JPH08127676A - ポリオレフィン系再生樹脂組成物 - Google Patents

ポリオレフィン系再生樹脂組成物

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JPH08127676A
JPH08127676A JP26721094A JP26721094A JPH08127676A JP H08127676 A JPH08127676 A JP H08127676A JP 26721094 A JP26721094 A JP 26721094A JP 26721094 A JP26721094 A JP 26721094A JP H08127676 A JPH08127676 A JP H08127676A
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Japan
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component
polyolefin
resin
density
tem
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JP26721094A
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English (en)
Inventor
Koji Yamamoto
本 孝 二 山
Hajime Ikeno
野 元 池
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Publication date
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポリオレフィン系樹脂を再生する際に生じ
る、押出成形時の成膜性、延展性、引張強度、引裂強度
の低下を阻止すると共に、バージン樹脂に比べて衝撃強
度、ヒートシール性を改良した、ポリオレフィン系再生
樹脂組成物を提供する。 【構成】 下記の成分A及び成分Bからなることを特徴
とするポリオレフィン系再生樹脂組成物。 成分A: ポリオレフィン系再生樹脂 成分B: メタロセン系触媒を用いて製造された、下記
に示す〜の性状を備えたエチレン・炭素数3〜18
のα−オレフィン共重合体 MFRが0.1〜50g/10分 密度(D)が0.88〜0.935g/cm3 示差走査熱量測定法(DSC)によって得られる融
解ピークが1つであり、該融解ピークの補外融解終了温
度(Tem)が50〜130℃の範囲内であり、該補外
融解終了温度(Tem)と密度(D)との関係が、Te
m≦286D−137の条件を満たすものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリオレフィン系樹脂
を再生する際に生じる、押出成形時の成膜性、延展性等
の加工性の低下や、透明性、引張強度、衝撃強度、引裂
強度、ヒートシール性等のフィルム製品の品質の低下を
防止するばかりでなく、バージン樹脂の押出成形体に比
べても衝撃強度、ヒートシール性を更に改良した、特に
押出成形用材料として好適なポリオレフィン系再生樹脂
組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、押出成形材料として用いられてき
た低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリ
エチレン(LLDPE)、高密度ポリエチレン(HDP
E)等のポリエチレン系樹脂、及び、ホモポリプロピレ
ン(PP)、ランダムポリプロピレン(EPF)等のポ
リプロピレン系樹脂、並びに、その他のオレフィン系重
合体及び共重合体等のいわゆる汎用ポリオレフィン系樹
脂を用いたフィルム製品等の産業廃棄物及び一般廃棄物
に関しては、劣化・汚染の程度が少なく、かつ性状が明
確なフィルムに限って、粉砕機やフィルム再生機等の再
生処理機を用いて、パウダー、フラッフ又はペレットに
再生して、ポリオレフィン系再生樹脂として使用に供さ
れてきた。しかし、このようなポリオレフィン系再生樹
脂を使用したフィルム製品等は、未使用のバージン樹脂
を使用したフィルム製品と比較して、その成形加工性や
フィルム品質における低下を回避することができないの
で、該ポリオレフィン系再生樹脂フィルムは、要求され
る製品品質が低品質であるごみ袋の様なフィルム等の用
途を主体として、その劣化・汚染の程度に応じて、フィ
ルム用のバージン樹脂原料中に数%から20〜30%の
量でブレンドして再使用されるか、或いは、要求される
製品品質が低品質の杭やベンチ等の型物等の用途に再生
し利用されているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ポリ
オレフィン系再生樹脂を使用しても、押出成形時の成膜
性、延展性等の加工性や、透明性、引張強度、衝撃強
度、引裂強度、ヒートシール性等のフィルム製品の品質
の低下を防止するばかりでなく、更に、そのバージン樹
脂を用いたものよりも、透明性、衝撃強度、ヒートシー
ル性の点で格段に優れた、特に押出成形用材料に好適
