JPH0818099A - 半導体発光素子の製造方法 - Google Patents
半導体発光素子の製造方法Info
- Publication number
- JPH0818099A JPH0818099A JP17177294A JP17177294A JPH0818099A JP H0818099 A JPH0818099 A JP H0818099A JP 17177294 A JP17177294 A JP 17177294A JP 17177294 A JP17177294 A JP 17177294A JP H0818099 A JPH0818099 A JP H0818099A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substrate
- melt
- light emitting
- semiconductor light
- growth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Liquid Deposition Of Substances Of Which Semiconductor Devices Are Composed (AREA)
- Led Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 液相エピタキシャル徐冷法による基板除去型
GaAlAsダブルヘテロ構造半導体発光素子の製造方
法に関するものである。 【構成】 GaAs基板2上にGaAlAs第一クラッ
ド層3、活性層4、GaAlAs第二クラッド層5を順
次成長させ、クラッド層3,5のAl混晶比を0.75
〜0.85とすることにより、クラッド層3,5のAl
混晶比が成長方向に対して均一になるようにした。
GaAlAsダブルヘテロ構造半導体発光素子の製造方
法に関するものである。 【構成】 GaAs基板2上にGaAlAs第一クラッ
ド層3、活性層4、GaAlAs第二クラッド層5を順
次成長させ、クラッド層3,5のAl混晶比を0.75
〜0.85とすることにより、クラッド層3,5のAl
混晶比が成長方向に対して均一になるようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液相エピタキシャル徐
冷法による基板除去型GaAlAs系ダブルヘテロ構造
半導体発光素子の製造方法に関するものである。
冷法による基板除去型GaAlAs系ダブルヘテロ構造
半導体発光素子の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、液相エピタキシャル徐冷法による
基板除去型GaAlAs系ダブルヘテロ構造半導体発光
素子は、基板上に第一クラッド層、活性層、第二クラッ
ド層を順次液相エピタキシャル成長させ、活性層をクラ
ッド層で挟み込むダブルヘテロ構造を形成し、その後基
板を除去し、素子の裏面(即ち第一クラッド層の成長開
始面)からも光を取り出すことができるようにしてい
る。そのためその後の加工に耐え得るために、クラッド
層の厚さがある程度必要である。そこで、従来はクラッ
ド層のAl混晶比を厚膜の形成が容易な0.3程度の低
いものとしていた。
基板除去型GaAlAs系ダブルヘテロ構造半導体発光
素子は、基板上に第一クラッド層、活性層、第二クラッ
ド層を順次液相エピタキシャル成長させ、活性層をクラ
ッド層で挟み込むダブルヘテロ構造を形成し、その後基
板を除去し、素子の裏面(即ち第一クラッド層の成長開
始面)からも光を取り出すことができるようにしてい
る。そのためその後の加工に耐え得るために、クラッド
層の厚さがある程度必要である。そこで、従来はクラッ
ド層のAl混晶比を厚膜の形成が容易な0.3程度の低
いものとしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、Al混晶比
が低いものでは、液相エピタキシャルの徐冷法を用いる
と、成長時の偏析現象により成長方向に対してAl混晶
比が低下していく。図3は、従来の半導体発光素子の液
相エピタキシャル成長方向とAl混晶比との関係を示す
図である。同図において、半導体発光素子31は、Ga
As基板32上にGaAlAs第一クラッド層33、活
性層34、GaAlAs第二クラッド層35が順次成長
されている。なお、基板32は第一クラッド層33の成
長開始面からも光を取り出せるよう除去される。クラッ
ド層33,35のAl混晶比は上述のように0.3程度
としている。
