JPH08110773A - ハンマーウッド - Google Patents
ハンマーウッドInfo
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- JPH08110773A JPH08110773A JP6244288A JP24428894A JPH08110773A JP H08110773 A JPH08110773 A JP H08110773A JP 6244288 A JP6244288 A JP 6244288A JP 24428894 A JP24428894 A JP 24428894A JP H08110773 A JPH08110773 A JP H08110773A
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- plywood
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- hammers
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 各ハンマー毎の重量のばらつきが少なく、折
れが生じにくく、製造コストの低減を図ることのできる
楽器用ハンマーのハンマーウッドを提供する。 【構成】 本実施例においては、ピアノ用ハンマーのハ
ンマーウッドの構成材料として、単板12を複数枚重合
させた長方形の合板10を用いる。ハンマーHを製造す
る場合、合板10の表面および裏面を切削加工して厚み
の薄い先端部10dを形成し、先端部10dの全体にわ
たって、ハンマーフェルト16を巻いて固定する。そし
て、破線で示すように、フェルト16を巻いた合板10
を、その短手方向(矢印Y方向)に沿って所定の横幅h
で順次切断することにより、ハンマーHを複数切り出
す。このように、ハンマーウッド18が合板10よりな
るハンマーHにおいては、各ハンマーH毎のハンマーウ
ッド18の重量のばらつきが少なく、折れが生じにく
く、しかも製造コストが安くなる。
れが生じにくく、製造コストの低減を図ることのできる
楽器用ハンマーのハンマーウッドを提供する。 【構成】 本実施例においては、ピアノ用ハンマーのハ
ンマーウッドの構成材料として、単板12を複数枚重合
させた長方形の合板10を用いる。ハンマーHを製造す
る場合、合板10の表面および裏面を切削加工して厚み
の薄い先端部10dを形成し、先端部10dの全体にわ
たって、ハンマーフェルト16を巻いて固定する。そし
て、破線で示すように、フェルト16を巻いた合板10
を、その短手方向(矢印Y方向)に沿って所定の横幅h
で順次切断することにより、ハンマーHを複数切り出
す。このように、ハンマーウッド18が合板10よりな
るハンマーHにおいては、各ハンマーH毎のハンマーウ
ッド18の重量のばらつきが少なく、折れが生じにく
く、しかも製造コストが安くなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ピアノ等の楽器に備え
られるハンマーのハンマーウッドに関するものである。
られるハンマーのハンマーウッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ピアノの打弦機構に備えられ
るハンマーのハンマーウッドの構成材料としては、いわ
ゆるムク板を横矧ぎした材料が用いられている。すなわ
ち、ピアノ用ハンマーを製造する場合、まず、図7
(A)に示すような複数のムク板P10を横矧ぎして、
図7(B)に示すような一枚の板材P12を製造する。
各ムク板P10は、厚みTが約10mm、長さL(木理
方向に沿った方向の長さ)が約100mm、横幅Wが約
100〜200mmの板目板であり、これらのムク板P
10の側面同士を接着して横矧ぎし、図7(B)に示す
ように、横幅W´が1000mm程度の1枚の板材P1
2を製造する。なお、ムク板P10の材料としては、マ
ホガニー、カエデ、シデ、マンソニア等が用いられる。
また、各ムク板P10の木理方向(繊維方向)は、後に
製造されるハンマーウッドの木理方向がハンマーの打弦
方向と一致するように、矢印Y方向、即ち板材P12の
長手方向(矢印X方向)と直交する方向に揃えられてい
る。
るハンマーのハンマーウッドの構成材料としては、いわ
ゆるムク板を横矧ぎした材料が用いられている。すなわ
ち、ピアノ用ハンマーを製造する場合、まず、図7
(A)に示すような複数のムク板P10を横矧ぎして、
図7(B)に示すような一枚の板材P12を製造する。
