JPH08127713A - 混合ポリアミドチップおよびその製造方法 - Google Patents

混合ポリアミドチップおよびその製造方法

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JPH08127713A
JPH08127713A JP26483894A JP26483894A JPH08127713A JP H08127713 A JPH08127713 A JP H08127713A JP 26483894 A JP26483894 A JP 26483894A JP 26483894 A JP26483894 A JP 26483894A JP H08127713 A JPH08127713 A JP H08127713A
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polyamide
titanium oxide
mixed
chips
chip
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JP26483894A
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Hiroyuki Yamada
浩之 山田
Shozo Inoue
正三 井上
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 酸化チタン含有量が相互に異なる2種類以
上の酸化チタン含有及び比含有ポリアミドチップを混合
する際に、該ポリアミドチップに10〜900ppmの
酸化マグネシウムを添加して混合ポリアミドチップを製
造する。 【効果】 ポリアミドチップの混合均一性が向上し、
常に安定した組成でポリアミド混合チップを製造でき
る。従って品質の安定したポリアミド成形品、繊維、フ
ィルムなどを工業的に容易に製造できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、酸化チタン含有量が相
互に異なる2種類以上の酸化チタン含有もしくは非含有
のポリアミドチップを混合して得られる混合ポリアミド
チップの改良に関する。さらに詳しくは、酸化チタン含
有量が相互に異なるために摩擦による帯電圧が異なり、
そのために均一混合が難しい2種類以上の酸化チタン含
有もしくは非含有のポリアミドチップの混合の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般にポリアミド樹脂は耐磨耗性、耐衝
撃性、耐薬品性、成形性および機械的強度に優れてお
り、産業用・衣料用に広範な分野で使用されている。そ
の用途によってはポリアミドの持つ光沢が不要なため、
艶消し剤として白色顔料である酸化チタンを添加してい
る。添加される酸化チタンの量はその用途に応じて異な
るのでその種類は多岐にわたっている。酸化チタン含有
量が異なる多種類のポリアミドをそれぞれ重合して得よ
うとすることは、効率が悪く工業生産上困難である。こ
のため酸化チタン量の多いマスターチップをあらかじめ
作成しておき、このマスターチップをポリアミドチップ
の乾燥時に添加混合することにより、所望の酸化チタン
含有量を持ったポリアミド樹脂を得ている。このマスタ
ーチップ法が一般に用いられている方法である。
【0003】ところが、酸化チタン含有量の異なるポリ
アミドチップを回転式真空乾燥機で混合・乾燥すると、
混合チップを取り出す際、取り出しの最後にマスターチ
ップの比率が少なくなり、製品の均一性不良を起こすと
いう問題があった。
【0004】酸化マグネシウムは、溶融紡糸時の口金汚
れ防止剤や核剤としてポリアミド中に添加されることも
あるが、チップ混合時の添加は行われていなかった。例
えば、特公昭55−27172号公報にはポリアミドチ
ップに酸化マグネシウム0.05〜2.0重量%をその
