JPH08134740A - 不透明性ナイロン布帛 - Google Patents

不透明性ナイロン布帛

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JPH08134740A
JPH08134740A JP6278783A JP27878394A JPH08134740A JP H08134740 A JPH08134740 A JP H08134740A JP 6278783 A JP6278783 A JP 6278783A JP 27878394 A JP27878394 A JP 27878394A JP H08134740 A JPH08134740 A JP H08134740A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheath
core
weight
titanium oxide
nylon
Prior art date
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Pending
Application number
JP6278783A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihide Hibino
利秀 日比野
Yoichi Kimura
洋一 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Publication date
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Priority to JP6278783A priority Critical patent/JPH08134740A/ja
Publication of JPH08134740A publication Critical patent/JPH08134740A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)
  • Luminescent Compositions (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)
  • Multicomponent Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 優れた不透明性,耐摩耗性,良好な白度を兼
備し,かつ耐光性にも優れたナイロン布帛を提供する。 【構成】 芯部に酸化チタンを6〜20重量%,鞘部に
酸化チタンを0.5重量%以下とベンゾオキサゾール系蛍
光増白剤を0.005〜0.2重量%含有せしめた同心円状
の芯鞘型ナイロン複合糸を用いてなる不透明性ナイロン
布帛。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,優れた不透明性と耐摩
耗性,良好な白度を兼備し,かつ耐光性に優れたナイロ
ン布帛に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ナイロン,ポリエステル等の合成繊維
は,そのポリマーが本来透明なため,そのポリマーのみ
からなる繊維を用いた衣料用布帛は,下に着用している
ものが透けて見えるという欠点を有している。この透け
防止のため,一般に酸化チタン等の無機白色微粒子をポ
リマーに添加して繊維化している。しかしながら,不透
明性を得るために多量の白色微粒子を添加すると,糸表
面に存在する微粒子の量が多くなり,糸の仮撚工程,撚
糸工程,製編織工程での糸道ガイド,ローラー,筬,編
針等の摩耗を引き起こすという問題があった。
【0003】その対策として,芯鞘型複合糸で芯部に酸
化チタンを多量に,鞘部に酸化チタンを少なく添加する
方法が提案されている(特公昭63−17926号公
報)。ところが,この方法では,耐摩耗性は良好である
が,良好な白度のものが得られず,良好な白度を得るた
めの染色加工(蛍光増白加工等)を行うと,特にナイロ
ンの場合,耐光性に問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,上述の現状
に鑑みて行われたもので,優れた不透明性,耐摩耗性,
良好な白度を兼備し,かつ耐光性にも優れたナイロン布
帛を得ることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は,上記目的を達
成するもので,次の構成よりなるものである。すなわ
ち,本発明は,「芯部に酸化チタンを6〜20重量%含
有し,鞘部に酸化チタンを0.5重量%以下含有し,芯部
と鞘部が実質的に同心円状に配置された芯鞘型ナイロン
複合繊維であって,鞘部にベンゾオキサゾール系蛍光増
白剤を0.005〜0.2重量%含有せしめてなる糸条より
構成されていることを特徴とする不透明性ナイロン布
帛」を要旨とするものである。以下,本発明について詳
細に説明を行う。
【0006】本発明で用いる繊維は,繊維の横断面の芯
部と鞘部が同心円状に配置された芯鞘型ナイロン複合繊
維である。芯部,鞘部の2種のポリマー組成物は,一方
の芯部が不透明性を高めた不透明ポリマーで,もう一方
の鞘部が不透明白色ポリマーであり,この2種の不透明
ポリマー層から構成される。
【0007】まず,本発明で使用する酸化チタンは,従
来より公知のものでよい。また,本発明のナイロン布帛
についても,従来より公知のナイロン6,ナイロン66
等のポリアミドを使用することができる。本発明での芯
部に添加する酸化チタンの配合量としては,不透明性を
得るため6〜20重量%の配合量を必要とする。酸化チ
タン配合量が6重量%未満では,不透明性の効果が不十
分で,不適当であり,また,20重量%以上では,不透
明性は良好であるが,紡糸時に糸切れ等が発生し,製糸
性が困難になるので,不適当である。好ましくは,8〜
15重量%とするのがよい。芯部には,白度,不透明性
向上のため,必要に応じて,耐光剤,蛍光増白剤,染料
等の物質を添加してもよい。鞘部の酸化チタンの配合量
は,0.5重量%以下にすることが必要である。配合量が
0.5重量%より多いと,耐摩耗性に問題が生じるので注
意する必要がある。
【0008】さらに,鞘部にはベンゾオキサゾール系蛍
光増白剤を配合するが,このベンゾオキサゾール系蛍光
増白剤としては,いかなる製品を使用してもよいが,特
にイーストマンコダック社から市販されているイースト
ブライトOB−1(商品名)が好ましく使用される。蛍
光増白剤の添加量は,0.005〜0.2重量%の範囲にあ
ることが必要であり好ましくは0.01〜0.1重量%の範
