JPH0818310B2 - セラミック生シートの製造方法 - Google Patents

セラミック生シートの製造方法

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JPH0818310B2
JPH0818310B2 JP13504189A JP13504189A JPH0818310B2 JP H0818310 B2 JPH0818310 B2 JP H0818310B2 JP 13504189 A JP13504189 A JP 13504189A JP 13504189 A JP13504189 A JP 13504189A JP H0818310 B2 JPH0818310 B2 JP H0818310B2
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ceramic
ceramic green
green sheet
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範夫 酒井
雪夫 田中
章一 川端
和浩 飯田
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はセラミック生シートの製造方法に関し、特
にたとえば積層セラミックコンデンサや積層セラミック
基板などのような積層セラミック電子部品に用いられ
る、セラミック生シートの製造方法に関する。
〔従来技術〕 従来の積層セラミック電子部品の製造方法としては、
セラミック生シート上に内部電極ペーストを印刷して乾
燥し、このように形成したセラミック生シートを所定の
枚数積層した後プレス圧着する方法がある。
また、他の方法として、キャリアフィルムが付着した
状態のセラミック生シート上に内部電極ペーストを印刷
して乾燥し、それを熱圧着で積層してキャリアフィルム
を剥がすという工程を繰り返す方法も案出されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
いずれの方法においても、セラミック生シートはドク
タブレード法等による1層ないし単層のものである。し
たがって、高容量化のためにセラミック生シートを薄く
すれば、セラミック生シート中にポアやピンホールなど
の欠陥が顕在化し、内部電極材料としての導電ペースト
がその欠陥部分を貫通して下層のものと導通し、耐圧が
低下したり甚だしくは短絡事故を生じてしまうなどの問
題点があった。
このような問題点を解決するために、積層するセラミ
ック生シートと内部電極との間に内部電極が形成されて
いないセラミック生シート(白シート)を介挿する方法
があった。
しかしながら、この方法では、上述のような内部電極
の導通による耐圧低下や短絡事故は防止できるものの、
内部電極間の誘電体層(セラミック層)を薄くできない
ので高容量化が難しく、また薄くするためにはセラミッ
ク生シート自体を薄くしなければならず、薄すぎると取
り扱いが困難になってしまう。さらに、上述の白シート
を作る場合にも、高価なキャリアフィルムを用いなけれ
ばならず、したがってコスト高になってしまう。
それゆえに、この発明の主たる目的は、欠陥のないセ
ラミック生シートをより安価に得ることができる、セラ
ミック生シートの製造方法を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、それぞれ異なるバインダ系からなる2種
類のセラミックスラリを準備し、セラミックスラリを塗
布してその後乾燥する工程を、2種類のセラミックスラ
リについて交互に1回以上繰り返し、2層以上が一体的
に積層された1枚のセラミック生シートをキャリアフィ
ルム上に形成する、セラミック生シートの製造方法であ
る。
〔作用〕
キャリアフィルム上に2種類のうちのいずれか一方の
セラミックスラリを塗布してその後乾燥させる。そし
て、乾燥されたセラミック生シート上に、連続的にさら
に他方のセラミックスラリを塗布してその後乾燥させ
る。必要に応じて、2種類のセラミックスラリの塗布と
乾燥とを繰り返し、2層以上が積層された1枚のセラミ
ック生シートをキャリアフィルム上に得る。
〔発明の効果〕
この発明によれば、2種類のセラミック生シートが交
互に2層以上積層されて1枚のセラミック生シートが形
成されるため、1層にポアやピンホールの欠陥があって
も他の層でカバーされるので、そのような欠陥に起因す
る不良の発生を可及的減じることができる。
また、セラミック生シート1枚あたりの厚みを極端に
薄くする必要はないので、取り扱いが容易になり、薄い
ときに問題になった膨潤(導電ペーストの浸出やそれに
よるセラミック生シートの変形)も緩和される。
さらに、白シートを使う場合に比べて、キャリアフィ
ルムの消費量を抑えることができるので、高コストが回
避できる。
さらにまた、同一バインダのセラミックスラリを積層
的に塗布すると膨潤が生じ易いが、各セラミックスラリ
のバインダ系を異なるようにしているので、膨潤が回避
される。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利
点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明か
ら一層明らかとなろう。
〔実施例〕
第1A図および第1B図はこの発明の一実施例を示す図解
図である。この実施例の製造装置10では、送り出しロー
ラ12と巻き取りローラ14との間に、キャリアフィルム16
を掛け渡す。キャリアフィルム16としては、その一方面
に離型処理が施されたもの、たとえばシリコン樹脂がコ
ーティングされたポリエチレンフィルムなどが利用され
得る。
そして、送り出しローラ12から送り出されたキャリア
フィルム16は、4つのテンションローラ18によって引っ
張られて、平坦部20を形成し、巻き取りローラ14に導か
