JPH08189794A - 熱交換器の製造方法 - Google Patents
熱交換器の製造方法Info
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- JPH08189794A JPH08189794A JP7004213A JP421395A JPH08189794A JP H08189794 A JPH08189794 A JP H08189794A JP 7004213 A JP7004213 A JP 7004213A JP 421395 A JP421395 A JP 421395A JP H08189794 A JPH08189794 A JP H08189794A
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- heat exchanger
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- heat transfer
- transfer surface
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B82—NANOTECHNOLOGY
- B82Y—SPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
- B82Y30/00—Nanotechnology for materials or surface science, e.g. nanocomposites
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Nanotechnology (AREA)
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- Materials Engineering (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、熱交換器の空気側伝熱面の表面を
一様に撥水性にし、この熱交換器の表面での着霜現象を
長期にわたって抑制することを目的とするものである。 【構成】 一端にクロルシリル基を、他端に直鎖状フッ
化炭素基を有するクロロシラン系界面活性剤を含む溶液
を熱交換器の空気側伝熱面にスプレー塗布し、フロロカ
ーボン系単分子膜5を熱交換器の空気側伝熱面の表面に
形成する。
一様に撥水性にし、この熱交換器の表面での着霜現象を
長期にわたって抑制することを目的とするものである。 【構成】 一端にクロルシリル基を、他端に直鎖状フッ
化炭素基を有するクロロシラン系界面活性剤を含む溶液
を熱交換器の空気側伝熱面にスプレー塗布し、フロロカ
ーボン系単分子膜5を熱交換器の空気側伝熱面の表面に
形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機や冷蔵庫、
ショーケース等に用いる熱交換器の空気側伝熱面の被膜
の形成方法に関するものである。
ショーケース等に用いる熱交換器の空気側伝熱面の被膜
の形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、ヒートポンプ式空気調和
機を暖房運転したとき、外気温が低くなると、室外側に
用いられる熱交換器の空気側伝熱面の表面に、霜が付着
成長し、暖房能力を低下させるので、霜を取り除くた
め、しばしば除霜運転をしなければならず、暖房快適感
の低下やエネルギー効率の低下を招くという問題があっ
た。
機を暖房運転したとき、外気温が低くなると、室外側に
用いられる熱交換器の空気側伝熱面の表面に、霜が付着
成長し、暖房能力を低下させるので、霜を取り除くた
め、しばしば除霜運転をしなければならず、暖房快適感
の低下やエネルギー効率の低下を招くという問題があっ
た。
【0003】熱交換器の空気側伝熱面の表面を撥水性に
することにより、着霜現象を抑制することができるの
で、熱交換器の空気側伝熱面の表面にフッ素樹脂等をコ
ーティングする方法が用いられていた。
することにより、着霜現象を抑制することができるの
で、熱交換器の空気側伝熱面の表面にフッ素樹脂等をコ
ーティングする方法が用いられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、熱交換
器の空気側伝熱面の表面にフッ素樹脂等を塗布する従来
の被膜の形成方法では、被膜形成は容易であるが、塗布
膜が薄いと、ピンホールが発生し易く充分な撥水性が得
られず、また、ピンホールがないように塗布しても、塗
布膜の密着強度が低く、撥水性の効果が長期にわたって
は得られないという課題を有していた。
器の空気側伝熱面の表面にフッ素樹脂等を塗布する従来
の被膜の形成方法では、被膜形成は容易であるが、塗布
膜が薄いと、ピンホールが発生し易く充分な撥水性が得
られず、また、ピンホールがないように塗布しても、塗
布膜の密着強度が低く、撥水性の効果が長期にわたって
は得られないという課題を有していた。
【0005】また、液槽への浸漬により化学吸着単分子
膜を形成することも考えられるが、この場合には、吸着
試薬を溶媒で希釈した液槽中に熱交換器を浸漬させるた
め、大きなタンクや多量の試薬を必要とするという課題
があった。
膜を形成することも考えられるが、この場合には、吸着
試薬を溶媒で希釈した液槽中に熱交換器を浸漬させるた
め、大きなタンクや多量の試薬を必要とするという課題
があった。
【0006】本発明は、上記従来例の課題を解決するも
ので、熱交換器の、空気と熱交換をする伝熱面である空
気側伝熱面の表面を一様に撥水性にし、密度が高くかつ
密着強度が高い化学吸着膜を、少量の試薬で効率よく形
成するもので、この熱交換器の表面での着霜現象を抑制
することを目的とするものである。
ので、熱交換器の、空気と熱交換をする伝熱面である空
気側伝熱面の表面を一様に撥水性にし、密度が高くかつ
密着強度が高い化学吸着膜を、少量の試薬で効率よく形
成するもので、この熱交換器の表面での着霜現象を抑制
することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の第1は、熱交換器の空気側伝熱面を洗浄す
る工程の後、乾燥雰囲気下で、一端にクロルシリル基
(SiCln X3-n 基、n=1、2、3、Xは官能基)
を、他端に直鎖状フッ化炭素基を有するクロロシラン系
界面活性剤を含む溶液を塗布して前記熱交換器の空気側
伝熱面の表面の水酸基と反応させる工程と、非水系有機
溶剤を用いて前記熱交換器の空気側伝熱面上に残った未
反応の前記クロロシラン系界面活性剤を含む溶液を洗浄
除去する工程と、残ったクロルシリル基を水と反応させ
る工程とからなり、前記クロロシラン系界面活性剤より
なる化学吸着単分子膜を前記熱交換器の空気側伝熱面の
表面全体にわたり形成する熱交換器の製造方法である。
め、本発明の第1は、熱交換器の空気側伝熱面を洗浄す
る工程の後、乾燥雰囲気下で、一端にクロルシリル基
(SiCln X3-n 基、n=1、2、3、Xは官能基)
を、他端に直鎖状フッ化炭素基を有するクロロシラン系
界面活性剤を含む溶液を塗布して前記熱交換器の空気側
伝熱面の表面の水酸基と反応させる工程と、非水系有機
溶剤を用いて前記熱交換器の空気側伝熱面上に残った未
反応の前記クロロシラン系界面活性剤を含む溶液を洗浄
除去する工程と、残ったクロルシリル基を水と反応させ
る工程とからなり、前記クロロシラン系界面活性剤より
なる化学吸着単分子膜を前記熱交換器の空気側伝熱面の
表面全体にわたり形成する熱交換器の製造方法である。
【0008】本発明の第2は、熱交換器の空気側伝熱面
を洗浄する工程の後、乾燥雰囲気下で、一端にクロルシ
リル基(SiCln X3-n 基、n=1、2、3、Xは官
能基)を、他端に直鎖状フッ化炭素基を有するクロロシ
ラン系界面活性剤を含む溶液を塗布して前記熱交換器の
空気側伝熱面の表面の水酸基と反応させる工程と、前記
溶液を蒸発させた後、残ったクロルシリル基を水と反応
させる工程とからなり、前記クロロシラン系界面活性剤
よりなるポリマー状の化学吸着膜を前記熱交換器の空気
側伝熱面の表面全体にわたり形成する熱交換器の製造方
法である。
を洗浄する工程の後、乾燥雰囲気下で、一端にクロルシ
リル基(SiCln X3-n 基、n=1、2、3、Xは官
能基)を、他端に直鎖状フッ化炭素基を有するクロロシ
ラン系界面活性剤を含む溶液を塗布して前記熱交換器の
空気側伝熱面の表面の水酸基と反応させる工程と、前記
