JPH08150336A - 排ガス浄化材及び排ガス浄化方法 - Google Patents
排ガス浄化材及び排ガス浄化方法Info
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- JPH08150336A JPH08150336A JP6317633A JP31763394A JPH08150336A JP H08150336 A JPH08150336 A JP H08150336A JP 6317633 A JP6317633 A JP 6317633A JP 31763394 A JP31763394 A JP 31763394A JP H08150336 A JPH08150336 A JP H08150336A
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Abstract
等の未燃焼分に対する理論反応量以上の酸素を含有する
燃焼排ガスから、効率良く窒素酸化物を還元除去するこ
とができる排ガス浄化材を提供する。 【構成】 多孔質の無機酸化物に活性種として銀及び/
又は銀化合物、又はそれらの混合物を担持してなる第一
の触媒と、多孔質の無機酸化物に活性種として銀及び/
又は銀化合物、又はそれらの混合物を前記第一の触媒の
活性種の担持率より多い量で担持してなる第二の触媒
と、多孔質の無機酸化物に活性種として銅の酸化物及び
/又は硫酸塩を担持してなる第三の触媒とからなる排ガ
ス浄化材であり、浄化材の排ガス流入側から流出側へ順
に前記第一の触媒、前記第二の触媒及び前記第三の触媒
を有する。
Description
を含む燃焼排ガスから、窒素酸化物を効果的に還元除去
することのできる排ガス浄化材及びそれを用いた浄化方
法に関する。
用エンジン等の内燃機関や、工場等に設置された燃焼機
器、家庭用ファンヒーターなどから排出される各種の燃
焼排ガス中には、過剰の酸素とともに一酸化窒素、二酸
化窒素等の窒素酸化物が含まれている。ここで、「過剰
の酸素を含む」とは、その排ガス中に含まれる一酸化炭
素、水素、炭化水素等の未燃焼成分を燃焼するのに必要
な理論酸素量より多い酸素を含むことを意味する。ま
た、以下における窒素酸化物とは一酸化窒素及び/又は
二酸化窒素を指す。
れ、環境上の大きな問題となっている。そのため、各種
燃焼機器が排出する排ガス中の窒素酸化物を除去するさ
まざまな方法が検討されている。
物を除去する方法として、特に大規模な固定燃焼装置
(工場等の大型燃焼機等)に対しては、アンモニアを用
いる選択的接触還元法が実用化されている。
酸化物の還元剤として用いるアンモニアが高価であるこ
と、またアンモニアは毒性を有すること、そのために未
反応のアンモニアが排出しないように排ガス中の窒素酸
化物濃度を計測しながらアンモニア注入量を制御しなけ
ればならないこと、一般に装置が大型となること等の問
題点がある。
素、炭化水素等のガスを還元剤として用い、窒素酸化物
を還元する非選択的接触還元法があるが、この方法で
は、効果的な窒素酸化物の低減除去を実行するためには
排ガス中の酸素との理論反応量以上の還元剤を添加しな
ければならず、還元剤を多量に消費する欠点がある。こ
のため非選択的接触還元法は、実際上は、理論空燃比付
近で燃焼した残存酸素濃度の低い排ガスに対してのみ有
効となり、汎用性に乏しく実際的でない。
担持した触媒を用いて、排ガス中の酸素との理論反応量
以下の還元剤を添加して窒素酸化物を除去する方法が提
案された(たとえば、特開昭63-100919 号、同63-28372
7 号、特開平1-130735号等)。
な窒素酸化物の除去が狭い温度領域でしか得られず、ま
た、水分を含むような排ガスでは、窒素酸化物の除去率
が著しく低下する。つまり、10%程度の水分を含み、
運転条件によって温度変化の大きい車等からの排ガスに
対して、窒素酸化物の効果的除去は困難である。
置および酸素過剰条件で燃焼するガソリンエンジン、デ
ィーゼルエンジン等からの燃焼排ガスのように、窒素酸
化物や、一酸化炭素、水素、炭化水素等の未燃焼分に対
する理論反応量以上の酸素を含有する燃焼排ガスから、
効率良く窒素酸化物を還元除去することができる排ガス
浄化材及び排ガス浄化方法を提供することである。
の結果、本発明者は、多孔質無機酸化物に銀成分を担持
してなる触媒上で、エタノールなどの有機化合物が、酸
素及び窒素酸化物を含む排ガスと反応し、窒素酸化物を
窒素ガスに還元するとともに、副生成物として亜硝酸エ
ステル、アンモニアなどの含窒素化合物やアルデヒドを
生成していることを見出した。生成されたアルデヒドを
利用して効果的に窒素酸化物を除去できる第二の銀系触
媒をさらに設けて、副生成物である含窒素化合物を窒素
まで還元できる銅系又は銅、W系成分を担持してなる触
媒と白金系成分を担持してなる触媒とを混合し、二つの
銀系触媒と上記混合触媒とを組み合わせて形成される排
ガス浄化材を用い、排ガス中に炭化水素と炭素数2以上
の含酸素有機化合物のいずれか又はそれらを含む燃料を
添加し、特定の温度及び空間速度で上記の浄化材に排ガ
スを接触させれば、広い温度領域で窒素酸化物を効果的
に除去することができることを発見し、本発明を完成し
た。
成分に対する理論反応量より多い酸素とを含む燃焼排ガ
スから窒素酸化物を還元除去する本発明の第一の排ガス
浄化材は、多孔質の無機酸化物に活性種として銀及び/
