JPH08151930A - ロータリーピストンエンジン - Google Patents
ロータリーピストンエンジンInfo
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- JPH08151930A JPH08151930A JP6294423A JP29442394A JPH08151930A JP H08151930 A JPH08151930 A JP H08151930A JP 6294423 A JP6294423 A JP 6294423A JP 29442394 A JP29442394 A JP 29442394A JP H08151930 A JPH08151930 A JP H08151930A
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- seal
- exhaust port
- opening
- housing
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B53/00—Internal-combustion aspects of rotary-piston or oscillating-piston engines
- F02B53/04—Charge admission or combustion-gas discharge
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B53/00—Internal-combustion aspects of rotary-piston or oscillating-piston engines
- F02B2053/005—Wankel engines
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 サイド排気方式のロータリーピストンエンジ
ンでサイドシールのコーナシール側端部がロータの回転
中に排気ポートの開口部内に急激に落ち込んだり開口部
縁に打ち当たったりするのを防止し、サイドシールの磨
耗、破損及び脱落を防止するとともに、排気ポートの開
口部縁の磨耗を防止する。 【構成】 ロータハウジング2と左右両側のサイドハウ
ジング3とによって空間4を形成し、該空間4内にロー
タ5をロータハウジング2のトロコイド内周面2aに沿
って遊星回転可能に配置する。ロータ5の側面にサイド
ハウジング3との間をシールするサイドシール12を設
ける一方、サイドハウジング3に排気ポート22を形成
する。排気ポート開口部22aの形状若しくは位置の設
定又はサイドシール12の位置設定によって、サイドシ
ール12のコーナシール側端部12a,12bがロータ
5の回転に伴って描く軌跡が、排気ポート開口部22a
を横切らないようにする。
ンでサイドシールのコーナシール側端部がロータの回転
中に排気ポートの開口部内に急激に落ち込んだり開口部
縁に打ち当たったりするのを防止し、サイドシールの磨
耗、破損及び脱落を防止するとともに、排気ポートの開
口部縁の磨耗を防止する。 【構成】 ロータハウジング2と左右両側のサイドハウ
ジング3とによって空間4を形成し、該空間4内にロー
タ5をロータハウジング2のトロコイド内周面2aに沿
って遊星回転可能に配置する。ロータ5の側面にサイド
ハウジング3との間をシールするサイドシール12を設
ける一方、サイドハウジング3に排気ポート22を形成
する。排気ポート開口部22aの形状若しくは位置の設
定又はサイドシール12の位置設定によって、サイドシ
ール12のコーナシール側端部12a,12bがロータ
5の回転に伴って描く軌跡が、排気ポート開口部22a
を横切らないようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロータリーピストンエ
ンジンに関し、特に排気ポートをサイドハウジングに設
ける所謂サイド排気方式のものに係わる。
ンジンに関し、特に排気ポートをサイドハウジングに設
ける所謂サイド排気方式のものに係わる。
【0002】
【従来の技術】一般に、ロータリーピストンエンジン
は、トロコイド内周面を有するロータハウジングと該ロ
ータハウジングを挟むように左右両側に配置されたサイ
ドハウジングとによって空間が形成され、該空間内にロ
ータがロータハウジングのトロコイド内周面に沿って遊
星回転するようになっている。
は、トロコイド内周面を有するロータハウジングと該ロ
ータハウジングを挟むように左右両側に配置されたサイ
ドハウジングとによって空間が形成され、該空間内にロ
ータがロータハウジングのトロコイド内周面に沿って遊
星回転するようになっている。
【0003】そして、従来、このようなロータリーピス
トンエンジンにおいては、排気ポートをロータハウジン
グに設ける一方、吸気ポートをサイドハウジングに設け
る所謂ペリフェラル方式が多く採用されているが、この
ペリフェラル方式では、排気ポートの閉タイミングがロ
ータ上死点後40〜50度付近に設定されるため、内部
EGRが多くなり、燃焼安定性を害するという問題があ
る。
トンエンジンにおいては、排気ポートをロータハウジン
グに設ける一方、吸気ポートをサイドハウジングに設け
る所謂ペリフェラル方式が多く採用されているが、この
ペリフェラル方式では、排気ポートの閉タイミングがロ
ータ上死点後40〜50度付近に設定されるため、内部
EGRが多くなり、燃焼安定性を害するという問題があ
る。
【0004】そこで、この問題を解決するために、例え
ば実開昭55−25611号公報に開示されるように、
排気ポートを吸気ポートと同じくサイドハウジングに設
け、排気ポートの閉タイミングを上死点付近に設定でき
るようにして、内部EGR量を低減するようにした所謂
サイド排気方式のものが提案されている。この場合、排
気ポートの開口部は、排気性を高めるために、ロータハ
ウジングのトロコイド内周面寄りの位置に形成されてい
る。
ば実開昭55−25611号公報に開示されるように、
排気ポートを吸気ポートと同じくサイドハウジングに設
け、排気ポートの閉タイミングを上死点付近に設定でき
るようにして、内部EGR量を低減するようにした所謂
サイド排気方式のものが提案されている。この場合、排
気ポートの開口部は、排気性を高めるために、ロータハ
ウジングのトロコイド内周面寄りの位置に形成されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記サイド
