JPH08171825A - グロメット取付用の道具 - Google Patents

グロメット取付用の道具

Info

Publication number
JPH08171825A
JPH08171825A JP6315282A JP31528294A JPH08171825A JP H08171825 A JPH08171825 A JP H08171825A JP 6315282 A JP6315282 A JP 6315282A JP 31528294 A JP31528294 A JP 31528294A JP H08171825 A JPH08171825 A JP H08171825A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grommet
interlocking member
interlocking
manual lever
end side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6315282A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Araki
美弘 荒木
Masahiko Yamamoto
雅彦 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP6315282A priority Critical patent/JPH08171825A/ja
Publication of JPH08171825A publication Critical patent/JPH08171825A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】この道具Aは、軽量コンパクトなハンドタイプ
であって、グロメットを電線束に装着する際に、グロメ
ットを上下左右の4方向に拡げることができる。手動レ
バー(20)(30)を握ると、一対の爪(23)(33)が左右に拡が
る。これに連動して、他の一対の爪(43)(53)が上下に移
動する。この一対の爪(43)(53)は、第1連動機構(60)お
よび第1連動機構(70)のリンク部材(64)(65)および(74)
(75)によって連動させた。 【効果】作業者の手に大きな負担をかけることなく、容
易にグロメットの装着作業ができる。ワイヤーハーネス
の組立ライン以外の場所でも手軽に使用することができ
る。構造が簡単で、安価に製造できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ワイヤーハーネスの
組立工程において、グロメットを取付ける際に使用する
道具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ワイヤーハーネスは、次のよう
な工程で組み立てられている。すなわち、ワイヤーハー
ネスの構成要素となる多数の電線を、組立図板上の所定
位置に配設された複数の組立用支持具によって受け止め
て布線する。これにより、組み立てようとするワイヤー
ハーネスの仕様に応じた枝形状の電線束を形成する。そ
して、この電線束がばらばらにならないように外周をテ
ープ等で巻付け、最後にクランプ,プロテクタおよびグ
ロメット等の付属部品を取付けるという工程で組み立て
られている。
【0003】たとえば、自動車用のワイヤーハーネスに
おいては、付属部品の中でもグロメットは、ボディ等の
貫通部、たとえば、キャビンとエンジンルームまたはト
ランクルーム等とを貫通する貫通孔に装着されるもので
ある。従って、グロメットと電線束との間においては、
確実な防水性を確保する必要がある。このため、グロメ
ットは、相当の緊迫力をもって電線束の外周面に嵌め込
まれている。一方、このグロメットを電線束に嵌め込む
には、次のようにする。すなわち、一旦グロメットを弾
性的に大きく拡開する。そして、この状態でグロメット
内に電線束を挿通し、グロメットの弾性的収縮による緊
迫力によって電線束に嵌め合わせる。
【0004】従って、嵌め込んだ状態で上記相当の緊迫
力を発生するようなグロメットを拡開するには、かなり
大きな力でグロメットを拡げなければならい。このた
め、作業者の手が疲れやすく、連続したグロメットの装
着作業では、作業能率が悪いという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この対策として従来で
は、実開昭63−128633号公報および特開平5−
342928号公報に開示されたような器具を用いてグ
ロメットを拡げていた。しかしながら、これら各器具で
は、次のような問題点があった。すなわち、 実開昭63−128633号公報に開示された器具
では、予め拡開したグロメットを保持し、この状態で保
