JPH08170660A - ディスクブレーキ装置のパッド - Google Patents
ディスクブレーキ装置のパッドInfo
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- JPH08170660A JPH08170660A JP6333685A JP33368594A JPH08170660A JP H08170660 A JPH08170660 A JP H08170660A JP 6333685 A JP6333685 A JP 6333685A JP 33368594 A JP33368594 A JP 33368594A JP H08170660 A JPH08170660 A JP H08170660A
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- JP
- Japan
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- lubricant
- friction material
- pad
- contact surface
- brake device
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D65/00—Parts or details
- F16D65/0006—Noise or vibration control
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D69/00—Friction linings; Attachment thereof; Selection of coacting friction substances or surfaces
- F16D2069/004—Profiled friction surfaces, e.g. grooves, dimples
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 パッドの摩擦材の実質的に摩擦係数に起因す
るブレーキ鳴きを低減できる、ディスクブレーキ装置の
パッドを提供すること。 【構成】 車輪と一緒に回転するディスクロータ(1
2)に押し付けられる摩擦材(14)を有するディスク
ブレーキ装置のパッド(10)は、摩擦材(14)のデ
ィスクロータとの接触面に潤滑剤を供給する手段(2
4)を備える。この手段(24)は、摩擦材(14)が
摩耗したとき摩擦材のディスクロータとの接触面に現れ
る、潤滑剤を収容する複数の穴(26、27、28)
と、各穴に収容される潤滑剤(30)とを備える。複数
の穴は、摩擦材の厚み方向において潤滑剤が実質的に連
続して前記接触面に現れるように配列される。
るブレーキ鳴きを低減できる、ディスクブレーキ装置の
パッドを提供すること。 【構成】 車輪と一緒に回転するディスクロータ(1
2)に押し付けられる摩擦材(14)を有するディスク
ブレーキ装置のパッド(10)は、摩擦材(14)のデ
ィスクロータとの接触面に潤滑剤を供給する手段(2
4)を備える。この手段(24)は、摩擦材(14)が
摩耗したとき摩擦材のディスクロータとの接触面に現れ
る、潤滑剤を収容する複数の穴(26、27、28)
と、各穴に収容される潤滑剤(30)とを備える。複数
の穴は、摩擦材の厚み方向において潤滑剤が実質的に連
続して前記接触面に現れるように配列される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディスクブレーキ装置の
パッドに関し、特に、車両のディスクブレーキ装置用と
して適するパッドに関する。
パッドに関し、特に、車両のディスクブレーキ装置用と
して適するパッドに関する。
【0002】
【従来の技術】車輪と一緒に回転するディスクロータ
と、このディスクロータの各側に配置されるパッドと、
このパッドを支持するキャリパとを備えるディスクブレ
ーキ装置では、キャリパに設けた油圧シリンダを使用し
てパッドをディスクロータに押し付け、制動力をうる。
この制動時にブレーキ鳴きが発生することがあり、乗員
に不快感を与えるおそれがある。
と、このディスクロータの各側に配置されるパッドと、
このパッドを支持するキャリパとを備えるディスクブレ