排気方式のものでは、ロータの側面に設けたサイドシー
ルのコーナシール側端部がロータの回転に伴って排気ポ
ートの開口部を横切る際に該開口部内に急激に落ち込ん
で変形するとともに、開口部内に落ち込んだ位置からサ
イドハウジングのロータ摺動面と同一位置に戻る際に開
口部縁に打ち当たり、これらのことが繰返し起こること
から、サイドシールが磨耗や破損を生じたりロータ側面
から脱落したり、排気ポートの開口部縁が磨耗したりす
るという問題がある。
排気方式のものでは、ロータの側面に設けたサイドシー
ルのコーナシール側端部がロータの回転に伴って排気ポ
ートの開口部を横切る際に該開口部内に急激に落ち込ん
で変形するとともに、開口部内に落ち込んだ位置からサ
イドハウジングのロータ摺動面と同一位置に戻る際に開
口部縁に打ち当たり、これらのことが繰返し起こること
から、サイドシールが磨耗や破損を生じたりロータ側面
から脱落したり、排気ポートの開口部縁が磨耗したりす
るという問題がある。
【0006】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、ロータリーピストンエ
ンジンにサイド排気方式を採用するに当たり、サイドシ
ールのコーナシール側端部がロータの遊星回転中に排気
ポートの開口部内に急激に落ち込んだり開口部縁に打ち
当たりするのを防止することにより、サイドシールの磨
耗、破損及び脱落を防止するとともに、排気ポートの開
口部縁の磨耗を防止するものである。
あり、その目的とするところは、ロータリーピストンエ
ンジンにサイド排気方式を採用するに当たり、サイドシ
ールのコーナシール側端部がロータの遊星回転中に排気
ポートの開口部内に急激に落ち込んだり開口部縁に打ち
当たりするのを防止することにより、サイドシールの磨
耗、破損及び脱落を防止するとともに、排気ポートの開
口部縁の磨耗を防止するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係わる発明は、ロータリーピストンエン
ジンとして、トロコイド内周面を有するロータハウジン
グと該ロータハウジングを挟むように左右両側に配置さ
れたサイドハウジングとによって空間が形成され、該空
間内にロータがロータハウジングのトロコイド内周面に
沿って遊星回転可能に配置されており、上記ロータの側
面にはサイドハウジングとの間をシールするサイドシー
ルが設けられている一方、サイドハウジングには排気ポ
ートが形成されていることを前提とする。そして、上記
サイドシールのコーナシール側端部がロータの回転に伴
って描く軌跡が、上記排気ポートの開口部を横切らない
ように設ける構成とする。
め、請求項1に係わる発明は、ロータリーピストンエン
ジンとして、トロコイド内周面を有するロータハウジン
グと該ロータハウジングを挟むように左右両側に配置さ
れたサイドハウジングとによって空間が形成され、該空
間内にロータがロータハウジングのトロコイド内周面に
沿って遊星回転可能に配置されており、上記ロータの側
面にはサイドハウジングとの間をシールするサイドシー
ルが設けられている一方、サイドハウジングには排気ポ
ートが形成されていることを前提とする。そして、上記
サイドシールのコーナシール側端部がロータの回転に伴
って描く軌跡が、上記排気ポートの開口部を横切らない
ように設ける構成とする。
【0008】請求項2〜5に係わる発明は、いずれも請
求項1に係わる発明の具体的態様を示す。すなわち、請
求項2に係わる発明では、上記サイドシールのコーナシ
ール側端部の軌跡が排気ポートの開口部を横切らないよ
うに該排気ポート開口部の形状又は位置を設定する。請
求項3に係わる発明では、上記サイドシールのコーナシ
ール側端部の軌跡が排気ポートの開口部を横切らないよ
うにサイドシールのコーナシール側端部の位置を設定す
る。請求項4に係わる発明では、上記排気ポートの開口
部を、上記サイドシールのコーナシール側端部の軌跡よ
りも内方に設ける。請求項5に係わる発明では、上記サ
イドシールのコーナシール側端部の軌跡を、排気ポート
の開口部とロータハウジングのトロコイド内周面との間
を通るように設ける。
求項1に係わる発明の具体的態様を示す。すなわち、請
求項2に係わる発明では、上記サイドシールのコーナシ
ール側端部の軌跡が排気ポートの開口部を横切らないよ
うに該排気ポート開口部の形状又は位置を設定する。請
求項3に係わる発明では、上記サイドシールのコーナシ
ール側端部の軌跡が排気ポートの開口部を横切らないよ
うにサイドシールのコーナシール側端部の位置を設定す
る。請求項4に係わる発明では、上記排気ポートの開口
部を、上記サイドシールのコーナシール側端部の軌跡よ
りも内方に設ける。請求項5に係わる発明では、上記サ
イドシールのコーナシール側端部の軌跡を、排気ポート
の開口部とロータハウジングのトロコイド内周面との間
を通るように設ける。
【0009】請求項6に係わる発明は、請求項1に係わ
る発明と同じロータリーピストンエンジンを前提とす
る。そして、上記排気ポートの開口部の周囲に、サイド
シールのコーナシール側端部がロータの回転に伴って排
気ポートの開口部を横切る際該サイドシールのコーナシ
ール側端部がサイドハウジングのロータ摺動面と排気ポ
ートの開口部内との間で急激に変位するのを防止する肉
厚変形部を形成する構成とする。
る発明と同じロータリーピストンエンジンを前提とす
る。そして、上記排気ポートの開口部の周囲に、サイド
シールのコーナシール側端部がロータの回転に伴って排
気ポートの開口部を横切る際該サイドシールのコーナシ
ール側端部がサイドハウジングのロータ摺動面と排気ポ
ートの開口部内との間で急激に変位するのを防止する肉
厚変形部を形成する構成とする。
【0010】請求項7及び請求項8に係わる発明は、い
ずれも請求項6に係わる発明に従属し、その構成要素で
ある肉厚変形部をより具体的に示す。すなわち、請求項
7に係わる発明では、上記肉厚変形部は、排気ポートの
開口部の周囲のうち、サイドシールのコーナシール側端
部がロータの回転に伴って排気ポートの開口部を横切る
際の進入側に位置する部位では、サイドシールのコーナ
シール側端部がサイドハウジングのロータ摺動面から排
気ポートの開口部内に急激に落ち込まないようにサイド
シールのコーナシール側端部が排気ポートの開口部を横
切る際の軌跡に沿って下り勾配の傾斜面に形成されてい