各ムク板P10は、厚みTが約10mm、長さL(木理
方向に沿った方向の長さ)が約100mm、横幅Wが約
100〜200mmの板目板であり、これらのムク板P
10の側面同士を接着して横矧ぎし、図7(B)に示す
ように、横幅W´が1000mm程度の1枚の板材P1
2を製造する。なお、ムク板P10の材料としては、マ
ホガニー、カエデ、シデ、マンソニア等が用いられる。
また、各ムク板P10の木理方向(繊維方向)は、後に
製造されるハンマーウッドの木理方向がハンマーの打弦
方向と一致するように、矢印Y方向、即ち板材P12の
長手方向(矢印X方向)と直交する方向に揃えられてい
る。
【0003】そして、ハンマーを製造する場合、図8
(A)に示すように、板材P12の表裏両面を切削して
厚みの薄い先端部P14を形成し、次に、この先端部P
14にハンマーフェルトP16(2点鎖線で示す)を巻
いて固定する。そして、図8(B)に示すように、ハン
マーフェルトP16を巻いた板材P12を、破線で示す
ように、板材P12の長手方向と直交する方向(矢印Y
方向)に沿って横幅hで順次切断することにより、ハン
マーフェルトP16とハンマーウッドP18とからなる
ハンマーHを複数切り出す。このようにして、1枚の板
材P12より、一台分のピアノに必要な複数のハンマー
(88鍵のピアノであれば88個のハンマー)が製造さ
れる。
(A)に示すように、板材P12の表裏両面を切削して
厚みの薄い先端部P14を形成し、次に、この先端部P
14にハンマーフェルトP16(2点鎖線で示す)を巻
いて固定する。そして、図8(B)に示すように、ハン
マーフェルトP16を巻いた板材P12を、破線で示す
ように、板材P12の長手方向と直交する方向(矢印Y
方向)に沿って横幅hで順次切断することにより、ハン
マーフェルトP16とハンマーウッドP18とからなる
ハンマーHを複数切り出す。このようにして、1枚の板
材P12より、一台分のピアノに必要な複数のハンマー
(88鍵のピアノであれば88個のハンマー)が製造さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては、ハンマーHのハンマーウッドP18
の構成材料として、複数のムク板P10を横矧ぎした板
材P12を用いているので、以下の(イ)〜(ハ)のよ
うな問題が生じる。
来技術においては、ハンマーHのハンマーウッドP18
の構成材料として、複数のムク板P10を横矧ぎした板
材P12を用いているので、以下の(イ)〜(ハ)のよ
うな問題が生じる。
【0005】(イ)各ムク板P10の比重のばらつきに
より、各ハンマーHのハンマーウッドP18の重量にば
らつきが生じ、ピアノの鍵盤のタッチ感にばらつきが出
るという問題があった。つまり、ハンマーHの重量が重
くなるとタッチが重くなり、逆にハンマーHの重量が軽
くなるとタッチが軽くなるので、各ハンマーウッドP1
8の重量が均一でない場合、1台のピアノにおいて各鍵
のタッチ感にばらつきが出るので好ましくない。
より、各ハンマーHのハンマーウッドP18の重量にば
らつきが生じ、ピアノの鍵盤のタッチ感にばらつきが出
るという問題があった。つまり、ハンマーHの重量が重
くなるとタッチが重くなり、逆にハンマーHの重量が軽
くなるとタッチが軽くなるので、各ハンマーウッドP1
8の重量が均一でない場合、1台のピアノにおいて各鍵
のタッチ感にばらつきが出るので好ましくない。
【0006】(ロ)各ムク板P10の性質のばらつきが
原因で、ハンマーウッドP18に折れが生じる場合があ
る。つまり、異なるムク板P10が接着された部分より
切り出されたハンマーウッドP18については、ムク板
P10の機械的強度が十分でなく、ハンマーウッドP1
8の先端部P14に折れが生じることがある。
原因で、ハンマーウッドP18に折れが生じる場合があ
る。つまり、異なるムク板P10が接着された部分より
切り出されたハンマーウッドP18については、ムク板
P10の機械的強度が十分でなく、ハンマーウッドP1
8の先端部P14に折れが生じることがある。
【0007】(ハ)ムク板P10は高価であり、しかも
近年においては材料の確保が難しくなっているため、生
産コストが高くつくという問題がある。本発明は、上記
課題を解決するためになされ、各ハンマー毎の重量のば
らつきが少なく、折れが生じにくく、しかも製造コスト
の低減を図ることのできる楽器用ハンマーのハンマーウ
ッドを提供することを目的とする。
近年においては材料の確保が難しくなっているため、生
産コストが高くつくという問題がある。本発明は、上記
