。この座屈構造体1a1 、1a
2 の座屈変形により、インク30には、矢印P1 方向に
圧力が与えられる。
【0056】図3と図7とを参照して、時刻t2 に達す
ると、タイミング回路15によりさらにスイッチSW2
がON状態とされる。これにより、座屈構造体1bの電
極3bに電圧が印加され、前述の座屈構造体1a1 、1
a2 と同様に、座屈構造体1bは座屈変形を起こす。こ
の座屈変形により、座屈構造体1bの中央部はノズルプ
レート11側へ座屈により変位し、インク30に矢印P
2 方向の圧力が加えられる。
ると、タイミング回路15によりさらにスイッチSW2
がON状態とされる。これにより、座屈構造体1bの電
極3bに電圧が印加され、前述の座屈構造体1a1 、1
a2 と同様に、座屈構造体1bは座屈変形を起こす。こ
の座屈変形により、座屈構造体1bの中央部はノズルプ
レート11側へ座屈により変位し、インク30に矢印P
2 方向の圧力が加えられる。
【0057】すなわち、座屈構造体1a1 、1a2 によ
りインク30は矢印P1 方向へ圧力を受けた後、座屈構
造体1bにより矢印P2 方向へ圧力を受けることによっ
て、インク30の圧力はノズルオリフィス11aに集中
する。これにより、ノズルオリフィス11aを通じてイ
ンクジェットヘッド20の外部にインク滴30aが形成
され、吐出する。
りインク30は矢印P1 方向へ圧力を受けた後、座屈構
造体1bにより矢印P2 方向へ圧力を受けることによっ
て、インク30の圧力はノズルオリフィス11aに集中
する。これにより、ノズルオリフィス11aを通じてイ
ンクジェットヘッド20の外部にインク滴30aが形成
され、吐出する。
【0058】図4と図8とを参照して、時刻t3 に達す
ると、タイミング回路15によりスイッチSW1、SW
2がOFF状態とされる。これにより、各座屈構造体1
a1、1a2 、1bの各電極3a1 、3a2 、3bに印
加されていた電圧が解除される。このため、座屈構造体
1a1 、1a2 、1bに電流が流れなくなり、座屈変形
を起こしていた座屈構造体1a1 、1a2 、1bがもと
の状態へ復帰する。
ると、タイミング回路15によりスイッチSW1、SW
2がOFF状態とされる。これにより、各座屈構造体1
a1、1a2 、1bの各電極3a1 、3a2 、3bに印
加されていた電圧が解除される。このため、座屈構造体
1a1 、1a2 、1bに電流が流れなくなり、座屈変形
を起こしていた座屈構造体1a1 、1a2 、1bがもと
の状態へ復帰する。
【0059】上記図1〜図4に示した動作を繰返すこと
により、インク滴30aが連続的に吐出される。この吐
出されたインク滴30aによってプリント面への印字が
なされる。
により、インク滴30aが連続的に吐出される。この吐
出されたインク滴30aによってプリント面への印字が
なされる。
【0060】なお、図5〜図8に示す時間t1 、t2 、
t3 はたとえば、各々10、15、30μsecに設定
される。
t3 はたとえば、各々10、15、30μsecに設定
される。
【0061】本実施例のインクジェットヘッド20で
は、各座屈構造体1a1 、1a2 、1bが、タイミング
回路15により位相をずらして座屈するように制御され
る。特に、ノズルオリフィス11aから比較的遠くに位
置する座屈構造体1a1 、1a 2 が先に座屈させられ、
その後にノズルオリフィス11aから比較的近くに位置
する座屈構造体1bが座屈させられる。これによって、
インク30に与える圧力を効率よくノズルオリフィス1
1aに集中させることができる。したがって、大きな吐
出力を実現することができる。
は、各座屈構造体1a1 、1a2 、1bが、タイミング
回路15により位相をずらして座屈するように制御され
る。特に、ノズルオリフィス11aから比較的遠くに位
置する座屈構造体1a1 、1a 2 が先に座屈させられ、
その後にノズルオリフィス11aから比較的近くに位置
する座屈構造体1bが座屈させられる。これによって、
インク30に与える圧力を効率よくノズルオリフィス1
1aに集中させることができる。したがって、大きな吐
出力を実現することができる。
【0062】また本実施例のインクジェットヘッド20
では、各座屈構造体1a1 、1a2、1bが互いに分離
して設けられ、かつタイミング回路15によって別個に
制御される。このため、各座屈構造体1a1 、1a2 、
1bの位相差や変形量の制御においてその自由度が非常
に大きい。ゆえに、ノズルオリフィス11aにインク圧
力を集中できるように適切な位相差や変形量を設定して
各座屈構造体1a1 、1a2 、1bを駆動させることが
できる。したがって、座屈構造体1a1 、1a 2 、1b
からインク30に与える圧力をより一層効率よくノズル
オリフィス11aに集中させることが可能となる。
では、各座屈構造体1a1 、1a2、1bが互いに分離
して設けられ、かつタイミング回路15によって別個に
制御される。このため、各座屈構造体1a1 、1a2 、
1bの位相差や変形量の制御においてその自由度が非常
に大きい。ゆえに、ノズルオリフィス11aにインク圧
力を集中できるように適切な位相差や変形量を設定して
各座屈構造体1a1 、1a2 、1bを駆動させることが
できる。したがって、座屈構造体1a1 、1a 2 、1b
からインク30に与える圧力をより一層効率よくノズル
オリフィス11aに集中させることが可能となる。
【0063】また本実施例のインクジェットヘッド20
では、図9に示すように各座屈構造体1a1 、1a2 、
1bが長手方向に沿って直線上に配置されている。ここ
で図9は、図1の矢印B方向から見たインクジェットの
平面図である。図9を参照して、各座屈構造体1a1 、
1a2 、1bが長手方向に沿って直線上に配置されてい
るため、座屈構造体を配置する中空空間9aの幅W
2 は、1つの座屈構造体の幅W1 より少し大きめに設定
すれば足りる。
では、図9に示すように各座屈構造体1a1 、1a2 、
1bが長手方向に沿って直線上に配置されている。ここ
で図9は、図1の矢印B方向から見たインクジェットの
平面図である。図9を参照して、各座屈構造体1a1 、
1a2 、1bが長手方向に沿って直線上に配置されてい
るため、座屈構造体を配置する中空空間9aの幅W
2 は、1つの座屈構造体の幅W1 より少し大きめに設定
すれば足りる。
【0064】このため、図10の平面図に示すように複
数個の中空空間9aをその幅方向に配置してマルチノズ
ルヘッドを形成する場合、中空空間9aをその幅方向に
密に配置することが可能となる。よって、各ノズルオリ
フィス11a間の距離W3 を小さくすることができる。
したがって、マルチノズルヘッドにおいてノズルオリフ
ィス11aの高集積化が可能となる。
数個の中空空間9aをその幅方向に配置してマルチノズ
ルヘッドを形成する場合、中空空間9aをその幅方向に
密に配置することが可能となる。よって、各ノズルオリ
フィス11a間の距離W3 を小さくすることができる。
したがって、マルチノズルヘッドにおいてノズルオリフ
ィス11aの高集積化が可能となる。
【0065】また本実施例のインクジェットヘッド20
では、図1に示すように、各座屈構造体1a1 、1
a2 、1bが、ノズルプレート11に対して対面するよ
うに配置されている。このため、座屈構造体1a1 、1
a2 、1bの座屈による圧力をより一層効率よくノズル
オリフィス11aに伝えることが可能となる。
では、図1に示すように、各座屈構造体1a1 、1
a2 、1bが、ノズルプレート11に対して対面するよ
うに配置されている。このため、座屈構造体1a1 、1
a2 、1bの座屈による圧力をより一層効率よくノズル
オリフィス11aに伝えることが可能となる。
【0066】また、本実施例のインクジェットヘッド2
0では、座屈構造体1a1 、1a2、1bの座屈により
インク滴を噴出させているため、以下に述べる効果を有
する。
0では、座屈構造体1a1 、1a2、1bの座屈により
インク滴を噴出させているため、以下に述べる効果を有
する。
【0067】本実施例のインクジェットヘッド20で
は、座屈構造体1a1 、1a2 、1bは、その長手方向
に圧縮力を与えられて座屈する。この座屈により、座屈
構造体1a1 、1a2 、1bの平面方向の変位量が厚み
方向の変位量に変換される。また座屈による変形では、
この長手方向の変位量が小さくとも、その小さな変位量
を厚み方向の大きな変位量に変換することができる。こ
のため、座屈構造体1a 1 、1a2 、1bの寸法を大き
くすることなく、大きな変位量を得ることが可能とな
り、それにより大きな吐出力が得られる。
は、座屈構造体1a1 、1a2 、1bは、その長手方向
に圧縮力を与えられて座屈する。この座屈により、座屈
構造体1a1 、1a2 、1bの平面方向の変位量が厚み
方向の変位量に変換される。また座屈による変形では、
この長手方向の変位量が小さくとも、その小さな変位量
を厚み方向の大きな変位量に変換することができる。こ
のため、座屈構造体1a 1 、1a2 、1bの寸法を大き
くすることなく、大きな変位量を得ることが可能とな
り、それにより大きな吐出力が得られる。
【0068】また、座屈構造体1a1 、1a2 、1bを
座屈させるためには、座屈構造体1a1 、1a2 、1b
をその長手方向の両端部で固定すればよく、その構造は
非常に簡単である。この点からも、寸法を小さくするこ
とは容易である。したがって、寸法を小さく維持したま
ま大きな吐出力を得ることができる。
座屈させるためには、座屈構造体1a1 、1a2 、1b
をその長手方向の両端部で固定すればよく、その構造は
非常に簡単である。この点からも、寸法を小さくするこ
とは容易である。したがって、寸法を小さく維持したま
ま大きな吐出力を得ることができる。
【0069】また、たとえば加熱により座屈させる場
合、座屈構造体1a1 、1a2 、1bを加熱する必要が
あるが、インク自体を気化させる温度にまで加熱する必
要はない。すなわち、座屈構造体1a1 、1a2 、1b
の材料の熱膨張係数に応じた温度にまで加熱すれば足
り、ゆえにインクジェットヘッドのヒータのように高温
にまで加熱する必要はない。このため、座屈構造体1a
1 、1a2 、1bの劣化は少なく、その寿命は比較的長
くなる。また必要な熱力も小さくてよいために消費電力
が少なくてすむ。
