JPH08109931A - 軸受装置及びその製造方法 - Google Patents

軸受装置及びその製造方法

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JPH08109931A
JPH08109931A JP23070895A JP23070895A JPH08109931A JP H08109931 A JPH08109931 A JP H08109931A JP 23070895 A JP23070895 A JP 23070895A JP 23070895 A JP23070895 A JP 23070895A JP H08109931 A JPH08109931 A JP H08109931A
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広志 坂下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高速成形による生産性の向上を実現し得て、し
かも、安価且つ高精度に成形できるようにする。 【解決手段】金属性の板材を所定形状に打ち抜いた後、
打ち抜かれた板材の両端部12a,12cを同方向且つ
平行に折曲して断面略コ字状の軸受ホルダ本体12”を
形成し、両端部12a,12cに一対の円筒孔12e,
12eを同軸上に形成し、円筒孔12e,12eに回転
軸を回転可能に保持する焼結含油軸受15,15等の軸
受を固着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、VTR用キャプス
タンモータ等のブラシレスモータに使用される軸受ホル
ダ及び軸受からなる軸受装置及びその製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図10に示すように、回路制御素
子等が設けられる基板1に軸受ホルダ2が固定され、軸
受ホルダ2の鍔部2aにコイル3を巻回したステータコ
ア4が固定され、メタル軸受5,5を介して回転軸6が
軸受ホルダ2の筒部2bに回転可能に保持され、ステー
タコア4に対向するロータマグネットを有するロータ7
が回転軸6の一端6aに固定され、一端6aの先端に、
モータの駆動力をベルト連結にて他にも利用するための
プーリ8が固定されたブラシレスモータMが知られてい
る(例えば、実開平3−69319号公報参照)。
【0003】軸受ホルダ2の鍔部2aには、図11に示
すように、複数のねじ孔2c,2c…が形成されてい
る。このねじ孔2c,2cは、ステータコア4をネジ9
により軸受ホルダ2に固定したり、ブラシレスモータM
自体をテープレコーダ等のフレームに固定するためのも
のである。また、軸受ホルダ2の筒部2bには、テープ
を駆動するためのピンチローラR等の負荷手段を外部か
ら臨ませて回転軸6に側圧負荷をかけるための窓2dが
形成されている。そして、このような軸受ホルダ2は、
樹脂や亜鉛ダイキャスト等の金型成形によって一体に成
形されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
樹脂や亜鉛ダイキャスト等の金型成形によって軸受ホル
ダ2を成形する場合、その成形時間等の製作工程に時間
を要し、しかも、多数個取り等の必要が生じるために金
型が複雑化してしまうため、製作コストが高騰するばか
りでなく、多数個取りによる金型のメンテナンスが煩雑
なことと相俟って生産効率の悪いものとなっている。ま
た、軸受ホルダ2の取付精度に関して高精度が要求され
る場合には、後工程によるレース加工(切削加工)が必
要となり、さらなるコストアップや生産効率の悪化とな
っている。
【0005】本発明は、上記実状に鑑み、軸受ホルダの
生産性の向上を実現することにより、安価且つ高精度に
製作することができる軸受装置及びその製造方法を提供
することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、請求項1記載の軸受装置の製造方法では、一枚の平
