JPH08129959A - ガス放電パネルの水銀拡散方法 - Google Patents

ガス放電パネルの水銀拡散方法

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JPH08129959A
JPH08129959A JP6264171A JP26417194A JPH08129959A JP H08129959 A JPH08129959 A JP H08129959A JP 6264171 A JP6264171 A JP 6264171A JP 26417194 A JP26417194 A JP 26417194A JP H08129959 A JPH08129959 A JP H08129959A
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JP
Japan
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mercury
gas discharge
panel
glass tube
discharge panel
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JP6264171A
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Kozo Fujii
浩三 藤井
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
  • Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 パネル内部が大気に曝されない条件の下で、
真空状態で水銀拡散させることができ、かつエージング
時間も短縮できるガス放電パネルの水銀拡散方法を提供
する。 【構成】 初期エージング(工程(II))と安定化エ
ージング(工程(VII))との間はガス放電パネル内
を大気に曝さない条件の下で、ガス放電パネル内を真空
状態にして水銀拡散を行うので、水銀拡散時間及び水銀
拡散後のエージング時間を短縮することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ガス放電パネルの水
銀拡散方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のガス放電パネルとして
は、文献(信学技報、TECHNICAL REPOR
T OF IEICE、EID93−122(1994
−01)、pp61〜66)に開示されたものがある。
【0003】従来のパネルでは、パネル内、特に表示セ
ルの部分に設けてある陰極がむき出しになっている。こ
のため、陰極部分の放電を安定化させるためには、放電
ガスとともに水銀をパネル内に導入した後、パネル内を
加熱処理して水銀をパネル内全体に拡散させ、その後パ
ネルのガス供給部分を封入してエージングを行ってい
た。
【0004】また、従来のパネルの水銀拡散方法は、以
下のような方法により行われていた。まず、ブースタ管
を用いてパネル内のガスを一旦真空排気する。その後、
ガス導入系統から放電ガス(例えばHe−Xeの混合ガ
ス)をパネル内に充填した後、ブースタ管のチップオフ
部を封入して初期エージングを行う。このとき、用いる
ブースタ管は、ガラス管で出来ており、パネルと真空排
気及びガス導入系との間とを結ぶ連結管の役目をしてい
る。一方、ブースタ管とパネル側に設けられたカプセル
管(P管ともいう)とは接続されている。また、このP
管中には予め水銀を封じたカプセルを収納せてあるの
で、このカプセルを例えば加熱して破壊し、水銀を取り
出し、その後、パネルの全体を加熱して水銀をパネル内
に拡散させていた。また、初期エージングは、パネル内
に配設されている電極表面のクリーニングを行うもので
あり、水銀拡散後の安定化エージングは、実駆動での放
電を安定させるために行うものである。
【0005】上述した文献によれば、ガス放電パネルの
放電を安定化させるための安定化エージングを行い、パ
ネル内の水銀拡散の有無による寿命特性の測定結果につ
いて開示されている。これによると、パネル内に水銀を
拡散させることによりパネルの長寿命化が達成できると
報告されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
水銀拡散方法では、水銀拡散処理に要する拡散時間及び
水銀拡散後のエージングに時間がかかり過ぎるという問
題がある。
【0007】更に、従来の水銀拡散処理では、水銀を拡
散させるための加熱処理時間を長くしてもパネル内に放
電ガスが存在するため、水銀の拡散状態にむらが生じて
しまうという問題があった。このため、パネルの放電特
