JPH08113593A - 界面活性剤を用いるタンパク凝集反応の増強法 - Google Patents
界面活性剤を用いるタンパク凝集反応の増強法Info
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- JPH08113593A JPH08113593A JP24227095A JP24227095A JPH08113593A JP H08113593 A JPH08113593 A JP H08113593A JP 24227095 A JP24227095 A JP 24227095A JP 24227095 A JP24227095 A JP 24227095A JP H08113593 A JPH08113593 A JP H08113593A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】沈殿剤を用いるタンパク凝集反応増強剤
【構成】ポリオキシエチレングリコールソルビタンモノ
アルキルエステル系、ポリオキシエチレン−ポリオキシ
プロピレングリコールエーテル系、ポリエチレングリコ
ール系界面活性剤を、タンパク沈殿剤とともに用い、タ
ンパク凝集を増強する。
アルキルエステル系、ポリオキシエチレン−ポリオキシ
プロピレングリコールエーテル系、ポリエチレングリコ
ール系界面活性剤を、タンパク沈殿剤とともに用い、タ
ンパク凝集を増強する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タンパク沈殿剤による
タンパク凝集反応において、それを増強する物質及びそ
れを利用したタンパク定性、定量方法に関する。
タンパク凝集反応において、それを増強する物質及びそ
れを利用したタンパク定性、定量方法に関する。
【0002】
【従来の技術】総タンパクの定量法としては、比重法、
屈折率法、紫外部法、沈殿法、比濁法、色素結合法など
の物理化学的方法の他、ケルダール法、ビュレット法、
Folin法、Lowry法、Goldberg法など
の化学的方法がある[日本分析化学会編、第2版、12
6〜129ページ、1979年、東京化学同人]。この
うち、タンパク凝集反応を利用する測定法は、沈殿法及
び比濁法であるが、現在沈殿法はほとんど利用されてお
らず、比濁法がよく用いられている。この比濁法と原理
は同じであるが、検出を光学的に行うのではなく、水晶
振動子センサーによる方法もある。これら比濁法及び水
晶振動子法の感度を上げるために、タンパク凝集増強剤
を用いる方法が報告されている[特願平6−23833
4、及び平6−270137号]。しかし、これら報告
された増強剤は、用途によっては用いられない場合があ
り、同様の効果を有する種々の増強剤を見出すことが必
要である。
屈折率法、紫外部法、沈殿法、比濁法、色素結合法など
の物理化学的方法の他、ケルダール法、ビュレット法、
Folin法、Lowry法、Goldberg法など
の化学的方法がある[日本分析化学会編、第2版、12
6〜129ページ、1979年、東京化学同人]。この
うち、タンパク凝集反応を利用する測定法は、沈殿法及
び比濁法であるが、現在沈殿法はほとんど利用されてお
らず、比濁法がよく用いられている。この比濁法と原理
は同じであるが、検出を光学的に行うのではなく、水晶
振動子センサーによる方法もある。これら比濁法及び水
晶振動子法の感度を上げるために、タンパク凝集増強剤
を用いる方法が報告されている[特願平6−23833
4、及び平6−270137号]。しかし、これら報告
された増強剤は、用途によっては用いられない場合があ
り、同様の効果を有する種々の増強剤を見出すことが必
要である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】トリトン系界面活性
剤、アミノカルボン酸系界面活性剤以外で、タンパク凝
集増強作用を有する界面活性剤を見出す。
剤、アミノカルボン酸系界面活性剤以外で、タンパク凝
集増強作用を有する界面活性剤を見出す。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、タンパク凝集
反応を著しく増強する界面活性剤のうち、トリトン系及
びアミノカルボン酸以外の界面活性剤を用いる。このよ
うな界面活性剤は、沈殿剤によってタンパク凝集が生
じ、それがさらに結合し大きな沈殿となるのを防ぎ、適
切かつ、同じ大きさの凝集体を保つ作用を有することが
必要である。また、沈殿剤によるタンパク凝集を妨げて
はならない。さらに、それ自身が沈殿剤との作用を有し
ないほうがよい(ブランクの増大となり、良い結果は得
られない)。これらの種々の条件を満足し、かつ、極め
て増強作用の大なる界面活性剤として、本発明では、ポ
リオキシエチレングリコールソルビタンモノアルキルエ
ステル(Tween)、ポリオキシエチレン−ポリオキ
シプロピレングリコールエーテル(Epan,第一工業
薬品製)、ポリエチレングリコール系界面活性剤を用い
る。これらは強力とはいえないが、十分なタンパク凝集