合、座屈構造体1a1 、1a2 、1bを加熱する必要が
あるが、インク自体を気化させる温度にまで加熱する必
要はない。すなわち、座屈構造体1a1 、1a2 、1b
の材料の熱膨張係数に応じた温度にまで加熱すれば足
り、ゆえにインクジェットヘッドのヒータのように高温
にまで加熱する必要はない。このため、座屈構造体1a
1 、1a2 、1bの劣化は少なく、その寿命は比較的長
くなる。また必要な熱力も小さくてよいために消費電力
が少なくてすむ。
【0070】なお、本実施例のインクジェットヘッド2
0では、各座屈構造体1a1 、1a 2 、1bを長手方向
に沿って配置したが、これに限られず、各座屈構造体を
短手方向に配置してもよい。以下、短手方向に配置した
インクジェットヘッドを第2の実施例として説明する。
0では、各座屈構造体1a1 、1a 2 、1bを長手方向
に沿って配置したが、これに限られず、各座屈構造体を
短手方向に配置してもよい。以下、短手方向に配置した
インクジェットヘッドを第2の実施例として説明する。
【0071】第2の実施例 図11は、本発明の第2の実施例におけるインクジェッ
トヘッドの構成を概略的に示す主要平面図である。図1
1を参照して、第1の実施例と同様、ノズルオリフィス
61aが形成されたノズルプレート61と、筐体57と
の間に中空空間59aが設けられている。この中空空間
59a内に3つの座屈構造体51a1 、51a2 、51
bが配置されている。この各座屈構造体51a1 、51
a2 、51bは、座屈構造体の短手方向(幅方向)に沿
って配置されている。
トヘッドの構成を概略的に示す主要平面図である。図1
1を参照して、第1の実施例と同様、ノズルオリフィス
61aが形成されたノズルプレート61と、筐体57と
の間に中空空間59aが設けられている。この中空空間
59a内に3つの座屈構造体51a1 、51a2 、51
bが配置されている。この各座屈構造体51a1 、51
a2 、51bは、座屈構造体の短手方向(幅方向)に沿
って配置されている。
【0072】なお、各座屈構造体51a1 、51a2 、
51bの各両端部は、各々電極53a1 、53a2 、5
3bとなっている。座屈構造体51a1 、51a2 の一
方電極53a1 、53a2 は相互に接続され、かつスイ
ッチSW1を介して電源63bに接続されている。また
座屈構造体51bの一方電極53bは、スイッチSW2
を介して電源63aに接続されている。また座屈構造体
51a、1 、51a2、51bの各他方電極53a1 、
53a2 、53bは、接地されている。
51bの各両端部は、各々電極53a1 、53a2 、5
3bとなっている。座屈構造体51a1 、51a2 の一
方電極53a1 、53a2 は相互に接続され、かつスイ
ッチSW1を介して電源63bに接続されている。また
座屈構造体51bの一方電極53bは、スイッチSW2
を介して電源63aに接続されている。また座屈構造体
51a、1 、51a2、51bの各他方電極53a1 、
53a2 、53bは、接地されている。
【0073】そしてスイッチSW1、SW2は、タイミ
ング回路65によりON・OFF状態を選択制御するこ
とができる。つまり、タイミング回路65により、ノズ
ルオリフィス61aから比較的遠くに位置する座屈構造
体51a1 、51a2 が先に座屈され、次にノズルオリ
フィス61aの近くに位置する座屈構造体51bが座屈
されるように制御される。
ング回路65によりON・OFF状態を選択制御するこ
とができる。つまり、タイミング回路65により、ノズ
ルオリフィス61aから比較的遠くに位置する座屈構造
体51a1 、51a2 が先に座屈され、次にノズルオリ
フィス61aの近くに位置する座屈構造体51bが座屈
されるように制御される。
【0074】なお、各座屈構造体51a1 、51a2 、
51bは、導電性を有し、かつ弾性変形を生じる、たと
えば金属などの材料より形成されており、矩形状を有し
ている。
51bは、導電性を有し、かつ弾性変形を生じる、たと
えば金属などの材料より形成されており、矩形状を有し
ている。
【0075】なお、これ以外の構成については第1の実
施例とほぼ同様であるためその説明は省略する。
施例とほぼ同様であるためその説明は省略する。
【0076】本実施例のインクジェットヘッド70で
は、各座屈構造体51a1 、51a2、51bがその短
手方向に沿って配置されているため、図9に示すように
各座屈構造体を長手方向に配置した場合に比べて、各座
屈構造体51a1 、51a2 、51bの中央部を互いに
接近させて配置することができる。ゆえに、各座屈構造
体51a1 、51a2 、51bの中央部をノズルオリフ
ィス61aの近くに配置でき、ノズルオリフィスに集中
させる圧力を第1の実施例より大きくすることができ
る。
は、各座屈構造体51a1 、51a2、51bがその短
手方向に沿って配置されているため、図9に示すように
各座屈構造体を長手方向に配置した場合に比べて、各座
屈構造体51a1 、51a2 、51bの中央部を互いに
接近させて配置することができる。ゆえに、各座屈構造
体51a1 、51a2 、51bの中央部をノズルオリフ
ィス61aの近くに配置でき、ノズルオリフィスに集中
させる圧力を第1の実施例より大きくすることができ
る。
【0077】次に、マルチノズルヘッドの具体的構成お
よび製造方法を第3の実施例として説明する。
よび製造方法を第3の実施例として説明する。
【0078】第3の実施例 図12と図13とは、本発明の第3の実施例におけるイ
ンクジェットヘッドの構成を概略的に示す分解斜視図と
平面図である。また図14は、図13のX−X線に沿う
概略断面図である。
ンクジェットヘッドの構成を概略的に示す分解斜視図と
平面図である。また図14は、図13のX−X線に沿う
概略断面図である。
【0079】主に図12を参照して、本実施例のインク
ジェットヘッド120は、ノズルプレート111と、ス
ペーサ109と、筐体110と、インクカバー117と
を有している。
ジェットヘッド120は、ノズルプレート111と、ス
ペーサ109と、筐体110と、インクカバー117と
を有している。
【0080】ノズルプレート111は、たとえば0.2
mm程度の厚みを有するガラス材で構成されている。こ
のノズルプレート111には、成型によって複数個のノ
ズルオリフィス111aが形成されている。このノズル
オリフィス111aは、その断面形状がエクスポネンシ
ャル関数の曲線に沿うように形成されている。
mm程度の厚みを有するガラス材で構成されている。こ
のノズルプレート111には、成型によって複数個のノ
ズルオリフィス111aが形成されている。このノズル
オリフィス111aは、その断面形状がエクスポネンシ
ャル関数の曲線に沿うように形成されている。
【0081】スペーサ109は、たとえば10〜50μ
mの厚みを有するステンレス鋼板よりなっている。この
スペーサ109には、このスペーサ109を貫通し、圧
力室を構成する開口109aが設けられている。この開
口109aは、たとえば打抜き加工により形成される。
mの厚みを有するステンレス鋼板よりなっている。この
スペーサ109には、このスペーサ109を貫通し、圧
力室を構成する開口109aが設けられている。この開
口109aは、たとえば打抜き加工により形成される。
【0082】筐体110は、基板107と、取付部材1
05と、金属層101とを有している。基板107は、
たとえば面方位(100)の単結晶シリコン基板により
構成されている。この基板107には、基板107を貫
通するテーパ状の凹部107aが設けられている。また
基板107の一方表面上には、取付部材105を介在し
て金属層101が所望の形状にパターニングされて形成
されている。
05と、金属層101とを有している。基板107は、
たとえば面方位(100)の単結晶シリコン基板により
構成されている。この基板107には、基板107を貫
通するテーパ状の凹部107aが設けられている。また
基板107の一方表面上には、取付部材105を介在し
て金属層101が所望の形状にパターニングされて形成
されている。
【0083】この金属層101は、座屈構造体101a
1 、101a2 、101bと、操作電極103a1 、1
03bと、共通電極103a2 とを有している。
1 、101a2 、101bと、操作電極103a1 、1
03bと、共通電極103a2 とを有している。
【0084】特に図13を参照して、座屈構造体101
a1 の一方端からは、外部電気手段との接続のために操
作電極103a1 が引出されている。また座屈構造体1
01a1 の他方端は、所定の距離を隔てて座屈構造体1
01a2 の一方端に接続されている。また座屈構造体1
01bの一方端からは、外部電気手段との接続のために
操作電極103bが引出されている。座屈構造体101
a2 、101bの各他方端は互いに接続され、かつその
各他方端からは外部電気手段との接続のための共通電極
103a2 が引出されている。
a1 の一方端からは、外部電気手段との接続のために操
作電極103a1 が引出されている。また座屈構造体1
01a1 の他方端は、所定の距離を隔てて座屈構造体1
01a2 の一方端に接続されている。また座屈構造体1
01bの一方端からは、外部電気手段との接続のために
操作電極103bが引出されている。座屈構造体101
a2 、101bの各他方端は互いに接続され、かつその
各他方端からは外部電気手段との接続のための共通電極
103a2 が引出されている。
【0085】特に図14を参照して、これら操作電極1
03a1 、103bと、共通電極103a2 と、各座屈
構造体101a1 、101a2 、101bの各両端部と
は、取付部材105を介在して基板107に固接されて
いる。各座屈構造体101a 1 、101a2 、101b
の中央部のみが変位可能なように基板107に固接され
ていない。
03a1 、103bと、共通電極103a2 と、各座屈
構造体101a1 、101a2 、101bの各両端部と
は、取付部材105を介在して基板107に固接されて
いる。各座屈構造体101a 1 、101a2 、101b
の中央部のみが変位可能なように基板107に固接され
ていない。
【0086】特に図13を参照して、操作電極103a
1 と共通電極103a2 との間にはスイッチSW1のO