持したグロメットに電線束を挿通するものである。従っ
て、グロメットを拡開する作業は、依然として作業者の
手作業または所要の装置を用いて行なわなければならな
い。従って、本器具では、グロメットの装着作業の工数
が増え、作業能率の向上を十分に図ることができなかっ
た。
【0006】 特開平5−342928号公報に開示
されたグロメット拡径機は、ワイヤーハーネスの組立ラ
イン上に配置される大型の機械である。このため、この
グロメット拡径機は、当該組立ライン以外の場所では使
用することができず、汎用性のない使い勝手の悪いもの
であった。また、このグロメット拡径機では、グロメッ
トを拡径するための拡径爪は、油圧により駆動される。
このため、グロメット拡径機の構造が複雑で重量も重
く、しかも非常にコストの高いものであった。
【0007】そこで、この発明の目的は、軽量かつコン
パクトなハンドタイプであって、容易にグロメットを拡
開して電線束に装着することができるグロメット取付用
の道具を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】 本発明の目的を達成するため、請求項1に係るグロ
メット取付用の道具は、支点を中止として一端側に作用
部が形成されると共に他端側に把持部が形成され、支点
を中心に把持部を開閉させることにより上記作用部が左
右に開閉する一対の手動レバーと、支点を中心に一端側
が上方へ延びると共に他端側が下方へ延び、支点に沿っ
て上下に移動可能で一端側に作用部が形成された第1の
連動部材と、第1の連動部材に並設されており、支点を
中心に一端側が上方へ延びると共に他端側が下方へ延
び、支点に沿って上下に移動可能で一端側に作用部が形
成された第2の連動部材と、手動レバーの他端側と第1
の連動部材の他端側との間に連結され、手動レバーの閉
動作に連動させて第1の連動部材を上方へ移動させると
共に、手動レバーの開動作に連動させて第1の連動部材
を下方へ移動させる第1の連動機構と、手動レバーの他
端側と第2の連動部材の他端側との間に連結され、手動
レバーの開動作に連動させて第2の連動部材を上方へ移
動させると共に、手動レバーの閉動作に連動させて第2
の連動部材を下方へ移動させる第2の連動機構と、一対
の手動レバー並びに第1および第2の連動部材の各作用
部に設けられたグロメット拡開用爪部とを有することを
特徴とするものである。
【0009】この構成によれば、装着しようとするグロ
メットに、各グロメット拡開用爪部を挿入する。そし
て、一対の手動レバーの把持部を手で握ると、支点を中
心に手動レバーが揺動し、作用部が左右に拡がる。これ
により、各手動レバーの作用部に設けられたグロメット
拡開用爪部が左右に拡がる。また、第1の連動機構によ
り、手動レバーの動作に連動して、第1の連動部材が支
点に沿って上方へ移動する。一方、第2の連動機構によ
り、手動レバーの動作に連動して、第2の連動部材が支
点に沿って下方へ移動する。従って、両連動部材の一端
側に形成された作用部が上下に広がり、その結果、この
各作用部設けられたグロメット拡開用爪部が上下に拡が
る。
【0010】このように、手動レバーの把持部を握る
と、各グロメット拡開用爪部によって上下左右の4方向
にグロメットを拡開することができる。そして、この状
態でグロメット内に電線束を挿入することができる。電
線束を挿入した後、上記握った把持部を開くことによっ
て、左右に拡がった各手動レバーの作用部が互いに接近
する。これにより、各手動レバーに設けられたグロメッ
ト拡開用爪部が互いに接近する。そして、これに連動し
て、第1の連動部材が下方へ移動し、第2の連動部材が
上方へ移動する。これにより、両連動部材の作用部に設
けられたグロメット拡開用爪部が互いに上下方向に接近
する。この状態で、電線束とグロメットとの間から各グ
ロメット拡開用爪部を引き抜くことにより、グロメット
の装着が完了する。
【0011】 本発明の目的を達成するため、請求項
2に係るグロメット取付用の道具は、請求項1記載のグ
ロメット取付用の道具において、上記第1の連動機構
は、両手動レバーのそれぞれの所定部と、第1の連動部
材の、前記手動レバーの所定部に対して上記手動レバー
の支点と同じ側の所定部とを連結する一対のリンク部材
を含んでおり、上記第2の連動機構は、両手動レバーの
それぞれの所定部と、第2の連動部材の、前記手動レバ
ーの所定部に対して上記手動レバーの支点部と反対側の
所定部とを連結する一対のリンク部材を含んでいること
を特徴とするものである。
【0012】この構成によれば、請求項1に係る発明と
同様の作用を奏する。特に、本請求項に係る発明では、
各手動レバーの所定部と第1の連動部材の所定部とを連
結する一対のリンク部材は、第1の連動部材との連結部
分を頂点とする三角形の2つの辺を構成する。この頂点
は、各手動レバーの所定部に対して手動レバーの支点と
