JPH08155808A - 球面研磨装置 - Google Patents

球面研磨装置

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JPH08155808A
JPH08155808A JP30625294A JP30625294A JPH08155808A JP H08155808 A JPH08155808 A JP H08155808A JP 30625294 A JP30625294 A JP 30625294A JP 30625294 A JP30625294 A JP 30625294A JP H08155808 A JPH08155808 A JP H08155808A
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polishing
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spherical
center
dish
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Hiromu Watanabe
煕 渡辺
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Mabuchi S & T kk
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 研磨状態にくせの発生しない球面研磨装置を
実現すること。 【構成】 研磨皿40に対しては、それを球状研磨面4
41の曲率中心点を中心に一定の角度範囲でスイングす
る研磨皿スイング手段4が構成され、レンズWを保持す
る球面載置面441を備える加工物ホルダー44に対し
ては、それを球状研磨面441の曲率中心点を中心に一
定の角度範囲でスイングする加工物ホルダースイング手
段6が構成されている。研磨皿スイング手段4と加工物
ホルダースイング手段6とは、研磨皿40および加工物
ホルダー44の回転方向が異なるように、かつ、研磨皿
40の中心部と加工物ホルダー44の中央部に保持され
たレンズW1の中心部とが頻繁に重ならないようなタイ
ミングで動作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レンズの研磨などに使
用する球面研磨装置に関し、更に詳しくは、研磨皿およ
び加工物ホルダーに対する駆動機構に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】レンズなどの加工物に球面研磨加工を施
すための球面研磨装置としては、たとえば、図7(a)
に側面を示す研磨装置がある。この研磨装置では、加工
物ホルダー101の球状載置面102によってレンズW
を上向きに保持しながら、スイングバー103の先端か
ら垂直下方に延びる押さえ棒104で研磨皿105を球
状載置面102に向けて押し付け、この状態で、研磨皿
105の球状研磨面106の曲率中心点P1を通る垂直
軸線L1を回転中心軸線として加工物ホルダー101を
矢印Cで示すように回転させるようになっている。従っ
て、加工物ホルダー101が回転するとともに、研磨皿
105が従動して、レンズWの表面が研磨される。但
し、球状載置面102の中央部に保持されたレンズW1
の表面の中心部と研磨皿105の中心部とは、いずれも
回転速度が実質的に零であるため、レンズW1の中心部
には研磨されない部分が発生する。そこで、研磨装置で
は、従来より、図7(b)に正面を示すように、スイン
グバー103および押さえ棒104を介して研磨皿10
5を球状研磨面106の曲率中心点P1を中心に左右方
向(矢印Aで示す。)にスイングさせ、研磨皿105の
中心部とレンズW1の中心部とをずらしながら研磨を行
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
球面研磨装置では、球状載置面102に対して研磨皿1
05を一定の方向にスイングさせているだけであるた
め、球状載置面102上における球状研磨面106の中
心部の軌跡を、図8に矢印Dで模式的に示すように、球
