JPH08144174A - ウレタン樹脂加工布の製法 - Google Patents

ウレタン樹脂加工布の製法

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JPH08144174A
JPH08144174A JP28847394A JP28847394A JPH08144174A JP H08144174 A JPH08144174 A JP H08144174A JP 28847394 A JP28847394 A JP 28847394A JP 28847394 A JP28847394 A JP 28847394A JP H08144174 A JPH08144174 A JP H08144174A
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JP
Japan
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urethane resin
base material
cloth
urethane
film
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JP28847394A
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English (en)
Inventor
Atsutoshi Abe
厚利 安部
Tatsunori Eto
龍典 江藤
Fumikazu Suzuki
文和 鈴木
Fumio Saito
文男 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Heisei Polymer Co Ltd
Original Assignee
Heisei Polymer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウレタン樹脂加工布に、基材のもつ風合い、
弾力性を損わずに止水性を付与し、製造工程の合理化、
コストの低減を達成する。 【構成】 織布もしくは不織布からなる基材の表面上に
ウレタン樹脂を押し出し、基材とウレタン樹脂を圧延し
て一体とする。 【効果】 ウレタン樹脂層の厚さを制御することがで
き、ウレタン樹脂層が薄い場合にも従来品同様の止水性
を達成し、しかも基材のもつ風合いや弾力性を損うおそ
れがない。また、ウレタン樹脂を過剰に使用する必要が
なく、セパレータフィルムが不要であるから、コストを
低減できる。さらに、セパレータフィルムの剥離工程お
よびセパレータフィルムの巻き取り工程が削減でき、製
造工程を合理化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば、医療手術用ベッ
ドのシーツ、靴用資材、鞄用資材などとして用いられる
ウレタン樹脂加工布の製法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、病院で手術などが行なわれる際
には、手術台として用いるベッドに、水、血液および薬
品などの液体がこぼれ、ベッドが汚れるおそれがある。
そこで、下方に液体が浸透しないようにするために、液
体を通過させることのない、止水性を有する布をベッド
に敷くことが行なわれている。従来より、このような止
水性を有する布として、布地の上にウレタン樹脂などの
樹脂を貼り合わせてなる2層構造の布が用いられてい
る。このような2層構造のウレタン樹脂加工布を製造す
るにあたっては、まずウレタン樹脂のフィルムを別途製
造し、このウレタンフィルムを織布もしくは不織布から
なる基材に接着剤で貼り合わせるという方法が一般的で
あった。
【0003】図2にこの従来からのウレタン樹脂加工布
の製法を示す。ウレタン樹脂層と布とからなるウレタン
樹脂加工布は、図2に示すように織布もしくは不織布か
らなる基材1にウレタンフィルム2を貼り合わせること
により製造されるもので、ロール状に巻回されて保管さ
れていた基材1を引き出し、その表面上に接着剤3を塗
布し、その上にウレタンフィルム2を被せ、ロール5、
5間に挟んで圧接することによりウレタンフィルム2と
基材1とを接着するカレンダ方式を用いることにより製
造される。その後は、再びロール状に巻き取られて保
管、移送などに供される。
【0004】このウレタンフィルム2は、ウレタン樹脂
をTダイ押し出し成形機を用いてフィルム状に押し出
し、冷却乾燥して製造したものであり、上記工程に用い
るためにロール状に巻回されて保管、搬入されるもので
あるが、巻回することによりウレタンフィルム2どうし
が接触すると、ブロッキングを起こし、互いに貼りつい
てしまうので、ウレタンフィルム2にポリオレフィン系
のフィルムでシリコン加工なされているものなどよりな
るセパレータフィルム4を貼り合わせておき、図3に示
すようにこのセパレータフィルム4を介在することによ
ってウレタンフィルム2どうしが接触するのを防いでい
る。そして、上述のように、この巻回されたウレタンフ
ィルム2を基材1に接着する際には、ウレタンフィルム
2をロールから引出しつつ、セパレータフィルム4を剥
がして使用に供していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のウレ
タン樹脂加工布の製法においては、ウレタンフィルム2
を基材1に接着する際、ウレタンフィルム2からセパレ
ータフィルム4を剥がし、セパレータフィルム4を別に
巻き取る必要があり、セパレータフィルム4の剥離、巻
き取りの処理工程が必要とされる。また、上記の製法は
予めウレタンフィルムを製造しておくものであるので、
ウレタンフィルムの厚さを一定の厚さ(少なくとも50
μm)以上にする必要があり、ウレタン樹脂加工布にお
けるウレタン樹脂層を薄くすることができない。従っ
て、上記の製法によるウレタン樹脂加工布は、ウレタン
樹脂層に使用するウレタン樹脂の量が多く、製造コスト
の低減を妨げるものであった。また、前記セパレータフ
ィルムの使用によるコストがウレタンフィルムの単価を
引き上げ、ひいてはウレタン樹脂加工布の製造コストの
低減を妨げていた。さらに、上述のようにウレタン樹脂
層が厚いために、基材本来の風合いおよび弾力性が損わ
れてしまっていた。
【0006】本発明は前記課題を解決するためになされ
たもので、ウレタン樹脂加工布の製法であって、基材の
風合い、弾力性を損わずに止水性を付与することを目的
とし、併せて製造工程の合理化、製造コストの低減を達
成するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、織布もし
くは不織布からなる基材の表面上に、ウレタン樹脂を押
し出し、基材とウレタン樹脂とを圧着して一体とし、ウ
レタン樹脂加工布を製造することによって解決できる。
【0008】
【作用】本発明のウレタン樹脂加工布の製法は、織布も
しくは不織布からなる基材の表面に直接ウレタン樹脂を
押し出し、基材とウレタン樹脂とを圧着して一体とする
ものである。以下、本発明のウレタン樹脂加工布の製法
を、図1を参照して詳しく説明する。図1中符号1に示
されるものは基材である。この基材としては、各種の織
布および不織布を用いることができ、綿、麻などの天然
繊維からなるものおよびポリエステル、ビニロン、ポリ
アミドなど合成繊維からなるものが好適に用いられる。
【0009】まず、前記基材1をロールから引き出し、
グラビアロール7、7間に移送し、この基材1の表面に
プライマー8を均一に塗布し、次いで60〜140℃の
乾燥炉9に移送してこのプライマー8を乾燥させる。前
