JPH08183701A - 置換ピペリジンジオン誘導体および除草剤 - Google Patents

置換ピペリジンジオン誘導体および除草剤

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JPH08183701A
JPH08183701A JP34028194A JP34028194A JPH08183701A JP H08183701 A JPH08183701 A JP H08183701A JP 34028194 A JP34028194 A JP 34028194A JP 34028194 A JP34028194 A JP 34028194A JP H08183701 A JPH08183701 A JP H08183701A
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alkyl group
alkyl
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JP34028194A
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Inventor
Toshio Aihara
利男 相原
Hiroyuki Adachi
弘之 阿達
Kazuyuki Tomita
和之 冨田
Takashi Kawana
貴 川名
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Nippon Soda Co Ltd
Original Assignee
Nippon Soda Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】一般式〔I〕で表されるピペリジンジオン誘導
体またはその塩。 【化1】 (式中、R1 は、置換されてもよいフェニル基、置換さ
れてもよいピリジル基又は置換されてもよいアラルキル
基を、R2は、水素原子、置換されてもよいC1〜4ア
ルキル基、C2〜4アルケニル基、C2〜4アルキニル
基、置換されてもよいフェニル基、C1〜4アルコキシ
カルボニル基等を、Xは、酸素原子又はN−R7を表
し、R7は、水素原子、C1〜4アルキル基、C1〜4
アルキルカルボニル基、フェニルカルボニル基、C1〜
4アルコキシカルボニル基等を表し、R3、R4 、R5
よびR6は、水素原子、ハロゲン原子、置換されてもよ
いC1〜4アルキル基、置換されてもよいC2〜4アル
ケニル基、置換されてもよいC2〜4アルキニル基、置
換されていてもよいフェニル基、C1〜4アルコキシカ
ルボニル基、シアノ基、ホルミル基等を表す。) 【効果】畑作条件で、土壌処理、茎葉処理のいずれの方
法でも高い除草活性を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【課題を解決するための手段】本発明は、一般式〔I〕
【化4】 (式中、R1 は、置換されてもよいフェニル基、置換さ
れてもよいピリジル基または置換されてもよいアラルキ
ル基を表し、R2 は、水素原子、C1〜4アルキル基、
C2〜4アルケニル基、C2〜4アルキニル基、C1〜
4ハロアルキル基、C2〜4ハロアルケニル基、C2〜
4ハロアルキニル基、置換フェニルC1〜4アルキル
基、置換されていてもよいフェニル基、C1〜4アルコ
キシC1〜4アルキル基、C1〜4アルキルチオC1〜
4アルキル基、C1〜4アルキルスルフィニルC1〜4
アルキル基、C1〜4アルキルスルホニルC1〜4アル
キル基またはC1〜4アルコキシカルボニル基を表し、
Xは、酸素またはN−R7 を表し、R7 は、水素原子、
C1〜4アルキル基、C1〜4アルキルカルボニル基、
置換されていてもよいフェニルカルボニル基またはC1
〜4アルコキシカルボニルを表し、R3 、R4 、R5
よびR6 はそれぞれ独立して水素原子、ハロゲン原子、
C1〜4アルキル基、C1〜4ハロアルキル基、C1〜
4アルコキシ基、C1〜4ハロアルコキシ基、C1〜4
アルキルチオ基、C1〜4ルキルスルフィニル基、C1
〜4アルキルスルホニル基、置換されていてもよいフェ
ニル基、C1〜4アルキルチオC1〜4アルキル基、C
1〜4アルキルスルフィニルC1〜4アルキル基、C1
〜4アルキルスルホニルC1〜4アルキル基、置換され
ていてもよいフェニルチオC1〜4アルキル基、置換さ
れていてもよいフェニルスルフィニルC1〜4アルキル
基、置換されていてもよいフェニルスルホニルC1〜4
アルキル基、C1〜4アルコキシC1〜4アルキル基、
置換されていてもよいフェニルC1〜4アルキルオキシ
C1〜4アルキル基、C1〜4アルキルカルボニルオキ
シC1〜4アルキル基、ヒドロキシC1〜4アルキル
基、ジ(C1〜4アルコキシ)C1〜4アルキル基、C
1〜4アルコキシカルボニル基、シアノ基、ホルミル
基、ヒドロキシイミノC1〜4アルキル基、C1〜4ア
ルコキシイミノC1〜4アルキル基、C2〜4アルケニ
ルオキシイミノC1〜4アルキル基、C2〜4アルキニ
ルオキシイミノC1〜4アルキル基、C1〜4ハロアル
コキシイミノC1〜4アルキル基、C2〜4ハロアルケ
ニルオキシイミノC1〜4アルキル基またはC2〜4ハ
ロアルキニルオキシイミノC1〜4アルキル基を表し、
また、R3 、R4 およびR5 、R6 は一緒になってC2
〜5のアルキレン鎖を形成していてもよく、さらにR4
とR5 は一緒になって単結合あるいはC1〜4のアルキ
レン鎖を形成してもよい。)で表される置換ピペリジン
ジオン誘導体またはその塩である。
【0002】上記R1 の置換されてもよいフェニル基、
置換されてもよいピリジル基としては、2−置換フェニ
ル、4−置換フェニル、2,4−ジ置換フェニル、2,
3,4−トリ置換フェニル 5−置換−2−ピリジル、
3,5−ジ置換−2−ピリジル、5,6−ジ置換−2−
ピリジル、3,4,5−トリ置換−2−ピリジル、6−
置換−3−ピリジル、2,6−ジ置換−3−ピリジル、
4,6−ジ置換−3−ピリジル、4,5,6−トリ置換
−3−ピリジル、および3−置換−4−ピリジル基等が
挙げられる。
【0003】上記R1 のフェニル基、ピリジル基及びア
ラルキル基の置換基としては、フッ素、塩素、臭素、ヨ
ウ素などのハロゲン原子、OR8 (R8 は、C1〜4ア
ルキル基、C2〜4アルケニル基、C2〜4アルキニル
基、C1〜4ハロアルキル基、C2〜4ハロアルケニル
基、C2〜4ハロアルキニル基、フェニル基、ハロゲン
置換フェニル基、C1〜4アルコキシ置換フェニル基、
フェニルC1〜4アルキル基、ハロフェニルC1〜4ア
ルキル基、C1〜4アルコキシ置換フェニルC1〜4ア
ルキル基、C1〜4アルキルチオC1〜4アルキル基、
C1〜4アルキルスルフィニルC1〜4アルキル基、C
1〜4アルキルスルホニルC1〜4アルキル基、C1〜
4アルコキシC1〜4アルキル基、C1〜4アルコキシ
C1〜4アルコキシC1〜4アルキル基、C1〜4アル
コキシカルボニルC1〜4アルキル基、カルボキシC1
〜4アルキル基、シアノC1〜4アルキル基、C1〜4
アルキルカルボニルC1〜4アルキル基、C3〜6シク
ロアルキルC1〜4アルキル基を表す。ただしシクロア
ルキル基は1〜2個の酸素原子を含んでいてもよい)、
C1〜5アルキル基、C2〜4アルケニル基、C2〜4
アルキニル基、C1〜4ハロアルキル基、C2〜4ハロ
アルケニル基、C2〜4ハロアルキニル基、C1〜4ア
ルコキシC1〜4アルキル基、C1〜4アルキルチオC
1〜4アルキル基、C1〜4アルキルスルフィニルC1
〜4アルキル基、C1〜4アルキルスルホニルC1〜4
アルキル基、S(O)mR9 (R9 は、C1〜4アルキ
ル基、C2〜4アルケニル基、C2〜4アルキニル基、
C1〜4ハロアルキル基、C2〜4ハロアルケニル基、
フェニル基、ハロフェニル基、ベンジル基、ハロベンジ
ル基、C1〜4アルキルチオC1〜4アルキル基、C1
〜4アルキルスルホニルC1〜4アルキル基、C1〜4
アルコキシC1〜4アルキル基、アルコキシC1〜4ア
ルコキシC1〜4アルキル基、C1〜4アルコキシカル
ボニルC1〜4アルキル基、カルボキシC1〜4アルキ
ル基、シアノC1〜4アルキル基、C1〜4アルキルカ
ルボニルC1〜4アルキル基、mは0、1または2を表
