JPH081284Y2 - 板材の固定具 - Google Patents

板材の固定具

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JPH081284Y2
JPH081284Y2 JP2173991U JP2173991U JPH081284Y2 JP H081284 Y2 JPH081284 Y2 JP H081284Y2 JP 2173991 U JP2173991 U JP 2173991U JP 2173991 U JP2173991 U JP 2173991U JP H081284 Y2 JPH081284 Y2 JP H081284Y2
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JP
Japan
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main body
hole
flange
mounting base
fixture
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JP2173991U
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JPH04110208U (ja
Inventor
章良 笹本
Original Assignee
加藤発条株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車ガーニッシュの
如き各種板材を、ボディパネル等の取付基体に固定する
ために使用される固定具の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種固定具として、例えば、実
開昭61−166216号公報に示すものが存する。該
従来の固定具は、具体的には図示しないが、ボディパネ
ル等の取付基体に植設された長寸ボルトを利用して、該
取付基体に貫通孔が穿設された板材を固定することを前
提として開発されたもので、その具体的な構造は、合成
樹脂で一体成形された拡大頭部と筒状胴部とから成り、
筒状胴部の対向する側壁に上記長寸ボルトのネジ面に係
止する一対の弾性ロック爪を形成する構成となってい
る。そして、実際の使用に際しては、板材側に予め穿設
されている貫通孔内に取付基体側に植設された長寸ボル
トの先端部を差し込んで、板材を取付基体に重ね合わせ
た後、板材の貫通孔内に上記固定具の筒状胴部を嵌め込
んで、該筒状胴部内に長寸ボルトの先端部を臨ましめれ
ば、該ボルトのネジ面に筒状胴部の各弾性ロック爪が弾
性的に係止して、固定具の拡大頭部と間で板材を保持す
るので、斯る保持状態により、板材が取付基体に固定さ
れることとなる。従って、従来の固定具にあっては、全
体を長寸ボルトの先端部に係止できるキャップ形状に成
形するだけで、板材を取付基体に簡単に固定できる訳で
ある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】然し乍ら、斯る従来の
固定具にあっては、板材の固定力をボルトのネジ面に対
する一対の弾性ロック爪の係止により得ようとしている
関係で、板材の固定状態が自ずと弱くなって、板材が不
用意にガタつく恐れがあるばかりか、板材の固定を解除
する必要が生じた場合に、長寸ボルトの先端部から固定
具を強制的に引き抜くと、この時に、上記一対の弾性ロ
ック爪がネジ面により削り取られて、再使用に耐えられ
なくなってしまう等の問題点を有していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、斯る従来固定
具の課題を有効に解決するために、取付基体側に設けら
れた球形ボス部を利用して、該取付基体に貫通孔が穿設
された板材を固定するための固定具として開発されたも
ので、主部材と挾持部材と操作部材とロック部材とから
成り、主部材は、内部に操作部材とロック部材をばね圧
を介して上下動可能に支承する筒状本体を備え、該筒状
本体の略中間部にフランジを設けて、フランジの上部側
にガイド長孔を形成し、フランジの下部側にネジ部を形
成してなり、挾持部材は、上記主部材のフランジと共働
して板材の貫通孔縁を挾持するリング状本体を備え、該
リング状本体の適所に上記ネジ部と螺合するネジ部を形
成すると共に、リング状本体の中央開口周縁に規制部を