るものである。また、請求項8に係わる発明では、上記
肉厚変形部は、排気ポートの開口部の周囲のうち、サイ
ドシールのコーナシール側端部がロータの回転に伴って
排気ポートの開口部を横切る際の脱出側に位置する部位
では、サイドシールのコーナシール側端部が排気ポート
の開口部内に落ち込んだ位置からサイドハウジングのロ
ータ摺動面と同一位置に徐々に戻るようにサイドシール
のコーナシール側端部が排気ポートの開口部を横切る際
の軌跡に沿って上り勾配の傾斜面に形成されているもの
である。
ずれも請求項6に係わる発明に従属し、その構成要素で
ある肉厚変形部をより具体的に示す。すなわち、請求項
7に係わる発明では、上記肉厚変形部は、排気ポートの
開口部の周囲のうち、サイドシールのコーナシール側端
部がロータの回転に伴って排気ポートの開口部を横切る
際の進入側に位置する部位では、サイドシールのコーナ
シール側端部がサイドハウジングのロータ摺動面から排
気ポートの開口部内に急激に落ち込まないようにサイド
シールのコーナシール側端部が排気ポートの開口部を横
切る際の軌跡に沿って下り勾配の傾斜面に形成されてい
るものである。また、請求項8に係わる発明では、上記
肉厚変形部は、排気ポートの開口部の周囲のうち、サイ
ドシールのコーナシール側端部がロータの回転に伴って
排気ポートの開口部を横切る際の脱出側に位置する部位
では、サイドシールのコーナシール側端部が排気ポート
の開口部内に落ち込んだ位置からサイドハウジングのロ
ータ摺動面と同一位置に徐々に戻るようにサイドシール
のコーナシール側端部が排気ポートの開口部を横切る際
の軌跡に沿って上り勾配の傾斜面に形成されているもの
である。
【0011】
【作用】上記の構成により、請求項1に係わる発明で
は、予めロータリーピストンエンンジのレイアウト(具
体的には排気ポート開口部の形状若しくは位置の設定又
はサイドシールのコーナシール側端部の位置設定)によ
って、サイドシールのコーナシール側端部がロータの回
転に伴って描く軌跡が排気ポートの開口部を横切らない
ように設けられているため、サイドシールのコーナシー
ル側端部がロータの回転中に排気ポートの開口部内に落
ち込んだり開口部縁に打ち当たりすることはない。
は、予めロータリーピストンエンンジのレイアウト(具
体的には排気ポート開口部の形状若しくは位置の設定又
はサイドシールのコーナシール側端部の位置設定)によ
って、サイドシールのコーナシール側端部がロータの回
転に伴って描く軌跡が排気ポートの開口部を横切らない
ように設けられているため、サイドシールのコーナシー
ル側端部がロータの回転中に排気ポートの開口部内に落
ち込んだり開口部縁に打ち当たりすることはない。
【0012】請求項6に係わる発明では、サイドシール
のコーナシール側端部がロータの回転に伴って排気ポー
トの開口部を横切る際には、該排気ポートの開口部の周
囲に形成された肉厚変形部によって、サイドシールのコ
ーナシール側端部が排気ポートの開口部内に急激に落ち
込んだり開口部縁に打ち当たりすることが防止される。
のコーナシール側端部がロータの回転に伴って排気ポー
トの開口部を横切る際には、該排気ポートの開口部の周
囲に形成された肉厚変形部によって、サイドシールのコ
ーナシール側端部が排気ポートの開口部内に急激に落ち
込んだり開口部縁に打ち当たりすることが防止される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0014】図1及び図2は本発明の第1実施例に係わ
る自動車用の2気筒型ロータリーピストンエンジンEを
示す。このエンジンEは、フロント側及びリヤ側一対の
サイドハウジング1,1と、各々内周面2aをトロコイ
ド面としたフロント側及びリヤ側一対のロータハウジン
ング2,2と、該両ロータハウジンング2,2の中間に
位置する一個の中央側サイドハウジングとしてのインタ
メディエイトハウジング3とによって構成されている。
各ロータハウジング2の内側には、サイドハウジング1
とインタメディエイトハウジング3とで密閉された空間
(気筒)4が形成され、上記空間4内にはロータ5が配
置されている。該ロータ5は、その外周の3つの頂部が
各々ロータハウジング2のトロコイド内周面2aに当接
して該トロコイド内周面2aとの間に三つの作動室6
a,6b,6cを形成した状態のままトロコイド内周面
2aに沿って遊星回転し、ロータ5の1回転毎に上記各
作動室6a〜6cで吸入、圧縮、膨脹及び排気の4行程
が行われるようになっている。ロータ5の回転力は、出
力軸7を介して出力される。
る自動車用の2気筒型ロータリーピストンエンジンEを
示す。このエンジンEは、フロント側及びリヤ側一対の
サイドハウジング1,1と、各々内周面2aをトロコイ
ド面としたフロント側及びリヤ側一対のロータハウジン
ング2,2と、該両ロータハウジンング2,2の中間に
位置する一個の中央側サイドハウジングとしてのインタ
メディエイトハウジング3とによって構成されている。
各ロータハウジング2の内側には、サイドハウジング1
とインタメディエイトハウジング3とで密閉された空間
(気筒)4が形成され、上記空間4内にはロータ5が配
置されている。該ロータ5は、その外周の3つの頂部が
各々ロータハウジング2のトロコイド内周面2aに当接
して該トロコイド内周面2aとの間に三つの作動室6
a,6b,6cを形成した状態のままトロコイド内周面
2aに沿って遊星回転し、ロータ5の1回転毎に上記各
作動室6a〜6cで吸入、圧縮、膨脹及び排気の4行程
が行われるようになっている。ロータ5の回転力は、出
力軸7を介して出力される。
【0015】上記ロータ5には、図3及び図4に拡大詳
示するように、種々のシールが設けられている。すなわ
ち、ロータ5の各頂部には、ロータハウジング2のトロ
コイド内周面2aに当接して気密を保つためのアペック
スシール11が設けられているとともに、ロータ5の側
面には、サイドハウジング1又はインタメディエイトハ
ウジング3に当接して気密を保つためのロータ5の外周
縁に沿って延びるサイドシール12と、該サイドシール
12と上記アペックスシール11との接合部の気密を保
つためのコーナシール13とが設けられている。上記3
種類のシール11〜13は、いずれも板ばね14a,1
4b,14cにより溝内から突出方向に付勢されてい
る。また、ロータ5の側面には各々環状のアンチブロー
リング15、アウタオイルシール16及びインナオイル
