JPH08150984A - プラスチック製小型船舶の船体構造 - Google Patents

プラスチック製小型船舶の船体構造

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JPH08150984A
JPH08150984A JP29428394A JP29428394A JPH08150984A JP H08150984 A JPH08150984 A JP H08150984A JP 29428394 A JP29428394 A JP 29428394A JP 29428394 A JP29428394 A JP 29428394A JP H08150984 A JPH08150984 A JP H08150984A
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JP
Japan
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cabin
hull
wall
rear wall
deck
Prior art date
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Pending
Application number
JP29428394A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Satouchi
和彦 里内
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャビンの後壁が充分な剛性を有し、簡単な
構造で、製造も容易なようにする。 【構成】 船側板および船底板を備えた船体部材1と、
キャビンの上部構造24およびデッキを備えたデッキ部
材2と、キャビンの下部構造を備えたハルライナー4と
がそれぞれプラスチック製の一体成形品で構成され、ハ
ルライナー4と船体部材1とが補強部材51などを介し
て互いに接合されるとともに、キャビンの上部構造24
とハルライナー4とが突合せ接合されて一体化され、キ
ャビンの上部後壁25の後側にはコックピットのデッキ
フロアー21が形成され、このコックピットの両側には
ブルワーク23が形成され、この上部後壁25にはコッ
クピットからキャビン内に出入りする出入口が形成さ
れ、キャビンの下部後壁42の上端縁は船体部材の船底
板に設けられたバルクヘッド51とデッキ部材のコック
ピットのデッキフロアー21前端部とに接合されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、船側板および船底板
を備えた船体部材と、デッキを備えたデッキ部材とがそ
れぞれ型成形で一体に形成されるプラスチック製小型船
舶の船体構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、漁船やレジャーボートなどでプラ
スチック製の船舶が広く使用されている。この船体は、
船側板および船底板を有する船体部材と上部構造を有す
るデッキ部材とがそれぞれ型成形によって一体に成形さ
れ、それらが互いに周縁部で接合されている。そしてこ
の船体に対して壁材や補強材を取付けることによりキャ
ビンなどを構成するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記船体において、キ
ャビンの後側にコックピットのデッキフロアーを形成
し、このデッキフロアーからの出入口をキャビンの後壁
に形成する構造のものでは、平坦な面からなる後壁に大
きな開口部となる出入口が形成されることにより剛性が
減少し、とくに船体のねじれ力に対して撓みやすくな
り、このため後壁の補強構造が複雑になって製造コスト
が高くなるという問題がある。
【0004】この発明は、このような従来の欠点を解消
するためになされたものであり、簡単な構造で、充分な
強度を有し、製造も容易なプラスチック製小型船舶の船
体構造を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、船側板およ
び船底板を備えた船体部材と、キャビンの上部構造およ
びデッキを備えたデッキ部材と、キャビンの下部構造を
備えたハルライナーとがそれぞれプラスチック製の一体
成形品で構成され、上記船体部材とデッキ部材とは互い
の周縁部で接合され、上記ハルライナーと船体部材とが
補強部材を介して互いに接合されるとともに、キャビン
の上部構造とハルライナーとが突合せ接合されて一体化
され、上記キャビンの上部構造はキャビンの上壁と上部
後壁と上部周壁とからなり、この上部後壁の後側にはコ
ックピットのデッキフロアーが形成され、このコックピ
ットの両側にはブルワークが形成され、この上部後壁に
はコックピットからキャビン内に出入りする出入口が形
成され、キャビンの下部構造はキャビンの底壁、周壁お
よび下部後壁からなり、キャビンの下部後壁の上端縁は
船体部材の船底板に設けられたバルクヘッドとデッキ部
材のコックピットのデッキフロアー前端部とに接合され
ているものである。
【0006】上記キャビンの上部後壁の両側部には、後
方に延びてその後端部がブルワーク内壁に連続する内側
壁と、その内側壁の後端部が折り返されてキャビン上部