課題を解決するためになされ、各ハンマー毎の重量のば
らつきが少なく、折れが生じにくく、しかも製造コスト
の低減を図ることのできる楽器用ハンマーのハンマーウ
ッドを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1の発明は、楽器用ハンマーのハンマーウッド
において、該ハンマーウッドが合板からなることを特徴
とする。また、請求項2の発明は、請求項1記載のハン
マーウッドにおいて、上記合板が、複数枚の単板をその
木理方向が互いに直交するように重合させたものである
ことを特徴とする。
の請求項1の発明は、楽器用ハンマーのハンマーウッド
において、該ハンマーウッドが合板からなることを特徴
とする。また、請求項2の発明は、請求項1記載のハン
マーウッドにおいて、上記合板が、複数枚の単板をその
木理方向が互いに直交するように重合させたものである
ことを特徴とする。
【0009】更に、請求項3の発明は、請求項1記載の
ハンマーウッドにおいて、上記合板が、複数枚の単板を
その木理方向が全て同一方向に向くように重合させたも
のであることを特徴とする。また、請求項4の発明は、
請求項1記載のハンマーウッドにおいて、上記合板が、
硬質木材からなる単板の表裏両面に、軟質木材よりなる
単板を重合させたものであることを特徴とする。
ハンマーウッドにおいて、上記合板が、複数枚の単板を
その木理方向が全て同一方向に向くように重合させたも
のであることを特徴とする。また、請求項4の発明は、
請求項1記載のハンマーウッドにおいて、上記合板が、
硬質木材からなる単板の表裏両面に、軟質木材よりなる
単板を重合させたものであることを特徴とする。
【0010】ここで、請求項1の発明の合板としては、
複数枚(2枚以上)の単板を厚み方向に重合させたもの
であれば、各単板の厚み、材質、木理方向等に特に限定
はないが、例えば請求項2に記載のように、上記複数枚
の単板をその木理方向が互いに直交するように重合させ
たものや、請求項3に記載のように、上記複数枚の単板
をその木理方向が全て同一方向に向くように重合させた
もの(いわゆる単板積層材)を用いることができる。
複数枚(2枚以上)の単板を厚み方向に重合させたもの
であれば、各単板の厚み、材質、木理方向等に特に限定
はないが、例えば請求項2に記載のように、上記複数枚
の単板をその木理方向が互いに直交するように重合させ
たものや、請求項3に記載のように、上記複数枚の単板
をその木理方向が全て同一方向に向くように重合させた
もの(いわゆる単板積層材)を用いることができる。
【0011】なお、上記合板を構成する単板として、例
えば樹脂含浸材等の化学処理材を用いれば、強度に優
れ、温度,湿度等の変化による変形の少ない、安定した
ハンマーウッドを得ることができるので好ましい。ま
た、請求項4の発明における硬質木材としては、カエ
デ、シデ、マンソニア、、コチベ、マトア、ハードメー
プル等が挙げられる。
えば樹脂含浸材等の化学処理材を用いれば、強度に優
れ、温度,湿度等の変化による変形の少ない、安定した
ハンマーウッドを得ることができるので好ましい。ま
た、請求項4の発明における硬質木材としては、カエ
デ、シデ、マンソニア、、コチベ、マトア、ハードメー
プル等が挙げられる。
【0012】また、上記軟質木材としては、マホガニ
ー、ラワン、バースウッド、シルバーハート等が挙げら
れる。
ー、ラワン、バースウッド、シルバーハート等が挙げら
れる。
【0013】
【作用】本発明においては、比重や機械的強度等の均一
性が高い合板によってハンマーウッドを形成することに
より、各ハンマー毎のハンマーウッドの重量のばらつき
を低減することができる。しかも、材料の性質のばらつ
きによってハンマーウッドに折れが生じることがない。
また、合板は、従来より用いられているムク板に比べて
安価であり、しかも入手が容易であるので、製造コスト
を低減することができる。
性が高い合板によってハンマーウッドを形成することに
より、各ハンマー毎のハンマーウッドの重量のばらつき
を低減することができる。しかも、材料の性質のばらつ
きによってハンマーウッドに折れが生じることがない。
また、合板は、従来より用いられているムク板に比べて
安価であり、しかも入手が容易であるので、製造コスト
を低減することができる。
【0014】また、本発明においては、合板を形成する
各単板の厚みや材質を適宜変えることによって、ハンマ
ーウッドの重量や強度を調節することが可能となる。す
なわち、例えば請求項4の発明のように、上記合板が、
硬質木材からなる単板の表裏両面に、軟質木材よりなる