溶液を蒸発させた後、残ったクロルシリル基を水と反応
させる工程とからなり、前記クロロシラン系界面活性剤
よりなるポリマー状の化学吸着膜を前記熱交換器の空気
側伝熱面の表面全体にわたり形成する熱交換器の製造方
法である。
【0009】本発明の第3は、熱交換器の空気側伝熱面
を洗浄する工程の後、乾燥雰囲気下で、クロロシリル基
を分子内に複数含む物質を溶解した溶液を塗布して前記
熱交換器の空気側伝熱面の表面の水酸基と反応させる工
程と、非水系有機溶剤を用いて前記熱交換器の空気側伝
熱面上に残った未反応の前記物質を含む溶液を洗浄除去
した後、水と反応させる工程とにより前記熱交換器の空
気側伝熱面の表面のクロロシリル基をシラノール基に変
化させシロキサン系単分子膜を形成する工程と、乾燥雰
囲気下で、一端にクロルシリル基(SiCln X
3-n 基、n=1、2、3、Xは官能基)を、他端に直鎖
状フッ化炭素基を有するクロロシラン系界面活性剤を含
む溶液を塗布して前記熱交換器の空気側伝熱面の表面の
前記シロキサン系単分子膜と反応させる工程と、非水系
有機溶剤を用いて前記熱交換器の空気側伝熱面上に残っ
た未反応の前記クロロシラン系界面活性剤を含む溶液を
洗浄除去する工程と、残ったクロルシリル基を水と反応
させる工程とからなり、前記クロロシラン系界面活性剤
よりなる化学吸着単分子膜を前記熱交換器の空気側伝熱
面の表面の前記シロキサン系単分子膜の上全体に累積形
成する熱交換器の製造方法である。
を洗浄する工程の後、乾燥雰囲気下で、クロロシリル基
を分子内に複数含む物質を溶解した溶液を塗布して前記
熱交換器の空気側伝熱面の表面の水酸基と反応させる工
程と、非水系有機溶剤を用いて前記熱交換器の空気側伝
熱面上に残った未反応の前記物質を含む溶液を洗浄除去
した後、水と反応させる工程とにより前記熱交換器の空
気側伝熱面の表面のクロロシリル基をシラノール基に変
化させシロキサン系単分子膜を形成する工程と、乾燥雰
囲気下で、一端にクロルシリル基(SiCln X
3-n 基、n=1、2、3、Xは官能基)を、他端に直鎖
状フッ化炭素基を有するクロロシラン系界面活性剤を含
む溶液を塗布して前記熱交換器の空気側伝熱面の表面の
前記シロキサン系単分子膜と反応させる工程と、非水系
有機溶剤を用いて前記熱交換器の空気側伝熱面上に残っ
た未反応の前記クロロシラン系界面活性剤を含む溶液を
洗浄除去する工程と、残ったクロルシリル基を水と反応
させる工程とからなり、前記クロロシラン系界面活性剤
よりなる化学吸着単分子膜を前記熱交換器の空気側伝熱
面の表面の前記シロキサン系単分子膜の上全体に累積形
成する熱交換器の製造方法である。
【0010】本発明の第4は、熱交換器の空気側伝熱面
を洗浄する工程の後、乾燥雰囲気下で、クロルシリル基
を分子内に複数含む物質を溶解した溶液を塗布して前記
熱交換器の空気側伝熱面の表面の水酸基と反応させる工
程と、前記溶液を蒸発させた後、水と反応させる工程と
により前記熱交換器の空気側伝熱面の表面のクロロシリ
ル基をシラノール基に変化させシロキサン系のポリマー
状の化学吸着膜を形成する工程と、乾燥雰囲気下で、一
端にクロルシリル基(SiCln X3-n 基、n=1、
2、3、Xは官能基)を、他端に直鎖状フッ化炭素基を
有するクロロシラン系界面活性剤を含む溶液を塗布して
前記熱交換器の空気側伝熱面の表面の前記シロキサン系
のポリマー状の化学吸着膜と反応させる工程と、非水系
有機溶剤を用いて前記熱交換器の空気側伝熱面上に残っ
た未反応の前記クロロシラン系界面活性剤を含む溶液を
洗浄除去する工程と、残ったクロルシリル基を水と反応
させる工程とからなり、前記クロロシラン系界面活性剤
よりなる化学吸着単分子膜を前記熱交換器の空気側伝熱
面の表面の前記シロキサン系のポリマーの化学吸着膜の
上全体に累積形成する熱交換器の製造方法である。
を洗浄する工程の後、乾燥雰囲気下で、クロルシリル基
を分子内に複数含む物質を溶解した溶液を塗布して前記
熱交換器の空気側伝熱面の表面の水酸基と反応させる工
程と、前記溶液を蒸発させた後、水と反応させる工程と
により前記熱交換器の空気側伝熱面の表面のクロロシリ
ル基をシラノール基に変化させシロキサン系のポリマー
状の化学吸着膜を形成する工程と、乾燥雰囲気下で、一
端にクロルシリル基(SiCln X3-n 基、n=1、
2、3、Xは官能基)を、他端に直鎖状フッ化炭素基を
有するクロロシラン系界面活性剤を含む溶液を塗布して
前記熱交換器の空気側伝熱面の表面の前記シロキサン系
のポリマー状の化学吸着膜と反応させる工程と、非水系
有機溶剤を用いて前記熱交換器の空気側伝熱面上に残っ
た未反応の前記クロロシラン系界面活性剤を含む溶液を
洗浄除去する工程と、残ったクロルシリル基を水と反応
させる工程とからなり、前記クロロシラン系界面活性剤
よりなる化学吸着単分子膜を前記熱交換器の空気側伝熱
面の表面の前記シロキサン系のポリマーの化学吸着膜の
上全体に累積形成する熱交換器の製造方法である。
【0011】本発明の第5は、熱交換器の空気側伝熱面
を洗浄する工程の後、乾燥雰囲気下で、クロロシリル基
を分子内に複数含む物質を溶解した溶液を塗布して前記
熱交換器の空気側伝熱面の表面の水酸基と反応させる工
程と、非水系有機溶剤を用いて前記熱交換器の空気側伝
熱面上に残った未反応の前記物質を含む溶液を洗浄除去
した後、水と反応させる工程とにより前記熱交換器の空
気側伝熱面の表面のクロロシリル基をシラノール基に変
化させシロキサン系単分子膜を形成する工程と、乾燥雰
囲気下で、一端にクロルシリル基(SiCln X
3-n 基、n=1、2、3、Xは官能基)を、他端に直鎖
状フッ化炭素基を有するクロロシラン系界面活性剤を含
む溶液を塗布して前記熱交換器の空気側伝熱面の表面の
前記シロキサン系単分子膜と反応させる工程と、前記溶
液を蒸発させた後、残ったクロルシリル基を水と反応さ
せる工程とからなり、前記クロロシラン系界面活性剤よ
りなるポリマー状の化学吸着膜を前記熱交換器の空気側
伝熱面の表面の前記シロキサン系単分子膜の上全体に累
積形成する熱交換器の製造方法である。
を洗浄する工程の後、乾燥雰囲気下で、クロロシリル基
を分子内に複数含む物質を溶解した溶液を塗布して前記
熱交換器の空気側伝熱面の表面の水酸基と反応させる工
程と、非水系有機溶剤を用いて前記熱交換器の空気側伝
熱面上に残った未反応の前記物質を含む溶液を洗浄除去
した後、水と反応させる工程とにより前記熱交換器の空
気側伝熱面の表面のクロロシリル基をシラノール基に変
化させシロキサン系単分子膜を形成する工程と、乾燥雰
囲気下で、一端にクロルシリル基(SiCln X
3-n 基、n=1、2、3、Xは官能基)を、他端に直鎖
状フッ化炭素基を有するクロロシラン系界面活性剤を含
む溶液を塗布して前記熱交換器の空気側伝熱面の表面の
前記シロキサン系単分子膜と反応させる工程と、前記溶
液を蒸発させた後、残ったクロルシリル基を水と反応さ
せる工程とからなり、前記クロロシラン系界面活性剤よ
りなるポリマー状の化学吸着膜を前記熱交換器の空気側
伝熱面の表面の前記シロキサン系単分子膜の上全体に累
積形成する熱交換器の製造方法である。
【0012】本発明の第6は、熱交換器の空気側伝熱面
を洗浄する工程の後、乾燥雰囲気下で、クロロシリル基
を分子内に複数含む物質を溶解した溶液を塗布して前記
熱交換器の空気側伝熱面の表面の水酸基と反応させる工
程と、前記溶液を蒸発させた後、水と反応させる工程と
により前記熱交換器の空気側伝熱面の表面のクロロシリ
ル基をシラノール基に変化させシロキサン系のポリマー
状の化学吸着膜を形成する工程と、乾燥雰囲気下で、一
端にクロルシリル基(SiCln X3-n 基、n=1、
2、3、Xは官能基)を、他端に直鎖状フッ化炭素基を
有するクロロシラン系界面活性剤を含む溶液を塗布して
前記熱交換器の空気側伝熱面の表面の前記シロキサン系
のポリマー状の化学吸着膜と反応させる工程と、前記溶
液を蒸発させた後、残ったクロルシリル基を水と反応さ
せる工程とからなり、前記クロロシラン系界面活性剤よ
りなるポリマー状の化学吸着膜を前記熱交換器の空気側
伝熱面の表面の前記シロキサン系のポリマー状の化学吸
着膜の上全体に累積形成する熱交換器の製造方法であ
る。
を洗浄する工程の後、乾燥雰囲気下で、クロロシリル基
を分子内に複数含む物質を溶解した溶液を塗布して前記
熱交換器の空気側伝熱面の表面の水酸基と反応させる工
程と、前記溶液を蒸発させた後、水と反応させる工程と
により前記熱交換器の空気側伝熱面の表面のクロロシリ
ル基をシラノール基に変化させシロキサン系のポリマー