同じ側に位置するから、手動レバーの把持部を握ると、
上記頂点における頂角は鋭角的に変化し、これにより、
この頂点は上方に移動する。すなわち、第1の連動部材
の所定部は、手動レバーの支点に近づく方向に移動す
る。従って、第1の連動部材が上方に移動し、その結
果、この第1の連動部材の作用部に設けられたグロメッ
ト拡開用爪部が上方に移動する。
【0013】一方、各手動レバーの所定部と第2の連動
部材の所定部とを連結する一対のリンク部材は、第2の
連動部材との連結部分を頂点とする三角形の2つの辺を
構成する。この頂点は、各手動レバーの所定部に対して
手動レバーの支点と反対側に位置するから、手動レバー
の把持部を握ると、上記頂点における頂角は鋭角的に変
化し、これにより、この頂点は下方に移動する。すなわ
ち、第2の連動部材の所定部は、手動レバーの支点から
遠ざかる方向に移動する。従って、第2の連動部材が下
方に移動し、その結果、この第2の連動部材の作用部に
設けられたグロメット拡開用爪部が下方に移動する。
【0014】 本発明の目的を達成するため、請求項
3に係るグロメット取付用の道具は、請求項1または2
記載のグロメット取付用の道具において、上記各グロメ
ット拡開用爪部は、上記把持部を開いた状態で所定位置
に寄り集まり、上記把持部を閉じた状態で上記所定位置
を中心として放射状に拡がることを特徴とするものであ
る。
【0015】この構成によれば、請求項1または2に係
る発明と同様の作用を奏する。加えて、把持部を開いた
状態で、各グロメット拡開用爪部が所定位置に寄り集ま
るので、各グロメット拡開用爪部をグロメットに挿入さ
せやすい。また、把持部を握ると、各グロメット拡開用
爪部は放射状に拡がるので、グロメットを異形に変形さ
せることなく、上下および左右に対称的に拡げることが
できる。
【0016】 本発明の目的を達成するため、請求項
4に係るグロメット取付用の道具は、請求項3記載のグ
ロメット取付用の道具において、上記把持部を開いた状
態で所定位置に寄り集まった各グロメット拡開用爪部の
集合体の外径は、先端側に向かって漸次縮径されている
ことを特徴とするものである。この構成によれば、請求
項3に係る発明と同様の作用を奏する。加えて、各グロ
メット拡開用爪部の集合体の外径は、先端側に向かって
漸次縮径されているから、グロメットに電線束を挿入し
た後、電線束とグロメットとの間からグロメット拡開用
爪部を引き抜く際に、容易に引き抜くことができる。
【0017】 本発明の目的を達成するため、請求項
5記載に係るグロメット取付用の道具は、請求項1ない
し4のいずれかに記載のグロメット取付用の道具におい
て、第1の連動部材の作用部は、横方向に湾曲して上方
に延びており、この作用部の先端に上記グロメット拡開
用爪部が設けられていることを特徴とするものである。
【0018】この構成によれば、請求項1ないし4のい
ずれかに係る発明と同様の効果を奏する。加えて、第1
の連動部材の作用部が横方向に湾曲しているので、拡開
されたグロメットに電線束を挿通する際に、第1の連動
部材の作用部が邪魔にならない。
【0019】
【実施例】以下、実施例を示す添付図面によって詳細に
説明する。図1は、この発明の一実施例に係るグロメッ
ト取付用の道具(以下、「道具」という。)の正面図で
あり、図2は、図1におけるI−I断面図である。な
お、以下において、左右,上下というは、図における左
右,上下を示す。
【0020】図1および図2を参照して、この道具A
は、ワイヤーハーネスの製造工程において、電線束にグ
ロメットを装着する作業時に用いられ、グロメットを左
右・上下の4方向に拡開して電線束を挿通しやすくする
ためのものである。この道具Aの概略構成を説明する。
この道具Aは、一対の対向する平板11,12を備えた
支持フレーム10と、この支持フレーム10に回動自
在に支持され、グロメットを左右方向に拡げるための一
対の手動レバー20,30と、支持フレーム10に上
下方向にスライド自在に支持され、手動レバー20,3
0の動作に連動してグロメットを上下方向に拡げるため
の第1連動部材40および第2連動部材50と、第1
連動部材40を連動させるための第1連動機構60と、
第2連動部材50を連動させるための第2連動機構7
0とを有している。
【0021】手動レバー20は、略くの字状に形成され
ており、このくの字の折り曲げ部が、回動ピンP1によ
って回動自在に支持されている。この回動ピンP1は、
その両端部が上記平板11,12によって支持されてい
る。また、回動ピンP1の平板12側端部には、図示し
ないE型止め輪が嵌め込まれており、回動ピンP1の抜
け止めがなされている。
【0022】一方、手動レバー30は、手動レバー20
といわゆる鏡面対称形であり、略逆くの字状に形成され
ている。この手動レバー30も、逆くの字の折り曲げ部