単板を重合させたものであれば、ハンマーウッドのう
ち、特に高い強度が要求される先端部を硬質木材によっ
て形成し、その他の特に高い強度が要求されない部分
を、硬質木材に比べて比重が軽い軟質木材によって形成
することが可能となる。よって、十分な機械的強度を有
し、しかも軽量なハンマーを得ることができる。また、
軟質木材としてラワン等の比較的安価な材料を用いれ
ば、より一層製造コストを低減することができる。
各単板の厚みや材質を適宜変えることによって、ハンマ
ーウッドの重量や強度を調節することが可能となる。す
なわち、例えば請求項4の発明のように、上記合板が、
硬質木材からなる単板の表裏両面に、軟質木材よりなる
単板を重合させたものであれば、ハンマーウッドのう
ち、特に高い強度が要求される先端部を硬質木材によっ
て形成し、その他の特に高い強度が要求されない部分
を、硬質木材に比べて比重が軽い軟質木材によって形成
することが可能となる。よって、十分な機械的強度を有
し、しかも軽量なハンマーを得ることができる。また、
軟質木材としてラワン等の比較的安価な材料を用いれ
ば、より一層製造コストを低減することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明のハンマーウッドをピアノ用ハ
ンマーに適用した一実施例を、図1〜図6に基づいて説
明する。図1は、本実施例のハンマーウッドの構成材料
である合板10の斜視図である。長方形の合板10は、
厚さ1mmの単板12を、その厚み方向に複数枚重合さ
せて接着したものである。各単板12は、その木理方向
(繊維方向)が互いに直交するように重合されている。
すなわち、本実施例の合板10は、木理方向が合板10
の長手方向(矢印X方向)を向いている単板12と、木
理方向が合板10の短手方向(矢印Y方向:即ち長手方
向に直交する方向)を向いている単板12とを交互に重
合させたものである。単板12の材質としては、硬質木
材、軟質木材または、両者を混在させることも可能であ
るが、接着剤による重量増加を考慮し、比重の軽い軟質
木材を多く用いる方が好ましい。
ンマーに適用した一実施例を、図1〜図6に基づいて説
明する。図1は、本実施例のハンマーウッドの構成材料
である合板10の斜視図である。長方形の合板10は、
厚さ1mmの単板12を、その厚み方向に複数枚重合さ
せて接着したものである。各単板12は、その木理方向
(繊維方向)が互いに直交するように重合されている。
すなわち、本実施例の合板10は、木理方向が合板10
の長手方向(矢印X方向)を向いている単板12と、木
理方向が合板10の短手方向(矢印Y方向:即ち長手方
向に直交する方向)を向いている単板12とを交互に重
合させたものである。単板12の材質としては、硬質木
材、軟質木材または、両者を混在させることも可能であ
るが、接着剤による重量増加を考慮し、比重の軽い軟質
木材を多く用いる方が好ましい。
【0016】そして、本実施例においては、上述の合板
10を用いて、以下のようにしてハンマーHを製造す
る。すなわち、まず合板10の表面10aおよび裏面1
0bを、その長辺部10cからほぼ中央部分にわたって
切削加工して、図2に示すように、厚みの薄い先端部
(薄肉部)10dを形成する。次に、この先端部10d
の全体にわたって、ハンマーフェルト16(図2におい
て2点鎖線で示す)を巻いて固定する。そして、図3に
示すように、ハンマーフェルト16を巻いた合板10
を、破線で示すように、合板10の短手方向(矢印Y方
向)に沿って所定の横幅hで順次切断することにより、
ハンマーフェルト16とハンマーウッド18とからなる
ハンマーHを複数切り出す。このようにして、1枚の合
板10より、一台分のピアノに必要な複数のハンマー
(88鍵のピアノであれば88個のハンマー)が製造さ
れる。そして、このように製造されたハンマーHは、周
知のハンマーシャンク(図視略)に固定されて、ピアノ
の打弦機構(アクション機構)に組み込まれる。
10を用いて、以下のようにしてハンマーHを製造す
る。すなわち、まず合板10の表面10aおよび裏面1
0bを、その長辺部10cからほぼ中央部分にわたって
切削加工して、図2に示すように、厚みの薄い先端部
(薄肉部)10dを形成する。次に、この先端部10d
の全体にわたって、ハンマーフェルト16(図2におい
て2点鎖線で示す)を巻いて固定する。そして、図3に
示すように、ハンマーフェルト16を巻いた合板10
を、破線で示すように、合板10の短手方向(矢印Y方
向)に沿って所定の横幅hで順次切断することにより、
