JPH08126287A - スリット付マグネットを有するブラシレスモータ及びマグネット着磁方法 - Google Patents
スリット付マグネットを有するブラシレスモータ及びマグネット着磁方法Info
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- JPH08126287A JPH08126287A JP6282727A JP28272794A JPH08126287A JP H08126287 A JPH08126287 A JP H08126287A JP 6282727 A JP6282727 A JP 6282727A JP 28272794 A JP28272794 A JP 28272794A JP H08126287 A JPH08126287 A JP H08126287A
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Landscapes
- Brushless Motors (AREA)
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ロータマグネット磁極の境目の磁界強度の低
下を防止し、モータのトルク特性の向上を図ると共に、
回転制御効率の向上と、加工コストの低減および組立性
の向上が図れるスリット付マグネットを有するブラシレ
スモータ及びマグネットの着磁方法を提供する。 【構成】 ロータマグネット2の磁極の境目毎に円周を
分割する複数個のスリット25を設ける。また、ロータ
マグネットのFGマグネット3の磁極の境目毎に段付部
26を形成し、ホール素子の検出信号を正弦曲線から変
形させ回転制御効率を向上させる。更に、ステータ18
の最下層のステータコアに折り曲げ片30,31を設
け、これ等を回路基板21と係合せしめステータ18の
高さおよび回転方向の位置決めを行う。
下を防止し、モータのトルク特性の向上を図ると共に、
回転制御効率の向上と、加工コストの低減および組立性
の向上が図れるスリット付マグネットを有するブラシレ
スモータ及びマグネットの着磁方法を提供する。 【構成】 ロータマグネット2の磁極の境目毎に円周を
分割する複数個のスリット25を設ける。また、ロータ
マグネットのFGマグネット3の磁極の境目毎に段付部
26を形成し、ホール素子の検出信号を正弦曲線から変
形させ回転制御効率を向上させる。更に、ステータ18
の最下層のステータコアに折り曲げ片30,31を設
け、これ等を回路基板21と係合せしめステータ18の
高さおよび回転方向の位置決めを行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機などのOA機器
用駆動モータや磁気テープなどのテープドライブ用モー
タ等に好適なブラシレスモータに係り、特に磁界強度の
高いスリット式マグネットを有するブラシレスモータ及
びその着磁方法に関する。
用駆動モータや磁気テープなどのテープドライブ用モー
タ等に好適なブラシレスモータに係り、特に磁界強度の
高いスリット式マグネットを有するブラシレスモータ及
びその着磁方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図7に従来一般に使用されているブラシ
レスモータ1aの主要構造を示す。ブラケット9aのほ
ぼ中心部に一体的に突出形成されるベアリングホルダ1
0aの内面には軸受11a,12aの外輪が嵌着され
る。また、軸受11a,12aの内輪にはシャフト13
aが嵌着される。なお、シャフト13aは止め輪14a
により位置決め固定される。シャフト13aの図の上方
側にはスペーサ17aを介してロータ15aのロータホ
ルダ16aが固着される。ロータホルダ16aの内面に
はロータマグネット2aが嵌着される。一方、ベアリン
グホルダ10aの外周にはステータ18aが装着され、
ピン23a等によりステータ18aはベアリングホルダ
10aの所定位置に固定される。また、図示のように、
ステータ18aの最下層はベアリングホルダ10aの段
付部33に当接し上下方向に位置決めされる。また、ス
テータ18aのステータコア19aにはステータコイル
20aが巻回される。ロータマグネット12aの図の下
端側にはFGマグネット3aが形成される。一方、回路
基板21aはブラケット9aにビス22a等により固定
され、その上面側のFGマグネット3aと相対向する位
置には位置検出用のホール素子4aが設けられる。な
お、図に明示されていないが、回路基板21aのFGマ
グネット3aと相対向する位置には速度検出用のFGパ
ターンが設けられる。以上の構造によりステータコイル
