JPH0816204A - Pid調節計の積分動作のカット方法 - Google Patents
Pid調節計の積分動作のカット方法Info
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- JPH0816204A JPH0816204A JP15139394A JP15139394A JPH0816204A JP H0816204 A JPH0816204 A JP H0816204A JP 15139394 A JP15139394 A JP 15139394A JP 15139394 A JP15139394 A JP 15139394A JP H0816204 A JPH0816204 A JP H0816204A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】制御対象の擾乱に対しては制御応答性の良い制
御を、目標値の大幅設定変更に対してはオーバーシュー
ト量の小さい制御を行うPID調節計の積分動作のカッ
ト方法を提供する。 【構成】PID調節計は、目標値SVと制御量PVとの差よ
りなる制御偏差XWに基づく比例動作と積分動作とを有
し、積分動作を行う積分器7の入力側に制御偏差XWを係
数倍する窓関数を有する倍率器6を有し、倍率器6の窓
は比例帯相当の正負の制御偏差幅(-XPB 〜+XPB) を有
し、出力係数は、制御偏差0で係数1を、制御偏差の絶
対値が比例帯に相当する制御偏差値XPB 以上で係数0を
有し、制御偏差が比例帯に相当する制御偏差幅(-XPB 〜
+XPB) の範囲内で係数が0〜1の間を制御偏差に応じて
滑らかに変化させる。
御を、目標値の大幅設定変更に対してはオーバーシュー
ト量の小さい制御を行うPID調節計の積分動作のカッ
ト方法を提供する。 【構成】PID調節計は、目標値SVと制御量PVとの差よ
りなる制御偏差XWに基づく比例動作と積分動作とを有
し、積分動作を行う積分器7の入力側に制御偏差XWを係
数倍する窓関数を有する倍率器6を有し、倍率器6の窓
は比例帯相当の正負の制御偏差幅(-XPB 〜+XPB) を有
し、出力係数は、制御偏差0で係数1を、制御偏差の絶
対値が比例帯に相当する制御偏差値XPB 以上で係数0を
有し、制御偏差が比例帯に相当する制御偏差幅(-XPB 〜
+XPB) の範囲内で係数が0〜1の間を制御偏差に応じて
滑らかに変化させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、PID調節計を用いた
制御分野で、目標値の大幅設定変更を行ったとき等の制
御量の行き過ぎ量(以下、オーバーシュートと略称す
る)を抑制する方法に関する。
制御分野で、目標値の大幅設定変更を行ったとき等の制
御量の行き過ぎ量(以下、オーバーシュートと略称す
る)を抑制する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】PID調節計を用いた連続式の制御方法
で、例えば、目標値の大幅設定変更を行ったときとか、
また、制御対象に激しい擾乱が加わったときなどでは、
制御結果にオーバーシュートが発生する。この原因は、
この様な目標値の大幅設定変更を行ったときなどでは、
PID調節計によって操作される操作端が全開あるいは
全閉状態の過渡現象を経由し、実質的な操作量が有限の
値に制約されることにあり、この期間中は、PID調節
計の積分動作が過積分され、この結果、制御結果にオー
バーシュートが発生する。
で、例えば、目標値の大幅設定変更を行ったときとか、
また、制御対象に激しい擾乱が加わったときなどでは、
制御結果にオーバーシュートが発生する。この原因は、
この様な目標値の大幅設定変更を行ったときなどでは、
PID調節計によって操作される操作端が全開あるいは
全閉状態の過渡現象を経由し、実質的な操作量が有限の
値に制約されることにあり、この期間中は、PID調節
計の積分動作が過積分され、この結果、制御結果にオー
バーシュートが発生する。
【0003】この様なオーバーシュートを抑制する手段
として、従来技術では、例えば、上述の如く、操作端が
全開あるいは全閉状態で、飽和状態に対応する過渡現象
期間中は、制御動作をPD動作調節計とし、積分動作を
カットし、制御量が所定の範囲に入ったところから、制
御動作をPID動作調節計とし、積分動作でオフセット
