JPH08177552A - 内燃機関の燃料噴射制御装置 - Google Patents
内燃機関の燃料噴射制御装置Info
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- JPH08177552A JPH08177552A JP6326508A JP32650894A JPH08177552A JP H08177552 A JPH08177552 A JP H08177552A JP 6326508 A JP6326508 A JP 6326508A JP 32650894 A JP32650894 A JP 32650894A JP H08177552 A JPH08177552 A JP H08177552A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/40—Engine management systems
Landscapes
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 低バッテリ電圧時や低温時でも良好な始動性
を確保する。 【構成】 エンジン始動時に、冷却水温THWより有効
噴射時間TSTA0を求め(ステップ102)、冷却水
温THWがTHW0 以下の時にバッテリ電圧VB より補
正係数FVBを求めると共に(ステップ105)、吸気
温度THAより補正係数FTHAを求める(ステップ1
07)。この後、先に求めた有効噴射時間TSTA
0 に、上記補正係数FVB,FTHAを乗算して、TS
TA’とする(ステップ108)。一方、冷却水温TH
WがTHW0 より高いときには、先に求めた有効噴射時
間TSTA0 を補正せずにそのまま使用し、TSTA0
をTSTA’とする(ステップ109)。この後、バッ
テリ電圧VB より無効噴射時間TVを演算し(ステップ
110)、有効噴射時間TSTA’に無効噴射時間TV
を加算して始動時の燃料噴射時間TSTAを算出する
(ステップ110)。
を確保する。 【構成】 エンジン始動時に、冷却水温THWより有効
噴射時間TSTA0を求め(ステップ102)、冷却水
温THWがTHW0 以下の時にバッテリ電圧VB より補
正係数FVBを求めると共に(ステップ105)、吸気
温度THAより補正係数FTHAを求める(ステップ1
07)。この後、先に求めた有効噴射時間TSTA
0 に、上記補正係数FVB,FTHAを乗算して、TS
TA’とする(ステップ108)。一方、冷却水温TH
WがTHW0 より高いときには、先に求めた有効噴射時
間TSTA0 を補正せずにそのまま使用し、TSTA0
をTSTA’とする(ステップ109)。この後、バッ
テリ電圧VB より無効噴射時間TVを演算し(ステップ
110)、有効噴射時間TSTA’に無効噴射時間TV
を加算して始動時の燃料噴射時間TSTAを算出する
(ステップ110)。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料ポンプにより供給
される燃料を内燃機関(以下「エンジン」という)に噴
射するインジェクタを制御する内燃機関の燃料噴射制御
装置に関するものである。
される燃料を内燃機関(以下「エンジン」という)に噴
射するインジェクタを制御する内燃機関の燃料噴射制御
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、エンジン始動時のインジェクタ
の燃料噴射時間は次式により算出される。始動時の燃料
噴射時間=有効噴射時間+無効噴射時間ここで、無効噴
射時間とは、インジェクタに供給される電気信号に対
し、実際の弁の開閉作動遅れにより燃料噴射量に寄与し
ない時間である。一方、有効噴射時間(基本噴射時間)
とは実際に燃料を噴射する時間であり、始動時の冷却水
温に基づいて決められる時間である。
の燃料噴射時間は次式により算出される。始動時の燃料
噴射時間=有効噴射時間+無効噴射時間ここで、無効噴
射時間とは、インジェクタに供給される電気信号に対
し、実際の弁の開閉作動遅れにより燃料噴射量に寄与し
ない時間である。一方、有効噴射時間(基本噴射時間)
とは実際に燃料を噴射する時間であり、始動時の冷却水
温に基づいて決められる時間である。
【0003】ところで、エンジン始動時は、スタータの
作動によりバッテリ電圧が一時的に低下し、インジェク
タの印加電圧も低下するため、インジェクタの作動遅れ
による無効噴射時間が増大する。また、冬期にエンジン
が冷えている状態で始動する場合、燃料(ガソリン)の
気化作用が低下する。このような気化作用の低下や無効
噴射時間が増大は、エンジンの始動性を悪くする原因と
なるので、特開昭58−28537号公報に示すよう
に、始動時有効噴射時間に、吸気温度に応じた補正係数
を乗算して、始動時有効噴射時間を補正すると共に、無
効噴射時間をバッテリ電圧に応じた時間に設定し、これ
らを合算して始動時燃料噴射時間を求めることで、始動
性を向上させるようにしたものがある。
作動によりバッテリ電圧が一時的に低下し、インジェク
タの印加電圧も低下するため、インジェクタの作動遅れ
による無効噴射時間が増大する。また、冬期にエンジン
が冷えている状態で始動する場合、燃料(ガソリン)の
気化作用が低下する。このような気化作用の低下や無効
噴射時間が増大は、エンジンの始動性を悪くする原因と
なるので、特開昭58−28537号公報に示すよう
に、始動時有効噴射時間に、吸気温度に応じた補正係数
を乗算して、始動時有効噴射時間を補正すると共に、無
効噴射時間をバッテリ電圧に応じた時間に設定し、これ
らを合算して始動時燃料噴射時間を求めることで、始動
性を向上させるようにしたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成では、エ
ンジン始動時のバッテリ電圧低下による始動性低下に対
して、インジェクタの作動遅れを補う無効噴射時間を増
加させることで対処するようにしている。しかし、バッ
テリ電圧が低下すると、インジェクタに燃料を供給する
燃料ポンプの印加電圧も低下して燃料ポンプの回転速度