な、ポリオレフィン系再生樹脂組成物を得ることにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】
[発明の概要]本発明者らは、上記問題点に鑑みて鋭意
研究を重ねた結果、リサイクル樹脂に特定のエチレン・
α−オレフィン共重合体をブレンドすることにより、上
記目的が達成されたポリオレフィン系再生樹脂組成物を
得ることができるとの知見に基づき本発明を完成するに
至ったものである。すなわち、本発明のポリオレフィン
系再生樹脂組成物は、下記の成分A及び成分Bからなる
ことを特徴とするものである。 成分A: ポリオレフィン系再生樹脂 成分B: メタロセン系触媒を用いて製造された、下記
に示す〜の性状を備えたエチレン・炭素数3〜18
のα−オレフィン共重合体 MFRが0.1〜50g/10分であること。 密度(D)が0.88〜0.935g/cm3 であ
ること。 示差走査熱量測定法(DSC)によって得られる融
解ピークが1つであり、該融解ピークの補外融解終了温
度(Tem)が50〜130℃の範囲内であり、該補外
融解終了温度(Tem)と密度(D)との関係が、次の
関係式を満たし、該ピークの融解温度範囲以外の温度に
おいて融解するものが実質的に該融解曲線に存在するこ
とがある。 Tem≦286D−137
【0005】[発明の具体的説明] [I] ポリオレフィン系再生樹脂組成物 (1) 構成成分 (A) 成分A 本発明のポリオレフィン系再生樹脂組成物の成分Aに
は、ポリオレフィン系再生樹脂(リサイクル樹脂)が用
られる。 (a) ポリオレフィン系再生樹脂 この様なポリオレフィン系再生樹脂(リサイクル樹脂)
の種類としては、例えば、低密度ポリエチレン(LDP
E)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、高密
度ポリエチレン(HDPE)、エチレン・酢酸ビニル共
重合体等のエチレン系樹脂、及び、プロピレン単独重合
体、プロピレン・α−オレフィンランダム共重合体、プ
ロピレン・α−オレフィンブロック共重合体等のプロピ
レン系樹脂、並びに、その他のオレフィン系重合体及び
共重合体樹脂等のいわゆる汎用ポリオレフィン系樹脂を
各種形状に成形され、使用された後に、再使用のために
回収されたリサイクル樹脂、或いは、各種形状に成形さ
れる際に得られた副製品やオフ品等を再度成形するのた
めに回収された樹脂等を挙げることができる。これらの
ポリオレフィン系再生樹脂は単一種類のものを使用する
ことが好ましいが、混合体であっても構わない。本発明
においては、これらポリオレフィン系再生樹脂の中でも
エチレン系樹脂又はプロピレン系樹脂を用いることが好
ましい。これらのポリオレフィン系再生樹脂中には、少
量の他の樹脂、例えば、30重量%以下、好ましくは5
重量%以下程度の量のポリアミド、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリ塩化ビニル、エチレン・ビニルアルコー
ル共重合体(エチレン・酢酸ビニル共重合体鹸化物)、
ポリカーボネート等の熱可塑性樹脂を含んでいても良
い。
【0006】(b) ポリオレフィン系再生樹脂の物性 上記成分Aとして用いられるポリオレフィン系再生樹脂
(リサイクル樹脂)は、特別に限定されるものではない
が、以下に示す物性を示すものであることが望ましい。MFR MFRは、一般に0.01〜100g/10分、好まし
くは0.1〜50g/10分、特に好ましくは0.5〜
40g/10分のものが用いられる。Q 値 Q値は、サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)で測
定した値(重量平均分子量と数平均分子量の比:Mw/
Mn)が、一般に2.5以上のもの、特に3以上のもの
を用いることが好ましい。
【0007】(B) 成分B 本発明のポリオレフィン系再生樹脂組成物において、成
分Bとして用いられるエチレン・炭素数3〜18のα−
オレフィン共重合体としては、メタロセン触媒を用いて
製造された特定な性状のエチレン・炭素数3〜18のα
−オレフィン共重合体を用いることが重要である。 (a) エチレン・炭素数3〜18のα−オレフィン共重
合体の物性 本発明における成分Bのエチレン・炭素数3〜18のα
−オレフィン共重合体としては、下記に示す〜の性
状を備えたエチレン・炭素数3〜18のα−オレフィン
共重合体が用いられる。
【0008】 MFR MFRが0.1〜50g/10分、好ましくは0.5〜
40g/10分、特に好ましくは1〜30g/10分の
範囲内のものである。上記MFRの値が大きすぎると強
度が低下する。また、MFRの値が小さすぎると押出機
での押し出しが困難になったり、フィルム外観不良を引
き起こす。
【0009】 密 度 密度(D)が0.88〜0.935g/cm3 、好まし
くは0.89〜0.925g/cm3 、特に好ましくは
0.895〜0.915g/cm3 の範囲内のものであ
る。密度が上記範囲よりも高すぎる場合には、ヒートシ
ール性、透明性が悪化するので好ましくない。また、密
度が上記範囲よりも低すぎる場合には、フィルムがブロ
ッキングし易くなるので好ましくない。
【0010】 示差走査熱量測定法(DSC)によっ