修正動作を行い、オフセット量がない制御が行われてい
る。
として、従来技術では、例えば、上述の如く、操作端が
全開あるいは全閉状態で、飽和状態に対応する過渡現象
期間中は、制御動作をPD動作調節計とし、積分動作を
カットし、制御量が所定の範囲に入ったところから、制
御動作をPID動作調節計とし、積分動作でオフセット
修正動作を行い、オフセット量がない制御が行われてい
る。
【0004】この調節計の制御動作モードをPD動作と
PID動作とに切り替える条件は、従来技術では、制御
偏差量とか、あるいは、操作出力値を指標とし、この値
によって、制御動作のモード切り替えが行われている。
PID動作とに切り替える条件は、従来技術では、制御
偏差量とか、あるいは、操作出力値を指標とし、この値
によって、制御動作のモード切り替えが行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来技術のPD動作と
PID動作との制御モード切り替えは、特に、バッチ制
御プロセスなどのスタートアップ制御で、オーバーシュ
ート量の小さい、あるいは無オーバーシュートに近い制
御を行い、かつ、制御対象の擾乱に対しては、最も応答
制御性の良い制御パラメータで制御を行なわせ、有効な
制御結果が得られている。
PID動作との制御モード切り替えは、特に、バッチ制
御プロセスなどのスタートアップ制御で、オーバーシュ
ート量の小さい、あるいは無オーバーシュートに近い制
御を行い、かつ、制御対象の擾乱に対しては、最も応答
制御性の良い制御パラメータで制御を行なわせ、有効な
制御結果が得られている。
【0006】この様な制御でオーバーシュート量をでき
る限り小さくするために、例えば、制御偏差で制御動作
のモード切り替えを行うときは、できるだけ小さい制御
偏差量で制御モード切り替えを行いたい。しかし、制御
モード切り替えの制御偏差量を小さくすればするほど、
制御対象の経時的特性変化による影響を受け易くなる。
即ち、制御対象の特性変化により、PD動作による制御
で、制御モード切り替えの制御偏差量の範囲内に入らな
いときは、積分動作によるオフセット修正動作がなく、
永久にオフセットが発生したままとなる。
る限り小さくするために、例えば、制御偏差で制御動作
のモード切り替えを行うときは、できるだけ小さい制御
偏差量で制御モード切り替えを行いたい。しかし、制御
モード切り替えの制御偏差量を小さくすればするほど、
制御対象の経時的特性変化による影響を受け易くなる。
即ち、制御対象の特性変化により、PD動作による制御
で、制御モード切り替えの制御偏差量の範囲内に入らな
いときは、積分動作によるオフセット修正動作がなく、
永久にオフセットが発生したままとなる。
【0007】同様に、制御モードの切り替えを操作出力
値で行うときも、PD動作による制御で、通常のPID
動作の操作出力範囲内に入らないときは、積分動作によ
るオフセット修正動作がなく、永久にオフセットが発生
する。即ち、従来技術による方法では、制御対象の経時
的特性変化による影響を配慮して、一定の余裕をもっ
て、これらの制御モード切り替え範囲を設定する必要が
ある。
値で行うときも、PD動作による制御で、通常のPID
動作の操作出力範囲内に入らないときは、積分動作によ
るオフセット修正動作がなく、永久にオフセットが発生
する。即ち、従来技術による方法では、制御対象の経時
的特性変化による影響を配慮して、一定の余裕をもっ
て、これらの制御モード切り替え範囲を設定する必要が
ある。
【0008】本発明は上記の点にかんがみてなされたも
のであり、その目的は前記した課題を解決して、制御対
象の擾乱に対しては制御応答性の良い制御を行い、目標
値の大幅設定変更に対してはオーバーシュート量の小さ
い制御を行い、かつ、制御対象に経時的特性変化があっ
ても、定常的なオフセットが発生しない制御を行う、P
ID調節計の積分動作のカット方法を提供することにあ
る。
のであり、その目的は前記した課題を解決して、制御対
象の擾乱に対しては制御応答性の良い制御を行い、目標
値の大幅設定変更に対してはオーバーシュート量の小さ
い制御を行い、かつ、制御対象に経時的特性変化があっ
ても、定常的なオフセットが発生しない制御を行う、P
ID調節計の積分動作のカット方法を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願請求項1による発明においては、目標値を設定
