JPH08137310A - 定着装置 - Google Patents
定着装置Info
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- JPH08137310A JPH08137310A JP27341494A JP27341494A JPH08137310A JP H08137310 A JPH08137310 A JP H08137310A JP 27341494 A JP27341494 A JP 27341494A JP 27341494 A JP27341494 A JP 27341494A JP H08137310 A JPH08137310 A JP H08137310A
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Links
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Landscapes
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- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 記録媒体のシワの発生防止を低コストで実現
できる定着装置を提供する。 【構成】 回転する円筒状の加熱ローラとこの加熱ロー
ラに非回転で圧接されてニップ部を形成する固定的弾性
部材12との間に、未定着トナー像を有する記録媒体を
加熱ローラの回転力により通過させてトナー像を加熱圧
着させるもので、固定的弾性部材12が、ニップ部にお
ける荷重分布をこの固定的弾性部材12の長さ方向にお
ける両端部25,25より中央部22の方が高くする形
状に形成されている。これにより、固定的弾性部材12
と記録媒体との間の摩擦力は両端部25,25に比して
中央部22が高くなり、中央部22の記録媒体の通過速
度が遅くなり、よって、記録媒体が両端部25,25方
向に引っ張られ、シワの発生を防止する。
できる定着装置を提供する。 【構成】 回転する円筒状の加熱ローラとこの加熱ロー
ラに非回転で圧接されてニップ部を形成する固定的弾性
部材12との間に、未定着トナー像を有する記録媒体を
加熱ローラの回転力により通過させてトナー像を加熱圧
着させるもので、固定的弾性部材12が、ニップ部にお
ける荷重分布をこの固定的弾性部材12の長さ方向にお
ける両端部25,25より中央部22の方が高くする形
状に形成されている。これにより、固定的弾性部材12
と記録媒体との間の摩擦力は両端部25,25に比して
中央部22が高くなり、中央部22の記録媒体の通過速
度が遅くなり、よって、記録媒体が両端部25,25方
向に引っ張られ、シワの発生を防止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真複写機、ファ
クシミリ、プリンタ等の電子写真プロセスを利用した機
器に使用される定着装置に関し、詳しくは低コスト化を
図ることができる定着装置に関する。
クシミリ、プリンタ等の電子写真プロセスを利用した機
器に使用される定着装置に関し、詳しくは低コスト化を
図ることができる定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真プロセス利用した複写機等にお
いては、用紙等のシート状の記録媒体にトナーを定着さ
せて永久画像にする必要がある。この定着の方法として
は、加熱によってトナーを溶融させ記録媒体上に融着さ
せる加熱定着法が広く採用されている。この加熱定着法
を採用した定着装置としては、図6に示すように、円筒
状をなすコア50の内部にヒータ51を配置し、コア5
0の外周面に耐熱樹脂被膜層52を形成した加熱ローラ
53と、円筒状をなすコア55の外周面に耐熱弾性体層
56を形成するとともに、加熱ローラ53に平行をなし
て圧接される加圧ローラ57とを備え、これらの間に、
未定着トナー像59を有する記録用紙60を通過させて
トナー像59を記録用紙60に加熱圧着させるものが知
られている。
いては、用紙等のシート状の記録媒体にトナーを定着さ
せて永久画像にする必要がある。この定着の方法として
は、加熱によってトナーを溶融させ記録媒体上に融着さ
せる加熱定着法が広く採用されている。この加熱定着法
を採用した定着装置としては、図6に示すように、円筒
状をなすコア50の内部にヒータ51を配置し、コア5
0の外周面に耐熱樹脂被膜層52を形成した加熱ローラ