が低下し、図3に示すように燃料ポンプの吐出圧力−吐
出流量特性が低下する。また、燃料ポンプの温度が極低
温の時には、燃料ポンプを駆動するポンプモータの磁石
の磁界が強くなって、同じ印加電圧でもポンプモータの
駆動力が低下するので、この場合も、燃料ポンプの回転
速度が低下して吐出圧力−吐出流量特性が低下する。従
って、冬期の極低温始動時にはバッテリ電圧低下により
低下したポンプ能力が、低温によるポンプモータの駆動
力低下により更に低下することになり、燃料配管内の燃
料圧力(以下「燃圧」という)が調圧弁の設定圧以下と
なることがある。この場合には、上記従来構成のように
無効噴射時間をバッテリ電圧に応じて補正しただけで
は、実際に燃料噴射に寄与する有効噴射時間は変わらな
いので、燃圧が低下する分だけ噴射燃料量が不足して、
エンジンが始動不能になることもある。
ンジン始動時のバッテリ電圧低下による始動性低下に対
して、インジェクタの作動遅れを補う無効噴射時間を増
加させることで対処するようにしている。しかし、バッ
テリ電圧が低下すると、インジェクタに燃料を供給する
燃料ポンプの印加電圧も低下して燃料ポンプの回転速度
が低下し、図3に示すように燃料ポンプの吐出圧力−吐
出流量特性が低下する。また、燃料ポンプの温度が極低
温の時には、燃料ポンプを駆動するポンプモータの磁石
の磁界が強くなって、同じ印加電圧でもポンプモータの
駆動力が低下するので、この場合も、燃料ポンプの回転
速度が低下して吐出圧力−吐出流量特性が低下する。従
って、冬期の極低温始動時にはバッテリ電圧低下により
低下したポンプ能力が、低温によるポンプモータの駆動
力低下により更に低下することになり、燃料配管内の燃
料圧力(以下「燃圧」という)が調圧弁の設定圧以下と
なることがある。この場合には、上記従来構成のように
無効噴射時間をバッテリ電圧に応じて補正しただけで
は、実際に燃料噴射に寄与する有効噴射時間は変わらな
いので、燃圧が低下する分だけ噴射燃料量が不足して、
エンジンが始動不能になることもある。
【0005】これを防ぐ方法として、燃料ポンプの流量
を増加させることが考えられるが、この場合には、燃料
ポンプ自体のコストアップを招くばかりか、通常の運転
状態においてはエンジンの消費燃料量より遥かに多い燃
料を燃料ポンプから吐出することになる。このため、調
圧弁側から燃料タンクへ戻される燃料量が増加して、燃
料タンク内の燃料温度が上昇し、それによってベーパ量
が増大して、ベーパを吸着するキャニスタの容量を増加
させる必要が生じたり、燃料臭が漏れ出す等の不具合が
発生する。
を増加させることが考えられるが、この場合には、燃料
ポンプ自体のコストアップを招くばかりか、通常の運転
状態においてはエンジンの消費燃料量より遥かに多い燃
料を燃料ポンプから吐出することになる。このため、調
圧弁側から燃料タンクへ戻される燃料量が増加して、燃
料タンク内の燃料温度が上昇し、それによってベーパ量
が増大して、ベーパを吸着するキャニスタの容量を増加
させる必要が生じたり、燃料臭が漏れ出す等の不具合が
発生する。
【0006】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、従ってその目的は、通常の運転状態で適
した容量の燃料ポンプを使用しながら、低バッテリ電圧
時又は低温時でも良好な始動性を確保することができる
内燃機関の燃料噴射制御装置を提供することにある。
たものであり、従ってその目的は、通常の運転状態で適
した容量の燃料ポンプを使用しながら、低バッテリ電圧
時又は低温時でも良好な始動性を確保することができる
内燃機関の燃料噴射制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の内燃機関の燃料噴射制御装置
は、燃料ポンプにより供給される燃料を内燃機関に噴射
するインジェクタを制御するものにおいて、前記燃料ポ
ンプの駆動電圧に関する情報を検出する電圧情報検出手
段と、前記内燃機関の始動時に前記燃料ポンプの駆動電
圧に応じて補正係数を求める補正係数決定手段と、前記
補正係数を始動時の有効噴射時間に乗算して始動時の有
効噴射時間を補正する有効噴射時間補正手段と、補正さ
れた始動時の有効噴射時間に無効噴射時間を加算して始
動時の燃料噴射時間を求める噴射時間算出手段とを備え
た構成としたものである。
に、本発明の請求項1の内燃機関の燃料噴射制御装置
は、燃料ポンプにより供給される燃料を内燃機関に噴射
するインジェクタを制御するものにおいて、前記燃料ポ
ンプの駆動電圧に関する情報を検出する電圧情報検出手
段と、前記内燃機関の始動時に前記燃料ポンプの駆動電
圧に応じて補正係数を求める補正係数決定手段と、前記
補正係数を始動時の有効噴射時間に乗算して始動時の有
効噴射時間を補正する有効噴射時間補正手段と、補正さ
れた始動時の有効噴射時間に無効噴射時間を加算して始
動時の燃料噴射時間を求める噴射時間算出手段とを備え
た構成としたものである。
【0008】この構成において、請求項2のように、前
記電圧情報検出手段は、前記燃料ポンプの駆動電圧に関
する情報としてバッテリ電圧を検出するようにしても良
い。更に、請求項3のように、前記燃料ポンプの温度に
関する情報を検出するポンプ温度情報検出手段を備え、
前記補正係数決定手段は、前記燃料ポンプの駆動電圧と
前記燃料ポンプの温度とによる個々の補正係数若しくは
両者を総合した補正係数を求めるようにしても良い。
記電圧情報検出手段は、前記燃料ポンプの駆動電圧に関
する情報としてバッテリ電圧を検出するようにしても良
い。更に、請求項3のように、前記燃料ポンプの温度に
関する情報を検出するポンプ温度情報検出手段を備え、
前記補正係数決定手段は、前記燃料ポンプの駆動電圧と
前記燃料ポンプの温度とによる個々の補正係数若しくは
両者を総合した補正係数を求めるようにしても良い。
【0009】この場合、請求項4のように、前記ポンプ
温度情報検出手段は、前記燃料ポンプの温度に関する情
報として、燃料温度、外気温度、吸気温度のうちの少な
くとも一つを検出するようにしても良い。