シール17が同心状に配設されている。
示するように、種々のシールが設けられている。すなわ
ち、ロータ5の各頂部には、ロータハウジング2のトロ
コイド内周面2aに当接して気密を保つためのアペック
スシール11が設けられているとともに、ロータ5の側
面には、サイドハウジング1又はインタメディエイトハ
ウジング3に当接して気密を保つためのロータ5の外周
縁に沿って延びるサイドシール12と、該サイドシール
12と上記アペックスシール11との接合部の気密を保
つためのコーナシール13とが設けられている。上記3
種類のシール11〜13は、いずれも板ばね14a,1
4b,14cにより溝内から突出方向に付勢されてい
る。また、ロータ5の側面には各々環状のアンチブロー
リング15、アウタオイルシール16及びインナオイル
シール17が同心状に配設されている。
【0016】上記インタメディエイトハウジング3に
は、該ハウジング3の各ロータ摺動面3aにそれぞれ開
口する一対の吸気ポート21(図1では一方のみ図示)
が形成されている。該各吸気ポート21は吸気管(図示
せず)に接続されていて、対応する気筒の作動室6a〜
6cに対し、その吸気行程で混合気を吸入するようにな
っている。
は、該ハウジング3の各ロータ摺動面3aにそれぞれ開
口する一対の吸気ポート21(図1では一方のみ図示)
が形成されている。該各吸気ポート21は吸気管(図示
せず)に接続されていて、対応する気筒の作動室6a〜
6cに対し、その吸気行程で混合気を吸入するようにな
っている。
【0017】また、図2に明示するように、上記インタ
メディエイトハウジング3には、該ハウジング3の壁部
を内外方向略直角に貫通し各ロータ摺動面にそれぞれ開
口する一対の排気ポート22,22が形成され、上記フ
ロント側及びリヤ側のサイドハウジング1,1にも、そ
れぞれ同じく各ハウジング1の壁部を内外方向略直角に
貫通してそのロータ摺動面に開口する排気ポート23,
23が形成されている。よって、一つの気筒4に対し二
つの排気ポート22,23が設けられており、この二つ
の排気ポート22,23は、空間4を挟んで互いに対向
する位置で開口し、ロータ5の回転に伴って該ロータ5
の頂部により120度の回転周期をもって同時に開閉さ
れるようになっている。
メディエイトハウジング3には、該ハウジング3の壁部
を内外方向略直角に貫通し各ロータ摺動面にそれぞれ開
口する一対の排気ポート22,22が形成され、上記フ
ロント側及びリヤ側のサイドハウジング1,1にも、そ
れぞれ同じく各ハウジング1の壁部を内外方向略直角に
貫通してそのロータ摺動面に開口する排気ポート23,
23が形成されている。よって、一つの気筒4に対し二
つの排気ポート22,23が設けられており、この二つ
の排気ポート22,23は、空間4を挟んで互いに対向
する位置で開口し、ロータ5の回転に伴って該ロータ5
の頂部により120度の回転周期をもって同時に開閉さ
れるようになっている。
【0018】上記インタメディエイトハウジング3側の
一対の排気ポート22,22は、略直角に折曲する部位
に形成した連通口24を通して互いに連通するようにな
っている一方、上記連通口24には該連通口24を開閉
する開閉弁25が設けられている。該開閉弁25は、後
述する理由から、エンジンの高負荷時に連通口24を閉
じ、低負荷時に連通口24を開くようになっている。
一対の排気ポート22,22は、略直角に折曲する部位
に形成した連通口24を通して互いに連通するようにな
っている一方、上記連通口24には該連通口24を開閉
する開閉弁25が設けられている。該開閉弁25は、後
述する理由から、エンジンの高負荷時に連通口24を閉
じ、低負荷時に連通口24を開くようになっている。
【0019】そして、本発明の特徴として、上記各排気
ポート22,23の開口部22a,23aは、図5に詳
示するように、サイドシール12のコーナシール側端部
12a,12bがロータ5の回転に伴って描く軌跡Lよ
りも内方に設けられている。換言すれば、上記軌跡L
は、排気ポート22,23の開口部22a,23aとロ
ータハウジング2のトロコイド内周面2aとの間を通る
ように設けられて、排気ポート22,23の開口部22
a,23aを横切らないようになっている。尚、図5で
は、サイドシール12のトレーリング方向のコーナシー
ル側端部12bの軌跡Lを示しているが、サイドシール
12のリーディング方向のコーナシール側端部12aの
軌跡も上記軌跡Lと同一形状である。
ポート22,23の開口部22a,23aは、図5に詳
示するように、サイドシール12のコーナシール側端部
12a,12bがロータ5の回転に伴って描く軌跡Lよ
りも内方に設けられている。換言すれば、上記軌跡L
は、排気ポート22,23の開口部22a,23aとロ
ータハウジング2のトロコイド内周面2aとの間を通る
ように設けられて、排気ポート22,23の開口部22
a,23aを横切らないようになっている。尚、図5で
は、サイドシール12のトレーリング方向のコーナシー
ル側端部12bの軌跡Lを示しているが、サイドシール
12のリーディング方向のコーナシール側端部12aの
軌跡も上記軌跡Lと同一形状である。
【0020】したがって、上記第1実施例においては、
予め排気ポート22,23の開口部22a,23aの位
置設定によって、サイドシール12のコーナシール側端
部12a,12bがロータ5の回転に伴って描く軌跡L
が排気ポート22,23の開口部22a,23aを横切
らないようになっているため、サイドシール12のコー
ナシール側端部12a,12bがロータ5の回転中に排
気ポート22,23の開口部22a,23a内に落ち込
んだり開口部縁に打ち当たりすることはなく、サイドシ
ール12の磨耗、破損及び脱落を防止することができる
とともに、排気ポート22,23の開口部縁の磨耗を防
止することができる。
予め排気ポート22,23の開口部22a,23aの位
置設定によって、サイドシール12のコーナシール側端
部12a,12bがロータ5の回転に伴って描く軌跡L
が排気ポート22,23の開口部22a,23aを横切
らないようになっているため、サイドシール12のコー
ナシール側端部12a,12bがロータ5の回転中に排
気ポート22,23の開口部22a,23a内に落ち込
んだり開口部縁に打ち当たりすることはなく、サイドシ
ール12の磨耗、破損及び脱落を防止することができる
とともに、排気ポート22,23の開口部縁の磨耗を防