状の化学吸着膜を形成する工程と、乾燥雰囲気下で、一
端にクロルシリル基(SiCln X3-n 基、n=1、
2、3、Xは官能基)を、他端に直鎖状フッ化炭素基を
有するクロロシラン系界面活性剤を含む溶液を塗布して
前記熱交換器の空気側伝熱面の表面の前記シロキサン系
のポリマー状の化学吸着膜と反応させる工程と、前記溶
液を蒸発させた後、残ったクロルシリル基を水と反応さ
せる工程とからなり、前記クロロシラン系界面活性剤よ
りなるポリマー状の化学吸着膜を前記熱交換器の空気側
伝熱面の表面の前記シロキサン系のポリマー状の化学吸
着膜の上全体に累積形成する熱交換器の製造方法であ
る。
【0013】なお、一端にクロロシリル基を有し他の一
端に直鎖状フッ化炭素基を含むクロロシラン系界面活性
剤として、CF3 −(CF2 )n −Rm −SiXp Cl
3-p(nは0または整数、Rはアルキル基やビニル基
(C=C基)、エチニル基(C≡C基)、アリール基、
またはシリコンや酸素原子を含む置換基、mは0または
1、XはH、アルキル基、アルコキシル基、含フッ素ア
ルキル基または含フッ素アルコキシル基などの置換基、
pは0または1または2)を用いることが好ましい。
端に直鎖状フッ化炭素基を含むクロロシラン系界面活性
剤として、CF3 −(CF2 )n −Rm −SiXp Cl
3-p(nは0または整数、Rはアルキル基やビニル基
(C=C基)、エチニル基(C≡C基)、アリール基、
またはシリコンや酸素原子を含む置換基、mは0または
1、XはH、アルキル基、アルコキシル基、含フッ素ア
ルキル基または含フッ素アルコキシル基などの置換基、
pは0または1または2)を用いることが好ましい。
【0014】また、クロロシリル基を分子内に複数含む
物質として、SiCl4 、またはSiHCl3 、SiH
2 Cl2 、Cl−(SiCl2 O)n−SiCl3 (n
は整数)の一つ以上を用いることが好ましい。
物質として、SiCl4 、またはSiHCl3 、SiH
2 Cl2 、Cl−(SiCl2 O)n−SiCl3 (n
は整数)の一つ以上を用いることが好ましい。
【0015】また、クロロシリル基を分子内に複数含む
物質を溶解した溶液またはクロロシラン系界面活性剤を
含む溶液を洗浄除去する場合は、クロロシリル基を分子
内に複数含む物質を溶解した溶液の溶媒の沸点、クロロ
シラン系界面活性剤を含む溶液の溶媒の沸点が100℃
以上であることが好ましい。
物質を溶解した溶液またはクロロシラン系界面活性剤を
含む溶液を洗浄除去する場合は、クロロシリル基を分子
内に複数含む物質を溶解した溶液の溶媒の沸点、クロロ
シラン系界面活性剤を含む溶液の溶媒の沸点が100℃
以上であることが好ましい。
【0016】また、クロロシリル基を分子内に複数含む
物質を溶解した溶液またはクロロシラン系界面活性剤を
含む溶液を蒸発させる場合は、クロロシリル基を分子内
に複数含む物質を溶解した溶液の溶媒の沸点、クロロシ
ラン系界面活性剤を含む溶液の溶媒の沸点が室温以上1
00℃以下であることが好ましい。
物質を溶解した溶液またはクロロシラン系界面活性剤を
含む溶液を蒸発させる場合は、クロロシリル基を分子内
に複数含む物質を溶解した溶液の溶媒の沸点、クロロシ
ラン系界面活性剤を含む溶液の溶媒の沸点が室温以上1
00℃以下であることが好ましい。
【0017】また、化学吸着工程を、相対湿度30%以
下の低湿度雰囲気で行なうことが好ましい。さらに好ま
しい雰囲気は、相対湿度5%以下であり、特に好ましい
のは、窒素ガスなどのように水分に対して不活性なガス
雰囲気である。
下の低湿度雰囲気で行なうことが好ましい。さらに好ま
しい雰囲気は、相対湿度5%以下であり、特に好ましい
のは、窒素ガスなどのように水分に対して不活性なガス
雰囲気である。
【0018】また、予め熱交換器の空気側伝熱面の表面
にサブミクロンないしミクロンオーダーの凹凸を作成し
ておけば、撥水性をさらに向上させることができる。
にサブミクロンないしミクロンオーダーの凹凸を作成し
ておけば、撥水性をさらに向上させることができる。
【0019】
【作用】本発明は、直鎖状フッ化炭素基を含むクロロシ
ラン系界面活性剤を含む溶液を熱交換器の空気側伝熱面
の表面に塗布して化学吸着を行なうことにより、吸着タ
ンクを省き、少量の吸着試薬で効率的に熱交換器の空気
側伝熱面の表面にフッ化炭素系の化学吸着単分子膜また
はポリマー状の化学吸着膜を形成することが可能にな
る。また、熱交換器の空気側伝熱面の表面を一様に撥水
性にし、また、化学吸着単分子膜は密度が高くかつ密着
強度も高く、本発明の熱交換器の空気側伝熱面の表面で
の着霜現象を長期にわたって抑制することができる。
ラン系界面活性剤を含む溶液を熱交換器の空気側伝熱面
の表面に塗布して化学吸着を行なうことにより、吸着タ
ンクを省き、少量の吸着試薬で効率的に熱交換器の空気
側伝熱面の表面にフッ化炭素系の化学吸着単分子膜また
はポリマー状の化学吸着膜を形成することが可能にな
る。また、熱交換器の空気側伝熱面の表面を一様に撥水
性にし、また、化学吸着単分子膜は密度が高くかつ密着
強度も高く、本発明の熱交換器の空気側伝熱面の表面で
の着霜現象を長期にわたって抑制することができる。
【0020】
【実施例】以下に本発明の熱交換器およびその製造方法
について、ヒートポンプ式空気調和機に一般に使用され
るフィンチューブ型熱交換器を用い、図面とともに説明
する。なお以下の説明において%は、特に記載しない限
り重量%を意味する。
について、ヒートポンプ式空気調和機に一般に使用され
るフィンチューブ型熱交換器を用い、図面とともに説明
する。なお以下の説明において%は、特に記載しない限
り重量%を意味する。
【0021】始めに、第1の実施例について説明する。
まず、ヒートポンプ式空気調和機に一般に使用されるフ
ィンチューブ型熱交換器を用意し(図1)、有機溶剤で
洗浄した後、乾燥窒素雰囲気中で、フッ化炭素基および
クロロシラン基を含む物質、例えば、CF3 (CF2 )
7 (CH2 )2SiCl3 5%を含む、ヘキサデカン8
5%、クロロホルム10%の溶液[その他ヘキサデカン
の代わりにキシレン、テトラリン等、沸点が100℃以
上のCF 3 (CF2 )7 (CH2 )2 SiCl3 を溶か
す非水系の溶媒ならいずれでもよい。]をフィンチュー
ブ型熱交換器にスプレー塗布した後30分間程度放置す
ると、フィンチューブ型熱交換器の伝熱フィン1の表面
には元々自然酸化膜が形成されており、その酸化膜表面
には水酸基2が多数含まれている(図2)ので、フッ化
炭素基及びクロロシラン基を含む物質のSiCl基と前
記水酸基が反応し脱塩酸基が生じフィンチューブ型熱交
換器の伝熱フィン1の表面全面にわたり、
まず、ヒートポンプ式空気調和機に一般に使用されるフ
ィンチューブ型熱交換器を用意し(図1)、有機溶剤で
洗浄した後、乾燥窒素雰囲気中で、フッ化炭素基および
クロロシラン基を含む物質、例えば、CF3 (CF2 )
7 (CH2 )2SiCl3 5%を含む、ヘキサデカン8
5%、クロロホルム10%の溶液[その他ヘキサデカン
の代わりにキシレン、テトラリン等、沸点が100℃以
上のCF 3 (CF2 )7 (CH2 )2 SiCl3 を溶か
す非水系の溶媒ならいずれでもよい。]をフィンチュー
ブ型熱交換器にスプレー塗布した後30分間程度放置す
ると、フィンチューブ型熱交換器の伝熱フィン1の表面
には元々自然酸化膜が形成されており、その酸化膜表面
には水酸基2が多数含まれている(図2)ので、フッ化
炭素基及びクロロシラン基を含む物質のSiCl基と前
記水酸基が反応し脱塩酸基が生じフィンチューブ型熱交
換器の伝熱フィン1の表面全面にわたり、
【0022】
【化1】
【0023】の結合が生成され、その後非水系の溶媒で
洗浄して未反応のCF3 (CF2 ) 7 (CH2 )2 Si
Cl3 を除去し、さらに空気中にフィンチューブ型熱交
換器を取り出すと、空気中の水分と脱塩酸反応が起こり
架橋が進行し、
洗浄して未反応のCF3 (CF2 ) 7 (CH2 )2 Si
Cl3 を除去し、さらに空気中にフィンチューブ型熱交
換器を取り出すと、空気中の水分と脱塩酸反応が起こり
架橋が進行し、
【0024】
【化2】
【0025】の結合が生成され、図3に示したように、
フロロカーボン系単分子膜5がフィンチューブ型熱交換
器の伝熱フィン1の表面と化学結合(共有結合)した状
態でおよそ15Åの膜厚で形成できる。
フロロカーボン系単分子膜5がフィンチューブ型熱交換
器の伝熱フィン1の表面と化学結合(共有結合)した状
