JPH08159012A - 油圧ポンプ・モータ - Google Patents
油圧ポンプ・モータInfo
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- JPH08159012A JPH08159012A JP6305118A JP30511894A JPH08159012A JP H08159012 A JPH08159012 A JP H08159012A JP 6305118 A JP6305118 A JP 6305118A JP 30511894 A JP30511894 A JP 30511894A JP H08159012 A JPH08159012 A JP H08159012A
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- Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 騒音の低減効果が高く、小型化に好適な油圧
ポンプ・モータを提供する。 【構成】 複数本のシリンダ12を有するロータ15の
内部に高圧流体を蓄圧する空洞部13を設け、該ロータ
15に各シリンダ12と空洞部13とを連通する連通部
16を設けると共に、弁板6の吐出ポート10の外周縁
に形成した切欠き10bと間欠的に連通する小穴18を
設け、ピストン20が下死点に達して閉じ込み状態に入
る位置で、空洞部13の高圧流体を連通部16からシリ
ンダ12内に供給し、その際、閉じ込み状態にあるピス
トン20に先行する部分において、予圧用に放出された
高圧流体を切欠き10bから小穴18を介して空洞部1
3に補充するようにした。 【効果】 空洞部の高圧流体を利用して閉じ込み状態の
ピストンに予圧を付与できる。
ポンプ・モータを提供する。 【構成】 複数本のシリンダ12を有するロータ15の
内部に高圧流体を蓄圧する空洞部13を設け、該ロータ
15に各シリンダ12と空洞部13とを連通する連通部
16を設けると共に、弁板6の吐出ポート10の外周縁
に形成した切欠き10bと間欠的に連通する小穴18を
設け、ピストン20が下死点に達して閉じ込み状態に入
る位置で、空洞部13の高圧流体を連通部16からシリ
ンダ12内に供給し、その際、閉じ込み状態にあるピス
トン20に先行する部分において、予圧用に放出された
高圧流体を切欠き10bから小穴18を介して空洞部1
3に補充するようにした。 【効果】 空洞部の高圧流体を利用して閉じ込み状態の
ピストンに予圧を付与できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、斜板式あるいは斜軸式
等のアキシアル形油圧ポンプ・モータに関する。
等のアキシアル形油圧ポンプ・モータに関する。
【0002】
【従来の技術】一般にアキシアル形油圧ポンプ・モータ
は、本体をなすケーシングと、該ケーシング内に回転可
能に設けられ、複数のシリンダが形成されたロータと、
該ロータに係合する回転軸と、前記シリンダ内に摺動可
能に設けられたピストンと、前記ロータと摺動可能に対
向する弁板とを備えており、油圧ポンプの場合は、回転
軸に連動してロータを回転させることでピストンを往復
運動させ、それによってシリンダ内に吸入した低圧流体
をピストンで加圧して吐出するようになっており、油圧
モータの場合は、シリンダ内に高圧流体を流入させるこ
とでピストンを往復運動させ、それによってロータと回
転軸とを回転駆動するようになっている。従来より、こ
のような油圧ポンプ・モータにおいて、吐出圧の変動を
抑えることが騒音の低減化に有効であることが知られて
おり、その一例が実開平2−14475号公報に開示さ
れている。同公報に記載された騒音の低減化手段は、弁
板の吸入ポートから吐出ポートに至る摺動面に開口を設
けると共に、該開口に通路を介して蓄圧器を接続し、ピ
ストンが吸入ポートから下死点に達する閉じ込み部にお
いて、前記開口から放出(ディスチャージ)される高圧
流体でシリンダ内に予圧を付与し、放出した圧力を蓄圧
器からチャージするように構成されており、シリンダ内
圧が高められた分だけ閉じ込み部における逆流が防止さ
れるため、吐出圧の変動を抑えることができるようにな
っている。
は、本体をなすケーシングと、該ケーシング内に回転可
能に設けられ、複数のシリンダが形成されたロータと、
該ロータに係合する回転軸と、前記シリンダ内に摺動可
能に設けられたピストンと、前記ロータと摺動可能に対
向する弁板とを備えており、油圧ポンプの場合は、回転
軸に連動してロータを回転させることでピストンを往復
