JPH08140783A - 家具のクッション - Google Patents

家具のクッション

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JPH08140783A
JPH08140783A JP28518194A JP28518194A JPH08140783A JP H08140783 A JPH08140783 A JP H08140783A JP 28518194 A JP28518194 A JP 28518194A JP 28518194 A JP28518194 A JP 28518194A JP H08140783 A JPH08140783 A JP H08140783A
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JP
Japan
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cushion
core material
upholstery
cushion core
sewing
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JP28518194A
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English (en)
Inventor
Masamitsu Miyashita
正光 宮下
Masaru Kikuchi
賢 菊地
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Takano Co Ltd
Original Assignee
Takano Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】伸縮性に乏しい上張り地を用いた場合でも、見
えがかり部分にシワが発生するのを無理なく容易になく
すことができるクッションを提供する。 【構成】弾性を有するクッション芯材3と、このクッシ
ョン芯材3の表面側に被装されその端縁をクッション芯
材3の裏面側にまで巻きまわした上張り地4と、この上
張り地4の巻きまわし部4bとなる端縁近傍に環状に施
した加熱することにより収縮する縫製部材5とを具備し
てなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願は、椅子等の家具に使用され
るクッションに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、椅子の座や背もたれを構
成するクッションは、クッション芯材の裏面に、ベニア
板やプラスチック成形体等の裏当板を添設するととも
に、クッション芯材の表面側に上張り地を被装し、その
上張り地の端縁部分をクッション芯材の裏面側に巻きま
わしてタッカ等により前記裏当板に止着してなるものが
一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかして、このような
構成のものは、その製作過程において、上張り地の端縁
部分をつまんで内側へ強く牽引しながら、その端縁部分
を順次タッカ等で裏当板に止着していく必要がある。
【0004】ところで、この種のクッションの上張り地
としては、価格や耐久性等の実用的見地から、平織りの
布地が多く採用されているが、通常の平織り布地は、縦
横方向の伸縮性に乏しい。
【0005】そのため、このような上張り地を前述のよ
うにしてクッション芯材の外面に被装するには、クッシ
ョン芯材のコーナ部等を一部圧縮変形させた状態で形状
を整えないと、シワのない製品を得ることができない。
したがって、上張り地の端縁部分を牽引しながら止着す
る作業には、微妙な手加減が必要となり、均一な形態の
クッションを生産するには、熟練作業者の手作業が不可
欠となる。また、このようなものでは、クッション芯材
のコーナー部の原形と、製品となったクッションのコー
ナー部の形状との間に相違が生じるため、クッション芯
材の設計が難しく、所望の最終製品形状が得られるまで
に、かなりの試行錯誤を繰り返す必要がある。
【0006】さらに、このような構成のものでは、上張
り地の端縁部分に、牽引作業のためのつかみ代を確保し
ておく必要があり、タッカ等による止着作業の後に、そ
のつかみ代を切断除去しなければならない。そのため、
布地が無駄になるだけでなく、作業工数が多くなり、生
