JPH08120535A - 摩擦撚糸装置 - Google Patents

摩擦撚糸装置

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JPH08120535A
JPH08120535A JP26216994A JP26216994A JPH08120535A JP H08120535 A JPH08120535 A JP H08120535A JP 26216994 A JP26216994 A JP 26216994A JP 26216994 A JP26216994 A JP 26216994A JP H08120535 A JPH08120535 A JP H08120535A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
friction
thin film
yarn
dielectric thin
twisting device
Prior art date
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Pending
Application number
JP26216994A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Yamaguchi
浩一 山口
Kazunori Takenouchi
一憲 竹之内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】糸とフリクションディスクとの摩擦係数を大き
くすることができ、かつ、フリクションディスクの摩耗
を低減することができる撚糸装置を提供する。 【構成】相互に平行に設けられた複数の軸と、該軸に装
着され糸が接触する撚糸部を有するフリクションディス
クとを備えてなり、前記フリクションディスクを、導電
性基体表面に、誘電体薄膜,耐摩耗保護膜を順次形成し
て構成するとともに、前記フリクションディスクの前記
撚糸部近傍に、前記誘電体薄膜を帯電させるための放電
体を設けてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紡績機械等において高
速仮撚加工するための摩擦撚糸装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術】従来、合成繊維糸等に撚りをかけるために
は、図4及び図5に示すように、フリクションディスク
1を軸2に固定した複数の回転体5により摩擦撚糸装置
を構成し、軸2をそれぞれ20,000rpm程度で回
転させ、図6に示すように、張力がかけられた糸3を該
フリクションディスク1の外周面、即ち、撚糸部6に接
触させながら走行させ、撚糸が行われていた。
【0003】このフリクションディスク1は、外周面を
所定の曲率とした円板体で、糸3との接触面が従来公知
のポリウレタン等の高摩擦部材またはセラミックもしく
はセラミックコーティングした金属等の耐摩耗部材で構
成されている。例えば、フリクションディスク1は、ア
ルミニウムなどの金属の表面にクロムを溶射したもの
や、全体をアルミナセラミックスにより形成したものな
どがあった。また、実公平1−16778号公報におい
ては、セラミック粒状体とポリウレタン樹脂との複合体
で構成されたフリクションディスクが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、フリ
クションディスク1を摩擦係数の大きなポリウレタンで
構成したものは撚糸作用が大きいが、フリクションディ
スク1の摩耗が大きく、寿命が短いという問題があっ
た。
【0005】この問題点を解決すべく、アルミナセラミ
ック等のセラミックスで構成したフリクションディスク
では、耐摩耗性に優れるが、摩擦係数が小さいため撚糸
作用が小さく、糸に高い張力を与えながら撚りをかける
必要があるという問題があった。このため、糸の表面が
損傷したり、糸が切れる虞もあった。
【0006】また、セラミック粒状体とポリウレタン樹
脂との複合体では、セラミックスで構成したものとポリ
ウレタンで構成したものとの中間の特性が期待されるも
のの、構成成分のポリウレタン樹脂が優先的に摩耗し、
フリクションディスク表面が荒れてしまうという問題が
あった。
【0007】本発明は、糸とフリクションディスクとの
摩擦係数を大きくすることができ、かつ、フリクション
ディスクの摩耗を低減することができる摩擦撚糸装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【問題点を解決するための手段】本発明者等は、上記の
ような問題点について鋭意検討した結果、フリクション
ディスクを、導電性基体表面に、誘電体薄膜,耐摩耗保
護膜を順次形成して構成するとともに、フリクションデ
ィスクの撚糸部近傍に、誘電体薄膜を帯電させるための
放電体を設け、この放電体により発生した電荷を誘電体
薄膜に帯電させ、帯電した静電気力により糸とフリクシ
ョンディスクとの摩擦係数を大きくし、糸に無理な張力
を作用させることなく、撚糸を確実に行うことができる
ことを見出し、本発明に至った。
【0009】即ち、本発明の摩擦撚糸装置は、相互に平
行に設けられた複数の軸と、該軸に装着され糸が接触す
る撚糸部を有するフリクションディスクとを備えてな
り、前記フリクションディスクを、導電性基体表面に、
誘電体薄膜,耐摩耗保護膜を順次形成して構成するとと
もに、前記フリクションディスクの前記撚糸部近傍に、
前記誘電体薄膜を帯電させるための放電体を設けてなる
ものである。
【0010】以下、本発明を詳述する。
【0011】本発明の摩擦撚糸装置では、フリクション
ディスクの導電性基体としては、ステンレス(SU
S),ベアリング鋼(SUJ),Al2 3 −TiC等
が用いられる。
【0012】また、フリクションディスクの撚糸部と
は、フリクションディスクの糸が撚られる際に接触する
部分、即ち、フリクションディスクの側面をいう。
【0013】また、誘電体薄膜としては、TiO2 、T
2 5 、ZrO2 、ZnO2 、PbTiO3 、SrT
iO3 等があるが、これらのうちでも比誘電率が10以
上であるZnO2 、PbTiO3 、SrTiO3 、Ba
TiO3 が望ましい。この誘電体薄膜の膜厚は、帯電量
という点から0.1〜10μm、特には、1〜5μmが
望ましい。
【0014】さらに、耐摩耗保護膜としては、高硬度の
SiC,Al2 3 、Si3 4 、TiN、TiCから
なることが望ましいが、これに限定されるものではな
い。この耐摩耗保護膜の膜厚は、耐摩耗性という点から
0.01〜1μm、特には、0.1〜0.5μmが望ま
しい。
【0015】フリクションディスクの近傍には、その誘
電体薄膜を帯電させるための放電体が配置されている
が、この放電体は、帯電により高電圧を発生するコンデ
ンサに接続されている。
【0016】
【作用】本発明の摩擦撚糸装置において、放電体に高電