N・OFF動作によって、電源113aにより電位差が
与えられる構成となっている。また操作電極103bと
共通電極103a2 との間には、スイッチSW2のON
・OFF動作よって、電源113bにより電位差が与え
られる構成となっている。このスイッチSW1、SW2
は、タイミング回路115により別個にON・OFF動
作が可能なように制御される。
1 と共通電極103a2 との間にはスイッチSW1のO
N・OFF動作によって、電源113aにより電位差が
与えられる構成となっている。また操作電極103bと
共通電極103a2 との間には、スイッチSW2のON
・OFF動作よって、電源113bにより電位差が与え
られる構成となっている。このスイッチSW1、SW2
は、タイミング回路115により別個にON・OFF動
作が可能なように制御される。
【0087】特に図12を参照して、インクカバー11
7には、その表面に所定深さを有する凹部117aが設
けられている。この凹部117aは、インクカバー11
7の一方側部に通じてインク供給路となるべき部分11
7bを構成している。主に図12と図14とを参照し
て、上述したノズルプレート111は、スペーサ109
を介在して、たとえばエポキシ系接着剤(図示せず)に
よって筐体110に接合されている。この接合状態にお
いて、各ノズルオリフィス111aの真下に各開口10
9aが位置する。また開口109の真下に座屈構造体1
01a1、101a2 、101bが位置する。このよう
にノズルオリフィス111aと座屈構造体101a1 、
101a2 、101bとの間に開口109aが位置する
ことにより、開口109aは、座屈構造体101a1 、
101a2 、101bがインクに圧力を加える空間、い
わゆる圧力室を構成する。
7には、その表面に所定深さを有する凹部117aが設
けられている。この凹部117aは、インクカバー11
7の一方側部に通じてインク供給路となるべき部分11
7bを構成している。主に図12と図14とを参照し
て、上述したノズルプレート111は、スペーサ109
を介在して、たとえばエポキシ系接着剤(図示せず)に
よって筐体110に接合されている。この接合状態にお
いて、各ノズルオリフィス111aの真下に各開口10
9aが位置する。また開口109の真下に座屈構造体1
01a1、101a2 、101bが位置する。このよう
にノズルオリフィス111aと座屈構造体101a1 、
101a2 、101bとの間に開口109aが位置する
ことにより、開口109aは、座屈構造体101a1 、
101a2 、101bがインクに圧力を加える空間、い
わゆる圧力室を構成する。
【0088】筐体110には、たとえばエポキシ系接着
剤(図示せず)によってインクカバー117が固設され
ている。この固設状態において、筐体110に設けられ
たテーパ形状の凹部107aとインクカバー117に設
けられた凹部117aとによりインク室が構成される。
また、このインク室に連通して、外部のインク貯蔵槽
(図示せず)に通ずるようにインク供給路117bが構
成される。このインク供給路117bを通じてインク貯
蔵槽よりインク室へインクが供給される。このように各
部材が位置決めされて配置されることにより、インク室
と圧力室109aとにより一続きの空間が構成される。
このインク室には、インク供給路117bを通じて外部
からインクを供給可能であり、圧力室109aからはノ
ズルオリフィス111aを通じて外部へインクを吐出可
能である。
剤(図示せず)によってインクカバー117が固設され
ている。この固設状態において、筐体110に設けられ
たテーパ形状の凹部107aとインクカバー117に設
けられた凹部117aとによりインク室が構成される。
また、このインク室に連通して、外部のインク貯蔵槽
(図示せず)に通ずるようにインク供給路117bが構
成される。このインク供給路117bを通じてインク貯
蔵槽よりインク室へインクが供給される。このように各
部材が位置決めされて配置されることにより、インク室
と圧力室109aとにより一続きの空間が構成される。
このインク室には、インク供給路117bを通じて外部
からインクを供給可能であり、圧力室109aからはノ
ズルオリフィス111aを通じて外部へインクを吐出可
能である。
【0089】なお、本実施例においては、説明の簡略化
のため、2個のノズルオリフィス111aを有するマル
チノズルヘッドについて示すが、本発明のインクジェッ
トヘッドにおいては、ノズルオリフィス111aの個数
はこれに限定されるものではなく、任意に設計できるも
のである。
のため、2個のノズルオリフィス111aを有するマル
チノズルヘッドについて示すが、本発明のインクジェッ
トヘッドにおいては、ノズルオリフィス111aの個数
はこれに限定されるものではなく、任意に設計できるも
のである。
【0090】次に、本実施例のインクジェットヘッドに
おいて、特に筐体110の製造方法について説明する。
おいて、特に筐体110の製造方法について説明する。
【0091】図15〜図19は、本発明の第3の実施例
におけるインクジェットヘッドの筐体の製造方法を工程
順に示す概略断面図である。まず図15を参照して、面
方位(100)の単結晶シリコンよりなる基板107が
準備される。この基板107の表裏両面に6〜8%のリ
ン(P)を含んだ酸化シリコン(SiO2 )層105、
106(以下、PSG(Phospho-Silicate Galss)とす
る)がLPCVD装置にて、たとえば2μmの厚みで成
膜される。
におけるインクジェットヘッドの筐体の製造方法を工程
順に示す概略断面図である。まず図15を参照して、面
方位(100)の単結晶シリコンよりなる基板107が
準備される。この基板107の表裏両面に6〜8%のリ
ン(P)を含んだ酸化シリコン(SiO2 )層105、
106(以下、PSG(Phospho-Silicate Galss)とす
る)がLPCVD装置にて、たとえば2μmの厚みで成
膜される。
【0092】なお、説明の便宜上、基板107の図中上
側を表面とし、図中下側を裏面とする。
側を表面とし、図中下側を裏面とする。
【0093】図16を参照して、基板107の表面上に
ニッケル(Ni)層101が、たとえば電解メッキによ
り6μmの厚みで成膜される。このニッケル層101
に、通常の写真製版技術およびエッチング技術によりパ
ターニングが施される。
ニッケル(Ni)層101が、たとえば電解メッキによ
り6μmの厚みで成膜される。このニッケル層101
に、通常の写真製版技術およびエッチング技術によりパ
ターニングが施される。
【0094】図17を参照して、このパターニングによ
り、ニッケル層に座屈構造体101a1 、101a2 、
101bとなるべき部分および操作電極と共通電極とな
るべき部分が形成される。
り、ニッケル層に座屈構造体101a1 、101a2 、
101bとなるべき部分および操作電極と共通電極とな
るべき部分が形成される。
【0095】この後、シリコン基板107の裏面上のP
SG層106が通常の写真製版技術およびエッチング技
術によりパターニングされる。
SG層106が通常の写真製版技術およびエッチング技
術によりパターニングされる。
【0096】図18を参照して、パターニングされたP
SG層106をマスクとして、シリコン基板107の裏
面に異方性エッチングが施される。この異方性エッチン
グは、異方性エッチング液である水酸化カリウム(KO
H)により行なわれる。このエッチングによって、シリ
コン基板107を貫通するテーパ形状の凹部107aが
形成される。
SG層106をマスクとして、シリコン基板107の裏
面に異方性エッチングが施される。この異方性エッチン
グは、異方性エッチング液である水酸化カリウム(KO
H)により行なわれる。このエッチングによって、シリ
コン基板107を貫通するテーパ形状の凹部107aが
形成される。
【0097】この後、PSG層106がエッチング除去
されるとともに、凹部107aから露出するPSG層1
05も除去される。これにより、図19に示す所望の構
成を有する筐体110が得られる。
されるとともに、凹部107aから露出するPSG層1
05も除去される。これにより、図19に示す所望の構
成を有する筐体110が得られる。
【0098】本実施例のインクジェットヘッド120
は、第1の実施例と同様の効果を有する。
は、第1の実施例と同様の効果を有する。
【0099】第4の実施例 図20は、本発明の第4の実施例におけるインクジェッ
トヘッドの構成を概略的に示す主要断面図である。図2
0を参照して、本実施例のインクジェットヘッド50
は、第1の実施例と比較して、特に座屈構造体の構成が
異なる。
トヘッドの構成を概略的に示す主要断面図である。図2
0を参照して、本実施例のインクジェットヘッド50
は、第1の実施例と比較して、特に座屈構造体の構成が
異なる。
【0100】ノズルプレート11と筐体7とにより構成
される中空空間9a内に3個の座屈構造体31a1 、3
1a2 、31bが、座屈構造体の長手方向に沿って配置
されている。また各座屈構造体31a1 、31a2 、3
1bは、1枚のプレート部材31に形成されている。こ
のプレート部材31は、導電性を有し、かつ弾性変形を
生じる、たとえば金属などの材料により形成されてお
り、矩形状を有している。
される中空空間9a内に3個の座屈構造体31a1 、3
1a2 、31bが、座屈構造体の長手方向に沿って配置
されている。また各座屈構造体31a1 、31a2 、3
1bは、1枚のプレート部材31に形成されている。こ
のプレート部材31は、導電性を有し、かつ弾性変形を
生じる、たとえば金属などの材料により形成されてお
り、矩形状を有している。
【0101】この1枚のプレート部材31は、複数個の
取付部材5によって筐体7に取付固定されている。これ
により、座屈構造体31a1 、31a2 、31bの長手
方向の各両端が取付部材5によって筐体7に取付固定さ
れている。つまり、座屈構造体31a1 、31a2 、3
1bの長手方向の中央部が変位可能なようにプレート部
材31が取付部材5を介在して筐体7に取付固定されて
いる。
取付部材5によって筐体7に取付固定されている。これ
により、座屈構造体31a1 、31a2 、31bの長手
方向の各両端が取付部材5によって筐体7に取付固定さ
れている。つまり、座屈構造体31a1 、31a2 、3
