JPH08132668A - イオン照射装置 - Google Patents
イオン照射装置Info
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- JPH08132668A JPH08132668A JP29381694A JP29381694A JPH08132668A JP H08132668 A JPH08132668 A JP H08132668A JP 29381694 A JP29381694 A JP 29381694A JP 29381694 A JP29381694 A JP 29381694A JP H08132668 A JPH08132668 A JP H08132668A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】発生したイオンを照射するための制御電圧を低
くすることができ、かつ、簡単な構成を有するイオン照
射装置を提供する。 【構成】電気的に絶縁された閉空間として構成されたイ
オン室及びこのイオン室内に配設された放電電極を備え
たイオン発生部と、上記イオン室と外部とを連通する開
口部と、この開口部の外側面にこの開口部に隣接して配
設された制御電極と、放出されたイオンを対象物に照射
するため、該イオンを加速する電界を付与する対向電極
とを有する。
くすることができ、かつ、簡単な構成を有するイオン照
射装置を提供する。 【構成】電気的に絶縁された閉空間として構成されたイ
オン室及びこのイオン室内に配設された放電電極を備え
たイオン発生部と、上記イオン室と外部とを連通する開
口部と、この開口部の外側面にこの開口部に隣接して配
設された制御電極と、放出されたイオンを対象物に照射
するため、該イオンを加速する電界を付与する対向電極
とを有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は放電現象により発生した
イオンを対象物に対して選択的に照射するいわゆるイオ
ン照射装置に関するもので、その制御電圧を低くするこ
とを可能にしたものである。このようなイオン照射装置
はプリンタ等の静電潜像形成装置(記録ヘッド)あるい
はイオナイザ(除電気)に利用される。なお、ここでい
うイオンは、正イオン、負イオン及び電子等のいわゆる
荷電粒子のことを示している。本明細書におけるイオン
は、このような荷電粒子を示しているものとする。
イオンを対象物に対して選択的に照射するいわゆるイオ
ン照射装置に関するもので、その制御電圧を低くするこ
とを可能にしたものである。このようなイオン照射装置
はプリンタ等の静電潜像形成装置(記録ヘッド)あるい
はイオナイザ(除電気)に利用される。なお、ここでい
うイオンは、正イオン、負イオン及び電子等のいわゆる
荷電粒子のことを示している。本明細書におけるイオン
は、このような荷電粒子を示しているものとする。
【0002】
【従来の技術】図16〜18は、この種のイオン照射装
置を用いた記録ヘッドの従来の構成を例示したものであ
る。以下、これらの図を参照し、従来技術を説明する。
置を用いた記録ヘッドの従来の構成を例示したものであ
る。以下、これらの図を参照し、従来技術を説明する。
【0003】まず図16を参照し、第1の従来装置を説
明する。この記録ヘッド800は、イオン発生部81
0、制御部820からなるイオン発生機構と潜像形成部
830から構成されている。イオン発生部810はイオ
ンを生成する部分で、コロナワイヤ811、シールド電
極812及びイオン発生用電源813から構成され、コ
ロナワイヤ811にはイオン発生用電源813の正極が
接続され、シールド電極812は接地されている。そし
て、コロナワイヤ811とシールド電極812に所定の
電位差が与えられると、その間の空気が電離してイオン
i〔例示した場合においては正(+)イオン〕が発生す
る。
明する。この記録ヘッド800は、イオン発生部81
0、制御部820からなるイオン発生機構と潜像形成部
830から構成されている。イオン発生部810はイオ
ンを生成する部分で、コロナワイヤ811、シールド電
極812及びイオン発生用電源813から構成され、コ
ロナワイヤ811にはイオン発生用電源813の正極が
接続され、シールド電極812は接地されている。そし
て、コロナワイヤ811とシールド電極812に所定の
電位差が与えられると、その間の空気が電離してイオン
i〔例示した場合においては正(+)イオン〕が発生す
る。
【0004】制御部820は上記イオン発生部810で
発生したイオンの移動を制御する部分で、制御電極とし
ての上部電極821及び下部電極822、上部電極用電
源823、切換スイッチ824から構成されている。そ
して上記上部電極821及び下部電極822にはイオン
の通路としての開口部825が設けられている。また上
記第2の電源823は正側電源823aと負側電源82
3bとから構成され、切換スイッチ824によりいずれ
か一方が選択されるようになっている。すなわち、上記
正側電源823aが選択された場合には、上記上部電極
821に正極、下部電極822に負極が接続され、上部
電極821から下部電極822に向かう電界E1(図中
矢印で示す)が生じる。この場合、上記イオン発生部8
10で発生した正イオンiはこの電界E1により開口部
825を通過し、上記潜像形成部830側に移動するこ
とができる。一方、上記負側電極823bが選択された
場合には、上記電界E1とは逆方向の下部電極822か
ら上部電極821に向かう電界(図示せず)が生じる。
この場合、発生した正イオンはこの電界に遮られ、開口
部825を通過することができない。
発生したイオンの移動を制御する部分で、制御電極とし
ての上部電極821及び下部電極822、上部電極用電
源823、切換スイッチ824から構成されている。そ
して上記上部電極821及び下部電極822にはイオン
の通路としての開口部825が設けられている。また上
記第2の電源823は正側電源823aと負側電源82
3bとから構成され、切換スイッチ824によりいずれ
か一方が選択されるようになっている。すなわち、上記
正側電源823aが選択された場合には、上記上部電極
821に正極、下部電極822に負極が接続され、上部
電極821から下部電極822に向かう電界E1(図中
矢印で示す)が生じる。この場合、上記イオン発生部8
10で発生した正イオンiはこの電界E1により開口部
825を通過し、上記潜像形成部830側に移動するこ
とができる。一方、上記負側電極823bが選択された
場合には、上記電界E1とは逆方向の下部電極822か
ら上部電極821に向かう電界(図示せず)が生じる。
この場合、発生した正イオンはこの電界に遮られ、開口
部825を通過することができない。
【0005】潜像形成部830はイオンを媒体上に付着
させ静電潜像を形成する部分で、対向電極831、媒体
832及び下部電極用電源833から構成されている。
上記媒体832は例えば静電記録紙等の電荷受容媒体で
下部電極822と対向電極831の間に配置されてい
る。そして、この対向電極831と下部電極822の間
には下部電極用電源833により、下部電極822から
対向電極831に向かう電界E2が生じている。従っ
て、上記開口部825を通過した正イオンiは、この電
界E2により加速されて対向電極831に向けて移動
し、上記媒体832上に付着して静電潜像を形成する。
させ静電潜像を形成する部分で、対向電極831、媒体
832及び下部電極用電源833から構成されている。
上記媒体832は例えば静電記録紙等の電荷受容媒体で
下部電極822と対向電極831の間に配置されてい
る。そして、この対向電極831と下部電極822の間
には下部電極用電源833により、下部電極822から
対向電極831に向かう電界E2が生じている。従っ
て、上記開口部825を通過した正イオンiは、この電
界E2により加速されて対向電極831に向けて移動
