JPH08189874A - パイプライン中の流体の流出位置を探索するシステム及び方法 - Google Patents

パイプライン中の流体の流出位置を探索するシステム及び方法

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JPH08189874A
JPH08189874A JP7210635A JP21063595A JPH08189874A JP H08189874 A JPH08189874 A JP H08189874A JP 7210635 A JP7210635 A JP 7210635A JP 21063595 A JP21063595 A JP 21063595A JP H08189874 A JPH08189874 A JP H08189874A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パイプライン12中の流体の異常流出位置を検
出する。 【解決手段】 流体内の圧力波を検出し、パイプライン
からの流体の異常流出(洩れ又は無許可の排出)を検出す
る。流体の流出を表わす圧力波が検出された後、流体内
のテスト圧力波を作り出し、テスト圧力波の反射を検出
することにより、流体流出位置を決定する。圧力波の検
出及び圧力波の反射の検出は、コンピュータ21に連繋さ
れた圧力トランスデューサ18を用いて行なう。圧力トラ
ンスデューサからの圧力信号は、コンピュータで処理さ
れ、分析される。デジタルフィルター技術を用いること
により、高感度の検出が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、一般的には、パイプラ
インに関する。より具体的には、本発明はパイプライン
からの流体の流出位置を探索するシステムに関する。
【0002】
【従来技術及び問題点】原油、精製物、その他の流体
を、パイプラインを用いてある場所から他の場所に移送
することは知られている。これらのパイプラインは、典
型的には、地下に埋設されており、洩れや管の詰りを調
べることは困難である。これまでにも、パイプライン内
の洩れを検出し、洩れ位置を探し出すシステムは提案さ
れている。代表的な装置として、テキサス州ヒュースト
ンのCRCベサニィ・インターナショナル・インコーポ
レイテッドに製造されたものがある。この洩れ検出シス
テムでは、パイプラインの各端部に配置された検出器に
より、パイプラインが破損したときの流体特性の波形が
表われるか、常に監視されている。各検出器において検
出された時間がログされる。時間差を利用することによ
り、流体中の波動伝播速度に基づいて洩れ位置が求めら
れる。しかし、このシステムの不利な点は、漏洩部を取
り囲むために複数の検出器を設けなければならないこと
である。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、パイプライン
中で流体が何らかの異常により流出した位置を探し出す
システムに関する。本発明のシステム(装置)は、状態変
化として伝播する圧力波(pressure wave)を検出する手
段又は機構を具えている。この伝播は、流体の漏洩又は
無許可の排出等の如く、パイプラインからの流体に異常
な流出のあったことを示す流体内の媒体中を音速で進む
平面波である。本発明のシステムはまた、状態変化とし
て伝播するテスト圧力波を作り出すことにより、流体の
流出位置を決定する手段又は機構を具えている。この伝
播は、流体内の媒体の中を音速で進む平面波である。本
発明のシステムは、平面波が障害物で反射することを利
用して、パイプライン中の障害物(こびりついた異物)に
も適用される。通過時間(transit time)を観察すること
により、不連続部までの実際の距離を算出することがで
きる。この平面波は、状態変化(漏洩)又は不連続部のど
ちらかに出くわす。反射波は、伝播開始位置まで送り戻
される。流体は、油であってよいが、それに限定される
ものでなく、本発明の装置は、パイプライン中のいかな