する設定器と、制御対象から入力される制御量を受信す
る入力回路と、を備え、PID調節計は、少なくとも、
目標値と制御量との差よりなる制御偏差に基づく比例動
作と積分動作とを有し、積分動作を行う積分器の入力側
に窓関数を有する倍率器を有し、制御偏差は倍率器によ
って係数倍された信号が積分器に入力され、倍率器は、
入力側の窓が比例帯に相当する正負の制御偏差値幅を有
し、出力係数は制御偏差0で係数1を有し、制御偏差の
絶対値が比例帯に相当する制御偏差値以上で係数0を有
し、制御偏差が比例帯に相当する制御偏差値の範囲内で
係数が0〜1の間を制御偏差に応じて滑らかに変わるも
のとする。
に、本願請求項1による発明においては、目標値を設定
する設定器と、制御対象から入力される制御量を受信す
る入力回路と、を備え、PID調節計は、少なくとも、
目標値と制御量との差よりなる制御偏差に基づく比例動
作と積分動作とを有し、積分動作を行う積分器の入力側
に窓関数を有する倍率器を有し、制御偏差は倍率器によ
って係数倍された信号が積分器に入力され、倍率器は、
入力側の窓が比例帯に相当する正負の制御偏差値幅を有
し、出力係数は制御偏差0で係数1を有し、制御偏差の
絶対値が比例帯に相当する制御偏差値以上で係数0を有
し、制御偏差が比例帯に相当する制御偏差値の範囲内で
係数が0〜1の間を制御偏差に応じて滑らかに変わるも
のとする。
【0010】また、本願請求項2による発明において
は、倍率器の入力側の窓は、窓設定パラメータ係数でカ
ット幅を設定できるものとする。
は、倍率器の入力側の窓は、窓設定パラメータ係数でカ
ット幅を設定できるものとする。
【0011】
【作用】上記構成により、積分動作を行う積分器の入力
側に係数1〜0の窓関数を有する倍率器を設けることに
より、PID調節計の積分時間はこの入力側の係数に反
比例して変えることができる。即ち、制御偏差0近傍に
おける係数1の領域では、積分時間は、調節計に設定さ
れた積分時間そのものとなり、また、制御偏差の絶対値
が比例帯に相当する制御偏差値以上では係数0となるた
め、ここでは、積分器への入力はない。即ち、制御偏差
の絶対値が比例帯相当の制御偏差値以上の範囲では、P
ID調節計の積分動作はカットされる。また、比例帯相
当の制御偏差値以下の範囲内においては係数が0〜1の
間を制御偏差に応じて滑らかに変わるため、PID調節
計の積分時間は連続的に大きく変化させることができ
る。
側に係数1〜0の窓関数を有する倍率器を設けることに
より、PID調節計の積分時間はこの入力側の係数に反
比例して変えることができる。即ち、制御偏差0近傍に
おける係数1の領域では、積分時間は、調節計に設定さ
れた積分時間そのものとなり、また、制御偏差の絶対値
が比例帯に相当する制御偏差値以上では係数0となるた
め、ここでは、積分器への入力はない。即ち、制御偏差
の絶対値が比例帯相当の制御偏差値以上の範囲では、P
ID調節計の積分動作はカットされる。また、比例帯相
当の制御偏差値以下の範囲内においては係数が0〜1の
間を制御偏差に応じて滑らかに変わるため、PID調節
計の積分時間は連続的に大きく変化させることができ
る。
【0012】さらに、本発明では、PID調節計の積分
動作をカットする制御偏差は比例帯相当の制御偏差値に
選ばれているので、この比例帯相当の制御偏差値内で、
0〜100%の任意のPD調節計出力を得ることができ
る。即ち、本発明の方法によれば、例えば、スタートア
ップ制御時はPD動作で制御しても、PD動作で制御さ
れた制御偏差値は、必ず、比例帯相当の制御偏差値内に
入るので、自動的にPID動作に切り替えることができ
る。この結果、" 制御対象の経時的特性変化によっては
永久にオフセットが残存する可能性がある" という従来
の課題を解決することができる。即ち、制御対象の擾乱
に対しては制御応答性の良い制御を行い、目標値の大幅
設定変更に対してはオーバーシュート量の小さい制御を
行い、かつ、制御対象の経時的特性変化の影響を受けな
い制御を行うことができる。
動作をカットする制御偏差は比例帯相当の制御偏差値に
選ばれているので、この比例帯相当の制御偏差値内で、
0〜100%の任意のPD調節計出力を得ることができ
る。即ち、本発明の方法によれば、例えば、スタートア
ップ制御時はPD動作で制御しても、PD動作で制御さ
れた制御偏差値は、必ず、比例帯相当の制御偏差値内に
入るので、自動的にPID動作に切り替えることができ
