JPH0811732B2 - 抗腫瘍剤 - Google Patents
抗腫瘍剤Info
- Publication number
- JPH0811732B2 JPH0811732B2 JP19649886A JP19649886A JPH0811732B2 JP H0811732 B2 JPH0811732 B2 JP H0811732B2 JP 19649886 A JP19649886 A JP 19649886A JP 19649886 A JP19649886 A JP 19649886A JP H0811732 B2 JPH0811732 B2 JP H0811732B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mice
- polysaccharide
- galactosamine
- added
- antitumor agent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ガラクトサミンからなる多糖を有効成分と
して含有する新規な抗腫瘍剤に関するものである。本発
明の抗腫瘍剤は特に悪性腫瘍の治療剤として有用であ
る。
して含有する新規な抗腫瘍剤に関するものである。本発
明の抗腫瘍剤は特に悪性腫瘍の治療剤として有用であ
る。
(従来の技術) 従来、ガラクトサミンからなる多糖として、アスペル
ギルス・パラシティカス(Aspergillus parasticus)の
生産するガラクトサミン・ポリマー〔ジャーナル・オブ
・バイオロジカル・ケミストリー(Journal of Biologi
cal Chemistry)第235巻第2538〜2541頁、1969年〕及び
ペエシロマイセス(Paecilomyces)属に属する菌株ペエ
シロマイセス(Paecilomyces)sp.I−1(微工研寄託番
号FERM−P 3928)の生産するガラクトサミンからなる多
糖PF−101〔特公昭56−12639号公報、アグリカルチュラ
ル・アンド・バイオロジカル・ケミストリー(Agricult
ural and Biological chemistry)第49巻第3159〜3164
頁、1985年〕、等が知られている。また、PF−101が凝
集剤として有用な凝集活性を有することも知られている
〔特公昭56−12639号公報、アグリカルチュラル・アン
ド・バイオロジカル・ケミストリー(Agricultural and
Biological Chemistry)第49巻第3159〜3164頁、1985
年〕。
ギルス・パラシティカス(Aspergillus parasticus)の
生産するガラクトサミン・ポリマー〔ジャーナル・オブ
・バイオロジカル・ケミストリー(Journal of Biologi
cal Chemistry)第235巻第2538〜2541頁、1969年〕及び
ペエシロマイセス(Paecilomyces)属に属する菌株ペエ
シロマイセス(Paecilomyces)sp.I−1(微工研寄託番
号FERM−P 3928)の生産するガラクトサミンからなる多
糖PF−101〔特公昭56−12639号公報、アグリカルチュラ
ル・アンド・バイオロジカル・ケミストリー(Agricult
ural and Biological chemistry)第49巻第3159〜3164
頁、1985年〕、等が知られている。また、PF−101が凝
集剤として有用な凝集活性を有することも知られている
〔特公昭56−12639号公報、アグリカルチュラル・アン
ド・バイオロジカル・ケミストリー(Agricultural and
Biological Chemistry)第49巻第3159〜3164頁、1985
年〕。
さらにまた従来、抗腫瘍活性を有する多糖としては、
シイタケから抽出されるグルコースのβ−(1→3)結
合を主鎖とする多糖であるレンチナン(特公昭47−3700
2号公報、同49−484号公報)、カワラタケから抽出され
るグルコースのβ−(1→4)結合を主鎖とする蛋白多
糖であるPSK(商品名クレスチン)(特公昭55−23271号
公報、同57−40159号公報)、及びN−アセチルグルコ
サミンがβ−(1→4)結合した多糖であるキチン(特
開昭59−27826号公報)、等が知られている。
シイタケから抽出されるグルコースのβ−(1→3)結
合を主鎖とする多糖であるレンチナン(特公昭47−3700
2号公報、同49−484号公報)、カワラタケから抽出され
るグルコースのβ−(1→4)結合を主鎖とする蛋白多
糖であるPSK(商品名クレスチン)(特公昭55−23271号
公報、同57−40159号公報)、及びN−アセチルグルコ
サミンがβ−(1→4)結合した多糖であるキチン(特
開昭59−27826号公報)、等が知られている。
(発明が解決とようとする問題点) しかしながら、前記多糖を有効成分とする抗腫瘍剤は
副作用が少ない等の安全性にすぐれているが、治療効果
を実際にあげるために必要とされる有効成分の投与量、
投与回数等が多く抗腫瘍剤として未だ充分満足できるも
のではなく、更に安全性、薬効のすぐれた抗腫瘍剤の開
発が望まれていた。
副作用が少ない等の安全性にすぐれているが、治療効果
を実際にあげるために必要とされる有効成分の投与量、
投与回数等が多く抗腫瘍剤として未だ充分満足できるも
のではなく、更に安全性、薬効のすぐれた抗腫瘍剤の開
発が望まれていた。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、従来の、前記の多糖を有効成分とする