20aに電流を流すことによりステータ18aとロータ
マグネット2aの磁力作用によりロータ15aがシャフ
ト13aと共に回転しモータとして機能する。
レスモータ1aの主要構造を示す。ブラケット9aのほ
ぼ中心部に一体的に突出形成されるベアリングホルダ1
0aの内面には軸受11a,12aの外輪が嵌着され
る。また、軸受11a,12aの内輪にはシャフト13
aが嵌着される。なお、シャフト13aは止め輪14a
により位置決め固定される。シャフト13aの図の上方
側にはスペーサ17aを介してロータ15aのロータホ
ルダ16aが固着される。ロータホルダ16aの内面に
はロータマグネット2aが嵌着される。一方、ベアリン
グホルダ10aの外周にはステータ18aが装着され、
ピン23a等によりステータ18aはベアリングホルダ
10aの所定位置に固定される。また、図示のように、
ステータ18aの最下層はベアリングホルダ10aの段
付部33に当接し上下方向に位置決めされる。また、ス
テータ18aのステータコア19aにはステータコイル
20aが巻回される。ロータマグネット12aの図の下
端側にはFGマグネット3aが形成される。一方、回路
基板21aはブラケット9aにビス22a等により固定
され、その上面側のFGマグネット3aと相対向する位
置には位置検出用のホール素子4aが設けられる。な
お、図に明示されていないが、回路基板21aのFGマ
グネット3aと相対向する位置には速度検出用のFGパ
ターンが設けられる。以上の構造によりステータコイル
20aに電流を流すことによりステータ18aとロータ
マグネット2aの磁力作用によりロータ15aがシャフ
ト13aと共に回転しモータとして機能する。
【0003】図8は図7に示したロータマグネット2a
の着磁方法を示すものである。コイル7aを巻回するス
テータ形状の着磁ヨーク5aは適宜間隔8を介してリン
グ状の磁性ヨーク6aにより囲まれる。着磁を必要とす
るロータマグネット2aは間隙8内に挿入され着磁ヨー
ク5aと磁性ヨーク6a間に挾まれて配置される。コイ
ル7aに大電流を流すことにより着磁ヨーク5aと磁性
ヨーク6a間に強力な磁界が発生しロータマグネット2
aは着磁される。この場合、各磁極の中心部では、矢視
Aのように磁束が鎖交し、効率の良い着磁が行われる。
しかし、コイル7aの巻回されている各磁極の境目では
矢視Bのように磁力線がなまり、周方向の磁界成分が入
り込み着磁が弱くなる。
の着磁方法を示すものである。コイル7aを巻回するス
テータ形状の着磁ヨーク5aは適宜間隔8を介してリン
グ状の磁性ヨーク6aにより囲まれる。着磁を必要とす
るロータマグネット2aは間隙8内に挿入され着磁ヨー
ク5aと磁性ヨーク6a間に挾まれて配置される。コイ
ル7aに大電流を流すことにより着磁ヨーク5aと磁性
ヨーク6a間に強力な磁界が発生しロータマグネット2
aは着磁される。この場合、各磁極の中心部では、矢視
Aのように磁束が鎖交し、効率の良い着磁が行われる。
しかし、コイル7aの巻回されている各磁極の境目では
矢視Bのように磁力線がなまり、周方向の磁界成分が入
り込み着磁が弱くなる。
【0004】一方、ブラシレスモータに関する公知技術
としては、例えば、特公平2−57323号公報に示す
ものや、特公昭63−38948号公報に示すもの等の
各種のものがある。前者の「環状樹脂磁石」は前記した
従来技術のロータマグネットに相当する樹脂マグネット
のプリント基板(前記の回路基板21aと同じ)側に、
第1のマグネット部と第2のマグネット部を分離して設
けたものであり、その段付状の構造が後に説明する本発
明のロータマグネットのFGマグネットの形状と近似し
ている。また、後者は基板上のFGパターンおよびポー
ルセンサに対するFGマグネットとモータ駆動用マグネ
ットをL字形状に一体構造に形成し、それぞれにn極お
よびm極の磁極列を設けて着磁する点に特徴を有するも
のである。
としては、例えば、特公平2−57323号公報に示す
ものや、特公昭63−38948号公報に示すもの等の
各種のものがある。前者の「環状樹脂磁石」は前記した
従来技術のロータマグネットに相当する樹脂マグネット
のプリント基板(前記の回路基板21aと同じ)側に、
第1のマグネット部と第2のマグネット部を分離して設
けたものであり、その段付状の構造が後に説明する本発
明のロータマグネットのFGマグネットの形状と近似し
ている。また、後者は基板上のFGパターンおよびポー
ルセンサに対するFGマグネットとモータ駆動用マグネ
ットをL字形状に一体構造に形成し、それぞれにn極お
よびm極の磁極列を設けて着磁する点に特徴を有するも