周壁に連続する外側壁とが形成されてこれらにより中空
構造のキャビン支柱が形成された構成としてもよい。
【0007】
【作用】上記構成では、キャビンの下部構造を備えたハ
ルライナーが、船体部材に対して補強部材を介して互い
に接合されるとともに、キャビンの上部構造とハルライ
ナーとが突合せ接合されて一体化され、キャビンの上部
後壁の下端部は、コックピットのデッキフロアーの前端
部とともにキャビンの下部後壁の上端縁と船底板に設け
られたバルクヘッドとに接合された構造となっているた
めに、コックピットからキャビン内に出入りする出入口
などの開口部が形成されたキャビンの上部後壁は有効に
補強されて充分な剛性を保持している。
【0008】また上記キャビンの上部後壁の両側部に、
後方に延びてその後端部がブルワーク内壁に連続する内
側壁と、その内側壁の後端部が折り返されてキャビン上
部周壁に連続する外側壁とが形成された構成とした場合
には、キャビンの上部後壁はさらに補強されるととも
に、中空構造のキャビンの支柱を物入れとしても利用す
ることができる。
【0009】
【実施例】図1〜図4において、船体10は船側板11
と船底板12とを備えた船体部材1と、キャビンの上部
構造24およびデッキを備えたデッキ部材2と、キャビ
ンの下部構造を備えたハルライナー4とがそれぞれプラ
スチック製の一体成形品で構成されている。上記船体部
材1とデッキ部材2とは周縁部15で互いに接合され、
上記ハルライナー4は船体部材1の内部に配置されてキ
ャビンの上部構造24および船体部材1と接続されてい
る。キャビン内には操作ハンドル8、運転席80、同乗
者用シート81,82などが設けられている。
【0010】上記デッキ部材2は、図5にも示すよう
に、キャビン上部構造24とその前側の船首デッキ20
と後側のコックピットのデッキフロアー21とブルワー
ク23とが一体に型成形されている。このキャビンの上
部構造24は、上壁28と窓250を備えた上部後壁2
5と窓240を備えた上部周壁27とを有し、上壁28
上には庇241が取付けられている。またキャビンの上
部後壁25には、コックピットからキャビン内に出入り
するための出入口29が形成されている。またキャビン
の上部後壁25の両側部には、後方に延びてその後端部
がブルワーク内壁22に連続する内側壁262と、その
内側壁262の後端部が折り返されてキャビン上部周壁
27に連続する外側壁263とにより中空構造のキャビ
ン支柱26が形成されている。また上部後壁25の後側
にはコックピットのデッキフロアー21が形成され、こ
のコックピットの両側にはブルワーク内壁22が立ち上
がって、その上端部が外側に折り曲げられることにより
ブルワーク23が形成されている。
【0011】上記キャビンの下部構造を構成するハルラ
イナー4は、図5に示すように、キャビンの底壁40、
周壁41および下部後壁42からなり、下部後壁42は
その中央部が切り欠かれて開口部422が形成され、底
壁40の一部にはシート台45が突出形成され、その下
側に凹部46が形成されている。このような構造のハル
ライナー4を、図6および図7に示すように、船体内の
船底ロンジ部材13上に設置し、凹部46には適宜の板
を当てて底面を平滑にして底壁40ほぼ底面全体がロン
ジ13の上面に接触するようにする。そして図8、図9
および図12に示すように、キャビンの下部後壁42の
中央部の上端縁43は折り曲げられて水平後方に延び、
上記開口部422に上部後壁25が位置してその下端部
がキャビンの下部後壁42と突き合わされて上端縁43
の上面とデッキフロアー21の下面とが接着ペースト2
10で接着され、また上端縁43の下面と船底板12に
設けられたバルクヘッド(補強部材)51の上端部とが
目張り材6によって接合されている。すなわちハルライ
ナー4の後壁42はデッキフロアー21とバルクヘッド
51とに強固に結合されている。
【0012】また下部後壁42の側部上端部には、図8
〜図11に示すように、袖部補強部材256が船側板1
1とハルライナーの周壁41とに接合され、この袖部補
強部材256が支柱26の前端壁を構成している。さら
に支柱26の後部には後部壁を構成する補強部材261
がブルワーク23の前端部から下向きに延びるように取
付けられ、その下端部にはデッキフロアー21よりも高
い位置で水平前後方向に延びる船側補強部材71に結合
されている。この船側補強部材71は船側板11の内面
に沿って取付けられ、その前端部はハルライナー4の下
部後壁42に接合され、さらに船側補強部材71の前方
延長線上に船側補強部材72が取付けられている。上記
支柱26はこのような補強部材により剛性が高められる
とともに、支柱26内に物入れ用空間が形成されてい
る。この物入れ用空間での補強部材256,261と船
側板11,内側壁262とを接合する目張り材6の取付
けは、この開口部260から手を挿入して行なうことが
できる。そしてこの物入れ用の開口部260がコックピ
ット側に面して内側壁262に形成され、この開口部2
60には図示しない着脱可能なカバーが取付けられてい
る。またハルライナー4の周壁41の上端部は、キャビ
ン上部構造の周壁27に突き合わせ接合されている。
【0013】上記構成では、コックピットとの間での出
入口29が形成されるキャビン上部後壁25が強度的に