形成してなり、操作部材は、主部材の筒状本体から外方
に突出する操作頭体を備え、該操作頭体の下面に上記ガ
イド長孔内に臨むストッパー突起を有する一方の脚片と
独自のガイド長孔を有する他方の脚片とを夫々設けてな
り、ロック部材は、該他方の脚片のガイド長孔内に臨む
ストッパー突起を有する筒状本体を備え、該筒状本体の
下端部をスリットを介して拡開可能となして、該下端部
内に上記球形ボス部を係脱可能に嵌合する構成を採用し
た。
【0005】
【作用】依って、本考案にあっては、板材側に穿設され
ている貫通孔に対して、予め操作部材とロック部材を内
部に支承した主部材の筒状本体の下部側を差し込んで、
該筒状本体のネジ部と挾持部材のネジ部同士を螺合し
て、主部材のフランジと挾持部材のリング状本体とで貫
通孔の孔縁を内外側から挾持すれば、固定具自体が板材
側に簡単に取り付けられる。そこで、今度は、操作部材
の操作頭体を押圧しながら、挾持部材の中央開口から球
形ボス部を主部材の筒状本体内に押し込むと、該球形ボ
ス部の押し込みにより、操作部材の他方の脚片のガイド
長孔内でのストッパー突起の移動を得て、主部材内のロ
ック部材のみがばね圧に抗して上昇して、その下端部が
挾持部材の中央開口縁に形成されている規制部から外れ
て拡開し、球形ボス部がロック部材の下端部内に入り込
むことを許容する同時に、ロック部材が再びばね圧によ
り降下するので、これにより、ロック部材の下端部内に
球形ボス部が自動的に嵌合されて、板材が取付基体に確
実強固に固定されることとなる。
【0006】又、斯る板材の固定状態を解除する場合に
は、逆に、操作部材の操作頭体のみを引っ張ると、該操
作部材の一方の脚片に設けられているストッパー突起が
主部材側のガイド長孔内を移動して、操作部材自体が主
部材の筒状本体内を上昇することとなるが、この時は、
操作部材の他方の脚片のガイド長孔にストッパー突起を
臨ましめているロック部材も一緒に上昇して、再び、該
ロック部材の下端部が、挾持部材の中央開口縁に形成さ
れている規制部から離れて拡開することが許容されるの
で、これにより、ロック部材の下端部から球形ボス部が
自動的に外れる。従って、後は、その状態のまま、固定
具を把持して、板材を取付基体から引き離せば、板材の
固定状態を簡単に解除できることとなる。
【0007】
【実施例】以下、本考案を図示する一実施例に基づいて
詳述すれば、該実施例に係る固定具は、従来固定具と異
なり、取付基体側に設けられた球形ボス部を利用して、
該取付基体に貫通孔が穿設された板材を固定する固定具
として開発されたもので、その特徴とするところは、図
1に示す如く、主部材10と挾持部材20と操作部材3
0とロック部材40とばね部材50とから構成した点で
ある。尚、ばね部材50以外の各部材10・20・30
・40は、いずれも合成樹脂の一体成形品である。
【0008】これを具体的に説明すると、まず、第一の
主部材10は、図2にも示す如く、内部に操作部材30
とロック部材40を上下動可能に支承する筒状本体11
を備え、該筒状本体11の略中間部に円環状のフランジ
12を一体に設けて、該フランジ12の上部側に対向す
る一対のガイド長孔13を形成し、フランジ12の下部
側に雄ネジ部14を形成すると共に、フランジ12の下
面に複数の先鋭爪部15を一体に突設する構成となって
いる。
【0009】第二の挾持部材20は、図3にも示す如
く、上記主部材10のフランジ12と共働して板材の貫
通孔縁を挾持するリング状本体21を備え、該リング状
本体21の中央開口22の外周部に、主部材10の筒状
本体11の下端部を嵌入する環状凹溝23を設けて、該
環状凹溝23の内壁面に上記雄ネジ部14と螺合する雌
ネジ部24を形成すると共に、上記中央開口22の周縁
に後述するロック部材40の下端部の拡開を阻止するテ
ーパー状の規制凸部25を連続して形成する構成となっ
ている。
【0010】第三の操作部材30は、図4・図5にも示
す如く、主部材10の筒状本体11から外方に突出する
円盤状の操作頭体31を備え、該操作頭体31の下面に
対向する二対の脚片32・33を夫々一体に垂設して、
この内、一方の対向する脚片32の下端に上記主部材1
0側のガイド長孔13内に臨むストッパー突起34を形
成し、他方の対向する脚片33に独自のガイド長孔35
を形成する構成となっている。
【0011】第四のロック部材40は、図6にも示す如
く、上記他方の各脚片33のガイド長孔35内に臨むス