囲である。蛍光増白剤の添加量が0.005重量%より少
ないと繊維の白度を向上させる効果や不透明性効果が不
十分であり,また,耐光性が不良となるおそれがあるの
で,不適当である。添加量を0.2重量%より多くする
と,白度向上効果が飽和するばかりでなく,繊維が黄変
する傾向を示し,好ましくない。
【0009】本発明で用いる芯鞘型複合繊維は,芯部と
鞘部を実質的に同心円状に配置し,芯部の容量比率を6
0〜90%とするのが好ましい。90%を超えると,鞘
部が薄くなりすぎて蛍光増白剤の効果が得られにくくな
るおそれがあるとともに,耐摩耗性の効果が少なくな
り,良好な白度と耐光性が得られにくくなるので好まし
くない。また,60%より少ないと,不透明性効果が低
下する傾向にあるので好ましくない。さらに,好ましい
芯部の容量比率は,60〜80%である。複合の形態
は,芯部と鞘部が実質的に同心円状に配置されている必
要がある。ここでいう実質的に同心円状とは鞘部の厚み
の最大値(LA ) と最小値(LB )の比(LA /LB
が1.5以下であることをいう。
【0010】上述の芯鞘複合糸を用いて編織物を製編織
する。編物を製編する場合には,編組織は従来公知の任
意の編組織を採用することができる。また,この糸条を
経糸もしくは緯糸のいずれか一方に使用して,または経
糸および緯糸の両方に使用して織物を製織する場合に
は,その織組織も従来公知の任意の織組織を採用するこ
とができる。得られた布帛は,良好な白度を有している
ため,従来公知の方法にて精練,乾燥,熱セットを行
い,染色は不要である。しかし,プリントは行ってもよ
い。
【0011】
【作用】本発明の不透明性ナイロン布帛のごとく,繊維
の芯部に高濃度の酸化チタンを含有せしめ,鞘部に低濃
度の酸化チタンと耐光性の良好な蛍光増白剤を少量含有
せしめると,低濃度の酸化チタンに起因する鞘部の白度
不足を耐光性の良好な蛍光増白剤で補いつつ,低濃度の
酸化チタンに起因する耐磨耗性の良好な鞘部によって高
濃度の酸化チタンを含有する耐摩耗性の不良な鞘部を保
護することができるようになり,従って,良好な白度,
不透明性,耐摩耗性,耐光性を兼備した不透明性ナイロ
ン布帛を得ることができる。
【0012】
【実施例】次に,本発明の布帛の製造方法を実施例によ
ってさらに具体的に説明するが,実施例における布帛の
性能の測定,評価は,下記の方法で行った。 (1)不透明性 白い台紙上に格子状にマジックインク(フェルトペン)
で巾5mmの黒線を引き,その台紙上に乾いた測定布また
は水を100量%含有する濡れた測定布を置き,照度4
00ルックスの明るさの中で,測定布の上部から黒線の
透視性を肉眼で相対的に判定し,次の4段階にて評価し
た。 ◎:極めて良好 ○:良 好 △:やや不良
×:不 良
【0013】(2)耐光性 JIS L−0842に準じて,カーボンアークフェー
ドメーターで測定し,肉眼で相対的に次の4段階にて評
価した。 ◎:極めて良好 ○:良 好 △:やや不良
×:不 良 (3)白 度 官能検査により,相対的に次の4段階で評価を行った。 ◎:極めて良好 ○:良 好 △:やや不良
×:不 良 (4)耐摩耗性 厚さ0.5mmの銅板の上端を糸張力0.5g/d,走行速度
150m/分にて銅板と糸条との角度90℃で30分間
走行させた後の銅板の摩耗の深さを顕微鏡で測定し,相
対的に次の4段階にて評価した。 ◎:極めて良好 ○:良 好 △:やや不良
×:不 良
【0014】実施例1 同心円状の芯鞘複合繊維の芯部用として,ε−カプロラ
クタムに酸化チタンをそれぞれ6重量%,8重量%,1
3重量%,20重量%添加し,通常の方法で重合し,硫
酸相対粘度2.60の不透明ナイロン組成物を得た。次に
鞘部用として,ε−カプロラクタムに酸化チタンを0.4
重量%添加して通常の方法で重合し,硫酸相対粘度2.6
0のナイロン組成物を得た。
【0015】これらのナイロン組成物を,従来公知の芯
鞘複合紡糸装置を用いて,鞘部ナイロン組成物には紡糸
時にイーストブライトOB−1(ベンゾオキサゾール系
蛍光増白剤,イーストマンコダック社製)を0.1重量%
添加して,芯鞘複合糸を溶融紡糸し,通常の方法で延伸
して,芯部75%,鞘部25%の同心円状の芯鞘複合糸
70デニール/24フィラメントを得た。
【0016】この複合糸を用いて,経糸密度103本/
吋,緯糸密度81本/吋の平織物を製織し,続いて,常
法によりリラックス,精練後,ヒートセッターにて17
0℃×30秒間の条件で熱セットし,本発明の布帛を得
た。
【0017】本発明との比較のため,本実施例において
芯鞘複合糸の芯部の酸化チタンの量を4重量%とするほ
かは,本実施例とまったく同一の方法により比較用の布
帛を得た。
【0018】本発明および比較用の布帛の性能を測定,
評価し,その結果を合わせて表1に示した。
【0019】
【表1】
【0020】表1より明らかなごとく,本発明の布帛
は,不透明性に優れ,白度,耐光性,耐摩耗性も良好で
あることが分かる。また,芯部の酸化チタンの添加量が
4重量%では,不透明性に欠ける。
【0021】実施例2 前記実施例1において,芯部の酸化チタンの量を8重量
%とし,蛍光増白剤の量をそれぞれ0.005重量%,0.
01重量%,0.1重量%,0.2重量%とするほかは,実
施例1とまったく同一の方法により本発明の布帛を得
た。
【0022】本発明との比較のため,本実施例において
用いる複合糸の鞘部の蛍光増白剤の量をそれぞれ0.00
3重量%(比較例2),0.3重量%(比較例3)とする
ほかは,本実施例とまったく同一の方法により比較用の
布帛を得た。
【0023】本発明および比較用の布帛の性能を測定,
評価し,その結果を合わせて表2に示した。
【0024】
【表2】
【0025】表2より明らかなごとく,本発明の布帛
は,不透明性に優れ,白度,耐光性,耐摩耗性も良好で
あることが分かる。また,蛍光増白剤の添加量を多くす
ると,耐光性は良好であるが,0.3重量%添加(比較例
3)すると,良好な白度が得られないことが分かる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば芯部に酸化チタン,鞘部
に蛍光増白剤と酸化チタンを配合し,芯鞘型複合繊維に
することにより,優れた不透明性,耐摩耗性,良好な白
度を有するナイロン布帛を得ることができ,しかも,そ
の耐光性においても優れたものを得ることができる。こ
のような特性を有する本発明の布帛は,特に水着,テニ
スウェアー等のスポーツ衣料および各種衣料用途に適し
た素材となる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D01F 8/12 Z // D01F 1/10 6/90 301