す)、ニトロ基、C1〜4ジアルキルアミノスルホニル
基、C1〜4アルキルカルボニル基、C1〜4アルコキ
シカルボニル基、CONR2021(R20、R21はそれぞ
れ独立して水素原子、C1〜C4アルキル基を表す)、
カルボキシル基、ヒドロキシ基、シアノ基、NR1011
(R10、R11は、それぞれ独立して水素原子、C1〜4
アルキル基、C1〜4アルコキシC1〜4アルキル基、
C1〜4アルコキシ基、C1〜4アルキルカルボニル
基、C1〜4アルコキシカルボニル基、C1〜4アルキ
ルスルホニル基を表す。)および(ハロゲン原子、C1
〜4アルキル基またはC1〜4ハロアルキル基で置換さ
れていてもよい)ピリジルオキシ基を意味する。
【0004】本発明化合物は、次の方法によって製造す
ることができる。 i)
【0005】
【化5】
【0006】(式中、R1 ,R2 ,R3 ,R4 ,R5
6 およびXは、前記と同じ意味を有し、Qは、ハロゲ
ン原子、アルキルカルボニルオキシ基、アルコキシカル
ボニルオキシ基またはベンゾイルオキシ基を表す。) 第1の工程において、化合物〔IVa 〕および〔IVb 〕
は、化合物〔II〕とR1COQとを等モルあるいは化合
物〔II〕またはR1 COQのいずれか一方を過剰に用
い、等モル以上の塩基の存在下に反応させることによっ
て得ることができる。上記反応において、用いられる塩
基としては、KOH、HaOH等のアルカリ金属水酸化
物、Na2 CO3 、K2 CO3 などのアルカリ金属炭酸
塩、Ca(OH)2 、Mg(OH)2 などのアルカリ土
類金属水酸化物、CaCO3 などのアルカリ土類金属炭
酸塩、エチルアミン、ジエチルイソプロピルアミンなど
のトリ(C1−C6アルキル)アミン、ピリジン、ピペリ
ジン、燐酸ナトリウム等であり、用いられる溶媒として
は、水、塩化メチレン、クロロホルムなどのハロゲン化
炭化水素系溶媒、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの
芳香族炭化水素、酢酸エチルなどのエステル類、ジメチ
ルホルムアミドなどのアミド類、THF、ジメトキシエ
タン、ジエチルエーテルなどのエーテル類、アセトニト
リル等である。反応は0℃〜50℃で円滑に進行する
が、四級アンモニウム塩等の相間移動触媒を用いて、二
相系で反応させてもよい。化合物〔IVa 〕および〔IVb
〕は、化合物〔II〕と化合物R1 COOHとを、DC
Cの存在下に反応させることによっても得られる。DC
Cとの反応において用いられる溶媒としては、塩化メチ
レン、クロロホルム、トルエン、酢酸エチル、ジメチル
ホルムアミド、THF、ジメトキシエタン、アセトニト
リル等が挙げられる。反応は−10℃〜50℃で円滑に
進行する。反応混合物は常法によって処理される。第2
工程の転位反応はシアノ化合物および穏和な塩基の存在
下で行われる。上述の化合物、例えば、1モルの化合物
〔IVa 〕および〔IVb 〕を1〜4モルの塩基、好ましく
は1〜2モルの塩基、および0.01モルから0.5モ
ル以上、好ましくは0.05モルから0.2モルのシア
ン化合物とを反応させる。ここで用いられる塩基は前記
の塩基がいずれも用いられ得る。また、用いられるシア
ン化合物としてはシアン化カリウム、シアン化ナトリウ
ム、アセトンシアンヒドリン、シアン化水素、シアン化
カリウムを保持したポリマー等が用いられる。尚、少量
のクラウンエ−テル等の相間移動触媒を加えることによ
り、反応がより短い時間で完結する。反応温度は80℃
より低い温度、好ましくは20℃から40℃で行われ
る。用いられる溶媒は、1,2−ジクロロエタン、トル
エン、アセトニトリル、塩化メチレン、酢酸エチル、ジ
メチルホルムアミド、メチルイソブチルケトン、TH
F、ジメトキシエタン等である。
【0006】また、化合物〔I〕は、以下の方法に従っ
て化合物〔II〕とR1 COCNとを塩基、および所望に
よりルイス酸の存在下で反応させることによっても得る
ことができる。用いられる塩基は、KOH,NaOH等
のアルカリ金属水酸化物、Ca(OH)2 、Mg(O
H)2 等のアルカリ土類金属の水酸化物、トリエチルア
ミン、ジエチルイソプロピルアミン等のトリ(C1 〜C
6 アルキル)アミン、ピペリジン、ピリジン、炭酸ナト
リウム、燐酸ナトリウム等である。また、ルイス酸とし
ては、塩化亜鉛、三塩化アルミニウム等であり、好まし
くは塩化亜鉛である。反応は、アセトニトリル、塩化メ
チレン等の有機溶媒中において、−20℃〜溶媒の沸点
の適度な温度で行われる。また、上記のようにして製造
した化合物[I] を用いて、以下の方法により他の目的化
合物[I] に誘導することもできる。 ii)
【0007】
【化6】
【0008】上記の方法で製造したトリオン体〔I〕
を、不活性溶媒中でフェニルトリメチルアンモニウムト
リブロミド等のハロゲン化剤と塩基の存在下に、0℃か
ら溶媒の沸点の適度な温度、好ましくは室温から50℃
で数時間から数10時間反応させることによってハロゲ
ン化されたトリオン体〔Ia〕を製造することができる。
反応に用いられる溶媒としては、塩化メチレン、ベンゼ
ン、酢酸エチル、THF、アセトニトリル、ジメトキシ
エタン等である。ハロゲン化されたトリオン体〔Ia〕
は、塩基の存在下、脱ハロゲン化水素によりあるいは求
核試剤との反応により目的とする化合物[Ib]、[Ic]を製
造することができる。 iii )
【0009】
【化7】
【0010】化合物〔Id〕は、化合物〔Ie〕(式中、R
32は、低級の分岐していてもよいアルコキシ基、アラア
ルキルオキシ基またはアセトキシ基を表す。)を、塩
酸、臭化水素酸等のハロゲン化水素酸、トリフルオロ酢
酸、三臭化ホウ素等との反応により、あるいは水素化分
解あるいはアルカリ加水分解等により、また、必要に応
じて次いで加水分解を行うことによって製造することが
できる。さらに化合物〔Ie〕は、通常の方法によりハロ
ゲン化、アルキルスルホナート化あるいはアリールスル
ホナート化することにより化合物〔If〕(Zは、ハロゲ
ン原子、アルキルスルホナートおよびアリールスルホナ
ート等の脱離基を表す。)に導くことができる。この化
合物〔If〕を、溶媒中、等モル以上の塩基の存在下、−
20℃から用いる溶媒の沸点まで、好ましくは室温から
100℃の温度範囲で、30分から数10時間反応させ
ることによって化合物〔I〕を製造することができる。
用いられる塩基としては、KOH,NaOH,等のアル
カリ金属水酸化物、Ca(OH)2 、Mg(OH)2
のアルカリ土類金属の水酸化物、トリエチルミン、ジエ
チルイソプロピルアミン等のトリ(C1 〜C6 アルキ
ル)アミン、ピペリジン、ピリジン、DBU、KO t
u、トリトンB等の有機塩基類,炭酸ナトリウム、燐酸
ナトリウム等のアルカリ炭酸塩等が挙げられる。溶媒と
しては、単独あるいは混合して水、アルコール、塩化メ
チレン、ベンゼン、トルエン、酢酸エチル、ジメチルホ
ルムアミド、THF、ジメトキシエタン、アセトニトリ
ル等が用いられる。 iv)
【0011】
【化8】
【0012】(式中、R34、R35は、C1〜C6のアル
キル基を表し、R33は、置換されていてもよいフェニル
基を表し、R36は、水素原子、C1〜4アルキル基、C
2〜4アルケニル基、C2〜4アルキニル基、C1〜4
ハロアルキル基、C2〜4ハロアルケニル基またはC2
〜4ハロアルキニル基を表し、また、Y1 、Y2 は、単
結合あるいは置換基を有していてもよいC1〜4のアル
キレン基を表す。) 化合物[Ih]は、化合物[Ig]から公知の方法により製造す
ることができ、また化合物[Ik]は、化合物[Ij]を、不活
性溶媒中、2等量以上、好ましくは2〜5等量のハロゲ
ン化剤の存在下、ー20℃から用いる溶媒の沸点までの
温度範囲で数10分から数10時間反応させてジハロゲ
ン体とする。このジハロゲン体は単離することもできる
が、通常は、単離することなく不活性溶媒中、酸の存在
下に0℃から用いる溶媒の沸点の温度範囲で反応させる
ことによってホルミル体[Ik]を得ることができる。用い
られるハロゲン化剤としては、塩素、臭素、塩化チオニ
ル、塩化スルフリル、臭化チオニル、5塩化リン等であ
り、溶媒としては、塩化メチレン、クロロホルム等の塩
素系溶媒、ベンゼン、トルエン等の炭化水素類、エーテ
