JPH08188569A - スルホニウム化合物の製造方法 - Google Patents

スルホニウム化合物の製造方法

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JPH08188569A
JPH08188569A JP1642495A JP1642495A JPH08188569A JP H08188569 A JPH08188569 A JP H08188569A JP 1642495 A JP1642495 A JP 1642495A JP 1642495 A JP1642495 A JP 1642495A JP H08188569 A JPH08188569 A JP H08188569A
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group
reaction
benzyl
naphthylmethyl
sulfonium
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JP1642495A
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English (en)
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Tokuyuki Muraoka
徳之 村岡
Hitoshi Katsuya
均 勝屋
Katsushige Takashita
勝滋 高下
Tatsuya Koizumi
達也 小泉
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Sanshin Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Sanshin Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】重合触媒として有用なスルホニウム化合物を製
造するにあたり、スルフィド化合物と炭素数1〜4のア
ルキルハライド、置換 あるいは非置換ベンジルハライ
ド、ナフチルメチルハライド、シンナミルハライドのい
ずれかを水中で反応させ、さらに生成中間体であるスル
ホニウムハライドを単離することなく、引き続き酢酸エ
チルを投入し、陰イオン交換反応により生成させる製造
法。 【効果】本発明の製造方法により、スルホニウム化合物
を、反応媒体として有機溶媒を使用することなく、水中
で反応させ、さらに中間体を媒体から単離することな
く、連続的に陰イオン交換反応をさせることができる。
また、陰イオン交換反応後、不純物として含まれるハロ
ゲンイオン濃度も少ない。よって、光および、または熱
硬化組成物の重合触媒として有用なスルホニウム化合物
の合成反応に寄与する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スルホニウム化合物の
製造方法に関する。更に詳しくは、光および、または熱
硬化組成物の重合触媒として有用であり、特にエポキシ
樹脂やスチレンなどのカチオン重合性ビニル化合物の重
合硬化剤として効果を有するスルホニウム化合物の製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スルホニウム化合物の製造方法と
しては、数多くの方法が提案されている。最も汎用であ
る方法は、反応性の高いアルキルハライドとスルフィド
化合物との反応である。この反応において、原料を溶解
させるためには有機溶媒が必要であり、反応溶媒として
有機溶媒を使用するのが常である。有機溶媒を使用した
場合、その取り扱いや、環境汚染等を考えると工業的に
好ましくない。
【0003】また、カチオン重合触媒として有用なスル
ホニウムへキサフルオロアンチモネート類を得るために
はスルホニウムハライドにNaSbF6等を作用させて