し、上記媒体832上に付着して静電潜像を形成する。
【0006】次いで、図17及び18を参照し、第2の
従来装置について説明する。図17は装置全体の構成を
示す側面図、図18は制御部を示す要部拡大図である。
この記録ヘッド900もまた、イオン発生部910、制
御部920からなるイオン発生機構及び潜像形成部93
0から構成されている。イオン発生部910は、その内
部に円筒状のイオン室912が形成されたシールド部材
911と、上記イオン室912のほぼ中央部に配設され
たコロナワイヤ915と、このコロナワイヤ915に接
続されたイオン発生用電源916と、上記イオン室91
2の上方部に形成されたエア流入口913に対応して配
設されたエアノズル917と、上記イオン室912の下
方部に設けられたイオン出口914とから構成されてい
る。
従来装置について説明する。図17は装置全体の構成を
示す側面図、図18は制御部を示す要部拡大図である。
この記録ヘッド900もまた、イオン発生部910、制
御部920からなるイオン発生機構及び潜像形成部93
0から構成されている。イオン発生部910は、その内
部に円筒状のイオン室912が形成されたシールド部材
911と、上記イオン室912のほぼ中央部に配設され
たコロナワイヤ915と、このコロナワイヤ915に接
続されたイオン発生用電源916と、上記イオン室91
2の上方部に形成されたエア流入口913に対応して配
設されたエアノズル917と、上記イオン室912の下
方部に設けられたイオン出口914とから構成されてい
る。
【0007】制御部920は、制御電極923が取り付
けられた基板922と、この基板922と上記シールド
部材911との間に配設された絶縁層921と、制御電
極923に所定の電位を付与する制御電源924と、こ
の制御電源924と制御電極923との間に配設された
切換スイッチ925から構成されている。潜像形成部9
30は、対向電極用電源933により所定電位とされた
対向電極としてのドラム状電極931と、このドラム状
電極931の周面に形成された電荷受容媒体としての誘
電層932と、このドラム931を回転駆動する駆動機
構(図示せず)とから構成されている。この構成では、
上記シールド部材911とコロナワイヤ915の間に所
定の電位差が与えられており、正電位に帯電したイオン
iが発生する。この発生したイオンiは、上記エアノズ
ル917からの空気流(図中矢印にて示す)によってイ
オン出口914から送出される。そして、このイオンi
は制御電極923上を通過するが、このとき制御電極9
23が制御電源924により所定の電位となっている場
合には、この制御電極923とシールド部材911との
間に生じている電界E1によりイオンiは偏向され、シ
ールド部材911に吸収される(図18の状態)。一
方、この制御電極923が接地電位にある場合には、イ
オンiは制御電極923上を通過して外部に放出され
る。そして放出されたイオンiはドラム状電極931と
シールド部材911との間に生じた電界によって加速さ
れて誘電層932上に付着し静電潜像を形成する。
けられた基板922と、この基板922と上記シールド
部材911との間に配設された絶縁層921と、制御電
極923に所定の電位を付与する制御電源924と、こ
の制御電源924と制御電極923との間に配設された
切換スイッチ925から構成されている。潜像形成部9
30は、対向電極用電源933により所定電位とされた
対向電極としてのドラム状電極931と、このドラム状
電極931の周面に形成された電荷受容媒体としての誘
電層932と、このドラム931を回転駆動する駆動機
構(図示せず)とから構成されている。この構成では、
上記シールド部材911とコロナワイヤ915の間に所
定の電位差が与えられており、正電位に帯電したイオン
iが発生する。この発生したイオンiは、上記エアノズ
ル917からの空気流(図中矢印にて示す)によってイ
オン出口914から送出される。そして、このイオンi
は制御電極923上を通過するが、このとき制御電極9
23が制御電源924により所定の電位となっている場
合には、この制御電極923とシールド部材911との
間に生じている電界E1によりイオンiは偏向され、シ
ールド部材911に吸収される(図18の状態)。一
方、この制御電極923が接地電位にある場合には、イ
オンiは制御電極923上を通過して外部に放出され
る。そして放出されたイオンiはドラム状電極931と
シールド部材911との間に生じた電界によって加速さ
れて誘電層932上に付着し静電潜像を形成する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記第1及び第2の従
来装置は、いずれもコロナワイヤとシールド電極の間に
直流の高電位差を与えて空気を電離する方式のものであ
る。したがってこれらの方式では、発生したイオンはコ
ロナワイヤとシールド電極の形成する電界によって加速
されるので移動速度が極めて大きくなる。そしてこのイ
オンの移動を制御するためには強い電界が必要となる。
例えば第1の従来装置においては、開口部におけるイオ
ンの通過を制御する電界(電界E1)を大きくするため
に、上部電極と下部電極との間に印加する制御電圧を高
くしなければならないという問題点があった。また第2
の従来装置においては、イオンを空気流によって移動さ
せスリット部においてこのイオンを選択的に偏向させて
いる。この方式では、イオンを偏向させるだけの電界を
与えれば良いので制御電圧を低くすることができるが、
空気流を発生させるための機構が必要となり、装置が複
雑になってしまうといった問題点があった。さらに、以
上の従来装置においてはイオン発生部であるイオン室に
電極がむき出しに設けられてため、電離したイオンがコ
ロナワイヤや制御電極に衝突し、スパッタ劣化が生じや
すく材料の選択等について難しい問題があった。本発明
はこれらの問題点に対してなされたものであり、イオン
照射のための制御電圧を低くすることができ、かつ、構
成部品がスパッタ劣化等を起こさない簡単な構成を有す
るイオン照射装置を提供することを目的とする。
来装置は、いずれもコロナワイヤとシールド電極の間に
直流の高電位差を与えて空気を電離する方式のものであ
る。したがってこれらの方式では、発生したイオンはコ
ロナワイヤとシールド電極の形成する電界によって加速
されるので移動速度が極めて大きくなる。そしてこのイ
オンの移動を制御するためには強い電界が必要となる。
例えば第1の従来装置においては、開口部におけるイオ
ンの通過を制御する電界(電界E1)を大きくするため
に、上部電極と下部電極との間に印加する制御電圧を高
くしなければならないという問題点があった。また第2
の従来装置においては、イオンを空気流によって移動さ
せスリット部においてこのイオンを選択的に偏向させて
いる。この方式では、イオンを偏向させるだけの電界を
与えれば良いので制御電圧を低くすることができるが、
空気流を発生させるための機構が必要となり、装置が複
雑になってしまうといった問題点があった。さらに、以
上の従来装置においてはイオン発生部であるイオン室に
電極がむき出しに設けられてため、電離したイオンがコ
ロナワイヤや制御電極に衝突し、スパッタ劣化が生じや
すく材料の選択等について難しい問題があった。本発明
はこれらの問題点に対してなされたものであり、イオン
照射のための制御電圧を低くすることができ、かつ、構
成部品がスパッタ劣化等を起こさない簡単な構成を有す
るイオン照射装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このためこの発明では、
電気的に絶縁された閉空間として構成されたイオン室及
びこのイオン室にイオンを発生させるための誘電層に覆
われた放電電極を備えたイオン発生部と、上記イオン室
と外部とを連通する開口部と、この開口部に配設された
制御電極と、電界発生手段としての対向電極とを有し、