ーキ装置では、キャリパに設けた油圧シリンダを使用し
てパッドをディスクロータに押し付け、制動力をうる。
この制動時にブレーキ鳴きが発生することがあり、乗員
に不快感を与えるおそれがある。
【0003】前記ブレーキ鳴きは、パッドの摩擦材の形
状に起因する他、摩擦材の摩擦係数に起因すると考えら
れるが、摩擦材の形状に起因するブレーキ鳴きは、摩擦
材のディスクロータとの接触面に面取りを施すことによ
って低減することが知られている(実開昭62-18439号公
報)。
状に起因する他、摩擦材の摩擦係数に起因すると考えら
れるが、摩擦材の形状に起因するブレーキ鳴きは、摩擦
材のディスクロータとの接触面に面取りを施すことによ
って低減することが知られている(実開昭62-18439号公
報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】パッドの摩擦材の面取
りは摩擦材の摩耗によって消滅するため、前記ブレーキ
鳴きを低減する効果は次第に低下することとなる。加え
て、摩擦材に面取りを施しても、摩擦材の摩擦係数に起
因するブレーキ鳴きを低減する効果は実質的に得られな
い。
りは摩擦材の摩耗によって消滅するため、前記ブレーキ
鳴きを低減する効果は次第に低下することとなる。加え
て、摩擦材に面取りを施しても、摩擦材の摩擦係数に起
因するブレーキ鳴きを低減する効果は実質的に得られな
い。
【0005】本発明の目的は、パッドの摩擦材の実質的
に摩擦係数に起因するブレーキ鳴きを低減できる、ディ
スクブレーキ装置のパッドを提供することにある。
に摩擦係数に起因するブレーキ鳴きを低減できる、ディ
スクブレーキ装置のパッドを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、制動されるべ
き物の可動部分と一緒に回転するディスクロータに押し
付けられる摩擦材を有するディスクブレーキ装置のパッ
ドであって、前記摩擦材の前記ディスクロータとの接触
面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段を備える。
き物の可動部分と一緒に回転するディスクロータに押し
付けられる摩擦材を有するディスクブレーキ装置のパッ
ドであって、前記摩擦材の前記ディスクロータとの接触
面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段を備える。
【0007】前記潤滑剤供給手段は、前記摩擦材が摩耗
したとき前記摩擦材の前記ディスクロータとの接触面に
現れる、潤滑剤を収容する複数の穴と、各穴に収容され
る潤滑剤とを備えることが好ましい。この場合、前記複
数の穴は、前記摩擦材の厚み方向において潤滑剤が実質
的に連続して前記接触面に現れるように配列される。
したとき前記摩擦材の前記ディスクロータとの接触面に
現れる、潤滑剤を収容する複数の穴と、各穴に収容され
る潤滑剤とを備えることが好ましい。この場合、前記複
数の穴は、前記摩擦材の厚み方向において潤滑剤が実質
的に連続して前記接触面に現れるように配列される。
【0008】本発明はまた、制動されるべき物の可動部
分と一緒に回転するディスクロータに押し付けられる摩
擦材と、該摩擦材を支持し、シムを介して押付け力を受
ける裏金とを有するディスクブレーキ装置のパッドであ
って、前記摩擦材の前記ディスクロータとの接触面に潤
滑剤を供給する第1の潤滑剤供給手段と、前記裏金の前
記シムとの接触面に潤滑剤を供給する第2の潤滑剤供給
手段とを備える。
分と一緒に回転するディスクロータに押し付けられる摩
擦材と、該摩擦材を支持し、シムを介して押付け力を受
ける裏金とを有するディスクブレーキ装置のパッドであ
って、前記摩擦材の前記ディスクロータとの接触面に潤
滑剤を供給する第1の潤滑剤供給手段と、前記裏金の前
記シムとの接触面に潤滑剤を供給する第2の潤滑剤供給
手段とを備える。
【0009】
【作用および効果】パッドの摩擦材のディスクロータと
の接触面に潤滑材を供給する結果、摩擦材の摩擦係数が
低下する。実験的に確認された事実によれば、摩擦係数
がある値に達するまで、ブレーキ鳴きは発生しないが、
前記値に達した後にはブレーキ鳴きは、摩擦係数の増加
につれて急増する。一方、摩擦材の摩擦係数が減少する
と、制動力が低下する。そこで、所要の制動力を確保で
きる摩擦係数の大きさになるように、潤滑剤を供給す