53と、円筒状をなすコア55の外周面に耐熱弾性体層
56を形成するとともに、加熱ローラ53に平行をなし
て圧接される加圧ローラ57とを備え、これらの間に、
未定着トナー像59を有する記録用紙60を通過させて
トナー像59を記録用紙60に加熱圧着させるものが知
られている。
【0003】上記定着装置では、加圧ローラの製造にあ
たって、シリコンゴムあるいはフッ素系ゴム等の高価な
耐熱弾性材料を必要とするため、装置コストが高くな
り、また、加熱ローラと加圧ローラとの接触幅をある程
度確保しなければならないため、これらの小型化が困難
である。また、このため、加熱ローラを定着可能な温度
まで上昇させるウオームアップタイムを短縮することが
困難である。このような問題を解決するために、本出願
人は、加熱ローラに非回転状態で圧接される固定的弾性
部材を加圧ローラの代わりに配置し、この固定的弾性部
材と加熱ローラとの圧接部であるニップ部に記録用紙を
通過させてトナー像を定着させる装置を提案している
(実願昭61ー156675号)。
たって、シリコンゴムあるいはフッ素系ゴム等の高価な
耐熱弾性材料を必要とするため、装置コストが高くな
り、また、加熱ローラと加圧ローラとの接触幅をある程
度確保しなければならないため、これらの小型化が困難
である。また、このため、加熱ローラを定着可能な温度
まで上昇させるウオームアップタイムを短縮することが
困難である。このような問題を解決するために、本出願
人は、加熱ローラに非回転状態で圧接される固定的弾性
部材を加圧ローラの代わりに配置し、この固定的弾性部
材と加熱ローラとの圧接部であるニップ部に記録用紙を
通過させてトナー像を定着させる装置を提案している
(実願昭61ー156675号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した加
圧ローラを用いる装置においては、加熱ローラおよび加
圧ローラの外径を軸線方向における中央部より両端部側
が大きい鼓形とすることにより、用紙のニップ部内にお
ける速度を中央部側ようりも両端部側が速くなるように
して両端部方向に引張力を働かせ、これにより記録用紙
にシワが生じるのを防止するようにしている。しかしな
がら、加熱ローラおよび加圧ローラを鼓形に形成するた
めには製造コストが大幅に割高になるという問題があっ
た。また、固定的弾性部材を用いる装置においても、シ
ワ発生防止の理由から加熱ローラを鼓形に形成する必要
があるが、この場合も同様に製造コストが割高となって
しまう。
圧ローラを用いる装置においては、加熱ローラおよび加
圧ローラの外径を軸線方向における中央部より両端部側
が大きい鼓形とすることにより、用紙のニップ部内にお
ける速度を中央部側ようりも両端部側が速くなるように
して両端部方向に引張力を働かせ、これにより記録用紙
にシワが生じるのを防止するようにしている。しかしな
がら、加熱ローラおよび加圧ローラを鼓形に形成するた
めには製造コストが大幅に割高になるという問題があっ
た。また、固定的弾性部材を用いる装置においても、シ
ワ発生防止の理由から加熱ローラを鼓形に形成する必要
があるが、この場合も同様に製造コストが割高となって
しまう。
【0005】したがって、本発明は、装置を小型化、簡
略化することができるのは勿論のこと、記録用紙のシワ
の発生防止を低コストで実現することができる定着装置
を提供することを目的としている。
略化することができるのは勿論のこと、記録用紙のシワ
の発生防止を低コストで実現することができる定着装置
を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の定着装置は、回転可能な円筒状の加熱ロー
ラと上記加熱ローラに非回転状態で圧接されてニップ部
を形成する固定的弾性部材との間に、未定着トナー像を
有する記録媒体を上記加熱ローラの回転力により通過さ
せて上記未定着トナー像を上記記録媒体に加熱圧着する
定着装置において、上記固定的弾性部材が上記ニップ部
における上記記録媒体との摩擦力が上記記録媒体の通過
方向と直交する方向の両端部よりも中央部の方が高くな
るように構成されていることを特徴としている。
め、本発明の定着装置は、回転可能な円筒状の加熱ロー
ラと上記加熱ローラに非回転状態で圧接されてニップ部
を形成する固定的弾性部材との間に、未定着トナー像を
有する記録媒体を上記加熱ローラの回転力により通過さ
せて上記未定着トナー像を上記記録媒体に加熱圧着する
定着装置において、上記固定的弾性部材が上記ニップ部