産効率を向上させるのに一定の限界が生じる。
【0007】また、このようなクッションは、裏当板が
不可欠であり、設計の自由度にも問題がある。
【0008】本願は、このような課題を、ことごとく解
消することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願は、このような目的
を達成するために、次のような手段を講じたものであ
る。
【0010】すなわち、本願の請求項1に係る発明の家
具のクッションは、弾性を有するクッション芯材と、こ
のクッション芯材の表面側に被装されその端縁をクッシ
ョン芯材の裏面側にまで巻きまわした上張り地と、この
上張り地の巻きまわし部となる端縁近傍に環状に施した
加熱することにより収縮する縫製部材とを具備してなる
ことを特徴とする。
【0011】請求項1に係る発明における縫製部材とし
ては、代表的には、加熱により収縮するが締め付け力の
低下が少ない、例えば超高収縮ポリエステル繊維からな
る縫い糸及び所定幅を有する布片が挙げられる。また、
縫製部材を上張り地に施す構成としては、上張り地が、
その周縁に前記縫製部材を挿通させる袋縫い部を備えて
なるものが挙げられる。このような袋縫い部を備えるも
のにあっては、縫製部材としては、前記超高収縮ポリエ
ステル繊維からなる縫い糸、紐、ロープ、テープ等の紐
状材が好ましい。
【0012】さらに、本願の請求項6に係る発明の家具
のクッションは、弾性を有するクッション芯材と、加熱
することにより収縮する熱収縮繊維を含有してなり前記
クッション芯材の表面側に被装されその端縁をクッショ
ン芯材の裏面側にまで巻きまわした上張り地とを具備し
てなることを特徴とする。
【0013】請求項6に係る発明における上張り地で
は、クッション芯材の裏面側に巻きまわされる部分に熱
収縮繊維が織り込まれてなるものが好ましい。
【0014】
【作用】本願の請求項1に係る発明の構成のものであれ
ば、例えば、次のようにして製造することができる。ま
ず、製品形状に合せた型紙等により布地を裁断して上張
り地を得る。その際に、その上張り地の巻きまわし部と
なる端縁近傍部分に、加熱により収縮する縫製部材を端
縁に沿って環状に施す。このようにして得られる上張り
地をクッション芯材に被装し、縫製部材がある端縁部分
をクッション芯材の裏面側に巻き回す。次に、縫製部材
を加熱し、上張り地の端縁部分がクッション芯材裏面に
密着するまで収縮させる。この縫製部材の収縮によっ
て、上張り地の端縁部分は均等に収縮し、その全長が短
縮されてクッション芯材裏面に密着する。
【0015】このようにして、クッション芯材に被装し
た上張り地は、縫製部材の収縮によりその端縁部分が収
縮して袋状になるので、被装前にクッション芯材のコー
ナー部に対応する部分に、クッション芯材のコーナー部
形状に合せて詳細に寸法を合せてギャザー縫い等を施し
ておかなくとも、収縮力によりそのコーナー部に密着す
ることになる。それゆえ、クッション芯材に上張り地を
被装するための接着剤及び接着作業を廃止することがで
きる。しかも、被装する前にあらかじめギャザー縫い等
をしている場合等に比べて、上張り地の端縁部分は縫製
部材の収縮によりコーナー部の形状に対応してクッショ
ン芯材裏面に巻き回されるので、被装後にクッションの
見えかがり部分におけるシワを調整する必要がなくな
る。
【0016】また、本願の請求項6に係る発明の構成の
ものであれば、上記同様に、次の様にして製造すること
ができる。まず、製品形状に合せた型紙等により布地を
裁断して上張り地を得る。この上張り地は、加熱するこ
とにより収縮する熱収縮繊維を含有している。そうし
て、この上張り地をクッション芯材にあてがってその端
縁部分をクッション芯材の裏面に巻きまわし、その巻き
まわし部分を加熱する。加熱された巻きまわし部分は、
含有される熱収縮繊維が収縮し、全体にクッション芯材
の周方向に均等に収縮してクッション芯材に密着する。
【0017】したがって、このような構成のクッション
であれば、コーナー部のシワを考慮してあらかじめギャ
ザー縫い等を施しておく必要がなくなり、しかも高い作
業熟練度を要求することなく、シワのない均一な製品を
比較的容易に得ることが可能となる。
【0018】
【実施例】以下、本願の請求項1に係る発明を、椅子の
座のクッションに適用した場合の一実施例について、図
1〜図4を参照して説明する。
【0019】図1は、椅子の座のクッション1を示す底
面図であり、このクッション1を座板2に装着するため