増強作用を有することを見出した。
反応を著しく増強する界面活性剤のうち、トリトン系及
びアミノカルボン酸以外の界面活性剤を用いる。このよ
うな界面活性剤は、沈殿剤によってタンパク凝集が生
じ、それがさらに結合し大きな沈殿となるのを防ぎ、適
切かつ、同じ大きさの凝集体を保つ作用を有することが
必要である。また、沈殿剤によるタンパク凝集を妨げて
はならない。さらに、それ自身が沈殿剤との作用を有し
ないほうがよい(ブランクの増大となり、良い結果は得
られない)。これらの種々の条件を満足し、かつ、極め
て増強作用の大なる界面活性剤として、本発明では、ポ
リオキシエチレングリコールソルビタンモノアルキルエ
ステル(Tween)、ポリオキシエチレン−ポリオキ
シプロピレングリコールエーテル(Epan,第一工業
薬品製)、ポリエチレングリコール系界面活性剤を用い
る。これらは強力とはいえないが、十分なタンパク凝集
増強作用を有することを見出した。
【0005】この場合、対象となる試料は、タンパク質
(アルブミン、グロブリン等)を含む試料なら何でもよ
いが、栄養飲料、血清、尿、髄液など、カラムクロマト
グラフィーで分画したものが適している。測定法は比濁
法、ネフエロメトリー、光散乱法水晶振動子センサーな
ど、沈殿凝集物を検出する方法なら全て適用可能であ
る。タンパク凝固試薬としては、スルホサルチル酸、ス
ルホサルチル酸にアラビアゴムを加えたもの、スルホサ
ルチル酸に硫酸ナトリウムを加えたもの、トリクロル酢
酸,ナフタレンスルホン酸などがある。界面活性剤のう
ち、Tween系界面活性剤としては、Tween2
0,Tween40,Tween60,Tween80
が通常濃度(0.005〜1%のいずれか)において効
果を有する。Epan系界面活性剤としては、Epan
420,Epan450,Epan485が通常濃度に
おいて効果を有する。ポリエチレングリコール系界面活
性剤としては、分子量 数百〜数十万のもので水溶性の
ものが有効である。(分子量の大きい方が有効性が大き
い。)
(アルブミン、グロブリン等)を含む試料なら何でもよ
いが、栄養飲料、血清、尿、髄液など、カラムクロマト
グラフィーで分画したものが適している。測定法は比濁
法、ネフエロメトリー、光散乱法水晶振動子センサーな
ど、沈殿凝集物を検出する方法なら全て適用可能であ
る。タンパク凝固試薬としては、スルホサルチル酸、ス
ルホサルチル酸にアラビアゴムを加えたもの、スルホサ
ルチル酸に硫酸ナトリウムを加えたもの、トリクロル酢
酸,ナフタレンスルホン酸などがある。界面活性剤のう
ち、Tween系界面活性剤としては、Tween2
0,Tween40,Tween60,Tween80
が通常濃度(0.005〜1%のいずれか)において効
果を有する。Epan系界面活性剤としては、Epan
420,Epan450,Epan485が通常濃度に
おいて効果を有する。ポリエチレングリコール系界面活
性剤としては、分子量 数百〜数十万のもので水溶性の
ものが有効である。(分子量の大きい方が有効性が大き
い。)
【0006】次に本発明の実施態様を示す。タンパク量
が 0.1〜200mg/dlの試料1に対し 1〜5
%の沈殿試薬 2〜20倍量を加えて混合し、数秒から
数分後に界面活性剤を 0.001〜1%となるように
加えて混合する。5〜60分間放置した後、透過率、又
は、吸光度を測定する。沈殿試薬と界面活性剤をあらか
じめ混合し、界面活性剤濃度として 0.001〜1%
としたものを用いてもよい。この場合、試料と沈殿試薬
の混合を激しく行わないと、定量的な沈殿が得られない
ことがある。定性では濁りを目視で比較する。なお、沈
殿試薬の濃度、試薬液量、放置時間などは測定の基準と
なりうる標準と、目的試料とは同一条件で行う。スルホ
サルチル酸を沈殿試薬に用いる場合は、アラビアゴム、
スルホサルチル酸溶液中7%硫酸ナトリウムを溶解した
溶液を用いてもよい。
が 0.1〜200mg/dlの試料1に対し 1〜5
%の沈殿試薬 2〜20倍量を加えて混合し、数秒から
数分後に界面活性剤を 0.001〜1%となるように
加えて混合する。5〜60分間放置した後、透過率、又
は、吸光度を測定する。沈殿試薬と界面活性剤をあらか
じめ混合し、界面活性剤濃度として 0.001〜1%
としたものを用いてもよい。この場合、試料と沈殿試薬
の混合を激しく行わないと、定量的な沈殿が得られない
ことがある。定性では濁りを目視で比較する。なお、沈
殿試薬の濃度、試薬液量、放置時間などは測定の基準と
なりうる標準と、目的試料とは同一条件で行う。スルホ
サルチル酸を沈殿試薬に用いる場合は、アラビアゴム、
スルホサルチル酸溶液中7%硫酸ナトリウムを溶解した
溶液を用いてもよい。
【0007】
【実施例1】
【タンパク量標準液の調製】透明、溶血のないヒト血清
を生理食塩水に溶解したタンパク濃度 0.1,1,1
0,50,100mg/dlのタンパク量標準液を調製
した。
を生理食塩水に溶解したタンパク濃度 0.1,1,1
0,50,100mg/dlのタンパク量標準液を調製
した。
【タンパク量の定量】試験管にタンパク量標準液 0.