れる。
キャリアフィルム16の平坦部20の下方には、その中に
それぞれセラミックスラリ22aおよび22bを貯留しておく
ための容器24aおよび24bが、それぞれ昇降可能に設けら
れる。
ここで、セラミックスラリ22aおよび22bはそれぞれ異
なる2種類のバインダ系からなり、たとえば、セラミッ
クスラリ22aはバインダにポリビニルブチラール(PVB)
またはアクリル系樹脂、溶剤にトルエンを用いて形成さ
れ、また、セラミックスラリ22bはバインダにポリビニ
ルアセテート(PVAC)、溶剤に水を用いて形成される。
そして、容器24aおよび24b上方には、セラミックスラ
リ22aおよび22bをそれぞれ持ち上げ、平坦部20に供給
し、いわゆるグラビア転写を行うグラビアローラ26aお
よび26bが配置される。また、グラビアローラ26aおよび
26bの近傍には、持ち上げられたセラミックスラリ22aお
よび22bの通過量を調節するブレード28aおよび28bがそ
れぞれ配置されている。
そして、キャリアフィルム16の搬送経路上には、乾燥
器30が配置され、この乾燥器30は、グラビアローラ26a
および26bによってそれぞれ塗布されたセラミックスラ
リ22aおよび22bを乾燥させてセラミック生シート32aお
よび32bとする。
まず、第1図に示すように、キャリアフィルム16にセ
ラミックスラリ22aを塗布できるように、容器24aの位置
を調節して、グラビアローラ26aを平坦部20近傍に配置
する。
そして、グラビアローラ26aを矢印34方向に回転させ
ることによって、容器24a内のセラミックスラリ22aを送
り出しローラ12から送り出されたキャリアフィルム16の
下面に所定の厚みで塗布する。塗布されるセラミックス
ラリ22aの厚みは、グラビアローラ26aとブレード28aの
先端との間隙の大きさに依存する。したがって、ブレー
ド28aは、上記間隙を任意に調整設定できるようにされ
ている。
キャリアフィルム16の下面に塗布されたセラミックス
ラリ22aは、キャリアフィルム16の移送に伴って、上述
の乾燥器30にもたらされ、そこで乾燥されてセラミック
生シート32aとなる。このようにして形成された1層の
セラミック生シート32aは、キャリアフィルム16ととも
に、順次巻き取りローラ14に巻き取られ、1回目の工程
が完了する。
続いて2回目の工程に移る。第1B図に示すように、1
回目の工程でセラミック生シート32a(およびキャリア
フィルム16)を巻き取った巻き取りローラ14を送り出し
側にセットし、空になった送り出しローラ12を巻き取り
側にセットする。また、今度はセラミック生シート32a
に前工程とは異なる種類のセラミックスラリ22bを塗布
できるように、容器24bの位置を調節して、グラビアロ
ーラ26bを平坦部20近傍に配置するとともに、容器24aを
遠ざける。
その後、1回目と同様にして、先に形成されたセラミ
ック生シート32aの下面に再びグラビアローラ26bによっ
てセラミックスラリ22bを所定厚さで塗布し、乾燥させ
て2層目のセラミック生シート32bを形成する。
本件発明者等による実験によれば、セラミックスラリ
22aおよび22bのバインダ系を同じにした場合、第1B図の
工程で2層目のセラミック生シートを形成すると第1層
目のそれとの間で膨潤が生じた。これに対して、この発
明に従って2つのセラミックスラリのバインダ系または
溶剤系を異ならせれば、このような膨潤は生じなかっ
た。
さらに積層数を多くしたければ、上述の工程を交互に
繰り返し、第2図のようにそれぞれ複数層のセラミック
生シート32aおよび32bを形成すればよい。
このようにセラミックスラリ22aおよび22bの塗布およ
び乾燥を所定回繰り返すことによって、2種類のセラミ
ック生シートが交互に2層以上一体的に積層された1枚
の所望の厚みを有するセラミック生シートを得る。
なお、セラミックスラリの種類は上述の実施例のよう
に2種類に限定されず、3種類またはそれ以上のセラミ
ックスラリを用いて第3図に示すように、セラミック生
シート32a,32bおよび32cを積層してもよい。
また、上述の実施例では、キャリアフィルム16を、1
工程毎に巻き取って再セットしたが、これは、キャリア
フィルム16をエンドレスとしてローラの取り外しや再セ
ットなしに連続的に繰り返すことができるようにしても
よい。
さらに、セラミックスラリの塗布方法は上述の実施例
のようなグラビア転写による方法に限定されず、たとえ
ばドクタブレード法等、他の方法によってもよい。
【図面の簡単な説明】
第1A図および第1B図はこの発明の一実施例を示す図解図
であり、第1A図は1層目のセラミック生シートの製造工
程を示し、第1B図は2層目のセラミック生シートの製造
工程を示す。 第2図は2種類のセラミック生シートを多層に積層した
状態を示す図解図である。 第3図は3種類のセラミック生シートを積層した状態を
示す図解図である。 図において、16はキャリアフィルム、22a,22bはセラミ
ックスラリ、32a,32bはセラミック生シートを示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ異なるバインダ系からなる2種類
    のセラミックスラリを準備し、 前記セラミックスラリを塗布してその後乾燥する工程
    を、2種類の前記セラミックスラリについて交互に1回
    以上繰り返し、2層以上が一体的に積層された1枚のセ
    ラミック生シートをキャリアフィルム上に形成する、セ
    ラミック生シートの製造方法。
JP13504189A 1989-05-29 1989-05-29 セラミック生シートの製造方法 Expired - Lifetime JPH0818310B2 (ja)

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