の接合構造部分は図示を省略してある。図2は、このク
ッション1の製造途中を示す斜視図である。
【0020】このクッション1は、図1〜4に示すよう
に、弾性を有するクッション芯材3と、このクッション
芯材3の表面3a側に被装されその端縁4aをクッショ
ン芯材3の裏面3b側にまで巻きまわした上張り地4
と、この上張り地4の巻きまわし部4bにおけるクッシ
ョン芯材3の最大外形よりも小さなループに沿う線上に
施した縫製部材、例えば超高収縮ポリエステル繊維であ
るソクラテックス(商標;帝人株式会社製)からなる縫
い糸5とを具備してなるものであって、クッション芯材
3のコーナー部31に対応する部位における縫い糸5a
は、ギャザー縫いにより縫着してある。
【0021】クッション芯材3は、ウレタン等を用いて
一体に成形されたもので、曲線をなすコーナ部31を四
隅に有している。
【0022】上張り地4は、縦糸と横糸とを直交させた
平織りの布地であり、縦糸の方向と座の前後方向とを略
一致させて使用している。
【0023】このクッション1は、例えば、次のように
して製造される。まず、製品形状に対応した木型やCA
D等を用いて裁断形状を決定し、その形状に布地を裁断
して上張り地4を得る。その際に、その上張り地4の巻
きまわし部4bとなる端縁4aの近傍部分であって、ク
ッション芯材3の最大外形よりも小さなループとなるべ
き位置に目印線等を施しておく。しかる後に、ギャザー
ミシンを用いて、この目印線上にミシンがけを行う。こ
のミシン加工に際し、クッション芯材3のコーナー部3
1に対応する部位を縫製するときには、ギャザー縫いを
行う。しかして、このギャザー縫いを施す部位4cにお
ける縫い縮めの度合いは、この部位4cが立体的につま
り巻きまわし部4bが立ち上がるに十分な程度に設定し
ておけばよく、環状に縫製が完了した段階で、上張り地
4が、図2および図3に示すように、端縁4a及び巻き
まわし部4b部分が立ち上がった皿状のものになり、ギ
ャザー縫いを施した部分4cが、クッション芯材3のコ
ーナー部31の外面に対応した形状になる。つまり、ギ
ャザー縫いを施すにあたって、事前に実験等で縫い縮め
の度合いを詳細に検討しておかなくとも可能である。な
お、コーナー部31以外の部位における上張り地4の端
縁4aからミシンがけを開始し、全周を縫製した後に再
度ミシンがけを開始した位置から上張り地4の端縁4a
に抜けるように縫進すれば、縫い糸5を切断することな
しに環状に縫製でき、しかも複数の上張り地4に、順次
縫製加工を施すことができる。
【0024】次に、図2に示すように、このようにして
なる皿状の上張り地4を、端縁4a部分を上側にして置
き、クッション芯材3をその上張り地4の内側に載置す
る。この後、上張り地4の縫い糸5に対して同時に熱風
を噴射して、全周に亘って等しく収縮するように縫い糸
5を加熱する。縫い糸5が完全に収縮すると、上張り地
4の巻きまわし部4bはクッション芯材3の下面に密着
し、上張り地4がクッション芯材3の外面に均一に密着
することになる。この時、収縮した縫い糸5は、クッシ
ョン芯材3の最大外形よりも小さなループに沿う線上に
位置することになり、コーナー部31に発生する布地の
余長は、ギャザー縫いにより縫着した部分4cの縫い糸
5aよりも布地端縁4a側に集中させることができる。
しかも、縫い糸5を全周に亘って略等速で収縮させれ
ば、1か所のコーナー部31にシワが偏ったりすること
なくそれぞれのコーナー部31の縫い糸5よりも端縁4
a側に均等にシワが集中し、クッション1の見えかがり
部分におけるシワをほとんどなくすことができる。
【0025】したがって、このような構成のクッション
1であれば、ギャザー縫いによる縫い縮め度合いを予め
適切に設定しておくことによって、コーナー部31にお
けるシワの発生を有効に防止することができる。よっ
て、クッション芯材を手加減により部分的に圧縮変形さ
せてシワをなくす必要のある従来のもののように、高い
作業熟練度が要求されるようなことがなく、シワのない
均一な製品を比較的容易に得ることが可能となる。
【0026】さらに、上張り地4は、縫い糸5を加熱す
ると縫い糸5が収縮してクッション芯材3のコーナー部
31に密着するので、クッション芯材3に上張り地4を
被装するための接着剤及び接着作業を廃止することがで
きる。
【0027】しかも、クッション芯材3の原形と,製品
であるクッションの最終形状とを略同一のものにするこ
とができるので、クッション芯材3の形状設計も容易に
なる。