運動させ、それによってシリンダ内に吸入した低圧流体
をピストンで加圧して吐出するようになっており、油圧
モータの場合は、シリンダ内に高圧流体を流入させるこ
とでピストンを往復運動させ、それによってロータと回
転軸とを回転駆動するようになっている。従来より、こ
のような油圧ポンプ・モータにおいて、吐出圧の変動を
抑えることが騒音の低減化に有効であることが知られて
おり、その一例が実開平2−14475号公報に開示さ
れている。同公報に記載された騒音の低減化手段は、弁
板の吸入ポートから吐出ポートに至る摺動面に開口を設
けると共に、該開口に通路を介して蓄圧器を接続し、ピ
ストンが吸入ポートから下死点に達する閉じ込み部にお
いて、前記開口から放出(ディスチャージ)される高圧
流体でシリンダ内に予圧を付与し、放出した圧力を蓄圧
器からチャージするように構成されており、シリンダ内
圧が高められた分だけ閉じ込み部における逆流が防止さ
れるため、吐出圧の変動を抑えることができるようにな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如く構成された従来例にあっては、シリンダ内に供給さ
れる高圧流体の容量が開口の大きさによって決定される
ようになっているが、弁板の吸入ポートから吐出ポート
に至る摺動面に大きな開口を形成することは空間的制約
がある関係で実際上困難となり、そのため、シリンダ内
に供給される高圧流体の容量が少なくなって予圧が不十
分の状態となり、騒音の低減効果が低いという問題があ
った。特に、吐出圧の変動が大きい最大傾転角での状態
や、一定の傾転角で運転される油圧ポンプ・モータにお
いては、予圧が不十分であると騒音が顕著になる。ま
た、開口に蓄圧器を接続して圧力のディスチャージとチ
ャージとを維持するようになっているが、蓄圧器や通路
によって構造が複雑となり、小型化が妨げられるという
問題もあった。
如く構成された従来例にあっては、シリンダ内に供給さ
れる高圧流体の容量が開口の大きさによって決定される
ようになっているが、弁板の吸入ポートから吐出ポート
に至る摺動面に大きな開口を形成することは空間的制約
がある関係で実際上困難となり、そのため、シリンダ内
に供給される高圧流体の容量が少なくなって予圧が不十
分の状態となり、騒音の低減効果が低いという問題があ
った。特に、吐出圧の変動が大きい最大傾転角での状態
や、一定の傾転角で運転される油圧ポンプ・モータにお
いては、予圧が不十分であると騒音が顕著になる。ま
た、開口に蓄圧器を接続して圧力のディスチャージとチ
ャージとを維持するようになっているが、蓄圧器や通路
によって構造が複雑となり、小型化が妨げられるという
問題もあった。
【0004】本発明は、このような従来技術の実情に鑑
みてなされたもので、その目的は、騒音の低減効果が高
く小型化に好適な低騒音の油圧ポンプ・モータを提供す
ることにある。
みてなされたもので、その目的は、騒音の低減効果が高
く小型化に好適な低騒音の油圧ポンプ・モータを提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した本発明の目的
は、ケーシングと、該ケーシング内に回転可能に設けら
れ、複数のシリンダが形成されたロータと、該ロータに
係合する回転軸と、前記シリンダ内に摺動可能に設けら
れたピストンと、前記ロータと摺動可能に対向する弁板
とを備えた油圧ポンプ・モータにおいて、前記ロータの
内部に高圧流体を蓄圧する空洞部を設けると共に、該ロ
ータの前記弁板との摺動面に前記空洞部に通じる複数の
小穴を設け、前記弁板に前記小穴と吐出ポートとを間欠
的に連通する切欠きを設け、前記ピストンが吸入ポート
から下死点に達する閉じ込み部の近傍位置に、前記空洞
部と前記各シリンダとを連通する連通部を設けることに
よって達成される。
は、ケーシングと、該ケーシング内に回転可能に設けら
れ、複数のシリンダが形成されたロータと、該ロータに
係合する回転軸と、前記シリンダ内に摺動可能に設けら
れたピストンと、前記ロータと摺動可能に対向する弁板
とを備えた油圧ポンプ・モータにおいて、前記ロータの
内部に高圧流体を蓄圧する空洞部を設けると共に、該ロ
ータの前記弁板との摺動面に前記空洞部に通じる複数の
小穴を設け、前記弁板に前記小穴と吐出ポートとを間欠
的に連通する切欠きを設け、前記ピストンが吸入ポート
から下死点に達する閉じ込み部の近傍位置に、前記空洞
部と前記各シリンダとを連通する連通部を設けることに
よって達成される。
【0006】
【作用】ピストンが下死点に達して閉じ込み状態に入る
と、ロータの内部に設けられた空洞部の高圧流体は連通