止することができる。
【0021】尚、ロータリーピストンエンジンにおいて
は、主軸受、ロータ軸受及び位相歯車等の出力軸系の給
油に加えて、アペックスシール11やサイドシール12
等のガスシールとその摺動面とに潤滑油を供給している
が、ガスシール及び摺動面に対するカーボンの堆積は、
自動車の走行距離が長くなるに従って増加する傾向があ
る。このため、本実施例では、図示していないが、エン
ジンの潤滑油量を所定走行距離毎に増量するようにして
いる。
は、主軸受、ロータ軸受及び位相歯車等の出力軸系の給
油に加えて、アペックスシール11やサイドシール12
等のガスシールとその摺動面とに潤滑油を供給している
が、ガスシール及び摺動面に対するカーボンの堆積は、
自動車の走行距離が長くなるに従って増加する傾向があ
る。このため、本実施例では、図示していないが、エン
ジンの潤滑油量を所定走行距離毎に増量するようにして
いる。
【0022】次に、インタメディエイトハウジング3の
排気ポート22,22同士を連通する連通口24に設け
た開閉弁25を、エンジンの高負荷時に閉じ、低負荷時
に開くように制御する理由について説明する。
排気ポート22,22同士を連通する連通口24に設け
た開閉弁25を、エンジンの高負荷時に閉じ、低負荷時
に開くように制御する理由について説明する。
【0023】上記開閉弁25を開いているとき(つまり
排気ポート22,22同士が連通しているとき)には、
開閉弁25を閉じているとき(つまり排気ポート22,
22同士の連通が遮断されているとき)に比べて、排気
ガス特性(エミッション性)が良くなる。図6及び図7
は、それぞれエンジン回転数が1500rpm 及び250
0rpm のときの排気ガス特性を示す。これらの特性図
は、縦軸に排気ガス中のHCの成分量を、横軸に排気ガ
スの平均有効圧力を用い、開閉弁25を開いているとき
の排気ガス特性を実線で、開閉弁25を閉じているとき
の排気ガス特性を一点鎖線で示す。これらの特性図から
も分かるように、開閉弁25を開いているときの方が、
排気ガス中のHCの成分量は少なくなり、排気ガス特性
が良くなる。
排気ポート22,22同士が連通しているとき)には、
開閉弁25を閉じているとき(つまり排気ポート22,
22同士の連通が遮断されているとき)に比べて、排気
ガス特性(エミッション性)が良くなる。図6及び図7
は、それぞれエンジン回転数が1500rpm 及び250
0rpm のときの排気ガス特性を示す。これらの特性図
は、縦軸に排気ガス中のHCの成分量を、横軸に排気ガ
スの平均有効圧力を用い、開閉弁25を開いているとき
の排気ガス特性を実線で、開閉弁25を閉じているとき
の排気ガス特性を一点鎖線で示す。これらの特性図から
も分かるように、開閉弁25を開いているときの方が、
排気ガス中のHCの成分量は少なくなり、排気ガス特性
が良くなる。
【0024】一方、エンジンの高負荷時に開閉弁25を
開いた場合には、二つの排気ポート22,22を流れる
排気同士が連通口24で干渉する所謂排気干渉を生じ、
出力低下を招くことになる。図8は排気行程(排気開始
時点EOから排気終了時点ECまでの間)における出力
の変化特性を示し、排気干渉が有る場合を実線Aで、排
気干渉が無い場合を破線Bでそれぞれ表している。
開いた場合には、二つの排気ポート22,22を流れる
排気同士が連通口24で干渉する所謂排気干渉を生じ、
出力低下を招くことになる。図8は排気行程(排気開始
時点EOから排気終了時点ECまでの間)における出力
の変化特性を示し、排気干渉が有る場合を実線Aで、排
気干渉が無い場合を破線Bでそれぞれ表している。
【0025】以上のことから、エンジンの低負荷時には
開閉弁25を開いて排気ガス特性を良好にする一方、エ
ンジンの高負荷時には開閉弁25を閉じて排気干渉を防
止するようにしたものである。
開閉弁25を開いて排気ガス特性を良好にする一方、エ
ンジンの高負荷時には開閉弁25を閉じて排気干渉を防
止するようにしたものである。
【0026】尚、第1実施例では、排気ポート22,2
3の開口部22a,23aの位置設定によって、サイド
シール12のコーナシール側端部12a,12bがロー
タ5の回転に伴って描く軌跡Lが排気ポート22,23
の開口部22a,23aを横切らないようにしたが、本
発明は、図9に示すように、ロータ5の側面におけるサ
イドシール12の位置を、図3に示す通常の位置よりも
ロータ5の外周面寄りに設定し、あるいは排気ポート2
2,23の開口部22a,23aの位置若しくは形状の
設定とサイドシール12の位置設定とを組み合わせるこ
とによって、サイドシール12のコーナシール側端部1
2a,12bがロータ5の回転に伴って描く軌跡Lが排
気ポート22,23の開口部22a,23aを横切らな
いようにしてもよい。
3の開口部22a,23aの位置設定によって、サイド
シール12のコーナシール側端部12a,12bがロー
タ5の回転に伴って描く軌跡Lが排気ポート22,23
の開口部22a,23aを横切らないようにしたが、本
発明は、図9に示すように、ロータ5の側面におけるサ
イドシール12の位置を、図3に示す通常の位置よりも
ロータ5の外周面寄りに設定し、あるいは排気ポート2
2,23の開口部22a,23aの位置若しくは形状の
設定とサイドシール12の位置設定とを組み合わせるこ
とによって、サイドシール12のコーナシール側端部1
2a,12bがロータ5の回転に伴って描く軌跡Lが排
気ポート22,23の開口部22a,23aを横切らな
いようにしてもよい。
【0027】図10は本発明の第2実施例に係わるロー
タリーピストンエンジンのロータと吸排気ポートとの位
置関係を示す。この第2実施例の場合、排気ポート2
2,23の位置は、第1実施例の場合と異なり、ロータ
ハウジング2のトロコイド内周面2a寄りに設定されて
いて、図11に示すように、サイドシール12のコーナ
シール側端部12aがロータ5の回転に伴って描く軌跡
Lは、排気ポート22,23の開口部22a,23aを
横切るようになっている。尚、ロータリーピストンエン
ジンの基本的構成は、第1実施例の場合のそれと同じで
あり、同一部材には同一符号を付してその説明は省略す
る。また、インタメディエイトハウジングの排気ポート
22の開口部22aとサイドハウジングの排気ポート2
3の開口部23aとは、それらの周辺構造が同一であ
り、以下の説明では、インタメディエイトハウジングの
排気ポート22の開口部22aについてのみ述べる。