る。
の接触面に潤滑材を供給する結果、摩擦材の摩擦係数が
低下する。実験的に確認された事実によれば、摩擦係数
がある値に達するまで、ブレーキ鳴きは発生しないが、
前記値に達した後にはブレーキ鳴きは、摩擦係数の増加
につれて急増する。一方、摩擦材の摩擦係数が減少する
と、制動力が低下する。そこで、所要の制動力を確保で
きる摩擦係数の大きさになるように、潤滑剤を供給す
る。
【0010】パッドの摩擦材の摩擦係数が潤滑剤によっ
て減少し、これによりブレーキ鳴きを低減できる。
て減少し、これによりブレーキ鳴きを低減できる。
【0011】前記潤滑剤供給手段が、前記摩擦材が摩耗
したとき摩擦材のディスクロータとの接触面に現れる、
潤滑剤を収容する複数の穴と、各穴に収容される潤滑剤
とを備え、前記複数の穴が、前記摩擦材の厚み方向にお
いて潤滑剤が実質的に連続して前記接触面に現れるよう
に配列される場合、摩擦材が摩耗しても、潤滑剤が穴か
らにじみ出るように接触面に現れて塗布され、摩擦材の
摩擦係数を減少させる。
したとき摩擦材のディスクロータとの接触面に現れる、
潤滑剤を収容する複数の穴と、各穴に収容される潤滑剤
とを備え、前記複数の穴が、前記摩擦材の厚み方向にお
いて潤滑剤が実質的に連続して前記接触面に現れるよう
に配列される場合、摩擦材が摩耗しても、潤滑剤が穴か
らにじみ出るように接触面に現れて塗布され、摩擦材の
摩擦係数を減少させる。
【0012】パッドの摩擦材が摩耗しても、潤滑剤を収
容している穴が実質的に連続して接触面に現れるため、
摩擦材の厚みが耐用限度になるまで、ブレーキ鳴きを有
効に低減できる。
容している穴が実質的に連続して接触面に現れるため、
摩擦材の厚みが耐用限度になるまで、ブレーキ鳴きを有
効に低減できる。
【0013】パッドが制動されるべき物の可動部分と一
緒に回転するディスクロータに押し付けられる摩擦材
と、この摩擦材を支持し、シムを介して押付け力を受け
る裏金とを有する場合、摩擦材のディスクロータとの接
触面に潤滑剤を供給してブレーキ鳴きを低減すると共
に、制動時に発生する振動が、裏金を経て押付け力付加
手段、たとえばキャリパに伝達するとき、裏金とシムと
の間に供給される潤滑剤によって減衰されることとな
り、振動に起因するブレーキ鳴きを低減できる。このよ
うに、ブレーキ鳴きを低減させる効果がより高くなる。
緒に回転するディスクロータに押し付けられる摩擦材
と、この摩擦材を支持し、シムを介して押付け力を受け
る裏金とを有する場合、摩擦材のディスクロータとの接
触面に潤滑剤を供給してブレーキ鳴きを低減すると共
に、制動時に発生する振動が、裏金を経て押付け力付加
手段、たとえばキャリパに伝達するとき、裏金とシムと
の間に供給される潤滑剤によって減衰されることとな
り、振動に起因するブレーキ鳴きを低減できる。このよ
うに、ブレーキ鳴きを低減させる効果がより高くなる。
【0014】
【実施例】パッド10は、一部を破断した正面図である
図1に示すように、制動されるべき物の可動部分と一緒
に回転するディスクロータ12に押し付けられる摩擦材
14と、摩擦材14を支持する裏金16とを有する。2
つの同形で同寸法のパッド10をディスクロータ12を
はさむように配置し、油圧シリンダを備えるキャリパ1
8によってパッド10を支持させ、ディスクブレーキ装
置20が形成される。キャリパ18は、一対のピン22
によって紙面に垂直な方向へ移動可能なそれ自体公知の
構造のものである。前記制動されるべき物とは、車輪等
の可動部分を制動する必要のある車両その他の運輸機械
または産業機械であってブレーキ鳴きが周囲の者に影響
を与える環境下で使用されるものである。
図1に示すように、制動されるべき物の可動部分と一緒
に回転するディスクロータ12に押し付けられる摩擦材
14と、摩擦材14を支持する裏金16とを有する。2
つの同形で同寸法のパッド10をディスクロータ12を
はさむように配置し、油圧シリンダを備えるキャリパ1
8によってパッド10を支持させ、ディスクブレーキ装
置20が形成される。キャリパ18は、一対のピン22
によって紙面に垂直な方向へ移動可能なそれ自体公知の
構造のものである。前記制動されるべき物とは、車輪等
の可動部分を制動する必要のある車両その他の運輸機械
または産業機械であってブレーキ鳴きが周囲の者に影響
を与える環境下で使用されるものである。