部からシリンダ内に供給され、該シリンダの内圧に予圧
が付与される。その際、閉じ込み状態にあるピストンに
先行する部分において、ロータに設けられた小穴が吐出
ポートの切欠きと連通することによって、高圧流体が切
欠きから小穴を介して空洞部に供給され、閉じ込み部に
おいて予圧用に放出された高圧流体が補充される。
と、ロータの内部に設けられた空洞部の高圧流体は連通
部からシリンダ内に供給され、該シリンダの内圧に予圧
が付与される。その際、閉じ込み状態にあるピストンに
先行する部分において、ロータに設けられた小穴が吐出
ポートの切欠きと連通することによって、高圧流体が切
欠きから小穴を介して空洞部に供給され、閉じ込み部に
おいて予圧用に放出された高圧流体が補充される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の一実施例に係る斜板型油圧ポンプ
の断面図、図2は該油圧ポンプに備えられるのロータの
断面図、図3は油圧ポンプに備えられる弁板の平面図で
あり、これらの図において、1は主ケース、2はこの主
ケース1の下面に固着されたサブプレートを示し、これ
ら主ケース1とサブプレート2とで本体をなすケーシン
グが形成されている。3は該ケーシング内に軸受4,5
によって支持された回転軸、6はサブプレート2上に固
着された弁板であり、該弁板6にはサブプレート2に設
けた吸入通路7に連通する吸入ポート9と排出通路8に
連通する吐出ポート10とが穿設されている。図3に示
すように、前記弁板6の吸入ポート9と吐出ポート10
の一端にはノッチ9a,10aがそれぞれ形成されてお
り、また、吐出ポート10の外周縁には所定の間隔をお
いて複数の切欠き10bが形成されている。
する。図1は本発明の一実施例に係る斜板型油圧ポンプ
の断面図、図2は該油圧ポンプに備えられるのロータの
断面図、図3は油圧ポンプに備えられる弁板の平面図で
あり、これらの図において、1は主ケース、2はこの主
ケース1の下面に固着されたサブプレートを示し、これ
ら主ケース1とサブプレート2とで本体をなすケーシン
グが形成されている。3は該ケーシング内に軸受4,5
によって支持された回転軸、6はサブプレート2上に固
着された弁板であり、該弁板6にはサブプレート2に設
けた吸入通路7に連通する吸入ポート9と排出通路8に
連通する吐出ポート10とが穿設されている。図3に示
すように、前記弁板6の吸入ポート9と吐出ポート10
の一端にはノッチ9a,10aがそれぞれ形成されてお
り、また、吐出ポート10の外周縁には所定の間隔をお
いて複数の切欠き10bが形成されている。
【0008】11は鋼やアルミニウム等の金属材料から
なるシリンダブロック、12は該シリンダブロック11
の内部に形成された複数のシリンダ、13は各シリンダ
12の周囲に形成された空洞部、14はシリンダブロッ
ク11の下端に固着された摺動部材であり、これらシリ
ンダブロック11と摺動部材14とでロータ15が構成
されている。前記各シリンダ12の壁面には連通部16
が形成されており、この連通部16によって各シリンダ
12の内部と前記空洞部13とは連通されている。ま
た、前記摺動部材14には各シリンダ12の内部に連続
する吸排路17が穿設されており、各シリンダ12を含
めてシリンダブロック11と摺動部材14との接続部分
はシールされている。さらに、前記摺動部材14には前
記空洞部13に連通する複数の小穴18が穿設されてお
り、図2に示すように、これら小穴18の一端は前記各
シリンダ12間に位置している。一方、図3に示すよう
に、各小穴18の他端は弁板6と対向しており、前述し
た各切欠き10b上を摺動する。したがって、ロータ1
5が弁板6上を回転摺動すると、その回転中に各小穴1
8は切欠き10bと間欠的に連通し、それによって高圧
流体が吐出ポート10から小穴18を介して空洞部13
に供給される。
なるシリンダブロック、12は該シリンダブロック11
の内部に形成された複数のシリンダ、13は各シリンダ
12の周囲に形成された空洞部、14はシリンダブロッ
ク11の下端に固着された摺動部材であり、これらシリ
ンダブロック11と摺動部材14とでロータ15が構成
されている。前記各シリンダ12の壁面には連通部16
が形成されており、この連通部16によって各シリンダ
12の内部と前記空洞部13とは連通されている。ま
た、前記摺動部材14には各シリンダ12の内部に連続
する吸排路17が穿設されており、各シリンダ12を含
めてシリンダブロック11と摺動部材14との接続部分
はシールされている。さらに、前記摺動部材14には前