性(例えば、放電波形や放電電圧)が不安定となり、こ
れを安定させるには長時間のエージングを必要としてい
た。今後、ガス放電パネルがますます大型化に向かうと
予想されので、このエージングに要する時間は、一層、
問題になると考えられる。
【0008】一方、パネル内を真空状態にして水銀拡散
を行えば、パネル内の拡散抵抗が小さくなるため、水銀
の拡散が容易になることは予想できる。しかし、従来の
水銀拡散方法では、パネル内に、一旦、放電ガスを封入
した後、このパネル内に水銀を拡散させるためにブース
タ管の封じた部分を破壊する。このため、パネル内が大
気に曝されパネル内が汚染されてしまう。このため、パ
ネル内に対し、再度、高温排気処理を行う必要があるの
で、水銀拡散処理後のエージングに時間がかかるという
問題があった。このように、従来はパネル内を大気に曝
さずに真空状態で水銀拡散するための有効な手段がなか
った。
【0009】そこで、パネル内部が外気に触れずに水銀
拡散させることができ、かつエージング時間も短縮でき
るガス放電パネルの水銀拡散方法が望まれていた。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため、この発明のガ
ス充填方法は、ガス放電パネル内をクリーニングするた
めの初期エージング後にガス放電パネルの放電を安定化
するための安定化エージングを行うためにブースタ管を
用いてガス放電パネル内に水銀を拡散するに当たり、初
期エージングと安定化エージングとの間はガス放電パネ
ル内を大気に曝さない条件のもとで、ガス放電パネル内
を真空状態にして水銀拡散を行うものである。
【0011】また、この発明の実施に当たり、ガス放電
パネル内に水銀を拡散させる方法として、(a)水銀ゲ
ッターを収納したガラスカプセルと、このガラスカプセ
ルに連結された第1ガラス管と、この第1ガラス管の外
径より大きい内径を有しかつ一端側を第1ガラス管の外
周に気密封着した第2ガラス管からなる2重構造のブー
スタ管を、ガラスカプセルによりガス放電パネルに連通
接続する工程と、(b)第1ガラス管を介して前記ガス
放電パネルに放電ガスを充填した後、第1ガラス管の、
第2ガラス管の開口端側を封じてエージングを行う工程
と、(c)その後、第2ガラス管の前記開口端側からこ
の第2ガラス管内を真空排気した後、第1ガラス管の封
じた部分を破壊してガス放電パネル内を真空排気する工
程と、(d)水銀ゲッターを加熱し、この水銀ゲッター
の水銀を取り出し、真空状態で加熱してガス放電パネル
内に水銀ガスを拡散する工程と、(e)その後、パネル
内に放電ガスを充填する工程と、(f)第1ガラス管及
び第2ガラス管の前記気密封着の部分とガラスカプセル
との間の当該第1ガラス管の領域部分を封じる工程と、
(g)その後、ガス放電パネルのエージングを行う工程
とを含んでいる。
【0012】また、この発明の実施に当たり、好ましく
は水銀ゲッターを、高周波加熱によって加熱するのが良
い。
【0013】また、この発明の実施に当たり、好ましく
は真空状態での加熱温度を200℃〜350℃の範囲内
の温度で行うのが良い。
【0014】
【作用】この発明のガス放電パネルの水銀拡散方法によ
れば、初期エージングと安定化エージングの間はガス放
電パネル内を大気に曝さない条件の下で、ガス放電パネ
ル内を真空状態にして水銀の拡散を行っている。このよ
うに、ガス放電パネル内を真空状態にしてあるので、水
銀の拡散抵抗が小さくなりガス放電パネル内を水銀ガス
は短時間で拡散する。しかも、初期エージングと安定化
エージングとの間は大気に曝さない条件で、ガス放電パ
ネル内に水銀及び放電ガスを充填することができるの
で、水銀拡散後のエージング時間が短縮できる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明のガス放電
パネル(以下、パネルと称する。)の水銀拡散方法につ
いて説明する。なお、図2〜図5は、この発明の構成が
理解できる程度に構成成分の形状、大きさ及び配置関係
を概略的に示してあるにすぎない。したがって、この発
明は以下に述べる実施例にのみに限定されるものではな
い。
【0016】この発明のガス放電パネルの水銀拡散方法
の説明に先立ち、図2及び図3の(A)を参照して、こ
の発明の水銀拡散に用いる装置及びブースタ管の構造に
ついて説明する。
【0017】図2は、この実施例に用いる装置の概略的
構成を説明するための図である。
【0018】この実施例の装置は、大別するとパネル1
0を加熱するための加熱装置16と、パネル10内を真
空排気するための真空排気装置26と、パネル10内に
ガスを導入するためのガス導入装置28とから構成され
ている。
【0019】そして、加熱装置16には、パネル10を
搭載するための試料台12が設けてある。更に、パネル