【0015】パッド10は、摩擦材14のディスクロー
タ12との接触面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段2
4を備える。図示の実施例では、潤滑剤供給手段24
は、摩擦材14が摩耗したとき摩擦材14のディスクロ
ータ12との接触面に現れる、潤滑剤を収容する複数の
穴26、27、28と、各穴に収容される潤滑剤30と
を備える。複数の穴26、27、28は、図2に示すよ
うに、摩擦材14の厚みTの方向において潤滑剤が実質
的に連続して前記接触面に現れるように配列される。
タ12との接触面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段2
4を備える。図示の実施例では、潤滑剤供給手段24
は、摩擦材14が摩耗したとき摩擦材14のディスクロ
ータ12との接触面に現れる、潤滑剤を収容する複数の
穴26、27、28と、各穴に収容される潤滑剤30と
を備える。複数の穴26、27、28は、図2に示すよ
うに、摩擦材14の厚みTの方向において潤滑剤が実質
的に連続して前記接触面に現れるように配列される。
【0016】穴26、27、28は、ここでは説明のた
めに3つ設けているが、これより多い数量を備えること
ができるもので、図示の実施例では、1つの穴が消滅し
たとき、次の穴が現れるように配列され、前記条件を満
たしている。図1および図2に示すように、摩擦材14
に形成された各穴は摩擦材14と裏金16との接触面の
上方から下向きに傾斜して(図2(b) 参照)伸びてい
る。摩擦材14の摩耗によって1つの穴26の底部がま
ず現れ、そこから漏れ出るように、またはにじみ出るよ
うに現れた潤滑剤30がディスクロータ12の回転によ
って摩擦材14の円周方向へ塗布される。潤滑剤30
は、後述するように粘度の高いものであるため、一度に
流れ出ることはなく、摩擦材14の摩耗につれ、摩耗し
た穴26の部分に対応して位置する潤滑剤30がにじみ
出る。したがって、穴26に収容した充填材30の頂部
A1まで摩耗が進行したとき、次の穴27の底部A2が現れ
るようにする。
めに3つ設けているが、これより多い数量を備えること
ができるもので、図示の実施例では、1つの穴が消滅し
たとき、次の穴が現れるように配列され、前記条件を満
たしている。図1および図2に示すように、摩擦材14
に形成された各穴は摩擦材14と裏金16との接触面の
上方から下向きに傾斜して(図2(b) 参照)伸びてい
る。摩擦材14の摩耗によって1つの穴26の底部がま
ず現れ、そこから漏れ出るように、またはにじみ出るよ
うに現れた潤滑剤30がディスクロータ12の回転によ
って摩擦材14の円周方向へ塗布される。潤滑剤30
は、後述するように粘度の高いものであるため、一度に
流れ出ることはなく、摩擦材14の摩耗につれ、摩耗し
た穴26の部分に対応して位置する潤滑剤30がにじみ
出る。したがって、穴26に収容した充填材30の頂部
A1まで摩耗が進行したとき、次の穴27の底部A2が現れ
るようにする。
【0017】図3に示す実施例では、穴36、37、3
8は摩擦材34のディスクロータ12との接触面から裏
金16に向けて下向きに傾斜して伸びている。摩擦材3
4の摩耗によって穴36の上端が現れ、現れる穴36の
部分が次第に下方へ移り、やがて潤滑剤30がにじみ出
るようになる。この場合には、穴36の底部B1まで摩耗
が進行したとき、次の穴37の潤滑剤30の頂部B2が現
れるようにする。穴36、37、38のような下向き傾
斜によれば、潤滑剤30の粘度は、図1および図2に示
した摩擦材14の穴26、27、28に収容する潤滑剤
30の粘度に比べて小さくすることができる。
8は摩擦材34のディスクロータ12との接触面から裏
金16に向けて下向きに傾斜して伸びている。摩擦材3
4の摩耗によって穴36の上端が現れ、現れる穴36の
部分が次第に下方へ移り、やがて潤滑剤30がにじみ出
るようになる。この場合には、穴36の底部B1まで摩耗
が進行したとき、次の穴37の潤滑剤30の頂部B2が現
れるようにする。穴36、37、38のような下向き傾
斜によれば、潤滑剤30の粘度は、図1および図2に示
した摩擦材14の穴26、27、28に収容する潤滑剤
30の粘度に比べて小さくすることができる。
【0018】複数の穴26、27、28を摩擦材14の