が回動ピンP2によって回動自在に支持されている。こ
の回動ピンP2は、その両端部が上記平板11,12に
よって支持されている。なお、この回動ピンP2にも図
示しないE型止め輪が装着されており、回動ピンP2の
抜け止めがなされている。
【0023】これら手動レバー20,30は、回動ピン
P1,P2を支点として揺動することができるようにな
っている。つまり、これら手動レバー20,30は、回
動ピンP1,P2を支点として、それぞれ、一端側(上
側)に作用部21,31が構成されている。また、これ
ら手動レバー20,30の他端側(下側)は、手で把持
することができるようになっており、当該他端側は、そ
れぞれ把持部22,32を構成している。従って、この
把持部22,32を手で握って開閉することにより、作
用部21,31の先端が左右方向に沿って相対的に接離
するようになっている。
【0024】第2連動部材50は、細長の平板状をして
おり、手動レバー20,30の間に挟まれた状態で配置
されている。従って、これら手動レバー20,30およ
び第2連動部材50は、同一平面上に配置されている。
第2連動部材50は、第2連動機構70によって、手動
レバー20,30の動作に連動して上下に移動されるよ
うになっている。
【0025】この第2連動部材50には、この移動方向
(上下方向)に沿って延びる貫通溝52が形成されてい
る。この貫通溝52には、スライドピンP3が貫通して
いる。第2連動部材50は、このスライドピンP3によ
って上下方向にスライド自在に支持されている。このス
ライドピンP3は、その両端が上記平板11,12によ
って支持されている。なお、スライドピンP3には、E
型止め輪R1が装着されており(図2参照)、スライド
ピンP3の抜け止めがなされている。
【0026】また、第2連動部材50の、スライドピン
P3から一端側(上方へ延びる側)は、第2連動部材5
0が下方に移動した際に、グロメットを拡げるための作
用部51を構成している。さらに、第2連動部材50の
他端側(下方へ延びる側)の所定部には、後に詳述する
第2連動機構70の連結ピン71が挿通されており、こ
れにより、第2連動機構70が第2連動部材50に連結
されている。
【0027】第1連動部材40は、第2連動部材50と
並設されている。具体的には、第1連動部材40は、図
1において紙面に垂直な方向の向う側、すなわち、第2
連動部材50の裏側に配置されている。この第1連動部
材40は、第2連動部材50と同様に、スライドピンP
3によって支持されている。そして、スライドピンP3
から一端側が上方に延びる共に、他端側が下方に延びて
いる。また、この第1連動部材40は、第1連動機構6
0によって、手動レバー20,30の動作に連動して上
下に移動されるようになっている。
【0028】この第1連動部材40は、平板を加工し
て、いわゆる鍵形形状に形成されている。すなわち、ス
ライドピンP3から上方に延びた部分が横方向に湾曲形
成されており、この部分が作用部41を構成している。
この作用部41は、第2連動部材50の作用部51と同
様に、第1連動部材40によってグロメットを拡げる際
に作用する部分である。
【0029】第1連動部材40には、第2連動部材50
に形成された貫通溝52と同様の貫通溝42が形成され
ている。この貫通溝42に上記スライドピンP3が貫通
しており、第1連動部材40は、このスライドピンP3
によって上下方向にスライド自在に支持されている。な
お、本実施例では、第1および第2連動部材40,50
のスライド動作を円滑に行なわせるため、他のスライド
ピンP4がさらに設けられている。このスライドピンP
4は、スライドピンP3と同様に、第1および第2連動
部材40,50の貫通溝42,52に貫通している。こ
のスライドピンP4の両端は、上記平板11,12に支
持されている。このスライドピンP4にも、E型止め輪
R1が装着されており(図2参照)、スライドピンP4
の抜け止めがなされている。但し、このスライドピンP
4は、無くすこともできる。
【0030】さらに、第1連動部材40の他端側(下方
へ延びる側)の所定部には、後に詳述する第1連動機構
60の連結ピン61が挿通されており、これにより、第
1連動機構60が第1連動部材40に連結されている。
手動レバー20,30並びに第1および第2連動部材4
0,50のそれぞれの作用部21,31,41および5
1の先端には、図1において紙面に垂直な方向手前側に
突出した爪23,33,43および53が形成されてい
る。これら爪23,33,43および53は、装着しよ
うとするグロメットに挿入され、グロメットを拡開する
ためのものである。それぞれの爪23,33,43およ
び53は、円錐状部材を4分割したもののそれぞれの部
分からなり、図1に示すように、手動レバー20,30
の把持部22,32を開いた状態で、互いに所定の位置