1bの長手方向の中央部が変位可能なようにプレート部
材31が取付部材5を介在して筐体7に取付固定されて
いる。
【0102】また座屈構造体31a1 、31a2 の長手
方向の長さは、座屈構造体31bの長手方向の長さより
も長い。また座屈構造体31a1 と31a2 の長手方向
の長さは同じになるように設定されている。また座屈構
造体31bは、座屈構造体31a1 と31a2 とに挟ま
れており、座屈構造体31a1 、31a2 よりノズルオ
リフィス11aの近くに位置している。
方向の長さは、座屈構造体31bの長手方向の長さより
も長い。また座屈構造体31a1 と31a2 の長手方向
の長さは同じになるように設定されている。また座屈構
造体31bは、座屈構造体31a1 と31a2 とに挟ま
れており、座屈構造体31a1 、31a2 よりノズルオ
リフィス11aの近くに位置している。
【0103】座屈構造体31a1 の一方端部であって、
プレート部材31の一方端部は電極33a1 になってい
る。また座屈構造体31a2 の一方端部であって、プレ
ート部材31の他方端部は電極33a2 となっている。
電極33a1 はスイッチSWを介在して電源43に接続
されている。また電極33a2 は、接地されている。ま
たスイッチSWのON・OFF動作により、電極33a
1 と電源43との接続・非接続を選択することができ
る。
プレート部材31の一方端部は電極33a1 になってい
る。また座屈構造体31a2 の一方端部であって、プレ
ート部材31の他方端部は電極33a2 となっている。
電極33a1 はスイッチSWを介在して電源43に接続
されている。また電極33a2 は、接地されている。ま
たスイッチSWのON・OFF動作により、電極33a
1 と電源43との接続・非接続を選択することができ
る。
【0104】次に、本実施例のインクジェットヘッドの
動作について説明する。図21〜図23は、本発明の第
4の実施例におけるインクジェットヘッドの動作を示す
概略断面図である。まず図20を参照して、スイッチS
WがOFF状態であり、電極33a1 は電源43と非接
続の状態にある。この状態で、インク供給口7aよりイ
ンク30が中空空間9aの内部に満たされる。これによ
り、座屈構造体31a1 、31a2 、31bはインク3
0中に浸された状態となる。
動作について説明する。図21〜図23は、本発明の第
4の実施例におけるインクジェットヘッドの動作を示す
概略断面図である。まず図20を参照して、スイッチS
WがOFF状態であり、電極33a1 は電源43と非接
続の状態にある。この状態で、インク供給口7aよりイ
ンク30が中空空間9aの内部に満たされる。これによ
り、座屈構造体31a1 、31a2 、31bはインク3
0中に浸された状態となる。
【0105】図21を参照して、スイッチSWがON状
態とされ、電極33a1 と電源43とが接続状態とされ
る。これにより、電極33a1 に電圧が印加され、プレ
ート部材31に電流が流れる。このとき、2個の座屈構
造体31a1 、31a2 は、座屈構造体31bよりその
長手方向の長さが長いため、座屈構造体31bより先に
座屈する。このことは、以下のように説明される。
態とされ、電極33a1 と電源43とが接続状態とされ
る。これにより、電極33a1 に電圧が印加され、プレ
ート部材31に電流が流れる。このとき、2個の座屈構
造体31a1 、31a2 は、座屈構造体31bよりその
長手方向の長さが長いため、座屈構造体31bより先に
座屈する。このことは、以下のように説明される。
【0106】座屈構造体が座屈変形を起こすときの温度
(座屈温度)tC は、次式で与えられる。
(座屈温度)tC は、次式で与えられる。
【0107】
【数1】
【0108】h:座屈構造体の厚み、α:座屈構造体の
線膨張係数、l:座屈構造体の長さ上記の式より、座屈
構造体の長さlが長い方が座屈温度tC が低く、早いタ
イミングで座屈変形を起こす。
線膨張係数、l:座屈構造体の長さ上記の式より、座屈
構造体の長さlが長い方が座屈温度tC が低く、早いタ
イミングで座屈変形を起こす。
【0109】この2個の座屈構造体31a1 、31a2
の座屈変形により、インク32は、矢印P1 方向に圧力
が与えられる。
の座屈変形により、インク32は、矢印P1 方向に圧力
が与えられる。
【0110】図22を参照して、さらに電流を流し続け
ると、プレート部材31の温度が上昇するため、座屈構
造体31bが座屈変形を起こす。これにより、インク3
0には、座屈構造体31bによりさらに矢印P2 方向へ
圧力が与えられる。この圧力P1 と圧力P2 とによりイ
ンク30に与えられた圧力はノズルオリフィス11aに
集中する。この圧力により、ノズルオリフィス11aか
らインクジェットヘッド50の外部へインク滴30aが
形成されて、吐出する。
ると、プレート部材31の温度が上昇するため、座屈構
造体31bが座屈変形を起こす。これにより、インク3
0には、座屈構造体31bによりさらに矢印P2 方向へ
圧力が与えられる。この圧力P1 と圧力P2 とによりイ
ンク30に与えられた圧力はノズルオリフィス11aに
集中する。この圧力により、ノズルオリフィス11aか
らインクジェットヘッド50の外部へインク滴30aが
形成されて、吐出する。
【0111】図23を参照して、スイッチSWがOFF
状態とされる。これにより、電極33a1 に印加されて
いた電圧が解除される。これにより、プレート部材31
に電流が流れなくなり、座屈変形を起していた3個の座
屈構造体31a1 、31a2、31bはもとの状態に復
帰する。
状態とされる。これにより、電極33a1 に印加されて
いた電圧が解除される。これにより、プレート部材31
に電流が流れなくなり、座屈変形を起していた3個の座
屈構造体31a1 、31a2、31bはもとの状態に復
帰する。
【0112】図20〜図23に示した動作を繰返すこと
により、インク滴30aが連続して吐出される。この吐
出されたインク滴30aによりプリント面に印字がなさ
れる。
により、インク滴30aが連続して吐出される。この吐
出されたインク滴30aによりプリント面に印字がなさ
れる。
【0113】本実施例のインクジェットヘッド50で
は、3つの座屈構造体31a1 、31a2 、31bが1
つのプレート部材に形成されている。このため、3つの
座屈構造体31a1 、31a2 、31bを1つの電源4
3によって座屈させることができる。よって、タイミン
グ回路が不要になるため、インクジェットヘッド50の
構造を単純化することが可能であり、マルチノズルヘッ
ドにおいてノズルオリフィスの高集積化が可能となる。
は、3つの座屈構造体31a1 、31a2 、31bが1
つのプレート部材に形成されている。このため、3つの
座屈構造体31a1 、31a2 、31bを1つの電源4
3によって座屈させることができる。よって、タイミン
グ回路が不要になるため、インクジェットヘッド50の
構造を単純化することが可能であり、マルチノズルヘッ
ドにおいてノズルオリフィスの高集積化が可能となる。
【0114】また、2個の座屈構造体31a1 、31a
2 が他の座屈構造体31bよりも、その長手方向の長さ
が長くなるように設定されている。このため、1つの電
源43で3つの座屈構造体を制御する場合でも、2個の
座屈構造体31a1 、31a 2 を他の座屈構造体31b
よりも先に座屈させることができる。すなわち、2個の
座屈構造体31a1 、31a2 と他の座屈構造体31b
との座屈変形に位相差を与えることができる。よって、
単純な構造で、しかも座屈構造体からインク30に与え
る圧力を効率よくノズルオリフィス11aに集中させる
ことができる。
2 が他の座屈構造体31bよりも、その長手方向の長さ
が長くなるように設定されている。このため、1つの電
源43で3つの座屈構造体を制御する場合でも、2個の
座屈構造体31a1 、31a 2 を他の座屈構造体31b
よりも先に座屈させることができる。すなわち、2個の
座屈構造体31a1 、31a2 と他の座屈構造体31b
との座屈変形に位相差を与えることができる。よって、
単純な構造で、しかも座屈構造体からインク30に与え
る圧力を効率よくノズルオリフィス11aに集中させる
ことができる。
【0115】さらに、本実施例のインクジェットヘッド
50でも、座屈によりインク滴を噴出させるため、第1
の実施例と同様、寸法を小さく維持したまま大きな吐出
力が得られ、かつ寿命が長く、消費電力が少なくてよ
い。
50でも、座屈によりインク滴を噴出させるため、第1
の実施例と同様、寸法を小さく維持したまま大きな吐出
力が得られ、かつ寿命が長く、消費電力が少なくてよ
い。
【0116】第5の実施例 図24は、第5の実施例におけるインクジェットヘッド
の構成を概略的に示す主要断面図である。また図25
は、図24のY−Y線に沿う概略断面図である。
の構成を概略的に示す主要断面図である。また図25
は、図24のY−Y線に沿う概略断面図である。
【0117】図24と図25とを参照して、本実施例の
インクジェットヘッド220は、2個の座屈構造体20
1a、201bと、取付部材205と、筐体207と、
ノズルプレート211と、スイッチSW1、SW2と、
電源213a、213bと、タイミング回路215とを
有している。
インクジェットヘッド220は、2個の座屈構造体20
1a、201bと、取付部材205と、筐体207と、
ノズルプレート211と、スイッチSW1、SW2と、
電源213a、213bと、タイミング回路215とを
有している。
【0118】ノズルプレート211は、ノズルプレート
211を貫通するノズルオリフィス211aを有してい
る。ノズルオリフィス211aの断面形状は、エクスポ
ネンシャル関数の曲線に従う形状である。このノズルプ
レート211には、筐体207が接合されており、この
ノズルプレート211と筐体207とにより中空空間2
09aが構成されている。なお筐体207には、中空空
間209aにインクを供給するためにインク供給口20
5aが設けられている。
211を貫通するノズルオリフィス211aを有してい
る。ノズルオリフィス211aの断面形状は、エクスポ
ネンシャル関数の曲線に従う形状である。このノズルプ
レート211には、筐体207が接合されており、この
ノズルプレート211と筐体207とにより中空空間2
