JPH0812677A - イミノブチロラクタム系化合物、その製法及び該化合物を含有するフォトクロミック材料 - Google Patents
イミノブチロラクタム系化合物、その製法及び該化合物を含有するフォトクロミック材料Info
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- JPH0812677A JPH0812677A JP6150942A JP15094294A JPH0812677A JP H0812677 A JPH0812677 A JP H0812677A JP 6150942 A JP6150942 A JP 6150942A JP 15094294 A JP15094294 A JP 15094294A JP H0812677 A JPH0812677 A JP H0812677A
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- group
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- Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)
- Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 一般式
【化1】
([A];置換基を有していてもよい2価の芳香族基、
R2、R3、R4 ;少なくとも1つの基は置換基を有して
いても良い芳香族性複素環残基、残る2つの基、R1;
アルキル基、アラルキル基、アリール基、R1とR2の組
み合わせ及びR3とR4の組み合わせのうち、 置換基を
有していても良い芳香族性複素環残基を有さない組み合
わせの2つの基;連結してシクロアルキリデン基)で表
わされる化合物及び該化合物を含有するフォトクロミッ
ク材料。 【効果】 本発明の化合物を含有するフォトクロミック
材料は、画像安定性、耐熱性、繰り返し耐久性に優れて
おり、また、発色状態が極めて鮮明な発色を示すため、
光学記録材料、表示材料、装飾等に有用である。
R2、R3、R4 ;少なくとも1つの基は置換基を有して
いても良い芳香族性複素環残基、残る2つの基、R1;
アルキル基、アラルキル基、アリール基、R1とR2の組
み合わせ及びR3とR4の組み合わせのうち、 置換基を
有していても良い芳香族性複素環残基を有さない組み合
わせの2つの基;連結してシクロアルキリデン基)で表
わされる化合物及び該化合物を含有するフォトクロミッ
ク材料。 【効果】 本発明の化合物を含有するフォトクロミック
材料は、画像安定性、耐熱性、繰り返し耐久性に優れて
おり、また、発色状態が極めて鮮明な発色を示すため、
光学記録材料、表示材料、装飾等に有用である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フォトクロミック材料
として有用なイミノブチロラクタム系化合物及びその製
造方法に関し、更に詳しくは、光学記録材料、表示材
料、装飾等に利用できる新規なイミノブチロラクタム系
化合物及び該化合物を含有するフォトクロミック材料に
関するものである。
として有用なイミノブチロラクタム系化合物及びその製
造方法に関し、更に詳しくは、光学記録材料、表示材
料、装飾等に利用できる新規なイミノブチロラクタム系
化合物及び該化合物を含有するフォトクロミック材料に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】光によって可逆的な構造変化を起こし、
それに伴って可視吸収スペクトルが変化するフォトクロ
ミック化合物は、書換え可能な光学記録媒体やホログラ
ム等の光学素子への応用を目指して盛んに研究されてい
る。
それに伴って可視吸収スペクトルが変化するフォトクロ
ミック化合物は、書換え可能な光学記録媒体やホログラ
ム等の光学素子への応用を目指して盛んに研究されてい
る。
【0003】フォトクロミック化合物としては、スピロ
ピラン系化合物、スピロオキサジン系化合物、ジアリー
ルエテン系化合物、フルギド系化合物等が知られてお
り、これらの中でも、フルギド系化合物は、熱による発
色体(閉環体)から無色体(開環体)への異性化反応速
度が遅く、暗所での記録保存性に優れている等の特徴が
あり、幅広く研究されている。
ピラン系化合物、スピロオキサジン系化合物、ジアリー
ルエテン系化合物、フルギド系化合物等が知られてお
り、これらの中でも、フルギド系化合物は、熱による発
色体(閉環体)から無色体(開環体)への異性化反応速
度が遅く、暗所での記録保存性に優れている等の特徴が
あり、幅広く研究されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来公
知のフルギド系化合物は、発色−消色の繰り返しに対す
る耐久性が十分とは言えず、また、色材として捉えた場
合には、発色色相が極めて限られたものしか存在しなか
った。
知のフルギド系化合物は、発色−消色の繰り返しに対す
る耐久性が十分とは言えず、また、色材として捉えた場
合には、発色色相が極めて限られたものしか存在しなか
った。
【0005】また、フルギド系化合物の吸収を長波長化
する手段としては、ペリ環状反応に関与する部分に芳香
族含窒素複素環構造を導入することが知られているが、
芳香族含窒素複素環化合物は反応性に富んでいるため、
合成過程において副反応を生じ易いため、目的とするフ
ルギド系化合物の収率が低く、また、目的物の耐候性が
他の芳香族複素環構造を有するフルギド系化合物に比
べ、やや劣るという問題点があった。
する手段としては、ペリ環状反応に関与する部分に芳香
族含窒素複素環構造を導入することが知られているが、
芳香族含窒素複素環化合物は反応性に富んでいるため、
合成過程において副反応を生じ易いため、目的とするフ
ルギド系化合物の収率が低く、また、目的物の耐候性が
他の芳香族複素環構造を有するフルギド系化合物に比
べ、やや劣るという問題点があった。