【0028】さらに、上張り地4の端縁に、強く引っ張
るためのつかみ代を設けておく必要がなくなるので、布
地を節約することができることもさることながら、その
つかみ代を切除する手間を省くことができ、製造工程の
簡略化、ひいては製造コストの低減化を図ることが可能
になる。
【0029】加えて、裏当板が必須の構成部品でなくな
るため、設計の自由度を向上させることもできる。
【0030】なお、以上説明した実施例では、上張り地
4を縫い糸5によりギャザー縫いをして皿状にしたもの
を説明したが、図5に示すように、端縁104a近傍の
所定位置を、直線縫いするものであってもよい。同様
に、図6に示すように、端縁204aをかがり縫いする
ものであってもよい。これらの上張り地104、204
が縫い糸5を施した後も平坦なものでは、クッション芯
材3に被装する前に、巻きまわし部104b、204b
をクッション芯材3の側面に沿って立ち上げておき、そ
の状態で縫い糸105、205を加熱して収縮させるよ
うにすればよい。このような直線縫いやかがり縫いによ
り縫い糸105、205を上張り地104、204に施
すものでは、ギャザー縫いにより施すものに比べて縫い
糸105、205の施しが容易になる。
【0031】また、図7及び8に示すように、縫製部材
として、上記実施例の縫い糸5、105、205と同一
の材質である超高収縮繊維からなる所定幅の布片305
を端縁近傍に縫い付けるものであってもよい。この場
合、布片305を縫い付ける位置は、その幅方向の中心
がクッション芯材3の最大外形よりも小さなループとな
るべき位置にくるように設定すればよい。布片305
は、図7に示すように、その両端305aが接触するよ
うに環状に縫い付ける。この時の縫い糸310は、その
材質を問わないが、布片305と同一の材質が好まし
く、布片305の内方端および外方端近傍にループ状に
施す。このような位置に布片305を上張り地304に
縫い付けることにより、クッション芯材3に被装する際
に布片305を加熱して布片305を収縮させると、強
力に端縁近傍が収縮することになる。したがって、見え
かがり部分にシワがよることがない。なお、布片305
の縫い付けは、図7及び8に示したような平面的なもの
とは別に、上記実施例のように、ギャザー縫いにより縫
い付けることにより、上張り地305を皿状に形付ける
ものであってもよい。
【0032】図9及び10に示すものは、本願の請求項
1に係る発明を椅子の座のクッションに適用した場合を
示す他の実施例で、上張り地404が、その端縁に超高
収縮繊維からなる紐405を挿通させる袋縫い部410
を備えている例である。この実施例の場合、上張り地4
04は、上記実施例の場合に比べて袋縫い部410の幅
寸法分だけ大きく裁断される。そして、その端縁を上張
り地404の裏面側に折り返して、その折り返し内に紐
を入れて縫い糸411で縫うことにより、袋縫い部41
0を形成するとともにその内部に紐405を挿通する。
紐405は、上張り部404のコーナー部以外の端縁部
分410aに開口を設けて、外側に取り出せるようにし
てあり、その両端が連結されて環状になっている。
【0033】このような構成の上張り地404をクッシ
ョン芯材3に被装するには、上張り地404を裏面を上
にして準備し、その上にクッション芯材3を載置し、巻
きまわし部404bをクッション芯材3側面に沿わせた
状態で、袋縫い部411内の紐405を加熱して収縮さ
せればよい。すなわち、このように袋縫い部411を備
えるものでは、その内部に挿通する紐405の長さを加
減することにより、容易に上張り地404の布地端縁側
を収縮させて皿状に形付けることができ、この紐を蒸気
により加熱して収縮させると、コーナー部31に発生す
る布地の余長を布地端縁4a側に集中させることができ
る。しかも、紐405を全周に亘って略等速で収縮させ
れば、1か所のコーナー部31にシワが偏ったりするこ
となくそれぞれのコーナー部31の端縁側に均等にシワ
が集中し、クッション1の見えかがり部分におけるシワ
をほとんどなくすことができる。
【0034】なお、袋縫い部410内に挿通するもの
は、紐405に限られるものではなく、紐405と同様
の収縮繊維からなる糸、ロープ、テープ等であってもよ
い。
【0035】次に、本願の請求項6に係る発明を、椅子
の座のクッションに適用した場合の一実施例について、
図11〜12を参照して説明する。
【0036】このクッション501は、図11に示すよ
うに、弾性を有するクッション芯材3と、加熱すること
