JPH08181991A - Atm回線信号生成方法およびこれを使用したatm回線信号処理装置 - Google Patents

Atm回線信号生成方法およびこれを使用したatm回線信号処理装置

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JPH08181991A
JPH08181991A JP32505694A JP32505694A JPH08181991A JP H08181991 A JPH08181991 A JP H08181991A JP 32505694 A JP32505694 A JP 32505694A JP 32505694 A JP32505694 A JP 32505694A JP H08181991 A JPH08181991 A JP H08181991A
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JP
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signal
video signal
atm
line
digital video
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JP32505694A
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Yotaro Shinkai
陽太郎 新海
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ディジタルビデオ信号を効率よくATM回線に
収容できるようにする。 【構成】525/60系、D1タイプのディジタルビデ
オ信号(270Mbps)を伝送する場合、ディジタル
ビデオ信号のうちそのアクティブ領域であるビデオ信号
成分のみ圧縮処理を施せば、これに各種のコントロール
信号を付加してもATM2回線で伝送できる。図1Aは
ATM1回線当たりのフレーム信号の構成であり、ビデ
オ信号成分に対して圧縮処理(10ビットデータを8ビ
ットデータに丸め処理)を施し、ビデオ信号以外の信号
成分についてはATMセルのバイト構成に合致させるた
め、(10−8)ビット変換し、これをセル化すると図
1Bとなる。そのトータルセル数をAAL5レイヤで再
構築すると、図1Cのような10段のCPCSサブレイ
ヤで1フレームの信号を送出できる。したがってATM
回線を2回線使用すれば、D1タイプのディジタルビデ
オ信号を伝送できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ディジタルビデオ信
号をATM回線を利用して伝送する場合などに適用して
好適なATM回線信号生成方法およびこれを使用したA
TM回線信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ATM(Asynchronous Transfer Mode;
非同期転送モード )の通信回線を使用したデータ伝送
システムでは、全ての情報がセル化されて伝送される
が、セルの伝送に係わる部分では要求されるサービス品
質(誤り率など)が異なり、セル化するに当たってはこ
のサービス品質の違いを吸収する目的のレイヤが存在す
る。このレイヤはATMアダプテイション・レイヤ(A
AL;ATM AdaptationLayer)と呼ばれる。
【0003】AALレイヤのプロトコル・タイプには5
つのタイプがあるが、そのうち最も簡易化されたタイプ
としてタイプ5が知られている。AALタイプ5(AA
L5レイヤ)はこのプロトコル・タイプのうちユーザ情
報に付加されるコントロール信号が最も少ないタイプで
あって、そのレイヤ構造を図8に示す。
【0004】図8のAAL5レイヤ構成においてCPC
Sサブレイヤとは、データ転送用のコンバージェンス・
サブレイヤCS(Convergence Sublayer)のうちサービ
スに依存しない共通の機能を果たすCS共通部(Common
Part CS)のことである。同図のようにCPCSサブレ
イヤのプロトコル・データ・ユニット(Protocol DataU