【0006】本発明が解決しようとする課題は、画像安
定性、耐熱性、、耐候性、繰り返し耐久性に優れ、鮮明
な発色を示し、光学記録材料、表示材料、装飾等に有用
なフォトクロミック材料を提供することにある。
定性、耐熱性、、耐候性、繰り返し耐久性に優れ、鮮明
な発色を示し、光学記録材料、表示材料、装飾等に有用
なフォトクロミック材料を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、これらの
諸課題を解決すべく鋭意研究した結果、一般式(I)
諸課題を解決すべく鋭意研究した結果、一般式(I)
【0008】
【化2】
【0009】(式中、[A]は置換基を有していてもよ
い2価の芳香族基を表わし、R2、R3及びR4 のうち、
少なくとも1つの基は置換基を有していても良い芳香族
性複素環残基を表わし、残る2つの基とR1 はそれぞれ
独立的にアルキル基、アラルキル基又はアリール基、あ
るいはR1とR2の組み合わせ及び、R3とR4の組み合わ
せのうち、置換基を有していても良い芳香族性複素環残
基を有さない組み合わせの2つの基は連結してシクロア
ルキリデン基を表わす。)で表わされる一群の化合物が
鮮明な発色のフォトクロミズムを示し、しかも吸収波長
がかなり長波長化していること、更に繰り返し耐久性に
も優れることを見出し、本発明を完成するに至った。
い2価の芳香族基を表わし、R2、R3及びR4 のうち、
少なくとも1つの基は置換基を有していても良い芳香族
性複素環残基を表わし、残る2つの基とR1 はそれぞれ
独立的にアルキル基、アラルキル基又はアリール基、あ
るいはR1とR2の組み合わせ及び、R3とR4の組み合わ
せのうち、置換基を有していても良い芳香族性複素環残
基を有さない組み合わせの2つの基は連結してシクロア
ルキリデン基を表わす。)で表わされる一群の化合物が
鮮明な発色のフォトクロミズムを示し、しかも吸収波長
がかなり長波長化していること、更に繰り返し耐久性に
も優れることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0010】即ち、本発明は上記課題を解決するため
に、上記一般式(I)で表わされるイミノブチロラクタ
ム系化合物(以下、本発明のフォトクロミック化合物と
いう。)及び該化合物を含有するフォトクロミック材料
を提供する。
に、上記一般式(I)で表わされるイミノブチロラクタ
ム系化合物(以下、本発明のフォトクロミック化合物と
いう。)及び該化合物を含有するフォトクロミック材料
を提供する。
【0011】本発明のフォトクロミック化合物は、従来
公知の適当な反応手段を用いて合成することができ、例
えば、フルギド類と芳香族ジアミンを反応させて合成す
る方法、フルギド類の前駆体である2,3−ビスアルキ
リデンコハク酸誘導体と芳香族ジアミンを反応させて合
成する方法などを挙げることができる。このようにして
得た本発明のフォトクロミック化合物は、カラムクロマ
トグラフィ、再結晶等の手段を用いて、精製、単離する
ことができる。上記反応は、適当な不活性有機溶媒中で
行うことができ、また、無溶媒で行うこともできる。反
応温度は、50〜150℃の範囲が好ましく、80〜1
20℃の範囲が特に好ましい。反応原料、生成物、溶媒
等が揮発しない範囲で減圧とし、反応に伴って生成する
水の除去を促進することもできる。水の除去には、酸無
水物、酸ハロゲン化物、無機酸化物、無機ハロゲン化物
等の脱水剤の使用も有効である。
公知の適当な反応手段を用いて合成することができ、例
えば、フルギド類と芳香族ジアミンを反応させて合成す
る方法、フルギド類の前駆体である2,3−ビスアルキ
リデンコハク酸誘導体と芳香族ジアミンを反応させて合
成する方法などを挙げることができる。このようにして
得た本発明のフォトクロミック化合物は、カラムクロマ
トグラフィ、再結晶等の手段を用いて、精製、単離する
ことができる。上記反応は、適当な不活性有機溶媒中で
行うことができ、また、無溶媒で行うこともできる。反
応温度は、50〜150℃の範囲が好ましく、80〜1
20℃の範囲が特に好ましい。反応原料、生成物、溶媒
等が揮発しない範囲で減圧とし、反応に伴って生成する
水の除去を促進することもできる。水の除去には、酸無
水物、酸ハロゲン化物、無機酸化物、無機ハロゲン化物
等の脱水剤の使用も有効である。
【0012】本発明のフォトクロミック化合物の合成に
用いるフルギド類としては、従来公知の任意のものが使
用できるが、耐光性、耐熱性、繰り返し耐久性等に優れ
ている点で、複素環基を有するフルギド類が特に好まし
く、複素環基は繰り返し耐久性の面で、メチル基等マイ
グレーションしにくい基で置換されているものが好まし
い。好ましいフルギド類の例のいくつかを以下に示す。
用いるフルギド類としては、従来公知の任意のものが使
用できるが、耐光性、耐熱性、繰り返し耐久性等に優れ
ている点で、複素環基を有するフルギド類が特に好まし
く、複素環基は繰り返し耐久性の面で、メチル基等マイ
グレーションしにくい基で置換されているものが好まし
い。好ましいフルギド類の例のいくつかを以下に示す。
【0013】
【化3】
【0014】
【化4】
【0015】
【化5】
【0016】
【化6】
【0017】
【化7】
【0018】
【化8】
【0019】
【化9】 (式中、Phはフェニル基を表わす。)
【0020】
【化10】
【0021】芳香族ジアミンとしては、フルギド類のコ
ハク酸無水物構造の部分と反応してイミダゾール環又は
ジヒドロピリミジン環構造を形成し得るものであれば任
意のものが使用でき、例えば、1,2−ジアミノベンゼ
ン、4−メチル−1,2−ジアミノベンゼン、4−エチ
ル−1,2−ジアミノベンゼン、4−イソプロピル−
1,2−ジアミノベンゼン、4−tert−ブチル−1,2
−ジアミノベンゼン、3−メチル−1,2−ジアミノベ
ンゼン、4,5−ジメチル−1,2−ジアミノベンゼ
ン、2,3−ジアミノテトラリン、4−クロロ−1,2
−ジアミノベンゼン、4−ブロモ−1,2−ジアミノベ
ンゼン、3−クロロ−1,2−ジアミノベンゼン、3,