における上記記録媒体との摩擦力が上記記録媒体の通過
方向と直交する方向の両端部よりも中央部の方が高くな
るように構成されていることを特徴としている。
【0007】
【作用】本発明によれば、固定的弾性部材と記録媒体と
の間の摩擦力は両端部に比して中央部が高いため、中央
部の記録媒体の通過速度が両端部に比して遅くなる。よ
って、記録媒体が両端部方向に引っ張られ、シワの発生
が防止される。
の間の摩擦力は両端部に比して中央部が高いため、中央
部の記録媒体の通過速度が両端部に比して遅くなる。よ
って、記録媒体が両端部方向に引っ張られ、シワの発生
が防止される。
【0008】
A.第1実施例 (1)実施例の構成 本発明の第1実施例を図1ないし図3を参照して以下に
説明する。図1において、符号11は円筒状をなす加熱
ローラ、符号12は加熱ローラ11と平行をなして圧接
するように配置された非回転の固定的弾性部材、符号1
3は上面に未定着トナー像14を有する記録媒体として
のシート状の用紙をそれぞれ示している。そして、用紙
(記録媒体)13は、加熱ローラ11と固定的弾性部材
12との圧接部すなわちニップ部15を加熱ローラ11
の回転力で通過させられることにより、トナー像14が
加熱圧着されるようになっている。
説明する。図1において、符号11は円筒状をなす加熱
ローラ、符号12は加熱ローラ11と平行をなして圧接
するように配置された非回転の固定的弾性部材、符号1
3は上面に未定着トナー像14を有する記録媒体として
のシート状の用紙をそれぞれ示している。そして、用紙
(記録媒体)13は、加熱ローラ11と固定的弾性部材
12との圧接部すなわちニップ部15を加熱ローラ11
の回転力で通過させられることにより、トナー像14が
加熱圧着されるようになっている。
【0009】加熱ローラ11は、外径一様な円筒状をな
すもので、円筒状のコア17と、このコア17の外周面
に一様に被覆された離型層18と、コア17の内側に配
置された赤外線ランプ等の加熱源19とを具備してお
り、図示せぬ駆動源で駆動されてその中心軸線を中心に
回転される。また固定的弾性部材12に設けられた温度
センサ20からの信号に基づいて加熱源19の発熱量を
制御し、これによって、ニップ部15の温度を一定に保
持する温度コントローラを有している。
すもので、円筒状のコア17と、このコア17の外周面
に一様に被覆された離型層18と、コア17の内側に配
置された赤外線ランプ等の加熱源19とを具備してお
り、図示せぬ駆動源で駆動されてその中心軸線を中心に
回転される。また固定的弾性部材12に設けられた温度
センサ20からの信号に基づいて加熱源19の発熱量を
制御し、これによって、ニップ部15の温度を一定に保
持する温度コントローラを有している。
【0010】この実施例では、コア17は、直径が15
mm、肉厚が0.3mm、軸線方向長さが225mmの
鉄製とされており、離型層18として、厚さ30μmの
耐熱性が高いRTV(Room Temperature Vulcanizatio
n)シリコーンゴムがディップコートされている。ま
た、加熱源19は100V、300Wの赤外線ランプが
採用されており、温度コントローラはニップ部15の温
度を常時150℃となるよう制御している。なお、離型
層18としては、上記の他にHTV(High Temperature
Vulcanization)シリコーンゴム、フッ素ゴム等の他の
耐熱弾性体を採用することも可能である。
mm、肉厚が0.3mm、軸線方向長さが225mmの
鉄製とされており、離型層18として、厚さ30μmの
耐熱性が高いRTV(Room Temperature Vulcanizatio
n)シリコーンゴムがディップコートされている。ま
た、加熱源19は100V、300Wの赤外線ランプが
採用されており、温度コントローラはニップ部15の温
度を常時150℃となるよう制御している。なお、離型
層18としては、上記の他にHTV(High Temperature
Vulcanization)シリコーンゴム、フッ素ゴム等の他の
耐熱弾性体を採用することも可能である。
【0011】固定的弾性部材12は、その長手方向を加
熱ローラ11の軸線と平行にして固定的に配置されてい
る。固定的弾性部材12は略直方体形状をなしており、
その加熱ローラ11への圧接側の部分は、用紙13の通
過方向(図1における左右方向)における中央部が加熱
ローラ11側に突出するように円弧状をなしている。
熱ローラ11の軸線と平行にして固定的に配置されてい
る。固定的弾性部材12は略直方体形状をなしており、
