JPH08151450A - 耐オゾン性フッ素ゴム成形体 - Google Patents

耐オゾン性フッ素ゴム成形体

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JPH08151450A
JPH08151450A JP23525095A JP23525095A JPH08151450A JP H08151450 A JPH08151450 A JP H08151450A JP 23525095 A JP23525095 A JP 23525095A JP 23525095 A JP23525095 A JP 23525095A JP H08151450 A JPH08151450 A JP H08151450A
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JP
Japan
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ozone
fluororubber
molded article
resistant
copolymer
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JP23525095A
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English (en)
Inventor
Isao Sakka
功 目
Mitsufumi Fujii
井 充 史 藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Valqua Industries Ltd
Nihon Valqua Kogyo KK
Original Assignee
Nippon Valqua Industries Ltd
Nihon Valqua Kogyo KK
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Publication date
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  • Sealing Material Composition (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 未加硫フッ素ゴムを、有機過酸化物、も
しくは有機過酸化物と架橋助剤とを用いて加硫してなる
ことを特徴とする耐オゾン用フッ素ゴム成形体。 【効果】 このフッ素ゴム成形体は、オゾン濃度が10
重量%以上の高濃度のオゾンに対しても優れた耐オゾン
性を有し硬化あるいはベタツキを起こしにくく、シール
材として用いたときシール性が低下せず、種々のオゾン
ガス処理プロセスのシール材等として好ましく用いられ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、耐オゾン性フッ素ゴム成
形体に関し、さらに詳しくはオゾン濃度が10重量%以
上の高濃度のオゾンに対しても優れた耐オゾン性を有し
硬化あるいはベタツキを起こしにくく、しかもガスケッ
ト等のシール材として最適である耐オゾン性フッ素ゴム
成形体に関する。
【0002】
【従来技術】オゾンは強力な酸化作用を有しているた
め、水処理や脱臭処理、病院の消毒などさまざまな分野
で利用されているが、技術の進歩に伴いこれらの分野で
より高濃度のオゾンが利用されるようになってきてい
る。
【0003】このような分野では、従来、主鎖に二重結
合を持たないEPDM、ウレタンゴム、アクリルゴム等
のゴムが、一般的に耐久性、耐オゾン性に優れているた
め用いられている。
【0004】例えば従来オゾン濃度の高い環境下で使用
されるガスケットなどでは、EPDM製ガスケットなど
が使われていたが、経時的に該ガスケットが硬化しある
いはベタツキを起こし、シール性が低下するということ
は少なく、余り問題とならなかった。
【0005】しかしながら、より高いオゾン濃度の環境
下では、短期間でEPDM製ガスケットがクラックを生
じてしまうという問題点があった。
【0006】このため、本発明者らは、上記のような高