10に設けられたブースタ管部14と真空排気装置26
及びガス導入装置28とは配管18によって接続されて
いる。また、配管18中には、バルブ20、22及び2
4が設けてあり、このバルブ20、22及び24によっ
て排気装置26及びガス導入装置28の切替えを行って
いる。
【0020】ブースタ管部14は、水銀ゲッター38を
収納したガラスカプセル30と、このガラスカプセル3
0に連結された第1ガラス管32と、この第1ガラス管
32の外径より大きい内径を有しかつ一端側を第1ガラ
ス管32の外周に気密封着した第2ガラス管40とから
なっている。したがって、第1ガラス管と第2ガラス管
とで2重構造としてある。そして、ガラスカプセル30
内には、ゲッター保持金具36が取りつけてあり、この
金具36の先端部にリング状の水銀ゲッター38を設置
させてある。
【0021】また、第2ガラス管40と気密封着されて
いる部分の第2ガラス管40の開口端40a側の領域部
分33を第1次チップオフ部と称し、気密封着部分とガ
ラスカプセル30との間の領域部分34を第2次チップ
オフ部と称する。
【0022】次に、図1、図2、図3の(A)及び
(B)、図4の(A)及び(B)、及び図5を参照し
て、この発明の水銀拡散方法について説明する。
【0023】図1は、製造工程のフローチャート図であ
る。なお、この実施例に用いたテストパネルの構成は、
以下の通りとする。
【0024】表示セルの大きさ:0.42×0.58m
m/セル 封入ガス:He−Xeガス 陰極面積:0.1×0.43mm 陰極材料:ニッケル(Ni) 走査線数:64本 まず、既に説明した図3の(A)のブースタ管を用意す
る(図1の(I)工程)。そして、ガラスカプセル30
側とパネル10側とを接続する(図3の(B))。この
とき、ガラスカプセル40とパネル10側に設けてある
ガラス管(図示せず)とを酸素バーナを用いて両者を接
続する。このとき、ガラスカプセル30中にはゲッター
金具36を設けて、この金具36に水銀ゲッター38を
設置しておくのが良い。なお、この水銀ゲッタ38は、
例えば、リング状のガラスカプセル管中に水銀を充填さ
せたものであり、例えば、サエス社製(商品番号:St
101−505/0/12−12)を用いるのが好適で
ある。
【0025】また、第1ガラス管32の第1次チップオ
フ部33の開口端側を、配管18に接続して、ブースタ
管部14と配管18との接続を行う。なお、このときの
配管18としてガラス管を用いるのが良い。その後、バ
ルブ24は閉じておき、バルブ20及び22を開いてパ
ネル10内を真空排気する。その後、バルブ22を閉じ
ておき、バルブ24を開いてガス導入装置28から放電
ガスをブースタ管部14を介してパネル10内に充填す
る。このときの放電ガスをエージング用ガスともいう。
また、このときの放電ガスの充填条件は、以下の通りと
する。
【0026】ガスの種類:He−5体積%Xeガス ガス圧:200Torr その後、第1ガラス管32の第1次チップオフ部33を
例えばガスバーナを用いて封じて配管18との接続を断
つ(図4の(A)参照)。このとき、封じた部分(チッ
プオフ部分ともいう。)32aをチップオフ先端部と称
する。
【0027】このように第1ガラス管32の第1次チッ
プオフ部33を封じた状態で、水銀拡散前のエージング
を行う(図1の(II)工程)。このときのエージング
条件を以下の通りとする。
【0028】陰極と陽極との間に電流を流したときの放
電電流:100μA/セル 表示セルで発光するデューテイ比:1/64 エージング時間:20〜30分 このとき、エージング時間は、放電電圧が一旦高くな
り、その後、電圧変動が少なくなった時点までの期間を
水銀拡散前のエージング時間とする。
【0029】次に、第2ガラス管40の開口端40aに
第3ガラス管42を接続して図4の(A)の構造体を得
る。このとき、第2ガラス管40と第3ガラス管42と
の接続部分を接続部44として示す。なお、ここでは、
第3ガラス管中に振動体46を挿入しておくのが良い。
【0030】次に、第3ガラス管42の開口端42a側
を今度は口広の配管18に接続し、この第2ガラス管4
0及び第3ガラス管42内を真空排気した後、第1ガラ
ス管32の封じた部分(チップオフ先端部32a)を破
壊する。この破壊により真空排気系の作用によりパネル
内を真空排気する(図1の(III)工程)。このとき
の真空排気方法について図2及び図4の(B)を参照し
て説明する。
【0031】真空排気装置26を用いて配管18内を十
分に排気する。第2ガラス管40及び第3ガラス管42
内も真空排気した後、第3ガラス管42内に挿入されて
いる振動体46を、例えば電磁石48を用いて振動させ
る。そのときの振動体46の移動及び衝突運動によりこ
の振動体46をチップオフ先端部32aにぶつけるか衝
