JPH08142127A - 表皮一体成形用金型 - Google Patents

表皮一体成形用金型

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JPH08142127A
JPH08142127A JP30568494A JP30568494A JPH08142127A JP H08142127 A JPH08142127 A JP H08142127A JP 30568494 A JP30568494 A JP 30568494A JP 30568494 A JP30568494 A JP 30568494A JP H08142127 A JPH08142127 A JP H08142127A
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holding
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昭博 御代田
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稔 谷津
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    • B29C2045/14278Clamping or tensioning means for the insert controlling the tension of the insert

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、表皮一体射出成形における
金型への表皮材装着について、成形時の表皮材のテンシ
ョン及びルーズ性の調整が可能な金型を提供する。 【構成】 第1の金型10の外周側に周設され、型締め
方向に摺動可能に配設された表皮材押え装置30と、表
皮材押え装置30に対向して第2の金型20側に設けら
れた表皮材を保持する表皮材保持装置40を有する。表
皮材保持装置40は、常時金型外側方向へ付勢されると
共に金型内側方向へ摺動可能に配設された係合部材41
を有し、表皮材押え装置30は、係合部材41の摺動を
許容する凹部35を備えると共に表皮材を挾持する挾持
面34を有する。係合部材41で表皮材を保持し、型締
め時の表皮材の移動に応じて係合部材41が移動する。
表皮材押え装置30と表皮材保持装置40は、第2の金
型20の型締めによって表皮材を挾持して成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は表皮一体成形用金型に係
り、特に表皮一体射出成形において、表皮にシワや破れ
等を発生させることなく成形できる表皮一体成形用金型
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に自動車の内装部品は、高級感を出
すために熱可塑性樹脂などからなる基材の表面に各種表
皮材が貼合された表皮付成形製品が多用されている。そ
して表皮付成形製品を製造するには、表皮一体成形用金
型が用いられており、2つの金型の間に表皮材を配置し
て、型締めと共に樹脂を供給して成形している。
【0003】このとき表皮材は2つの金型のいずれかに
保持させるか、別の表皮材保持枠等を用いている。いず
れの場合にも表皮材を保持するために複数のセット針で
表皮材の端末部分を突き刺して保持している。そしてセ
ット針は、表皮材を保持させるための作業を軽減させる
と共に、効率よく製造するために、ある程度の数に限定
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように表皮材をセ
ット針で保持する場合に、セット針の部位で成形時の表
皮移動により、表皮切れが発生するという不都合があ
る。また表皮切れを防止するためにセット針の数を多く
すると、表皮材をセットする作業が大変になり効率低下
を招くという不都合がある。
【0005】このためセット針の数はある程度少なくす
る必要があるため、成形品全周のテンションを調整する
事は難しいという不都合もある。そしてセット針の数が
少ないためポイント的なテンションの為、逆にシワが発
生しやすいという不都合もある。
【0006】本発明の目的は、表皮一体射出成形におけ
る金型への表皮材装着について、成形時の表皮材のテン
ション及びルーズ性の調整が可能である表皮一体成形用
金型を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る表皮一体
成形用金型は、対向する第1及び第2の金型でキャビテ
