JPH08115080A - 自動調弦装置 - Google Patents
自動調弦装置Info
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- JPH08115080A JPH08115080A JP6278295A JP27829594A JPH08115080A JP H08115080 A JPH08115080 A JP H08115080A JP 6278295 A JP6278295 A JP 6278295A JP 27829594 A JP27829594 A JP 27829594A JP H08115080 A JPH08115080 A JP H08115080A
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- Stringed Musical Instruments (AREA)
Abstract
弦装置であり、モータ部2と、自動調弦装置本体(本
体)3と、モータ部2と本体3とを電気的に接続するケ
ーブル4とで構成されている。モータ部2は、ケーシン
グ、モータ13、回転駆動力伝達機構およびクランプを
有し、本体3は、制御手段30、弦音−電気信号変換手
段31、操作部32、表示部33およびモータドライバ
回路34を有している。調弦の際、弦を弾くと、制御手
段30は、入力周波数および調弦の目標周波数に基づ
き、入力周波数が目標周波数の許容範囲内になるようモ
ータ13を駆動し、この際、入力周波数の変化量がしき
い値以下である場合には、モータ13を停止させる。 【効果】ハンディータイプであるので調弦時の操作およ
び運搬が容易であり、また、調弦時の弦切れを防止でき
る。
Description
れぞれ巻き付けられた複数の調弦用の弦巻つまみとを有
する楽器(以下、代表的に弦楽器という)を自動的に調
弦し得る自動調弦装置に関し、さらに詳しくは、大正琴
に使用するのに特に適した自動調弦装置に関する。
どの複数の弦を有する弦楽器は、正しい音を出して演奏
するためには、それらの弦が予め決まったコードに正確
に調弦されていることが必要である。特に、多数の奏者
が同じ楽器で同じ曲を演奏する場合には、全部の楽器が
正しく調弦されていることが必要である。しかしなが
ら、このような弦楽器の調弦作業は、正確に音の高低を
聞き分けた上で、弦が巻かれた弦巻つまみを正しい音に
合うように手で微調整することが必要であり、初心者や
音感の鈍い者にとってはなかなか困難な作業である。
いろな装置が提案されている。例えば、各弦の本来の音
の周波数を予め目盛りで設定しておき、調弦しようとす
る弦を弾いた際の周波数を指針などで表示し、指針が当
該弦の本来の周波数を示す目盛りに一致した場合に正し
く調弦できたことを示す調弦装置などがある。
をしようとする弦の音の高さ、即ち周波数が本来その弦
が有すべきコードの周波数と合っているかどうかを表示
するにすぎない。そのため、この装置により正しく調弦
するには、片手で弦を弾きながら指針の振れ具合を見
て、指針の振れが基準目盛りに一致するようにその弦が
巻かれている弦巻つまみを手で微調整する作業が必要と
なる。このような指針の振れ具合を見ながら弦巻つまみ
を微調整する作業は、高齢の初心者などには難しく、ま
たたとえできたとしても長い時間がかかってしまうとい
う問題がある。
齢者が習う場合が多いため、このような指針の振れによ
る表示を用いる調弦装置ではうまく調弦できない者が多
い。その上、演奏にあたっては多数の奏者が同一の曲を
演奏するため、すべての琴が正確に調弦されていなけれ
ばならず、そのため大正琴の教室などでは、講師による
調弦でほとんどの時間が費やされてしまうというのが実
情である。
を自動的に行える自動調弦装置がいくつか提案されてお
り、例えば、特開昭56ー32185に記載された装置
などが知られている。
き、弦を弾きながら当該弦の周波数が基準周波数に同期
するようにモータを回転させて、該モータの回転を減速
機構を介して楽器本体に設けられたワインダーに伝え、
該ワインダーによって直接弦を巻き取りあるいは緩め、
それにより弦の張力を調整するように構成されている。
にモータの回転によりワインダーを介して直接弦を巻き
とるか緩めるものであり、モータ及びワインダーは弦楽
器本体内部に内蔵されている。このように楽器内部にこ
の種の調弦機構を内蔵することは、楽器のコストアップ
につながるだけでなく、自ら調弦できる者にとっては不
要な機構であり、楽器の使用対象者を制限することにな
る。また、このような調弦作業が必要なのは、通常楽器
の演奏を始める前であり、弦が正しく設定できた後は、
そのような調弦装置を楽器に備え付けておく必要がない
ということができる。従って、必要な際にのみ、即ち楽
器の演奏を始める前の調弦作業時のみ使用できる楽器本
体とは着脱自在に構成された自動調弦装置が要望されて
いる。
鑑みなされたもので、その主たる目的は、弦楽器に調弦
時にのみ装着して使用することができ、しかも、調弦時
の操作および運搬が容易なハンディータイプの自動調弦
装置を提供することにある。また、本発明の他の目的
は、調弦時、弦切れを防止し得る自動調弦装置を提供す
ることにある。
い自動調弦装置を提供することにある。また、本発明の
他の目的は、特に大正琴の調弦に適し、複数の大正琴に
共用できるハンディータイプの自動調弦装置を提供する
ことにある。
(1)〜(10)の本発明により達成される。
き付けられた複数の調弦用の弦巻つまみとを有する楽器
を自動的に調弦し得る自動調弦装置であって、ケーシン
グと、前記ケーシング内に設置されたモータと、前記弦
巻つまみに嵌合して前記弦巻つまみに回転力を伝達し得
る嵌合部材と、前記モータの回転駆動力を前記嵌合部材
に伝達するための前記ケーシング内に設置された回転駆
動力伝達機構と、少なくとも前記モータの駆動を制御す
る制御手段と、弦音が入力され、該入力された弦音をそ
の周波数に対応する電気信号に変換する弦音−電気信号
変換手段とを有し、前記モータの回転駆動力を前記回転
駆動力伝達機構および前記嵌合部材を介して前記嵌合部
材と嵌合している前記弦巻つまみに伝達して回転し、前
記弦巻つまみに巻き付けられた弦の張力を調整し得るよ
う構成され、前記制御手段は、調弦の際、前記弦音−電
気信号変換手段から入力された弦音の周波数が、予め設
定された調弦の目標周波数に近づくよう前記モータを駆
動して前記弦の張力を変えるよう作動するとともに、前
記弦音−電気信号変換手段から入力された弦音が調弦対
象の弦からの弦音か否かを判断し、調弦対象外の弦から
の弦音と判断した場合には、調弦を禁止するよう制御す
ることを特徴とする自動調弦装置。
前記弦音−電気信号変換手段から入力された弦音の周波
数の変化量と、予め設定されたしきい値とを比較し、前
記変化量が前記しきい値以下のときは、入力された弦音
が調弦対象外の弦からの弦音と判断する上記(1)に記
載の自動調弦装置。
