JPH0811006A - ダイヤモンド切削バイトを用いた加工方法 - Google Patents
ダイヤモンド切削バイトを用いた加工方法Info
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- JPH0811006A JPH0811006A JP15892195A JP15892195A JPH0811006A JP H0811006 A JPH0811006 A JP H0811006A JP 15892195 A JP15892195 A JP 15892195A JP 15892195 A JP15892195 A JP 15892195A JP H0811006 A JPH0811006 A JP H0811006A
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- cutting tool
- diamond
- diamond cutting
- cutting
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- Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】新しい研磨されたダイヤモンド切削バイトで被
切削物を切削加工する前に“慣らし切削”を必要とせ
ず、使用開始時から被切削物を高品質の切削加工面に加
工することができるダイヤモンド切削バイトを用いた加
工方法を提供する。 【構成】すくい面1,前逃げ面2,横逃げ面6を設ける
ことによって刃先を形成するダイヤモンド切削バイトの
すくい面1と前逃げ面2との交線である前切刃稜a1
に、ダイヤモンド切削バイト固有の摩耗角に応じ幅0.
2〜0.8μmの面取りをあらかじめ設けたダイヤモン
ド切削バイトを用いて被切削物を鏡面切削する。
切削物を切削加工する前に“慣らし切削”を必要とせ
ず、使用開始時から被切削物を高品質の切削加工面に加
工することができるダイヤモンド切削バイトを用いた加
工方法を提供する。 【構成】すくい面1,前逃げ面2,横逃げ面6を設ける
ことによって刃先を形成するダイヤモンド切削バイトの
すくい面1と前逃げ面2との交線である前切刃稜a1
に、ダイヤモンド切削バイト固有の摩耗角に応じ幅0.
2〜0.8μmの面取りをあらかじめ設けたダイヤモン
ド切削バイトを用いて被切削物を鏡面切削する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイヤモンド切削バイ
トを用いた加工方法、特にアルミニウム(以下Alとい
う),銅(以下Cuという)などの非鉄金属材料、ある
いはプラスチックなどの非金属材料で作られているディ
スクなどの被切削物を、高精度に切削加工ためのダイヤ
モンド切削バイトを用いた加工方法に関するものであ
る。
トを用いた加工方法、特にアルミニウム(以下Alとい
う),銅(以下Cuという)などの非鉄金属材料、ある
いはプラスチックなどの非金属材料で作られているディ
スクなどの被切削物を、高精度に切削加工ためのダイヤ
モンド切削バイトを用いた加工方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、Al,Cuのような非鉄金属材
料、あるいはプラスチックなどの非金属材料等被切削物
の高精度切削加工には、ダイヤモンド切削バイトを用い
ることにより、表面粗さの良い、いわゆる鏡面仕上り状
態の切削加工面が比較的容易に得られることは周知の通
りである。その理由は、ダイヤモンド切削バイトが高硬
度であること、したがってダイヤモンド切削バイトが持
つ切刃稜を研磨して極めて鋭利にすることができ、結果
として被切削物には、この鋭い切刃稜が転写されて表面