温度情報検出手段は、前記燃料ポンプの温度に関する情
報として、燃料温度、外気温度、吸気温度のうちの少な
くとも一つを検出するようにしても良い。
【0010】また、請求項5のように、前記内燃機関の
冷却水温に関する情報を検出する水温情報検出手段を備
え、前記有効噴射時間補正手段は、前記冷却水温が所定
温度以上のときには前記補正係数による前記有効噴射時
間の補正を行わないようにしても良い。
冷却水温に関する情報を検出する水温情報検出手段を備
え、前記有効噴射時間補正手段は、前記冷却水温が所定
温度以上のときには前記補正係数による前記有効噴射時
間の補正を行わないようにしても良い。
【0011】
【作用】請求項1によれば、内燃機関(エンジン)の始
動時に、燃料ポンプの駆動電圧に関する情報を電圧情報
検出手段により検出し、燃料ポンプの駆動電圧に応じて
補正係数決定手段により補正係数を求める。次いで、こ
の補正係数を始動時の有効噴射時間に乗算して始動時の
有効噴射時間を有効噴射時間補正手段により補正し、噴
射時間算出手段により補正後の始動時の有効噴射時間に
無効噴射時間を加算して始動時の燃料噴射時間を求め
る。この場合、燃料ポンプの駆動電圧に応じて始動時の
有効噴射時間が補正されるので、電圧低下によるポンプ
能力の低下を始動時の有効噴射時間の延長によって補う
ことができる。
動時に、燃料ポンプの駆動電圧に関する情報を電圧情報
検出手段により検出し、燃料ポンプの駆動電圧に応じて
補正係数決定手段により補正係数を求める。次いで、こ
の補正係数を始動時の有効噴射時間に乗算して始動時の
有効噴射時間を有効噴射時間補正手段により補正し、噴
射時間算出手段により補正後の始動時の有効噴射時間に
無効噴射時間を加算して始動時の燃料噴射時間を求め
る。この場合、燃料ポンプの駆動電圧に応じて始動時の
有効噴射時間が補正されるので、電圧低下によるポンプ
能力の低下を始動時の有効噴射時間の延長によって補う
ことができる。
【0012】ところで、燃料ポンプの駆動電圧は、バッ
テリ電圧からハーネス等による電圧降下分を差し引いた
ものであり、バッテリ電圧が低下すれば、それに応じて
燃料ポンプの駆動電圧が低下するという関係にある。そ
こで、請求項2では、電圧情報検出手段は、燃料ポンプ
の駆動電圧に関する情報としてバッテリ電圧を検出し、
換言すれば、燃料ポンプの駆動電圧をバッテリ電圧によ
り間接的に検出し、その検出電圧に応じた補正係数を求
める。バッテリ電圧は、燃料噴射制御装置に電源として
供給されるため、燃料ポンプの駆動電圧を直接検出する
よりも、バッテリ電圧を検出した方が部品点数の増加を
招かず、コスト的に有利である。
テリ電圧からハーネス等による電圧降下分を差し引いた
ものであり、バッテリ電圧が低下すれば、それに応じて
燃料ポンプの駆動電圧が低下するという関係にある。そ
こで、請求項2では、電圧情報検出手段は、燃料ポンプ
の駆動電圧に関する情報としてバッテリ電圧を検出し、
換言すれば、燃料ポンプの駆動電圧をバッテリ電圧によ
り間接的に検出し、その検出電圧に応じた補正係数を求
める。バッテリ電圧は、燃料噴射制御装置に電源として
供給されるため、燃料ポンプの駆動電圧を直接検出する
よりも、バッテリ電圧を検出した方が部品点数の増加を
招かず、コスト的に有利である。
【0013】更に、請求項3では、燃料ポンプの温度に
関する情報をポンプ温度情報検出手段により検出し、燃
料ポンプの駆動電圧と燃料ポンプの温度とによる個々の
補正係数を求めるか若しくは両者を総合した補正係数を
マップ等により求め、当該補正係数を始動時の有効噴射
時間に乗算して始動時の有効噴射時間を補正する。これ
により、冬期に低温によるポンプモータの駆動力低下に
よって引き起こされるポンプ能力低下も始動時の有効噴
射時間に反映させることができる。
関する情報をポンプ温度情報検出手段により検出し、燃
料ポンプの駆動電圧と燃料ポンプの温度とによる個々の
補正係数を求めるか若しくは両者を総合した補正係数を
マップ等により求め、当該補正係数を始動時の有効噴射
時間に乗算して始動時の有効噴射時間を補正する。これ
により、冬期に低温によるポンプモータの駆動力低下に
よって引き起こされるポンプ能力低下も始動時の有効噴
射時間に反映させることができる。
【0014】ところで、燃料ポンプの温度を変動させる
要因としては、燃料温度、外気温度、吸気温度があり、
これらは密接な関係がある。そこで、請求項4では、ポ
ンプ温度情報検出手段は、燃料ポンプの温度に関する情
報として、燃料温度、外気温度、吸気温度のうちの少な
くとも一つを検出し、換言すれば、燃料ポンプの温度を
燃料温度、外気温度、吸気温度のうちの少なくとも一つ
から間接的に検出する。これら燃料温度、外気温度、吸
気温度は、他のエンジン制御にも利用できるため、シス
テム構成上、燃料ポンプの温度を直接検出するよりも部
品点数の増加を招かずに済み、コスト的に有利である。
要因としては、燃料温度、外気温度、吸気温度があり、
これらは密接な関係がある。そこで、請求項4では、ポ
ンプ温度情報検出手段は、燃料ポンプの温度に関する情
報として、燃料温度、外気温度、吸気温度のうちの少な
くとも一つを検出し、換言すれば、燃料ポンプの温度を
燃料温度、外気温度、吸気温度のうちの少なくとも一つ
から間接的に検出する。これら燃料温度、外気温度、吸
気温度は、他のエンジン制御にも利用できるため、シス
テム構成上、燃料ポンプの温度を直接検出するよりも部
品点数の増加を招かずに済み、コスト的に有利である。
【0015】また、請求項5では、エンジンの冷却水温
に関する情報を水温情報検出手段により検出し、冷却水
温が所定温度以上のときには前記補正係数による始動時
の有効噴射時間の補正を行わないようにする。つまり、
エンジン暖機後のように、冷却水温が所定温度以上のと
きには、空燃比は、低温時よりもリーンとなるが、エン
ジンのフリクションが小さいため、上記補正を行わなく
ても、エンジンを始動可能である。
に関する情報を水温情報検出手段により検出し、冷却水
温が所定温度以上のときには前記補正係数による始動時
の有効噴射時間の補正を行わないようにする。つまり、