態でおよそ15Åの膜厚で形成できる。
【0026】なお、このときCF3 (CF2 )7 (CH
2 )2 SiCl3 を含む溶液の溶媒として、沸点80℃
のシクロヘキサン[その他ノルマルヘキサン、フロリナ
ート(スリーエム社)など、沸点が100℃程度以下で
CF3 (CF2 )7 (CH2)2 SiCl3 を溶かす非
水系の溶媒ならいずれでもよい。]を用い、塗布後非水
系の溶剤で洗浄する工程を省略して自然蒸発させると、
図4に示したように、フロロカーボン系ポリマー膜5’
がフィンチューブ型熱交換器の伝熱フィン1の表面と化
学結合(共有結合)した状態で形成できる。
2 )2 SiCl3 を含む溶液の溶媒として、沸点80℃
のシクロヘキサン[その他ノルマルヘキサン、フロリナ
ート(スリーエム社)など、沸点が100℃程度以下で
CF3 (CF2 )7 (CH2)2 SiCl3 を溶かす非
水系の溶媒ならいずれでもよい。]を用い、塗布後非水
系の溶剤で洗浄する工程を省略して自然蒸発させると、
図4に示したように、フロロカーボン系ポリマー膜5’
がフィンチューブ型熱交換器の伝熱フィン1の表面と化
学結合(共有結合)した状態で形成できる。
【0027】また、このフロロカーボン系単分子膜5あ
るいはフロロカーボン系ポリマー膜5’は基盤目試験を
行っても全く剥離することがない。
るいはフロロカーボン系ポリマー膜5’は基盤目試験を
行っても全く剥離することがない。
【0028】次に、第2の実施例について説明する。ま
ず、フィンチューブ型熱交換器を用意し(図1)、有機
溶媒で洗浄した後、フィンチューブ型熱交換器の伝熱フ
ィン11の表面に含まれる水酸基12(図5)の数を増
やすために、SiCl4 (テトラクロロシラン)[その
他クロロシリル基を分子内に複数含む物質、例えば、S
iHCl3 、またはSiH2 Cl2 、Cl−(SiCl
2 O)n −SiCl3 (nは整数)。特に、SiCl4
は、分子が小さく水酸基に対する活性も大きいので、フ
ィンチューブ型熱交換器の伝熱フィン11の表面を均一
に親水化する効果が大きい。]を5%含む、ヘキサデカ
ン85%、クロロホルム10%の溶液[その他ヘキサデ
カンの代わりにキシレン、テトラリン等、沸点が100
℃以上の非水系の溶媒ならいずれでもよい。]を作成
し、乾燥窒素でパージした室内でフィンチューブ型熱交
換器の伝熱フィン11の表面にスプレー塗布した後、約
30分放置すると、図6に示したように、表面で脱塩酸
反応が生じ、下記式(化3)または(化4)のようにク
ロロシラン単分子膜が−SiO−結合を介してフィンチ
ューブ型熱交換器の伝熱フィン11の表面に固着され
る。なお、このとき、ヘキサデカンは沸点287℃なの
でほとんど蒸発することがない。
ず、フィンチューブ型熱交換器を用意し(図1)、有機
溶媒で洗浄した後、フィンチューブ型熱交換器の伝熱フ
ィン11の表面に含まれる水酸基12(図5)の数を増
やすために、SiCl4 (テトラクロロシラン)[その
他クロロシリル基を分子内に複数含む物質、例えば、S
iHCl3 、またはSiH2 Cl2 、Cl−(SiCl
2 O)n −SiCl3 (nは整数)。特に、SiCl4
は、分子が小さく水酸基に対する活性も大きいので、フ
ィンチューブ型熱交換器の伝熱フィン11の表面を均一
に親水化する効果が大きい。]を5%含む、ヘキサデカ
ン85%、クロロホルム10%の溶液[その他ヘキサデ
カンの代わりにキシレン、テトラリン等、沸点が100
℃以上の非水系の溶媒ならいずれでもよい。]を作成
し、乾燥窒素でパージした室内でフィンチューブ型熱交
換器の伝熱フィン11の表面にスプレー塗布した後、約
30分放置すると、図6に示したように、表面で脱塩酸
反応が生じ、下記式(化3)または(化4)のようにク
ロロシラン単分子膜が−SiO−結合を介してフィンチ
ューブ型熱交換器の伝熱フィン11の表面に固着され
る。なお、このとき、ヘキサデカンは沸点287℃なの
でほとんど蒸発することがない。
【0029】
【化3】
【0030】
【化4】
【0031】その後、非水系の溶剤例えばクロロホルム
で洗浄し、さらに水で洗浄すると、フィンチューブ型熱
交換器の伝熱フィン11の表面と反応していないSiC
l4分子は除去され、さらに吸着された試薬は水と反応
し、図7に示したように、フィンチューブ型熱交換器の
伝熱フィン11の表面に下記式(化5)または(化6)
で表わせるシラノール基を多数含むシロキサン単分子膜
14が得られる。
で洗浄し、さらに水で洗浄すると、フィンチューブ型熱
交換器の伝熱フィン11の表面と反応していないSiC
l4分子は除去され、さらに吸着された試薬は水と反応
し、図7に示したように、フィンチューブ型熱交換器の
伝熱フィン11の表面に下記式(化5)または(化6)
で表わせるシラノール基を多数含むシロキサン単分子膜
14が得られる。
【0032】
【化5】
【0033】
【化6】
【0034】なお、このときクロロシリル基を分子内に
複数含む物質を溶解する溶液の溶媒として、沸点80℃
のシクロヘキサン[その他ノルマルヘキサン、フロリナ
ート(スリーエム社)など、沸点が100℃程度以下で
クロロシリル基を分子内に複数含む物質を溶かす非水系
の溶媒ならいずれでもよい。]を用い、塗布後非水系の
溶剤で洗浄する工程を省略して自然蒸発させると、図8
に示したように、シラノール基を多数含むポリシロキサ
ン膜14’を形成できる。
複数含む物質を溶解する溶液の溶媒として、沸点80℃
のシクロヘキサン[その他ノルマルヘキサン、フロリナ
ート(スリーエム社)など、沸点が100℃程度以下で
クロロシリル基を分子内に複数含む物質を溶かす非水系
の溶媒ならいずれでもよい。]を用い、塗布後非水系の
溶剤で洗浄する工程を省略して自然蒸発させると、図8
に示したように、シラノール基を多数含むポリシロキサ
ン膜14’を形成できる。
【0035】なお、このときできたシロキサン単分子膜
14またはポリシロキサン膜14’は、フィンチューブ
型熱交換器1の伝熱フィン11の表面とは−SiO−の
化学結合(共有結合)を介して完全に結合されているの
で剥がれることが全く無い。
14またはポリシロキサン膜14’は、フィンチューブ
型熱交換器1の伝熱フィン11の表面とは−SiO−の
化学結合(共有結合)を介して完全に結合されているの
で剥がれることが全く無い。
【0036】また、得られたシロキサン単分子膜14ま
たはポリシロキサン膜14’は、表面にSiOH結合を
数多く持ち、水酸基の数は当初の3倍程度になる。
たはポリシロキサン膜14’は、表面にSiOH結合を
数多く持ち、水酸基の数は当初の3倍程度になる。
【0037】そこでさらに、乾燥窒素雰囲気中で、フッ
化炭素基およびクロロシラン基を含む物質、例えば、C
F3 (CF2 )7 (CH2 )2 SiCl3 5%を含む、
ヘキサデカン85%、クロロホルム10%の溶液[その
他ヘキサデカンの代わりにキシレン、テトラリン等、沸
点が100℃以上のCF3 (CF2 )7 (CH2 )2S
iCl3 を溶かす非水系の溶媒ならいずれでもよい。]
をフィンチューブ型熱交換器にスプレー塗布した後30
分間程度放置すると、フィンチューブ型熱交換器の伝熱
フィン11の表面にシラノール基を多数含むシロキサン
膜14またはポリシロキサン膜14’が形成されてお
り、そのシラノール基には水酸基が含まれている(図7
または図8)ので、フッ化炭素基及びクロロシラン基を
含む物質のSiCl基と前記水酸基が反応し脱塩酸基が
生じフィンチューブ型熱交換器の伝熱フィン11の表面
全面にわたり、
化炭素基およびクロロシラン基を含む物質、例えば、C
F3 (CF2 )7 (CH2 )2 SiCl3 5%を含む、
ヘキサデカン85%、クロロホルム10%の溶液[その
他ヘキサデカンの代わりにキシレン、テトラリン等、沸
点が100℃以上のCF3 (CF2 )7 (CH2 )2S
iCl3 を溶かす非水系の溶媒ならいずれでもよい。]
をフィンチューブ型熱交換器にスプレー塗布した後30
分間程度放置すると、フィンチューブ型熱交換器の伝熱
フィン11の表面にシラノール基を多数含むシロキサン
膜14またはポリシロキサン膜14’が形成されてお
り、そのシラノール基には水酸基が含まれている(図7
または図8)ので、フッ化炭素基及びクロロシラン基を
含む物質のSiCl基と前記水酸基が反応し脱塩酸基が
生じフィンチューブ型熱交換器の伝熱フィン11の表面
全面にわたり、
【0038】
【化7】
【0039】の結合が生成され、その後非水系の溶媒で
洗浄して未反応のCF3 (CF2 ) 7 (CH2 )2 Si