のである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記したように、図7
で示した従来のブラシレスモータ1aの場合にはロータ
マグネット2aの着磁強度が部分的に弱い部分が生じ、
均一な着磁強度を得ることが出来ないためロータ回転時
の特性,特にトルク特性が低下する問題点がある。ま
た、ロータマグネット2aの回路基板21a側に形成さ
れるFGマグネット3aとホール素子4a間の間隙が均
一であり、ホール素子4aによる検出信号は図6の点線
で示す曲線Cのようにほぼ正弦波形状のものになり、ホ
ール素子4aの部品精度のバラツキや温度変化によるバ
ラツキ等により磁極の境目が不明確となる問題点があっ
た。また、前記したようにステータ18aはロータマグ
ネット2aや回路基板21aに対し、高さ方向および回
転方向の位置決めが必要である。そのため、図7に示す
ようにベアリングホルダ10aに段付部33を設けてス
テータ18aの高さ位置を決めると共に回転方向の位置
決めを行う必要になり、ブラケット9aの加工コストが
高くなると共にモータの組立コストが高くなる問題点が
あった。
で示した従来のブラシレスモータ1aの場合にはロータ
マグネット2aの着磁強度が部分的に弱い部分が生じ、
均一な着磁強度を得ることが出来ないためロータ回転時
の特性,特にトルク特性が低下する問題点がある。ま
た、ロータマグネット2aの回路基板21a側に形成さ
れるFGマグネット3aとホール素子4a間の間隙が均
一であり、ホール素子4aによる検出信号は図6の点線
で示す曲線Cのようにほぼ正弦波形状のものになり、ホ
ール素子4aの部品精度のバラツキや温度変化によるバ
ラツキ等により磁極の境目が不明確となる問題点があっ
た。また、前記したようにステータ18aはロータマグ
ネット2aや回路基板21aに対し、高さ方向および回
転方向の位置決めが必要である。そのため、図7に示す
ようにベアリングホルダ10aに段付部33を設けてス
テータ18aの高さ位置を決めると共に回転方向の位置
決めを行う必要になり、ブラケット9aの加工コストが
高くなると共にモータの組立コストが高くなる問題点が
あった。
【0006】一方、前記の公知技術の特公昭63−38
948号公報や特公平2−57323号公報に示すブラ
シレスモータはそれぞれ特徴を有するものであるが、本
発明のロータマグネットのスリット形状については何等
開示するものではなく、かつFGマグネットの形状やス
テータの構造についても本発明に関連するものが開示さ
れていない。
948号公報や特公平2−57323号公報に示すブラ
シレスモータはそれぞれ特徴を有するものであるが、本
発明のロータマグネットのスリット形状については何等
開示するものではなく、かつFGマグネットの形状やス
テータの構造についても本発明に関連するものが開示さ
れていない。
【0007】本発明は、以上の事情に鑑みて創案された
ものであり、ロータマグネットの全体の磁界強度を高め
ロータ回転時の特性,特にトルク特性の低下を防止する
と共に、ホール素子による磁極の境目の検出精度を向上
し、かつ加工費の低減および組立性の向上の図れるスリ
ット付マグネットを有するブラシレスモータ及びマグネ
ットの着磁方法を提供することを目的とする。
ものであり、ロータマグネットの全体の磁界強度を高め
ロータ回転時の特性,特にトルク特性の低下を防止する
と共に、ホール素子による磁極の境目の検出精度を向上
し、かつ加工費の低減および組立性の向上の図れるスリ
ット付マグネットを有するブラシレスモータ及びマグネ
ットの着磁方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の目的を
達成するために、ブラケットに固持されるステータと、
前記ブラケットに枢支され回路基板と相対向する位置に
周波数発生機用マグネット(FGマグネットという)を
形成するロータマグネットを保持するロータと、その表
面上にFGマグネットと係合するFGパターンおよびホ
ール素子を有する前記回路基板等を備えるブラシレスモ
ータであって、前記ロータマグネットが、磁極の境目毎
に円周を分割する適宜深さのスリットを形成するスリッ
ト付マグネットを有するブラシレスモータを構成するも
のである。また、ステータ形状の着磁ヨークと、該ヨー
クを囲むリング状の磁性ヨークとの間に磁極の境目毎に
円周を分割するスリットを有するロータマグネットを介
在させ、前記着磁ヨークと磁性ヨーク間に生じる磁力線
により前記ロータマグネットを着磁するマグネットの着
磁方法であって、前記スリットと相対向する前記磁性ヨ
ークの部位に切欠きを設けるスリット付マグネットの着