る流体にも使用できる。
【0004】位置決定手段又は機構は、パイプライン中
の流体内にテスト圧力波を作り出す機構、及びテスト圧
力波の反射を検出する機構を具えることが望ましい。反
射検出機構、及び元の圧力波検知手段又は機構は両方と
も圧力トランスデューサを用いることができ、該トラン
スデューサは、信号の処理及び制御手段又は機構、例え
ばコンピュータに連繋されている。圧力トランスデュー
サからの圧力信号は、コンピュータに送られ、そこで処
理されて分析される。コンピュータは、圧力信号を表示
するビデオディスプレイと、コンピュータと対話するた
めのキーボードを含むことができる。デジタルフィルタ
ー法により、擬似警報率(low false alarm rate)が低
く、感度良く検出できる。
【0005】本発明はまた、パイプラインのマッピング
システムである。固定の不連続部(fixed discontinuiti
es)、分岐部、ベンド部、バックル部、及び部分的に閉
じられた弁までの距離が記録される。本発明のシステム
は、パイプライン内にテスト圧力波を作り出す機構を具
えている。本発明のシステムはまた、テスト圧力波の反
射波を検出する機構を具えている。検出機構は、圧力ト
ランスデューサと、時間に対して圧力信号を処理する信
号処理手段又は機構であってよい。
【0006】
【発明の実施の形態】図面を参照すると、幾つかの図面
を通して、類似又は同一の部品については同じ番号を付
している。図1において、パイプライン(12)中の流体を
監視し、流体の異常流出があった位置を検出するシステ
ム(10)を示している。システム(10)は、パイプライン(1
2)からの流体の異常な流出(例えば、漏洩等)を示す流体
内の圧力波を検出する手段又は機構を具えている。シス
テム(10)はまた、パイプライン(12)中の流体内にテスト
圧力波を作り出すことにより、流体の流出位置を決定す
る手段又は機構を具えている。流体は、ガス又は油であ
ってよいが、これに限定されるものでなく、本発明のシ
ステム(10)は、パイプライン(12)中のどんな流体にも適
用できる。望ましくはガスに対して適用される。
【0007】パイプライン(12)から流体が突然流出する
と、過渡的な圧力降下が独立して生じ、これが、平面波
として、パイプライン(12)に沿って流体媒体内を伝播す
る。パイプラインの壁は、導波管として作用し、圧力は
流出地点から両方の方向に遠ざかる波として過渡的に伝
播する。この波は、例えば、圧力トランスデューサ(1
8)、並びに信号の処理及び制御手段又は機構(20)を具え
た検出手段又は機構により検出される。
【0008】位置決定手段又は機構は、望ましくは、パ
イプライン(12)の中の流体内にテスト圧力波を作り出す
機構(14)を具えている。テスト圧力波は、正又は負の圧
力波であり、単一波又は複数波であってよい。位置決定
手段又は機構はまた、テスト圧力波の反射を検出する機
構を具えている。これについては、米国特許出願第07
/962524号、第07/962526号及び第07
/962457号を参照することができ、これらの文献
は本願への記載加入とする。反射検出機構及び元圧力波
検知手段又は機構は、両方とも、圧力トランスデューサ
(18)を用いることができ、該トランスデューサは、信号
処理及び制御手段又は機構(20)に連繋されている。
【0009】制御及び処理手段又は機構(20)は、望まし
くは、コンピュータ(21)を具えている。圧力トランスデ
ューサ(18)からの圧力信号は、コンピュータ(21)に送ら
れて、処理及び分析が行なわれる。コンピュータ(21)
は、圧力信号を表示するためのビデオディスプレイ(22)
と、コンピュータ(21)と対話するためのキーボード(23)
を具えている。デジタルフィルター技術により、擬似警
報率を低くし、高感度の検出が可能となる。圧力トラン
スデューサ(18)からの信号の信号処理の詳細について
は、"Pipeline Rupture Detection and Controls" M.T.