粗さの良い切削加工面ができるからである。
料、あるいはプラスチックなどの非金属材料等被切削物
の高精度切削加工には、ダイヤモンド切削バイトを用い
ることにより、表面粗さの良い、いわゆる鏡面仕上り状
態の切削加工面が比較的容易に得られることは周知の通
りである。その理由は、ダイヤモンド切削バイトが高硬
度であること、したがってダイヤモンド切削バイトが持
つ切刃稜を研磨して極めて鋭利にすることができ、結果
として被切削物には、この鋭い切刃稜が転写されて表面
粗さの良い切削加工面ができるからである。
【0003】しかしながら、現実には、ダイヤモンド切
削バイトの新しい研磨された鋭利な刃先により切削を行
った切削加工面は、被切削物内部のインクルージョンの
脱落によるひきずり痕、あるいは被切削材料自身のむし
れにより、良好な切削加工面でないことが多い。したが
って切削加工を行なっている現場では、切削加工面の不
良発生を防止するために、新しいダイヤモンド切削バイ
トは、切削加工に使用する前に、あらかじめダミーの被
切削材料を切削して、ダイヤモンド切削バイトの切刃稜
をある程度摩耗させる“慣らし切削”が行なわれてい
る。
削バイトの新しい研磨された鋭利な刃先により切削を行
った切削加工面は、被切削物内部のインクルージョンの
脱落によるひきずり痕、あるいは被切削材料自身のむし
れにより、良好な切削加工面でないことが多い。したが
って切削加工を行なっている現場では、切削加工面の不
良発生を防止するために、新しいダイヤモンド切削バイ
トは、切削加工に使用する前に、あらかじめダミーの被
切削材料を切削して、ダイヤモンド切削バイトの切刃稜
をある程度摩耗させる“慣らし切削”が行なわれてい
る。
【0004】これは、つぎのような根拠によるものであ
る。すなわち、ダイヤモンド切削バイトによる加工で鏡
面に近い良好な切削加工面が得られるのは、まず横逃げ
面で切削を行い、そのむしれが発生した跡を前逃げ面で
非常に厚さの薄い切屑を排出しながら切削して行くとい
う加工メカニズムが考えられるからである。このため、
ダイヤモンド切削バイトの長寿命化を図った先行技術が
記載されている特公昭58−37082号公報には、ダ
イヤモンド切削バイトの刃先の一部を形成する前逃げ面
の結晶方位を、(110)面と(100)面との間にす
るように規定するとともに、刃先がいつまでも切れ味を
良く保つための条件として、バニシング効果をほどよく
作用させるため、前逃げ面を適度に摩耗させることが必
須であると説明されている。しかし、この適度に摩耗と
いう摩耗量の適正値に関しては言及されておらず、ま
た、切刃稜をいかに加工し、精度をいかにするかについ
ては記載されていない。
る。すなわち、ダイヤモンド切削バイトによる加工で鏡
面に近い良好な切削加工面が得られるのは、まず横逃げ
面で切削を行い、そのむしれが発生した跡を前逃げ面で
非常に厚さの薄い切屑を排出しながら切削して行くとい
う加工メカニズムが考えられるからである。このため、
ダイヤモンド切削バイトの長寿命化を図った先行技術が
記載されている特公昭58−37082号公報には、ダ
イヤモンド切削バイトの刃先の一部を形成する前逃げ面
の結晶方位を、(110)面と(100)面との間にす
るように規定するとともに、刃先がいつまでも切れ味を
良く保つための条件として、バニシング効果をほどよく
作用させるため、前逃げ面を適度に摩耗させることが必
須であると説明されている。しかし、この適度に摩耗と
いう摩耗量の適正値に関しては言及されておらず、ま
た、切刃稜をいかに加工し、精度をいかにするかについ
ては記載されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