ル類、酢酸エチル等が用いられる。また、加水分解にお
いては、水とともにジオキサン等のエーテル類、メチル
アルコール等のアルコール類、塩化メチレン、クロロホ
ルム等の塩素系溶媒、ベンゼン、トルエン等の炭化水素
類等が用いられる。酸類は、触媒量から過剰量用いるこ
とができ、塩酸、硫酸、パラトルエンスルホン酸、ある
いはシリカゲル等が挙げられる。次に化合物[Ih]および
化合物[Ik]を溶媒中、等モル以上のR36ONH2 (R36
は、前記と同じ意味を表す)の存在下、−20℃から用
いる溶媒の沸点まで、好ましくは室温から100℃で3
0分から数10時間反応させることによって、化合物
〔Ii〕および化合物[Il]を製造することができる。尚、
少量の硫酸等の酸触媒を加えることにより、反応がより
短い時間で完結させることができる。用いられる溶媒と
しては、単独あるいは混合して水、アルコール、塩化メ
チレン、ベンゼン、トルエン、酢酸エチル、ジメチルホ
ルムアミド、THF、ジメトキシエタン、アセトニトリ
ル等が挙げられる。
【0013】上記のR1 COQ(R1 およびQは、前記
と同じ意味を表す。)およびR1 COOH(R1 は前記
と同じ意味を表す。)は、公知の方法に従って製造する
ことができる。また、一般式〔II〕で表される環状ジオ
ン体は、以下に示す経路に従って製造することができる
【0014】
【化9】
【0015】(式中R30およびR31は、C1〜C6の直
鎖または分枝のアルキル基を表す。) 化合物[VII] は、化合物[V] とR2 XNH2 から公知の
方法によって得られる化合物[VI]と等モルあるいは過剰
の酸クロリドR312 CCH2 COClを、溶媒中、等
モルまたは過剰の塩基の存在下に反応させることによっ
て得られる。用いられる塩基は、KOH,HaOH等の
アルカリ金属水酸化物、Ca(OH)2 、Mg(OH)
2 などのアルカリ土類金属水酸化物、Na2 CO3 、K
2 CO3 などのアルカリ金属炭酸塩、CaCO3 、Mg
CO3 などのアルカリ土類金属炭酸塩、トリエチルアミ
ン、ジエチルイソプロピルアミンなどのトリ(C1 〜C
6 アルキル)アミン、ピリジン、燐酸ナトリウム等であ
り、用いられる溶媒としては、塩化メチレン、クロロホ
ルム、トルエン、酢酸エチル、ジメチルホルムアミド、
THF、ジメトキシエタン、アセトニトリル等が用いら
れる。反応は−10℃から用いた溶媒の沸点の間で行わ
れる。
【0016】ついで、得られた化合物[VII]を、等モル
〜3倍モルのナトリウムエチラート等のアルカリ金属ア
ルコラートあるいは、水素化ナトリウム等の金属ヒドリ
ドの存在下、有機溶媒中0℃〜溶媒の沸点の間で反応さ
せたのち、塩酸等の無機酸で中和することによってエス
テル体〔VIII〕が得られる。反応に用いられる溶媒とし
ては、エタノール、メタノール等のアルコール、TH
F、ジメトキシエタン等のエーテル類、トルエン、キシ
レン等の炭化水素類およびDMF等が挙げられる。得ら
れたエステル体〔VIII〕は、水の存在下、塩化メチレ
ン、クロロホルム、トルエン、酢酸エチル、ジメチルホ
ルムアミド、THF、ジオキサン、ジメトキシエタン、
アセトニトリル等の溶媒中で加熱することによってジオ
ン体〔IIa 〕に誘導される。
【0017】さらに、化合物[IIb] は、化合物[IIa]
を、適当な塩基およびR3 Zで表される親電子試剤と−
78℃から用いる溶媒の沸点までの間で反応させること
によって得られる。ここでZはハロゲン原子等の適当な
脱離基を示す。この反応に用いられる溶媒としては、エ
ーテル、THF、ベンゼン、トルエン、ヘキサン等が挙
げられる。また、塩基としては、アルキルリチウム、リ
チウムジイソプロピルアミド等を例示することができ
る。
【0018】原料として用いているアクリル酸誘導体
は、公知の方法によって製造できるが、以下にその例を
示す。
【0019】
【化10】
【0020】ハロゲン化されたアクリル酸誘導体〔V
a'〕(式中、R30は、前記と同じ意味を表し、R37は塩
素、臭素等の脱離基を表す。)を、溶媒中、塩基の存在
下にメルカプタン類R38SH(式中、R38は、低級アル
キル基、置換されていてもよいフェニル基または置換さ
れていてもよいアリールアルキル基を表す。)と、ー1
0℃から用いられる溶媒の沸点までの温度範囲で反応さ
せることによってアクリル酸誘導体〔Va〕を製造する
ことができる。
【0021】また、アルデヒド類からWittig反応
によってもアクリル酸誘導体〔Vb〕を製造できる。
【0022】
【化11】
【0023】原料化合物〔VIII 〕および本発明化合物
[I],[II]には、光学活性体が存在する場合もあり、さら
に多数の互変異性体の形、たとえば、互変異性式、
【0024】
【化12】
【0025】の形で存在し得る。かかる形は、すべて本
発明の範囲に含まれる。
【0026】化合物〔I〕が上記の方法で遊離のヒドロ
キシル基を含有している場合には、該化合物から、その
塩、特に農園芸的に許容され得る塩、エナミンまたはそ
の類似物、アシレート、スルホネート、カルバメート、
エーテル、チオエーテル、スルホキシドまたはスルホン
等を誘導し得る。適当な農園芸的に許容され得る塩とし
てはナトリウム、カリウム、カルシウムおよびアンモニ
ウム等の塩が挙げられる。アンモニウム塩の例としては
式:N+Ra Rb Rc Rd (式中Ra 、Rb 、Rc およ
びRd は、各々独立して、水素および場合により例えば
ヒドロキシ基等により置換されたC1 〜C10アルキル基
を表す。)のイオンとの塩が挙げられる。Ra 、Rb 、
Rc およびRd はいずれかが場合により置換されたアル
キル基である場合には、これらは1〜4個の炭素原子を
含有していることが望ましい。適当なエナミンまたはそ
の類似物は、OH部分がそれぞれ、式:−NRe Rf
(式中、Re およびRf は、それぞれ独立して水素また
は例えば炭素数が1〜6個の場合により置換されたアル
キル基またはアリール基、例えばフェニル基であ
る。)、ハロゲン、S(O)g Rh (式中、Rhは、例
えば、炭素数が1〜6個の場合により置換されたアルキ
ル基またはアリール基、例えばフェニル基であり、gは
0から2を表す。)に転化されている化合物である。
【0027】適当なアシレート、エーテルまたはカルバ
メート誘導体は、OH部分がそれぞれ、式:−OCOR
i 、−ORj または−OCONRk Rl (式中、Ri お
よびRj は、前記のRh と同じ意味を表し、Rkおよび
Rlは、前記のRe と同じ意味を表す。)に転化されて
いる化合物である。これらの誘導体は慣用の方法で製造
し得る。反応終了後は、通常の後処理を行うことにより
目的物を得ることができる。本発明化合物の構造は、I
R,NMRおよびMS等から決定した。
【0028】
【実施例】次に実施例を挙げて、本発明化合物を更に詳
細に説明する。 実施例1 3ー(2ークロロー3ーメトキシー4ーメチルスルホニ
ルベンゾイル)ー1ーメトキシピペリジンー2、4ージ
オンの製造
【0029】
【化13】
【0030】1−メトキシピペリジン−2、4−ジオン
2.0g (0.014モル)とトリエチルアミン1.4
g (0.014モル)をクロロホルム20mlに溶解し、
氷冷下に2−クロロ−3−メトキシ−4−メチルスルホ
ニルベンゾイルクロリド4.0gを滴下した。滴下後、
室温でさらに1時間反応させた。反応液は、水洗後無水
硫酸マグネシウムで乾燥して、クロロホルムを減圧留去
し、Oーベンゾイル体5。5g を得た。次に、得られた
O−ベンゾイル体を、精製することなくアセトニトリル
50mlに溶解し、トリエチルアミン1。7gついでア
セトンシアンヒドリン0.12g(0.0014モル)
を加え、室温で5時間反応させた。反応終了後、反応液
を氷水100mlに注ぎ希塩酸で酸性とした後、遊離し
た油状物をクロロホルム100mlで抽出した。有機層
を、水洗、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、クロロホル
ムを減圧留去した後、得られた残留物は、シリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=
19:1)で精製しpowder状物質として表記化合
物4.1gを得た。