ハンマーフェルト16とハンマーウッド18とからなる
ハンマーHを複数切り出す。このようにして、1枚の合
板10より、一台分のピアノに必要な複数のハンマー
(88鍵のピアノであれば88個のハンマー)が製造さ
れる。そして、このように製造されたハンマーHは、周
知のハンマーシャンク(図視略)に固定されて、ピアノ
の打弦機構(アクション機構)に組み込まれる。
【0017】以上詳述した本実施例のハンマーHのハン
マーウッド18は、比重や機械的強度等といった性質の
均一性が高い合板10を切断加工してなるものであるの
で、各ハンマーH毎のハンマーウッド18の重量のばら
つきが小さく、各ハンマーHの重量のばらつきを低減す
ることができる。よって、ピアノの各鍵毎のタッチ感
(静荷重、慣性質量等)のばらつきを低減することがで
きる。しかも、従来技術においてはムク板の材料のばら
つきが原因でハンマーウッドに折れが生じる場合があっ
たが、本実施例においては、合板10によってハンマー
ウッド18を形成することにより、このような不都合は
生じない。更に、合板10は、従来用いられていたムク
板に比べて安価であり、しかも入手が容易であるので、
ハンマーHの製造コストを低減することができるという
効果がある。
マーウッド18は、比重や機械的強度等といった性質の
均一性が高い合板10を切断加工してなるものであるの
で、各ハンマーH毎のハンマーウッド18の重量のばら
つきが小さく、各ハンマーHの重量のばらつきを低減す
ることができる。よって、ピアノの各鍵毎のタッチ感
(静荷重、慣性質量等)のばらつきを低減することがで
きる。しかも、従来技術においてはムク板の材料のばら
つきが原因でハンマーウッドに折れが生じる場合があっ
たが、本実施例においては、合板10によってハンマー
ウッド18を形成することにより、このような不都合は
生じない。更に、合板10は、従来用いられていたムク
板に比べて安価であり、しかも入手が容易であるので、
ハンマーHの製造コストを低減することができるという
効果がある。
【0018】以上実施例について説明したが、本発明は
上記実施例に限定されるものではなく、種々の態様で実
施し得る。例えば、上記実施例の合板10の代わりに、
図4の斜視図に示すような合板30を用いることもでき
る。この合板30は、いわゆる積層材であり、厚さ2m
m程度の単板32を、その木理方向が全て同一方向に向
くように重合させて接着したものである。なお、本実施
例においては、単板32の木理方向が合板30の長手方
向(矢印X方向)を向いているものを用いてもよく、あ
るいは木理方向が合板30の短手方向(矢印Y方向)を
向いているものを用いてもよい。また、単板32の材質
としては、同質の材料を使用してもよいが、機械的強度
が要求される芯部に硬質木材を用い、それ以外は、重量
のバランスを取るために、軟質木材を用いることが好ま
しい。
上記実施例に限定されるものではなく、種々の態様で実
施し得る。例えば、上記実施例の合板10の代わりに、
図4の斜視図に示すような合板30を用いることもでき
る。この合板30は、いわゆる積層材であり、厚さ2m
m程度の単板32を、その木理方向が全て同一方向に向
くように重合させて接着したものである。なお、本実施
例においては、単板32の木理方向が合板30の長手方
向(矢印X方向)を向いているものを用いてもよく、あ
るいは木理方向が合板30の短手方向(矢印Y方向)を
向いているものを用いてもよい。また、単板32の材質
としては、同質の材料を使用してもよいが、機械的強度
が要求される芯部に硬質木材を用い、それ以外は、重量
のバランスを取るために、軟質木材を用いることが好ま
しい。
【0019】そして、このような合板30を用いて上記
実施例と同様にハンマーHを製造することによって、ハ
ンマーウッドが合板30よりなるハンマーを得ることが
できる。そして、このようにして得られたハンマーにお
いても、上記実施例と同様に、各ハンマー毎のハンマー
ウッドの重量のばらつきが小さくなり、ハンマーウッド
の折れが生じにくく、しかも製造コストを低減できると
いう効果が得られる。
実施例と同様にハンマーHを製造することによって、ハ
ンマーウッドが合板30よりなるハンマーを得ることが
できる。そして、このようにして得られたハンマーにお
いても、上記実施例と同様に、各ハンマー毎のハンマー
ウッドの重量のばらつきが小さくなり、ハンマーウッド
の折れが生じにくく、しかも製造コストを低減できると
いう効果が得られる。
【0020】なお、上記実施例の合板10,30は、同
じ厚みを有する単板を重合したものであるが、本発明は