に寄り集まって円錐状部材を構成するようになってい
る。従って、各爪23,33,43および53は、その
先端側ほど細くなっている。
【0031】第1連動機構60は、連結ピン61,62
および63と、細長の平板状に形成されたリンク部材6
4,65とを含んでいる。リンク部材64の一端は、連
結ピン62によって、手動レバー20の他端側の所定部
24に連結され、リンク部材64の他端は、連結ピン6
1によって、第1連動部材40の所定部44に連結され
ている。一方、リンク部材65の一端は、連結ピン63
によって、手動レバー30の他端側の所定部34に連結
され、リンク部材65の他端は、連結ピン61によっ
て、第1連動部材40の上記所定部44に連結されてい
る。すなわち、リンク部材64,65のそれぞれの他端
は、連結ピン61によって同軸上で連結されている。こ
の場合、連結ピン61は、第2連動部材50の貫通溝5
2に挿通されて第1連動部材40と連結されている。ま
た、第1連動部材40の所定部44は、各手動レバー2
0,30の所定部24および34よりも、回動ピンP
1,P2側に位置している。なお、各連結ピン61,6
2および63には、E型止め輪R2が装着されており、
各連結ピン61,62および63の抜け止めがなされて
いる。
【0032】このように、リンク部材64,65は、連
結ピン61による連結部分を頂点とする上向きに凸形状
の三角形の2つの辺を構成している。なお、リンク部材
64,65の所定部分には、略半円形状の切欠き66,
67が設けられている。この切欠き66,67は、手動
レバー20,30の把持部22,32を閉じた際に、後
述する第2連動機構70の連結ピン72,73が進入し
て確実に把持部22,32を閉じることができるように
するためのものである。
【0033】第2連動機構70は、連結ピン71,72
および73と、細長の平板状に形成されたリンク部材7
4,75とを含んでいる。リンク部材74の一端は、連
結ピン72によって、手動レバー20の他端側の所定部
25に連結され、リンク部材74の他端は、連結ピン7
1によって、第2連動部材50の所定部54に連結され
ている。一方、リンク部材75の一端は、連結ピン73
によって、手動レバー30の他端側の所定部35に連結
され、リンク部材75の他端は、連結ピン71によっ
て、第2連動部材50の上記所定部54に連結されてい
る。すなわち、リンク部材74,75のそれぞれの他端
は、連結ピン71によって同軸上で連結されている。こ
の場合、各手動レバー20,30の上記所定部25およ
び35は、第2連動部材50の所定部54よりも、回動
ピンP1,P2側に位置している。なお、各連結ピン7
1,72および73には、E型止め輪R2が装着されて
おり、各連結ピン71,72および73の抜け止めがな
されている。
【0034】このように、リンク部材74,75は、連
結ピン71による連結部分を頂点とする下向きに凸形状
の三角形の2つの辺を構成している。なお、リンク部材
74,75の所定部分には、リンク部材64,65と同
様に、略半円形状の切欠き76,77が設けられてい
る。この切欠き76,77は、手動レバー20,30の
把持部22,32を閉じた際に、第1連動機構60の連
結ピン62,63が進入して確実に把持部22,32を
閉じることができるようにするためのものである。
【0035】次に、この道具Aの使い方について説明す
る。 道具Aを図1に示す状態で手で持ち、各爪23,3
3,43および53に、装着しようとするグロメットを
挿入する。この挿入方向は、図1において、紙面に垂直
な方向である。 手動レバー20,30の把持部22,32を手で握
ると、図3に示すように、回動ピンP1,P2を支点と
して手動レバー20,30が揺動し、各作用部21,3
1が左右に拡がる。これにより、各作用部21,31に
形成された爪23,33が左右に拡がる。
【0036】 また、第1の連動機構60により、手
動レバー20,30の動作に連動して、第1連動部材4
0が上方へ移動する。一方、第2連動機構70により、
手動レバー20,30の動作に連動して、第2連動部材
50が下方へ移動する。図2および図3を同時に参照し
て、この動作についてより詳しく説明すると、リンク部
材64,65は、連結ピン61による連結部分を頂点と
する上向きに凸形状の三角形の2つの辺を構成している
から、手動レバー20,30の把持部22,32を閉じ
る方向に握ると、上記頂点における頂角が鋭角的に変化
し、この頂点が上方に移動することになる。すなわち、
第1連動部材40が上方に移動され、その結果、爪43
が上方に移動する。同様に、リンク部材74,75は、
連結ピン71による連結部分を頂点とする下向きに凸形
状の三角形の2つの辺を構成しているから、手動レバー
20,30の把持部22,32を握ると、上記頂点にお
ける頂角が鋭角的に変化し、この頂点が下方に移動する