て得られる微分融解曲線のピーク 示差走査熱量測定法(DSC)によって得られる微分融
解曲線には、補外融解終了温度(Tem)が50〜13
0℃、好ましくは70〜120℃、特に好ましくは80
〜110℃の範囲内にある融解ピークが1つ存在し、そ
の融解ピークの補外融解終了温度(Tem)と密度
(D)との関係が、次の式を満たすものである。 Tem≦286D−137 好ましくは、Tem≦429D−237 特に好ましくは、Tem≦571D−404 しかしながら、また、該融解ピークの融解温度範囲であ
る該融解ピークの補外融解開始温度〜補外融解終了温度
の範囲以外の温度においても、該微分融解曲線中に融解
するものが実質的に存在しても良いし、存在していなく
ても良い。上記微分融解曲線中に融解ピークが全く存在
していない場合には、フィルムにした際にベタつきが生
じる。また、上記微分融解曲線の融解ピークが2つ以上
存在する場合には透明性、ヒートシール性、引張強度が
不良となる。また、上記ピークの補外融解終了温度(T
em)が上記範囲未満の場合はブロッキングが生じ易く
なり、上記ピークの補外融解終了温度(Tem)が上記
範囲超過の場合は透明性、ヒートシール性、引張強度が
不良となる。更に、上記補外融解終了温度(Tem)が
上記関係式の範囲を外れる場合には、透明性、ヒートシ
ール性、引張強度が不良となる。
【0011】[示差走査熱量測定法(DSC)による測
定]上記示差走査熱量測定法(DSC:Differential S
canning Calorimeter )による測定は、「Jaurnal of A
pplied Polymer Science. Vol.26,4217-4231(1981)」及
び「高分子討論会予稿集 2P1C09(1985)」
に記載されている原理に基づき行なわれるもので、一度
高温にてポリマーを完全に溶解させた後に冷却し、不活
性担体表面に薄いポリマー層を生成させ、次いで、温度
を連続又は段階的に上昇させて、溶出した成分を回収
し、その濃度を連続的に検出して、その溶出量と溶出温
度によって描かれるグラフ(溶出曲線)のピークで、ポ
リマーの組成分布を測定するものである。具体的には、
以下の様にして行なわれる。先ず、測定の対象とするポ
リマーを溶媒中で完全に溶解する。その後、冷却し、不
活性担体表面に薄いポリマー層を形成させる。かかるポ
リマー層は結晶し易いものが内側(不活性担体表面に近
い側)に形成され、結晶し難いものが外側に形成されて
なるものである。次に、温度を連続又は段階的に徐々に
上昇させると、低温段階では対象とするポリマーの組成
中の非晶部分から、すなわち、ポリマーの持つ短鎖分岐
の分岐度の多いものから溶出して、温度が上昇すると共
に徐々に分岐度の少ないものが溶出してきて、最終的に
分岐度の無い直鎖状の部分が溶出して、測定が終了する
ものである。かかる各温度での溶出成分の濃度を検出
し、その溶出量と溶出温度によって描かれるグラフによ
ってポリマーの組成分布を見ることができるものであ
る。
【0012】(b) 製造法 上記特定な性状の成分Bのエチレン・炭素数3〜18の
α−オレフィン共重合体を製造する方法としては、特開
昭58−19309号、特開昭59−95292号、特
開昭60−35005号、特開昭60−35006号、
特開昭60−35007号、特開昭60−35008
号、特開昭60−35009号、特開昭61−1303
14号、特開平3−163088号の各公報、ヨーロッ
パ特許出願公開第420,436号明細書、米国特許第
5,055,438号明細書、及び国際公開公報WO9
1/04257号明細書等に記載されている方法、すな
わちメタロセン触媒、メタロセン/アルモキサン触媒、
または、例えば、国際公開公報WO92/07123号
明細書等に開示されている様なメタロセン化合物と以下
に述べるメタロセン触媒と反応して安定なイオンとなる
化合物からなる触媒を使用して、主成分のエチレンと従
成分の炭素数3〜18のα−オレフィンとを共重合させ
る方法等を挙げることができる。
【0013】メタロセン触媒 上述メタロセン触媒と反応して安定なイオンとなる化合
物とは、カチオンとアニオンのイオン対から形成される
イオン化合物或いは親電子性化合物であり、メタロセン
化合物と反応して安定なイオンとなって重合活性種を形
成するものである。このうち、イオン性化合物は下記式
(I)で表わされる。 [Q]m+[Y]m− (I)
【0014】式中のQはイオン性化合物のカチオン成分
であり、カルボニウムカチオン、トロピリウムカチオ
ン、アンモニウムカチオン、オキソニウムカチオン、ス
ルホニウムカチオン、ホスホニウムカチオン等が挙げら
れ、更には、それ自身が還元され易い金属の陽イオンや
有機金属の陽イオン等も挙げることができる。これらの
カチオンは、特表平1−501950号公報等に開示さ
れているようなプロトンを与えることができるカチオン
だけでなく、プロトンを与えないカチオンでも良い。こ
れらのカチオンの具体例としては、トリフェニルカルボ
ニウム、ジフェニルカルボニウム、シクロヘプタトリエ
ニウム、インデニウム、トリエチルアンモニウム、トリ
プロピルアンモニウム、トリブチルアンモニウム、N,