き付けられた複数の調弦用の弦巻つまみとを有する楽器
を自動的に調弦し得る自動調弦装置であって、ケーシン
グと、前記ケーシング内に設置されたモータと、前記弦
巻つまみに嵌合して前記弦巻つまみに回転力を伝達し得
る嵌合部材と、前記モータの回転駆動力を前記嵌合部材
に伝達するための前記ケーシング内に設置された回転駆
動力伝達機構と、少なくとも前記モータの駆動を制御す
る制御手段と、弦音が入力され、該入力された弦音をそ
の周波数に対応する電気信号に変換する弦音−電気信号
変換手段とを有し、前記モータの回転駆動力を前記回転
駆動力伝達機構および前記嵌合部材を介して前記嵌合部
材と嵌合している前記弦巻つまみに伝達して回転し、前
記弦巻つまみに巻き付けられた弦の張力を調整し得るよ
う構成され、前記制御手段は、調弦の際、前記弦音−電
気信号変換手段から入力された弦音の周波数が、予め設
定された調弦の目標周波数に近づくよう前記モータを駆
動して前記弦の張力を変えるよう作動するとともに、弦
音の安定期間に発生した弦音に基づいて前記調弦を行う
よう制御することを特徴とする自動調弦装置。
よび弦音発生終期の少なくとも一方で発生した弦音を除
いた弦音に基づいて前記調弦を行うよう制御する上記
(3)に記載の自動調弦装置。
き付けられた複数の調弦用の弦巻つまみとを有する楽器
を自動的に調弦し得る自動調弦装置であって、ケーシン
グと、前記ケーシング内に設置されたモータと、前記弦
巻つまみに嵌合して前記弦巻つまみに回転力を伝達し得
る嵌合部材と、前記モータの回転駆動力を前記嵌合部材
に伝達するための前記ケーシング内に設置された回転駆
動力伝達機構と、少なくとも前記モータの駆動を制御す
る制御手段と、弦音が入力され、該入力された弦音をそ
の周波数に対応する電気信号に変換する弦音−電気信号
変換手段と、調弦精度を設定する調弦精度設定手段とを
有し、前記モータの回転駆動力を前記回転駆動力伝達機
構および前記嵌合部材を介して前記嵌合部材と嵌合して
いる前記弦巻つまみに伝達して回転し、前記弦巻つまみ
に巻き付けられた弦の張力を調整し得るよう構成され、
前記制御手段は、調弦の際、前記弦音−電気信号変換手
段から入力された弦音の周波数が、予め設定された調弦
の目標周波数に近づくよう前記モータを駆動して前記弦
の張力を変えるよう作動するとともに、前記調弦精度設
定手段により設定された調弦精度に応じ、前記嵌合部材
の回転速度を変更して前記調弦を行うよう制御すること
を特徴とする自動調弦装置。
囲である上記(5)に記載の自動調弦装置。
き付けられた複数の調弦用の弦巻つまみとを有する楽器
を自動的に調弦し得る自動調弦装置であって、片手で把
持し得るケーシングと、前記ケーシング内に設置された
モータと、前記弦巻つまみに嵌合して前記弦巻つまみに
回転力を伝達し得る嵌合部材と、前記モータの回転駆動
力を前記嵌合部材に伝達するための前記ケーシング内に
設置された回転駆動力伝達機構と、少なくとも前記モー
タの駆動を制御する制御手段と、弦音が入力され、該入
力された弦音をその周波数に対応する電気信号に変換す
る弦音−電気信号変換手段とを有し、前記モータの回転
駆動力を前記回転駆動力伝達機構および前記嵌合部材を
介して前記嵌合部材と嵌合している前記弦巻つまみに伝
達して回転し、前記弦巻つまみに巻き付けられた弦の張
力を調整し得るよう構成され、前記制御手段は、調弦の
際、前記弦音−電気信号変換手段から入力された弦音の
周波数が、予め設定された調弦の目標周波数に近づくよ
う前記モータを駆動して前記弦の張力を変えるよう作動
することを特徴とする自動調弦装置。
る一対の壁部を前記湾曲凹面同士が対向するよう配置
し、前記両壁部間に前記弦巻つまみを嵌合するよう構成
したものである上記(1)ないし(7)のいずれかに記
載の自動調弦装置。
部材の内側底面を湾曲凹面としたものである上記(8)
に記載の自動調弦装置。
電気信号変換手段は、それぞれ、前記ケーシングとは別
体の自動調弦装置本体内に設置され、前記ケーシング内
に設置されたモータと、前記自動調弦装置本体内に設置
された制御手段とが、有線または無線で通信されるよう
構成した上記(1)ないし(9)のいずれかに記載の自
動調弦装置。
のモータ部2を片手で把持し、クランプ26を調弦しよ
うとする弦が巻かれている弦巻つまみ51に嵌合させ
る。
ータ部2を固定しつつ、他方の手で調弦しようとする弦
を弾くと、その弦の周波数が弦音−電気信号変換手段3
1から制御手段30に入力され、制御手段30は、所定
の演算処理等を行って、予め設定された目標周波数の許
容範囲内になるまで(目標周波数の中心周波数と一致す
る場合も含む)モータ13を所定の方向へ回転させる。
モータ13の回転駆動力は回転駆動力伝達機構15を介
してクランプ(嵌合部材)26に伝達され、さらに、こ
のクランプ26を介して弦巻つまみ51に伝達される。
これにより、該弦巻つまみ51は、そこに巻かれた弦が
正しい音に至るまで回転し、調弦が完了する。
す好適実施例に基づいて詳細に説明する。図1および図
2は、それぞれ、本発明の自動調弦装置の構成例を示す
斜視図および本発明の自動調弦装置のモータ部の構成例
を示す断面図である。図1に示すように、本発明の自動
調弦装置1は、ハンディータイプの自動調弦装置であ
り、モータ部2と、自動調弦装置本体(以下、本体とい
う)3と、モータ部2と本体3とを電気的に接続するケ
ーブル4とで構成されている。
琴5のまくらの部分の弦巻つまみ取り付け部50には、
6個の弦巻つまみ51が左右3個づつに分かれ所定間隔
で配設されている。これらの弦巻つまみ51には、それ
ぞれ弦(図示せず)が巻き付けられている。
タ部2は、片手で把持し得る(比較的小型の)ケーシン
グ6を有している。ケーシング6は、一端部(図2中下
側)のみ開口するほぼ円筒状の部材であり、このケーシ
ング6の開口部61には、底板7が設置されている。
記底板7の図2中上側には、底板7の端部に設けられた
支柱(スペーサ)8およびほぼ中心に設けられた軸1
7、18を介して中板9が設置されている。また、中板
9のほぼ中心であって、図2中上側には、支柱(スペー
サ)10が設けられ、前記ケーシング6の上板部62
は、この支柱10の一端に接合されている。このよう
に、ケーシング6内には、中板9によって仕切られた第
1領域63および第2領域64が形成されている。
中板9の端部に設置されており、このジャック取付板1
1には、ケーブル4が接続されたジャック(コネクタ)
12が取り付けられている。また、第2領域64には、
モータ13が中板9に設置されている。この場合、モー
タ13の回転軸14は、中板9の孔部から第1領域63
まで突出しており、この回転軸14の先端部には、ギヤ
16が接合されている。
63に設けられた回転駆動力伝達機構15を介し、減速
して、従動部材であるクランプ(嵌合部材)26に伝達
され、これによりクランプ26が正逆いずれの方向へも
回転し得るよう構成されている。
達機構15は、中板9と底板7との間に、モータ13の