状研磨面106の中心部は、球状載置面102の中央に
保持されたレンズW1の中心部を頻繁に通過する。この
ため、中央部のレンズW1では、中心部の研磨度合いが
低いといったくせがあるという問題点がある。
【0004】かかる問題点は、図9に示すように、スピ
ンドル201の上端部に上向きに取り付けた研磨皿20
2に対し、レンズWなどの加工物を下向きに押し付けた
状態で、研磨皿202の方を回転中心軸線L2の周りに
回転させながら、スピンドル201を球状研磨面204
の曲率中心点P2を中心にスイングさせる球面研磨装置
でも同様に発生する。
【0005】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題で
は、研磨状態にくせの発生しない球面研磨装置を実現す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る球面研磨装置では、まず、球面研磨加
工が施される加工物を保持する加工物ホルダーと、この
加工物ホルダーに保持された加工物を研磨するための球
状研磨面を備える研磨皿と、この研磨皿と加工物ホルダ
ーとを押し付ける押し付け手段と、この押し付け手段に
よって研磨皿と加工物ホルダーとを押し付けた状態で研
磨皿と加工物ホルダーとの間に球状研磨面の曲率中心点
を通る回転中心軸線周りの相対回転を形成する回転駆動
手段と、曲率中心点を中心に研磨皿を所定の角度範囲で
スイングさせる研磨皿スイング手段と、曲率中心点を中
心に加工物ホルダーを所定の角度範囲でスイングさせる
加工物ホルダースイング手段とを設けたことに第1の特
徴点を有する。また、研磨皿スイング手段および加工物
ホルダースイング手段は、研磨皿のスイング方向と加工
物ホルダーのスイング方向とが異なるように、かつ加工
物ホルダーの中央部に保持された加工物の中心部と研磨
皿の中心部とがずれるようなタイミングで研磨皿および
加工物ホルダーをスイングさせることに第2の特徴点を
有する。
【0007】すなわち、本発明では、研磨皿の中心部
と、加工物ホルダーの中央部に保持された加工物の中心
部とが頻繁に重ならないように、研磨皿および加工物ホ
ルダーの双方がスイングすることに特徴点を有する。
【0008】本発明では、球状研磨面のスイング方向と
加工物ホルダーのスイング方向とを略直角に交差するよ
うに設定することが好ましい。
【0009】
【作用】本発明に係る球面研磨装置において、加工物ホ
ルダーにレンズなどの加工物を保持させ、この状態で、
研磨皿と加工物ホルダーとを押し付けながら研磨皿また
は加工物ホルダーを回転させると、加工物の表面が研磨
される。この間、研磨皿は、研磨皿スイング手段によっ
て球状研磨面の曲率中心点を中心にスイングする。ま
た、加工物ホルダーは、加工物ホルダースイング手段に
よって研磨皿の曲率中心点を中心にスイングする。しか
も、研磨皿および加工物ホルダーは、それぞれのスイン
グ方向がずれているとともに、それぞれの中心部がずれ
るようなタイミングでスイングする。このため、研磨皿
の中心部と加工物ホルダーの中心部とが頻繁に重なり合
うことがないので、加工物ホルダーの中央部に位置する
加工物でも、中心部の研磨度合いが低いなどのくせがな
い。
【0010】
【実施例】図面に基づいて、本発明の一実施例を説明す
る。
【0011】図1は、本例の球面研磨装置の概略左側面
図、図2は、その概略平面図である。
【0012】図1および図2において、10は、板状の
架台であり、架台10は、機台12から立ち上げられた
フレーム120の上端部にボルト14によって斜め上向
きに固定されている。架台10の側面には、軸受け20
によって回動軸18が取り付けられ、架台10の上端部
には、駆動モータ24が取り付けられている。駆動モー
タ24の出力軸には、回動板26が取り付けられている
一方、回動軸18の上端部には、クランク22が取り付
けられており、クランク22の先端部と、回動板26の
偏心位置とは、連結軸28で結合されている。従って、
駆動モータ24の出力軸が回転すると、回動軸18は、
矢印A1で示すように、その軸線36の周りに両方向に
一定の角度範囲でスイングするようになっている。