Covington, ASME Publication 78-PET-54 に記載されて
おり、この文献を本願への記載加入とする。
【0010】信号処理及び制御手段又は機構(20)は、突
然の流出を示す信号波を検出すると、テスト波発生機構
(14)を作動させて、ある波形の流体をパイプライン(12)
に放出する。このテスト波は、パイプライン(12)の中を
進み、パイプライン(12)内の流体ディストリビュータに
よって反射させられる。反射した波は、反射検出機構に
より検知される。
【0011】望ましい実施例において、テスト圧力波発
生機構(14)は、1チャージの流体をパイプライン(12)に
供給するためのアキュムレータ(24)を具えている。流体
のチャージは、処理及び制御手段又は機構(20)により制
御された弁(65)が開くと放出される。望ましくは、アキ
ュムレータ(24)を流体で加圧する機構(26)が設けられ
る。加圧手段又は機構(26)は、パイプライン(12)中の流
体に連通するポンプ(28)を具えることができる。
【0012】テスト波の反射は、パイプライン(12)の内
側のマッピングを表わすことは理解されるべきである。
入口、出口及び形状の様々な特徴は反射波で検出される
ことができる。これらの各特徴が、テスト波エネルギー
を部分的に反射する。テスト波反射を、パイプライン(1
2)について先に得られたシグナチャー反射(signaturere
flection)と比較することにより、流出のあったこと及
び流出のあった位置が決定される。
【0013】このように、本発明は、パイプライン(12)
をマッピングするシステム(100)でもある。システム(10
0)は、パイプライン(12)内のテスト圧力波を作り出す機
構(14)を具えている。システム(100)はまた、テスト圧
力波の反射波を検出する機構を具えている。検出機構
は、圧力トランスデューサ(18)と、時間に対する圧力信
号を処理する信号処理手段又は機構(20)であってよい。
【0014】システム(10)の操作において、信号処理及
び制御手段又は機構(20)は、パイプラインの圧力を連続
的にモニターし、漏洩又は排出の如く、圧力の突然の解
放によって生じるパイプライン中の圧力の不連続部を観
察する。図2に示されるように、パイプライン(12)から
突然の流出(36)が生ずると、定常状態の圧力は瞬間的に
低圧力に変化する。図3に示されるように、パイプライ
ンにこのような損傷が起こると、負の平面波(40)が作り
出される。この平面波(40)は、流出位置(36)から遠ざか
る2つの方向に、パイプライン(12)の流体の中を、流体
中の音速(位相速度)で進む。システム(10)は、パイプラ
イン(14)の一端部又は監視中のラインのセクションに配
置される。制御及び処理手段又は機構(20)は、負の圧力
波(40)が監視位置(38)を通過する際、負の圧力波を圧力
トランスデューサ(18)を通じて観察できるようにしてい
る。
【0015】新たな流出を示す負の圧力波(40)が観察さ
れると、システム(10)は、制御及び処理手段又は機構(2
0)のデータロギングプログラムを開始する。高速作動ソ
レノイド弁(25)が開けられる。この弁を開くと、プレチ
ャージ(precharge)されたアキュムレータ(24)から、高
圧のチャージがパイプライン(12)の中に放出される。
【0016】パイプライン(12)からアキュムレータ(24)
への圧力を平衡にするために、アキュムレータは、弁(4
1)(42)(43)を開けることにより、プレチャージされる
(このとき、弁(25)は閉じられている)。次に、弁(42)は
閉じられ、ポンプ(28)を用いて、アキュムレータ(24)の
圧力はライン圧力よりも200〜400psi高いレベル
まで高められる。弁(41)(43)は、次に閉じられる。
【0017】図4に示される如く、高圧のチャージは正
の圧力波(44)を作り出し、該圧力波は、監視位置(38)か
ら離れたパイプラインの中を流体の位相速度(celerity)
で進む。正の圧力波(44)が流出位置(36)を通過すると
き、正の圧力波(44)のエネルギーの一部は逆転され、検
出可能な負の波のフロント反射(46)が作り出される。図
5に示される如く、この負の波フロント(46)は流体の中
を、再び流体の位相速度で、流出位置(36)から離間する
2つの方向に進む。
【0018】負の波(46)が通過するとき、監視位置で、
その大きさと到着時間が、制御及び処理手段又は機構(2
0)によって記録される(noted)。制御及び処理手段又は