濃度のオゾンに対しても優れた耐オゾン性を有してお
り、硬化あるいはベタツキを起こしにくく、しかもガス
ケットなどのシール材として用いうるような耐オゾン性
フッ素ゴム成形体を得るべく鋭意研究したところ、高濃
度のオゾンに対しては一般的にフッ素樹脂製あるいはフ
ッ素ゴム製の成形体が好適であることを見出した。また
フッ素樹脂製成形体の場合にはクリープ現象によりシー
ル性が低下することがあり、またシール面への追随性に
難があるが、フッ素ゴムの場合には、かかる問題点は少
ないことを見出した。そしてこのフッ素ゴムについて、
さらに鋭意研究したところ、特定の加硫剤(架橋剤)に
て加硫してなるフッ素ゴム成形体は、高濃度のオゾン条
件下においても優れた耐オゾン性を有しており、硬化あ
るいはベタツキ(粘着)を起こしにくく、シール性が低
下せずシール材として最適であることを見出し、本発明
を完成するに至った。
【0007】
【発明の目的】本発明は、上記のような従来技術に伴う
問題点を解決しようとするものであって、オゾン濃度が
10重量%以上であるような高濃度のオゾンに対しても
優れた耐オゾン性を有し硬化あるいはベタツキを起こし
にくく、シール材として最適である耐オゾン性フッ素ゴ
ム成形体を提供することを目的としている。
【0008】
【発明の概要】本発明に係る耐オゾン性フッ素ゴム成形
体は、未加硫フッ素ゴムを、有機過酸化物、もしくは有
機過酸化物と架橋助剤とを用いて加硫してなることを特
徴としている。
【0009】本発明の好ましい態様においては、上記未
加硫フッ素ゴムには、該未加硫フッ素ゴム100重量部
に対して、充填剤好ましくは酸化物系充填剤、水酸化物
系充填剤、炭酸塩系充填剤、硫酸塩系充填剤、ケイ酸塩
系充填剤からなる群から選ばれる少なくとも1種の充填
剤が150重量部以下の量で配合されていることが好ま
しい。また、本発明の好ましい態様においては、上記未
加硫フッ素ゴムには、該未加硫フッ素ゴム100重量部
に対して、150重量部以下の量でカーボンブラック等
のカーボン粉末が含まれていることが好ましい。
【0010】前記フッ素ゴムは、フッ化ビニリデンとパ
ーフルオロプロペンとの共重合体、フッ化ビニリデンと
パーフルオロプロペンと四フッ化エチレンとの共重合
体、四フッ化エチレンとプロピレンとの交互共重合体、
四フッ化エチレンとパーフルオロメチルビニルエーテル
との共重合体、フルオロフォスファゼン系、ヘキサフル
オロプロピレンオキシドの単独重合体、含フッ素ニトロ
ソ系、含フッ素トリアジン系、フッ化ビニリデンと四フ
ッ化エチレンとパーフルオロアルキルビニルエーテルと
の共重合体からなる群から選ばれる少なくとも1種のフ
ッ素ゴムであることが望ましい。
【0011】このような本発明に係る耐オゾン性フッ素
ゴム成形体は、オゾン濃度が10重量%以上の高濃度の
オゾンに対しても優れた耐オゾン性を有し硬化あるいは
ベタツキを起こしにくく、シール材として用いた場合に
シール性が低下せず、種々のオゾンガス処理プロセスの
シール材等として好ましく用いられる。
【0012】
【発明の具体的説明】以下、本発明に係る耐オゾン性フ
ッ素ゴム成形体について具体的に説明する。本発明に係
る耐オゾン性フッ素ゴム成形体は、未加硫フッ素ゴム
を、有機過酸化物を用いて加硫するか、あるいは有機過
酸化物と架橋助剤(共架橋剤)とを用いて加硫して形成
されている。
【0013】このような未加硫フッ素ゴムとしては、フ
ッ化ビニリデンとパーフルオロプロペンとの共重合体、
フッ化ビニリデンとパーフルオロプロペンと四フッ化エ
チレンとの共重合体、四フッ化エチレンとプロピレンと
の交互共重合体、四フッ化エチレンとパーフルオロメチ
ルビニルエーテルとの共重合体、フルオロフォスファゼ
ン系、ヘキサフルオロプロピレンオキシドの単独重合
体、含フッ素ニトロソ系、含フッ素トリアジン系、フッ
化ビニリデンと四フッ化エチレンとパーフルオロアルキ
ルビニルエーテルとの共重合体などが挙げられ、好まし
くは、フッ化ビニリデンとパーフルオロプロペンと四フ
ッ化エチレンとの共重合体、フッ化ビニリデンと四フッ
化エチレンとパーフルオロアルキルビニルエーテルとの
共重合体等の三元系タイプの共重合体が用いられる。こ
れらのフッ素ゴムは、1種または2種以上組み合わせて
