JPH0841742A - フリクションディスク - Google Patents

フリクションディスク

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JPH0841742A
JPH0841742A JP17823394A JP17823394A JPH0841742A JP H0841742 A JPH0841742 A JP H0841742A JP 17823394 A JP17823394 A JP 17823394A JP 17823394 A JP17823394 A JP 17823394A JP H0841742 A JPH0841742 A JP H0841742A
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JP
Japan
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yarn
friction
thin film
disc
twisted
Prior art date
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Pending
Application number
JP17823394A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Yamaguchi
浩一 山口
Kazunori Takenouchi
一憲 竹之内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】糸とディスクとの摩擦係数を大きくすることが
でき、かつ、ディスクの摩耗を低減することができるフ
リクションディスクを提供する。 【構成】セラミックよりなるディスク基体の少なくとも
撚糸部表面に、例えば、TiO2 ,Ta2 5 ,ZrO
2 のうちの一種からなる誘電体薄膜を被覆し、糸との接
触による摩擦電気により発生した電荷を誘電体薄膜に帯
電させ、この静電気力により摩擦係数を大きくすること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紡績機械において合成
繊維糸等を高速糸撚加工するためのフリクションディス
クに関するものである。
【0002】
【従来技術】合成繊維糸等に撚りをかけるためには、図
1及び図2に示すように、複数のフリクションディスク
1を軸2に固定し、軸2をそれぞれ20,000rpm
程度で回転させ、張力がかけられた糸3を該フリクショ
ンディスク1の外周面に接触させながら、走行させるよ
うにしていた。このフリクションディスク1は、外周面
を所定の曲率とした円板体で、糸3との接触面が従来公
知のポリウレタン等の高摩擦部材またはセラミックもし
くはセラミックコーティングした金属等の耐摩耗部材で
構成されている。例えば、フリクションディスク1は、
アルミニウムなどの金属の表面にクロムを溶射したもの
や、全体をアルミナセラミックスにより形成したものな
どがあった。また、実公平1−16778号公報におい
ては、セラミック粒状体とポリウレタン樹脂との複合体
で構成されたフリクションディスクが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、フリ
クションディスク1を摩擦係数の大きなポリウレタンで
構成したものは撚糸作用が大きいが、ディスク1の摩耗
が大きく、寿命が短いという問題があった。
【0004】この問題点を解決すべく、アルミナセラミ
ックスで構成したフリクションディスクでは、耐摩耗性
に優れるが、摩擦係数が小さいため撚糸作用が小さく、
糸に高い張力を与えながら撚りをかける必要があるとい
う問題があった。このため、糸とディスクとの接触によ
るディスクの摩耗が激しいという問題があった。
【0005】また、セラミック粒状体とポリウレタン樹
脂との複合体では、セラミックスで構成したものとポリ
ウレタンで構成したものとの中間の特性が期待されるも
のの、構成成分のポリウレタン樹脂が優先的に摩耗し、
ディスク表面が荒れてしまうという問題があった。
【0006】本発明は、糸とディスクとの摩擦係数を大
きくすることができ、かつ、ディスクの摩耗を低減する
ことができるフリクションディスクを提供することを目
的とする。
【0007】
【問題点を解決するための手段】本発明者等は、上記の
ような問題点について鋭意検討した結果、ディスク表面
に誘電体薄膜をコーティングし、摩擦電気により発生し
た電荷を誘電体薄膜に帯電させ、静電気により糸とディ
スクとの摩擦係数を大きくすることができることを見出
し、本発明に至った。
【0008】即ち、本発明のフリクションディスクは、
ディスク基体の少なくとも撚糸部表面に、誘電体薄膜を
被覆してなるものである。誘電体薄膜は、TiO2 ,T
25 ,ZrO2 からなることが望ましい。
【0009】本発明において使用されるディスク基体と
しては、Al2 3 −TiC複合セラミックス,Al2
3 ,ステンレス(SUS),鋼等が用いられるが、こ
れに限定されるものではない。
【0010】誘電体薄膜としてはTiO2 ,Ta
2 5 ,ZrO2 ,BaTiO3 ,PbTiO3 ,Sr
TiO3 などが知られているが、本発明ではこれらに限
定されるものではないが、特にはTiO2 ,Ta
2 5 ,ZrO2 が好ましい。TiO2 ,Ta2 5
ZrO2 は、比誘電率εrが10以上と大きく、かつ、
高強度,高硬度であるからである。これらの誘電体薄膜
の厚みとしては、帯電量を高めるために0.05〜2μ
m、特には0.1〜1.0μmであることが望ましい。
尚、TiO2 ,Ta2 5 ,ZrO2 の比誘電率εr
