JPH08183131A - 積層体 - Google Patents
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Abstract
より長い表布を積層することによって伸縮性が付与され
た積層体を提供する。 【構成】表布、発泡体シート、裏布からなる積層体であ
って、積層前の表布の長さ(L1)と、積層前の発泡体
シートの長さ(L2)との比率がL1/L2=1.01
〜1.05とする積層体。
Description
の内装材(天井材)等として用いられる積層体に関す
る。
設けられた、三層構造の積層体が知られている。該積層
体は、長尺で積層されて、その後ロール状に巻かれて保
管され、使用する際にこのロール状から取り出して必要
な長さ、形状に裁断して用いることが一般的に行なわれ
ている。このロール状に巻き取る方向を積層体の縦方向
とし、また、巻き取る方向に対し垂直方向が巾である
が、これを横方向として以下説明する。
ート、裏布の積層前の縦方向の長さの比率が1:1:1
となるように積層されている。このため、表布、裏布が
縦方向に伸びにくい素材や、伸びにくく編織されている
ものであると、発泡体シートの伸びには関係なく伸びの
悪い表布や裏布に起因して、積層体が縦方向に伸びの悪
いものとなってしまい、この積層体を縦方向の伸びを必
要とするもの、必要とする部分、その他、曲面を有する
部分等に使用した場合、伸び難い積層体を無理に伸ばす
ため、積層体の表面につれ皺、折れ皺等ができたり、と
きには積層体が破れたりする等の欠点があった。また、
伸びないものを無理に伸ばして使用するため、必要以上
に大きな力を要した。
びが悪いが、横方向には伸びのよい織物等からなる生地
を使用して形成された積層体は、積層体の横方向に伸び
を有するものとなるので、該横方向の伸びを利用して積
層体の横方向を製品の縦方向として使用することが考え
られた。例えば、特開昭58−38585号では、車輌
用座席の天板側部等に上記三層構造の積層体を使用する
際に、引張応力の最小方向(積層品の横方向)が座席の
前後方向(すなわち座部の奥行き方向)となるように加
工し、座席にカバリングをする方法が提案されている。
このように積層体の横方向を縦方向として使用すること
により、縦方向の伸びを要する部分への使用が可能とな
り、つれ皺の発生もなくなったが、積層体を横向きにし
て加工する等の煩雑な工程を余儀なくされ、非常に手間
がかかる等の欠点があった。
に乏しい素材からなる表布、裏布を使用することは困難
であった。
は、発泡体シートに積層された表布、裏布そのものが、
縦方向、横方向ともに伸縮性を有する素材とすることが
考えられた。例えば実公平3−37944号では、発泡
体シートの縦方向、横方向とも伸び率が100%以上の
織布からなる表布、裏布をラミネートした複合シート
(積層体)が提案されている。確かに、この積層体は伸
びを有するものとなり、伸びを必要とする部分や曲面を
有する部分に使用しても、つれ皺、折れ皺等の発生はな
くなったが、表布、裏布として使用できるものが制約さ
れてしまい、また、伸縮性を有する素材からなる表布、
裏布を用いると、コストアップとなる等の欠点があっ
た。
を解消するためになされたもので、発泡体シートに発泡
体シートの縦方向の長さより長い表布を積層することに
よって、表布の構成素材による伸びの制限が緩和された
積層体を提供することを目的とする。
は、発泡体シートの少なくとも片面に表布が積層された
積層体であって、積層前の表布の長さ(L1)と積層前
の発泡体シートの長さ(L2)との比率がL1/L2=
1.01〜1.10とされたことを特徴とするものであ
る。
は、伸縮性を有するものが好ましく、例えば軟質ポリウ
レタンフォームシート、半硬質ポリウレタンフォームシ
ート、ポリエチレンフォームシート、ポリプロピレンフ
ォームシート、ポリ塩化ビニルフォームシート、ポリブ
タジエンフォームシート等の合成樹脂フォームシート等
が挙げられる。発泡体シートは、例えばスラブ発泡させ
た発泡体等のブロックの表面を長手方向にスライスする
か、あるいは円柱ブロックの表面をピーリングすること
によって、発泡体シートの厚みを好ましくは0.5〜3
0mm程度、さらに好ましくは1〜5mm程度として用
いるとよいが、発泡体シートの形成方法、また厚みは特
に限定されるものではない。また、特定長さにスライス
またはピーリングした発泡体シートの端部を結反するこ
とによって、さらに長尺シートとして用いることができ
る。
悪いもの、あるいは伸びないものでもよく、例えばトリ