上記放電電極に交流電圧を印加することにより上記イオ
ン室内にイオンを発生させ、この発生したイオンを上記
制御電極により形成される電界により取り出し、さらに
この取り出したイオンを対向電極の発生した電界により
対象物に照射するようにしたイオン照射装置を構成し
た。
電気的に絶縁された閉空間として構成されたイオン室及
びこのイオン室にイオンを発生させるための誘電層に覆
われた放電電極を備えたイオン発生部と、上記イオン室
と外部とを連通する開口部と、この開口部に配設された
制御電極と、電界発生手段としての対向電極とを有し、
上記放電電極に交流電圧を印加することにより上記イオ
ン室内にイオンを発生させ、この発生したイオンを上記
制御電極により形成される電界により取り出し、さらに
この取り出したイオンを対向電極の発生した電界により
対象物に照射するようにしたイオン照射装置を構成し
た。
【0010】
【作用】放電電極に交流電圧を印加することによりイオ
ン室内に正負両極のイオンが発生する。イオン室を形成
する壁は電気的に絶縁された状態にあり、発生したイオ
ンを吸収する電極が露出していないのでこのイオン室内
に正負イオンが充満し、時間平均すると中和状態となる
と考えられる。そしてイオン室内全体が同電位となり、
その空間内に強い電界がないので、発生したイオンのイ
オン室内における運動量は相対的に小さく、開口部から
イオンを取り出すための制御電圧を小さくすることがで
きる。
ン室内に正負両極のイオンが発生する。イオン室を形成
する壁は電気的に絶縁された状態にあり、発生したイオ
ンを吸収する電極が露出していないのでこのイオン室内
に正負イオンが充満し、時間平均すると中和状態となる
と考えられる。そしてイオン室内全体が同電位となり、
その空間内に強い電界がないので、発生したイオンのイ
オン室内における運動量は相対的に小さく、開口部から
イオンを取り出すための制御電圧を小さくすることがで
きる。
【0011】
【実施例】図1及び図2は本発明の第1の実施例装置で
あり、イオン照射装置としての記録ヘッドを示してい
る。図1は本発明に係わるイオン発生機構の分解斜視
図、図2は図1のイオン発生機構を用いた記録ヘッドの
断面図である。この第1実施例装置は、イオンを生成す
るイオン発生部100、生成したイオンを外部に放出す
る制御を行う制御部200及び外部に放出されたイオン
を媒体Mに向けて移動させる対向電極部300から構成
されている。
あり、イオン照射装置としての記録ヘッドを示してい
る。図1は本発明に係わるイオン発生機構の分解斜視
図、図2は図1のイオン発生機構を用いた記録ヘッドの
断面図である。この第1実施例装置は、イオンを生成す
るイオン発生部100、生成したイオンを外部に放出す
る制御を行う制御部200及び外部に放出されたイオン
を媒体Mに向けて移動させる対向電極部300から構成
されている。
【0012】イオン発生部100は、平板状のセラミッ
ク基板110と、ガラス基板120と、このガラス基板
120によって形成されるイオン室130と、イオン発
生用電源部140とから構成されている。セラミック基
板110の表面には、その長手方向に形成された第1の
放電電極111及びこの第1の放電電極111に所定間
隔で隣接して第2の放電電極113が形成されている。
そして第1の放電電極111の端部には第1の接点11
2が、また第2の放電電極113の端部には第2の接点
114が形成されている。これらの電極及び接点は金な
どの導電性を有する材料が用いられており、印刷あるい
は蒸着等により形成されている。なお、この場合第1の
放電電極111と第2の放電電極113の間隔は、イオ
ンが効率良く発生し得る間隔、例えば数100ミクロン
程度に調整されている。そして上記セラミック基板11
0の表面には第1の放電電極111及び第2の放電電極
113を覆う誘電層としてのガラス層115が形成され
ている。
ク基板110と、ガラス基板120と、このガラス基板
120によって形成されるイオン室130と、イオン発
生用電源部140とから構成されている。セラミック基
板110の表面には、その長手方向に形成された第1の
放電電極111及びこの第1の放電電極111に所定間
隔で隣接して第2の放電電極113が形成されている。
そして第1の放電電極111の端部には第1の接点11
2が、また第2の放電電極113の端部には第2の接点
114が形成されている。これらの電極及び接点は金な
どの導電性を有する材料が用いられており、印刷あるい
は蒸着等により形成されている。なお、この場合第1の
放電電極111と第2の放電電極113の間隔は、イオ
ンが効率良く発生し得る間隔、例えば数100ミクロン
程度に調整されている。そして上記セラミック基板11
0の表面には第1の放電電極111及び第2の放電電極
113を覆う誘電層としてのガラス層115が形成され
ている。
【0013】ガラス基板120はセラミック基板110
上にイオン室130を形成するもので、その断面が鍵括
弧状である柱状部材で形成された左側ガラス基板121
と右側ガラス基板122とを開口部131を形成するよ
う所定間隔をおいて対向配置している。そして、これら
左側及び右側ガラス基板121及び122により形成さ
れるイオン室130の両端の開口部を絶縁材料からなる
側板125により塞ぎ、ほぼ閉ざされた空間を形成して
いる。イオン発生用電源部140はガラス層115に埋
め込まれた第1の放電電極111及び第2の放電電極1
13間に所定の電位差を与えるもので、第1の放電電極
111は交流発振部141に接続され、第2の放電電極
113は接地に接続されている。すなわち、第2の放電
電極113の接地電位に対して第1の放電電極111の
電位が正負に変化する構成となっている。
上にイオン室130を形成するもので、その断面が鍵括
弧状である柱状部材で形成された左側ガラス基板121
と右側ガラス基板122とを開口部131を形成するよ
う所定間隔をおいて対向配置している。そして、これら
左側及び右側ガラス基板121及び122により形成さ
れるイオン室130の両端の開口部を絶縁材料からなる
側板125により塞ぎ、ほぼ閉ざされた空間を形成して
いる。イオン発生用電源部140はガラス層115に埋
め込まれた第1の放電電極111及び第2の放電電極1
13間に所定の電位差を与えるもので、第1の放電電極
111は交流発振部141に接続され、第2の放電電極
113は接地に接続されている。すなわち、第2の放電
電極113の接地電位に対して第1の放電電極111の
電位が正負に変化する構成となっている。
【0014】制御部200は、制御電極210と制御電
源部220から構成されている。制御電極210は上記
左側及び右側ガラス基板121、122の表面に配設さ
れた電極で、それぞれ左側個別電極群211、右側個別
電極群212として構成されている。この実施例装置で
は、これらの電極群は記録されるべきドット径に対応し
た幅の短冊状に形成されている。そして、左側個別電極
群211に属する各個別電極と右側個別電極群212に
属する各個別電極とは開口部131を挟んでそれぞれ対
向するよう配設され、互いに対をなしている。制御電源
部220は、制御電極210を所定の電位に制御する部
分で、直流の制御電源221とスイッチ222とから構
成されている。そしてこのスイッチ222は各個別電極
対毎に対応して設けられており、上記電極対毎に電位を
設定する。
源部220から構成されている。制御電極210は上記
左側及び右側ガラス基板121、122の表面に配設さ
れた電極で、それぞれ左側個別電極群211、右側個別
電極群212として構成されている。この実施例装置で
は、これらの電極群は記録されるべきドット径に対応し
た幅の短冊状に形成されている。そして、左側個別電極
群211に属する各個別電極と右側個別電極群212に
属する各個別電極とは開口部131を挟んでそれぞれ対
向するよう配設され、互いに対をなしている。制御電源