09aが構成されている。なお筐体207には、中空空
間209aにインクを供給するためにインク供給口20
5aが設けられている。
【0119】中空空間209a内には、2つの座屈構造
体201a、201bが配置されている。つまり、2つ
の座屈構造体201a、201bの長手方向の各両端部
が、取付部材205によって筐体207に取付けられて
いる。各座屈構造体201a、201bの長手方向の中
央部は変位可能である。座屈構造体201aの中央部
は、座屈構造体201bの中央部より、ノズルオリフィ
ス211aから遠くに位置している。座屈構造体201
aと座屈構造体201bとは、互いに所定の距離を隔て
て分離している。座屈構造体201a、201bは、導
電性を有し、かつ弾性変形を生じる、たとえば金属など
の材料により形成されており、矩形状を有している。
体201a、201bが配置されている。つまり、2つ
の座屈構造体201a、201bの長手方向の各両端部
が、取付部材205によって筐体207に取付けられて
いる。各座屈構造体201a、201bの長手方向の中
央部は変位可能である。座屈構造体201aの中央部
は、座屈構造体201bの中央部より、ノズルオリフィ
ス211aから遠くに位置している。座屈構造体201
aと座屈構造体201bとは、互いに所定の距離を隔て
て分離している。座屈構造体201a、201bは、導
電性を有し、かつ弾性変形を生じる、たとえば金属など
の材料により形成されており、矩形状を有している。
【0120】各座屈構造体201a、201bの各両端
部は、電極203a、203bとなっている。座屈構造
体201aの一方電極203aは、スイッチSW1を介
在して電源213aに接続されている。また座屈構造体
201bの一方電極203bは、スイッチSW2を介在
して電源213bに接続されている。座屈構造体201
a、201bの他方電極203a、203bは、互いに
接地されている。スイッチSW1、SW2は、タイミン
グ回路215によりON・OFF動作を制御する。
部は、電極203a、203bとなっている。座屈構造
体201aの一方電極203aは、スイッチSW1を介
在して電源213aに接続されている。また座屈構造体
201bの一方電極203bは、スイッチSW2を介在
して電源213bに接続されている。座屈構造体201
a、201bの他方電極203a、203bは、互いに
接地されている。スイッチSW1、SW2は、タイミン
グ回路215によりON・OFF動作を制御する。
【0121】本実施例のインクジェットヘッド220で
は、筐体207が、円筒形状を有している。また、ノズ
ルオリフィス211aが、座屈構造体201a、201
bと対面する位置に設けられておらず、座屈構造体の長
手方向に交差する壁面に設けられている。
は、筐体207が、円筒形状を有している。また、ノズ
ルオリフィス211aが、座屈構造体201a、201
bと対面する位置に設けられておらず、座屈構造体の長
手方向に交差する壁面に設けられている。
【0122】なお、本実施例のインクジェットヘッド2
20の各部の寸法について、たとえば、座屈構造体20
1aの長手方向の長さLa は600μm、座屈構造体2
01bの長手方向の長さLb は400μm、座屈構造体
201aと座屈構造体201bとの間隔Lc は100μ
m、座屈構造体201aの中央部と座屈構造体201b
の中央部との距離L1 は600μm、筐体207の厚み
Tは25μm、筒形状の筐体207の内壁の直径Rはφ
200μmである。
20の各部の寸法について、たとえば、座屈構造体20
1aの長手方向の長さLa は600μm、座屈構造体2
01bの長手方向の長さLb は400μm、座屈構造体
201aと座屈構造体201bとの間隔Lc は100μ
m、座屈構造体201aの中央部と座屈構造体201b
の中央部との距離L1 は600μm、筐体207の厚み
Tは25μm、筒形状の筐体207の内壁の直径Rはφ
200μmである。
【0123】次に、本実施例のインクジェットヘッドの
動作について説明する。図24を参照して、スイッチS
W1、SW2がOFF状態とされ、この状態でインク供
給口205aから中空空間209aにインク30が供給
され満たされる。これにより、2個の座屈構造体201
a、201bはインク30に浸された状態となる。
動作について説明する。図24を参照して、スイッチS
W1、SW2がOFF状態とされ、この状態でインク供
給口205aから中空空間209aにインク30が供給
され満たされる。これにより、2個の座屈構造体201
a、201bはインク30に浸された状態となる。
【0124】この状態で、タイミング回路215により
まずスイッチSW1がON状態とされる。これにより、
座屈構造体201aの電極203aと電源213aとが
接続され、電極203aに電圧が印加される。このた
め、座屈構造体201aに電流が流れ、座屈構造体20
1aは座屈変形を起こす。
まずスイッチSW1がON状態とされる。これにより、
座屈構造体201aの電極203aと電源213aとが
接続され、電極203aに電圧が印加される。このた
め、座屈構造体201aに電流が流れ、座屈構造体20
1aは座屈変形を起こす。
【0125】次にタイミング回路215によりスイッチ
SW2がON状態とされ、座屈構造体201bの電極2
03bと電源213bとが接続される。これにより電極
203bに電圧が印加され、座屈構造体201bに電流
が流れ、座屈構造体201bも座屈変形を起こす。
SW2がON状態とされ、座屈構造体201bの電極2
03bと電源213bとが接続される。これにより電極
203bに電圧が印加され、座屈構造体201bに電流
が流れ、座屈構造体201bも座屈変形を起こす。
【0126】このように、ノズルオリフィス211aか
ら遠くに位置する座屈構造体から順次、近くに位置する
座屈構造体へと座屈変形を行なわしめることにより、イ
ンクに与える圧力をノズルオリフィス211aに集中さ
せることができる。このインクに与えた圧力によって、
ノズルオリフィス211aを通じてインクジェットヘッ
ド220の外部へインク滴が吐出・噴出される。
ら遠くに位置する座屈構造体から順次、近くに位置する
座屈構造体へと座屈変形を行なわしめることにより、イ
ンクに与える圧力をノズルオリフィス211aに集中さ
せることができる。このインクに与えた圧力によって、
ノズルオリフィス211aを通じてインクジェットヘッ
ド220の外部へインク滴が吐出・噴出される。
【0127】上記の動作を繰り返すことにより、インク
滴が連続して吐出され、このインク滴によりプリント面
への印字がなされる。
滴が連続して吐出され、このインク滴によりプリント面
への印字がなされる。
【0128】次に、上記のような各部の寸法を有する本
実施例のインクジェットヘッド220におけるタイミン
グ回路の位相について考察する。
実施例のインクジェットヘッド220におけるタイミン
グ回路の位相について考察する。
【0129】まず「機械工学便覧 A5 流体工学」,
p.120,日本機械学会編,丸善より、インク中の圧
力波の伝播速度vは、 v=480m/s である。座屈構造体201aの長手方向の中央部から座
屈構造体201bの長手方向の中央部まで圧力波が伝播
するのに要する時間t1 は、 t1 =L1 /v=1.25μsec となる。タイミングパルスのパルス幅t2 が10μse
cであるとすると、タイミング回路の位相tの範囲は、 t1 >t>t2 すなわち、1.25μsec>t>1
0μsec である。
p.120,日本機械学会編,丸善より、インク中の圧
力波の伝播速度vは、 v=480m/s である。座屈構造体201aの長手方向の中央部から座
屈構造体201bの長手方向の中央部まで圧力波が伝播
するのに要する時間t1 は、 t1 =L1 /v=1.25μsec となる。タイミングパルスのパルス幅t2 が10μse
cであるとすると、タイミング回路の位相tの範囲は、 t1 >t>t2 すなわち、1.25μsec>t>1
0μsec である。
【0130】本実施例のインクジェットヘッド220
は、上述した第1の実施例とほぼ同様の効果を有する。
すなわち、本実施例のインクジェットヘッド220で
は、1つのノズルオリフィスに対して2個の座屈構造体
201a、201bが設けられている。このため、各座
屈構造体201a、201bの座屈動作のタイミングを
制御してやることにより、インクに与える圧力を効率よ
くノズルオリフィスに集中させることができる。したが
って、大きな吐出力を実現することができる。
は、上述した第1の実施例とほぼ同様の効果を有する。
すなわち、本実施例のインクジェットヘッド220で
は、1つのノズルオリフィスに対して2個の座屈構造体
201a、201bが設けられている。このため、各座
屈構造体201a、201bの座屈動作のタイミングを
制御してやることにより、インクに与える圧力を効率よ
くノズルオリフィスに集中させることができる。したが
って、大きな吐出力を実現することができる。
【0131】また本実施例のインクジェットヘッド22
0では、2個の座屈構造体201a、201bが、座屈
構造体の長手方向に沿って配置されているため、座屈構
造体201a、201bを配置する空間の幅は1つの座
屈構造体の幅より少し大きめに設定すれば足りる。この
ため、中空空間209aを座屈構造体の幅方向(短手方
向)に配置する場合、複数個の中空空間209aを密に
配置することが可能となる。したがって、ノズルオリフ
ィスの高集積化が可能となる。
0では、2個の座屈構造体201a、201bが、座屈
構造体の長手方向に沿って配置されているため、座屈構
造体201a、201bを配置する空間の幅は1つの座
屈構造体の幅より少し大きめに設定すれば足りる。この
ため、中空空間209aを座屈構造体の幅方向(短手方
向)に配置する場合、複数個の中空空間209aを密に
配置することが可能となる。したがって、ノズルオリフ
ィスの高集積化が可能となる。
【0132】さらに、本実施例のインクジェットヘッド
220でも、座屈によりインク滴を噴出させるため、第
1の実施例と同様、寸法を小さく維持したまま大きな吐
出力が得られ、かつ寿命が長く消費電力が少なくてよ
い。
220でも、座屈によりインク滴を噴出させるため、第
1の実施例と同様、寸法を小さく維持したまま大きな吐
出力が得られ、かつ寿命が長く消費電力が少なくてよ
い。