技術では、新しい研磨されたダイヤモンド切削バイトで
被切削物を切削加工する前には、依然として“慣らし切
削”が必要であり、この“慣らし切削”もただ“慣らし
切削”を行うことであり、ダイヤモンド切削バイトの切
刃稜の摩耗角、摩耗量の適正値に関しては配慮も無く、
ダミー切削に工数を要するのみならず、良好な切削加工
面が得にくいといった問題点があった。本発明は、上記
した従来技術の問題点を改善して、新しい研磨されたダ
イヤモンド切削バイトで被切削物を切削加工する前に
“慣らし切削”を必要とせず、使用開始時から被切削物
を高品質の切削加工面に加工することができるダイヤモ
ンド切削バイトを用いた加工方法を提供することを目的
とするものである。
技術では、新しい研磨されたダイヤモンド切削バイトで
被切削物を切削加工する前には、依然として“慣らし切
削”が必要であり、この“慣らし切削”もただ“慣らし
切削”を行うことであり、ダイヤモンド切削バイトの切
刃稜の摩耗角、摩耗量の適正値に関しては配慮も無く、
ダミー切削に工数を要するのみならず、良好な切削加工
面が得にくいといった問題点があった。本発明は、上記
した従来技術の問題点を改善して、新しい研磨されたダ
イヤモンド切削バイトで被切削物を切削加工する前に
“慣らし切削”を必要とせず、使用開始時から被切削物
を高品質の切削加工面に加工することができるダイヤモ
ンド切削バイトを用いた加工方法を提供することを目的
とするものである。
【0006】
【問題点を解決するための手段】前記目的を達成するた
めの、本発明のダイヤモンド切削バイトを用いた加工方
法は、すくい面,前逃げ面,横逃げ面を設けることによ
って刃先を形成するダイヤモンド切削バイトの前記すく
い面と前記前逃げ面との交線である前切刃稜に、前記ダ
イヤモンド切削バイト固有の摩耗角に応じ幅0.2〜
0.8μmの面取りをあらかじめ設けた前記ダイヤモン
ド切削バイトを用いて被切削物を鏡面切削するものであ
る。
めの、本発明のダイヤモンド切削バイトを用いた加工方
法は、すくい面,前逃げ面,横逃げ面を設けることによ
って刃先を形成するダイヤモンド切削バイトの前記すく
い面と前記前逃げ面との交線である前切刃稜に、前記ダ
イヤモンド切削バイト固有の摩耗角に応じ幅0.2〜
0.8μmの面取りをあらかじめ設けた前記ダイヤモン
ド切削バイトを用いて被切削物を鏡面切削するものであ
る。
【0007】
【作用】本発明のダイヤモンド切削バイトを用いた加工
方法は、すくい面と前逃げ面との交線である前切刃稜
に、ダイヤモンド切削バイト固有の摩耗角に応じ幅0.
2〜0.8μmの面取りをあらかじめ設けたダイヤモン
ド切削バイトを用いて被切削物を鏡面切削するので、切
削加工において、ダイヤモンド切削バイトの“慣らし切
削”が不要であり、摩耗が進行しても前切刃稜摩耗部の
体積が安定し、その結果としてダイヤモンド切削バイト
の使用開始時から切削面粗さがほぼ一定になり、高品質
の切削加工面が得られる。
方法は、すくい面と前逃げ面との交線である前切刃稜
に、ダイヤモンド切削バイト固有の摩耗角に応じ幅0.
2〜0.8μmの面取りをあらかじめ設けたダイヤモン
ド切削バイトを用いて被切削物を鏡面切削するので、切
削加工において、ダイヤモンド切削バイトの“慣らし切
削”が不要であり、摩耗が進行しても前切刃稜摩耗部の
体積が安定し、その結果としてダイヤモンド切削バイト
の使用開始時から切削面粗さがほぼ一定になり、高品質
の切削加工面が得られる。
【0008】
【実施例】実施例の説明に入るまえに、本発明に係る基
本的事項を、図面を用いて説明する。図3〜図6は本発
明に係る基本的事項の説明図で、図3は、ダイヤモンド
切削バイトの刃先の摩耗状態を示す要部斜視図、図4
は、図3に係る刃先の側面図、図5は、図4における前