5−ジブロモ−1,2−ジアミノベンゼン、4−メトキ
シ−1,2−ジアミノベンゼン、4−オクチルオキシ−
1,2−ジアミノベンゼン、4−ニトロ−1,2−ジア
ミノベンゼン、4−シアノ−1,2−ジアミノベンゼ
ン、4−カルボメトキシ−1,2−ジアミノベンゼン、
4−スルファモイル−1,2−ジアミノベンゼン、3,
4−ジアミノベンゾフェノン、2,3−ジアミノピリジ
ン、3,4−ジアミノピリジン、2,3−ジアミノ−
5,6−ジシアノ−ピラジン、1,2−ジアミノナフタ
レン、2,3−ジアミノナフタレン、1,8−ジアミノ
ナフタレン、6−メチル−2,3−ジアミノナフタレ
ン、6−クロロ−2,3−ジアミノナフタレン、1,2
−ジアミノアントラキノン等が挙げられる。
ハク酸無水物構造の部分と反応してイミダゾール環又は
ジヒドロピリミジン環構造を形成し得るものであれば任
意のものが使用でき、例えば、1,2−ジアミノベンゼ
ン、4−メチル−1,2−ジアミノベンゼン、4−エチ
ル−1,2−ジアミノベンゼン、4−イソプロピル−
1,2−ジアミノベンゼン、4−tert−ブチル−1,2
−ジアミノベンゼン、3−メチル−1,2−ジアミノベ
ンゼン、4,5−ジメチル−1,2−ジアミノベンゼ
ン、2,3−ジアミノテトラリン、4−クロロ−1,2
−ジアミノベンゼン、4−ブロモ−1,2−ジアミノベ
ンゼン、3−クロロ−1,2−ジアミノベンゼン、3,
5−ジブロモ−1,2−ジアミノベンゼン、4−メトキ
シ−1,2−ジアミノベンゼン、4−オクチルオキシ−
1,2−ジアミノベンゼン、4−ニトロ−1,2−ジア
ミノベンゼン、4−シアノ−1,2−ジアミノベンゼ
ン、4−カルボメトキシ−1,2−ジアミノベンゼン、
4−スルファモイル−1,2−ジアミノベンゼン、3,
4−ジアミノベンゾフェノン、2,3−ジアミノピリジ
ン、3,4−ジアミノピリジン、2,3−ジアミノ−
5,6−ジシアノ−ピラジン、1,2−ジアミノナフタ
レン、2,3−ジアミノナフタレン、1,8−ジアミノ
ナフタレン、6−メチル−2,3−ジアミノナフタレ
ン、6−クロロ−2,3−ジアミノナフタレン、1,2
−ジアミノアントラキノン等が挙げられる。
【0022】フルギド類にはE−体とZ−体とが存在す
るが、E−体からは一般式(II)
るが、E−体からは一般式(II)
【0023】
【化11】
【0024】(式中、R1、R2及びR3は各々独立的に
アルキル基、 アラルキル基又はアリール基、あるいは
R2及びR3は連結してシクロアルキリデン基を表わし、
Hetは置換基を有していても良い芳香族性複素環残基
を表わし、[A]は置換基を有していても良い2価の芳
香族基を表わす。)で表わされる化合物(以下、E−イ
ミノラクタムと称す)が生成し、Z−体からは一般式
(III)
アルキル基、 アラルキル基又はアリール基、あるいは
R2及びR3は連結してシクロアルキリデン基を表わし、
Hetは置換基を有していても良い芳香族性複素環残基
を表わし、[A]は置換基を有していても良い2価の芳
香族基を表わす。)で表わされる化合物(以下、E−イ
ミノラクタムと称す)が生成し、Z−体からは一般式
(III)
【0025】
【化12】
【0026】(式中、R1、R2及びR3は各々独立的に
アルキル基、 アラルキル基又はアリール基、あるいは
R2及びR3は連結してシクロアルキリデン基を表わし、
Hetは置換基を有していても良い芳香族性複素環残基
を表わし、[A]は置換基を有していても良い2価の芳
香族基を表わす。)で表わされる化合物(以下、Z−イ
ミノラクタムと称す)が生成する。E−体とZ−体の混
合物を用いた場合には、それに対応して2種のイミノラ
クタムの混合物が得られる。即ち、E−フルギドを反応
させた場合には、無水コハク酸構造の2個のカルボニル
基のうち、複素環基が結合したアルキリデン基の側のカ
ルボニル基がイミノ化されるが、Z−フルギドを反応さ
せた場合には、反対側のカルボニル基がイミノ化され
る。これは複素環基と芳香族1級アミンとの立体的な相
互作用によるものと思われる。
アルキル基、 アラルキル基又はアリール基、あるいは
R2及びR3は連結してシクロアルキリデン基を表わし、
Hetは置換基を有していても良い芳香族性複素環残基
を表わし、[A]は置換基を有していても良い2価の芳
香族基を表わす。)で表わされる化合物(以下、Z−イ
ミノラクタムと称す)が生成する。E−体とZ−体の混
合物を用いた場合には、それに対応して2種のイミノラ
クタムの混合物が得られる。即ち、E−フルギドを反応
させた場合には、無水コハク酸構造の2個のカルボニル
基のうち、複素環基が結合したアルキリデン基の側のカ
ルボニル基がイミノ化されるが、Z−フルギドを反応さ
せた場合には、反対側のカルボニル基がイミノ化され
る。これは複素環基と芳香族1級アミンとの立体的な相
互作用によるものと思われる。
【0027】Z−イミノラクタムは、本来はフォトクロ
ミズムを示さないが、紫外線の照射により複素環基の結
合したアルキリデン基の異性化が起こり、一般式(IV)
ミズムを示さないが、紫外線の照射により複素環基の結
合したアルキリデン基の異性化が起こり、一般式(IV)
【0028】
【化13】
【0029】(式中、R1、R2及びR3は各々独立的に
アルキル基、 アラルキル基又はアリール基、あるいは
R2及びR3は連結してシクロアルキリデン基を表わし、
Hetは置換基を有していても良い芳香族性複素環残基
を表わし、[A]は置換基を有していても良い2価の芳
香族基を表わす。)で表わされる化合物となってフォト
クロミズムが発現するようになる。
アルキル基、 アラルキル基又はアリール基、あるいは
R2及びR3は連結してシクロアルキリデン基を表わし、
Hetは置換基を有していても良い芳香族性複素環残基
を表わし、[A]は置換基を有していても良い2価の芳
香族基を表わす。)で表わされる化合物となってフォト
クロミズムが発現するようになる。
【0030】E−イミノラクタムとZ−イミノラクタム
は単離して単一物質として使用してもよいし、混合物の
まま使用することもできる。