抗腫瘍剤の有する問題点を解決し、更に優れた抗腫瘍剤
を提供すべく鋭意研究を重ねた結果、ガラクトサミンか
らなる多糖が意外にも抗腫瘍活性及び免疫増強活性を有
し、しかもその投与量、投与回数を少なくしてもすぐれ
た抗腫瘍剤活性を示すことを見出し、本発明を完成する
に至った。
抗腫瘍剤の有する問題点を解決し、更に優れた抗腫瘍剤
を提供すべく鋭意研究を重ねた結果、ガラクトサミンか
らなる多糖が意外にも抗腫瘍活性及び免疫増強活性を有
し、しかもその投与量、投与回数を少なくしてもすぐれ
た抗腫瘍剤活性を示すことを見出し、本発明を完成する
に至った。
本発明の抗腫瘍剤の有効成分として用いられるガラク
トサミンからなる多糖は、ポリガラクトサミンと記載さ
れ得る物質、ならびにガラクトサミン分子を単位として
これらがα−(1→4)結合で相互に結合してなるポリ
マーを主鎖とする平均分子量10万以上を有する多糖を包
含し、これら多糖のガラクトサミン部分のアミノ基が部
分的にアセチル化されていてもよい。
トサミンからなる多糖は、ポリガラクトサミンと記載さ
れ得る物質、ならびにガラクトサミン分子を単位として
これらがα−(1→4)結合で相互に結合してなるポリ
マーを主鎖とする平均分子量10万以上を有する多糖を包
含し、これら多糖のガラクトサミン部分のアミノ基が部
分的にアセチル化されていてもよい。
本発明で用いられるガラクトサミンからなる多糖の例
としては、具体的にはジャーナル・オブ・バイオロジカ
ル・ケミストリ(Journal of Biological Chemistry)
第235巻第2538〜2541頁、(1969年)記載のアスペルギ
ルス・パラシティカス(Aspergillus parasticus)の生
産するガラクトサミン・ポリマー、ならびに特公昭56−
12639号公報及びアグリカルチュラル・アンド・バイオ
ロジカル・ケミストリー(Agricultural and Biologica
l chemistry)第49巻第3159〜3164頁、(1985年)記載
のペエシロマイセス(Paecilomyces)属に属する既知の
菌株ペエシロマイセスsp.I−1(微工研寄託番号FERM−
P No.3928)の生産するガラクトサミンからなる多糖PF
−101およびPF−102、等が挙げられる。
としては、具体的にはジャーナル・オブ・バイオロジカ
ル・ケミストリ(Journal of Biological Chemistry)
第235巻第2538〜2541頁、(1969年)記載のアスペルギ
ルス・パラシティカス(Aspergillus parasticus)の生
産するガラクトサミン・ポリマー、ならびに特公昭56−
12639号公報及びアグリカルチュラル・アンド・バイオ
ロジカル・ケミストリー(Agricultural and Biologica
l chemistry)第49巻第3159〜3164頁、(1985年)記載
のペエシロマイセス(Paecilomyces)属に属する既知の
菌株ペエシロマイセスsp.I−1(微工研寄託番号FERM−
P No.3928)の生産するガラクトサミンからなる多糖PF
−101およびPF−102、等が挙げられる。
上記のPF−101は既知の物質であるが、PF−102は特開
昭62−294093号(特公平1−41160号)明細書(出願
人:ヒゲタ醤油株式会社、昭和61年6月12日出願)に示
される新規物質であり後記する方法で製造されて後記の
理化学的性質を有するものである。
昭62−294093号(特公平1−41160号)明細書(出願
人:ヒゲタ醤油株式会社、昭和61年6月12日出願)に示
される新規物質であり後記する方法で製造されて後記の
理化学的性質を有するものである。
本発明の抗腫瘍剤は、通常は、有効成分として用いら
れるガラクトサミンからなる多糖、例えばポリガラクト
サミン、PF−101、PF−102等の少なくとも一つを常法で
薬学的に許容できる液状又は固体状の公知担体と配合し
且つ必要に応じて溶剤、分散剤、乳化剤、緩衝剤、安定
化剤、賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤等を加えて注射
剤、錠剤、顆粒剤、散剤、粉末剤、カプセル剤等に製剤
して使用される。
れるガラクトサミンからなる多糖、例えばポリガラクト
サミン、PF−101、PF−102等の少なくとも一つを常法で
薬学的に許容できる液状又は固体状の公知担体と配合し
且つ必要に応じて溶剤、分散剤、乳化剤、緩衝剤、安定
化剤、賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤等を加えて注射
剤、錠剤、顆粒剤、散剤、粉末剤、カプセル剤等に製剤
して使用される。
本発明の抗腫瘍剤は、注射剤として製剤し静脈内投与
して使用することができ、皮下、皮肉、筋肉内または腹
腔内投与により使用することもできる。また、本剤は錠
剤、顆粒剤、散剤、粉末剤として製剤し経口投与により
使用することもできる。
して使用することができ、皮下、皮肉、筋肉内または腹
腔内投与により使用することもできる。また、本剤は錠
剤、顆粒剤、散剤、粉末剤として製剤し経口投与により
使用することもできる。
本発明の抗腫瘍剤が有効である腫瘍細胞としては、例
えばザルコーマ180、エールリッヒ・カリシノーマ、ロ
イケミアL−1210、ロイケミアP−388、MM−46、Meth
−A、Lewis肺癌、BC47膀胱癌等の実験腫瘍、X−5536
プラズマ細胞腫、AC−755、B−16等が挙げられる。