切刃稜摩耗部を模型的に示す拡大斜視図、図6は、前切
刃稜摩耗部の体積と切削面粗さとの関係を示す特性線図
である。一般に、Al,Cuなどの軟質非鉄金属をダイ
ヤモンド切削バイトを使用して鏡面切削すると、切削量
の増加とともに、図3に示すように、すくい面1と前逃
げ面2との交線である前切刃稜aに前切刃摩耗面4が、
また、すくい面1と横逃げ面6との交線である横切刃稜
bに横切刃摩耗面5が形成される。そして前記2つの摩
耗面のうち、前切刃摩耗面4の長さcは、被切削物1回
転あたりのダイヤモンド切削バイト送り量とほぼ等し
い。
本的事項を、図面を用いて説明する。図3〜図6は本発
明に係る基本的事項の説明図で、図3は、ダイヤモンド
切削バイトの刃先の摩耗状態を示す要部斜視図、図4
は、図3に係る刃先の側面図、図5は、図4における前
切刃稜摩耗部を模型的に示す拡大斜視図、図6は、前切
刃稜摩耗部の体積と切削面粗さとの関係を示す特性線図
である。一般に、Al,Cuなどの軟質非鉄金属をダイ
ヤモンド切削バイトを使用して鏡面切削すると、切削量
の増加とともに、図3に示すように、すくい面1と前逃
げ面2との交線である前切刃稜aに前切刃摩耗面4が、
また、すくい面1と横逃げ面6との交線である横切刃稜
bに横切刃摩耗面5が形成される。そして前記2つの摩
耗面のうち、前切刃摩耗面4の長さcは、被切削物1回
転あたりのダイヤモンド切削バイト送り量とほぼ等し
い。
【0009】また、前記2つの摩耗面のうち、切削面粗
さに大きな影響を及ぼすものは前切刃摩耗面4であり、
この前切刃摩耗面4は、図4に示すように、個々のダイ
ヤモンド切削バイト固有の摩耗角θ(前切刃摩耗面4
と、すくい面1に立てた垂線とのなす角)の方向に形成
され、この方向は、ダイヤモンド切削バイトの材料であ
るダイヤモンドの(110)結晶面にほぼ一致すること
が分かっている。前切刃稜摩耗部3(図4における破線
部)に示すΔは、前切刃稜aから横切刃稜bに沿って測
った前切刃稜の摩耗による後退量である。
さに大きな影響を及ぼすものは前切刃摩耗面4であり、
この前切刃摩耗面4は、図4に示すように、個々のダイ
ヤモンド切削バイト固有の摩耗角θ(前切刃摩耗面4
と、すくい面1に立てた垂線とのなす角)の方向に形成
され、この方向は、ダイヤモンド切削バイトの材料であ
るダイヤモンドの(110)結晶面にほぼ一致すること
が分かっている。前切刃稜摩耗部3(図4における破線
部)に示すΔは、前切刃稜aから横切刃稜bに沿って測
った前切刃稜の摩耗による後退量である。
【0010】本発明者らは、新しいダイヤモンド切削バ
イトを使用開始した時の切削面粗さと摩耗していくダイ
ヤモンド切削バイトによる切削面粗さの変化に着目し、
前記したような形態で摩耗するダイヤモンド切削バイト
の前切刃稜aのダイヤモンド切削バイト摩耗体積、すな
わち前切刃稜摩耗部3の体積と、摩耗途中においてダイ
ヤモンド切削バイトによって切削した被切削物の切削面
粗さとの関係を、複数本のダイヤモンド切削バイトを使
用して実験したところ、図6に示す結果が得られた。
イトを使用開始した時の切削面粗さと摩耗していくダイ
ヤモンド切削バイトによる切削面粗さの変化に着目し、
前記したような形態で摩耗するダイヤモンド切削バイト
の前切刃稜aのダイヤモンド切削バイト摩耗体積、すな
わち前切刃稜摩耗部3の体積と、摩耗途中においてダイ
ヤモンド切削バイトによって切削した被切削物の切削面
粗さとの関係を、複数本のダイヤモンド切削バイトを使
用して実験したところ、図6に示す結果が得られた。
【0011】この図6に示す前切刃稜摩耗部3の体積と
切削面粗さとの関係を示す特性線図から、ダイヤモンド
切削バイト摩耗体積が0のとき、すなわちダイヤモンド