N−ジメチルアニリニウム、ジプロピルアンモニウム、
ジシクロヘキシルアンモニウム、トリフェニルホスホニ
ウム、トリメチルホスホニウム、トリ(ジメチルフェニ
ル)ホスホニウム、トリ(メチルフェニル)ホスホニウ
ム、トリフェニルスルホニウム、トリフェニルオキソニ
ウム、トリエチルオキソニウム、ピリリウム、又、銀イ
オン、金イオン、白金イオン、パラジウムイオン、水銀
イオン、フェロセニウムイオン等が挙げられる。
【0015】また、式中のYはイオン性化合物のアニオ
ン成分であり、メタロセン化合物と反応して安定なイオ
ンとなる成分であって、有機硼素化合物アニオン、有機
アルミニウム化合物アニオン、有機ガリウム化合物アニ
オン、有機燐化合物アニオン、有機砒素化合物アニオ
ン、有機アンチモン化合物アニオン等が挙げられる。具
体的には、テトラフェニル硼素、テトラキス(3,4,
5−トリフルオロフェニル)硼素、テトラキス(3,5
−ジ(トリフルオロメチル)フェニル)硼素、テトラキ
ス(ペンタフルオロフェニル)硼素、テトラフェニルア
ルミニウム、テトラキス(3,4,5−トリフルオロフ
ェニル)アルミニウム、テトラキス(3,5−ジ(トリ
フルオロメチル)フェニル)アルミニウム、テトラキス
(ペンタフルオロフェニル)アルミニウム、テトラフェ
ニルガリウム、テトラキス(3,4,5−トリフルオロ
フェニル)ガリウム、テトラキス(3,5−ジ(トリフ
ルオロメチル)フェニル)ガリウム、テトラキス(3,
5−ジ(t−ブチル)フェニル)ガリウム、テトラキス
(ペンタフルオロフェニル)ガリウム、テトラフェニル
燐、テトラキス(ペンタフルオロフェニル)燐、テトラ
フェニル砒素、テトラキス(ペンタフルオロフェニル)
砒素、テトラフェニルアンチモン、テトラキス(ペンタ
フルオロフェニル)アンチモン、デカボレート、ウンデ
カボレート、カルバドデカボレート、デカクロロデカボ
レート等が挙げられる。
【0016】また、親電子性化合物としては、ルイス酸
化合物として知られているもののうち、メタロセン化合
物と反応して安定なイオンとなって重合活性種を形成す
るものであり、種々のハロゲン化金属化合物や固体酸と
して知られている金属酸化物等が挙げられる。具体的に
は、ハロゲン化マグネシウムやルイス酸性無機化合物等
が例示される。
【0017】α−オレフィン ここで上記エチレンと共重合される炭素数3〜18のα
−オレフィンとしては、好ましくは炭素数4〜12の、
特に好ましくは炭素数6〜10のα−オレフィンを挙げ
ることができる。具体的には、プロピレン、1−ブテ
ン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、1−
ヘプテン、4−メチル−ペンテン−1、4−メチル−ヘ
キセン−1、4、4−ジメチルペンテン−1等を挙げる
ことができる。これらα−オレフィンは1種又は2種以
上を混合して用いることもできる。これらα−オレフィ
ンを2〜50重量%、好ましくは5〜30重量%、特に
好ましくは10〜30重量%と、エチレンを98〜50
重量%、好ましくは95〜70重量%、特に好ましくは
90〜70重量%との割合で共重合させるのが好まし
い。
【0018】共重合 共重合方法としては、気相法、スラリー法、溶液法、高
圧イオン重合法等を挙げることができる。これら方法の
中では溶液法及び高圧イオン重合法で製造することが好
ましく、本発明の効果を大きく発揮することができる高
圧イオン重合法にて製造することが特に好ましい。な
お、この高圧イオン重合法とは、特開昭56−1860
7号、特開昭58−225106号の各公報に記載され
ている方法である。具体的には、圧力が100kg/c
2 以上、好ましくは300〜2,000kg/c
2 、温度が125℃以上、好ましくは130〜250
℃、特に好ましくは150〜200℃の反応条件下にて
行なわれるエチレン系重合体の製造方法である。上記メ
タロセン触媒を用いて製造されたエチレン・炭素数3〜
18のα−オレフィン共重合体以外のものを、例えばチ
ーグラー・ナッタ型の触媒を用いて製造されたエチレン
・炭素数3〜18のα−オレフィン共重合体を使用した
のでは、後記比較例6に示す通り、引張強度、引裂強
度、耐衝撃性(DDI)、ヒートシール温度が低下す
る。
【0019】(C) 高圧法低密度ポリエチレン(成分C) 本発明のポリオレフィン系再生樹脂組成物において、更
に下記に示す´〜´の性状を備えた高圧法低密度ポ
リエチレン(成分C)を配合することが好ましい。上記
配合される成分Cの高圧法低密度ポリエチレンの量比
(重量%)は、成分B:成分C=50〜99重量%:5
0〜1重量%、好ましくは70〜95重量%:30〜5
重量%の割合で配合する。上記高圧法低密度ポリエチレ
ン(成分C)を配合することによって、力学的強度を保
持しながらフィルムの透明性、成形性をより一層改良す
ることができる。
【0020】物 性 ´MFR 高圧法低密度ポリエチレンのMFRは、0.1〜20g
/10分、好ましくは0.5〜17g/10分、特に好
ましくは1〜15g/10分である。上記MFRが大き
すぎると強度が低下する傾向がある。また、MFRが小
さすぎると押し出しが困難となる傾向がある。 ´密 度 高圧法低密度ポリエチレンの密度は、0.915〜0.