が低いものでは、液相エピタキシャルの徐冷法を用いる
と、成長時の偏析現象により成長方向に対してAl混晶
比が低下していく。図3は、従来の半導体発光素子の液
相エピタキシャル成長方向とAl混晶比との関係を示す
図である。同図において、半導体発光素子31は、Ga
As基板32上にGaAlAs第一クラッド層33、活
性層34、GaAlAs第二クラッド層35が順次成長
されている。なお、基板32は第一クラッド層33の成
長開始面からも光を取り出せるよう除去される。クラッ
ド層33,35のAl混晶比は上述のように0.3程度
としている。
【0004】また、同図に示すように、第一クラッド層
33のAl混晶比が基板32との界面では高く、活性層
32との界面では低くなり、逆に第二クラッド層35の
Al混晶比は活性層32との界面で高く、成長方向に向
かって低くなっている。従って、活性層32との界面で
Al混晶比が非常に低くなり、十分なキャリア閉じ込め
効果が得られない場合があり、また、第二クラッド層3
5及び第一クラッド層33と活性層32との界面でのA
l混晶比の違いによる界面での応力の違いにより信頼性
の点でも問題があった。
33のAl混晶比が基板32との界面では高く、活性層
32との界面では低くなり、逆に第二クラッド層35の
Al混晶比は活性層32との界面で高く、成長方向に向
かって低くなっている。従って、活性層32との界面で
Al混晶比が非常に低くなり、十分なキャリア閉じ込め
効果が得られない場合があり、また、第二クラッド層3
5及び第一クラッド層33と活性層32との界面でのA
l混晶比の違いによる界面での応力の違いにより信頼性
の点でも問題があった。
【0005】また、基板上に第一クラッド層を成長させ
た後、基板を除去し、基板を除去した後の面上に、活性
層及び第二クラッド層を順次成長させて、活性層界面で
のAl混晶比をほぼ一致させるようにしたものでも、活
性層はAlの偏析カーブを描いたAl混晶比層で挟まれ
るので、応力を受け結晶欠陥を生じ、発光出力の信頼性
を低下させ、製造面でも工程が増えるという問題点があ
った。
た後、基板を除去し、基板を除去した後の面上に、活性
層及び第二クラッド層を順次成長させて、活性層界面で
のAl混晶比をほぼ一致させるようにしたものでも、活
性層はAlの偏析カーブを描いたAl混晶比層で挟まれ
るので、応力を受け結晶欠陥を生じ、発光出力の信頼性
を低下させ、製造面でも工程が増えるという問題点があ
った。
【0006】そこで、本発明は、このような問題点を解
決した半導体発光素子の製造方法を提供することにあ
る。
決した半導体発光素子の製造方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点に鑑
みてなされたものであり、液相エピタキシャル徐冷法に
より、基板が収容された基板収容部内に結晶成長用溶液
を装填して前記基板上に複数層の液相エピタキシャル成
長を行うGaAlAsダブルヘテロ構造半導体発光素子
の製造方法において、基板上に第一及び第二クラッド層
のAl混晶比を0.75〜0.85として第一クラッド
層、活性層、第二クラッド層を順次連続的に液相エピタ
キシャル成長させることを特徴とする半導体発光素子の
製造方法を提供しようとするものである。
みてなされたものであり、液相エピタキシャル徐冷法に
より、基板が収容された基板収容部内に結晶成長用溶液
を装填して前記基板上に複数層の液相エピタキシャル成
長を行うGaAlAsダブルヘテロ構造半導体発光素子
の製造方法において、基板上に第一及び第二クラッド層
のAl混晶比を0.75〜0.85として第一クラッド
層、活性層、第二クラッド層を順次連続的に液相エピタ
キシャル成長させることを特徴とする半導体発光素子の
製造方法を提供しようとするものである。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の一実施例に
つき説明する。図1は、本発明による半導体発光素子の
液相エピタキシャル成長方向とAl混晶比との関係を示
す図である。同図において、半導体発光素子1は、Ga
As基板2上にGaAlAs第一クラッド層3、活性層
4、GaAlAs第二クラッド層5が順次成長されてお
り、基板2は、第一クラッド層3の成長開始面からも光
を取り出せるよう除去される。基板2を除去した後の加
工に耐え得るように、例えば第一クラッド層3の層厚
を、約100μm〜200μmの厚膜としている。
つき説明する。図1は、本発明による半導体発光素子の