【0031】実施例2 3−(3−メトキシ−2−メチル−4−メチルスルホニ
ルベンゾイル)−1−(3−メトキシ−2−メチル−4
−メチルスルホニルベンゾイルオキシ)−6−メチル−
2、4−ピペリジンジオンの製造
【0032】
【化14】
【0033】1−ヒドロキシ−6−メチル−2、4−ピ
ペリジンジオン2.3g(0.016モル)をクロロホ
ルム20mlに溶解し、トリエチルアミン3.2g
(0.032モル)を、添加後、氷冷下に3−メトキシ
−2−メチル−4−メチルスルホニルベンゾイルクロリ
ド8.4g(0.032モル)を滴下した。滴下後、室
温でさらに1時間反応させた。反応終了後、反応液は、
水洗後無水硫酸マグネシウムで乾燥して、クロロホルム
を減圧留去し、Oーベンゾイル体5。8g を得た。次
に、得られたO−ベンゾイル体を、精製することなくア
セトニトリル50mlに溶解し、トリエチルアミン1.
2gついでアセトンシアンヒドリン0.09g(0.0
014モル)を加え、室温で5時間反応させた。反応終
了後、反応液を氷水100mlに注ぎ希塩酸で酸性とし
た後、遊離した油状物をクロロホルム100mlで抽出
した。有機層を、水洗、無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、クロロホルムを減圧留去した後、得られた残留物
は、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホル
ム:メタノール=100:3)で精製し褐色powde
r状物質として表記化合物4.1gを得た。 H1 −NMRデータ(CDCl3 、δ ppm):1.
48(d,3H)2.29、2.30(s,3H)2.
65、2.27(s,3H)3.23(s,3H)3.
25、3.30(s,3H)3.00、3.32(m,
2H)3.92(s,3H)3.92、4.00(s,
3H)4.30(m,1H)7.10(d,1H)7.
82(s,1H)7.84(m,2H)16.46、1
7.29(bs,1H)
【0034】実施例3 1−ヒドロキシ−3−(3−メトキシ−2−メチル−4
−メチルスルホニルベンゾイル)−6−メチル−2、4
−ピペリジンジオンの製造 3−(3−メトキシ−2−メチル−4−メチルスルホニ
ルベンゾイル)−1−(3−メトキシ−2−メチル−4
−メチルスルホニルベンゾイルオキシ)−6−メチル−
2、4−ピペリジンジオン1.8g(0.0030モ
ル)をエチルアルコール10mlに溶解した後、1Nー
水酸化ナトリウム水溶液7mlを加え、室温で2時間反
応させた。反応終了後、反応液を氷水に注ぎ希塩酸で酸
性とした後、遊離した油状物をクロロホルム20mlで
抽出した。有機層を、水洗、無水硫酸マグネシウムで乾
燥し、クロロホルムを減圧留去した後、得られた残留物
は、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホル
ム:メタノール=100:3)で精製し白色powde
r状物質として表記化合物0.9gを得た。
【0035】実施例4 5−ブロモ−1−メトキシ−3−(2−ニトロ−4−ト
リフルオロメチルベンゾイル)−2,4−ピペリジンジ
オンの製造
【0036】
【化15】
【0037】1−メトキシ−3−(2−ニトロ−4−ト
リフルオロメチルベンゾイル)−2,4−ピペリジンジ
オン1.7g(0.0047モル)をクロロホルム20
mlに溶解し、フェニルトリメチルアンモニウムトリブ
ロミド(PTAB)1.8g(0.0047モル)を添
加した後、室温で24時間反応させた。反応終了後、反
応液をチオ硫酸ナトリウム水溶液で洗浄し、ついで水洗
後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。クロロホルムを減
圧留去して得られた残留物をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(クロロホルム:メタノール=100:3)
で精製し、白色粉末として表記化合物2.0gを得た。
【0038】実施例5 1−メトキシ−3−(2−ニトロ−4−トリフルオロメ
チルベンゾイル)ピペリジン−5−エン−2,4−ジオ
ンの製造 1−メトキシ−3−(2−ニトロ−4−トリフルオロメ
チルベンゾイル)−2,4−ピペリジンジオン2.0g
(0.0046モル)をメチルアルコール15mlに溶
解し、28%ナトリウムメチラートのメチルアルコール
溶液を滴下した後、室温で2時間反応させた。反応終了
後、反応液を氷水20mlに注ぎ、希塩酸で酸性とした
後、沈殿物をクロロホルム20mlで抽出した。有機層
を、水洗、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、クロロホル
ムを減圧留去して後固体の残留物を得た。このものを、
メチルアルコールで再結晶により精製して、黄色結晶と
して表記化合物1.2gを得た。融点136〜137℃
【0039】実施例6 6−ホルミル−1−メトキシ−3−(3−メトキシ−2
−メチル−4−メチルスルホニルベンゾイル)ピペリジ
ン−5−エン−2,4−ジオンの製造
【0040】
【化16】
【0041】1−メトキシ−3−(3−メトキシ−2−
メチル−4−メチルスルホニルベンゾイル)−6−フェ
ニルチオメチル−2,4−ピペリジンジオン9.0g
(0.018モル)をクロロホルム100mlに溶解
し、0℃で塩化スルフリル5.2g(0.038モル)
を滴下した。室温に戻して2時間反応させた後、クロロ
ホルムを減圧留去し、残留物をジオキサン120mlに
溶解させ、水20ml、シリカゲル10gを加えて還流
下4時間反応を行った。反応終了後、反応液を室温に戻
し、シリカゲルを濾別した後濾液を減圧濃縮した。得ら
れた残留物は、シリカゲルカラムクロマトグラフィー
(ベンゼン:酢酸エチル=4:1)で精製し、褐色粉末
として表記化合物4.7gを得た。
【0042】実施例7 6−ジフロロメチル−1−メトキシ−3−(3−メトキ
シ−2−メチル−4−メチルスルホニルベンゾイル)ピ
ペリジン−5−エン−2,4−ジオンの製造
【0043】
【化17】
【0044】6−ホルミル−1−メトキシ−3−(3−
メトキシ−2−メチル−4−メチルスルホニルベンゾイ
ル)ピペリジン−5−エン−2,4−ジオン1.0g
(2.5ミリモル)をクロロホルム15mlに溶解し、
ー70℃でジエチルアミノサルファートリフルオライド
(DAST)0.45g(2.8ミリモル)を滴下し
た。滴下終了後、徐々に室温に戻し、室温で24時間反
応させた。反応終了後、反応液を氷水に注ぎ、クロロホ
ルムで抽出した。有機層を、水洗、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥し、クロロホルムを減圧留去した後、得られた
残留物は、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロ
ロホルム:メタノール=19:1)で精製し、褐色粉末
として表記化合物0.3gを得た。
【0045】実施例8 6−エトキシイミノメチル−1−メトキシ−3−(3−
メトキシ−2−メチル−4−メチルスルホニルベンゾイ
ル)ピペリジン−5−エン−2,4−ジオンの製造
【0046】
【化18】
【0047】6−ホルミル−1−メトキシ−3−(3−
メトキシ−2−メチル−4−メチルスルホニルベンゾイ
ル)ピペリジン−5−エン−2,4−ジオン0.50g
(1.3ミリモル)をエチルアルコール5mlに溶解
し、メトキシアミン0.17g(2.8ミリモル)を添
加後室温で2時間反応させた。反応終了後、反応液を氷
水に注ぎ希塩酸で酸性とした後、クロロホルム20ml
で抽出した。有機層を、水洗、無水硫酸マグネシウムで
乾燥し、クロロホルムを減圧留去した後、黄色固体を得
た。この固体をメチルアルコールで洗浄し、黄色結晶と
して表記化合物0.4gを得た。融点134〜136℃
【0048】実施例9 3−(2−クロロ−3−メトキシ−4−メチルスルホニ
ルベンゾイル)−6−ヒドロキシメチル−1−メトキシ
ピペリジン−2,4−ジオンの製造
【0049】
【化19】
【0050】3−(2−クロロ−3−メトキシ−4−メ
チルスルホニルベンゾイル)−1−メトキシ−6−メト
キシメチルピペリジン−2,4−ジオン1.3g(0.