板である金属性の板材を所定形状に打ち抜いた後、板材
の両端部を同方向且つ平行に折曲して断面略コ字状の軸
受ホルダ本体を形成し、両端部に一対の円筒孔を同軸上
に形成し、該各円筒孔に回転軸を回転可能に保持する軸
受を固着している。また、請求項2記載の発明では、請
求項1記載の軸受装置の製造方法において、軸受を焼結
含油軸受又はボールベアリングとしている。さらに、請
求項3記載の発明では、請求項1記載の軸受装置の製造
方法において、軸受ホルダ本体の両端部を連結する支柱
部を、回転軸の軸線と交差する方向に対し円弧形状に形
成している。また、請求項4記載の発明では、請求項1
記載の軸受装置の製造方法において、一対の円筒孔を、
両端部の対向する面に密着するように両端部間に挿入さ
れたダイに支持された状態で同時に打ち抜いている。加
えて、請求項5記載の発明では、請求項1記載の軸受装
置の製造方法において、一対の円筒孔を、一本のパンチ
により打ち抜いている。さらに、請求項6記載の発明で
は、請求項1記載の軸受装置の製造方法において、両端
部の少なくとも何れか一方に円筒孔を有する円筒部を設
け、この円筒部は回転軸の軸線方向に沿って形成され、
かつ円筒孔と同軸上にバーリング加工により形成してい
る。
【0007】請求項7記載の発明では、軸受ホルダを形
成する軸受ホルダ形成工程と、軸受ホルダの円筒孔に回
転軸を回転可能に保持する軸受を固着する工程とを有す
る軸受装置の製造方法において、軸受ホルダ形成工程
を、一枚の平板の金属板から、軸受ホルダの取付部とな
ると共に一方側の軸受を支持する支持部となる基部と、
他方側の軸受けを支持するための軸受支持部と、基部と
軸受支持部との間を連結する支柱部とを有する軸受ホル
ダ本体用素材を打ち抜く工程と、基部と軸受支持部とを
支柱部に対して同方向且つ平行に折曲する工程と、基部
と軸受支持部とのそれぞれに、同軸上となるように軸受
保持用の円筒孔を形成する工程とを有する。
【0008】また、請求項8記載の発明では、請求項7
記載の軸受装置の製造方法において、軸受ホルダ本体用
素材を打ち抜く工程において、基部に軸受ホルダが取り
付けられる基板への取り付け用孔を同時に形成すると共
に、基部と軸受支持部とを折曲する工程において、基部
と軸受支持部とを支柱部に対して直角に折り曲げてい
る。さらに、請求項9記載の発明では、請求項8記載の
軸受装置の製造方法において、軸受用ホルダ本体用素材
を打ち抜く工程は、一枚の金属から、連結部により互い
に連結された複数の軸受ホルダ本体用素材を原板として
形成する工程とし、折曲する工程及び円筒孔を形成する
工程の後に連結部を切断する工程を有している。加えて
請求項10記載の発明では、請求項8記載の軸受装置の
製造方法において、支柱部は回転軸の軸方向に延びる補
強形状を有している。また、請求項11記載の発明は、
請求項10記載の軸受装置の製造方法において、支柱部
の補強形状を、回転軸の軸方向と直交する断面において
曲面形状となるようにしている。また、請求項12記載
の発明は、請求項8記載の軸受装置の製造方法におい
て、円筒孔を、バーリング加工により形成された回転軸
の軸方向に突出する円筒部に形成している。
【0009】請求項13記載の軸受装置では、同方向且
つ平行に折曲された両端部と、この両端部に同軸上に対
向形成された一対の円筒孔を有する断面略コ字状の金属
性の板材からなる軸受ホルダと、円筒孔に固着され回転
軸を回転可能に保持する軸受とを備えている。
【0010】請求項14記載の軸受装置では、軸受ホル
ダの取付部となると共に一方向の軸受を支持する支持部
となる基部と、他方側の軸受を支持するための軸受支持
部と、基部と軸受支持部との間を連結する支柱部とを有
し、且つ、基部と軸受支持部とは同軸上に一対の円筒孔
を有し、基部と軸受支持部とが一枚の金属板を支柱部か
ら平行に折り曲げて形成された軸受ホルダと、円筒孔に
固着され、回転軸を回転可能に保持する軸受とを有して
いる。
【0011】さらに、請求項15記載の発明は、請求項