部220は、制御電極210を所定の電位に制御する部
分で、直流の制御電源221とスイッチ222とから構
成されている。そしてこのスイッチ222は各個別電極
対毎に対応して設けられており、上記電極対毎に電位を
設定する。
【0015】対向電極部300は、対向電極310と、
対向電極用電源部320とから構成されている。対向電
極310は導電性を有する部材により構成され、イオン
照射装置の開口部131に対向して配設されている。対
向電極用電源部320は対向電極310を所定の電位に
設定する部分で、その電圧が可変とされた直流の対向電
極電源321aを有している。
対向電極用電源部320とから構成されている。対向電
極310は導電性を有する部材により構成され、イオン
照射装置の開口部131に対向して配設されている。対
向電極用電源部320は対向電極310を所定の電位に
設定する部分で、その電圧が可変とされた直流の対向電
極電源321aを有している。
【0016】以上の構成を有した実施例装置の動作につ
いて説明する。まず、イオン発生部100の交流発振部
141を動作させ、第1の放電電極111に交流の高電
圧を印加する。これによりこれらの放電電極近傍部にお
いて空気が電離し、正イオンと負イオンの両極のイオン
がイオン室130内に発生する。発生したイオンは再結
合及び電離を繰り返しながらイオン室130内にたま
る。このとき、このイオン室130内は電気的に絶縁さ
れた閉空間であるので、イオンはこれらの放電電極11
1及び113に吸収されることや外部に漏れ出ることな
く、このイオン室130に充満、あるいはイオン室13
0の壁部に付着するものと考えられる。このとき、イオ
ン室130内の各正負イオンは互いにクーロン力を及ぼ
し合うので、その運動量は小さなものとなると考えられ
る。このようにしてイオン室130内に満たされたイオ
ンを取り出す場合には、制御電極210(左側個別電極
群211及び右側個別電極群212)に制御電源221
を接続し、この制御電極210の電位を所定の電位とす
る。これにより上記開口部131において、その内部
(イオン室130側)と外部(制御電極210側)に電
位差が与えられ開口部131に電界が生じる。そしてイ
オン室130内のイオンは、この電界によって外部に放
出される。例示した場合においては制御電極210に負
電圧が印加されており、これにより正イオンが外部に放
出される。放出されたイオンは、対向電極310が発生
する電界によりこの対向電極310に向けて移動する。
このとき放出されたイオンは、上記対向電極310が発
生する電界すなわち対向電極310の電位に応じた力を
受ける。そして、移動してきたイオンは媒体M上に付着
して静電潜像を形成する。なお上述したように、制御電
極210は記録すべきドットに対応した複数対の個別電
極対から構成され、各個別電極対に対応してそれぞれ設
けられたスイッチ222によりその電位を個別に設定で
きる構成となっている。従って画像信号に応じてこのス
イッチ222を制御することにより任意の静電潜像を形
成することができる。
いて説明する。まず、イオン発生部100の交流発振部
141を動作させ、第1の放電電極111に交流の高電
圧を印加する。これによりこれらの放電電極近傍部にお
いて空気が電離し、正イオンと負イオンの両極のイオン
がイオン室130内に発生する。発生したイオンは再結
合及び電離を繰り返しながらイオン室130内にたま
る。このとき、このイオン室130内は電気的に絶縁さ
れた閉空間であるので、イオンはこれらの放電電極11
1及び113に吸収されることや外部に漏れ出ることな
く、このイオン室130に充満、あるいはイオン室13
0の壁部に付着するものと考えられる。このとき、イオ
ン室130内の各正負イオンは互いにクーロン力を及ぼ
し合うので、その運動量は小さなものとなると考えられ
る。このようにしてイオン室130内に満たされたイオ
ンを取り出す場合には、制御電極210(左側個別電極
群211及び右側個別電極群212)に制御電源221
を接続し、この制御電極210の電位を所定の電位とす
る。これにより上記開口部131において、その内部
(イオン室130側)と外部(制御電極210側)に電
位差が与えられ開口部131に電界が生じる。そしてイ
オン室130内のイオンは、この電界によって外部に放
出される。例示した場合においては制御電極210に負
電圧が印加されており、これにより正イオンが外部に放
出される。放出されたイオンは、対向電極310が発生
する電界によりこの対向電極310に向けて移動する。
このとき放出されたイオンは、上記対向電極310が発
生する電界すなわち対向電極310の電位に応じた力を
受ける。そして、移動してきたイオンは媒体M上に付着
して静電潜像を形成する。なお上述したように、制御電
極210は記録すべきドットに対応した複数対の個別電
極対から構成され、各個別電極対に対応してそれぞれ設
けられたスイッチ222によりその電位を個別に設定で
きる構成となっている。従って画像信号に応じてこのス
イッチ222を制御することにより任意の静電潜像を形
成することができる。
【0017】次に、図5を参照してこの第1実施例装置
におけるイオンの取り出し量と制御電極の関係について
説明する。図において縦軸はイオン発生機構から取り出
されるイオン量Iを示し、横軸は制御電極210の電位
Vcを示している。そして点線は対向電極310の電位
が低すぎる状態(未調整の状態)を示しており、実線は
対向電極310の電位が最適な電位に調整された状態を
示している。ここでは、点線が対向電極用電源321a
がない状態すなわち対向電極310が接地された状態を
示し、実線が対向電極用電源321aにより対向電極3
10を最適な電位とした状態を示している。図中点線に
て示す、対向電極310の電位が未調整の状態での正イ
オンの取り出し量は、制御電極210の電位を高電位か
ら段階的に低電位に変化させた場合において、最初は緩
やかに増加し、ある時点(図中電位0付近)から急激に
増加する。この場合、制御電位が0以上にて取り出され
る少量のイオンも潜像形成に十分なイオン量であるの
で、イオンの取り出しを制御するために必要な電位差は
符号Vc2で示すように比較的大きいものとなる。そし
て、対向電極用電源321aを作用させ対向電極310
の電位を最適な状態に調整(この場合は正側の電位を与
えている。)することにより、イオン取り出し量は、図
中実線にて示すように、ある電位から急激に増加する特
性になる。これにより、イオンの取り出しを制御するた
めに必要な電位差は符号Vc1にて示すように比較的小
さいものとなる。このように、この第1実施例装置にお
いては、制御電極210の電位を制御することによりイ
オン室130内に発生したイオンを取り出して対象物に
照射することができ、そして対向電極310の電位を最
適値に調整することにより制御電極210の制御電圧す
なわち電位差を低くすることができる。
におけるイオンの取り出し量と制御電極の関係について
説明する。図において縦軸はイオン発生機構から取り出
されるイオン量Iを示し、横軸は制御電極210の電位
Vcを示している。そして点線は対向電極310の電位
が低すぎる状態(未調整の状態)を示しており、実線は
対向電極310の電位が最適な電位に調整された状態を
示している。ここでは、点線が対向電極用電源321a
がない状態すなわち対向電極310が接地された状態を
示し、実線が対向電極用電源321aにより対向電極3
10を最適な電位とした状態を示している。図中点線に
て示す、対向電極310の電位が未調整の状態での正イ
オンの取り出し量は、制御電極210の電位を高電位か
ら段階的に低電位に変化させた場合において、最初は緩
やかに増加し、ある時点(図中電位0付近)から急激に
増加する。この場合、制御電位が0以上にて取り出され
る少量のイオンも潜像形成に十分なイオン量であるの
で、イオンの取り出しを制御するために必要な電位差は