これに限定されず、各単板の厚みや材質を適宜変更して
もよい。すなわち、例えば図5の斜視図に示すように、
カエデ、シデ、マンソニア等の硬質木材からなる単板
(芯材)42(図5においてハッチングを付して示す)
の表裏両面に、ラワン等の軟質木材よりなる単板44を
複数枚重合させた合板40を用いて、図6の側面図に示
すようなハンマーHを製造してもよい。単板42の厚さ
tは、ハンマーHの先端部45の厚さt´を考慮した厚
みである。よって、この合板40を用いて上記実施例と
同様にハンマーを製造すれば、ハンマーウッド46の薄
肉の先端部45を硬質木材(単板42)によって形成す
るとともに、その表裏両側を、軟質木材(単板44)に
よって形成することが可能となる。そして、このような
ハンマーHによれば、使用時(打弦時)に大きな力が加
わる先端部45が硬質木材より形成されているので、使
用中にハンマーウッド46(特に先端部45)に折れが
生じることがなく、実用上十分な強度を有する。しか
も、ハンマーHの表裏両側が比較的軽い(比重の小さ
い)ラワン等の軟質木材によって構成されているので、
ハンマーHの軽量化を図ることができる。
じ厚みを有する単板を重合したものであるが、本発明は
これに限定されず、各単板の厚みや材質を適宜変更して
もよい。すなわち、例えば図5の斜視図に示すように、
カエデ、シデ、マンソニア等の硬質木材からなる単板
(芯材)42(図5においてハッチングを付して示す)
の表裏両面に、ラワン等の軟質木材よりなる単板44を
複数枚重合させた合板40を用いて、図6の側面図に示
すようなハンマーHを製造してもよい。単板42の厚さ
tは、ハンマーHの先端部45の厚さt´を考慮した厚
みである。よって、この合板40を用いて上記実施例と
同様にハンマーを製造すれば、ハンマーウッド46の薄
肉の先端部45を硬質木材(単板42)によって形成す
るとともに、その表裏両側を、軟質木材(単板44)に
よって形成することが可能となる。そして、このような
ハンマーHによれば、使用時(打弦時)に大きな力が加
わる先端部45が硬質木材より形成されているので、使
用中にハンマーウッド46(特に先端部45)に折れが
生じることがなく、実用上十分な強度を有する。しか
も、ハンマーHの表裏両側が比較的軽い(比重の小さ
い)ラワン等の軟質木材によって構成されているので、
ハンマーHの軽量化を図ることができる。
【0021】すなわち、図6に示すハンマーHのハンマ
ーウッド46は、硬質木材からなる単板42の表裏両面
に、軟質木材よりなる単板44を重合させた合板よりな
るものであるので、十分な機械的強度を有し、しかも軽
量なハンマーHを得ることができるという効果がある。
また、軟質木材としてラワン等の比較的安価な材料を用
いることにより、より一層製造コストを低減することが
できる。
ーウッド46は、硬質木材からなる単板42の表裏両面
に、軟質木材よりなる単板44を重合させた合板よりな
るものであるので、十分な機械的強度を有し、しかも軽
量なハンマーHを得ることができるという効果がある。
また、軟質木材としてラワン等の比較的安価な材料を用
いることにより、より一層製造コストを低減することが
できる。
【0022】なお、図5の合板40においては、単板4
4を複数枚(表面と裏面のそれぞれに3枚ずつ)重合さ
せているが、単板44を、単板42の表裏両面に1枚ず
つ重合するようにしてもよい。この場合、ハンマーH´
の寸法形状に応じて、単板44の厚みを厚くすればよ
い。
4を複数枚(表面と裏面のそれぞれに3枚ずつ)重合さ
せているが、単板44を、単板42の表裏両面に1枚ず
つ重合するようにしてもよい。この場合、ハンマーH´
の寸法形状に応じて、単板44の厚みを厚くすればよ
い。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明においては、ハン
マーウッドを合板によって形成することにより、各ハン
マー毎のハンマーウッドの重量のばらつきを低減するこ
とができるので、ピアノの鍵盤のタッチ感にばらつきが
生じないという効果がある。また、合板を用いることに
より、材料のばらつきよるハンマーウッドの折れを防止
できるという効果がある。更に、合板は、従来より用い
られているムク板に比べて安価であり、しかも入手が容
易であるので、製造コストを低減することができるとい
う効果がある。また、本発明においては、合板を形成す
る各単板の厚みや材質を適宜変えることによって、ハン
マーウッドの重量や強度を調節することが可能となると
いう効果もある。