突させて第1ガラス管32の第1次チップオフ部33の
封じてあるチップオフ先端部32aを破壊する(図4の
(B))。このようにして、形成された破壊された第1
ガラス管32の部分を開口部32bと称する。なお、こ
のときの振動体46は、予め鉄片を含んだガラス塊を用
いるのが良い。
【0032】また、このとき、破壊したガラス破片など
が真空排気装置26に混入するのを防止するためにバル
ブ20を閉じておくのが望ましい。
【0033】その後、バルブ20を徐々に開いてパネル
内の放電ガスを排気する。
【0034】次に、ガラスカプセル30内に収納されて
いる水銀ゲッター38を局所加熱し、水銀ゲッターの水
銀をガラスカプセル内に取り出し、真空状態で加熱処理
してパネル10内に水銀を拡散する(図1の(IV)工
程)。このときの水銀を拡散する方法は、以下のように
して行う。
【0035】まず、バルブ24は、閉じておき、バルブ
20及び22を開いてパネル10内を例えば1×10-6
Torrに真空排気する。その後、高周波加熱により水
銀ゲッター領域を選択的に加熱する。このときの加熱温
度を850℃程度とする。このような加熱処理により水
銀ゲッター36から水銀を取り出すことができる。な
お、パネルが大型化した場合、水銀ゲッターの個数を増
やす必要があるときは、水銀を入れたガラスカプセル3
0をゲッター金具36に取りつけるか、あるいは水銀ゲ
ッター38の個数を増やすことにより多量の水銀をパネ
ル内に導入することができる。このような状態にして水
銀ゲッター38を有するカプセル部30及びパネル10
とを加熱装置16内に設置して装置16内を加熱する。
【0036】また、このときのカプセル部及びパネル部
の加熱条件は以下の通りとする。なお、このときの加熱
温度は、加熱装置のほぼ中央に設置した熱電対(図示せ
ず)を設けて測定した。
【0037】加熱温度:200℃〜350℃ 保持時間:約5分 また、この実施例では、加熱温度を200℃とし、保持
時間を5分とするのが最適である。このような加熱によ
り、パネル10中に水銀ガスを拡散することができる。
【0038】次に、加熱装置16の温度を、室温(約2
5℃)まで一旦下げた後、バルブ22を閉じておき、バ
ルブ20を開いてガス導入装置28から放電ガス(He
−10体積%Xe)を流した状態で、バルブ20を徐々
に開いてパネル10内に放電ガスを充填する(図1の
(V)工程)。このとき、放電ガスのガス圧を例えば3
50Torrとする。
【0039】次に、バルブ20を閉じた後、第1ガラス
管32及び第2ガラス管40の気密封着した部分とガラ
スカプセル30との間の第1ガラス管32の第2次チッ
プオフ部34を封じる(図1の(VI)工程)。このと
きの第1ガラス管32を封じる方法は、既に述べたガス
バーナによる方法を用いれば良い。
【0040】次に、水銀拡散した後のパネルをエージン
グする(図1の(VII)工程)。このときのエージン
グ条件は、以下の通りとする。
【0041】陰極と陽極との間に電流を流したときの放
電電流:100μA/セル 表示セルを発光するデューテイ比:1/64 このようなエージング条件で放電波形及び放電電圧を測
定した結果、エージング時間は10分で放電が安定し
た。
【0042】また、この発明の実施例で作製されたパネ
ル内には、水銀が全域に渡って均一に拡散されるので、
良好な放電特性が得られる。また、真空状態で水銀を拡
散するため、水銀の拡散速度も速くなるので、水銀拡散
に要する時間も短縮できる。したがって、水銀拡散に要
する時間と水銀拡散後のエージングに要する時間とを合
わせた前処理工程時間が大幅に短縮できる。
【0043】また、この実施例では、水銀拡散前のエー
ジングを行った後の水銀拡散工程を大気に曝すことなく
行うことができるので、水銀拡散前のエージング後に従
来のような高温排気をする必要がなくなり、その分、工
程時間も短縮される。
【0044】また、パネル内に水銀を充填してあるの
で、パネルの長寿命化が期待できる。
【0045】また、この発明の実施例では、水銀拡散時
の真空度を1×10-6Torrとしたが、この真空度に
なんら限定されるものではなく、例えば1Torrであ
っても何ら支障はない。
【0046】また、この実施例では、水銀拡散前のエー
ジングを行った後のパネル内のガス排気を行うとき、一
旦、第1ガラス管の第1次チップオフ部を封じ、その
後、この封じた部分を破壊してガス排気した。しかし、
この方法に何ら限定されるものではなく、例えばブース
タ管を加熱装置の中に設置しておき、排気系及びガス充
填系につながった状態で、まず、パネルに放電ガスを充
填してエージングを行い、その後パネル内部の排気を行
って水銀拡散を行っても良い。
【0047】
【発明の効果】上述した説明から明らかなように、この
発明では、水銀の拡散を行う際に、パネル内部を大気に