14記載の軸受装置において、軸受をフランジ付の軸受
としている。加えて、請求項16記載の発明は、請求項
14記載の軸受装置において、円筒孔は、バーリング加
工等により形成された回転軸の軸方向に突出する円筒部
に形成されている。さらに、請求項17記載の発明は、
請求項14記載の軸受装置において、軸受は焼結含油軸
受又はボールベアリングとしている。
【0012】本発明において、軸受ホルダ12は、所定
の肉厚を有する鉄系、銅系、アルミニウム系の金属のい
ずれかの材料からなる一枚の平板である金属性の板材
(図示せず)からプレス加工機により打抜かれ、図2
(A)に示すように、所定形状の軸受ホルダ本体用素材
となる板材12’が形成される。この際、基部12aに
該当する一方の端部には、複数の取付孔12b,12b
が同時に打ち抜き形成される。
【0013】次に、プレス加工機により、図3に示すよ
うに、板材12’の両端部を同方向且つ平行に折曲させ
て、基部12aと軸受支持部12cと上記基部12aと
軸受支持部12cとの間の支柱部12dとからなる断面
略コ字状の軸受ホルダ12の原形である軸受ホルダ本体
12”が形成される。なお、好ましくは、両端部を支柱
部に対して直交方向に折り曲げるのが良い。
【0014】さらに、図4に示すように、パンチ19b
により基部12aと軸受支持部12cの略中央が同時に
打ち抜かれることにより、図5に示すように、一対の円
筒孔12e,12eが同軸上に形成され軸受ホルダ12
が完成する。そして、円筒孔12e,12eには各々軸
受となる焼結含油軸受15,15が圧入により固着され
軸受装置が完成する。
【0015】ところで、軸受ホルダ12は、図2(B)
に示すように、所定の肉厚を有する金属板を打抜き、一
旦、複数の所定形状の軸受ホルダ本体用素材となる板材
12’,12’・・・を有するように構成してもよい。
【0016】なお、軸受ホルダ本体12”は、図6に示
すように、支柱部12dを円弧状に形成して剛性を確保
することもできる。このように支柱部12dの剛性を高
めるためには、上記のように純粋の円弧形状のみでな
く、軸方向に延びる断面が略コ字状となるように曲げ加
工を施した曲げ補強部や補強リブを設けることも有効で
ある。また、図7および図8に示すように、バーリング
加工等により円筒部12fを円筒孔12eと同軸上で且
つ同一径に形成してもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の軸受装置及びその
製造方法の実施の形態をブラシレスモータに適用した場
合を例にして図1から図9に基づいて説明する。
【0018】図1において、VTR用キャプスタンモー
タ等に使用されるブラシレスモータ10は、このモータ
10の回路素子制御等が配置された基板11と、この基
板11に固定された軸受ホルダ12と、この軸受ホルダ
12の基部12aに固定されたステータコア13と、こ
のステータコア13に巻回されたコイル14と、焼結含
油軸受15,15を介して軸受ホルダ12に回転可能に
保持された回転軸16と、ステータコア13に対向する
ように回転軸16の一端16aに固定されたロータ17
と、一端16aの先端に固定されたプーリ18とを備え
ている。なお、上記焼結含油軸受15,15の代わり
に、ボールベアリング等の他の軸受を用いてもよい。
【0019】軸受ホルダ12は、所定の肉厚を有する鉄
系、銅系、アルミニウム系の金属のいずれかの材料から
なる一枚の平板である金属性の板材(図示せず)からプ
レス加工機により打抜かれ、図2(A)に示すように、
所定形状の軸受ホルダ本体用素材となる板材12’が形
成される。この際、基部12aに該当する一方の端部に
は、複数の取付孔12b,12bが同時に打ち抜き形成
される。この取付孔12b,12bは、ステータコア1
3をネジ20により軸受ホルダ12に固定したり、ブラ
シレスモータ10自体を図示しないテープレコーダのフ
レームに固定するためのものである。
【0020】次に、プレス加工機により、図3に示すよ