0030モル)を33%臭化水素酸−酢酸溶液に溶解
し、室温で48時間反応させた。反応終了後、反応液に
氷水20mlを加え、クロロホルム20mlで抽出し
た。有機層を、水洗、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、
クロロホルムを減圧留去して、褐色粉末として粗6−ア
セトキシメチル−3−(2−クロロ−3−メトキシ−4
−メチルスルホニルベンゾイル)−1−メトキシピペリ
ジン−2,4−ジオン1.3gを得た。次に、得られた
粗アセトキシ体1.3gをエチルアルコール10mlに
溶解し、2Nー水酸化ナトリウム水溶液3mlを添加
し、室温で1時間反応させた。反応終了後、反応液に2
Nー塩酸を加え中和した後、クロロホルム20mlで抽
出した。通常の処理により得られた残留物は、シリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノー
ル=19:1)で精製し淡黄色粉末として表記化合物
0.73gを得た。
【0051】実施例10 2−(2−クロロ−3−メトキシ−4−メチルスルホニ
ルベンゾイル)−2−メトキシ−2−アザビシクロ
[4.1.0]ヘプタン−3,5−ジオンの製造
【0052】
【化20】
【0053】実施例9で得られた3−(2−クロロ−3
−メトキシ−4−メチルスルホニルベンゾイル)−6−
ヒドロキシメチル−1−メトキシピペリジン−2,4−
ジオン0.73g(1.74ミリモル)をクロロホルム
15mlに溶解し、トリエチルアミン0.19g(1.
92ミリモル)を加えた後、室温で無水メタンスルホン
酸0.33g(1.92ミリモル)を添加した。室温で
30分反応させた後、反応液を水洗、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。クロロホルムを減圧留去して褐色粉末
として粗3−(2−クロロ−3−メトキシ−4−メチル
スルホニルベンゾイル)−1−メトキシ−6−メチルス
ルホニルオキシメチルピペリジン−2,4−ジオン1.
0gを得た。このものをエチルアルコール10mlに溶
解し、室温で2Nー水酸化ナトリウム水溶液4mlを添
加し、そのまま2時間反応させた。反応終了後、冷却
下、反応液に2Nー塩酸を加え中和し、沈殿物をクロロ
ホルム20mlで抽出した。有機層を、水洗、無水硫酸
マグネシウムで乾燥し、クロロホルムを減圧留去した
後、得られた残留物は、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(クロロホルム:メタノール=19:1)で精製
し、淡黄色粉末として表記化合物0.15gを得た。
【0054】実施例11 1ーメトキシー2、4ーピペリジンジオンの製造
【0055】
【化21】
【0056】3−エトキシカルボニル−1−メトキシ−
2,4−ピペリジンジオン15.0g(0.070モ
ル)をアセトニトリル120mlに溶解し、水30ml
を添加後、還流下に2時間反応させた。反応終了後、反
応液を減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(クロロホルム:メチルアルコール=
19:1)で精製し、油状物質として表記化合物8.5
gを得た。 (参考例)
【0057】
【化22】
【0058】(1)3−メトキシアミノプロピオン酸エ
チルの製造 アクリル酸エチル20.0g(0.20モル)をメチル
アルコール80mlに溶解し、0℃でメトキシアミン1
0.3g(0.22モル)を滴下した後、室温で3時間
反応させた。反応終了後、メチルアルコールを減圧留去
し、油状物として3−メトキシアミノプロピオン酸エチ
ル24.2gを得た。
【0059】(2)2−エトキシカルボニル−N−(2
−エトキシカルボニルエチル)−N−メトキシ酢酸アミ
ドの製造 3−メトキシアミノプロピオン酸エチル14.7g
(0.10モル)をクロロホルム150mlに溶解し、
トリエチルアミン10.1g(0.10モル)を添加
後、−10〜−5℃でエチルマロン酸クロリド15.1
g(0.10モル)を滴下した。滴下後、室温で30分
反応させた。反応終了後、反応液を水洗、無水硫酸ナト
リウムで乾燥し、クロロホルムを減圧留去した後、油状
物質として2−エトキシカルボニル−N−(2−エトキ
シカルボニルエチル)−N−メトキシ酢酸アミド28.
0gを得た。
【0060】(3)3−エトキシカルボニル−1−メト
キシ−2,4−ピペリジンジオンの製造 2−エトキシカルボニル−N−(2−エトキシカルボニ
ルエチル)−N−メトキシ酢酸アミド26.1g(0.