符号Vc2で示すように比較的大きいものとなる。そし
て、対向電極用電源321aを作用させ対向電極310
の電位を最適な状態に調整(この場合は正側の電位を与
えている。)することにより、イオン取り出し量は、図
中実線にて示すように、ある電位から急激に増加する特
性になる。これにより、イオンの取り出しを制御するた
めに必要な電位差は符号Vc1にて示すように比較的小
さいものとなる。このように、この第1実施例装置にお
いては、制御電極210の電位を制御することによりイ
オン室130内に発生したイオンを取り出して対象物に
照射することができ、そして対向電極310の電位を最
適値に調整することにより制御電極210の制御電圧す
なわち電位差を低くすることができる。
【0018】次に、図3及び図4を参照して第2の実施
例装置について説明する。図3はイオン発生機構の分解
斜視図、図4はこのイオン発生機構を用いた記録ヘッド
の構成を示す断面図である。これらの図において先に説
明したものと同一部には同一符号を以て示しその説明を
省略する。この第2実施例装置の第1実施例装置との相
違は次の点にある。 第1の放電電極及び第2の放電電極に関し、これら各
電極を櫛状に形成するとともにこれらの電極を交互に配
設した点。 第1の放電電極のみならず、第2の放電電極にも交流
電圧を印加する構成とし、第1の放電電極に印加する交
流電圧と第2の放電電極に印加する交流電圧の位相を1
80度シフトするようにした点。 対向電極に交流電源を接続し交流電圧を印加するよう
にした点。 イオン発生用電源にイオン室内の空間電位を調節する
ための直流バイアス電源を付設した点。 対向電極に付与される交流電圧に直流電源によりバイ
アス電源を印加する構成とした点。 制御電極に接続する電源に関し、その電圧極性を切換
可能とし、正イオンと負イオンをそれぞれ選択的に取り
出すことができるように構成した点。 開口部のイオン室側の面に、この開口部に隣接してフ
ロート電極を配設した点。
例装置について説明する。図3はイオン発生機構の分解
斜視図、図4はこのイオン発生機構を用いた記録ヘッド
の構成を示す断面図である。これらの図において先に説
明したものと同一部には同一符号を以て示しその説明を
省略する。この第2実施例装置の第1実施例装置との相
違は次の点にある。 第1の放電電極及び第2の放電電極に関し、これら各
電極を櫛状に形成するとともにこれらの電極を交互に配
設した点。 第1の放電電極のみならず、第2の放電電極にも交流
電圧を印加する構成とし、第1の放電電極に印加する交
流電圧と第2の放電電極に印加する交流電圧の位相を1
80度シフトするようにした点。 対向電極に交流電源を接続し交流電圧を印加するよう
にした点。 イオン発生用電源にイオン室内の空間電位を調節する
ための直流バイアス電源を付設した点。 対向電極に付与される交流電圧に直流電源によりバイ
アス電源を印加する構成とした点。 制御電極に接続する電源に関し、その電圧極性を切換
可能とし、正イオンと負イオンをそれぞれ選択的に取り
出すことができるように構成した点。 開口部のイオン室側の面に、この開口部に隣接してフ
ロート電極を配設した点。
【0019】第1の相違点(上記)について 第1の放電電極111及び第2の放電電極113は、櫛
状(図では2本)に形成され、そしてその櫛部が図4に
示すように、左から第1の放電電極111、第2の放電
電極113、第1の放電電極111、第2の放電電極1
13の順で交互に配置されている。このように構成する
ことで、放電を効率良く起こさせることができる。
状(図では2本)に形成され、そしてその櫛部が図4に
示すように、左から第1の放電電極111、第2の放電
電極113、第1の放電電極111、第2の放電電極1
13の順で交互に配置されている。このように構成する
ことで、放電を効率良く起こさせることができる。
【0020】第2の相違点(上記)について 第1の放電電極111および第2の放電電極113には
イオン発生用の電源部140が接続されている。このイ
オン発生用電源部140は、交流発振部141と、この
発振部141に接続された1次側コイル142と、この
1次側コイルに関連して配置されたセンタータップ方式
の2次側コイル143を有している。この2次側コイル
143の一方の端子は接点112を介して上記第1の放
電電極111に接続され、他方の端子は接点114を介
して上記第2の放電電極113に接続されている。この
ように構成することにより、第1の放電電極111と第
2の放電電極113には180度位相がシフトした交流
電圧すなわち逆位相の交流電圧が付与される。これによ
り、これらの放電電極間の放電の向き(電界の向き)が
交互に変化するので、イオン室内の空間電位の偏りを抑
え安定させることができる。
イオン発生用の電源部140が接続されている。このイ
オン発生用電源部140は、交流発振部141と、この
発振部141に接続された1次側コイル142と、この
1次側コイルに関連して配置されたセンタータップ方式
の2次側コイル143を有している。この2次側コイル
143の一方の端子は接点112を介して上記第1の放
電電極111に接続され、他方の端子は接点114を介
して上記第2の放電電極113に接続されている。この
ように構成することにより、第1の放電電極111と第
2の放電電極113には180度位相がシフトした交流
電圧すなわち逆位相の交流電圧が付与される。これによ
り、これらの放電電極間の放電の向き(電界の向き)が
交互に変化するので、イオン室内の空間電位の偏りを抑
え安定させることができる。
【0021】第3の相違点(上記)について 対向電極部300の対向電極310に交流電源322を
接続した。図8はこの構成の作用を説明する図で、対向
電極310に所定の交流電圧を付与した状態でのイオン
室130の開口部131から取り出されるイオン量I
と、制御電極210の1つの個別電極対に付与される電
位Vcとの関係をある一定の放電時間について示した図
である。図において、符号Aは正イオンの取り出し量を
示す曲線、符号Bは負イオンの取り出し量を示す曲線で
ある。制御電極210の1つの個別電極対に付与する電
圧を例えば+10Vに設定したとすると、所定時間にお
いて正イオンがA10、負イオンがB10だけ取り出さ
れる。これにより正味(A10−B10)分の電荷が記
録媒体上に残ることを示している。同図から理解される
ように、取り出されるイオンの総量(A−B)は制御電
圧が零電位の時0となり、そして制御電圧が正領域の時
に負イオンが、制御電圧が負領域の時に正イオンが有効
なイオンとして取り出され、その傾きも急激に変化して
いる。このことは、制御の基準電位を0Vに設定できる
ことすなわち0Vと所定電圧の間でスイッチングを行う
ことができること、そして小さな制御電圧で大きなイオ
ン量の変化が得られることを意味している。従ってこの
構成により、個別電極の制御電圧を容易に且つさらに低
いものとすることができる。
接続した。図8はこの構成の作用を説明する図で、対向
電極310に所定の交流電圧を付与した状態でのイオン
室130の開口部131から取り出されるイオン量I
と、制御電極210の1つの個別電極対に付与される電
位Vcとの関係をある一定の放電時間について示した図
である。図において、符号Aは正イオンの取り出し量を
示す曲線、符号Bは負イオンの取り出し量を示す曲線で
ある。制御電極210の1つの個別電極対に付与する電
圧を例えば+10Vに設定したとすると、所定時間にお
いて正イオンがA10、負イオンがB10だけ取り出さ
れる。これにより正味(A10−B10)分の電荷が記
録媒体上に残ることを示している。同図から理解される
ように、取り出されるイオンの総量(A−B)は制御電
圧が零電位の時0となり、そして制御電圧が正領域の時
に負イオンが、制御電圧が負領域の時に正イオンが有効
なイオンとして取り出され、その傾きも急激に変化して
いる。このことは、制御の基準電位を0Vに設定できる