機構には、正の圧力波の開始時間が先に記録されてお
り、正の開始時間と、負の反射の到着時間との時間差
(T1−T2)を計算する。
【0019】この時間差(T1−T2)と流体の位相速度を
知ることにより、監視位置(38)から流出位置(36)までの
距離Lを求めることができる。システム(10)は、流体の
密度を連続的に監視する超音波装置(19)を含んでいる。
この密度から、波(44)の開始時間における位相速度を読
み取られる。超音波装置(19)は、特許出願第07/95
7411号に記載されており、この文献を本願への記載
加入とする。 L=位相速度×(T1−T2)/2
【0020】正の波(44)の監視位置(38)での開始から、
負の反射(44)の監視位置(38)での到着までの合計時間差
(T1−T2)(秒)を知り、この時間を位相速度(フィート
/秒)で乗算することにより、2つの波(44)(46)(正と負
の反射)が進んだ合計距離がわかる。この合計距離を2
で割算することにより、監視位置(38)から流出位置まで
の距離L(フィート)が得られる。
【0021】テスト波信号の反射(30)の例が図8に示さ
れている。反射は、制御及び処理手段又は機構(20)によ
り分析され、図7に示されるシグナチャーテスト波の参
照反射(32)と比較される。シグナチャー反射(32)は、特
定のパイプライン(12)に固有のものである。それは、パ
イプライン(12)並びに特定の出力及び入力ジャンクショ
ンの形状パラメータによって特徴づけられる。シグナチ
ャー反射の参照反射(32)だけを作り出すことにより、パ
イプラインはマップされる。パイプ中における夫々の特
定の出力又は入力ジャンクションは、テスト波に対して
反射を生じさせ、テスト波は反射とその相対位置を確認
する。シグナチャーテスト波を捕集した後は、パイプラ
イン(12)に対する新たなアウトフロー(又はインフロー)
はどんなものも、部分(34)として示され、これは、シグ
ナチャーテスト波反射(32)のそれとは異なる。部分(34)
の検出は、手動又は自動で行なわれる。部分(34)が監視
位置(38)を通過する時間は、流出地点までの距離Lを計
算するのに使用される。
【0022】流出地点の正確な位置を求めるために、リ
アルタイムの位相速度を正確に読み取らなけらばならな
い。例えば、60度(f)での無限媒体として油の位相速
度は、約4100フィート/秒である。しかしながら、
パイプライン(12)の中で、位相速度はパイプラインの弾
性によって低下する。
【0023】
【数1】
【0024】数1において: Cp(T) = パイプライン中の流体の位相速度 C(T) = 無限媒体中の流体の位相速度 D = パイプの外径 t = パイプの壁の厚さ B = C2ρw/g ρw = 流体の密度 g = 重力 定格6”のパイプで1200psiのとき: OD = 6.625 t = 0.280 in. E = 30×106 psi ρw = SG×62.4 = 50.88 lb/in2 g = 32.2 ft/sec2 B = 50.88/33.2×(4100)2 = 26.57×106×#/FT2
= 184,500 psi 従って: C(T) = C(T) 1/√1 + 6.625 184,500/0.28 ×
30,000,000 Cp = (0.934) C(t) Cp = 3830 ft./sec. 温度を考慮すると C(temp) = 4502−6.7*T パイプの弾性を考慮したときの有効音速度は: Cp(temp) = 0.934*C(temp) 又は Cp(temp) = 0.934*(4502−(6.7*t))=4205−(6.25
8*t)
【0025】
【表1】
【0026】表1の数字は、図6に示されている。超音
波装置(19)の代わりに、例えば、表1のように、適当な
物質に対するテーブル検索を使用することもできる。
【0027】流出位置までの距離Lは、反射の通過時間
から次の要領にて求められる: L = (Cp*T2−T1/2)/5280 ここで: L = 洩れ位置までの距離(マイル) Cp = 現在の流体温度に対する有効音速(フィート/
秒) T = 反射圧力波の合計通過時間(テスト圧力波源から
洩れ位置まで及びトランスデューサ(18)へ戻るまで)
【0028】例として: 1) 80度(deg)の流体 2) 35秒の反射時間 L = (3704*35)/(2*5280) = 12.26 マイル [Cp(T)は、図6から見つけることができる]