nit;PDU)に対し、8バイトのトレーラが、ユーザ情
報であるCPCSペイロードに付加された上でセルペイ
ロード化される。
【0005】ペイロード化するときの1セルは48バイ
ト構成であり、各セルペイロードには5バイトのATM
ヘッダが付いて1セル53バイト構成となされる。その
26ATMセルごとに1セルのヘッダが付いてデータ伝
送形式である物理層が構成される。この物理層1段(=
CPCSサブレイヤの1段分)当たりのビット・レート
が155.52Mbpsとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ATM回線を利用してディジタルビデオ信号例えば、い
わゆるコンポーネント信号で構成されたD1タイプのデ
ィジタルビデオ信号あるいはコンポジット信号で構成さ
れたD2タイプのディジタルビデオ信号などを伝送する
場合には解決すべき問題点がいくつか存在する。
【0007】ATM回線のビットレートは周知のように
155.52Mbpsであるが、各種のALLレイヤに
より異なった種々のヘッダやトレーラなどがATM回線
コントロール信号として付加されるので、実質的な伝送
容量は155.52Mbpsよりも少なくなってしま
う。
【0008】付加されるコントロール信号のデータ量が
最も少ない、上述したALL5レイヤでも実質的なビッ
トレートは次のような数値まで下がってしまう。
【0009】上述したように物理層では、26セルごと
に1セルの割合でヘッダが付加され、またCPCSレイ
ヤは、ペイロードの最大バイト数が2の16乗(=65
536)であり、これにトレーラとCPCS全体として
48倍数となるようにPAD信号が加わっている。この
ため1段のCPCSの最大バイト長は65568バイト
となる。一方、信号の伝送に使用できるペイロードでの
実質的なバイト数としては周知のように65520バイ
トであり、1つのATMセルは53バイト構成であるが
そのうち5バイトはATMヘッダであることを考慮する
と、CPCSサブレイヤ1段当たりの実質的なビット・
レートは、 155.52Mbps×(26/27)×(65520/65568)×(48/53) =135.53Mbps のようになり、伝送されるビデオ信号に対する各種のコ
ントロール信号を含まない場合でもセルペイロードの伝
送に関与する実質的なビット・レートは155.52M
bpsから135.53Mbpsに減少してしまう。
【0010】一方、ディジタルビデオ信号のうち例えば
D1タイプのディジタルビデオ信号はそのサンプリング
周波数が13.5MHzで、1画素は10ビット構成で
あり、輝度信号Yの他に色差信号C(Cr,Cb)があ
るため、1フレームあたりのビットレートは、 13.5Mbps×10ヒ゛ット×2倍=270ビット・レート となる。
【0011】このようなビット・レートのディジタルビ
デオ信号をATM回線を利用して伝送するには、このデ
ータに対してアドレスなどのデータを付加したり、2回
線に分離するときの識別データなどを付加して伝送しな
ければならないので、270Mbps以上のビット・レ
ートをもつATM回線が必要になる。そのため、ATM
回線を2回線使用したとしても上述したD1タイプのデ
ィジタルビデオ信号を伝送することができない。
【0012】ATM回線を3回線利用すればディジタル
ビデオ信号を伝送できるが、ATM回線を3回線使用し
た場合、ATM3回線にわたってビデオ信号が分配され
るため、輝度信号成分と色差信号成分とが各回線に混在
することになる。混在した信号を受信元で正しく復元す
るためには、ATM回線に送出するための新しい処理プ
ロセスが必要になる他、3回線のように使用回線が増え
ると、各回線を区別するための識別コードのビット数が
増えるなどの問題も包含する。
【0013】さらに伝送路のハイアラーキー上、より上
位の回線(例えば620Mbps、1.2Gbps)に
ビデオ信号を束ねるような場合には、不使用回線が生じ
て効率的な回線使用を図れない。
【0014】D2タイプのディジタルビデオ信号ではそ
のビット・レートはNTSC方式で143.2Mbp
s、PAL方式で177Mbpsであるので、上述した
のと同じ問題を包含する。これら以外のディジタルビデ