用いることができる。なお、フルオロフォスファゼン系
ゴムは、ジクロロホスフォニトリルの三量体を熱分解し
た長鎖ゴム(PNCl2nと含フッ素アルコラートとを
反応させて得られる。
【0014】上述したような未加硫フッ素ゴムには、反
応性ハロゲン基などの反応活性点が存在するものがあ
り、このタイプが通常、過酸化物架橋に供される。この
反応性ハロゲン基を有する未加硫フッ素ゴムは、例え
ば、特開平2-99533号公報に記載されているよう
な方法にて調製することができる。
【0015】すなわち、炭素数2〜8の含フッ素オレフ
ィン(例:フッ化ビニリデン、テトラフルオロエチレ
ン、ヘキサフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロペ
ン)などを単独重合または共重合させることにより得ら
れる。とくにフッ化ビニリデンと、少なくとも1種以上
の他の含フッ素オレフィンとを、含ハロゲン有機化合物
の共存下に共重合させることが好ましい。
【0016】含ハロゲン有機化合物としては、上記公報
に記載されているような化合物が挙げられる。すなわ
ち、フルオロ炭化水素基またはクロロフルオロ炭化水素
基を含有するヨウ素化合物(特開昭53ー125491
号公報)、炭素数1〜3の炭化水素基を含有するヨウ素
化合物(特開昭60-221409号公報)、飽和脂肪
族炭化水素基を含有する臭素化合物(特開昭59-20
301号公報)、ブロモトリフルオロエチレン、4-ブ
ロモ-3,3,4,4-テトラフルオロブテン-1等の臭
素化オレフィン(特公昭54-1585号公報)、RO
CX=CYZ(X,Y,Zの内の1個または2個は臭素
およびヨウ素から選ばれ、残りは水素、フッ素、または
塩素であり、Rは、鎖状または環状のアルキル基または
アルケニル基あるいはアリール基である。特開昭60-
195113号公報)、臭素原子または臭化アルキル
基、あるいはヨウ素またはヨウ化アルキル基によってポ
リ置換された、臭素あるいはヨウ素のいずれかを含有す
る芳香族化合物またはパーフルオロ芳香族化合物(特開
昭62-232407号公報)、ヨウ素および/または
臭素含有有機過酸化物化合物(特開昭63-23907
号公報)、RBrnz(Rはフルオロ炭化水素基、クロ
ロフルオロ炭化水素基、クロロ炭化水素基、炭化水素基
であり、n,zは1または2である。西独特許出願公開
明細書第37 10818号)などである。
【0017】これらの反応性基含有フッ素ゴムとして
は、例えば、ダイキン工業製「ダイエル G-901」
(パーオキサイド架橋性のフッ化ビニリデン・ヘキサフ
ロロプロペン・テトラフロロエチレン三元系共重合
体),同「G-801」(パーオキサイド架橋性のフッ
化ビニリデン・ヘキサフロロプロペン二元系共重合体)
などの反応性ハロゲン基含有フッ素ゴムの他、日本合成
ゴム製「アフラス 150P」(パーオキサイド架橋性
の四フッ化エチレン・プロピレン共重合体)、デュポン
社製「VTR 5927」などが挙げられる。
【0018】本発明で用いられる有機過酸化物として
は、第三ブチルヒドロペルオキシド等のヒドロペルオキ
シド、ジクミルペルオキシド、2,5-ジメチル-2,5
-ジ(第三ブチルペルオキシ)ヘキサン[商品名:パー
ヘキサ2.5B]、1,3ービス(第三ブチルペルオキ
シイソプロピル)ベンゼン[商品名:パーカドックス1
4]等のジアルキルペルオキシド、2,4-ジクロロベ
ンゾイルペルオキシド、ラウロイルペルオキシド等のジ
アシルペルオキシド、メチルエチルケトンペルオキシド
等のケトンペルオキシド等が挙げられる。
【0019】また、本発明で用いられる架橋助剤として
は、p−キノンジオキシム等のキノンジオキシム系、ト
リエチレングリコールジメタアクリレート、メチルメタ
アクリレート等のメタアクリレート系、ジアリルフタレ
ート、トリアリルイソシアヌレート[商品名:TAI
C]等のアリル系、マレイミド、フェニルマレイミド等
のマレイミド系の他、無水マレイン酸、ジビニルベンゼ
ン、ビニルトルエン、1,2-ポリブジエン等が挙げら
れる。
【0020】本発明においては、上記未加硫フッ素ゴム
を有機過酸化物にて架橋する場合には、未加硫フッ素ゴ