磁方法を特徴とするものである。更に、前記FGマグネ
ットの前記ホール素子と相対向する端面に磁極の境目毎
に形成される段付部を設け、前記ステータの最大層のス
テータラミネーションには前記回路基板の表面に当接及
び/又は回路基板の所定孔に嵌合する折り曲げ片を形成
することを特徴とするものである。
達成するために、ブラケットに固持されるステータと、
前記ブラケットに枢支され回路基板と相対向する位置に
周波数発生機用マグネット(FGマグネットという)を
形成するロータマグネットを保持するロータと、その表
面上にFGマグネットと係合するFGパターンおよびホ
ール素子を有する前記回路基板等を備えるブラシレスモ
ータであって、前記ロータマグネットが、磁極の境目毎
に円周を分割する適宜深さのスリットを形成するスリッ
ト付マグネットを有するブラシレスモータを構成するも
のである。また、ステータ形状の着磁ヨークと、該ヨー
クを囲むリング状の磁性ヨークとの間に磁極の境目毎に
円周を分割するスリットを有するロータマグネットを介
在させ、前記着磁ヨークと磁性ヨーク間に生じる磁力線
により前記ロータマグネットを着磁するマグネットの着
磁方法であって、前記スリットと相対向する前記磁性ヨ
ークの部位に切欠きを設けるスリット付マグネットの着
磁方法を特徴とするものである。更に、前記FGマグネ
ットの前記ホール素子と相対向する端面に磁極の境目毎
に形成される段付部を設け、前記ステータの最大層のス
テータラミネーションには前記回路基板の表面に当接及
び/又は回路基板の所定孔に嵌合する折り曲げ片を形成
することを特徴とするものである。
【0009】
【作用】ロータマグネットにその磁極の境目毎にスリッ
トを設けることにより磁極の境目に作用する磁界が半径
方向に進み、従来技術のような磁力線のなまりが低減す
る。そのため、磁極の境目における磁界強度が高まり、
ロータマグネット全体の磁界強度が向上する。更に、磁
性ヨークに切欠きを設けることにより更に磁界が半径方
向に向き、磁界強度をより向上することが出来る。一
方、ロータマグネットのFGマグネットの部位を例えば
鋸刃状にして磁極の境目毎に段付部を設けることにより
正弦波形がくずれ、磁極の境目の検出精度が向上する。
また、ステータの最下層に回路基板に係合する折り曲げ
片を一体的に形成することにより、ステータの高さおよ
び回転方向の位置決めが容易に出来、ブラケットの段付
部の加工等が不要となり加工性,組立性の向上が図れ
る。
トを設けることにより磁極の境目に作用する磁界が半径
方向に進み、従来技術のような磁力線のなまりが低減す
る。そのため、磁極の境目における磁界強度が高まり、
ロータマグネット全体の磁界強度が向上する。更に、磁
性ヨークに切欠きを設けることにより更に磁界が半径方
向に向き、磁界強度をより向上することが出来る。一
方、ロータマグネットのFGマグネットの部位を例えば
鋸刃状にして磁極の境目毎に段付部を設けることにより
正弦波形がくずれ、磁極の境目の検出精度が向上する。
また、ステータの最下層に回路基板に係合する折り曲げ
片を一体的に形成することにより、ステータの高さおよ
び回転方向の位置決めが容易に出来、ブラケットの段付
部の加工等が不要となり加工性,組立性の向上が図れ
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は本実施例のブラシレスモータの全体概要構造
を示す軸断面図、図2は本実施例のロータマグネットの
着磁方法を説明するための説明用断面図、図3は本実施
例のロータマグネットの構造とその組立方法を説明する
部分軸断面図、図4は本実施例のロータマグネットの斜
視図、図5はロータマグネットのFGマグネットの段付
部の一実施例を示す展開図、図6は図5に示したFGマ
グネットによるホール素子の検出信号の変化を示す線
図、図7は従来のブラシレスモータの全体概要構造を示
す軸断面図、図8は従来のロータマグネットの着磁方法
を示す説明用断面図である。
る。図1は本実施例のブラシレスモータの全体概要構造
を示す軸断面図、図2は本実施例のロータマグネットの
着磁方法を説明するための説明用断面図、図3は本実施
例のロータマグネットの構造とその組立方法を説明する
部分軸断面図、図4は本実施例のロータマグネットの斜
視図、図5はロータマグネットのFGマグネットの段付
部の一実施例を示す展開図、図6は図5に示したFGマ
グネットによるホール素子の検出信号の変化を示す線
図、図7は従来のブラシレスモータの全体概要構造を示
す軸断面図、図8は従来のロータマグネットの着磁方法
を示す説明用断面図である。
【0011】まず、図1により本実施例のブラシレスモ
ータ1の構造を説明する。ブラケット9のほぼ中心部に