えばザルコーマ180、エールリッヒ・カリシノーマ、ロ
イケミアL−1210、ロイケミアP−388、MM−46、Meth
−A、Lewis肺癌、BC47膀胱癌等の実験腫瘍、X−5536
プラズマ細胞腫、AC−755、B−16等が挙げられる。
また、本発明の抗腫瘍剤の有効成分投与量は成人1日
当り0.1μg/kg〜10mg/kg好ましくは0.1μg/kg〜100μg/
kgの範囲である。
当り0.1μg/kg〜10mg/kg好ましくは0.1μg/kg〜100μg/
kgの範囲である。
(本発明の作用及び効果) 本発明の抗腫瘍剤は免疫系を介して作用し、免疫増強
作用を有するものである。
作用を有するものである。
本発明の抗腫瘍剤は、人体に対する毒性、副作用が実
用上ほとんどなく、極めて安全性にすぐれること、注射
剤等の製剤化および投与が簡便で且つ薬効の発現が早い
こと、さらにまた極めて少ない有効成分投与量で抗腫瘍
性を示す等のすぐれた利点を有する。
用上ほとんどなく、極めて安全性にすぐれること、注射
剤等の製剤化および投与が簡便で且つ薬効の発現が早い
こと、さらにまた極めて少ない有効成分投与量で抗腫瘍
性を示す等のすぐれた利点を有する。
本発明の抗腫瘍剤において有効成分として用い得る前
記のPF−102は新規物質であるから、この物質の物性及
び製造法について次に説明する。
記のPF−102は新規物質であるから、この物質の物性及
び製造法について次に説明する。
PF−102は、ほとんどすべての酸の水溶液に溶解し酸
塩を形成する。PF−102を遊離の塩基性物質として単離
することは可能であるが、それは水に難溶であるたえ、
取扱いが困難となる。従って、PF−102の理化学的性質
のうち、凝集活性、凝集活性pH範囲、凝集活性温度範
囲、紫外吸収スペクトル、呈色反応の測定にはPF−102
の塩酸塩を用いた。
塩を形成する。PF−102を遊離の塩基性物質として単離
することは可能であるが、それは水に難溶であるたえ、
取扱いが困難となる。従って、PF−102の理化学的性質
のうち、凝集活性、凝集活性pH範囲、凝集活性温度範
囲、紫外吸収スペクトル、呈色反応の測定にはPF−102
の塩酸塩を用いた。
PF−102はアミノ基を含有する物質であって次の理化
学的性質を有している。
学的性質を有している。
(1)凝集活性;きわめて微量で添加しても、水中の懸
濁微細物を凝集する。
濁微細物を凝集する。
(2)凝集活性pH範囲;pH2〜9で安定に凝集活性を示
す。
す。
(3)凝集活性温度範囲;0〜100℃で凝集活性が認めら
れる。
れる。
(4)凝集活性イオン強度;炭酸およびFe2(SO4)3に
よりPF−102の凝集活性が阻害されるが、それ以外の各
種イオン及びイオン強度によって凝集活性に影響はな
く、NaCl、K2SO4で1Mまで全く影響を与えない。
よりPF−102の凝集活性が阻害されるが、それ以外の各
種イオン及びイオン強度によって凝集活性に影響はな
く、NaCl、K2SO4で1Mまで全く影響を与えない。
(5)元素分析;窒素8.64%、炭素42.80%、水素6.87
% 一般式:(C6H11NO4・xH2O)n (6)紫外吸収スペクトル;添付図面の第1図に示すと
おり。
% 一般式:(C6H11NO4・xH2O)n (6)紫外吸収スペクトル;添付図面の第1図に示すと
おり。
(7)赤外吸収スペクトル;添付図面の第2図に示すと
おり。
おり。
(8)呈色反応;ニンヒドリン反応: + キサントプロテイン反応:− エーリッヒ反応: − モリッシュ反応: − フェノール硫酸法: ± レローゼントテスト: − (9)電気泳動;密度勾配等電点電気泳動法によ単一物
質として確認され、等電点(pI)は8.5である。
質として確認され、等電点(pI)は8.5である。
(10)物質の色;淡褐色 (11)塩基性、酸性、中性の区別; 0.5%w/vの濃度で水に懸濁した場合のpHは7.5(脱イ
オンのpH5.8)である。
オンのpH5.8)である。
(12)溶剤に対する溶解性; 熱水に僅溶、冷水に難溶であるが、希酸水溶液に易容
である。希アルカリ水溶液に難溶であり、アルコール
類、アセトン、クロロホルム、ベンゼン、n−ペンタン
に不溶である。
である。希アルカリ水溶液に難溶であり、アルコール
類、アセトン、クロロホルム、ベンゼン、n−ペンタン
に不溶である。
(13)平均分子料: 16万以上 PF−102の酸塩としては、燐酸塩、塩酸塩、酢酸塩、
乳酸塩、クエン酸塩などが好ましい。PF−102の塩酸塩
の赤外吸収スペクトルは、第3図に示される。
乳酸塩、クエン酸塩などが好ましい。PF−102の塩酸塩
の赤外吸収スペクトルは、第3図に示される。
新規物質PF−102は、特公昭56−12639号及びアグリカ
ルチュラル・アンド・バイオロジカル・ケミストリー
(Agricultural and Biological Chemistry)第49巻第3
159〜3164頁(1985年)に記載のペエシロマイセス(Pae
cilomyces)属に属する既知の菌株ペエシロマイセスsp.
I−1(微工研寄託番号FERM−P3928;特公昭56−12639号
公報に記載された菌学的性質をもち微工研から分譲され
うる)を通常の糸状菌の液体培養方法で培養することに
よって製造できる。
ルチュラル・アンド・バイオロジカル・ケミストリー
(Agricultural and Biological Chemistry)第49巻第3
159〜3164頁(1985年)に記載のペエシロマイセス(Pae
cilomyces)属に属する既知の菌株ペエシロマイセスsp.