ィを形成し、該対向する金型の間に溶融樹脂を注入して
型締めしてなる表皮一体成形用金型において、前記第1
の金型の外周側に周設され、型締め方向に摺動可能に配
設された表皮材押え装置と、前記表皮材押え装置に対向
して第2の金型側に設けられた表皮材を保持する表皮材
保持装置と、を備え、前記表皮材保持装置は、常時金型
外側方向へ付勢手段により付勢されると共に金型内側方
向へ摺動可能に配設された係合部材を有し、前記表皮材
押え装置は、前記表皮材保持装置の係合部材の摺動を許
容する凹部を備えると共に前記表皮材保持装置との間で
表皮材を挾持する挾持面を有し、表皮材保持装置の係合
部材で前記表皮材を保持して、型締め時の表皮材の移動
に応じて係合部材が移動し、前記表皮材押え装置は前記
第2の金型の型締めによって前記表皮材保持装置と共に
表皮材を挾持して成形したことを特徴とする。
【0008】このとき記表皮材押え装置の表皮材と当接
する面には、該面より突出量を調整可能なボール面が形
成されるように構成すると好適である。
【0009】また請求項3に係る表皮一体成形用金型
は、対向する第1及び第2の金型でキャビティを形成
し、該対向する金型の間に溶融樹脂を注入して型締めし
てなる表皮一体成形用金型において、前記第1の金型の
外周側に周設され、型締め方向に摺動可能に配設された
表皮材押え装置と、前記表皮材押え装置に対向して第2
の金型側に設けられた表皮材を保持する表皮材保持装置
と、一方の面側には摺動可能な表皮材ホルダーと、他方
の面側には型開きした成型品を挾持する製品クランプ
と、を有する表皮取付製品取出装置と、を備え、前記表
皮材保持装置は、常時金型外側方向へ付勢手段により付
勢されると共に金型内側方向へ摺動可能に配設された係
合部材を有し、前記表皮材押え装置は、前記表皮材保持
装置の係合部材の摺動を許容する凹部を備えると共に前
記表皮材保持装置との間で表皮材を挾持する挾持面を有
し、表皮材保持装置の係合部材で前記表皮材を保持し
て、型締め時の表皮材の移動に応じて係合部材が移動
し、前記表皮材押え装置は前記第2の金型の型締めによ
って前記表皮材保持装置と共に表皮材を挾持して成形
し、前記表皮取付製品取出装置により表皮材ホルダーに
より表皮材を保持して表皮材保持装置へ取り付けると共
に、製品クランプにより成形品を金型から取り出してな
ることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明によれば、表皮材保持装置は、常時金型
外側方向へ付勢手段により付勢されると共に金型内側方
向へ摺動可能に配設された係合部材を有し、前記表皮材
押え装置は、前記表皮材保持装置の係合部材の摺動を許
容する凹部を備えると共に前記表皮材保持装置との間で
表皮材を挾持する挾持面を有し、表皮材保持装置の係合
部材で前記表皮材を保持して、型締め時の表皮材の移動
に応じて係合部材が移動し、前記表皮材押え装置は前記
第2の金型の型締めによって前記表皮材保持装置と共に
表皮材を挾持して成形したので、成形時の型締めによっ
て表皮材が金型側へつり込まれるのに沿って、係合部材
が摺動するので、凹凸の有る形状の成形に対し表皮材に
シワや破れ等の外観不具合の防止となる。
【0011】また表皮材保持装置が金型の外周に周設さ
れているために、全周クランプとなり、表皮材のうね
り、カール等が防止され、成形時の表皮巻き込みトラブ
ル等を防止できて安定生産が可能となる。
【0012】さらに請求項3に係る表皮一体成形用金型
によれば、表皮取付製品取出装置により、表皮材を自動
的に成形金型へセット出来、生産サイクルの向上、生産
要員の削減等を図ることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本発明を
限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変
することができるものである。
【0014】本例の表皮一体成形用金型は、図5で示す
ように、第1の金型10と第2の金型20と、表皮材押
え装置30と、表皮材保持装置40と、表皮取付製品取
出装置50と、を主たる構成要素としており、第1の金
型10と第2の金型20とは、対向して配置されてい
る。本例では第1の金型10を固定側金型とし、第2の
金型20を可動側金型としている。そして、第1の金型
10と第2の金型20により所定形状のキャビティKを
形成している。
【0015】本例の表皮材押え装置30は、型締め方向
へ摺動可能に、第1の金型10の外周側に周設されてお
り、図1及び図6で示すように、矩形の枠体からなる本