エンジン暖機後のように、冷却水温が所定温度以上のと
きには、空燃比は、低温時よりもリーンとなるが、エン
ジンのフリクションが小さいため、上記補正を行わなく
ても、エンジンを始動可能である。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図4に基
づいて説明する。まず、図2に基づいて燃料噴射システ
ム全体の概略構成を説明する。燃料タンク11内には、
燃料ポンプ12、フィルタ13及び調圧弁14が設けら
れ、燃料ポンプ12から吐出された燃料は、フィルタ1
3、調圧弁14及び燃料配管15を通してデリバリパイ
プ16に供給され、余分な燃料は、燃料タンク11内の
調圧弁14からリターン管17を通して燃料タンク11
内に戻される。上記デリバリパイプ16には、エンジン
の各気筒に対応してインジェクタ18が取り付けられて
いる。
づいて説明する。まず、図2に基づいて燃料噴射システ
ム全体の概略構成を説明する。燃料タンク11内には、
燃料ポンプ12、フィルタ13及び調圧弁14が設けら
れ、燃料ポンプ12から吐出された燃料は、フィルタ1
3、調圧弁14及び燃料配管15を通してデリバリパイ
プ16に供給され、余分な燃料は、燃料タンク11内の
調圧弁14からリターン管17を通して燃料タンク11
内に戻される。上記デリバリパイプ16には、エンジン
の各気筒に対応してインジェクタ18が取り付けられて
いる。
【0017】各インジェクタ18の噴射タイミングは、
燃料噴射制御装置19によって制御される。この燃料噴
射制御装置19は、イグニッションキー(図示せず)の
オン後の数秒間とエンジン運転中に、バッテリ20と燃
料ポンプ12との間に設けられたリレー21をオンさせ
て燃料ポンプ12を作動させる。また、燃料噴射制御装
置19は、エンジンの冷却水温THWを検出する水温セ
ンサ22(水温情報検出手段に相当)、吸気温度THA
を検出する吸気温度センサ23等、エンジン運転状態を
検出する各種センサから出力される信号を読み込んで、
図1に示す燃料噴射時間演算ルーチンに従って燃料噴射
時間TSTAを算出し、この燃料噴射時間TSTAに相
当するパルス幅の噴射パルス信号をインジェクタ18に
出力してエンジンに最適量の燃料を噴射する。本実施例
では、吸気温度センサ23は燃料ポンプ12の温度を間
接的に検出するポンプ温度情報検出手段として機能す
る。
燃料噴射制御装置19によって制御される。この燃料噴
射制御装置19は、イグニッションキー(図示せず)の
オン後の数秒間とエンジン運転中に、バッテリ20と燃
料ポンプ12との間に設けられたリレー21をオンさせ
て燃料ポンプ12を作動させる。また、燃料噴射制御装
置19は、エンジンの冷却水温THWを検出する水温セ
ンサ22(水温情報検出手段に相当)、吸気温度THA
を検出する吸気温度センサ23等、エンジン運転状態を
検出する各種センサから出力される信号を読み込んで、
図1に示す燃料噴射時間演算ルーチンに従って燃料噴射
時間TSTAを算出し、この燃料噴射時間TSTAに相
当するパルス幅の噴射パルス信号をインジェクタ18に
出力してエンジンに最適量の燃料を噴射する。本実施例
では、吸気温度センサ23は燃料ポンプ12の温度を間
接的に検出するポンプ温度情報検出手段として機能す
る。
【0018】ところで、燃料ポンプ12の吐出圧力−吐
出流量特性は、図3に示すように、駆動電圧により大き
く変化する。例えば、設定燃圧を300kPaとした場
合、駆動電圧が8V未満では、吐出圧力が設定燃圧より
低くなる。この場合には、調圧弁14は作動せず、吐出
圧力=燃圧となる。更に、燃料ポンプ12の温度が低温
の時には、燃料ポンプ12を駆動するポンプモータの磁
石の磁界が強くなって燃料ポンプの回転速度が低下し、
吐出圧力−吐出流量特性が一層低下し、燃圧が一層低下
する。
出流量特性は、図3に示すように、駆動電圧により大き
く変化する。例えば、設定燃圧を300kPaとした場
合、駆動電圧が8V未満では、吐出圧力が設定燃圧より
低くなる。この場合には、調圧弁14は作動せず、吐出
圧力=燃圧となる。更に、燃料ポンプ12の温度が低温
の時には、燃料ポンプ12を駆動するポンプモータの磁
石の磁界が強くなって燃料ポンプの回転速度が低下し、
吐出圧力−吐出流量特性が一層低下し、燃圧が一層低下
する。
【0019】このような条件下でも、エンジン始動性を
確保するために、エンジン始動時に図1に示す燃料噴射
時間演算ルーチンに従って始動時の燃料噴射時間TST
Aを算出する。このルーチンでは、まず、ステップ10
1で、水温センサ22にから出力される冷却水温THW
の信号を読み込み、ステップ102で、この冷却水温T
HWに基づいて始動時の有効噴射時間TSTA0 を演算
する。続くステップ103で、冷却水温THWをエンジ
ンのフリクション増大が顕著になる所定温度THW0 と
比較し、冷却水温THWが所定温度THW0 以下のとき
には、ステップ104に進み、燃料噴射制御装置19に
電源電圧として印加されるバッテリ電圧VB を判定し、
続くステップ105で、このバッテリ電圧VB を燃料ポ
ンプ12の駆動電圧に関する情報として代用して、バッ
テリ電圧低下による燃圧低下を補うための補正係数FV
Bをバッテリ電圧VB に基づいて求める。
確保するために、エンジン始動時に図1に示す燃料噴射
時間演算ルーチンに従って始動時の燃料噴射時間TST
Aを算出する。このルーチンでは、まず、ステップ10
1で、水温センサ22にから出力される冷却水温THW
の信号を読み込み、ステップ102で、この冷却水温T
HWに基づいて始動時の有効噴射時間TSTA0 を演算
する。続くステップ103で、冷却水温THWをエンジ
ンのフリクション増大が顕著になる所定温度THW0 と
比較し、冷却水温THWが所定温度THW0 以下のとき
には、ステップ104に進み、燃料噴射制御装置19に
電源電圧として印加されるバッテリ電圧VB を判定し、
続くステップ105で、このバッテリ電圧VB を燃料ポ
ンプ12の駆動電圧に関する情報として代用して、バッ
テリ電圧低下による燃圧低下を補うための補正係数FV
