JPH08141718A - 遠心鋳造装置のシュート・トラフ - Google Patents
遠心鋳造装置のシュート・トラフInfo
- Publication number
- JPH08141718A JPH08141718A JP28462894A JP28462894A JPH08141718A JP H08141718 A JPH08141718 A JP H08141718A JP 28462894 A JP28462894 A JP 28462894A JP 28462894 A JP28462894 A JP 28462894A JP H08141718 A JPH08141718 A JP H08141718A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- trough
- base material
- chute
- porous layer
- centrifugal casting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Coating By Spraying Or Casting (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 遠心鋳造装置のシュート・トラフへの塗型の
密着性を向上させてその耐久性を良好にする。 【構成】 シュート・トラフ11を構成する母材13の
表面に、塗型15を含浸可能なポーラスな層14が形成
される。このポーラスな層14は、溶湯との非濡れ性を
有する素材の溶射や、軟質金属の溶射などによって形成
される。
密着性を向上させてその耐久性を良好にする。 【構成】 シュート・トラフ11を構成する母材13の
表面に、塗型15を含浸可能なポーラスな層14が形成
される。このポーラスな層14は、溶湯との非濡れ性を
有する素材の溶射や、軟質金属の溶射などによって形成
される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遠心鋳造装置のシュー
ト・トラフに関する。
ト・トラフに関する。
【0002】
【従来の技術】鋳鉄管を遠心鋳造するための設備とし
て、図2に示されるものがある。ここで1は定置取鍋で
あり、多量の溶湯を貯留している。そして、この定置取
鍋1から1回〜数回の鋳込み分の溶湯が三角取鍋2に供
給され、この三角取鍋2内の溶湯は、この三角取鍋2の
傾倒によって、シュート・トラフ3を介して金枠台車4
内に供給される。すなわち、高速回転する金枠5を有す
る金枠台車4の移動により、シュート・トラフ3の先端
の注ぎ口6がこの金枠5内に挿入され、そしてシュート
・トラフ3が相対的に金枠5から引き抜かれるように金
枠台車4が走行することで、この金枠5の全長および全
周にわたり溶湯が供給されることになって、鋳鉄管の遠
心鋳造が行われるものである。
て、図2に示されるものがある。ここで1は定置取鍋で
あり、多量の溶湯を貯留している。そして、この定置取
鍋1から1回〜数回の鋳込み分の溶湯が三角取鍋2に供
給され、この三角取鍋2内の溶湯は、この三角取鍋2の
傾倒によって、シュート・トラフ3を介して金枠台車4
内に供給される。すなわち、高速回転する金枠5を有す
る金枠台車4の移動により、シュート・トラフ3の先端
の注ぎ口6がこの金枠5内に挿入され、そしてシュート
・トラフ3が相対的に金枠5から引き抜かれるように金
枠台車4が走行することで、この金枠5の全長および全
周にわたり溶湯が供給されることになって、鋳鉄管の遠
心鋳造が行われるものである。
【0003】シュート・トラフ3は、このように三角取
鍋2からの溶湯を金枠5内に案内するためのもので、金
枠5内に挿入されるトラフ7と、このトラフ7の先端の
注ぎ口6まで溶湯を流すためにこの溶湯に運動エネルギ
を付与させるシュート8とが一体に成形された構成であ
るのが一般的である。
鍋2からの溶湯を金枠5内に案内するためのもので、金
枠5内に挿入されるトラフ7と、このトラフ7の先端の
注ぎ口6まで溶湯を流すためにこの溶湯に運動エネルギ
を付与させるシュート8とが一体に成形された構成であ
るのが一般的である。
【0004】このシュート・トラフ3には、鋼性の母材
の表面に黒鉛系の塗型を塗布して、溶湯の焼付きの防止
を図ったり、塗型の断熱性を利用することで溶湯の熱を
シュート・トラフ3の母材に伝わりにくくしてその熱変
形を防止したりしている。そして、塗型の密着性すなわ
ち耐久性を向上させるための下地処理として、シュート
・トラフ3に対し、打撃によりピーニングを施してい
る。このピーニングによる凹みの大きさは直径3mm程
度、その深さは1mm程度である。
の表面に黒鉛系の塗型を塗布して、溶湯の焼付きの防止
を図ったり、塗型の断熱性を利用することで溶湯の熱を
シュート・トラフ3の母材に伝わりにくくしてその熱変
形を防止したりしている。そして、塗型の密着性すなわ
ち耐久性を向上させるための下地処理として、シュート
・トラフ3に対し、打撃によりピーニングを施してい
る。このピーニングによる凹みの大きさは直径3mm程
度、その深さは1mm程度である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようにピ
ーニングによる凹みは、大きく、しかも数が少ないの
で、塗型の密着力がやや劣るという問題点がある。この
ため、塗型を一度塗布した場合に、シュート8では1回
の耐久性しかなく、またトラフ7でも数回の耐久性しか
ない。しかも、塗型が消耗して母材が露出すると上述の
焼付きが発生する。このため、鋳込み作業の際にひんぱ
んに塗型の塗布を行わなければならない。
ーニングによる凹みは、大きく、しかも数が少ないの
で、塗型の密着力がやや劣るという問題点がある。この
ため、塗型を一度塗布した場合に、シュート8では1回
の耐久性しかなく、またトラフ7でも数回の耐久性しか
ない。しかも、塗型が消耗して母材が露出すると上述の
焼付きが発生する。このため、鋳込み作業の際にひんぱ
んに塗型の塗布を行わなければならない。
【0006】そこで本発明はこのような問題点を解決
し、シュート・トラフへの塗型の密着性を向上させてそ
の耐久性を良好にすることを目的とする。
し、シュート・トラフへの塗型の密着性を向上させてそ
の耐久性を良好にすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明にもとづく遠心鋳造装置のシュート・トラフは、
母材の表面に、塗型を含浸可能なポーラスな層を形成し
たものである。
本発明にもとづく遠心鋳造装置のシュート・トラフは、
母材の表面に、塗型を含浸可能なポーラスな層を形成し
たものである。
【0008】このポーラスな層は、溶湯との非濡れ性を
有する素材の溶射や、軟質金属の溶射などによって形成
される。
有する素材の溶射や、軟質金属の溶射などによって形成
される。
【0009】
【作用】このような構成であると、塗型を含浸可能なポ
ーラスな層を母材の表面に形成したため、塗型の密着性
すなわち耐久性が向上する。具体的には、塗型を一度塗
布することで、数十回の鋳込み作業に対する耐久性があ
る。また母材の表面にポーラスな層が形成されるため、
断熱性が向上して、溶湯の熱が母材に伝わりにくくな
り、このため母材の熱変形が防止される。
ーラスな層を母材の表面に形成したため、塗型の密着性
すなわち耐久性が向上する。具体的には、塗型を一度塗
布することで、数十回の鋳込み作業に対する耐久性があ
る。また母材の表面にポーラスな層が形成されるため、
断熱性が向上して、溶湯の熱が母材に伝わりにくくな
り、このため母材の熱変形が防止される。
【0010】
【実施例】図1はシュート・トラフ11におけるトラフ12
の横断面を示す。このトラフ12は図示のように横断面U
字状に形成され、その母材13は鋼材によって形成されて
いる。母材13における湯道の部分の表面には、溶湯との
非濡れ性すなわち溶湯をはじく性質に優れた素材を溶射
することで、ポーラスな層14が形成されている。
の横断面を示す。このトラフ12は図示のように横断面U
字状に形成され、その母材13は鋼材によって形成されて
いる。母材13における湯道の部分の表面には、溶湯との
非濡れ性すなわち溶湯をはじく性質に優れた素材を溶射
することで、ポーラスな層14が形成されている。
【0011】このような素材としては、たとえばAl2
O3 50%−Cr2 O3 50%材などのセラミックや、
たとえばNi40%−グラファイト60%材などのグラ
ファイトを含む素材などが好適である。そして、このよ
うな素材からなる粉粒体を加熱して母材13の表面に溶射
することで、その粉粒体の表面が溶融して母材13の表面
や相互に付着し、それによってポーラスな層14が形成さ
れることになる。この層14における気孔率は50%程度
である。
O3 50%−Cr2 O3 50%材などのセラミックや、
たとえばNi40%−グラファイト60%材などのグラ
ファイトを含む素材などが好適である。そして、このよ
うな素材からなる粉粒体を加熱して母材13の表面に溶射
することで、その粉粒体の表面が溶融して母材13の表面
や相互に付着し、それによってポーラスな層14が形成さ
れることになる。この層14における気孔率は50%程度
である。
【0012】そして、このポーラスな層14の表面に塗型
15を塗布すると、この塗型15の一部はポーラスな層14に
含浸される。このため、母材13に対する塗型15の密着力
が向上し、塗型15を一度塗布すると数十回の鋳込み作業
に耐える耐久性が得られる。また仮に塗型15が消耗して
も、母材13は、セラミックや、グラファイトを含む素材
などの耐熱性を有する素材にて構成されたポーラスな層
14で覆われているため、焼付きが発生することが無いと
いう利点がある。また母材13の表面にポーラスな層14が
形成されるため、断熱性が向上して、溶湯の熱が母材13
に伝わりにくくなり、このため母材13の熱変形が防止さ
れる。また本発明によれば、上述のような溶湯との非濡
れ性に優れた素材に代えて、銅などの軟質金属からなる
粉粒体を溶射することによっても、同等のポーラスな層
14が形成される。
15を塗布すると、この塗型15の一部はポーラスな層14に
含浸される。このため、母材13に対する塗型15の密着力
が向上し、塗型15を一度塗布すると数十回の鋳込み作業
に耐える耐久性が得られる。また仮に塗型15が消耗して
も、母材13は、セラミックや、グラファイトを含む素材