まま、又は希釈剤とともに付着させ、これを溶融混練し
て溶融紡糸することによって、紡糸時の口金汚れを抑制
し溶融紡糸性を改良することが開示されている。しか
し、ここで酸化マグネシウムは口金汚れ防止剤として配
合されるものであり、しかもそれを添加させるポリアミ
ドチップは一種類であってチップ混合時の添加は開示さ
れていない。また、酸化マグネシウムを核剤としてポリ
アミドに添加することは米国特許第3080345号明
細書で知られているが、この場合も2種類以上のチップ
混合時への添加は開示されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、2種
類以上の酸化チタン含有量の異なるポリアミドチップの
混合均一性を向上させ、常に一定組成とすることができ
るポリアミド混合チップを提供すること、そして、後の
製糸工程や成形工程でトラブルを生じることがなく、品
質の安定したポリアミド繊維や成形品を製造できるポリ
アミド混合チップの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明の混合ポリアミドチップは、酸化チタン含有量
が相互に異なる2種類以上の酸化チタン含有もしくは非
含有のポリアミドチップ及び該ポリアミドチップの合計
重量に対して10〜900ppmの酸化マグネシウムが
混合されてなることを特徴とする。
【0007】また、本発明の混合ポリアミドチップの製
造方法は、酸化チタン含有量が相互に異なる2種類以上
の酸化チタン含有もしくは非含有のポリアミドチップを
混合する際に、該ポリアミドチップに対して10〜90
0ppmの酸化マグネシウムを添加することを特徴とす
る。
【0008】本発明で用いることのできるポリアミド
は、ナイロン6、ナイロン66などの公知のポリアミド
であればいかなるものでも良く、具体的にはε−カプロ
ラクタム、6−アミノカプロン酸、ω−エナントラクタ
ム、7−アミノヘプタン酸、α−ピロリドン、α−ピペ
リドンなどから得られる重合体もしくは共重合体、ヘキ
サメチレンジアミン、ノナメチレンジアミン、ドデカメ
チレンジアミン、メタキシレンジアミンなどのジアミン
とテレフタル酸、イソフタル酸、アジピン酸、セバシン
酸などのジカルボン酸とを重縮合して得られる重合体も
しくは共重合体を例示することができる。
【0009】本発明で用いられる酸化チタン含有量の異
なるポリアミドチップは、いかなる方法で酸化チタンが
添加されたものでもよく、例えば重合後に溶融混練によ
り添加してもよいし、重合時に添加してもよい。
【0010】本発明に用いられるポリアミドチップの酸
化チタン含有量はいかなる量でもよく、その一種は酸化
チタン非含有、即ち0重量%であってもよい。混合の不
均一性は混合しようとするポリアミドチップの酸化チタ
ン含有量の相対的な差によることから、その含有量の差
が0.03重量%以上であるときに特に有効である。チ
ップを回転・混合する際の摩擦によって生ずる帯電圧は
チップ中の酸化チタン含有量により異なり、酸化チタン
非含有もしくはその含有量の少ないチップの帯電に比
べ、酸化チタン含有量の多いマスターチップは強くプラ
スに帯電する。従って、この強くプラスに帯電するチッ
プは乾燥機壁面やチップホッパー壁面に付着しやすく、
チップ混合時の組成が不均一となりやすい。しかし、酸
化マグネシウムを添加することにより混合チップの帯電
圧が下がり、チップの分離が起こらなくなる。
【0011】本発明で用いられる酸化マグネシウムは微
小粒子であることが好ましく、その粒径は1〜10μm
であることが望ましい。本発明において、酸化マグネシ
ウムの添加率は10〜900ppm、好ましくは20〜
700ppmである。酸化マグネシウムの添加率が10
ppm未満の時はチップの均一混合効果が得られず、ま
た、900ppmを越えるとチップの混合性は改善され
るが添加した酸化マグネシウムに起因して成形品の耐熱
性が低下するため実用に適さない。