体31と、支持杆32と、弾撥コイルばね33と、を主
要構成要素としている。
【0016】本例の本体31は、図6で示すように、表
皮材Hと当接する挾持面34と、後述する表皮材保持装
置40の係合部材の摺動を許容する凹部35と、図8で
示すようにボール面39を形成するための貫通孔36及
びこの貫通孔36に連続して形成された止めねじ部37
と、本体31の外側に形成された支持杆の取付部38
と、を備えている。
【0017】上記挾持面34は表皮材保持装置40との
間で表皮材Hを挾持するものである。また凹部35は後
述する表皮材保持装置40の配置数だけ形成されてお
り、本例では図6で示すように、本体31の角部と、こ
れら角部の中間位置にそれぞれ形成されており、本例で
は合計8個形成されている。
【0018】そして本例のボール面39は挾持面34よ
り突出することのできるものであり、本例では図8で示
すように、本体31に形成された貫通孔36にボールプ
ランジャー61が配設されており、本例のボールプラン
ジャー61の先端に回転可能なボール62が配設されて
いる。またボールプランジャー61の外周には雄ねじ6
3が螺刻されており、この雄ねじ63と前記止めねじ部
37が螺合してボールプランジャー61が保持される。
【0019】そしてボールプランジャー61の雄ねじ6
3を回動することにより、ボール面63の突出量が調整
可能に形成されている。後述するセット針のほかにボー
ルプランジャー61によって、表皮材Hの外周を保持
し、表皮材Hに局部的なテンションが発生するのを防止
する。
【0020】本例の表皮材保持装置40は、表皮材押え
装置30に対向して第2の金型20側に設けられてお
り、表皮材Hを保持する係合部材41と、係合部材41
の摺動手段42を備えている。本例の係合部材41は、
セット針43と、このセット針43を取り付ける可動部
材44とから構成されている。また本例の摺動手段42
は、可動部材44を支持する支持棒45と、支持棒45
を金型20に取り付ける取付部材46と、可動部材44
を常時金型20外側方向へ付勢する付勢手段としてのコ
イルスプリング47と、を主要構成要素としている。
【0021】取付部材46は両端を折り曲げたコ字状に
形成され、このコ字状の端部間に支持棒45を架設して
いる。可動部材44には貫通孔44aが形成され、この
貫通孔44aに支持棒45を挿通させて摺動可能に形成
されている。そして、この可動部材44と、金型内側寄
りの支持棒45外周部分にコイルスプリング47を配設
して、可動部材44が常時金型20外側方向に付勢され
るように配設されている。
【0022】本例の表皮取付製品取出装置50は、基体
51と、表皮材ホルダー52と、製品クランプ53とを
主要構成要素とし、これら表皮材ホルダー52と製品ク
ランプ53とは基体51の表裏両側にそれぞれ配設され
ている。
【0023】本例の表皮ホルダー52は、図5及び図7
で示すように、基体51に形成されたガイド51aと、
ガイド51aに沿って摺動する移動体51bと、この移
動体51bを摺動させる突き押しシリンダ装置51c
と、移動体51bに配置された押えリング51dと、こ
の押えリング51dの中に配設された真空吸着パッド5
1eとから構成されている。
【0024】本例のガイド51aには案内レール51f
が形成されている。本例の移動体51bは、案内レール
51fと係合する案内係合部51gと、この案内係合部
51gと連結された押えリング支持部51hとから構成
されており、押えリング支持部51hは突き押しシリン
ダ装置51cと連結されて、突き押しシリンダ装置51
cにより、表皮材保持装置40方向へ摺動可能に形成さ
れている。押えリング51dは図7で示すように、一端
を押えリング支持部51hに固定され、他端部は円形リ
ング状に形成され、これらの両端が連結されている。
【0025】本例の真空吸着パッド51eの先端側は開
口された吸着部51iを備えており、この開口された吸
着部51iは可撓性を備えている。そしてこの吸着部5
1iは押えリング51dより突出して形成されている。
また真空吸収パッド51eにはエアーホース51jが連
結されており、このエアーホース51jの他端は図示し
ない真空装置と連結されている。
【0026】従って、真空装置を駆動すると真空吸着パ
ッド51eの先端から空気を吸い込み、図7で示すよう
な通気性のある布地等とPEF等の通気性の無いクッシ
ョン材とを積層したような表皮材Hは、吸引されて、表
皮ホルダー52で保持されることになる。
【0027】そして図5で示すように第2の金型20側
へ移動させて押しつけることにより、セット針43に表