オ信号であってもビット・レートが135.53Mbp
sを越えるようであれば、問題となる点は上述と同じで
ある。
【0015】そこで、この発明はこのような従来の課題
を解決したものであって、使用回線を増やすことなくデ
ィジタルビデオ信号を伝送できるようにしたATM回線
信号生成方法およびこれを使用したATM回線信号処理
装置を提案するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、請求項1に記載したこの発明に係るATM回線信号
生成方法では、ディジタルビデオ信号をATM回線を利
用して伝送するに際し、上記ディジタルビデオ信号のう
ちビデオ信号成分を圧縮し、ビデオ信号成分以外の信号
成分はビデオ系の10ビットをATM系の8ビットへビ
ット変換を施した上でATM用アダプテイション・レイ
ヤのデータ形式に変換してATM回線信号とするように
したことを特徴とするものである。
【0017】請求項6に記載したこの発明に係るATM
回線信号処理装置では、ディジタルビデオ信号をATM
回線を利用して伝送するに際し、上記ディジタルビデオ
信号のうちビデオ信号成分を圧縮する圧縮手段と、ビデ
オ信号成分以外の信号成分を10ビット系から8ビット
系へのビット変換を施すビット変換手段と、これら信号
成分をATM用アダプテイション・レイヤのデータ形式
に変換してATM回線信号とするATM回線信号変換手
段とで構成されたことを特徴とするものである。
【0018】
【作用】例えば525/60系、D1タイプのディジタ
ルビデオ信号(270Mbps)を伝送する場合、ディ
ジタルビデオ信号のうちそのアクティブ領域であるビデ
オ信号成分のみに圧縮処理を施せば、これに各種のコン
トロール信号を付加してもATM2回線で伝送できる。
【0019】図1AにATM2回線使用時の1回線当た
りのフレーム信号の構成を示し、ビデオ信号成分に対し
て圧縮処理(10ビットデータを8ビットデータに丸め
処理)を施し、ビデオ信号以外の信号成分については1
0ビットのフルビット伝送であるが、ATMセルのバイ
ト構成に合致させるためそのビット長を10ビットから
8ビットに短くする(10−8)変換を行なう。(10
−8)変換してこれをセル化すると図1Bのようにな
る。
【0020】そのトータルセル数をCPCSサブレイヤ
を使用したAAL5レイヤで再構築すると、例えば図1
Cのような10段のCPCSサブレイヤで1フレームの
信号を送出できる。このようにしてATM回線を2回線
使用すれば、D1タイプのディジタルビデオ信号を効率
よく伝送できる。
【0021】
【実施例】続いて、この発明に係るATM回線信号生成
方法およびこれを使用したATM回線信号処理装置の一
例を図面を参照して詳細に説明する。適用するディジタ
ルビデオ信号としてはNTSC方式のディジタルビデオ
信号(525/60系でD1タイプ)を最初に説明す
る。
【0022】図2は525/60系でD1タイプのディ
ジタルビデオ信号(以下D1信号という)に関するフレ
ーム構成を示し、横方向が水平走査方向(画素数)であ
り、縦方向が垂直走査方向(ライン数)である。1フレ
ームはビデオ情報の部分であるアクティブエリアと、水
平ブランキングエリアH・BLKおよび垂直ブランキン
グエリアV・BLKとで構成される。前半は奇数フィー
ルドで、後半が偶数フィールドを示す。
【0023】この発明では基本的には1フレーム分のデ
ィジタルビデオ信号をATM2回線で伝送できるように
するため、1フレーム分のD1信号情報量(データ量)
を1/2に分けたあとのそれぞれのD1信号に対して、
それぞれがATM1回線で伝送できるように所定の手順
で圧縮される。
【0024】1/2にD1信号のデータ量を分離する手
法としては輝度信号成分Yと色差信号成分C(CrとC
b)とに分離することもできる。
【0025】この分離処理によってATM1回線当たり
の画素数は1/2になるので、ATM1回線当たりのフ
レーム信号は図1Aのようなフレーム構成となり、圧縮
すべき信号はビデオ信号成分(輝度信号成分Y又は色差
信号成分C)そのものである。ビデオ信号は相関性が強
いのでそれを利用してビット数の低減ができる。