うに、板材12’の両端部を中央部に対して直交する方
向で同方向且つ平行に折曲させて、基部12aと軸受支
持部12cと上記基部12aと軸受支持部12cとの間
の支柱部12dとからなる断面略コ字状の軸受ホルダの
原形である軸受ホルダ本体12”が形成される。
【0021】さらに、図4に示すように、平行に折曲さ
れた基部12aと軸受支持部12cの対向する内面に密
着するように、プレス加工機の中間型のダイ19aが挿
入され、ダイ19aとプレス加工機の上型のダイ(図示
省略)と下型のダイ19cとにより、軸受ホルダ本体1
2”の基部12aと軸受支持部12cとが支持された状
態で上型のダイに設けられたパンチ19bが下降し、こ
のパンチ19bにより基部12aと軸受支持部12cの
略中央が同時に打ち抜かれることにより、図5に示すよ
うに、一対の円筒孔12e,12eが同軸上に形成さ
れ、軸受ホルダ12が完成する。そして、円筒孔12
e,12eに各焼結含油軸受15,15が圧入により固
着され、軸受装置が完成する。なお、軸受ホルダ本体1
2”は、パンチ19bにより基部12aと軸受支持部1
2cの略中央を打抜いて一対の円筒孔12e,12eを
同軸上に形成する際には、載置基台となる下型のダイ1
9cに載置される。
【0022】ところで、軸受ホルダ12は、図2(B)
に示すように、所定の肉厚を有する金属板を打抜き、一
旦、複数の所定形状の軸受ホルダ本体用素材となる板材
12’,12’・・・を有するように構成してもよい。
この場合、上記金属板は、フープ材を用いてもよいし、
一枚の長尺状の板材を用いてもよい。上記のようにして
得られた複数の所定形状の板材12’,12’・・・
は、その後、プレス加工機により、基部12a、軸受支
持部12c、支柱部12dを有するように断面略コ字状
に折曲し、一対の円筒孔12e,12eを同軸上に形成
した後、連結部12gを切断して、断面略コ字状の軸受
ホルダの原型である軸受ホルダ12”を形成してもよ
い。
【0023】なお、軸受ホルダ本体12”は、図6に示
すように、支柱部12dを円弧状に形成して剛性を確保
することもできる。このように支柱部12dの剛性を高
めるためには、上記のように純粋の円弧形状のみでな
く、軸方向に延びる断面が略コ字状となるように曲げ加
工を施した曲げ補強部や補強リブを設けることも有効で
ある。
【0024】また、上記軸受ホルダ本体12”は、パン
チ19bにより基部12aと軸受支持部12cの略中央
を打抜いて一対の円筒孔12e,12eを同軸上に形成
する際に、図7および図8(A)に示すように、バーリ
ング加工により円筒部12fを円筒孔12eと同軸上で
且つ同一径に形成してもよく、このようにバーリング加
工により円筒部12fを形成しておけば、焼結含油軸受
15,15等の軸受の保持面積並びに圧入強度を大きく
確保することが可能である。
【0025】ところで、このバーリング加工による円筒
部12fの形成は、基部12aに軸受支持部12c側に
向けて突出したものに限定されるものではなく、図8
(B)に示すように、軸受支持部12cに基部12a側
に向けて突出したもの、図8(C)に示すように、基部
12aと軸受支持部12cの両方に突出形成したもの
等、その突出方向等は特に限定されるものではない。こ
れらの基部12aと軸受支持部12cとの両方を突出形
成する場合において、図4に示すパンチ19bは、図示
上下で別々に接近方向に駆動して同時に基部12aと軸
受支持部12cとに円筒孔12e,12eを形成しても
芯出精度は確保される。なお、図6から図8において前
述の実施の形態と同一の構成には同一の符号を付してそ
の説明を省略している。
【0026】上記の構成において、軸受ホルダ12は、
金属からなる板材を所定形状に打抜いた後、プレスによ
り打ち抜かれた板材12’の両端部を同方向且つ平行に
折曲して断面略コ字状の軸受ホルダ本体12”を形成
し、パンチにより両端部に一対の円筒孔12e,12e
を同軸上に形成し、この各円筒孔12e,12eに焼結
含油軸受15,15を固着する(図5参照)ことにより