5mlをとり、これに 3g/dlスルホサリチル酸に
7%となるよう硫酸ナトリウムを加えたもの2.5ml
を加え、まぜた後、Tween20,Tween40,
Tween60,Tween80の各10%水溶液0.
15mlを加えてかき混ぜる。10分放置後、620n
mでの吸光度を測定した。界面活性剤を加えない場合の
タンパク 50mg/dlの吸光度は、0.15、Tw
een20を加えた場合は 0.51、Tween40
は0.37、Tween60は0.35、Tween8
0は0.36であった。すなわち、それぞれ3.5倍〜
2倍の増感であった。
5mlをとり、これに 3g/dlスルホサリチル酸に
7%となるよう硫酸ナトリウムを加えたもの2.5ml
を加え、まぜた後、Tween20,Tween40,
Tween60,Tween80の各10%水溶液0.
15mlを加えてかき混ぜる。10分放置後、620n
mでの吸光度を測定した。界面活性剤を加えない場合の
タンパク 50mg/dlの吸光度は、0.15、Tw
een20を加えた場合は 0.51、Tween40
は0.37、Tween60は0.35、Tween8
0は0.36であった。すなわち、それぞれ3.5倍〜
2倍の増感であった。
【0008】
【実施例2】実施例1において、Tweenの代わりに
Epan420,Epan450,Epan485を同
量用いた場合、Epan420では0.38、Epan
450では0.39、Epan485では0.30であ
り、約2〜2.5倍増感であった。
Epan420,Epan450,Epan485を同
量用いた場合、Epan420では0.38、Epan
450では0.39、Epan485では0.30であ
り、約2〜2.5倍増感であった。
【0009】
【実施例3】実施例1において、界面活性剤としてポリ
エチレングリコール6000、ポリエチレングリコール
70000を用いて実験した。ポリエチレングリコール
6000では吸光度0.23、ポリエチレングリコール
7000では0.27でであった。
エチレングリコール6000、ポリエチレングリコール
70000を用いて実験した。ポリエチレングリコール
6000では吸光度0.23、ポリエチレングリコール
7000では0.27でであった。
Claims (3)
- 【請求項1】タンパク質を含有する溶液に沈殿剤を加え
てタンパク凝集を行い、タンパクを定性又は定量する方
法において、一般式 【化1】 (式中のRはアルキル基,nは自然数である。)で表わ
されるポリオキシエチレングリコールソルビタンモノア
ルキルエステル系界面活性剤を共存させるタンパク凝集
の増強法。 - 【請求項2】一般式 【化2】 (式中のn,m,oは自然数である。)、 【化3】 (式中のn,m,oは自然数である。)で表わされるポ
リオキシエチレン−ポリオキシプロピレングリコールエ
ーテル系界面活性剤を用いる請求項1記載のタンパク凝
集の増強法。 - 【請求項3】一般式 【化4】 (式中のnは自然数である。)で表わされるポリエチレ
ングリコール系界面活性剤を用いる請求項1記載のタン
パク凝集の増強法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24227095A JPH08113593A (ja) | 1994-08-25 | 1995-08-16 | 界面活性剤を用いるタンパク凝集反応の増強法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6-238334 | 1994-08-25 | ||
| JP23833494 | 1994-08-25 | ||
| JP24227095A JPH08113593A (ja) | 1994-08-25 | 1995-08-16 | 界面活性剤を用いるタンパク凝集反応の増強法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08113593A true JPH08113593A (ja) | 1996-05-07 |
Family
ID=26533648
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24227095A Pending JPH08113593A (ja) | 1994-08-25 | 1995-08-16 | 界面活性剤を用いるタンパク凝集反応の増強法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08113593A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002061067A1 (en) * | 2001-02-01 | 2002-08-08 | Technische Universiteit Delft | A method of preparing cross-linked enzyme aggregates |
| CN100357325C (zh) * | 2005-10-23 | 2007-12-26 | 王贤理 | 一种抗apoA I、apoB抗体制备方法以及用于检测apoA I、apoB的试剂盒 |
-
1995
- 1995-08-16 JP JP24227095A patent/JPH08113593A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002061067A1 (en) * | 2001-02-01 | 2002-08-08 | Technische Universiteit Delft | A method of preparing cross-linked enzyme aggregates |
| CN100357325C (zh) * | 2005-10-23 | 2007-12-26 | 王贤理 | 一种抗apoA I、apoB抗体制备方法以及用于检测apoA I、apoB的试剂盒 |
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