【0026】ビデオ信号は1画素が10ビット構成であ
るので、これがセルの単位であるバイト(8ビット)構
成に圧縮される。本例ではこの圧縮処理として10ビッ
トから8ビットへの丸め処理が利用される。
【0027】水平ブランキングエリアHBLKと垂直ブ
ランキングエリア(19×2ライン)VBLKのデータ
は10ビット構成そのままでフルビット伝送されるが、
ATM回線では全ての信号がセル化されて伝送され、各
セルはバイト(8ビット)構成であるため、ビデオ信号
以外の信号については10ビットから8ビットへの変換
処理が行なわれる。
【0028】この変換処理はメモリを使用して行なわれ
る。例えば図3のように横が10ビットで、縦が8ビッ
ト構成のメモリを用意し、10ビット入力は横方向に順
次ビット単位でメモリし、全てのエリアに入力データが
メモリされた後で、今度は縦方向からデータを読み出
す。そうすると出力データは8ビット構成となる。この
ような簡単な処理で、(10−8)変換を行なうことが
できる。
【0029】丸め処理による圧縮処理と10ビット系か
ら8ビット系へのビット変換処理を行い、さらにこれら
を48バイト単位でセル化する。ユーザ情報として48
バイトの容量があるが、実際にはこの中にはビデオ信号
をATM回線信号に変換したりフレームに再構築すると
きに使用する各種のコントロール信号を付加しなければ
ならないので、実際に使用できるバイト数としては45
バイト程度になる。したがってこの45バイトでセル化
したとすれば、図1Aのフレーム信号は同図Bに示すよ
うなフレーム構成(セル構成)となる。
【0030】垂直ブランキング期間の1ライン当たりの
セル数は、 {(138+720)ハ゛イト×10ヒ゛ット}/(8ヒ゛ット×45ハ゛イト)=23.83=2
4セル となり、水平ブランキング期間の1ライン当たりのセル
数は、 {138ハ゛イト×10ヒ゛ット}/(8ヒ゛ット×45ハ゛イト)=3.8=4セル 丸め処理後のビデオ信号(1画素当たり8ビット)の期
間のセル数は、 720ハ゛イト/45ハ゛イト=16セル となるから、1フレーム当たりでは、 (24セル×19ライン×2)+{(4セル+16セル)×(244+243)ライン}=10,652
セル となる。
【0031】一方、トレーラを含めたユーザ情報である
CPCSサブレイヤ1段当たりの伝送に使える最大セル
数は図8で示し、上述したように実質的最大伝送容量6
5520バイトより1365セルとなるので、CPCS
サブレイヤを8段使用することによってATM1回線で
分担している1フレーム分のD1信号を伝送できる。
【0032】この例では、625/50系のD2タイプ
のディジタルビデオ信号(PAL方式のビデオ信号であ
って以後D2信号という)をATM回線信号に変換した
ときのCPCSサブレイヤ段数(後述するように10段
で構成される)との整合性などを考慮すると、D1信号
であっても10段のCPCSサブレイヤを使用して1フ
レーム信号を伝送できるようにATM回線信号を構築し
た方が好ましい。
【0033】これらを考慮すると、CPCSサブレイヤ
1段当たりのセル数としては図1Cのように1092セ
ルが考えられる。各段ごとにトレーラ(1セル)やダミ
ーセル(ここでは2セル)が付加されているのでユーザ
情報とし伝送に使用できるCPCSペイロード分は10
89セルとなる。
【0034】1089セル構成のCPCSサブレイヤを
9段使用すると、残りのCPCSペイロードは851セ
ルとなる(図1C)。10段目のCPCSサブレイヤで
はダミーセルとして6セル使用されているが、これはこ
の場合の物理層26セルごとにヘッドを加えられること
を考慮してトレーラとダミーを加わせて各CPCS段が
26で割り切れるようにしてある。
【0035】伝送時はCPCSサブレイヤ1段に対して
は26セルごとに1セル分のヘッダが付くので、これを
考慮してATM1回線当たりのビット・レートを計算す
ると、1秒はフレーム周波数(59.94/2)倍であるた
め、ビット単位に換算し直した場合には、 {(1092+1092/26)×9+(858+858/26)}×53×8×59.94/2=1
41.01Mbps この値はATM1回線当たりのビット・レート155.