10モル)をエチルアルコール80mlに溶解し、ナト
リウム2.8g(0.12モル)とエチルアルコール8
0mlより合成したナトリウムエチラートを室温で滴下
した後、室温で6時間反応させた。反応終了後、エチル
アルコールを減圧濃縮し、残留物を水180mlに溶解
した。この水溶液をクロロホルム50mlで洗浄後、冷
却下に希塩酸で中和して、遊離した油状物をクロロホル
ム150mlで抽出した。有機層を、水洗、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥し、クロロホルムを減圧留去して油状
物質として、3−エトキシカルボニル−1−メトキシ−
2,4−ピペリジンジオン15.0gを得た。
【0061】参考例に記載したようにして製造される化
合物の具体例を表1に示す。
【0062】
【表1】
【0063】次に、参考例に記載したようにして製造さ
れた化合物[V] およびその前駆体のH1 −NMRデータ
(CDCl3 、δppm)を以下に示す。 (1−メトキシ−2,4−ピペリジンジオン) 2.85(t,2H),3.40(s,2H),3.85(s,3H),3.85(t,2H) (3−エトキシカルボニル−1−メトキシ−6−メチル
−2,4−ピペリジンジオン) 1.34(d,3H),1.41(t,3H),2.57(dd,1H),2.94(dd,1H),3.81
(s,3H),3.90(m,1H),14.20(s,1H) (1−メトキシ−6−メチル−2,4−ピペリジンジオ
ン) 1.40(d,3H),2.67(dd,1H),3.05(dd,1H),3.43(s,2H),3.94
(s,3H),4.16(m,1H) (3−エトキシカルボニル−1−ヒドロキシ−6−メチ
ル−2,4−ピペリジンジオン) 1.38(d,3H),1.42(t,3H),2.63(dd,1H),3.00(dd,1H),3.93
(m,1H),4.40(q,2H),14.34(s,1H) (1−ヒドロキシ−6−メチル−2,4−ピペリジンジ
オン) 1.19(d,3H),2.44(dd,1H),2.84(dd,1H),3.14(d,1H),3.24
(d,1H),3.91(m,1H),9.40(bs,1H) (6−エチル−1−メトキシ−2,4−ピペリジンジオ
ン) 1.31(t,3H),1.37(d,3H),2.62(dd,1H),2.96(dd,1H),3.32
(dd,1H),3.40(d,1H),4.02(m,1H),4.07(q,2H) (3−エトキシカルボニル−1−メトキシ−6−メトキ
シメチル−2,4−ピペリジンジオン) 1.41(t,3H),2.95(m,2H),3.38(s,3H),3.60(m,2H),3.81
(s,3H),3.85(m,1H),4.15(m,1H),4.37(q,2H),14.36(s,1
H) 化合物[V] の具体例を表1 に示す。
【0064】
【表1】
【0065】次に、実施例に記載したようにして製造さ
れる化合物の具体例を第2表〜第5表に示す。
【0066】
【表201】
【0067】
【表202】
【0068】
【表203】
【0069】
【表204】
【0070】
【表205】
【0071】
【表206】
【0072】
【表207】
【0073】
【表301】
【0074】
【表302】
【0075】
【表401】
【0076】
【表402】
【0077】
【表403】
【0078】
【表404】
【0079】
【表405】
【0080】
【表406】
【0081】
【表407】
【0082】
【表408】
【0083】
【表501】
【0084】
【表502】
【0085】
【表503】
【0086】
【表504】
【0087】
【表505】
【0088】次に、実施例に記載したようにして製造さ
れた化合物のH1 −NMRデータ(CDCl3 、δpp
m)を以下に示す。尚、化合物番号は、第2表〜第5表
記載の化合物の番号と対応している。 化合物番号:(I-20) 1.40(d,3H)2.30(s,3H)2.54,2.85(m,2H)3.30(s,3H)3.99
(s,3H)4.12(m,1H)7.10(d,1H)7.87(d,1H)16.10(bs,1H)1
7.29(bs,1H) (I-22) 2.70,3.05(t,2H)3.71,3.80(t,2H)3.70,3.95(s,3H)7.49
(d,1H)7.96(bd,1H)8.50(bs,1H)16.32(bs,1H) (I-24) 2.70,3.06(t,2H)3.15(s,3H)3.68,3.96(s,3H)3.80,3.84
(t,2H)7.52(d,1H)8.26(d,1H)8.76(bs,1H) (I-28) 2.76,3.06(m,2H)3.27,3.28(s,3H)3.75(s,3H)3.75,3.84
(m,2H)3.97(s,3H)4.10(s,3H)7.15(d,1H)7.94(d,1H)15.2
1(bs,1H) (I-30) 2.29,2.30(s,1H)2.71,3.01(m,2H)3.29(s,3H)3.75(s,3H)
3.84(m,2H)3.98(s,3H)7.05(d,1H)7.85(d,1H)15.31(bs,1
H) (I-58) 1.42(d,3H)2.83(m,2H)3.28,3.30(s,3H)3.75,3.96(s,3H)
4.10,4.12(s,3H)7.15(m,1H)7.95(m,1H)16.83,17.50(bs,
1H) (I-62) 3.17(d,2H)3.72,4.00(s,3H)3.95(m,1H)4.3-4.9(m,2H)7.
45(d,1H)7.96(bd,1H)8.48(bs,1H) (I-989 1.45,1.55(m,3H)3.29(s,3H)3.80(m,1H)3.96(m,1H)4.00
(bs,3H)4.10(bs,3H)7.20(m,1H)7.95(m,1H)17.63,17.75
(bs,1H) (I-108) 2.80(m,1H)3.14(m,1H)3.70(m,1H)3.76(m,2H)3.97(s,3H)
4.09(s,3H)7.16(m,1H)7.92(d,1H) (I-112) 2.75(m,1H)3.15(m,1H)3.40(s,3H)3.55(m,1H)3.70(s,3H)
3.99(m,2H)7.50(d,1H)7.95(d,1H)8.50(bs,1H)16.42(bs,
1H) (I-114) 2.79(m,1H)3.10(m,1H)3.13(s,3H)3.35(bs,3H)3.55(m,1
H)3.69(s,3H)3.95(m,2H)7.50(d,1H)8.25(d,1H)8.75(bs,
1H)16.30(bs,1H) (I-118) 3.08(m,2H)3.29(s,3H)3.36(s,3H)3.69(m,1H)3.75(s,3H)
4.10(s,3H)7.15(m,1H)7.95(d,1H)16.92(bs,1H) (I-120) 2.29(s,3H)3.38(s,3H)3.75(m,2H)4.00(s,3H)4.10(s,3H)
7.09(m,1H)7.88(d,1H)16.85(bs,1H) (I-124) 3.16(s,3H)3.35(s,3H)3.68(m,1H)3.74(m,1H)3.98(s,3H)
4.04(m,2H)7.60(d,1H)8.30(m,1H)8.77(bs,1H)
【0089】(II-12) 1.05-1.25(m,1H)1.5-1.75(m,1H)2.1-2.3(m,1H)3.61(m,1
H)3.75,4.04(s,3H)7.43(bd,1H)7.95(d,1H)8.49(bs,1H)1
6.69,17.84(bs,1H) (II-14) 1.1-1.3(m,1H)1.7-2.4(m,2H)3.15(s,3H)3.63(m,1H)3.75
(s,3H)3.80(s,1H)4.05(s,1H)7.50(d,1H)8.25(d,1H)8.75
(bs,1H)16.55(bs,1H) (II-18) 1.14,1.27(m,1H)1.62(m,1H)2.17,2.40(m,1H)3.29(m,1H)
3.81,4.02(s,3H)4.07,4.10(s,3H)7.14(d,1H)7.91(d,1H) (II-20) 1.15,1.25(m,1H)1.62,1.71(m,1H)2.25(bs,3H)2.15,2.40
(m,1H)3.25(s,3H)3.60,3.61(m,1H)3.79,3.95(s,3H)4.00
(s,3H)7.03(d,1H)7.83(d,1H)17.29,17.55(bs,1H)
【0090】(III-20) 2.26(s,3H)2.46(s,3H)3.26(s,3H)3.97(s,3H)5.97(s,1H)
7.05(d,1H)7.86(d,1H)9.87(bs,1H) (III-22) 3.90(s,3H)6.05(d,1H)7.45(d,1H)7.66(d,1H)7.99(d,1H)
8.50(bs,1H) (III-24) 3.16(s,3H)3.91(s,3H)6.06(d,1H)7.54(d,1H)7.70(d,1H)
8.29(d,1H)8.77(bs,1H) (III-28) 2.32(s,3H)3.26(s,3H)3.95(s,3H)5.95(d,1H)7.72(d,1H)
7.86(d,1H)14.72(s,1H) (III-30) 2.30(s,3H)3.28(s,3H)3.97(s,3H)3.97(s,3H)6.02(d,1H)
7.74(d,1H)7.89(d,1H)14.90(s,1H) (III-32) 2.42(s,3H)3.87(s,3H)5.89(s,1H)7.45(bs,1H)7.97(bd,1
H)8.60(bs,1H)14.08(s,1H) (III-36) 2.44(d,3H)3.95(s,3H)5.86(s,1H)7.10(m,1H)7.49(m,1H)