又は銀化合物、又はそれらの混合物0.2〜12重量%
(銀元素換算値)を担持してなる第一の触媒と、多孔質
の無機酸化物に活性種として銀及び/又は銀化合物、又
はそれらの混合物0.5〜15重量%(銀元素換算値)
かつ前記第一の触媒の活性種の担持率より多い量を担持
してなる第二の触媒と、多孔質の無機酸化物に活性種と
して銅の酸化物及び/又は硫酸塩0.2〜30重量%
(銅元素換算値)を担持してなる第三の触媒とからな
り、浄化材の排ガス流入側から流出側へ順に前記第一の
触媒、前記第二の触媒及び前記第三の触媒を有すること
を特徴とする。
る理論反応量より多い酸素とを含む燃焼排ガスから窒素
酸化物を還元除去する本発明の第二の排ガス浄化材は、
多孔質の無機酸化物に活性種として銀及び/又は銀化合
物、又はそれらの混合物0.2〜12重量%(銀元素換
算値)を担持してなる第一の触媒と、多孔質の無機酸化
物に活性種として銀及び/又は銀化合物、又はそれらの
混合物0.5〜15重量%(銀元素換算値)かつ前記第
一の触媒の活性種の担持率より多い量を担持してなる第
二の触媒と、多孔質の無機酸化物に活性種として銅の酸
化物及び/又は硫酸塩0.2〜30重量%(銅元素換算
値)と、W、V、Moからなる群より選ばれた少なくと
も一種の元素の酸化物又は硫酸塩30重量%以下(金属
元素換算値)とを担持してなる第三の触媒とからなり、
浄化材の排ガス流入側から流出側へ順に前記第一の触
媒、前記第二の触媒及び前記第三の触媒を有することを
特徴とする。
る理論反応量より多い酸素とを含む燃焼排ガスから窒素
酸化物を還元除去する本発明の第三の排ガス浄化材は、
多孔質の無機酸化物に活性種として銀及び/又は銀化合
物、又はそれらの混合物0.2〜12重量%(銀元素換
算値)を担持してなる第一の触媒と、多孔質の無機酸化
物に活性種として銀及び/又は銀化合物、又はそれらの
混合物0.5〜15重量%(銀元素換算値)かつ前記第
一の触媒の活性種の担持率より多い量を担持してなる第
二の触媒と、多孔質の無機酸化物に活性種として銅の酸
化物及び/又は硫酸塩0.2〜30重量%(銅元素換算
値)を担持してなる第三の触媒と、多孔質の無機酸化物
に活性種としてPt、Pd、Ru、Rh、Ir及びAuからなる群よ
り選ばれた少なくとも1種の元素0.01〜5重量%
(金属元素換算値)を担持してなる第四の触媒とからな
り、前記第三の触媒と前記第四の触媒とが混合されてお
り、浄化材の排ガス流入側から流出側へ順に前記第一の
触媒、前記第二の触媒、前記混合触媒を有することを特
徴とする
る理論反応量より多い酸素とを含む燃焼排ガスから窒素
酸化物を還元除去する本発明の第四の排ガス浄化材は、
多孔質の無機酸化物に活性種として銀及び/又は銀化合
物、又はそれらの混合物0.2〜12重量%(銀元素換
算値)を担持してなる第一の触媒と、多孔質の無機酸化
物に活性種として銀及び/又は銀化合物、又はそれらの
混合物0.5〜15重量%(銀元素換算値)かつ前記第
一の触媒の活性種の担持率より多い量を担持してなる第
二の触媒と、多孔質の無機酸化物に活性種として銅の酸
化物及び/又は硫酸塩0.2〜30重量%(銅元素換算
値)と、W、V、Moからなる群より選ばれた少なくと
も一種の元素の酸化物又は硫酸塩30重量%以下(金属
元素換算値)とを担持してなる第三の触媒と、多孔質の
無機酸化物に活性種としてPt、Pd、Ru、Rh、Ir及びAuか
らなる群より選ばれた少なくとも1種の元素0.01〜
5重量%(金属元素換算値)を担持してなる第四の触媒
とからなり、前記第三の触媒と前記第四の触媒とが混合
されており、浄化材の排ガス流入側から流出側へ順に前
記第一の触媒、前記第二の触媒、前記混合触媒を有する
ことを特徴とする
分に対する理論反応量より多い酸素とを含む燃焼排ガス
から窒素酸化物を還元除去する本発明の排ガス浄化方法
は、上記の排ガス浄化材を用い、前記排ガス浄化材を排
ガス導管の途中に設置し、前記浄化材の上流側で炭化水
素及び/又は含酸素有機化合物を添加した排ガスを、1
50〜600℃において前記浄化材に接触させ、もって
前記排ガス中の炭化水素及び/又は含酸素有機化合物と
の反応により前記窒素酸化物を除去することを特徴とす
る。
第一の排ガス浄化材は、多孔質の無機酸化物に活性種と
して銀及び/又は銀化合物、又はそれらの混合物0.2
〜12重量%(銀元素換算値)を担持してなる第一の触
媒と、多孔質の無機酸化物に活性種として銀及び/又は
銀化合物、又はそれらの混合物0.5〜15重量%(銀
元素換算値)かつ前記第一の触媒の活性種の担持率より
多い量を担持してなる第二の触媒と、多孔質の無機酸化
物に活性種として銅の酸化物及び/又は硫酸塩を担持し
てなる第三の触媒とからなる。
無機酸化物に活性種として銀及び/又は銀化合物、又は
それらの混合物0.2〜12重量%(銀元素換算値)を
担持してなる第一の触媒と、多孔質の無機酸化物に活性
種として銀及び/又は銀化合物、又はそれらの混合物
0.5〜15重量%(銀元素換算値)かつ前記第一の触
媒の活性種の担持率より多い量を担持してなる第二の触
媒と、多孔質の無機酸化物に活性種として銅の酸化物及
び/又は硫酸塩0.2〜30重量%(銅元素換算値)
と、W、V、Moからなる群より選ばれた少なくとも一
種の元素の酸化物又は硫酸塩30重量%以下(金属元素
換算値)とを担持してなる第三の触媒とからなる。
材では、浄化材の排ガス流入側から流出側へ順に前記第