ム100重量部に対して、有機過酸化物は通常0.5〜
10重量部、好ましくは1〜5重量部の量で用いられ
る。また、上記未加硫フッ素ゴムの架橋に有機過酸化物
と架橋助剤とを用いる場合には、未加硫フッ素ゴム10
0重量部に対して、有機過酸化物は通常0.5〜10重
量部、好ましくは1〜5重量部の量で、架橋助剤は、通
常0.5〜10重量部、好ましくは1〜5重量部の量で
用いられる。
【0021】このような未加硫フッ素ゴムと有機過酸化
物と架橋助剤とから本発明の耐オゾン性フッ素ゴム成形
体を製造するには、例えば、インターミックス、ニーダ
ー、バンバリーミキサー等の混練機を用いて、未加硫フ
ッ素ゴムと有機過酸化物と架橋助剤と必要により配合さ
れる下記配合成分とを混練し、次いで、射出成形機、圧
縮成形機、加硫プレス機等を用いて通常、150〜20
0℃程度の温度で約5〜60分間加熱すればよい。な
お、必要により、約120〜250℃程度の温度で2〜
24時間程度、二次加硫を行ってもよい。
【0022】本発明では、耐オゾン性フッ素ゴム成形体
中には、カーボンブラック(SRF,MT,HAF)、
黒鉛、活性炭などのカーボン粉末が含有されていること
が好ましい。このようなカーボン粉末が未加硫フッ素ゴ
ム100重量部に対して、150重量部以下の量で、好
ましくは0.1〜80重量部の量で含まれていると、耐
オゾン性フッ素ゴム成形体の寿命が長くなる。なお、カ
ーボン粉末の量が多いと、加工性が低下し、相手面への
変形追随性が低下する。なお、このようにフッ素ゴム成
形体中にカーボンブラック等のカーボン粉末が含有され
ていると、フッ素ゴム成形体と接触するオゾンがフッ素
ゴム成形体中のカーボン粉末と反応することにより、耐
オゾン性フッ素ゴム成形体中のフッ素ゴムの劣化が防止
され、フッ素ゴム成形体の長寿命化が図られるのであろ
うと思われる。
【0023】また本発明では、耐オゾン性フッ素ゴム成
形体の耐オゾン性、加工性、相手面への変形追随性等を
良好に保持しつつ、耐オゾン性フッ素ゴム成形体中のゴ
ム材含有率を下げることができるとの観点から下記のよ
うな充填剤を用いることが好ましく、このような充填剤
を未加硫フッ素ゴム100重量部に対して、通常150
重量部以下の量で、好ましくは5〜100重量部の量で
用いると、上記特性に優れた耐オゾン性フッ素ゴム成形
体が得られる。なお、耐オゾン性フッ素ゴム成形体中の
充填剤の量が少ないと耐オゾン性が低下する傾向があ
り、上記量を超えると加工性が低下し、相手面への変形
追随性が低下し、強度が低下する傾向がある。
【0024】充填剤としては、無機系と有機系の充填剤
があり、このうち無機系のものとしては、酸化物系充填
剤、水酸化物系充填剤、炭酸塩系充填剤、硫酸塩系充填
剤、ケイ酸塩系充填剤、窒化物系充填剤などが挙げられ
る。
【0025】酸化物系充填剤としては、具体的には、例
えば、シリカ、酸化チタン、酸化鉛、酸化亜鉛、酸化マ
グネシウム、珪藻土、アルミナ、酸化カルシウム、酸化
鉄、酸化スズ、酸化アンチモン、フェライト類等の粉状
物が挙げられ、好ましくはシリカ、酸化チタン、酸化
鉛、酸化亜鉛、酸化マグネシウム等が用いられ、水酸化
物系充填剤としては、具体的には、例えば、水酸化マグ
ネシウム、水酸化アルミニウム、水酸化カルシウム、塩
基性炭酸マグネシウム等の粉状物が挙げられ、好ましく
は水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム等が用いら
れ、炭酸塩系充填剤としては、具体的には、例えば、炭
酸カルシウム、炭酸バリウム、炭酸マグネシウム、炭酸
亜鉛、ドーソナイト、ハイドロタルサイト等が挙げら
れ、炭酸カルシウム、炭酸バリウム、炭酸マグネシウム
等が好ましく用いられ、硫酸塩系充填剤としては、具体
的には、例えば、硫酸バリウム、硫酸カルシウム等の粉
状物、および石膏繊維等の繊維状物等が挙げられ、好ま
しくは硫酸バリウムが用いられ、ケイ酸塩系充填剤とし
ては、具体的には、例えば、ケイ酸アルミニウム(クレ
ー、カリオナイト、パイロフィライト)、ケイ酸マグネ
シウム(タルク)、ケイ酸カルシウム(ウオラストナイ
ト、ゾノトライト)、クレー、モンモリロナイト、ベン
トナイト、活性白土、セピオライト、イモゴライト、セ