52Mbpsよりも小さく、上述したようなデータ圧縮
およびビット変換処理を施せば、1/2のデータ量に削
減された1フレーム信号をATM1回線に収容できるこ
とが判る。
【0036】このように1092セル構成と858セル
構成とした10段構成のCPCSサブレイヤを使用すれ
ばD1信号の1/2フレーム分をATM1回線を利用し
て伝送できることから、ATM2回線によってD1信号
の全データを伝送できる。
【0037】図4は同じD1信号であっても625ライ
ン/50Hz系のディジタルビデオ信号にこの発明を適
用したときの図1と同様な構成図を示す。
【0038】図4AはD1信号のうちビデオ信号成分に
対して使用されるATM1回線当たりのフレーム信号を
バイト単位で示したもので、これを図1Bと同じ処理を
施してビット変換後にセル化したATM1回線当たりの
フレーム構成は図4Bとなる。垂直ブランキング期間の
セル数は24セルとなるから、1フレームは、 {24セル×(24+25)ライン+20セル}×(288ライン×2)=12,696セル となる。
【0039】この1フレーム当たり12696セルをC
PCSサブレイヤ10段で構成したとすると、例えば1
段のCPCSサブレイヤのうちCPCSペイロードを1
299セルとし、最後の10段目のCPCSペイロード
を1005セルとすることによって、図4CのようなA
LL5レイヤ構成のATM回線信号を構築できる。図4
Cでは、トレーラを追加した分で1〜9段のCPCSは
26で割り切れるのでダミーを必要としないが、10段
目は26で割り切れるよう8バイトのダミーを追加して
ある。
【0040】図4CからATM1回線当たりのビット・
レートを算出すると、1秒は25フレームであることか
ら、 {(1300+1300/26)×9+(1014+1014/26)}×53×8×25=139.
95Mbps この値はATM1回線当たりのビット・レート155.
52Mbpsよりも小さいので、上述したようなデータ
圧縮およびビット変換処理によってATM1回線に収容
できることが判る。このD1信号の1/2フレーム分の
回線信号がATM1回線で伝送されることから、トータ
ルATM2回線で625/50系のD1信号を全て伝送
できる。
【0041】D2信号を伝送する場合について次に考慮
すると、625/50系のD2信号のビット・レートが
177Mbpsであるため圧縮処理を施さないでもAT
M2回線を使用すれば伝送できる。
【0042】一方、525/60系のD2信号のビット
・レートは143.2Mbpsであり、同じくATM2
回線を使用すれば充分に伝送ができる。しかし、ATM
回線の効率的な使用を考えると、上述したのと同じよう
な圧縮処理を施すことによってATM1回線だけを使用
して伝送できるようになる。
【0043】図5はその一例を示すフレーム構成で、同
図Aは525/60系D2信号におけるATM1回線当
たりのフレーム信号の構成を示す。このフレーム信号の
うちビデオ信号成分に対しては圧縮処理を行い、その他
の信号成分に対して10ビット系から8ビット系へのビ
ット変換処理を行なったのちそれぞれをセル化すれば、
同図Bのようなフレーム構成となる。そしてこれを例え
ば10段のCPCSサブレイヤに振り分けると同図Cの
ようになる。
【0044】ここで、図5Bのセル数は11702セル
となっており、これを図5Cのように振り分けたときの
ATM1回線当たりのビット・レートは、ATMの各種
コントロール信号が挿入されたとしても、 {(1196+1196/26)×9+(962+962/26)}×53×8×59.94/2=1
54.741Mbps となるから、このようなデータ圧縮処理とビット変換処
理を行なえば、ATM1回線で525/60系のD2信
号を伝送できる。
【0045】続いて、上述した信号処理を実現するAT
M回線信号処理装置の一例を図6に示す。同図は図1に
示す525/60系のD1信号に適用した場合である。
【0046】端子12にはディジタル化された10ビッ
ト構成のD1信号(4:2:2信号)が供給され、これ
が2分の1の分離回路14において、1フレームのD1
信号のデータ量が1/2となるように分離される。分離
されたそれぞれのD1信号D1a,D1bは一対のAT
M回線信号生成手段20,40に供給される。これら生
成手段20,40は同一構成であるので一方のみを説明
する。
【0047】D1信号D1aの処理系について説明する
と、最初に信号分離手段22に供給されてビデオ信号成