タリーピストンエンジンのロータと吸排気ポートとの位
置関係を示す。この第2実施例の場合、排気ポート2
2,23の位置は、第1実施例の場合と異なり、ロータ
ハウジング2のトロコイド内周面2a寄りに設定されて
いて、図11に示すように、サイドシール12のコーナ
シール側端部12aがロータ5の回転に伴って描く軌跡
Lは、排気ポート22,23の開口部22a,23aを
横切るようになっている。尚、ロータリーピストンエン
ジンの基本的構成は、第1実施例の場合のそれと同じで
あり、同一部材には同一符号を付してその説明は省略す
る。また、インタメディエイトハウジングの排気ポート
22の開口部22aとサイドハウジングの排気ポート2
3の開口部23aとは、それらの周辺構造が同一であ
り、以下の説明では、インタメディエイトハウジングの
排気ポート22の開口部22aについてのみ述べる。
【0028】そして、本発明の特徴として、上記排気ポ
ート22の開口部22aの周囲には、サイドシール12
のコーナシール側端部12aがロータ5の回転に伴って
排気ポート22の開口部22aを横切る際該サイドシー
ル12のコーナシール側端部12aがインタメディエイ
トハウジングのロータ摺動面3aと排気ポート22の開
口部22a内との間で急激に変位するのを防止する肉厚
変形部31,32が2個所形成されている。一方の肉厚
変形部31は、図12にも示すように、排気ポート22
の開口部22aの周囲のうち、サイドシール12のコー
ナシール側端部12aがロータ5の回転に伴って排気ポ
ート22の開口部22aを横切る際の進入側に位置する
部位に設けられているとともに、サイドシール12のコ
ーナシール側端部12aがインタメディエイトハウジン
グのロータ摺動面3aから排気ポートの開口部内に急激
に落ち込まないようにサイドシールのコーナシール側端
部が排気ポートの開口部を横切る際の軌跡Lに沿って下
り勾配の傾斜面に形成されている。また、他方の肉厚変
形部32は、図13〜図15にも示すように、排気ポー
ト22の開口部22aの周囲のうち、サイドシール12
のコーナシール側端部12aがロータ5の回転に伴って
排気ポート22の開口部22aを横切る際の脱出側に位
置する部位に設けられているとともに、サイドシール1
2のコーナシール側端部12aが排気ポート22の開口
部22a内に落ち込んだ位置(図14に示す状態)から
インタメディエイトハウジング3のロータ摺動面3aと
同一位置に徐々に戻るようにサイドシール12のコーナ
シール側端部12aが排気ポート2の開口部22aを横
切る際の軌跡Lに沿って上り勾配の傾斜面に形成されて
いる。
ート22の開口部22aの周囲には、サイドシール12
のコーナシール側端部12aがロータ5の回転に伴って
排気ポート22の開口部22aを横切る際該サイドシー
ル12のコーナシール側端部12aがインタメディエイ
トハウジングのロータ摺動面3aと排気ポート22の開
口部22a内との間で急激に変位するのを防止する肉厚
変形部31,32が2個所形成されている。一方の肉厚
変形部31は、図12にも示すように、排気ポート22
の開口部22aの周囲のうち、サイドシール12のコー
ナシール側端部12aがロータ5の回転に伴って排気ポ
ート22の開口部22aを横切る際の進入側に位置する
部位に設けられているとともに、サイドシール12のコ
ーナシール側端部12aがインタメディエイトハウジン
グのロータ摺動面3aから排気ポートの開口部内に急激
に落ち込まないようにサイドシールのコーナシール側端
部が排気ポートの開口部を横切る際の軌跡Lに沿って下
り勾配の傾斜面に形成されている。また、他方の肉厚変
形部32は、図13〜図15にも示すように、排気ポー
ト22の開口部22aの周囲のうち、サイドシール12
のコーナシール側端部12aがロータ5の回転に伴って
排気ポート22の開口部22aを横切る際の脱出側に位
置する部位に設けられているとともに、サイドシール1
2のコーナシール側端部12aが排気ポート22の開口
部22a内に落ち込んだ位置(図14に示す状態)から
インタメディエイトハウジング3のロータ摺動面3aと
同一位置に徐々に戻るようにサイドシール12のコーナ
シール側端部12aが排気ポート2の開口部22aを横
切る際の軌跡Lに沿って上り勾配の傾斜面に形成されて
いる。
【0029】また、上記排気ポート22の開口部22a
の周縁部のうち、ロータハウジング2のトロコイド内周
面2a寄りの外側縁部は、ロータ5の回転方向進み側の
部位が遅れ側の部位よりも内方に位置するように形成さ
れている。そして、図16に示すように、ロータ5の回
転に伴ってコーナシール13が排気ポート22の開口部
22aの外側縁部に沿って該開口部22aを横切る際、
コーナシール13が開口部22aの外側縁部と当接する
箇所が該コーナシール13の外側位置から次第に内側位
置に移り、それにより、コーナシール13がロータ5か
ら離脱し難いようになっている。
の周縁部のうち、ロータハウジング2のトロコイド内周
面2a寄りの外側縁部は、ロータ5の回転方向進み側の
部位が遅れ側の部位よりも内方に位置するように形成さ
れている。そして、図16に示すように、ロータ5の回
転に伴ってコーナシール13が排気ポート22の開口部
22aの外側縁部に沿って該開口部22aを横切る際、
コーナシール13が開口部22aの外側縁部と当接する
箇所が該コーナシール13の外側位置から次第に内側位
置に移り、それにより、コーナシール13がロータ5か
ら離脱し難いようになっている。
【0030】したがって、上記第2実施例においては、
ロータ5の回転に伴ってサイドシール12のコーナシー
ル側端部12aが排気ポート22の開口部22aを軌跡
Lに沿って横切る際、該排気ポート22の開口部22a
の周囲のうち、進入側に位置する部位では、上記軌跡L
に沿って下り勾配の傾斜面に形成された肉厚変形部31
によって、サイドシール12のコーナシール側端部12
aが排気ポート22の開口部22a内に緩やかに落ち込
むようになり、急激な落ち込みによる変形等が防止され
る。また、脱出側に位置する部位では、上記軌跡Lに沿
って上り勾配の傾斜面に形成された肉厚変形部32によ
って、サイドシール12のコーナシール側端部12aが
排気ポート22の開口部22a内に落ち込んだ位置から
インタメディエイトハウジング3のロータ摺動面3aと
同一位置に徐々に戻るようになり、開口部22aの縁部
に打ち当たることはない。この結果、サイドシール12