【0013】回動軸18の下端部には、スイングバー3
0がピン32によって取り付けられており、スイングバ
ー30は、回動軸18に対して曲折可能な状態のまま、
回動軸18の回転により左右方向に一定の角度範囲でス
イングするようになっている。なお、ピン32は、ボル
ト14と同じく水平軸線16上に位置している。
【0014】スイングバー30の先端寄りの位置には、
その取付け孔内に押さえ棒34が下向きに嵌められてお
り、この押さえ棒34は、スイングバー30の先端面か
らねじ込まれたねじ38によって固定されている。ここ
で、押さえ棒34は、その軸線L0が回動軸18の軸線
36と交差する状態にある。
【0015】押さえ棒34の下端部には、自在継手42
を介して研磨皿40が支持されている。研磨皿40の下
面部は、球状研磨面401になっている。研磨皿40
は、レンズWなどの加工物を上向きに保持する球状載置
面441を備える加工物ホルダー44の上に被さった状
態にあり、この球状載置面441と、研磨皿40の球状
研磨面401とは、同じ曲率半径を有し、曲率中心点P
が共通である。ここで、曲率中心点Pは、押さえ棒34
の軸線L0と、回動軸18の軸線36との交点上に位置
する。従って、回動軸18が回転し、スイングバー30
が左右方向に一定の角度範囲でスイングすると、研磨皿
40は、球状載置面441に対して、矢印Aで示すよう
に、曲率中心点Pを中心に左右方向に一定の角度範囲で
スイングするようになっている。このようにして、本例
では、回動軸18およびスイングバー30を利用して、
曲率中心点Pを中心に研磨皿40を一定の角度範囲で左
右方向にスイングさせる研磨皿スイング手段4が構成さ
れている。
【0016】さらに、研磨皿40は、球状載置面441
(加工物ホルダー44)に向けて押し付けられた状態に
ある。すなわち、回動軸18とスイングバー30とは、
回動軸18に対して斜め上方に向けて取り付けられた支
柱50、およびこの支柱50の上端部とスイングバー3
0との間に設けられたエアシリンダ48によっても機構
的に接続されており、エアシリンダ48は、スイングバ
ー30および押さえ棒34を介して研磨皿40を下方に
向けて押圧するようになっている。このようにして、本
例では、研磨皿40と加工物ホルダー44とを押し付け
る押し付け手段3が構成されている。なお、回動軸18
に対する支柱50の取付け位置は、ねじ52を緩めれば
変更可能である。
【0017】図3は、球面研磨装置の下方部の概略正面
図である。図3において、球面研磨装置1の下方部に
は、研磨皿40と加工物ホルダー44との間に球状研磨
面401の曲率中心点Pを通る回転中心軸線周りの相対
回転を形成する回転駆動手段5と、スピンドル60を介
して加工物ホルダー44を所定の角度範囲にスイングさ
せる加工物ホルダースイング手段6とが構成されてお
り、これらの構成を、以下に説明する。
【0018】まず、加工物ホルダー44は、スピンドル
60を介してブラケット70に取り付けられている。ス
ピンドル60は、曲率中心点Pを通る軸線Lを回転中心
軸線としており、それには、ブラケット70上に設けら
れた駆動モータ81からの回転駆動力が伝達されるよう
になっている。すなわち、スピンドル60は、加工物ホ
ルダー44から下方に延びる支持軸61と、この支持軸
61の下端部が差し込まれた支持管62とから構成さ
れ、そのうち、支持管62は、ブラケット70の上面7
01および下面702に対して軸受け73などを介して
支持されている。
【0019】また、支持軸61は、ねじ63によって支
持管62に固定されている。ブラケット70の内側に
は、駆動モータ81が搭載されており、その出力軸の下
端部に取り付けられたプーリ82と、支持管62の下端
部に取り付けられたプーリ64との間には、V形ベルト
83が掛けられている。従って、駆動モータ81からの
回転駆動力は、プーリ64、82、V形ベルト83、お
よびスピンドル60を介して加工物ホルダー44に伝達
されるようになっており、このようにして、本例では、
研磨皿40と加工物ホルダー44との間に曲率中心点P
を通る回転中心軸線(軸線L)周りの相対回転を形成す