は単離して単一物質として使用してもよいし、混合物の
まま使用することもできる。
【0031】使用形態としては、適当な有機溶剤に溶解
させ、溶液として使用することができる。また、高分子
材料中に混練させてもよいし、高分子材料を含む溶液中
に溶解、分散させ、被対象物にコートした後、溶媒を揮
散させてもよい。後者の使用形態の具体例としては、印
刷、塗布、捺染等を挙げることができる。長鎖のアルキ
ル基を有するものはLB膜として使用することができ
る。
させ、溶液として使用することができる。また、高分子
材料中に混練させてもよいし、高分子材料を含む溶液中
に溶解、分散させ、被対象物にコートした後、溶媒を揮
散させてもよい。後者の使用形態の具体例としては、印
刷、塗布、捺染等を挙げることができる。長鎖のアルキ
ル基を有するものはLB膜として使用することができ
る。
【0032】本発明のイミノブチロラクタム系フォトク
ロミック化合物は、化学的に安定であり、耐候性、耐光
性、耐薬品性等に優れていること、吸収波長が長波長化
するとともに、可視部全域に吸収を有しており、媒体に
よっては黒色に近い発色を示すこと等、従来のフルギド
系化合物には見られなかった特徴を有しており、光学記
録材料、表示材料等に好適に使用できる。
ロミック化合物は、化学的に安定であり、耐候性、耐光
性、耐薬品性等に優れていること、吸収波長が長波長化
するとともに、可視部全域に吸収を有しており、媒体に
よっては黒色に近い発色を示すこと等、従来のフルギド
系化合物には見られなかった特徴を有しており、光学記
録材料、表示材料等に好適に使用できる。
【0033】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明を更に詳細に説
明する。なお、以下の実施例において、「部」は『重量
部』を表わす。
明する。なお、以下の実施例において、「部」は『重量
部』を表わす。
【0034】(実施例1)2−イソプロピリデン−3−
[1−(2,5−ジメチルフラン−3−イル)エチリデ
ン]コハク酸無水物(フリルフルギド:E/Z=45/
55)65部と1,2−ジアミノベンゼン81部を反応
器に加え、攪拌しながら加熱し、溶融した後、100℃
で1時間反応させた。反応終了後、反応混合物に無水酢
酸650部を加え、更に90℃で3時間反応させた。無
水酢酸を減圧留去した後、残査をトルエンに溶解した。
トルエン溶液を水洗、乾燥させた後、トルエンを減圧留
去して粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラ
フ(固定相:シリカゲル、移動相:n−ヘキサン/酢酸
エチル)を用いて、分離、精製して、式(1)
[1−(2,5−ジメチルフラン−3−イル)エチリデ
ン]コハク酸無水物(フリルフルギド:E/Z=45/
55)65部と1,2−ジアミノベンゼン81部を反応
器に加え、攪拌しながら加熱し、溶融した後、100℃
で1時間反応させた。反応終了後、反応混合物に無水酢
酸650部を加え、更に90℃で3時間反応させた。無
水酢酸を減圧留去した後、残査をトルエンに溶解した。
トルエン溶液を水洗、乾燥させた後、トルエンを減圧留
去して粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラ
フ(固定相:シリカゲル、移動相:n−ヘキサン/酢酸
エチル)を用いて、分離、精製して、式(1)
【0035】
【化14】
【0036】で表わされるE−イミノラクタム型化合物
16部及び式(2)
16部及び式(2)
【0037】
【化15】
【0038】で表わされるZ−イミノラクタム型化合物
13部を得た。
13部を得た。
【0039】式(1)の化合物の電界脱離質量スペクト
ル(以下、FD/MSと記す。) m/z 332(M+)
ル(以下、FD/MSと記す。) m/z 332(M+)
【0040】式(2)の化合物のFD/MS m/z 332(M+)
【0041】このようにして得た式(1)の化合物をメ
タノールに溶解し、フィルター(UV−D36C:(株)
東芝製)を通じて水銀−キセノンランプ(UVスポット
光源L2859型:浜松ホトニクス(株)製)の光を照射
したところ、ほぼ無色であった溶液が鮮明な赤紫色に発
色した(λmax 561nm)。この吸収極大は、フリル
フルギドの吸収極大(501nm)に比べ、60nm長
波長化していた。次いで、フィルターをY−48((株)
東芝製)に交換し、同じ光源の光を照射したところ、ほ
ぼ無色の状態に速やかに戻った。
タノールに溶解し、フィルター(UV−D36C:(株)
東芝製)を通じて水銀−キセノンランプ(UVスポット
光源L2859型:浜松ホトニクス(株)製)の光を照射
したところ、ほぼ無色であった溶液が鮮明な赤紫色に発
色した(λmax 561nm)。この吸収極大は、フリル
フルギドの吸収極大(501nm)に比べ、60nm長
波長化していた。次いで、フィルターをY−48((株)
東芝製)に交換し、同じ光源の光を照射したところ、ほ
ぼ無色の状態に速やかに戻った。
【0042】また、式(1)の化合物をシリカゲルに担
持させ、上記した紫外光を照射したところ、黒色に近い
濃紺色に発色した。
持させ、上記した紫外光を照射したところ、黒色に近い
濃紺色に発色した。
【0043】式(1)の化合物に代えて、式(2)の化
合物を用いたところ、鮮明な赤柴色に発色した(λmax
576nm)。初期発色濃度は、式(1)の化合物を用
いた場合の2分の1程度であったが、同様のフォトクロ
ミズムを示し、発色濃度は発色−消色のサイクルを繰り
返すと少しずつ増加し、数回の繰り返しの後には式
(1)の化合物を用いた場合と同等となった。
合物を用いたところ、鮮明な赤柴色に発色した(λmax
576nm)。初期発色濃度は、式(1)の化合物を用
いた場合の2分の1程度であったが、同様のフォトクロ
ミズムを示し、発色濃度は発色−消色のサイクルを繰り
返すと少しずつ増加し、数回の繰り返しの後には式
(1)の化合物を用いた場合と同等となった。
【0044】式(1)の化合物のIR吸収スペクトル