により収縮する熱収縮繊維、例えば超高収縮ポリエステ
ル繊維であるソクラテックス(商標;帝人株式会社製)
を含有してなり前記クッション芯材3の表面側に被装さ
れその端縁をクッション芯材3の裏面側にまで巻きまわ
した上張り地504とを具備してなるものであって、上
張り地504のクッション芯材3の裏面側に巻きまわさ
れる部分504bにのみ熱収縮繊維505が織り込まれ
てある。熱収縮繊維505は、必要部分に、縦横一定間
隔で織り込んである。
【0037】クッション芯材3は、ウレタン等を用いて
一体に成形されたもので、曲線をなすコーナ部31を四
隅に有している。
【0038】このクッション501は、次の様にして製
造することができる。まず、製品形状に対応した木型や
CAD等を用いて裁断形状を決定する。その形状に布地
を裁断するにあたって、クッション芯材3の裏面側に巻
きまわされる部分にのみ熱収縮繊維505が織り込まれ
てあるように、上張り地504を裁断する。すなわち、
布地には予め裁断形状及び大きさを考慮して、図12に
示すように、巻きまわされる部分にのみ熱収縮繊維50
5を織り込んであるものとする。そうして、このように
裁断されてなる上張り地504をクッション芯材3にあ
てがってその端縁部分504aをクッション芯材3の裏
面に巻きまわし、その巻きまわし部分504bすなわち
熱収縮繊維505が織り込まれてある部分に熱風を噴射
して加熱する。加熱された巻きまわし部分504bは、
含有される熱収縮繊維505が収縮し、全体にクッショ
ン芯材3の周方向に均等に収縮してクッション芯材3に
密着する。しかも、巻きまわし部分504bを全周に亘
って略等速度で収縮させれば、1か所のコーナー部31
にしわが偏ったりすることなくそれぞれのコーナー部3
1の端縁側504aに均等にしわが集中し、クッション
501の見えかがり部分におけるしわをほとんどなくす
ことができ、前記実施例と同様の効果を得ることができ
る。
【0039】なお、加熱方法としては、熱風を噴射する
ものに限られるものではなく、蒸気を噴射する方法であ
ってもよい。
【0040】また、上記実施例では、上張り地4、10
4、204、304、404、504が連続した1ピー
ス構造のものである場合について説明したが、いわゆる
マチをつけた2ピース構造の上張り地等にも本願を適用
することは可能である。
【0041】また、図示実施例では、クッション1、5
01の周縁部が座板の縁部よりも外方にオーバーハング
したものについて説明したが、オーバーハングしない形
状のクッションにも同様に適用が可能であることは勿論
である。
【0042】さらに、本願は、座のクッション1、50
1に限らず、背もたれのクッション、あるいは、椅子以
外の家具のクッションにも適用が可能である。
【0043】さらに、本願は、クッション芯材3の裏面
に裏当板を設けたものにも同様に適用が可能である。そ
の場合には、上張り地4、104、204、304、5
04の巻きまわし部4b、104b、204b、304
b、504bをタッカ等により裏当板に止着して位置ず
れを防止することも可能であるが、このような止着形態
を採用した場合でも、クッション芯材3を部分的に圧縮
変形させて上張り地を裏当板にタッカ止めする従来のも
のとは根本的に異なる。
【0044】また、上張り地4、104、204、30
4、404、504は、平織りのものに限定されないの
は勿論であるが、縦横の伸縮性に乏しい平織りの上張り
地を用いた場合であっても、前述したようにコーナー部
のシワを無理なく有効になくすことができる点で、本願
は大きな意義を有している。
【0045】
【発明の効果】本願の請求項1に係る発明の家具のクッ
ションであれば、クッション芯材に被装した上張り地
は、縫製部材を加熱すると縫製部材の収縮によりその端
縁部分が収縮して袋状になるので、被装前にクッション
芯材のコーナー部に対応する部分に、クッション芯材の
コーナー部形状に合せて詳細に寸法を合せてギャザー縫
い等を施しておかなくとも、収縮力によりそのコーナー
部に密着することになる。それゆえ、クッション芯材に
上張り地を被装するための接着剤及び接着作業を廃止す
ることができる。しかも、被装する前にあらかじめギャ
ザー縫い等をしている場合等に比べて、上張り地の端縁
部分は縫製部材の収縮によりコーナー部の形状に対応し
てクッション芯材裏面に巻き回されるので、被装後にク
ッションの見えかがり部分におけるシワを調整する必要
がなくなる。したがって、コーナー部のシワをなくすた