厚みTの方向で位置を異ならせて配列しているのは、仮
に、1つの穴で対処しようとすると、摩擦材14の摩耗
の進行につれて潤滑剤がにじみ出るように現れる位置
が、ディスクロータ12の実質的に半径方向で異なるよ
うになり、摩擦材14の所定の位置での潤滑剤30の塗
布ができないことによる。
厚みTの方向で位置を異ならせて配列しているのは、仮
に、1つの穴で対処しようとすると、摩擦材14の摩耗
の進行につれて潤滑剤がにじみ出るように現れる位置
が、ディスクロータ12の実質的に半径方向で異なるよ
うになり、摩擦材14の所定の位置での潤滑剤30の塗
布ができないことによる。
【0019】もっとも、潤滑剤30は、ディスクロータ
12の実質的に半径方向である短手方向Rで摩擦材14
の実質的に全面にわたって塗布されることが好ましい。
そのためには、図1および図2に示すように、穴26の
短手方向Rの外方に穴26Aを、さらに穴26Aの外方
に穴26Bを設け、穴26、26A、26Bの底部が一
緒に現れるように配列する。穴27、28についても同
様に、短手方向Rの外方に別の穴27A、27B、28
A、28Bを設ける。
12の実質的に半径方向である短手方向Rで摩擦材14
の実質的に全面にわたって塗布されることが好ましい。
そのためには、図1および図2に示すように、穴26の
短手方向Rの外方に穴26Aを、さらに穴26Aの外方
に穴26Bを設け、穴26、26A、26Bの底部が一
緒に現れるように配列する。穴27、28についても同
様に、短手方向Rの外方に別の穴27A、27B、28
A、28Bを設ける。
【0020】図4に示す実施例では、摩擦材44の穴4
6、47、48は、裏金50から斜め下向き傾斜に、短
手方向Rに長くなった形態で開けられ、穴の全長にわた
って潤滑剤30を収容している。これら穴46、47、
48によれば、厚みTの方向において潤滑剤30が実質
的に連続して接触面に現れることと、短手方向Rにおい
て摩擦材44の実質的に全面にわたって潤滑剤を塗布す
ることを満たす。
6、47、48は、裏金50から斜め下向き傾斜に、短
手方向Rに長くなった形態で開けられ、穴の全長にわた
って潤滑剤30を収容している。これら穴46、47、
48によれば、厚みTの方向において潤滑剤30が実質
的に連続して接触面に現れることと、短手方向Rにおい
て摩擦材44の実質的に全面にわたって潤滑剤を塗布す
ることを満たす。
【0021】図2および図4に示した実施例では、面取
り15を摩擦材14、44に施してあり、穴は面取りが
消滅したとき現れるように位置している。このように、
比較的大きな面取り15を設ける場合、摩擦材44の接
触面積が小さくなるため、摩擦係数に起因するブレーキ
鳴きは少ない。そのため、面取り15が消滅した時点で
摩擦係数を減少するようにすればよい。
り15を摩擦材14、44に施してあり、穴は面取りが
消滅したとき現れるように位置している。このように、
比較的大きな面取り15を設ける場合、摩擦材44の接
触面積が小さくなるため、摩擦係数に起因するブレーキ
鳴きは少ない。そのため、面取り15が消滅した時点で
摩擦係数を減少するようにすればよい。
【0022】潤滑剤30は、たとえば、銅14%、亜鉛
2%、アルミニウム2%、グラファイト20%以上(い
ずれも重量%)とし、その他を鉱油系潤滑油とリチウム
石けんのような増稠剤として混ぜ合せた、粘度の高いグ
リスとすることができる。
2%、アルミニウム2%、グラファイト20%以上(い
ずれも重量%)とし、その他を鉱油系潤滑油とリチウム
石けんのような増稠剤として混ぜ合せた、粘度の高いグ
リスとすることができる。
【0023】ディスクブレーキ装置20では、パッド1
0を配置するとき、図2(b) に示すように、シム54を
裏金16とキャリパの油圧シリンダ56との間に差し込
み、油圧シリンダ56の押付け力をシム54を介して裏
金16に受けることがある。この場合、パッド10は、
裏金16のシム54との接触面に潤滑剤を供給する手
段、すなわち、裏金16に形成され、摩擦材14と裏金
16との接触面の上方からシム54側に向けて下向きに
伸びる複数の穴58と、各穴58に収容する潤滑剤30
とを備えることができる。
0を配置するとき、図2(b) に示すように、シム54を
裏金16とキャリパの油圧シリンダ56との間に差し込
み、油圧シリンダ56の押付け力をシム54を介して裏