【0029】システム(10)は、パイプライン(12)又はパ
イプラインのセクションから流体の流出位置を決定する
ための単一位置システムが望ましい。パイプライン(12)
からの流出位置を決定する際、予め定められた時間内で
多くの手順が実行される。
【0030】本発明の一実施例において、図9に示され
る如く、システム(10)は、ポータブル式で相互連結され
る数多くのサブ装置から構成される。これらのポータブ
ル式サブ装置は、単一径路の外部トランスデューサ装置
(19)、圧力トランスミッター装置(15)、モニター/プロ
セッサーユニット(20)及び圧力波発生器(14)である。
【0031】各々のサブ装置について、次に説明する。
単一の交差径路(cross-path)トランスデューサ装置(19)
は、一対の超音波トランスデューサ(53)、抵抗温度検出
器(54)(RTD)及び取付具(55)から構成される。圧力ト
ランスミッター装置(15)は、パイプラインに設置された
タップ(80)に取り付けられるべき圧力トランスデューサ
/トランスミッター(18)から構成される。圧力トランス
ミッター(18)は、3つの遮断弁(47)(48)(49)、ティー取
付具(51)及び迅速交換式弁体(58)を具備することができ
る。
【0032】モニター/プロセッサーユニット(20)は、
3つの主要素から構成されることが好ましい。LEFM
電子ユニット(60)、圧力データロガー(62)並びに中央処
理装置及びディスプレイユニット(21)から構成されるこ
とが望ましい。LEFM電子ユニット(60)は、工業品質
のコンピュータであり、超音波トランスデューサ(53)及
び抵抗温度検出器(54)からのデータを受信し処理する。
このデータから、電子ユニット(60)は、パイプライン(1
2)中の媒体の音速(位相速度)を決定し、漏洩位置探索手
順で設定された期間に亘って平均音速を求める。LEF
M電子ユニット(62)の動作に関する詳細については、本
願への記載加入とした前記米国特許出願第07/957
411号に記載されている。
【0034】圧力データロガー(62)は、工業品質のコン
ピュータであり、圧力トランスデューサ(18)からのデー
タを受信し処理する。データロガー(62)は、圧力データ
をデジタル形態で記録し、測定位置における全ての圧力
事象(pressure events)の到着時間を記録する。
【0035】中央処理装置及びディスプレイユニット(2
1)は、工業品質のコンピュータであり、LEFM電子ユ
ニット(60)から受信した音速データ、圧力データロガー
(62)からの圧力事象及び時間のデータを処理する。コン
ピュータ(21)は演算し、監視中のラインのセクションか
ら、洩れ又は無許可の排出が行なわれている位置及びお
およその大きさを、一体VGAモニター(22)上に表示す
る。プリンター(64)により、パイプラインの監視結果は
記録として残される。
【0036】圧力波発生器(14)は、プレチャージされた
ブラダー型アキュムレータからなり、該アキュムレータ
は、リリース弁(65)、チェック弁(66)及び高圧ホース装
置(68)を介して、圧力トランスミッター装置(15)に繋が
っている。リリース弁(65)と並列に、ポンプ(28)、2つ
の独立した弁(44)(44)とバイパス弁(42)があり、パイプ
ライン内の物質をアキュムレータ(24)に送り込み、アキ
ュムレータ(24)内の物質を、パイプラインの圧力以上の
所定圧力まで加圧するようにする。
【0037】以下に、システム(10)をパイプライン(12)
に設置する手順を説明する。パイプライン(12)のセクシ
ョンは、洩れ又は無許可排出行為の存在を調査するのに
必要なものとして決定される。セクションの一端部は、
測定位置として選択される。この位置にで、ラインタッ
プ(80)が設置される。ラインタップ(80)は、パイプライ
ンの媒体にアクセスできるように、独立した弁(49)が溶
接又はネジ留めされる。
【0038】単一径路の外部トランスデューサ装置(60)
は、ラインタップ(80)に隣接するパイプライン(12)の外
側に取り付けられる。各トランスデューサ(53)は、トラ
ンスデューサケーブル(82)を介して、モニター/プロセ
ッサーユニット(20)の中に内蔵されたLEFM電子ユニ
ット(50)の適当なポートに接続される。
【0039】弁(49)が閉じられると、圧力トランスミッ
ター装置(15)はラインタップ(80)に接続される。圧力ト
ランスミッター(18)は、トランスミッターケーブル(83)