形成される。
【0027】なお、軸受ホルダ12の円筒孔12eに円
筒部12fを形成しない場合は、図9に示すように、焼
結含油軸受としてフランジ付の軸受25を用い、軸受外
周の小径部25aを上記円筒孔12eに圧入固着すると
共に、軸受外周の大径部であるフランジ部25bを軸受
支持部12cまたは基部12aに圧着させるように設け
れば、軸受が傾いて取り付けられることを防ぎ、軸受の
取付けをより安定させることができる。
【0028】この状態から、図1に示すように、基板1
1にネジ20を介して軸受ホルダ12が固定され、軸受
ホルダ12の基部12aにコイル14を巻回したステー
タコア13が固定され、軸受ホルダ12に回転可能に回
転軸16が保持され、ステータコア13に対向するよう
に回転軸16の一端16aにロータ17が固定され、一
端16aの先端にプーリ18が固定される。
【0029】そして、組付けられたブラシレスモータ1
0は、コイル14に流れる電流とロータ17のマグネッ
ト17aの磁力とによりロータ17が回転軸16と一体
に回転し、この回転軸16の回転によりプーリ18が回
転すると共に回転軸16には、ピンチローラR等の負荷
手段により側圧負荷がかけられテープが駆動される。
【0030】このように、本実施の形態で示した軸受ホ
ルダ12は、プレス加工により形成されるため、加工時
間を短縮することが可能となり、しかも、ダイキャスト
等の金型成型による多数個取り等の必要性もなく、金型
投資が少なくて済み、しかも、金型成型によって制作し
た場合に必要とされるレース加工等の後加工も不要とな
るため、全般的なコストダウンを実現することができ
る。また、円筒孔12e,12eを同時に同軸上に形成
することができるので、芯出し精度が良く、軸ロス減少
等のモータ特性を向上させることができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1および7
記載の軸受装置の製造方法にあっては、高速加工が可能
なプレス成形により軸受ホルダが高精度に成形され得、
軸受装置を高精度且つ効率よく製造できる。
【0032】また、請求項2記載の発明では、軸受を焼
結含油軸受またはボールベアリングとしているので、長
寿命の軸受装置を製造できる。さらに、請求項3記載の
発明では、支柱部の剛性が高くなり、精度が良くかつ長
寿命の軸受装置を製造できる。加えて、請求項4記載の
発明では、一対の円筒孔が同時に形成されるので、生産
効率の良い製造方法となる。また、請求項5記載の発明
では、円筒孔の形成を一本のパンチにより行っているの
で、一対の円筒孔の同軸度を出すことが容易となる。さ
らに、請求項6記載の発明では、円筒孔がバーリング加
工により形成されるので、生産効率を保ったまま軸受の
保持面積および圧入強度を大きくでき、一層精度が良く
長寿命の軸受装置を製造することができる。
【0033】請求項8記載の軸受装置の製造方法は、基
板へ軸受ホルダを取り付けるための取付孔を打ち抜き工
程で形成し、また、基部と軸受支持部とが支柱部に対し
直角に折り曲げられるので、生産効率は一層アップする
と共に、精度の良い軸受装置を製造できる。さらに、請
求項9記載の発明では、折曲する工程と円筒孔を形成す
る工程の後に、各軸受ホルダ本体の連結部を切断してい
るので、一層生産効率を上げることが可能となる。また
請求項10記載の発明では、支柱部の剛性が高くなり、
長寿命の軸受装置を製造できる。加えて、請求項11記
載の発明は、支柱部に対し側方から力が加わっても、曲
がったり折れたりすることがない軸受装置を製造でき
る。さらに、請求項12記載の発明では、円筒孔はバー
リング加工により製造される円筒部内に形成されるの
で、生産効率を保ったまま、軸受の保持面積および圧入
強度を大きくでき、一層精度が良く長寿命の軸受装置を
製造することができる。
【0034】請求項13および14記載の軸受装置の軸
受ホルダは、金属性の板材からなるため、プレス加工等
の高速かつ高精度の加工の採用が可能となり、生産効率