皮材Hが突き刺されると共に、確実にセット針43に突
き刺せるように、押えリング51dで押さえつけるもの
である。
【0028】本例の製品クランプ53は、型開きした成
形品を挾持するものであり、図5で示すように、基体5
1の外側に所定箇所に軸支されたつかみ部53aと、こ
のつかみ部53aを駆動するシリンダ装置53bとを備
えている。つかみ部53aの先端はカギ部53cとなっ
ており、このカギ部53cで成形品を掴んで、離型する
ように構成している。
【0029】本例の第1の金型10は所定位置に、溶融
合成樹脂Jの通路11が形成されており、この通路11
を通してバルブゲート12から溶融合成樹脂Jがキャビ
ティKへ射出される。また第1の金型10の外周所定位
置には案内凹部13が形成され、この案内凹部13には
貫通孔14が形成されている。
【0030】そして溶融合成樹脂Jの供給装置(図示せ
ず)から、固定側金型である第1の金型10内の通路1
1およびゲート12を介してキャビティKへ溶融合成樹
脂Jを射出するように構成されている。また本例では、
第1の金型10及び第2の金型20により加圧型締めし
た後で、冷却等ができるように構成されている。これら
の溶融合成樹脂Jの注入装置,型締め装置等は公知の技
術を用いることが出来る。
【0031】また、本発明に基材として用いられる樹
脂、即ち注入される溶融合成樹脂Jとしては、例えば、
ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、アクリ
ロニトリル−スチレン−ブタジエン共重合体、ナイロン
等の熱可塑性樹脂、エチレン−プロピレンブロック共重
合体、スチレン−ブタジエンブロック共重合体等の熱可
塑性エラストマー等圧縮成形、射出成形および押出成形
に通常使用されるものを、いずれも用いることができ
る。また、これらに無機質充填剤,ガラス繊維等の充填
剤、顔料、滑剤、帯電防止剤等の添加物を含有したもの
も適宜用いることができる。
【0032】また本発明に用いられる表皮材Hの材質と
しては、織布,不織布,ポリオレフィン、塩化ビニル、
ナイロン等の熱可塑性樹脂及びポリオレフィン系、ポリ
エステル系、ウレタン系、塩化ビニル系等の熱可塑性エ
ラストマーのシート,フィルムが挙げられる。また上記
材質を単独或は2種以上積層したものを表皮材Hとして
使用することもできる。
【0033】更にソフトな感触を出すために、表皮材H
の裏面にポリプロピレン、ポリエチレン、ウレタン等の
発泡シートを貼合したもの、成形時において溶融合成樹
脂の熱から保護したり、表皮材Hと芯材層の接着力を強
化させる目的で布、またはシート等を裏面に貼合した積
層体を使用することもできる。これらの表皮材Hの使用
にあたっては、表皮材Hの引張応力、伸びを調整するた
めに供給に先立って予備加熱を行ってもよい。
【0034】次に上記構成からなる表皮一体成形用金型
によって表皮一体成形品を製造する工程について説明す
る。先ず図1で示すように、第1の金型10と第2の金
型20が開いているときに、型外で表皮材Hを装着す
る。この表皮材Hの装着は、図5で示すように、表皮取
付製品取出装置50によって行なう。表皮取付製品取出
装置50に表皮材Hを装着するには、図7で示すように
図示しない真空装置を駆動して、表皮材Hを真空吸着パ
ッド51eに吸引する。そして表皮取付製品取出装置5
0を第1の金型10と第2の金型20の間に配置させ
る。
【0035】次に表皮取付製品取出装置50を第2の金
型20側へ移動させると共に、突き押しシリンダ装置5
1cにより移動体51bを第2の金型20に配設された
保持部材41へ押しつける。これによりセット針43に
表皮材Hを取り付ける。このとき押えリング51dによ
り確実に表皮材Hがセット針43に突き刺さるようにお
さえる。そして真空装置を停止する。
【0036】次に表皮取付製品取出装置50を第1金型
20側へ移動させると、表皮材Hは真空吸着パッド51
eから離れ、セット針43によって保持される。そして
図2で示すように、表皮取付製品取出装置50を第1の
金型10と第2の金型20の間から移動させる。
【0037】次に第1の金型10と第2の金型20を型
締めする。このとき表皮材押え装置30と表皮材保持装
置40の係合部材41とが表皮材Hを介して当接し、表
皮材Hは挾持面34及びボール面62と、係合部材41
とで確実に保持される。
【0038】更に第2の金型20の型締めが進行する
と、第1の金型10により表皮材Hが押され、テンショ
ンがかかる。このとき弾撥コイルばね33により、表皮
材Hは更に強くクランプされることになる。同時に表皮