金16に受けることがある。この場合、パッド10は、
裏金16のシム54との接触面に潤滑剤を供給する手
段、すなわち、裏金16に形成され、摩擦材14と裏金
16との接触面の上方からシム54側に向けて下向きに
伸びる複数の穴58と、各穴58に収容する潤滑剤30
とを備えることができる。
【0024】シムが潤滑剤の保持溝を有し、この保持溝
に保持された潤滑剤が経時変化によって少しずつ流れ出
ても、図2(b) の実施例によれば、潤滑剤供給手段によ
って潤滑剤がシムに供給されるため、制動時に生ずる振
動に起因するブレーキ鳴きの発生を長期にわたって抑え
ることができる。
に保持された潤滑剤が経時変化によって少しずつ流れ出
ても、図2(b) の実施例によれば、潤滑剤供給手段によ
って潤滑剤がシムに供給されるため、制動時に生ずる振
動に起因するブレーキ鳴きの発生を長期にわたって抑え
ることができる。
【0025】図5に示す実施例では、パッド60は摩擦
材62と、裏金64とを備え、摩擦材62は、摩擦材6
2の摩擦面に対して斜め下向きに形成された穴66と、
潤滑剤を収容し、穴66に配置された複数のカプセル6
8とを備える。摩擦材62が摩耗し、穴66が接触面6
3に現れると、カプセル68が摩擦熱で溶融し、潤滑剤
が接触面63に現れる。カプセル68は、たとえば、ポ
リイミドのような樹脂で成形する。この樹脂は、約400
℃までの温度に対して耐性があるが、それ以上の温度に
なると溶融する。
材62と、裏金64とを備え、摩擦材62は、摩擦材6
2の摩擦面に対して斜め下向きに形成された穴66と、
潤滑剤を収容し、穴66に配置された複数のカプセル6
8とを備える。摩擦材62が摩耗し、穴66が接触面6
3に現れると、カプセル68が摩擦熱で溶融し、潤滑剤
が接触面63に現れる。カプセル68は、たとえば、ポ
リイミドのような樹脂で成形する。この樹脂は、約400
℃までの温度に対して耐性があるが、それ以上の温度に
なると溶融する。
【0026】図5の実施例の場合、摩擦材の摩耗につ
れ、複数のカプセルのうち摩擦面に一番近いカプセルが
摩擦熱によって溶融し、収容されている潤滑剤がディス
クロータとの接触面に流れ出す。カプセルは潤滑剤を収
容する穴に比べて大きいことと、摩擦材の摩耗につれて
次第に溶融することが期待できることから、1つのカプ
セルが摩擦面の広い範囲にわたって潤滑剤を供給でき
る。したがって、穴に潤滑剤を収容するものに比べて、
穴の数量を減らすことができ、摩擦材の剛性低下を抑え
ることができる。
れ、複数のカプセルのうち摩擦面に一番近いカプセルが
摩擦熱によって溶融し、収容されている潤滑剤がディス
クロータとの接触面に流れ出す。カプセルは潤滑剤を収
容する穴に比べて大きいことと、摩擦材の摩耗につれて
次第に溶融することが期待できることから、1つのカプ
セルが摩擦面の広い範囲にわたって潤滑剤を供給でき
る。したがって、穴に潤滑剤を収容するものに比べて、
穴の数量を減らすことができ、摩擦材の剛性低下を抑え
ることができる。
【0027】図6に示すように、摩擦係数μが実質的に
一定値Cのとき、パッドの摩耗量が所定値X0になるま
で、ブレーキ鳴き発生率D1は低いが、パッドの摩耗量が
所定値X0を越えると、ブレーキ鳴き発生率D2は急激に高
くなっていた。ところが、パッドの摩耗量が所定値X0
に達したとき、摩擦係数μを低い値C1にすると、ブレー
キ鳴き発生率D3は、実質的にD1と同じになった。
一定値Cのとき、パッドの摩耗量が所定値X0になるま
で、ブレーキ鳴き発生率D1は低いが、パッドの摩耗量が
所定値X0を越えると、ブレーキ鳴き発生率D2は急激に高
くなっていた。ところが、パッドの摩耗量が所定値X0
に達したとき、摩擦係数μを低い値C1にすると、ブレー
キ鳴き発生率D3は、実質的にD1と同じになった。
【図1】本発明に係るディスクブレーキ装置のパッドの
実施例を示す正面図で、ディスクロータの回転軸線に直
交する面で切断した状態を示している。
実施例を示す正面図で、ディスクロータの回転軸線に直
交する面で切断した状態を示している。
【図2】図1に示したパッドを示すもので、aは底面
図、bは側面図である。
図、bは側面図である。
【図3】本発明に係るディスクブレーキ装置のパッドの
別の実施例の側面図である。
別の実施例の側面図である。
【図4】本発明に係るディスクブレーキ装置のパッドの
さらに別の実施例を示すもので、aは正面図、bは底面