その加熱ローラ11への圧接側の部分は、用紙13の通
過方向(図1における左右方向)における中央部が加熱
ローラ11側に突出するように円弧状をなしている。
【0012】この実施例では、固定的弾性部材12とし
て、耐熱性に優れたシリコーンスポンジ23の圧接側の
表面に低摩擦係数のテフロン製の薄膜シート24が形成
されたものを用いている。ここで、採用されているシリ
コーンスポンジ23は、ゴム硬度が35±3°(アスカ
ーCタイプの高分子科学社製スポンジ用ゴム硬度計によ
る荷重300g時の測定結果)のものである。また、固
定的弾性部材12は、加熱ローラ11との圧接部すなわ
ちニップ部15の曲率半径が60mm、厚みが20m
m、幅は約6mmである。なお、薄膜シート24として
は、上記の他にフッ素樹脂等の他の低摩擦係数物質を採
用することができる。
て、耐熱性に優れたシリコーンスポンジ23の圧接側の
表面に低摩擦係数のテフロン製の薄膜シート24が形成
されたものを用いている。ここで、採用されているシリ
コーンスポンジ23は、ゴム硬度が35±3°(アスカ
ーCタイプの高分子科学社製スポンジ用ゴム硬度計によ
る荷重300g時の測定結果)のものである。また、固
定的弾性部材12は、加熱ローラ11との圧接部すなわ
ちニップ部15の曲率半径が60mm、厚みが20m
m、幅は約6mmである。なお、薄膜シート24として
は、上記の他にフッ素樹脂等の他の低摩擦係数物質を採
用することができる。
【0013】ここで、加熱ローラ11の回転力により用
紙13を搬送するために、加熱ローラ11の離型層18
の用紙13に対する摩擦係数が固定的弾性部材12の薄
膜シート24の用紙13に対する摩擦係数より高く設定
されている。
紙13を搬送するために、加熱ローラ11の離型層18
の用紙13に対する摩擦係数が固定的弾性部材12の薄
膜シート24の用紙13に対する摩擦係数より高く設定
されている。
【0014】また、固定的弾性部材12は、加熱ローラ
11との圧接時のニップ部15における荷重分布が、こ
の固定的弾性部材12の長さ方向における両端部25,
25より中央部22の方が高くなる形状に形成されてい
る。すなわち、加熱ローラ11への圧接を解除した状態
において、固定的弾性部材12の加熱ローラ11への圧
接側の部分(図2における上部)は、この固定的弾性部
材12の長さ方向における中央部22が凸となるように
略円弧状をなしている。ここで、この中央部22の突出
量は、長さ方向における両端部25,25に対し約1m
m程度とされている。このような固定的弾性部材12の
加熱ローラ11への圧接時のニップ部15における荷重
分布は、図3に示すように、その長さ方向における両端
部25,25より中央部22の方が高くなっている。
11との圧接時のニップ部15における荷重分布が、こ
の固定的弾性部材12の長さ方向における両端部25,
25より中央部22の方が高くなる形状に形成されてい
る。すなわち、加熱ローラ11への圧接を解除した状態
において、固定的弾性部材12の加熱ローラ11への圧
接側の部分(図2における上部)は、この固定的弾性部
材12の長さ方向における中央部22が凸となるように
略円弧状をなしている。ここで、この中央部22の突出
量は、長さ方向における両端部25,25に対し約1m
m程度とされている。このような固定的弾性部材12の
加熱ローラ11への圧接時のニップ部15における荷重
分布は、図3に示すように、その長さ方向における両端
部25,25より中央部22の方が高くなっている。
【0015】(2)実施例の作用・効果 上記構成の定着装置によれば、固定的弾性部材12の加
熱ローラ11と圧接する側の長さ方向における中央部2
2が凸状とされることにより、ニップ部15における荷
重分布は、この固定的弾性部材12の長さ方向における
両端部25,25より中央部22の方が高くなる。この
ため、固定的弾性部材12と用紙13との間の摩擦力は
両端部25,25に比して中央部22が高くなり、中央
部22の用紙13の通過速度が両端部25,25に比し
て遅くなる。よって、用紙13が両端部25,25方向
に引っ張られ、シワの発生が防止される。
熱ローラ11と圧接する側の長さ方向における中央部2
2が凸状とされることにより、ニップ部15における荷
重分布は、この固定的弾性部材12の長さ方向における
両端部25,25より中央部22の方が高くなる。この
ため、固定的弾性部材12と用紙13との間の摩擦力は
両端部25,25に比して中央部22が高くなり、中央