コットハーフ、起毛トリコット(経編)、メリヤス(緯
編)等の半合成繊維、ジャージー、毛、ナイロン、綿、
ポリエステル、アセテート等の一般天然繊維、合成繊維
等からなる編物、織物等や縦、横いずれかの方向にのみ
伸縮性を有する1ウェイニット等が挙げられる。さら
に、表布としては、縦、横両方に伸縮性を有する2ウェ
イニット等、伸びの良いものであってもよい。
る表布の縦方向の長さ(L1)と発泡体シートの縦方向
の長さ(L2)との比率が、L1/L2=1.01〜
1.10となっていることが重要である。縦方向の長さ
の比率が上記範囲より小さいと、積層体に伸びが付与で
きず、またそれ以上であると、積層体の表面に皺が発生
してしまう虞がある。
た発泡体シートの面の多面に裏布が設けられていても良
い。裏布として使用できるものは、伸びの悪いもの、あ
るいは伸縮性を有する素材からなるものでもよく、例え
ばトリコットハーフ、起毛トリコット、メリヤス等の半
合成繊維やジャージー、ナイロン、綿、ポリエステル、
アセテート等の一般天然繊維、または合成繊維等からな
る編物や織物、その他表布と同様なものが挙げられる
が、その他伸びないものであってもよく、どの様なもの
を使用してもよい。
布がそれ自体で高伸縮性を有するものであれば、積層前
の縦方向の長さ(L3)が積層前の発泡体シートの縦方
向の長さ(L2)と同じ長さ、すなわち比率がL3/L
2=1.00であってもよいが、伸びるもの、伸びない
ものに拘わらず表布と同様に積層前の裏布の縦方向の長
さ(L3)と発泡体シートの縦方向の長さ(L2)の比
率をL3/L2=1.01〜1.10程度とすると、伸
びるものにおいてはさらに伸びが付与でき、伸びないも
のにおいても伸びが付与できるので好ましい。
ートに全面接着により積層されていることが好ましく、
これらの積層は、発泡体シートの表面を火炎で溶融して
融着させるフレームラミネート方式、接着剤を用いた接
着剤ラミネート方式、ホットメルト型接着剤を用いたホ
ットメルトラミネート方式等、あるいはその他の手段を
用いることができる。上記接着剤ラミネート方式で使用
できる接着剤としては、熱可塑性接着剤、反応硬化型接
着剤、エマルジョン型接着剤、溶剤型接着剤、熱硬化型
接着剤等が挙げられるがこれに限定されるものではな
い。
の縦方向に引張テンションをかけた状態で表布、あるい
は表布と裏布が積層され、その後テンションフリーとす
ることにより積層されていることが好ましい。発泡体シ
ートの縦方向への引張テンションは、積層前の発泡体シ
ートと表布、あるいは発泡体シートと裏布の縦方向の長
さの比率が上記範囲となるようにかけることが好まし
く、発泡体シートの縦方向の伸び率が101〜110%
程度であることが好ましい。また、表布のみ発泡体シー
トに積層する場合は、引張テンションをかけた発泡体シ
ートにテンションをかけない表布を積層すればよいが、
表布、裏布を積層する場合は、引張テンションをかけた
発泡体シートに表布、裏布を同時に積層しても、表布を
積層した後裏布を積層、あるいは、裏布を積層した後表
布を積層する方法であってもよく、特に限定されるもの
ではないが、伸びの良い方を先に積層したほうが、伸び
の悪さの制約を受けずに積層できるので好ましい。
シートの長さ(L2)との比率がL1/L2=1.01
〜1.10とされていることにより、表布として全く伸
びないものを用いても得られる積層体に伸びを付与する
ことができるとともに、表布、あるいは裏布そのものの
伸びよりもさらに伸びが付加される。しかも、積層体の
表面には皺が入ることもない。従って、積層体を伸ばす
のが容易となり、表布が破れる虞がなく、また曲面を有
する部分に使用しても折れ皺が発生する虞もない。ま
た、上記比率において、伸びの良い構成素材のものから
積層することによって、伸びが一番悪い構成素材による
積層体の伸びの制限を緩和することができる。
する。
す部分拡大断面図、図2は本発明の積層体の積層方法の
一例を示す工程図、図3は、図2中の(a)、(b),
(c),(d)及び(e)における本発明の積層体の状
態を示す説明図である。
3、他面に裏布4が接着積層された三層で構成されてい
る。
しては軟質ポリウレタンフォームシート、表布3として
はナイロントリコット30/20が使用されており、積
層前における発泡体シート2の縦方向の長さ(L2)
と、積層前の表布3の縦方向の長さ(L1)の比率はL
1/L2=1.03である。また、裏布4としてはナイ
ロントリコット15ハーフが用いられており、積層前の
裏布4の縦方向の長さ(L3)と積層前の発泡体シート
2との縦方向の長さ(L2)の比率はL3/L2=1.