I−1(微工研寄託番号FERM−P3928;特公昭56−12639号
公報に記載された菌学的性質をもち微工研から分譲され
うる)を通常の糸状菌の液体培養方法で培養することに
よって製造できる。
すなわち、ペエシロマイセスsp.I−1菌株(FERM−P
No.3928)の胞子また菌糸を液体培地に接種し、好気的
に培養することによって培地中にPF−102は生産され
る。培地の炭素源としてはブドウ糖、麦芽糖、蔗糖、澱
粉、廃糖蜜等を使用することができるが、好ましくはブ
ドウ等を用いるのが良い。窒素源としては硫酸アンモニ
ウム、硫酸ナトリウムなどの無機窒素源、ペプトン、酵
母エキスなどの有機窒素源が使用出来る。
No.3928)の胞子また菌糸を液体培地に接種し、好気的
に培養することによって培地中にPF−102は生産され
る。培地の炭素源としてはブドウ糖、麦芽糖、蔗糖、澱
粉、廃糖蜜等を使用することができるが、好ましくはブ
ドウ等を用いるのが良い。窒素源としては硫酸アンモニ
ウム、硫酸ナトリウムなどの無機窒素源、ペプトン、酵
母エキスなどの有機窒素源が使用出来る。
培養温度はPF−102生産菌が本物質を生産する範囲内
で適宜変更し得るが、通常20〜25℃で培養することが好
ましい。培養時間は培養条件によって異なるが、通常4
〜5日程度であり、本物質の蓄積が最高に達する時間を
見積って適当な時間に終了すればよい。ここで得られた
培養液の培養濾液を減圧濃縮、限外濾過等の方法で濃縮
して濃縮液としてエタノール等の有機溶媒を加えて沈澱
すれば、特公昭56−12639号公報に記載の既知物質PF−1
01が得られるのである。
で適宜変更し得るが、通常20〜25℃で培養することが好
ましい。培養時間は培養条件によって異なるが、通常4
〜5日程度であり、本物質の蓄積が最高に達する時間を
見積って適当な時間に終了すればよい。ここで得られた
培養液の培養濾液を減圧濃縮、限外濾過等の方法で濃縮
して濃縮液としてエタノール等の有機溶媒を加えて沈澱
すれば、特公昭56−12639号公報に記載の既知物質PF−1
01が得られるのである。
PF−102は、上記の培養瀘液または瀘液濃縮液に各種
の塩を添加して塩析法によって、また沈澱が生じない場
合は必要によってはアルカリを追加して添加してpHを7
〜9もしくはそれ以上として、固体として析出させ、析
出物を分離し、水洗し、これを希酸水溶液に溶解し、再
び塩を添加するが、アルカリ等の添加によってpHを7〜
9もしくはそれ以上として、析出させることによって、
高度に精製されたPF−102を得ることができる。
の塩を添加して塩析法によって、また沈澱が生じない場
合は必要によってはアルカリを追加して添加してpHを7
〜9もしくはそれ以上として、固体として析出させ、析
出物を分離し、水洗し、これを希酸水溶液に溶解し、再
び塩を添加するが、アルカリ等の添加によってpHを7〜
9もしくはそれ以上として、析出させることによって、
高度に精製されたPF−102を得ることができる。
PF−102の含有溶液に添加される塩としては、次の例
示の塩を含めて塩の1又は2つ以上がある。即ち、塩化
カリ、塩化ナトリウム、塩化カルシウム、塩化アンモニ
アなどの塩化物、硝酸カリ、硝酸ナトリウムなどの硝酸
塩、酢酸ナトリウムなどの酢酸塩、硫酸2カリ、硫安、
硫酸カルシウム、硫酸銅などの硫酸塩、リン酸2カリ、
リン酸1カリ、リン酸2ナトリウム、リン酸1ナトリウ
ムなどのリン酸塩などが例示される。
示の塩を含めて塩の1又は2つ以上がある。即ち、塩化
カリ、塩化ナトリウム、塩化カルシウム、塩化アンモニ
アなどの塩化物、硝酸カリ、硝酸ナトリウムなどの硝酸
塩、酢酸ナトリウムなどの酢酸塩、硫酸2カリ、硫安、
硫酸カルシウム、硫酸銅などの硫酸塩、リン酸2カリ、
リン酸1カリ、リン酸2ナトリウム、リン酸1ナトリウ
ムなどのリン酸塩などが例示される。
添加する塩は溶解した状態であれば、どれだけの添加
量でもよいが、好ましいのはPF−10含有液に対し、0.5
〜50%、より好ましくは2〜40%程度である。
量でもよいが、好ましいのはPF−10含有液に対し、0.5
〜50%、より好ましくは2〜40%程度である。
添加する塩の種類によっては、液のpHが7以上になる
ので、この場合はpHの調整を行なうことなく、PF−102
が析出するので、析出物を分離すればよい。
ので、この場合はpHの調整を行なうことなく、PF−102
が析出するので、析出物を分離すればよい。
塩の添加によってもpHが7より下の場合は水酸化ナト
リウム等のアルカリを用いて、pHを7〜9、好ましくは
等電点である8.5附近にpHの調整を行う必要がある。
リウム等のアルカリを用いて、pHを7〜9、好ましくは
等電点である8.5附近にpHの調整を行う必要がある。
PF−102含有液に塩の添加とpH7〜9の調整を行えば、
夾雑物の妨害によって容易に析出しなかったPF−102が
析出を起し、夾雑物とは分離して析出する。この析出物
は遠心分離又は濾布による濾過によって分取できる。
夾雑物の妨害によって容易に析出しなかったPF−102が
析出を起し、夾雑物とは分離して析出する。この析出物
は遠心分離又は濾布による濾過によって分取できる。
分取した析出物は多量の塩を含んでいるので、これを
水や溶媒で洗滌して脱塩し、酸に溶解する。
水や溶媒で洗滌して脱塩し、酸に溶解する。
酸としては酢酸などの有機酸、塩酸などの無機酸など
いずれの酸でもよく、また、濃度としては0.01〜3モル
程度のものがよい。このように析出物を酸に溶解した後
は、pH7〜9の等電点附近の処理のみで容易に析出する
ようになるので、水酸化ナトリウム等のアルカリを添加
し、pH7〜9、好ましくはpH8.5とpH調整し、析出物を得
る。
いずれの酸でもよく、また、濃度としては0.01〜3モル
程度のものがよい。このように析出物を酸に溶解した後
は、pH7〜9の等電点附近の処理のみで容易に析出する
ようになるので、水酸化ナトリウム等のアルカリを添加
し、pH7〜9、好ましくはpH8.5とpH調整し、析出物を得
る。
更に、精製するためには、この析出物を水等で洗滌
し、再び酸に溶解し、pH7〜9へのpH調整を行い、析出
物を得ることができる。この精製処理は何度でも行なう
ことができ、精製が完了した時点で、析出物はほぼ純粋
となり、PF−102が得られるのである。
し、再び酸に溶解し、pH7〜9へのpH調整を行い、析出
物を得ることができる。この精製処理は何度でも行なう
ことができ、精製が完了した時点で、析出物はほぼ純粋
となり、PF−102が得られるのである。
(実施例) 本発明において、有効成分として用いられる前記のPF
−102の製造例を参考例1及び参考例2で以下に示す。
−102の製造例を参考例1及び参考例2で以下に示す。
参考例1 PF−101の製造 特公昭56−12639号実施例4に従って次のようにしてP
F−101を製造した。20容ジャーファーメンターにグル
コース300g、カザミノ酸45g、CaO110gを加え塩酸でpH6.