935g/cm3 、好ましくは0.916〜0.930
g/cm3 、特に好ましくは0.917〜0.928g
/cm3 である。上記密度が高すぎると透明性、強度が
不良となる傾向がある。また、密度が低すぎるとフィル
ムがベタつき易くなる傾向がある。 ´メモリーエフェクト(ME:Memory Effect :復元
効果) 高圧法低密度ポリエチレンのMEは、1.6以上、好ま
しくは1.8以上、更に好ましくは2.0以上、最も好
ましくは2.3以上である。上記MEが小さすぎると成
形性が不良となる傾向がある。 ´メルトテンション(MT:Melt Tension:溶融時張
力) 高圧法低密度ポリエチレンのMTは、1.5g以上、好
ましくは2.5g以上、特に好ましくは5g以上であ
る。上記MTが小さすぎると成形が不安定となる傾向が
ある。 ´Q 値 高圧法低密度ポリエチレンの好適なQ値は、5以上、中
でも好ましくは7以上、最も好ましくは9以上である。
上記Q値は大きい方が成形安定性の改良効果が大であ
る。
【0021】製造法 上記好適な配合成分として挙げられる特定な性状の高圧
法低密度ポリエチレンは、上記´〜´の性状のもの
であれば、特別な方法で製造されたものでなくても使用
可能であるが、オートクレーブ法で製造した高圧法低密
度ポリエチレンを使用することが成形性の点から好まし
い。
【0022】(2) 配合量比 成分Aと成分Bを配合する際の配合比率(重量%)は、
通常97:3〜50:50、好ましくは95:5〜5
0:50、更に好ましくは90:10〜50:50、最
も好ましくは80:20〜50:50の範囲内である。
配合比率が上記範囲外であるとフィルムの透明性、ブロ
ッキング性、衝撃強度、成形性が悪化する傾向にある。
【0023】(3) 付加的成分 本発明のポリオレフィン系再生樹脂組成物には、本発明
の効果を著しく損なわない範囲内で上記必須成分以外に
他の付加的成分を配合することができる。該付加的成分
としては、例えば、エチレン・プロピレン共重合体ゴ
ム、エチレン・プロピレン・非共役ジエン共重合体ゴ
ム、エチレン・1‐ブテン共重合ゴム、ポリブタジエ
ン、天然ゴム等の各種エラストマーや上記以外の各種熱
可塑性樹脂等の配合材、或いは、酸化防止剤、熱安定
剤、紫外線吸収剤、光安定剤、顔料、各種可塑剤、中和
剤、滑剤、防曇剤、アンチブロッキング剤、架橋剤、架
橋助剤、着色剤、難燃剤、分散剤、帯電防止剤、導電性
付与剤、金属不活性化剤、分子量調整剤、防菌剤、蛍光
増白剤等の各種添加物を挙げることができる。
【0024】[II] ポリオレフィン系再生樹脂組成物の
製造 本発明のポリオレフィン系再生樹脂組成物は、上記成分
A及び成分Bの構成成分を上記配合割合で配合し、ブラ
ベンダープラストグラフ、バンバリーミキサー、ニーダ
ーブレンダー、ロール、一軸又は二軸押出機等の通常の
混合混練機により混合・混練することにより製造され
る。通常は、これら構成成分を押出機等により混合・混
練して、押し出された押出物を冷却しペレット化するこ
とによって得ることができる。上記混練は、一般に18
0〜250℃、好ましくは200〜230℃の温度で行
なわれる。
【0025】[III] 用 途 この様にして得られた本発明のポリオレフィン系再生樹
脂組成物は、ポリオレフィン系樹脂を再生することによ
って生じる、押出成形時の成膜性、延展性等の加工性の
低下や、引張強度、引裂強度等のフィルム製品の品質の
低下が起こるのを阻止すると共に、バージン樹脂の押出
成形体に比べて衝撃強度、ヒートシール性が改良されて
いることから、特に押出成形用材料として好適なポリオ
レフィン系再生樹脂組成物とすることができる。
【0026】
【実施例】以下に本発明の実施例及び比較例を挙げて、
本発明について更に具体的に説明する。 [I] 評価方法 本発明の実施例及び比較例における測定方法は、以下に
示す方法によって実施した。 (1) MFR :JIS−K7210に準拠 (2) 密度(D):JIS−K7112に準拠 (3) 示差走査熱量測定法(DSC)による補外融解終
了温度(Tem)の測定:熱プレスによって成形した1
00μmのフィルムから約5mgの試料を秤量し、それ
をセイコー電子工業(株)製RDC 220DSC装置
にセットし、170℃の温度に昇温して、その温度で5
分間保持させた後、降温速度10℃/分で−10℃の温
度にまで冷却する。次に、この状態で1分間保持させた
後、再び昇温速度10℃/分で170℃の温度にまで昇
温して測定を行なう。−10℃から170℃に昇温させ
てDSC曲線を得た。JIS−K7121に準拠し、D
SC曲線の高温側のベースラインを低温側に延長した直
線と、融解ピークの高温側の曲線に勾配が最大になる点
で引いた接線の交点の温度を補外融解終了温度(Te
m)とした。
【0027】(4) HAZE:JIS−K7105に準
拠 (5) 引張強度:JIS−K6781に準拠 (6) 引裂強度:JIS−K7128に準拠 (7) DDI(Dart Drop Impact):JIS−Z170