リサイト、ガラスビーズ、ガラス繊維、シリカ系バル
ン、およびマイカ等が挙げられ、好ましくはケイ酸アル
ミニウム(クレー、カリオナイト、パイロフィライ
ト)、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム、クレー
等の粉状物、およびマイカ等の板状物が用いられ、窒化
物系充填剤としては、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、
窒化ケイ素等が挙げられる。
【0026】その他無機系の充填剤としては、各種金属
粉末、チタン酸カリウム、MOS(商品名)、チタン酸
ジルコン酸鉛、アルミニウムボレート、硫化モリブデ
ン、炭化ケイ素、ホウ酸亜鉛、各種磁性粉等の粉状物、
およびスラグ繊維、ステンレス繊維等の繊維状物等が挙
げられる。
【0027】有機系充填剤としては、具体的には、テフ
ロン粉、木粉、前記以外のゴム粉末、セルロースパウダ
ー等の粉状物、およびアラミド繊維等の繊維状物が挙げ
られる。
【0028】なお、本発明に係る耐オゾン性フッ素ゴム
成形体を製造する際には、上記未加硫フッ素ゴム、有機
過酸化物、および架橋助剤に加えて、必要により通常ゴ
ム配合剤として用いられるような成分、例えば、軟化
剤、加硫促進助剤、加硫促進剤、加硫遅延剤、老化防止
剤、着色剤などを適宜用いてもよい。
【0029】加硫促進助剤としては、リサージ(酸化
鉛)、亜鉛華(酸化亜鉛)等が挙げられ、軟化剤として
は、ステアリン酸等が挙げられ、加硫促進剤としては、
MBTS(ベンゾチアゾールジスルフィド)などが挙げ
られ、老化防止剤としては、ジフェニルアミン系のもの
が挙げられる。これらの各種ゴム配合剤は、その用途あ
るいは求められる特性、例えば気体透過性などに応じ
て、その種類や量を選択することができる。
【0030】以上詳述したように、本発明に係る耐オゾ
ン性フッ素ゴム成形体は、反応性ハロゲン基等の反応性
基含有未加硫フッ素ゴムを、有機過酸化物を用いて加硫
するか、または有機過酸化物と架橋助剤とを用いて加硫
してなっており、このような本発明に係る耐オゾン性フ
ッ素ゴム成形体は、オゾン濃度が10重量%以上の高濃
度のオゾンに対しても優れた耐オゾン性を有し、硬化あ
るいはベタツキを起こしにくく、シール材として用いた
場合にはシール性が低下せず、したがって、種々のオゾ
ンガス処理プロセスのシール材、浄水処理設備、排水処
理設備、脱臭処理設備などのシール材に用いられる。
【0031】本発明に係る耐オゾン性フッ素ゴム成形体
は、上述のようにシール材として好ましく用いられる
が、特に耐オゾン性ガスケットとして好ましく用いられ
る。
【0032】ところで、未加硫フッ素ゴムを、ポリオー
ル加硫してなるフッ素ゴム成形体では、10重量%以上
の高濃度のオゾン雰囲気下に曝すと、フッ素ゴム成形体
が次第にベタツキ(粘着)を生じてしまう。これは、フ
ッ素ゴム成形体の表面部分でゴム分子が切断されて低分
子量化されるために、フッ素ゴム成形体が次第にベタツ
キを生じてしまうのであろうと考えられる。また、未加
硫フッ素ゴムを、ポリアミン加硫してなるフッ素ゴム成
形体では、圧縮永久歪みが大きく、シール性に乏しく、
しかも、ポリオール加硫物と同様に、10重量%以上の
高濃度のオゾン雰囲気下に曝すと、その表面部分でゴム
分子の切断が起こり、フッ素ゴム成形体に次第にベタツ
キが生じてしまう。
【0033】
【発明の効果】このような本発明に係る耐オゾン性フッ
素ゴム成形体は、オゾン濃度が10重量%以上であるよ
うな高濃度のオゾンに対しても優れた耐オゾン性を有
し、硬化あるいはベタツキを起こしにくい。したがって
本発明に係る耐オゾン性フッ素ゴム成形体は、シール材
として用いた場合に高濃度のオゾンガスと接触してもシ
ール性が低下せず、種々のオゾンガス処理プロセスのシ
ール材、浄水処理設備、排水処理設備、脱臭処理設備な
どのシール材、特にガスケットとして好ましく用いられ
る。
【0034】
【実施例】以下、本発明を実施例に基いてより具体的に
説明するが、本発明はこれらの実施例により何等制限さ
れるものではない。
【0035】
【実施例1〜6、比較例1〜6】表1および表2に示す
配合組成の未加硫フッ素ゴム配合物について、混練りを