ことすなわち0Vと所定電圧の間でスイッチングを行う
ことができること、そして小さな制御電圧で大きなイオ
ン量の変化が得られることを意味している。従ってこの
構成により、個別電極の制御電圧を容易に且つさらに低
いものとすることができる。
【0022】第4の相違点(上記)について イオン発生用の電源部140の2次側コイル143の中
央部に直流バイアス電源144を接続した。これによ
り、第1の放電電極111、第2の放電電極113に
は、図6に示すように直流バイアス電源144によって
規定されるバイアス電圧Vsbを基準としその位相が互
いに180度シフトした電圧Vs1(第1の放電電極1
11)、Vs2(第2の放電電極113)がそれぞれ印
加される。これは、図8の各イオン取り出し曲線A,B
(実線)をA’,B’(破線)へと水平方向にシフトす
る作用をなす。これにより、イオン室130内の状態が
温度,湿度等の周囲環境により変化した場合、直流バイ
アス電源144の電圧を可変させることでこの変化を打
ち消し、上記制御電極210に付与すべき電圧(電位)
を常に一定にする。これにより、記録に関わるスイッチ
ング制御を容易にすることができる。
央部に直流バイアス電源144を接続した。これによ
り、第1の放電電極111、第2の放電電極113に
は、図6に示すように直流バイアス電源144によって
規定されるバイアス電圧Vsbを基準としその位相が互
いに180度シフトした電圧Vs1(第1の放電電極1
11)、Vs2(第2の放電電極113)がそれぞれ印
加される。これは、図8の各イオン取り出し曲線A,B
(実線)をA’,B’(破線)へと水平方向にシフトす
る作用をなす。これにより、イオン室130内の状態が
温度,湿度等の周囲環境により変化した場合、直流バイ
アス電源144の電圧を可変させることでこの変化を打
ち消し、上記制御電極210に付与すべき電圧(電位)
を常に一定にする。これにより、記録に関わるスイッチ
ング制御を容易にすることができる。
【0023】第5の相違点(上記)について 対向電極310に直流電源321bによりバイアス電圧
を付与した。この構成において対向電極310に印加さ
れる電圧は、図7に示すようにバイアス電圧Vbbを基
準とした交流電圧となる。これは、図9に示すように各
イオン取り出し曲線A,B(実線)をA’’,B’’
(一点鎖線)へと垂直方向にシフトする作用をなす。す
なわち、図7に示すように、直流電源321bにより正
の電圧がバイアスとして対向電極310に付与されたと
すると、負イオン取り出し曲線Aは増加する方向に、正
イオン取り出し曲線Bは減少する方向(いずれも下方
向)にそれぞれシフトする。これにより、イオン室13
0の開口部131のイオン取出量を調整することができ
る。なお、この対向電極310にバイアス電圧Vbbを
付与することも、先に説明した放電電極111、113
にバイアス電圧Vsbを付与することも、いずれも図8
及び図9に示したイオン取り出し量Iを調整するための
ものである。この実施例装置では2つ設けたが、いずれ
か1つでも調整が可能である。特に、対向電極310に
バイアス電圧を付与することは、特定のイオンを実質的
に増減するもので、記録ヘッドに用いた場合には濃度調
整を容易に行える利点がある。
を付与した。この構成において対向電極310に印加さ
れる電圧は、図7に示すようにバイアス電圧Vbbを基
準とした交流電圧となる。これは、図9に示すように各
イオン取り出し曲線A,B(実線)をA’’,B’’
(一点鎖線)へと垂直方向にシフトする作用をなす。す
なわち、図7に示すように、直流電源321bにより正
の電圧がバイアスとして対向電極310に付与されたと
すると、負イオン取り出し曲線Aは増加する方向に、正
イオン取り出し曲線Bは減少する方向(いずれも下方
向)にそれぞれシフトする。これにより、イオン室13
0の開口部131のイオン取出量を調整することができ
る。なお、この対向電極310にバイアス電圧Vbbを
付与することも、先に説明した放電電極111、113
にバイアス電圧Vsbを付与することも、いずれも図8
及び図9に示したイオン取り出し量Iを調整するための
ものである。この実施例装置では2つ設けたが、いずれ
か1つでも調整が可能である。特に、対向電極310に
バイアス電圧を付与することは、特定のイオンを実質的
に増減するもので、記録ヘッドに用いた場合には濃度調
整を容易に行える利点がある。
【0024】第6の相違点(上記)について 制御電極210に電圧を付与する制御電源部220は、
正側電源221、負側電源223及び切換スイッチ22
2を有し、制御電極210に印加する制御電圧の極正を
切換可能に構成している。これにより図8及び図9に示
す正側領域または負側領域を選択することができ、イオ
ン室130から正イオン、負イオンを選択的に取り出す
ことができる。
正側電源221、負側電源223及び切換スイッチ22
2を有し、制御電極210に印加する制御電圧の極正を
切換可能に構成している。これにより図8及び図9に示
す正側領域または負側領域を選択することができ、イオ
ン室130から正イオン、負イオンを選択的に取り出す
ことができる。
【0025】第7の相違点(上記)について この第2実施例装置においては、イオン室130の制御
電極210に対向する内壁にフロート電極132を設け
た。このフロート電極132は導電性を有する金属膜で
構成されてはいるが、電気的には他の導体に接続されず
電気的に浮いた状態になっている。このフロート電極1
32は開口部131付近の電位を均一にするもので、イ
オン室130の開口部131付近の不均一な帯電を防ぐ
ために設けている。このフロート電極132の作用を図
10及び図11を参照して説明する。これらの図は、対
向電極310に交流電圧を印加した状態において、制御
電極210の電位を零電位(a点)から段階的に上昇さ
せ正電位(b点)とした後に段階的に下降させて負電位
(c点)とし、再び正電位(d点)まで上昇させた場合
のイオン取り出し量Iと制御電極210の電位の関係を
示している。なお両図において、縦軸の上側にいけばい
くほど正イオンの取り出し量が増加し、下側にいけばい
くほど負イオンの取り出し量が増加することを意味して
いる。そして図11は、フロート電極132を設けた場
合の図、図10はフロート電極132が無い場合の図で
ある。
電極210に対向する内壁にフロート電極132を設け
た。このフロート電極132は導電性を有する金属膜で
構成されてはいるが、電気的には他の導体に接続されず
電気的に浮いた状態になっている。このフロート電極1
32は開口部131付近の電位を均一にするもので、イ
オン室130の開口部131付近の不均一な帯電を防ぐ
ために設けている。このフロート電極132の作用を図
10及び図11を参照して説明する。これらの図は、対
向電極310に交流電圧を印加した状態において、制御
電極210の電位を零電位(a点)から段階的に上昇さ
せ正電位(b点)とした後に段階的に下降させて負電位
(c点)とし、再び正電位(d点)まで上昇させた場合
のイオン取り出し量Iと制御電極210の電位の関係を
示している。なお両図において、縦軸の上側にいけばい
くほど正イオンの取り出し量が増加し、下側にいけばい
くほど負イオンの取り出し量が増加することを意味して
いる。そして図11は、フロート電極132を設けた場
合の図、図10はフロート電極132が無い場合の図で
ある。
【0026】実験によれば、フロート電極132が無い
場合には、イオン取り出し量Iは図10に示すようなヒ
ステリシス特性を示す。すなわち、制御電極210の電
位を高めた後に低くすると、制御電極の電位に対する負
イオンの取り出し量は相対的に少なく、正イオンの取り
出し量は相対的に多くなる。一方、制御電極210の電
位を低くした後に高めると、制御電極の電位に対する負
イオンの発生量は相対的に多く、正イオンの発生量は相
対的に少なくなってしまい同じ経路を通らない。これ