マーウッドを合板によって形成することにより、各ハン
マー毎のハンマーウッドの重量のばらつきを低減するこ
とができるので、ピアノの鍵盤のタッチ感にばらつきが
生じないという効果がある。また、合板を用いることに
より、材料のばらつきよるハンマーウッドの折れを防止
できるという効果がある。更に、合板は、従来より用い
られているムク板に比べて安価であり、しかも入手が容
易であるので、製造コストを低減することができるとい
う効果がある。また、本発明においては、合板を形成す
る各単板の厚みや材質を適宜変えることによって、ハン
マーウッドの重量や強度を調節することが可能となると
いう効果もある。
【0024】また、特に請求項4の発明においては、硬
質木材からなる単板の表裏両面に軟質木材よりなる単板
を重合させた合板によってハンマーウッドを形成するこ
とにより、実用上十分な機械的強度を有し、軽量であ
り、しかも安価なハンマーを提供することが可能とな
る。
質木材からなる単板の表裏両面に軟質木材よりなる単板
を重合させた合板によってハンマーウッドを形成するこ
とにより、実用上十分な機械的強度を有し、軽量であ
り、しかも安価なハンマーを提供することが可能とな
る。
【図1】実施例の合板を示す斜視図である。
【図2】実施例のハンマーウッドおよびハンマーの製造
方法を示す斜視図である。
方法を示す斜視図である。
【図3】実施例のハンマーの製造方法を示す斜視図であ
る。
る。
【図4】他の実施例の合板を示す斜視図である。
【図5】他の実施例の合板を示す斜視図である。
【図6】他の実施例のハンマーを示す側面図である。
【図7】従来技術を示す説明図である。
【図8】従来技術を示す説明図である。
10,30,40…合板 12,32,42,4
4…単板 H…ハンマー 18,46…ハンマー
ウッド
4…単板 H…ハンマー 18,46…ハンマー
ウッド
Claims (4)
- 【請求項1】 楽器用ハンマーのハンマーウッドにおい
て、合板からなることを特徴とするハンマーウッド。 - 【請求項2】 上記合板が、複数枚の単板をその木理方
向が互いに直交するように重合させたものであることを
特徴とする請求項1記載のハンマーウッド。 - 【請求項3】 上記合板が、複数枚の単板をその木理方
向が全て同一方向に向くように重合させたものであるこ
とを特徴とする請求項1記載のハンマーウッド。 - 【請求項4】 上記合板が、硬質木材からなる単板の表
裏両面に、軟質木材よりなる単板を重合させたものであ
ることを特徴とする請求項1記載のハンマーウッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6244288A JPH08110773A (ja) | 1994-10-07 | 1994-10-07 | ハンマーウッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6244288A JPH08110773A (ja) | 1994-10-07 | 1994-10-07 | ハンマーウッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08110773A true JPH08110773A (ja) | 1996-04-30 |
Family
ID=17116517
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6244288A Pending JPH08110773A (ja) | 1994-10-07 | 1994-10-07 | ハンマーウッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08110773A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105835097A (zh) * | 2016-06-12 | 2016-08-10 | 森鹤乐器股份有限公司 | 一种钢琴弦槌槌脚的加工方法 |
-
1994
- 1994-10-07 JP JP6244288A patent/JPH08110773A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105835097A (zh) * | 2016-06-12 | 2016-08-10 | 森鹤乐器股份有限公司 | 一种钢琴弦槌槌脚的加工方法 |
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