塩交換する必要があるが、陰イオン交換反応を行うに
は、イオンが解離した状態を作る必要があり、反応中間
体であるスルホニウムハライド化合物をとりだす工程が
必要となる。また、無溶媒で反応させる方法も考えられ
るが、反応生成物が反応容器中で固化してしまいこの方
法も工業的に好ましくない。
【0004】また、特開昭49−55657号には、特
定のビススルホニウム塩の製造方法として水系での方法
が開示されている。 しかし、この方法は、特定のスル
ホニウム化合物にのみ有効であるということ、さらに、
強酸性の水溶液中での反応を特徴としており、取り扱い
に問題があることや、予め水溶液の酸度調整をする必要
がある。
【0005】
【発明の構成】本発明は、重合触媒として有用なスルホ
ニウム化合物を製造するにあたり、スルフィド化合物と
1Xで表されるハライド化合物を水中で反応させ、さ
らにその生成中間体であるスルホニウムハライドを単離
することなく、引き続きエステル系有機溶媒を投入し、
MYで表される塩を作用させて陰イオン交換反応により
生成させるものである。さらに詳細に述べるならば、ス
ルフィド化合物に対して炭素数1〜4のアルキルハライ
ド、置換 あるいは非置換ベンジルハライド、ナフチル
メチルハライド、シンナミルハライドのいずれかを作用
させ、スルホニウムハライドを得る反応が水溶媒のみで
可能であることを見出したものであり、それに引き続
き、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル系有機溶媒
を当該反応液中に投入し、MYで表される塩を作用させ
て陰イオン交換反応を行うことにより容易に重合触媒を
生成させることができる。(ただし、R1は、炭素数1
〜4のアルキル基、ベンジル基、ハロゲノベンジル基、
メチルベンジル基、ジメチルベンジル基、トリメチルベ
ンジル基、メトキシベンジル基、クロロベンジル基、ジ
クロロベンジル基、トリクロロベンジル基、ニトロベン
ジル基、ジニトロベンジル基、トリニトロベンジル基、
α−ナフチルメチル基、β−ナフチルメチル基、ビニル
ベンジル基、シンナミル基のいずれかを、Xは、ハロゲ
ン原子、Mは、アルカリ金属、Yは、SbF6、PF6
AsF6、BF4のいずれかを示す。)
【0006】本発明の実施にあたって、出発原料である
スルフィド化合物は、限定がなく、いかなる構造のスル
フィドでもよい。具体例としては、4−ヒドロキシフェ
ニルメチルスルフィド、4−アセトキシフェニルメチル
スルフィド、4−(メトキシカルボニルオキシ)フェニ
ルメチルスルフィド、テトラヒドロチオフェン、チオフ
ェン、ジメチルスルフィド、ベンジルメチルスルフィ
ド、ジベンジルスルフィド、(α−ナフチルメチル)メ
チルスルフィド、ジ(α−ナフチルメチル)スルフィド
等がある。
【0007】このスルフィド化合物と反応させる上記R
1Xで表されるハライド化合物としては、塩化メチル、
ベンジルクロライド、クロルベンジルクロライド、メチ
ルベンジルクロライド、メトキシベンジルクロライド、
ニトロベンジルクロライド、α−ナフチルメチルクロラ
イド、β−ナフチルメチルクロライド、シンナミルクロ
ライド、ベンジルブロマイド、メチルベンジルブロマイ
ド、ニトロベンジルブロマイド、α−ナフチルメチルブ
ロマイド、シンナミルブロマイド等がある。
【0008】これらをスルフィド化合物に対して1.0
〜3.0モル比使用する。好ましくは、1.0〜1.2
モル比である。媒体として使用する水の投入量は、攪拌
可能量以上であれば良い。また、反応触媒や硫酸、塩酸
等の添加、共存があってもさしつかえない。反応温度は
60℃以下、好ましくは、25〜45℃の範囲である。
反応時間は0.5〜120時間、好ましくは10〜24
時間である。これによってスルホニウムハライド化合物
が高収率で得られる。
【0009】上記反応により得られたスルホニウムハラ
イドを引き続いてイオン交換を行う。この反応にはエス