ことになる。すなわち、第2連動部材50が下方に移動
され、その結果、爪53が下方に移動する。従って、両
連動部材40,50の作用部41,51に形成された爪
43,53が上下に拡がる。
【0037】 このように、上記把持部22,32を
握ると、爪23,33および爪43,53を、それぞれ
左右方向および上下方向に拡げることができる。これに
より、グロメットをの上下左右の4方向に拡開すること
ができ、この状態でグロメット内に電線束を容易に挿通
することができる。 電線束を挿通した後、把持部22,32を握った力
を緩めると、拡げられていた各爪23および33が、グ
ロメットの弾性的な緊迫力によって互いに接近する方向
に移動され、挿通された電線束に当接する。そして、こ
の動作に連動して、各爪43および53が互いに接近す
る方向に移動され、挿通された電線束に当接する。従っ
て、電線束および各爪23,33,43および53が、
グロメットによって締めつけられた状態となる。この状
態で、電線束とグロメットとの間から各爪23,33,
43および53を引き抜く。これにより、電線束へのグ
ロメットの装着が完了する。
【0038】このように、本実施例に係る道具Aを用い
れば、手動レバー20,30の把持部22,32を握る
だけで簡単にグロメットを拡げることができ、作業者の
手に大きな負担をかけることなく、容易にグロメットを
電線束に装着することができる。しかも、この道具A
は、作業者が手に持って操作することのできるコンパク
トなハンドタイプであるので、ワイヤーハーネスの組立
ライン以外の場所でも自由に使用することができ、使い
勝手が非常に良い。また、この道具Aは、リンク機構を
採用した簡単な構造であるので、安価に製造することが
できる。
【0039】特に、本実施例に係る道具Aでは、以下に
示す作用効果を奏する。先ず、各爪23,33,43お
よび53は、手動レバー20,30の把持部22,32
を開いた状態で、図1に示したように、互いに寄り集ま
って円錐状部材を構成するようになっている。従って、
グロメットを各爪23,33,43および53に挿入す
る作業を容易に行うことができる。
【0040】また、各爪23,33,43および53が
寄り集まって形成される円錐状部材は、その先端側ほど
細くなっている。従って、グロメットに電線束を挿通し
た状態から各爪23,33,43および53を引き抜く
際に、容易に引き抜くことができる。さらに、把持部2
2,32を握ると、各爪23,33,43および53は
放射状に拡がるので、グロメットを異形に変形させるこ
となく、上下および左右に対称的に拡げることができ、
電線束の挿通が一層容易となる。
【0041】加えて、第1連動部材40の作用部41
は、横方向に湾曲しているから、グロメットに電線束を
挿通した際に、この作用部41が電線束と当接するのを
回避することができる。従って、電線束の挿通時に、第
1連動部材40の作用部41が邪魔になることなく、電
線束を円滑に挿通することができる。なお、この発明は
上記実施例に限定されるものではなく、各爪22,3
2,43および53のそれぞれを、断面円形棒状部材に
より構成することもできる。この場合、各爪を、先細り
状に形成すれば、グロメットの挿入作業およびグロメッ
トに電線束を挿通した後の各爪の引き抜き作業がしやす
く、好ましい。
【0042】また、第1連動部材40または第2連動部
材50のいずれか一方を、手動レバー20,30に連動
させないで固定しておくこともできる。このようにすれ
ば、グロメットは、左右方向および上方向または下方向
の3方向に拡げられ、これに電線束を挿通することがで
きる。
【0043】
【発明の効果】 請求項1に係る発明によれば、手動レバーの把持部
を握ることにより、各グロメット拡開用爪部によって上
下左右の4方向にグロメットを拡開し、これに電線束を
挿通することにより、作業者の手に大きな負担をかける
ことなく、容易にグロメットの装着作業をすることがで
きる。しかも、作業者が手に持って操作することのでき
るハンドタイプであるので、安価に製造することができ
る。また、ワイヤーハーネスの組立ライン以外の場所で
も自由に使用することができ、使い勝手が非常に良い。
【0044】 請求項2に係る発明によれば、請求項
1に係る発明と同様の効果を奏する。特に、本請求項に
係る発明では、グロメット拡開用爪部を上下に拡げるた
めに、各手動レバーに連結された一対のリンク機構を採
用している。従って、構造が簡単で、一層安価に製造す
ることができる。 請求項3に係る発明によれば、請求項1または2に
係る発明と同様の効果を奏する。加えて、本請求項に係
る発明では、グロメット拡開用爪部が所定位置に寄り集
まるので、各グロメット拡開用爪部をグロメットに挿入
させやすい。また、各グロメット拡開用爪部は放射状に
拡がるので、グロメットを上下および左右に対称的に拡