は、それぞれ80,25,15程度である。また、Sr
TiO3 ,PbTiO3 の比誘電率εrは、それぞれ2
00,100程度である。また、撚糸部とは、フリクシ
ョンディスクの糸が接触する部分、即ち側面をいう。
【0011】
【作用】本発明のフリクションディスクにおいて、糸と
の接触面である撚糸部表面をTiO2 、Ta2 5 、Z
rO2 等の誘電体薄膜で被覆することにより、糸との接
触により摩擦電気が発生し、この摩擦電気により発生し
た電荷を誘電体薄膜に帯電させ、この静電気力により摩
擦係数が大きくなるため、糸にかけられる張力を低減し
ても糸を撚ることができる。このため、糸によるフリク
ションディスクの摩耗を抑制することが可能となり、フ
リクションディスクの耐久性を向上できる。また、セラ
ミック誘電体からなる誘電体薄膜で撚糸部表面を被覆し
たので、撚糸部表面は高硬度,高強度であり、糸が接触
する撚糸部表面の摩耗をさらに低減することができる。
【0012】以下、本発明を次の実施例で説明する。
【0013】
【実施例】本発明のフリクションディスクの一実施例を
図に基づいて詳細に説明する。
【0014】図1,2は本発明のフリクションディスク
を用いた撚糸装置を示すもので、図1,2において、符
号1は本発明の円板状のフリクションディスクを示して
おり、3枚のフリクションディスク1が軸2に固定され
た回転体5を3個集合させて撚糸装置が形成されてい
る。
【0015】このような撚糸装置では、軸2を回転させ
ることにより、回転体5を回転させ、図3に示すよう
に、糸3がフリクションディスク1に接触し、フリクシ
ョンディスク1の間に挟まれた糸3を高速で撚ることが
できる。
【0016】そして、本発明では、図4に示すように、
例えば、Al2 3 −TiCからなるディスク基体6の
撚糸部表面7のみならず、全面に、TiO2 、Ta2
5 、ZrO2 等の誘電体薄膜9が被覆されている。
【0017】以上のように構成されたフリクションディ
スクでは、糸3との接触により摩擦電気が発生し、この
摩擦電気により発生したプラスの電荷が誘電体薄膜9に
帯電され、この静電気力によりディスク1の摩擦係数が
大きくなるため、糸3にかけられる張力を低減しても糸
3を撚ることができる。このため、糸3によるフリクシ
ョンディスク1の摩耗を抑制することができ、フリクシ
ョンディスク1の耐久性を向上することができる。ま
た、誘電体薄膜9はセラミック誘電体であるため、高強
度、高硬度であり、糸3が接触する撚糸部表面7の摩耗
をさらに低減することができる。
【0018】尚、上記実施例では、誘電体薄膜9をディ
スク基体6全面に形成した例について説明したが、本発
明では上記実施例に限定されず、誘電体薄膜9は、ディ
スク基体6の少なくとも撚糸部表面7に形成されていれ
ば良い。
【0019】本発明者等は、本発明の効果を確認すべ
く、Al2 3 −TiC製のディスク基体の撚糸部表面
に、厚さ0.5μmのTiO2 薄膜をスパッタ法により
形成してフリクションディスクを構成した場合(本発
明)と、Al2 3 −TiCによりフリクションディス
クを構成した場合(比較例)に、実際に糸を撚る実験を
行った。縒糸した糸の強度は1.3〜1.9g/Deで
あった。
【0020】この結果、TiO2 薄膜をディスク基体に
形成した本発明の場合には、糸の張力は0.5g/De
でも糸を撚ることができたのに対して、比較例では、糸
の張力が0.5g/Deでは糸を撚ることができず、張
力を1.0g/Deにして初めて糸を撚ることができ
た。このことから、本発明品では糸を撚る際に発生した
静電気により摩擦力が増加し、これにより糸にかける張
力を小さくした場合でも糸を撚ることができ、フリクシ
ョンディスクの摩耗を低減することができることが判
る。
【0021】また、本発明者等は、厚さ0.5μmのT
2 5 薄膜、ZrO2 薄膜を形成した場合について
も、上記と同様に実験を行った結果、Ta2 5 薄膜を
ディスク基体に形成した場合には、糸の張力が0.5g
/Deで糸を撚ることができ、また、ZrO2 薄膜をデ
ィスク基体に形成した場合には、糸の張力が0.5g/
Deで糸を撚ることができた。このことから、誘電体薄
膜がTa2 5 薄膜、ZrO2 薄膜の場合にも、糸にか
ける張力が小さくても糸を撚ることができ、フリクショ
ンディスクの摩耗を低減することができることが判る。
【0022】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明のフリクショ
ンディスクでは、ディスク基体の少なくとも撚糸部表面
を、例えば、TiO2 ,Ta2 5 ,ZrO2 のうちの
一種からなる誘電体薄膜で被覆したので、糸との接触に
より摩擦電気が発生し、この摩擦電気により発生した電
荷を誘電体薄膜に帯電させ、この静電気力により摩擦係
数が大きくなるため、糸にかけられる張力を低減しても
糸を撚ることができる。
【0023】このため、糸によるフリクションディスク
の摩耗を抑制することができ、フリクションディスクの
耐久性を向上することができる。また、撚糸部表面はセ
ラミック誘電体で被覆されているため、高強度、高硬度
であり、糸との接触による摩耗をさらに低減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフリクションディスクが組み込まれた
撚糸装置を示す説明図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】フリクションディスクにより糸が撚られる状態
を示す説明図である。
【図4】本発明のフリクションディスクの一部縦断面図
である。
【符号の説明】
1・・・フリクションディスク 2・・・軸 3・・・糸 6・・・ディスク基体 7・・・撚糸部表面 9・・・誘電体薄膜