0に調整した。その後最終液量を15にし、120℃、150
分間加熱殺菌後、500ml三角フラスコに100mlのG.Ye培地
で5日間振盪培養したペエシロマイセスI−1菌株(FE
RM−P3928)を接種し、5日間通気撹拌培養した(通気
量10/min、200r.p.m)。培養後、培養液を濾布濾過
し、培養濾液をフラッシュエバポレーターで濃縮し、濃
縮液を2.3得た。次に濃縮液に等量のエタノール(95
%)を加え、沈澱物を遠心分離により集め75%エタノー
ルで洗浄後凍結乾燥し、5.2gの粉末標品を得た。
F−101を製造した。20容ジャーファーメンターにグル
コース300g、カザミノ酸45g、CaO110gを加え塩酸でpH6.
0に調整した。その後最終液量を15にし、120℃、150
分間加熱殺菌後、500ml三角フラスコに100mlのG.Ye培地
で5日間振盪培養したペエシロマイセスI−1菌株(FE
RM−P3928)を接種し、5日間通気撹拌培養した(通気
量10/min、200r.p.m)。培養後、培養液を濾布濾過
し、培養濾液をフラッシュエバポレーターで濃縮し、濃
縮液を2.3得た。次に濃縮液に等量のエタノール(95
%)を加え、沈澱物を遠心分離により集め75%エタノー
ルで洗浄後凍結乾燥し、5.2gの粉末標品を得た。
得られた粉末標品3gを0.5のふっとう水に加え、更
に15分間加熱し溶解した。一部不溶物があるので、遠心
分離上清を得た。このもののフェノール硫酸法により49
0mμの吸光度(A490)から濃度約4mg/mlであった。
に15分間加熱し溶解した。一部不溶物があるので、遠心
分離上清を得た。このもののフェノール硫酸法により49
0mμの吸光度(A490)から濃度約4mg/mlであった。
この溶液100mlをセフアロース6Bのカラムに通しゲル
濾過した。最初に1/40モルトリス−塩酸緩衝液を通して
まず不純物を溶出し、次いで1/40モル、トリス−マレイ
ン酸緩衝液で目的物を溶出させた。
濾過した。最初に1/40モルトリス−塩酸緩衝液を通して
まず不純物を溶出し、次いで1/40モル、トリス−マレイ
ン酸緩衝液で目的物を溶出させた。
次いでこれにエタノール250mlを加え沈澱を得、この
沈澱を更に75%エタノールで3回洗浄し、凍結乾燥し、
ガラクトサミンからなる多糖PF−101の凍結乾燥標品を
得た。
沈澱を更に75%エタノールで3回洗浄し、凍結乾燥し、
ガラクトサミンからなる多糖PF−101の凍結乾燥標品を
得た。
参考例2 PF−102の製造 グルコース600g、ポリペプトン60g、CaCl2・2H2Oの12
5gを水道水17に溶解し、濃NaOH溶液でpH7.0に調整し
た後、30容ジャーファーメンターに移した。
5gを水道水17に溶解し、濃NaOH溶液でpH7.0に調整し
た後、30容ジャーファーメンターに移した。
この培地溶液に蒸気を注入することにより加圧、加熱
滅菌(121℃、20分間)を行った。冷却後の培地(最終
液量20)に、500ml三角フラスコに150ml同組成の培地
(グルコース3%、ポリペプトン0.3%、CaCl20.5%、p
H7.0)で26℃、4日間振盪培養したペエシロマイセスI
−1菌株(FERM−P No.3928)を無菌的に容量比で約10
%接種した。接種後27℃、通気量5VVM、撹拌数200RPMの
条件で5日間培養した。
滅菌(121℃、20分間)を行った。冷却後の培地(最終
液量20)に、500ml三角フラスコに150ml同組成の培地
(グルコース3%、ポリペプトン0.3%、CaCl20.5%、p
H7.0)で26℃、4日間振盪培養したペエシロマイセスI
−1菌株(FERM−P No.3928)を無菌的に容量比で約10
%接種した。接種後27℃、通気量5VVM、撹拌数200RPMの
条件で5日間培養した。
培養終了後、培養物を濾布濾過することにより培養濾
液17を得た。この培養瀘液を50℃〜60℃に加熱しなが
ら分画分子量16万の限外濾過膜(三菱レイヨン・エンジ
ニアリング社製UF膜チューブラー・モジュールFタイ
プ)を通過させることにより、低分子画分を除き液量が
約3になる迄濃縮した。更に、約14000×Gで遠心分
離することにより菌体残渣、熱変性蛋白質を除去した。
液17を得た。この培養瀘液を50℃〜60℃に加熱しなが
ら分画分子量16万の限外濾過膜(三菱レイヨン・エンジ
ニアリング社製UF膜チューブラー・モジュールFタイ
プ)を通過させることにより、低分子画分を除き液量が
約3になる迄濃縮した。更に、約14000×Gで遠心分
離することにより菌体残渣、熱変性蛋白質を除去した。
遠心分離後に上澄液画分3に食塩約4.3kg(約25%
濃度)を加え撹拌し、溶解後、濃NaOHでpHを7.0〜8.5に
調整した。一夜放置し塩析物を十分析出させた後、サラ
ン(塩化ビニリデンと塩化ビニールの共重合体)製の布
上に塩析物を回収した。更にこの塩析物の上から大量の
微アルカリ性の水(pH7.0以上)を撤布することにより
余分の食塩及び培養液に同時に混在している中性糖、そ
の他の夾雑物を洗い流した。
濃度)を加え撹拌し、溶解後、濃NaOHでpHを7.0〜8.5に
調整した。一夜放置し塩析物を十分析出させた後、サラ
ン(塩化ビニリデンと塩化ビニールの共重合体)製の布
上に塩析物を回収した。更にこの塩析物の上から大量の
微アルカリ性の水(pH7.0以上)を撤布することにより
余分の食塩及び培養液に同時に混在している中性糖、そ
の他の夾雑物を洗い流した。
次に、水洗後の塩析物に0.1M塩酸溶液を容量比で約3
倍量加え溶解した。この溶解物に濃NaOH溶液を加えポリ
ガラクトサミンの等電点であるpH8.5に合せた。一夜放