テル系有機溶媒が必須である。このエステル系有機溶媒
としては、水と分離し、しかも生成するスルホニウム化
合物を溶解するものであればよく、代表的なものとして
は酢酸エチルが挙げられる。陰イオン交換反応に使用さ
れる非求核性陰イオンを有するアルカリ金属塩として
は、KSbF6,NaSbF6,KPF6,NaPF6,K
AsF6,NaAsF6,NaBF4,LiBF4等があ
る。アルカリ金属塩の投入は、エステル系有機溶媒の存
在下で行うことが好ましい。反応温度は40℃以下、好
ましくは20℃以下である。反応時間は3時間以下、好
ましくは1時間以下である。エステル系有機溶媒に抽出
されたスルホニウム化合物は、公知の方法により単離、
精製することができる。
【0010】本発明によって製造されるスルホニウム化
合物としては、4−ヒドロキシフェニルベンジルメチル
スルホニウムヘキサフルオロアンチモネート、4−ヒド
ロキシフェニルベンジルメチルスルホニウムヘキサフル
オロホスフェート、4−ヒドロキシフェニルベンジルメ
チルスルホニウムヘキサフルオロアルセネート、4−ヒ
ドロキシフェニルベンジルメチルスルホニウムテトラフ
ルオロボレート、4−アセトキシフェニルベンジルメチ
ルスルホニウムヘキサフルオロアンチモネート、4−ア
セトキシフェニルベンジルメチルスルホニウムヘキサフ
ルオロホスフェート、4−(メトキシカルボニルオキ
シ)フェニルベンジルメチルスルホニウムヘキサフルオ
ロアンチモネート、4−ヒドロキシフェニル(O−メチ
ルベンジル)メチルスルホニウムヘキサフルオロアンチ
モネート、4−ヒドロキシフェニル(O−メチルベンジ
ル)メチルスルホニウムヘキサフルオロホスフェート、
4−ヒドロキシフェニル(O−メチルベンジル)メチル
スルホニウムヘキサフルオロアルセネート、4−ヒドロ
キシフェニル(O−メチルベンジル)メチルスルホニウ
ムテトラフルオロボレート、4−(ベンゾイルオキシ)
フェニル(O−メチルベンジル)メチルスルホニウムヘ
キサフルオロホスフェート、4−ヒドロキシフェニル
(p−ニトロベンジル)メチルスルホニウムヘキサフル
オロアンチモネート、4−ヒドロキシフェニル(p−ニ
トロベンジル)メチルスルホニウムヘキサフルオロホス
フェート、4−アセトキシフェニル(p−ニトロベンジ
ル)メチルスルホニウムテトラフルオロボレート、4−
ヒドロキシフェニル(α−ナフチルメチル)メチルスル
ホニウムヘキサフルオロアンチモネート、4−ヒドロキ
シフェニル(α−ナフチルメチル)メチルスルホニウム
ヘキサフルオロホスフェート、4−ヒドロキシフェニル
シンナミルメチルスルホニウムヘキサフルオロアンチモ
ネート、4−ヒドロキシフェニルシンナミルメチルスル
ホニウムヘキサフルオロホスフェート、4−(メトキシ
カルボニルオキシ)フェニルシンナミルメチルへキサフ
ルオロアンチモネート、ベンジルテトラメチレンスルホ
ニウムへキサフルオロアンチモネート、ベンジルテトラ
メチレンスルホニウムへキサフルオロホスフェート、O
−メチルベンジルテトラメチレンスルホニウムへキサフ
ルオロアンチモネート、p−ニトロベンジルテトラメチ
レンスルホニウムへキサフルオロアンチモネート、(α
−ナフチルメチル)テトラメチレンスルホニウムへキサ
フルオロアンチモネート、シンナミルテトラメチレンス
ルホニウムへキサフルオロアンチモネート、ベンジルジ
メチルスルホニウムヘキサフルオロアンチモネート、
(α−ナフチルメチル)ジメチルスルホニウムへキサフ
ルオロアンチモネート、(α−ナフチルメチル)ジメチ
ルスルホニウムへキサフルオロホスフェート、シンナミ
ルジメチルスルホニウムヘキサフルオロアンチモネー
ト、(α−ナフチルメチル)ベンジルメチルスルホニウ
ムヘキサフルオロアンチモネート、トリベンジルスルホ
ニウムヘキサフルオロアンチモネート等が挙げられる。
【0011】
【実施例】以下に本発明の実施例を示すが、本発明の範
囲はこれに限定されるものではない。