行ない、この混練物を170℃で15分間加熱してプレ
ス成形し、加硫ゴムシートを得た。該加硫ゴムシートに
ついて表3に示す項目の試験を行ないその特性を求め
た。
【0036】結果を表3に示す。なお、表3において、
各試験項目は、以下の方法で測定を行った。 1.オゾン暴露試験:オゾン濃度13重量%の雰囲気下
で30日間暴露試験を行った。 2.硬さ変化(△Hs):JIS K 6301に準拠し
た。 3.引張強さ変化率(△TB%):JIS K 6301
に準拠した。 4.伸び変化率(△EB%):JIS K 6301に準
拠した。 5.100%引っ張応力変化率(△M100%):JIS
K 6301に準拠した。 6.クラック(30日後):試料の暴露後の表面を走査
型電子顕微鏡で500倍に拡大して観察した。 7.粘着(30日後):目視観察および手で触れて加硫
ゴムシートの粘着性を調べた。
【0037】
【表1】
【0038】
【表2】
【0039】
【表3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:24 B29L 31:26

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 未加硫フッ素ゴムを、有機過酸化物、も
    しくは有機過酸化物と架橋助剤とを用いて加硫してなる
    ことを特徴とする耐オゾン性フッ素ゴム成形体。
  2. 【請求項2】 前記未加硫フッ素ゴムに、充填剤が配合
    されていることを特徴とする請求項1に記載の耐オゾン
    性フッ素ゴム成形体。
  3. 【請求項3】 前記充填剤が、酸化物系充填剤、水酸化
    物系充填剤、炭酸塩系充填剤、硫酸塩系充填剤、ケイ酸
    塩系充填剤からなる群から選ばれる少なくとも1種の充
    填剤であることを特徴とする請求項2に記載の耐オゾン
    性フッ素ゴム成形体。
  4. 【請求項4】 前記未加硫フッ素ゴムに、カーボン粉末
    が配合されていることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかに記載の耐オゾン性フッ素ゴム成形体。
  5. 【請求項5】 前記フッ素ゴムが、フッ化ビニリデンと
    パーフルオロプロペンとの共重合体、フッ化ビニリデン
    とパーフルオロプロペンと四フッ化エチレンとの共重合
    体、四フッ化エチレンとプロピレンとの交互共重合体、
    四フッ化エチレンとパーフルオロメチルビニルエーテル
    との共重合体、フルオロフォスファゼン系、ヘキサフル
    オロプロピレンオキシドの単独重合体、含フッ素ニトロ
    ソ系、含フッ素トリアジン系、フッ化ビニリデンと四フ
    ッ化エチレンとパーフルオロアルキルビニルエーテルと
    の共重合体からなる群から選ばれる少なくとも1種のフ
    ッ素ゴムであることを特徴とする請求項1〜4のいずれ
    かに記載の耐オゾン性フッ素ゴム成形体。
  6. 【請求項6】 前記フッ素ゴムが、フッ化ビニリデンと
    パーフルオロプロペンと四フッ化エチレンとの共重合
    体、フッ化ビニリデンと四フッ化エチレンとパーフルオ
    ロアルキルビニルエーテルとの共重合体からなる群から
    選ばれる少なくとも1種のフッ素ゴムであることを特徴
    とする請求項1〜4のいずれかに記載の耐オゾン性フッ
    素ゴム成形体。
  7. 【請求項7】 耐オゾン性フッ素ゴム成形体が、ガスケ
    ットであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに
    記載の耐オゾン性フッ素ゴム成形体。
JP23525095A 1994-09-29 1995-09-13 耐オゾン性フッ素ゴム成形体 Pending JPH08151450A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23525095A JPH08151450A (ja) 1994-09-29 1995-09-13 耐オゾン性フッ素ゴム成形体

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