る。この結果、" 制御対象の経時的特性変化によっては
永久にオフセットが残存する可能性がある" という従来
の課題を解決することができる。即ち、制御対象の擾乱
に対しては制御応答性の良い制御を行い、目標値の大幅
設定変更に対してはオーバーシュート量の小さい制御を
行い、かつ、制御対象の経時的特性変化の影響を受けな
い制御を行うことができる。
【0013】
【実施例】図1は本発明の一実施例としてのPID調節
計の積分動作のカット方法を説明するブロック線図、図
2は本発明の他の実施例の積分動作のカット方法を説明
するブロック線図である。図1において、PID調節計
は、目標値SVを設定する設定器1と、図示されていない
制御対象から入力される制御量PVを受信する入力回路2
と、を備え、目標値SVと制御量PVとの差よりなる制御偏
差XWに基づき、比例動作を行うP演算器3と、積分動作
を行うI演算器4と倍率器6と積分器7と、制御量PVの
微分動作を行うD演算器5と、これらのP演算器3と積
分器7とD演算器5との出力を加算し、操作出力信号に
変換する出力回路8と、から構成される。
計の積分動作のカット方法を説明するブロック線図、図
2は本発明の他の実施例の積分動作のカット方法を説明
するブロック線図である。図1において、PID調節計
は、目標値SVを設定する設定器1と、図示されていない
制御対象から入力される制御量PVを受信する入力回路2
と、を備え、目標値SVと制御量PVとの差よりなる制御偏
差XWに基づき、比例動作を行うP演算器3と、積分動作
を行うI演算器4と倍率器6と積分器7と、制御量PVの
微分動作を行うD演算器5と、これらのP演算器3と積
分器7とD演算器5との出力を加算し、操作出力信号に
変換する出力回路8と、から構成される。
【0014】上記構成において、積分動作を行う積分器
7の入力側には、窓関数を有する倍率器6を有し、制御
偏差XWはこの倍率器6によって0〜1の範囲で係数倍さ
れて積分器7に入力される。従って、倍率器6の係数が
1のときは、PID調節計のPIDパラメータ設定で設
定された積分時間と同じ積分時間を有し、倍率器6の係
数が1以下のときは、その係数倍だけ、小さな制御偏差
が積分器7に入力され、その結果、積分時間はPIDパ
ラメータ設定で設定された積分時間に対して、この係数
倍に反比例して長くなる。倍率器6の係数が0のとき
は、積分器7に制御偏差XWが入力されない。即ち、積分
時間は無限大に相当し、積分動作がカットされる。
7の入力側には、窓関数を有する倍率器6を有し、制御
偏差XWはこの倍率器6によって0〜1の範囲で係数倍さ
れて積分器7に入力される。従って、倍率器6の係数が
1のときは、PID調節計のPIDパラメータ設定で設
定された積分時間と同じ積分時間を有し、倍率器6の係
数が1以下のときは、その係数倍だけ、小さな制御偏差
が積分器7に入力され、その結果、積分時間はPIDパ
ラメータ設定で設定された積分時間に対して、この係数
倍に反比例して長くなる。倍率器6の係数が0のとき
は、積分器7に制御偏差XWが入力されない。即ち、積分
時間は無限大に相当し、積分動作がカットされる。
【0015】この積分動作がカットされたときのPID
調節計の動作は、積分動作がカットされる直前までの積
分器7の積分出力値が、積分動作カット後のPD動作調
節計のバイアス値となり、PD動作調節計の出力は、制
御偏差XW=0でこのバイアス値出力となり、この値を中
心として、制御偏差XWに基づくPD演算動作の出力とな
る。
調節計の動作は、積分動作がカットされる直前までの積
分器7の積分出力値が、積分動作カット後のPD動作調
節計のバイアス値となり、PD動作調節計の出力は、制
御偏差XW=0でこのバイアス値出力となり、この値を中
心として、制御偏差XWに基づくPD演算動作の出力とな
る。
【0016】図1に図示された倍率器6は、横軸に制御
偏差XWを、縦軸に倍率器6の係数が0〜1で図示されて
いる。この倍率器6は、比例帯に相当する正負の制御偏
差幅(-XPB〜+XPB)内の制御偏差XWを通過させる窓特性
を有し、このときの出力係数は、制御偏差0で係数1
を、制御偏差が比例帯相当の制御偏差幅(-XPB〜+XPB)
範囲内では係数0〜1の間を制御偏差に応じて滑らかに
変化し、制御偏差が比例帯相当の制御偏差幅(-XPB〜+X
PB)以外の範囲では係数0を有する。
偏差XWを、縦軸に倍率器6の係数が0〜1で図示されて