【0012】比較例1 500ml四つ口コルベンに攪拌機、温度計、コンデン
サーをそれぞれ設置する。なお、以下の比較例、実施例
において同様の装置を使用する。4−ヒドロキシフェニ
ルメチルスルフィド14.5g、ベンジルクロライド1
4.4g仕込む。無溶媒下、40℃で反応を開始したと
ころ、1時間後には固化し攪拌不能となった。
【0013】比較例2 4−ヒドロキシフェニルメチルスルフィド14.5g、
ベンジルクロライド14.4gを仕込む。メタノール1
00mlを投入し、40℃で20時間反応させる。反応
後エバポレーターでメタノールを回収し、白色結晶1
8.9gを得た。300ml三角フラスコに、水100
ml、酢酸エチル100mlを投入し、上記の白色結晶
18.9gを仕込む。さらに、NaSbF6を18.3
g仕込み 15℃で1時間反応する。反応後分液により
酢酸エチル層を取り出し、減圧下で濃縮して白色結晶を
得た。得られた結晶を乾燥した。得量は21.8gであ
った。NMR分析、IR分析、および元素分析の結果、
生成物が4−ヒドロキシフェニルベンジルメチルスルホ
ニウムヘキサフルオロアンチモネートであることを確認
した。収率は66.0%、また、融点は109.5〜1
13.0℃であった。なお、イオンクロマト分析による
塩素イオンの含有濃度は218ppmであった。
【0014】比較例3 4−ヒドロキシフェニルメチルスルフィド14.5g、
ベンジルクロライド14.4g仕込む。水300mlを
投入し、40℃で20時間反応させる。反応後、トルエ
ン100ml、NaSbF623.0g仕込み、15℃
で1時間反応する。反応後分液によりトルエン層を取り
出し、減圧下で濃縮したがオイル状のものが極少量得ら
れただけで結晶物は得られなかった。
【0015】実施例1 4−ヒドロキシフェニルメチルスルフィド14.5g、
ベンジルクロライド14.4g仕込む。水300mlを
投入し、40℃で20時間反応させる。反応後、酢酸エ
チル100ml、NaSbF623.0g仕込み、15
℃で1時間反応する。反応後分液により酢酸エチル層を
取り出し、減圧下で濃縮して白色結晶を得た。得られた
結晶を乾燥した。得量は37.3gであった。NMR分
析、IR分析、および元素分析の結果、生成物が4−ヒ
ドロキシフェニルベンジルメチルスルホニウムヘキサフ
ルオロアンチモネートであることを確認した。収率は8
9.8%、また、融点は113.5〜115.0℃であ
った。なお、イオンクロマト分析による塩素イオンの含
有濃度は10ppm以下であった。
【0016】実施例2 4−ヒドロキシフェニルメチルスルフィド14.5g、
ベンジルクロライド14.4g仕込む。水300mlを
投入し、40℃で20時間反応させる。反応後、酢酸エ
チル100ml、KPF616.4g仕込み、15℃で
30分間反応する。反応後分液により酢酸エチル層を取
り出し、減圧下で濃縮して白色結晶を得た。得られた結
晶を乾燥した。得量は30.7gであった。NMR分
析、IR分析、および元素分析の結果、生成物が4−ヒ
ドロキシフェニルベンジルメチルスルホニウムヘキサフ
ルオロホスフェートであることを確認した。収率は9
1.6%、また、融点は140.0〜143.0℃であ
った。なお、イオンクロマト分析による塩素イオンの含
有濃度は10ppm以下であった。
【0017】実施例3 4−ヒドロキシフェニルメチルスルフィド28.0g、
O−メチルベンジルクロライド30.9g仕込む。水3
00mlを投入し、35℃で20時間反応させる。反応
後、酢酸エチル100ml、KSbF647.2g仕込
み、15℃で30分間反応する。反応後分液により酢酸
エチル層を取り出し、減圧下で濃縮して白色結晶を得
た。得られた結晶を乾燥した。得量は78.6gであっ
た。NMR分析、IR分析、および元素分析の結果、生
成物が4−ヒドロキシフェニル(O−メチルベンジル)
メチルスルホニウムヘキサフルオロアンチモネートであ