【0133】第6の実施例 図26は、本発明の第6の実施例におけるインクジェッ
トヘッドの構成を概略的に示す主要断面図である。図2
6を参照して、本実施例のインクジェットヘッド250
は、第5の実施例と比較して、特に座屈構造体の構成が
異なる。
トヘッドの構成を概略的に示す主要断面図である。図2
6を参照して、本実施例のインクジェットヘッド250
は、第5の実施例と比較して、特に座屈構造体の構成が
異なる。
【0134】座屈構造体231a、231bは、1つの
プレート部材231に形成されている。このプレート部
材231は、中空空間209a内において複数個の取付
部材205によって筐体207に取付固定されている。
これにより、座屈構造体231a、231bの長手方向
の各両端部は、取付部材205によって筐体207に取
付固定されている。つまり、座屈構造体231a、23
1bの長手方向の中央部が変位可能なようにプレート部
材231が筐体207に取付固定されている。
プレート部材231に形成されている。このプレート部
材231は、中空空間209a内において複数個の取付
部材205によって筐体207に取付固定されている。
これにより、座屈構造体231a、231bの長手方向
の各両端部は、取付部材205によって筐体207に取
付固定されている。つまり、座屈構造体231a、23
1bの長手方向の中央部が変位可能なようにプレート部
材231が筐体207に取付固定されている。
【0135】座屈構造体231aの長手方向の長さは座
屈構造謡231bの長手方向の長さよりも長い。また、
座屈構造体231bは、座屈構造体231aよりノズル
オリフィス211aから近くに位置している。
屈構造謡231bの長手方向の長さよりも長い。また、
座屈構造体231bは、座屈構造体231aよりノズル
オリフィス211aから近くに位置している。
【0136】プレート部材231の一方端部は電極23
3bとなっている。この電極233bは、スイッチSW
を介在して電源213bに接続されている。またプレー
ト部材231の他方端部は電極233aとなっている。
この電極233aは接地されている。
3bとなっている。この電極233bは、スイッチSW
を介在して電源213bに接続されている。またプレー
ト部材231の他方端部は電極233aとなっている。
この電極233aは接地されている。
【0137】なお、これ以外の構成については、第5の
実施例とほぼ同様であるためその説明は省略する。
実施例とほぼ同様であるためその説明は省略する。
【0138】次に、本実施例のインクジェットヘッドの
動作について説明する。図26を参照して、スイッチS
WがOFF状態とされ、この状態でインク供給口207
aを通じて中空空間209aにインクが供給され、満た
される。これにより、座屈構造体231a、231bが
インク30に浸された状態となる。
動作について説明する。図26を参照して、スイッチS
WがOFF状態とされ、この状態でインク供給口207
aを通じて中空空間209aにインクが供給され、満た
される。これにより、座屈構造体231a、231bが
インク30に浸された状態となる。
【0139】この状態で、スイッチSWがON状態とさ
れる。これにより、1枚のプレート部材231の電極2
33bに電圧が印加され、1枚のプレート部材231に
電流が流される。このとき、座屈構造体231aは座屈
構造体231bよりも、その長手方向の長さが長いた
め、座屈構造体231bよりも先に座屈変形を起こす。
れる。これにより、1枚のプレート部材231の電極2
33bに電圧が印加され、1枚のプレート部材231に
電流が流される。このとき、座屈構造体231aは座屈
構造体231bよりも、その長手方向の長さが長いた
め、座屈構造体231bよりも先に座屈変形を起こす。
【0140】この状態で、プレート部材231にさらに
電流を流し続けると、プレート部材231の温度上昇に
よって、座屈構造体231bも座屈変形を起こす。
電流を流し続けると、プレート部材231の温度上昇に
よって、座屈構造体231bも座屈変形を起こす。
【0141】このように、ノズルオリフィス211aか
ら遠くに位置する座屈構造体から順次、近くに位置する
座屈構造体が座屈変形を起こすため、インクに与えれら
る圧力は、ノズルオリフィス211aに集中する。これ
によって、ノズルオリフィス211aを通じてインクジ
ェットヘッド250の外部へインク滴が吐出する。
ら遠くに位置する座屈構造体から順次、近くに位置する
座屈構造体が座屈変形を起こすため、インクに与えれら
る圧力は、ノズルオリフィス211aに集中する。これ
によって、ノズルオリフィス211aを通じてインクジ
ェットヘッド250の外部へインク滴が吐出する。
【0142】上記の動作を繰り返すことにより、インク
滴が連続的に吐出され、このインク滴によりプリント面
への印字がなされる。
滴が連続的に吐出され、このインク滴によりプリント面
への印字がなされる。
【0143】本実施例のインクジェットヘッド250で
は、座屈構造体231a、231bが1つのプレート部
材231に形成されている。このため、座屈構造体23
1a、231bを1つの電源213bによって座屈する
よう制御することができる。よって、タイミング回路が
不要となりインクジェットヘッド250の構造を単純に
することができ、マルチノズルヘッドにおいてノズルオ
リフィスの高集積化が可能となる。
は、座屈構造体231a、231bが1つのプレート部
材231に形成されている。このため、座屈構造体23
1a、231bを1つの電源213bによって座屈する
よう制御することができる。よって、タイミング回路が
不要となりインクジェットヘッド250の構造を単純に
することができ、マルチノズルヘッドにおいてノズルオ
リフィスの高集積化が可能となる。
【0144】また、座屈構造体231a、231bは互
いにその長手方向の長さが異なる。このため、1つの電
源により座屈構造体231a、231bの座屈動作が制
御されるとしても、座屈構造体231aと231bとの
座屈変形に位相差を与えることができる。よって、単純
な構成で、しかも座屈構造体231a、231bからイ
ンクに与える圧力を効率よくノズルオリフィス211a
に集中させることができる。
いにその長手方向の長さが異なる。このため、1つの電
源により座屈構造体231a、231bの座屈動作が制
御されるとしても、座屈構造体231aと231bとの
座屈変形に位相差を与えることができる。よって、単純
な構成で、しかも座屈構造体231a、231bからイ
ンクに与える圧力を効率よくノズルオリフィス211a
に集中させることができる。
【0145】さらに、本実施例のインクジェットヘッド
250でも、座屈によりインク滴を噴出させるため、第
1の実施例と同様、寸法を小さく維持したまま大きな吐
出力が得られ、かつ寿命が長く、消費電力が少なくてよ
い。
250でも、座屈によりインク滴を噴出させるため、第
1の実施例と同様、寸法を小さく維持したまま大きな吐
出力が得られ、かつ寿命が長く、消費電力が少なくてよ
い。
【0146】上述した第1〜第6の実施例においては、
座屈構造体はノズルオリフィスと対面する面の裏面で筐
体に取付部材を介在して取付固定されている。このた
め、座屈構造体は、常にノズルプレート側へ変位するこ
とになる。以下、そのことについて第1の実施例を例に
挙げて詳細に説明する。
座屈構造体はノズルオリフィスと対面する面の裏面で筐
体に取付部材を介在して取付固定されている。このた
め、座屈構造体は、常にノズルプレート側へ変位するこ
とになる。以下、そのことについて第1の実施例を例に
挙げて詳細に説明する。
【0147】図1を参照して、座屈構造体1a2 の長手
方向の両端部は、その座屈構造体1a2 のノズルプレー
ト11と対面する面の裏面で筐体7に取付固定されてい
る。インクジェットヘッド20の動作時における圧縮力
Fは主にこの取付部材5と座屈構造体1a2 との接合面
で発生している。この座屈構造体1a2 の断面一次モー
メントが0となる軸、いわゆる図心(centroid)は図
中、座屈構造他1a2 の断面の中央をその長手方向に沿
って通っている。このため、図心と圧縮力Fの作用線と
の間にずれが生じる。ここでは、図心に対して圧縮力F
の作用線はノズルプレート11と反対側にある。この結
果、圧縮力Fと図心とのずれに伴って、矢印M方向にモ
ーメントが発生する。このモーメントは、座屈構造体1
の中央部がノズルオリフィス11a側へ変位するように
作用する。このため、座屈構造体1a2 の中央部は、座
屈による変形に伴って、常にノズルプレート11側へ変
形する。
方向の両端部は、その座屈構造体1a2 のノズルプレー
ト11と対面する面の裏面で筐体7に取付固定されてい
る。インクジェットヘッド20の動作時における圧縮力
Fは主にこの取付部材5と座屈構造体1a2 との接合面
で発生している。この座屈構造体1a2 の断面一次モー
メントが0となる軸、いわゆる図心(centroid)は図
中、座屈構造他1a2 の断面の中央をその長手方向に沿
って通っている。このため、図心と圧縮力Fの作用線と
の間にずれが生じる。ここでは、図心に対して圧縮力F
の作用線はノズルプレート11と反対側にある。この結
果、圧縮力Fと図心とのずれに伴って、矢印M方向にモ
ーメントが発生する。このモーメントは、座屈構造体1
の中央部がノズルオリフィス11a側へ変位するように
作用する。このため、座屈構造体1a2 の中央部は、座
屈による変形に伴って、常にノズルプレート11側へ変
形する。
【0148】これにより、適切なインク滴の吐出が実現
でき、正確な印字が行なえるようになる。
でき、正確な印字が行なえるようになる。
【0149】なお、上述した第1〜第6の実施例におい
ては、1つのノズルオリフィスに対して2個もしくは3
個の座屈構造体が配置された構成について説明したが、
これに限定されるものではなく、1つのノズルオリフィ
スに対して座屈構造体がいくつ配置されていてもよい。
ては、1つのノズルオリフィスに対して2個もしくは3
個の座屈構造体が配置された構成について説明したが、
これに限定されるものではなく、1つのノズルオリフィ
スに対して座屈構造体がいくつ配置されていてもよい。
【0150】また第1〜第6の実施例においては、座屈
構造体に電流を流すことによりその抵抗発熱によって座
屈を行なわしめる構成について説明した。しかし、本発