液相エピタキシャル成長方向とAl混晶比との関係を示
す図である。同図において、半導体発光素子1は、Ga
As基板2上にGaAlAs第一クラッド層3、活性層
4、GaAlAs第二クラッド層5が順次成長されてお
り、基板2は、第一クラッド層3の成長開始面からも光
を取り出せるよう除去される。基板2を除去した後の加
工に耐え得るように、例えば第一クラッド層3の層厚
を、約100μm〜200μmの厚膜としている。
【0009】また、クラッド層3,5のAl混晶比を
0.75〜0.85とすることにより、同図に示すよう
にAl混晶比が、成長方向に均一になっている。このよ
うな半導体発光素子1を製造する方法の一例を次に説明
する。
0.75〜0.85とすることにより、同図に示すよう
にAl混晶比が、成長方向に均一になっている。このよ
うな半導体発光素子1を製造する方法の一例を次に説明
する。
【0010】図2(A)〜(E)はスライデングボ−ト
によるダブルヘテロ構造GaAlAs半導体発光素子の
製造工程図である。スライデングボ−トは、グラファイ
ト製で、第1スライダ11、第2スライダ12及び固定
板13から成る3層構造である。
によるダブルヘテロ構造GaAlAs半導体発光素子の
製造工程図である。スライデングボ−トは、グラファイ
ト製で、第1スライダ11、第2スライダ12及び固定
板13から成る3層構造である。
【0011】固定板13には基板結晶を固定するための
凹部24が設けられており、その深さは0.8mmとさ
れており、その底部には基板2が収納されるようになっ
ている。固定板13上には摺動可能に前記第2スライダ
12が設けられ、メルト(溶液)落下用の細い垂直通路
20a,20b,20cと、これの直角方向に連通する
溜部21a,21b,21cとが、ちょうど断面L字形
状を呈するようにそれぞれ3箇所設けられている。これ
ら溜部21a,21b,21cの高さは、それぞれ3m
m、1mm及び3mmとされ、ここに溜められる成長メ
ルトを基板25上に80%以上の析出効率で成長を行わ
せるようにするための高さとしてある。
凹部24が設けられており、その深さは0.8mmとさ
れており、その底部には基板2が収納されるようになっ
ている。固定板13上には摺動可能に前記第2スライダ
12が設けられ、メルト(溶液)落下用の細い垂直通路
20a,20b,20cと、これの直角方向に連通する
溜部21a,21b,21cとが、ちょうど断面L字形
状を呈するようにそれぞれ3箇所設けられている。これ
ら溜部21a,21b,21cの高さは、それぞれ3m
m、1mm及び3mmとされ、ここに溜められる成長メ
ルトを基板25上に80%以上の析出効率で成長を行わ
せるようにするための高さとしてある。
【0012】そして、第2スライダ12の上面側には、
この第2スライダ12と摺動可能なように第1スライダ
11が設けられ、Ga,多結晶GaAs,Al及びド−
パントを収納するためのメルト溜14,15,16が夫
々設けられ、これらの形状は成長時に余剰な多結晶が各
溜部21a,21b,21c内の成長メルトに落下しな
いようにロ−ト状に絞り込まれた形状となっている。ま
た、揮発性不純物の飛散防止のために蓋30で各メルト
が密閉されており、高い温度まで昇温しても、揮発性不
純物が飛散することなく同じ濃度を保つことができる。
この第2スライダ12と摺動可能なように第1スライダ
11が設けられ、Ga,多結晶GaAs,Al及びド−
パントを収納するためのメルト溜14,15,16が夫
々設けられ、これらの形状は成長時に余剰な多結晶が各
溜部21a,21b,21c内の成長メルトに落下しな
いようにロ−ト状に絞り込まれた形状となっている。ま
た、揮発性不純物の飛散防止のために蓋30で各メルト
が密閉されており、高い温度まで昇温しても、揮発性不
純物が飛散することなく同じ濃度を保つことができる。
【0013】このような構成のスライデングボ−トによ
って、例えば、nクラッド層Ga0.25Al0.75As/P
活性層Ga0.97Al0.03As/Pクラッド層Ga0.25A
l0.75Asの成長を行なわせる工程につき、以下図面に
したがって説明する。成長厚は、発光効率を上げるため
に基板除去を行う必要があるので、厚く成長させること
が要求される。しかし、無限に成長厚を厚くできない。
成長層の厚さは、加工に耐える強度があればよく、その
全厚が120μm程度あれば耐えられることが経験的に
分かっているので、この厚さを得るように成長を行わせ
ればよいことになる。従って、このことを考慮して成長
を行わせる必要がある。