ることを確認した。収率は95.0%、また、融点は1
38.0〜139.5℃であった。なお、イオンクロマ
ト分析による塩素イオンの含有濃度は10ppm以下で
あった。
【0018】実施例4 4−ヒドロキシフェニルメチルスルフィド11.8g、
p−ニトロベンジルブロマイド19.9g仕込む。水2
00mlを投入し、35℃で20時間反応させる。反応
後、酢酸エチル200ml、NaSbF620.2g仕
込み、15℃で30分間反応する。反応後分液により酢
酸エチル層を取り出し、減圧下で濃縮して白色結晶を得
た。得られた結晶を乾燥した。得量は37.5gであっ
た。NMR分析、IR分析、および元素分析の結果、生
成物が4−ヒドロキシフェニル(p−ニトロベンジル)
メチルスルホニウムヘキサフルオロアンチモネートであ
ることを確認した。収率は93.7%、また、融点は1
61.0〜162.5℃であった。
【0019】実施例5 4−ヒドロキシフェニルメチルスルフィド13.0g、
α−ナフチルメチルクロライド18.1g仕込む。水3
00mlを投入し、35℃で20時間反応させる。反応
後、酢酸エチル150ml、NaSbF620.7g仕
込み、15℃で30分間反応する。反応後分液により酢
酸エチル層を取り出し、減圧下で濃縮して白色結晶を得
た。得られた結晶を乾燥した。得量は40.0gであっ
た。NMR分析、IR分析、および元素分析の結果、生
成物が4−ヒドロキシフェニル(α−ナフチルメチル)
メチルスルホニウムヘキサフルオロアンチモネートであ
ることを確認した。収率は96.6%、また、融点は1
23.0〜125.0℃であった。なお、イオンクロマ
ト分析による塩素イオンの含有濃度は10ppm以下で
あった。
【0020】実施例6 4−ヒドロキシフェニルメチルスルフィド7.0g、シ
ンナミルクロライド8.4g仕込む。水300mlを投
入し、35℃で20時間反応させる。反応後、酢酸エチ
ル100ml、NaSbF611.6g仕込み、15℃
で1時間反応する。反応後分液により酢酸エチル層を取
り出し、減圧下で濃縮し、白色結晶を得た。得られた結
晶を乾燥した。得量は20.4gであった。NMR分
析、IR分析、および元素分析の結果、生成物が4−ヒ
ドロキシフェニルシンナミルメチルスルホニウムヘキサ
フルオロアンチモネートであることを確認した。収率は
92.1%、また、融点は124.0〜126.0℃で
あった。なお、イオンクロマト分析による塩素イオンの
含有濃度は10ppm以下であった。
【0021】実施例7 4−(メトキシカルボニルオキシ)フェニルメチルスル
フィド19.8g、α−ナフチルメチルクロライド1
9.4g仕込む。水300mlを投入し、35℃で20
時間反応させる。反応後、酢酸エチル100ml、KS
bF623.6g仕込み、15℃で30分間反応する。
反応後分液により酢酸エチル層を取り出し、減圧下で濃
縮し、白色結晶を得た。得られた結晶を乾燥した。得量
は45.0gであった。NMR分析、IR分析、および
元素分析の結果、生成物が4−(メトキシカルボニルオ
キシ)フェニル(α−ナフチルメチル)メチルスルホニ
ウムヘキサフルオロアンチモネートであることを確認し
た。収率は90.9%、また、融点は125.0〜12
7.0℃であった。なお、イオンクロマト分析による塩
素イオンの含有濃度は10ppm以下であった。
【0022】実施例8 テトラヒドロチオフェン7.0g、ベンジルクロライド
11.1g仕込む。水250mlを投入し、40℃で4
8時間反応させる。反応後、酢酸エチル100ml、N
aSbF619.0g仕込み、15℃で1時間反応す
る。反応後分液により酢酸エチル層を取り出し、減圧下
で濃縮し、白色結晶を得た。得られた結晶を乾燥した。
得量は26.2gであった。NMR分析、IR分析、お
よび元素分析の結果、生成物がベンジルテトラメチレン
スルホニウムへキサフルオロアンチモネートであること
を確認した。収率は86.0%、また、融点は125.