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク基体の少なくとも撚糸部表面に、
    誘電体薄膜を被覆してなることを特徴とするフリクショ
    ンディスク。
  2. 【請求項2】誘電体薄膜は、TiO2 ,Ta2 5 およ
    びZrO2 のうちの一種から構成されている請求項1記
    載のフリクションディスク。
JP17823394A 1994-07-29 1994-07-29 フリクションディスク Pending JPH0841742A (ja)

Priority Applications (1)

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JP17823394A JPH0841742A (ja) 1994-07-29 1994-07-29 フリクションディスク

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JP17823394A JPH0841742A (ja) 1994-07-29 1994-07-29 フリクションディスク

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JPH0841742A true JPH0841742A (ja) 1996-02-13

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ID=16044928

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104005125A (zh) * 2014-06-09 2014-08-27 哈尔滨工业大学 一种气流纺陶瓷假捻盘及假捻盘内表面陶瓷化处理的方法
WO2020045433A1 (ja) * 2018-08-30 2020-03-05 京セラ株式会社 仮撚機用ディスクおよび仮撚機用ディスクの製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104005125A (zh) * 2014-06-09 2014-08-27 哈尔滨工业大学 一种气流纺陶瓷假捻盘及假捻盘内表面陶瓷化处理的方法
WO2020045433A1 (ja) * 2018-08-30 2020-03-05 京セラ株式会社 仮撚機用ディスクおよび仮撚機用ディスクの製造方法
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