部22の用紙13の通過速度が両端部25,25に比し
て遅くなる。よって、用紙13が両端部25,25方向
に引っ張られ、シワの発生が防止される。
【0016】ここで、両端部25,25に対する中央部
22の高さを0mm、0.3mm、0.5mmとした場
合に、それぞれの用紙13に生じるシワは、表1に示す
ように、0mmの場合発生していたのに対し、0.3m
mとした場合その発生確率が稀となり、0.5mmとし
た場合発生しなくなるという実験結果が得られている。
この実験結果から、両端部25,25に対する中央部2
2の高さは0.3mm以上にする必要があることが判っ
た。
22の高さを0mm、0.3mm、0.5mmとした場
合に、それぞれの用紙13に生じるシワは、表1に示す
ように、0mmの場合発生していたのに対し、0.3m
mとした場合その発生確率が稀となり、0.5mmとし
た場合発生しなくなるという実験結果が得られている。
この実験結果から、両端部25,25に対する中央部2
2の高さは0.3mm以上にする必要があることが判っ
た。
【0017】
【表1】
【0018】さらに、上記実施例では、固定的弾性部材
12の加熱ローラ11と圧接する側の中央部22が凸状
となるように形成しているので、たとえば、固定的弾性
部材12を射出成形で形成するなど大量生産が可能であ
り、加熱ローラを鼓形にする従来のものに比して製造コ
ストを大幅に低減することができる。
12の加熱ローラ11と圧接する側の中央部22が凸状
となるように形成しているので、たとえば、固定的弾性
部材12を射出成形で形成するなど大量生産が可能であ
り、加熱ローラを鼓形にする従来のものに比して製造コ
ストを大幅に低減することができる。
【0019】(3)変更例 なお、上記第1実施例は、図4に示すような定着装置に
も適用することができる。この定着装置は、加熱ローラ
11の用紙通過方向における上流側部分、すなわちニッ
プ部15の入口側の領域15aが、テフロン製の薄膜シ
ート24のみ(すなわちシリコーンスポンジがない)と
圧接され、同下流側部分、すなわちニップ部15の出口
側の領域15bが、板バネ27により付勢された固定的
弾性部材12(シリコーンスポンジ23および薄膜シー
ト24で構成された部分)に圧接されたものである。こ
の場合でも、固定的弾性部材12として上記した中央部
22が凸状をなすものを適用すれば、上記と同様の効果
を奏することができる。
も適用することができる。この定着装置は、加熱ローラ
11の用紙通過方向における上流側部分、すなわちニッ
プ部15の入口側の領域15aが、テフロン製の薄膜シ
ート24のみ(すなわちシリコーンスポンジがない)と
圧接され、同下流側部分、すなわちニップ部15の出口
側の領域15bが、板バネ27により付勢された固定的
弾性部材12(シリコーンスポンジ23および薄膜シー
ト24で構成された部分)に圧接されたものである。こ
の場合でも、固定的弾性部材12として上記した中央部
22が凸状をなすものを適用すれば、上記と同様の効果
を奏することができる。
【0020】B.第2実施例 次に、図5は本発明の第2実施例を示す図である。この
実施例の固定的弾性部材12は、加熱ローラ11への圧
接を解除した状態において、加熱ローラ11への圧接方
向に沿う高さは一定で、加熱ローラ11への圧接側(図
6における上部)のこの固定的弾性部材12の長さ方向
における中央部22の幅(用紙13の通過方向に沿う
幅)が両端部25,25より広く設定されている。具体
的には、幅方向における両側部ともに中央部22が幅方
向外側に凸となるように平面視円弧状とされている。
実施例の固定的弾性部材12は、加熱ローラ11への圧
接を解除した状態において、加熱ローラ11への圧接方
向に沿う高さは一定で、加熱ローラ11への圧接側(図
6における上部)のこの固定的弾性部材12の長さ方向
における中央部22の幅(用紙13の通過方向に沿う
幅)が両端部25,25より広く設定されている。具体
的には、幅方向における両側部ともに中央部22が幅方
向外側に凸となるように平面視円弧状とされている。
【0021】ここで、中央部22の幅は、長さ方向にお
ける両端部25,25の幅よりも約1〜2mm広く設定
されている。このような固定的弾性部材12の加熱ロー
ラ11への圧接時のニップ部15における荷重分布も、
第1実施例と同様その長さ方向における両端部25,2
5より中央部22の方が高くなる。したがって、第1実
施例と同様に、シワの発生を防止することができる。し
かも、加熱ローラ11と圧接する部分の中央部22を幅