圧が印加されると、フリクションディスクの表面には負
の電極が形成され、放電体とフリクションディスクとの
間でコロナ放電が発生し、これにより、誘電体薄膜が帯
電される。よって、糸とフリクションディスクとの間に
は静電気力が生じ、摩擦係数を増大することができる。
これにより、糸に無理な張力を付与することなく、撚糸
加工することができる。
【0017】また、耐摩耗保護膜をフリクションディス
クの最表面に形成することにより、糸が接触したとして
も、摩耗を抑制することができる。
【0018】
【実施例】本発明の摩擦撚糸装置の一実施例を図面に基
づいて詳細に説明する。
【0019】図1および図2は、本発明の摩擦撚糸装置
を示すもので、符号11,12,13は平行に設けられ
た軸を示している。これらの軸11,12,13には、
3枚のフリクションディスク15がそれぞれ固定されて
おり、軸11に固定されたフリクションディスク15
と、軸12に固定されたフリクションディスク15と、
軸13に固定されたフリクションディスク15とは、図
2に示したように互いに重なりあっている。重なりあっ
たフリクションディスクの間には、一定の張力が付与さ
れた糸16が挟持されている。
【0020】そして、図3に示すように、フリクション
ディスク15が、導電性基体17の全表面に、誘電体薄
膜19,耐摩耗保護膜20を順次形成して構成されてい
る。
【0021】導電性基体17はベアリング鋼(SUJ)
により形成され、誘電体薄膜19はスパッタリング法に
より形成された0.5μmの厚みのTiO2 薄膜からな
り、耐摩耗保護膜20は、スパッタリング法により形成
された0.1μmの厚みのSiC薄膜からなる。
【0022】また、フリクションディスク15の撚糸部
18近傍、即ち、フリクションディスク15の側方に
は、図1に示したように、誘電体薄膜19を帯電させる
放電体21がそれぞれ設けられ、放電体21の負の電極
が軸11,12,13に接続されている。この放電体2
1は、蓄電により高電圧を発生するコンデンサ23に接
続されている。
【0023】以上のように構成された摩擦撚糸装置で
は、軸11,12,13が回転することにより、フリク
ションディスク15により挟持された糸16が撚糸され
る。
【0024】そして、本発明では、放電体21にコンデ
ンサ23による高電圧が印加されると、図3に示すよう
に、フリクションディスク15の表面には正の電極が形
成され、放電体21とフリクションディスク15との間
でコロナ放電が発生し、これにより、誘電体薄膜19が
帯電され、糸16とフリクションディスク15との間に
は静電気力が生じ、摩擦係数を増大することができる。
よって、糸16に無理な張力を付与することなく、撚糸
加工することができる。また、フリクションディスク1
5の最表面に耐摩耗保護膜20を形成したので、糸16
の接触による摩耗を抑制することができる。
【0025】尚、上記実施例では、導電性基体17の全
表面に、誘電体薄膜19,耐摩耗保護膜20を順次形成
したが、本発明は、上記実施例に限定されるものではな
く、導電性基体の撚糸部18に該当する部分のみに誘電
体薄膜,耐摩耗保護膜を形成しても良い。
【0026】また、導電性基体17をベアリング鋼(S
UJ)により形成し、誘電体薄膜19をスパッタリング
法による0.5μmの厚みのTiO2 薄膜から形成し、
耐摩耗保護膜20をスパッタリング法による0.1μm
の厚みのSiC薄膜から形成した例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、導
電性基体、誘電体薄膜、耐摩耗保護膜はそれぞれの機能
を果たすものであれば、公知材料で構成することができ
る。
【0027】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の摩擦撚糸装
置では、放電体に高電圧が印加されると誘電体薄膜が帯
電され、糸とフリクションディスクとの間には静電気力
が生じ、摩擦係数を増大することができる。これによ
り、糸に無理な張力を付与することなく、撚糸加工する
ことができる。また、耐摩耗保護膜をフリクションディ
スクの最表面に形成することにより、糸が接触したとし
ても摩耗を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の摩擦撚糸装置を説明するための側面図
である。
【図2】本発明の摩擦撚糸装置を説明するための平面図
である。
【図3】本発明の摩擦撚糸装置のフリクションディスク
および放電体を説明するための説明図である。
【図4】従来の摩擦撚糸装置を示す側面図である。
【図5】従来の摩擦撚糸装置を説明するための平面図で
ある。
【図6】糸が撚られる状態を示す説明図である。
【符号の説明】
11,12,13 軸 15 フリクションディスク 16 糸 17 導電性基体 18 撚糸部 19 誘電体薄膜 20 耐摩耗保護膜 21 放電体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相互に平行に設けられた複数の軸と、該軸
    に装着され糸が接触する撚糸部を有するフリクションデ
    ィスクとを備えてなり、前記フリクションディスクを、
    導電性基体表面に、誘電体薄膜,耐摩耗保護膜を順次形
    成して構成するとともに、前記フリクションディスクの
    前記撚糸部近傍に、前記誘電体薄膜を帯電させるための
    放電体を設けてなることを特徴とする摩擦撚糸装置。
JP26216994A 1994-10-26 1994-10-26 摩擦撚糸装置 Pending JPH08120535A (ja)

Priority Applications (1)

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JP26216994A JPH08120535A (ja) 1994-10-26 1994-10-26 摩擦撚糸装置

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JP26216994A JPH08120535A (ja) 1994-10-26 1994-10-26 摩擦撚糸装置

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JPH08120535A true JPH08120535A (ja) 1996-05-14

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ID=17372026

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JP26216994A Pending JPH08120535A (ja) 1994-10-26 1994-10-26 摩擦撚糸装置

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