置し十分析出物を析出させた後、上記と同様にサラン製
の布上に析出物を回収し、大量の水道水で洗った。この
水洗物をもう1度0.1M塩酸に溶解後、等電点沈澱を行い
水洗を繰返すことにより精製した。
倍量加え溶解した。この溶解物に濃NaOH溶液を加えポリ
ガラクトサミンの等電点であるpH8.5に合せた。一夜放
置し十分析出物を析出させた後、上記と同様にサラン製
の布上に析出物を回収し、大量の水道水で洗った。この
水洗物をもう1度0.1M塩酸に溶解後、等電点沈澱を行い
水洗を繰返すことにより精製した。
この精製した析出物を121℃、15分間滅菌後、凍結乾
燥することにより、ポリガラクトサミンを主成分とする
多糖PF−102の精製粉末(ポリガラクトサミンとしての
純度約99%)を7g得た。
燥することにより、ポリガラクトサミンを主成分とする
多糖PF−102の精製粉末(ポリガラクトサミンとしての
純度約99%)を7g得た。
また、用途により上記精製粉末の1部を01.M塩酸に溶
解し分画分子量30万の限外濾過膜(アミコン社製分子篩
膜タイプXM300)で分画し、平均分子量16〜30万のもの
と平均分子量30万以上のものに分画することもできる。
解し分画分子量30万の限外濾過膜(アミコン社製分子篩
膜タイプXM300)で分画し、平均分子量16〜30万のもの
と平均分子量30万以上のものに分画することもできる。
次に本発明の抗腫瘍剤を製剤例について説明する。
製剤例1 参考例1で得られたガラクトサミンからなる多糖PF−
101の0.25gを加熱注射用蒸留水90mlに溶解し、次いでこ
れに注射用生理食塩水を加えて全容を100mlとして0.25
%注射剤を得た。
101の0.25gを加熱注射用蒸留水90mlに溶解し、次いでこ
れに注射用生理食塩水を加えて全容を100mlとして0.25
%注射剤を得た。
製剤例2 参考例2で得られたガラクトサミンからなる多糖PF−
102の0.25gを0.05N塩酸水溶液90mlに分散させ6時間放
置して溶解させた後、これに撹拌下にトリス(ヒドロキ
シメチル)アミノメタン(溶解剤)を小量ずつ滴下して
pH6.8に調整し、次いでこれに注射用生理食塩水を加え
て全容を100mlとし0.25%注射剤を得た。
102の0.25gを0.05N塩酸水溶液90mlに分散させ6時間放
置して溶解させた後、これに撹拌下にトリス(ヒドロキ
シメチル)アミノメタン(溶解剤)を小量ずつ滴下して
pH6.8に調整し、次いでこれに注射用生理食塩水を加え
て全容を100mlとし0.25%注射剤を得た。
次に、本発明の抗腫瘍剤の抗腫瘍活性、免疫増強活性
を実験例によって例証する。
を実験例によって例証する。
実験例1 MM−6固型腫瘍に対する抗腫瘍作用試験 C3H/HeSlc系の雄性マウス(1群10匹)のそけい部皮
下にMM−46腫瘍細胞5×105個を移植接種し、腫瘍がマ
ウスに完全に生着した日より7日後すなわち腫瘍細胞移
植後14日目に、製剤例2に準じて調整したガラクトサミ
ンからなる多糖PF−102を有効成分とする注射剤を有効
成分の1μg/kgの投与量でマウス尾静脈内に投与した。
腫瘍細胞移植後27日目に腫瘍を取り出して腫瘍重量を測
定し腫瘍阻止率を求めた。尚、対照試験は生理食塩水の
みの注射液を用いて同様に行った。得られた結果を表−
1に示す。
下にMM−46腫瘍細胞5×105個を移植接種し、腫瘍がマ
ウスに完全に生着した日より7日後すなわち腫瘍細胞移
植後14日目に、製剤例2に準じて調整したガラクトサミ
ンからなる多糖PF−102を有効成分とする注射剤を有効
成分の1μg/kgの投与量でマウス尾静脈内に投与した。
腫瘍細胞移植後27日目に腫瘍を取り出して腫瘍重量を測
定し腫瘍阻止率を求めた。尚、対照試験は生理食塩水の
みの注射液を用いて同様に行った。得られた結果を表−
1に示す。
実験例2 抗体産生増強試験 C3H/HeSlc系の雄性マウス(4〜6週令、1群4匹)
の尾静脈内に抗原としてヒツジ赤血球をマウス当り1×
108個投与して免疫を施し、これと同時に、製剤例2に
準じて調整したガラクトサミンよりなる多糖PF−102を
有効成分とする注射剤を有効成分1μg/kgマウスの投与
量で投与し、その4日後に脾臓を滴出して脾臓当りの抗
体産生細胞数をCunninghamのプラーク形成細胞測定法に
より算定した。また、同様にヒツジ赤血球を投与して免
疫を施したと同時に生理食塩水のみを投与したマウス
(対照試験)からも4日後に脾臓を滴出して抗体産生細
胞数を上記と同じプラーク形成細胞測定法で算定した。
抗体産生増強効果を次式により調べた。
の尾静脈内に抗原としてヒツジ赤血球をマウス当り1×
108個投与して免疫を施し、これと同時に、製剤例2に
準じて調整したガラクトサミンよりなる多糖PF−102を
有効成分とする注射剤を有効成分1μg/kgマウスの投与
量で投与し、その4日後に脾臓を滴出して脾臓当りの抗
体産生細胞数をCunninghamのプラーク形成細胞測定法に
より算定した。また、同様にヒツジ赤血球を投与して免
疫を施したと同時に生理食塩水のみを投与したマウス
(対照試験)からも4日後に脾臓を滴出して抗体産生細
胞数を上記と同じプラーク形成細胞測定法で算定した。
抗体産生増強効果を次式により調べた。
但し:PF−102を投与されたマウス脾臓の抗体産生細胞
数 C:生理食塩水を投与されたマウス脾臓の抗体産生細胞
数。
数 C:生理食塩水を投与されたマウス脾臓の抗体産生細胞
数。
同様にして、夫々に別群のマウスを用いて、PF−102
投与後5日目、10日目または15日目にそれぞれヒツジ赤
血球をマウス当り1×108個投与し、その4日目すなわ