回転軸14と同方向(平行)に配設された2本の軸17
および18に、それぞれ2個づつ回転可能に取り付けら
れたギヤ19、20、21および22と、モータ13の
回転軸14と同方向(平行)に配設され、回転可能に支
持されたクランプ回転軸25と、該クランプ回転軸25
へピン24により固定されたギヤ23と、前記ギヤ16
とを有している。より詳しくは、モータ13のギヤ16
には、軸17の図2中上側のギヤ19が噛合し、このギ
ヤ19には、軸18の図2中上側のギヤ21が噛合し、
またこのギヤ21には、軸17の図2中下側のギヤ20
が噛合し、またこのギヤ20には、軸18の図2中下側
のギヤ21が噛合し、さらにこのギヤ21には、クラン
プ回転軸25のギヤ23が噛合しており、これによりモ
ータ13の回転が減速して伝達されるようになってい
る。
4、19、20、21、22および23のギヤ比は、そ
れぞれ、クランプ回転軸25が10〜20秒間に1回程
度回転するようにモータ13の回転を減速して伝えるよ
うに設定されてることが好ましい。クランプ回転軸25
の一端は、底板7の孔部からケーシング6の外部へ突出
しており、このクランプ回転軸25の一端には、クラン
プ26が接合されている。
置1のクランプ26の構成例を示す側面図および底面図
である。図3および図4に示すように、自動調弦装置1
のクランプ(嵌合部材)26は、所定の曲率で湾曲した
湾曲凹面271および281を有する一対の壁部27お
よび28を、湾曲凹面271と湾曲凹面281とが対向
するよう配置し、壁部27と壁部28との間に大正琴5
の弦巻つまみ51を嵌合するよう構成したほぼU字状の
金属片からなる。なお、このクランプ26の図3中上部
端面に、前記クランプ回転軸25の図3中下端が固着さ
れている。
が、好ましくは、クランプ26の幅Aを21〜23mm程
度、クランプ26の中央における湾曲凹面271と湾曲
凹面281との距離Bを9〜10mm程度、クランプ26
の両端における湾曲凹面271と湾曲凹面281との距
離Cを4〜6mm程度とする。
寸法の異なる種々の機種が存在し、すなわち、弦巻つま
み51の形状や寸法は数10種以上あるが、本実施例で
は、前述したようにクランプ26を構成することによ
り、クランプ26を種々の形状や寸法の弦巻つまみ51
に嵌合することができ、汎用性が広い。また、クランプ
26を弦巻つまみ51に嵌合した際、クランプ26と弦
巻つまみ51との隙間(遊び)を少なくすることがで
き、これにより、少ない回数(弦を弾く回数)で調弦を
完了させることができる。
合した状態で該クランプ26を回転させると、クランプ
26の回転により、弦巻つまみ51が、クランプ26の
湾曲凹面271および281、特にクランプ26両端部
における湾曲凹面271および281に案内され、弦巻
つまみ51の軸の中心と、クランプ回転軸25の中心と
が一致するよう移動する。これにより調弦動作が安定す
る。
について説明する。図9および図10は、それぞれ、自
動調弦装置1のクランプの他の構成例を示す側面図およ
び底面図である。図9および図10に示すクランプ26
aは、前述したクランプ26よりもさらに好ましい構造
のものであり、前記クランプ26の内側底面を湾曲凹面
としたものである。以下、具体的に説明する。
湾曲凹面271aおよび281aを有する一対の壁部2
7aおよび28aと、所定の曲率で湾曲した湾曲凹面2
91aを有する天井部29aとによって構成されたほぼ
U字状の金属片からなる。この場合、両壁部27aおよ
び28aは、湾曲凹面271aと湾曲凹面281aとが
対向するよう配置され、また、天井部29aは、湾曲凹
面291aが図9中下側(クランプ回転軸25と反対
側)を向くように配置され、壁部27aと壁部28aと
の間に大正琴5の弦巻つまみ51を嵌合するよう構成さ
れている。なお、このクランプ26aの天井部29a
に、前記クランプ回転軸25の図9中下端が固着されて
いる。
いが、好ましくは、クランプ26aの幅A1 を20〜2
4mm程度、クランプ26aの中央における湾曲凹面27
1aと湾曲凹面281aとの距離B1 を8〜10mm程
度、クランプ26aの両端における湾曲凹面271aと
湾曲凹面281aとの距離C1 を4〜6mm程度、クラン
プ26aの中央における高さD1 を10〜15mm程度と
する。
図示の構造に限定されず、この他、例えば、別途、片手
で把持し得る把持部を有するものであってもよい。ま
た、自動調弦装置1の回転駆動力伝達機構15は、図示
のものに限定されず、この他、例えば、回転軸のみで構
成されているもの、すなわち、モータ13とクランプ2
6とが直結されていてもよい。
ば、ギヤ比が可変であり、該ギヤ比の変更によりトルク
や回転速度を変え得るような変速機構を有していてもよ
い。この場合には、変速機構によりトルクを増大させる
ことによって、例えば、ピアノのような大トルクを要す
る楽器の調弦も可能となり、汎用性が広がる。
および図4に示される形状のもの、特に、図9および図
10に示される形状のものが好ましいが、図示のものに
限定されず、この他、例えば、十字状の係合溝を有する
形状等、モータ13の回転力を弦巻つまみ51に伝達し
得る形状であればよい。
a)は、回転軸25に固着されているが、本発明は、こ
れに限定されず、この他、クランプが着脱自在(交換可
能)に構成されていてもよい。この場合には、他の弦楽
器の調弦の際は、弦楽器の種類に応じて、クランプを交
換することができるので、さらに汎用性が広がる。
て説明する。図5は、本発明の自動調弦装置の回路構成
例を示すブロック図である。同図に示すように、自動調
弦装置1の本体3は、制御手段30と、弦音−電気信号
変換手段31と、操作部32と、表示部33と、モータ
ドライバ回路34とを有している。モータドライバ回路
34は、前述したように、ケーブル4によりモータ部2
のモータ13と電気的に接続されている。
た際に生じる弦音が入力され、該入力された弦音をその
周波数に対応する電気的な信号(電気信号)に変換する
手段であり、例えば、マイクや増幅回路等で構成されて
いる。この弦音−電気信号変換手段31の出力側には、
制御手段30が接続されており、弦音−電気信号変換手
段31からの信号は、制御手段30に入力される。
ータ(MCU)で構成され、前記弦音−電気信号変換手
段31からの信号等に基づき、制御手段30に接続され
たモータドライバ回路34を介して、モータ13の駆動
制御、すなわち、後述する調弦制御、弦切れ防止のため
の制御およびモータ13の回転速度の制御等を行う他、
後述する弦切れ警告表示および調弦終了表示等の自動調
弦装置1における諸機能の制御を行う。また、制御手段
30は、図示しない、メモリー、タイマーおよびカウン
タ等を有している。
ている。この操作部32には、目標周波数、すなわち、
調弦の目標とするオクターブを設定(選択)するための
目標オクターブ設定(選択)スイッチおよび調弦の目標
とする音階(C、C#、D、D#、E、F、F#、G、
G#、A、A#、B)を設定するための目標音階設定ス