【0012】酸化マグネシウムを添加混合する方法とし
てはいかなる方法でもよく、通常のブレンダーを用いて
混合してもよいし、回転式乾燥機を用いて常温常圧にて
混合してもよい。
【0013】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明する。
【0014】[評価方法] (a) 混合チップの帯電圧: 5リットルステンレス容器
に混合ポリアミドチップを500g投入し、左右に30
秒間振った後、集電式電位測定器(春日電機製KSー5
25)によりチップから10cmの距離における電位を
測定した。
【0015】(b) 色調: 紡糸したフィラメント糸を筒
状の編み地(1インチ中29本の針を用いて編み、50
0gの荷重をかけたとき13cm、無荷重時10.5c
mとなるようにした)にし、S&Mカラーコンピュータ
ー(スガ試験機製モデルSMー4)により黄色度(Y
I)、明度(L)を反射法で測定した。熱処理は熱風乾
燥機で150℃×1時間とし、その後のYIを熱処理後
YIとした。
【0016】(C) 酸化チタン含有量: 混合チップを硫
酸、過塩素酸で湿式分解した後、410nmの波長にお
ける吸光度を測定し、算出した。
【0017】[実施例1]相対粘度2.75(98重量
%硫酸の1%溶液により25℃にて測定)の酸化チタン
を含まないナイロン6チップA(直径2.0mm、長さ
3.5mm、水分率0.020重量%)2125kgと
相対粘度2.60の酸化チタンを2.05重量%含むナ
イロン6チップB(形状、水分率は上記と同じ)147
kgとに、酸化マグネシウム45g(ナイロン6に対し
て20ppm)を加え、常圧室温下、回転式乾燥機を用
いて回転速度5回転/分で1時間混合した。
【0018】その後、得られた混合チップを乾燥機から
一定速度で約30分間かけて取り出し製糸ホッパーに順
次仕込んだ。その際の酸化チタン含有率及びチップB
(マスターチップ)の含有率を、取り出し開始時と終了
時に測定した。表2に示すように取り出しの初めから最
後まで混合チップは一定の組成で供給できた。
【0019】[実施例2]相対粘度2.75(98重量
%硫酸の1%溶液により25℃にて測定)の酸化チタン
0.38重量%含むナイロン6チップA(直径2.0m
m、長さ3.5mm、水分率0.020重量%)212
5kgと相対粘度2.60の酸化チタンを2.05重量
%含むナイロン6チップB(形状、水分率は上記と同
じ)147kgとに、酸化マグネシウム158g(ナイ
ロン6に対して70ppm)を加え、常圧室温下、回転
式乾燥機を用いて回転速度5回転/分で1時間混合し
た。
【0020】その後、得られた混合チップを実施例1と
同様に取り出し製糸ホッパーに順次仕込んだ。その際の
酸化チタン含有量及びマスターチップ含有量を実施例1
と同様に測定した。取り出しの初めから最後まで混合チ
ップは一定の組成で供給できた。
【0021】[実施例3]相対粘度2.75(98重量
%硫酸の1%溶液により25℃にて測定)の酸化チタン
を含まないナイロン6チップA(直径2.0mm、長さ
3.5mm、水分率0.020%)2125kgと相対
粘度2.60の酸化チタンを2.05%含むナイロン6
チップB(形状、水分率は上記と同じ)147kgと
に、酸化マグネシウム1.58kg(ナイロン6に対し
て700ppm)を加え、常圧室温下、回転式乾燥機を
用いて回転速度5回転/分で1時間混合した。
【0022】その後、得られた混合チップを実施例1と
同様に取り出し製糸ホッパーに仕込んだ。その際の酸化
チタン含有量及びマスターチップ含有量を実施例1と同
様に測定した。取り出しの初めから最後まで混合チップ
は一定の組成で供給できた。 [比較例1]相対粘度2.75(98重量%硫酸の1%
溶液により25℃にて測定)の酸化チタンを含まないナ
イロン6チップA(直径2.0mm、長さ3.5mm、
水分率0.020重量%)2125kgと相対粘度2.