を介して、圧力データロガー(62)のデータエントリポー
トに接続され、高圧ホース(68)及び迅速交換式ステムを
介して、圧力波発生器(14)に圧力接続が行なわれる。
【0040】システムの動作の手順を以下に説明する。手順1 圧力波発生器(14)に配置されたブラダ型アキュムレータ
(24)に流体をプレチャージする。これを行なうために、
圧力レギュレータ(88)を具えた標準の窒素ボトル(86)を
用いる。圧力アキュムレータ(24)の上部に配置された保
護カバーを取り外し、チャージ用キット(90)を露出した
チャージ用ポートに接続する。高圧ホース(92)を用い
て、圧力レギュレータ(88)の出口をチャージ用キット(9
0)の入口ポートに接続する。チャージ用キットのブリー
ドオフ弁(97)を半回転させて開ける。レギュレータ調節
ネジを完全に元に戻し(レギュレータを閉じる)て、窒素
ボトルの独立弁を開ける。レギュレータ(88)の出口ゲー
ジが400psiの値になるまで、圧力レギュレータ(88)
の調節ネジを回転させ(窒素がブリード弁(97)から洩れ
出る)、次に、チャージ用キットのブリード弁を閉じ
る。チャージ用キットの持上げ弁(lifting valve)を、
最も下の位置まで回転させる。レギュレータの出口ゲー
ジの圧力値は低下し、窒素がボトル(86)と圧力(24)の間
を流れていることを表示する。圧力値が400psiまで
戻されて安定すると、チャージ作業は完了する。チャー
ジ用キット(90)の持上げ弁を、最も上の位置になるまで
戻す。窒素ボトルの独立弁を閉じて、チャージ用キット
のブリード弁(97)を開けて、チャージキット(90)と窒素
ボトル(86)の間の圧力を解放する。高圧ホース(92)をチ
ャージ用キット(90)と圧力レギュレータ(88)から取り外
し、保護カバーをアキュムレータ(24)の上に再び載せ
る。以上により、アキュムレータ(24)は、プレチャージ
されたことになる。
【0041】モニター/プロセッサーユニット(20)の電
源をオンにする。システムは、ディスプレイ(22)の上に
データ入力画面を表示する。ディスプレイ画面に適当な
プロンプトが示されると、パイプラインデータ(管径、
壁の肉厚等)を入力する。音速の演算値がフィート/秒
の単位で連続的に表示される。
【0042】圧力トランスミッター装置(15)のパイプラ
インの弁(49)と弁(48)を開ける。ドレン弁(87)を開い
て、高圧ホース(68)の中に入り込んだ空気を排出する。
弁(87)が開けられるとパイプライン内の物質が排出され
るので、適当な容器を必ず準備しておく。システムから
空気が取り出されると、弁(87)を閉じる。
【0043】手順2 リリース弁(65)を閉じて、弁(43)(44)(65)を開き、ポン
プ(28)を通る圧力が等しくなるようにする。パイプライ
ンの圧力は、両方の圧力ゲージ(92)(94)の上に示され
る。弁(D)(42)を閉じて、圧力ゲージ(94)の値が、圧力
ゲージ(92)の値よりも予め設定された量を越えるまで、
ポンプ(28)を作動させる。パイプライン(12)とアキュム
レータ(24)の圧力差は、200〜400psiのオーダと
すべきである。差が大きくなるほど、システム(10)はよ
り効果的に機能するが、アキュムレータ(24)の圧力がパ
イプライン(12)の最大許容作動圧力(MAWP)よりも高
くならないように注意を払う必要がある。
【0044】データロガーにアクセスするために、適当
な指令(logp)を入力する。適当なファイル名(最大8桁
+.dat、例えばABCD1234.dat)を入力する。音速で進む
圧力波が、パイプラインセクションの全長を通過するの
に十分な時間を、位置探索手順のための時間(分単位)と
して選択する。パイプラインの長さ(フィート)をディス
プレイ表示された音速で割算し、この時間を2倍にして
(どんな反射波もモニター位置まで戻すことができるよ
うにするため)、許容ファクターを掛算する。
【0045】 パイプラインセクションの長さ=25マイル又は132,000
フィート 演算された音速=3600フィート/秒 許容ファクター=3 132,000+3600=36.666秒(通過時間) 36.66×2=73.33×3=219.99秒 4分(240秒)を選択する。これは、分単位で考えたと
き、219秒を越える最も近い分(minitues)である。
【0046】選択された時間を入力すると、データロガ
ー(62)はパイプラインの圧力データの受信を開始する。
適当な時間が経過すると(入力後、約30秒)、スナップ式