03である。
送り出す送り出しロール5、5’と、発泡体シート2と
表布2、あるいは発泡体シート2と裏布4を積層する積
層用駆動ロール6、6’、7、7’を備えており、送り
出しロール5、5’の周速度差によって発泡体シート2
に適度なテンションをかけるものである。該周速度差
は、送り出しロール5、5’にフォームテンコン圧力W
をかけることによって生じるものである。該圧力Wは
2.5〜8.0kg、好ましくは4.0〜7.5kg程
度である。上記積層装置によって発泡体シート2と表布
3、裏布4は積層される。その状態を図3と併せて説明
する。
テンションをかけられずに送り出しロール5、5’に送
り出され、その後、バーナー8の火炎により、表面が溶
融された状態で第1の積層用駆動ロール6、6’に供給
される。同時に表布3が第1の積層用駆動ロール6、
6’に供給され発泡体シート2の片面に積層される。こ
の時、第1の積層用駆動ロール6及び6’の周速度差に
よって発泡体シート2は図3(b)のように引張テンシ
ョンをかけられた状態である。発泡体シート2と表布3
が積層された積層体は、図3(c)の状態で送りださ
れ、バーナー8’により表布3が積層されいない発泡体
シート2側が溶融され、その後第2の積層用駆動ロール
7、7’に供給される。ここで2層の積層体と同時に第
2の積層用駆動ロール7、7’に供給された裏布4が溶
融された発泡体シート2側に積層される。この時の積層
体1の状態は、図3(d)のようになっており、その後
テンションフリーとすることにより図3(e)のような
積層体1が得られた。形成された積層体1の縦方向の長
さは、積層前の発泡体シート2の縦方向の長さより0.
1〜1.0%程度の縮みを生じた。
00cm、厚み0.3cmの軟質ポリウレタンフォーム
シート、表布3として幅100cm、厚み0.03cm
のナイロントリコット30/20、裏布4として幅10
0cm、厚み0.02cmのナイロントリコット15ハ
ーフを用いて、図2(a)に示す積層装置を用いて積層
体を得た。軟質ポリウレタンフォームシートにかける引
張テンションは、軟質ポリウレタンフォームシートの縦
方向の長さが103%となるように調整した。すなわ
ち、L1/L2は1.03であった。また、積層体1を
構成する発泡体シート、表布、裏布及び積層体の伸びと
30%モジュラスを測定した結果を表1に示した。
00cm、厚み0.3cm、の軟質ポリウレタンフォー
ムシート、表布3として幅100cm、厚み0.03c
mのポリエステルトリコットハーフ(3)、裏布4とし
て幅100cm、厚み0.03cmナイロントリコット
30ハーフ4を用い、図2(a)に示す積層装置を用い
て積層体を得た。軟質ポリウレタンフォームシートにか
ける引張テンションは、軟質ウレタンフォームシートの
縦方向の長さが104%となるように調整した。すなわ
ちL1/L2は1.04であった。また、実施例1と同
様に、伸び、30%モジュラスを測定し、結果を表1に
示した。
00cm、厚み0.3cm、の軟質ポリウレタンフォー
ムシート、表布3として幅100cm、厚み0.03c
mのフレンチパイル(起毛トリコット)を用い、図2
(b)に示す積層装置を用いて積層体を得た。軟質ウレ
タンフォームシートにかける引張テンションは、軟質ウ
レタンフォームシートの縦方向の長さが106%となる
ように調整した。すなわちL1/L2は1.06であっ
た。また、実施例1と同様に、伸び、30%モジュラス
を測定し、結果を表1に示した。
ョンをかけない以外は実施例1と同様にして積層体を得
た。実施例1と同様に、伸び、30%モジュラスを測定
し、結果を表1に示した。
ョンをかけない以外は実施例2と同様にして積層体を得
た。実施例1と同様に、伸び、30%モジュラスを測定
し、結果を表1に示した。
ョンをかけない以外は実施例3と同様にして積層体を得
た。実施例1と同様に、伸び、30%モジュラスを測定
し、結果を表1に示した。
つれ皺の発生する虞がなく、また、縦伸びを要する部分
でも無理な力を加えずに使用できるので積層体が破れる
虞がなく、さらにこの積層体を曲面を有するものに使用
したとしても折れ皺の発生する虞もない。積層前の発泡
体シートの長さ(L2)と積層前の表布(L1)の長さ
の比率がL1/L2=1.01〜1.10とすることに
よって、表布として全く縦伸びをしないものを用いても
得られる積層体に伸びを付与することができる。また、
本発明の積層体は、上記比率で積層されることによっ
て、伸び難い、あるいは伸びない構成素材からなる表布
や裏布を使用しても、該伸びの制約を受けることのない
積層体となるので、表布、裏布として使用できるものの
幅が広がった。また、上記比率で積層されることによ
り、縦伸びのみならず横伸びを有する積層体となる。
ある。
説明図の1例である。
Claims (1)
- 【請求項1】 発泡体シートの片面に少なくとも表布が
積層された積層体であって、 積層前の表布の長さ(L1)と、積層前の発泡体シート
の長さ(L2)との比率が、L1/L2=1.01〜
1.10とすることを特徴とする積層体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33907594A JP2955200B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 積層体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33907594A JP2955200B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 積層体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08183131A true JPH08183131A (ja) | 1996-07-16 |
| JP2955200B2 JP2955200B2 (ja) | 1999-10-04 |
Family
ID=18324026
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33907594A Expired - Fee Related JP2955200B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 積層体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2955200B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003071930A (ja) * | 2001-08-31 | 2003-03-12 | Inoac Corp | 積層体の製造方法および積層体 |
-
1994
- 1994-12-28 JP JP33907594A patent/JP2955200B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003071930A (ja) * | 2001-08-31 | 2003-03-12 | Inoac Corp | 積層体の製造方法および積層体 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2955200B2 (ja) | 1999-10-04 |
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Legal Events
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