図である。
さらに別の実施例を示すもので、aは正面図、bは底面
図である。
【図5】本発明に係るディスクブレーキ装置のパッドの
さらに別の実施例を模式的に示す断面図である。
さらに別の実施例を模式的に示す断面図である。
【図6】パッドの摩耗量と摩擦係数、ブレーキ鳴き発生
率とを示すグラフである。
率とを示すグラフである。
10、60 パッド 12 ディスクロータ 14、34、44、62 摩擦材 16、50、64 裏金 18 キャリパ 20 ディスクブレーキ装置 24 潤滑剤供給手段 26、27、28、36、37、38、46、47、4
8、58 穴 26A、26B、27A、27B、28A、28B 穴 30 潤滑剤 54 シム
8、58 穴 26A、26B、27A、27B、28A、28B 穴 30 潤滑剤 54 シム
Claims (3)
- 【請求項1】 制動されるべき物の可動部分と一緒に回
転するディスクロータに押し付けられる摩擦材を有する
ディスクブレーキ装置のパッドであって、前記摩擦材の
前記ディスクロータとの接触面に潤滑剤を供給する潤滑
剤供給手段を備える、ディスクブレーキ装置のパッド。 - 【請求項2】 前記潤滑剤供給手段は、前記摩擦材が摩
耗したとき前記摩擦材の前記ディスクロータとの接触面
に現れる、潤滑剤を収容する複数の穴と、各穴に収容さ
れる潤滑剤とを備え、前記複数の穴は、前記摩擦材の厚
み方向において潤滑剤が実質的に連続して前記接触面に
現れるように配列された、請求項1に記載のディスクブ
レーキ装置のパッド。 - 【請求項3】 制動されるべき物の可動部分と一緒に回
転するディスクロータに押し付けられる摩擦材と、該摩
擦材を支持し、シムを介して押付け力を受ける裏金とを
有するディスクブレーキ装置のパッドであって、前記摩
擦材の前記ディスクロータとの接触面に潤滑剤を供給す
る第1の潤滑剤供給手段と、前記裏金の前記シムとの接
触面に潤滑剤を供給する第2の潤滑剤供給手段とを備え
る、ディスクブレーキ装置のパッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6333685A JPH08170660A (ja) | 1994-12-16 | 1994-12-16 | ディスクブレーキ装置のパッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6333685A JPH08170660A (ja) | 1994-12-16 | 1994-12-16 | ディスクブレーキ装置のパッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08170660A true JPH08170660A (ja) | 1996-07-02 |
Family
ID=18268827
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6333685A Pending JPH08170660A (ja) | 1994-12-16 | 1994-12-16 | ディスクブレーキ装置のパッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08170660A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008069970A (ja) * | 2006-09-13 | 2008-03-27 | Robert Bosch Gmbh | グリスリザーバを有するブレーキパッド |
-
1994
- 1994-12-16 JP JP6333685A patent/JPH08170660A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008069970A (ja) * | 2006-09-13 | 2008-03-27 | Robert Bosch Gmbh | グリスリザーバを有するブレーキパッド |
| KR101386023B1 (ko) * | 2006-09-13 | 2014-04-16 | 로베르트 보쉬 게엠베하 | 그리스 저장부를 구비한 브레이크 패드 |
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