広にするという簡単な加工でシワ発生を防止することが
できるため、加熱ローラ11を鼓形にするものに比して
製造コストを大幅に低減することができる。
ける両端部25,25の幅よりも約1〜2mm広く設定
されている。このような固定的弾性部材12の加熱ロー
ラ11への圧接時のニップ部15における荷重分布も、
第1実施例と同様その長さ方向における両端部25,2
5より中央部22の方が高くなる。したがって、第1実
施例と同様に、シワの発生を防止することができる。し
かも、加熱ローラ11と圧接する部分の中央部22を幅
広にするという簡単な加工でシワ発生を防止することが
できるため、加熱ローラ11を鼓形にするものに比して
製造コストを大幅に低減することができる。
【0022】C.変更例 固定的弾性部材を上記第1実施例と第2実施例とを合わ
せた形状とすることができる。すなわち、固定的弾性部
材をその長さ方向における中央部が凸状となりかつ幅広
となるよう形成することも可能である。また、上記実施
例では、固定的弾性部材の両端部から中央部へ向かうに
従って、徐々に凸となり(第1実施例)、あるいは徐々
に幅広となる(第2実施例)ように構成しているが、段
階的に凸あるいは幅広になるように構成することもでき
る。
せた形状とすることができる。すなわち、固定的弾性部
材をその長さ方向における中央部が凸状となりかつ幅広
となるよう形成することも可能である。また、上記実施
例では、固定的弾性部材の両端部から中央部へ向かうに
従って、徐々に凸となり(第1実施例)、あるいは徐々
に幅広となる(第2実施例)ように構成しているが、段
階的に凸あるいは幅広になるように構成することもでき
る。
【0023】さらに、上記第1実施例では、固定的弾性
部材12の上面を中央部が凸状となるように形成してい
るが、断面一様に形成して中央部が凸状となるように撓
ませて使用することもできる。たとえば、矩形状をなす
断面一様の固定的弾性部材を、中央部が凸状となる台座
に取り付けることにより上記と同様の構成を得ることが
できる。
部材12の上面を中央部が凸状となるように形成してい
るが、断面一様に形成して中央部が凸状となるように撓
ませて使用することもできる。たとえば、矩形状をなす
断面一様の固定的弾性部材を、中央部が凸状となる台座
に取り付けることにより上記と同様の構成を得ることが
できる。
【0024】また、以下の構成により、固定的弾性部材
の上面の摩擦係数をその両端部よりも中央部が高くなる
ように設定することもできる。 固定的弾性部材の表面粗さの値を中央部が高く両端部
が低くなるように設定する。 固定的弾性部材の中央部と両端部とを互いに異なる材
質で構成する。 このように構成することにより、固定的弾性部材の形状
を断面一様にすることができる。もちろん、このような
構成と上記閣実施例の構成を組み合わせることも可能で
ある。
の上面の摩擦係数をその両端部よりも中央部が高くなる
ように設定することもできる。 固定的弾性部材の表面粗さの値を中央部が高く両端部
が低くなるように設定する。 固定的弾性部材の中央部と両端部とを互いに異なる材
質で構成する。 このように構成することにより、固定的弾性部材の形状
を断面一様にすることができる。もちろん、このような
構成と上記閣実施例の構成を組み合わせることも可能で
ある。
【0025】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の定着装置
によれば、固定的弾性部材と記録媒体との間の摩擦力は
両端部に比して中央部が高くいため、中央部の記録媒体
の通過速度が両端部に比して遅くなり、よって、記録媒
体が両端部方向に引っ張られ、シワの発生を防止するこ
とができる。しかも、加熱ローラではなく、成形容易な
固定的弾性部材でシワの発生防止を達成しているから、
製造コストを低減することができる。
によれば、固定的弾性部材と記録媒体との間の摩擦力は
両端部に比して中央部が高くいため、中央部の記録媒体
の通過速度が両端部に比して遅くなり、よって、記録媒
体が両端部方向に引っ張られ、シワの発生を防止するこ
とができる。しかも、加熱ローラではなく、成形容易な
固定的弾性部材でシワの発生防止を達成しているから、
製造コストを低減することができる。
【0026】また、固定的弾性部材の中央部を凸状にす
るという簡単な構成により、加熱ローラと圧接するニッ
プ部における荷重が長さ方向における両端部より中央部
の方が高くなるようにしているから、固定的弾性部材を
さらに容易に形成することができ、製造コストをより一