ちPF−102投与後9日目、14日目または19日目にそれぞ
れ脾臓を滴出した抗体産生増強効果の持続生を調べた。
投与後5日目、10日目または15日目にそれぞれヒツジ赤
血球をマウス当り1×108個投与し、その4日目すなわ
ちPF−102投与後9日目、14日目または19日目にそれぞ
れ脾臓を滴出した抗体産生増強効果の持続生を調べた。
尚、対照試験は生理食塩水のみの注射液を用いて同様
に行った。得られた結果を表−2に示す。
に行った。得られた結果を表−2に示す。
実験例3 細胞性免疫増強試験 C3H/HeSlc系の雄性マウス(4〜6週令、1群4匹)
の足蹠皮下に抗原としてヒツジ赤血球をマウス当り1×
108個投与して免疫を施し、同時に、製剤例2に準じて
調製したガラクトサミンからなる多糖PF−102を有効成
分とする注射剤を有効成分1μg/kgマウスの投与量でマ
ウス静脈内に投与し、その4日後に、再び抗原としてヒ
ツジ赤血球をもう一方のマウス足蹠皮下にマウス当り1
×108個投与し、その1日後にマウス足蹠の腫脹をノギ
スで測定して浮腫増加率を算定し細胞性免疫増強効果を
調べた。
の足蹠皮下に抗原としてヒツジ赤血球をマウス当り1×
108個投与して免疫を施し、同時に、製剤例2に準じて
調製したガラクトサミンからなる多糖PF−102を有効成
分とする注射剤を有効成分1μg/kgマウスの投与量でマ
ウス静脈内に投与し、その4日後に、再び抗原としてヒ
ツジ赤血球をもう一方のマウス足蹠皮下にマウス当り1
×108個投与し、その1日後にマウス足蹠の腫脹をノギ
スで測定して浮腫増加率を算定し細胞性免疫増強効果を
調べた。
尚、対照試験は生理食塩水のみが注射液を用いて同様
に行った。得られた結果を表−3に示す。
に行った。得られた結果を表−3に示す。
実験例4 MM−46固形腫瘍に対するPF−101の腹腔前投
与の抗腫瘍作用試験 C3H/HeSlc系の雄性マウス(1群7匹)の腹腔に、製
剤例1に準じて調製したガラクトサミンからなる多糖PF
−101を有効成分とする注射剤を1回当りに有効成分50m
g/kgマウスの投与量で腫瘍細胞移植の5日前、3日前お
よび1日前に1日1回計3回投与した。次いで、PF−10
1の3回投与の翌日、マウス腹腔にMM−46腫瘍細胞1×1
05個移植接種してから、60日間にわたってマウスの生死
数を観察した。その結果、腫瘍細胞移植後60日目でも、
PF−101を投与されたマウス7匹中の7匹全数が生存し
ていた。
与の抗腫瘍作用試験 C3H/HeSlc系の雄性マウス(1群7匹)の腹腔に、製
剤例1に準じて調製したガラクトサミンからなる多糖PF
−101を有効成分とする注射剤を1回当りに有効成分50m
g/kgマウスの投与量で腫瘍細胞移植の5日前、3日前お
よび1日前に1日1回計3回投与した。次いで、PF−10
1の3回投与の翌日、マウス腹腔にMM−46腫瘍細胞1×1
05個移植接種してから、60日間にわたってマウスの生死
数を観察した。その結果、腫瘍細胞移植後60日目でも、
PF−101を投与されたマウス7匹中の7匹全数が生存し
ていた。
尚、生理食塩水のみの注射剤を用いて同様に行った対
照試験では、腫瘍移植後28日目でマウス7匹中の7匹全
数が死亡した。
照試験では、腫瘍移植後28日目でマウス7匹中の7匹全
数が死亡した。
実験例5 MM−46固形腫瘍に対するPF−101の腹腔全投
与の抗腫瘍作用試験 C3H/HeSlc系の雄性マウス(1群7匹)の腹腔に、MM
−46腫瘍細胞1×105個移植接種し、その翌日より製剤
例1に準じて調製したガラクトサミンからなる多糖PF−
101を有効成分とする注射剤を1回当りに有効成分50mg/
kgマウスの投与量で隔日に1日1回計3回、マウス腹腔
に投与した。腫瘍細胞移植後60日間にわたってマウスの
生死数を観察した。その結果、腫瘍細胞移植後60日目で
も、PF−101を投与されたマウス7匹中の7匹全数が生
存していた。
与の抗腫瘍作用試験 C3H/HeSlc系の雄性マウス(1群7匹)の腹腔に、MM
−46腫瘍細胞1×105個移植接種し、その翌日より製剤
例1に準じて調製したガラクトサミンからなる多糖PF−
101を有効成分とする注射剤を1回当りに有効成分50mg/
kgマウスの投与量で隔日に1日1回計3回、マウス腹腔
に投与した。腫瘍細胞移植後60日間にわたってマウスの
生死数を観察した。その結果、腫瘍細胞移植後60日目で
も、PF−101を投与されたマウス7匹中の7匹全数が生
存していた。
尚、生理食塩水のみの注射剤を用いて同様に行った対
照試験では、腫瘍移植後28日目でマウス7匹中の7匹全
数が死亡した。
照試験では、腫瘍移植後28日目でマウス7匹中の7匹全
数が死亡した。
実験例6 急性経口毒性 体重26〜28gのddY−N系雄性マウス(約5週令、1群
8匹)にガラクトサミンからなる多糖PF−101またはPF
−102を300mg/kgの投与量でマウスに胃ゾンデにより1
回強制経口投与した。投与後1週間観察したが、いずれ
も死亡例はなく、また特筆すべき中毒症状も認められな
かった。
8匹)にガラクトサミンからなる多糖PF−101またはPF
−102を300mg/kgの投与量でマウスに胃ゾンデにより1
回強制経口投与した。投与後1週間観察したが、いずれ
も死亡例はなく、また特筆すべき中毒症状も認められな
かった。
実験例7 急性腹腔内毒性 体重26〜28gのddY−N系雄性マウス(約5週令、1群
8匹)にガラクトサミンからなる多糖PF−101またはPF
−102を300mg/kgの投与量でマウスに1回腹腔内投与し
た。投与後1週間観察したが、いずれも死亡例はなく、