最も厳しい条件にさらされるが、この上部後壁25はそ
の下端部がハルライナー4の下部後壁42および船底に
設けられたバルクヘッド51に突き合わせ溶接されてい
るために充分に補強されることになる。すなわち、キャ
ビンの下部構造を形成するハルライナー4はプラスチッ
クで一体成形され、その下部後壁42の中央部の上端縁
43が、船底に取付けられたバルクヘッド51に上部後
壁25とともに接合されており、ハルライナー4の底部
は船底のロンジ13上に載置されているために、上部後
壁25は充分な剛性が付与されることになる。さらにキ
ャビン上部後壁25の両側部は後方に延びて支柱26が
形成され、これによって上部後壁25の両側部を強固に
保持し、また下部周壁41は上部周壁27に突き合わせ
接合されているために、上部後壁25に充分な剛性を付
与している。さらにこの支柱26はデッキ部材2の型成
形の際に一体に形成されるものであるために、製作には
余分な手間はかからず、また支柱26は中空構造である
ために、その内部を物入れとして利用することもでき
る。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、キャビンの下部構造を備えたハルライナーが、船体
部材に対して補強部材を介して互いに接合されるととも
に、キャビンの上部構造とハルライナーとが突合せ接合
されて一体化され、キャビンの上部後壁の下端部は、コ
ックピットのデッキフロアーの前端部とともにキャビン
の下部後壁の上端縁と船底板に設けられたバルクヘッド
とに接合された構造となっているために、コックピット
からキャビン内に出入りする出入口などの開口部が形成
されたキャビンの上部後壁は有効に補強されて充分な剛
性を保持している。
【0015】また上記キャビンの上部後壁の両側部に、
後方に延びてその後端部がブルワーク内壁に連続する内
側壁と、その内側壁の後端部が折り返されてキャビン上
部周壁に連続する外側壁とが形成された構成とした場合
には、キャビンの上部後壁はさらに補強されるととも
に、中空構造のキャビンの支柱を物入れとしても利用す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す側面図である。
【図2】図1の平面図であり、下半分はキャビンの上部
構造を切り欠いて示している。
【図3】キャビンの背面図である。
【図4】キャビンの横断面図である。
【図5】デッキ部材およびハルライナーの分解斜視図で
ある。
【図6】キャビン後側での船体左半分の横断面図であ
る。
【図7】キャビン後側での船体右半分の横断面図であ
る。
【図8】図6のA−A線断面図である。
【図9】図6のB−B線断面図である。
【図10】図8のC−C線断面図である。
【図11】図8のD−D線断面図である。
【図12】図8および図9のF部の拡大図である。
【符号の説明】
1 船体部材 2 デッキ部材 4 ハルライナー(キャビンの下部構造) 6 目張り材 8 操作ハンドル 10 船体 11 船側板 12 船底板 15 周縁部 21 デッキフロアー 23 ブルワーク 24 キャビンの上部構造 25 キャビンの下部後壁 26 キャビンの支柱 27 キャビンの上部周壁 40 キャビンの底壁 41 キャビンの周壁 42 キャビンの後壁 43 キャビンの後壁の上端縁 51 バルクヘッド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船側板および船底板を備えた船体部材
    と、キャビンの上部構造およびデッキを備えたデッキ部
    材と、キャビンの下部構造を備えたハルライナーとがそ
    れぞれプラスチック製の一体成形品で構成され、上記船
    体部材とデッキ部材とは互いの周縁部で接合され、上記
    ハルライナーと船体部材とが補強部材を介して互いに接
    合されるとともに、キャビンの上部構造とハルライナー
    とが突合せ接合されて一体化され、上記キャビンの上部
    構造はキャビンの上壁と上部後壁と上部周壁とからな
    り、この上部後壁の後側にはコックピットのデッキフロ
    アーが形成され、このコックピットの両側にはブルワー
    クが形成され、この上部後壁にはコックピットからキャ
    ビン内に出入りする出入口が形成され、キャビンの下部
    構造はキャビンの底壁、周壁および下部後壁からなり、
    キャビンの下部後壁の上端縁は船体部材の船底板に設け
    られたバルクヘッドとデッキ部材のコックピットのデッ
    キフロアー前端部とに接合されていることを特徴とする
    プラスチック製小型船舶の船体構造。
  2. 【請求項2】 上記キャビンの上部後壁の両側部には、
    後方に延びてその後端部がブルワーク内壁に連続する内
    側壁と、その内側壁の後端部が折り返されてキャビン上
    部周壁に連続する外側壁とが形成されてこれらにより中
    空構造のキャビン支柱が形成されていることを特徴とす
    る請求項1記載のプラスチック製小型船舶の船体構造。
JP29428394A 1994-11-29 1994-11-29 プラスチック製小型船舶の船体構造 Pending JPH08150984A (ja)

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