げることができ、電線束を挿通しやすい。これにより、
グロメットの装着作業を円滑に行うことができる。
【0045】 請求項4に係る発明によれば、請求項
3に係る発明と同様の効果を奏する。加えて、各グロメ
ット拡開用爪部の集合体の外径は、先端側に向かって漸
次縮径されているから、グロメットに電線束を挿入した
後、電線束とグロメットとの間からグロメット拡開用爪
部を容易に引き抜くことができ、グロメット装着作業を
一層円滑に行うことができる。
【0046】 請求項5に係る発明によれば、請求項
1ないし4のいずれかに係る発明と同様の効果を奏す
る。加えて、第1の連動部材の作用部が横方向に湾曲し
ているので、電線束をグロメットに挿通する際に、第1
の連動部材が邪魔にならなず、なお一層円滑なグロメッ
ト装着作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るグロメット取付用の道
具の正面図である。
【図2】図1におけるI−I断面図である。
【図3】グロメット取付用の道具の把持部を閉じて、爪
を上下左右に移動させた状態を示す正面図である。
【符号の説明】
A 道具 P1 回動ピン P2 回動ピン P3 スライドピン 20 手動レバー 21 作用部 22 把持部 23 爪 24 手動レバーの所定部 25 手動レバーの所定部 30 手動レバー 31 作用部 32 把持部 33 爪 34 手動レバーの所定部 35 手動レバーの所定部 40 第1連動部材 41 作用部 43 爪 44 第1連動部材の所定部 50 第2連動部材 51 作用部 53 爪 54 第2連動部材の所定部 60 第1連動機構 61 連結ピン 62 連結ピン 63 連結ピン 64 リンク部材 65 リンク部材 70 第2連動機構 71 連結ピン 72 連結ピン 73 連結ピン 74 リンク部材 75 リンク部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支点を中止として一端側に作用部が形成さ
    れると共に他端側に把持部が形成され、支点を中心に把
    持部を開閉させることにより上記作用部が左右に開閉す
    る一対の手動レバーと、 支点を中心に一端側が上方へ延びると共に他端側が下方
    へ延び、支点に沿って上下に移動可能で一端側に作用部
    が形成された第1の連動部材と、 第1の連動部材に並設されており、支点を中心に一端側
    が上方へ延びると共に他端側が下方へ延び、支点に沿っ
    て上下に移動可能で一端側に作用部が形成された第2の
    連動部材と、 手動レバーの他端側と第1の連動部材の他端側との間に
    連結され、手動レバーの閉動作に連動させて第1の連動
    部材を上方へ移動させると共に、手動レバーの開動作に
    連動させて第1の連動部材を下方へ移動させる第1の連
    動機構と、 手動レバーの他端側と第2の連動部材の他端側との間に
    連結され、手動レバーの開動作に連動させて第2の連動
    部材を上方へ移動させると共に、手動レバーの閉動作に
    連動させて第2の連動部材を下方へ移動させる第2の連
    動機構と、 一対の手動レバー並びに第1および第2の連動部材の各
    作用部に設けられたグロメット拡開用爪部とを有するこ
    とを特徴とするグロメット取付用の道具。
  2. 【請求項2】請求項1記載のグロメット取付用の道具に
    おいて、 上記第1の連動機構は、 両手動レバーのそれぞれの所定部と、第1の連動部材
    の、前記手動レバーの所定部に対して上記手動レバーの
    支点と同じ側の所定部とを連結する一対のリンク部材を
    含んでおり、 上記第2の連動機構は、 両手動レバーのそれぞれの所定部と、第2の連動部材
    の、前記手動レバーの所定部に対して上記手動レバーの
    支点部と反対側の所定部とを連結する一対のリンク部材
    を含んでいることを特徴とするグロメット取付用の道
    具。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のグロメット取付用
    の道具において、 上記各グロメット拡開用爪部は、 上記把持部を開いた状態で所定位置に寄り集まり、上記
    把持部を閉じた状態で上記所定位置を中心として放射状
    に拡がることを特徴とするグロメット取付用の道具。
  4. 【請求項4】請求項3記載のグロメット取付用の道具に
    おいて、 上記把持部を開いた状態で所定位置に寄り集まった各グ
    ロメット拡開用爪部の集合体の外径は、先端側に向かっ
    て漸次縮径されていることを特徴とするグロメット取付
    用の道具。
  5. 【請求項5】請求項1ないし4のいずれかに記載のグロ