Bをバッテリ電圧VB に基づいて求める。
【0020】次いで、ステップ106で、吸気温度セン
サ23から出力される吸気温度THAの信号を読み込
み、続くステップ107で、この吸気温度THAを燃料
ポンプ12の温度に関する情報として代用して、低温に
よる燃圧低下を補うための補正係数FTHAを吸気温度
THAに基づいて求める。この後、ステップ108で、
前記ステップ102で求めた始動時の有効噴射時間TS
TA0 に、上述した2つの補正係数FVB,FTHAを
乗算して、始動時の有効噴射時間を補正し、TSTA’
とする。一方、前述したステップ103で、冷却水温T
HWが所定温度THW0 より高いと判定されたときに
は、ステップ109に進んで、前記ステップ102で求
めた始動時の有効噴射時間TSTA0 を補正せずにその
まま使用し、TSTA0 をTSTA’とする。この理由
は冷却水温THWが所定温度THW0 以上のときには、
空燃比は低温時や低燃圧時よりもリーンとなるが、エン
ジンのフリクションが小さいため、上記補正を行わなく
ても、エンジンを始動できるからである。
サ23から出力される吸気温度THAの信号を読み込
み、続くステップ107で、この吸気温度THAを燃料
ポンプ12の温度に関する情報として代用して、低温に
よる燃圧低下を補うための補正係数FTHAを吸気温度
THAに基づいて求める。この後、ステップ108で、
前記ステップ102で求めた始動時の有効噴射時間TS
TA0 に、上述した2つの補正係数FVB,FTHAを
乗算して、始動時の有効噴射時間を補正し、TSTA’
とする。一方、前述したステップ103で、冷却水温T
HWが所定温度THW0 より高いと判定されたときに
は、ステップ109に進んで、前記ステップ102で求
めた始動時の有効噴射時間TSTA0 を補正せずにその
まま使用し、TSTA0 をTSTA’とする。この理由
は冷却水温THWが所定温度THW0 以上のときには、
空燃比は低温時や低燃圧時よりもリーンとなるが、エン
ジンのフリクションが小さいため、上記補正を行わなく
ても、エンジンを始動できるからである。
【0021】以上のようにしてステップ108又は10
9で、最終的に始動時の有効噴射時間TSTA’を求め
た後、ステップ110に進んで、バッテリ電圧VB より
無効噴射時間TVを演算し、続くステップ111で始動
時の有効噴射時間TSTA’に無効噴射時間TVを加算
して始動時の燃料噴射時間TSTAを算出する。この
後、始動時の燃料噴射時間TSTAに相当するパルス幅
の噴射パルス信号をインジェクタ18に出力して、エン
ジンに燃料を噴射してエンジンを始動させる。
9で、最終的に始動時の有効噴射時間TSTA’を求め
た後、ステップ110に進んで、バッテリ電圧VB より
無効噴射時間TVを演算し、続くステップ111で始動
時の有効噴射時間TSTA’に無効噴射時間TVを加算
して始動時の燃料噴射時間TSTAを算出する。この
後、始動時の燃料噴射時間TSTAに相当するパルス幅
の噴射パルス信号をインジェクタ18に出力して、エン
ジンに燃料を噴射してエンジンを始動させる。
【0022】以上説明した本実施例では、ステップ10
4の処理が電圧情報検出手段として機能し、ステップ1
05,107の処理が補正係数決定手段として機能し、
ステップ108の処理が有効噴射時間補正手段として機
能し、ステップ110の処理が無効噴射時間設定手段と
して機能し、ステップ111の処理が噴射時間算出手段
として機能する。
4の処理が電圧情報検出手段として機能し、ステップ1
05,107の処理が補正係数決定手段として機能し、
ステップ108の処理が有効噴射時間補正手段として機
能し、ステップ110の処理が無効噴射時間設定手段と
して機能し、ステップ111の処理が噴射時間算出手段
として機能する。
【0023】この場合、ステップ102で、冷却水温T
HWより求めた始動時の有効噴射時間TSTA0 に、ス
テップ105,107でバッテリ電圧VB (燃料ポンプ
12の駆動電圧)と吸気温度THA(燃料ポンプ12の
温度)に応じて求めた補正係数FVB,FTHAを乗算
して、始動時の有効噴射時間をTSTA’に補正するよ
うにしたので、電圧低下や極低温によって引き起こされ
るポンプ能力低下を、始動時の有効噴射時間(実際に燃
料を噴射する時間)の延長によって補うことができ、電
圧低下時や極低温時でもエンジン始動に必要な燃料量を
噴射することができて、良好な始動性を確保することが
できる。しかも、ステップ110で、バッテリ電圧VB
より無効噴射時間TVを演算するようにしたので、バッ
テリ電圧VB の低下によるインジェクタ18の作動遅れ
時間の増大に対しても、無効噴射時間TVの増大によっ
て対処することができ、最終的にステップ111で求め
る始動時の燃料噴射時間TSTAを、電圧,温度,有効
噴射時間及び無効噴射時間を全て考慮したほぼ理想的な
ものとすることができる。
HWより求めた始動時の有効噴射時間TSTA0 に、ス
テップ105,107でバッテリ電圧VB (燃料ポンプ
12の駆動電圧)と吸気温度THA(燃料ポンプ12の
温度)に応じて求めた補正係数FVB,FTHAを乗算
して、始動時の有効噴射時間をTSTA’に補正するよ
うにしたので、電圧低下や極低温によって引き起こされ
るポンプ能力低下を、始動時の有効噴射時間(実際に燃
料を噴射する時間)の延長によって補うことができ、電
圧低下時や極低温時でもエンジン始動に必要な燃料量を
噴射することができて、良好な始動性を確保することが
できる。しかも、ステップ110で、バッテリ電圧VB
より無効噴射時間TVを演算するようにしたので、バッ
テリ電圧VB の低下によるインジェクタ18の作動遅れ
時間の増大に対しても、無効噴射時間TVの増大によっ
て対処することができ、最終的にステップ111で求め
る始動時の燃料噴射時間TSTAを、電圧,温度,有効
噴射時間及び無効噴射時間を全て考慮したほぼ理想的な
ものとすることができる。
【0024】以上説明した本実施例による燃料噴射時間
の補正を行った場合のエンジン始動時の挙動を図4
(a)に示し、電圧,温度による有効噴射時間の補正が