記空洞部13に連通する複数の小穴18が穿設されてお
り、図2に示すように、これら小穴18の一端は前記各
シリンダ12間に位置している。一方、図3に示すよう
に、各小穴18の他端は弁板6と対向しており、前述し
た各切欠き10b上を摺動する。したがって、ロータ1
5が弁板6上を回転摺動すると、その回転中に各小穴1
8は切欠き10bと間欠的に連通し、それによって高圧
流体が吐出ポート10から小穴18を介して空洞部13
に供給される。
【0009】前記ロータ15はスプラインを介して回転
軸3に連結されており、回転軸3に巻回されたスプリン
グ19からの予圧力を受けて弁板6に圧接されている。
また、20は各シリンダ12内に往復移動可能に配設さ
れたピストンであり、各ピストン20の球面形状をなす
先端部はピストンシュー21と揺動自在に係合してい
る。22は該ピストンシュー21を保持するシューリテ
ーナであり、該シューリテーナ22は回転軸の球面座2
3にガイドされている。24は斜板であり、ピストンシ
ュー21は該斜板24上を回転摺動する。
軸3に連結されており、回転軸3に巻回されたスプリン
グ19からの予圧力を受けて弁板6に圧接されている。
また、20は各シリンダ12内に往復移動可能に配設さ
れたピストンであり、各ピストン20の球面形状をなす
先端部はピストンシュー21と揺動自在に係合してい
る。22は該ピストンシュー21を保持するシューリテ
ーナであり、該シューリテーナ22は回転軸の球面座2
3にガイドされている。24は斜板であり、ピストンシ
ュー21は該斜板24上を回転摺動する。
【0010】次に、このように構成された油圧ポンプの
動作について説明する。図1は斜板24の傾転角が最大
の状態を示しており、この状態で回転軸3を回転させる
と、その回転力がスプラインを介してシリンダブロック
11に伝達され、ロータ15全体が回転軸3に連動して
回転する。ロータ15の回転により、ピストン20の先
端部と係合するピストンシュー21は斜板24上を回転
摺動し、該斜板24は回転軸3の軸線に対して傾斜して
設けられているため、各ピストン20はロータ15の回
転中にシリンダ12内を往復移動する。また、ロータ1
5が回転すると、摺動部材14の吸排路17は弁板6の
吸入ポート9と吐出ポート10と間欠的に連通し、ピス
トン20がシリンダ12から伸長する吸込み工程では、
吸排路17は吸入ポート9と連通してシリンダ12内に
低圧流体を吸入し、ピストン20がシリンダ12内へ進
入する吐出工程では、吸排路17は吐出ポート10と連
通してピストン20で加圧された高圧流体を吐出する。
動作について説明する。図1は斜板24の傾転角が最大
の状態を示しており、この状態で回転軸3を回転させる
と、その回転力がスプラインを介してシリンダブロック
11に伝達され、ロータ15全体が回転軸3に連動して
回転する。ロータ15の回転により、ピストン20の先
端部と係合するピストンシュー21は斜板24上を回転
摺動し、該斜板24は回転軸3の軸線に対して傾斜して
設けられているため、各ピストン20はロータ15の回
転中にシリンダ12内を往復移動する。また、ロータ1
5が回転すると、摺動部材14の吸排路17は弁板6の
吸入ポート9と吐出ポート10と間欠的に連通し、ピス
トン20がシリンダ12から伸長する吸込み工程では、
吸排路17は吸入ポート9と連通してシリンダ12内に
低圧流体を吸入し、ピストン20がシリンダ12内へ進
入する吐出工程では、吸排路17は吐出ポート10と連
通してピストン20で加圧された高圧流体を吐出する。
【0011】図4はこの時の各ピストン20とシリンダ
12との位置関係を示す説明図であり、図中(a)〜
(d)は吸込み工程、(e)は下死点、(f)〜(i)
は吐出工程を示している。同図に示すように、各シリン
ダ12の壁面に形成された連通部16は、ピストン20
が(a)〜(d)の吸込み工程にある場合に閉ざされ、
ピストン20が(e)の下死点に達して閉じ込み状態に
ある場合に区間Δで開かれ、ピストン20が(f)〜
(i)の吐出工程にある場合に閉ざされる。したがっ
て、ピストン20が下死点に達して閉じ込み状態に入る
と、空洞部13内に充填された高圧流体が、ごく限られ
た区間Δで開く連通部16から当該ピストン20に対応
するシリンダ12内に供給され、該シリンダ12の内圧
に予圧が付与される。その際、図3に示すように、閉じ
込み状態にあるピストン20に先行する他のピストン2
0の近傍にも小穴18が設けてあるため、これらの小穴
18が切欠き10bと連通することによって、高圧流体
が吐出ポート10の切欠き10bから小穴18を介して