60の酸化チタンを2.05重量%含むナイロン6チッ
プ(形状、水分率は上記と同じ)147kgとに、酸化
マグネシウムを全く添加せずに、常圧室温下、回転式乾
燥機を用いて回転速度5回転/分で1時間混合した。
【0023】その後、得られた混合チップを実施例1と
同様に取り出し製糸ホッパーに順次仕込んだ。ホッパー
の壁面には酸化チタンを多く含むチップのみが付着して
残りやすく、混合チップの組成は経時的に変化し、混合
チップ中の酸化チタン含有量は徐々に低下した。このよ
うに酸化マグネシウムを加えないと、帯電圧の違いによ
り酸化チタン量の異なるチップが分離し、均一組成の混
合チップを安定して取り出すことができなかった。
【0024】[比較例2]相対粘度2.75(98重量
%硫酸の1%溶液により25℃にて測定)の酸化チタン
を含まないナイロン6チップA(直径2.0mm、長さ
3.5mm、水分率0.020重量%)2125kgと
相対粘度2.60の酸化チタンを2.05重量%含むナ
イロン6チップB(形状、水分率は上記と同じ)147
kgとに、酸化マグネシウム2.25kg(ナイロン6
に対して1000ppm)を加え、常圧室温下、回転式
乾燥機を用いて回転速度5回転/分で1時間混合した。
【0025】その後、得られた混合チップを実施例1と
同様に取り出し製糸ホッパーに順次仕込んだ。取り出し
の初めから最後まで混合チップは均一に供給されチップ
はホッパーに残らなかった。
【0026】実施例1〜3及び比較例1、2で得られた
混合チップを製糸ホッパーから溶融紡糸機に供給して、
通常の方法で溶融紡糸し、延伸して70デニール24フ
ィラメントのナイロン6フィラメント糸を製造した。得
られたフィラメント糸を通常の方法で筒編み地とし色調
を測定した。さらに熱処理後の色調を測定した。
【0027】その結果、表3に示すように本発明の場
合、色調は問題ない範囲であった。しかし、900pp
mを越えて添加した場合は、熱処理後(150℃×1時
間)の色調が悪かった。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】
【表3】
【0031】
【発明の効果】本発明による酸化チタン含有量が相互に
異なる2種類以上の酸化チタン含有もしくは比含有のポ
リアミドチップからなる混合チップを、常に安定した組
成で供給することができるので、品質の安定したポリア
ミド製品を得ることができる。また、マスターチップ法
によって酸化チタン含有量が常に一定であるポリアミド
組成物を安定して製造することができる。従って、本発
明により品質の安定したポリアミド成形品、繊維、フィ
ルムなどを工業的に容易に製造することができる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸化チタン含有量が相互に異なる2種
    類以上の酸化チタン含有もしくは非含有のポリアミドチ
    ップ、及び該ポリアミドチップの合計重量に対して10
    〜900ppmの酸化マグネシウムが混合されてなるこ
    とを特徴とする混合ポリアミドチップ。
  2. 【請求項2】 2種類以上の酸化チタン含有もしくは
    非含有のポリアミドチップの酸化チタン含有量が相互に
    0.03重量%以上異なることを特徴とする請求項1記
    載の混合ポリアミドチップ。
  3. 【請求項3】 酸化マグネシウムが粒径1〜10μm
    の微小粒子であることを特徴とする請求項1又は2記載
    の混合ポリアミドチップ。
  4. 【請求項4】 酸化マグネシウムの添加量がポリアミ
    ドチップの合計重量に対して20〜700ppmである
    ことを特徴とする請求項1、2又は3記載の混合ポリア
    ミドチップ。
  5. 【請求項5】 酸化チタン含有量が相互に異なる2種
    類以上の酸化チタン含有もしくは非含有のポリアミドチ
    ップを混合する際に、該ポリアミドチップに対して10
    〜900ppmの酸化マグネシウムを添加することを特
    徴とする混合ポリアミドチップの製造方法。
  6. 【請求項6】 2種類以上の酸化チタン含有もしくは
    非含有のポリアミドチップ及び酸化マグネシウムの混合
    を回転式乾燥機中で行うことを特徴とする請求項5記載
    の混合ポリアミドチップの製造方法。
  7. 【請求項7】 2種類以上の酸化チタン含有もしくは
    非含有のポリアミドチップの酸化チタン含有量が相互に
    0.03重量%以上異なることを特徴とする請求項5又
    は6記載の混合ポリアミドチップの製造方法。
JP26483894A 1994-10-28 1994-10-28 混合ポリアミドチップおよびその製造方法 Pending JPH08127713A (ja)

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