が良く高精度の軸受装置とすることができる。
【0035】さらに、請求項15記載の発明は、軸受が
フランジ付の軸受であるため軸受が傾いて取り付けられ
ることがなくなり、軸受の取付を安定させることができ
る。このため、高精度かつ長寿命の軸受装置となる。加
えて、請求項16記載の発明は、円筒部がバーリング加
工等により形成されるため、軸受の保持面積および圧入
強度を大きくでき、一層精度が良く長寿命の軸受装置と
なる。さらに、請求項17記載の発明では、軸受を焼結
含油軸受またはボールベアリングとしているので長寿命
の軸受装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の軸受装置を採用したブラシレスモータ
の縦断面図である。
【図2】本発明の軸受装置を製造する過程を説明するた
めの図で、(A)は打ち抜きされたひとつの板材の斜視
図、(B)は打ち抜きされた複数の板材の斜視図であ
る。
【図3】本発明の軸受装置を製造する過程を説明するた
めの図で、板材の両端部を同方向且つ平行に折曲した軸
受ホルダ本体の斜視図である。
【図4】本発明の軸受装置を製造する過程の一部であ
る、両端部(基部および軸受支持部)に円筒孔を形成す
る方法を説明するための図である。
【図5】完成された軸受ホルダと、その軸受ホルダに固
着される軸受の斜視図である。
【図6】本発明の軸受装置に使用される軸受ホルダの第
2の実施の形態を示す図であり、その軸受ホルダの斜視
図である。
【図7】本発明の軸受装置に使用される軸受ホルダの第
3の実施の形態を示す図であり、その軸受ホルダの斜視
図である。
【図8】本発明の軸受装置に使用される軸受ホルダの第
3の実施の形態およびその変形例を示す図で、(A)は
第3の実施の形態の軸受ホルダの側面断面図、(B)は
その第1の変形例の側面断面図、(C)はその第2の変
形例の側面断面図である。
【図9】フランジ付の軸受を用いた例を示す本発明の軸
受装置の要部側面断面図である。
【図10】従来の軸受装置を採用したブラシレスモータ
の縦断面図である。
【図11】従来の軸受装置の斜視図である。
【符号の説明】
12 軸受ホルダ 12a 基部(両端部の一方) 12c 軸受支持部(両端部の他方) 12d 支柱部 12e 円筒孔 15 焼結含油軸受(軸受)

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一枚の平板である金属性の板材を所定形状
    に打ち抜いた後、上記板材の両端部を同方向且つ平行に
    折曲して断面略コ字状の軸受ホルダ本体を形成し、前記
    両端部に一対の円筒孔を同軸上に形成し、該各円筒孔に
    回転軸を回転可能に保持する軸受を固着することを特徴
    とする軸受装置の製造方法。
  2. 【請求項2】前記軸受は焼結含油軸受又はボールベアリ
    ングであることを特徴とする請求項1記載の軸受装置の
    製造方法。
  3. 【請求項3】前記軸受ホルダ本体の前記両端部を連結す
    る支柱部を、前記回転軸の軸線と交差する方向に対し円
    弧形状に形成することを特徴とする請求項1記載の軸受
    装置の製造方法。
  4. 【請求項4】前記一対の円筒孔は、前記両端部の対向す
    る面に密着するように前記両端部間に挿入されたダイに
    支持された状態で同時に打ち抜かれることを特徴とする
    請求項1記載の軸受装置の製造方法。
  5. 【請求項5】前記一対の円筒孔は、一本のパンチにより
    打ち抜かれることを特徴とする請求項4記載の軸受装置
    の製造方法。
  6. 【請求項6】前記両端部の少なくとも何れか一方に前記
    円筒孔を有する円筒部を設け、この円筒部は前記回転軸
    の軸線方向に沿って形成され、かつ前記円筒孔と同軸上
    にバーリング加工により形成されることを特徴とする請
    求項1記載の軸受装置の製造方法。
  7. 【請求項7】軸受ホルダを形成する軸受ホルダ形成工程