Cl3 を除去し、さらに空気中にフィンチューブ型熱交
換器を取り出すと、空気中の水分と脱塩酸反応が起こり
架橋が進行し、
洗浄して未反応のCF3 (CF2 ) 7 (CH2 )2 Si
Cl3 を除去し、さらに空気中にフィンチューブ型熱交
換器を取り出すと、空気中の水分と脱塩酸反応が起こり
架橋が進行し、
【0040】
【化8】
【0041】の結合が生成され、図9に示したように、
フロロカーボン系単分子膜15がフィンチューブ型熱交
換器の伝熱フィン11の表面の内層のシロキサン単分子
膜14またはポリシロキサン膜14’と化学結合(共有
結合)した状態でおよそ20Åの膜厚で形成できる。
フロロカーボン系単分子膜15がフィンチューブ型熱交
換器の伝熱フィン11の表面の内層のシロキサン単分子
膜14またはポリシロキサン膜14’と化学結合(共有
結合)した状態でおよそ20Åの膜厚で形成できる。
【0042】なお、このときCF3 (CF2 )7 (CH
2 )2 SiCl3 を含む溶液の溶媒として、沸点80℃
のシクロヘキサン[その他ノルマルヘキサン、フロリナ
ート(スリーエム社)など、沸点が100℃程度以下で
CF3 (CF2 )7 (CH2)2 SiCl3 を溶かす非
水系の溶媒ならいずれでもよい。]を用い、塗布後非水
系の溶剤で洗浄する工程を省略して自然蒸発させると、
図10に示したように、フロロカーボン系ポリマー膜1
5’がフィンチューブ型熱交換器の伝熱フィン11の表
面の内層のシロキサン単分子膜14またはポリシロキサ
ン膜14’と化学結合(共有結合)した状態でおよそ2
0Åの膜厚で形成できる。
2 )2 SiCl3 を含む溶液の溶媒として、沸点80℃
のシクロヘキサン[その他ノルマルヘキサン、フロリナ
ート(スリーエム社)など、沸点が100℃程度以下で
CF3 (CF2 )7 (CH2)2 SiCl3 を溶かす非
水系の溶媒ならいずれでもよい。]を用い、塗布後非水
系の溶剤で洗浄する工程を省略して自然蒸発させると、
図10に示したように、フロロカーボン系ポリマー膜1
5’がフィンチューブ型熱交換器の伝熱フィン11の表
面の内層のシロキサン単分子膜14またはポリシロキサ
ン膜14’と化学結合(共有結合)した状態でおよそ2
0Åの膜厚で形成できる。
【0043】なお、このフロロカーボン系単分子膜15
あるいはフロロカーボン系ポリマー膜15’は基盤目試
験を行っても全く剥離することがない。
あるいはフロロカーボン系ポリマー膜15’は基盤目試
験を行っても全く剥離することがない。
【0044】また、上記2つの実施例では、一端にクロ
ロシリル基を有し他の一端に直鎖状フッ化炭素基を含む
クロロシラン系界面活性剤として CF3 (CF2 )7 (CH2 )2 SiCl3 を用いたが、その他CF3 −(CF2 )n −Rm −Si
Xp Cl3-p (nは0または整数、Rはアルキル基やビ
ニル基(C=C基)、エチニル基(C≡C基)、アリー
ル基、またはシリコンや酸素原子を含む置換基、mは0
または1、XはH、アルキル基、アルコキシル基、含フ
ッ素アルキル基または含フッ素アルコキシル基などの置
換基、pは0または1または2)を用いることが好まし
い。
ロシリル基を有し他の一端に直鎖状フッ化炭素基を含む
クロロシラン系界面活性剤として CF3 (CF2 )7 (CH2 )2 SiCl3 を用いたが、その他CF3 −(CF2 )n −Rm −Si
Xp Cl3-p (nは0または整数、Rはアルキル基やビ
ニル基(C=C基)、エチニル基(C≡C基)、アリー
ル基、またはシリコンや酸素原子を含む置換基、mは0
または1、XはH、アルキル基、アルコキシル基、含フ
ッ素アルキル基または含フッ素アルコキシル基などの置
換基、pは0または1または2)を用いることが好まし
い。
【0045】特に、アルキル鎖部分にビニル基(C=C
基)やエチニル基(C≡C基)を付加したり組み込んで
おけば、化学吸着膜成形後5メガラド程度の電子線照射
で架橋できるのでさらに化学吸着膜の硬度を向上させる
ことも可能である。
基)やエチニル基(C≡C基)を付加したり組み込んで
おけば、化学吸着膜成形後5メガラド程度の電子線照射
で架橋できるのでさらに化学吸着膜の硬度を向上させる
ことも可能である。
【0046】一端にクロロシリル基を有し他の一端に直
鎖状フッ化炭素基を含むクロロシラン系界面活性剤とし
て、さらに具体的には上記2つの実施例のもの以外に
も、 CF3 CH2 (CH2 )15SiCl3 CF3 (CH2 )2 Si(CH3 )2 (CH2 )15Si
Cl3 F(CF2 )8 (CH2 )2 Si(CH3 )2 (C
H2 )9 SiCl3 CF3 COO(CH2 )15SiCl3 CF3 (CF2 )5 (CH2 )2 SiCl3 等が利用できる。
鎖状フッ化炭素基を含むクロロシラン系界面活性剤とし
て、さらに具体的には上記2つの実施例のもの以外に
も、 CF3 CH2 (CH2 )15SiCl3 CF3 (CH2 )2 Si(CH3 )2 (CH2 )15Si
Cl3 F(CF2 )8 (CH2 )2 Si(CH3 )2 (C
H2 )9 SiCl3 CF3 COO(CH2 )15SiCl3 CF3 (CF2 )5 (CH2 )2 SiCl3 等が利用できる。
【0047】また、クロロシリル基を分子内に複数含む
物質として、第2の実施例では、SiCl4 を用いた
が、SiCl4 を含め、SiHCl3 、またはSiH2
Cl2、Cl−(SiCl2 O)n −SiCl3 (nは
整数)の一つ以上を用いることが好ましい。
物質として、第2の実施例では、SiCl4 を用いた
が、SiCl4 を含め、SiHCl3 、またはSiH2
Cl2、Cl−(SiCl2 O)n −SiCl3 (nは
整数)の一つ以上を用いることが好ましい。
【0048】また、上記2つの実施例では、化学吸着工
程を、乾燥窒素雰囲気で行ったが、このように水分に対
して不活性なガス雰囲気が最も好ましいが、少なくとも
相対湿度30%以下の低湿度雰囲気で行うのが好まし
く、できれば相対湿度5%以下の雰囲気の方が好まし
い。
程を、乾燥窒素雰囲気で行ったが、このように水分に対
して不活性なガス雰囲気が最も好ましいが、少なくとも
相対湿度30%以下の低湿度雰囲気で行うのが好まし
く、できれば相対湿度5%以下の雰囲気の方が好まし
い。
【0049】さらに、上記2つの実施例のいずれの場合
も、予め熱交換器の、空気と熱交換する伝熱面である空
気側伝熱面の表面にサブミクロンないしミクロンオーダ
ーの凹凸を作成しておけば、さらに、撥水性を向上させ
ることができる。
も、予め熱交換器の、空気と熱交換する伝熱面である空
気側伝熱面の表面にサブミクロンないしミクロンオーダ
ーの凹凸を作成しておけば、さらに、撥水性を向上させ
ることができる。
【0050】なお、熱交換器の空気側伝熱面の表面のサ
ブミクロンないしミクロンオーダーの凹凸は、直径が1
〜20μm(好ましくは10μm程度)のシリカ微粒子
およびシリケートグラス(例えば、旭硝子(株)のミク
ロシェヤアーゲルDF10−60Aまたは120A等)
およびシリケートグラス(例えば、信越化学工業(株)
のハードコーティング剤KP−1100Aまたは110
0Bや東京応化工業(株)のSi−80000等)を
1:1程度の濃度で混合しキャスト法で熱交換器の空気
側伝熱面の表面に塗布した後、500℃で30分ベーキ
ングしたりプラズマアッシング(300W20分程度)
することによりミクロンオーダー(1〜20μm)の凹
凸のあるガラス被膜を作成する方法または、サンドブラ
スト法や電解エッチング法やフッ酸を用いた化学エッチ
ング法を用いて熱交換器の空気側伝熱面の表面に、サブ
ミクロンオーダーないしミクロンオーダー(0.1〜1
0μm)の粗面処理を施す方法または、サンドペーパー
によるラビング法を用いた粗面処理方法等により、形成
することができる。
ブミクロンないしミクロンオーダーの凹凸は、直径が1
〜20μm(好ましくは10μm程度)のシリカ微粒子
およびシリケートグラス(例えば、旭硝子(株)のミク
ロシェヤアーゲルDF10−60Aまたは120A等)
およびシリケートグラス(例えば、信越化学工業(株)
のハードコーティング剤KP−1100Aまたは110
0Bや東京応化工業(株)のSi−80000等)を
1:1程度の濃度で混合しキャスト法で熱交換器の空気
側伝熱面の表面に塗布した後、500℃で30分ベーキ
ングしたりプラズマアッシング(300W20分程度)
することによりミクロンオーダー(1〜20μm)の凹