(KBr錠剤 以下同様)を図1に、開環体及び閉環体
の紫外可視吸収スペクトル(溶媒:メタノール 以下同
様。)を図11に、また、式(2)の化合物のIR吸収
スペクトルを図2に、開環体及び閉環体の紫外可視吸収
スペクトルを図12に、H−NMR(溶媒 重アセトン
以下同様。)を図21に、単結晶のX線回折により得ら
れた分子構造を図22にそれぞれ示した。
(KBr錠剤 以下同様)を図1に、開環体及び閉環体
の紫外可視吸収スペクトル(溶媒:メタノール 以下同
様。)を図11に、また、式(2)の化合物のIR吸収
スペクトルを図2に、開環体及び閉環体の紫外可視吸収
スペクトルを図12に、H−NMR(溶媒 重アセトン
以下同様。)を図21に、単結晶のX線回折により得ら
れた分子構造を図22にそれぞれ示した。
【0045】(実施例2)実施例1において、1,2−
ジアミノベンゼン81部に代えて、1,8−ジアミノナ
フタレン112部を用いた以外は、実施例1と同様にし
て、式(3)
ジアミノベンゼン81部に代えて、1,8−ジアミノナ
フタレン112部を用いた以外は、実施例1と同様にし
て、式(3)
【0046】
【化16】
【0047】で表わされるE−イミノラクタム型化合物
19部及び式(4)
19部及び式(4)
【0048】
【化17】
【0049】で表わされるZ−イミノラクタム型化合物
15部を得た。
15部を得た。
【0050】式(3)の化合物のFD/MS m/z 382(M+ ,100) 191(4)
【0051】式(4)の化合物のFD/MS m/z 382(M+ ,100) 191(3)
【0052】式(3)の化合物をメタノールに溶解し、
実施例1と同様にして紫外光を照射したところ、鮮明な
赤柴色に発色した(λmax 563nm)。式(4)の化
合物のλmax は573nmであった。
実施例1と同様にして紫外光を照射したところ、鮮明な
赤柴色に発色した(λmax 563nm)。式(4)の化
合物のλmax は573nmであった。
【0053】式(3)の化合物のIR吸収スペクトルを
図3に、開環体及び閉環体の紫外可視吸収スペクトルを
図13に、また、式(4)の化合物のIR吸収スペクト
ルを図4に、開環体及び閉環体の紫外可視吸収スペクト
ルを図14にそれぞれ示した。
図3に、開環体及び閉環体の紫外可視吸収スペクトルを
図13に、また、式(4)の化合物のIR吸収スペクト
ルを図4に、開環体及び閉環体の紫外可視吸収スペクト
ルを図14にそれぞれ示した。
【0054】(実施例3)実施例1において、1,2−
ジアミノベンゼン81部に代えて、4−クロロ−1,2
−ジアミノベンゼン107部を用いた以外は、実施例1
と同様にして、式(5)
ジアミノベンゼン81部に代えて、4−クロロ−1,2
−ジアミノベンゼン107部を用いた以外は、実施例1
と同様にして、式(5)
【0055】
【化18】
【0056】(式中、R及びR’は一方がClを表わ
し、他方がHを表わす。)で表わされるE−イミノラク
タム型化合物11部及び式(6)
し、他方がHを表わす。)で表わされるE−イミノラク
タム型化合物11部及び式(6)
【0057】
【化19】
【0058】(式中、R及びR’は一方がClを表わ
し、他方がHを表わす。)で表わされるZ−イミノラク
タム型化合物7部を得た。
し、他方がHを表わす。)で表わされるZ−イミノラク
タム型化合物7部を得た。
【0059】式(5)の化合物のFD/MS m/z 366(M+ ,100) 368(18) 1
83(3)
83(3)
【0060】式(6)の化合物のFD/MS m/z 366(M+ ,100) 368(31) 1
83(2)
83(2)
【0061】式(5)の化合物をメタノールに溶解し、
実施例1と同様にして紫外光を照射したところ、鮮明な
赤柴色に発色した(λmax 564nm)。式(6)の化
合物のλmax は583nmであった。
実施例1と同様にして紫外光を照射したところ、鮮明な
赤柴色に発色した(λmax 564nm)。式(6)の化
合物のλmax は583nmであった。
【0062】式(5)の化合物のIR吸収スペクトルを
図5に、開環体及び閉環体の紫外可視吸収スペクトルを
図15に、また、式(6)の化合物のIR吸収スペクト
ルを図6に、開環体及び閉環体の紫外可視吸収スペクト
ルを図16にそれぞれ示した。
図5に、開環体及び閉環体の紫外可視吸収スペクトルを
図15に、また、式(6)の化合物のIR吸収スペクト
ルを図6に、開環体及び閉環体の紫外可視吸収スペクト
ルを図16にそれぞれ示した。
【0063】(実施例4)実施例1において、1,2−
ジアミノベンゼン81部に代えて、4−メチル−1,2
−ジアミノベンゼン92部を用いた以外は、実施例1と
同様にして、式(7)
ジアミノベンゼン81部に代えて、4−メチル−1,2
−ジアミノベンゼン92部を用いた以外は、実施例1と
同様にして、式(7)
【0064】
【化20】
【0065】(式中、R及びR’は一方がCH3を表わ
し、他方がHを表わす。)で表わされるE−イミノラク
タム型化合物11部及び式(8)
し、他方がHを表わす。)で表わされるE−イミノラク
タム型化合物11部及び式(8)
【0066】
【化21】
【0067】(式中、R及びR’は一方がCH3を表わ
し、他方がHを表わす。)で表わされるZ−イミノラク
タム型化合物7部を得た。
し、他方がHを表わす。)で表わされるZ−イミノラク
タム型化合物7部を得た。
【0068】式(7)の化合物のFD/MS m/z 346(M+ ,100) 173(9)
【0069】式(8)の化合物のFD/MS m/z 346(M+ ,100) 173(3)
【0070】式(7)の化合物をメタノールに溶解し、
実施例1と同様にして紫外光を照射したところ、鮮明な
赤柴色に発色した(λmax 560nm)。式(8)の化
合物のλmax は558nmであった。
実施例1と同様にして紫外光を照射したところ、鮮明な
赤柴色に発色した(λmax 560nm)。式(8)の化
合物のλmax は558nmであった。