明のインクジェットヘッドの座屈変形を行なわしめる構
成はこれに限られず、圧電素子を用いたものなどこれ以
外の手段で座屈させる構造であってもよい。
構造体に電流を流すことによりその抵抗発熱によって座
屈を行なわしめる構成について説明した。しかし、本発
明のインクジェットヘッドの座屈変形を行なわしめる構
成はこれに限られず、圧電素子を用いたものなどこれ以
外の手段で座屈させる構造であってもよい。
【0151】
【発明の効果】請求項1および2に記載のインクジェッ
トヘッドでは、1つのノズルオリフィスに対して複数の
座屈構造体が設けられているため、各座屈構造体の座屈
動作のタイミングを制御してやることにより、インク液
に与える圧力を効率よくノズルオリフィスに集中させる
ことができる。したがって、大きな吐出力を実現するこ
とができる。
トヘッドでは、1つのノズルオリフィスに対して複数の
座屈構造体が設けられているため、各座屈構造体の座屈
動作のタイミングを制御してやることにより、インク液
に与える圧力を効率よくノズルオリフィスに集中させる
ことができる。したがって、大きな吐出力を実現するこ
とができる。
【0152】また座屈構造体は、その長手方向に圧縮力
を与えられて座屈する。この座屈変形においては、その
長手方向の微小な変位量が座屈構造体の厚み方向の大き
な変位量に変換される。このため、座屈構造体の寸法を
大きくすることなく、大きな変位量を得ることが可能と
なる。したがって、インクジェットヘッドの寸法を小さ
く維持したまま大きな吐出力を得ることが可能となる。
を与えられて座屈する。この座屈変形においては、その
長手方向の微小な変位量が座屈構造体の厚み方向の大き
な変位量に変換される。このため、座屈構造体の寸法を
大きくすることなく、大きな変位量を得ることが可能と
なる。したがって、インクジェットヘッドの寸法を小さ
く維持したまま大きな吐出力を得ることが可能となる。
【0153】また、たとえば加熱により座屈構造体を座
屈させる場合、座屈構造体を所定温度にまで加熱する必
要がある。しかし、この加熱温度は、座屈構造体を構成
する材料の熱膨張係数に応じた温度にまで加熱すれば足
りる。このため、従来のバブルジェット方式のインクジ
ェットヘッドのようにインクを気化させるほどの高温に
までヒータを加熱する必要はない。よって、座屈構造体
が熱疲労により劣化することが抑制され、寿命が比較的
長くなる。
屈させる場合、座屈構造体を所定温度にまで加熱する必
要がある。しかし、この加熱温度は、座屈構造体を構成
する材料の熱膨張係数に応じた温度にまで加熱すれば足
りる。このため、従来のバブルジェット方式のインクジ
ェットヘッドのようにインクを気化させるほどの高温に
までヒータを加熱する必要はない。よって、座屈構造体
が熱疲労により劣化することが抑制され、寿命が比較的
長くなる。
【0154】また、加熱温度が低くてすむため、座屈構
造体に与えられる熱力も少なくてすむ。よって、ヘッド
を駆動させるための消費電力が少なくてすむ。
造体に与えられる熱力も少なくてすむ。よって、ヘッド
を駆動させるための消費電力が少なくてすむ。
【0155】請求項3に記載のインクジェットヘッドで
は、第1および第2の座屈構造体は互いに分離して設け
られ、かつタイミング回路で別個に制御される。このた
め、各座屈構造体の位相差や変形量の設定の自由度が大
きい。ゆえに、座屈構造体からインクに与える圧力をよ
り一層効率よくノズルオリフィスに集中させることも可
能である。
は、第1および第2の座屈構造体は互いに分離して設け
られ、かつタイミング回路で別個に制御される。このた
め、各座屈構造体の位相差や変形量の設定の自由度が大
きい。ゆえに、座屈構造体からインクに与える圧力をよ
り一層効率よくノズルオリフィスに集中させることも可
能である。
【0156】請求項4に記載のインクジェットヘッドで
は、第1および第2の座屈構造体が、1つのプレート部
材に形成されている。このため、第1および第2の座屈
構造体を1つの圧縮手段によって制御することができ、
インクジェットヘッドの構造を単純化できるためマルチ
ノズルヘッドにおいてノズルオリフィスの高集積化が可
能となる。
は、第1および第2の座屈構造体が、1つのプレート部
材に形成されている。このため、第1および第2の座屈
構造体を1つの圧縮手段によって制御することができ、
インクジェットヘッドの構造を単純化できるためマルチ
ノズルヘッドにおいてノズルオリフィスの高集積化が可
能となる。
【0157】また、第1および第2の座屈構造体は、互
いに長さが異なるように設けられているため、1つの圧
縮手段で制御されても、第1および第2の座屈構造体の
座屈変形に位相差を与えることができる。よって、単純
な構成で、しかも座屈構造体からインクに与える圧力を
効率よくノズルオリフィスに集中させることができる。
いに長さが異なるように設けられているため、1つの圧
縮手段で制御されても、第1および第2の座屈構造体の
座屈変形に位相差を与えることができる。よって、単純
な構成で、しかも座屈構造体からインクに与える圧力を
効率よくノズルオリフィスに集中させることができる。
【0158】請求項5に記載のインクジェットヘッドで
は、複数個の座屈構造体が、座屈構造体の長手方向に沿
って配置されているため、座屈構造体を配置する空間の
幅は、1つの座屈構造体の幅より少し大きめに設定すれ
ば足りる。このため、各空間を座屈構造体の幅方向に配
置する場合、複数個の空間を密に配置することが可能と
なり、ノズルオリフィスの高集積化が可能となる。
は、複数個の座屈構造体が、座屈構造体の長手方向に沿
って配置されているため、座屈構造体を配置する空間の
幅は、1つの座屈構造体の幅より少し大きめに設定すれ
ば足りる。このため、各空間を座屈構造体の幅方向に配
置する場合、複数個の空間を密に配置することが可能と
なり、ノズルオリフィスの高集積化が可能となる。
【0159】請求項6に記載のインクジェットヘッドで
は、複数個の座屈構造体が座屈構造体の短手方向に沿っ
て配置されているため、複数個の座屈構造体を座屈構造
体の長手方向に配置した場合に比べて、各座屈構造体の
中央部を互いに接近させて配置することが可能となる。
よって、長手方向に配置した場合に比べて、各座屈構造
体の中央部をノズルオリフィスの近く配置でき、ノズル
オリフィスに集中させるインクの圧力を大きくすること
ができる。
は、複数個の座屈構造体が座屈構造体の短手方向に沿っ
て配置されているため、複数個の座屈構造体を座屈構造
体の長手方向に配置した場合に比べて、各座屈構造体の
中央部を互いに接近させて配置することが可能となる。
よって、長手方向に配置した場合に比べて、各座屈構造
体の中央部をノズルオリフィスの近く配置でき、ノズル
オリフィスに集中させるインクの圧力を大きくすること
ができる。
【0160】請求項7に記載のインクジェットヘッドの
使用方法では、複数個の座屈構造体を、ノズルオリフィ
スの遠くに位置する座屈構造体から近くに位置する座屈
構造体へと順次、座屈変形させるため、インクに与える
圧力をノズルオリフィスへ集中させることが可能とな
る。したがって、大きな吐出力を実現することができ
る。
使用方法では、複数個の座屈構造体を、ノズルオリフィ
スの遠くに位置する座屈構造体から近くに位置する座屈
構造体へと順次、座屈変形させるため、インクに与える
圧力をノズルオリフィスへ集中させることが可能とな
る。したがって、大きな吐出力を実現することができ
る。
【0161】請求項8に記載インクジェットヘッドの製
造方法では、請求項1に記載のインクジェットヘッドを
製造することができる。
造方法では、請求項1に記載のインクジェットヘッドを
製造することができる。
【図1】本発明の第1の実施例におけるインクジェット
ヘッドの構成を概略的に示す主要断面図である。
ヘッドの構成を概略的に示す主要断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例におけるインクジェット
ヘッドの動作の第1工程を示す主要断面図である。
ヘッドの動作の第1工程を示す主要断面図である。
【図3】本発明の第1の実施例におけるインクジェット
ヘッドの動作の第2工程を示す主要断面図である。
ヘッドの動作の第2工程を示す主要断面図である。
【図4】本発明の第1の実施例におけるインクジェット
ヘッドの動作の第3工程を示す主要断面図である。
ヘッドの動作の第3工程を示す主要断面図である。
【図5】本発明の第1の実施例におけるインクジェット
ヘッドの各座屈構造体に与えられる電圧と時間との関係
を示す図である。
ヘッドの各座屈構造体に与えられる電圧と時間との関係
を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施例におけるインクジェット
ヘッドの座屈構造体に与えられる電圧と時間との関係を
示す図である。
ヘッドの座屈構造体に与えられる電圧と時間との関係を
示す図である。
【図7】本発明の第1の実施例におけるインクジェット
ヘッドの座屈構造体に与えられる電圧と時間との関係を
示す図である。
ヘッドの座屈構造体に与えられる電圧と時間との関係を
示す図である。
【図8】本発明の第1の実施例におけるインクジェット
ヘッドの座屈構造体に与えられる電圧と時間との関係を
示す図である。
ヘッドの座屈構造体に与えられる電圧と時間との関係を
示す図である。
【図9】図1の矢印B方向から見たインクジェットヘッ
ドの概略平面図である。
ドの概略平面図である。
【図10】本発明の第1の実施例におけるインクジェッ
トヘッドを集積したマルチノズルヘッドの構成を示す概
略平面図である。
トヘッドを集積したマルチノズルヘッドの構成を示す概
略平面図である。
【図11】本発明の第2の実施例におけるインクジェッ
トヘッドの構成を概略的に示す平面図である。
トヘッドの構成を概略的に示す平面図である。
【図12】本発明の第3の実施例におけるインクジェッ
トヘッドの構成を概略的に示す分解斜視図である。
トヘッドの構成を概略的に示す分解斜視図である。
【図13】本発明の第3の実施例におけるインクジェッ
トヘッドの構成を概略的に示す平面図である。
トヘッドの構成を概略的に示す平面図である。
【図14】図13のX−X線に沿う概略断面図である。
【図15】本発明の第3の実施例におけるインクジェッ
トヘッドの筐体の製造方法の第1工程を示す概略断面図
である。