めに、上張り地を強く牽引してクッション芯材を部分的
に圧縮変形させるようなことが不要であり、かならずし
も熟練作業者の手作業によらなくても、製品の最終形状
を均一なものにすることが可能になる。しかも、クッシ
ョン芯材の原形と,製品であるクッションの最終形状と
を略同一のものにすることができるので、クッション芯
材の形状設計も容易になる。また、伸縮性に乏しい上張
り地を用いた場合であっても、見えがかり部分にシワが
発生するのを無理なく有効に防止することができる。
【0046】さらに、上張り地の端縁に、強く引っ張る
ためのつかみ代を設けておく必要がなくなるので、布地
を節約することができることもさることながら、そのつ
かみ代を切除する手間を省くことができ、製造工程の簡
略化、ひいては製造コストの低減化を図ることが可能に
なる。
【0047】加えて、裏当板が必須の構成部品でなくな
るため、設計の自由度を向上させることもできる。
【0048】本願の請求項6に係る発明の家具のクッシ
ョンであれば、巻きまわし部分に熱収縮繊維を織り込ん
であるので、巻き回し部を加熱すれば、巻き回し部に含
有される熱収縮繊維が収縮し、全体にクッション芯材の
周方向に均等に収縮してクッション芯材に密着する。
【0049】したがって、本願の請求項1に係る発明の
家具のクッションと同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の請求項1に係る一実施例を示す底面図。
【図2】同実施例を示す斜視図。
【図3】同実施例の上張り地を示す側面図。
【図4】図1におけるA−A線に沿う拡大断面図。
【図5】同実施例の変形例を示す図2の上張り地に相当
する図。
【図6】同実施例の他の変形例を示す図5の相当図。
【図7】同実施例のさらに他の変形例を示す図5の相当
図。
【図8】図7におけるB−B線に沿う拡大断面図。
【図9】本願の請求項1に係る他の実施例を示す図5の
相当図。
【図10】図9におけるC−C線に沿う拡大断面図。
【図11】本願の請求項6に係る一実施例の図2の相当
図。
【図12】同実施例の上張り地を示す斜視図。
【符号の説明】
1、501…クッション 3…クッション芯材 31…コーナー部 3a…表面 3b…裏面 4、104、204、304、404、504…上張り
地 4a、104a、204a、304a、404a、50
4a…端縁 4b、104b、204b、304b、404b、50
4b…巻きまわし部 5、105、205、305、405…縫製部材 505…熱収縮繊維

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性を有するクッション芯材と、このクッ
    ション芯材の表面側に被装されその端縁をクッション芯
    材の裏面側にまで巻きまわした上張り地と、この上張り
    地の巻きまわし部となる端縁近傍に環状に施した加熱す
    ることにより収縮する縫製部材とを具備してなることを
    特徴とする家具のクッション。
  2. 【請求項2】縫製部材が、縫い糸であることを特徴とす
    る請求項1記載の家具のクッション。
  3. 【請求項3】縫製部材が、所定幅を有する布片からなる
    ことを特徴とする請求項1記載の家具のクッション。
  4. 【請求項4】上張り地が、その端縁に前記縫製部材を挿
    通させる袋縫い部を備えてなることを特徴とする請求項
    1記載の家具のクッション。
  5. 【請求項5】縫製部材が、紐状材であることを特徴とす
    る請求項4記載の家具のクッション。
  6. 【請求項6】弾性を有するクッション芯材と、加熱する
    ことにより収縮する熱収縮繊維を含有してなり前記クッ
    ション芯材の表面側に被装されその端縁をクッション芯
    材の裏面側にまで巻きまわした上張り地とを具備してな
    ることを特徴とする家具のクッション。
  7. 【請求項7】上張り地のクッション芯材の裏面側に巻き
    まわされる部分にのみ熱収縮繊維が織り込まれてなるこ
    とを特徴とする請求項6記載の家具のクッション。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN115120063A (zh) * 2022-06-28 2022-09-30 慕思健康睡眠股份有限公司 一种床垫内胆及其制作方法、床垫
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