    と、上記軸受ホルダの同筒孔に回転軸を回転可能に保持
    する軸受を固着する工程とを有する軸受装置の製造方法
    において、上記軸受ホルダ形成工程は、一枚の平板の金
    属板から、軸受ホルダの取付部となると共に一方側の軸
    受を支持する支持部となる基部と、他方側の軸受を支持
    するための軸受支持部と、上記基部と上記軸受支持部と
    の間を連結する支柱部とを有する軸受ホルダ本体用素材
    を打ち抜く工程と、上記基部と上記軸受支持部とを上記
    支柱部に対して同方向且つ平行に折曲する工程と、上記
    基部と上記軸受支持部とのそれぞれに、同軸上となるよ
    うに軸受保持用の上記円筒孔を形成する工程とを含むこ
    とを特徴とする軸受装置の製造方法。
  8. 【請求項8】前記軸受ホルダ本体用素材を打ち抜く工程
    において、前記基部に、軸受ホルダが取り付けられる基
    板への取付孔を同時に形成すると共に、前記基部と前記
    軸受支持部とを折曲する工程において、上記基部と上記
    軸受支持部とは上記支柱部に対して直角に折り曲げられ
    ることを特徴とする請求項7記載の軸受装置の製造方
    法。
  9. 【請求項9】前記軸受用ホルダ本体用素材を打ち抜く工
    程は、前記一枚の金属から、連結部により互いに連結さ
    れた複数の軸受ホルダ本体用素材を原板として形成する
    工程とし、前記折曲する工程及び前記円筒孔を形成する
    工程の後に上記連結部を切断する工程を有することを特
    徴とする請求項8記載の軸受装置の製造方法。
  10. 【請求項10】前記支柱部は前記回転軸の軸方向に延び
    る補強形状を有することを特徴とする請求項8記載の軸
    受装置の製造方法。
  11. 【請求項11】前記支柱部の補強形状は、前記回転軸の
    軸方向と直交する断面において曲面形状を有することを
    特徴とする請求項10記載の軸受装置の製造方法。
  12. 【請求項12】前記円筒孔は、バーリング加工により形
    成された前記回転軸の軸方向に突出する円筒部に形成さ
    れてなることを特徴とする請求項8記載の軸受装置の製
    造方法。
  13. 【請求項13】同方向且つ平行に折曲された両端部と、
    この両端部に同軸上に対向形成された一対の円筒孔を有
    する断面略コ字状の金属性の板材からなる軸受ホルダ
    と、上記円筒孔に固着され回転軸を回転可能に保持する
    軸受とを備えていることを特徴とする軸受装置。
  14. 【請求項14】軸受ホルダの取付部となると共に一方側
    の軸受を支持する支持部となる基部と、他方側の軸受を
    支持するための軸受支持部と、上記基部と上記軸受支持
    部との間を連結する支柱部とを有し、且つ、上記基部と
    上記軸受支持部とは同軸上に一対の円筒孔を有し、上記
    基部と上記軸受支持部とが一枚の金属板を上記支柱部か
    ら平行に折り曲げて形成された軸受ホルダと、上記円筒
    孔に固着され回転軸を回転可能に保持する軸受とを有し
    てなる軸受装置。
  15. 【請求項15】前記軸受はフランジ付の軸受であること
    を特徴とする請求項14記載の軸受装置。
  16. 【請求項16】前記円筒孔は、バーリング加工等により
    形成された前記回転軸の軸方向に突出する円筒部に形成
    されてなることを特徴とする請求項14記載の軸受装
    置。
  17. 【請求項17】前記軸受は焼結含油軸受又はボールベア
    リングであることを特徴とする請求項14記載の軸受装
    置。
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CN103362961A (zh) * 2013-07-22 2013-10-23 无锡市张泾宇钢机械厂 轴承固定支座

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