いる。この倍率器6は、比例帯に相当する正負の制御偏
差幅(-XPB〜+XPB)内の制御偏差XWを通過させる窓特性
を有し、このときの出力係数は、制御偏差0で係数1
を、制御偏差が比例帯相当の制御偏差幅(-XPB〜+XPB)
範囲内では係数0〜1の間を制御偏差に応じて滑らかに
変化し、制御偏差が比例帯相当の制御偏差幅(-XPB〜+X
PB)以外の範囲では係数0を有する。
【0017】調節計の比例帯は、調節計の操作出力0〜
100%変化させるに必要な入力(制御偏差)幅で定義され
ているので、上記倍率器6の窓特性である比例帯相当の
制御偏差幅(-XPB〜+XPB)範囲は、積分動作がカット時
のPD調節計の積分器7のバイアス出力が任意の操作出
力(0〜100%)に対して、PD調節計の操作出力を制御
偏差XWで0〜100%の範囲を操作できる制御偏差の範囲を
意味している。
100%変化させるに必要な入力(制御偏差)幅で定義され
ているので、上記倍率器6の窓特性である比例帯相当の
制御偏差幅(-XPB〜+XPB)範囲は、積分動作がカット時
のPD調節計の積分器7のバイアス出力が任意の操作出
力(0〜100%)に対して、PD調節計の操作出力を制御
偏差XWで0〜100%の範囲を操作できる制御偏差の範囲を
意味している。
【0018】従って、目標値の大幅設定変更などのとき
は、まず、PD動作で制御対象を制御し、オーバーシュ
ートの少ない状態に制御し、制御量を目標値に近いとこ
ろで安定化を図る。この状態では、PD調節計の制御偏
差XWは上記の比例帯相当の制御偏差幅(-XPB〜+XPB)の
範囲に必ず入ってくるので、PD動作による制御からP
ID動作による制御に切り替えることができ、I動作欠
如に基づくオフセット量の発生を防止することができ
る。
は、まず、PD動作で制御対象を制御し、オーバーシュ
ートの少ない状態に制御し、制御量を目標値に近いとこ
ろで安定化を図る。この状態では、PD調節計の制御偏
差XWは上記の比例帯相当の制御偏差幅(-XPB〜+XPB)の
範囲に必ず入ってくるので、PD動作による制御からP
ID動作による制御に切り替えることができ、I動作欠
如に基づくオフセット量の発生を防止することができ
る。
【0019】図2は本発明の他の実施例である。図1と
異なる点は、倍率器6Aに対して、積分カット強さ(Ar)の
設定器9を有していることである。即ち、倍率器6Aの入
力側の窓は、窓設定パラメータ係数である積分カット強
さ(Ar)の設定器9により、カット幅である比例帯相当の
制御偏差値(-XPB、+XPB)に対して、設定器9により倍
率を変化させ、PD動作とPID動作の切り替え範囲が
上述の範囲に対してAr倍拡大・縮小することができる。
この積分カット強さ(Ar)は、プロセス特性に合わせて積
分カット量の大きさを調整でき、制御目的により適合し
た微調整が可能となる。
異なる点は、倍率器6Aに対して、積分カット強さ(Ar)の
設定器9を有していることである。即ち、倍率器6Aの入
力側の窓は、窓設定パラメータ係数である積分カット強
さ(Ar)の設定器9により、カット幅である比例帯相当の
制御偏差値(-XPB、+XPB)に対して、設定器9により倍
率を変化させ、PD動作とPID動作の切り替え範囲が
上述の範囲に対してAr倍拡大・縮小することができる。
この積分カット強さ(Ar)は、プロセス特性に合わせて積
分カット量の大きさを調整でき、制御目的により適合し
た微調整が可能となる。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、積分
動作のカットにより、オーバーシュートの防止が得ら
れ、また、積分動作のカットの副作用として、制御対象
の経時的特性変化により、永久にオフセットが残存する
という懸念を解決することができる。実施例1では、倍
率器の窓範囲内で積分時間が滑らかに変化しているの
で、従来技術におけるように、積分動作のカット点を細
かく調整・設定しなくても、良い制御結果が得られる。
また、実施例2は、プロセス特性に合わせて倍率器の窓
範囲を設定することが可能であるので、オーバーシュー
ト量をかなり自由に調整することができる。
動作のカットにより、オーバーシュートの防止が得ら
れ、また、積分動作のカットの副作用として、制御対象
の経時的特性変化により、永久にオフセットが残存する
という懸念を解決することができる。実施例1では、倍