トヘッドの筐体の製造方法の第1工程を示す概略断面図
である。
【図16】本発明の第3の実施例におけるインクジェッ
トヘッドの筐体の製造方法の第2工程を示す概略断面図
である。
トヘッドの筐体の製造方法の第2工程を示す概略断面図
である。
【図17】本発明の第3の実施例におけるインクジェッ
トヘッドの筐体の製造方法の第3工程を示す概略断面図
である。
トヘッドの筐体の製造方法の第3工程を示す概略断面図
である。
【図18】本発明の第3の実施例におけるインクジェッ
トヘッドの筐体の製造方法の第4工程を示す概略断面図
である。
トヘッドの筐体の製造方法の第4工程を示す概略断面図
である。
【図19】本発明の第3の実施例におけるインクジェッ
トヘッドの筐体の製造方法の第5工程を示す概略断面図
である。
トヘッドの筐体の製造方法の第5工程を示す概略断面図
である。
【図20】本発明の第4の実施例におけるインクジェッ
トヘッドの構成を概略的に示す主要断面図である。
トヘッドの構成を概略的に示す主要断面図である。
【図21】本発明の第4の実施例におけるインクジェッ
トヘッドの動作の第1工程を示す主要断面図である。
トヘッドの動作の第1工程を示す主要断面図である。
【図22】本発明の第4の実施例におけるインクジェッ
トヘッドの動作の第2工程を示す主要断面図である。
トヘッドの動作の第2工程を示す主要断面図である。
【図23】本発明の第4の実施例におけるインクジェッ
トヘッドの動作の第3工程を示す主要断面図である。
トヘッドの動作の第3工程を示す主要断面図である。
【図24】本発明の第5の実施例におけるインクジェッ
トヘッドの構成を概略的に示す主要断面図である。
トヘッドの構成を概略的に示す主要断面図である。
【図25】図24のY−Y線に沿う概略断面図である。
【図26】本発明の第6の実施例におけるインクジェッ
トヘッドの構成を概略的に示す主要断面図である。
トヘッドの構成を概略的に示す主要断面図である。
【図27】従来の圧電素子を用いたインクジェットヘッ
ドの構成を概略的に示す主要断面図である。
ドの構成を概略的に示す主要断面図である。
【図28】バブルジェット方式のインクジェットヘッド
の構成を概略的に示す分解斜視図である。
の構成を概略的に示す分解斜視図である。
【図29】バブルジェット方式のインク吐出原理を説明
するためのノズルの部分拡大断面図である。
するためのノズルの部分拡大断面図である。
1a1 、1a2 、1b、31a1 、31a2 、31b、
51a1 、51a2 、51b、101a1 、101
a2 、101b、201a、201b、231a、23
1b 座屈構造体 5、105、205 取付部材 7、57、207 筐体 11、61、111、211 ノズルプレート 11a、61a、111a、211a ノズルオリフィ
ス 13a、13b、43、63a、63b、113a、1
13b、213a、213b 電源 SW1、SW2、SW スイッチ 15、65、115、215 タイミング回路 107 基板 20、50、70、120、220、250 インクジ
ェットヘッド
51a1 、51a2 、51b、101a1 、101
a2 、101b、201a、201b、231a、23
1b 座屈構造体 5、105、205 取付部材 7、57、207 筐体 11、61、111、211 ノズルプレート 11a、61a、111a、211a ノズルオリフィ
ス 13a、13b、43、63a、63b、113a、1
13b、213a、213b 電源 SW1、SW2、SW スイッチ 15、65、115、215 タイミング回路 107 基板 20、50、70、120、220、250 インクジ
ェットヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 的場 宏次 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 平田 進 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 石井 ▲頼▼成 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内
Claims (8)
- 【請求項1】 内部に満たされたインク液に圧力を加
え、前記内部から外部へインク液を吐出させるインクジ
ェットヘッドであって、 ノズルオリフィスを有するノズルプレートと、 前記ノズルプレートとの間に前記ノズルオリフィスに連
通する空間を有するように前記ノズルプレートに取付け
られた基板と、 前記空間内に配置された複数個の座屈構造体とを備え、 前記座屈構造体の各々は、両端部とその両端部に挟まれ
る中央部とを有し、前記中央部が変位可能なように前記
両端部が前記基板に支持されており、さらに、 前記座屈構造体の内部に圧縮応力を与え、その圧縮応力
によって前記座屈構造体を座屈させ、前記中央部を変位
させることができる圧縮手段を備えた、インクジェット
ヘッド。 - 【請求項2】 前記ノズルプレートは複数個の前記ノズ
ルオリフィスを有し、 前記空間は、前記ノズルオリフィスの各1つに対応して
複数個設けられ、 複数個の前記空間は互いに区切られており、 前記空間の各1つごとに複数個の前記座屈構造体が配置
されている、請求項1に記載のインクジェットヘッド。 - 【請求項3】 複数個の前記座屈構造体には、互いに所
定の距離を隔てて分離された第1および第2の座屈構造
体が含まれており、 前記第1および第2の座屈構造体にそれぞれ異なるタイ
ミングで圧縮応力を与えるように制御するタイミング回
路をさらに備える、請求項1に記載のインクジェットヘ
ッド。 - 【請求項4】 複数個の前記座屈構造体には、長手方向
に延びる1つのプレート部材に形成された第1および第
2の座屈構造体が含まれており、前記第1の座屈構造体
の両端部は前記長手方向に沿って配置され、かつ前記第
2の座屈構造体の両端部は前記長手方向に沿って配置さ
れ、 前記第1の座屈構造体の中央部は、前記第2の座屈構造
体の中央部よりも前記ノズルオリフィスの近くに位置
し、 かつ前記第1の座屈構造体の前記長手方向の長さは前記
第2の座屈構造体の前記長手方向の長さよりも小さい、
請求項1に記載のインクジェットヘッド。 - 【請求項5】 複数個の前記座屈構造体は、前記座屈構
造体の一方端部から他方端部へ延びる長手方向に沿って
配置されている、請求項1に記載のインクジェットヘッ
ド。 - 【請求項6】 複数個の前記座屈構造体は、前記座屈構
造体の一方端部から他方端部へ延びる方向と交差する短
手方向に沿って配置されている、請求項1に記載のイン
クジェットヘッド。 - 【請求項7】 内部に満たされたインク液に圧力を加
え、前記内部から外部へインク液を吐出させるインクジ
ェットヘッドの使用方法であって、 前記インクジェットヘッドは、 ノズルオリフィスを有するノズルプレートと、 前記ノズルプレートとの間に前記ノズルオリフィスに連
通する空間を有するように前記ノズルプレートに取付け
られた基板と、 前記空間内に配置された複数個の座屈構造体とを備え、 前記座屈構造体の各々は、両端部とその両端部に挟まれ
る中央部とを有し、前記中央部が変位可能なように前記
両端部が前記基板に支持されており、さらに、 前記座屈構造体の内部に圧縮応力を与え、その圧縮応力
によって前記座屈構造体を座屈させ、前記中央部を変位
させることができる圧縮手段とを備え、 複数個の前記座屈構造体は、前記ノズルオリフィスの遠
くに位置する前記座屈構造体から近くに位置する前記座
屈構造体へと順次、座屈させられる、インクジェットヘ
ッドの使用方法。 - 【請求項8】 内部に満たされたインク液に圧力を加
え、前記内部から外部へインク液を吐出させるインクジ
ェットヘッドの製造方法であって、 主表面を有する基板を準備する工程と、 中央部が変位可能なように前記中央部を挟む前記両端部
が前記基板の主表面に支持されるように座屈構造体を複
数個形成する工程と、 ノズルオリフィスを有するノズルプレートを準備する工
程と、 前記ノズルプレートと前記基板の主表面との間に前記ノ
ズルオリフィスに連通する空間を有するように、かつ前
記空間内に複数個の前記座屈構造体が配置されるように
前記ノズルプレートを前記基板に接合する工程とを備え
た、インクジェットヘッドの製造方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6242955A JPH08108533A (ja) | 1994-10-06 | 1994-10-06 | インクジェットヘッド、その使用方法およびその製造方法 |
| US08/534,401 US5757401A (en) | 1994-10-06 | 1995-09-27 | Ink jet head, method of using thereof and method of manufacturing thereof |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6242955A JPH08108533A (ja) | 1994-10-06 | 1994-10-06 | インクジェットヘッド、その使用方法およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08108533A true JPH08108533A (ja) | 1996-04-30 |
Family
ID=17096718
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6242955A Withdrawn JPH08108533A (ja) | 1994-10-06 | 1994-10-06 | インクジェットヘッド、その使用方法およびその製造方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5757401A (ja) |
| JP (1) | JPH08108533A (ja) |
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1995
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
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