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯部に酸化チタンを6〜20重量%含有
    し,鞘部に酸化チタンを0.5重量%以下含有し,芯部と
    鞘部が実質的に同心円状に配置された芯鞘型ナイロン複
    合繊維であって,鞘部にベンゾオキサゾール系蛍光増白
    剤を0.005〜0.2重量%含有せしめてなる糸条より構
    成されていることを特徴とする不透明性ナイロン布帛。
JP6278783A 1994-11-14 1994-11-14 不透明性ナイロン布帛 Pending JPH08134740A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6278783A JPH08134740A (ja) 1994-11-14 1994-11-14 不透明性ナイロン布帛

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JP6278783A JPH08134740A (ja) 1994-11-14 1994-11-14 不透明性ナイロン布帛

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JPH08134740A true JPH08134740A (ja) 1996-05-28

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JP6278783A Pending JPH08134740A (ja) 1994-11-14 1994-11-14 不透明性ナイロン布帛

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JP (1) JPH08134740A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19980068467A (ko) * 1997-02-19 1998-10-15 구광시 심초형 복합사의 제조방법
KR19990026534A (ko) * 1997-09-25 1999-04-15 전원중 불투광성 복합섬유

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19980068467A (ko) * 1997-02-19 1998-10-15 구광시 심초형 복합사의 제조방법
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