は、イオン室130の開口部131付近が帯電したため
と考えられる。一方、このフロート電極132を設けた
場合には、図11に示すように、イオン取り出し量Iは
同一の経路をとる。これは、このフロート電極132の
電位がその全域に渡って等しいので、イオン室130内
の開口部131付近の帯電が一様且つ安定化されるため
と考えられる。
場合には、イオン取り出し量Iは図10に示すようなヒ
ステリシス特性を示す。すなわち、制御電極210の電
位を高めた後に低くすると、制御電極の電位に対する負
イオンの取り出し量は相対的に少なく、正イオンの取り
出し量は相対的に多くなる。一方、制御電極210の電
位を低くした後に高めると、制御電極の電位に対する負
イオンの発生量は相対的に多く、正イオンの発生量は相
対的に少なくなってしまい同じ経路を通らない。これ
は、イオン室130の開口部131付近が帯電したため
と考えられる。一方、このフロート電極132を設けた
場合には、図11に示すように、イオン取り出し量Iは
同一の経路をとる。これは、このフロート電極132の
電位がその全域に渡って等しいので、イオン室130内
の開口部131付近の帯電が一様且つ安定化されるため
と考えられる。
【0027】なお図12に示すように、フロート電極1
32は開口部131の壁部まで延設してもよい。この場
合、このフロート電極132と制御電極210の間隔p
は制御電極210に電圧を印加した際に放電が発生しな
い程度の距離とされる。このように構成することによ
り、均一電位の領域を増やすことができ、イオンの取り
出しをより安定させることができる。本実施例における
上記フロート電極132にはクロム膜が用いられている
が、導電性を有するものであればこれに限らない。但
し、イオン発生に伴ってオゾンが発生するので、このオ
ゾンによって酸化されにくい物質が望ましい。また、イ
オン室内におけるイオンの運動量は上述した理由により
小さいものとなっているので、このフロート電極132
に対するスパッタ劣化は生じない。
32は開口部131の壁部まで延設してもよい。この場
合、このフロート電極132と制御電極210の間隔p
は制御電極210に電圧を印加した際に放電が発生しな
い程度の距離とされる。このように構成することによ
り、均一電位の領域を増やすことができ、イオンの取り
出しをより安定させることができる。本実施例における
上記フロート電極132にはクロム膜が用いられている
が、導電性を有するものであればこれに限らない。但
し、イオン発生に伴ってオゾンが発生するので、このオ
ゾンによって酸化されにくい物質が望ましい。また、イ
オン室内におけるイオンの運動量は上述した理由により
小さいものとなっているので、このフロート電極132
に対するスパッタ劣化は生じない。
【0028】なお、以上説明した第1及び第2実施例装
置において、制御電極210は左側個別電極211と右
側個別電極212とから構成されているが、これを図1
3に示すように右側個別電極211と、直流電源214
によって所定電位に調整された帯状の共通電極213と
から構成するように構成してもよい。このように構成す
ることにより、制御電極210の電位を制御するドライ
バ回路を左側個別電極211側にのみ設ければよく、構
成を簡素化することができる。また以上の実施例装置に
おいては、開口部131をスリット状に構成したが、こ
れを図14に示すように孔133とこの孔133に対応
した個別電極215及びフロート電極134から構成し
てもよい。さらにイオン室130を構成するガラス基板
120に関しては、平面を平滑にし易いこと、加工が容
易であることからガラス部材あるいはセラミック基板上
にガラスコーティングした部材を例示したが、これに限
らずプラスチック等、他の絶縁性材料も使用可能であ
る。
置において、制御電極210は左側個別電極211と右
側個別電極212とから構成されているが、これを図1
3に示すように右側個別電極211と、直流電源214
によって所定電位に調整された帯状の共通電極213と
から構成するように構成してもよい。このように構成す
ることにより、制御電極210の電位を制御するドライ
バ回路を左側個別電極211側にのみ設ければよく、構
成を簡素化することができる。また以上の実施例装置に
おいては、開口部131をスリット状に構成したが、こ
れを図14に示すように孔133とこの孔133に対応
した個別電極215及びフロート電極134から構成し
てもよい。さらにイオン室130を構成するガラス基板
120に関しては、平面を平滑にし易いこと、加工が容
易であることからガラス部材あるいはセラミック基板上
にガラスコーティングした部材を例示したが、これに限
らずプラスチック等、他の絶縁性材料も使用可能であ
る。
【0029】次に図15を参照し、本発明の第3実施例
装置について説明する。この第3実施例装置は、本発明
のイオン照射装置を用いた除電器について示している。
この除電器はICの製造工程等で使用されるもので、帯
電したウェハやIC等を除電する装置のことで、イオン
発生部100と搬送部400とから構成されている。イ
オン発生部100は、基本的に第2実施例装置のものと
同等であり、一対の放電電極111、113及びガラス
層115が配設されたセラミック基板110と、イオン
室130を構成するガラス基板120と、交流発振部1
41、一次側コイル142及び二次側コイル143から
なるイオン発生用の電源部140とから構成され、さら
にスリット状の開口部131に隣接して制御電極210
が配設されるとともに、この制御電極210に電圧を印
加する交流電源224が配設されている。このイオン発
生部100に関し先の第2実施例装置と大きく異なって
いる点は、制御電極210を一対の個別電極構成とはせ
ず一対の共通電極構成とした点、すなわち開口部131
の電位を一括して変化させるようにした点である。搬送
部400は、帯電した部材を搬送するベルト410と、
ウェハやIC等の被除電体421〜423とを有してい
る。この第3実施例装置においては、これらの被除電体
421〜423が対向電極に相当するものである。
装置について説明する。この第3実施例装置は、本発明
のイオン照射装置を用いた除電器について示している。
この除電器はICの製造工程等で使用されるもので、帯
電したウェハやIC等を除電する装置のことで、イオン
発生部100と搬送部400とから構成されている。イ
オン発生部100は、基本的に第2実施例装置のものと
同等であり、一対の放電電極111、113及びガラス
層115が配設されたセラミック基板110と、イオン
室130を構成するガラス基板120と、交流発振部1
41、一次側コイル142及び二次側コイル143から
なるイオン発生用の電源部140とから構成され、さら
にスリット状の開口部131に隣接して制御電極210
が配設されるとともに、この制御電極210に電圧を印
加する交流電源224が配設されている。このイオン発
生部100に関し先の第2実施例装置と大きく異なって
いる点は、制御電極210を一対の個別電極構成とはせ
ず一対の共通電極構成とした点、すなわち開口部131
の電位を一括して変化させるようにした点である。搬送
部400は、帯電した部材を搬送するベルト410と、
ウェハやIC等の被除電体421〜423とを有してい
る。この第3実施例装置においては、これらの被除電体
421〜423が対向電極に相当するものである。
【0030】このように構成された除電器の動作につい
て説明する。まず第1の放電電極111及び第2の放電
電極113に所定の交流電圧を印加しイオンを発生さ
せ、このイオンをイオン室130内に充満させる。同時
に制御電極210に交流電圧を印加し、開口部131付
近に外方からイオン室130へ向かう方向の電界E3と
この電界E3と反対方向の電界E4を交互に発生させ
る。これにより、電界E3が生じている時には負イオン
が、電界E4が生じているときには正イオンが開口部1