    メット取付用の道具において、 第1の連動部材の作用部は、横方向に湾曲して上方に延
    びており、この作用部の先端に上記グロメット拡開用爪
    部が設けられていることを特徴とするグロメット取付用
    の道具。
JP6315282A 1994-12-19 1994-12-19 グロメット取付用の道具 Pending JPH08171825A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6315282A JPH08171825A (ja) 1994-12-19 1994-12-19 グロメット取付用の道具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6315282A JPH08171825A (ja) 1994-12-19 1994-12-19 グロメット取付用の道具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08171825A true JPH08171825A (ja) 1996-07-02

Family

ID=18063530

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6315282A Pending JPH08171825A (ja) 1994-12-19 1994-12-19 グロメット取付用の道具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08171825A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010252569A (ja) * 2009-04-17 2010-11-04 Yazaki Corp グロメット拡開治具
JP2010252570A (ja) * 2009-04-17 2010-11-04 Yazaki Corp グロメット拡開治具
CN109494018A (zh) * 2018-12-21 2019-03-19 惠州住成电装有限公司 一种索环扩张装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010252569A (ja) * 2009-04-17 2010-11-04 Yazaki Corp グロメット拡開治具
JP2010252570A (ja) * 2009-04-17 2010-11-04 Yazaki Corp グロメット拡開治具
CN109494018A (zh) * 2018-12-21 2019-03-19 惠州住成电装有限公司 一种索环扩张装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2014045616A1 (ja) 掴線器
US20250286355A1 (en) Joint sliding lever link type wire clip with opening/closing operation grip guide function for indirect live wire and wire fixing method using same
JP2017060222A (ja) 耐張クランプ
JPH08171825A (ja) グロメット取付用の道具
KR102005854B1 (ko) 가공 송전선로의 스페이서 장치
JP2019005260A (ja) 安全器
JPH0626263A (ja) 自動車のガラスとケーブル式ガラス巻き上げ機構とを連結する装置
JPH11103513A (ja) 張線装置
KR20220037132A (ko) 스마트 스틱용 클램프 헤드 및 클램프 헤드가 장착된 스마트 스틱
JP3434662B2 (ja) グロメット装着治具
JP2005057948A (ja) 架線引き留め用カムアロング
JP2001311454A (ja) ロープグリッパー
JPH0919038A (ja) 架空線用締結具
JPH10255547A (ja) 線状体把持器
CN202622703U (zh) 一种汽车卡箍钳
JP2019057418A (ja) ワイヤーハーネスの製造方法、製造支援装置及び製造装置
JP3022241B2 (ja) グロメット装着装置
JP3344374B2 (ja) 長物グロメット用グロメット拡げ機
JPH11216683A (ja) E型止め輪用工具
CN221407823U (zh) 一种火箭分离电连接器插接工装
CN224116196U (zh) 一种机械手组装快速锁紧机构
JP2832491B2 (ja) 押圧片抜取式カムアロング
JP3590475B2 (ja) 索式ミラー制御装置
JPH1056726A (ja) 電線中間支持具
JPH03289307A (ja) 巻付グリップ位置決め工具