のリリース弁(65)を開く。
【0047】データロガーの中にある圧力データのディ
スプレイプログラムを選択する(algordsp)。これについ
ては、米国特許出願第07/962524号、第07/
962526号及び第07/962457号を参照でき
る。ファイル名(ABCD1234.dat)を選択する。圧力プロフ
ィールと参照時間がモニター画面(22)の上に表示され
る。正の波(約30秒で開始するのが見られる)が画面の中
央に表われるまで圧力プロフィールデータをスクロール
し、カーソルを波形状の先端部(例えば、画面の上部に
表示される最高圧力値)に合わせる。表示された時間
は、時間"A"としてノートする。
【0048】正の誘導波が、監視中のパイプラインセク
ションを通過するとき、波のエネルギーは、チェック
弁、ブロック弁及び制御弁等の装置に関連づけられたパ
イプラインの横断面の変化によって変えられる。これら
種類の装置の位置は知られており、漏れ位置決定手順の
開始前に確認されるべきである。波エネルギーは、物質
の排出又は洩れと関連づけられたパイプライン圧力の定
常状態の変化によっても変えられる。圧力波のエネルギ
ーが変化するので、負の圧力波又は反射波が作り出され
る。これらの負の波反射は、パイプラインの媒体を通
り、媒体の音速で進む。
【0049】圧力プロフィールデータのスクロールを継
続し、波反射を観察し、カーソルを反射波形状の最下部
(画面上部にある最も低い圧力の表示値)に合わせる。表
示された時間を、時間"B"とする。もし、数多くの波反
射が観察されると、それらは、時間"B1"、"B2"、"B
3"等とする。
【0050】圧力データディスプレイプログラムから退
出する。システムは、データエントリ画面にデフォルト
する。適当なプロンプトが表われると、時間"A"、つま
り、xxx.xxx秒を入力する。適当なプロンプトが表われ
ると、時間"B"、又は時間"B1"、"B2"、"B3"等を入
力する。全ての時間が入力されると、「位置計算(locat
ion calc.)」指令を入力する。各々の反射発生源に対す
る位置が表示される。 "B1"=xx,xxxフィート "B2"=x,xxxxフィート "B3"=xxx,xxxフィート
【0051】これらの位置は、既知の装置の位置と比較
する。相関関係がある場合、反射はその対応装置によっ
て発生したことがわかる。対応する既知の位置をもたな
い場合、洩れ又は無許可の排出があるものとして調査さ
れるべきである。
【0052】手順2を少なくとも2回以上繰り返し、調
査を開始する前に、洩れ又は許可を得ていない排出の平
均位置を決定する。実行する手順の回数を多くするほ
ど、平均位置はより正確になるであろう。
【0053】本発明を実施例を参照して詳細に説明した
が、これらは単に説明のためのものであって、特許請求
の範囲に規定された発明の精神及び範囲から逸脱するこ
となく、種々の変形をなすことはできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パイプラインから流体の流出位置を決定するシ
ステムの略説明図である。
【図2】パイプライン中の波の伝播を示す図である。
【図3】パイプライン中の波の伝播を示す図である。
【図4】パイプライン中の波の伝播を示す図である。
【図5】パイプライン中の波の伝播を示す図である。
【図6】温度に関するパイプライン中の流体の音の有効
速度を示すグラフである。
【図7】パイプラインの特徴を表わす波信号をマッピン
グした図である。
【図8】パイプライン中の流体流出を示す部分の音信号
を示す図である。
【図9】パイプラインからの流体の流出位置を求めるシ
ステムの一実施例の略説明図である。
【符号の説明】
(12) パイプライン (14) テスト波発生機構 (15) 圧力トランスミッター (18) 圧力トランスデューサ (20) 信号の処理及び制御手段又は機構 (36) 流出位置 (38) 監視位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロバート ジェイ.ボッティング アメリカ合衆国 15228 ペンシルバニア, ピッツバーグ,ローズローン アベニュー 721,ユニット ディー3, (72)発明者 カルビン アール.ヘイスティングス アメリカ合衆国 15228 ペンシルバニア, ピッツバーグ,レバノン ヒルズ ドライ ブ 54

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体中の圧力波を検出するもので、パイ