イッチ、後述する基準周波数f0 を設定するための基準
周波数設定スイッチ、調弦精度、すなわち前記目標周波
数の許容範囲の幅を設定するための許容範囲幅設定スイ
ッチ(調弦精度設定手段)、スイッチがオンすると後述
する弦切れ防止制御を行う「弦切れ防止モード」に設定
される弦切れ防止モード設定スイッチ、調弦が禁止され
た場合にその調弦禁止を解除するための調弦禁止解除ス
イッチ(終了解除スイッチ)およびメインスイッチ等が
必要に応じて設けられている。ここで、前記目標周波数
とは、調弦しようとする弦(弦音)の正しい周波数をい
う。
ブにおける全ての音階の基準となる周波数であり、例え
ば、基準周波数f0 を所定のオクターブにおける音階A
の中心周波数とし、前記基準周波数選択スイッチによ
り、その基準周波数f0 を、例えば、438、439、
440、441、442、443、444および445
Hzのうちから任意に選択し得るように構成する。な
お、基準周波数f0 が設定されると、各オクターブにお
ける全ての音階の中心周波数が定まり、よって、前記目
標オクターブ選択スイッチおよび目標音階選択スイッチ
により調弦の目標とするオクターブおよび音階を設定す
ると、そのオクターブにおける音階の中心周波数、すな
わち目標周波数の中心周波数が設定される。
続されている。この表示部33には、後述する弦切れ警
告表示、調弦終了表示、基準周波数設定スイッチにより
設定した基準周波数f0 、目標オクターブ選択スイッチ
および目標音階選択スイッチにより設定した調弦の目標
とするオクターブおよび音階、すなわち目標周波数、許
容範囲幅設定スイッチにより設定した目標周波数の許容
範囲の幅(調弦精度)、弦音−電気信号変換手段31か
ら制御手段に入力された信号(入力周波数)、すなわ
ち、弦音−電気信号変換手段31から入力された弦音の
オクターブ値および音階、入力周波数が、目標周波数の
許容範囲の最小値より小/目標周波数の許容範囲の最大
値より大/目標周波数の許容範囲内/入力信号なしのい
ずれであるか、入力周波数と目標周波数の中心周波数と
の差(ズレ量)等のうちの必要な情報が、例えば、発光
ダイオード(LED)等の発光素子、液晶表示素子(L
CD)、メーター等により表示される。
作を説明する。使用者(調弦者)は、自動調弦装置1の
操作部32の各スイッチを操作して、下記のように所定
の設定を行う。まず、基準周波数設定スイッチにより、
基準周波数(f0 )を設定し、目標オクターブ設定スイ
ッチおよび目標音階設定スイッチにより、調弦の目標と
するオクターブ値および調弦の目標とする音階を設定す
ると、目標周波数の中心周波数(fA )が設定される。
目標周波数の許容範囲の幅(±a)を設定すると、目標
周波数の許容範囲(fA −a〜fA +a)、すなわち、
目標周波数の許容範囲の最小値(fA −a=fmin )お
よび最大値(fA +a=fma x )が設定される。
0 )、調弦の目標とするオクターブ値および音階、目標
周波数の許容範囲の幅(±a)、目標周波数の中心周波
数(fA)、目標周波数の許容範囲の最小値(fmin )
および目標周波数の許容範囲の最大値(fA +a=f
max )は、表示部33により表示される。
了した後、図1に示すように、モータ部2のケーシング
を把持し、クランプ26を、調弦しようとする弦が巻か
れている弦巻つまみ51に嵌合させ、その調弦しようと
する弦を弾く。以下、モータ部2のクランプ26が嵌合
している弦巻つまみ51に巻かれている弦を「調弦対象
の弦」、それ以外の弦を「調弦対象外の弦」という。
弦音は、弦音−電気信号変換手段31に入力され、この
弦音−電気信号変換手段31にて、弦音の周波数に対応
する電気的な信号に変換され、この信号は、弦音−電気
信号変換手段31から制御手段30へ入力される。制御
手段30は、弦音−電気信号変換手段31からの入力信
号に基づいて、弦音検出を行う、すなわち、入力周波数
を求める。この入力周波数は、表示部33により表示さ
れる。
入力条件を満たしているか否かを判断し、入力条件を満
たしていると判断した場合には、「入力有り」とし、後
述する各演算処理および表示等を行う。一方、入力条件
を満たしていないと判断した場合には、「入力無し」と
する。これにより、外部の雑音による装置の誤動作を防
止することができる。
に基づく信号として認識されるための条件であり、自動
調弦装置1の工場出荷時において予め設定されている。
なお、この入力条件は、例えば、「入力される音の大き
さが所定値以上」、「入力される音の安定度が所定値以
上」等として、調弦時に雑音を拾うことを排除するよう
に条件を設定する。
31からの入力信号が入力条件を満たしていると判断し
た場合には、その弦音−電気信号変換手段31からの入
力信号および予め設定された目標周波数に基づいて、調
弦の制御を行う。図6は、調弦時における制御手段30
のモータ制御動作を示すタイミングチャートである。な
お、実際には、演算時間等のため、モータ動作タイミン
グは、図6中右側に少しシフトするが、話を簡単にする
ため、前記演算時間等は省略されている。
(入力波形)は、連続したきれいな正弦波ではない。弦
音発生初期の期間t1 は、弦が共振するまでの収束期間
であり、乱れた波形が発生している。この期間での弦音
検出は困難であり、調弦精度は低い。また、弦音発生終
期の期間t3 は、弦の共振が減衰していく期間であり、
連続した正弦波が発生しているが、その振幅は小さく、
また、同一の共振周波数を持つ他の弦の音が多く含まれ
ている。このため、この期間での調弦精度は低い。
弦が共振している期間であり、振幅が比較的大きい連続
した正弦波が発生しているので、弦音検出が容易であ
り、調弦精度は高い。
発生した弦音に基づいて調弦を行う。具体的には、期間
t1 (弦音発生初期)およびt3 (弦音発生終期)の少
なくとも一方では、モータ13の駆動(調弦)を停止
(禁止)し、期間t1 およびt3 の少なくとも一方で発
生した弦音を除いた弦音に基づいて調弦を行う。好まし
くは、期間t1 およびt3 では、モータ13の駆動を停
止し、期間t2 内(弦音発生中期)の所定期間に発生し
た弦音に基づいて調弦を行う。すなわち、前記期間t2
内の所定期間のみモータ13の駆動を許可して、調弦を
行う。
1 )は、調弦を禁止し、この後、期間t5 の間、調弦を
許可し、該調弦を開始してから一定期間(期間t5 )経
過後は、調弦を禁止する。すなわち、期間t4 (>t
1 )およびt6 (>t3 )は、モータ13の駆動を停止
し、期間t5 のみモータ13の駆動を許可して、調弦を
行う。なお、t1 +t2 >t4 +t5 、t1 +t2 +t
3 =t4 +t5 +t6 である。また、t4 は、0.1〜
1秒程度、t5 は、0.5〜4秒程度、t4 +t5 は、
0.6〜5秒程度とするのが好ましい。なお、前記t4
およびt5 は、それぞれ、弦楽器の種類等に応じて適宜
決定される。
することにより、弦音検出精度が向上し、これにより、