【0071】式(7)の化合物のIR吸収スペクトルを
図7に、開環体及び閉環体の紫外可視吸収スペクトルを
図17に、また、式(8)の化合物のIR吸収スペクト
ルを図8に、開環体及び閉環体の紫外可視吸収スペクト
ルを図18にそれぞれ示した。
図7に、開環体及び閉環体の紫外可視吸収スペクトルを
図17に、また、式(8)の化合物のIR吸収スペクト
ルを図8に、開環体及び閉環体の紫外可視吸収スペクト
ルを図18にそれぞれ示した。
【0072】(実施例5)実施例1において、フリルフ
ルギド65部に代えて、2−イソプロピリデン−3−
[1−(2,5−ジメチルチオフェン−3−イル)エチ
リデン]コハク酸無水物(チエニルフルギド:E/Z=
4/96)69部を用いた以外は、実施例1と同様にし
て、式(9)
ルギド65部に代えて、2−イソプロピリデン−3−
[1−(2,5−ジメチルチオフェン−3−イル)エチ
リデン]コハク酸無水物(チエニルフルギド:E/Z=
4/96)69部を用いた以外は、実施例1と同様にし
て、式(9)
【0073】
【化22】
【0074】で表わされるE−イミノラクタム型化合物
14部及び式(10)
14部及び式(10)
【0075】
【化23】
【0076】で表わされるZ−イミノラクタム型化合物
7部を得た。
7部を得た。
【0077】式(9)の化合物のFD/MS m/z 348(M+ ,100) 174(4)
【0078】式(10)の化合物のFD/MS m/z 348(M+ ,100) 173(2)
【0079】式(9)の化合物をメタノールに溶解し、
実施例1と同様にして紫外光を照射したところ、鮮明な
赤柴色に発色した(λmax 567nm)。式(10)の
化合物のλmax は565nmであった。
実施例1と同様にして紫外光を照射したところ、鮮明な
赤柴色に発色した(λmax 567nm)。式(10)の
化合物のλmax は565nmであった。
【0080】式(9)の化合物のIR吸収スペクトルを
図9に、開環体及び閉環体の紫外可視吸収スペクトルを
図19に、また、式(10)の化合物のIR吸収スペク
トルを図10に、開環体及び閉環体の紫外可視吸収スペ
クトルを図20にそれぞれ示した。
図9に、開環体及び閉環体の紫外可視吸収スペクトルを
図19に、また、式(10)の化合物のIR吸収スペク
トルを図10に、開環体及び閉環体の紫外可視吸収スペ
クトルを図20にそれぞれ示した。
【0081】(実施例6)実施例1で得た式(2)の化
合物2部、エアロジル20部及び平版インキ用フェノー
ル樹脂ワニス〔MG−63:大日本インキ化学(株)製〕
80部を混練し、インキを調整した。このようにして得
たインキを用いて、試験印刷機(2800CD型:リョ
ービ(株)製)にて白紙上に印刷し、試験片を作成した。
合物2部、エアロジル20部及び平版インキ用フェノー
ル樹脂ワニス〔MG−63:大日本インキ化学(株)製〕
80部を混練し、インキを調整した。このようにして得
たインキを用いて、試験印刷機(2800CD型:リョ
ービ(株)製)にて白紙上に印刷し、試験片を作成した。
【0082】得られた試験片に、フィルター〔UV−D
36C:(株)東芝製〕を通じて水銀−キセノンランプ
〔UVスポット光源 L2859型:浜松ホトニクス
(株)製〕の光を照射したところ、ほぼ無色であった印刷
部分が鮮やかな赤紫色に発色した。次いで、フィルター
をL−42〔(株)東芝製〕に交換し、同じ光源の光を照
射したところ、ほぼ無色の状態に速やかに戻った。この
操作を繰り返したところ1000回以上の繰り返しが可
能であった。
36C:(株)東芝製〕を通じて水銀−キセノンランプ
〔UVスポット光源 L2859型:浜松ホトニクス
(株)製〕の光を照射したところ、ほぼ無色であった印刷
部分が鮮やかな赤紫色に発色した。次いで、フィルター
をL−42〔(株)東芝製〕に交換し、同じ光源の光を照
射したところ、ほぼ無色の状態に速やかに戻った。この
操作を繰り返したところ1000回以上の繰り返しが可
能であった。
【0083】(実施例7)実施例6において、式(2)
の化合物に代えて、式(3)の化合物を用いた以外は、
実施例6と同様にして試験片を作成し、実施例6と同様
の試験を行ったところ、1000回以上の発色−消色サ
イクルを繰り返すことが可能であった。
の化合物に代えて、式(3)の化合物を用いた以外は、
実施例6と同様にして試験片を作成し、実施例6と同様
の試験を行ったところ、1000回以上の発色−消色サ
イクルを繰り返すことが可能であった。
【0084】(実施例8)実施例6において、式(2)
の化合物に代えて、式(5)の化合物を用いた以外は、
実施例6と同様にして試験片を作成し、実施例6と同様
の試験を行ったところ、1000回以上の発色−消色サ
イクルを繰り返すことが可能であった。
の化合物に代えて、式(5)の化合物を用いた以外は、
実施例6と同様にして試験片を作成し、実施例6と同様
の試験を行ったところ、1000回以上の発色−消色サ
イクルを繰り返すことが可能であった。
【0085】(実施例9)実施例6において、式(2)
の化合物に代えて、式(9)の化合物を用いた以外は、
実施例6と同様にして試験片を作成し、実施例6と同様
の試験を行ったところ、1000回以上の発色−消色サ
イクルを繰り返すことが可能であった。
の化合物に代えて、式(9)の化合物を用いた以外は、
実施例6と同様にして試験片を作成し、実施例6と同様
の試験を行ったところ、1000回以上の発色−消色サ
イクルを繰り返すことが可能であった。
【0086】(実施例10)実施例6において、式
(2)の化合物に代えて、フリルフルギドと4−メトキ
シ−1,2−ジアミノベンゼンとから得られたイミノラ
クタム型化合物(E体、Z体の混合物、FD−MS m
/z 362)を用いた以外は、実施例6と同様にして
試験片を作成した。
(2)の化合物に代えて、フリルフルギドと4−メトキ
シ−1,2−ジアミノベンゼンとから得られたイミノラ
クタム型化合物(E体、Z体の混合物、FD−MS m
/z 362)を用いた以外は、実施例6と同様にして
試験片を作成した。