材Hのセット針43がテンションに合せて、金型の内側
へ移動し、表皮材Hの破れを防止する。セット針43以
外の部分においても、ボールプランジャー61のボール
面62によってテンションに合せて表皮材Hがズレるこ
とになる。このため、シワの発生を防止することができ
る。なおボールプランジャー61のボール面62の突出
量は止めねじ37により調整する。
【0039】そして成形が完了すると、型開きを行な
う。型開きが行われた後で、図5で示すように、表皮材
保持装置40が配設されている第2の金型20について
は、前述と同様に表皮取付製品取出装置50を作動させ
て表皮材Hを取り付ける。
【0040】そして表皮材Hを表皮材保持装置40に取
り付けた後で、基体51を第1の金型10側へ移動させ
る。次に、シリンダ装置53bによりカギ部53cを内
側方向に回動させて、成形完了品である成型品を掴む。
次に基体51を第1の金型10から移動させ、第1の金
型10と第2の金型20の間から移動させ、所定位置
で、つかみ部53aを外側へ回動させて、製品を放す。
この表皮取付製品取出装置50を型外へ移動させると共
に、第1の金型10と第2の金型20は成形動作を行
い、表皮取付製品取出装置50は製品を放すと共に、表
皮材を保持する。
【0041】上記実施例においては、成形製品の1個取
りの例を示しているが、2個取りのときも、同様にでき
ることは勿論である。また上記実施例では、付勢手段と
してコイルスプリングを用いているが、油圧,空気圧を
用いたシリンダ装置にすることができるのは勿論であ
る。また上記実施例ではボールプランジャーを用いた例
を示しているが、先端が丸いボルトであってもよい。
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、表皮材
保持装置は、常時金型外側方向へ付勢手段により付勢さ
れると共に金型内側方向へ摺動可能に配設された係合部
材を有し、表皮材押え装置は、表皮材保持装置の係合部
材の摺動を許容する凹部を備えると共に前記表皮材保持
装置との間で表皮材を挾持する挾持面を有し、表皮材保
持装置の係合部材で前記表皮材を保持して、型締め時の
表皮材の移動に応じて係合部材が移動し、表皮材押え装
置は前記第2の金型の型締めによって表皮材保持装置と
共に表皮材を挾持して成形したので、成形時の型締めに
よって表皮材が金型側へつり込まれるのに沿って、係合
部材が摺動するので、凹凸の有る形状の成形に対し表皮
材にシワや破れ等の外観不具合の防止となる。
【0043】また表皮材保持装置が金型の外周に周設さ
れているために、全周クランプとなり、表皮材のうね
り、カール等が防止され、成形時の表皮巻き込みトラブ
ル等を防止できて安定生産が可能となる。
【0044】さらに請求項3に係る表皮一体成形用金型
によれば、表皮取付製品取出装置により、表皮材を自動
的に成形金型へセット出来、生産サイクルの向上、生産
要員の削減等を図ることができる。以上のように、本発
明によれば、表皮一体射出成形において、金型への表皮
材装着において、成形時の表皮材のテンション及びルー
ズ性の調整が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表皮一体成形用金型の型開き状態
を示す断面説明図である。
【図2】表皮材を装着した状態を示す断面説明図であ
る。
【図3】型締めを開始した状態を示す断面説明図であ
る。
【図4】コア型とキャビティ型を型締めた状態を示す断
面説明図である。
【図5】表皮材を装着したり製品を取り出す装置の断面
説明図である。
【図6】表皮押え枠の平面図である。
【図7】表皮材保持部材の要部拡大側面図である。
【図8】図6のA−A先断面拡大図である。
【図9】
【符号の説明】
10 第1の金型 11 通路 12 バルブゲート 13 案内凹部 14 貫通孔 20 第2の金型 30 表皮材押え装置 31 本体 32 支持杆 33 弾撥コイルばね 34 挾持面 35 凹部 39 ボール面 36 貫通孔 37 止めねじ部 38 取付部 40 表皮材保持装置 41 係合部材 42 摺動手段 43 セット針 44 可動部材 45 支持棒 46 取付部材 47 コイルスプリング 44a 貫通孔 50 表皮取付製品取出装置 51 基体 52 表皮材ホルダー 53 製品クランプ 51a ガイド 51b 移動体 51c 突き押しシリンダ装置 51d 押えリング 51e 真空吸着パッド 51f 案内レール 51g 案内係合部 51h 押えリング支持部 51i 吸着部 51j エアーホース 53 製品クランプ 53a つかみ部 53b シリンダ装置 53c カギ部 61 ボールプランジャー 62 ボール面 63 雄ねじ J 溶融合成樹脂 K キャビティ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年3月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図9