って、例えば、nクラッド層Ga0.25Al0.75As/P
活性層Ga0.97Al0.03As/Pクラッド層Ga0.25A
l0.75Asの成長を行なわせる工程につき、以下図面に
したがって説明する。成長厚は、発光効率を上げるため
に基板除去を行う必要があるので、厚く成長させること
が要求される。しかし、無限に成長厚を厚くできない。
成長層の厚さは、加工に耐える強度があればよく、その
全厚が120μm程度あれば耐えられることが経験的に
分かっているので、この厚さを得るように成長を行わせ
ればよいことになる。従って、このことを考慮して成長
を行わせる必要がある。
【0014】第1スライダ11のメルト溜14,15,
16には、Alの混晶比がそれぞれ0.75、0.03及び0.75
となるように入れ、メルト溜14,15には所定のP型
キャリア濃度が、メルト溜16には所定のN型キャリア
濃度が得られるように適当量のZn,Teを入れる。そ
して、凹部24に300μm厚のP型GaAs基板25
をセットする。このようにセットしたボ−トを図示しな
い反応管に導入する。真空引きしてからH2 還元雰囲気
ガスを3l/min流量で流す。次に980まで昇温
後、2時間均熱保持する(図1(A))。
16には、Alの混晶比がそれぞれ0.75、0.03及び0.75
となるように入れ、メルト溜14,15には所定のP型
キャリア濃度が、メルト溜16には所定のN型キャリア
濃度が得られるように適当量のZn,Teを入れる。そ
して、凹部24に300μm厚のP型GaAs基板25
をセットする。このようにセットしたボ−トを図示しな
い反応管に導入する。真空引きしてからH2 還元雰囲気
ガスを3l/min流量で流す。次に980まで昇温
後、2時間均熱保持する(図1(A))。
【0015】第2スライダ12の通路20aに第1スラ
イダ11のメルト溜14のメルト孔を重ね溜部21aに
メルト17を流し込む。更に第1スライダ11を図1
(A)上右方に引き、メルト溜14に入ったメルト17
と切り離す。この時、メルト溜15,16のメルト孔が
垂直通路20b,20cと対向しないようにする(図1
(B))。
イダ11のメルト溜14のメルト孔を重ね溜部21aに
メルト17を流し込む。更に第1スライダ11を図1
(A)上右方に引き、メルト溜14に入ったメルト17
と切り離す。この時、メルト溜15,16のメルト孔が
垂直通路20b,20cと対向しないようにする(図1
(B))。
【0016】3〜5℃降下させた後、第1,2スライダ
共もに図面上左方向に移動し、溜部21a内の成長メル
ト17を基板25上に乗せる(図1(C))。
共もに図面上左方向に移動し、溜部21a内の成長メル
ト17を基板25上に乗せる(図1(C))。
【0017】冷却速度0.1℃/minで850℃まで
冷却し、第1層目の成長を行なわせる。第1スライダ1
1を右方向に移動し、メルト溜15,16を第2スライ
ダ12の垂直通路20b,20c上に重ねメルト18,
19を溜部21b,21cに流す。そして、更に第1ス
ライダ11を右方向に移動して溜部21b,21cに入
ったメルト18,19とそれぞれ切り離す(図1
(D))。
冷却し、第1層目の成長を行なわせる。第1スライダ1
1を右方向に移動し、メルト溜15,16を第2スライ
ダ12の垂直通路20b,20c上に重ねメルト18,
19を溜部21b,21cに流す。そして、更に第1ス
ライダ11を右方向に移動して溜部21b,21cに入
ったメルト18,19とそれぞれ切り離す(図1
(D))。
【0018】この後、第1,2スライダとを一体的に左
方向に移動し、メルト18,19を順次基板25上に移
動させ、第2,3層の成長を行わせる。830℃になっ
たら、更に第1,2スライダとを左方向に移動し、基板
25上からメルトを除去し室温まで冷やす(図1
(E))。
方向に移動し、メルト18,19を順次基板25上に移
動させ、第2,3層の成長を行わせる。830℃になっ
たら、更に第1,2スライダとを左方向に移動し、基板
25上からメルトを除去し室温まで冷やす(図1
(E))。
【0019】このようにして、成長した表面層にはメル
ト残りは全くなく組成均一な良好な結晶層が得られた。
また、Pクラッド層、P活性層及びnクラッド層の厚さ
は、夫々125μm、0.2μm及び10μmであっ
た。また、基板凹部24が深くてメルトが成長面全体に
残ったりもしない。これは、前述したように溜部21
a,21b,21cの高さ(メルト厚)を、それぞれ3
mm、1mm及び3mmとし、成長メルトを基板25上