一の触媒、前記第二の触媒及び前記第三の触媒を有する
排ガス浄化材を排ガス導管中に設置し、浄化材の設置位
置より上流側で炭化水素と炭素数2以上の含酸素有機化
合物のいずれか又はそれを含む燃料を添加した排ガスを
この浄化材に接触させて、排ガス中の窒素酸化物を還元
除去する。このような配置とすることによって、広い排
ガス温度領域で窒素酸化物を効果的に還元除去すること
ができる。
無機酸化物に活性種として銀及び/又は銀化合物、又は
それらの混合物0.2〜12重量%(銀元素換算値)を
担持してなる第一の触媒と、多孔質の無機酸化物に活性
種として銀及び/又は銀化合物、又はそれらの混合物
0.5〜15重量%(銀元素換算値)かつ前記第一の触
媒の活性種の担持率より多い量を担持してなる第二の触
媒と、多孔質の無機酸化物に活性種として銅の酸化物及
び/又は硫酸塩を担持してなる第三の触媒と、多孔質の
無機酸化物に活性種としてPt、Pd、Ru、Rh、Ir及びAuか
らなる群より選ばれた少なくとも1種の元素0.01〜
5重量%(金属元素換算値)を担持してなる第四の触媒
とからなる。
無機酸化物に活性種として銀及び/又は銀化合物、又は
それらの混合物0.2〜12重量%(銀元素換算値)を
担持してなる第一の触媒と、多孔質の無機酸化物に活性
種として銀及び/又は銀化合物、又はそれらの混合物
0.5〜15重量%(銀元素換算値)かつ前記第一の触
媒の活性種の担持率より多い量を担持してなる第二の触
媒と、多孔質の無機酸化物に活性種として銅の酸化物及
び/又は硫酸塩0.2〜30重量%(銅元素換算値)
と、W、V、Moからなる群より選ばれた少なくとも一
種の元素の酸化物又は硫酸塩30重量%以下(金属元素
換算値)とを担持してなる第三の触媒と、多孔質の無機
酸化物に活性種としてPt、Pd、Ru、Rh、Ir及びAuからな
る群より選ばれた少なくとも1種の元素0.01〜5重
量%(金属元素換算値)を担持してなる第四の触媒とか
らなる。
材では、前記第三の触媒と前記第四の触媒とが混合され
ており、浄化材の排ガス流入側から流出側へ順に前記第
一の触媒、前記第二の触媒、前記混合触媒を有する排ガ
ス浄化材を排ガス導管中に設置し、浄化材の設置位置よ
り上流側で炭化水素と炭素数2以上の含酸素有機化合物
のいずれか又はそれを含む燃料を添加した排ガスをこの
浄化材に接触させて、排ガス中の窒素酸化物を還元除去
する。
態は、粉末状の多孔質無機酸化物に触媒活性種を担持し
てなる触媒を浄化材基体にコートしてなる浄化材であ
る。浄化材の基体を形成するセラミックス材料として
は、γ−アルミナ及びその酸化物(γ−アルミナ−チタ
ニア、γ−アルミナ−シリカ、γ−アルミナ−ジルコニ
ア等)、ジルコニア、チタニア−ジルコニアなどの多孔
質で表面積の大きい耐熱性のものが挙げられる。高耐熱
性が要求される場合、コージェライト、ムライト、アル
ミナ及びその複合物等を用いるのが好ましい。また、排
ガス浄化材の基体に公知の金属材料を用いることもでき
る。
目的に応じて種々変更できる。実用的には、入口部分、
中間部分及び出口部分等、二つ以上の部分からなること
が好ましい。またその構造としては、ハニカム構造型、
フォーム型、繊維状耐火物からなる三次元網目構造型、
あるいは顆粒状、ペレット状等が挙げられる。
態は、ペレット状又は顆粒状粉末状の多孔質無機酸化物
に触媒活性種を担持してなる触媒、又は触媒活性種をそ
れぞれ担持した粉末状多孔質無機酸化物をペレット状又
は顆粒状に成形したものを所望形状のケーシングに充填
してなる浄化材である。
ている。 (1)第一の触媒及び第二の触媒 第一の触媒及び第二の触媒は、多孔質無機酸化物に銀及
び/又は銀化合物、又はそれらの混合物を担持してな
り、排ガスの流入側に形成され、広い温度領域での窒素
酸化物除去に作用する。銀化合物は銀の酸化物、ハロゲ
ン化銀、硫酸銀及び燐酸銀などからなる群より選ばれた
少なくとも一種であり、好ましくは銀の酸化物、塩化銀
及び硫酸銀のいずれか一種以上であり、更に好ましくは
銀の酸化物及び/又は塩化銀である。多孔質の無機酸化
物としては、アルミナ、チタニアのいずれか又はそれら
を含む複合酸化物を用いるのが好ましい。アルミナ、チ
タニア又はそれらの複合酸化物を用いることにより、添
加した炭化水素、含酸素有機化合物及び/又は排ガス中
の残留炭化水素と排ガス中の窒素酸化物との反応が効率
良く起こる。
ナなどの多孔質の無機酸化物の比表面積は10m2 /g
以上であるのが好ましい。比表面積が10m2 /g未満
であると、排ガスと無機酸化物(及びこれに担持した銀
成分)との接触面積が小さくなり、良好な窒素酸化物の
除去が行えない。より好ましい多孔質無機酸化物の比表
面積は30m2 /g以上である。
の無機酸化物に活性種として担持する銀成分の担持量
は、無機酸化物100重量%に対して0.2〜12重量
%(銀元素換算値)とする。0.2重量%未満では窒素
酸化物の除去率が低下する。また、12重量%を超す量
の銀成分を担持すると炭化水素及び/又は含酸素有機化
合物自身の燃焼が起きやすく、窒素酸化物の除去率はか
えって低下する。好ましい銀成分の担持量は0.5〜1
0重量%である。
の無機酸化物に活性種として担持する銀成分の担持量
は、無機酸化物100重量%に対して0.5〜15重量
%(銀元素換算値)で、かつ第一の触媒の活性種の担持
率より多い量とする。つまり、第二の触媒上の銀成分の
含有率を常に第一の触媒上のものより大きくする。0.