切削バイトが新しく前切刃稜aが鋭利なときには、切削
面粗さは0.10μmRmaxと悪く、摩耗が進行するに
つれて切削面粗さが急激に向上し、ダイヤモンド切削バ
イト摩耗体積が8×10~10 mm3 以上になると、切削面
粗さはさらに向上し、ほぼ一定となり安定することが分
かった。
切削面粗さとの関係を示す特性線図から、ダイヤモンド
切削バイト摩耗体積が0のとき、すなわちダイヤモンド
切削バイトが新しく前切刃稜aが鋭利なときには、切削
面粗さは0.10μmRmaxと悪く、摩耗が進行するに
つれて切削面粗さが急激に向上し、ダイヤモンド切削バ
イト摩耗体積が8×10~10 mm3 以上になると、切削面
粗さはさらに向上し、ほぼ一定となり安定することが分
かった。
【0012】この図6のデータから判明した結果に基づ
き、あらかじめ前切刃稜aに、ダイヤモンド切削バイト
摩耗体積が8×10~10 mm3 に相当する面取りを設けて
おくことにより、新しいダイヤモンド切削バイトに従来
から行ってきた“慣らし切削”は不要となり、ダイヤモ
ンド切削バイトの前切刃稜の摩耗が進行しても、ダイヤ
モンド切削バイトによる被切削物の切削面粗さが高精度
な状態でほぼ一定であり、新しいダイヤモンド切削バイ
トの使用開始時から高品質の切削加工面が得られること
が可能となる。
き、あらかじめ前切刃稜aに、ダイヤモンド切削バイト
摩耗体積が8×10~10 mm3 に相当する面取りを設けて
おくことにより、新しいダイヤモンド切削バイトに従来
から行ってきた“慣らし切削”は不要となり、ダイヤモ
ンド切削バイトの前切刃稜の摩耗が進行しても、ダイヤ
モンド切削バイトによる被切削物の切削面粗さが高精度
な状態でほぼ一定であり、新しいダイヤモンド切削バイ
トの使用開始時から高品質の切削加工面が得られること
が可能となる。
【0013】ここで、面取りの寸法の決め方を、図5を
用いて説明する。この図5において、図3および図4と
同一符号、同一記号を付したものは同一部分である。そ
して、dは面取り幅である。前切刃稜摩耗部3の形状
を、断面が直角三角形(斜辺の長さがd)のプリズムと
仮定すると、ダイヤモンド切削バイト摩耗体積Vは次式
によって与えられる。
用いて説明する。この図5において、図3および図4と
同一符号、同一記号を付したものは同一部分である。そ
して、dは面取り幅である。前切刃稜摩耗部3の形状
を、断面が直角三角形(斜辺の長さがd)のプリズムと
仮定すると、ダイヤモンド切削バイト摩耗体積Vは次式
によって与えられる。
【数1】V=(c/2)×Δ×dcosθ この数1にΔ=dsinθを代入すると、
【数2】V=(c/4)d2 sin2θ この数2をdについて解くと、
【数3】 となる。
【0014】ところで、前切刃摩耗面4の長さcは、被
切削物1回転あたりのダイヤモンド切削バイト送り量に
ほぼ等しく、通常50μm程度である。そして摩耗角θ
は、ダイヤモンド切削バイト個々に固有であり、通常3
°〜45°である。前記数3において、Vに、前記ダイ
ヤモンド切削バイト摩耗体積8×10~10mm3 (=0.
8μm3 )を使用して摩耗角θ=3°とすると、d=
0.78μmとなり、摩耗角θ=45°とすると、d=
0.25μmとなる。したがって、前切刃稜aに、あら
かじめ、ダイヤモンド切削バイト固有(ダイヤモンド切
削バイトの結晶方位は個々に異なる)の摩耗角θに応
じ、面取り幅d=0.2〜0.8μmの面取りを設けれ
ば良いことが分かる。
切削物1回転あたりのダイヤモンド切削バイト送り量に
ほぼ等しく、通常50μm程度である。そして摩耗角θ
は、ダイヤモンド切削バイト個々に固有であり、通常3
°〜45°である。前記数3において、Vに、前記ダイ
ヤモンド切削バイト摩耗体積8×10~10mm3 (=0.