に80%以上の析出効率で成長するようにしたためであ
る。
ト残りは全くなく組成均一な良好な結晶層が得られた。
また、Pクラッド層、P活性層及びnクラッド層の厚さ
は、夫々125μm、0.2μm及び10μmであっ
た。また、基板凹部24が深くてメルトが成長面全体に
残ったりもしない。これは、前述したように溜部21
a,21b,21cの高さ(メルト厚)を、それぞれ3
mm、1mm及び3mmとし、成長メルトを基板25上
に80%以上の析出効率で成長するようにしたためであ
る。
【0020】このことにつき更に詳しく説明する。析出
効率は、成長メルトに溶けている溶質が結晶化に寄与し
た割合を示し、この関係は次式で示される。 成長厚さ=S・ρ0 ・d1 ・η/ρ1 このとき、η :析出効率 S :溶解度 ρ0 :溶媒の密度 ρ1 :結晶の密度 d1 :成長メルト厚
効率は、成長メルトに溶けている溶質が結晶化に寄与し
た割合を示し、この関係は次式で示される。 成長厚さ=S・ρ0 ・d1 ・η/ρ1 このとき、η :析出効率 S :溶解度 ρ0 :溶媒の密度 ρ1 :結晶の密度 d1 :成長メルト厚
【0021】上式より、成長厚さを厚くするためには、
成長メルト厚を厚くすればよい。しかし、成長メルト厚
が厚くするにしたがって析出効率は低くなっていく。こ
れは、グラファイト上では結晶核が無数に存在するので
成長メルト厚が厚くなると、同じだけ温度を冷却したと
きグラファイト上への過飽和度が大きくなり、グラファ
イト上での析出がしやすくなるためである。いったん成
長が始まると、最初に成長した微結晶が核となり、次々
と成長し大きくなっていく。基板上でのメルト残りは、
グラファイトとこの微結晶との結合が弱いので、スライ
ダを移動した時の振動やメルトの抵抗でその一部が成長
メルト中に落下して基板上に到着し、そのまま留まって
しまうために起こると考えられる。これを防止するため
には、グラファイト上に析出する微結晶の成長を抑える
こと、即ち、析出効率を向上させることが必要になる。
成長メルト厚を厚くすればよい。しかし、成長メルト厚
が厚くするにしたがって析出効率は低くなっていく。こ
れは、グラファイト上では結晶核が無数に存在するので
成長メルト厚が厚くなると、同じだけ温度を冷却したと
きグラファイト上への過飽和度が大きくなり、グラファ
イト上での析出がしやすくなるためである。いったん成
長が始まると、最初に成長した微結晶が核となり、次々
と成長し大きくなっていく。基板上でのメルト残りは、
グラファイトとこの微結晶との結合が弱いので、スライ
ダを移動した時の振動やメルトの抵抗でその一部が成長
メルト中に落下して基板上に到着し、そのまま留まって
しまうために起こると考えられる。これを防止するため
には、グラファイト上に析出する微結晶の成長を抑える
こと、即ち、析出効率を向上させることが必要になる。
【0022】過飽和から成長は行うのでメルトが基板上
に到達すると基板と対抗するグラファイトと基板との間
でそのグラファイト側から基板側に流れるようなAs濃
度の傾きができ成長が可能となる。Asの溶解度は温度
で決まるので薄いメルト厚でグラファイト側が飽和に達
したとするとメルト厚が厚くなってもAsの溶解度の傾
きは同じなので厚いメルト厚ではその温度ではすでにグ
ラファイト上への析出が発生していることになる。従っ
て析出効率を上げるためにはメルト厚は薄くしていくこ
とが必要といえる。
に到達すると基板と対抗するグラファイトと基板との間
でそのグラファイト側から基板側に流れるようなAs濃
度の傾きができ成長が可能となる。Asの溶解度は温度
で決まるので薄いメルト厚でグラファイト側が飽和に達
したとするとメルト厚が厚くなってもAsの溶解度の傾
きは同じなので厚いメルト厚ではその温度ではすでにグ
ラファイト上への析出が発生していることになる。従っ
て析出効率を上げるためにはメルト厚は薄くしていくこ
とが必要といえる。
【0023】このようなことから、メルト厚を薄くして
析出効率を80%以上に向上させると、基板上でのメル
ト残りは全くなく、また基板上の完全なメルト残り除去
のためには最低限80%の析出効率が必要であることが
確認されている。各組成成長メルトによりメルト厚を変
えるのは、各組成によってAsの溶解度が異なるので過
飽和度が異なるためである。即ち、活性層では組成がほ
とんどGaAsに近く過飽和度が大きいので、特にメル
ト厚を薄くする必要があるために薄くなっている。過飽
和度が大きいメルトからの成長では、メルト厚を薄くし
ていけば高い析出効率の成長が可能となり、メルト残り