正確に入力周波数を求めることができるので、調弦精度
が向上する。
調弦を行なう場合には、調弦精度は、±2cent(セン
ト)程度が限界であり、また、精度を上げると、モータ
13がオーバーラン(一度、目標周波数を通り越してし
まう現象)してしまい、調弦終了までに弦を弾く回数が
多くなってしまうが、本実施例では、オーバーランの起
こる確率は極めて小さく、調弦終了までに弦を弾く回数
も少なくてすみ、また、調弦精度を、±1cent以下まで
向上させることができる。
(弾かれた弦の弦音の周波数)が、調弦の目標周波数に
近づくよう(目標周波数の中心周波数と一致する場合も
含む)モータ13を駆動して、調弦対象の弦の張力を変
える。以下、具体的に説明する。制御手段30は、入力
周波数と、調弦の目標周波数とを比較する。すなわち、
入力周波数が目標周波数の許容範囲内か否かを判断す
る。
囲内である場合には、モータ13を回転(駆動)させ
ず、調弦を終了させる。この場合、表示部33により、
調弦が終了した旨を示す調弦終了表示が行われる。入力
周波数が目標周波数の許容範囲内ではない場合には、制
御手段30は、入力周波数が目標周波数(目標周波数の
許容範囲の最大値fmax )より高い、または、入力周波
数が目標周波数(目標周波数の許容範囲の最小値f
min )より低いのいずれであるかを判断する。
力周波数の方が調弦の目標周波数の許容範囲の最大値f
max より高い場合には、弦を緩める方向へモータ13を
回転(駆動)させて、調弦対象の弦の張力を下げる。ま
た、入力周波数の方が低い場合、すなわち、入力周波数
の方が調弦の目標周波数の許容範囲の最小値fmin より
低い場合には、弦を締める方向へモータ13を回転(駆
動)させて、調弦対象の弦の張力を上げる。
周波数の中心周波数fA との差も求める。そして、入力
周波数が目標周波数の許容範囲の最小値fmin より低
い、入力周波数が目標周波数の許容範囲の最大値fmax
より高い、入力周波数の目標周波数の許容範囲内、また
は、入力信号なしのいずれであるかと、入力周波数と目
標周波数の中心周波数fA との差とを表示部33により
表示する。
と目標周波数との比較およびモータ13の回転動作は、
それぞれ、前記期間t5 の間繰り返し行なわれ、徐々
に、入力周波数は、目標周波数の許容範囲に近づいてい
く。そして、入力周波数が目標周波数の許容範囲内にな
った場合には、モータ13を停止させ、調弦を終了させ
る。この場合、表示部33により、調弦が終了した旨を
示す調弦終了表示が行われる。
する場合もあるが、入力周波数が目標周波数の許容範囲
内になるまでには、通常は、数回弦を弾く必要があり、
その都度前述した動作が繰り返される。ここで、例え
ば、入力周波数が目標周波数の許容範囲内に所定時間
(例えば、0.5〜4秒)存在したことを所定回(例え
ば、1〜3回)検出した場合を、前記入力周波数が目標
周波数の許容範囲内になったものとすることができる。
弦精度、すなわち目標周波数の許容範囲の幅(±a)の
大小に応じて、モータ13の回転速度を変更し、これに
よりクランプ26の回転速度を変更するよう制御する。
1.0cent、±1.5cent、±2.0centおよび±3.
0centの4種設けられているとき、許容範囲の幅を±
1.0centまたは±1.5centに設定した場合(許容範
囲の幅が比較的小さい場合)には、比較的低い回転速度
でモータ13を回転させ、許容範囲の幅を±2.0cent
および±3.0centに設定した場合(許容範囲の幅が比
較的大きい場合)には、比較的高い回転速度でモータ1
3を回転させる。なお、±1.0cent、±1.5cent、
±2.0centおよび±3.0centのそれぞれに、異なっ
た回転速度を対応させてもよい。
タ13の回転速度を制御、すなわち許容範囲が小さい
(調弦精度が高い)程モータ13の回転速度を低く設定
することにより、オーバーランの起こる確率は極めて小
さくなり、調弦終了までに弦を弾く回数を少なくするこ
とができる。なお、本発明では、上記の構成の他、例え
ば、ギヤ比を変更し得る変速機構等により、クランプ2
6の回転速度を変更し得るように構成してもよい。
切れ防止機能を有している。制御手段30は、入力され
た弦音が、調弦対象の弦からの弦音か否かを判断し、調
弦対象外の弦からの弦音と判断した場合には、調弦を禁
止するよう制御する。
てしまった場合、その弦を何度弾いても入力周波数は変
化しない。従って、制御手段30は、入力周波数の変化
量と、予め設定されたしきい値(x)とを比較し、入力
周波数の変化量がしきい値(x)以下である場合には、
入力された弦音は調弦対象外の弦からの弦音、すなわ
ち、弾いている弦と、モータ部2のクランプ26が嵌合
している弦巻つまみ51に巻かれている弦(調弦対象の
弦)とが異なっていると判断し、モータ13の駆動を禁
止するように構成する。
(n1 回目)に弾いたときの音と、弦を前記所定回目
(n1 回目)よりn2 回後、すなわちn1 +n2 回目に
弾いたときの音との入力周波数の差とするのが好まし
い。なお、前記n1 、n2 は、それぞれ、自然数であ
る。この場合、弦の弾き方による弦音のバラツキ等を考
慮すると、前記n1 は、1〜3、特に1、n2 は、1〜
6、n1 +n2 は、2〜9とするのが好ましい。また、
前記しきい値xは、5〜20cent程度とするのが好まし
い。
と、制御手段30は、弦を1回目に弾いたときの入力周
波数のうちの最終入力値と、弦をm回目(但し、mは2
以上の整数、例えば、m=2〜9)に弾いたときの入力
周波数のうちの最終入力値とを比較し、その差がしきい
値x以下(例えば、x=11cent)の場合には、強制的
にモータ13を停止させ、調弦を禁止する。そして、表
示部33により、弦切れ警告表示を行う。この弦切れ警
告表示は、調弦者の操作により調弦禁止解除スイッチが
オンするまで継続する。また、調弦禁止解除スイッチが
オンすると、モータ13の駆動禁止(調弦禁止)は解除
され、調弦可能な状態となる。
る期間(弦音の安定期間)のうちの最後に発生した弦音
の周波数(本実施例では、図6に示すt=t4 +t5 に
おける弦音の周波数)をいう。
における前記m(n1 +n2 )は、モータ13の回転速
度(クランプ26の回転速度)、すなわち目標周波数の
許容範囲の幅(調弦精度)に応じて変更される。例え
ば、許容範囲の幅を±1.0centまたは±1.5centに
設定した場合(許容範囲の幅が比較的小さい場合)に
は、m=6(n2 =5)、許容範囲の幅を±2.0cent
および±3.0centに設定した場合(許容範囲の幅が比
較的大きい場合)には、m=3(n2 =2)とする。な
お、前記しきい値xおよびm(n1 +n2 )等は、それ
ぞれ、弦楽器の種類や、モータ13の回転速度等に応じ
て適宜決定される。
合には、入力周波数が目標周波数の許容範囲からはずれ
ていると、モータ13が所定方向へ回転し、これにより
弦音が徐々に変わり、入力周波数が目標周波数の許容範