る回転駆動手段5が構成されている。なお、図3に示す
状態では、押さえ棒34の軸線L0と、スピンドル60
の軸線Lとは、同一線上にある。
【0020】また、機台12から立ち上げられたフレー
ム131、132の外面には、支持管91、92がそれ
ぞれ取り付けられ、その内部には、軸受けフレーム9
3、94の下端部が差し込まれている。軸受けフレーム
93、94と支持管91、92とは、ねじ97によって
固定されている。軸受けフレーム93、94の上端部に
は、所定の高さ位置で互いに対向する一対の軸受け9
5、96が取り付けられており、これらの軸受け95、
96を介してブラケット70の上面から上方に延びる連
結軸71、72が支持されている。ここで、軸受け9
5、96の高さ位置は、曲率中心点Pを通る水平軸線L
3上にある。フレーム131の内側には、軸受けフレー
ム93に固定された支持片132を介してアクチュエー
タ75が水平に取り付けられている。
【0021】図4に示すように、アクチュエータ75の
出力軸751の先端部は、カムピン76の中央部に連結
されている。一方、ブラケット70の側面部703に
は、カム溝74が上下方向に形成されており、カムピン
76の先端部は、カム溝74の内部に位置している。カ
ムピン76は、支持片132の下端部に対して水平に固
定された支持軸77によって支持されており、カムピン
76と支持軸77とは、軸受け781、782を介して
アーム791、792で連結されている。従って、アク
チュエータ75の出力軸751が伸張すると、カムピン
76は、図5に示すように、支持軸77を中心に回転
し、ブラケット70全体が曲率中心点Pを通る水平軸線
L3周りにスイングして傾くようになっている。逆に、
アクチュエータ75の出力軸751が縮退したときに
は、カムピン76は、水平軸77を中心にして逆の方向
に回転し、ブラケット70全体が曲率中心点Pを通る水
平軸線L周りに逆の方向にスイングして傾くようになっ
ている。かかるブラケット70のスイング動作を利用し
て、本例では、図1に矢印Bで示すように、加工物ホル
ダー44を曲率中心点Pを中心に、前後方向、すなわ
ち、研磨皿40のスイング方向とは略直角に交差する方
向に一定の角度範囲でスイングさせる加工物ホルダース
イング手段6が構成されている。
【0022】次に、本例の球面研磨装置1の動作を説明
する。
【0023】まず、図1に示すように、加工物ホルダー
44の球状載置面441に複数枚のレンズWを載せ、駆
動モータ24、81、アクチュエータ75、およびエア
シリンダ48を作動させると、押さえ棒34は、軸線L
1を常に中心点Pに向けた状態のまま、エアシリンダ4
8の力を受けて研磨皿40を加工物ホルダー44に向け
て押圧する。また、駆動モータ81からの回転駆動力に
よってスピンドル60が回転し、矢印Cで示すように、
加工物ホルダー44は、軸線Lを回転中心軸線としなが
ら回転する。従って、加工物ホルダー44の球状載置面
441に保持された複数のレンズWは、研磨皿40によ
って球面に研磨される。
【0024】この間、駆動モータ24からの回転駆動力
は、回動板26、連結軸28、およびクランク22を介
して回動軸18に伝達され、回動軸18がスイングす
る。その結果、スイングバー30は、矢印Aで示すよう
に、押さえ棒34を介して研磨皿40を曲率中心点Pを
中心に左右方向に所定の角度範囲にスイングさせる。
【0025】一方、アクチュエータ75は、出力軸75
1の伸張および縮退を繰り返す。かかる動作は、カムピ
ン76およびカム溝74を介してブラケット70に伝達
され、ブラケット70全体が曲率中心点Pを通る水平軸
線L0を中心にスイングする。その結果、加工物ホルダ
ー44は、矢印Bで示すように、曲率中心点Pを中心に
前後方向に所定の角度範囲にスイングする。
【0026】なお、レンズWの交換などを行なう場合に
は、エアシリンダ48を逆方向に作動させるか、スイン
グバー30の先端を人手によって上方にはね上げて、加
工物ホルダー40の上方位置を開放する。
【0027】以上説明したとおり、本例の球面研磨装置
1では、加工物ホルダー44を回転させながら、研磨皿
40と加工物ホルダー44とを互いに直角をなす方向に