分(輝度信号成分Y又は色差信号成分C)とブランキン
グ信号とに分離される。D1信号中には周知のように同
期をとるために4バイト構成のTRS信号(Timing Ref
erence Signal)が挿入され、その最後のバイトにxy
zという信号が挿入されている。
【0048】実施例ではこのxyz信号を判定すること
でアクティブエリア(YおよびC)と、その他のエリア
(水平ブランキングと垂直ブランキングの各エリア)と
に分離している。
【0049】分離されたビデオ信号はデータ圧縮手段2
4に供給されて10ビットデータがATMセルの単位で
あるバイト(8ビット)単位に圧縮される。この例では
丸め処理によって10ビッデータトを8ビットデータに
圧縮している。
【0050】丸め処理としてはM系列を用いて発生させ
た乱数を使用することができる。例えば10ビットデー
タの各下位2ビットをこのM系列符号と大きさを比較し
てその結果により10ビットの上位8ビットに「1」や
「0」を加えて8ビットに変換(丸め込み処理)してい
る。
【0051】ビデオ信号以外の信号成分である水平およ
び垂直ブランキング信号はビット変換手段26におい
て、10ビットから8ビットに変換される。このビット
変換処理の具体例については図3を用いて既に説明し
た。
【0052】それぞれ8ビット化されたビデオ信号とブ
ランキング信号はバッファメモリ28に供給され、これ
に所定のビデオ信号用コントロール信号を付加して48
バイト単位で読み出すことによってセル化されて出力さ
れる。48バイト化するときのデータ不足分は、対応す
るコントロール信号を付加して「0」データが挿入され
る。
【0053】48バイト単位で読み出された複数のセル
信号はATMレイヤ部として構成されたCPCS変換手
段30に供給され、ここでAAL5レイヤとなるよう
に、トレーラの付加や、ATMセル化処理(53バイト
化)、26ATMセルごとの伝送用ヘッダの付加などの
処理が行なわれる。その出力がATM回線信号ATMa
である。
【0054】他方のATM回線信号生成手段40におい
ては2分の1に分離された残りのD1信号D1bについ
て上述したと同様な変換処理が施されてATM回線信号
ATMbが形成され、これら一対のATM回線信号AT
Ma,ATMbがATM回線50に供給される。これら
の一連の処理は何れもシステムコントローラ(図示はし
ない)の介在の下に実行される。
【0055】図7はATM回線50より入力したATM
回線信号ATMa,ATMbをD1信号に逆変換するた
めのビデオ信号変換装置55の具体例を示す。
【0056】ATM回線信号ATMaは第1のビデオ信
号変換手段60を構成するCPCS逆変換手段62に供
給されてCPCSペイロード単位に分離され、その後セ
ル分離手段64でセル信号中に含まれるコントロール信
号に基づいて48バイト単位のセル信号が、ビデオ信号
成分とそれ以外の信号成分(BLK)に分離される。こ
のときセルの順番が入れ違っていることもあるので、内
部に設けられたメモリを使用して正規の順番通りに並べ
替えられて出力される。
【0057】そのうちビデオ信号に関するセル信号はデ
ータ変換手段66においてバイト単位のデータ信号に変
換され、その後(8−10)変換手段68において(8
−10)変換処理が行なわれる。ここでは下位2ビット
に「00」の2ビットを付加して10ビットデータとな
される。
【0058】ブランキング信号に関するセル信号もセル
データ変換手段70でセルデータに変換後、同じように
ビット変換手段72で10ビットデータに逆変換され
る。この変換処理は図3とは逆の処理であって、縦方向
から入力した8ビットデータを横方向から読み出して1
0ビットデータ(フルビットデータ)に変換するもので
ある。
【0059】何れも10ビットに戻されたビデオ信号と
ブランキング信号がさらにバッファメモリ74に供給さ
れて、フレーム構成が可能なように元のフレーム信号に
並べ替えた状態で出力される。この出力されたフレーム
信号がD1信号D1aである。
【0060】第2のビデオ信号変換手段80でも同様な
処理が施されて残りのD1信号D1bが復元され、これ
らD1信号D1a,D1bが多重化回路76で多重され
て元のD1信号が復元される。これらの一連の処理は何
れもシステムコントローラ(図示はしない)の介在の下
に実行される。
【0061】625/50系のD1信号さらにはD2信
号に関しても図6あるいは図7のような信号処理系によ
ってATM回線信号を生成したり、ATM回線信号から