層低減することができる(請求項2)。
るという簡単な構成により、加熱ローラと圧接するニッ
プ部における荷重が長さ方向における両端部より中央部
の方が高くなるようにしているから、固定的弾性部材を
さらに容易に形成することができ、製造コストをより一
層低減することができる(請求項2)。
【0027】また、固定的弾性部材の中央部を幅広にす
るという簡単な構成により、加熱ローラと圧接するニッ
プ部における荷重が長さ方向における両端部より中央部
の方が高くなるようにしているから、固定的弾性部材を
さらに容易に形成することができ、製造コストをより一
層低減することができる(請求項3)。
るという簡単な構成により、加熱ローラと圧接するニッ
プ部における荷重が長さ方向における両端部より中央部
の方が高くなるようにしているから、固定的弾性部材を
さらに容易に形成することができ、製造コストをより一
層低減することができる(請求項3)。
【図1】 本発明の第1実施例による定着装置を示す断
面図である。
面図である。
【図2】 本発明の第1実施例による定着装置の固定的
弾性部材を示す斜視図である。
弾性部材を示す斜視図である。
【図3】 本発明の第1実施例による定着装置の固定的
弾性部材の長さ方向位置(横軸)に対する荷重の分布
(縦軸)を示す特性線図である。
弾性部材の長さ方向位置(横軸)に対する荷重の分布
(縦軸)を示す特性線図である。
【図4】 本発明の第1実施例による定着装置の他の例
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図5】 本発明の第2実施例による定着装置の固定的
弾性部材を示す斜視図である。
弾性部材を示す斜視図である。
【図6】 従来の定着装置を示す断面図である。
11…加熱ローラ、12…固定的弾性部材、13…用紙
(記録媒体)、14…未定着トナー像、15…ニップ
部、22…中央部、25…両端部。
(記録媒体)、14…未定着トナー像、15…ニップ
部、22…中央部、25…両端部。
Claims (3)
- 【請求項1】 回転可能な円筒状の加熱ローラと上記加
熱ローラに非回転状態で圧接されてニップ部を形成する
固定的弾性部材との間に、未定着トナー像を有する記録
媒体を上記加熱ローラの回転力により通過させて上記未
定着トナー像を上記記録媒体に加熱圧着する定着装置に
おいて、 上記固定的弾性部材は、上記ニップ部における上記記録
媒体との摩擦力が上記記録媒体の通過方向と直交する方
向の両端部よりも中央部の方が高くなるように構成され
ていることを特徴とする定着装置。 - 【請求項2】 前記固定的弾性部材の前記加熱ローラ側
を向く面は、上記記録媒体の通過方向と直交する方向の
両端部よりも中央部が上記加熱ローラ側へ突出する凸状
をなしていることを特徴とする請求項1記載の定着装
置。 - 【請求項3】 前記固定的弾性部材の前記加熱ローラ側
を向く面は、上記記録媒体の搬送方向と直交する方向の
両端部よりも中央部が上記記録媒体の通過方向へ向けて
幅広となる形状をなしていることを特徴とする請求項1
または2記載の定着装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27341494A JPH08137310A (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | 定着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27341494A JPH08137310A (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | 定着装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08137310A true JPH08137310A (ja) | 1996-05-31 |
Family
ID=17527565
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27341494A Pending JPH08137310A (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | 定着装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08137310A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7801474B2 (en) | 2007-08-20 | 2010-09-21 | Konica Minolta Business Technologies, Inc. | Fixing device and image forming apparatus having fixing device |