などの耐熱性を有する素材にて構成されたポーラスな層
14で覆われているため、焼付きが発生することが無いと
いう利点がある。また母材13の表面にポーラスな層14が
形成されるため、断熱性が向上して、溶湯の熱が母材13
に伝わりにくくなり、このため母材13の熱変形が防止さ
れる。また本発明によれば、上述のような溶湯との非濡
れ性に優れた素材に代えて、銅などの軟質金属からなる
粉粒体を溶射することによっても、同等のポーラスな層
14が形成される。
【0013】この軟質金属の溶射により形成されたポー
ラスな層14においても、同様の耐久性や断熱性が得られ
る。さらに、この軟質金属は熱衝撃に強く、シュート・
トラフ11を流れる溶湯から熱を受けても、それに応じた
伸縮を行うことで、クラックの発生が無いという特長が
ある。
ラスな層14においても、同様の耐久性や断熱性が得られ
る。さらに、この軟質金属は熱衝撃に強く、シュート・
トラフ11を流れる溶湯から熱を受けても、それに応じた
伸縮を行うことで、クラックの発生が無いという特長が
ある。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように本発明によると、塗型
を含浸可能なポーラスな層を母材の表面に形成したた
め、塗型の密着性すなわち耐久性を向上させることがで
きて、一度の塗布で繰り返しの鋳込みに対応させること
が可能となり、しかも母材の表面にポーラスな層が形成
されるため、断熱性が向上して、溶湯の熱が母材に伝わ
りにくくなり、このため母材の熱変形を防止することが
できる。
を含浸可能なポーラスな層を母材の表面に形成したた
め、塗型の密着性すなわち耐久性を向上させることがで
きて、一度の塗布で繰り返しの鋳込みに対応させること
が可能となり、しかも母材の表面にポーラスな層が形成
されるため、断熱性が向上して、溶湯の熱が母材に伝わ
りにくくなり、このため母材の熱変形を防止することが
できる。
【図1】本発明の実施例のシュート・トラフの横断面図
である。
である。
【図2】従来のシュート・トラフを用いた鋳鉄管の遠心
鋳造装置の概略図である。
鋳造装置の概略図である。
11 シュート・トラフ 13 母材 14 ポーラスな層 15 塗型
Claims (3)
- 【請求項1】 母材の表面に、塗型を含浸可能なポーラ
スな層を形成したことを特徴とする遠心鋳造装置のシュ
ート・トラフ。 - 【請求項2】 母材の表面に、溶湯との非濡れ性を有す
る素材の溶射によりポーラスな層を形成したことを特徴
とする請求項1記載の遠心鋳造装置のシュート・トラ
フ。 - 【請求項3】 母材の表面に、軟質金属の溶射によりポ
ーラスな層を形成したことを特徴とする請求項1記載の
遠心鋳造装置のシュート・トラフ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28462894A JPH08141718A (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | 遠心鋳造装置のシュート・トラフ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28462894A JPH08141718A (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | 遠心鋳造装置のシュート・トラフ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08141718A true JPH08141718A (ja) | 1996-06-04 |
Family
ID=17680935
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28462894A Pending JPH08141718A (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | 遠心鋳造装置のシュート・トラフ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08141718A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111069557A (zh) * | 2019-12-24 | 2020-04-28 | 中钢集团邢台机械轧辊有限公司 | 离心辊外层浇注系统及其制造方法 |
-
1994
- 1994-11-18 JP JP28462894A patent/JPH08141718A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111069557A (zh) * | 2019-12-24 | 2020-04-28 | 中钢集团邢台机械轧辊有限公司 | 离心辊外层浇注系统及其制造方法 |
| CN111069557B (zh) * | 2019-12-24 | 2022-06-17 | 中钢集团邢台机械轧辊有限公司 | 离心辊外层浇注系统及其制造方法 |
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