スイングさせる。しかも、研磨皿40をスイングさせる
駆動源が駆動モータ24であるのに対して、加工物ホル
ダー44をスイングさせる駆動源がアクチュエータ75
であるため、加工物ホルダー44のスイング動作は、研
磨皿40のスイング動作よりも遅い。
【0028】従って、図6に、球状研磨面401の中心
部O1と、球状載置面441の中央に載置したレンズW
1の中心部O2との位置関係を模式的に示すように、ス
イング動作を開始した時刻t0では、それぞれの中心部
O1、O2が同じ位置にあっても、それ以降(時刻t
1、t2、t3・・・)、各中心部O1、O2は、異な
る方向に異なる速度で移動する。このため、球状研磨面
401の中心部O1と、球状載置面441の中心部O2
とは、ずれた状態にあり、頻繁に重ならない。それ故、
球状載置面441の中央部に載置したレンズW1も、そ
の中心部が均一に研磨され、研磨状態にくせがない。
【0029】なお、研磨皿40の中心部O1と、球状載
置面441の中心部O2とが頻繁に重ならないように、
研磨皿40および加工物ホルダー44をスイングさせる
方法としては、研磨皿40および加工物ホルダー44の
スイング周期が同じで、その位相をたとえば1/4周期
分だけずらす方法でも可能である。
【0030】本例の球面研磨装置1において、レンズW
に施す球面加工の条件を変更する場合には、その曲率に
合った球状載置面441を備える加工物ホルダー44
と、球状研磨面401を備える研磨皿40とに交換す
る。その結果、曲率中心点Pの位置は、上下方向にずれ
ることになる。従って、回動軸18の軸線36の上に曲
率中心点Pが位置するように調整を行なう必要がある。
かかる調整の際には、まず、図3において、ねじ63を
緩めて、支持管62に対する支持軸61の差し込み長さ
を調整し、加工物ホルダー44の高さ位置を変更するこ
とによって、曲率中心点Pの高さ位置を固定したままで
条件変更を行なう。この場合には、研磨皿40の高さ位
置も調整する必要があるので、ねじ38を緩めて、押さ
え棒34の下方に向けての突出寸法を調節する。
【0031】別の調整方法としては、まず、図1におい
て、加工物ホルダー44の高さ位置はそのままで、ボル
ト14を緩めて、架台10の取付け角度を変更し、回動
軸18の軸線36上に加工物ホルダー44の曲率中心点
Pが位置するように調節する。ここで、エアシリンダ4
8が正しく機能するように、ねじ52を緩め、支柱50
の位置を変更する場合もある。次に、曲率中心点Pの高
さ位置が変更になった分だけ、図3において、ブラケッ
ト70が前後方向にスイングする際の回転中心軸線(水
平軸線L3)の高さ位置を調整する。それには、ねじ9
7を緩めて、支持管91、92に対する軸受けフレーム
93、94の差込み長さを調整し、軸受け95、96の
高さ位置を調整するとともに、その分だけ、ねじ63を
緩めて、支持管62に対する支持軸61の差し込み長さ
を調整し、加工物ホルダー44の高さ位置を補正する。
その結果、ブラケット70のスイング中心の高さ位置
は、球状研磨面441の曲率に対応する位置に調節され
る。
【0032】なお、レンズWに施す球面加工の条件によ
っては、球状研磨面401の曲率中心点Pは、加工物ホ
ルダー44の下方に位置する場合だけでなく、加工物ホ
ルダー44の上方に位置する場合もあるが、本例の球面
研磨装置1では、いずれの加工条件にも対応できる。
【0033】また、図9に示すタイプの球面研磨装置の
ように、スピンドル201の上端部に上向きに取り付け
た研磨皿202に対し、レンズWを下向きに押し付けた
状態で、研磨皿202の方を回転中心軸線L2の周りに
回転させる場合でも、スピンドル201を球状研磨面2
04の曲率中心点P2を中心にスイングさせるととも
に、レンズWを保持する加工物ホルダー205も、曲率
中心点P2を中心にスイングさせればよい。この場合に
も、研磨皿202と加工物ホルダー205との間では、
スイング方向を異なるように設定するとともに、研磨皿
202の中心部とレンズWの中心部とがずれるようなタ
イミングに設定する。
【0034】
【発明の効果】以上のとおり、本発明に係る球面研磨装
置では、球面研磨面の曲率中心点を中心に研磨皿をスイ