0〜127.0℃であった。なお、イオンクロマト分析
による塩素イオンの含有濃度は10ppm以下であっ
た。
【0023】実施例9 テトラヒドロチオフェン7.0g、ベンジルクロライド
11.1g仕込む。水250mlを投入し、40℃で4
8時間反応させる。反応後、酢酸エチル100ml、K
PF612.6g仕込み、15℃で30分間反応する。
反応後分液により酢酸エチル層を取り出し、減圧下で濃
縮し、白色結晶を得た。得られた結晶を乾燥した。得量
は19.7gであった。NMR分析、IR分析、および
元素分析の結果、生成物がベンジルテトラメチレンスル
ホニウムへキサフルオロホスフェートであることを確認
した。収率は88.7%、また、融点は141.0〜1
43.0℃であった。なお、イオンクロマト分析による
塩素イオンの含有濃度は10ppm以下であった。
【0024】実施例10 テトラヒドロチオフェン7.0g、α−ナフチルメチル
クロライド15.4g仕込む。水300mlを投入し、
40℃で48時間反応させる。反応後、酢酸エチル10
0ml、NaSbF617.7g仕込み、15℃で30
分間反応する。反応後分液により酢酸エチル層を取り出
し、減圧下で濃縮し、白色結晶を得た。得られた結晶を
乾燥した。得量は28.0gであった。NMR分析、I
R分析、および元素分析の結果、生成物がα−ナフチル
メチルテトラメチレンスルホニウムへキサフルオロアン
チモネートであることを確認した。収率は88.2%、
また、融点は130.0〜132.0℃であった。な
お、イオンクロマト分析による塩素イオンの含有濃度は
10ppm以下であった。
【0025】実施例11 テトラヒドロチオフェン7.0g、シンナミルクロライ
ド13.3g仕込む。水250mlを投入し、40℃で
48時間反応させる。反応後、酢酸エチル100ml、
NaSbF617.7g仕込み、15℃で30分間反応
する。反応後分液により酢酸エチル層を取り出し、減圧
下で濃縮し、白色結晶を得た。得られた結晶を乾燥し
た。得量は27.1gであった。NMR分析、IR分
析、および元素分析の結果、生成物がシンナミルテトラ
メチレンスルホニウムへキサフルオロアンチモネートで
あることを確認した。収率は90.1%、また、融点は
89.0〜90.0℃であった。なお、イオンクロマト
分析による塩素イオンの含有濃度は10ppm以下であ
った。
【0026】実施例12 ジメチルスルフィド5.0g、α−ナフチルメチルクロ
ライド15.6g仕込む。水200mlを投入し、35
℃で48時間反応させる。反応後、酢酸エチル100m
l、NaSbF617.9g仕込み、15℃で30分間
反応する。反応後分液により酢酸エチル層を取り出し、
減圧下で濃縮し、白色結晶を得た。得られた結晶を乾燥
した。得量は26.6gであった。NMR分析、IR分
析、および元素分析の結果、生成物がジメチルα−ナフ
チルメチルスルホニウムへキサフルオロアンチモネート
であることを確認した。収率は87.5%、また、融点
は133.0〜135.0℃であった。なお、イオンク
ロマト分析による塩素イオンの含有濃度は10ppm以
下であった。
【0027】
【発明の効果】本発明の製造方法により、スルホニウム
化合物を、反応媒体として有機溶媒を使用することな
く、水中で反応させ、さらに中間体であるスルホニウム
ハライド化合物を媒体から単離することなく、連続的に
陰イオン交換反応をさせることができる。また、陰イオ
ン交換反応後、不純物として含まれるハロゲンイオン濃
度も少なく、イオン交換反応が定量的に進行しているこ
とが理解される。よって本発明の方法はスルホニウム化
合物の効率的な合成反応に寄与することができる。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スルフィド化合物とR4Xで表されるハ
    ライド化合物を水中で反応させ、反応後引き続きエステ
    ル系有機溶媒の存在下でMYで表される塩を作用させる
    ことを特徴とするスルホニウム化合物の製造方法。(た
    だし、R4は、炭素数1〜4のアルキル基、置換 ある
    いは非置換ベンジル基、ナフチルメチル基、シンナミル
    基のいずれかを、Xは、ハロゲン原子、Mは、アルカリ
    金属、Yは、SbF6、PF6、AsF6、BF4のいずれ
    かを示す。)
  2. 【請求項2】 請求項1記載のR4が、ベンジル基、ハ
    ロゲノベンジル基、メチルベンジル基、ジメチルベンジ
    ル基、トリメチルベンジル基、メトキシベンジル基、ク