トッパー突起42を有する筒状本体41を備え、該筒状
本体41をスリット43を介して下端部44側から拡開
可能となして、該肉厚の下端部44に上記球形ボス部を
係脱可能に嵌合できる構成となっている。尚、このロッ
ク部材10の厚肉下端部44の外面には、上記挾持部材
20の規制凸部25のテーパー形状と合致するテーパー
形状が付与されている。
【0012】最後のばね部材50は、主部材10の筒状
本体11の上端開口縁に設けられたガイド片16とロッ
ク部材40の上端縁間に介設されるコイルスプリングで
あって、ロック部材40を主部材10の筒状本体11内
において常時下方に付勢すると同時に、これに応じて、
操作部材30をも一緒に下方に付勢するものである。
【0013】従って、本固定具にあっては、主部材10
の筒状本体11の上端開口縁に設けられた4枚のガイド
片16間に操作部材30の各脚片32・33を差し込ん
で、一方の脚片32に設けられているストッパー突起3
4を筒状本体11の対応するガイド長孔13に臨ましめ
れば、当該操作部材30は、該ガイド長孔13の範囲内
で主部材10に対して上下動可能に支承される一方、こ
の操作部材30の各脚片32・33間にロック部材40
の筒状本体41の上端部を差し込んで、該上端部に設け
られたストッパー突起42を他方の脚片33のガイド長
孔35内に臨ましめれば、当該ロック部材40は、ガイ
ド長孔35の範囲内で操作部材30に対して上下動可能
に支承されると同時に、操作部材30と一緒に主部材1
0内を上下動することが可能となる。尚、斯る組み付け
状態にあっては、既述した如く、上記ばね部材50がロ
ック部材40の上端縁と主部材10のガイド片16間に
介設されているので、該ばね部材50のばね圧で、ロッ
ク部材40と操作部材30とは夫々下方に弾性的に付勢
されている。
【0014】依って、斯る構成の固定具を用いて、板材
1を球形ボス部4を有する取付基体3に固定する場合に
は、まず、図7に示す如く、板材1側に予め穿設されて
いる貫通孔2に操作部材30とロック部材40を内部に
支承した主部材10の筒状本体11の下部側を差し込ん
で、該筒状本体11の雄ネジ部14と挾持部材20の雌
ネジ部24とを螺合して、主部材10のフランジ12と
挾持部材20のリング状本体21間で貫通孔2の孔縁を
内外側から挾持すれば、固定具自体が板材1側に簡単に
取り付けられる。尚、この状態にあっては、図示する如
く、主部材10のフランジ12下面に設けられた爪部1
5が板材1に食い込むので、確実強固な取付状態が保障
されることとなる。
【0015】そこで、今度は、操作部材30の操作頭体
31を押圧しながら、挾持部材20の中央開口22から
球形ボス部4を主部材10の筒状本体11内に押し込む
と、該球形ボス部4の押し込みにより、操作部材30の
他方の脚片33のガイド長孔35内でのストッパー突起
42の移動を得て、ロック部材40のみがばね部材50
のばね圧に抗して上昇して、その下端部44が挾持部材
20の中央開口22縁に形成されている規制凸部25か
ら外れてスリット43を介して拡開し、球形ボス部4が
ロック部材40の下端部44内に入り込むことを許容す
る同時に、ロック部材40が再びばね部材50のばね圧
により降下するので、これにより、ロック部材40の下
端部44内に球形ボス部4が自動的に嵌合されて、図8
に示す如く、板材1が取付基体3に確実強固に固定され
ることとなる。尚、この固定状態にあっては、図示する
如く、ロック部材40の下端部44が規制凸部25でそ
の拡開が阻止されているので、ロック部材40の下端部
44が不用意に拡開して、球形ボス部4との嵌合が解除
される心配は全くないばかりか、板材1自体が不用意に
ガタつくこともなくなる。
【0016】又、斯る板材1の固定状態を解除する場合
には、図9に示す如く、逆に、操作部材30の操作頭体
31のみを引っ張ると、該操作部材30の一方の脚片3
2に設けられているストッパー突起34が主部材10側
のガイド長孔13内を移動して、操作部材30自体が主
部材10の筒状本体11内をばね圧に抗して上昇するこ
ととなるが、この時は、操作部材30の他方の脚片33
のガイド長孔35にストッパー突起42を臨ましめてい
るロック部材40も一緒に上昇して、再び、該ロック部
材40の下端部44が挾持部材20の中央開口22縁に
形成されている規制凸部25から離れてその拡開が許容
されるので、これにより、ロック部材40の下端部44