【補正方法】削除

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する第1及び第2の金型でキャビテ
    ィを形成し、該対向する金型の間に溶融樹脂を注入して
    型締めしてなる表皮一体成形用金型において、 前記第1の金型の外周側に周設され、型締め方向に摺動
    可能に配設された表皮材押え装置と、前記表皮材押え装
    置に対向して第2の金型側に設けられた表皮材を保持す
    る表皮材保持装置と、を備え、 前記表皮材保持装置は、常時金型外側方向へ付勢手段に
    より付勢されると共に金型内側方向へ摺動可能に配設さ
    れた係合部材を有し、 前記表皮材押え装置は、前記表皮材保持装置の係合部材
    の摺動を許容する凹部を備えると共に前記表皮材保持装
    置との間で表皮材を挾持する挾持面を有し、表皮材保持
    装置の係合部材で前記表皮材を保持して、型締め時の表
    皮材の移動に応じて係合部材が移動し、前記表皮材押え
    装置は前記第2の金型の型締めによって前記表皮材保持
    装置と共に表皮材を挾持して成形したことを特徴とする
    表皮一体成形用金型
  2. 【請求項2】 前記表皮材押え装置の表皮材と当接する
    面には、該面より突出量を調整可能なボール面が形成さ
    れてなることを特徴とする請求項1記載の表皮一体成形
    用金型
  3. 【請求項3】 対向する第1及び第2の金型でキャビテ
    ィを形成し、該対向する金型の間に溶融樹脂を注入して
    型締めしてなる表皮一体成形用金型において、 前記第1の金型の外周側に周設され、型締め方向に摺動
    可能に配設された表皮材押え装置と、前記表皮材押え装
    置に対向して第2の金型側に設けられた表皮材を保持す
    る表皮材保持装置と、一方の面側には摺動可能な表皮材
    ホルダーと、他方の面側には型開きした成型品を挾持す
    る製品クランプと、を有する表皮取付製品取出装置と、
    を備え、 前記表皮材保持装置は、常時金型外側方向へ付勢手段に
    より付勢されると共に金型内側方向へ摺動可能に配設さ
    れた係合部材を有し、 前記表皮材押え装置は、前記表皮材保持装置の係合部材
    の摺動を許容する凹部を備えると共に前記表皮材保持装
    置との間で表皮材を挾持する挾持面を有し、表皮材保持
    装置の係合部材で前記表皮材を保持して、型締め時の表
    皮材の移動に応じて係合部材が移動し、前記表皮材押え
    装置は前記第2の金型の型締めによって前記表皮材保持
    装置と共に表皮材を挾持して成形し、前記表皮取付製品
    取出装置により表皮材ホルダーにより表皮材を保持して
    表皮材保持装置へ取り付けると共に、製品クランプによ
    り成形品を金型から取り出してなることを特徴とする表
    皮一体成形用金型。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2744948A1 (fr) * 1996-02-19 1997-08-22 Allibert Ind Procede d'habillage d'une piece plastique injectee par une feuille dont on controle la tension et moule pour realiser la piece finie
JP2008296524A (ja) * 2007-06-04 2008-12-11 Meiwa Gosei Kk インサート品支持用治具及びこれを用いたインサート成形品の製造方法
CN109514797A (zh) * 2018-12-30 2019-03-26 江苏新泉汽车饰件股份有限公司 一种用于低压注塑的可调式挂布针组合机构
JP2021165046A (ja) * 2017-10-20 2021-10-14 芝浦機械株式会社 成形品の成形方法
JP2025136674A (ja) * 2024-03-08 2025-09-19 株式会社中外 ラゲージボードの製造方法

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