さらさない条件の下で、真空状態でパネル内を加熱して
水銀を拡散させることができるので、従来に比べ水銀拡
散時間及び水銀拡散後にエージング時間が大幅に短縮で
きる。また、ガス放電パネル内に水銀を充填してあるの
で、ガス放電パネルの長寿命化が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例による水銀拡散方法を説明す
るために供する工程フローチャート図である。
【図2】この発明のガス導入、排気及び水銀拡散に用い
る装置構成を概略的に説明するために供する装置図であ
る。
【図3】(A)及び(B)は、この発明のブースタ管構
造及び水銀拡散方法を説明するために供する工程図であ
る。
【図4】(A)及び(B)は、図3の(B)に続く、こ
の発明の工程図である。
【図5】図4の(B)に続く、この発明の工程図であ
る。
【符号の説明】
10:ガス放電パネル 12:試料台 14:ブースタ管部 16:加熱装置 18:配管 20、22、24:バルブ 26:真空排気装置 28:ガス導入装置 30:ガラスカプセル 32:第1ガラス管 32a、32c:チップオフ先端部 32b:開口部 33:第1次チップオフ部 34:第2次チップオフ部 36:ゲッター保持金具 38:水銀ゲッター 40:第2ガラス管 40a:開口端 42:第3ガラス管 42a:開口端 44:接続部 46:振動体 48:電磁石

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス放電パネル内をクリーニングするた
    めの初期エージング後に前記ガス放電パネルの放電を安
    定化するための安定化エージングを行うためにブースタ
    管を用いて前記ガス放電パネル内に水銀を拡散するに当
    たり、 前記初期エージングと前記安定化エージングとの間は前
    記ガス放電パネル内を大気に曝さない条件の下で、前記
    ガス放電パネル内を真空状態にして前記水銀拡散を行う
    ことを特徴とするガス放電パネルの水銀拡散方法。
  2. 【請求項2】 ガス放電パネル内に水銀を拡散させるに
    当たり、 (a)水銀ゲッターを収納したガラスカプセルと、該カ
    プセルに連結された第1ガラス管と、該第1ガラス管の
    外径より大きい内径を有しかつ一端側を該第1ガラス管
    の外周に気密封着した第2ガラス管とからなる2重構造
    のブースタ管を、前記パネル内により前記ガス放電パネ
    ルに連通接続する工程と、 (b)前記第1ガラス管を介して前記ガス放電パネルに
    放電ガスを充填した後、前記第1ガラス管の、前記第2
    ガラス管の開口端側を封じてエージングを行う工程と、 (c)その後、前記第2ガラス管の前記開口端側から該
    第2ガラス管内を真空排気した後、前記第1ガラス管の
    封じた部分を破壊して前記ガス放電パネル内を真空排気
    する工程と、 (d)前記水銀ゲッターを加熱し、該水銀ゲッターの水
    銀を取り出し、真空状態で加熱処理して前記ガス放電パ
    ネル内に水銀を拡散する工程と、 (e)その後、前記ガス放電パネル内に放電ガスを充填
    する工程と、 (f)前記第1ガラス管及び前記第2ガラス管の前記気
    密封着した部分と前記ガラスカプセルとの間の当該第1
    ガラス管の領域部分を封じる工程と、 (g)その後、前記ガス放電パネルのエージングを行う
    工程とを含むことを特徴とするガス放電パネルの水銀拡
    散方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のガス放電パネルの水銀
    拡散方法において、 前記(d)工程の前記水銀ゲッターを、高周波加熱によ
    って加熱することを特徴とするガス放電パネルの水銀拡
    散方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のガス放電パネルの水銀
    拡散方法において、 前記(d)工程の前記加熱温度を、200℃〜350℃
    の範囲内の温度とすることを特徴とするガス放電パネル
    の水銀拡散方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103311070A (zh) * 2013-06-19 2013-09-18 家雄灯饰(濮阳)有限公司 螺旋节能灯灯管汞扩散装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103311070A (zh) * 2013-06-19 2013-09-18 家雄灯饰(濮阳)有限公司 螺旋节能灯灯管汞扩散装置

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