7に準拠 (8) 300g荷重ヒートシール温度:15mm幅に裁
断した試験フィルムを2枚重ね、東洋精機製熱盤式ヒー
トシーラーにて、80℃から5℃間隔でシール圧力2k
g/cm2 、シール時間0.5秒でヒートシールし、引
張試験機にてヒートシール部の強度を測定する。このヒ
ートシール部の強度が300g/15mmの値が得られ
る温度を300g荷重ヒートシール温度とする。 (9) 成形性:フィルム成形の際の穴開きやサージング
等の加工安定性を目視にて測定し、それを下記の基準で
評価した。評価基準 ○:良好 △:軽度のサージング等が起こり、やや不良 ×:穴開き、サージング等が起こり不良
【0028】(10) メモリーエフェクト(ME:Memory
Effect :復元効果):JIS−K7210で使用され
るメルトインデクサーを使用し、測定条件をシリンダー
温度240℃、定速押出量3g/分に設定して行なっ
た。装置にサンプルを充填し、ピストンのみを乗せ、6
分後に規定の押出速度をかける。次に、エチルアルコー
ルをいれたメスシリンダーをオリフィス直下に置き、真
っ直ぐな押出物を採取する。採取した押出物の直径
(D)をマイクロメーターで測定し、ダイスのオリフィ
ス径をD0 として次式よりMEを求める。 ME=D/D0 (11) メルトテンション(MT:Melt Tension:溶融時
張力):東洋精機製キャピログラフ1−Bにて、試験温
度190℃、押出速度1cm/分、押し出された樹脂を
引き取る際の引取速度を徐々に増速し、樹脂フィラメン
トが切断した時の応力をMTとする。 (12) Q値:ゲルパーミエーションクロマトグラフィー
(GPC)により、以下の測定条件で重量平均分子量
(Mw)と数平均分子量(Mn)を測定し、Mw/Mn
をQ値とした。 機種 :Waters Model 150C GP
C 溶媒 :o−ジクロロベンゼン 速度 :1ml/分 温度 :140℃ 測定濃度:2mg/ml 注入量 :20μl カラム :昭和電工(株)製 AD80M/S 3本
【0029】[II] 原材料 (1) 成分A(リサイクル樹脂)の調製 (a) 混練機通過による再生樹脂の調製 直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(三菱化学(株)製UF
421、MFR:0.8g/10分、密度:0.924
g/cm3 )及びポリプロピレン樹脂(三菱化学(株)
製FX4、MFR:6.0g/10分、密度:0.89
0g/cm3 )を、混練機を1回から5回通過させるこ
とによって調製した。 混練条件 混練機 :神戸製鋼(株)製NET−T60 二軸混練機 混練温度 :200℃ スクリュー回転数:二軸部800rpm 単軸部80rpm フィード量 :60kg/hr オリフィス開度 :50%
【0030】(b) 異樹脂の混入による再生樹脂の調製 下記に示す直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(三菱化学
(株)製UF421、MFR:0.8g/10分、密
度:0.924g/cm3 )のフィルムを、ホーライ
(株)製ハイペレッターHP90−24RC再生処理機
にて、下記に示すポリアミド樹脂(三菱化学(株)製サ
ントニールSN)フィルム、又は、下記に示すポリプロ
ピレン樹脂(三菱化学(株)製FX4、MFR:6.0
g/10分、密度:0.890g/cm3 )フィルムの
所定量と混合粉砕してペレット化し、異樹脂の混入によ
る再生樹脂を調製した。フィルム再生処理条件 スクリュー回転数:450rpm 直鎖状低密度ポリエチレン樹脂にポリアミド樹脂を
3重量%混入させた場合 ポリエチレン ポリアミド 厚み (mm) 2,220 110 幅 (μm) 50 25 フィード速度(m/分) 10 10 直鎖状低密度ポリエチレン樹脂にポリプロピレン樹
脂を3重量%混入させた場合 ポリエチレン ポリプロピレン 幅 (μm) 2,220 119 厚み (mm) 50 30 フィード速度(m/分) 10 10 直鎖状低密度ポリエチレン樹脂にポリプロピレン樹
脂を20重量%混入させた場合 ポリエチレン ポリプロピレン 幅 (μm) 2,220 960 厚み (mm) 50 30 フィード速度(m/分) 10 10
【0031】(2) 成分B(エチレン・α−オレフィン
共重合体)の調製 (a) 触媒の調製 触媒の調製は、特開昭61−130314号公報に記載
された方法で実施した。すなわち、錯体エチレンビス
(4,5,6,7−テトラヒドロインデニル)ジルコニ
ウムジクロライド2.0ミリモルに、東洋ストファー製
メチルアルモキサンを上記錯体に対して1,000モル
倍加え、トルエンで10リットルに希釈して触媒溶液を
調製し、以下の条件下で重合を行なった。 (b) 重 合 内容積1.5リットルの攪拌式オートクレーブ型連続反
応器に、エチレンと1−ヘキセンとの混合物を1−ヘキ
センの組成が80重量%となるように供給し、反応器内
の圧力を1,300kg/cm2 に保ち、150℃の温
度で反応を行なった。 (c) DSC測定 反応終了後、MFRが2.2g/10分、密度が0.8