の無い安定した組成の結晶層を得ることができる。
析出効率を80%以上に向上させると、基板上でのメル
ト残りは全くなく、また基板上の完全なメルト残り除去
のためには最低限80%の析出効率が必要であることが
確認されている。各組成成長メルトによりメルト厚を変
えるのは、各組成によってAsの溶解度が異なるので過
飽和度が異なるためである。即ち、活性層では組成がほ
とんどGaAsに近く過飽和度が大きいので、特にメル
ト厚を薄くする必要があるために薄くなっている。過飽
和度が大きいメルトからの成長では、メルト厚を薄くし
ていけば高い析出効率の成長が可能となり、メルト残り
の無い安定した組成の結晶層を得ることができる。
【0024】以上のようにして、必要な厚さのAl混晶
比を0.75〜0.85としたGaAlAs半導体層を
作製するために、ここでは、メルト厚を3mm程度とし
て、析出効率を80%以上と高めることで実現してい
る。
比を0.75〜0.85としたGaAlAs半導体層を
作製するために、ここでは、メルト厚を3mm程度とし
て、析出効率を80%以上と高めることで実現してい
る。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、活性層を挟み込むクラ
ッド層のAl混晶比が0.75〜0.85であるGaA
lAsダブルヘテロ構造半導体発光素子を形成したの
で、クラッド層の成長方向に対してAl混晶比が均一
で、活性層の両界面で第二クラッド層及び第一クラッド
層のAl混晶比が等しいので、活性層への応力を低減で
き、十分な信頼性を確保できる。また、Al混晶比が大
きいので十分なキャリア閉じ込め効果が得られる。
ッド層のAl混晶比が0.75〜0.85であるGaA
lAsダブルヘテロ構造半導体発光素子を形成したの
で、クラッド層の成長方向に対してAl混晶比が均一
で、活性層の両界面で第二クラッド層及び第一クラッド
層のAl混晶比が等しいので、活性層への応力を低減で
き、十分な信頼性を確保できる。また、Al混晶比が大
きいので十分なキャリア閉じ込め効果が得られる。
【図1】本発明による半導体発光素子の液相エピタキシ
ャル成長方向とAl混晶比との関係を示す図である。
ャル成長方向とAl混晶比との関係を示す図である。
【図2】スライデングボ−トによるダブルヘテロ構造G
aAlAs半導体発光素子を得るための工程図である。
aAlAs半導体発光素子を得るための工程図である。
【図3】従来の半導体発光素子の液相エピタキシャル成
長方向とAl混晶比との関係を示す図である。
長方向とAl混晶比との関係を示す図である。
1 半導体発光素子 2 基板 3 第一クラッド層 4 活性層 5 第二クラッド層 11 第1スライダ 12 第2スライダ 13 固定板 14,15,16 メルト溜 17,18,19 メルト(溶液) 20a,20b,20c 垂直通路 21a,21b,21c 溜部 24 凹部(基板収容部) 25 蓋
Claims (1)
- 【請求項1】液相エピタキシャル徐冷法により、基板が
収容された基板収容部内に結晶成長用溶液を装填して前
記基板上に複数層の液相エピタキシャル成長を行うGa
AlAs系ダブルヘテロ構造半導体発光素子の製造方法
において、 基板上に第一及び第二クラッド層のAl混晶比を0.7
5〜0.85として第一クラッド層、活性層、第二クラ
ッド層を順次連続的に液相エピタキシャル成長させるこ
とを特徴とする半導体発光素子の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17177294A JPH0818099A (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | 半導体発光素子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17177294A JPH0818099A (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | 半導体発光素子の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0818099A true JPH0818099A (ja) | 1996-01-19 |
Family
ID=15929399