はベアリングホルダ10が一体的に突出形成される。ベ
アリングホルダ10内には軸受11,12の外輪が嵌着
される。シャフト13は軸受11,12の内輪に嵌着さ
れ止め輪14により所定位置に固定される。シャフト1
3の上方側にはロータ15のロータホルダ16が嵌着さ
れる。なお、ロータホルダ16と軸受11間にはスペー
サ17が介設される。ロータホルダ16の内周にはロー
タマグネット2が嵌着される。一方、ベアリングホルダ
10の外周にはステータ18のステータコア19が装着
される。ステータコア19にはコイル20が巻回され
る。また、ブラケット9の上面には回路基板21がビス
22等により固定される。なお、ステータ18は回路基
板21を貫通するピン23によりブラケット9に固定さ
れる。回路基板21上にはFGマグネット3と相対向す
る位置にホール素子4が設けられる。
ータ1の構造を説明する。ブラケット9のほぼ中心部に
はベアリングホルダ10が一体的に突出形成される。ベ
アリングホルダ10内には軸受11,12の外輪が嵌着
される。シャフト13は軸受11,12の内輪に嵌着さ
れ止め輪14により所定位置に固定される。シャフト1
3の上方側にはロータ15のロータホルダ16が嵌着さ
れる。なお、ロータホルダ16と軸受11間にはスペー
サ17が介設される。ロータホルダ16の内周にはロー
タマグネット2が嵌着される。一方、ベアリングホルダ
10の外周にはステータ18のステータコア19が装着
される。ステータコア19にはコイル20が巻回され
る。また、ブラケット9の上面には回路基板21がビス
22等により固定される。なお、ステータ18は回路基
板21を貫通するピン23によりブラケット9に固定さ
れる。回路基板21上にはFGマグネット3と相対向す
る位置にホール素子4が設けられる。
【0012】図4に示すように、ロータマグネット2は
下端側に鍔部24を有する円筒体からなり、上端面から
軸線方向に沿って多数個のスリット25が形成される。
また、ロータマグネット2の下端部のFGマグネット3
の一部には円周方向に沿って多数個の鋸刃状の段付部2
6が形成される。スリット25は磁極N,Sの境目毎に
円周を分割して形成されるもので図3,図4に示すよう
に上端面から下端面に向いて軸線方向に沿って適宜深さ
(例えば全長の3/4乃至4/5)だけ切り込み形成さ
れる。なお、図3に示すように、ロータマグネット2は
スリット25の形成されていない全長の1/4乃至1/
5の下部の部分の外周に圧入代を形成するものからな
り、図示のようにロータホルダ16の開口側から挿入し
圧入代のある下部の部分でロータマグネット2をロータ
ホルダ16に嵌着する。なお、スリット25が形成され
ている部分は強性変形するためロータマグネット2をロ
ータホルダ16に挿入する場合、全長の3/4乃至4/
5の範囲は軽圧力で容易に挿入することが出来る。これ
により組立性の向上が図れる。その上、ロータマグネッ
ト2を接着剤で固定する場合に比較して回転バランスが
良くなる。つまり、接着剤を用いる場合にはロータホル
ダ15とロータマグネット2との間に空隙が生じ易くな
り、回転アンバランスが生じ易いが、本実施例のように
圧入による場合はこのようなアンバランスが解消され
る。
下端側に鍔部24を有する円筒体からなり、上端面から
軸線方向に沿って多数個のスリット25が形成される。
また、ロータマグネット2の下端部のFGマグネット3
の一部には円周方向に沿って多数個の鋸刃状の段付部2
6が形成される。スリット25は磁極N,Sの境目毎に
円周を分割して形成されるもので図3,図4に示すよう
に上端面から下端面に向いて軸線方向に沿って適宜深さ
(例えば全長の3/4乃至4/5)だけ切り込み形成さ
れる。なお、図3に示すように、ロータマグネット2は
スリット25の形成されていない全長の1/4乃至1/
5の下部の部分の外周に圧入代を形成するものからな
り、図示のようにロータホルダ16の開口側から挿入し
圧入代のある下部の部分でロータマグネット2をロータ
ホルダ16に嵌着する。なお、スリット25が形成され
ている部分は強性変形するためロータマグネット2をロ
ータホルダ16に挿入する場合、全長の3/4乃至4/
5の範囲は軽圧力で容易に挿入することが出来る。これ
により組立性の向上が図れる。その上、ロータマグネッ
ト2を接着剤で固定する場合に比較して回転バランスが
良くなる。つまり、接着剤を用いる場合にはロータホル
ダ15とロータマグネット2との間に空隙が生じ易くな
り、回転アンバランスが生じ易いが、本実施例のように
圧入による場合はこのようなアンバランスが解消され
る。
【0013】次に、図2によりロータマグネット2の着