8μm3 )を使用して摩耗角θ=3°とすると、d=
0.78μmとなり、摩耗角θ=45°とすると、d=
0.25μmとなる。したがって、前切刃稜aに、あら
かじめ、ダイヤモンド切削バイト固有(ダイヤモンド切
削バイトの結晶方位は個々に異なる)の摩耗角θに応
じ、面取り幅d=0.2〜0.8μmの面取りを設けれ
ば良いことが分かる。
【0015】本発明は、前記した基本的事項に基づいて
なされたものであり、以下実施例について説明する。図
1は、本発明の一実施例に係るダイヤモンド切削バイト
の刃先を示す要部斜視図であり、図3と同一番号を付し
たものは同一部分である。図1において、a0 は、前記
基本的事項で説明したダイヤモンド切削バイト固有の摩
耗角に応じ0.2〜0.8μmの面取り幅dを、前切刃
稜全長にわたる面取り7として設けた前切刃稜である。
この面取り7は、その結晶方位が、ダイヤモンドの(1
10)面になるように形成されている。
なされたものであり、以下実施例について説明する。図
1は、本発明の一実施例に係るダイヤモンド切削バイト
の刃先を示す要部斜視図であり、図3と同一番号を付し
たものは同一部分である。図1において、a0 は、前記
基本的事項で説明したダイヤモンド切削バイト固有の摩
耗角に応じ0.2〜0.8μmの面取り幅dを、前切刃
稜全長にわたる面取り7として設けた前切刃稜である。
この面取り7は、その結晶方位が、ダイヤモンドの(1
10)面になるように形成されている。
【0016】このように面取り7を構成したので、ダイ
ヤモンド切削バイトにあらかじめ“慣らし切削”をする
こと無く、ダイヤモンド切削バイトの摩耗が進行して
も、ダイヤモンド切削バイトによる被切削物の切削面粗
さはほぼ一定であり、使用開始時から高品質の切削加工
面が得られる、言い替えると、高精度な鏡面切削が簡便
に行えるという効果がある。 また、面取り7を、その
結晶方位が(110)面になるように形成したので、摩
耗面が最初から自然摩耗面と一致し、ダイヤモンド切削
バイト摩耗体積が最小になる。加えて、面取り7を前切
刃稜全長にわたって設けるようにしたので、ダイヤモン
ド切削バイトの製作が容易であるという利点がある。な
お、本実施例においては、面取り7の結晶方位が(11
0)面になるようにしたが、必ずしも(110)面に設
けなくても良い。(110)面に設ければ、バイト摩耗
体積が最も少ない。
ヤモンド切削バイトにあらかじめ“慣らし切削”をする
こと無く、ダイヤモンド切削バイトの摩耗が進行して
も、ダイヤモンド切削バイトによる被切削物の切削面粗
さはほぼ一定であり、使用開始時から高品質の切削加工
面が得られる、言い替えると、高精度な鏡面切削が簡便
に行えるという効果がある。 また、面取り7を、その
結晶方位が(110)面になるように形成したので、摩
耗面が最初から自然摩耗面と一致し、ダイヤモンド切削
バイト摩耗体積が最小になる。加えて、面取り7を前切
刃稜全長にわたって設けるようにしたので、ダイヤモン
ド切削バイトの製作が容易であるという利点がある。な
お、本実施例においては、面取り7の結晶方位が(11
0)面になるようにしたが、必ずしも(110)面に設
けなくても良い。(110)面に設ければ、バイト摩耗
体積が最も少ない。
【0017】図2は、本発明の他の実施例に係るダイヤ
モンド切削バイトの刃先を示す要部斜視図であり、図1
と同一符号を付したものは同一部分である。図2におい
て、a1 は、前記基本的事項で説明したダイヤモンド切
削バイト固有の摩耗角に応じ0.2〜0.8μmの面取
り幅dを、前切刃稜の被切削物1回転あたりのダイヤモ
ンド切削バイト送り量(例えば、50μm)以上の長さ
lの面取り7Aとして設けた前切刃稜である。この面取
り7Aは、その結晶方位が、ダイヤモンドの(110)
面になるように形成されている。
モンド切削バイトの刃先を示す要部斜視図であり、図1
と同一符号を付したものは同一部分である。図2におい
て、a1 は、前記基本的事項で説明したダイヤモンド切
削バイト固有の摩耗角に応じ0.2〜0.8μmの面取
り幅dを、前切刃稜の被切削物1回転あたりのダイヤモ
ンド切削バイト送り量(例えば、50μm)以上の長さ
lの面取り7Aとして設けた前切刃稜である。この面取