【0087】実施例6と同様の試験を行ったところ、1
000回以上、発色−消色のサイクルを繰り返すことが
可能であった。
000回以上、発色−消色のサイクルを繰り返すことが
可能であった。
【0088】(実施例11)実施例6において、式
(2)の化合物に代えて、2−アダマンチリデン−3−
[1−(2,5−ジメチルフラン−3−イル)エチリデ
ン]コハク酸無水物と1,2−ジアミノベンゼンとから
得られたイミノラクタム型化合物(E体、Z体の混合
物、FD−MS m/z 434)を用いた以外は、実
施例6と同様にして試験片を作成した。
(2)の化合物に代えて、2−アダマンチリデン−3−
[1−(2,5−ジメチルフラン−3−イル)エチリデ
ン]コハク酸無水物と1,2−ジアミノベンゼンとから
得られたイミノラクタム型化合物(E体、Z体の混合
物、FD−MS m/z 434)を用いた以外は、実
施例6と同様にして試験片を作成した。
【0089】実施例6と同様の試験を行ったところ、1
000回以上、発色−消色のサイクルを繰り返すことが
可能であった。
000回以上、発色−消色のサイクルを繰り返すことが
可能であった。
【0090】(比較例1)実施例6において、式(2)
の化合物に代えて、フリルフルギドを用いた以外は、実
施例6と同様にして試験片を作成し、実施例6と同様の
試験を行ったところ、450回発色−消色のサイクルを
繰り返した後はフォトクロミズムを示さなくなった。
の化合物に代えて、フリルフルギドを用いた以外は、実
施例6と同様にして試験片を作成し、実施例6と同様の
試験を行ったところ、450回発色−消色のサイクルを
繰り返した後はフォトクロミズムを示さなくなった。
【0091】また、別途作成した試験片を暗所で6カ月
保存した後、実施例6と同様の試験を行ったところ、顕
著なフォトクロミズムを示さなかった。
保存した後、実施例6と同様の試験を行ったところ、顕
著なフォトクロミズムを示さなかった。
【0092】(比較例2)実施例6において、式(2)
の化合物に代えて、チエニルフルギドを用いたこと以外
は、実施例6と同様にして試験片を作成し、実施例6と
同様の試験を行ったところ、500回発色−消色のサイ
クルを繰り返した後はフォトクロミズムを示さなくなっ
た。
の化合物に代えて、チエニルフルギドを用いたこと以外
は、実施例6と同様にして試験片を作成し、実施例6と
同様の試験を行ったところ、500回発色−消色のサイ
クルを繰り返した後はフォトクロミズムを示さなくなっ
た。
【0093】(実施例12)2−(1−オクタデシルエ
チリデン)−3−[1−(2,5−ジメチルフラン−3
−イル)エチリデン]コハク酸無水物と2,3−ジアミ
ノナフタレンとから得られたイミノラクタム型化合物
(E体、Z体の混合物、FD−MS m/z620)1
部、アクリル樹脂〔アクリディックA−181:大日本
インキ化学(株)製〕4部をメチルエチルケトン100部
に溶解させた後、ガラス板上にスピンコートして試験片
を作成した。
チリデン)−3−[1−(2,5−ジメチルフラン−3
−イル)エチリデン]コハク酸無水物と2,3−ジアミ
ノナフタレンとから得られたイミノラクタム型化合物
(E体、Z体の混合物、FD−MS m/z620)1
部、アクリル樹脂〔アクリディックA−181:大日本
インキ化学(株)製〕4部をメチルエチルケトン100部
に溶解させた後、ガラス板上にスピンコートして試験片
を作成した。
【0094】実施例6と同様の試験を行ったところ、1
000回以上、発色−消色のサイクルを繰り返すことが
可能であった。
000回以上、発色−消色のサイクルを繰り返すことが
可能であった。
【0095】(実施例13)2−(1−フェニルエチリ
デン)−3−[1−(2,5−ジメチルフラン−3−イ
ル)エチリデン]コハク酸無水物と3,4−ジアミノベ
ンゾフェノンとから得られたイミノラクタム型化合物
(E体、Z体の混合物、FD−MS m/z498)1
0部、ニトロセルロース〔NC H20:旭化成工業
(株)製〕とポリアミド樹脂〔レオマイド S−650
0:花王(株)製〕を主成分とするグラビアインキ用ワニ
ス40部、メチルエチルケトン50部、トルエン50部
を混練し、グラビアインキを調製した。このようにして
得たグラビアインキを用いて、試験印刷機〔TM型:東
谷鉄工所(株)製〕にて白紙上に印刷し、試験片を作成し
た。
デン)−3−[1−(2,5−ジメチルフラン−3−イ
ル)エチリデン]コハク酸無水物と3,4−ジアミノベ
ンゾフェノンとから得られたイミノラクタム型化合物
(E体、Z体の混合物、FD−MS m/z498)1
0部、ニトロセルロース〔NC H20:旭化成工業
(株)製〕とポリアミド樹脂〔レオマイド S−650
0:花王(株)製〕を主成分とするグラビアインキ用ワニ
ス40部、メチルエチルケトン50部、トルエン50部
を混練し、グラビアインキを調製した。このようにして
得たグラビアインキを用いて、試験印刷機〔TM型:東
谷鉄工所(株)製〕にて白紙上に印刷し、試験片を作成し
た。
【0096】実施例6と同様の試験を行ったところ、1
000回以上、発色−消色のサイクルを繰り返すことが
可能であった。
000回以上、発色−消色のサイクルを繰り返すことが
可能であった。
【0097】
【発明の効果】本発明によるイミノブチロラクタム系フ
ォトクロミック材料は、画像安定性、耐熱性、繰り返し
耐久性に優れており、また、発色状態が極めて鮮明な発
色を示すため、光学記録材料、表示材料、装飾等に有利
に利用できる。
ォトクロミック材料は、画像安定性、耐熱性、繰り返し
耐久性に優れており、また、発色状態が極めて鮮明な発
色を示すため、光学記録材料、表示材料、装飾等に有利
に利用できる。
【図1】実施例1で得た式(1)の化合物のIR吸収ス
ペクトルである。
ペクトルである。
【図2】実施例1で得た式(2)の化合物のIR吸収ス
ペクトルである。
ペクトルである。
【図3】実施例2で得た式(3)の化合物のIR吸収ス
ペクトルである。
ペクトルである。
【図4】実施例2で得た式(4)の化合物のIR吸収ス