囲内になったところでモータが停止する。
機能のない装置で調弦を行うと、調弦対象外の弦を弾い
てしまった場合には、入力周波数が目標周波数より低い
と、モータ13は弦を締める方向へ回転し、これにより
弦は徐々に締まっていくが、弦を締めても弦音は変わら
ないので、これを繰り返し行うと、弦の締めすぎにより
弦が切れてしまう。弦が切れた場合、切れた弦が調弦者
の顔や手等に当ってけがをすることがあり、極めて危険
である。
れ防止機能を有しているので、調弦の際、調弦対象外の
弦を弾いてしまった場合でも、モータ13が強制的に停
止して、調弦が禁止されるので、弦の締めすぎによる弦
切れを防止でき、これにより、弦が切れた場合必要とな
る弦代金の削減と、弦交換の労力を解消できるととも
に、特に調弦時の安全性を向上させることができる。
た後、次の弦の調弦を行うには、目標オクターブ設定ス
イッチおよび目標音階設定スイッチにより、次に調弦し
ようとする弦の目標とするオクターブ値および音階(目
標周波数)を設定する。以下は、前記と同様であるので
説明を省略する。
段30の動作を説明する。図7は、調弦時の制御手段3
0の制御動作を示すフローチャートである。以下、この
フローチャートに基づいて説明する。各設定が全て終了
し、制御手段30に内蔵されている図示しないカウンタ
およびタイマーが、それぞれリセットされている状態
(カウントN=0、タイマーt=0)において、弦音−
電気信号変換手段31から入力が有る否か、すなわち、
弦音−電気信号変換手段31からの入力信号が所定の入
力条件を満たしているか否かを判断する(ステップ10
1)。
変換手段31から入力が有る、すなわち、弦音−電気信
号変換手段31からの入力信号が所定の入力条件を満た
していると判断した場合には、カウンタのカウントNを
1つインクリメントする(N=N+1)(ステップ10
2)。なお、このカウントNは、弦を弾いた回数に相当
する。
0)(ステップ103)。次いで、タイマーt=t4 か
否かを判断する(ステップ104)。この場合、例え
ば、t4 =0.2秒程度とする(図6参照)。ステップ
104において、タイマーt=t4 と判断した場合に
は、弦音−電気信号変換手段31からの入力信号に基づ
いて、入力周波数を求める(ステップ105)。
の許容範囲内か否かを判断する(ステップ106)。ス
テップ106において、入力周波数が目標周波数の許容
範囲内ではないと判断した場合には、入力周波数が目標
周波数より大きいか否かを判断する(ステップ10
7)。
標周波数(目標周波数の許容範囲の最大値fmax )より
大きいと判断した場合には、弦を緩める方向へモータ1
3を回転させる(ステップ108)。また、ステップ1
07において、入力周波数が目標周波数(目標周波数の
許容範囲の最小値fmin )より小さいと判断した場合に
は、弦を締める方向へモータ13を回転させる(ステッ
プ109)。
入力が有るか否か、すなわち、弦音−電気信号変換手段
31からの入力信号が所定の入力条件を満たしているか
否かを判断する(ステップ110)。ステップ110に
おいて、入力無しと判断した場合には、モータ13を停
止させ(ステップ111)、この後、ステップ101に
戻り、再び、ステップ101以降を実行する。
した場合には、タイマーt≦t4 +t5 か否かを判断す
る(ステップ112)。この場合、例えば、t5 =1.
0秒程度とする(図6参照)。ステップ112におい
て、タイマーt≦t4 +t5 と判断した場合には、ステ
ップ105に戻り、再び、ステップ105以降を実行す
る。また、ステップ112において、タイマーt>t4
+t5 と判断した場合には、モータ13を停止させ(ス
テップ113)、この後、ステップ101に戻り、再
び、ステップ101以降を実行する。
周波数が目標周波数の許容範囲内であると判断した場合
には、モータ13を停止させ、調弦を終了する(ステッ
プ114)。次いで、表示部33により、調弦終了表示
を行う(ステップ115)。次いで、カウンタのカウン
トNをリセットする(N=0)(ステップ116)。以
上でこのプログラムは終了する。
弦時の制御手段30の制御動作を示すフローチャートで
ある。なお、調弦動作に関しては、このフローチャート
では省略されている。以下、このフローチャートに基づ
いて説明する。弦切れ防止モード設定スイッチがオンし
て、「弦切れ防止モード」に設定され、かつ、この他の
各設定が全て終了し、制御手段30に内蔵されている図
示しないカウンタ等がリセットされている状態(カウン
トN=0)において、弦音−電気信号変換手段31から
入力が有る否か、すなわち、弦音−電気信号変換手段3
1からの入力信号が所定の入力条件を満たしているか否
かを判断する(ステップ201)。
変換手段31から入力が有る、すなわち、弦音−電気信
号変換手段31からの入力信号が所定の入力条件を満た
していると判断した場合には、カウンタのカウントNを
1つインクリメントする(N=N+1)(ステップ20
2)。なお、このカウントNは、弦を弾いた回数に相当
する。
を判断する(ステップ203)。ステップ203におい
て、カウントN=1と判断した場合には、前述したよう
に、期間t5 の間調弦を許可し、入力周波数を求め、こ
の入力周波数が目標周波数の許容範囲内となるようにモ
ータ13を駆動して調弦を行う。この際、N=1におけ
るデータとして、入力周波数のうちの最終入力値をメモ
リーに記憶する(ステップ204)。次いで、ステップ
201に戻り、再度、ステップ201〜203を実行す
る。
N=1ではないと判断した場合には、カウントN=3か
否かを判断する(ステップ205)。ステップ205に
おいて、カウントN=3ではないと判断した場合には、
ステップ201に戻り、再度、ステップ201〜205
を実行する。また、ステップ205において、カウント
N=3と判断した場合には、前述したように、期間t5
の間調弦を許可し、入力周波数を求め、この入力周波数
が目標周波数の許容範囲内となるようにモータ13を駆
動して調弦を行い、この後、メモリーからN=1におけ
るデータを読み出す(ステップ206)。
数のうちの最終入力値)と、メモリーから読み出したN
=1におけるデータとの差αを求める(ステップ20
7)。次いで、差α≦11cent(しきい値)か否かを判
断する(ステップ208)。ステップ208において、
差α>11centと判断した場合には、カウンタのカウン
トNをリセットし(N=0)(ステップ209)、ステ
ップ201に戻り、再度、ステップ201以降を実行す
る。
1centと判断した場合には、モータ13を強制的に停止
させる(ステップ210)。次いで、表示部33によ
り、弦切れ警告表示を行う(ステップ211)。以上で
このプログラムは終了する。
0をマイクロコンピュータで構成しているが、本発明で
は、制御手段30は、マイクロコンピュータには限定さ
れず、この他、例えば、ロジック回路で構成してもよ