| EP2259153A1 (en) | 2009-05-28 | 2010-12-08 | Konica Minolta Business Technologies, Inc. | Fixing device and image forming device |
| US8200138B2 (en) | 2009-02-23 | 2012-06-12 | Konica Minolta Business Technologies, Inc. | Presser member, fixing device and image forming apparatus |
| JP2012255894A (ja) * | 2011-06-08 | 2012-12-27 | Kyocera Document Solutions Inc | 定着装置及びこれを備えた画像形成装置 |
| JP2014170250A (ja) * | 2014-06-23 | 2014-09-18 | Kyocera Document Solutions Inc | 定着装置及びこれを備えた画像形成装置 |
| JP2014170249A (ja) * | 2014-06-23 | 2014-09-18 | Kyocera Document Solutions Inc | 定着装置及びこれを備えた画像形成装置 |
| JP2014228762A (ja) * | 2013-05-24 | 2014-12-08 | 富士ゼロックス株式会社 | 定着装置および画像形成装置 |
-
1994
- 1994-11-08 JP JP27341494A patent/JPH08137310A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7801474B2 (en) | 2007-08-20 | 2010-09-21 | Konica Minolta Business Technologies, Inc. | Fixing device and image forming apparatus having fixing device |
| US8200138B2 (en) | 2009-02-23 | 2012-06-12 | Konica Minolta Business Technologies, Inc. | Presser member, fixing device and image forming apparatus |
| EP2259153A1 (en) | 2009-05-28 | 2010-12-08 | Konica Minolta Business Technologies, Inc. | Fixing device and image forming device |
| US8160485B2 (en) | 2009-05-28 | 2012-04-17 | Konica Minolta Business Technologies, Inc. | Fixing device and image forming device |
| JP2012255894A (ja) * | 2011-06-08 | 2012-12-27 | Kyocera Document Solutions Inc | 定着装置及びこれを備えた画像形成装置 |
| JP2014228762A (ja) * | 2013-05-24 | 2014-12-08 | 富士ゼロックス株式会社 | 定着装置および画像形成装置 |
| JP2014170250A (ja) * | 2014-06-23 | 2014-09-18 | Kyocera Document Solutions Inc | 定着装置及びこれを備えた画像形成装置 |
| JP2014170249A (ja) * | 2014-06-23 | 2014-09-18 | Kyocera Document Solutions Inc | 定着装置及びこれを備えた画像形成装置 |
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