ングさせる研磨皿スイング手段と、前記の曲率中心点を
中心に加工物ホルダーをスイングさせる加工物ホルダー
スイング手段とを設けるとともに、これらのスイング手
段の間では、スイング方向が異なり、かつ、動作のタイ
ミングが加工物ホルダーの中央部に保持された加工物の
中心部と研磨皿の中心部とがずれるように設定されてい
ることに特徴を有する。従って、本発明によれば、研磨
中に、加工物ホルダーの中央部に保持された加工物の中
心部と球状研磨面の中心部とが頻繁に重なることがない
ので、研磨度合いにくせが発生せず、レンズなどを均一
に研磨できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る球面研磨装置の概略左側
面図である。
【図2】図1に示す球面研磨装置の概略平面図である。
【図3】図1に示す球面研磨装置の下方部の概略左側面
図である。
【図4】図1に示す球面研磨装置において、曲率中心点
を中心に加工物ホルダーを一定の角度範囲でスイングさ
せる加工物ホルダースイング手段の要部を示す斜視図で
ある。
【図5】図4に示す加工物ホルダースイング手段におい
て、加工物ホルダーが一方に傾いた状態を示す斜視図で
ある。
【図6】図1に示す球面研磨装置において、球状研磨面
の中心部と、球状載置面の中心部の位置関係を模式的に
示す説明図である。
【図7】(a)は、従来の球面研磨装置の要部の側面
図、(b)は、その正面図である。
【図8】図7に示す球面研磨装置において、球状載置面
に対する球状研磨面の中心部の位置関係を模式的に示す
説明図である。
【図9】別の従来の球面研磨装置の側面図である。
【符号の説明】
1・・・球面研磨装置 3・・・押し付け手段 4・・・研磨皿スイング手段 5・・・回転駆動手段 6・・・加工物ホルダースイング手段 18・・・回動軸 30・・・スイングバー 34・・・押さえ棒 40・・・研磨皿 401・・・球状研磨面 44・・・加工物ホルダー 441・・・球状載置面 48・・・エアシリンダ 60・・・スピンドル 70・・・ブラケット 74・・・カム溝 75・・・アクチュエータ 76・・・カムピン 81・・・駆動モータ L・・・水平な軸線 P・・・球状研磨面の曲率中心点 W・・・加工物

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 球面研磨加工が施される加工物を保持す
    る加工物ホルダーと、この加工物ホルダーに保持された
    加工物を研磨するための球状研磨面を備える研磨皿と、
    この研磨皿と前記加工物ホルダーとを押し付ける押し付
    け手段と、この押し付け手段によって前記研磨皿と前記
    加工物ホルダーとを押し付けた状態で前記研磨皿と前記
    加工物ホルダーとの間に前記球状研磨面の曲率中心点を
    通る回転中心軸線周りの相対回転を形成する回転駆動手
    段と、前記曲率中心点を中心に前記研磨皿を所定の角度
    範囲でスイングさせる研磨皿スイング手段と、前記曲率
    中心点を中心に前記加工物ホルダーを所定の角度範囲で
    スイングさせる加工物ホルダースイング手段とを有し、 前記研磨皿スイング手段および前記加工物ホルダースイ
    ング手段は、前記研磨皿のスイング方向と前記加工物ホ
    ルダーのスイング方向とが異なるように、かつ、前記加
    工物ホルダーの中央部に保持された加工物の中心部と前
    記研磨皿の中心部とがずれるようなタイミングで前記研
    磨皿および前記加工物ホルダーをスイングさせることを
    特徴とする球面研磨装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記球状研磨面のス
    イング方向と前記加工物ホルダーのスイング方向とは、
    略直角に交差していることを特徴とする球面研磨装置。
JP30625294A 1994-12-09 1994-12-09 球面研磨装置 Expired - Lifetime JP3344855B2 (ja)

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