磁方法について説明する。着磁手段としては着磁ヨーク
5と、間隙8を介して着磁ヨーク5を囲繞するリング状
の磁性ヨーク6からなる。なお、ロータマグネット2は
間隙8内に挿入され着磁ヨーク5と磁性ヨーク6間に挾
まって配置される。着磁ヨークにはコイル7が巻回され
る。なお、図示のように、スリット25は着磁ヨーク5
のコイル7の介在する部分と相対向する位置に配置され
る。一方、磁性ヨーク6のスリット25と相対向する位
置には切欠き27が凹設される。なお、切欠き27は必
ずしもなくてもよいが、切欠き27があった方が磁界を
半径方向に向ける効果が増大し、着磁強度が高くなるた
め切欠き27を形成する方が望ましい。図2に示した状
態でコイル7に大電流を流すとスリット25と切欠き2
7の影響により磁極の境目においても磁力線28が矢視
Eのように半径方向を向く。勿論、各磁極の中心部分に
は矢視Fのようにほぼ半径方向に磁力線が向かう。以上
により、ロータマグネットの磁界強度を向上することが
出来る。
磁方法について説明する。着磁手段としては着磁ヨーク
5と、間隙8を介して着磁ヨーク5を囲繞するリング状
の磁性ヨーク6からなる。なお、ロータマグネット2は
間隙8内に挿入され着磁ヨーク5と磁性ヨーク6間に挾
まって配置される。着磁ヨークにはコイル7が巻回され
る。なお、図示のように、スリット25は着磁ヨーク5
のコイル7の介在する部分と相対向する位置に配置され
る。一方、磁性ヨーク6のスリット25と相対向する位
置には切欠き27が凹設される。なお、切欠き27は必
ずしもなくてもよいが、切欠き27があった方が磁界を
半径方向に向ける効果が増大し、着磁強度が高くなるた
め切欠き27を形成する方が望ましい。図2に示した状
態でコイル7に大電流を流すとスリット25と切欠き2
7の影響により磁極の境目においても磁力線28が矢視
Eのように半径方向を向く。勿論、各磁極の中心部分に
は矢視Fのようにほぼ半径方向に磁力線が向かう。以上
により、ロータマグネットの磁界強度を向上することが
出来る。
【0014】図4および図5に示すように、ロータマグ
ネット2の下端面のFGマグネット3は回路基板21上
に固定されたホール素子4と相対向して配置されると共
に、前記したように鋸刃状の段付部26が形成される。
この段付部26は磁極の境目と同一位置に形成される。
このため、FGマグネット3とホール素子4との間隙が
磁極毎に周期的に変化し、図6の実線で示す曲線Dのよ
うに検出信号の波形が変化する。すなわち、図示のよう
に、段付部26で急激な変化が生じ磁極の変る境目の位
置P点が明確になり、磁極の変る位置の検出が正確に出
るようになる。そのため回転制御の効率向上が図れる。
ネット2の下端面のFGマグネット3は回路基板21上
に固定されたホール素子4と相対向して配置されると共
に、前記したように鋸刃状の段付部26が形成される。
この段付部26は磁極の境目と同一位置に形成される。
このため、FGマグネット3とホール素子4との間隙が
磁極毎に周期的に変化し、図6の実線で示す曲線Dのよ
うに検出信号の波形が変化する。すなわち、図示のよう
に、段付部26で急激な変化が生じ磁極の変る境目の位
置P点が明確になり、磁極の変る位置の検出が正確に出
るようになる。そのため回転制御の効率向上が図れる。
【0015】一方、図1に示すように、本実施例ではス
テータ18のステータコア19の最下層のステータラミ
ネーション29には図の下方側に向かって屈曲されたい
くつかの折り曲げ片30と折り曲げ片31が一体的に形
成される。折り曲げ片30は回路基板21の表面に折り
曲げ端を当接して配置される。それによりステータ18
の高さ方向の位置を決めることが出来る。また、折り曲
げ片31は回路基板21の位置決め孔32に嵌入され
る。これによりステータ18の回転方向の位置決めが出
来、ステータ18とホール素子4との相対位置、つまり
タイミング位置を簡単に決めることが出来る。
テータ18のステータコア19の最下層のステータラミ
ネーション29には図の下方側に向かって屈曲されたい
くつかの折り曲げ片30と折り曲げ片31が一体的に形
成される。折り曲げ片30は回路基板21の表面に折り
曲げ端を当接して配置される。それによりステータ18
の高さ方向の位置を決めることが出来る。また、折り曲
げ片31は回路基板21の位置決め孔32に嵌入され
る。これによりステータ18の回転方向の位置決めが出
来、ステータ18とホール素子4との相対位置、つまり
タイミング位置を簡単に決めることが出来る。
【0016】以上の説明において、ロータマグネット2
のスリット25の形状を図4に示すように同一幅寸法の
凹溝としたが、幅寸法は可変のもの例えばテーパ状のも