元のディジタルビデオ信号を再現できることは容易に理
解できる。
【0062】
【発明の効果】以上のように、この発明によるATM回
線信号生成方法によれば、ビデオ信号を丸め込み圧縮し
てATM2回線若しくはATM1回線の中に収容できる
ようにしたものである。
【0063】これによれば、丸め込み圧縮処理するのは
ビデオ信号のみであり、その他の信号(水平、垂直ブラ
ンキング信号)区間はそのままで、単にビット変換処理
をするだけでATM2回線若しくはATM1回線にフレ
ーム信号を収容できる。ビデオ信号は相関性が強く、圧
縮処理を施しても視覚的に目立つような画質の劣化は発
生しないので、ディジタルビデオ信号の品質を実質的に
損ねることなくディジタル伝送できる特徴を有する。
【0064】また、ディジタルビデオ信号をATM2回
線に収容できるため、ATM回線を効率よく使用できる
他、伝送系のハイアラーキーの上位の回線にビデオ信号
を束ねて行くようなときでも、ビデオ信号を伝送するた
めのATM回線を無駄なく多重化できる特徴を有する。
【0065】したがってこの発明はいわゆるD1タイプ
やD2タイプのディジタルビデオ信号をATM回線を使
用して伝送するような伝送システムなどに適用して極め
て好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る525/60系D1信号のAT
M1回線当たりのフレーム構成例を示す図である。
【図2】525/60系D1信号のフレーム構成例を示
す図である。
【図3】ビット変換処理例を示す図である。
【図4】この発明に係る625/50系D1信号のAT
M1回線当たりのフレーム構成例を示す図である。
【図5】この発明に係る525/60系D2信号のAT
M1回線当たりのフレーム構成例を示す図である。
【図6】ATM回線信号処理装置の一例を示す系統図で
ある。
【図7】ATM回線信号逆処理装置の一例を示す系統図
である。
【図8】ATMアダプテイション・レイヤタイプ5の構
成例を示す図である。
【符号の説明】
20,40 ATM回線信号生成手段 24 ビデオ信号圧縮手段 26 ビット変換手段 30 CPCS変換処理手段 60,80 ビデオ信号変換手段 62 CPCS逆変換手段 64 セル分離手段 68 (8−10)変換手段 72 ビット変換手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタルビデオ信号をATM回線を利
    用して伝送するに際し、 上記ディジタルビデオ信号のうちビデオ信号成分を圧縮
    し、ビデオ信号成分以外の信号成分はビデオ系の10ビ
    ットをATM系の8ビットへビット変換を施した上でA
    TM用アダプテイション・レイヤのデータ形式に変換し
    てATM回線信号とするようにしたことを特徴とするA
    TM回線信号生成方法。
  2. 【請求項2】 上記ディジタルビデオ信号はコンポーネ
    ント信号若しくはコンポジット信号であることを特徴と
    する請求項1記載のATM回線信号生成方法。
  3. 【請求項3】 上記ディジタルビデオ信号としてコンポ
    ーネント信号を使用するときは輝度信号成分と色差信号
    成分とを分離してからそれぞれに対して圧縮処理が行な
    われるようになされたことを特徴とする請求項1記載の
    ATM回線信号生成方法。
  4. 【請求項4】 上記ビデオ信号の圧縮は丸め処理による
    圧縮であることを特徴とする請求項1記載のATM回線
    信号生成方法。
  5. 【請求項5】 上記ATM用アダプテイション・レイヤ
    としては付加されるコントロール信号が最も少ないタイ
    プ5のアダプテイション・レイヤが使用されたことを特
    徴とする請求項1記載のATM回線信号生成方法。
  6. 【請求項6】 ディジタルビデオ信号をATM回線を利
    用して伝送するに際し、 上記ディジタルビデオ信号のうちビデオ信号成分を圧縮
    する圧縮手段と、 ビデオ信号成分以外の信号成分を10ビット系から8ビ
    ット系へのビット変換を施すビット変換手段と、 これら信号成分をATM用アダプテイション・レイヤの
    データ形式に変換してATM回線信号とするATM回線
    信号変換手段とで構成されたことを特徴とするATM回
    線信号処理装置。
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