ペクトルである。
ペクトルである。
【図5】実施例3で得た式(5)の化合物のIR吸収ス
ペクトルである。
ペクトルである。
【図6】実施例3で得た式(6)の化合物のIR吸収ス
ペクトルである。
ペクトルである。
【図7】実施例4で得た式(7)の化合物のIR吸収ス
ペクトルである。
ペクトルである。
【図8】実施例4で得た式(8)の化合物のIR吸収ス
ペクトルである。
ペクトルである。
【図9】実施例5で得た式(9)の化合物のIR吸収ス
ペクトルである。
ペクトルである。
【図10】実施例5で得た式(10)の化合物のIR吸
収スペクトルである。
収スペクトルである。
【図11】実施例1で得た式(1)の化合物の紫外可視
吸収スペクトルである。
吸収スペクトルである。
【図12】実施例1で得た式(2)の化合物の紫外可視
吸収スペクトルである。
吸収スペクトルである。
【図13】実施例2で得た式(3)の化合物の紫外可視
吸収スペクトルである。
吸収スペクトルである。
【図14】実施例2で得た式(4)の化合物の紫外可視
吸収スペクトルである。
吸収スペクトルである。
【図15】実施例3で得た式(5)の化合物の紫外可視
吸収スペクトルである。
吸収スペクトルである。
【図16】実施例3で得た式(6)の化合物の紫外可視
吸収スペクトルである。
吸収スペクトルである。
【図17】実施例4で得た式(7)の化合物の紫外可視
吸収スペクトルである。
吸収スペクトルである。
【図18】実施例4で得た式(8)の化合物の紫外可視
吸収スペクトルである。
吸収スペクトルである。
【図19】実施例5で得た式(9)の化合物の紫外可視
吸収スペクトルである。
吸収スペクトルである。
【図20】実施例5で得た式(10)の化合物の紫外可
視吸収スペクトルである。
視吸収スペクトルである。
【図21】実施例1で得た式(2)の化合物のH−NM
Rスペクトルである。
Rスペクトルである。
【図22】実施例1で得た式(2)の化合物の単結晶の
X線回折による分子構造である。
X線回折による分子構造である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 7/24 516 7215−5D
Claims (9)
- 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (式中、[A]は置換基を有していてもよい2価の芳香
族基を表わし、R2、R3及びR4 のうち、少なくとも1
つの基は置換基を有していても良い芳香族性複素環残基
を表わし、残る2つの基とR1 はそれぞれ独立的にアル
キル基、アラルキル基又はアリール基、あるいはR1と
R2の組み合わせ及び、R3とR4の組み合わせのうち、
置換基を有していても良い芳香族性複素環残基を有さな
い組み合わせの2つの基は連結してシクロアルキリデン
基を表わす。)で表わされるイミノブチロラクタム系化
合物。 - 【請求項2】 R2 が置換基を有していても良い芳香族
性複素環残基である請求項1記載のイミノブチロラクタ
ム系化合物。 - 【請求項3】 R3 が置換基を有していても良い芳香族
性複素環残基である請求項1記載のイミノブチロラクタ
ム系化合物。 - 【請求項4】 R4 が置換基を有していても良い芳香族
性複素環残基である請求項1記載のイミノブチロラクタ
ム系化合物。 - 【請求項5】 芳香族性複素環残基がフリル基、チエニ
ル基、ピリル基であり、かつ[A]がアルキル基、アル
コキシ基又はハロゲン原子で置換された1,2−フェニ
レン基又は1,2−、2,3−もしくは1,8−ナフチ
レン基である請求項1、2、3又は4記載のイミノブチ
ロラクタム系化合物。 - 【請求項6】 フルギド系化合物と芳香族ジアミンとを
反応させることを特徴とする請求項1記載のイミノブチ
ロラクタム系化合物の製法。 - 【請求項7】 芳香族ジアミンが、置換基としてアルキ
ル基、アルコキシ基又はハロゲン原子を有する1,2−
フェニレンジアミン誘導体又は1,2−、2,3−もし
くは1,8−ナフチレンジアミンである請求項6記載の
製法。 - 【請求項8】 フルギド系化合物が、フリル基、チエニ
ル基又はピリル基を有する化合物である請求項6又は7
記載の製法。 - 【請求項9】 請求項1、2、3、4、又は5記載のイ
ミノブチロラクタム系化合物を含有するフォトクロミッ
ク材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6150942A JPH0812677A (ja) | 1994-07-01 | 1994-07-01 | イミノブチロラクタム系化合物、その製法及び該化合物を含有するフォトクロミック材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6150942A JPH0812677A (ja) | 1994-07-01 | 1994-07-01 | イミノブチロラクタム系化合物、その製法及び該化合物を含有するフォトクロミック材料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0812677A true JPH0812677A (ja) | 1996-01-16 |
Family
ID=15507789
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6150942A Pending JPH0812677A (ja) | 1994-07-01 | 1994-07-01 | イミノブチロラクタム系化合物、その製法及び該化合物を含有するフォトクロミック材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0812677A (ja) |
-
1994
- 1994-07-01 JP JP6150942A patent/JPH0812677A/ja active Pending
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