14.43(s,1H) (III-38) 2.44(s,3H)3.28(s,3H)3.95(s,3H)3.98(s,3H)5.88(s,1H)
7.07(d,1H)7.88(d,1H)14.73(s,1H) (III-39) 2.44(s,3H)3.34(s,3H)3.50(s,3H)3.88(m,2H)3.95(s,3H)
4.45(t,2H)5.88(s,1H)7.15(d,1H)7.96(d,1H)14.35(s,1
H) (III-40) 2.29(s,3H)2.44(s,3H)3.28(s,3H)3.97(s,3H)4.02(s,3H)
5.86(s,1H)7.08(d,1H)7.87(d,1H)14.82(s,1H) ( III-60) 2.30(s,3H)3.39,3.50(s,3H)3.97(s,3H)4.03(s,3H)6.35
(s,1H)6.75(t;J=53Hz,1H)7.09(d,1H)7.90(d,1H)14.90
(s,1H) ( III-74) 3.15,3.16(s,3H)3.95,4.00(s,3H)6.20,6.60(s,1H)7.53
(bd,1H)8.33(bd,1H)8.78(bs,1H)10.03(s,1H)14.02(bs,1
H) (III-80) 2.31,2.32(s,3H)3.29(s,3H)3.95,4.00(s,3H)4.05,4.10
(s,3H)6.18,6.49(s,1H)7.07,7.10(d,1H)7.82,7.85(d,1
H)10.09(s,1H)14.78,14.80(bs,1H) (III-84) 3.18(s,3H)3.52(s,3H)3.90(s.3H)4.48(s,2H)6.19(s,1H)
7.62(d,1H)8.29(d,1H)8.78(s,1H)14.00(s,1H) (III-118) 1.34(t,3H)2.44(s,3H)3.28(s,3H)4.10(s,3H)4.16(q,2H)
5.86(s,1H)7.14(d,1H)7.95(d,1H)14.35(s,1H) ( III-119) 1.32(t,3H)2.44(s,3H)3.11,3.96(s,3H)4.15(q,2H)4.50
(t,2H)5.85(s,1H)7.12(d,1H)7.95(d,1H)14.32(s,1H) (III-120) 1.34(t,3H)2.32(s,3H)2.47(s,3H)3.28(s,3H)3.99(s,3H)
3.99(s,3H)4.14(q,2H)5.82(s,1H)7.09(d,1H)7.86(d,1H)
14.72(s,1H) (III-148) 1.35(t,3H)2.69(s,3H)3.29(s,3H)4.10(s,3H)4.16(q,2H)
7.14(d,1H)7.95(d,1H)15.36(s,1H)
【0091】(IV-60) 2.27(s,3H)3.26(s,3H)3.94(s,3H)3.98(s,3H)4.12(s,3H)
6.55(s,1H)7.06(d,1H)7.86(d,1H)8.15(s,1H) (IV-70) 1.37(t,3H)2.26,2.28(s,3H)3.26(s,3H)3.93(s,3H)3.96
(s,3H)4.36(q,2H)6.55(s,1H)7.06(d,1H)7.86(d,1H)8.16
(s,1H) (IV-74) 1.36(t,3H)3.16(s,3H)3.86(s,3H)4.36(q,2H)6.57,7.26
(s,1H)7.54(d,1H)8.29(d,1H)8.77(bs,1H) (IV-110) 2.25,2.27(s,3H)3.86(s,3H)3.94,4.13(s,3H)4.56,4.76
(d,2H)6.10(m,1H)6.30(m,1H)6.55(s,1H)6.90,7.06(d,1
H)7.80,7.86(d,1H)8.15,8.17(s,1H) (IV-114) 3.16(s,3H)3.87(s,3H)4.75(d,2H)6.14,6.40(m,1H)6.55,
7.29(s,1H)7.64(d,1H)8.30(d,1H)8.78(s,1H)13.85(bs,1
H)
【0092】本発明化合物(式〔I〕で表される化合物
又はその塩)は畑作条件で、土壌処理、茎葉処理のいず
れの方法でも高い除草活性を示す。メヒシバ、エノコロ
グサ類、オヒシバ、スズメノヒエ、スズメノテッポウ、
ハコベ、タデ類、ヒユ類、イチビ、シロザ、アメリカキ
ンゴジカ、アサガオ類、オナモミ、ブタクサ、ナズナ、
タネツケバナ、センダングサ、ヤエムグラ、ソバカズラ
等の各種の畑地雑草に高い効力を示し、トウモロコシ、
ムギ類、大豆、ワタ等の作物に選択性を示す化合物も含
まれている。
【0093】また本発明化合物は、ノビエ、ホタルイ、
ミズガヤツリ、コナギ、アゼナ、ミゾハコベ、キカシグ
サ、マツバイ、ウリカワ等の水田雑草に対し、優れた殺
草効力を有し、イネに選択性を示す化合物も含まれてい
る。
【0094】更に本発明化合物は果樹園、芝生、線路
端、空き地等の雑草の防除にも適用することができる。
【0095】本発明化合物には植物成長調節作用、殺菌
活性、殺虫・殺ダニ活性を有するものも含まれる。本発
明化合物の中間体化合物の中には除草活性を有するもの
も含まれる。また、本発明化合物は、高チロシン血症の
治療薬としての可能性もある。
【0096】
【課題を解決するための手段】
〔除草剤〕本発明除草剤は、本発明化合物の1種又は2
種以上を有効成分として含有する。本発明化合物を実際
に施用する際には他成分を加えず純粋な形で使用できる
し、また農薬として使用する目的で一般の農薬のとり得
る形態、即ち、水和剤、粒剤、粉剤、乳剤、水溶剤、フ
ロアブル等の形態で使用することもできる。添加剤およ
び担体としては固型剤を目的とする場合は、大豆粉、小
麦粉等の植物性粉末、珪藻土、燐灰石、石こう、タル
ク、ベントナイト、パイロフィライト、クレイ等の鉱物
性微粉末、安息香酸ソーダ、尿素、芒硝等の有機及び無
機化合物が使用される。液体の剤型を目的とする場合
は、ケロシン、キシレンおよびソルベントナフサ等の石
油留分、シクロヘキサン、シクロヘキサノン、ジメチル
ホルムアミド、ジメチルスルホキシド、アルコール、ア
セトン、トリクロルエチレン、メチルイソブチルケト
ン、鉱物油、植物油、水等を溶剤として使用する。これ
らの製剤において均一かつ安定な形態をとるために、必
要ならば界面活性剤を添加することもできる。
【0097】本発明除草剤における有効成分濃度は前述
した製剤の形により種々の濃度に変化するものである
が、例えば、水和剤に於いては、5〜90%、好ましく
は10〜85%:乳剤に於いては、3〜70%、好まし
くは5〜30%:粒剤に於いては、0.01〜30%、
好ましくは、0.05%〜10%の濃度が用いられる。
【0098】このようにして得られた水和剤、乳剤は水
で所定の濃度に希釈して懸濁液或いは乳濁液として、粒
剤はそのまま雑草の発芽前又は発芽後に土壌に散布処理
もしくは混和処理される。実際に本発明除草剤を適用す
るに当たっては10アール当たり有効成分0.1g以上
の適当量が施用される。
【0099】又、本発明除草剤は公知の殺菌剤、殺虫
剤、殺ダニ剤、除草剤、植物成長調整剤等と混合して使
用することも出来る。特に、除草剤と混合使用すること
により、使用薬量を減少させることが可能である。又、
省力化をもたらすのみならず、混合薬剤の相乗作用によ
り一層高い効果も期待できる。その場合、複数の公知除
草剤との組合せも可能である。
【0100】本発明除草剤と混合使用するにふさわしい
薬剤としては、ベンチオカーブ、モリネート、ジメピペ
レート等のカーバメイト系除草剤、チオカーバメイト系
除草剤、ブタクロール、プレチラクロール、メフェナセ
ット等の酸アミド系除草剤、クロメトキシニル、ビフェ
ノックス等のジフェニルエーテル系除草剤、アトラジ
ン、シアナジン等のトリアジン系除草剤、クロルスルフ
ロン、スルホメチュロン−メチル等のスルホニルウレア
系除草剤、MCP、MCPB等のフェノキシアルカンカ
ルボン酸系除草剤、ジクロホップ−メチル等のフェノキ
シフェノキシプロピオン酸系除草剤、フルアジホップブ
チル等のピリジルオキシフェノキシプロピオン酸系除草
剤、トリフルラリン、ペンジメタリン等のジニトロアニ
リン系除草剤、リニュロン、ジウロン等のウレア系除草
剤、ベンゾイルプロップエチル、フランプロップエチル
等のベンゾイルアミノプロピオン酸系除草剤、イマザキ
ン等のイミダゾリノン系除草剤、その他として、ピペロ
ホス、ダイムロン、ベンタゾン、ダイフェンゾコート、
ナプロアニリド、エトベンザニド、トリアゾフェナミ
ド、キンクロラック、更に、セトキシジム、クレソジム
等のシクロヘキサンジオン系の除草剤等が挙げられる。
又、これらの組み合わせた物に植物油及び油濃縮物を添
加することも出来る。
【0101】
【実施例】
〔除草剤〕次に、本発明除草剤に関する製剤例を若干示
すが、有効成分化合物、添加物及び添加割合は、本実施
例にのみ限定されることなく、広い範囲で変更可能であ
る。製剤実施例中の部は重量部を示す。
【0102】 実施例12 水和剤 本発明化合物 20部 ホワイトカーボン 20部 ケイソウ土 52部 アルキル硫酸ソーダ 8部 以上を均一に混合、微細に粉砕して、有効成分20%の
水和剤を得た。
【0103】 実施例13 乳剤 本発明化合物 20部 キシレン 55部 ジメチルホルムアミド 15部 ポリオキシエチレンフェニルエーテル 10部 以上を混合、溶解して有効成分20%の乳剤を得た。
【0104】 実施例14 粒剤 本発明化合物 5部 タルク 40部 クレー 38部 ベントナイト 10部 アルキル硫酸ソーダ 7部 以上を均一に混合して微細に粉砕後、直径0.5〜1.