ない場合のエンジン始動時の挙動を図4(b)に示して
いる。この試験は、調圧弁14の設定燃圧が300kP
a、冷却水温が−20℃の条件下で行ったものである。
この試験結果からも明らかなように、エンジン始動直後
には、バッテリ電圧が12Vから7〜8Vに急低下し、
そのバッテリ電圧低下による燃料ポンプ12の吐出能力
低下によって燃圧も設定燃圧300kPaから220k
Pa前後に急低下してしまう。従来は、無効噴射時間を
バッテリ電圧に応じて補正するだけで実際に燃料噴射に
寄与する有効噴射時間は変わらないので、エンジン始動
時に燃圧が低下する分だけ噴射燃料量が不足して、図4
(b)に示すようにエンジンを始動させることができな
い。
の補正を行った場合のエンジン始動時の挙動を図4
(a)に示し、電圧,温度による有効噴射時間の補正が
ない場合のエンジン始動時の挙動を図4(b)に示して
いる。この試験は、調圧弁14の設定燃圧が300kP
a、冷却水温が−20℃の条件下で行ったものである。
この試験結果からも明らかなように、エンジン始動直後
には、バッテリ電圧が12Vから7〜8Vに急低下し、
そのバッテリ電圧低下による燃料ポンプ12の吐出能力
低下によって燃圧も設定燃圧300kPaから220k
Pa前後に急低下してしまう。従来は、無効噴射時間を
バッテリ電圧に応じて補正するだけで実際に燃料噴射に
寄与する有効噴射時間は変わらないので、エンジン始動
時に燃圧が低下する分だけ噴射燃料量が不足して、図4
(b)に示すようにエンジンを始動させることができな
い。
【0025】これに対し、本実施例では、バッテリ電圧
(燃料ポンプ12の駆動電圧)と吸気温度(燃料ポンプ
12の温度)に応じて始動時の有効噴射時間を補正する
ようにしたので、電圧低下時や極低温時でもエンジン始
動に必要な燃料量を噴射することができて、図4(a)
に示すようにエンジンを数秒で始動させることができ
て、良好な始動性を確保することができる。このため、
従来のように燃料ポンプ12の容量を増加させる必要が
無く、コストアップを招かずに済むと共に、燃料タンク
11内に戻される燃料量の増加による燃料温度上昇・ベ
ーパ量増大を招かずに済む。
(燃料ポンプ12の駆動電圧)と吸気温度(燃料ポンプ
12の温度)に応じて始動時の有効噴射時間を補正する
ようにしたので、電圧低下時や極低温時でもエンジン始
動に必要な燃料量を噴射することができて、図4(a)
に示すようにエンジンを数秒で始動させることができ
て、良好な始動性を確保することができる。このため、
従来のように燃料ポンプ12の容量を増加させる必要が
無く、コストアップを招かずに済むと共に、燃料タンク
11内に戻される燃料量の増加による燃料温度上昇・ベ
ーパ量増大を招かずに済む。
【0026】また、本実施例では、冷却水温が所定温度
以下のとき、つまり、エンジン始動に厳しい高フリクシ
ョン時のみ、電圧・温度に応じた始動時の有効噴射時間
の補正を行い、冷却水温が所定温度より高いとき、つま
りエンジン暖機後のように空燃比がリーン側であっても
始動性にほとんど影響がないときには、上述の補正を行
わずに、リーン設定を残すことで、燃料増量によるプラ
グかぶり等の不具合の発生を抑えることができる。
以下のとき、つまり、エンジン始動に厳しい高フリクシ
ョン時のみ、電圧・温度に応じた始動時の有効噴射時間
の補正を行い、冷却水温が所定温度より高いとき、つま
りエンジン暖機後のように空燃比がリーン側であっても
始動性にほとんど影響がないときには、上述の補正を行
わずに、リーン設定を残すことで、燃料増量によるプラ
グかぶり等の不具合の発生を抑えることができる。
【0027】尚、前記実施例では、燃料タンク11内に
調圧弁14を設けることで、デリバリパイプ16内の余
剰燃料を燃料タンク11内に戻すリターン配管を廃止し
た構成となっているが、図5に示す本発明の他の実施例
のように、デリバリパイプ16内の余剰燃料を、デリバ
リパイプ16の近傍に設置された調圧弁24とリターン
配管25を通して燃料タンク11内に戻す構成としても
良い。尚、図2のリターンレス配管構成と、図5のリタ
ーン配管25付きの構成とを比較した場合、エンジン始
動時の燃圧低下は図2のリターンレス配管構成の方が大
きく、本発明の補正による効果は大きい。
調圧弁14を設けることで、デリバリパイプ16内の余
剰燃料を燃料タンク11内に戻すリターン配管を廃止し
た構成となっているが、図5に示す本発明の他の実施例
のように、デリバリパイプ16内の余剰燃料を、デリバ
リパイプ16の近傍に設置された調圧弁24とリターン
配管25を通して燃料タンク11内に戻す構成としても
良い。尚、図2のリターンレス配管構成と、図5のリタ
ーン配管25付きの構成とを比較した場合、エンジン始
動時の燃圧低下は図2のリターンレス配管構成の方が大
きく、本発明の補正による効果は大きい。
【0028】また、前記実施例では、バッテリ電圧(燃
料ポンプ12の駆動電圧)と吸気温度(燃料ポンプ12
の温度)の双方を考慮して始動時の有効噴射時間を補正
するようにしたが、電圧と温度のいずれか一方のみによ
って始動時の有効噴射時間を補正するようにしても良
く、この場合でも、従来よりエンジン始動性を向上する
ことができる。
料ポンプ12の駆動電圧)と吸気温度(燃料ポンプ12
の温度)の双方を考慮して始動時の有効噴射時間を補正
するようにしたが、電圧と温度のいずれか一方のみによ
って始動時の有効噴射時間を補正するようにしても良
く、この場合でも、従来よりエンジン始動性を向上する
ことができる。
【0029】また、前記実施例では、燃料ポンプ12の
駆動電圧に関する情報としてバッテリ電圧を検出するよ
うにしたが、燃料ポンプ12の駆動電圧を直接検出する
ようにしても良い。また、前記実施例では、燃料ポンプ
12の温度に関する情報として吸気温度を検出するよう
にしたが、燃料タンク11内の燃料温度又は外気温度を
検出したり、或はこれらの検出値を組み合わせて燃料ポ
ンプ12の温度を総合的に判断するようにしても良く、
勿論、燃料ポンプ12の温度を温度センサにより直接検
出するようにしても良いことは言うまでもない。