り7Aは、その結晶方位が、ダイヤモンドの(110)
面になるように形成されている。
【0018】このように構成したダイヤモンド切削バイ
トも、あらかじめ、前切刃稜a1 に切削面粗さがほぼ一
定になる面取り7Aが設けられているので、ダイヤモン
ド切削バイトにあらかじめ“慣らし切削”をすること無
く、ダイヤモンド切削バイトの摩耗が進行しても、ダイ
ヤモンド切削バイトによる被切削物の切削面粗さはほぼ
一定であり、使用開始時から高品質の切削加工面が得ら
れる。
トも、あらかじめ、前切刃稜a1 に切削面粗さがほぼ一
定になる面取り7Aが設けられているので、ダイヤモン
ド切削バイトにあらかじめ“慣らし切削”をすること無
く、ダイヤモンド切削バイトの摩耗が進行しても、ダイ
ヤモンド切削バイトによる被切削物の切削面粗さはほぼ
一定であり、使用開始時から高品質の切削加工面が得ら
れる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、新しいダイヤモンド切
削バイトに“慣らし切削”を必要とせず、被切削物を使
用開始時から高品質の切削加工面に加工することができ
るダイヤモンド切削バイトを用いた加工方法を提供する
ことができる。
削バイトに“慣らし切削”を必要とせず、被切削物を使
用開始時から高品質の切削加工面に加工することができ
るダイヤモンド切削バイトを用いた加工方法を提供する
ことができる。
【図1】本発明の一実施例に係るダイヤモンド切削バイ
トの刃先を示す要部斜視図。
トの刃先を示す要部斜視図。
【図2】本発明の他の実施例に係るダイヤモンド切削バ
イトの刃先を示す要部斜視図。
イトの刃先を示す要部斜視図。
【図3】ダイヤモンド切削バイトの刃先の摩耗状態を示
す要部斜視図。
す要部斜視図。
【図4】図3に係る刃先の側面図。
【図5】図4における前切刃稜摩耗部を模型的に示す拡
大斜視図。
大斜視図。
【図6】前切刃稜摩耗部の体積と切削面粗さとの関係を
示す特性線図。
示す特性線図。
1…すくい面、2…前逃げ面、6…横逃げ面、7,7A
…面取り、a0 ,a1…前切刃稜、d…面取り幅、l…
面取り長さ。
…面取り、a0 ,a1…前切刃稜、d…面取り幅、l…
面取り長さ。
Claims (1)
- 【請求項1】 すくい面,前逃げ面,横逃げ面を設ける
ことによって刃先を形成するダイヤモンド切削バイトの
前記すくい面と前記前逃げ面との交線である前切刃稜
に、前記ダイヤモンド切削バイト固有の摩耗角に応じ幅
0.2〜0.8μmの面取りをあらかじめ設けた前記ダ
イヤモンド切削バイトを用いて被切削物を鏡面切削する
ことを特徴とするダイヤモンド切削バイトを用いた加工
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7158921A JP2667655B2 (ja) | 1995-06-26 | 1995-06-26 | ダイヤモンド切削バイト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7158921A JP2667655B2 (ja) | 1995-06-26 | 1995-06-26 | ダイヤモンド切削バイト |
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Citations (2)
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-
1995
- 1995-06-26 JP JP7158921A patent/JP2667655B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS563108A (en) * | 1979-06-21 | 1981-01-13 | Toyoda Mach Works Ltd | Diamond tool |
| JPH0661647A (ja) * | 1992-08-07 | 1994-03-04 | Fujitsu Ltd | 薄膜回路基板の製造方法 |
Also Published As
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