の磨耗、破損及び脱落を防止することができるととも
に、排気ポート22の開口部縁の磨耗を防止することが
できる。
ロータ5の回転に伴ってサイドシール12のコーナシー
ル側端部12aが排気ポート22の開口部22aを軌跡
Lに沿って横切る際、該排気ポート22の開口部22a
の周囲のうち、進入側に位置する部位では、上記軌跡L
に沿って下り勾配の傾斜面に形成された肉厚変形部31
によって、サイドシール12のコーナシール側端部12
aが排気ポート22の開口部22a内に緩やかに落ち込
むようになり、急激な落ち込みによる変形等が防止され
る。また、脱出側に位置する部位では、上記軌跡Lに沿
って上り勾配の傾斜面に形成された肉厚変形部32によ
って、サイドシール12のコーナシール側端部12aが
排気ポート22の開口部22a内に落ち込んだ位置から
インタメディエイトハウジング3のロータ摺動面3aと
同一位置に徐々に戻るようになり、開口部22aの縁部
に打ち当たることはない。この結果、サイドシール12
の磨耗、破損及び脱落を防止することができるととも
に、排気ポート22の開口部縁の磨耗を防止することが
できる。
【0031】
【発明の効果】以上の如く、請求項1に係わる発明によ
れば、サイドシールのコーナシール側端部がロータの回
転に伴って描く軌跡が排気ポートの開口部を横切らない
ように設けられているため、サイドシールのコーナシー
ル側端部がロータの回転中に排気ポートの開口部内に落
ち込んだり開口部縁に打ち当たりすることはなく、サイ
ドシールの磨耗、破損及び脱落を防止することができる
とともに、排気ポートの開口部縁の磨耗を防止すること
ができる。
れば、サイドシールのコーナシール側端部がロータの回
転に伴って描く軌跡が排気ポートの開口部を横切らない
ように設けられているため、サイドシールのコーナシー
ル側端部がロータの回転中に排気ポートの開口部内に落
ち込んだり開口部縁に打ち当たりすることはなく、サイ
ドシールの磨耗、破損及び脱落を防止することができる
とともに、排気ポートの開口部縁の磨耗を防止すること
ができる。
【0032】請求項6に係わる発明によれば、サイドシ
ールのコーナシール側端部がロータの回転に伴って排気
ポートの開口部を横切る際には、該排気ポートの開口部
の周囲に形成された肉厚変形部によって、サイドシール
のコーナシール側端部が排気ポートの開口部内に急激に
落ち込んだり開口部縁に打ち当たりすることが防止され
るので、サイドシールの磨耗、破損及び脱落を防止する
ことができるとともに、排気ポートの開口部縁の磨耗を
防止することができる。
ールのコーナシール側端部がロータの回転に伴って排気
ポートの開口部を横切る際には、該排気ポートの開口部
の周囲に形成された肉厚変形部によって、サイドシール
のコーナシール側端部が排気ポートの開口部内に急激に
落ち込んだり開口部縁に打ち当たりすることが防止され
るので、サイドシールの磨耗、破損及び脱落を防止する
ことができるとともに、排気ポートの開口部縁の磨耗を
防止することができる。
【図1】本発明の第1実施例に係わるロータリーピスト
ンエンジンの一部を切り欠いて見た側面図である。
ンエンジンの一部を切り欠いて見た側面図である。
【図2】同エンジンの断面図である。
【図3】ロータの側面図である。
【図4】ロータに装着されるガスシールの構成を示す分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図5】排気ポートの開口部とサイドシール端部の軌跡
との位置関係を示す図である。
との位置関係を示す図である。
【図6】エンジン回転数が1500rpm のときの排気ガ
ス特性を示す図である。
ス特性を示す図である。
【図7】エンジン回転数が2500rpm のときの排気ガ
ス特性を示す図である。
ス特性を示す図である。
【図8】排気行程における出力の変化特性を示す図であ
る。
る。
【図9】変形例を示す図3相当図である。
【図10】第2実施例に係わるロータリーピストンエン
ジンのロータと吸排気ポートとの位置関係を示す図であ
る。
ジンのロータと吸排気ポートとの位置関係を示す図であ
る。
【図11】排気ポートの開口部とサイドシール端部の軌
跡との位置関係を示す図である。
跡との位置関係を示す図である。
【図12】図11のA−A線における断面図である。
【図13】図11のB−B線における断面図である。
【図14】図11のC−C線における断面図である。
【図15】図11のD−D線における断面図である。
【図16】排気ポートの開口部とコーナシールの軌跡と
の位置関係を示す図である。
の位置関係を示す図である。
1 サイドハウジング 1a,3a ロータ摺動面 2 ロータハウジング 2a トロコイド内周面 3 インタメディエイトハウジング(中央側
サイドハウジング) 4 空間(気筒) 5 ロータ 12 サイドシール 12a,12b コーナシール側端部 22,23 排気ポート 22a,23a 開口部 31,32 肉厚変形部 L 軌跡
サイドハウジング) 4 空間(気筒) 5 ロータ 12 サイドシール 12a,12b コーナシール側端部 22,23 排気ポート 22a,23a 開口部 31,32 肉厚変形部 L 軌跡
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 孝之 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 塩見 和広 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 岡崎 俊基 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 藤川 裕志 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内
Claims (8)
- 【請求項1】 トロコイド内周面を有するロータハウジ
ングと該ロータハウジングを挟むように左右両側に配置
されたサイドハウジングとによって空間が形成され、該
空間内にロータがロータハウジングのトロコイド内周面
に沿って遊星回転可能に配置されており、上記ロータの
側面にはサイドハウジングとの間をシールするサイドシ
ールが設けられている一方、サイドハウジングには排気
ポートが形成されているロータリーピストンエンジンに
おいて、 上記サイドシールのコーナシール側端部がロータの回転