また特筆すべき中毒症状も認められなかった。
8匹)にガラクトサミンからなる多糖PF−101またはPF
−102を300mg/kgの投与量でマウスに1回腹腔内投与し
た。投与後1週間観察したが、いずれも死亡例はなく、
また特筆すべき中毒症状も認められなかった。
第1図はPF−102の塩酸塩の紫外吸収スペクトル図、第
2図はPF−102の赤外吸収スペクトル図、第3図はPF−1
02の塩酸塩の赤外吸収スペクトル図である。
2図はPF−102の赤外吸収スペクトル図、第3図はPF−1
02の塩酸塩の赤外吸収スペクトル図である。
Claims (1)
- 【請求項1】ガラクトサミンからなる多糖を有効成分と
することを特徴とする抗腫瘍剤。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19049586 | 1986-08-15 | ||
| JP61-190495 | 1986-08-15 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63183536A JPS63183536A (ja) | 1988-07-28 |
| JPH0811732B2 true JPH0811732B2 (ja) | 1996-02-07 |
Family
ID=16259042
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19649886A Expired - Lifetime JPH0811732B2 (ja) | 1986-08-15 | 1986-08-23 | 抗腫瘍剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0811732B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4718765B2 (ja) * | 2003-05-30 | 2011-07-06 | 焼津水産化学工業株式会社 | 抗癌剤及びそれを含有する飲食品 |
-
1986
- 1986-08-23 JP JP19649886A patent/JPH0811732B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63183536A (ja) | 1988-07-28 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPWO2001051070A1 (ja) | 茸からの生理活性物質eem−s、その製造方法および医薬 | |
| JP2873340B2 (ja) | 抗生物質tan―1057,その製造法および用途 | |
| HU185314B (en) | Process for producing water-soluble immunostimulant glyco-proteins from klebsiella pneumoniae | |
| HU176828B (en) | Process for producing nitrogen-containing polysaccharides of tumor-inhibiting activity | |
| CA1282779C (en) | Polysaccharide ron substance, production of the same and use of the same | |
| US4209507A (en) | Novel anti-tumor substance and preparation thereof | |
| EP0406087B1 (en) | Antihypertensives and food and drinks containing such antihypertensives | |
| JPS63183536A (ja) | 抗腫瘍剤 | |
| US5760213A (en) | Immunoactivating agent | |
| KR20010040752A (ko) | 에이즈 치료제 | |
| JPS6058925A (ja) | 抗腫瘍活性物質 | |
| KR890002256B1 (ko) | 항암 물질 tf-2 제조 방법 | |
| JPS63307825A (ja) | 抗腫瘍剤及びその製法 | |
| JPH08208704A (ja) | 新規な糖タンパク質複合体、その製造方法、並びに抗腫瘍剤、免疫調節剤及び増殖因子阻害剤 | |
| JPH06183981A (ja) | クロレラ菌体外粘質多糖体を含有する抗腫瘍剤 | |
| JPH0525055A (ja) | 血圧降下剤 | |
| JPS6023319A (ja) | 抗腫瘍剤 | |
| CA1139748A (en) | Polysaccharides having anticarcinogenic activity and method for producing same | |
| JPS58121297A (ja) | 新規なる糖蛋白質prf,その製造法および該糖蛋白質を有効成分として含有する制癌剤 | |
| JPH0139759B2 (ja) | ||
| JPS627918B2 (ja) | ||
| JPS6261036B2 (ja) | ||
| JPS596890A (ja) | 抗腫瘍性物質5117およびその製造法 | |
| JPS6237012B2 (ja) | ||
| WO1997000687A1 (en) | Immunopotentiator |