5重量%未満又は第一の触媒の活性種の担持率以下で
は、第一の触媒で生成したアルデヒドを用いた窒素酸化
物の除去が行われない。また、15重量%を超す量の銀
成分を担持すると炭化水素及び/又は含酸素有機化合物
自身の燃焼が起きやすく、窒素酸化物の除去率はかえっ
て低下する。好ましい第二触媒における銀成分の担持量
は1〜12重量%である。
法としては、公知の含浸法、沈澱法等を用いることがで
きる。含浸法を用いる際、銀の硝酸塩、塩化物、硫酸
塩、炭酸塩等の水溶液又はアンモニア性水溶液に多孔質
無機酸化物を浸漬する。又は硝酸銀水溶液に多孔質無機
酸化物を浸漬し、乾燥後、塩化アンモニウム又は硫酸ア
ンモニウムの水溶液に再び浸漬する。沈澱法では硝酸銀
とハロゲン化アンモニウムとを反応させて、ハロゲン化
銀として多孔質無機酸化物上に沈澱させる。これを50
〜150℃、特に70℃程度で乾燥後、100〜600
℃で段階的に昇温して焼成するのが好ましい。焼成は、
空気中、酸素を含む窒素気流下や水素ガス気流下で行う
のが好ましい。水素ガス気流下で行う場合には、最後に
300〜650℃で酸化処理するのが好ましい。
物に担持された銀成分は酸化雰囲気下で焼成すると円状
集合体を形成することが観測されている。本発明の浄化
材では、銀成分集合体の平均直径を10〜10000n
mとするのが好ましい。一般的には、銀成分集合体の直
径が小さいほど、反応特性が高いが、平均直径が10n
m未満であると、還元剤である炭化水素及び/又は含酸
素有機化合物の酸化反応のみが進み、窒素酸化物の除去
率が低下する。一方、平均直径が10000nmを越え
ると、銀成分の反応特性が低減し、窒素酸化物の除去率
が下がる。好ましい銀成分集合体の平均直径は10〜5
000nm、更に好ましくは10〜2000nmとす
る。なお、ここで言う平均とは算術平均のことを意味す
る。
しい形態とする場合、浄化材基体上に設ける第一の触媒
及び第二の触媒の厚さは、一般に、基体材と、この触媒
との熱膨張特性の違いから制限される場合が多い。浄化
材基体上に設ける触媒の厚さを300μm以下とするの
がよい。このような厚さとすれば、使用中に熱衝撃等で
浄化材が破損することを防ぐことができる。浄化材基体
の表面に触媒を形成する方法は公知のウォシュコート法
等によって行われる。
媒及び第二の触媒の量は、それぞれ浄化材基体の20〜
300g/リットルとするのが好ましい。触媒の量が2
0g/リットル未満では良好なNOx の除去が行えない。
一方、触媒の量が300g/リットルを超えると除去特
性はそれほど上がらず、圧力損失が大きくなる。より好
ましくは、浄化材基体の表面上に設ける第一の触媒及び
第二の触媒をそれぞれ浄化材基体の50〜200g/リ
ットルとする。
てなる。多孔質無機酸化物としては、アルミナ、チタニ
ア及びゼオライトのいずれか又はそれらを含む複合酸化
物又はそれらの混合酸化物を用いるのが好ましい。第一
の触媒と同様に、多孔質の無機酸化物の比表面積は10
m2 /g以上であることが好ましい。
は、上記の第三の触媒の活性種としては銅の酸化物及び
/又は硫酸塩を用いる。多孔質無機酸化物を100重量
%として、銅の酸化物及び/又は硫酸銅の担持量は0.
2〜30重量%(金属元素換算値)である。好ましい担
持量が0.5〜25重量%(金属元素換算値)である。
は、上記の第三の触媒の活性種としては銅の酸化物及び
/又は硫酸塩と、W、V、Moからなる群より選ばれた
少なくとも一種の元素の酸化物又は硫酸塩とを用いる。
W、V、Moのうち、W及び/又はVを用いるのが好ま
しい。多孔質無機酸化物を100重量%として、銅の酸
化物及び/又は硫酸銅の担持量は0.2〜30重量%
(金属元素換算値)であり、W系成分の担持量は30重
量%以下(金属元素換算値)である。また銅成分とW系
成分との合計担持量は0.2〜60重量%(金属元素換
算値)(金属元素換算値)である。銅成分の好ましい担
持量が0.5〜25重量%(金属元素換算値)であり、
W系成分の好ましい担持量は25重量%以下(金属元素
換算値)であり、銅成分とW系成分との好ましい合計担
持量は0.5〜50重量%(金属元素換算値)とする。
第三の触媒を用いることにより、窒素酸化物や第一触媒
で生じる亜硝酸エステル、アンモニアなどの含窒素化合
物を窒素まで還元して、窒素酸化物の除去が可能にな
る。
の含浸法、沈殿法等を用いることができる。含浸法を用
いる際、触媒活性種元素の炭酸塩、硝酸塩、酢酸塩、硫
酸塩等の水溶液に多孔質無機酸化物を浸漬する。銅成分
の場合、硫酸銅、硝酸銅などの水溶液を用いる。W、
V、Moの場合、各元素のアンモニウム塩、しゅう酸塩
等の水溶液に多孔質無機酸化物を浸漬して用いる。50
〜150℃、特に70℃で乾燥後、100〜600℃で
段階的に昇温して焼成することによって行われる。この
焼成は空気中、酸素を含む窒素気流下で行う。また、チ
タニアの代わりにメタチタン酸(含水酸化チタン)を出
発物質として用い、V、W、Moを担持することも有効
な方法である。
しい形態とする場合、浄化材基体上に設ける第三の触媒
の厚さを300μm以下とするのがよい。また、浄化材
基体の表面上に設ける第三の触媒の量は、浄化材基体の
20〜300g/リットルとするのが好ましい。
てなり、排ガスの流出側に形成され、低い温度領域にお
ける窒素酸化物の除去に作用するとともに、一酸化炭素
や炭化水素の酸化除去を行う。多孔質無機酸化物として
は、アルミナ、チタニア、ジルコニア、シリカ、ゼオラ
イトからなる群より選ばれた一種以上の酸化物又は複合
酸化物を用いるのが好ましい。第一の触媒と同様に、多
孔質の無機酸化物の比表面積は10m2 /g以上である
ことが好ましい。
d、Ru、Rh、Ir及びAuからなる群より選ばれた少なくと
も1種の元素を用い、Pt、Pd、Ru、Rh及びAuの少なくと
も一種を用いるのが好ましく、特にPt、Pd及びAuの少な
くとも一種が好ましい。第四の触媒で無機酸化物に担持
する活性種の合計は、上述の多孔質の無機酸化物を基準
(100重量%) として0.01〜5重量%とし、好ましく
は0.01〜4重量%とする。触媒活性種の量が前記多
孔質無機酸化物に対して、5重量%を超す触媒担持量と