駆動電圧に関する情報としてバッテリ電圧を検出するよ
うにしたが、燃料ポンプ12の駆動電圧を直接検出する
ようにしても良い。また、前記実施例では、燃料ポンプ
12の温度に関する情報として吸気温度を検出するよう
にしたが、燃料タンク11内の燃料温度又は外気温度を
検出したり、或はこれらの検出値を組み合わせて燃料ポ
ンプ12の温度を総合的に判断するようにしても良く、
勿論、燃料ポンプ12の温度を温度センサにより直接検
出するようにしても良いことは言うまでもない。
【0030】また、前記実施例では、バッテリ電圧VB
(燃料ポンプ12の駆動電圧)による補正係数FVB
と、吸気温度THA(燃料ポンプ12の温度)による補
正係数FTHAとを別々に算出したが、これら両者を総
合した補正係数をVB とTHAとの二次元マップ等によ
り求め、当該補正係数を始動時の有効噴射時間に乗算し
て始動時の有効噴射時間を補正するようにしても良い。
更には、図1のステップ103の処理を省略し、冷却水
温THW、バッテリ電圧VB (燃料ポンプ12の駆動電
圧)及び吸気温度THA(燃料ポンプ12の温度)によ
る三次元マップから補正係数を求めるようにしても良
く、この場合でも、本実施例と実質的に同じ補正を行う
ことができる。
(燃料ポンプ12の駆動電圧)による補正係数FVB
と、吸気温度THA(燃料ポンプ12の温度)による補
正係数FTHAとを別々に算出したが、これら両者を総
合した補正係数をVB とTHAとの二次元マップ等によ
り求め、当該補正係数を始動時の有効噴射時間に乗算し
て始動時の有効噴射時間を補正するようにしても良い。
更には、図1のステップ103の処理を省略し、冷却水
温THW、バッテリ電圧VB (燃料ポンプ12の駆動電
圧)及び吸気温度THA(燃料ポンプ12の温度)によ
る三次元マップから補正係数を求めるようにしても良
く、この場合でも、本実施例と実質的に同じ補正を行う
ことができる。
【0031】また、前記実施例では、エンジンのフリク
ションを代用する信号として冷却水温THWを用いた
が、これに代えて、油温又はクランキング回転速度を用
いるようにしても良い。
ションを代用する信号として冷却水温THWを用いた
が、これに代えて、油温又はクランキング回転速度を用
いるようにしても良い。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1の構成によれば、エンジン始動時に、燃料ポ
ンプの駆動電圧に応じて求めた補正係数を始動時の有効
噴射時間に乗算して始動時の有効噴射時間を補正するよ
うにしたので、電圧低下によるポンプ能力の低下を始動
時の有効噴射時間の延長によって補うことができ、通常
の運転状態で適した容量の燃料ポンプを使用しながら、
電圧低下時でもエンジン始動に必要な燃料量を噴射する
ことができて、良好な始動性を確保することができる。
の請求項1の構成によれば、エンジン始動時に、燃料ポ
ンプの駆動電圧に応じて求めた補正係数を始動時の有効
噴射時間に乗算して始動時の有効噴射時間を補正するよ
うにしたので、電圧低下によるポンプ能力の低下を始動
時の有効噴射時間の延長によって補うことができ、通常
の運転状態で適した容量の燃料ポンプを使用しながら、
電圧低下時でもエンジン始動に必要な燃料量を噴射する
ことができて、良好な始動性を確保することができる。
【0033】また、請求項2では、燃料ポンプの駆動電
圧をバッテリ電圧により間接的に検出するようにしたの
で、燃料ポンプの駆動電圧を直接検出するよりも、部品
点数の増加を招かずに済み、コストダウンを図ることが
できる。
圧をバッテリ電圧により間接的に検出するようにしたの
で、燃料ポンプの駆動電圧を直接検出するよりも、部品
点数の増加を招かずに済み、コストダウンを図ることが
できる。
【0034】更に、請求項3では、燃料ポンプの駆動電
圧と燃料ポンプの温度とによる個々の補正係数を求める
か若しくは両者を総合した補正係数をマップ等により求
め、当該補正係数を始動時の有効噴射時間に乗算して始
動時の有効噴射時間を補正するようにしたので、電圧低
下のみならず低温によるポンプ能力低下も、始動時の有
効噴射時間に反映させることができ、始動性を一層向上
させることができる。
圧と燃料ポンプの温度とによる個々の補正係数を求める
か若しくは両者を総合した補正係数をマップ等により求
め、当該補正係数を始動時の有効噴射時間に乗算して始
動時の有効噴射時間を補正するようにしたので、電圧低
下のみならず低温によるポンプ能力低下も、始動時の有
効噴射時間に反映させることができ、始動性を一層向上
させることができる。
【0035】また、請求項4では、燃料ポンプの温度
を、他のエンジン制御にも利用できる温度情報である燃
料温度、外気温度、吸気温度のうちの少なくとも一つで
代用するようにしたので、燃料ポンプの温度を直接検出
するよりも部品点数の増加を招かずに済み、コスト的に
有利である。
を、他のエンジン制御にも利用できる温度情報である燃
料温度、外気温度、吸気温度のうちの少なくとも一つで
代用するようにしたので、燃料ポンプの温度を直接検出
するよりも部品点数の増加を招かずに済み、コスト的に
有利である。
【0036】また、請求項5では、冷却水温が所定温度
以上のときには前記補正係数による始動時の有効噴射時
間の補正を行わないようにしたので、エンジン暖機後の
ように空燃比がリーン側であっても始動性にほとんど影
響がないときには、リーン設定を残すことができて、燃
料増量によるプラグかぶり等の不具合の発生を抑えるこ
とができる。
以上のときには前記補正係数による始動時の有効噴射時
間の補正を行わないようにしたので、エンジン暖機後の
ように空燃比がリーン側であっても始動性にほとんど影
響がないときには、リーン設定を残すことができて、燃
料増量によるプラグかぶり等の不具合の発生を抑えるこ
とができる。
【図1】本発明の一実施例における燃料噴射時間演算ル
ーチンの処理の流れを示すフローチャート
ーチンの処理の流れを示すフローチャート
【図2】燃料噴射システム全体の概略構成を示すブロッ
ク図
ク図
【図3】燃料ポンプの吐出圧力−吐出流量特性を示す図