のでもよい。また、段付部26の形状も鋸刃状のもので
なくてもよく、磁極の境目を明示するものであればよ
い。また、前記着磁手段における磁性ヨーク6の切欠き
27の形状は図2に示すように半円状のものに限らずV
型や四角状のもの、梯形状のもの等任意の形状のものが
採用される。
のスリット25の形状を図4に示すように同一幅寸法の
凹溝としたが、幅寸法は可変のもの例えばテーパ状のも
のでもよい。また、段付部26の形状も鋸刃状のもので
なくてもよく、磁極の境目を明示するものであればよ
い。また、前記着磁手段における磁性ヨーク6の切欠き
27の形状は図2に示すように半円状のものに限らずV
型や四角状のもの、梯形状のもの等任意の形状のものが
採用される。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、次のような顕著な効果
を奏する。 1)ロータマグネットのFGマグネットの部位に磁極の
境目毎にスリットを設ける構造を採用することにより磁
力線のなまりがなくなり、半径方向に磁界が形成され
る。そのため、ロータマグネットの全体としての磁界強
度を高めることが出来る。 2)磁界強度が高まることによりロータの回転時におけ
る特性,特にトルク特性を向上することが出来る。 3)また、ロータマグネットの着磁手段としての磁性ヨ
ークにスリットと相対向する位置に切欠きを設けること
により、磁界の方向がより半径方向に向くため、ロータ
の特性を更に改善することが出来る。 4)ロータマグネットの下端面のFGマグネットの磁極
の境目毎に鋸刃状等の段付部を形成することによりホー
ル素子から出力される検出信号が正弦形状から変化し、
磁極の切り換わりを明確に検出することが出来る。この
ため、回転制御の効率の向上が図れる。 5)ステータの最下層に折り曲げ片を設け、当該折り曲
げ片を回路基板の表面に当接し、また、回路基板の位置
決め孔に嵌入することによりベアリングホルダに特別な
加工をしなくてもステータの高さ方向の位置決めが出来
ると共に、回路基板に対するステータの回転方向の位置
決めが簡単に出来る。これにより加工コストの低減と組
立性の向上が図れる。
を奏する。 1)ロータマグネットのFGマグネットの部位に磁極の
境目毎にスリットを設ける構造を採用することにより磁
力線のなまりがなくなり、半径方向に磁界が形成され
る。そのため、ロータマグネットの全体としての磁界強
度を高めることが出来る。 2)磁界強度が高まることによりロータの回転時におけ
る特性,特にトルク特性を向上することが出来る。 3)また、ロータマグネットの着磁手段としての磁性ヨ
ークにスリットと相対向する位置に切欠きを設けること
により、磁界の方向がより半径方向に向くため、ロータ
の特性を更に改善することが出来る。 4)ロータマグネットの下端面のFGマグネットの磁極
の境目毎に鋸刃状等の段付部を形成することによりホー
ル素子から出力される検出信号が正弦形状から変化し、
磁極の切り換わりを明確に検出することが出来る。この
ため、回転制御の効率の向上が図れる。 5)ステータの最下層に折り曲げ片を設け、当該折り曲
げ片を回路基板の表面に当接し、また、回路基板の位置
決め孔に嵌入することによりベアリングホルダに特別な
加工をしなくてもステータの高さ方向の位置決めが出来
ると共に、回路基板に対するステータの回転方向の位置
決めが簡単に出来る。これにより加工コストの低減と組
立性の向上が図れる。
【図1】本発明の一実施例の全体概要構造を示す軸断面
図。
図。
【図2】本実施例のロータマグネットの着磁方法を説明
するための説明用断面図。
するための説明用断面図。
【図3】本実施例のロータマグネットの組立方法を説明
する部分軸断面図。
する部分軸断面図。
【図4】本実施例のロータマグネットの斜視図。
【図5】ロータマグネットのFGマグネットの段付部の
一実施例を示す展開図。
一実施例を示す展開図。
【図6】図5に示したFGマグネットと従来技術による
ホール素子の検出信号の比較を示す線図。
ホール素子の検出信号の比較を示す線図。
【図7】従来のブラシレスモータの全体概要構造を示す
軸断面図。
軸断面図。
【図8】従来のロータマグネットの着磁方法を説明する
説明用断面図。
説明用断面図。
1 ブラシレスモータ 2 ロータマグネット 3 FGマグネット 4 ホール素子 5 着磁ヨーク 6 磁性ヨーク 7 コイル 9 ブラケット 15 ロータ 18 ステータ 19 ステータコア 21 回路基板 25 スリット 26 段付部 27 切欠き 29 ステータラミネーション 30、31 折り曲げ片 32 位置決め孔
Claims (4)