凸のあるガラス被膜を作成する方法または、サンドブラ
スト法や電解エッチング法やフッ酸を用いた化学エッチ
ング法を用いて熱交換器の空気側伝熱面の表面に、サブ
ミクロンオーダーないしミクロンオーダー(0.1〜1
0μm)の粗面処理を施す方法または、サンドペーパー
によるラビング法を用いた粗面処理方法等により、形成
することができる。
【0051】
【発明の効果】本発明は、以上述べてきたように、熱交
換器の空気側伝熱面を洗浄する工程の後、乾燥雰囲気下
で、一端にクロルシリル基(SiCln X3-n 基、n=
1、2、3、Xは官能基)を、他端に直鎖状フッ化炭素
基を有するクロロシラン系界面活性剤を含む溶液を塗布
して前記熱交換器の空気側伝熱面の表面の水酸基と反応
させる工程と、非水系有機溶剤を用いて前記熱交換器の
空気側伝熱面上に残った未反応の前記クロロシラン系界
面活性剤を含む溶液を洗浄除去する工程と、残ったクロ
ルシリル基を水と反応させる工程とからなり、前記クロ
ロシラン系界面活性剤よりなる化学吸着単分子膜を前記
熱交換器の空気側伝熱面の表面全体にわたり形成するも
の、または、熱交換器の空気側伝熱面を洗浄する工程の
後、乾燥雰囲気下で、一端にクロルシリル基(SiCl
n X3-n 基、n=1、2、3、Xは官能基)を、他端に
直鎖状フッ化炭素基を有するクロロシラン系界面活性剤
を含む溶液を塗布して前記熱交換器の空気側伝熱面の表
面の水酸基と反応させる工程と、前記溶液を蒸発させた
後、残ったクロルシリル基を水と反応させる工程とから
なり、前記クロロシラン系界面活性剤よりなるポリマー
状の化学吸着膜を前記熱交換器の空気側伝熱面の表面全
体にわたり形成するもの、または、熱交換器の空気側伝
熱面を洗浄する工程の後、乾燥雰囲気下で、クロロシリ
ル基を分子内に複数含む物質を溶解した溶液を塗布して
前記熱交換器の空気側伝熱面の表面の水酸基と反応させ
る工程と、非水系有機溶剤を用いて前記熱交換器の空気
側伝熱面上に残った未反応の前記物質を含む溶液を洗浄
除去した後、水と反応させる工程とにより前記熱交換器
の空気側伝熱面の表面のクロロシリル基をシラノール基
に変化させシロキサン系単分子膜を形成する工程と、乾
燥雰囲気下で、一端にクロルシリル基(SiCln X
3-n 基、n=1、2、3、Xは官能基)を、他端に直鎖
状フッ化炭素基を有するクロロシラン系界面活性剤を含
む溶液を塗布して前記熱交換器の空気側伝熱面の表面の
前記シロキサン系単分子膜と反応させる工程と、非水系
有機溶剤を用いて前記熱交換器の空気側伝熱面上に残っ
た未反応の前記クロロシラン系界面活性剤を含む溶液を
洗浄除去する工程と、残ったクロルシリル基を水と反応
させる工程とからなり、前記クロロシラン系界面活性剤
よりなる化学吸着単分子膜を前記熱交換器の空気側伝熱
面の表面の前記シロキサン系単分子膜の上全体に累積形
成するもの、または、熱交換器の空気側伝熱面を洗浄す
る工程の後、乾燥雰囲気下で、クロルシリル基を分子内
に複数含む物質を溶解した溶液を塗布して前記熱交換器
の空気側伝熱面の表面の水酸基と反応させる工程と前記
溶液を蒸発させた後、水と反応させる工程とにより前記
熱交換器の空気側伝熱面の表面のクロロシリル基をシラ
ノール基に変化させシロキサン系のポリマー状の化学吸
着膜を形成する工程と、乾燥雰囲気下で、一端にクロル
シリル基(SiCln X3-n 基、n=1、2、3、Xは
官能基)を、他端に直鎖状フッ化炭素基を有するクロロ
シラン系界面活性剤を含む溶液を塗布して前記熱交換器
の空気側伝熱面の表面の前記シロキサン系単分子膜と反
応させる工程と、非水系有機溶剤を用いて前記熱交換器
の空気側伝熱面上に残った未反応の前記クロロシラン系
界面活性剤を含む溶液を洗浄除去する工程と、残ったク
ロルシリル基を水と反応させる工程とからなり、前記ク
ロロシラン系界面活性剤よりなる化学吸着単分子膜を前
記熱交換器の空気側伝熱面の表面の前記シロキサン系単
分子膜の上全体に累積形成するもの、または、熱交換器
の空気側伝熱面を洗浄する工程の後、乾燥雰囲気下で、
クロルシリル基を分子内に複数含む物質を溶解した溶液
を塗布して前記熱交換器の空気側伝熱面の表面の水酸基
と反応させる工程と、非水系有機溶剤を用いて前記熱交
換器の空気側伝熱面上に残った未反応の前記物質を含む
溶液を洗浄除去した後、水と反応させる工程とにより前
記熱交換器の空気側伝熱面の表面のクロロシリル基をシ
ラノール基に変化させシロキサン系のポリマー状の化学
吸着膜を形成する工程と、乾燥雰囲気下で、一端にクロ
ルシリル基(SiCl n X3-n 基、n=1、2、3、X
は官能基)を、他端に直鎖状フッ化炭素基を有するクロ
ロシラン系界面活性剤を含む溶液を塗布して前記熱交換
器の空気側伝熱面の表面の水酸基と反応させる工程と、
前記溶液を蒸発させた後、残ったクロルシリル基を水と
反応させる工程とからなり、前記クロロシラン系界面活
性剤よりなる化学吸着膜を前記熱交換器の空気側伝熱面
の表面の前記シロキサン系のポリマーの化学吸着膜の上
全体に累積形成するもの、または、熱交換器の空気側伝
熱面を洗浄する工程の後、乾燥雰囲気下で、クロルシリ
ル基を分子内に複数含む物質を溶解した溶液を塗布して
前記熱交換器の空気側伝熱面の表面の水酸基と反応させ
る工程と、非水系有機溶剤を用いて前記熱交換器の空気
側伝熱面上に残った未反応の前記物質を含む溶液を洗浄
除去した後、水と反応させる工程とにより前記熱交換器
の空気側伝熱面の表面のクロロシリル基をシラノール基
に変化させシロキサン系単分子膜を形成する工程と、乾
燥雰囲気下で、一端にクロルシリル基(SiCln X
3-n 基、n=1、2、3、Xは官能基)を、他端に直鎖
状フッ化炭素基を有するクロロシラン系界面活性剤を含
む溶液を塗布して前記熱交換器の空気側伝熱面の表面の
前記シロキサン系単分子膜と反応させる工程と、前記溶
液を蒸発させた後、残ったクロルシリル基を水と反応さ
せる工程とからなり、前記クロロシラン系界面活性剤よ
りなるポリマー状の化学吸着膜を前記熱交換器の空気側
伝熱面の表面の前記シロキサン系単分子膜の上全体に累
積形成するもので、吸着タンクを省き、少量の吸着試薬
で効率的に熱交換器の空気側伝熱面の表面にフッ化炭素
系の化学吸着単分子膜またはポリマー状の化学吸着膜を
形成することが可能になる。また、熱交換器の空気側伝
熱面の表面を一様に撥水性にし、また、化学吸着単分子
膜は密度が高くかつ密着強度も高く、本発明の熱交換器
の空気側伝熱面の表面での着霜現象を、従来の被膜の塗
布法に比べて3倍以上の長期にわたって抑制することが
できる。
換器の空気側伝熱面を洗浄する工程の後、乾燥雰囲気下
で、一端にクロルシリル基(SiCln X3-n 基、n=
1、2、3、Xは官能基)を、他端に直鎖状フッ化炭素
基を有するクロロシラン系界面活性剤を含む溶液を塗布
して前記熱交換器の空気側伝熱面の表面の水酸基と反応
させる工程と、非水系有機溶剤を用いて前記熱交換器の
空気側伝熱面上に残った未反応の前記クロロシラン系界
面活性剤を含む溶液を洗浄除去する工程と、残ったクロ
ルシリル基を水と反応させる工程とからなり、前記クロ
ロシラン系界面活性剤よりなる化学吸着単分子膜を前記
熱交換器の空気側伝熱面の表面全体にわたり形成するも
の、または、熱交換器の空気側伝熱面を洗浄する工程の
後、乾燥雰囲気下で、一端にクロルシリル基(SiCl
n X3-n 基、n=1、2、3、Xは官能基)を、他端に
直鎖状フッ化炭素基を有するクロロシラン系界面活性剤
を含む溶液を塗布して前記熱交換器の空気側伝熱面の表
面の水酸基と反応させる工程と、前記溶液を蒸発させた
後、残ったクロルシリル基を水と反応させる工程とから
なり、前記クロロシラン系界面活性剤よりなるポリマー
状の化学吸着膜を前記熱交換器の空気側伝熱面の表面全
体にわたり形成するもの、または、熱交換器の空気側伝
熱面を洗浄する工程の後、乾燥雰囲気下で、クロロシリ
ル基を分子内に複数含む物質を溶解した溶液を塗布して
前記熱交換器の空気側伝熱面の表面の水酸基と反応させ
る工程と、非水系有機溶剤を用いて前記熱交換器の空気
側伝熱面上に残った未反応の前記物質を含む溶液を洗浄
除去した後、水と反応させる工程とにより前記熱交換器
の空気側伝熱面の表面のクロロシリル基をシラノール基
に変化させシロキサン系単分子膜を形成する工程と、乾
燥雰囲気下で、一端にクロルシリル基(SiCln X
3-n 基、n=1、2、3、Xは官能基)を、他端に直鎖
状フッ化炭素基を有するクロロシラン系界面活性剤を含
む溶液を塗布して前記熱交換器の空気側伝熱面の表面の
前記シロキサン系単分子膜と反応させる工程と、非水系