しても窒素酸化物の除去性能が向上しない。
に、La、Ce等の希土類元素、Ca、Mgなどのアルカリ土類
元素、Na、Kなどのアルカリ金属元素からなる群より選
ばれた少なくとも一つ以上の元素を10重量%以下担持
することが好ましい。希土類、アルカリ土類、アルカリ
金属元素を担持することにより、白金系の触媒の耐熱性
を向上させることができる。
の含浸法、沈澱法等を用いることができる。含浸法を用
いる際、触媒活性種元素の塩化物又はヘキサクロロ金属
酸等の水溶液に多孔質無機酸化物を浸漬し、70℃で乾
燥後、100〜700℃で段階的に昇温して焼成するこ
とによって行われる。焼成は窒素気流下、水素含有又は
酸素含有窒素気流下で行い、好ましくは窒素気流下で焼
成した後、水素含有窒素気流下、酸素含有窒素気流下で
それぞれ焼成を行う。なお、Pt系担持成分は金属元素と
して表示しているが、通常の浄化材の使用温度条件では
担持成分は金属と酸化物の状態で存在する。
しい形態とする場合、浄化材基体上に設ける第四の触媒
の厚さを300μm以下とするのがよい。また、浄化材
基体の表面上に設ける第四の触媒の量は、浄化材基体に
対して20〜300g/リットルとするのが好ましい。
質無機酸化物と触媒活性種との合計重量の比)は、1:
10〜10:1とするのが好ましい。比率が1:10未
満である(第一の触媒が少ない)と、150〜600℃
の広い温度範囲で全体的に窒素酸化物の浄化率が低下す
る。一方、比率が10:1を超え、第二の触媒が少ない
と、第一の触媒上でできたアルデヒドが窒素酸化物の還
元に有効に使用されない。より好ましい第一触媒と第二
の触媒の重量比は1:5〜5:1である。
いては、第一の触媒及び第二の触媒の合計重量と第三の
触媒の重量との比(多孔質無機酸化物と触媒活性種との
合計重量の比)は、10:1〜1:5とするのが好まし
い。比率が1:5未満である(第一の触媒及び第二の触
媒が少ない)と、150〜600℃の広い温度範囲で全
体的に窒素酸化物の浄化率が低下する。一方、比率が1
0:1を超え、第三の触媒が少ないと、第一の触媒上で
できた亜硝酸エステルやアンモニアが窒素酸化物の還元
に有効に使用されない。より好ましい第一の触媒及び第
二の触媒の合計重量と第三の触媒の重量比は5:1〜
1:4である。
は、第三の触媒と第四の触媒を混合して用いる。この混
合によって、第三の触媒の還元作用と第四の触媒の酸化
作用が互いに影響することなく同時に進行することがで
きる。浄化材が上記第一の好ましい形態である場合、浄
化材基体上に設ける第三の触媒と第四の触媒との混合触
媒の厚さを300μm以下とするのがよい。また、浄化
材基体の表面上に設ける第三の触媒と第四の触媒との混
合触媒の量は、浄化材基体に対して20〜300g/リ
ットルとするのが好ましい。
質無機酸化物と触媒活性種との合計重量の比)は、10
0:1〜100:50とするのが好ましい。第三の触媒
100重量部に対して第四の触媒が1重量部未満の場合
では、炭化水素、一酸化炭素の除去率が低下する。一
方、第三の触媒100重量部に対して第四の触媒が50
重量部を越えると、150〜600℃の広い温度範囲で
全体的に窒素酸化物の浄化率が低下する。より好ましい
第三の触媒と第四の触媒の重量比は100:1〜10
0:30である。
第三の触媒と第四の触媒との混合触媒の重量との比(多
孔質無機酸化物と触媒活性種との合計重量の比)は、1
0:1〜1:5とするのが好ましい。比率が1:5未満
である(第一の触媒及び第二の触媒が少ない)と、15
0〜600℃の広い温度範囲で全体的に窒素酸化物の浄
化率が低下する。一方、比率が10:1を超え、混合触
媒が少ないと、第一の触媒上でできた亜硝酸エステルや
アンモニアが窒素酸化物の還元に有効に利用されない、
また、一酸化炭素、炭化水素の除去率が低下する。より
好ましい第一触媒及び第二の触媒の合計重量と混合触媒
の重量比は5:1〜1:4である。
〜600℃の広い温度領域において、水分10%程度及
び硫黄酸化物を含む排ガスでも、良好な窒素酸化物の除
去を行うことができる。
ず、本発明の第一及び第二の排ガス浄化材を用いる場
合、浄化材の排ガス流入側から流出側へ順に第一の触
媒、第二の触媒及び第三の触媒を排ガス導管の途中に設
置する。
いる場合、浄化材の排ガス流入側から流出側へ順に第一
の触媒、第二の触媒、第三の触媒と第四の触媒の混合触
媒を排ガス導管の途中に設置する。
ン、プロピレン等がある程度は含まれるが、一般に排ガ
ス中のNOx を還元するのに十分な量ではないので、外部
から炭化水素及び/又は含酸素有機化合物、好ましくは
含酸素有機化合物又はそれと炭化水素燃料と混合してな
る還元剤を排ガス中に導入する。還元剤の導入位置は、
浄化材を設置した位置より上流側である。
状態でガス状又は液体状のアルカン、アルケン及び/又
はアルキンを用いることができる。特にアルカン又はア
ルケンの場合では炭素数2以上が好ましい。標準状態で
液体状の炭化水素としては、具体的に、軽油、セタン、
ヘプタン、灯油、ガソリン等の炭化水素が挙げられる。
その中でも、沸点50〜350℃の炭化水素が特に好ま
しい。外部から導入する含酸素有機化合物として、炭素
数2以上のエタノール、イソプロピルアルコール等のア
ルコール類、又はそれらを含む燃料を用いることができ
る。
素有機化合物の量は、重量比(添加する還元剤の重量/
排ガス中の窒素酸化物の重量)が0.1〜5となるよう
にするのが好ましい。この重量比が0.1未満である
と、窒素酸化物の除去率が大きくならない。一方、5を
超えると、燃費悪化につながる。
有する燃料を添加する場合、燃料としてガソリン、軽
油、灯油などを用いるのが好ましい。この場合、還元剤
の量は上記と同様に重量比(添加する還元剤の重量/排
ガス中の窒素酸化物の重量)が0.1〜5となるように
設定する。
素、亜硝酸エステル又はアンモニア等による窒素酸化物
の還元除去を効率的に進行させるために、第一の触媒及
び第二の触媒における空間速度はそれぞれ 150,000h-1
以下、好ましくは 100,000h-1以下とする。第一の触媒
及び第二の触媒の空間速度が 150,000h-1を越えると、
窒素酸化物の還元反応が十分に起こらず、窒素酸化物の