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17177294A Pending JPH0818099A (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | 半導体発光素子の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0818099A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001308376A (ja) * | 2000-04-24 | 2001-11-02 | Showa Denko Kk | 半導体発光素子用エピタキシャルウェハ |
| KR100482174B1 (ko) * | 2001-08-08 | 2005-04-13 | 삼성전기주식회사 | 기판제거 기술을 이용한 GaN계 LED 제작 방법 |
-
1994
- 1994-06-30 JP JP17177294A patent/JPH0818099A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001308376A (ja) * | 2000-04-24 | 2001-11-02 | Showa Denko Kk | 半導体発光素子用エピタキシャルウェハ |
| KR100482174B1 (ko) * | 2001-08-08 | 2005-04-13 | 삼성전기주식회사 | 기판제거 기술을 이용한 GaN계 LED 제작 방법 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US3632431A (en) | Method of crystallizing a binary semiconductor compound | |
| US3759759A (en) | Push pull method for solution epitaxial growth of iii v compounds | |
| JPH0818099A (ja) | 半導体発光素子の製造方法 | |
| JP2008300603A (ja) | 半導体製造装置 | |
| US3981764A (en) | III-V Compound semi-conductor crystal growth from a liquid phase on a substract including filtering liquid phase | |
| JPH06291068A (ja) | 液相エピタキシャル成長方法 | |
| JP2841826B2 (ja) | 液相エピタキシヤル成長方法 | |
| JPS58120600A (ja) | 3―v族化合物半導体のエピタキシカル成長方法 | |
| JPS5853826A (ja) | 液相エピタキシヤル成長方法 | |
| JPH0682847U (ja) | 液相エピタキシャル成長装置 | |
| EP0344904A2 (en) | Growth of semi-insulating indium phosphide by liquid phase epitaxy | |
| JPS60236221A (ja) | 液相エピタキシヤル成長法 | |
| JP4010439B2 (ja) | 半導体混晶の成長方法 | |
| van Oirschot et al. | LPE growth of DH laser structures with the double source method | |
| JPH0712093B2 (ja) | 発光半導体素子基板及びその製造方法 | |
| JPH0563235A (ja) | 半導体素子の製造方法 | |
| JP2003267794A (ja) | 結晶成長方法及び結晶成長装置 | |
| JP3613319B2 (ja) | 液相エピタキシャル成長方法及びそれを実施する装置 | |
| JPH08301690A (ja) | 液相エピタキシャル成長方法 | |
| JPS6311597A (ja) | 液相エピタキシヤル成長方法及びその装置 | |
| JPH0510314B2 (ja) | ||
| JPH06295874A (ja) | 液相エピタキシャル成長方法およびその成長装置 | |
| JPH08288545A (ja) | 発光ダイオード及びその製造方法 | |
| JPS60137014A (ja) | 液相エピタキシヤル結晶成長用装置 | |
| JPH05206041A (ja) | 半導体材料の液相成長法 |