有機溶剤を用いて前記熱交換器の空気側伝熱面上に残っ
た未反応の前記クロロシラン系界面活性剤を含む溶液を
洗浄除去する工程と、残ったクロルシリル基を水と反応
させる工程とからなり、前記クロロシラン系界面活性剤
よりなる化学吸着単分子膜を前記熱交換器の空気側伝熱
面の表面の前記シロキサン系単分子膜の上全体に累積形
成するもの、または、熱交換器の空気側伝熱面を洗浄す
る工程の後、乾燥雰囲気下で、クロルシリル基を分子内
に複数含む物質を溶解した溶液を塗布して前記熱交換器
の空気側伝熱面の表面の水酸基と反応させる工程と前記
溶液を蒸発させた後、水と反応させる工程とにより前記
熱交換器の空気側伝熱面の表面のクロロシリル基をシラ
ノール基に変化させシロキサン系のポリマー状の化学吸
着膜を形成する工程と、乾燥雰囲気下で、一端にクロル
シリル基(SiCln X3-n 基、n=1、2、3、Xは
官能基)を、他端に直鎖状フッ化炭素基を有するクロロ
シラン系界面活性剤を含む溶液を塗布して前記熱交換器
の空気側伝熱面の表面の前記シロキサン系単分子膜と反
応させる工程と、非水系有機溶剤を用いて前記熱交換器
の空気側伝熱面上に残った未反応の前記クロロシラン系
界面活性剤を含む溶液を洗浄除去する工程と、残ったク
ロルシリル基を水と反応させる工程とからなり、前記ク
ロロシラン系界面活性剤よりなる化学吸着単分子膜を前
記熱交換器の空気側伝熱面の表面の前記シロキサン系単
分子膜の上全体に累積形成するもの、または、熱交換器
の空気側伝熱面を洗浄する工程の後、乾燥雰囲気下で、
クロルシリル基を分子内に複数含む物質を溶解した溶液
を塗布して前記熱交換器の空気側伝熱面の表面の水酸基
と反応させる工程と、非水系有機溶剤を用いて前記熱交
換器の空気側伝熱面上に残った未反応の前記物質を含む
溶液を洗浄除去した後、水と反応させる工程とにより前
記熱交換器の空気側伝熱面の表面のクロロシリル基をシ
ラノール基に変化させシロキサン系のポリマー状の化学
吸着膜を形成する工程と、乾燥雰囲気下で、一端にクロ
ルシリル基(SiCl n X3-n 基、n=1、2、3、X
は官能基)を、他端に直鎖状フッ化炭素基を有するクロ
ロシラン系界面活性剤を含む溶液を塗布して前記熱交換
器の空気側伝熱面の表面の水酸基と反応させる工程と、
前記溶液を蒸発させた後、残ったクロルシリル基を水と
反応させる工程とからなり、前記クロロシラン系界面活
性剤よりなる化学吸着膜を前記熱交換器の空気側伝熱面
の表面の前記シロキサン系のポリマーの化学吸着膜の上
全体に累積形成するもの、または、熱交換器の空気側伝
熱面を洗浄する工程の後、乾燥雰囲気下で、クロルシリ
ル基を分子内に複数含む物質を溶解した溶液を塗布して
前記熱交換器の空気側伝熱面の表面の水酸基と反応させ
る工程と、非水系有機溶剤を用いて前記熱交換器の空気
側伝熱面上に残った未反応の前記物質を含む溶液を洗浄
除去した後、水と反応させる工程とにより前記熱交換器
の空気側伝熱面の表面のクロロシリル基をシラノール基
に変化させシロキサン系単分子膜を形成する工程と、乾
燥雰囲気下で、一端にクロルシリル基(SiCln X
3-n 基、n=1、2、3、Xは官能基)を、他端に直鎖
状フッ化炭素基を有するクロロシラン系界面活性剤を含
む溶液を塗布して前記熱交換器の空気側伝熱面の表面の
前記シロキサン系単分子膜と反応させる工程と、前記溶
液を蒸発させた後、残ったクロルシリル基を水と反応さ
せる工程とからなり、前記クロロシラン系界面活性剤よ
りなるポリマー状の化学吸着膜を前記熱交換器の空気側
伝熱面の表面の前記シロキサン系単分子膜の上全体に累
積形成するもので、吸着タンクを省き、少量の吸着試薬
で効率的に熱交換器の空気側伝熱面の表面にフッ化炭素
系の化学吸着単分子膜またはポリマー状の化学吸着膜を
形成することが可能になる。また、熱交換器の空気側伝
熱面の表面を一様に撥水性にし、また、化学吸着単分子
膜は密度が高くかつ密着強度も高く、本発明の熱交換器
の空気側伝熱面の表面での着霜現象を、従来の被膜の塗
布法に比べて3倍以上の長期にわたって抑制することが
できる。
【図1】一般的なフィンチューブ型熱交換器の斜視図
【図2】本発明の第1の実施例における熱交換器の空気
側伝熱面を洗浄した後の表面を分子レベルまで拡大した
断面概念図
側伝熱面を洗浄した後の表面を分子レベルまで拡大した
断面概念図
【図3】本発明の第1の実施例における熱交換器の空気
側伝熱面の表面にフロロカーボン系単分子膜を化学吸着
した後の表面を分子レベルまで拡大した断面概念図
側伝熱面の表面にフロロカーボン系単分子膜を化学吸着
した後の表面を分子レベルまで拡大した断面概念図
【図4】本発明の第1の実施例における熱交換器の空気
側伝熱面の表面にフロロカーボン系ポリマー膜を化学吸
着した後の表面を分子レベルまで拡大した断面概念図
側伝熱面の表面にフロロカーボン系ポリマー膜を化学吸
着した後の表面を分子レベルまで拡大した断面概念図
【図5】本発明の第2の実施例における熱交換器の空気
側伝熱面を洗浄した後の表面を分子レベルまで拡大した
断面概念図
側伝熱面を洗浄した後の表面を分子レベルまで拡大した
断面概念図
【図6】本発明の第2の実施例における熱交換器の空気
側伝熱面の表面にクロロシラン単分子膜を化学吸着した
後の表面を分子レベルまで拡大した断面概念図
側伝熱面の表面にクロロシラン単分子膜を化学吸着した
後の表面を分子レベルまで拡大した断面概念図
【図7】本発明の第2の実施例における熱交換器の空気
側伝熱面の表面にシロキサン単分子膜の内層膜を化学吸
着した後の表面を分子レベルまで拡大した断面概念図
側伝熱面の表面にシロキサン単分子膜の内層膜を化学吸
着した後の表面を分子レベルまで拡大した断面概念図
【図8】本発明の第2の実施例における熱交換器の空気
側伝熱面の表面にポリシロキサン膜の内層膜を化学吸着
した後の表面を分子レベルまで拡大した断面概念図
側伝熱面の表面にポリシロキサン膜の内層膜を化学吸着
した後の表面を分子レベルまで拡大した断面概念図
【図9】本発明の第2の実施例における熱交換器の空気
側伝熱面にフロロカーボン系単分子膜の表層膜を化学吸
着した後の表面を分子レベルまで拡大した断面概念図
側伝熱面にフロロカーボン系単分子膜の表層膜を化学吸
着した後の表面を分子レベルまで拡大した断面概念図
【図10】本発明の第2の実施例における熱交換器の空
気側伝熱面にフロロカーボン系ポリマー膜の表層膜を化
学吸着した後の表面を分子レベルまで拡大した断面概念
図
気側伝熱面にフロロカーボン系ポリマー膜の表層膜を化
学吸着した後の表面を分子レベルまで拡大した断面概念
図
5 フロロカーボン系単分子膜 5’ フロロカーボン系ポリマー膜 13 クロロシラン単分子膜 14 シロキサン単分子膜 14’ ポリシロキサン膜 15 フロロカーボン系単分子膜 15’ フロロカーボン系ポリマー膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 美濃 規央 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 小川 一文 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (14)
- 【請求項1】 熱交換器の空気側伝熱面を洗浄する工程
の後、乾燥雰囲気下で、一端にクロルシリル基(SiC
ln X3-n 基、n=1、2、3、Xは官能基)を、他端
に直鎖状フッ化炭素基を有するクロロシラン系界面活性
剤を含む溶液を塗布して前記熱交換器の空気側伝熱面の
表面の水酸基と反応させる工程と、非水系有機溶剤を用
いて前記熱交換器の空気側伝熱面上に残った未反応の前
記クロロシラン系界面活性剤を含む溶液を洗浄除去する
工程と、残ったクロルシリル基を水と反応させる工程と
からなり、前記クロロシラン系界面活性剤よりなる化学
吸着単分子膜を前記熱交換器の空気側伝熱面の表面全体
にわたり形成する熱交換器の製造方法。 - 【請求項2】 熱交換器の空気側伝熱面を洗浄する工程
の後、乾燥雰囲気下で、一端にクロルシリル基(SiC
ln X3-n 基、n=1、2、3、Xは官能基)を、他端
に直鎖状フッ化炭素基を有するクロロシラン系界面活性
剤を含む溶液を塗布して前記熱交換器の空気側伝熱面の
表面の水酸基と反応させる工程と、前記溶液を蒸発させ
た後、残ったクロルシリル基を水と反応させる工程とか
らなり、前記クロロシラン系界面活性剤よりなるポリマ
ー状の化学吸着膜を前記熱交換器の空気側伝熱面の表面
全体にわたり形成する熱交換器の製造方法。 - 【請求項3】 熱交換器の空気側伝熱面を洗浄する工程