から球形ボス部4が自動的に外れる。従って、後は、そ
の状態のまま、固定具を把持して、板材1を取付基体3
から引き離せば、板材1の固定状態を簡単に解除するこ
とが可能となるし、板材1から固定具を取り外す場合に
は、前記とは逆に、挾持部材20を回転して、該挾持部
材20側の雌ネジ部24と主部材10側の雄ネジ部14
の螺合を解けば、板材1から固定具をも簡単に取り外す
ことが可能となるので、これにより、固定具の再使用が
十分に可能となる。
【0017】尚、上記実施例は、取付基体3にパネル材
を使用して、該パネル材に球形ボス部4を一体に固着し
たボルト5をナット6を介して固設する構成となしたも
のであるが、本考案にあっては、取付基体3もパネル材
に限定されるものではないばかりか、取付基体3に球形
ボス部4を直接設けることも実施に応じ任意である。
【0018】
【考案の効果】以上の如く、本考案の固定具は、上記構
成の採用により、球形ボス部に対する確実な嵌合ロック
状態を得て、板材を取付基体に確実強固に固定すること
が可能となるので、従来の如く、固定力が不足して、板
材が不用意にガタつく心配がなくなると共に、操作部材
の操作頭体を押圧したり引っ張ったりするだけの簡単な
作業を行うだけで、板材の固定とその解除が可能となる
ので、作業性も頗る良好となる。その上、板材の固定を
解除する場合であっても、その構造上、固定具自体が破
損する心配が全くないので、何回でも再使用することも
可能となって、経済面でも大いに貢献できることとなっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る固定具を示す分解斜視図
である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】図1のC−C線断面図である。
【図5】図1のD−D線断面図である。
【図6】図1のE−E線断面図である。
【図7】固定具を板材に取り付けた状態を示す要部断面
図である。
【図8】板材を取付基体に固定した状態を示す要部断面
図である。
【図9】板材の固定を解除する状態を示す要部断面図で
ある。
【符号の説明】
1 板材 2 貫通孔 3 取付基体 4 球形ボス部 10 主部材 11 筒状本体 12 フランジ 13 ガイド長孔 14 雄ネジ部 20 挾持部材 21 リング状本体 22 中央開口 24 雌ネジ部 25 規制凸部 30 操作部材 31 操作頭体 32 一方の脚片 33 他方の脚片 34 ストッパー突起 35 ガイド長孔 40 ロック部材 41 筒状本体 42 ストッパー突起 43 スリット 44 下端部 50 ばね部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付基体側に設けられた球形ボス部を利
    用して、該取付基体に貫通孔が穿設された板材を固定す
    るための固定具であって、主部材と挾持部材と操作部材
    とロック部材とから成り、主部材は、内部に操作部材と
    ロック部材をばね圧を介して上下動可能に支承する筒状
    本体を備え、該筒状本体の略中間部にフランジを設け
    て、フランジの上部側にガイド長孔を形成し、フランジ
    の下部側にネジ部を形成してなり、挾持部材は、上記主
    部材のフランジと共働して板材の貫通孔縁を挾持するリ
    ング状本体を備え、該リング状本体の適所に上記ネジ部
    と螺合するネジ部を形成すると共に、リング状本体の中
    央開口周縁に規制部を形成してなり、操作部材は、主部
    材の筒状本体から外方に突出する操作頭体を備え、該操
    作頭体の下面に上記ガイド長孔内に臨むストッパー突起
    を有する一方の脚片と独自のガイド長孔を有する他方の
    脚片とを夫々設けてなり、ロック部材は、該他方の脚片
    のガイド長孔内に臨むストッパー突起を有する筒状本体
    を備え、該筒状本体の下端部をスリットを介して拡開可
    能となして、該下端部内に上記球形ボス部を係脱可能に
    嵌合するように構成したことを特徴とする板材の固定
    具。
JP2173991U 1991-03-13 1991-03-13 板材の固定具 Expired - Lifetime JPH081284Y2 (ja)

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