    ロロベンジル基、ジクロロベンジル基、トリクロロベン
    ジル基、ニトロベンジル基、ジニトロベンジル基、トリ
    ニトロベンジル基、α−ナフチルメチル基、β−ナフチ
    ルメチル基、ビニルベンジル基のいずれかで表されるス
    ルホニウム化合物の製造方法。
  3. 【請求項3】 化1で表されるスルフィド化合物とR4
    Xで表されるハライド化合物を水中で反応させ、反応後
    引き続きエステル系有機溶媒の存在下でMYで表される
    塩を作用させることを特徴とする化2で表されるスルホ
    ニウム化合物の製造方法。 【化1】 【化2】 (ただし、式中R4は、炭素数1〜4のアルキル基、ベ
    ンジル基、ハロゲノベンジル基、メチルベンジル基、ジ
    メチルベンジル基、トリメチルベンジル基、メトキシベ
    ンジル基、クロロベンジル基、ジクロロベンジル基、ト
    リクロロベンジル基、ニトロベンジル基、ジニトロベン
    ジル基、トリニトロベンジル基、α−ナフチルメチル
    基、β−ナフチルメチル基、ビニルベンジル基、シンナ
    ミル基のいずれかを、R1は、水素、メチル基、アセチ
    ル基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、
    ベンゾイル基、フェノキシカルボニル基、クロロアセチ
    ル基、ジクロロアセチル基、トリクロロアセチル基、ト
    リフルオロアセチル基のいずれかを、R2は、水素、ハ
    ロゲン、炭素数1〜4のアルキル基のいずれかを、R3
    は、炭素数1〜4のアルキル基またはベンジル基、X
    は、ハロゲン原子、Mは、アルカリ金属、Yは、SbF
    6、PF6、AsF6、BF4のいずれかを示す。)
  4. 【請求項4】 R5−S−R6で表されるスルフィド化合
    物とR4Xで表されるハライド化合物を水中で反応さ
    せ、反応後引き続きエステル系有機溶媒の存在下でMY
    で表される塩を作用させることを特徴とするR456
    +-で表されるスルホニウム化合物の製造方法。(た
    だし、式中R4は、炭素数1〜4のアルキル基、ベンジ
    ル基、ハロゲノベンジル基、メチルベンジル基、ジメチ
    ルベンジル基、トリメチルベンジル基、メトキシベンジ
    ル基、クロロベンジル基、ジクロロベンジル基、トリク
    ロロベンジル基、ニトロベンジル基、ジニトロベンジル
    基、トリニトロベンジル基、α−ナフチルメチル基、β
    −ナフチルメチル基、ビニルベンジル基、シンナミル基
    のいずれかを、R5,R6は、それぞれ炭素数1〜4のア
    ルキル基、ベンジル基、ハロゲノベンジル基、または、
    5,R6は隣接イオウ原子とともに含イオウ複素環を形
    成してもよい。Xは、ハロゲン原子、Mは、アルカリ金
    属、Yは、SbF6、PF6、AsF6、BF4のいずれか
    を示す。)
  5. 【請求項5】 請求項4記載のR6がメチル基であるス
    ルホニウム化合物の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項4記載のR5−S−R6 で表され
    るスルフィド化合物がテトラヒドロチオフェンであるス
    ルホニウム化合物の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6記載の水中での反応におい
    て、反応温度が45℃以下であるスルホニウム化合物の
    製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜6記載のR4Xで表されるハ
    ライド化合物の仕込みモル比がスルフィド化合物に対し
    て1.0以上1.2以下であるスルホニウム化合物の製
    造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜6記載のエステル系有機溶媒
    が酢酸エチルであるスルホニウム化合物の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項1〜6記載のMYで表される塩
    の作用において、反応温度が20℃以下であるスルホニ
    ウム化合物の製造方法。
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