の後、乾燥雰囲気下で、クロロシリル基を分子内に複数
含む物質を溶解した溶液を塗布して前記熱交換器の空気
側伝熱面の表面の水酸基と反応させる工程と、非水系有
機溶剤を用いて前記熱交換器の空気側伝熱面上に残った
未反応の前記物質を含む溶液を洗浄除去した後、水と反
応させる工程とにより前記熱交換器の空気側伝熱面の表
面のクロロシリル基をシラノール基に変化させシロキサ
ン系単分子膜を形成する工程と、乾燥雰囲気下で、一端
にクロルシリル基(SiCln X3-n 基、n=1、2、
3、Xは官能基)を、他端に直鎖状フッ化炭素基を有す
るクロロシラン系界面活性剤を含む溶液を塗布して前記
熱交換器の空気側伝熱面の表面の前記シロキサン系単分
子膜と反応させる工程と、非水系有機溶剤を用いて前記
熱交換器の空気側伝熱面上に残った未反応の前記クロロ
シラン系界面活性剤を含む溶液を洗浄除去する工程と、
残ったクロルシリル基を水と反応させる工程とからな
り、前記クロロシラン系界面活性剤よりなる化学吸着単
分子膜を前記熱交換器の空気側伝熱面の表面の前記シロ
キサン系単分子膜の上全体に累積形成する熱交換器の製
造方法。 - 【請求項4】 熱交換器の空気側伝熱面を洗浄する工程
の後、乾燥雰囲気下で、クロロシリル基を分子内に複数
含む物質を溶解した溶液を塗布して前記熱交換器の空気
側伝熱面の表面の水酸基と反応させる工程と、前記溶液
を蒸発させた後、水と反応させる工程とにより前記熱交
換器の空気側伝熱面の表面のクロロシリル基をシラノー
ル基に変化させシロキサン系のポリマー状の化学吸着膜
を形成する工程と、乾燥雰囲気下で、一端にクロルシリ
ル基(SiCln X3-n 基、n=1、2、3、Xは官能
基)を、他端に直鎖状フッ化炭素基を有するクロロシラ
ン系界面活性剤を含む溶液を塗布して前記熱交換器の空
気側伝熱面の表面の前記シロキサン系のポリマー状の化
学吸着膜と反応させる工程と、非水系有機溶剤を用いて
前記熱交換器の空気側伝熱面上に残った未反応の前記ク
ロロシラン系界面活性剤を含む溶液を洗浄除去する工程
と、残ったクロルシリル基を水と反応させる工程とから
なり、前記クロロシラン系界面活性剤よりなる化学吸着
単分子膜を前記熱交換器の空気側伝熱面の表面の前記シ
ロキサン系のポリマーの化学吸着膜の上全体に累積形成
する熱交換器の製造方法。 - 【請求項5】 熱交換器の空気側伝熱面を洗浄する工程
の後、乾燥雰囲気下で、クロロシリル基を分子内に複数
含む物質を溶解した溶液を塗布して前記熱交換器の空気
側伝熱面の表面の水酸基と反応させる工程と、非水系有
機溶剤を用いて前記熱交換器の空気側伝熱面上に残った
未反応の前記物質を含む溶液を洗浄除去した後、水と反
応させる工程とにより前記熱交換器の空気側伝熱面の表
面のクロロシリル基をシラノール基に変化させシロキサ
ン系単分子膜を形成する工程と、乾燥雰囲気下で、一端
にクロルシリル基(SiCln X3-n 基、n=1、2、
3、Xは官能基)を、他端に直鎖状フッ化炭素基を有す
るクロロシラン系界面活性剤を含む溶液を塗布して前記
熱交換器の空気側伝熱面の表面の前記シロキサン系単分
子膜と反応させる工程と、前記溶液を蒸発させた後、残
ったクロルシリル基を水と反応させる工程とからなり、
前記クロロシラン系界面活性剤よりなるポリマー状の化
学吸着膜を前記熱交換器の空気側伝熱面の表面の前記シ
ロキサン系単分子膜の上全体に累積形成する熱交換器の
製造方法。 - 【請求項6】 熱交換器の空気側伝熱面を洗浄する工程
の後、乾燥雰囲気下で、クロロシリル基を分子内に複数
含む物質を溶解した溶液を塗布して前記熱交換器の空気
側伝熱面の表面の水酸基と反応させる工程と、前記溶液
を蒸発させた後、水と反応させる工程とにより前記熱交
換器の空気側伝熱面の表面のクロロシリル基をシラノー
ル基に変化させシロキサン系のポリマー状の化学吸着膜
を形成する工程と、乾燥雰囲気下で、一端にクロルシリ
ル基(SiCln X3-n 基、n=1、2、3、Xは官能
基)を、他端に直鎖状フッ化炭素基を有するクロロシラ
ン系界面活性剤を含む溶液を塗布して前記熱交換器の空
気側伝熱面の表面の前記シロキサン系のポリマー状の化
学吸着膜と反応させる工程と、前記溶液を蒸発させた
後、残ったクロルシリル基を水と反応させる工程とから
なり、前記クロロシラン系界面活性剤よりなるポリマー
状の化学吸着膜を前記熱交換器の空気側伝熱面の表面の
前記シロキサン系のポリマー状の化学吸着膜の上全体に
累積形成する熱交換器の製造方法。 - 【請求項7】 一端にクロロシリル基を有し他の一端に
直鎖状フッ化炭素基をを含むクロロシラン系界面活性剤
として、CF3 −(CF2 )n −Rm −SiX p Cl
3-p (nは0または整数、Rはアルキル基やビニル基
(C=C基)、エチニル基(C≡C基)、アリール基、
またはシリコンや酸素原子を含む置換基、mは0または
1、XはH、アルキル基、アルコキシル基、含フッ素ア
ルキル基または含フッ素アルコキシル基などの置換基、
pは0または1または2)を用いる請求項1〜6のいず
れかに記載の熱交換器の製造方法。 - 【請求項8】 クロロシリル基を分子内に複数含む物質
として、SiCl4、またはSiHCl3 、SiH2 C
l2 、Cl−(SiCl2 O)n−SiCl3(nは整
数)の一つ以上を用いる請求項3〜6のいずれかに記載
の熱交換器の製造方法。 - 【請求項9】 クロロシラン系界面活性剤を含む溶液の
溶媒の沸点が100℃以上である請求項1,3または4
に記載の熱交換器の製造方法。 - 【請求項10】 クロロシラン系界面活性剤を含む溶液
の溶媒の沸点が室温以上100℃以下である請求項2,
5または6に記載の熱交換器の製造方法。 - 【請求項11】 クロロシリル基を分子内に複数含む物
質を溶解する溶液の溶媒の沸点が100℃以上である請
求項3または5に記載の熱交換器の製造方法。 - 【請求項12】 クロロシリル基を分子内に複数含む物
質を溶解する溶液の溶媒の沸点が室温以上100℃以下
である請求項4または6に記載の熱交換器の製造方法。 - 【請求項13】 化学吸着工程を、相対湿度30%以下
の低湿度雰囲気で行なう請求項1〜12のいずれかに記
載の熱交換器の製造方法。 - 【請求項14】 熱交換器の空気側伝熱面の表面に予め
サブミクロンないしミクロンオーダーの凹凸を形成する
工程を含む、請求項1〜13のいずれかに記載の熱交換
器の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7004213A JPH08189794A (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | 熱交換器の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7004213A JPH08189794A (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | 熱交換器の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08189794A true JPH08189794A (ja) | 1996-07-23 |
Family
ID=11578352
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7004213A Pending JPH08189794A (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | 熱交換器の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08189794A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017150353A1 (ja) * | 2016-03-03 | 2017-09-08 | 株式会社デンソー | 熱交換器 |
-
1995
- 1995-01-13 JP JP7004213A patent/JPH08189794A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017150353A1 (ja) * | 2016-03-03 | 2017-09-08 | 株式会社デンソー | 熱交換器 |
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