    プラインからの流体の流出を表わす圧力波を検出する手
    段又は機構;及びテスト圧力波を流体内に作り出すこと
    によって流体の流出位置を決定する手段又は機構、を具
    えているパイプライン中の流体の流出位置を探索するシ
    ステム。
  2. 【請求項2】 流体の流出位置を決定する手段又は機構
    は、パイプライン中の流体内にテスト圧力波を作り出す
    機構と、テスト圧力波の反射を検出する機構を具えてい
    る請求項1のシステム。
  3. 【請求項3】 流体の流出位置を決定する手段又は機構
    は、制御及び処理手段又は機構を具えており、該制御及
    び処理手段又は機構は、テスト圧力波の開始から反射の
    検出までの経過時間に基づいて流体の流出位置を演算す
    る請求項2のシステム。
  4. 【請求項4】 制御及び処理手段又は機構は、流体内の
    波伝播速度を測定する手段又は機構を具えており、該測
    定手段又は機構は、パイプラインに隣接して配備される
    請求項3に記載のシステム。
  5. 【請求項5】 圧力検出手段又は機構と、反射検出機構
    は、パイプライン内の流体と連通する圧力トランスデュ
    ーサを具えている請求項4に記載のシステム。
  6. 【請求項6】 テスト圧力波を作り出す機構は、流体の
    チャージをパイプラインに供給するアキュムレータを具
    えており、該アキュムレータは弁を有し、パイプライン
    中の流体に連通しており、弁は、制御及び処理手段又は
    機構に連繋されている請求項5に記載のシステム。
  7. 【請求項7】 テスト圧力波を作り出す機構は、アキュ
    ムレータを流体で加圧する手段又は機構を具えている請
    求項6に記載のシステム。
  8. 【請求項8】 制御及び処理手段又は機構はコンピュー
    タを具えている請求項7に記載のシステム。
  9. 【請求項9】 制御及び処理手段又は機構はビデオモニ
    ター及びキーボードを具えている請求項8に記載のシス
    テム。
  10. 【請求項10】 流体内の圧力波を検出するもので、パ
    イプラインからの流体の流出を表わす圧力波を検出する
    ステップ;テスト圧力波を作り出すステップ;及びテス
    ト圧力波の開始からテスト圧力波の反射を受信するまで
    の経過時間に基づいて、流体の流出位置を決定するステ
    ップ、を有しているパイプライン中の流体の流出位置を
    探索する方法。
  11. 【請求項11】 流体内の圧力波を検出する前に、パイ
    プラインのシグナチャー波プロフィールを得るステップ
    がある請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 流体の流出位置を決定する前に、流体
    の波伝播速度を測定するステップがある請求項11に記
    載の方法。
  13. 【請求項13】 テスト圧力波を作り出すステップは、
    加圧された流体のチャージをパイプラインに注入するス
    テップを含んでいる請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 パイプライン中の流体と連通するよう
    に配備され、パイプライン内にテスト圧力波を作り出す
    機構;及びパイプライン中の流体と連通するように配備
    され、パイプラインのマッピングに対応する波信号を発
    生させる信号処理手段又は機構を有する、テスト圧力波
    の反射を検出する機構、を具えているパイプラインのマ
    ッピングシステム。
  15. 【請求項15】 圧力検出手段又は機構と、反射検出機
    構は、パイプライン中の流体と連通する圧力トランスデ
    ューサを具えている請求項14に記載のシステム。
  16. 【請求項16】 テスト圧力波を作り出す機構は、流体
    のチャージをパイプラインに供給するアキュムレータを
    具えており、アキュムレータは弁を有し、パイプライン
    中の流体と連通し、弁は、制御及び処理手段又は機構に
    連繋されている請求項5に記載のシステム。
  17. 【請求項17】 制御及び処理手段又は機構は、ビデオ
    モニター及びキーボードを具えている請求項8に記載の
    システム。
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