記プライマー8は、基材1とウレタン樹脂との接着強度
を高め、製品の耐久性を向上させるためにあらかじめ塗
布するものである。このプライマー8にはブタジエン
系、エステル系、ウレタン系、エチレンイミン系などの
接着剤が好適に用いられ、その厚みが10〜20μmと
なるように塗布するのが望ましい。
【0010】上記のようにプライマー8を塗布した基材
1は、Tダイ押し出し成形機10の下部に送られ、この
Tダイ押し出し成形機10から基材1上にウレタン樹脂
11が押出される。ただし、このウレタン樹脂11とし
て硬度の高いものを用いた場合は、押し出しが困難とな
り、押し出した後の加工も困難となる。よって本発明に
おいては、ウレタン樹脂11として硬度100未満のも
のを用いるのが適当であり、最も望ましくは、硬度65
〜85のものを用いる(硬度表示はJIS-K-7311
による)。このようなウレタン樹脂11は、前記Tダイ
押し出し成形機10より、前記基材1上に押出される。
この基材1は前記ウレタン樹脂が押出された後、ロール
6、6間に送られ、このロール6、6に圧着されて、ウ
レタン樹脂加工布が製造される。その後は、再びロール
状に巻き取られて保管、移送などに供される。
【0011】上記のように、本発明においては、ウレタ
ン樹脂が直接基材上に押出され、基材とともに圧着され
る。したがって、使用するウレタン樹脂の量によって、
ウレタン樹脂層を薄く形成することができるため、基材
のもつ風合いや弾力性を損うおそれがない。また、ウレ
タン樹脂を過剰に用いる必要がないので、コストの低減
をはかることができる。さらに、予めウレタンフィルム
を製造する必要がないので前記セパレータフィルムも不
要となる。したがってセパレータフィルムのコストを削
減でき、ひいてはウレタン樹脂加工布の製造コストを低
減することができる。これに加えて、セパレータフィル
ムを使用しないことで、ウレタンフィルムとセパレータ
フィルムとの剥離およびセパレータフィルムの巻き取り
の処理工程が削減できる。
【0012】また、上記の製法においては、ウレタン樹
脂が基材とともに圧着された後に冷却固化することか
ら、少量のウレタン樹脂を用いても、基材の布目を埋め
ることができ、止水性を達成することができる。したが
って本発明によれば、ウレタン樹脂加工布の仕上り厚さ
を制御することが可能であり、10〜200μmの厚さ
の製品を得ることが可能である。すなわち従来品に比し
て格段に薄い製品を得ることができ、このように薄い製
品についても従来品同様の止水性を達成するものであ
る。しかも、前記のように薄肉化を達成することによっ
て、基材自体の風合いおよび弾力性を保つことができ
る。
【0013】
【実施例】
(実施例1)綿のタオルケット、厚み約2mmのもの、1
450mm巾×40m巻を基材として用いた。イソシアネ
ート系二液反応型アンカーコート剤、セイカダイン23
00(製品名;大日精化株式会社)をプライマーとして
用い、上記基材の裏面に厚み20μmに塗布し、次いで
温度100℃の乾燥炉にて乾燥させた。
【0014】次に、上記のプライマーを塗布した基材を
Tダイ押し出し成形機の下部へ移送し、前記Tダイ押し
出し成形機よりウレタン樹脂としてクラミロンU#81
65(製品名;株式会社クラレ製)比重1.14、硬度
65、を次のような押し出し成形条件にて、前記基材上
に押し出した。 押し出し成形条件:Tダイ押し出し成形機温度(後部1
40〜160℃、中間部160〜180℃、前部180
〜200℃、ダイス180〜200℃)、押し出しスク
リュ回転数40rpm。 上記のようにウレタン樹脂を押し出した基材を、ロール
間にて圧着し、ウレタン樹脂加工布を得た。
【0015】(実施例2)ウレタン樹脂としてクラミロ
ンUD−285(製品名;株式会社クラレ製)(比重
1.15、硬度85)を用いた以外は、実施例1と同様
に行なってウレタン樹脂加工布を得た。ただし、押し出
し成形条件は以下のように設定した。 押し出し成形条件:Tダイ押し出し成形機温度(後部1
71〜181℃、中間部191〜201℃、前部211
〜221℃、ダイス211〜221℃)、押し出しスク
リュ回転数40rpm。
【0016】上記実施例1および2のウレタン樹脂加工
布は、厚さ10μmとしたものについても、充分な止水
性を備えたものであった。この止水性に加え、前記のよ
うに薄く加工したことによって、基材として用いたタオ
ル地の風合いが保たれ、弾力性も保たれていた。また、
上記実施例1および2について、摩耗試験(JIS-K-
7311)を行なったところ、実施例1のウレタン樹脂
加工布では4mg、実施例2のウレタン樹脂加工布では6
mgと、いずれも優れた耐摩耗性を備えていることが判明
した。さらに、上記実施例1および2について、洗濯試
験を行なったところ、実施例1のウレタン樹脂加工布、
実施例2のウレタン樹脂加工布ともに、基材とウレタン
樹脂部との接着性が良好であり、耐久性に優れているこ
とが判った。
【0017】
【発明の効果】本発明は、織布もしくは不織布からなる
基材の表面上にウレタン樹脂を押し出し、基材とウレタ
ン樹脂とを圧着して一体とすることを特徴とするウレタ
ン樹脂加工布の製法であって、ウレタン樹脂層の厚さを
制御することができ、ウレタン樹脂層を薄く形成するこ
とができるため、基材のもつ風合いや弾力性を損うおそ
れがない。また、ウレタン樹脂を過剰に用いる必要がな
いことおよび従来法によれば必須であったセパレータフ
ィルムが不要であることから、コストの低減をはかるこ
とができる。さらに、セパレータフィルムを使用しない
ことで、ウレタンフィルムとセパレータフィルムとの剥
離工程およびセパレータフィルムの巻き取り工程が削減
でき、製造工程の合理化をはかることができる。
【0018】また、本発明のウレタン樹脂加工布の製法
においては、ウレタン樹脂が基材とともに圧着された後
に冷却固化することから、少量のウレタン樹脂を用いて
も基材の布目を埋めることができ、止水性を達成するこ
とができるので、従来品に比して格段に薄い製品につい
ても従来品同様の止水性を達成するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のウレタン樹脂加工布の製法を示した
図である。
【図2】 従来のウレタン樹脂加工布の製法を示した図
である。
【図3】 従来のウレタン樹脂加工布の製法におけるウ
レタンフィルムの巻回状態を示した図である。
【符号の説明】
1…基材、11…ウレタン樹脂。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 文男 東京都中央区日本橋小舟町4番1号 平成 ポリマー株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 織布もしくは不織布からなる基材の表面
    上にウレタン樹脂を押し出し、基材とウレタン樹脂とを
    圧着して一体とすることを特徴とするウレタン樹脂加工
    布の製法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のウレタン樹脂加工布の製
    法であって、硬度が65以上100未満のウレタン樹脂
    を用いることを特徴とするウレタン樹脂加工布の製法。
JP28847394A 1994-11-22 1994-11-22 ウレタン樹脂加工布の製法 Pending JPH08144174A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28847394A JPH08144174A (ja) 1994-11-22 1994-11-22 ウレタン樹脂加工布の製法