【図4】(a)は本発明の一実施例における始動時のバ
ッテリ電圧、燃圧、エンジン回転数の経時的変化を示す
図、(b)は従来の始動時のバッテリ電圧、燃圧、エン
ジン回転数の経時的変化を示す図
ッテリ電圧、燃圧、エンジン回転数の経時的変化を示す
図、(b)は従来の始動時のバッテリ電圧、燃圧、エン
ジン回転数の経時的変化を示す図
【図5】本発明の他の実施例における燃料噴射システム
全体の概略構成を示すブロック図
全体の概略構成を示すブロック図
11…燃料タンク、12…燃料ポンプ、13…フィル
タ、14…調圧弁、16…デリバリパイプ、18…イン
ジェクタ、19…燃料噴射制御装置(電圧情報検出手
段,補正係数決定手段,有効噴射時間補正手段,無効噴
射時間設定手段,噴射時間算出手段)、20…バッテ
リ、22…水温センサ(水温情報検出手段)、23…吸
気温度センサ(ポンプ温度情報検出手段)、24…調圧
弁、25…リターン配管。
タ、14…調圧弁、16…デリバリパイプ、18…イン
ジェクタ、19…燃料噴射制御装置(電圧情報検出手
段,補正係数決定手段,有効噴射時間補正手段,無効噴
射時間設定手段,噴射時間算出手段)、20…バッテ
リ、22…水温センサ(水温情報検出手段)、23…吸
気温度センサ(ポンプ温度情報検出手段)、24…調圧
弁、25…リターン配管。
Claims (5)
- 【請求項1】 燃料ポンプにより供給される燃料を内燃
機関に噴射するインジェクタを制御する内燃機関の燃料
噴射制御装置において、 前記燃料ポンプの駆動電圧に関する情報を検出する電圧
情報検出手段と、 前記内燃機関の始動時に前記燃料ポンプの駆動電圧に応
じて補正係数を求める補正係数決定手段と、 前記補正係数を始動時の有効噴射時間に乗算して始動時
の有効噴射時間を補正する有効噴射時間補正手段と、 補正された始動時の有効噴射時間に無効噴射時間を加算
して始動時の燃料噴射時間を求める噴射時間算出手段と
を備えたことを特徴とする内燃機関の燃料噴射制御装
置。 - 【請求項2】 前記電圧情報検出手段は、前記燃料ポン
プの駆動電圧に関する情報としてバッテリ電圧を検出す
ることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の燃料噴
射制御装置。 - 【請求項3】 前記燃料ポンプの温度に関する情報を検
出するポンプ温度情報検出手段を備え、 前記補正係数決定手段は、前記燃料ポンプの駆動電圧と
前記燃料ポンプの温度とによる個々の補正係数若しくは
両者を総合した補正係数を求めることを特徴とする請求
項1又は2に記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。 - 【請求項4】 前記ポンプ温度情報検出手段は、前記燃
料ポンプの温度に関する情報として、燃料温度、外気温
度、吸気温度のうちの少なくとも一つを検出することを
特徴とする請求項3に記載の内燃機関の燃料噴射制御装
置。 - 【請求項5】 前記内燃機関の冷却水温に関する情報を
検出する水温情報検出手段を備え、 前記有効噴射時間補正手段は、前記冷却水温が所定温度
以上のときには前記補正係数による前記有効噴射時間の
補正を行わないようにしたことを特徴とする請求項1乃
至4のいずれかに記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6326508A JPH08177552A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 内燃機関の燃料噴射制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6326508A JPH08177552A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 内燃機関の燃料噴射制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08177552A true JPH08177552A (ja) | 1996-07-09 |
Family
ID=18188614
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6326508A Pending JPH08177552A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 内燃機関の燃料噴射制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08177552A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004268718A (ja) * | 2003-03-07 | 2004-09-30 | Sanwa Seiki Co Ltd | 油圧ポンプおよび荷受台昇降装置 |
| KR100591368B1 (ko) * | 2003-03-19 | 2006-06-19 | 혼다 기켄 고교 가부시키가이샤 | 공랭식 내연기관의 난기(暖機)시 연료 분사 보정 장치 및보정 방법 |
| KR100653520B1 (ko) * | 2004-10-21 | 2006-12-04 | 씨멘스 오토모티브 주식회사 | 엘피아이 차량의 연료압 제어 장치 및 방법 |
| JP2007040252A (ja) * | 2005-08-05 | 2007-02-15 | Keihin Corp | 電子燃料噴射制御装置 |
| JP2010216363A (ja) * | 2009-03-17 | 2010-09-30 | Mazda Motor Corp | 自動車のエンジン制御装置 |
-
1994
- 1994-12-28 JP JP6326508A patent/JPH08177552A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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