い。また、本実施例では、弦切れ防止モード設定スイッ
チにより、弦切れ防止制御を行う「弦切れ防止モード」
と、弦切れ防止制御を行わない「通常モード」とを選択
し得るよう構成されているが、本発明は、調弦時に必ず
弦切れ防止制御を行うような構成であってもよい。
弦音の安定期間に発生した弦音に基づいて調弦を行う機
能と、調弦精度に応じて嵌合部材の回転速度を変更して
調弦を行う機能とを有しているが、本発明では、例え
ば、これらの機能のいずれか1つを設けること、または
前記3つの機能のうちの任意の2つを組み合わることも
可能である。この場合、1機能だけよりも、前記3つの
機能のうちの2つを組み合わせた方が好ましい。
止機能と、弦音の安定期間に発生した弦音に基づいて調
弦を行う機能」、「弦切れ防止機能と、調弦精度に応じ
て嵌合部材の回転速度を変更して調弦を行う機能」、
「弦音の安定期間に発生した弦音に基づいて調弦を行う
機能と、調弦精度に応じて嵌合部材の回転速度を変更し
て調弦を行う機能」および「弦切れ防止機能と、弦音の
安定期間に発生した弦音に基づいて調弦を行う機能と、
調弦精度に応じて嵌合部材の回転速度を変更して調弦を
行う機能(本実施例)」があるが、このうち、特に「弦
切れ防止機能と、弦音の安定期間に発生した弦音に基づ
いて調弦を行う機能と、調弦精度に応じて嵌合部材の回
転速度を変更して調弦を行う機能」の3機能を有する本
実施例が好ましい。
弦装置本体3とがケーブル4で接続され、モータ13と
制御手段30とがモータドライバ回路34を介して有線
で通信されるよう構成されているが、本発明では、この
他、例えば、モータ部2と自動調弦装置本体3との通信
(モータ13と制御手段30との通信)を無線で行うよ
うに構成してもよい。また、本発明では、例えば、制御
手段30、弦音−電気信号変換手段31、操作部32、
表示部33およびモータドライバ回路34のうちの少な
くとも1つが、モータ部2に設けられていてもよい。
が大正琴に用いられた場合について説明したが、本発明
は、ギター、ウクレレ、バイオリン、チェロ、ハープお
よび三味線などの他の弦楽器や、ピアノ等の弦および弦
巻つまみを有する各種の楽器(弦巻つまみが着脱可能に
なっている楽器も含む)についても応用することができ
る。以上、本発明の自動調弦装置を図示の構成例に基づ
いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
い。
装置によれば、調弦が必要な弦楽器に対して必要に応じ
て使用することができ、また、ハンディータイプである
ので、調弦時の操作および運搬が容易である。また、装
置を作動し、弦を弾くだけで自動的に正しい調弦ができ
るので、非常に実用性が高く、特に、多数の楽器で同一
の曲を演奏する場合などにこの自動調弦装置を使用すれ
ば、調音の個人差がなく均一性のある調弦ができる。
動調弦装置によれば、調弦の際、調弦対象外の弦を弾い
てしまった場合でも、モータが強制的に停止して、調弦
が禁止されるので、弦の締めすぎによる弦切れを防止で
き、これにより、弦が切れた場合必要となる弦代金の削
減と、弦交換の労力を解消できるとともに、特に調弦時
の安全性を向上させることができる。
づいて調弦を行う本発明の自動調弦装置によれば、オー
バーランの起こる確率は極めて小さくなり、調弦終了ま
でに弦を弾く回数を少なくでき、さらには、高い調弦精
度を得ることができる。
数の許容範囲の大小に応じて、嵌合部材の回転速度を変
更して調弦を行う本発明の自動調弦装置によれば、オー
バーランの起こる確率は極めて小さくなり、調弦終了ま
でに弦を弾く回数を少なくすることができる。
ある。
である。
である。
である。
ック図である。
動作の一例を示すタイミングチャートである。
一例を示すフローチャートである。
る制御手段の調弦時の制御動作の一例を示すフローチャ
ートである。
である。
図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 複数の弦と、前記弦がそれぞれ巻き付け
られた複数の調弦用の弦巻つまみとを有する楽器を自動
的に調弦し得る自動調弦装置であって、 ケーシングと、前記ケーシング内に設置されたモータ
と、前記弦巻つまみに嵌合して前記弦巻つまみに回転力
を伝達し得る嵌合部材と、前記モータの回転駆動力を前
記嵌合部材に伝達するための前記ケーシング内に設置さ
れた回転駆動力伝達機構と、少なくとも前記モータの駆
動を制御する制御手段と、弦音が入力され、該入力され
た弦音をその周波数に対応する電気信号に変換する弦音
−電気信号変換手段とを有し、 前記モータの回転駆動力を前記回転駆動力伝達機構およ
び前記嵌合部材を介して前記嵌合部材と嵌合している前
記弦巻つまみに伝達して回転し、前記弦巻つまみに巻き
付けられた弦の張力を調整し得るよう構成され、 前記制御手段は、調弦の際、前記弦音−電気信号変換手
段から入力された弦音の周波数が、予め設定された調弦
の目標周波数に近づくよう前記モータを駆動して前記弦
の張力を変えるよう作動するとともに、前記弦音−電気
信号変換手段から入力された弦音が調弦対象の弦からの
弦音か否かを判断し、調弦対象外の弦からの弦音と判断
した場合には、調弦を禁止するよう制御することを特徴
とする自動調弦装置。 - 【請求項2】 前記制御手段による前記判断は、前記弦
音−電気信号変換手段から入力された弦音の周波数の変
化量と、予め設定されたしきい値とを比較し、前記変化
量が前記しきい値以下のときは、入力された弦音が調弦
対象外の弦からの弦音と判断する請求項1に記載の自動
調弦装置。 - 【請求項3】 複数の弦と、前記弦がそれぞれ巻き付け
られた複数の調弦用の弦巻つまみとを有する楽器を自動
的に調弦し得る自動調弦装置であって、 ケーシングと、前記ケーシング内に設置されたモータ
と、前記弦巻つまみに嵌合して前記弦巻つまみに回転力
を伝達し得る嵌合部材と、前記モータの回転駆動力を前
記嵌合部材に伝達するための前記ケーシング内に設置さ
れた回転駆動力伝達機構と、少なくとも前記モータの駆
動を制御する制御手段と、弦音が入力され、該入力され
た弦音をその周波数に対応する電気信号に変換する弦音
−電気信号変換手段とを有し、 前記モータの回転駆動力を前記回転駆動力伝達機構およ
び前記嵌合部材を介して前記嵌合部材と嵌合している前
記弦巻つまみに伝達して回転し、前記弦巻つまみに巻き
付けられた弦の張力を調整し得るよう構成され、 前記制御手段は、調弦の際、前記弦音−電気信号変換手
段から入力された弦音の周波数が、予め設定された調弦
の目標周波数に近づくよう前記モータを駆動して前記弦
の張力を変えるよう作動するとともに、弦音の安定期間
に発生した弦音に基づいて前記調弦を行うよう制御する
ことを特徴とする自動調弦装置。 - 【請求項4】 前記制御手段は、弦音発生初期および弦
音発生終期の少なくとも一方で発生した弦音を除いた弦
音に基づいて前記調弦を行うよう制御する請求項3に記
載の自動調弦装置。 - 【請求項5】 複数の弦と、前記弦がそれぞれ巻き付け