空洞部13に供給され、閉じ込み部において予圧用に放
出された高圧流体が補充される。そして、ピストン20
が図3の矢印方向に回転すると、吸排路17がノッチ1
0aに徐々に繋がり、前述した予圧効果と相俟って吐出
圧は滑らかに上昇し、閉じ込み部における逆流が防止さ
れる。
12との位置関係を示す説明図であり、図中(a)〜
(d)は吸込み工程、(e)は下死点、(f)〜(i)
は吐出工程を示している。同図に示すように、各シリン
ダ12の壁面に形成された連通部16は、ピストン20
が(a)〜(d)の吸込み工程にある場合に閉ざされ、
ピストン20が(e)の下死点に達して閉じ込み状態に
ある場合に区間Δで開かれ、ピストン20が(f)〜
(i)の吐出工程にある場合に閉ざされる。したがっ
て、ピストン20が下死点に達して閉じ込み状態に入る
と、空洞部13内に充填された高圧流体が、ごく限られ
た区間Δで開く連通部16から当該ピストン20に対応
するシリンダ12内に供給され、該シリンダ12の内圧
に予圧が付与される。その際、図3に示すように、閉じ
込み状態にあるピストン20に先行する他のピストン2
0の近傍にも小穴18が設けてあるため、これらの小穴
18が切欠き10bと連通することによって、高圧流体
が吐出ポート10の切欠き10bから小穴18を介して
空洞部13に供給され、閉じ込み部において予圧用に放
出された高圧流体が補充される。そして、ピストン20
が図3の矢印方向に回転すると、吸排路17がノッチ1
0aに徐々に繋がり、前述した予圧効果と相俟って吐出
圧は滑らかに上昇し、閉じ込み部における逆流が防止さ
れる。
【0012】上記実施例によれば、閉じ込み部における
シリンダ内圧を高める予圧付与手段として、空間的に余
裕のあるロータ15に設けた空洞部13を利用している
ため、最大傾転角での状態や一定の傾転角で運転される
油圧ポンプ・モータであっても、シリンダ12に供給さ
れる予圧用の高圧流体の容量が増加し、騒音の低減効果
を高めることができる。また、かかる予圧作用を閉じ込
み部において行ない、この予圧に要した高圧流体の補償
が他の場所、すなわち、弁板6の吐出ポート10に設け
た切欠き10bを利用してチャージングされるため、予
圧効果を一層高めることができると共に、蓄圧器やその
通路等を省略することができるため、小型化を実現する
ことができる。さらに、弁板6の吸入ポート9から吐出
ポート10に至る摺動面に従来例の如き開口を設ける必
要がないため、当該摺動面にノッチ10aを形成する自
由度が向上し、この点からも予圧効果を高めることがで
きる。
シリンダ内圧を高める予圧付与手段として、空間的に余
裕のあるロータ15に設けた空洞部13を利用している
ため、最大傾転角での状態や一定の傾転角で運転される
油圧ポンプ・モータであっても、シリンダ12に供給さ
れる予圧用の高圧流体の容量が増加し、騒音の低減効果
を高めることができる。また、かかる予圧作用を閉じ込
み部において行ない、この予圧に要した高圧流体の補償
が他の場所、すなわち、弁板6の吐出ポート10に設け
た切欠き10bを利用してチャージングされるため、予
圧効果を一層高めることができると共に、蓄圧器やその
通路等を省略することができるため、小型化を実現する
ことができる。さらに、弁板6の吸入ポート9から吐出
ポート10に至る摺動面に従来例の如き開口を設ける必
要がないため、当該摺動面にノッチ10aを形成する自
由度が向上し、この点からも予圧効果を高めることがで
きる。
【0013】なお、上記実施例では、シリンダ12や空
洞部13を有するシリンダブロック11に摺動部材14
を接合してロータ15とした場合について説明したが、
1つの金属ブロックからシリンダ12や空洞部13等を
削り出してロータを製造しても良く、あるいは、シリン
ダに相当する部分を複数本のパイプで構成することも可
能である。
洞部13を有するシリンダブロック11に摺動部材14
を接合してロータ15とした場合について説明したが、
1つの金属ブロックからシリンダ12や空洞部13等を
削り出してロータを製造しても良く、あるいは、シリン
ダに相当する部分を複数本のパイプで構成することも可
能である。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ロータの内部に高圧流体を蓄圧する空洞部を設け、該空
洞部と各シリンダ内とをピストンが下死点に達する閉じ
込み部の近傍位置で連通するようにしたため、該高圧流
体の容量を充分に大きくすることができ、また、空洞部
に対する高圧流体のディスチャージとチャージとを、蓄
圧器を用いることなくケーシング内で行なうことがで