91g/cm3 、示差走査熱量測定法(DSC)による
融解ピークが1つであり、補外融解終了温度(Tem)
が95℃のエチレン・1−ヘキセン共重合体を得た。 (d) フィルム成形及び評価 上記の方法で調製した成分Aと成分Bを用いて、以下に
示す条件下Tダイフィルム成形を行ない、このフィルム
について評価を行なった。成形条件 機種 :プラコー(株)製35mmφTダイ成形
機 幅30cm 成形温度 :250℃ 引取スピード:13mm/分 フィルム厚み:30μm
【0032】[III] 実験例 実施例1〜9 成分Aに直鎖状低密度ポリエチレン樹脂の混練機通過に
よる再生樹脂を用い、成分BにMFR2.2g/10
分、密度:0.891g/cm3 、DSC融解ピークが
1本、補外融解終了温度(Tem)が95℃であるエチ
レン・α−オレフィン共重合体を用い、成分A:成分B
=90:10〜50:50の割合で配合し、上記の条件
でTダイフィルムを成形し、評価した。評価結果を表1
及び表2に示す。
【0033】実施例10 成分Aに直鎖状低密度ポリエチレン樹脂の混練機通過に
よる再生樹脂を用い、成分BにMFR1.5g/10
分、密度:0.924g/cm3 、DSC融解ピークが
1本、補外融解終了温度(Tem)が121℃であるエ
チレン・α−オレフィン共重合体を用い、成分A:成分
B=90:10の割合で配合して、実施例1と同様に成
形し、評価した。評価結果を表2に示す。
【0034】実施例11 成分Aに直鎖状低密度ポリエチレン樹脂の混練機通過に
よる再生樹脂を用い、成分BにMFR2.1g/10
分、密度:0.910g/cm3 、DSC融解ピークが
1本、補外融解終了温度(Tem)が108℃であるエ
チレン・α−オレフィン共重合体を用い、成分A:成分
B=90:10の割合で配合して、実施例1と同様に成
形し、評価した。評価結果を表2に示す。
【0035】実施例12 成分Aに直鎖状低密度ポリエチレン樹脂の混練機通過に
よる再生樹脂を用い、成分BにMFR3.4g/10
分、密度:0.905g/cm3 、DSC融解ピークが
1本、補外融解終了温度(Tem)が104℃であるエ
チレン・α−オレフィン共重合体を用い、成分A:成分
B=90:10の割合で配合して、実施例1と同様に成
形し、評価した。評価結果を表2に示す。
【0036】実施例13 成分Aに直鎖状低密度ポリエチレン樹脂の混練機通過に
よる再生樹脂を用い、成分BにMFR1.8g/10
分、密度:0.899g/cm3 、DSC融解ピークが
1本、補外融解終了温度(Tem)が100℃であるエ
チレン・α−オレフィン共重合体を用い、成分A:成分
B=90:10の割合で配合して、実施例1と同様に成
形し、評価した。評価結果を表2に示す。
【0037】実施例14〜22 成分Aにポリプロピレン樹脂の混練機通過による再生樹
脂を用い、成分Aと実施例1で用いた成分Bを成分A:
成分B=90:10〜50:50の割合で配合して、実
施例1と同様に成形し、評価した。評価結果を表3及び
表4に示す。
【0038】実施例23〜29 成分Aに直鎖状低密度ポリエチレン樹脂をベース樹脂と
したとき、これに異樹脂を混入させて得た再生樹脂を用
い、成分Aと実施例1で用いた成分Bを成分A:成分B
=90:10〜50:50の割合で配合して、実施例1
と同様に成形し、評価した。評価結果を表5に示す。
【0039】比較例1〜3 成分Aに直鎖状低密度ポリエチレン樹脂の混練機通過に
よる再生樹脂を用いた以外は、実施例1と同様に成形
し、評価した。評価結果を表6に示す。
【0040】比較例4 成分Aに直鎖状低密度ポリエチレン樹脂の混練機通過に
よる再生樹脂を用い、成分BにMFR2.1g/10
分、密度:0.960g/cm3 、DSC融解ピークが
1本、補外融解終了温度(Tem)が133℃であるエ
チレン・α−オレフィン共重合体を用い、成分A:成分
B=90:10の割合で配合して、実施例1と同様に成
形し、評価した。評価結果を表6に示す。
【0041】比較例5 成分Aに直鎖状低密度ポリエチレン樹脂の混練機通過に
よる再生樹脂を用い、成分BにMFR250g/10
分、密度:0.910g/cm3 、DSC融解ピークが
1本、補外融解終了温度(Tem)が108℃であるエ
チレン・α−オレフィン共重合体を用い、成分A:成分
B=90:10の割合で配合して、実施例1と同様に成
形し、評価した。評価結果を表6に示す。
【0042】比較例6 成分Aに直鎖状低密度ポリエチレン樹脂の混練機通過に
よる再生樹脂を用い、成分Bにチーグラー・ナッタ系触
媒を用いて調製したMFR2.0g/10分、密度:
0.920g/cm3 、DSC融解ピークが2本、補外
融解終了温度(Tem)が128℃であるエチレン・α
−オレフィン共重合体を用い、成分A:成分B=90:
10の割合で配合して、実施例1と同様に成形し、評価
した。評価結果を表7に示す。
【0043】比較例7〜9 成分Aにポリプロピレン樹脂の混練機通過による再生樹
脂を用いた以外は、実施例1と同様に成形し、評価し