られた複数の調弦用の弦巻つまみとを有する楽器を自動
的に調弦し得る自動調弦装置であって、 ケーシングと、前記ケーシング内に設置されたモータ
と、前記弦巻つまみに嵌合して前記弦巻つまみに回転力
を伝達し得る嵌合部材と、前記モータの回転駆動力を前
記嵌合部材に伝達するための前記ケーシング内に設置さ
れた回転駆動力伝達機構と、少なくとも前記モータの駆
動を制御する制御手段と、弦音が入力され、該入力され
た弦音をその周波数に対応する電気信号に変換する弦音
−電気信号変換手段と、調弦精度を設定する調弦精度設
定手段とを有し、 前記モータの回転駆動力を前記回転駆動力伝達機構およ
び前記嵌合部材を介して前記嵌合部材と嵌合している前
記弦巻つまみに伝達して回転し、前記弦巻つまみに巻き
付けられた弦の張力を調整し得るよう構成され、 前記制御手段は、調弦の際、前記弦音−電気信号変換手
段から入力された弦音の周波数が、予め設定された調弦
の目標周波数に近づくよう前記モータを駆動して前記弦
の張力を変えるよう作動するとともに、前記調弦精度設
定手段により設定された調弦精度に応じ、前記嵌合部材
の回転速度を変更して前記調弦を行うよう制御すること
を特徴とする自動調弦装置。 - 【請求項6】 前記調弦精度は、周波数の許容範囲であ
る請求項5に記載の自動調弦装置。 - 【請求項7】 複数の弦と、前記弦がそれぞれ巻き付け
られた複数の調弦用の弦巻つまみとを有する楽器を自動
的に調弦し得る自動調弦装置であって、 片手で把持し得るケーシングと、前記ケーシング内に設
置されたモータと、前記弦巻つまみに嵌合して前記弦巻
つまみに回転力を伝達し得る嵌合部材と、前記モータの
回転駆動力を前記嵌合部材に伝達するための前記ケーシ
ング内に設置された回転駆動力伝達機構と、少なくとも
前記モータの駆動を制御する制御手段と、弦音が入力さ
れ、該入力された弦音をその周波数に対応する電気信号
に変換する弦音−電気信号変換手段とを有し、 前記モータの回転駆動力を前記回転駆動力伝達機構およ
び前記嵌合部材を介して前記嵌合部材と嵌合している前
記弦巻つまみに伝達して回転し、前記弦巻つまみに巻き
付けられた弦の張力を調整し得るよう構成され、 前記制御手段は、調弦の際、前記弦音−電気信号変換手
段から入力された弦音の周波数が、予め設定された調弦
の目標周波数に近づくよう前記モータを駆動して前記弦
の張力を変えるよう作動することを特徴とする自動調弦
装置。 - 【請求項8】 前記嵌合部材は、湾曲凹面を有する一対
の壁部を前記湾曲凹面同士が対向するよう配置し、前記
両壁部間に前記弦巻つまみを嵌合するよう構成したもの
である請求項1ないし7のいずれかに記載の自動調弦装
置。 - 【請求項9】 前記嵌合部材は、さらに、該嵌合部材の
内側底面を湾曲凹面としたものである請求項8に記載の
自動調弦装置。 - 【請求項10】 前記制御手段および前記弦音−電気信
号変換手段は、それぞれ、前記ケーシングとは別体の自
動調弦装置本体内に設置され、前記ケーシング内に設置
されたモータと、前記自動調弦装置本体内に設置された
制御手段とが、有線または無線で通信されるよう構成し
た請求項1ないし9のいずれかに記載の自動調弦装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6278295A JPH08115080A (ja) | 1994-10-17 | 1994-10-17 | 自動調弦装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6278295A JPH08115080A (ja) | 1994-10-17 | 1994-10-17 | 自動調弦装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08115080A true JPH08115080A (ja) | 1996-05-07 |
Family
ID=17595366
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6278295A Pending JPH08115080A (ja) | 1994-10-17 | 1994-10-17 | 自動調弦装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08115080A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012037639A1 (en) * | 2010-09-21 | 2012-03-29 | Jalgha Inc. | A universal musical string adjusting apparatus for use with a tuning device |
| CN106683644A (zh) * | 2017-02-23 | 2017-05-17 | 王育 | 一种调音旋钮 |
| CN107342068A (zh) * | 2017-01-19 | 2017-11-10 | 张新 | 一种便调式吉他及其使用方法 |
| CN112017617A (zh) * | 2020-09-30 | 2020-12-01 | 许君君 | 一种提琴自动调弦装置及其运行方法 |
-
1994
- 1994-10-17 JP JP6278295A patent/JPH08115080A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012037639A1 (en) * | 2010-09-21 | 2012-03-29 | Jalgha Inc. | A universal musical string adjusting apparatus for use with a tuning device |
| EP2619751A4 (en) * | 2010-09-21 | 2014-04-23 | Bassam Jalgha | UNIVERSAL ADJUSTMENT DEVICE FOR MUSIC INSTRUMENTS FOR USE WITH A TUNING UNIT |
| CN107342068A (zh) * | 2017-01-19 | 2017-11-10 | 张新 | 一种便调式吉他及其使用方法 |
| CN106683644A (zh) * | 2017-02-23 | 2017-05-17 | 王育 | 一种调音旋钮 |
| CN106683644B (zh) * | 2017-02-23 | 2024-04-12 | 南京卓鑫发科技有限公司 | 一种调音旋钮 |
| CN112017617A (zh) * | 2020-09-30 | 2020-12-01 | 许君君 | 一种提琴自动调弦装置及其运行方法 |
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