に伴って描く軌跡は、上記排気ポートの開口部を横切ら
ないように設けられていることを特徴とするロータリー
ピストンエンジン。 - 【請求項2】 上記サイドシールのコーナシール側端部
の軌跡が排気ポートの開口部を横切らないように該排気
ポート開口部の形状又は位置が設定されている請求項1
記載のロータリーピストンエンジン。 - 【請求項3】 上記サイドシールのコーナシール側端部
の軌跡が排気ポートの開口部を横切らないようにサイド
シールのコーナシール側端部の位置が設定されている請
求項1記載のロータリーピストンエンジン。 - 【請求項4】 上記排気ポートの開口部は、上記サイド
シールのコーナシール側端部の軌跡よりも内方に設けら
れている請求項1又は請求項2記載のロータリーピスト
ンエンジン。 - 【請求項5】 上記サイドシールのコーナシール側端部
の軌跡は、排気ポートの開口部とロータハウジングのト
ロコイド内周面との間を通るように設けられている請求
項1又は請求項3記載のロータリーピストンエンジン。 - 【請求項6】 トロコイド内周面を有するロータハウジ
ングと該ロータハウジングを挟むように左右両側に配置
されたサイドハウジングとによって空間が形成され、該
空間内にロータがロータハウジングのトロコイド内周面
に沿って遊星回転可能に配置されており、上記ロータの
側面にはサイドハウジングとの間をシールするサイドシ
ールが設けられている一方、サイドハウジングには排気
ポートが形成されているロータリーピストンエンジンに
おいて、 上記排気ポートの開口部の周囲には、サイドシールのコ
ーナシール側端部がロータの回転に伴って排気ポートの
開口部を横切る際該サイドシルのコーナシール側端部が
サイドハウジングのロータ摺動面と排気ポートの開口部
内との間で急激に変位するのを防止する肉厚変形部が形
成されていることを特徴とするロータリーピストンエン
ジン。 - 【請求項7】 上記肉厚変形部は、排気ポートの開口部
の周囲のうち、サイドシールのコーナシール側端部がロ
ータの回転に伴って排気ポートの開口部を横切る際の進
入側に位置する部位では、サイドシールのコーナシール
側端部がサイドハウジングのロータ摺動面から排気ポー
トの開口部内に急激に落ち込まないようにサイドシール
のコーナシール側端部が排気ポートの開口部を横切る際
の軌跡に沿って下り勾配の傾斜面に形成されている請求
項6記載のロータリーピストンエンジン。 - 【請求項8】 上記肉厚変形部は、排気ポートの開口部
の周囲のうち、サイドシールのコーナシール側端部がロ
ータの回転に伴って排気ポートの開口部を横切る際の脱
出側に位置する部位では、サイドシールのコーナシール
側端部が排気ポートの開口部内に落ち込んだ位置からサ
イドハウジングのロータ摺動面と同一位置に徐々に戻る
ようにサイドシールのコーナシール側端部が排気ポート
の開口部を横切る際の軌跡に沿って上り勾配の傾斜面に
形成されている請求項6記載のロータリーピストンエン
ジン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29442394A JP3598546B2 (ja) | 1994-11-29 | 1994-11-29 | ロータリーピストンエンジン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29442394A JP3598546B2 (ja) | 1994-11-29 | 1994-11-29 | ロータリーピストンエンジン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08151930A true JPH08151930A (ja) | 1996-06-11 |
| JP3598546B2 JP3598546B2 (ja) | 2004-12-08 |
Family
ID=17807575
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29442394A Expired - Fee Related JP3598546B2 (ja) | 1994-11-29 | 1994-11-29 | ロータリーピストンエンジン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3598546B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101892899A (zh) * | 2009-05-19 | 2010-11-24 | 万克尔超级技术有限责任公司 | 用于旋转式活塞发动机的活塞转子和旋转式活塞发动机 |
| JP2016089720A (ja) * | 2014-11-05 | 2016-05-23 | マツダ株式会社 | ターボ過給機付きエンジンの排気装置 |
| TWI845165B (zh) * | 2023-02-16 | 2024-06-11 | 黃宏志 | 轉子發動機之轉子內縮式密封環機構 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102017005886A1 (de) | 2017-06-22 | 2018-12-27 | Daimler Ag | Vorrichtung zur Luftversorgung |
-
1994
- 1994-11-29 JP JP29442394A patent/JP3598546B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101892899A (zh) * | 2009-05-19 | 2010-11-24 | 万克尔超级技术有限责任公司 | 用于旋转式活塞发动机的活塞转子和旋转式活塞发动机 |
| JP2016089720A (ja) * | 2014-11-05 | 2016-05-23 | マツダ株式会社 | ターボ過給機付きエンジンの排気装置 |
| TWI845165B (zh) * | 2023-02-16 | 2024-06-11 | 黃宏志 | 轉子發動機之轉子內縮式密封環機構 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3598546B2 (ja) | 2004-12-08 |
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