た。評価結果を表8に示す。
【0044】比較例10〜12 成分Aに直鎖状低密度ポリエチレン樹脂をベース樹脂と
したとき、これに異樹脂を混入させて得た再生樹脂を用
いた以外は実施例1と同様に成形し、評価した。評価結
果を表9に示す。
【0045】比較例13〜14 バージン樹脂の例として混練機を通過させない樹脂を評
価した。その評価結果を表10及び11に示す。
【0046】実施例30 成分Aに直鎖状低密度ポリエチレン樹脂の混練機通過に
よる再生樹脂を用い、成分BにMFR2.2g/10
分、密度0.891g/cm3 、DSC融解ピークが1
本、補外融解終了温度(Tem)が95℃であるエチレ
ン・α−オレフィン共重合体を用い、及び成分CにMF
R8.0g/10分、密度0.918g/cm3 、ME
2.2、MT5.0g、Q値8.8の高圧法低密度ポリ
エチレンを用い、成分A:成分B:成分C=80:1
0:10(重量%)の割合で配合して、実施例1と同様
に成形し、評価した。評価結果を表12に示す。
【0047】実施例31 成分CにMFR4.0g/10分、密度0.919g/
cm3 、ME2.4、MT10.3、Q値9.8の高圧
法低密度ポリエチレンを用いた以外は、実施例30と同
様に成形し、評価した。評価結果を表12に示す。
【0048】比較例15 成分CにMFR30g/10分、密度0.918g/c
3 、ME1.3、MT1.2、Q値4.3の高圧法低
密度ポリエチレンを用いた以外は、実施例30と同様に
成形し、評価した。評価結果を表12に示す。
【0049】
【表1】
【0050】
【表2】
【0051】
【表3】
【0052】
【表4】
【0053】
【表5】
【0054】
【表6】
【0055】
【表7】
【0056】
【表8】
【0057】
【表9】
【0058】
【表10】
【0059】
【表11】
【0060】
【表12】
【0061】
【発明の効果】ポリオレフィン系再生樹脂と、メタロセ
ン系触媒で製造された、MFRが0.1〜50g/10
分、密度(D)が0.88〜0.935g/cm3 、示
差走査熱量測定法(DSC)の融解ピークが1つで、該
融解ピークの補外融解終了温度(Tem)が50〜13
0℃で、該補外融解終了温度(Tem)と密度(D)と
の関係がTem≦286D−137の、エチレン・炭素
数3〜18のα−オレフィン共重合体とを配合した本発
明のポリオレフィン系再生樹脂組成物は、ポリオレフィ
ン系樹脂を再生した際に生じる、押出成形時の成膜性、
延展性等の加工性の低下や、透明性、引張強度、衝撃強
度、引裂強度、ヒートシール性等のフィルム製品の品質
の低下を防止するばかりでなく、バージン樹脂の押出成
形体に比べても衝撃強度、ヒートシール性を更に改良し
た、特に押出成形用材料として好適なポリオレフィン系
再生樹脂組成物に関するものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の成分A及び成分Bからなることを特
    徴とするポリオレフィン系再生樹脂組成物。 成分A: ポリオレフィン系再生樹脂 成分B: メタロセン系触媒を用いて製造された、下記
    に示す〜の性状を備えたエチレン・炭素数3〜18
    のα−オレフィン共重合体 MFRが0.1〜50g/10分であること。 密度(D)が0.88〜0.935g/cm3 であ
    ること。 示差走査熱量測定法(DSC)によって得られる融
    解ピークが1つであり、該融解ピークの補外融解終了温
    度(Tem)が50〜130℃の範囲内であり、該補外
    融解終了温度(Tem)と密度(D)との関係が、次の
    関係式を満たし、該ピークの融解温度範囲以外の温度に
    おいて融解するものが実質的に該融解曲線に存在するこ
    とがある。 Tem≦286D−137
  2. 【請求項2】成分A及び成分Bの配合比率(重量比)が
    97:3〜50:50である、請求項1に記載のポリオ
    レフィン系再生樹脂組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019004206A1 (ja) * 2017-06-26 2019-01-03 出光興産株式会社 ポリエチレン系樹脂組成物
JP2021161293A (ja) * 2020-03-31 2021-10-11 株式会社プライムポリマー 再生ポリエチレン系樹脂を含むフィルム
CN115449147A (zh) * 2022-09-22 2022-12-09 青岛昶捷科技有限公司 一种超轻发泡材料及其制备方法
JP2023553959A (ja) * 2020-12-10 2023-12-26 ロレアル 再生ポリプロピレンをベースとする熱可塑性組成物
WO2025005249A1 (ja) 2023-06-28 2025-01-02 日本ポリエチレン株式会社 ポリエチレン系改質材、リサイクル樹脂組成物及びブロー容器

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