Applications Claiming Priority (1)

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JP28847394A JPH08144174A (ja) 1994-11-22 1994-11-22 ウレタン樹脂加工布の製法

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JP28847394A Pending JPH08144174A (ja) 1994-11-22 1994-11-22 ウレタン樹脂加工布の製法

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE1013333A3 (nl) * 2000-02-29 2001-12-04 Vetex Nv Werkwijze voor het coaten van een soepel substraat door middel van een coating van thermoplastisch polyurethaan.
JP2006043811A (ja) * 2004-08-04 2006-02-16 Nitta Haas Inc 研磨布
JP2011196012A (ja) * 2011-06-07 2011-10-06 Electronic Navigation Research Institute 複合材及びその製造方法とこの複合材を用いた装置
KR20190011907A (ko) * 2017-07-26 2019-02-08 주식회사 수에코신소재 무분진 및 내마모성이 우수한 케이블베어용 폴리우레탄―ptfe시트의 제조방법 및 그 제조물

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BE1013333A3 (nl) * 2000-02-29 2001-12-04 Vetex Nv Werkwijze voor het coaten van een soepel substraat door middel van een coating van thermoplastisch polyurethaan.
JP2006043811A (ja) * 2004-08-04 2006-02-16 Nitta Haas Inc 研磨布
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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030107