- 【請求項1】 ブラケットに固持されるステータと、前
記ブラケットに枢支され回路基板と相対向する位置に周
波数発生機用マグネット(FGマグネットという)を形
成するロータマグネットを保持するロータと、その表面
上にFGマグネットと係合するFGパターンおよびホー
ル素子を有する前記回路基板等を備えるブラシレスモー
タであって、前記ロータマグネットが、磁極の境目毎に
円周を分割する適宜深さのスリットを形成することを特
徴とするスリット付マグネットを有するブラシレスモー
タ。 - 【請求項2】 ステータ形状の着磁ヨークと、該ヨーク
を囲むリング状の磁性ヨークとの間に磁極の境目毎に円
周を分割するスリットを有するロータマグネットを介在
させ、前記着磁ヨークと磁性ヨーク間に生じる磁力線に
より前記ロータマグネットを着磁するマグネットの着磁
方法であって、前記スリットと相対向する前記磁性ヨー
クの部位に切欠きを設けることを特徴とするスリット付
マグネットの着磁方法。 - 【請求項3】 前記FGマグネットの前記ホール素子と
相対向する端面に磁極の境目毎に形成される段付部を設
けてなる請求項1のスリット付マグネットを有するブラ
シレスモータ。 - 【請求項4】 前記ステータの最下層のステータラミネ
ーションには前記回路基板の表面に当接及び/又は回路
基板の所定孔に嵌合する折り曲げ片を形成してなる請求
項1のスリット付マグネットを有するブラシレスモー
タ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6282727A JPH08126287A (ja) | 1994-10-20 | 1994-10-20 | スリット付マグネットを有するブラシレスモータ及びマグネット着磁方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6282727A JPH08126287A (ja) | 1994-10-20 | 1994-10-20 | スリット付マグネットを有するブラシレスモータ及びマグネット着磁方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08126287A true JPH08126287A (ja) | 1996-05-17 |
Family
ID=17656263
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6282727A Ceased JPH08126287A (ja) | 1994-10-20 | 1994-10-20 | スリット付マグネットを有するブラシレスモータ及びマグネット着磁方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08126287A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2016031057A1 (ja) * | 2014-08-29 | 2016-03-03 | 三菱電機株式会社 | 同期電動機 |
| EP3722614A4 (en) * | 2017-12-06 | 2021-08-04 | Amotech Co., Ltd. | COOLING FAN |
-
1994
- 1994-10-20 JP JP6282727A patent/JPH08126287A/ja not_active Ceased
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2016031057A1 (ja) * | 2014-08-29 | 2016-03-03 | 三菱電機株式会社 | 同期電動機 |
| US10608515B2 (en) | 2014-08-29 | 2020-03-31 | Mitsubishi Electric Corporation | Synchronous motor |
| EP3722614A4 (en) * | 2017-12-06 | 2021-08-04 | Amotech Co., Ltd. | COOLING FAN |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040113 |
|
| A045 | Written measure of dismissal of application [lapsed due to lack of payment] |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045 Effective date: 20040615 |