率器の窓範囲内で積分時間が滑らかに変化しているの
で、従来技術におけるように、積分動作のカット点を細
かく調整・設定しなくても、良い制御結果が得られる。
また、実施例2は、プロセス特性に合わせて倍率器の窓
範囲を設定することが可能であるので、オーバーシュー
ト量をかなり自由に調整することができる。
【図1】本発明の一実施例におけるPID調節計の積分
動作のカット方法を説明するブロック線図
動作のカット方法を説明するブロック線図
【図2】本発明の他の実施例の積分動作のカット方法を
説明するブロック線図
説明するブロック線図
1 設定器 2 入力回路 3 P演算器 4 I演算器 5 D演算器 6、6A 倍率器 7 積分器 8 出力回路 9 積分カット強さ設定器 SV 目標値 PV 制御量 MV 操作出力
Claims (2)
- 【請求項1】目標値を設定する設定器と、 制御対象から入力される制御量を受信する入力回路と、
を備え、 PID調節計は、少なくとも、前記目標値と前記制御量
との差よりなる制御偏差に基づく比例動作と、積分動作
と、を有し、 積分動作を行う積分器の入力側に、窓関数を有する倍率
器を有し、前記制御偏差は前記倍率器によって係数倍さ
れた信号が前記積分器に入力され、 前記倍率器は、入力側の窓が前記比例帯に相当する正負
の制御偏差値幅を有し、出力係数は、制御偏差0で係数
1を有し、制御偏差の絶対値が比例帯に相当する制御偏
差値以上で係数0を有し、制御偏差が比例帯に相当する
制御偏差値の範囲内で前記係数が0〜1の間を制御偏差
に応じて滑らかに変わる、 ことを特徴とするPID調節計の積分動作のカット方
法。 - 【請求項2】請求項1に記載のPID調節計の積分動作
のカット方法において、倍率器の入力側の窓は、窓設定
パラメータ係数で、カット幅を設定できる、 ことを特徴とするPID調節計の積分動作のカット方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15139394A JPH0816204A (ja) | 1994-07-04 | 1994-07-04 | Pid調節計の積分動作のカット方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15139394A JPH0816204A (ja) | 1994-07-04 | 1994-07-04 | Pid調節計の積分動作のカット方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0816204A true JPH0816204A (ja) | 1996-01-19 |
Family
ID=15517610
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15139394A Pending JPH0816204A (ja) | 1994-07-04 | 1994-07-04 | Pid調節計の積分動作のカット方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0816204A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003228401A (ja) * | 2002-02-05 | 2003-08-15 | Yaskawa Electric Corp | Pidコントローラの制御方法 |
| JP2009025424A (ja) * | 2007-07-18 | 2009-02-05 | Shimadzu Corp | 温度制御方法および波長変換レーザ装置 |
-
1994
- 1994-07-04 JP JP15139394A patent/JPH0816204A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003228401A (ja) * | 2002-02-05 | 2003-08-15 | Yaskawa Electric Corp | Pidコントローラの制御方法 |
| JP2009025424A (ja) * | 2007-07-18 | 2009-02-05 | Shimadzu Corp | 温度制御方法および波長変換レーザ装置 |
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