き、よって、騒音の低減効果が高く小型化に好適な低騒
音の油圧ポンプ・モータを提供することができる。
ロータの内部に高圧流体を蓄圧する空洞部を設け、該空
洞部と各シリンダ内とをピストンが下死点に達する閉じ
込み部の近傍位置で連通するようにしたため、該高圧流
体の容量を充分に大きくすることができ、また、空洞部
に対する高圧流体のディスチャージとチャージとを、蓄
圧器を用いることなくケーシング内で行なうことがで
き、よって、騒音の低減効果が高く小型化に好適な低騒
音の油圧ポンプ・モータを提供することができる。
【図1】本発明の一実施例に係る斜板型油圧ポンプの断
面図である。
面図である。
【図2】図1の油圧ポンプに備えられるロータの断面図
である。
である。
【図3】図1の油圧ポンプに備えられる弁板の平面図で
ある。
ある。
【図4】図1の油圧ポンプに備えられる各ピストンとシ
リンダとの位置関係を示す説明図である。
リンダとの位置関係を示す説明図である。
1 主ケース 2 サブプレート 3 回転軸 6 弁板 9 吸入ポート 10 排出ポート 9a,10a ノッチ 10b 切欠き 11 シリンダブロック 12 シリンダ 13 空洞部 14 摺動部材 15 ロータ 16 連通部 17 吸排路 18 小穴 20 ピストン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平野 謙一 神奈川県綾瀬市上土棚2424番地 油研工業 株式会社相模事業所内
Claims (2)
- 【請求項1】 ケーシングと、該ケーシング内に回転可
能に設けられ、複数のシリンダが形成されたロータと、
該ロータに係合する回転軸と、前記シリンダ内に摺動可
能に設けられたピストンと、前記ロータと摺動可能に対
向する弁板とを備えた油圧ポンプ・モータにおいて、 前記ロータの内部に高圧流体を蓄圧する空洞部を設ける
と共に、該ロータの前記弁板との摺動面に前記空洞部に
通じる複数の小穴を設け、前記弁板に前記小穴と吐出ポ
ートとを間欠的に連通する切欠きを設け、前記ピストン
が吸入ポートから下死点に達する閉じ込み部の近傍位置
に、前記空洞部と前記各シリンダとを連通する連通部を
設けたことを特徴とする油圧ポンプ・モータ。 - 【請求項2】 請求項1の記載において、前記切欠きを
複数設けたことを特徴とする油圧ポンプ・モータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6305118A JPH08159012A (ja) | 1994-12-08 | 1994-12-08 | 油圧ポンプ・モータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6305118A JPH08159012A (ja) | 1994-12-08 | 1994-12-08 | 油圧ポンプ・モータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08159012A true JPH08159012A (ja) | 1996-06-18 |
Family
ID=17941324
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6305118A Pending JPH08159012A (ja) | 1994-12-08 | 1994-12-08 | 油圧ポンプ・モータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08159012A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114320869A (zh) * | 2021-11-17 | 2022-04-12 | 中铁工程装备集团有限公司 | 一种平衡轴向柱塞泵缸体侧向力的方法及装置 |
-
1994
- 1994-12-08 JP JP6305118A patent/JPH08159012A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114320869A (zh) * | 2021-11-17 | 2022-04-12 | 中铁工程装备集团有限公司 | 一种平衡轴向柱塞泵缸体侧向力的方法及装置 |
| CN114320869B (zh) * | 2021-11-17 | 2024-05-31 | 中铁工程装备集团有限公司 | 一种平衡轴向柱塞泵缸体侧向力的方法及装置 |
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