除去率が低下する。第三の触媒又は第三の触媒と第四の
触媒との混合触媒の空間速度は 200,000h-1以下、好ま
しくは 150,000h-1以下とする。
酸素有機化合物と窒素酸化物とが反応する部位である浄
化材設置部位における排ガスの温度を150〜600℃
に保つ。排ガスの温度が150℃未満であると還元剤と
窒素酸化物との反応が進行せず、良好な窒素酸化物の除
去を行うことができない。一方、600℃を超す温度と
すると炭化水素及び/又は含酸素有機化合物自身の燃焼
が始まり、窒素酸化物の還元除去が行えない。好ましい
排ガス温度は200〜550℃であり、より好ましくは
300〜500℃である。
細に説明する。実施例1 市販のγ−アルミナ粉末(比表面積200m2 /g)を
硝酸銀水溶液に浸漬したあと取り出して、70℃で2時
間乾燥した。そして、空気中で、段階的に600℃まで
昇温したあと、5時間焼成し、アルミナに対して3.1
重量%(金属元素換算値)の銀を担持した第一の触媒を
調製した。第一の触媒0.26gを、市販のコージェラ
イト製ハニカム状成形体(直径20mm、長さ8.3m
m、400セル/インチ2 )にコートし、乾燥後600
℃まで段階的に焼成し、銀系浄化材(第一の触媒をコー
トした浄化材)を調製した。
ナに5.0重量%(金属元素換算値)の銀を担持した第
二の触媒を調製し、上記と同様なハニカム状成形体に第
二の触媒0.26gをコートし、同じ方法で第二の銀系
浄化材(第二の触媒をコートした浄化材)を調製した。
%)に粉末状チタニア(比表面積50m2 /g)を浸漬
し、空気中で、80℃、100℃、120℃で各2時間
乾燥した。続いて、酸素を20%含む窒素気流下で12
0℃〜500℃まで段階的に昇温して500℃で5時間
焼成し、チタニアに対して硫酸銅4.4重量%(銅元素
換算値)を担持した第三の触媒を調製した。上記銀系浄
化材と同様なハニカム成形体に0.26gのスラリー化
した第三の触媒をコートし、銀系浄化材と同じ条件で乾
燥、焼成を行い、銅系浄化材(第三の触媒をコートした
浄化材)を調製した。
順に銀系浄化材、第二の銀系浄化材、銅系浄化材をセッ
トした。次に、表1に示す組成のガス(一酸化窒素、酸
素、エタノール、二酸化硫黄、窒素及び水分)を毎分
3.48リットル(標準状態)の流量で流して(各浄化
材の見かけ空間速度はそれぞれ約80,000h-1であ
る)、反応管内の排ガス温度を350〜550℃の範囲
に保ち、エタノールと窒素酸化物とを反応させた。
化学発光式窒素酸化物分析計により測定し、窒素酸化物
除去率を求めた。結果を表2に示す。
水を加え、水浴上で加熱して溶解させた後、冷却した水
溶液(タングステン濃度15.5重量%)に、粉末状チ
タニア(比表面積50m2 /g)を投入し、20分間浸
漬した。その後、溶液からチタニアを分離し、空気中
で、80℃、100℃、120℃で各2時間乾燥した。
続いて、酸素20%を含む窒素気流下で120℃から5
00℃まで5時間かけで昇温し、500℃で4時間焼成
して、チタニアに対してWの酸化物を7.4重量%(金
属元素換算値)担持したW系触媒を調製した。この触媒
を硫酸銅水溶液(銅濃度9.0重量%)に20分間浸漬
し、そして実施例1の第三の触媒と同じ方法で乾燥、焼
成し、チタニアに対してWの酸化物7.4重量%、硫酸
銅3.7重量%(金属元素換算値)を担持した第三の触
媒を調製した。0.26gの第三の触媒をスラリー化し
た後、実施例1と同じ方法でハニカム成形体にコート
し、乾燥、焼成を行い、銅、W系浄化材(第三の触媒を
コートした浄化材)を調製した。
順に実施例1の銀系浄化材、実施例1の第二の銀系浄化
材、上記銅、W系浄化材をセットした。実施例1と同様
の反応条件(各浄化材の見かけ空間速度はそれぞれ約8
0,000h-1である)で、表1に示す組成のガスを用
いて評価を行った。結果を表2に示す。
溶解させた後、冷却した水溶液(バナジウム濃度7.8
重量%)に、粉末状チタニア(比表面積50m2 /g)
を投入し、20分間浸漬した。その後、溶液からチタニ
アを分離し、空気中で、80℃、100℃、120℃で
各2時間乾燥した。続いて、酸素20%を含む窒素気流
下で120℃〜500℃まで5時間かけで昇温し、50
0℃で4時間焼成して、チタニアに対してV酸化物を
3.8重量%(金属元素換算値)担持したV系触媒を調
製した。このV系触媒3.3g(見掛け体積3.1m
l)を硫酸銅水溶液(銅濃度9.0重量%)に20分間
浸漬し、そして実施例1の第三の触媒と同じ方法で乾
燥、焼成し、チタニアに対してVの酸化物3.8重量
%、硫酸銅4.0重量%(金属元素換算値)を担持した
第三の触媒を調製した。0.26gの第三の触媒をスラ
リー化した後、実施例1と同じ方法でハニカム成形体に
コートし、乾燥、焼成を行い、銅、V系浄化材(第三の
触媒をコートした浄化材)を調製した。
順に実施例1の銀系浄化材、実施例1の第二の銀系浄化
材、上記銅、V系浄化材をセットした。実施例1と同様
の反応条件(各浄化材の見かけ空間速度はそれぞれ約8
0,000h-1である)で、表1に示す組成のガスを用
いて評価を行った。結果を表2に示す。
1ml)を硝酸銅水溶液(銅濃度9.5重量%)に20
分間浸漬し、そして実施例1の第三の触媒と同じ方法で
乾燥、焼成し、チタニアに対してVの酸化物3.8重量
%、銅の酸化物4.5重量%(金属元素換算値)を担持
した第三の触媒を調製した。0.26gの第三の触媒を
スラリー化した後、実施例1と同じ方法でハニカム成形
体にコートし、乾燥、焼成を行い、銅、V系浄化材(第
三の触媒をコートした浄化材)を調製した。
順に実施例1の銀系浄化材、実施例1の第二の銀系浄化
材、上記銅、V系浄化材をセットした。実施例1と同様
の反応条件(各浄化材の見かけ空間速度はそれぞれ約8
0,000h-1である)で、表1に示す組成のガスを用
いて評価を行った。結果を表2に示す。
(銅濃度9.5重量%)に20分間浸漬し、そして実施
例1の第三の触媒と同じ方法で乾燥、焼成し、チタニア
に対して銅の酸化物4.5重量%(金属元素換算値)を
担持した第三の触媒を調製した。
26gの第三の触媒をスラリー化した後、実施例1と同
じ方法でハニカム成形体に混合触媒をコートし、乾燥、