0mmの粒状に造粒して有効成分5%の粒剤を得た。
【0105】
【発明の効果】次に本発明除草剤の効果に関する試験例
を示す。除草効果は下記の調査基準に従って調査し、殺
草指数で表した。
【0106】 調査基準 殺 草 率 殺 草 指 数 0% 0 20〜29% 2 40〜49% 4 60〜69% 6 80〜89% 8 100% 10 また、1、3、5、7、9の数値は、各々0と2、2と
4、4と6、6と8、8と10の中間の値を示す。
【0107】
【数1】
【0108】試験例1 茎葉散布処理 表面積が200cm2 のポットに畑土壌を充填し、表層
にメヒシバ、イヌビユ、イチビおよびトウモロコシの各
種子を播き、軽く覆土後温室内で生育させた。各雑草が
5〜10cmの草丈に生育した時点で各供試化合物の実
施例13示した乳剤を水で希釈して調整した250pp
mの薬液を100リットル/10aの割合(10a当た
り25g相当)で小型噴霧器にて雑草の茎葉部に散布し
た。3週間後に除草効果及びトウモロコシの薬害程度を
調査し、その結果を第6表に示した。
【0109】
【表6】
【0110】試験例2 畑作土壌処理 表面積が250cm2 のポットに畑土壌を充填し、アキ
ノエノコログサ、イチビ、イヌビユ及びトウモロコシの
種子を播種した。翌日実施例12に示した水和剤の希釈
液を、その有効成分が10a当たり、100gとなるよ
うに土壌表面に均一に散布し、処理後3週間後に除草効
果及びトウモロコシの薬害の程度を調査し、その結果を
第7表に示した。
【0111】
【表7】
【0112】試験例3 水田茎葉処理 表面積が100cm2 のポットに水田土壌を充填し、代
掻後、ノビエおよびタマガヤツリの種子を播種したの
ち、2葉期のイネを移植した。これを温室内で生育さ
せ、各雑草が1〜1.5葉期になった時点で水深3cm
に湛水した後に各供試化合物の実施例12で示した水和
剤の希釈液を有効成分6.25g/10aとなるように
滴下処理した。処理後3週間後に除草効果およびイネの
薬害程度を調査し、その結果を第8表に示した。
【0113】
【表8】
【表506】
【表507】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川名 貴 神奈川県小田原市高田345 日本曹達株式 会社小田原研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式〔I〕 【化1】 (式中、R1 は、置換されてもよいフェニル基、置換さ
    れてもよいピリジル基または置換されてもよいアラルキ
    ル基を表し、R2 は、水素原子、C1〜4アルキル基、
    C2〜4アルケニル基、C2〜4アルキニル基、C1〜
    4ハロアルキル基、C2〜4ハロアルケニル基、C2〜
    4ハロアルキニル基、置換フェニルC1〜4アルキル
    基、置換されていてもよいフェニル基、C1〜4アルコ
    キシC1〜4アルキル基、C1〜4アルキルチオC1〜
    4アルキル基、C1〜4アルキルスルフィニルC1〜4
    アルキル基、C1〜4アルキルスルホニルC1〜4アル
    キル基またはC1〜4アルコキシカルボニル基を表し、
    Xは、酸素原子またはN−R7 を表し、R7 は、水素原
    子、C1〜4アルキル基、C1〜4アルキルカルボニル
    基、置換されていてもよいフェニルカルボニル基または
    C1〜4アルコキシカルボニル基を表し、R3 、R4
    5 およびR6 は、それぞれ独立して水素原子、ハロゲ
    ン原子、C1〜4アルキル基、C1〜4ハロアルキル
    基、C1〜4アルコキシ基、C1〜4ハロアルコキシ
    基、C1〜4アルキルチオ基、C1〜4ルキルスルフィ
    ニル基、C1〜4アルキルスルホニル基、置換されてい
    てもよいフェニル基、C1〜4アルキルチオC1〜4ア
    ルキル基、C1〜4アルキルスルフィニルC1〜4アル
    キル基、C1〜4アルキルスルホニルC1〜4アルキル
    基、置換されていてもよいフェニルチオC1〜4アルキ
    ル基、置換されていてもよいフェニルスルフィニルC1
    〜4アルキル基、置換されていてもよいフェニルスルホ
    ニルC1〜4アルキル基、C1〜4アルコキシC1〜4
    アルキル基、置換されていてもよいフェニルC1〜4ア
    ルキルオキシC1〜4アルキル基、C1〜4アルキルカ
    ルボニルオキシC1〜4アルキル基、ヒドロキシC1〜
    4アルキル基、ジ(C1〜4アルコキシ)C1〜4アル
    キル基、C1〜4アルコキシカルボニル基、シアノ基、
    ホルミル基、ヒドロキシイミノC1〜4アルキル基、C
    1〜4アルコキシイミノC1〜4アルキル基、C2〜4
    アルケニルオキシイミノC1〜4アルキル基、C2〜4
    アルキニルオキシイミノC1〜4アルキル基、C1〜4
    ハロアルコキシイミノC1〜4アルキル基、C2〜4ハ
    ロアルケニルオキシイミノC1〜4アルキル基またはC
    2〜4ハロアルキニルオキシイミノC1〜4アルキル基
    を表し、また、R3 、R4 およびR5 、R6 は一緒にな
    ってC2〜5のアルキレン鎖を形成していてもよく、さ
    らにR4 とR5 は一緒になって単結合あるいはC1〜4
    のアルキレン鎖を形成してもよい。)で表される置換ピ
    ペリジンジオン誘導体またはその塩。
  2. 【請求項2】一般式〔II〕 【化2】 (式中、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 およびXは、前
    記と同じ意味を表す。)で表される置換ピペリジンジオ
    ン誘導体。
  3. 【請求項3】一般式〔I〕 【化3】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 およびX
    は、前記と同じ意味を表す。)で表される置換ピペリジ
    ンジオン誘導体の1種または2種以上を有効成分として
    含有することを特徴とする除草剤。
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