31から放出される。従って、例えば正(+)電位に帯
電した被除電体421がこのイオン発生部100(開口
部131)の下方に位置付けられた時には、上記開口部
131からの負イオンがこの被除電体421の帯電特性
によって生じた電界によってこの被除電体421に向け
て移動する。そしてこの負イオンは被除電体に付着する
ことにより中和されその電位を零にする。また負(−)
電位に帯電した被除電体422の場合は正イオンが移動
することにより被除電体422の電位を零にする。
て説明する。まず第1の放電電極111及び第2の放電
電極113に所定の交流電圧を印加しイオンを発生さ
せ、このイオンをイオン室130内に充満させる。同時
に制御電極210に交流電圧を印加し、開口部131付
近に外方からイオン室130へ向かう方向の電界E3と
この電界E3と反対方向の電界E4を交互に発生させ
る。これにより、電界E3が生じている時には負イオン
が、電界E4が生じているときには正イオンが開口部1
31から放出される。従って、例えば正(+)電位に帯
電した被除電体421がこのイオン発生部100(開口
部131)の下方に位置付けられた時には、上記開口部
131からの負イオンがこの被除電体421の帯電特性
によって生じた電界によってこの被除電体421に向け
て移動する。そしてこの負イオンは被除電体に付着する
ことにより中和されその電位を零にする。また負(−)
電位に帯電した被除電体422の場合は正イオンが移動
することにより被除電体422の電位を零にする。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のイオン発
生装置及び記録ヘッドによれば、制御電圧を低くするこ
とができるとともに、構成を簡単にすることができる。
さらに、イオン発生部としてのイオン室を電気的に絶縁
したものとしたため発生したイオンにより電極等を劣化
することがない。
生装置及び記録ヘッドによれば、制御電圧を低くするこ
とができるとともに、構成を簡単にすることができる。
さらに、イオン発生部としてのイオン室を電気的に絶縁
したものとしたため発生したイオンにより電極等を劣化
することがない。
【図1】第1実施例装置の要部を示す分解斜視図であ
る。
る。
【図2】第1実施例装置の構成を示す断面図である。
【図3】第2実施例装置の要部を示す分解斜視図であ
る。
る。
【図4】第2実施例装置の構成を示す断面図である。
【図5】第1実施例装置における制御電極の電位とイオ
ン取り出し量を説明する図である。
ン取り出し量を説明する図である。
【図6】第2実施例装置における放電電極に印加する電
圧を説明する図である。
圧を説明する図である。
【図7】第2実施例装置における対向電極に印加する電
圧を説明する図である。
圧を説明する図である。
【図8】第2実施例装置における制御電極の電位とイオ
ン取り出し量を説明する図である。
ン取り出し量を説明する図である。
【図9】第2実施例装置における制御電極の電位とイオ
ン取り出し量を説明する図である。
ン取り出し量を説明する図である。
【図10】フロート電極の作用を説明する図である。
【図11】フロート電極の作用を説明する図である。
【図12】フロート電極の他の構成を示す図である。
【図13】制御電極の他の構成を示す図である。
【図14】開口部の他の構成を示す図である。
【図15】第3実施例装置の構成を示す図である。
【図16】第1の従来装置を示す図である。
【図17】第2の従来装置を示す図である。
【図18】第2の従来装置を示す図である。
100 イオン発生部 110 セラミック基板 111,113 放電電極 120 ガラス基板 130 イオン室 131,133 開口部 132,134 フロート電極 140 イオン発生用電源部 200 制御部 210 制御電極 220 制御電源部 300 対向電極部 310 対向電極 320 対向電極用電源部 400 搬送部
Claims (7)
- 【請求項1】電気的に絶縁された部材により閉空間とし
て構成されたイオン室、このイオン室に設けられたイオ
ン放出口としての開口部、及び、上記イオン室または該
イオン室近傍に配設され放電することにより該イオン室
内にイオンを発生させるものであってその表面が誘電層
で覆われた放電電極を備えたイオン発生部と、 上記開口部または該開口部に近接して配設され上記開口
部に所定の向きの電界を付与し該開口部からのイオンの
放出を制御する制御電極と、 放出されたイオンを対象物に照射するため、該イオンを
加速する電界を付与する対向電極とを有し、 上記放電電極に所定の交流電圧を印加することにより上
記イオン室内にイオンを発生させ、この発生したイオン
を上記制御電極により選択的に取り出すとともに対向電
極の発生する電界により対象物に照射するよう構成した
ことを特徴とするイオン照射装置。 - 【請求項2】上記放電電極に印加する交流電圧に直流電
圧を付与したことを特徴とする請求項1記載のイオン照
射装置。 - 【請求項3】上記放電電極を2組の電極構成とするとと
もに各組間の電位を対称に制御することを特徴とする請
求項1〜2記載のイオン照射装置。 - 【請求項4】上記開口部のイオン室側にこの開口部に隣
接して他に接続されない導体を配設したことを特徴とす
る請求項1記載のイオン照射装置。 - 【請求項5】上記開口部をスリット形状に構成し、この
スリットの外側の一方に個別電極を配設し、他方に所定
電位に設定された共通電極を配設したことを特徴とする
請求項1記載のイオン照射装置。 - 【請求項6】上記対向電極に交流電圧を印加し、その発
生する電界の向きを交互に変化させることを特徴とする
請求項1記載のイオン照射装置。 - 【請求項7】対向電極に印加する交流電圧に直流電圧を
付与することを特徴とする請求項6記載のイオン照射装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29381694A JPH08132668A (ja) | 1994-11-02 | 1994-11-02 | イオン照射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29381694A JPH08132668A (ja) | 1994-11-02 | 1994-11-02 | イオン照射装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08132668A true JPH08132668A (ja) | 1996-05-28 |
Family
ID=17799528
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29381694A Pending JPH08132668A (ja) | 1994-11-02 | 1994-11-02 | イオン照射装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08132668A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006039395A (ja) * | 2004-07-29 | 2006-02-09 | Ricoh Co Ltd | 帯電部材、該帯電部材を有する帯電装置、及び該帯電装置を有する画像形成装置 |
-
1994
- 1994-11-02 JP JP29381694A patent/JPH08132668A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006039395A (ja) * | 2004-07-29 | 2006-02-09 | Ricoh Co Ltd | 帯電部材、該帯電部材を有する帯電装置、及び該帯電装置を有する画像形成装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040412 |