焼成を行い、銅系浄化材(第三の触媒をコートした浄化
材)を調製した。
順に実施例1の銀系浄化材、実施例1の第二の銀系浄化
材、上記銅系浄化材をセットした。実施例1と同様の反
応条件(各浄化材の見かけ空間速度はそれぞれ約80,
000h-1である)で、表1に示す組成のガスを用いて
評価を行った。結果を表2に示す。
溶液に20分間浸漬した後、空気中、80℃で2時間乾
燥し、窒素気流下で120℃で2時間、200〜400
℃まで段階的に各1時間焼成した。そして、水素ガス4
%を含む窒素気流下で50℃〜400℃まで5時間かけ
て昇温し、400℃で4時間焼成し、さらに、酸素を1
0%含む窒素気流下で50℃〜500℃まで5時間かけ
て昇温し、500℃で5時間焼成し、チタニアに対して
Ptを0.21重量%(金属元素換算値)担持した第四の
触媒を調製した。
重量比が40:1になるように第二の触媒と第三の触媒
を混合してスラリー化した後、実施例1の銀系浄化材と
同様なハニカム成形体に0.26gの混合触媒をコート
し。実施例1の銀系浄化材と同じ条件で乾燥、焼成を行
い、銅、白金系浄化材(第三、第四の触媒をコートした
浄化材)を調製した。
順に実施例1の銀系浄化材、実施例1の第二の銀系浄化
材、上記銅、白金系浄化材をセットした。実施例1と同
様の反応条件(各浄化材の見かけ空間速度はそれぞれ約
80,000h-1である)で、表1に示す組成のガスを
用いて評価を行った。結果を表2に示す。
四の触媒を重量比が40:1になるように混合してスラ
リー化した後、実施例6と同じ方法でハニカム成形体に
0.26gの混合触媒をコートし、乾燥、焼成を行い、
銅、W、白金系浄化材(第三、第四の触媒をコートした
浄化材)を調製した。
順に実施例1の銀系浄化材、実施例1の第二の銀系浄化
材、上記銅、W、白金系浄化材をセットした。実施例1
と同様の反応条件(各浄化材の見かけ空間速度はそれぞ
れ約80,000h-1である)で、表1に示す組成のガ
スを用いて評価を行った。結果を表2に示す。
四の触媒を重量比が20:1になるように混合してスラ
リー化した後、実施例6と同じ方法でハニカム成形体に
0.26gの混合触媒をコートし、乾燥、焼成を行い、
銅、V、白金系浄化材(第三、第四の触媒をコートした
浄化材)を調製した。
順に実施例1の銀系浄化材、実施例1の第二の銀系浄化
材、上記銅、V、白金系浄化材をセットした。実施例1
と同様の反応条件(各浄化材の見かけ空間速度はそれぞ
れ約80,000h-1である)で、表1に示す組成のガ
スを用いて評価を行った。結果を表2に示す。
四の触媒を重量比が20:1になるように混合してスラ
リー化した後、実施例6と同じ方法でハニカム成形体に
0.26gの混合触媒をコートし、乾燥、焼成を行い、
銅、V、白金系浄化材(第三、第四の触媒をコートした
浄化材)を調製した。
順に実施例1の銀系浄化材、実施例1の第二の銀系浄化
材、上記銅、V、白金系浄化材をセットした。実施例1
と同様の反応条件(各浄化材の見かけ空間速度はそれぞ
れ約80,000h-1である)で、表1に示す組成のガ
スを用いて評価を行った。結果を表2に示す。
四の触媒を重量比が20:1になるように混合してスラ
リー化した後、実施例6と同じ方法でハニカム成形体に
0.26gの混合触媒をコートし、乾燥、焼成を行い、
銅、白金系浄化材(第三、第四の触媒をコートした浄化
材)を調製した。
順に実施例1の銀系浄化材、実施例1の第二の銀系浄化
材、上記銅、白金系浄化材をセットした。実施例1と同
様の反応条件(各浄化材の見かけ空間速度はそれぞれ約
80,000h-1である)で、表1に示す組成のガスを
用いて評価を行った。結果を表2に示す。
カム成形体にコートして、乾燥、焼成を行い、銀系浄化
材を調製した。銀系浄化材を排ガスの導管にセットし、
実施例1と同様の反応条件(見かけ空間速度は約80,
000h-1である)で、表1に示す組成のガスを用いて
評価を行った。結果を表2に示す。
た比較例1に比べて、実施例1〜10では広い排ガス温
度領域で窒素酸化物の良好な除去がみられた。
化材を用いれば、広い温度領域において過剰の酸素を含
む排ガス中の窒素酸化物を効率良く除去することができ
る。本発明の排ガス浄化材及び浄化方法は、各種燃焼
機、自動車等の排ガス浄化に広く利用することができ
る。
Claims (10)
- 【請求項1】 窒素酸化物と、共存する未燃焼成分に対
する理論反応量より多い酸素とを含む燃焼排ガスから窒
素酸化物を還元除去する排ガス浄化材において、多孔質
の無機酸化物に活性種として銀及び/又は銀化合物、又
はそれらの混合物0.2〜12重量%(銀元素換算値)
を担持してなる第一の触媒と、多孔質の無機酸化物に活
性種として銀及び/又は銀化合物、又はそれらの混合物
0.5〜15重量%(銀元素換算値)かつ前記第一の触
媒の活性種の担持率より多い量を担持してなる第二の触
媒と、多孔質の無機酸化物に活性種として銅の酸化物及
び/又は硫酸塩0.2〜30重量%(銅元素換算値)を
担持してなる第三の触媒とからなり、浄化材の排ガス流
入側から流出側へ順に前記第一の触媒、前記第二の触媒
及び前記第三の触媒を有することを特徴とする排ガス浄
化材。 - 【請求項2】 窒素酸化物と、共存する未燃焼成分に対
する理論反応量より多い酸素とを含む燃焼排ガスから窒
素酸化物を還元除去する排ガス浄化材において、多孔質
の無機酸化物に活性種として銀及び/又は銀化合物、又
はそれらの混合物0.2〜12重量%(銀元素換算値)
を担持してなる第一の触媒と、多孔質の無機酸化物に活
性種として銀及び/又は銀化合物、又はそれらの混合物
0.5〜15重量%(銀元素換算値)かつ前記第一の触
媒の活性種の担持率より多い量を担持してなる第二の触
媒と、多孔質の無機酸化物に活性種として銅の酸化物及
び/又は硫酸塩0.2〜30重量%(銅元素換算値)
と、W、V、Moからなる群より選ばれた少なくとも一
種の元素の酸化物又は硫酸塩30重量%以下(金属元素
換算値)とを担持してなる第三の触媒とからなり、浄化
材の排ガス流入側から流出側へ順に前記第一の触媒、前
記第二の触媒及び前記第三の触媒を有することを特徴と
する排ガス浄化材。 - 【請求項3】 窒素酸化物と、共存する未燃焼成分に対
する理論反応量より多い酸素とを含む燃焼排ガスから窒
素酸化物を還元除去する排ガス浄化材において、多孔質
の無機酸化物に活性種として銀及び/又は銀化合物、又
はそれらの混合物0.2〜12重量%(銀元素換算値)
を担持してなる第一の触媒と、多孔質の無機酸化物に活
性種として銀及び/又は銀化合物、又はそれらの混合物
0.5〜15重量%(銀元素換算値)かつ前記第一の触
媒の活性種の担持率より多い量を担持してなる第二の触
媒と、多孔質の無機酸化物に活性種として銅の酸化物及
び/又は硫酸塩0.2〜30重量%(銅元素換算値)を
担持してなる第三の触媒と、多孔質の無機酸化物に活性
種としてPt、Pd、Ru、Rh、Ir及びAuからなる群より選ば
れた少なくとも1種の元素0.01〜5重量%(金属元
素換算値)を担持してなる第四の触媒とからなり、前記
第三の触媒と前記第四の触媒とが混合されており、浄化
材の排ガス流入側から流出側へ順に前記第一の触媒、前
記第二の触媒、前記混合触媒を有することを特徴とする
排ガス浄化材。 - 【請求項4】 窒素酸化物と、共存する未燃焼成分に対
する理論反応量より多い酸素とを含む燃焼排ガスから窒
素酸化物を還元除去する排ガス浄化材において、多孔質
の無機酸化物に活性種として銀及び/又は銀化合物、又
はそれらの混合物0.2〜12重量%(銀元素換算値)
を担持してなる第一の触媒と、多孔質の無機酸化物に活
性種として銀及び/又は銀化合物、又はそれらの混合物
0.5〜15重量%(銀元素換算値)かつ前記第一の触
媒の活性種の担持率より多い量を担持してなる第二の触
媒と、多孔質の無機酸化物に活性種として銅の酸化物及
び/又は硫酸塩0.2〜30重量%(銅元素換算値)
と、W、V、Moからなる群より選ばれた少なくとも一
種の元素の酸化物又は硫酸塩30重量%以下(金属元素
換算値)とを担持してなる第三の触媒と、多孔質の無機
酸化物に活性種としてPt、Pd、Ru、Rh、Ir及びAuからな
る群より選ばれた少なくとも1種の元素0.01〜5重
量%(金属元素換算値)を担持してなる第四の触媒とか
らなり、前記第三の触媒と前記第四の触媒とが混合され
ており、浄化材の排ガス流入側から流出側へ順に前記第
一の触媒、前記第二の触媒、前記混合触媒を有すること
を特徴とする排ガス浄化材。 - 【請求項5】 請求項3又は4に記載の排ガス浄化材に
おいて、前記第三の触媒と第四の触媒の重量比は10
0:1〜100:50であることを特徴とする排ガス浄
化材。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の排ガス
浄化材において、前記第一、第二、第三及び第四の触媒
の内の一つ以上がセラッミクス製又は金属製の基体の表
面にコートされたものであることを特徴とする排ガス浄
化材。 - 【請求項7】 請求項1〜5のいずれかに記載の排ガス
浄化材において、前記第一、第二、第三及び第四の触媒
の内の一つ以上がペレット状又は顆粒状であることを特
徴とする排ガス浄化材。 - 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の排ガス
浄化材において、前記銀化合物は銀の酸化物、ハロゲン
化銀、硫酸銀及び燐酸銀からなる群より選ばれた少なく
とも一種であることを特徴とする排ガス浄化材。 - 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の排ガス
浄化材において、前記多孔質無機酸化物が、第一及び第
二の触媒ではアルミナ、チタニアのいずれか又はそれら
を含む複合酸化物、第三の触媒ではアルミナ、チタニア
及びゼオライトのいずれか又はそれらを含む複合酸化物
又はそれらの混合酸化物、第四の触媒ではアルミナ、チ
タニア、ジルコニア、シリカ、ゼオライトからなる群よ
り選ばれた一種以上の酸化物であることを特徴とする排
ガス浄化材。 - 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかに記載の排ガ
ス浄化材を用い、窒素酸化物と、共存する未燃焼成分に
対する理論反応量より多い酸素とを含む燃焼排ガスから
窒素酸化物を還元除去する排ガス浄化方法において、前
記排ガス浄化材を排ガス導管の途中に設置し、前記浄化
材の上流側で炭化水素及び/又は含酸素有機化合物を添
加した排ガスを、150〜600℃において前記浄化材
に接触させ、もって前記排ガス中の炭化水素及び/又は
含酸素有機化合物との反応により前記窒素酸化物を除去
することを特徴とする排ガス浄化方法。
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|---|---|---|---|
| JP31763394A JP3626999B2 (ja) | 1994-11-28 | 1994-11-28 | 排ガス浄化材及び排ガス浄化方法 |
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| JP2012097724A (ja) * | 2010-10-08 | 2012-05-24 | Hino Motors Ltd | 排ガス浄化装置 |
| JP2012130921A (ja) * | 2012-04-13 | 2012-07-12 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | アンモニアガス浄化用触媒 |
| JP2015134353A (ja) * | 2015-03-02 | 2015-07-27 | 中国電力株式会社 | アンモニアガス浄化用触媒 |
| WO2023136061A1 (ja) * | 2022-01-17 | 2023-07-20 | 株式会社キャタラー | 排ガス浄化用触媒 |
-
1994
- 1994-11-28 JP JP31763394A patent/JP3626999B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
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